特許第5766848号(P5766848)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5766848
(24)【登録日】2015年6月26日
(45)【発行日】2015年8月19日
(54)【発明の名称】コネクタ
(51)【国際特許分類】
   H01R 12/75 20110101AFI20150730BHJP
   H01R 13/41 20060101ALI20150730BHJP
   H01R 13/42 20060101ALI20150730BHJP
【FI】
   H01R12/75
   H01R13/41
   H01R13/42 F
   H01R13/42 E
   H01R13/42 B
【請求項の数】13
【全頁数】24
(21)【出願番号】特願2014-104631(P2014-104631)
(22)【出願日】2014年5月20日
【審査請求日】2014年5月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】390012977
【氏名又は名称】イリソ電子工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106220
【弁理士】
【氏名又は名称】大竹 正悟
(72)【発明者】
【氏名】坂本 徹馬
【審査官】 塚本 英隆
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−066890(JP,A)
【文献】 特開2003−173834(JP,A)
【文献】 特開2006−012717(JP,A)
【文献】 特開2008−153074(JP,A)
【文献】 特開平11−026103(JP,A)
【文献】 特開平03−226976(JP,A)
【文献】 特開2010−153080(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 12/75
H01R 13/41
H01R 13/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソケットハウジングを挿入する収容空間を有するプラグハウジングと複数のプラグ端子とを有し、回路基板に固定されるプラグコネクタと、
プラグハウジングに挿入して嵌合するソケットハウジングと、プラグ端子と導通接触する複数のソケット端子とを有するソケットコネクタと、を備えるコネクタにおいて、
ソケット端子は、プラグ端子に導通接触する平棒状接続片を有しており、
プラグ端子は、平板状金属片にて形成され、その板面をプラグハウジングの高さ方向に沿わせてプラグハウジングに固定されており、ソケット端子と導通接触する端子部を有しており、
ソケットハウジングは、プラグハウジングへの挿入側の前面に開口を有し前記ソケット端子の平棒状接続片が当該開口に向けて突出する収容凹部を有しており、
プラグハウジングは、内部に前記プラグ端子の端子部を収容しておりソケットハウジングとの嵌合時に前記収容凹部に挿入される端子収容部を有しており、
該端子部は、前記平板状金属片の板縁にソケット端子の挿入側に開口を有する凹状に形成されており、該開口から差し込ませたソケット端子の平棒状接続片をプラグ端子の板面に沿う方向から挟み込んで導通接触する接点凹部を有することを特徴とするコネクタ。
【請求項2】
ソケットハウジングを挿入する収容空間を有するプラグハウジングと複数のプラグ端子とを有し、回路基板に固定されるプラグコネクタと、
プラグハウジングに挿入されて嵌合するソケットハウジングと、プラグ端子と導通接触する複数のソケット端子とを有するソケットコネクタと、を備えるコネクタにおいて、
ソケット端子は、プラグ端子に導通接触する平棒状接続片を有しており、
プラグ端子は、平板状金属片にて形成され、その板面をプラグハウジングの高さ方向に沿わせてプラグハウジングに固定されており、ソケット端子と導通接触する端子部を有しており、
ソケットハウジングは、プラグハウジングへの挿入側の前面に開口を有し前記ソケット端子の平棒状接続片が当該開口に向けて突出する収容凹部を有しており、
プラグハウジングは、内部に前記プラグ端子の端子部を収容しておりソケットハウジングとの嵌合時に前記収容凹部に挿入される端子収容部を有しており、
ソケット端子の平棒状接続片とプラグ端子の端子部は端子収容部の内部で導通接触することを特徴とするコネクタ。
【請求項3】
プラグコネクタのプラグハウジングの収容空間に挿入して嵌合するソケットハウジングと、当該プラグハウジングに備えるプラグ端子と導通接触するソケット端子とを備えるソケットコネクタであり、
ソケット端子は、プラグ端子に導通接触する平棒状接続片を有しており、
ソケットハウジングは、プラグハウジングへの挿入側の前面に開口を有し前記ソケット端子の平棒状接続片が当該開口に向けて突出する収容凹部を有することを特徴とするコネクタ。
【請求項4】
前記ソケット端子はビード部を有しており、
ソケットハウジングが、ソケット端子を挿入する端子取付孔と、端子取付孔の交差方向に配置されており、該交差方向に移動可能なリテーナとを備えており、
該リテーナは、ソケット端子の挿入時には前記交差方向への移動により端子取付孔と連通して前記ビード部を挿通可能となる挿通凹部と、端子取付孔に挿入したソケット端子を保持するロック時には前記交差方向への移動によりビード部に対して抜け方向で係止するロック部とを備える請求項1〜請求項3何れか1項記載のコネクタ。
【請求項5】
端子部は二股状に分岐するフォーク状端子部を形成し、フォーク状端子部は前記板面に沿う方向へ変位可能な接触片を有し、前記接点凹部は接触片どうしの間に設けられる凹状の板縁により形成される請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
【請求項6】
ソケットハウジングは、プラグハウジングとの嵌合状態で、隣接するプラグ端子を仕切る極間壁を有する請求項1〜請求項5何れか1項記載のコネクタ。
【請求項7】
端子収容部は、フォーク状端子部がソケット端子と導通接触する際に、接触片どうしの間隔を広げる方向への過剰な変位を規制する第1の壁部を有する請求項5又は請求項6記載のコネクタ。
【請求項8】
端子収容部は、ソケット端子の平棒状接続片が接点凹部に挿入され導通接触する際に、接触片の板厚方向へのずれ変位を規制する第2の壁部を有する請求項5〜請求項7何れか1項記載のコネクタ。
【請求項9】
第2の壁部は、接触片の長さ方向に沿ってその両側に形成されており、
前記極間壁は、プラグハウジングとソケットハウジングの嵌合状態で、隣接する第2の壁部どうしの間に配置される請求項8記載のコネクタ。
【請求項10】
接触片は、先端側にソケット端子との接触方向に向けて突出してソケット端子の平棒状接続片と導通接触する接点突起を有し、該接点突起は、平棒状接続片の挿入方向における手前側から奥側に向けて、前記挿入方向に沿う線に対して傾斜角が小さくなるように傾斜面が多段に連続する接触縁を有する請求項5〜請求項9何れか1項記載のコネクタ。
【請求項11】
