(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記受信されたオブジェクト情報に基づいて、前記受信されたオブジェクトに関連する機能を行うステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載のオブジェクト情報の提供方法。
前記受信されたオブジェクト情報に基づいて、前記イメージの状況を認識し、前記イメージの状況に関連する機能を行うステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載のオブジェクト情報の提供方法。
イメージに含まれるオブジェクトの名称に関連するカテゴリメニューをディスプレイし、前記ディスプレイされたカテゴリメニューからいずれかのカテゴリを選択するためのユーザ入力を受信するタッチスクリーンと、
サーバと通信できるように接続される通信部と、
前記イメージに含まれるオブジェクトが識別可能かを判断し、
前記イメージに含まれるオブジェクトが識別可能ではない場合、前記イメージ及び前記選択されたカテゴリ情報を伝送し、
前記サーバに前記カテゴリ情報に対応する前記オブジェクトの名称を含む前記オブジェクトに関する情報を要請し、
前記サーバから前記オブジェクトに対する情報を受信し、
前記受信されたオブジェクトに関する情報を画面に表示するように制御する制御部と
を含む撮影装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、撮影された映像又は撮影された映像に含まれているオブジェクトのパターン情報を外部サーバに伝送し、前記外部サーバから前記オブジェクトに対する情報を受信し、前記受信された情報を画面に表示するオブジェクト情報の提供方法及びそれを適用した撮影装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を達成するための本発明の一実施形態に係るオブジェクト情報の提供方法は、映像を撮影するステップと、撮影された映像又は撮影された映像に含まれているオブジェクトのパターン情報を外部サーバに伝送するステップと、前記外部サーバから前記オブジェクトに対する情報を受信するステップと、前記受信された情報を画面に表示するステップとを含む。
そして、前記伝送ステップは、前記撮影された映像に含まれているオブジェクトのパターン情報が抽出されている場合、前記パターン情報を前記外部サーバに伝送してもよい。
【0006】
なお、前記外部サーバでオブジェクトのパターンデータのみでオブジェクトが認識できない場合、前記撮影された映像を前記外部サーバに伝送するステップを更に含むこともできる。
そして、前記伝送ステップは、前記撮影された映像に含まれているオブジェクトのパターン情報が抽出されていない場合、前記撮影された映像を前記外部サーバに伝送することができる。
【0007】
なお、前記表示ステップは、前記受信された情報を前記撮影された映像とともに画面に表示することができる。
そして、前記撮影された映像に含まれているオブジェクトのカテゴリを選択するためのカテゴリ選択メニューを表示するステップを更に含んでよい。
なお、前記カテゴリ選択メニューから選択されたカテゴリ情報を前記外部サーバに伝送するステップを更に含むこともできる。
【0008】
そして、前記オブジェクト情報に基づいて、前記オブジェクトに関連する機能のリストをディスプレイするステップと、前記リストから選択された機能を行うステップとを更に含むことができる。
なお、前記オブジェクト情報に基づいて、前記オブジェクトに関連する機能を行うステップを更に含むこともできる。
そして、前記オブジェクト情報に基づいて、前記撮影された映像の状況を認識し、前記撮影された映像の状況に関連する機能を行うステップを更に含むことも可能である。
【0009】
一方、本発明の一実施形態に係る撮影装置は、映像を撮影する撮像素子と、外部サーバと通信できるように接続される通信部と、前記撮影された映像又は撮影された映像に含まれているオブジェクトのパターン情報が外部サーバに伝送され、前記外部サーバから前記オブジェクトに対する情報が受信され、前記受信された情報が画面に表示されるように制御する制御部とを含む。
そして、前記制御部は、前記撮影された映像に含まれているオブジェクトのパターン情報が抽出されている場合、前記パターン情報が前記外部サーバに伝送されるように制御してよい。
なお、前記制御部は、前記外部サーバでオブジェクトのパターンデータのみでオブジェクトが認識できない場合、前記撮影された映像を前記外部サーバに伝送してよい。
