(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5764809
(24)【登録日】2015年6月26日
(45)【発行日】2015年8月19日
(54)【発明の名称】ハードディスク固定装置
(51)【国際特許分類】
G11B 33/12 20060101AFI20150730BHJP
G06F 1/16 20060101ALI20150730BHJP
【FI】
G11B33/12 501A
G06F1/00 312W
【請求項の数】5
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2014-8972(P2014-8972)
(22)【出願日】2014年1月21日
(65)【公開番号】特開2015-90725(P2015-90725A)
(43)【公開日】2015年5月11日
【審査請求日】2014年1月21日
(31)【優先権主張番号】102140122
(32)【優先日】2013年11月5日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】508018934
【氏名又は名称】廣逹電腦股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100071526
【弁理士】
【氏名又は名称】平田 忠雄
(74)【代理人】
【識別番号】100099597
【弁理士】
【氏名又は名称】角田 賢二
(74)【代理人】
【識別番号】100119208
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 勇二
(74)【代理人】
【識別番号】100124235
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 恵子
(74)【代理人】
【識別番号】100124246
【弁理士】
【氏名又は名称】遠藤 和光
(74)【代理人】
【識別番号】100128211
【弁理士】
【氏名又は名称】野見山 孝
(74)【代理人】
【識別番号】100145171
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 浩行
(72)【発明者】
【氏名】陳朝榮
(72)【発明者】
【氏名】叢▲耀▼宗
(72)【発明者】
【氏名】▲黄▼國明
(72)【発明者】
【氏名】劉▲昆▼沛
【審査官】
齊藤 健一
(56)【参考文献】
【文献】
特公昭62−042353(JP,B1)
【文献】
米国特許第8289695(US,B2)
【文献】
米国特許出願公開第2008/0239650(US,A1)
【文献】
実公昭44−027404(JP,Y1)
【文献】
米国特許第8023259(US,B2)
【文献】
実開昭56−056097(JP,U)
【文献】
米国特許第5481431(US,A)
【文献】
米国特許第5587879(US,A)
【文献】
米国特許第5641296(US,A)
【文献】
米国特許第6580617(US,B2)
【文献】
米国特許第7126817(US,B2)
【文献】
米国特許第7576977(US,B2)
【文献】
米国特許第8072848(US,B2)
【文献】
米国特許第8363396(US,B2)
【文献】
米国特許出願公開第2007/0014085(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 1/16−1/18
G11B 33/00−33/14
H05K 5/00−7/20
米国特許分類 361/679.33−361/679.39
中華民國專利資訊檢索系統
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の凸塊を備えるハードディスクトレイと、
ハードディスクブラケットであって、前記ハードディスクトレイの中に設けられて、ハードディスクの固定に用いる、ブラケット本体と、前記ブラケット本体に設けられ、それぞれ前記複数の凸塊と結合する複数の開口部と、それぞれ前記ブラケット本体の両側に設けられ、前記ハードディスクブラケットと前記ハードディスクトレイとの間に位置している2つの凸柱と、を備える前記ハードディスクブラケットと、
前記ハードディスクトレイに枢接されており、それぞれ、前記凸柱に接触して動かして、前記ハードディスクブラケットを前記開口部に沿って前記ハードディスクトレイに対して摺動させるようにするための曲面を有する2つの凸リブを備えるハードディスクカバーと、
前記ハードディスクカバーを前記ハードディスクトレイに枢接する接続機構と、