プラグ端子は、前記端子部のフォーク状端子部と平行に伸長しプラグハウジングに固定される複数の固定片を有しており、
前記複数の固定片は前記端子部を挟み込むように配置される請求項1,請求項2,請求項5〜請求項10何れか1項記載のコネクタ。
【請求項12】
ソケットハウジングが、
高さ方向で二段に形成したソケット端子の端子取付孔と、
前記二段の端子取付孔のうち、何れか一段の端子取付孔と、前記何れか他段の端子取付孔との間に配置されて、前記二段の端子取付孔に収容した複数のソケット端子に対して抜け方向で係止するリテーナとを備える請求項1〜請求項11何れか1項記載のコネクタ。
【請求項13】
ソケット端子が、平棒状接続片の基端側にソケット端子をソケットハウジングに対して係止するタブ部前記平棒状接続片とタブ部とに亘るビード部を有する請求項1〜請求項12何れか1項記載のコネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラグコネクタとソケットコネクタとを備えるコネクタに関するものである。
【背景技術】
【0002】
電子機器において、電線等の導体と回路基板との電気接続を図るコネクタとして、回路基板に固定されるプラグコネクタと、導体に固定されるソケットコネクタとを備えるものが使用されている。このコネクタでは一般に、プラグコネクタにはピン状のプラグ端子が設けられ、ソケットコネクタには、このプラグ端子と導通接触するソケット端子が設けられる(同種のコネクタの例として特許文献1)。このソケット端子にはピン状のプラグ端子を差し込ませて保持するボックス状の収容部が設けられており、上記のソケット端子は導体の先端に固定された状態で、収容部にピン状のプラグ端子を収容する。こうすることで、プラグ端子とソケット端子とを確実に導通接触させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007―134217号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、こうしたコネクタは、例えば自動車に搭載されて車載電装機器類とバッテリー等とを接続するために用いられる場合がある。近年では、自動車の小型化、軽量化を実現するために、コネクタ自体にも省スペース化が要求されており、特に回路基板に実装した際の占有面積をより小さくすることが求められている。
【0005】
しかし、上記のようなコネクタでは、ソケット端子のボックス状の収容部は通常、ソケット端子を形成する金属片を角筒型や円筒型等の複雑なボックス形状に折り曲げて形成したものであるため、ソケットコネクタの内部にそれを収容する大きな内部スペースを要してしまい、コネクタ全体を小型化することが困難となる。したがって、ソケット端子に収容部を設ける場合には回路基板の占有面積を小さくすることが困難となるという課題がある。
【0006】
本発明は上記のような従来技術を背景になされたものである。その目的は、回路基板の占有面積を小さくすることができ、接続信頼性が高い小型コネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成すべく、本発明は以下のように構成される。
即ち本発明は、プラグハウジングと複数のプラグ端子とを有し、回路基板に固定されるプラグコネクタと、プラグハウジングと嵌合するソケットハウジングと、プラグ端子と導通接触する複数のソケット端子とを有するソケットコネクタと、を備えるコネクタについて、ソケット端子は、プラグ端子に導通接触する平棒状接続片を有しており、プラグ端子は、平板状金属片にて形成され、その板面をプラグハウジングの高さ方向に沿わせてプラグハウジングに固定されており、ソケット端子と導通接触する端子部を有しており、該端子部は、前記平板状金属片の板縁にソケット端子の挿入側に開口を有する凹状に形成されており、該開口から差し込ませたソケット端子の平棒状接続片をプラグ端子の板面に沿う方向から挟み込んで導通接触する接点凹部を有することを特徴とするコネクタを提供する。
【0008】
本発明のプラグ端子は平板状金属片にて形成されており、その板面をプラグハウジングの高さ方向に沿わせてプラグハウジングに固定されている。平板状金属片でなるプラグ端子を、その板面を横にしてプラグハウジングに配置する場合よりも、プラグコネクタをプラグ端子の配列方向で小さくすることができる。
【0009】
ソケット端子は、プラグ端子に導通接触する平棒状接続片を有しており、プラグ端子は、ソケット端子の平棒状接続片と導通接触する端子部を有する。この端子部は、前記平板状金属片の板縁にソケット端子の挿入側が開口する凹状に形成されており、この開口から差し込ませたソケット端子の平棒状接続片をプラグ端子の板面に沿う方向から挟み込んで導通接触する接点凹部を有する。接点凹部の開口から平板状金属片でなるプラグ端子を差し込ませて挟み込むことで、確実にプラグ端子とソケット端子とを導通接触させることができる。また、ソケット端子の接続片を平棒状とすることで、ソケット端子の接続片を例えば細い棒状に設ける場合よりも、より安定してプラグ端子と導通接触することができる。よって、ソケット端子を形成する金属片を折り曲げて複雑なボックス形状の収容部を形成する必要がないため、コネクタ全体を小型化しつつ接続信頼性を高めることができる。
【0010】
前記本発明の端子部は二股状に分岐するフォーク状端子部を形成し、フォーク状端子部は前記板面に沿う方向へ変位可能な接触片を有し、前記接点凹部は接触片どうしの間に設けられる凹状の板縁により形成されるものとすることができる。
こうすることで、弾性変位可能な接触片どうしの間に設けられる凹状の板縁で、ソケット端子の平棒状接続片を所定の接圧で確実に挟み込むことができる。
【0011】
前記本発明のソケットハウジングは、プラグハウジングとの嵌合状態で、隣接するプラグ端子を仕切る極間壁を有するものとすることができる。
こうすることで、プラグ端子間のピッチを狭くした場合であっても、部品点数を増やすことなくショートの発生を抑制することができる。また、同様にプラグ端子のスズメッキ等のウィスカー対策をすることができる。
【0012】
前記本発明のプラグハウジングは、フォーク状端子部がソケット端子と導通接触する際に、接触片どうしの間隔を広げる方向への過剰な変位を規制する第1の壁部を有するものとすることができる。
各接触片が平棒状接続片から押圧される際に、こじりや斜め挿入により異常な押圧が作用して過剰変位して塑性変形し戻らなくなることがある。それに対して本発明では、上記のように異常な押圧が作用して接触片どうしの間隔を広げる方向へ接触片が変位しても、第1の壁部にぶつかることで変位が規制される。こうして、接触片が平棒状接続片との正規の接触位置まで戻らなくなるといった事態を生じにくくすることができる。また、プラグ端子を第1の壁部で部分的に覆うことで、異物を付着し難くすることができる。
【0013】
前記本発明のプラグハウジングは、ソケット端子の平棒状接続片が接点凹部に挿入され導通接触する際に、接触片の板厚方向へのずれ変位を規制する第2の壁部を有するものとすることができる。
