【実施例】
【0055】
次に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。なお、文中「部」または「%」とあるのは質量基準である。
【0056】
[汎用樹脂用着色剤の実施例(I)]
実施例A−1(高濃度着色剤の製造と樹脂の着色)
(1)銅フタロシアニンブルー顔料(C.I.ピグメントブルー15:3、以下「PB15:3」と略称する)水性プレスケーキを減圧下で水分を除去した顔料含水物(顔料分:88%、水分:12%)34.1部およびポリエチレン系樹脂(エチレン−αオレフィンコポリマー、融点約60℃、)の65.9部をヘンシルミキサーにて2分間混合し、定量供給機にて3個のベント口を有する二軸押出機(L/D=52)に投入した。二軸押出機のヒーター温度は60〜140℃に徐々に高温度になるように傾斜して設定した。混合物を投入後しばらくして投入口に近い下向きのベント口から水分が排出し、次のベント口から水蒸気が噴出した。押出機先端のダイスに近いベント口からは、ほとんど水蒸気が出ていなかった。ダイスから押し出された高濃度着色剤は、冷却水槽で冷却しペレタイザーでチップ化した。以下、この高濃度着色剤を「青色高濃度着色剤−1」と称する。
【0057】
(2)上記(1)で得られた青色高濃度着色剤−1をポリプロピレン(ランダムコポリマー、MFR:30)と最終顔料濃度が0.3%になるよう配合し、単軸押出機で混練しチップ化した。チップを成型機にて成型したところ青色の鮮明で透明な成型板が得られた。この成型板の表面を顕微鏡で観察したところ、顔料粒子は微細に分散していた。
【0058】
実施例A−2(高濃度着色剤の製造と樹脂の着色)
(1)銅フタロシアニンブルー顔料(PB15:3)水性プレスケーキを減圧下で水分を除去した顔料含水物(顔料分:70%、水分:30%)42.9部およびポリプピレン系樹脂(ポリプロピレンワックス、融点約87℃)の57.1部をヘンシルミキサーにて2分間混合し、定量供給機にて3個のベント口を有する二軸押出機(L/D=52)に投入した。
【0059】
二軸押出機のヒーター温度は60〜140℃に徐々に高温度になるように傾斜して設定した。混合した材料を投入後しばらくして投入口に近い下向きのベント口から水分が排出し、次のベント口から水蒸気が噴出した。押出機先端のダイスに近いベント口からは、ほとんど水蒸気が出ていなかった。ダイスから押し出された高濃度着色剤は冷却水槽で冷却しペレタイザーでチップ化した。得られた着色チップをオープンロール連続混練機で混練し、青色高濃度着色剤を得た。以下、この青色高濃度着色剤を「青色高濃度着色剤−2」と称する。
【0060】
(2)上記(1)で得られた青色高濃度着色剤−2をポリプロピレン(ランダムコポリマー、MFR:30)と最終顔料濃度が0.3%になるよう配合し単軸押出機で混練しチップ化した。チップを成型機にて成型したところ青色の鮮明で透明な成型板が得られた。この成型板の表面を顕微鏡で観察したところ、顔料粒子は微細に分散していた。
【0061】
実施例A−3〜5(高濃度着色剤の製造と樹脂の着色)
実施例A−2で述べた方法に従って、実施例A−2で使用した材料に代えて下記の表A−1に記した材料を使用して各々高濃度着色剤を作成した。キナクリドン顔料の含水物およびモノアゾ系黄色顔料の含水物は、それぞれの顔料の水性プレスケーキから減圧下で水分を除去して調製し、カーボンブラック顔料の含水物は、密閉容器中で水蒸気でカーボンブラック顔料を湿潤させて調製した。なお、PR122、PY74、PBK7は、PB15:3と同様にそれぞれカラーインデックスの顔料の番号を示す。
