(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
本実施形態では、本発明に係る遊技機を、パチンコ機1に適用している。
(遊技盤面の構成)
まず、パチンコ機1における遊技盤面10の構成を説明する。
図1は、遊技盤面の正面部、特に説明に必要な部分を模式的に示した図である。
図1に示すように、遊技盤面10には、遊技球(
図2、
図3に示す「P」)の発射路20を構成する外レール21及び内レール22が設けられている。遊技盤面10では、外レール21及び内レール22によって囲まれた円形状の領域が、遊技球を転動させる遊技領域30となっている。
【0013】
遊技領域30の中央部には、役物装置100が配設されている。役物装置100の内側には、中央転動経路31が構成されている。また、遊技領域30では、役物装置100の左側に左側転動経路32が構成され、役物装置100の右側に右側転動経路33が構成されている。
役物装置100の下方には、第一始動入賞口210が配設されている。第一始動入賞口210は、上向きに開口した入賞口(いわゆるヘソ)であり、常時、遊技球が入賞可能な状態となっている。
【0014】
第一始動入賞口210に入賞した遊技球は、所定領域(図示せず)に誘導される。この所定領域には、始動入賞口スイッチ310(
図5参照)が配設されている。始動入賞口スイッチ310は、遊技球の通過を検出して、検出信号を後述する主制御装置400に対して出力する。そして、主制御装置400は、始動入賞口スイッチ310からの検出信号が入力されることに応じて、特別図柄抽選を実行する。
【0015】
右側転動路33における役物装置100の右方には、始動ゲート230が設けられている。始動ゲート230は、常時、遊技球が通過可能な状態となっている。始動ゲート230の内部には、始動ゲートスイッチ311(
図5参照)が配設されている。始動ゲートスイッチ311は、始動ゲート230への遊技球の通過を検出して、検出信号を主制御装置400に対して出力する。そして、主制御装置400は、始動ゲートスイッチ311からの検出信号が入力されることに応じて、普通図柄抽選を実行する。
【0016】
右側転動路33における始動ゲート230の下方には、第二始動入賞口220が配設されている。第二始動入賞口220は、開閉部材221を有する可変入賞口となっている。開閉部材221は、始動入賞口ソレノイド320(
図5参照)によって開閉される。
第二始動入賞口220は、通常時は、開閉部材221が閉止状態となり、遊技球が入賞することができない状態となっている。そして、第二始動入賞口220は、普通図柄抽選に当選した場合に、開閉部材221が所定パターンで開放状態となり、遊技球が入賞可能な状態となる。
【0017】
第二始動入賞口220に入賞した遊技球は、第一始動入賞口210に入賞した遊技球と同様に、所定領域に誘導される。そして、第二始動入賞口220に入賞した遊技球は、所定領域に配設されている始動入賞口スイッチ310によって検出され、特別図柄抽選の契機を与える。すなわち、本実施形態では、始動入賞口スイッチ310は、第一始動入賞口210への遊技球の入賞及び第二始動入賞口220への遊技球の入賞を検出して、特別図柄抽選の契機を与える。なお、第一始動入賞口210への遊技球の入賞を検出するスイッチ及び第二始動入賞口220への遊技球の入賞を検出するスイッチを、それぞれ別個に設けて、それぞれのスイッチによる遊技球の検出に応じて抽選を実行する構成としても構わない。
【0018】
右側転動路33における第二始動入賞口220の下方には、大入賞口240が配設されている。大入賞口240は、開閉部材241を有する可変入賞口となっている。開閉部材241は、大入賞口ソレノイド321(
図5参照)によって開閉される。
大入賞口240は、通常時は、開閉部材241が閉止状態となり、遊技球が入賞することができない状態となっている。そして、大入賞口240は、特別図柄抽選に当選して特賞状態が生起された場合に、開閉部材241が所定パターンで開放状態となり、遊技球が入賞可能な状態となる。
【0019】
パチンコ機1の内部には、大入賞口スイッチ313(
図5参照)が配設されている。大入賞口スイッチ313は、大入賞口240への遊技球の入賞を検出して、検出信号を主制御装置400に対して出力する。そして、主制御装置400は、大入賞口スイッチ313からの検出信号が入力されることに応じて、賞球を払い出すための処理を実行する。これにより、大入賞口240に入賞した遊技球の数に応じた数の賞球が払い出される。
【0020】
第一始動入賞口210の左方には、左中一般入賞口250a及び左下一般入賞口250bが配設されている。また、第一始動入賞口210の右方には、右中一般入賞口260a及び右下一般入賞口260bが配設されている。左中一般入賞口250a、左下一般入賞口250b、右中一般入賞口260a及び右下一般入賞口260bは、それぞれ、上向きに開口した入賞口であり、常時、遊技球が入賞可能な状態となっている。
【0021】
パチンコ機1の内部には、左一般入賞口スイッチ314(
図5参照)及び右一般入賞口スイッチ315(