【0010】
そして、前記制御部は、前記撮影された映像に含まれているオブジェクトのパターン情報が抽出されていない場合、前記撮影された映像が前記外部サーバに伝送されるように制御することができる。
なお、前記制御部は、前記受信された情報が前記撮影された映像とともに画面に表示されるように制御することができる。
【0011】
そして、前記制御部は、前記撮影された映像に含まれているオブジェクトのカテゴリを選択するためのカテゴリ選択メニューが表示されるように制御することができる。
なお、前記制御部は、前記カテゴリ選択メニューから選択されたカテゴリ情報を前記外部サーバに伝送することができる。
【0012】
そして、前記制御部は、前記オブジェクト情報に基づいて、前記オブジェクトに関連する機能のリストを表示し、前記リストから選択された機能を行うことができる。
なお、前記制御部は、前記オブジェクト情報に基づいて、前記オブジェクトに関連する機能を行うことができる。
【0013】
そして、前記制御部は、前記オブジェクト情報に基づいて、前記撮影された映像の状況を認識し、前記撮影された映像の状況に関連する機能を行ってよい。
【発明の効果】
【0014】
本発明の多様な実施形態によると、撮影された映像又は撮影された映像に含まれているオブジェクトのパターン情報を外部サーバに伝送し、前記外部サーバから前記オブジェクトに対する情報を受信し、前記受信された情報を画面に表示するオブジェクト情報の提供方法及びそれを適用した撮影装置が提供できるようになり、ユーザは正体を知りたいと思うオブジェクトを撮影する簡単な操作を行うだけで、そのオブジェクトに対する情報を得ることができる。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る撮影装置100の構成を詳細に示すブロック図である。
図1に示すように、撮影装置100は、レンズ部110と、撮像素子120と、映像処理部130と、制御部140と、操作部150と、映像出力部160と、ディスプレイ170と、コーデック180と、保存部190及び通信部195を備える。
【0017】
レンズ部110は、被写体の光を集めて撮像領域に光学像が結像する。
撮像素子120は、レンズを通じて入射する光を電気信号に光電変換し、電気信号に対して所定の信号処理を行う。このような機能を行う撮像素子120は、画素及びADコンバータを備える。各画素はアナログ型の映像信号を出力し、ADコンバータはそれをデジタル型の映像信号に変換して出力する。
【0018】
映像処理部130は、撮像素子120から入力される映像に対する信号処理を行い、撮影された映像をディスプレイするために処理された映像信号を映像出力部160に伝送する。なお、映像処理部130は、撮影された映像を保存するためにコーデック180で処理された映像信号を出力する。
【0019】
具体的に、映像処理部130は、撮像素子120から出力される映像信号に対してフォーマット変換と映像スケールとを調整するためのデジタルズームや、AWB(Auto White Balance)や、AF(Auto Focus)、AE(Auto Exposure)などを行う。
なお、映像処理部130は、撮影された映像に含まれているオブジェクトを抽出する。ここで、オブジェクトとは、撮影された映像の被写体のことを意味する。オブジェクトは、撮影された映像に含まれている人物や建物、動物、昆虫などを例として挙げることができる。
【0020】
具体的に、映像処理部130は撮影された映像に含まれているオブジェクトのパターン情報を抽出する。例えば、映像処理部130はオブジェクトの境界部分を検出し、その境界部分をオブジェクトのパターン情報として認識する。そして、映像処理部130は検出された境界を中心とする色相の変化、境界の模様、境界をベースとするオブジェクトの輪郭を認識する。映像処理部130は、このような色相や模様、輪郭を含むパターン情報に基づいて撮影された映像に含まれているオブジェクトを抽出する。
【0021】
そして、映像処理部130は抽出されたパターン情報を制御部140に伝送する。すると、制御部140は抽出されたパターン情報を参考映像と比較し、パターン情報が対応する参考映像を抽出する。ここで、参考映像とは、オブジェクト認識のための各オブジェクトの代表的なイメージのことを意味する。
【0022】
このように、映像処理部130は撮影された映像に含まれているオブジェクトが抽出できる。
なお、映像処理部130は、保存部190に保存されているコンテンツの映像をコーデック180を介して受信して処理する。そして、処理されたコンテンツの映像を映像出力部160に出力する。