前記ハードディスクカバーの内表面に前記接続機構に近接して設けられ、前記ハードディスクブラケットを前記ハードディスクトレイに対して押し出して前記ハードディスクトレイとの接続から解除する複数のプッシュロッドと、
を具備するハードディスク固定装置。
【請求項2】
前記ハードディスクトレイは、
地板と、
前記地板の対向する両側に直立している2つの側壁と、
前記地板に設けられた複数の支え壁と、を備え、前記複数の凸塊は、それぞれ前記支え壁に設けられ、それぞれ前記支え壁と前記側壁との間に位置している請求項1に記載のハードディスク固定装置。
【請求項3】
前記ブラケット本体は、第1セクションと、それぞれ前記第1セクションの両側から折れ曲がった2つの第2セクションと、を含み、前記開口部及び前記凸柱は、前記第2セクションに位置しており、前記ハードディスクブラケットは、前記第2セクションにおける前記第1セクションに近接する個所に設けられた、前記ハードディスクを前記ハードディスクブラケットの中に位置決めするための複数の位置決めピンを更に備える請求項1に記載のハードディスク固定装置。
【請求項4】
前記ハードディスクカバーを前記ハードディスクブラケットに固定するための、前記第1セクションに設けられた開口と、前記ハードディスクカバーに設けられた弾性ラッチと、を備える係合構造を更に具備し、前記弾性ラッチを前記開口に差し込むことによって前記ハードディスクカバーを固定する請求項3に記載のハードディスク固定装置。
【請求項5】
前記第1セクションは、凹部を含有し、前記開口は、前記凹部に設けられており、前記ハードディスクカバーは、前記凹部に対応する嵌合面を備え、前記弾性ラッチは、前記嵌合面に弾性的に接続されている請求項4に記載のハードディスク固定装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハードディスク固定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
科学技術の進歩、及びコンピュータシステムへの依存度が高くなるにつれて、市場におけるコンピュータシステムの演算能力とデータ記憶能力に対する要求もそれに応じて高くなっている。しかし、事務室又は工場においてコンピュータと関連機器が占めるスペースを更に小さくすることが望まれているため、使用可能なスペースが日々狭くなっている。コンピュータ周辺機器のサーバを例にとると、サーバのサイズが更に小型化しているため、サーバにおけるハードウェア機器の空間的配置が制限されている。
【0003】
使用者の所望のデータを提供し、データの記憶を効果的に行うために、サーバは、データアクセスサービスを提供するための、数多くのハードディスク及び他の記憶メディアを有しなければならない。サーバのマザーボード、上記の記憶メディア、他の内蔵型コンピュータ周辺機器は、何れも使用者の所望のサービスを効果的に提供するために、シャーシの中に据え付けられている。しかしながら、ハードディスクの組立を例にとると、最も簡単な方式はねじによるロックである
(例えば、非特許文献1参照)。しかし、シャーシ内の空間が制限されるため、単にねじをロック素子とすると、取り外す際にねじ回し等の工具を用いる必要があり、取り外しにくい。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】Oracle,「Maintaining the Sun Fire X4500 and X4540 Servers」、インターネット〈URL:https://docs.oracle.com/cd/E19469-01/819-4359-19/CH3-maint.html〉
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って、ハードディスクの脱着時の、ねじ及び取り外し工具の使用を如何に減少するかが重要な課題となっている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ハードディスクの組立効率を向上させるために、工具を使用することなく組み立てられるハードディスク固定装置を提供するものである。
【0007】
本発明の一態様は、複数のラグ(
凸塊)を備えるハードディスクトレイと、前記ハードディスクトレイの中に設けられて、ハードディスクの固定に用いる、ブラケット本体と、ブラケット本体に設けられた、それぞれ複数のラグ(
凸塊)と結合する複数のノッチ(
開口部)と、ブラケット本体の両側に設けられた、ハードディスクブラケットとハードディスクトレイとの間に位置している凸柱と、を備えるハードディスクブラケットと、ハードディスクトレイに枢接されており、それぞれ、凸柱に接触して動かして、ハードディスクブラケットをノッチ
(開口部)に沿ってハードディスクトレイに対して摺動させるようにするための曲面を有する2つの凸リブを備えるハードディスクカバーと、を具備するハードディスク固定装置を提供するものである。