【0062】
【0063】
実施例A−3〜5で得られた赤色、黄色および黒色の高濃度着色剤を、ポリプロピレン(ランダムコポリマー、MFR:30)と最終顔料濃度が0.3%になるよう配合し単軸押出機で混練しチップ化した。チップを成型機にて成型したところそれぞれの色の鮮明で透明な成型板が得られた。各色成型板の表面を顕微鏡で観察したところ、顔料粒子は微細に分散していた。
【0064】
参考例A−6(高濃度着色剤の製造と樹脂の着色)
(1)銅フタロシアニンブルー顔料(PB15:3)の水性スラリー(顔料分10%、水分90%)300部を撹拌槽に投入した。次いで、実施例A−2で使用したポリプロピレン樹脂の粉末70部を添加し、20分間撹拌混合した。
【0065】
該混合物をフィルタープレス濾過機で濾過し、55℃に設定した箱型乾燥機で20時間加熱し水分を16.7%含有する顔料・樹脂含水混合物を得た。実施例A−1と同様にして、定量供給機にて二軸押出機に投入し、混練した。ダイスから押し出された高濃度着色剤は冷却水槽で冷却しペレタイザーでチップ化した。さらに、チップを加熱2本ロールで混練し、青色高濃度着色剤を得た。以下、この青色高濃度着色剤を「青色高濃度着色剤−3」と称する。
【0066】
(2)上記(1)で得られた青色高濃度着色剤−3をポリプロピレン(ランダムコポリマー、MFR:30)と最終顔料濃度が0.3%になるよう配合し単軸押出機で混練しチップ化した。チップを成型機にて成型したところ青色の鮮明で透明な成型板が得られた。成型板の表面を顕微鏡で観察したところ、顔料粒子は微細に分散していた。
【0067】
実施例A−7(樹脂用着色剤の製造および樹脂の着色)
(1)実施例A−1で製造した青色高濃度着色剤−1(顔料分:30%)33.3部、ポリプロピレン(ランダムコポリマー、MFR:30)66.7部を配合、混合後に二軸押出機へ投入し混練りした。押出機のダイスより吐出した着色剤を水槽で冷却し、ペレタイザーでチップ化し顔料分10%のポリプロピレンマスターバッチ(樹脂用着色剤)を得た。以下、「青色樹脂用着色剤−1」と称する。
【0068】
(2)得られた青色樹脂用着色剤−1をポリプロピレン(ランダムコポリマー、MFR=30)と最終顔料濃度が0.3%になるよう配合し単軸押出機で混練しチップ化した。チップを成型機にて成型したところ青色鮮明で透明な成型板が得られた。成型板の表面を顕微鏡で観察したところ、顔料粒子は微細に分散していた。
【0069】
[画像記録剤用着色剤の実施例(II)]
実施例B−1
(1)画像記録剤用高濃度着色剤の製造
銅フタロシアニンブルー顔料(PB15:3)水性プレスケーキを減圧下で水分を除去した顔料含水物(顔料分:87%、水分:13%)34.5部とポリエステル樹脂(ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加ジオールとテレフタル酸を主体とする縮合ポリエステル、融点約98℃、ガラス転移点約58℃、重量平均分子量約15,000)の微粉末70部とをヘンシルミキサーにて2分間混合し、定量供給機にて3個のベント口を有する二軸押出機(L/D=52)に投入した。
【0070】
二軸押出機のヒーター温度は60〜140℃に徐々に高温度になるように傾斜して設定した。混合した材料を投入後しばらくして投入口に近い下向きのベント口から水分が排出し、次のベント口から水蒸気が噴出した。押出機先端のダイスに近いベント口からは、ほとんど水蒸気が出ていなかった。ダイスから押し出された画像記録剤用高濃度着色剤は冷却スチールベルトの上で冷却しながら運び、解砕機にて粗砕し粗粒にした。これをスライドガラスに乗せて加熱溶融させて顕微鏡で観察したところ、顔料粒子は微細に分散していた。また、赤外線水分計による105℃加熱減量水分は0.4%であった。