図5参照)が配設されている。左一般入賞口スイッチ314は、左中一般入賞口250a及び左下一般入賞口250bへの遊技球の入賞を検出して、検出信号を主制御装置400に対して出力する。右一般入賞口スイッチ315は、右中一般入賞口260a及び右下一般入賞口260bへの遊技球の入賞を検出して、検出信号を主制御装置400に対して出力する。そして、主制御装置400は、左一般入賞口スイッチ314及び右一般入賞口スイッチ315のそれぞれからの検出信号が入力されることに応じて、賞球を払い出すための処理を実行する。
【0022】
第一始動入賞口210の下方であって遊技領域30の最下方には、いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を回収するためのアウト口270が設けられている。
役物装置100の左方には、パチンコ機1の遊技状態を表示する遊技状態表示装置280が配設されている。遊技状態表示装置280は、LEDランプ、7セグメントLED、ドットマトリクスLED等によって構成される。遊技状態表示装置280は、特別図柄表示部281と、普通図柄表示部282と、を有している。
【0023】
特別図柄表示部281は、数字や図柄等からなる特別図柄の変動表示及び停止表示を行うことが可能となっている。特別図柄表示部281では、特別図柄抽選が実行された場合に、特別図柄の変動表示が行われ、その後、当該特別図柄抽選の結果に応じた態様による特別図柄の停止表示が行われる。
普通図柄表示部282は、数字や図柄等からなる普通図柄の変動表示及び停止表示を行うことが可能となっている。普通図柄表示部282では、普通図柄抽選が実行された場合に、普通図柄の変動表示が行われ、その後、当該普通図柄抽選の結果に応じた態様による普通図柄の停止表示が行われる。
【0024】
また、遊技状態表示装置280には、特賞状態が生起されていること、当該特賞状態のラウンド数、普通図柄抽選の保留数、時短状態が生起されていること、当該時短状態の時短回数等が表示される。
ここで、時短状態とは、普通図柄抽選の当選確率が、通常時と比較して高確率(例えば、10倍)になるとともに、第二始動入賞口220の開閉部材221が開放状態となる時間が、通常時と比較して延長される状態をいう。時短状態は、所定の特賞状態の終了後に生起される。時短状態は、特別図柄抽選が設定された回数(時短回数)行われるか、新たに特賞状態が生起されるまで継続する。
【0025】
パチンコ機1には、遊技者による操作に応じて、遊技球を発射することが可能な発射装置(図示せず)が配設されている。そして、発射装置によって発射された遊技球は、発射路20を介して、遊技領域30に打ち出される。
遊技領域30に打ち出された遊技球は、中央転動路31、左側転動路32及び右側転動路33のうちいずれかの転動路を、下方に向かって転動する。
【0026】
ここで、第一始動入賞口210は、遊技領域30に打ち出された遊技球のうち、役物装置100の内側に構成された中央転動経路31を通過した遊技球のみが入賞可能となるように配設されている。また、第二入賞口220、始動ゲート230及び大入賞口240は、それぞれ、遊技領域30に打ち出された遊技球のうち、右側転動経路33を通過した遊技球のみが入賞又は通過可能となるように配設されている。
なお、遊技領域30には、第一始動入賞口210、第二始動入賞口220、始動ゲート230、大入賞口240等に向かって遊技球を導くように、複数の釘nが配設されている。
【0027】
(役物装置の構成)
次に、役物装置100の構成を説明する。
図2は、役物装置が備える遊技球搬送装置及び振分装置の斜視図である。
図3は、役物装置が備える遊技球搬送装置の正面図である。
図4は、
図3に示す遊技球搬送装置の背面図である。
図1に示すように、役物装置100は、外周壁101と、外周壁101の内側に構成された中央転動経路31と、遊技球を中央転動経路31へ流入させる流入口102と、中央転動経路31を通過した遊技球を排出する排出口103と、を有している。
【0028】
流入口102は、左上方に向かって開口しており、常時、遊技球が流入可能な状態となっている。排出口103は、下方に向かって開口しており、常時、遊技球を排出可能な状態となっている。
役物装置100では、流入口102以外の部分からは、中央転動経路31へ遊技球が流入することはないように構成されている。また、役物装置100では、排出口103以外の部分からは、遊技球が排出されることはないように構成されている。また、役物装置100の正面側は、透明な板材(図示せず)によって覆われている。
【0029】
役物装置100は、遊技球搬送装置110と、遊技球搬送装置110の下流側に配設された振分装置150と、を有している。遊技球搬送装置110及び振分装置150は、中央転動経路31において配設されている。そして、役物装置100では、遊技球搬送装置110による遊技球の搬送経路が、中央転動経路31の一部を構成している。
図1及び
図2に示すように、遊技球搬送装置110は、第一可動部120と、第一可動部120の下流側に配設された遊技球転動部130と、遊技球転動部130の下流側に配設された第二可動部140と、を有している。また、遊技球搬送装置110は、第一可動部120及び第二可動部140を駆動する駆動部160を有している。
【0030】
図2及び