【0023】
映像出力部160は、映像処理部130から受信された映像信号を内部ディスプレイ170又は外部出力端子に出力する。
ディスプレイ170は、撮影された映像を画面に表示する。なお、ディスプレイ170は撮影された映像に含まれているオブジェクトの情報を表示することもできる。
【0024】
コーデック180は、映像処理部130から受信した映像信号をエンコーディングする。そして、コーデック130は、エンコーディングされている映像信号を保存部190に伝送する。なお、コーデック180は、保存部190に保存されているコンテンツのエンコーディングされた映像信号をデコーディングする。そして、コーデック180は、デコーディングされている映像信号を映像処理部130に伝送する。
【0025】
即ち、コーデック180は、撮影された映像を保存する場合にエンコーディングし、保存されているコンテンツ映像を映像処理部130に出力する場合にデコーディングする。
【0026】
保存部190は、撮像素子120で撮影された映像を圧縮した形で保存する。なお、保存部190は、オブジェクトを認識するための参考映像が保存されている。そして、保存部190は、オブジェクトの情報を検索するためのデータベースが保存されている。例えば、保存部190には百科事典データベースが保存されていてよい。
保存部190は、フラッシュメモリや、ハードディスク、DVDなどを用いて実現されてもよい。
【0027】
操作部150は、ユーザの操作により命令を入力される。操作部150は撮影装置100の表面にボタンの形態で設けられてよく、ディスプレイ170上でタッチスクリーンの形態で設けられてもよい。なお、操作部150は、ユーザから撮影されたオブジェクトに対する情報検索命令を入力される。ここで、情報検索命令とは、撮影されたオブジェクトが何かに対する情報を百科事典などから検索して画面に表示されるようにする命令である。
【0028】
通信部195は、インターネットなどの多様なネットワークを通じて外部サーバに通信できるように接続される。通信部195は、有線LANなどの有線ネットワークを用いて外部サーバに接続することができ、無線LAN又はブルートゥースなどの無線ネットワークを用いて外部サーバに接続してもよい。
【0029】
制御部140は、撮影装置100の作動全般を制御する。具体的に、制御部140は映像に含まれているオブジェクトの情報が画面に表示されるように制御する。ここで、オブジェクトの情報とは、オブジェクトがどのようなものかに対する詳細な情報のことを意味する。例えば、オブジェクトの情報は、オブジェクトに対する辞書的な意味、百科事典上の情報などであってよい。
【0030】
操作部150を介して情報検索命令が入力されると、制御部140は撮影された映像からオブジェクトが抽出されるように映像処理部130を制御する。そして、制御部140は抽出されたパターン情報を参考映像と比較し、パターン情報が対応する参考映像を抽出する。ここで、参考映像とは、オブジェクト認識のための各オブジェクトの代表的なイメージのことを意味する。そして、制御部140は対応する参考映像に含まれているオブジェクトが撮影されたオブジェクトと同一であると把握し、撮影された映像に含まれているオブジェクトがどのようなものかを認識する。
【0031】
ここで、オブジェクトとは、撮影された映像の被写体のことを意味する。オブジェクトは、撮影された映像に含まれている人物や建物、動物、昆虫などを例として挙げることができる。従って、オブジェクトが人物である場合、制御部140は顔認識技術を用いてオブジェクトの顔パターン情報を抽出し、参考映像の中から対応する顔映像を検索する。そして、対応する参考映像が存在する場合、撮影されたオブジェクトに示される人物は、その参考映像に対応する人物であると決定される。
【0032】
なお、オブジェクトが昆虫である場合、制御部140は昆虫のパターン情報を抽出し、参考映像の中から対応する昆虫映像を検索する。そして、対応する参考映像が存在する場合、撮影されたオブジェクトに示される昆虫は、その参考映像に対応する昆虫であると決定される。
このような過程に通じて、制御部140は撮影された映像に含まれているオブジェクトを認識するようになる。
【0033】
そして、保存部190にオブジェクト情報に対するデータベースが存在すると、制御部140は、一旦保存部190に保存されているデータベースからオブジェクトの情報を検索する。制御部140は、検索されたオブジェクト情報が画面に表示されるようにディスプレイ170を制御する。
【0034】