【0071】
(2)画像記録剤の製造
次いで上記で得た青色顔料を含む画像記録剤用高濃度着色剤11部とアルミニウム錯塩系負電荷制御剤3部とを、上記で使用したポリエステル樹脂86部と常法に従って混練し、冷却後粗砕した後ジェットミルで微粉砕し、分級して3〜10μmの青色画像記録剤の微粉末を得た。これに流動化剤としてコロイダルシリカを添加し、キャリアの磁性鉄粉と混合し、シアン色電子写真式現像剤とした。これを用いてフルカラー電子写真複写機にて複写をしたところ、鮮明なシアン色画像が得られた。
【0072】
実施例B−2〜4
実施例B−1(1)で述べた方法に従って、実施例B−1(1)で使用した材料に代えて下記の表B−1に記した材料を使用して各々画像記録剤用高濃度着色剤を作った。キナクリドン顔料含水物およびモノアゾ系黄色顔料含水物は、水性プレスケーキから減圧下で水分を除去して水分を調整し、カーボンブラック顔料含水物は、カーボンブラック顔料を水中に湿潤させ、分散し、次いで濾過し減圧で水分を除去して調製した。なお、PR122、PY74、PBK7は、PB15:3と同様にそれぞれカラーインデックスの顔料の番号を示す。
【0073】
さらに実施例B−1(2)で述べた方法に従って、実施例B−1(2)で使用した画像記録剤用高濃度着色剤に代えて下記の表B−2に記した画像記録剤用高濃度着色剤および実施例B−1で使用したポリエステル樹脂を使用してそれぞれの色の電子写真用乾式現像剤(画像記録剤)を作った。
【0074】
実施例B−2、3および4の乾式現像剤を使用して負電荷二成分フルカラー現像剤用複写機にて各々複写し、表B−2に示す鮮明な色の画像が得られた。また、実施例B−1、2、3および4の4色の現像剤を使用して鮮明な色の画像が得られた。また、オーバーヘッドプロジェクター用透明ポリエステルフィルムに複写したところ、スクリーンに鮮明な映像を映す画像が得られた。
【0075】
【0076】
【0077】
参考例B−5
(1)画像記録剤用高濃度着色剤の製造
実施例B−1(1)で使用したポリエステル樹脂の微粉末70部と銅フタロシアニンブルー顔料(PB15:3)の水性プレスケーキ(顔料分30%、水分70%)100部とを、実施例B−1(1)と同様にしてヘンシルミキサーにて混合し、3個のベント口を有する二軸押出機(L/D=52)に投入し、混練した。投入口に近い下向きのベント口から水分が排出し、次のベント口から水蒸気が噴出し、ダイスに近いベント口からは、ほとんど水蒸気が出ていなかった。
【0078】
ダイスから押し出された画像記録剤用高濃度着色剤は、冷却スチールベルトの上で冷却しながら運び、解砕機にて粗砕し粗粒にした。これをスライドガラスに乗せて加熱溶融させて顕微鏡で観察したところ、顔料粒子は微細に分散していた。また、赤外線水分計による105℃加熱減量水分は0.5%であった。
【0079】
(2)画像記録剤の製造
次いで上記で得た青色顔料を含む画像記録剤用高濃度着色剤11部とアルミニウム錯塩系負電荷制御剤3部とを、上記で使用したポリエステル樹脂86部と常法に従って混練り、冷却後粗砕した後ジェットミルで微粉砕し、分級して3〜10μmの青色画像記録剤の微粉末を得た。これに流動化剤としてコロイダルシリカを添加し、キャリアの磁性鉄粉と混合し、シアン色電子写真式現像剤とした。これを用いてフルカラー電子写真複写機にて複写をしたところ、鮮明なシアン色画像が得られた。
【0080】