図3に示すように、第一可動部120は、流入口102から流入した遊技球が落下する落下通路121と、落下通路121の下流側に配設された周壁122と、周壁122の内側に配設された回転部材123と、を有している。
落下通路121は、上下方向(
図1に示す上下方向)に沿って延びるように構成されている。流入口102から流入した遊技球は、全て、落下通路121に誘導される。
【0031】
周壁122は、円筒状に形成されている。周壁122は、軸が前後方向(
図1における奥行き方向)に沿って延びるように配設されている。周壁122には、落下通路121を落下してきた遊技球を周壁122の内側に受け入れるための受入口122aと、受け入れた遊技球を周壁122の外側に排出するための排出口122bと、が設けられている。
回転部材123は、円柱状に形成されている。回転部材123は、回転軸123aが前後方向に沿って延びるように配設されている。回転部材123は、回転軸123aによって所定の方向に回転することが可能となっている。
【0032】
回転部材123の外周面には、遊技球を保持するための保持凹部123bが設けられている。各保持凹部123bは、遊技球を収容することが可能となるようにU字形のポケット形状に形成されている。本実施形態では、回転部材123の外周面には、所定の角度間隔β(
図8参照)で複数の保持凹部123bが設けられている。具体的には、回転部材123の外周面には、3つの保持凹部123bが設けられている。3つの保持凹部123bは、回転部材123の外周面において、均等な角度間隔β(120°)で設けられている。ここで、角度間隔βとは、互いに隣り合う保持凹部123bの中心線x(
図8参照)がなす角度をいう(以下、同様)。また、中心線xとは、保持凹部123bの中心位置と回転部材123の回転軸123aとを結ぶ線をいう(以下、回転部材143についても同様)。また、回転部材123の外周面における保持凹部123bが設けられていない部分は、遊技球が周壁122の内側に流入することを阻止する阻止部123cとなっている。
第一可動部120は、周壁122の内側において回転する回転部材123によって、遊技球を搬送することが可能となっている。
【0033】
具体的には、第一可動部120は、落下通路121を落下してきた遊技球を、回転部材123の保持凹部123bに収容する。ここで、第一可動部120では、回転部材123の阻止部123cが周壁122の受入口122aの位置に配置されている際には、遊技球が周壁122の内側に進入できない状態となる。一方、第一可動部120では、回転部材123の保持凹部123bが周壁122の受入口122aの位置(遊技球受入位置)に配置されている際には、遊技球が周壁122の内側(保持凹部123b)に進入でき、保持凹部123bに遊技球を受け入れることが可能な状態となる。
【0034】
そして、第一可動部120は、回転部材123を回転させることによって、周壁122の内周面と保持凹部123bとの間に遊技球を保持した状態で、遊技球を下方に向かって搬送する。
さらに、第一可動部120では、遊技球を保持している保持凹部123bが周壁122の排出口122bの位置に配置されることによって、遊技球の保持が解除される。これによって、第一可動部120は、周壁122の内周面と保持凹部123bとの間に保持していた遊技球を、周壁122の排出口122bから下方に向かって排出する。
【0035】
遊技球転動部130は、滞留時間が不規則となるように遊技球を滞留させることが可能となるように構成されている。
図2及び
図3に示すように、遊技球転動部130は、排出口122bから排出された遊技球を受容する転動ステージ131と、転動ステージ131から排出された遊技球を誘導する誘導通路132と、を有している。
転動ステージ131は、遊技球を転動させることが可能な転動面133を有している。転動面133は、遊技球を不規則に転動させる(遊技球の滞留時間が不規則となるように転動させる)ことが可能となるように構成される。転動面133は、平面であっても構わないが、位置によって傾斜する向き及び角度のうち少なくとも一方が変化する面であることが好ましい。例えば、転動面133は、互いに傾斜する向き及び角度のうち少なくとも一方が異なる複数の平面を組み合わせて構成することができる。また、転動面133は、曲面によって構成することができる。さらに、転動面133は、平面と曲面を組み合わせて構成することができる。
【0036】
本実施形態では、転動面133は、第一転動面133aと、第二転動面133bと、第一転動面133a及び第二転動面133bの間に設けられた誘導溝133cと、を有している。
第一転動面133a及び第二転動面133bは、それぞれ、誘導溝133c側に向かって低くなるように滑らかに傾斜する曲面である。誘導溝133cは、転動面133の左右方向(
図1に示す左右方向)の中心部に設けられている。誘導溝133cは、前後方向に沿って延びるように設けられている。誘導溝133cは、後側に向かって低くなるように傾斜している。これによって、転動面133は、正面から見て、誘導溝133cを中心として略V字形に形成されている。
【0037】
誘導通路132は、樋状に形成されている。誘導通路132は、前後方向に沿って延びるように配設されている。誘導通路132は、後側に向かって低くなるように傾斜している。
