特許第5764962号(P5764962)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5764962
(24)【登録日】2015年6月26日
(45)【発行日】2015年8月19日
(54)【発明の名称】ターボチャージャ
(51)【国際特許分類】
   F02B 37/24 20060101AFI20150730BHJP
【FI】
   F02B37/24
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2011-30870(P2011-30870)
(22)【出願日】2011年2月16日
(65)【公開番号】特開2012-167640(P2012-167640A)
(43)【公開日】2012年9月6日
【審査請求日】2013年12月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000099
【氏名又は名称】株式会社IHI
(74)【代理人】
【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
(72)【発明者】
【氏名】長尾 健一
(72)【発明者】
【氏名】小野 博基
(72)【発明者】
【氏名】森田 功
(72)【発明者】
【氏名】宮澤 啓太郎
【審査官】 佐々木 淳
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭63−014843(JP,U)
【文献】 特開平06−299860(JP,A)
【文献】 特開平11−063276(JP,A)
【文献】 実開昭63−099204(JP,U)
【文献】 実開平03−010038(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F02B 37/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
タービンインペラのチップ側を囲うと共に対向壁との間で前記タービンインペラに排気ガスを供給するためのノズルを形成するシュラウドと、前記ノズルにて回動可能に配設される翼体とを備えるターボチャージャであって、
前記翼体を前記シュラウドに対して押圧するコイルバネと、
前記コイルバネの巻軸に対する傾動を抑制する傾動抑制手段と、
前記翼体と一体化される軸部と、
当該軸部に固定されると共に当該軸部を回動する動力を伝達するリンク部とを備え、
前記傾動抑制手段として、前記リンク部に設けられると共に前記コイルバネの一端側を収容する収容穴あるいは囲壁と、前記コイルバネの前記一端側の内部に挿入されて当該コイルバネと嵌合する嵌合突起との両方を備える
ことを特徴とするターボチャージャ。
【請求項2】
前記コイルバネの一端と当接して前記コイルバネの圧縮率を調節する圧縮率調節手段を備えることを特徴とする請求項記載のターボチャージャ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ターボチャージャに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、特許文献1に示すように、タービンインペラのチップ側を囲うシュラウドと対向壁との間に設けられたノズルに回動可能なノズルベーン(翼体)が配置され、このノズルベーンの回動角度によって容量が可変とされたタービンを備える可変容量型のターボチャージャが知られている。
【0003】
また、特許文献1に示すように、ノズルに配置されたノズルベーンとシュラウドとの間の隙間を減少させることによってタービン効率が向上することが知られている。
そして、特許文献1では、皿バネやコイルバネによってノズルベーンをシュラウド側に付勢することによってノズルベーンとシュラウドとの間の隙間を減少させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−144546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のようにノズルベーンは、タービンの容量に応じて回動される。このため、コイルバネを用いてノズルベーンをシュラウド側に付勢する場合には、ノズルベーンの回動に伴ってコイルバネの一端側のみが変位してコイルバネが傾動する。
このようにコイルバネの傾動が繰り返されると、コイルバネの位置が徐々にずれてしまい、ノズルベーンを良好に付勢することができなくなる。
【0006】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、可変容量型のターボチャージャにおいて、翼体をシュラウド側に付勢するコイルバネの位置ズレを抑止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
【0008】