一方、制御部140は、オブジェクトが認識できない場合、撮影された映像が外部サーバに伝送されるように制御する。ここで、外部サーバとは、映像からオブジェクトを認識し、多様なオブジェクトに対する情報を提供する機能を行うサーバである。このような外部サーバは、処理速度及び保存容量において撮影装置100に比べて優れているため、外部サーバがオブジェクトを認識してオブジェクトの情報を検索すると、より正確にオブジェクトを認識してより詳細なオブジェクト情報を得ることができるようになる。従って、制御部140がオブジェクトを認識することができない場合、制御部140は外部サーバに撮影された映像を伝送する。
【0035】
一方、制御部140は、オブジェクトのパターン情報を抽出した場合、パターン情報のみを外部サーバに伝送するようにできる。イメージを全て伝送する場合、伝送量が多く処理速度が遅くなるおそれがあるため、制御部140はオブジェクトのパターン情報は抽出できるものの、オブジェクトが認識できない場合、オブジェクトのパターン情報のみを外部サーバに伝送してよい。それにより、制御部140は外部サーバを通じてオブジェクト情報を提供する場合に処理速度を向上させることができるようになる。
【0036】
このとき、外部サーバでオブジェクトのパターン情報のみでオブジェクトが認識できない場合、制御部140は撮影された映像を外部サーバに伝送し直すようになる。これは、外部サーバが撮影された原本映像に基づいてより正確にオブジェクトが認識できるようにするためである。
【0037】
そして、制御部140は、外部サーバから撮影された映像に含まれているオブジェクトの認識結果を受信する。そして、制御部140は外部サーバから認識されたオブジェクトの情報を受信する。
【0038】
一方、保存部190にオブジェクト情報に対するデータベースが存在していない場合、制御部140は外部サーバに認識されているオブジェクトに対する情報を要請する。すると、外部サーバは、オブジェクトに対する情報を内蔵されている百科事典データベース又はインターネット上のデータベースから検索し、検索されたオブジェクトの情報を撮影装置に提供する。従って、制御部140は、外部サーバからオブジェクトに対する情報を受信できるに制御する。
そして、制御部140は、受信されたオブジェクト情報が画面に表示されるように制御する。
【0039】
このように、制御部140は、撮影された映像に含まれているオブジェクト情報を提供できるようになる。従って、ユーザは特定オブジェクトを撮影する操作のみで、該当オブジェクトに対する情報を容易に確認できるようになる。
【0040】
図2は、本発明の一実施形態に係る撮影された映像に含まれているオブジェクトの情報を提供するため方法を説明するためのフローチャートである。
まず、撮影装置100は特定オブジェクトが含まれている映像を撮影する(S210)。ここで、撮影は、撮影装置100が撮像素子120によって検知された映像を保存する状態だけでなく、撮影装置100が撮像素子120によって検知された映像をディスプレイ170に表示する状態(即ち、撮影待ち受け状態)も含む。
【0041】
この状態で、撮影装置100は、ユーザの操作により撮影されたオブジェクトに対する情報検索命令を入力される(S220)。ここで、情報検索命令とは、撮影されたオブジェクトが何かに対する情報を百科事典などから検索して画面に表示するようにする命令である。
【0042】
情報検索命令が入力されると、撮影装置100は撮影された映像に含まれているオブジェクトが認識できるか否かを判断する(S230)。もし、撮影された映像に含まれているオブジェクトが認識できる場合(S230−Y)、撮影装置100は撮影された映像からオブジェクトを抽出する(S240)。
【0043】
具体的に、撮影装置100は撮影された映像に含まれているオブジェクトのパターン情報を抽出する。例えば、撮影装置100は撮影された映像からオブジェクトの境界部分を検出し、その境界部分をオブジェクトのパターン情報として認識する。そして、撮影装置100は検出された境界を中心にした色相の変化、境界の模様、境界をベースとするオブジェクトの輪郭を認識する。撮影装置100は、このような色相や模様、輪郭を含むパターン情報に基づいて撮影された映像に含まれているオブジェクトを抽出する。
【0044】
そして、撮影装置100は抽出されたパターン情報を参考映像と比較し、パターン情報が対応する参考映像を抽出する。ここで、参考映像とは、オブジェクト認識のための各オブジェクトの代表的なイメージのことを意味する。そして、撮影装置100に対応する参考映像に含まれているオブジェクトが撮影されたオブジェクトと同一であると把握すると、撮影された映像に含まれているオブジェクトがどのようなものかを認識できる。
