特許第5764462号(P5764462)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5764462物掛け装置における取付ベースの取付方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5764462
(24)【登録日】2015年6月19日
(45)【発行日】2015年8月19日
(54)【発明の名称】物掛け装置における取付ベースの取付方法
(51)【国際特許分類】
   D06F 57/12 20060101AFI20150730BHJP
   E04F 13/08 20060101ALI20150730BHJP
【FI】
   D06F57/12 Z
   E04F13/08 H
【請求項の数】1
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2011-232598(P2011-232598)
(22)【出願日】2011年10月24日
(65)【公開番号】特開2013-90645(P2013-90645A)
(43)【公開日】2013年5月16日
【審査請求日】2013年12月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】000148070
【氏名又は名称】株式会社川口技研
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100140176
【弁理士】
【氏名又は名称】砂川 克
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100172580
【弁理士】
【氏名又は名称】赤穂 隆雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100124394
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 立志
(74)【代理人】
【識別番号】100112807
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 貴志
(74)【代理人】
【識別番号】100111073
【弁理士】
【氏名又は名称】堀内 美保子
(72)【発明者】
【氏名】日向野 健
【審査官】 横溝 顕範
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−127223(JP,A)
【文献】 特開2007−054390(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D06F 57/12
E04F 13/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
下地材と外壁材との間に中空部が存在する壁や外壁材自体が強度の弱い壁等の壁面に、物掛け装置の取付ベースを取り付ける取付方法において、取付ベースにはその上部及び下部に取付孔を設けると共に裏面に当接部を設け、壁面には予め前記両取付孔間に位置するものを含めて取付孔の近傍に位置して複数個のネジ杭を、外壁材を通過して下地材に達するようねじ込み、その頭部を外壁材と面一又は突出した状態に維持して取り付け、取付ベースをそのネジ杭が隠れるように配設して、取付ベースの取付孔から取付ネジをねじ込み締め付けて取り付け、当接部がネジ杭に当接するように構成したことを特徴とする物掛け装置における取付ベースの取付方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、下地材と外壁材との間に中空部が存在する壁や外壁自体が強度の弱い壁等の壁面に、物干竿やピンチハンガー等を掛けて使用する物掛け装置や、洗濯したものを入れて運ぶ洗濯かごや掃除道具等を掛けて使用する物掛け装置における取付ベースを取り付ける取付方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来は、下地材と外壁材との間に中空部が存在する壁や外壁材自体が強度の弱い壁等の壁面に、物掛け装置を取り付ける場合でも、通常と同様に、取付ネジを外壁材を貫通させ下地材に締め付けて取り付ける方法が一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】なし。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の方法においては、取付ネジを締め付けると、外壁材が凹んだり、割れたりする恐れがあるし、使用中に物掛け装置に大きな荷重がかかった場合には、取付ベースの下方には外壁材を押し込む方向に大きな力がかかり、外壁材が凹んだり、割れたりする恐れが大きくなるという問題があり、本発明は、この問題を解決することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記の問題を解決するものであり、下地材と外壁材との間に中空部が存在する壁や外壁材自体が強度の弱い壁等の壁面に、物掛け装置の取付ベースを取り付ける取付方法において、取付ベースにはその上部及び下部に取付孔を設けると共に裏面に当接部を設け、壁面には予め前記両取付孔間に位置するものを含めて取付孔の近傍に位置して複数個のネジ杭を、外壁材を通過して下地材に達するようねじ込み、その頭部を外壁材と面一又は突出した状態に維持して取り付け、取付ベースをそのネジ杭が隠れるように配設して、取付ベースの取付孔から取付ネジをねじ込み締め付けて取り付け、当接部がネジ杭に当接するように構成したことを特徴とする物掛け装置における取付ベースの取付方法である。