【0008】
本発明の1つ又は複数の実施例において、ハードディスクトレイは、地板と、地板の対向する両側に直立している2つの側壁と、地板に設けられた支え壁と、を備え、複数のラグ(
凸塊)は、それぞれ支え壁に設けられ、それぞれ支え壁と側壁との間に位置している。
【0009】
本発明の1つ又は複数の実施例において、ブラケット本体は、第1セクションと、それぞれ第1セクションの両側から折れ曲がった2つの第2セクションと、を含み、ノッチ(
開口部)及び凸柱は、第2セクションに位置している。
【0010】
本発明の1つ又は複数の実施例において、ハードディスクブラケットは、第2セクションにおける第1セクションに近接する個所に設けられた、ハードディスクをハードディスクブラケットの中に位置決めするための複数の位置決めピンを更に備える。
【0011】
本発明の1つ又は複数の実施例において、ハードディスク固定装置は、ハードディスクカバーをハードディスクブラケットに固定するための係合構造を更に具備する。
【0012】
本発明の1つ又は複数の実施例において、係合構造は、第1セクションに設けられた開口と、ハードディスクカバーに設けられた弾性ラッチと、を備え、弾性ラッチを開口に差し込むことによってハードディスクカバーを固定する。
【0013】
本発明の1つ又は複数の実施例において、第1セクションは、凹部を含有し、開口は、凹部に設けられており、ハードディスクカバーは、凹部に対応する嵌合面を備え、弾性ラッチは、嵌合面に弾性的に接続されている。
【0014】
本発明の1つ又は複数の実施例において、ハードディスク固定装置は、ハードディスクカバーとハードディスクトレイとを枢接するための、接続機構を更に具備する。
【0015】
本発明の1つ又は複数の実施例において、凸リブは、曲面における接続機構に近接する一端に設けられた、凸柱を押し上げるための凸縁を含む。
【0016】
本発明の1つ又は複数の実施例において、ハードディスク固定装置は、ハードディスクカバーの内表面に設けられた、接続機構に近接する複数のプッシュロッドを更に具備する。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係るハードディスク固定装置によれば、追加の組立工具を使用する必要がなく、ハードディスクトレイに枢接されたハードディスクカバーを開ける又は閉めるだけで、ハードディスクを露出させ又は位置決めすることができ、組立の効率及び利便性を効果的に向上させた、ねじなしでロック可能なハードディスク固定構造及び方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明のハードディスク固定装置の一実施例の分解図である。
【
図2】
図1におけるハードディスク固定装置の適用時の操作を示す模式図である。
【
図3】本発明の一実施例におけるハードディスクブラケットの摺動時の一の段階の側面図を示す。
【
図4】本発明の一実施例におけるハードディスクブラケットの摺動時の別の段階の側面図を示す。
【
図5】本発明のハードディスク固定装置の弾性ラッチの断面模式図である。
【
図6】本発明のハードディスク固定装置を開けた場合の別の視角からの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面及び詳細な説明で本発明の精神を明らかに説明する。当業者であれば、本発明の好適な実施例を理解する上で、本発明の教示した技術によって、本発明の精神と範囲から逸脱せずに、変更や修正を加えることができる。
【0020】
ハードディスクの脱着時の、ねじ及び取り外し工具の使用を減少するために、本発明は、ハードディスクを固定する過程において追加の工具を用いる必要がなく、ハードディスクの組立効率を向上させた、ねじなしでロックする方法を提供するハードディスク固定装置を提供する。
【0021】
本発明のハードディスク固定装置の一実施例の分解図である
図1を参照する。ハードディスク固定装置100は、ハードディスクトレイ110と、ハードディスクブラケット130と、ハードディスクカバー150と、を具備するハードディスク200を固定するためのものである。ハードディスクブラケット130は、ハードディスクトレイ110に配置され、ハードディスクカバー150は、ハードディスクトレイ110に枢接されている。ハードディスク200は、ハードディスクブラケット130内に配置されることができる。ハードディスクカバー150がハードディスクトレイ110に対して回転する場合、ハードディスクブラケット130とその内のハードディスク200をハードディスクカバー150とハードディスクトレイ110との間に固定することができる。
【0022】