【0045】
ここで、オブジェクトとは、撮影された映像の被写体のことを意味する。オブジェクトは、撮影された映像に含まれている人物や建物、動物、昆虫などを例として挙げることができる。従って、オブジェクトが人物である場合、撮影装置100は顔認識技術を用いてオブジェクトの顔パターン情報を抽出し、参考映像の中から対応する顔映像を検索する。そして、対応する参考映像が存在する場合、撮影されたオブジェクトに示される人物は、その参考映像に対応する人物であると決定される。
【0046】
なお、オブジェクトが昆虫である場合、撮影装置100は昆虫のパターン情報を抽出し、参考映像の中から対応する昆虫映像を検索する。そして、対応する参考映像が存在する場合、その撮影されたオブジェクトに示される昆虫は参考映像に対応する昆虫であると示される。
【0047】
このような過程に通じて、撮影装置100は撮影された映像に含まれているオブジェクトを認識するようになる。
その後に、撮影装置100は、保存部190にオブジェクト情報が存在するか否かを判断する(S250)。保存部190には各種オブジェクトの情報を検索するためのデータベースが保存されている。例えば、保存部190には百科事典データベースが保存されていてよい。
【0048】
従って、撮影装置100の保存部190にオブジェクト情報に対するデータベースが存在すると(S250−Y)、撮影装置100は一旦保存部190に保存されているデータベースからオブジェクトの情報を検索する(S260)。
そして、撮影装置100は検索されたオブジェクト情報を画面に表示する(S270)。
【0049】
一方、撮影装置100がオブジェクトを認識することができない場合(S230−N)、撮影装置100は撮影された映像を外部サーバに伝送する(S280)。ここで、外部サーバとは、映像からオブジェクトを認識し、多様なオブジェクトに対する情報を提供する機能を行うサーバである。このような外部サーバは処理速度及び保存容量において撮影装置100に比べて優れているため、外部サーバがオブジェクトを認識してオブジェクトの情報を検索すると、より正確にオブジェクトを認識してより詳細なオブジェクト情報を得ることができるようになる。従って、撮影装置100がオブジェクトを認識することができない場合、撮影装置100は外部サーバに撮影された映像を伝送する。
【0050】
一方、撮影装置100は、オブジェクトのパターン情報を抽出した場合、パターン情報のみを外部サーバに伝送してよい。イメージを全て伝送する場合、伝送量が多く処理速度が遅くなるおそれがあるため、撮影装置100はオブジェクトのパターン情報は抽出できるものの、オブジェクトが認識できない場合、オブジェクトのパターン情報のみを外部サーバに伝送してよい。それにより、撮影装置100は外部サーバを通じてオブジェクト情報を提供する場合に処理速度を向上させることができるようになる。
【0051】
このとき、外部サーバでオブジェクトのパターン情報のみでオブジェクトが認識できない場合、撮影装置100は撮影された映像を外部サーバに伝送し直すようになる。これは、外部サーバが撮影された原本映像に基づいてより正確にオブジェクトが認識できるようにするためである。
そして、撮影装置100は、外部サーバから撮影された映像に含まれているオブジェクトの認識結果を受信する(S283)。そして、撮影装置100は外部サーバから認識されたオブジェクトの情報を受信する(S286)。
【0052】
一方、撮影装置100にオブジェクト情報に対するデータベースが存在していない場合(S250−N)、撮影装置100は外部サーバに認識されているオブジェクトに対する情報を要請する(S260)。すると、外部サーバは、オブジェクトに対する情報を内蔵されている百科事典データベースから検索し、検索されたオブジェクトの情報を撮影装置に提供する。なお、外部サーバは、オブジェクトに対する情報をインターネット上のデータベース(例えば、YahooやGoogle、Naverなどのポータルサイト)から検索し、検索されたオブジェクトの情報を撮影装置に提供する。従って、撮影装置100は外部サーバからオブジェクトに対する情報を受信する(S293)。
【0053】
その後、撮影装置100は受信されたオブジェクト情報を画面に表示する(S270)。
このような過程を通じて、撮影装置100は撮影された映像に含まれているオブジェクトの情報が提供できるようになる。従って、ユーザは特定オブジェクトを撮影する操作を行うだけで、当該オブジェクトに対する情報を容易に確認できるようになる。