遊技球転動部130は、転動ステージ131によって、遊技球を不規則に転動させることが可能となっている。具体的には、遊技球転動部130は、排出口122bから落下する遊技球を、転動面133で受容する。そして、転動面133は、第一転動面133a及び第二転動面133bによって、受容した遊技球を、不規則に転動させた後、誘導溝133cの後端から誘導通路132に排出する。さらに、誘導通路132は、遊技球を、後側に向かって誘導した後、後端から排出する。
【0038】
図2及び
図3に示すように、第二可動部140は、誘導通路132の下流側に配設された周壁142と、周壁142の内側に配設された回転部材143と、を有している。
周壁142は、円筒状に形成されている。周壁142は、軸が前後方向に沿って延びるように配設されている。周壁142には、誘導通路132の後端から排出された遊技球を周壁142の内側に受け入れるための受入口142aと、受け入れた遊技球を周壁142の外側に排出するための排出口142bと、が設けられている。
【0039】
回転部材143は、円柱状に形成されている。回転部材143は、回転軸143aが前後方向に沿って延びるように配設されている。回転部材143は、回転軸143aによって所定の方向に回転することが可能となっている。
回転部材143の外周面には、遊技球を保持するための保持凹部143bが設けられている。各保持凹部143bは、遊技球を収容することが可能となるようにU字形のポケット形状に形成されている。本実施形態では、回転部材143の外周面には、所定の角度間隔βで複数の保持凹部143bが設けられている。具体的には、回転部材143の外周面には、3つの保持凹部143bが設けられている。3つの保持凹部143bは、回転部材143の外周面において、均等な角度間隔β(120°)で設けられている。また、回転部材143の外周面における保持凹部143bが設けられていない部分は、遊技球が周壁142の内側に流入することを阻止する阻止部143cとなっている。
【0040】
本実施形態では、回転部材143は、回転部材123と同一の構成(形状及び寸法が同一)となっている。また、回転部材143の回転軸143aは、回転部材123の回転軸123aと並行に配設されている。回転部材143の回転する方向は、回転部材123の回転する方向に対して逆方向となっている。回転部材143及び回転部材123は、位置が前後方向にずれるように配置されている。具体的には、回転部材143の位置は、回転部材123の位置に対して後側となっている。なお、回転部材143の回転軸143aの左右方向の位置及び回転部材123の回転軸123aの左右方向の位置は、互いに一致している。
第二可動部140は、周壁142の内側において回転する回転部材143によって、遊技球を搬送することが可能となっている。
【0041】
具体的には、第二可動部140は、誘導通路132の後端から排出された遊技球を、回転部材143の保持凹部143bに収容する。ここで、第二可動部140では、回転部材143の阻止部143cが周壁142の受入口142aの位置に配置されている際には、遊技球が周壁142の内側に進入できない状態となる。一方、第二可動部140では、回転部材143の保持凹部143bが周壁142の受入口142aの位置(遊技球受入位置)に配置されている際には、遊技球が周壁142の内側(保持凹部143b)に進入でき、保持凹部143bに遊技球を受け入れることが可能な状態となる。
【0042】
そして、第二可動部140は、回転部材143を回転させることによって、周壁142の内周面と保持凹部143bとの間に遊技球を保持した状態で、遊技球を下方に向かって搬送する。
さらに、第二可動部140では、遊技球を保持している保持凹部143bが周壁142の排出口142bの位置に配置されることによって、遊技球の保持が解除される。これによって、第二可動部140は、周壁142の内周面と保持凹部143bとの間に保持していた遊技球を、周壁142の排出口142bから下方に向かって排出する。
【0043】
図4に示すように、駆動部160は、第二役物モータ324と、第二役物モータ324の動力を第一可動部120及び第二可動部140に伝達する5つのギア161,162,163,164,165と、を有している。
第二役物モータ324は、主制御装置400からの制御信号に応じて駆動する。本実施形態では、第二役物モータ324として、ステッピングモータを用いている。
【0044】
モータギア161は、第二役物モータ324の回転軸に固定されている。ドライブギア162は、第一可動部120の回転部材123の回転軸123aに固定されている。ドライブギア163は、第二可動部140の回転部材143の回転軸143aに固定されている。モータギア161とドライブギア162との間には、アイドルギア164及びアイドルギア165が配設されている。一方、モータギア161とドライブギア163との間には、アイドルギア164が配設されている。
【0045】