各接触片が平棒状接続片から押圧される際に、こじりや斜め挿入によって異常な押圧が作用して過剰変位して塑性変形し戻らなくなることがある。それに対して本発明では、上記のように異常な押圧が作用して板厚方向に接触片が変位しても、第2の壁部にぶつかることで変位が規制される。こうして、接触片が平棒状接続片との正規の接触位置まで戻らなくなるといった事態を生じにくくすることができる。また、プラグ端子の間に第2の壁部を形成することで、隣接するプラグ端子を絶縁することができる。さらに、プラグ端子を第2の壁部で部分的に覆うことで、異物を付着し難くすることができる。
【0014】
前記本発明の第2の壁部は、接触片の長さ方向に沿ってその両側に形成されており、
当該一対の第2の壁部どうしは、平棒状接続片の板幅より狭い間隔で形成されており、それらの端部で挿入される平棒状接続片の板面と摺動接触可能であるものとすることができる。
こうすることで、プラグハウジングとソケットハウジングとを嵌合させる際に、第2の壁部の端部にソケット端子の平棒状接続片を摺動接触させつつ接点凹部の奥へとガイドすることができる。また、フォーク状端子部が有する2つの接触片に、それぞれ第2の壁部を設けることで、平棒状接続片の平板状の各面がそれぞれ対向する第2の壁部と摺動接触して一定の挿入姿勢が維持される。よって、斜め挿入やこじりを生じにくくし、接触片が押圧されて塑性変形したり、座屈したりするといった事態の発生を抑制することができる。
【0015】
前記本発明のソケットハウジングは、プラグハウジングとの嵌合状態で、隣接する極間壁の間に、各プラグ端子の接触片と、接触片に隣接する第2の壁部とを収容する収容凹部を有するものとすることができる。
こうすることで、プラグハウジングとソケットハウジングとの嵌合状態で、前記第2の壁部だけでなく前記極間壁によっても隣接するプラグ端子間を構造的に絶縁することができる。また、例えば収容凹部(ソケットハウジング)と第1の壁部及び第2の壁部(プラグハウジング)とで各接触片を囲むことで、さらに強力にプラグ端子間を構造的に絶縁することができる。よって、プラグ端子間でのショートの発生を確実に抑えることができるとともに、プラグ端子のスズメッキ等のウィスカー対策を確実に行うことができる。
【0016】
前記本発明の接触片は、先端側にソケット端子との接触方向に向けて突出してソケット端子の平棒状接続片と導通接触する接点突起を有し、該接点突起は、平棒状接続片の挿入方向における手前側から奥側に向けて、前記挿入方向に沿う線に対して傾斜角が小さくなるように傾斜面が多段に連続する接触縁を有するものとすることができる。
こうすることで、平棒状接続片の先端を挿入方向奥側に向けて傾斜面でガイドしつつ、平棒状接続片の挿入力を傾斜角の異なる傾斜面に分散させることができる。よって、より小さな挿入力で平棒状接続片をプラグ端子の接点凹部に差し込んで接点突起に導通接触させることができる。
【0017】
前記本発明のプラグ端子は、フォーク状端子部と平行に伸長しプラグハウジングに固定される固定片を有するものとすることができる。これにより固定片をフォーク状接触片から板厚方向に突出させることなく、プラグ端子をプラグハウジングに対して固定することができるため、より確実にプラグ端子の配列方向でコンパクトなコネクタとすることができる。
【0018】
前記本発明のプラグ端子は、基板回路に半田付けされる基板固定片と、基板固定片からプラグハウジングの内部で前記高さ方向に伸長し、前記端子部の基端がその所定の高さ位置で繋がる基部とを有するものとすることができる。
プラグ端子をピン状に形成するコネクタでは、一般的にプラグ端子がプラグハウジングの正面の嵌合口とは反対側の背面側から外部に突出してから基板に向けて屈曲し、その基板側端部で基板回路に半田付けされる。これに対して本発明では、プラグ端子が基板固定片を有しており、この基板固定片からプラグハウジングの内部で前記高さ方向に伸長し、前記端子部の基端がその所定の高さ位置で繋がる基部を有する。こうすることで、プラグ端子をプラグハウジングの外部に突出させないため、コネクタ全体を小型化することができる。また、プラグ端子においてプラグハウジングから外部に露出する部分を減らすことで、プラグ端子の損傷や異物の付着を抑制することができる。
【0019】
前記本発明のソケットハウジングが、高さ方向で二段に形成したソケット端子の端子取付孔と、各端子取付孔に収容した全てのソケット端子に対して抜け方向で係止するリテーナとを備えるものとすることができる。
こうすることで、一つのリテーナでコネクタが備える複数のソケット端子の抜け止めを一括して行うことができる。
【0020】
前記本発明のソケット端子が、平棒状接続片の基端側にソケット端子をソケットハウジングに対して係止するタブ部を有しており、該平棒状接続片とタブ部とに亘るビード部を有するものとすることができる。
これにより、平棒状接続片とタブ部との接続部分をビード部で補強することができる。
【0021】
前記本発明のリテーナは前記ビード部に対して抜け方向で係止する係止部を有するものとすることができる。
これにより、部品点数を増やすことなく、ソケット端子をリテーナによってソケットハウジングに対して抜け止めすることができる。
【0022】
前記本発明のソケットハウジングの端子取付孔は、ソケット端子の挿入方向に対して反転させてソケット端子を高さ方向で二段に収容する溝内形状であるものとすることができる。
例えばリテーナをコネクタの高さ方向で対称に配置し、ソケット端子の上部又は下部にリテーナに対する係止部を設け、高さ方向で二段に設けた端子取付孔に一段ずつ反転させて収容する。これにより二段のソケット端子に設けられるリテーナに対する係止部を近接させて、前記リテーナを二段のソケット端子列の間に配置することで、一つのリテーナでソケット端子の一括した抜け止めをより簡単に行うことができる。
【発明の効果】
【0023】
本発明のコネクタによれば、よりコンパクトにすることができるため、回路基板の占有面積を小さくすることができる。またプラグ端子は、ソケット端子の平棒状接続片を接点凹部で挟み込むことで導通接触するため、接続信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】実施形態のコネクタの背面、平面、左側面を示す斜視図。
図2図1のコネクタの正面、平面、右側面を示す斜視図。
図3図1のプラグコネクタの背面、平面、左側面を示す斜視図。
図4図1のプラグコネクタの正面、平面、右側面を示す斜視図。
図5図1のソケットハウジングの背面、平面、左側面を示す斜視図。
図6図1のソケットハウジングの正面、平面、右側面を示す斜視図。
図7図1のプラグ端子の正面、平面、右側面を示す斜視図。
図8図1のプラグ端子の背面、平面、左側面を示す斜視図。
図9図1のプラグ端子の正面図。
図10図1のプラグ端子の背面図。
図11図1のプラグ端子の右側面図。
図12図1のプラグ端子の平面図。
図13図1のプラグ端子の背面図。
図14図1のソケット端子の正面、平面、右側面を示す斜視図。
図15図1のソケット端子の背面、平面、左側面を示す斜視図。
図16図1のソケット端子の正面図。