ハードディスクトレイ110は、地板112と、地板112の両側に直立している2つの側壁114と、地板112に設けられた2つの支え壁116と、を備える。支え壁116と側壁114との間に、ハードディスクブラケット130を配置するための収納空間がそれぞれ形成されている。ハードディスクトレイ110は、側壁114に向かって突出するように支え壁116に設けられた、複数のラグ120を更に備える。
【0023】
ハードディスクブラケット130は、ハードディスクトレイ110の中に配置されており、略「匚」(コ)字形の構造となっている。ハードディスクブラケット130は、ブラケット本体132と、ブラケット本体132に設けられた複数のノッチ134と、ブラケット本体132に設けられた2つの凸柱136と、を備える。
【0024】
ブラケット本体132は、第1セクション140と、それぞれ第1セクション140の両側から折れ曲がった2つの第2セクション142と、を含む。第1セクション140及び2つの第2セクション142は、共に「匚」(コ)字形の構造を構成している。ブラケット本体132は、板金部材を折り畳むことで作製してもよい。
【0025】
ノッチ134は、第2セクション142に設けられた細長い開口であり、その軸方向がハードディスクトレイ110の地板112にほぼ平行である。ハードディスクブラケット130を組み立てる場合、ノッチ134は、ハードディスクトレイ110上のラグ120と結合して、ハードディスクブラケット130をハードディスクトレイ110に位置決めするようにする。
【0026】
凸柱136は、円柱形状であってよく、2つの凸柱136が、それぞれ2つの第2セクション142に設けられている。凸柱136は、第2セクション142の外表面に設けられている。ハードディスクブラケット130をハードディスクトレイ110に設けると、凸柱136は、側壁114に向かうように、側壁114と支え壁116との間の収納空間の中に位置する。
【0027】
ハードディスクカバー150は、フレーム形状の構造をしており、接続機構によってハードディスクトレイ110に枢接されてよい。例としては、接続機構は、ハードディスクトレイ110の側壁114に設けられた回転軸部160、及びハードディスクカバー150に設けられた開口部162を含み、回転軸部160が開口部162の中で回転することによって、ハードディスクカバー150をハードディスクトレイ110に枢接する目的を実現することができる。回転軸部160は、開口部162から容易に離れないように、その一端の外径が開口部162の内径より大きいことが好ましい。
【0028】
ハードディスクカバー150は、それぞれハードディスクカバー150の対向する2つの側縁に設けられた2つの凸リブ152を備える。凸リブ152は、凸柱136に対応する位置に設けられており、それぞれ、凸柱136に接触して動かして、ハードディスクブラケット130をノッチ134に沿ってハードディスクトレイ110に対して摺動させるようにするための曲面154を有する。
【0029】
図1におけるハードディスク固定装置100の適用時の操作を示す模式図である
図2を参照する。注意すべきなのは、
図1において、複数のハードディスクトレイ110のそれぞれには、何れも前後に設けられたハードディスク200が配置されているが、以下の図面において、説明を容易にするために、単に単一のハードディスク200の固定構造で例示して説明する。当業者であれば、異なる設計需要に応じて、ハードディスク固定装置100におけるハードディスクトレイ110及びハードディスク200の数量関係、ハードディスク200の配列構造を変更することができるが、本発明は実施例に限定されない。
【0030】
ハードディスク固定装置100は、ハードディスクトレイ110と、ハードディスクトレイ110に設けられたハードディスクブラケット130と、ハードディスクトレイ110に枢接されているハードディスクカバー150と、を具備する。ハードディスクブラケット130は、ハードディスクトレイ110とハードディスクカバー150との間に位置している。
【0031】
ハードディスク200を組み立てようとする場合、先にハードディスクカバー150を開け、ハードディスクブラケット130を露出させた後、ハードディスク200をハードディスクブラケット130の中に入れ、次に、ハードディスクカバー150を下へ押して、ハードディスクカバー150上の凸リブ152をハードディスクブラケット130上の凸柱136(
図1参照)に接触させて、ハードディスクブラケット130とその内のハードディスク200を動かして、ハードディスクトレイ110に対して位置決めされるまで摺動させる。
【0032】
次に、それぞれ本発明の一実施例におけるハードディスクブラケット130の摺動時の異なる段階の側面図を示す
図3及び