駆動部160は、第二役物モータ324の動力を、モータギア161、アイドルギア164、アイドルギア165及びドライブギア162を介して、第一可動部120の回転部材123の回転軸123aに伝達する。また、駆動部160は、第二役物モータ324の動力を、モータギア161、アイドルギア164及びドライブギア163を介して、第二可動部140の回転部材143の回転軸143aに伝達する。これによって、第一可動部120の回転部材123が回転する方向と、第二可動部140の回転部材143が回転する方向とは、逆方向となる。
【0046】
図2に示すように、振分装置150は、第二可動部140の排出口142bから排出された遊技球を受容する受容部151と、受容部151と一体に形成された誘導部152と、を有している。
受容部151は、円筒状に形成されている。受容部151は、回転軸154が上下方向に沿って延びるように配設されている。
【0047】
受容部151は、遊技球を転動させることが可能な底面153を有している。底面153は、遊技球を不規則に転動させる(遊技球の滞留時間が不規則となるように転動させる)ことが可能となるように構成される。底面153は、平面であっても構わないが、位置によって傾斜する向き及び角度のうち少なくとも一方が変化する面であることが好ましい。例えば、底面153は、互いに傾斜する向き及び角度のうち少なくとも一方が異なる複数の平面を組み合わせて構成することができる。また、底面153は、曲面によって構成することができる。さらに、底面153は、平面と曲面を組み合わせて構成することができる。
【0048】
誘導部152は、樋状に形成されている。誘導部152は、受容部151から前側に向かって突出するように設けられている。
受容部151の底面153及び誘導部152の底面には、連続する誘導溝155が設けられている。受容部151の底面153は、誘導溝155に向かって低くなるように傾斜している。誘導溝155は、前側(誘導部152の先端側)に向かって低くなるように傾斜している。
【0049】
振分装置150は、回転軸154によって回転することが可能に構成されている。回転軸154は、第一役物モータ323(
図5参照)によって回転される。第一役物モータ323は、主制御装置400からの制御信号に応じて駆動する。本実施形態では、第一役物モータ323として、ステッピングモータを用いている。振分装置150は、第一役物モータ323によって、誘導部152の先端を左右方向に揺動させるように回転される。
【0050】
振分装置150は、受容部151によって、遊技球を不規則に転動させることが可能となっている。また、振分装置150は、誘導部152の先端を左右方向に揺動することによって、遊技球を排出する位置及び向きを変化させることが可能となっている。具体的には、振分装置150は、排出口142bから落下する遊技球を、受容部151の底面153によって受容する。そして、受容部151は、受容した遊技球を、底面153によって不規則に転動させた後、誘導溝155に沿って誘導部152に誘導する。さらに、誘導部152は、遊技球を、前側に向かって誘導した後、先端から役物装置100の排出口103に向けて排出する。
【0051】
ここで、役物装置100の排出口103の左右方向の寸法は、第一始動入賞口210の左右方向の寸法よりも大きく形成されている。そして、第一始動入賞口210は、役物装置100の排出口103の下方における、排出口103の左右方向の中央部に対応する位置に配設されている。したがって、振分装置150では、誘導部152の先端が左右方向の中央(第一始動入賞口210の真上)に位置している際に排出される遊技球は、第一始動入賞口210への入賞の可能性が高くなる。一方、振分装置150では、誘導部152の先端が左右方向の中央からずれている際に排出される遊技球は、第一始動入賞口210への入賞の可能性が低くなる。
【0052】
(制御系の構成)
次に、パチンコ機1における制御系の構成を説明する。
図5は、パチンコ機の制御系の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、パチンコ機1は、始動入賞口スイッチ310と、始動ゲートスイッチ311と、大入賞口スイッチ313と、左一般入賞口スイッチ314と、右一般入賞口スイッチ315と、を備えている。
【0053】
始動入賞口スイッチ310は、第一始動入賞口210及び第二始動入賞口220のそれぞれへの遊技球の入賞を検出し、検出信号を主制御装置400に対して出力する。始動ゲートスイッチ311は、始動ゲート230への遊技球の通過を検出し、検出信号を主制御装置400に対して出力する。大入賞口スイッチ313は、大入賞口240への遊技球の入賞を検出し、検出信号を主制御装置400に対して出力する。左一般入賞口スイッチ314は、左一般入賞口250への遊技球の入賞を検出し、検出信号を主制御装置400に対して出力する。右一般入賞口スイッチ315は、右一般入賞口260への遊技球の入賞を検出し、検出信号を主制御装置400に対して出力する。
【0054】
また、パチンコ機1は、制御部として、主制御装置400と、副制御装置500と、を備えている。不正行為防止等のため、主制御装置400及び副制御装置500は、それぞれ別々の基板に実装される。また、制御部では、主制御装置400から副制御装置500への一方向にのみデータの送信が可能となっている。