図17図1のソケット端子の背面図。
図18図1のソケット端子の右側面図。
図19図1のソケット端子の左側面図。
図20図1のソケット端子の平面図。
図21図1のソケット端子の背面図。
図22図1のリテーナの正面、平面、右側面を示す斜視図。
図23図1のリテーナの背面、平面、左側面を示す斜視図。
図24図1のリテーナの正面図。
図25図1のプラグハウジングの背面図。
図26図1のプラグハウジングの断面図。
図27図26のプラグハウジングのA部分を示す拡大図。
図28図1のソケット端子を示す展開図。
図29図1の線状導体とソケット端子を示す斜視図。
図30図1の線状導体とソケット端子を示す斜視図。
図31図1のリテーナを示す平面方向での断面図であり、分図(a)は仮止め状態を示し、分図(b)はロック状態を示す。
図32図1のソケットコネクタを示す断面図。
図33図1のプラグコネクタとソケットコネクタの嵌合状態を示す断面図。
図34図33の矢示SB−SB断面図であって、収容凹部を示す拡大図。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
【0026】
本明細書、特許請求の範囲、図面では、図1図34で示すコネクタ1の長手方向に沿う幅方向をX方向、短手方向に沿う前後方向をY方向、コネクタ1の高さ方向をZ方向とし、高さ方向Zにおけるコネクタ1の平面側を「上側」、コネクタ1の底面側を「下側」として説明する。なお、上下方向、左右方向、前後方向の説明は本発明のコネクタ1の使用方向を限定するものではない。また、プラグ端子5の右側面図と左側面図は互いに左右対称に表されるため、左側面図を省略している。
【0027】
実施形態〔図1図34〕:
本実施形態のコネクタ1は、電線等の線状導体2と、回路基板3とを導通接続するために使用される、表面実装(Surface Mount Technology)仕様のコネクタである。例えば車載電装機器類とバッテリー等とを接続する際に用いられる。
コネクタ1は、図1図2で示すように、プラグハウジング4と複数のプラグ端子5とを有し、回路基板3に固定されるプラグコネクタ6と、プラグハウジング4と嵌合するソケットハウジング7と、プラグ端子5と導通接触する複数のソケット端子8とを有するソケットコネクタ9と、を備える。
【0028】
〔プラグコネクタ〕
プラグコネクタ6は、図1図4図7図13図25で示すように、絶縁性樹脂で設けられ略矩形で成るプラグハウジング4と、平板状金属片でなる複数のプラグ端子5とを備える。
【0029】
〔プラグハウジング〕
プラグハウジング4は、図1図4図32図33で示すように、上壁4a、下壁4b、側壁4c、4c、奥壁4dを有し、正面に嵌合口4eが開口する箱状に形成されている。その内部にはソケットコネクタ9と嵌合し収容する収容空間4fと、プラグ端子5の弾性接触片5aを収容する端子収容部4gと、プラグ端子5を固定する固定溝4h、4hとを有する。
【0030】
収容空間4fは、プラグハウジング4の内部に形成される。ソケットコネクタ9を挿入するための嵌合口4eは、幅方向Xに沿ってプラグ端子5が並列に配置される奥壁4dとは反対側に設けられる。
【0031】
端子収容部4gは、奥壁4dから収容空間4fの内部に向けて、弾性接触片5aの伸長方向に沿って突出して設けられる。この端子収容部4gは、各弾性接触片5aがソケット端子8に押圧されて変位する側に設けられる第1の壁部4g1と、第1の壁部4g1の前後方向Yに沿う板縁から高さ方向Zに沿って伸長し、第1の壁部4g1に対して板面が直交するように設けられる第2の壁部4g2とを有する。
端子収容部4gは、第1の壁部4g1と一対の第2の壁部4g2とによって断面凹状を形成し、その内側に弾性接触片5aが収容される。第2の壁部4g2が弾性接触片5aの板面を覆うため、端子収容部4gは、弾性接触片5aを、後述の接点凹部5bが設けられる板縁側を除く3方向から覆う。こうして、近接するプラグ端子5どうしを絶縁することができる。
【0032】
1つのプラグ端子5は2つの弾性接触片5aを有しており、端子収容部4gは各弾性接触片5aを1つずつ収容する。この1つのプラグ端子5に対応する2つの端子収容部4gのセットは、プラグ端子5の配列に合わせて、プラグハウジング4の収容空間4f内に幅方向Xに沿って複数設けられる。また、この端子収容部4gのセットの列はプラグハウジング4に対して上下に二段設けられており、上段と下段とでは互いに幅方向Xに半ピッチずつずらして形成される。上段の端子収容部4gにおける下側の第1の壁部4g1と、下段の端子収容部4gにおける上側の第1の壁部4g1とは、幅方向Xに沿う直線上に設けられ、互いに連結している。
【0033】
固定溝4hは、プラグハウジング4の奥壁4dに形成され、奥壁4dの外側から内部に向けて前後方向Yに沿う溝として設けられる。そしてプラグ端子5をプラグハウジング4に対して固定する際に用いられる。
従来の一般的なコネクタでは、プラグ端子をピン状に形成しており、そのプラグ端子がプラグハウジングの正面の嵌合口とは反対側の背面側から外部に突出し、回路基板3に向けて屈曲して、その基板側端部で基板回路に半田付けされる。これに対してコネクタ1は、奥壁4dの外側に、高さ方向Zに沿う溝部4d1を有しており、プラグ端子5の基部5cがこの溝部4d1に収容される。こうすることで、プラグ端子5をプラグハウジング4の奥壁4dの外部に突出させずに、奥壁4dの厚み内で保持することができるため、コネクタ1全体を前後方向Yで小型化することができ、回路基板3の占有面積も小さくできる。また、プラグ端子5においてプラグハウジング4から外部に露出する部分を減らすことで、プラグ端子5の損傷や異物の付着を抑制することができる。
【0034】
〔プラグ端子〕
各プラグ端子5は、図1図4図7図13で示すように、平板状金属片を打ち抜き加工することで形成され、その板面をプラグハウジング4の高さ方向Zに沿わせた状態で、プラグハウジング4に固定されている。この板厚方向での屈曲部分の無い平板形状により、幅方向X(プラグ端子の配列方向)でコンパクトなコネクタ1とすることができる。
各プラグ端子5は、ソケット端子8と導通接触するフォーク状端子部5dと、フォーク状端子部5dが伸長する基部5cと、プラグハウジング4に対する固定片5eと、回路基板3に接続する基板固定片5hとを有する。
【0035】
フォーク状端子部5dは、高さ方向Zに二股状に分岐して形成される接点凹部5bと、「接触片」として一対設けられる弾性接触片5aと、ソケット端子8と導通接触する接点突起5fとを有する。フォーク状端子部5dは、プラグハウジング4の奥壁4dを前後方向Yに沿って貫通し、弾性接触片5aが収容空間4fの内部に向けて伸長する。
【0036】
接点凹部5bは、弾性接触片5aどうしの間に設けられ、ソケット端子8の挿入側に開口5b1を有する凹状の板縁により形成される。そして、該開口5b1から差し込ませたソケット端子8の平棒状接続片8aを、プラグ端子5の板面に沿う方向(コネクタ1の上下方向)から挟み込んで導通接触する。
【0037】