第1の発明は、タービンインペラのチップ側を囲うと共に対向壁との間で上記タービンインペラに排気ガスを供給するためのノズルを形成するシュラウドと、上記ノズルにて回動可能に配設される翼体とを備えるターボチャージャであって、上記翼体を上記シュラウドに対して押圧するコイルバネと、上記コイルバネの巻軸に対する傾動を抑制する傾動抑制手段とを備えるという構成を採用する。
【0009】
第2の発明は、上記第1の発明において、上記タービンインペラに接続されるシャフトを囲うと共に上記コイルバネを支持する軸部ハウジングを備え、上記傾動抑制手段として、上記軸部ハウジングに設けられると共に上記コイルバネを収容する収容穴を有するという構成を採用する。
【0010】
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、上記翼体と一体化される軸部と、当該軸部に固定されると共に当該軸部を回動する動力を伝達するリンク部とを備え、上記傾動抑制手段として、上記リンク部に設けられると共に上記コイルバネの内部に挿入されて当該コイルバネと嵌合する嵌合突起を有するという構成を採用する。
【0011】
第4の発明は、上記第1〜第3いずれかの発明において、上記タービンインペラに接続されるシャフトを囲うと共に上記コイルバネを支持する軸部ハウジングを備え、上記傾動抑制手段として、上記軸部ハウジングに設けられると共に上記コイルバネの内部に挿入されて当該コイルバネと嵌合する嵌合突起を有するという構成を採用する。
【0012】
第5の発明は、上記第1〜第4いずれかの発明において、上記翼体と一体化される軸部と、当該軸部に固定されると共に当該軸部を回動する動力を伝達するリンク部とを備え、上記傾動抑制手段として、上記リンク部に設けられると共に上記コイルバネを収容する収容穴を有するという構成を採用する。
【0013】
第6の発明は、上記第1〜第5いずれかの発明において、上記コイルバネの一端と当接して上記コイルバネの圧縮率を調節する圧縮率調節手段を備えるという構成を採用する。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、傾動抑制手段によって、コイルバネの巻軸に対する傾動が抑制される。このため、コイルバネが傾動を繰り返して本来の位置からずれることを防止することができる。
したがって、本発明によれば、可変容量型のターボチャージャにおいて、翼体をシュラウド側に付勢するコイルバネの位置ズレを抑止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の一実施形態におけるターボチャージャの概略構成を示す断面図である。
図2図1のA−A線を矢印Bあるいは矢印C方向から見た矢視図である。
図3】本発明の一実施形態におけるターボチャージャの効果を説明するグラフである。
図4】本発明の一実施形態におけるターボチャージャの変形例を示す要部断面図である。
図5】本発明の一実施形態におけるターボチャージャの変形例を示す要部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照して、本発明に係るターボチャージャの一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
【0017】
図1は、本実施形態のターボチャージャ1の概略構成を示す断面図である。
この図に示すように、本実施形態のターボチャージャ1は、タービン2と、コンプレッサ3と、軸部4と、コイルバネ5と、圧縮率調節部材6(圧縮率調節手段)とを備えている。
【0018】
タービン2は、外部のエンジンから供給される排気ガスに含まれるエネルギを回転動翼として回収するものであり、タービンインペラ21と、タービンハウジング22と、シュラウド23と、ノズルプレート24(対向壁)と、ノズルベーン部25と、位置決めピン26と、リンク部27と、駆動リング28と、駆動部29とを備えている。
【0019】
タービンインペラ21は、供給される排気ガスによって回転駆動され、これによって回転動力を生成するものである。
そして、このタービンインペラ21は、排気ガスを受ける翼部と、当該翼部が設けられる基部とを備える。
【0020】
タービンハウジング22は、タービン2の外形形状を形作ると共に、内部にタービンインペラ21、シュラウド23、ノズルプレート24及びノズルベーン部25等を収容している。
【0021】
シュラウド23は、タービンインペラ21の翼部と流路壁との間の隙間を調節するものであり、当該翼部のチップ側を囲って配置されている。
また、シュラウド23は、ノズルプレート24と対向配置されており、当該ノズルプレート24との間に、タービンインペラ21に対して排気ガスを供給するためのノズルNを形成する。
さらに、シュラウド23は、後述するノズルベーン部25の軸部25bを軸支している。
【0022】
ノズルプレート24は、上述のようにシュラウド23と対向配置されることによってノズルNを形成しており、後述するノズルベーン部25の軸部25bを軸支している。
このノズルプレート24は、ノズルNの形成方向(すなわちノズルベーン部27の配列方向)に沿って環状に形状設定されている。
【0023】