【発明の効果】
【0006】
以上のように本発明によれば、取付ベースの上部及び下部の取付孔を介して取付ネジを締め付ける時、あるいは物掛け装置に大きな荷重がかかった場合にも、当接部が、両取付孔間に位置するものを含めて取付孔の近傍に位置する複数個のネジ杭に当接して、ネジ杭がその力を確実に受けることができるので、外壁材が凹んだり、割れたりする危険性を大きく軽減することができるという効果がある。
【0007】
また、本発明によれば、壁を施工後に単にネジ杭をねじ込むだけなので、中空部が存在する壁の壁面や外壁材自体が強度の弱い壁の壁面でも、予め壁を施工する前に何らかの加工や部品を必要とせず、簡単かつ安価に物掛け装置における取付ベースを強固に取り付けることができるという効果がある。
【0008】
さらに、ネジ杭は、回転数によってその高さを簡単に調整できるため、施工現場の誤差に対応しやすく、防水処理もそのネジ杭周りに施すだけでよく簡単である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】壁面への取付状態を示す全体側面図である。
図2】壁面への取付状態を示す要部縦断面図である。
図3】壁面への取付状態を示す要部横断面図である。
図4】壁面に取り付ける前の分解斜視図である。
図5】型紙の正面図である。
【実施例1】
【0010】
本発明は、下地材14と外壁材15との間に中空部16が存在する壁の壁面等に、物掛け装置1(本実施例では物干竿を掛けられるもので2つを一対として使用する)を取り付けるための方法に関するものである。なお、本発明は、本実施例のように中空部が存在しなくても、外壁材15自体が柔らかかったり、割れやすかったりするような強度の弱い壁の壁面に取り付けるためにも有効な取付方法である。
【0011】
物掛け装置1は、縦長方形状の取付ベース2の前面に、半小判状の一対の板状体から成る挟持体3を間隔をおいて設け、その挟持体3に、複数の竿受孔5・・・5を設けた腕杆4を回動可能に設けてある。
【0012】
取付ベース2には、上部に横長小判状の取付孔6を、下部に縦長小判状の取付孔7をそれぞれ設け、上部の取付孔6の裏面両側及び下部に3つの当接部8・・・8を設けると共に、下部の取付孔7の裏面両側及び上部に3つの当接部9・・・9を設けてある。当接部8・・・8及び当接部9・・・9は、取付ベース2の裏面と同一高さ面になっている。
【0013】
型紙21は、取付ベース2の裏面外形と同じ形状で、その中心に、中心合わせ窓22、上下部の中央に取付用下孔窓23・24、上部の取付用下孔窓23の左右両側部及び下部にネジ杭用下孔窓25・・・25、下部の取付用下孔窓24の左右両側部及び上部にネジ杭用下孔窓26・・・26をそれぞれ円形に貫通させて設け、さらに縦の中心線27や横の中心線28が描かれている。
【0014】
取付方法について説明する。
まず、物掛け装置1を壁面に取り付ける位置をマークし、中心合わせ窓22が壁面のマークに合うようにすると共に、縦の中心線27や横の中心線28を目印として真っ直ぐになるようにして、型紙21を壁面にあてがい、上下部の中央の取付用下孔窓23・24、上部の取付用下孔窓23の左右両側部及び下部のネジ杭用下孔窓25・・・25、下部の取付用下孔窓24の左右両側部及び上部のネジ杭用下孔窓26・・・26のところに目印を付けて、そこにそれぞれの大きさの取付用下孔17・18及びネジ杭用下孔19・・・19・20・・・20を開け、ネジ杭用下孔19・・・19・20・・・20については面取りし、全ての下孔にシーリング材を充填する。
【0015】
その後、上部3箇所のネジ杭用下孔19・・・19に3本のネジ杭12・・・12を、下部3箇所のネジ杭用下孔20・・・20に3本のネジ杭13・・・13を、それぞれ壁面と面一になるように締めて取り付け、その後全てのネジ杭12・・・12・13・・・13の縁をもう一度シールする。
【0016】
そして、取付ベース2の上下部の取付孔6・7を、壁面の上下部の取付用下孔17・18と合わせて取付ネジ10・11をねじ込んで締め付けると、物掛け装置1の取付は完了する。すると、物掛け装置1の取付ベース2裏面の当接部8・・・8及び9・・・9がネジ杭12・・・12及び13・・・13の頭部に当接して、取付ネジ10・11の締め付ける力や、使用時に物掛け装置1にかかる力を、ネジ杭12・・・12及び13・・・13が受けることになり、外壁材15に大きな力が掛からず凹んだり割れたりしにくくなる。
【0017】
なお、ネジ杭12・・・12・13・・・13に、例えばボルトのように厚さがある頭部のネジ杭を使用してもよくその場合、外壁材に取り付けた時に壁面よりも突出するので、当接部8・・・8・9・・・9は、取付ベース2の裏面よりその厚さ寸法分低い面にする必要がある。
【符号の説明】
【0018】
1 物掛け装置
2 取付ベース
8 当接部
9 当接部
10 取付ネジ
11 取付ネジ
12 ネジ杭
13 ネジ杭
14 下地材
15 外壁材
図1
図2
図3
図4
図5