弾性接触片5aはプラグ端子5の板面に沿う高さ方向Zに変位可能とされ、1つのフォーク状端子部5dが有する2つの弾性接触片5aは、高さ方向Zに沿って設けられる。この弾性接触片5aは収容空間4fの内部で、プラグハウジング4の端子収容部4gに収容される。
【0038】
接点突起5fは、プラグ端子5の先端側から後述するソケット端子8の平棒状接続片8aとの接触方向に向けて突出し、特にその先端部は、弾性接触片5aを端子収容部4gに収容した状態で、端子収容部4gから平棒状接続片8aとの接触方向に向けて突き出ている。プラグ端子5は、対向する接点突起5f、5fで平棒状接続片8aを挟み込んで導通接触する。
接点突起5fの先端部において、ソケット端子8と接触する接触縁5gは、平棒状接続片8aの挿入方向における手前側(後側)から奥側(前側)に向けて、前記挿入方向に沿う線に対して傾斜角が異なる前縁5g1と後縁5g2とを有する。後縁5g2は前縁5g1よりも後側(弾性接触片5aの先端側)に連続して設けられ、平棒状接続片8aは前縁5g1よりも後縁5g2に対して先に接触する。また、前縁5g1の傾斜面は後縁5g2の傾斜面よりも傾斜角が小さくなるように形成される。これにより平棒状接続片8aをスムーズに挿入することができる。
【0039】
基部5cは、高さ方向Zに沿って伸長し、プラグハウジング4の溝部4d1に収容される。
基部5cの高さ方向Zにおける略中央位置からは、フォーク状端子部5dが伸長する。また、フォーク状端子部5dの上下両側には一対の固定片5eが設けられる。
【0040】
固定片5eは、フォーク状端子部5dと平行に伸長し、各固定片5eの板縁にはフォーク状端子部5dに向けて突出する突部5e1が設けられる。プラグハウジング4の固定溝4hに固定片5eを1つずつ圧入することで、突部5e1が固定溝4hの内壁に噛み込んでプラグ端子5がプラグハウジング4に対して固定される。固定片5eがフォーク状端子部5dの上下両側に形成されることで、弾性接触片5aが高さ方向Zに変位する場合であってもフォーク状端子部5dをプラグハウジング4に対して確実に固定することができる。また、フォーク状端子部5dが伸長する基部5cから高さ位置を変えてそれと並列に同一方向に固定片5eを伸長させて形成することで、前後方向Yでプラグハウジング4を小型化できる。さらに、例えばフォーク状端子部5dの左右両側(幅方向Xに沿うフォーク状端子部5dの両側)に固定片5eを設けるよりも、コネクタ1全体を幅方向Xで小型化することができる。
【0041】
基板固定片5hは、基部5cの下端側に繋がっており、前後方向Yに沿って、フォーク状端子部5dと固定片5eが設けられる側とは反対側に向けて伸長する。この基板固定片5hを回路基板3に対して半田付けすることで、プラグ端子5が回路基板3に対して固定される。
【0042】
プラグコネクタ6は、高さが異なり、フォーク状端子部5dの高さ位置が異なる2種類のプラグ端子5を備えている。高背のプラグ端子10bでは、低背のプラグ端子10aと比較して基部5cが長く設けられており、高背のプラグ端子10bは後述の上段のソケット端子8と導通接触する。これに対して、低背のプラグ端子10aは後述の下段のソケット端子8と導通接触する。高背のプラグ端子10bと低背のプラグ端子10aとは、幅方向Xに沿って交互に配置されている。こうすることで狭ピッチとしつつ、隣接するフォーク状端子部5d間の距離を離してショートの発生を抑えることができる。
【0043】
〔ソケットコネクタ〕
ソケットコネクタ9は、図1図2図5図6図14図24で示すように、プラグハウジング4と嵌合するソケットハウジング7と、プラグ端子5と導通接触する複数のソケット端子8とを有する。
【0044】
〔ソケットハウジング〕
ソケットハウジング7は、図1図2図5図6図22図23で示すように、ソケットハウジング本体11と、ソケット端子8をソケットハウジング本体11に固定するリテーナ12とを備える。
【0045】
ソケットハウジング本体11は、絶縁性樹脂により略矩形に形成されている。そのソケットハウジング本体11には、図32図33で示すように、ソケット端子8を挿入し、幅方向Xに沿って並列に配置される複数の収容凹部11aと、隣接する収容凹部11aどうしの間に設けられる極間壁11bと、収容凹部11aに連通する端子取付孔11cと、ソケット端子8をソケットハウジング7に固定するハウジングランス11dと、ソケットハウジング本体11の上面11eに設けられる面当て部11e1と、下面11fに設けられる面当て部11f1とを備える。
【0046】
収容凹部11aは、ソケットハウジング本体11におけるプラグハウジング4への挿入方向前側に形成される。この収容凹部11aの列はソケットハウジング7に上下に二段設けられており、上段は略逆U字状の凹状でなり、下段は略U字状の凹状でなる。また、上段と下段の収容凹部11a、11aは互いに幅方向Xに半ピッチずつずらして形成される。
ソケット端子8がソケットハウジング7に固定された状態で、この収容凹部11aには平棒状接続片8aが収容される。
ソケットハウジング7とプラグハウジング4との嵌合状態では、収容凹部11aの内側で平棒状接続片8aとプラグ端子5が有する2つの弾性接触片5aとが導通接触する。この状態で、収容凹部11aは各弾性接触片5aと、それらに隣接する第2の壁部4g2とを収容する。また、上段のプラグ端子5においては、第2の壁部4g2に加えて、上側の弾性接触片5aに隣接する第1の壁部4g1も収容凹部11aに収容される。これに対し、下段のプラグ端子5においては、上側ではなく下側の弾性接触片5aに隣接する第1の壁部4g1が収容凹部11aに収容される。
【0047】
極間壁11bは、収容凹部11aの間に設けられ、ソケットハウジング7とプラグハウジング4との嵌合状態で、隣接するプラグ端子5の間に挿入されて、それらを仕切ることができる。
【0048】
端子取付孔11cは、各収容凹部11aに連通し、幅方向Xに沿って複数並列に配置される。そして、収容凹部11aと同様に、その列はソケットハウジング7に上下に二段設けられ、上段と下段で互いに幅方向Xに半ピッチずつずらして形成される。
この端子取付孔11cには、各ソケット端子8のタブ部8cと、カシメ部8bとが挿入される。上段と下段の収容凹部11a、11aは、溝内構造が互いに上下に反転して形成されており、それぞれに端子取付孔11cに挿入されるソケット端子8もまた、上下に反転して挿入される。
【0049】
ハウジングランス11dは端子取付孔11cに設けられており、図32図33で示すように、上段では上側の壁から伸長し、ソケット端子8の挿入方向前方かつ下方であって、端子取付孔11cの内部に向けて片持ち梁状に設けられる。また下段では、上段とは上下に反転して設けられ、下側の壁から伸長し、ソケット端子8の挿入方向前方かつ上方であって、端子取付孔11cの内部に向けて片持ち梁状に設けられる。ハウジングランス11dは自由端に、高さ方向Zに二股状に分岐して形成される分岐部11d1を有しており、ソケット端子8におけるタブ部8cに係止する。
【0050】