主制御装置400は、主として、始動入賞口スイッチ310からの検出信号の入力に応じて、各種の乱数カウンタから乱数を取得する(各種の抽選を実行する)。そして、主制御装置400は、取得した各種乱数に基づいて、制御コマンドの送信及び遊技全体の制御を行う。
【0055】
また、主制御装置400は、遊技状態表示装置280、賞球払出制御装置350、始動入賞口ソレノイド320、大入賞口ソレノイド321、第一役物モータ323、第二役物モータ324等を直接制御する。
特に、主制御装置400は、パチンコ機1の稼働中において、常時、第一役物モータ323及び第二役物モータ324を駆動させる。この際、主制御装置400は、振分装置150の誘導部152の先端が一定の周期で左右方向に揺動されるように、第一役物モータ324を駆動させる。
【0056】
また、主制御装置400は、第一可動部120の回転部材123及び第二可動部140の回転部材143のそれぞれが所定パターンで回転するように、後述する回転制御を実行する。
主制御装置400は、CPU410と、ROM420と、RAM430と、入力ポート440と、出力ポート450とを備える。
入力ポート440は、始動入賞口スイッチ310、始動ゲートスイッチ311、大入賞口スイッチ313、左一般入賞口スイッチ314及び右一般入賞口スイッチ315のそれぞれから入力された検出信号をCPU410に出力する。
【0057】
出力ポート450は、副制御装置500、遊技状態表示装置280及び賞球払出制御装置350のそれぞれに対して制御コマンドを出力するとともに、始動入賞口ソレノイド320、大入賞口ソレノイド321、第一役物モータ323及び第二役物モータ324のそれぞれに対して制御信号を出力する。また、出力ポート450は、パチンコ機1の出玉情報や異常信号等をホールコンピュータ800に対して出力する。
【0058】
ROM420には、主制御装置400で実行されるパチンコ機1を制御するためのプログラム、遊技制御用のデータ等が記憶されている。特に、ROM420には、第一役物モータ323及び第二役物モータ324のそれぞれを制御するための制御プログラムが記憶されている。
RAM430は、主制御装置400に対する入出力データ、演算処理のためのデータ、遊技に関連する乱数カウンタを始めとする各種カウンタ、抽選結果や遊技状態を管理するフラグ等を一時的に記憶する。
【0059】
また、主制御装置400には、電源供給を行うための電源回路900が接続されている。
副制御装置500は、主制御装置400と同様に、CPU、ROM、RAM、入力ポート及び出力ポートを備える。
副制御装置500のROMには、演出を制御するためのプログラム、各種データ等が記憶されている。副制御装置500のRAMには、主制御装置400から入力された制御コマンド、演算処理を行うためのデータ等が一時的に記憶される。副制御装置500のCPUは、主制御装置400から受信した制御コマンドに応じて、ROMに記憶されたプログラムにしたがった処理を実行する。これにより、副制御装置500のCPUは、ランプ530の点灯、点滅の制御、スピーカ540からの効果音の出力の制御等を行う。
【0060】
(主制御装置400による回転制御)
次に、主制御装置400による回転制御を説明する。
主制御装置400は、回転制御を実行することによって、第一可動部120の回転部材123及び第二可動部140の回転部材143のそれぞれを所定パターンで回転させる。
本実施形態では、主制御装置400は、回転制御によって、回転部材123及び回転部材143を、互いに同一のパターンで回転させる。ただし、回転部材123の回転方向と回転部材143の回転方向とは、互いに逆方向となる。
【0061】
そこで、以下、主制御装置400による回転部材143の回転制御を説明し、主制御装置400による回転部材123の回転制御の説明を省略する。
図6は、回転制御を示すタイミングチャートである。
主制御装置400による回転制御では、回転部材143を第1角度だけ正回転される第1制御と、回転部材143を第2角度だけ逆回転させる第2制御と、を繰り返し実行する。ここで、正回転とは、回転部材143を一の方向(本実施形態では、時計回り)に回転させることをいう。また、逆回転とは、回転部材143を一の方向とは逆の他の方向(本実施形態では、反時計回り)に回転させることをいう。
【0062】
そして、第1角度及び第2角度は、第1角度から第2角度を減じた値の絶対値が360の約数とならないように設定されている。
また、第1角度及び第2角度は、第1角度から第2角度を減じた値の絶対値が互いに隣り合う保持凹部143bの角度間隔βの値の約数とならないように設定されている。
さらに、第1角度及び第2角度は、第1角度から第2角度を減じた値の絶対値が互いに隣り合う保持凹部143bの角度間隔βの値より小さくなるように設定されている。
本実施形態では、回転制御において、第1制御と第2制御との間(第2制御と第1制御との間)に、回転部材143を所定時間だけ停止させる第3制御を実行する。
【0063】
具体的には、主制御装置400は、回転制御として、一定のパターンで回転部材143を回転させるパターン制御を繰り返し実行する。
図6に示すように、パターン制御では、第1制御S1を行い、その後、第3制御S3を行い、その後、第2制御S2を行い、その後、第3制御S3を行う。