図4を参照されたい。なお、
図3及び
図4において、説明を容易にするために、ハードディスクトレイ110の支え壁及び側壁は隠れている。まず、
図3を
図1に合わせて参照する。ハードディスク200がハードディスクブラケット130に配置された後、ハードディスクカバー150は、続いて、ハードディスクトレイ110に対して枢転するように下へ押され、本実施例の場合には、図面における反時計回りの方向に沿って回転する。ハードディスクカバー150がプリセットされた位置まで移動すると、凸リブ152は、支え壁116と側壁114(
図1参照)との間の空間に伸びて、ハードディスクブラケット130の外表面上の凸柱136に接触する。
【0033】
その後、ハードディスクカバー150が続けて下へ押され、凸リブ152が連動されて下へ移動する。この場合、凸リブ152上の曲面154によって、凸リブ152に接触する凸柱136が、曲面154に沿って移動するようになり、例えば、図面における右方へ移動し、更にハードディスクブラケット130及びハードディスクブラケット130内に位置しているハードディスク200が連動されて、ハードディスクカバー150が下へ押されると同時に右へ移動するようになる。
【0034】
ハードディスクブラケット130とその内に位置しているハードディスク200は、ノッチ134に沿ってハードディスクトレイ110に対して移動する。ハードディスクブラケット130が移動する場合、ノッチ134とラグ120との間の相対位置も、これに伴って変化する。例えば、ラグ120は、ハードディスクブラケット130を位置決めしやすくするために、ノッチ134の一端から他端まで移動する。
【0035】
次に、引き続き、
図3及び
図4を参照する。ハードディスク200は、コネクタ(connector)によって他の周辺の電子素子と電気的に接続されることができる。本実施例において、ハードディスクトレイ110に第1コネクタ190が配置されており、ハードディスク200にも、対応する第2コネクタ210がある。ハードディスクブラケット130がその内のハードディスク200を連動して、位置決めするまで右へ移動させた場合、ハードディスク200上の第2コネクタ210も、ハードディスクトレイ110上の第1コネクタ190と係合する。
【0036】
再度、
図1を参照すると、ハードディスクブラケット130においては、ハードディスク200上の第2コネクタ210とハードディスクトレイ110上の第1コネクタ190とが、接触時の跳ね返る力によって係合に失敗することなく、スムーズに係合することを可能にするために、2つの位置決めピン138を更に備える。位置決めピン138は、それぞれ第2セクション142における第1セクション140に近接する個所に設けられ、ハードディスク200をハードディスクブラケット130の中に位置決めするために用いられる。
【0037】
より具体的には、位置決めピン138は、第2コネクタ210と第1コネクタ190との係合時に、ハードディスク200を支えて、ハードディスク200が力を受けて後退しないようにし、更に第2コネクタ210が第1コネクタ190とスムーズに係合できるように確保することに用いることができる。
【0038】
引き続き、
図1を参照する。ハードディスク固定装置100においては、ハードディスクカバー150をハードディスクブラケット130に固定させて、ハードディスクブラケット130におけるハードディスク200を確実に固定する目的を達することができるようにするために、ハードディスクカバー150をハードディスクブラケット130に固定するための係合構造を更に具備する。係合構造は、ハードディスクブラケット130の第1セクション140に設けられた開口170と、ハードディスクカバー150に設けられた弾性ラッチ172と、を備える。ハードディスクカバー150が位置決めするまで回転してハードディスクブラケット130に接触した場合、使用者により、弾性ラッチ172を引き開けて、開口170に差し込んで、更にハードディスクカバー150をハードディスクブラケット130に固定してもよい。
【0039】
より具体的には、第1セクション140は、凹部144を含有し、開口170は、凹部144に設けられている。ハードディスクカバー150は、凹部144に対応する嵌合面156を備え、弾性ラッチ172は、嵌合面156に弾性的に接続されている。
【0040】
図5を
図1に合わせて参照されたい。
図5は、本発明のハードディスク固定装置100の弾性ラッチ172での断面模式図である。弾性ラッチ172は、ラッチ部173、及びラッチ部173とハードディスクカバー150を接続するばね174を含む。ハードディスクカバー150が位置決めするまで移動した後、使用者により、ラッチ部173を引っ張って、外へ移動させて、ハードディスクカバー150の嵌合面156をハードディスクブラケット130の凹部144と嵌合させた後、更にラッチ部173を放して、ばね174による弾力で引っ込めさせて開口170と係合させてよい。このように、ハードディスクカバー150をハードディスクブラケット130に固定することができる。