リテーナ12は、絶縁性樹脂でなり、図22図24で示すように、ソケットハウジング本体11の幅方向Xに長く延びる略直方体状に設けられる。リテーナ12は、ソケットハウジング本体11に対して、上段の端子取付孔11cと下段の端子取付孔11cとの間に幅方向Xに沿って挿入される。リテーナ12の上面側は上段の端子取付孔11cの内部に露出し、下面側は下段の端子取付孔11cの内部に露出する。
リテーナ12の上面側と下面側には、それぞれ幅方向Xに沿って複数設けられる、表面が平坦なロック部12aと、ロック部12aと交互に配置され、断面円弧状でなる挿通凹部12bとが設けられる。この挿通凹部12bには、リテーナ12のソケットハウジング本体11への挿入が完了していない状態(仮止め状態)で、ソケット端子8のビード部8dを通過させることができる。こうしてビード部8dに挿通凹部12bを通過させた後、仮止め状態からリテーナ12をソケットハウジング本体11に対して幅方向Xに沿って移動させ、ソケットハウジング本体11の内部に押し込んだ状態(ロック状態)では、ロック部12aをビード部8dに対するロック位置に配置させることができる。
各挿通凹部12bは、ソケットハウジング本体11の収容凹部11aと同様に上面側と下面側とが幅方向Xに互いに半ピッチずつずれて形成される。リテーナ12の幅方向Xにおける一端側には、リテーナ12を幅方向Xでずらす操作を行うための操作部12cが設けられている。
【0051】
面当て部11e1は、ソケットハウジング本体11の上面11eから上側に向けて2つ突出して設けられる。これに対して面当て部11f1は、ソケットハウジング本体11の下面11fから下側に向けて2つ突出して設けられる。
【0052】
〔ソケット端子〕
ソケット端子8は、平板状金属片を曲げ加工することで設けられる。そして、図14図21図28で示すように、プラグ端子5に導通接触する平棒状接続片8aと、上述のハウジングランス11dに係止するタブ部8cと、線状導体2の銅線2aに対して導通接触するカシメ部8bと、線状導体2の被覆2bを固定するクランプ8eと、ソケット端子8の下面側に設けられるビード部8dとを有する。
【0053】
平棒状接続片8aは、ソケット端子8のソケットハウジング7への挿入方向における前側に設けられる。平棒状接続片8aはプラグハウジング4とソケットハウジング7とを嵌合する際に、対向する接点突起5f、5f間を押し広げながらプラグ端子5の接点凹部5bに差込まれて接点突起5f、5fと導通接触する。
この平棒状接続片8aは、金属片を幅方向Xに沿って折り返して形成した二重の金属片でなる。こうして厚くすることで平棒状接続片8aを補強できるため、平棒状接続片8aがプラグ端子5の接点突起5fに接触する際に荷重を受けても変形しにくくすることができる。また、このように厚くすることで、プラグ端子5の対向する2つの接点突起5f、5fどうしの間隔が大きく形成される場合であっても、平棒状接続片8aをそれらの間に挿入した際に2つの接点突起5f、5fと導通接触しやすくすることができる。
【0054】
タブ部8cは、平棒状接続片8aの基端側に隣接して設けられる。このタブ部8cは、図14図17で示すように、平板状金属片を折り曲げることで2枚の横壁8c1、8c1と、天面部8c2とを形成し、中空の略四角筒状に形成される。横壁8c1、8c1はソケット端子8の前後方向Yに沿う板縁から高さ方向Zに沿って伸長して設けられる。天面部8c2は、横壁8c1、8c1の端部を幅方向Xに沿わせて対向する横壁8a1側に向けて屈曲させ、二枚の金属片を積層することで設けられている。
この天面部8c2の挿入方向における後端部8c3には、図18図19図32図33で示すように、前述のハウジングランス11dが係止する。天面部8c2が金属片を二重に積層して設けられることで補強できるため、薄い金属片にハウジングランス11dが係止しても、変形し難くすることができる。
【0055】
天面部8c2において挿入方向における前側の端部からは金属片が伸長し、下側に向けて折り下げられることで、略四角筒状のタブ部8cの開口に蓋をするように保護壁8c4が設けられている。また、この保護壁8c4における端部の板縁は角取りがされて丸く形成されている。
【0056】
上述の通り、平棒状接続片8aは前述の通り金属片を二重に積層されているため、プラグ端子5の弾性接触片5aと接触することで荷重が加えられても変形し難い構造となっている。また、タブ部8cは略四角筒状でなり、ハウジングランス11dに係止する際に引っ張られるように荷重を受けても、変形し難くされている。しかし、平棒状接続片8aとタブ部8cの間の部分は一層の金属片でなることから、プラグ端子5と接触する際などに荷重が掛かると変形しやすい。
そこで、平棒状接続片8aとタブ部8cとの間には、ソケット端子8の前後方向Yに沿う両側の板縁に補強部8f、8fが設けられている。この補強部8fは、タブ部8cの横壁8a1の下側から平棒状接続片8aの側に向けて伸長して形成したものである。この補強部8fを設けることで、変形しやすい平棒状接続片8aとタブ部8cの間の強度を高めて変形を生じ難くされている。
【0057】
カシメ部8bは、タブ部8cと隣接して設けられ、線状導体2の伸長方向に沿って設けられる底部8b1と、銅線2aを底部8b1に対して押圧する突出部8b2とを有する。底部8b1には、幅方向Xに沿う略矩形の凹部8b3が複数設けられている。また、突出部8b2は底部8b1の前後方向Yに沿う両側の板縁から1つずつ突出し、それらは互いに対向する。突出部8b2は、折り曲げられて線状導体2の銅線2aを底部8b1に対して押し付けることで、線状導体2がソケット端子8に対して固定される。また、底部8b1に凹部8b3が設けられ、これに線状導体2が押し付けられることで、銅線2aとソケット端子8とが確実に導通接触する。また凹部8b3の角部によって銅線2aの酸化被膜を破ることができる。
【0058】
クランプ8eは、底部8b1の前後方向Yに沿う両側の板縁から1つずつ突出して設けられる。それらは互いに対向しないように前後方向Yに位置をずらして形成されており、2つのクランプ8eを折り曲げて線状導体2の被覆2bに対して巻付けるように押圧接触することで、ソケット端子8を線状導体2に対して固定する。
【0059】
ビード部8dは、ソケット端子8において線状導体2が固定される側とは反対側の面に、平棒状接続片8aとタブ部8cとに亘って設けられる。上述の通り、平棒状接続片8aとタブ部8cとの間の部分は強度が弱く、変形しやすいため、このビード部8dを設けることで、この部分を補強することができる。
また、このビード部8dは、突出して設けられる係止部8d1を有しており、この係止部8d1にリテーナ12のロック部12aが係止する。
【0060】
〔ソケット端子への線状導体の固定方法〕
線状導体2の先端側に、ソケット端子8を固定する。具体的には、図29図30で示すように、線状導体2の先端側の被覆2bにソケット端子8のクランプ8eを巻付けるように押し付けて固定する。その後、カシメ部8bの突出部8b2を折り曲げて、底部8b1に対して線状導体2の銅線を押し付ける。
【0061】
〔ソケットハウジングへのソケット端子の固定方法〕
まず、リテーナ12を、ソケットハウジング7に対して幅方向Xで矢示C方向にスライドさせて、ロック状態から仮止め状態にする(図31分図(a)参照)。