【0054】
以下では、
図3ないし
図6を参考にし、撮影された映像に含まれているオブジェクトの情報を表示する過程について説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係るテントウムシ310を撮影した状態で、情報検索命令アイコン320をタッチする様子を示す図である。
図4は、本発明の一実施形態に係るテントウムシに関する情報が示された画面を示す図である。
【0055】
図3に示すように、ユーザは撮影装置100を用いてテントウムシ310を撮影した状態である。この状態で、ユーザが情報検索命令アイコン320をタッチすると、撮影装置100は撮影されたテントウムシ310をオブジェクトとして認識する。そして、撮影装置100はテントウムシ310に対する情報を保存部190に保存されているデータベースから検索する。
【0056】
一方、撮影装置100がテントウムシ310を認識することができなかった場合、撮影装置100は外部サーバに撮影された映像を伝送することもできる。そして、撮影装置100は外部サーバからテントウムシ310に対する情報を受信する。
そして、
図4に示すように、撮影装置100は撮影された映像に含まれているオブジェクトがテントウムシ310であることを認識し、テントウムシ310に対する情報を検索又は受信して画面に表示する。
【0057】
図5は、本発明の一実施形態に係るエッフェル塔410を撮影した状態で情報検索命令アイコン420をタッチする様子を示す図である。
図6は、本発明の一実施形態に係るエッフェル塔410に関する情報が示された画面を示す図である。
図5に示すように、ユーザは撮影装置100を用いてエッフェル塔410を撮影した状態である。この状態で、ユーザが情報検索命令アイコン420をタッチすると、撮影装置100は撮影されたエッフェル塔410をオブジェクトとして認識するようになる。そして、撮影装置100はエッフェル塔410に対する情報を保存部190に保存されているデータベースから検索する。
【0058】
一方、撮影装置100がエッフェル塔410を認識することができなかった場合、撮影装置100は外部サーバに撮影された映像を伝送することもできる。そして、撮影装置100は外部サーバからエッフェル塔410に対する情報を受信する。
【0059】
そして、
図6に示すように、撮影装置100は撮影された映像に含まれているオブジェクトがエッフェル塔410であることを認識し、エッフェル塔410に対する情報を検索又は受信して画面に表示する。
【0060】
以下では、
図7ないし
図13を参考にし、撮影装置100で撮影された映像に含まれているオブジェクトの情報を提供する過程の全般について説明する。
図7ないし
図13は、本発明の一実施形態に係る撮影された映像に含まれているオブジェクトの情報を多様な方式で提供する過程を示す図である。
【0061】
図7は、撮影装置100がエッフェル塔510を撮影した状態を示す図である。その後に、
図8のように、撮影装置100は画面に情報検索命令項目520に含まれているメニューを表示する。
【0062】
そして、
図8のように、ユーザが情報検索命令項目520をタッチすると、
図9に示すように、撮影装置100は外部サーバ530に撮影された映像を伝送する。そして、撮影装置100は外部サーバ530からオブジェクト情報であるエッフェル塔510に対する情報を受信する。即ち、外部サーバ530が撮影された写真に含まれているオブジェクトがエッフェル塔510であることを認識し、エッフェル塔510に対する情報を検索して撮影装置100に伝送するのである。
【0063】
その後、
図10に示すように、撮影装置100は画面にエッフェル塔に対する情報540を画面に表示する。そして、
図11に示すように、ユーザが保存ボタン550をタッチすると、撮影装置100は画面に表示されているエッフェル塔に対する情報540を保存部190に保存するようになる。そして、
図12に示すように、撮影装置100はエッフェル塔に対する情報540の保存が完了すると、保存が完了したことを画面に表示するようになる。
【0064】
即ち、撮影装置100は、画面に表示されているオブジェクトに対する情報を保存部190に保存することができる。従って、ユーザは一度検索したことのあるオブジェクトに対する情報は、今後保存されたファイルで繰り返し確認できるようになる。
なお、撮影装置100は、撮影された映像と検索されたオブジェクト情報を同時に表示することもできる。具体的に、