参考例B−6
(1)画像記録剤用高濃度着色剤の製造
銅フタロシアニンブルー顔料(PB15:3)の水性スラリー(顔料分10%、水分90%)300部を撹拌槽に投入した。次いで、実施例B−1(1)で使用したポリエステル樹脂の微粉末70部を添加し、20分間撹拌混合した。混合物をフィルタープレス濾過機で濾過し、55℃に設定した箱型乾燥機で20時間加熱し水分16.7%含有する顔料・樹脂含水混合物を得た。実施例B−1(1)と同様にして、この含水混合物を二軸押出機に投入し、混練した。
【0081】
投入口に近い下向きのベント口から水分が排出し、次のベント口から水蒸気が噴出し、ダイスに近いベント口からは、ほとんど水蒸気が出ていなかった。ダイスから押し出された画像記録剤用高濃度着色剤は、冷却スチールベルトの上で冷却しながら運び、解砕機にて粗砕し粗粒にした。これをスライドガラスに乗せて加熱溶融させて顕微鏡で観察したところ、顔料粒子は微細に分散していた。また、赤外線水分計による105℃加熱減量水分は0.4%であった。
【0082】
(2)画像記録剤の製造
次いで上記で得た青色顔料を含む画像記録剤用高濃度着色剤11部とアルミニウム錯塩系負電荷制御剤3部とを、上記で使用したポリエステル樹脂86部と常法に従って混練し、冷却後粗砕した後ジェットミルで微粉砕し、分級して3〜10μmの青色画像記録剤の微粉末を得た。これに流動化剤としてコロイダルシリカを添加し、キャリアの磁性鉄粉と混合し、シアン色電子写真式現像剤とした。これを用いてフルカラー電子写真複写機にて複写をしたところ、鮮明なシアン色画像が得られた。
【0083】
参考例B−7〜9
参考例B−6(1)で述べた方法に従って、
参考例B−6(1)で使用した材料に代えて下記の表B−3に記した材料を使用して各々画像記録剤用高濃度着色剤を作った。さらに
参考例B−6(2)で述べた方法に従って、
参考例B−6(2)で使用した画像記録剤用高濃度着色剤に代えて下記の表B−4に記した画像記録剤用高濃度着色剤および
参考例B−6で使用したポリエステル樹脂を使用してそれぞれの色の電子写真用乾式現像剤を作った。
【0084】
上記で得た
参考例B−7、8および9の乾式現像剤を使用して負電荷二成分フルカラー現像剤用複写機にて各々複写し、表B−4に示す鮮明な色の画像が得られた。また、
参考例B−6、7、8および9の4色の現像剤を使用して鮮明な色の画像が得られた。また、オーバーヘッドプロジェクター用透明ポリエステルフィルムに複写したところ、スクリーンに鮮明な映像を映す画像が得られた。
【0085】
【0086】
【0087】
実施例B−10
(1)画像記録剤用高濃度着色剤の製造
実施例B−1(1)で使用したポリエステル樹脂の微粉末70部と乾燥機で顔料分を87%に調整した銅フタロシアニンブルー顔料(PB15:3)水性プレスケーキ34.48部とを、実施例B−1(1)と同様にしてヘンシルミキサーにて混合し、3個のベント口を有する二軸押出機(L/D=52)に投入し、混練した。投入口に近い下向きのベント口から水分が排出し、次のベント口から水蒸気が噴出し、ダイスに近いベント口からは、ほとんど水蒸気が出ていなかった。
【0088】
ダイスから押し出された画像記録剤用高濃度着色剤は、冷却スチールベルトの上で冷却しながら運び、解砕機にて粗砕し粗粒にした。さらに130℃に設定した3本ロールに供給し混練した。これをスライドガラスに乗せて加熱溶融させて顕微鏡で観察したところ、顔料粒子は全て微細に分散しており、粗大粒子は認められなかった。また、スライドガラス板上の膜はさらに透明性が向上していた。赤外線水分計による105℃加熱減量水分は0.4%であった。