そして、上記のように線状導体2に固定されたソケット端子8を、ソケットハウジング7の端子取付孔11cに挿入する。上段の端子取付孔11cにソケット端子8を挿入する場合には、ソケット端子8のビード部8dを下側に向ける。下段の端子取付孔11cにソケット端子8を挿入する場合には、反対にビード部8dを上側に向ける。このようにビード部8dを正規の方向に向けてソケット端子8を端子取付孔11cに挿入すると、ビード部8dの係止部8d1はリテーナ12の挿通凹部12bを通過して、端子取付孔11cに挿入される。これに対して、仮にビード部8dの係止部8d1を正規の向きとは異なる向きで端子取付孔11cに挿入すると、係止部8d1がソケットハウジング本体11やリテーナ12に引っ掛かり、端子取付孔11cの奥まで挿入できなくなるため、作業者は挿入向きを間違えていることを認識することができる。
【0062】
ソケット端子8を端子取付孔11cに挿入すると、ソケット端子8のタブ部8cの天面部8c2の前端部8c5がハウジングランス11dに接触する。ハウジングランス11dは端子取付孔11cの壁から弾性変位可能なように片持ち梁状に伸長して設けられている。よってソケット端子8を端子取付孔11cの奥までさらに挿入することで、天面部8c2はハウジングランス11dを押圧し、撓ませて(変位させて)乗り越える。その際、ソケット端子8の平棒状接続片8aは、ソケットハウジング7の収容凹部11aの内側に収容される。
仮にこの状態でソケット端子8や線状導体2を端子取付孔11cから抜き方向に引っ張ると、ハウジングランス11dの先端に設けられる二股状の分岐部11d1に天面部8c2が係止されて抜け止めされる。ところで、天面部8c2を構成する金属片は、二枚の横壁8c1、8c1から端部を屈曲して形成している。こうすることで、天面部8c2に対してハウジングランス11dから上下方向に荷重が掛かっても、天面部8c2を形成する二枚の金属片は横壁8c1によって動きを規制されるため、変形し難い構造とすることができる。
【0063】
上述のとおり、二枚の横壁8a1の間には、天面部8c2から屈曲して伸長する保護壁8c4が設けられる。この保護壁8c4と天面部8c2の間には、滑らかな屈曲部8c6が形成されており、ソケット端子8が端子取付孔11cを挿通する際には、この屈曲部8c6がハウジングランス11dに摺動接触する。よって、例えば破断面で摺動接触する場合よりも、ハウジングランス11dの表面を削られ難くすることができるため、ソケット端子8の端子取付孔11cへの挿入性を高めることができる。また、同時にハウジングランス11dに天面部8c2の板縁が接触することで、ハウジングランス11dが削れて損傷を受けるといった事態を生じにくくすることができる。
また、仮にソケット端子8がタブ部8cと平棒状接続片8aの間で折れ曲がるように変形する力が作用した場合であっても、保護壁8c4がその折れ曲がり部分に接触して支持することで、折れ曲がり変形を阻止することができる。また、この保護壁8c4の板縁を角取りして丸く形成することで、角部にソケット端子8の変形部分が接触して損傷を受けるといった事態を生じにくくすることができる。
【0064】
上記と同じように、線状導体2に固定したソケット端子8を全ての端子取付孔11cに1本ずつ挿入して、ビード部8dの係止部8d1にリテーナ12の挿通凹部12bを通過させる。
その後、リテーナ12をソケットハウジング7に対して幅方向Xでスライドさせて、ロック状態とする(図31分図(b)参照)。これにより、リテーナ12のロック部12aは、収容凹部11aに挿入されている係止部8d1と、幅方向Xにおける同じ位置に移動する。こうすることで、ソケット端子8が端子取付孔11cから抜け方向に引っ張られても、ロック部12aに係止部8d1が係止して抜け止めすることができる。
またこの際、仮に一部のソケット端子8のビード部8dの係止部8d1が端子取付孔11cの奥まで挿入されておらず、挿通凹部12bの内側に留まっている場合には、リテーナ12をロック状態にするためにスライドしようとしても、係止部8d1が挿通凹部12bの内側に引っかかり、スライドできなくなる。これにより、作業者はソケット端子8の半嵌合や不完全嵌合を認識することができる。
【0065】
上述の通り、上段と下段の端子取付孔11cの溝内構造は上下に反転して形成されており、それぞれの端子取付孔11cに挿入されるソケット端子8もまた、上下に反転させる。こうすることで、上段のソケット端子8の係止部8d1は下側に設けられ、下段のソケット端子8の係止部8d1は上側に設けられており、上段と下段のソケット端子8の係止部8d1が高さ方向Zにおいて近接する位置に配置される。よって略直方体形状でなり、簡単な構造のリテーナ12を1つ使用するだけで、端子取付孔11cに収容した全てのソケット端子8を抜け止めできる。
【0066】
〔プラグコネクタとソケットコネクタの嵌合方法〕
ソケット端子8がソケットハウジング7に固定された状態で、図32図33で示すように、ソケットコネクタ9をプラグハウジング4の収容空間4fに嵌合口4eから挿入し、奥まで押し込む。この際、ソケット端子8の平棒状接続片8aの先端は、プラグ端子5のフォーク状端子部5dの接点突起5fに接触する。接点突起5fが平棒状接続片8aに押圧されると、弾性接触片5aが撓んで高さ方向Zに変位し、対向する接点突起5fの間隔を押し広げながら、平棒状接続片8aが接点凹部5bの奥まで差し込まれる。
【0067】
この接点突起5fにおける平棒状接続片8aとの接触縁5gは、上述のように、平棒状接続片8aの挿入方向に沿う線に対して傾斜角が異なる傾斜面の前縁5g1と後縁5g2とを有する。この前縁5g1と後縁5g2は連続して設けられ、平棒状接続片8aの挿入方向における前側の前縁5g1は、後側の後縁5g2よりも前記傾斜角が小さい(図26図27参照)。こうすることで、平棒状接続片8aの先端を挿入方向奥側に向けて傾斜面でガイドしつつ、平棒状接続片8aの挿入力を傾斜角の異なる前縁5g1と後縁5g2で分散させる。こうして、より小さな挿入力で平棒状接続片8aを接点凹部5bに差し込むことができるため、挿入性を高めることができる。
【0068】
平棒状接続片8aで、接点突起5fの間隔を押し広げる際には弾性接触片5aが変形する。そうした場合には、一般に、こじりや斜め挿入により想定外の異常な荷重が弾性接触片5aに掛かり、弾性接触片5aが塑性変形して、平棒状接続片8aとの正規の接触位置まで戻らなくなることがある。
それに対してコネクタ1では、弾性接触片5aに上記のように異常な荷重が掛かり、対向する弾性接触片5aどうしの間隔を広げる方向へ変位しても、第1の壁部4g1にぶつかることで変位が規制される。また同様に、板厚方向に弾性接触片5aが変位しても、第2の壁部4g2にぶつかることで変位が規制される。こうして、弾性接触片5aが平棒状接続片8aとの正規の接触位置まで戻らなくなるといった事態を生じにくくすることができる。また、プラグ端子5を第1の壁部4g1と第2の壁部4g2を有する端子収容部4gで部分的に覆うことで、異物を付着し難くすることができる。
【0069】