図13に示すように、撮影装置100は画面にエッフェル塔が撮影されている映像570がエッフェル塔に対する情報575とともに表示されていることを確認することができる。従って、ユーザは一度に撮影された映像と撮影された映像に含まれているオブジェクトの情報を同時に確認できるようになる。
【0065】
以上のような過程を通じて、撮影装置100は撮影された映像に含まれているオブジェクトの情報が提供できるようになる。従って、ユーザは特定オブジェクトを撮影する操作だけで当該オブジェクトに対する情報を容易に確認できるようになる。
【0066】
以下では、
図14を参考にし、オブジェクトを認識する前にオブジェクトのカテゴリを選択する様子について説明する。
図14は、本発明の一実施形態に係るオブジェクトの認識前にオブジェクトのカテゴリ選択メニュー600を表示している画面を示す図である。
図14に示すように、撮影装置100は画面にカテゴリ選択メニュー600を表示している。ここで、カテゴリとは、撮影された映像に含まれているオブジェクトの種類に対するカテゴリのことを意味する。例えば、
図14に示すように、カテゴリは植物や昆虫、哺乳類、建物及びその他を含んでよい。
【0067】
撮影装置100は、情報検索命令が入力されると(即ち、
図2のS220のステップの後に)、カテゴリ選択メニュー600を画面に表示することができる。すると、ユーザは撮影された画面に含まれているオブジェクトがどのカテゴリに該当するかが選択できるようになる。そして、撮影装置100は、ユーザによって選択されたカテゴリ内でオブジェクトを認識するようになる。従って、撮影装置100はより正確かつ迅速にオブジェクトを認識してオブジェクトの情報を検索できるようになる。
【0068】
なお、撮影装置100は選択されたカテゴリに対する情報を外部サーバに伝送することもできる。すると、外部サーバは選択されたカテゴリを参考にしてオブジェクトを認識するため、より正確かつ迅速にオブジェクトが認識できるようになる。
【0069】
一方、撮影装置100は外部サーバから受信されたオブジェクトの情報を用いてオブジェクトに関連する機能目録をディスプレイしたり、オブジェクトに関連する機能を行うこともできる。
【0070】
例えば、受信されたオブジェクトの情報が自動車である場合、撮影装置100は最も近い自動車整備所に電話をかける機能、又は最も近いガソリンスタンドの地図を表示するなどの機能を行うこともできる。なお、撮影装置100は自動車に関連する機能の目録を画面にディスプレイし、ユーザによって選択された機能を行ってよい。
【0071】
また、受信されたオブジェクトの情報が子犬である場合、撮影装置100は現在の位置から最も近い動物病院又はペットショップに電話をかける機能又はペットの飼い方に関するインターネット検索機能を行うこともできる。また、撮影装置100は子犬に関連する機能の目録を画面にディスプレイし、ユーザによって選択された機能を行うこともできる。
【0072】
このように、撮影装置100は、撮影された映像に含まれているオブジェクトに関連する機能を自動的に行うため、ユーザは撮影装置100を用いて特定オブジェクトを撮影するだけで所望の機能を実行させることができるようになる。
【0073】
また、撮影装置100は撮影された映像のオブジェクト情報に基づいて、イメージが表す状況を認識することもできる。そして、撮影装置100は、特定状況が認識された場合、当該状況に対応する機能を行うこともできる。
【0074】
例えば、撮影装置100は撮影された映像に停止している車2台が含まれている場合、それを事故状況と認識することもできる。従って、撮影装置100は事故状況が認識された場合、事故状況に関連する機能を行うようになる。例えば、撮影装置100は自動車保険会社に電話をかける機能を行ったり、自動車保険会社の電話番号を画面にディスプレイすることもできる。
【0075】
なお、撮影装置100は撮影された映像に火が画面全般に含まれている場合、それを火災状況と認識することもできる。この場合、撮影装置100は火災状況に関連する機能を行うようになる。例えば、撮影装置100はサイレンを鳴らす機能を行ったり、消防庁に電話をかける機能を行うこともできる。
【0076】
このように、撮影装置100は、撮影された映像の状況を認識し、それに対応する機能を行うこともできる。
本実施形態において、撮影装置100は映像を撮影可能な機器であれば、如何なる機器であっても適用されてよい。例えば、撮影装置100は、カメラが搭載された携帯電話、MP3プレーヤ、PDA、ノートパソコンなどであってよい。
【0077】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。