特許第5767296号(P5767296)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5767296
(24)【登録日】2015年6月26日
(45)【発行日】2015年8月19日
(54)【発明の名称】爪変形防止具
(51)【国際特許分類】
   A61F 5/11 20060101AFI20150730BHJP
【FI】
   A61F5/11
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-212320(P2013-212320)
(22)【出願日】2013年9月20日
(65)【公開番号】特開2015-58338(P2015-58338A)
(43)【公開日】2015年3月30日
【審査請求日】2014年8月20日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】500264227
【氏名又は名称】丸山 政雄
(72)【発明者】
【氏名】丸山 政雄
【審査官】 山口 賢一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−265508(JP,A)
【文献】 特開2001−037535(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0262058(US,A1)
【文献】 米国特許第02567601(US,A)
【文献】 独国特許出願公開第03330813(DE,A1)
【文献】 特表2010−501314(JP,A)
【文献】 米国特許第01420085(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61F 5/11
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
略平状の爪へ装着することで、爪の変形を未然に予防できる爪変形防止具であって、
爪を変形させる方向へ加わる外圧を抑制できる耐撓曲性が強化された金属およびプラスチックおよび形状記憶合金および形状記憶樹脂から適宜選択された弾性材を用いて、
爪幅間で架設できる長さで且つ平板状または線状成形された爪形保護体と、および、
塑性能を有する金属または樹脂から適宜選択された材を用いて成形された筒型であって、且つ爪縁部と爪形保護体端部とが嵌挿できる開口部スリット3が筒胴長さで設けられたことで筒径方向断面C字状に形成された留め具2aと、
で構成されたことを特徴とする爪変形防止具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、略平状の爪へ装着することで、爪を変形させる方向へ加わる外圧を抑制して、爪の変形を未然に予防できる爪変形防止具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
つま先をきれいに見せるために靴先の挟いフォーマル用の靴(例えばポインテッド・トゥやセミラウンド・トゥ)やつま先の締め付けを強くしたソックス等を継続的に履き続けると、第一趾の爪縁部が履物の外圧により撓曲し、爪溝部へ該爪縁部が食い込むほどの強い湾曲状に変形を起こす場合がある。また該履物を履いたまま動き続けると、該爪縁部が押圧と開放とを繰り返されることにより、該爪縁部が疲労し割裂を起こす場合がある。
【0003】
また、運動では体裁きなど体重移動(蹴足含む)時に第一趾の母子球から爪郭部にかけて体重を乗せ踏ん張る場面が多々あるが、例えば図9(1)〜(2)に示されるように該爪郭が圧迫されることで爪縁部が変形して爪溝に食い込み、この動作が繰り返されることで爪郭部が腫脹を起こしたり、爪溝の軟部組織が裂傷を起こしたりして、歩行さえ困難になることにもなる。また、スポーツ選手にとって体裁きは必須なので、該運動を行っている間は、この爪郭の腫脹は治りが悪く、また裂傷を放置すると細菌感染により化膿させることもあるので、爪郭に疼痛が発生する前に予防する必要がある。
【0004】
尚、弾性作用を用いた巻き爪や陥入爪を治療する爪変形矯正具は数々発明されているが、例えば該爪変形矯正具(特許文献1)、(特許文献2)、(特許文献3)などの爪変形矯正具の全ては爪変形を治療する目的であるため、一時的ではあっても治療する際に矯正具を変形爪の形状である湾曲状に撓曲して装着することからも、爪の湾曲状に沿う柔軟さを供えていることになる。また該爪変形矯正具の治療に用いられる弾性能は、既に変形した爪へ沿わせて装着した後、徐々に平状へ矯正できる程度の弾性力に調整されている。このことからも該爪変形矯正具が持っている耐圧性や耐撓曲性は少なくとも巻き爪の湾曲状まで許していることになる。よって該爪変形矯正具を平状の爪へ装着したところで、矯正治療用に調整された弾性能が爪を撓曲させる外圧に対して抑制できる耐圧性や耐撓曲性を有しているとは認められず、また外圧に対する抑制についての記述は各文献からは見られない。