1つの端子収容部4gが有する第2の壁部4g2どうしの間隔(幅方向Xの間隔)は、平棒状接続片8aの板幅より狭く形成される(図34参照)。よって、平棒状接続片8aが第2の壁部4g2どうしの間に入り込んで弾性接触片5aを過剰に押圧する、といった事態の発生を抑制できる。
【0070】
フォーク状端子部5dが有する2つの弾性接触片5aは上下に対向しており、それぞれが端子収容部4gに収容されている。平棒状接続片8aはこの2つの端子収容部4gにおいて、上下に対向する第2の壁部4g2の間に挿入される。その際には、平棒状接続片8aの板面と第2の壁部4g2の端部とが摺動接触可能となっているため、第2の壁部4g2の端部で平棒状接続片8aの板面を支持して接点凹部5bの奥へとスムーズにガイドすることができる。これと同時に、平棒状接続片8aの平板状の各面はそれぞれ対向する第2の壁部4g2と摺動接触して一定の挿入姿勢が維持される。よって、斜め挿入やこじりを生じにくくし、弾性接触片5aが押圧されて塑性変形したり、座屈したりするといった事態の発生を抑制することができる。
【0071】
プラグ端子5のフォーク状端子部5dが有する2つの弾性接触片5a、5aの接点突起5fは、接点凹部5bの開口5b1から差し込ませた平棒状接続片8aをプラグ端子5の板面に沿う方向(上下方向)から挟み込んで、所定の接圧で確実に挟み込むことができる。また、ソケット端子8の接続片8aを平棒状とし、その幅をプラグ端子5の板厚よりも広くすることで、接続片を例えば細い棒状として設ける場合よりも、より安定してプラグ端子5と導通接触することができる。こうして、平棒状接続片8aと平板状のフォーク状端子部5dとを確実に導通接触させることができるため、一般的な、ソケット端子8を形成する金属片を折り曲げて複雑なボックス形状の収容部を形成するコネクタと比較して、全体を小型化しつつ、接続信頼性を高めることができる。
【0072】
ソケットコネクタ9をプラグハウジング4の収容空間4fの奥まで挿入し終えると、極間壁11bが隣接するプラグ端子5を仕切り、プラグハウジング4の端子収容部4gとプラグ端子5は、ソケットハウジング7の収容凹部11aの内側に収容される。よって、第2の壁部4g2だけでなく極間壁11bによっても幅方向Xで隣接するプラグ端子5間を構造的に絶縁することができる。また、ソケットハウジング7の収容凹部11aとプラグハウジング4の第1の壁部4g1とで、弾性接触片5aを板面方向、および板縁方向から囲むことができるため、プラグ端子5間でのショートの発生を確実に抑えることができる(図34参照)。これと同時に、プラグ端子5のスズメッキ等のウィスカー対策を確実に行うことができる。
【0073】
ソケットハウジング7は面当て部11e1、11f1を有している。プラグコネクタ6とソケットコネクタ9との嵌合状態において、ソケットコネクタ9がプラグコネクタ6に対して上下方向に回動するような荷重が加えられた場合には、面当て部11e1、11f1がプラグハウジング4に対して接触することで、回動を規制することができる。よって、このようなこじりによって、プラグハウジング4の収容空間4fの嵌合口4eがソケットハウジング7に押圧されて広がるといった事態の発生を抑制できる。
【0074】
従来の車載用コネクタでは、定格3A仕様の最小クラスの物であっても、極数40極で2.2mmピッチ程度であった。これに対して本実施形態のコネクタ1によれば、例えば極数40極で1.5mmピッチ程度まで小型化できるため、回路基板3の占有面積を小さくすることができる。また、定格3Aとする必要が無い場合には、使用する電線をより細くすることで、さらなる狭ピッチ化と小型化が可能となる。またプラグ端子5は、ソケット端子8の平棒状接続片8aを接点凹部5bの接点突起5fで挟み込むことで導通接触するため、接続信頼性を高めることができる。
【0075】
変形例:
上記実施形態では、表面実装仕様のコネクタ1を例示し、基部5cから固定片5eとフォーク状端子部5dとは反対側に向けて、これらと平行に伸長する基板固定片5hを示した。これに対し、基板固定片5hを基部5cから直線的に回路基板3方向に繋げて形成し、回路基板3に設けられる図示しないスルーホールに固定するものとすることで、DIP(Dual Inline Package)仕様のコネクタ1とすることもできる。
【0076】
上記実施形態では、線状導体2を上下二段に配列するコネクタ1を例示した。これに対して、電流値に応じて線状導体2を1段又は3段以上配列しても良い。その場合には、線状導体2の配置に合わせてプラグ端子5の配置、プラグハウジング4の端子収容部4g、ソケットハウジング本体11の収容凹部11a、端子取付孔11c、リテーナ12の挿通凹部12b等の段数も、変更することができる。
【符号の説明】
【0077】
1 コネクタ(第1実施形態)
2 線状導体
2a 銅線
2b 被覆
3 回路基板
4 プラグハウジング
4a 上壁
4b 下壁
4c 側壁
4d 奥壁
4d1 溝部
4e 嵌合口
4f 収容空間
4g 端子収容部
4g1 第1の壁部
4g2 第2の壁部
4h 固定溝
5 プラグ端子
5a 弾性接触片
5b 接点凹部
5b1 開口
5c 基部
5d フォーク状端子部
5e 固定片
5e1 突部
5f 接点突起
5g 接触縁
5g1 前縁
5g2 後縁
5h 基板固定片
6 プラグコネクタ
7 ソケットハウジング
8 ソケット端子
8a 平棒状接続片
8b カシメ部
8b1 底部
8b2 突出部
8b3 凹部
8c タブ部
8c1 横壁
8c2 天面部
8c3 後端部
8c4 保護壁
8c5 前端部
8c6 屈曲部
8d ビード部
8d1 係止部
8e クランプ
8f 補強部
9 ソケットコネクタ
10a プラグ端子(低背)
10b プラグ端子(高背)
11 ソケットハウジング本体
11a 収容凹部
11b 極間壁
11c 端子取付孔
11d ハウジングランス
11d1 分岐部
11e 上面
11e1 面当て部(上面)
11f 下面
11f1 面当て部(下面)
12 リテーナ
12a ロック部
12b 挿通凹部
12c 操作部
【要約】
【課題】小型で回路基板の占有面積が狭く、接続信頼性の高いコネクタを提供すること。
【解決手段】
ソケット端子8は、プラグ端子5に導通接触する平棒状接続片8aを有しており、プラグ端子5は、平棒状接続片8aにて形成され、ソケット端子8と導通接触するフォーク状端子部5dを有する。プラグ端子5はその板面をプラグハウジング4の高さ方向Zに沿わせてプラグハウジング4に固定されており、プラグ端子5のピッチ方向でコネクタ全体を小型化できる。また、フォーク状端子部5dは、板縁にソケット端子8の挿入側に開口5b1を有する接点凹部5bを有しており、接点凹部5bの接点突起5fによって開口5b1から差し込ませたソケット端子8の平棒状接続片8aをプラグ端子5の板面に沿う方向(上下方向)から挟み込むことで確実に導通接触することができる。こうして、プラグ端子5とソケット端子8との接続信頼性を高めることができる。
【選択図】図1
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