ノズルベーン部25は、ノズルNにおける流路断面を調節することによってタービン2の容量を可変とするものであり、タービンインペラ21を囲って複数配置されている。
このノズルベーン部25は、ノズルNにおいて回動可能に配置される翼体25aと、当該翼体25aと一体化された軸部25bとを備えている。
そして、ノズルベーン部25の軸部25bが、上述のシュラウド23とノズルプレート24とに軸支されることによって、ノズルベーン部25の翼体25aがノズルNにおいて回動可能とされている。
【0024】
位置決めピン26は、シュラウド23とノズルプレート24とに嵌合されており、シュラウド23とノズルプレート24との位置決めを行うものである。
【0025】
リンク部27は、ノズルベーン部25の軸部25bに固定されると共に当該軸部25bを回動する動力を伝達するものである。
より詳細には、このリンク部27は、ノズルベーン部25の軸部25bの一端側とかしめによって固定されている。なお、図1の拡大図に示すように、ノズルベーン部25の軸部25bの一端は、リンク部27を貫通しており、突起部25c(嵌合突起)を形成している。
【0026】
この突起部25cは、コイルバネ5の内部に挿入されて当該コイルバネ5と嵌合することによって、コイルバネ5の巻軸に対する傾動を抑制するものであり、本発明における傾動抑制手段として機能するものである。
【0027】
図2(a)は、図1のA−A線を矢印B方向から見ると共にノズルプレート24やリンク部27等のタービン2の一部のみを抜き出して示す矢視図である。
そして、この図に示すように、リンク部27は、ノズルベーン部25の各々に対して固定されて設けられており、ノズルベーン部25と固定される側と反対側の端部が駆動リング28に対してタービンインペラ21の半径方向に摺動可能に嵌合されている。
【0028】
駆動リング28は、全てのリンク部27に対して嵌合される環状部材であり、駆動部29によってタービンインペラ21の回転軸を中心として回動されることによって、リンク部27を軸部25bが回動中心となるように回動する。
【0029】
駆動部29は、駆動リング部28と接続されており、当該駆動リング部28を回動させることによってノズルベーン部25の翼体25aを回動するものである。
【0030】
図1に戻り、コンプレッサ3は、上述のタービン2によって生成された回転動力によって駆動され、外部のエンジンに対して供給する圧縮空気を生成するものである。
【0031】
軸部4は、タービン2とコンプレッサ3とを接続するものであり、シャフトを介してタービン2によって生成された回転動力をコンプレッサ3に伝達する。
そして、軸部4は、タービンインペラ21と接続されるシャフト41と、当該シャフト41及び当該シャフト41を軸支する軸受を囲うベアリングハウジング42(軸部ハウジング)とを備えている。
【0032】
図2(b)は、図1のA−A線を矢印C方向から見たベアリングハウジング42の矢視図である。
この図に示すように、ベアリングハウジング42は、コイルバネ5を収容するための収容穴42aがコイルバネ5ごとに設けられている。
これらの収容穴42aの深さは、コイルバネ5の巻軸に沿った長さの半分以上を収容できるように設定されている。
この収容穴42aは、コイルバネ5を収容することによって、コイルバネ5の巻軸に対する傾動を抑制するものであり、本発明における傾動抑制手段として機能するものである。
【0033】
コイルバネ5は、一端がノズルベーン部25の軸部25bが固定されたリンク部27に当接し、他端が収容穴42aの底部に配設される圧縮率調節部材6と当接し、リンク部27をノズルプレート24側に向けて付勢することによって翼体25aを間接的にシュラウド23に対して押圧するものである。
【0034】
本実施形態においてコイルバネ5は、全てのノズルベーン部25に対して設けられており、各々が1つずつ収容穴42aに収容されて配置されている。
また、コイルバネ5の一端は、図2(a)に示すように、ノズルベーン部25の軸部25bの一端によって形成された突起部25cを囲ってリンク部27と当接されている。また、コイルバネ5の他端は、全周が収容穴42aの内壁に囲われて圧縮率調節部材6に当接されている。
【0035】
なお、コイルバネ5の一端及び他端のいずれかあるいは両方は、当接するリンク部27あるいは圧縮率調節部材6に対して接合されていないことが好ましい。
これによって、リンク部27が回動した場合であっても、コイルバネ5の一端及び他端の少なくともいずれかが当接面に対して摺動し、コイルバネ5に捩れが生じることを防止することができる。
【0036】
さらに、リンク部27が回動した場合にコイルバネ5の姿勢を保つためには、コイルバネ5の巻軸とリンク部27の回動軸(すなわちノズルベーン部25の翼体25aの回転軸)とを一致させることが好ましい。
【0037】
圧縮率調節部材6は、コイルバネ5の圧縮率を調節するためのものであり、収容穴42aの底部に対してネジ止めにて固定されている。