【0089】
(2)画像記録剤の製造
次いで上記で得た青色顔料を含む画像記録剤用高濃度着色剤11部とアルミニウム錯塩系負電荷制御剤3部とを上記で使用したポリエステル樹脂86部と常法に従って混練りし、冷却後粗砕した後ジェットミルで微粉砕し、分級して3〜10μmの青色画像記録剤の微粉末を得た。これに流動化剤としてコロイダルシリカを添加し、キャリアの磁性鉄粉と混合し、シアン色電子写真式現像剤とした。これを用いてフルカラー電子写真複写機にて複写をしたところ、鮮明なシアン色画像が得られた。
【0090】
実施例B−11〜13
実施例B−10(1)で述べた方法に従って、実施例B−10(1)で使用した材料に代えて下記の表B−5に記した材料を使用して各々画像記録剤用高濃度着色剤を作った。さらに実施例B−10(2)で述べた方法に従って、実施例B−10(2)で使用した画像記録剤用高濃度着色剤に代えて下記の表B−6に記した画像記録剤用高濃度着色剤および実施例B−10で使用したポリエステル樹脂を使用してそれぞれの色の電子写真用乾式現像剤を作った。
【0091】
上記で得た実施例B−11、12および13の乾式現像剤を使用して負電荷二成分フルカラー現像剤用複写機にて各々複写し、表B−6に示す鮮明な色の画像が得られた。また、実施例B−10、11、12および13の4色の現像剤を使用して鮮明な色の画像が得られた。また、オーバーヘッドプロジェクター用透明ポリエステルフィルムに複写したところ、スクリーンに鮮明な映像を映す画像が得られた。
【0092】
【0093】
【0094】
参考例B−14
(1)画像記録剤用高濃度着色剤の製造
銅フタロシアニンブルー顔料(PB15:3)水性スラリー(顔料分10%)300部を撹拌槽に投入した。次に、実施例B−1(1)で使用したポリエステル樹脂の微粉末70部を添加し、20分間撹拌混合した。該混合物をフィルタープレス濾過機で濾過し、55℃に設定した箱型乾燥機で20時間加熱し水分16.7%含有する顔料・樹脂含水混合物を得た。この顔料・樹脂含水混合物を定量供給機にて3個のベント口を有する二軸押出機(L/D=52)に投入した。
【0095】
二軸押出機のヒーター温度は60〜140℃に徐々に高温度になるように傾斜して設定した。混合した材料を投入後しばらくして投入口に近い下向きのベント口から水分が排出し、次のベント口から盛んに水蒸気が噴出した。押出機先端のダイスに近いベント口からは、ほとんど水蒸気が出ていなかった。ダイスから押し出された画像記録剤用高濃度着色剤は、冷却スチールベルトの上で冷却しながら運び、解砕機にて粗砕し粗粒にした。さらに130℃に設定した3本ロールに供給し混練した。これをスライドガラスに乗せて加熱溶融させて顕微鏡で観察したところ、顔料粒子は全て微細に分散しており、粗大粒子は認められなかった。また、スライドガラス板上の膜はさらに透明性が向上していた。赤外線水分計による105℃加熱減量水分は0.3%であった。
【0096】
(2)画像記録剤の製造
次いで上記で得た青色顔料を含む画像記録剤用高濃度着色剤11部とアルミニウム錯塩系負電荷制御剤3部とを上記で使用したポリエステル樹脂86部と常法に従って混練りし、冷却後粗砕した後ジェットミルで微粉砕し、分級して3〜20μmの青色画像記録剤の微粉末を得た。これに流動化剤としてコロイダルシリカを添加し、キャリアの磁性鉄粉と混合し、シアン色電子写真式現像剤とした。これを用いてフルカラー電子写真複写機にて複写をしたところ、鮮明なシアン色画像が得られた。
【0097】
実施例B−15〜17
参考例B−14(1)で述べた方法に従って、