【特許文献1】特開2001−37535号公報
【特許文献2】特開2003−265508号公報
【特許文献3】特開2007−244851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば図8(1)〜(2)に示すようなつま先が狭い形状の靴や、図9(1)〜(2)に示すような運動時のつま先加重等により、爪縁部を撓曲する外圧が掛かることで、該爪縁部が変形し爪溝部に食い込み、疼痛や爪郭軟部組織の腫脹を発症させる原因となる。
【0006】
本発明は、爪縁部に掛かる外圧により該爪縁部が爪溝部へ食い込む程度の爪の撓曲変形を抑制できるだけの耐圧性および耐撓曲性を具備する爪形保護体を爪へ装着することで、爪形保護体の作用により該外圧に起因する爪変形ならびに爪変形による該爪郭部周囲の疾患を未然に防止できる爪変形防止具の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上の課題を解決するために、本発明に係る爪変形防止具Aは、図1斜視図および図2(a)〜(b)使用例に示されたように、略平状の爪を変形させる方向へ加わる外圧を抑制できる耐撓曲性が強化された弾性材を用いて、爪幅間で架設できる長さで且つ平板状に成形された爪形保護体1aと、および、塑性能を有する材を用いて成形された筒型であって、且つ爪縁部と爪形保護体端部とが嵌挿できる開口部スリット3が筒胴長さで設けられたことで筒径方向断面C字状に形成された留め具2aと、で構成され、爪甲12上の爪幅方向で架設できる様態で設置されている該爪形保護体1aの爪幅方向左右夫々端部と、該夫々左右爪縁部11とを該留め具2aに形成された該スリット3へ嵌挿した後、挟持具を用いて該留め具2aを塑性加工することで挟着され、爪甲12上に該爪形保護体1aが架設される。
このことにより、耐撓曲性が強化された該爪形保護体1aの作用で、爪縁部11が変形する方向へ掛かる外圧を抑制でき、爪の変形を未然に防止できる。
尚装着においては、該爪形保護体1aの一部または全部が爪甲12と接するように設けてもよく、また爪変形防止具Aと爪とを接着剤で固定してもよい。
【0008】
爪変形防止具Bを表す図3は、爪変形防止具Aを構成する爪形保護体1aと留め具2aの別の様態の一例である。図3(a)の斜視図で示すとおり、該爪変形防止具Bは、第一発明の爪変形防止具Aにおいて、爪幅方向に長く形成された該爪形保護体1aの長手方向の両側端部が棒状に打ち抜き加工され成形された係止部4を形成している該爪形保護体1bと、該係止部4が貫挿できる装着孔5を穿設された該留め具2bとで成している。尚製造を簡略するため性能を損なわない程度で該爪形保護体1bの形状を該係止部4と同形の棒状または線状で成形されてもよい。また図3(b)の斜視図が表す留め具2bは、該係止部4が貫入または嵌入できる装着孔5を穿設していることを特徴とする、図1に表れた留め具2aの別の形態である。なお図3(b)に表れている留め具2bは爪縁部11へ圧着状に固定できる筒径方向断面略C字状に成形され、材料は塑性能を有する材であれば金属や樹脂から選択ができる。また、弾性作用を用いた挟着状に固定できる留め具2bの場合は、弾性能を有する例えば金属または樹脂またはエラストマーから材料を適宜に選択して成形される。
【0009】
図3(C)は爪変形防止具Bの使用例である。
本発明の該爪変形防止具Bは、何らかの事情で現在装着されている爪形保護体1bを新たな爪形保護体1bとを交換する際、爪縁部11に挟設した留め具2bを脱着せず爪形保護体1bだけを変更できるため、前述の爪変形防止具Aでは爪形保護体1aを交換する際には爪縁部11と爪形保護体1aとを挟着している留め具2aを爪縁部11から脱着する必要があり、この脱着する際に爪縁部の破損や欠損などのリスクがあったが、爪変形防止具Bは留め具2bを爪縁部11から脱着することなく爪形保護体1bを変更できるため安全である。
【0010】
爪変形防止具Cを表す図4は爪変形防止具Aの別の様態の一例である。該留め具2aが爪郭部10の腫脹で図2(a)〜(b)使用例に示されたような爪縁部11への設置が困難な場合、図4(c)の使用例で示されるとおり、第一発明の爪変形防止具Aを構成する留め具2aと爪形保護体1aを用いて、爪の先端部14で且つ左右夫々の爪縁部11方向略角に該留め具2aを配置し、爪甲12上の爪幅方向に配置された該爪形保護体1aを、該留め具2aを用いて爪の先端縁14と挟着し、爪甲12上に該爪形保護体1aを架設したことを特徴とする爪変形防止具Cである。