この圧縮率調節部材6は、ベアリングハウジング42に対して回転させることによって、螺合範囲が変化し、これによって収容穴42aの深さ方向に変位する。この結果、コイルバネ5が配置される空間の巻軸方向の高さが増減し、コイルバネ5の圧縮率つまりは翼体25aの押圧力を調節することができる。
【0038】
このような構成を有する本実施形態のターボチャージャ1においては、タービン2に対して排気ガスが供給されると、当該排気ガスがノズルNを介してタービンインペラ21に供給され、これによってタービンインペラ21が回転駆動されて回転動力が生成される。
そして、当該回転動力が軸部4を介してコンプレッサ3に伝達され、コンプレッサ3において圧縮空気が生成される。
【0039】
ここで、本実施形態のターボチャージャ1によれば、コイルバネ5によって翼体25aをシュラウド23に押し付け、図3に示すように、翼体25aをシュラウド23に押し付けない場合と比較してタービン効率を向上させることができる。
また、本実施形態のターボチャージャ1によれば、翼体25aを回動させる際であっても、突起部25cと収容穴42aとによってコイルバネ5の巻軸に対する傾動が抑止される。このため、コイルバネ5が傾動を繰り返して本来の位置からずれることを防止することができる。
したがって、本実施形態のターボチャージャ1によれば、翼体25aをシュラウド23側に付勢するコイルバネ5の位置ズレを抑止することが可能となり、常に翼体25aをシュラウド23に対して適度な押圧力で付勢することが可能となる。
【0040】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0041】
例えば、上記実施形態においては、加工の容易性から、ベアリングハウジング42の一部を掘削することによって収容穴42aを形成し、これを本発明の傾動抑制手段とする構成を採用した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、様々な形態の傾動抑制手段を採用することができる。
【0042】
例えば、図4(a)に示すように、収容穴42aに換えて、ベアリングハウジング42に対してコイルバネ5の内部に挿入されてコイルバネ5と嵌合する嵌合突起42bを本発明の傾動抑制手段として設けても良い。
また、例えば、図4(b)に示すように、ベアリングハウジング42に対して円筒形状の囲壁42cを形成し、当該囲壁42cによってコイルバネ5の収容穴を形成するようにしても良い。
【0043】
また、上記実施形態においては、本発明の傾動抑制手段として収容穴42aと突起部25cとを備える構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、図5(a)に示すように、突起部25cのみを備え、ベアリングハウジング42のコイルバネ5との当接領域を平面とすることも可能である。
この場合には、図5(a)に示すように、コイルバネ5の巻軸方向における突起部25cの高さを上記第実施形態より高く設定し、コイルバネ5の傾動をより確実に抑止する構成を採用することが好ましい。
【0044】
また、図5(b)に示すように、リンク部27を掘削することによって、リンク部27に対して本発明の傾動抑制手段として機能する収容穴27aを形成するようにしても良い。
また、図5(c)に示すように、リンク部27に対して囲壁27bを形成し、当該囲壁27bによってコイルバネ5の収容穴を形成するようにしても良い。
【0045】
また、上記実施形態においては、コイルバネ5をリンク部27に当接させることによって、翼体25aをシュラウド23に押圧する構成を採用した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、コイルバネ5を軸部25b(すなわち突起部25c)に当接させることによって、翼体25aをシュラウド23に押圧する構成を採用することもできる。
ただし、この場合には、突起部25cは、コイルバネ5の内部に挿入されないため、本発明の傾動抑制手段として機能しない。
【0046】
また、上記実施形態においては、全ての翼体25aをシュラウド23に押圧する構成を採用した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、1つ以上の一部の翼体25aのみをシュラウド23に押圧する構成を採用しても良い。
この場合には、全ての翼体25aをシュラウド23に押圧する場合と比較すればタービン効率が低下するものの、全ての翼体25aをシュラウド23に押圧しない場合と比較すればタービン効率の向上が図れる。
【符号の説明】
【0047】
1……ターボチャージャ、2……タービン、21……タービンインペラ、22……タービンハウジング、23……シュラウド、24……ノズルプレート(対向壁)、25……ノズルベーン部、25a……翼体、25b……軸部、25c……突起部(傾動抑制手段)、27……リンク部、27a……収容穴(傾動抑制手段)、27b……囲壁、42……ベアリングハウジング、42a……収容穴(傾動抑制手段)、42b……嵌合突起(傾動抑制手段)、42c……囲壁
図1
図2
図3
図4
図5