第1制御S1では、回転部材143を、T1(569.6[ms])の間だけ正回転させることによって、第1角度(54.2°)だけ正回転させる。第2制御S2では、回転部材143を、T2(62.7[ms])の間だけ逆回転させることによって、第2角度(5.9°)だけ逆回転させる。第3制御S3では、回転部材143を、T3(12.0[ms])の間だけ停止させる。
【0064】
これによって、一周期のパターン制御が行われることによって、回転部材143が、第1角度(54.2°)から第2角度(5.9°)を減算した角度(48.3°)だけ正回転される。
したがって、第1角度(54.2°)から第2角度(5.9°)を減じた値の絶対値(48.3)が、360の約数とならないように設定されている。
【0065】
また、第1角度(54.2°)から第2角度(5.9°)を減じた値の絶対値(48.3)が、互いに隣り合う保持凹部143bの角度間隔β(120°)の値(120)の約数とならないように設定されている。
さらに、第1角度(54.2°)から第2角度(5.9°)を減じた値の絶対値(48.3)が、互いに隣り合う保持凹部143bの角度間隔β(120°)の値(120)より小さくなるように設定されている。
なお、本実施形態では、回転部材143を正回転させる速度及び回転部材143を逆回転させる速度は、互いに同一に設定されている。
【0066】
(第二可動部140の動作)
次に、第二可動部140の動作を説明する。
図7は、第二可動部の正面図である。
図8は、遊技球受入位置に対する保持凹部の角度位置の変化を示す図である。
役物装置100の流入口102に流入した遊技球P(
図3参照)は、第一可動役物120の落下通路121に誘導される。
【0067】
そして、第一可動部120は、落下通路121を落下してきた遊技球Pを、周壁122の内側において回転する回転部材123によって搬送した後に、周壁122の排出口122bから下方に向かって排出する。
さらに、遊技球転動部130は、排出口122bから排出された遊技球Pを、転動面133において不規則に転動させた後に、誘導通路132の後端から排出する。
そして、第二可動部140は、誘導通路132の後端から排出された遊技球Pを、周壁142の内側において回転する回転部材143によって搬送することが可能となっている。
図3に示すように、第二可動部140では、回転部材143の保持凹部143bが周壁142の受入口142aの位置(遊技球受入位置)に配置されている際には、保持凹部143bに遊技球を受け入れることが可能な状態となる。
【0068】
一方、
図7に示すように、第二可動部140では、回転部材143の阻止部143cが周壁142の受入口142aの位置に配置されている際には、保持凹部143bに遊技球を受け入れることができない状態となる。
そして、第二可動部140では、回転部材143が回転されることによって、保持凹部143bに受け入れた遊技球を、下方に向かって搬送した後、周壁142の排出口142bから下方に向かって排出する。
【0069】
この際、主制御装置400は、回転制御として、回転部材143を第1角度だけ正回転される第1制御と、回転部材143を第2角度だけ逆回転させる第2制御と、を繰り返し実行する。
これによって、回転部材143は、第1角度だけ正回転する動作(第1制御による回転)と、第2角度だけ逆回転される動作(第2制御による回転)と、を繰り返す。
したがって、周壁142の受入口142aにおいて、周壁142と保持凹部143bとの間に遊技球が挟まる球詰まりを防止することが可能となる。
【0070】
また、主制御装置400は、回転制御において、第1制御と第2制御との間(第2制御と第1制御との間)に、回転部材143を所定時間だけ停止させる第3制御を実行する。
これによって、遊技球搬送装置110によれば、回転部材143の回転方向を変える際に、第二役物モータ324の負荷を軽減することが可能となる。
特に、主制御装置400による回転制御では、第1角度から第2角度を減じた値の絶対値が、360の約数とならないように設定されている。
これによって、主制御装置400による回転制御では、第2制御の完了時における遊技球受入位置に対する保持凹部143bの角度位置αが、第2制御が完了するごとに変化する。これに伴い、第1制御の完了時における遊技球受入位置に対する保持凹部143bの位置が、第1制御が完了するごとに変化する。
【0071】
ここで、
図7に示すように、遊技球受入位置に対する保持凹部143bの角度位置αとは、周壁142の受入口142aの中心位置及び回転部材143の回転軸143aを結ぶ中心線yと、保持凹部143bの中心位置及び回転軸143aを結ぶ中心線xとのなす角度(中心線yに対する中心線xの正回転側の角度)をいう。
具体的には、主制御装置400は、回転制御として、パターン制御を繰り返し実行する。そして、パターン制御では、回転部材143が第1角度(54.2°)だけ正回転され(第1制御S1)、その後、回転部材143がT3(12.0[ms])の間だけ停止され(第3制御S3)、その後、回転部材143が第2角度(5.9°)だけ逆回転され(第2制御S2)、その後、回転部材143がT3(12.0[ms])の間だけ停止される(第3制御S3)。
【0072】
これによって、