【0011】
第一趾の爪は変形していないが、外圧により爪縁部11が繰り返し爪溝部13を刺激し爪郭部10が腫脹を起こすことがある。爪郭部10の症状を悪化させないために爪変形防止具Cを装着するのだが、留め具2aの爪溝部13への接触は疼痛だけでなく腫脹部が裂傷する場合があり、危険なので、該留め具2aを爪の先端部左右夫々の略角に配置され、該留め具2aのスリット3へ爪先端部14正面の爪部と該爪形保護体1aを嵌挿し挟着することで、安全に爪変形防止具Cの架設が行える。
【0012】
図5および図6は夫々爪変形防止具の別の形態を表している一例で、該爪変形防止具A〜Cは構造上突出物が多くストッキングや履物等が引っかかることで破損を誘発しやすいので、該履物の破損を防ぐとともに素足時の美的観点からも、該爪変形防止具に突起物をなくして全体を滑面で形成するために、該爪形保護体1と該留め具2を一体で成形されたことを特徴とする爪変形防止具を表している。
【0013】
爪変形防止具Dを表す図5(b)は、爪縁へ挟着できる形態の装着の一例が示されているとおり、適度に耐撓曲性を備えた爪形保護部7の長手方向両側端部に成形されている爪内側に向いているフック状の爪掛け係止部8を爪外側へ開くように保持し、爪形保護部7を爪甲12上へ設置した後、保持していた爪掛け係止部8を爪縁部11へ保持を緩めながら押し込むように装着する。
【0014】
爪変形防止具Eを表す図6(b)は、爪先端縁に挟着できる形態の装着の一例が示されているとおり、爪郭部10が腫脹を発症し爪掛け係止部8が爪縁部への装着が困難な場合、爪先先端部14側から爪甲12へ向かって装着が行えるよう左右少なくとも一対の留め具1aに対応するフック状の爪掛け係止部8が爪形保護部7の長手方向左右略両側端部の左右夫々長手側に、該スリットが爪先端縁に装着できるよう爪甲部12方向で一体成形されており、腫脹している爪縁部に接触することなく爪変形防止具Eの架設が安全に行える。
これら爪変形防止具Dおよび爪変形防止具Eのように一体成形された爪変形防止具は、全体が滑面化されたことで、履物を傷つけることが少なく、また見た目にも滑らかで美的によい。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明を実施するための形態について適宜図面を参照しながら説明するが、本実施形態は以下の内容に限定されるものではなく、本発明の要旨を損なわない範囲で任意に変更して実施可能である。
【実施形態】
【実施例1】
【0016】
図1について説明する。図1は本発明の爪変形防止具Aを表した一例であり、爪形保護体1aはステンレス鋼で製作した厚さ0.5mm、幅5mm、長さ18mmとした。この爪形保護体1aは弾性材を用いるとよく、ステンレス鋼以外の金属やプラスチックや形状記憶合金や形状記憶樹脂のいずれでもよい。
【0017】
留め具2aは真鍮製で厚さ0.3mm、径2.5φ、長さ5mm、長手方向に伸びたスリット3の長さ5mm、該スリット3開口幅1.0mm、外形は短手方向断面C字状の筒型とした。留め具2aの係止方法は爪縁部11と爪形保護体1aとをスリット3へ嵌挿し、留め具2aで挟着することがよく、留め具2aの材は塑性加工による挟着の場合は塑性変形しやすい金属や樹脂から適宜選択して成形するとよい。また爪郭10の形状(個体差)が挟持具(ペンチ等)の使用を困難にするなど塑性加工に不適切な場合、該スリット3開口幅を0〜0.5mmとした別の係止手段である弾性応力をもって挟着してもよい。この場合に使用される材には弾性能を活かせる金属や樹脂から適宜に選択され使用するとよい。
【0018】
図2について説明する。図2は爪変形防止具Aの使用状態を図示したものであり、図2(a)は平面図、図2(b)は正面図である。
【0019】
本発明の爪変形防止具Aは、両側爪縁部11に夫々配置する留め具2aを用いて爪形保護体1aの長手方向端部と左右爪縁部11とを夫々スリット3へ嵌挿し、塑性加工して挟着され、これにより爪甲12上に爪形保護体1aが掛架して成すことで、爪形の変形を予防している。尚、留め具2aの挟持力を補うため爪形保護体1aの該端部と爪縁部11と留め具2aとを接着剤を塗布して固着してもよい。
【実施例2】
【0020】
図3について説明する。図3記載の爪変形防止具Bは図1爪変形防止具Aの別の様態を図示したものであり、図3(a)は爪形保護体1bの斜視図、図3(b)爪変形防止具Bの斜視図である。
【0021】
図3(a)記載の爪形保護体1bは、ステンレス鋼で製作した厚さ0.5mm、幅5mm、長さ12mmで形成され、該爪形保護体1bの両側端部に備わる夫々係止部4は長さ3mm、厚さ0.5mm、幅3mmの棒状にプレスによる打ち抜き加工された様態を表している。これで示されるとおり爪形保護体1bは該爪形保護体1bの両側端部に棒状の該係止部4を備えている。
