【実施例】
【0030】
図1、2に示すように、本発明第一実施例の構造は、サポートアセンブリ1、太陽光発電モジュール2、太陽光発電モジュール2を駆動できる少なくとも1個の連動アセンブリ(図中では第一連動アセンブリ3及び第二連動アセンブリ4を備える)、回転アセンブリ5、探知及び修正モジュール6を備える。
【0031】
サポートアセンブリ1は、支柱11を備え、支柱11一端には、外へと拡張し延伸する底台12を設置し、これにより地面或いは所定の平面上で堅固なサポートを形成することができる。
別に、支柱11の、底台12から離れた一端には、中段が陥没したサポート台13を設置する。
【0032】
回転アセンブリ5は、可動接続台51、及び可動接続台51を貫通し、しかも交差して延伸する2個の第一、二軸棒52、53を備える。
第一軸棒52は、可動接続台51上に固定され、これにより第一軸棒52の二端部は、2個のベアリング521により、サポート台13上に可動状に設置される(実際の応用では、第一軸棒52の二端部をサポート台13上に固定し、第一軸棒52中段を可動接続台51内に可動状に接続することもできる)。
これにより、可動接続台51は、第一軸棒52により、サポート台13に沿って一次元の回転運動を行うことができる。
第二軸棒棒53も、可動接続台51上に固定され、これにより第二軸棒53の二端部は、2個のベアリング531により、キャリアプラットホーム21上に可動状に設置される(実際の応用では、第二軸棒53の二端部をキャリアプラットホーム21上に固定し、第二軸棒53中段を可動接続台51内に可動状に接続することもできる)。
これにより、キャリアプラットホーム21は、第二軸棒53により、サポート台13に沿って、二次元の回転運動を行うことができる。
【0033】
太陽光発電モジュール2は、キャリアプラットホーム21上に設置し、太陽光の作用を受け、電気エネルギーを発生する。
【0034】
第一連動アセンブリ3と第二連動アセンブリ4は、サポートアセンブリ1とキャリアプラットホーム21の間にそれぞれ設置する。
本実施例中では、第一連動アセンブリ3は、少なくとも第一動力源31(モーターなど)及び連結部品32(ケーブルなど)を備える。
しかも、第一動力源31(モーター)は、第一駆動部品311(駆動ホイールなど)を通して、連結部品32(ケーブル)に結合して駆動する。
連結部品32(ケーブル)の二端は、キャリアプラットホーム21の両相対部位に連結する。
【0035】
本実施例中では、キャリアプラットホーム21多角(方)形を呈し、しかも動力源31は、支柱11中段に設置する。
別に、サポートアセンブリ1の底台12上には、2個のアイドル部品33、331(アイドラプーリなど)を設置し、これにより連結部品32(ケーブル)は、2個のアイドル部品33、331を通して、W形湾曲を形成する。
しかも連結部品32(ケーブル)の二端は、弾性部品34、341後にそれぞれ通して接続後、キャリアプラットホーム21の相互に対応する角に連結する。
【0036】
第二連動アセンブリ4は、少なくとも第二動力源41(モーターなど)及び連結部品42(ケーブルなど)を備える。
第二動力源41(モーター)は、第二駆動部品411(駆動ホイールなど)を通して、連結部品42(ケーブル)に連結して駆動する。
連結部品42(ケーブル)の二端は、キャリアプラットホーム21の別の相互に対応する部位に連結する。
【0037】
キャリアプラットホーム21は多角(方)形を呈し、しかも動力源41は、支柱11中段に設置する。
別に、サポートアセンブリ1の底台12上には、2個のアイドル部品43、431(アイドラプーリなど)を設置し、これにより連結部品42(ケーブル)は、2個のアイドル部品43、431を通してW形湾曲を形成する。
しかも、連結部品42(ケーブル)の二端は、弾性部品44、441にそれぞれ通して接続後、キャリアプラットホーム21の相互に対応する角に連結する。
【0038】
探知及び修正モジュール6は、キャリアプラットホーム21上に設置し、その内部には、少なくとも1個の加速度計、少なくとも1個のコントロールユニットを備える。
加速度計は、自らがいる位置の傾斜方向及び角度等の実際のパラメーターを感知でき、各実際のパラメーターを、コントロールユニットに送る。
コントロールユニット内部には、各項所定の標準パラメーターを保存し、実際のパラメーターと比較対照し、しかもコントロールユニットは、比較対照結果に基づき、動力源31、41の出力を修正する。
【0039】
上記した構造において、コントロールユニットは、探知及び修正モジュール6内部に設置できる他、実際の応用時には、コントロールユニットは探知及び修正モジュール6外部(サポートアセンブリ1の底台12上など) に設置し、必要に応じて別に容器に収容することもできる。
【0040】
図3、4に示すように、本発明第一実施例の操作時には、先ず、探知及び修正モジュール6内のコントロールユニットにより、その内部に保存する各項パラメーターに基づき、第一、二連動アセンブリ3、4の第一、二動力源31、41(モーター)をそれぞれ駆動し、第一、二動力源31、41(モーター)は、第一、2個の駆動部品311、411(駆動ホイール)により、連結部品32、42(ケーブル)をそれぞれ連動する。
こうして、キャリアプラットホーム21を連動し、回転アセンブリを基礎(或いは中心)として、所定の方向へと回転して傾斜する。
【0041】
キャリアプラットホーム21の回転傾斜の過程では、探知及び修正モジュール6内の加速度計もこれに従い同時に傾斜する。
この時、加速度計は、キャリアプラットホーム21の傾斜方向及び角度等各項実際のパラメーターを感知し、各実際のパラメーターをコントロールユニットに伝送し、コントロールユニットにより、その内部に保存する各項所定の標準パラメーターと相互に比較する。
【0042】
続いて、コントロールユニットにより比較対照した結果に基づき、動力源31、41の出力を修正する。