参考例B−14(1)で使用した材料に代えて下記の表B−7に記した材料を使用して各々画像記録剤用高濃度着色剤を作った。さらに
参考例B−14(2)で述べた方法に従って、
参考例B−14(2)で使用した画像記録剤用高濃度着色剤に代えて下記の表B−8に記した画像記録剤用高濃度着色剤および
参考例B−14で使用したポリエステル樹脂を使用してそれぞれの色の電子写真用乾式現像剤を作った。
【0098】
上記で得た
参考例B−15、16および17の乾式現像剤を使用して負電荷二成分フルカラー現像剤用複写機にて各々複写し、表B−8に示す鮮明な色の画像が得られた。また、
参考例B−14、15、16および17の4色の現像剤を使用して鮮明な色の画像が得られた。また、オーバーヘッドプロジェクター用透明ポリエステルフィルムに複写したところ、スクリーンに鮮明な映像を映す画像が得られた。
【0099】
【0100】
【0101】
実施例B−18
縮合重合反応装置にビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物52.7部、テレフタル酸ジメチル33.3部、酢酸亜鉛0.02部仕込み、撹拌および加熱し、230℃〜240℃にて約6時間縮合反応を行い、さらに、減圧下にて2時間縮合反応を続け、反応を完結させた。反応後の重合液に実施例B−1で得られた青色画像記録剤用高濃度着色剤11部およびアルミニウム錯塩系負電荷制御剤3部を添加し、充分攪拌し、分散させた。反応装置から押出機に連結して取り出し、冷却スチールベルト上で冷却後、粗砕した後ジェットミルで微粉砕し、分級して3〜10μmの青色組成物の微粉末を得た。これに流動化剤としてコロイダルシリカを添加し、キャリアの磁性鉄粉と混合し、シアン色電子写真式現像剤とした。
【0102】
次いで、マゼンタ色、黄色、黒色の電子写真式現像剤を得るために、上記の青色画像記録剤用高濃度着色剤に代えて、実施例B−2〜4で得られたマゼンタ色、黄色、黒色の画像記録剤用高濃度着色剤をそれぞれポリエステル樹脂の重合後に添加し、上記と同様にして後加工を行い、それぞれマゼンタ色、黄色、黒色の電子写真式現像剤を得た。上記の各色の現像剤を使用してフルカラー電子写真複写機にて複写をしたところ、鮮明なフルカラー電子写真印刷物が得られた。
【0103】
実施例B−19
実施例B−14(1)で得られた青色画像記録剤用高濃度着色剤11部およびアルミニウム錯塩系負電荷制御剤3部およびスチレン38.8部、メチルメタクリレート30部、ブチルアクリレート17.2部、アゾビスイソブチロニトリル1部、ポリビニルアルコール1部を50℃にて15分間加熱撹拌した。
【0104】
次いで、3%ポリビニルアルコール水溶液700部を30分かけて滴下し充分撹拌し懸濁させた。70℃〜80℃にて6時間、80℃〜90℃にて1時間加熱、撹拌を続けて懸濁重合反応を完結させた。冷却後、濾過、洗浄、減圧乾燥し、分級して3〜20μmの青色組成物の微粉末を得た。これに流動化剤としてコロイダルシリカを添加し、キャリアの磁性鉄粉と混合し、シアン色電子写真式現像剤とした。
【0105】
次いで、マゼンタ色、黄色、黒色の電子写真式現像剤を得るために、上記の青色画像記録剤用高濃度着色剤に代えて、実施例B−15(1)、16(1)、17(1)で得られたマゼンタ色、黄色、黒色の画像記録剤用高濃度着色剤をそれぞれ単量体に添加し、上記と同様にして懸濁重合し、後加工を行い、それぞれマゼンタ色、黄色、黒色の電子写真式現像剤を得た。上記の各色の現像剤を使用してフルカラー電子写真複写機にて複写をしたところ、鮮明なフルカラー電子写真印刷物が得られた。