図8に示すように、回転部材143の3つの保持凹部143bのうち一の保持凹部143bに注目すると、遊技球受入位置に対する一の保持凹部143bの角度位置αが、一周期のパターン制御が完了するごとに、48.3°ずつ正回転側に変化する。
したがって、一の保持凹部143bが一周するごとに、一の保持凹部143bが遊技球受入位置を通過した後に最初に停止された際の遊技球受入位置に対する一の保持凹部143bの角度位置αが変化する(
図8に示す例においては、1周目ではα=0°、2周目ではα=32.3°、3周目ではα=10.4°・・・と変化している)。
よって、遊技球搬送装置110では、保持凹部143bによる遊技球の受け入れ状態を変化させることができ、遊技の興趣を向上することが可能となる。
【0073】
ここで、
図8では、回転制御の開始時(0[ms])における遊技球受入位置に対する一の保持凹部143bの角度位置αを、0°としている。
また、主制御装置400による回転制御では、第1角度(54.2°)から第2角度(5.9°)を減じた値の絶対値(48.3)が、互いに隣り合う保持凹部143bの角度間隔βの値(120)の約数とならないように設定されている。
【0074】
これによって、遊技球搬送装置110では、互いに隣り合う保持凹部143bについて、一の保持凹部143bが遊技球受入位置を通過した後に最初に停止された際の遊技球受入位置に対する一の保持凹部143bの角度位置αと、これに続いて、他の保持凹部143bが遊技球受入位置を通過した後に最初に停止された際の遊技球受入位置に対する他の保持凹部143bの角度位置αとが、互いに異なる。
したがって、遊技球搬送装置110によれば、複数の保持凹部143bによる遊技球の受け入れ状態を変化させることが可能となる。
【0075】
さらに、主制御装置400による回転制御では、第1角度(54.2°)から第2角度(5.9°)を減じた値の絶対値(48.3)は、互いに隣り合う保持凹部143bの角度間隔βの値(120)より小さくなっている。
これによって、遊技球搬送装置110では、回転部材143の動きをより細かくすることができ、遊技の興趣を向上することが可能となる。
【0076】
(変形例)
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態では、種々の変更を行うことが可能である。
例えば、上記実施形態では、回転部材123において、3つの保持凹部123bを設けている。また、回転部材143において、3つの保持凹部143bを設けている。しかしながら、回転部材123,143において設けられる保持凹部123b,143bの数は、適宜、増減する(1つのみ設ける又は4つ以上設ける)ことが可能である。また、回転部材123と回転部材143とで、保持凹部123b,143bの数を異ならせても構わない。
【0077】
また、上記実施形態では、回転部材123,143の外周面において、複数(3つ)の保持凹部123a,143bが均等な間隔で設けられている。しかしながら、回転部材123,143の外周面において、隣り合う保持凹部123a,143bごとに、間隔が異なる構成としても構わない。この場合、主制御装置400による回転制御では、第1角度から第2角度を減じた値の絶対値が、全ての互いに隣り合う保持凹部143b(123b)の角度間隔βの値について、各角度間隔βの値の約数とならないように設定される。また、回転部材123と回転部材143とで、保持凹部123a,143bの間隔が異なる構成としても構わない。
【0078】
また、上記実施形態では、回転部材123が回転される速度及び回転部材143が回転される速度は、互いに同一となっている。しかしながら、回転部材123が回転される速度と回転部材143が回転される速度とを、異ならせても構わない。
また、上記実施形態では、回転部材123,143を正回転させる速度及び回転部材123,143を逆回転させる速度は、互いに同一に設定されている。しかしながら、回転部材123,143を正回転させる速度と回転部材123,143を逆回転させる速度とを、異ならせても構わない。例えば、回転部材123,143を正回転させる速度を逆回転させる速度より速くする、または、回転部材123,143を正回転させる速度を逆回転させる速度より遅くすることができる。
【0079】
また、上記実施形態では、第一可動部120の回転部材123が回転する方向と、第二可動部140の回転部材143が回転する方向とは、逆方向となっている。しかしながら、第一可動部120の回転部材123が回転する方向及び第二可動部140の回転部材143が回転する方向を、互いに同一方向としても構わない。
また、上記実施形態では、回転制御において、第1制御と第2制御との間(第2制御と第1制御との間)に、回転部材143(123)を所定時間だけ停止させる第3制御を実行する。しかしながら、第1制御と第2制御との間(第2制御と第1制御との間)において、第3制御を実行しない構成としても構わない。
さらに、上記実施形態においては、パチンコ機1に本発明を適用した場合について説明したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他のアミューズメントゲーム機等の遊技機にも適用可能である。