こうして、キャリアプラットホーム21の傾斜方向及び角度を、コントロールユニット内部に保存する各項パラメーター設定と符合させることができる。
これにより、キャリアプラットホーム21上の太陽光発電モジュール2は、設定に従い、太陽に向かう方向及び傾斜角度を保持し、最良の日光照射効果及び発電効率のニーズを満たすことができる。
【0043】
図5〜7に示すように、本発明第二実施例の構造は、第一連動アセンブリ7、第二連動アセンブリ8、及び上記した第一実施例と相同のサポートアセンブリ1、太陽光発電モジュール2、回転アセンブリ5、探知及び修正モジュール6を備える。
【0044】
第一、二連動アセンブリ7、8は、第一、二動力源71、81、第一、二動力源71、81に連動される第一、2個の駆動部品72、82、及び複数の連結部品73、74、83、84により構成する。
第一、2個の駆動部品72、82上には、同期動作を行う第一、2個の駆動部721、722、及び第三、四駆動部821、822をそれぞれ設置する。
【0045】
図示の実施例において、第一、二動力源71、81は、モーターなどで、第一、2個の駆動部品72、82は、モーター出力軸上に設置する駆動ホイールとすることができる。
第一、2個の駆動部721、722は、第一駆動部品72(駆動ホイール)上に設置する相互に隣接する環状槽である。
しかも、2個の連結部品73、74は、それぞれ一端が第一、2個の駆動部721、722(環状槽)上に反対向きに捲きつくケーブルである。
【0046】
第三、四駆動部821、822は、第二駆動部品82(駆動ホイール)上に設置する相互に隣接する環状槽である。
しかも、2個の連結部品83、84は、それぞれ一端が第三、四駆動部821、822(環状槽)上に反対向きに捲きつくケーブルである。
各連結部品73、74、83、84の中段には、先ず、それぞれアイドル部品731、741、831、841 (各アイドル部品731、741、831、841は、底台12上に定位するプーリーとすることができる) を嵌めて設置する。
これにより、各連結部品73、74、83、84の反対端は、キャリアプラットホーム21上の、サポートアセンブリ1両側に対応する相対角部位にそれぞれ接続する。
【0047】
実際の応用時には、各連結部品73、74、83、84の中段には、それぞれ弾性調整アセンブリ73a、74a、83a、84aを連結する。
弾性調整アセンブリ73a、74a、83a、84aを利用し、各連結部品73、74、83、84中段において、弾性引力を生じ、これにより各連結部品73、74、83、84は、適当な張りを保持することができる。
【0048】
上記した第二実施例の構造において、弾性調整アセンブリ73a、74a、83a、84aは、相同の構造を備え、それぞれ弾性部品731a、741a、831a、841a(バネなど)を備える。
弾性部品731a、741a、831a、841aは一端に、連結部品73、74、83、84に嵌合する嵌合部732a、742a、832a、842a(プーリーなど)を備える。
弾性部品731a、741a、831a、841aの反対端は、底台12上に連結する。
弾性部品731a、741a、831a、841aの弾性引力による保持を利用し、連結部品73、74、83、84は、適当な張りを保持することができる。
【0049】
操作時に、連動アセンブリ7の動力源71が第一駆動部品72の回転を駆動すると、2個の連結部品73、74は、それぞれ反対向きに第一、2個の駆動部721、722(環状槽)上に捲きつくため、もし第一駆動部721が、正方向に連結部品73を駆動し、巻き取り動作を行えば、第二駆動部722は同時に連結部品74を駆動し、釈放動作を行わせることができる。
これにより、2個の連結部品73、74は、同期に同一方向へと延伸する。
【0050】
同様に、第一駆動部721が反対向きに連結部品73の釈放を駆動すると、第二駆動部722は、正方向に連結部品74の巻き取り動作を駆動する。
こうして、第一駆動部品72は、それぞれ2個の連結部品73、74を駆動し同一方向へと延伸させ、しかも2個の連結部品73、74と第一駆動部品72は、駆動過程において滑り動きが発生する状況を効果的に回避でき、全体動作の正確性を確保することができる。
連動アセンブリ8は、相同の方式で、操作と動作を行い、こうして太陽光発電モジュール2(キャリアプラットホーム21)は、安定的に所定の方向へと傾斜する。
【0051】
図8図に示すように、本発明第三実施例の構造は、上記した第二実施例を基礎とする。
第二実施例の構造の実際の応用時には、連結部品73、74は、連結部品83、84の延伸方向と交差を形成(図中において、連結部品74、83は交差を呈し、連結部品73、84は交差しない)し、交差した連結部品74、83がスライドの過程で接触して干渉を生じることを回避することができる。
【0052】
よって、本実施例の構造の上記した第二実施例との差異は、相互に交差する連結部品74、83上には、弾性調整アセンブリを設置しない点だけである。
これにより、そのスライドの過程で偏移が生じ、接触による干渉を生じることを回避することができる。
一方、相互に交差しない連結部品73、84中段には、上記した第二実施例と相同の弾性調整アセンブリ73a、84aを設置することができ、しかもその他各部位の構造は、第二実施例と完全に相同である。
【0053】
上記したように、本発明太陽光発電機ユニットの自動太陽追尾調整コントロール装置は、太陽光発電モジュールの傾斜状態を主動的に確実に探知し、自動的に設定に従い、正確な傾斜角度と方向に調整することができる。
【0054】
上記の本発明名称と内容は、本発明技術内容の説明に用いたのみで、本発明を限定するものではない。本発明の精神に基づく等価応用或いは部品(構造)の転換、置換、数量の増減はすべて、本発明の保護範囲に含むものとする。