【0041】
ハードディスク200を取り出しようとする場合、上記のステップを逆にして操作するだけでよい。再びラッチ部173を引き出して、開口170から離れさせ、次に、更にハードディスクカバー150を図面における時計回り方向に沿って回転させると、ハードディスクカバー150が開けられ、これにより、ハードディスクカバー150とハードディスクトレイ110との間に位置しているハードディスク200を取り出すことができる。
【0042】
しかしながら、使用者がハードディスク200を取り出しやすくするために、ハードディスク200を取り出す前に、ハードディスク200の第2コネクタ210とハードディスクトレイ110上の第1コネクタ190との接続状態を解除する必要がある。従って、ハードディスク固定装置100には、第1コネクタ190と第2コネクタ210との接続状態を解除し、ハードディスクブラケット130を押し出すための設計を更に含む。
【0043】
続けて、
図1を参照されたい。ハードディスクカバー150の凸リブ152は、凸縁155を含む。凸縁155は、曲面154におけるハードディスクカバー150とハードディスクトレイ110が枢接する個所(即ち、接続機構)に近接する一端に設けられている。ハードディスクカバー150が回転して開けられる場合、凸縁155は、凸柱136に接触し、ハードディスクカバー150の回転につれて、続けて凸柱136を押し上げることで、ハードディスク200及びハードディスクブラケット130を外へ少しだけ押し上げて、更に第1コネクタ190と第2コネクタ210との間の接続状態を解除することができる。
【0044】
図1と
図6をともに参照されたい。
図6は、本発明のハードディスク固定装置100が開けられた場合の別の視角からの側面図である。同様に、
図6において、ハードディスクトレイ110の支え壁及び側壁も隠れている。ラッチ部173は、先に引き開けられて、開口170から離れ、次に、更にハードディスクカバー150を図面における反時計回り方向に沿って回転させると、ハードディスクカバー150が開けられ、これにより、ハードディスクカバー150とハードディスクトレイ110との間に位置しているハードディスク200を取り出すことができる。
【0045】
使用者がハードディスク200を更に取り出しやすくするために、ハードディスク固定装置100には、ハードディスクカバー150の内表面に設けられた、ハードディスクカバー150とハードディスクトレイ110が枢接する個所(即ち、接続機構)に近接する複数のプッシュロッド180を更に具備する。プッシュロッド180は、ハードディスクカバー150を動かすと同時に、ハードディスク200及びハードディスクブラケット130を更に動かして、ハードディスクブラケット130とその内のハードディスク200を再びノッチ134の方向に沿ってハードディスクトレイ110に対して摺動させて、枢接する個所から離間させて、使用者がハードディスクカバー150を開けた後、ハードディスクブラケット130におけるハードディスク200を取り出しやすくすることができる。
【0046】
上記をまとめると、本発明に係るハードディスク固定装置により、追加の組立工具を使用する必要がなく、ハードディスクトレイに枢接されたハードディスクカバーを開ける又は閉めるだけで、ハードディスクを露出させ又は位置決めすることができ、組立の効率及び利便性を効果的に向上させた、ねじなしでロック可能なハードディスクの固定構造及び方法を提供することができる。
【0047】
本発明を実施例で前述の通り開示したが、これは本発明を限定するものではなく、当業者であれば、本発明の精神と範囲から逸脱しない限り、多様の変更や修正を加えることができる。従って、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。
【符号の説明】
【0048】
100 ハードディスク固定装置
110 ハードディスクトレイ
112 地板
114 側壁
116 支え壁
120 ラグ
130 ハードディスクブラケット
132 ブラケット本体
134 ノッチ
136 凸柱
138 位置決めピン
140 第1セクション
142 第2セクション
144 凹部
150 ハードディスクカバー
152 凸リブ
154 曲面
155 凸縁
156 嵌合面
160 回転軸部
162 開口部
170 開口
172 弾性ラッチ
173 ラッチ部
174 ばね
180 プッシュロッド
190 第1コネクタ
200 ハードディスク210 第2コネクタ