留め具2bは図3(b)で示されるとおり、真鍮製で厚さ0.3mm、径2.5φ、長さ5mm、長手方向に伸びたスリット3の長さ5mm、該スリット3開口幅0.7mm、外形は短手方向断面C字状の筒型で、爪形保護体1bの係止部4が貫入または嵌入できる装着孔5を適宜形状で適宜箇所に穿設している。材質は塑性加工で挟着する場合、塑性変形しやすい材であれば、金属製、樹脂製から適宜に選択され使用してもよい。尚、該留め具2bを塑性加工する際、爪郭10の形状が挟持具(ペンチ等)の使用を困難にする場合、スリット開口幅を0〜0.3mmとし、弾性応力をもって挟着することができる。当然使用される材は弾性能を活かせる金属や樹脂から適宜に選択され成形されてもよい。
【0022】
使用は図3(c)の使用例で示されるとおり、爪変形防止具Bは、穿設されている装着孔5が対向するよう一対の留め具2bを左右両側爪縁部11へ夫々挟着され、爪形保護体1bの左右端部に備わる係止部4を夫々留め具2bの装着孔5へ貫装して設置して成すことを特徴とする。なお留め具2bの爪縁部11への挟持力を補うため留め具2bを挟持した状態で留め具2bと爪縁部11とを接着剤で固定してもよい。また爪形保護体1bも脱着を防止するため接着剤で係止部4と留め具2bとを接着剤を用いて固着してもよい。
【実施例3】
【0023】
図4に示された爪変形防止具Cは、爪変形防止具Aの別の様態を示したものであり、図4(a)は斜視図、図4(b)は側面図、図4(c)は使用例である。
図4(a)〜(b)で表れた爪形保護体1aは、ステンレス鋼製で厚さ0.5mm、幅2.5mm、長さ18mmとした。該爪形保護体1aは弾性材を用いるとよく、ステンレス鋼以外の金属やプラスチックや形状記憶合金や形状記憶樹脂のいずれでもよい。
また留め具2aは、真鍮製で厚さ0.3mm、径2.5φ、長さ5mm、長手方向に伸びたスリット3の長さ5mm、該スリット3開口幅1.0mm、外形は短手方向断面C字状の筒型とした。爪形保護体1aの係止方法は爪縁部11と爪形保護体1aとをスリット3へ差込み、該留め具2aを塑性加工で挟着することがよく、留め具2aの使用される材は、塑性加工の場合は塑性変形しやすい金属や樹脂から適宜に選択され使用してもよい。
【0024】
尚、爪先端部と指先指肉との離脱部の間隙が挟持具の使用を困難にするなど塑性加工に不適切な場合、弾性能を活かせる形状を成して挟持し架設してもよい。この場合、スリット開口幅を0〜0.3mmとして、材には弾性能を活かせる金属や樹脂から適宜選択して成形するとよい。
【0025】
装着例を図4(b)の爪変形防止具Cの使用状態を示す図で説明する。
爪形保護体1aを爪甲13上へ架設するために、爪先端部14側で且つ左右の両側略爪縁部11と爪形保護体1aの長手面側で且つ長手方向両側略端部とを左右夫々に配置された該留め具2aのスリット3へ嵌挿した後、塑性加工し挟着する。当然、留め具2aの挟持力を補うため留め具2aを挟持した状態で留め具2aと爪縁部11と爪形保護体1aとを接着剤を塗布して固着してもよい。
【実施例4】
【0026】
図5について説明する。図5に表れる爪変形防止具Dは、爪変形防止具Aの別の様態を示した図である。図5(a)は斜視図である。図5(b)は使用例を示す図である。
爪変形防止具Dは、弾性能を有するステンレス鋼で製作され、厚さ0.5mm、幅3mm、長さ19mmとした。爪形保護部7の長手方向両側端部には、夫々爪掛け係止部8はつま先へ装着が可能な爪甲部12方向にスリット3が向くように左右夫々爪掛け係止部8は対称的に配設されて、該爪掛け係止部8は爪形保護部7と一体成形でプレス加工されている。
【実施例5】
【0027】
図6について説明する。図6は爪変形防止具Cの別の様態である爪変形防止具Eを示した図である。図6(a)は斜視図、図6(b)は使用例を示す図である。
爪変形防止具Eは、弾性能を有するステンレス鋼で製作され、厚さ0.5mm、幅3mm、長さ18mmとした。爪形保護部7の長手方向左右略両側端部で且つ長手側面には、爪先端部14側から爪甲部12へ向かって挟着できるよう夫々左右の爪掛け係止部8が爪形保護部7と一体成形でプレス加工されている。
【発明の効果】
【0028】
以上のように本発明によれば、爪形保護体1aを略平状の爪甲12上へ架設することにより爪は耐撓曲性が補強されたことで、つま先の狭い形状の靴や運動時のつま先加重等による外圧が加わっても撓曲変形が抑制され、略平状の爪形を保持する。
このように爪変形防止具Aの耐撓曲能の効果によって、爪縁部を撓曲させる外圧を抗することができ、爪縁部11の変形や割裂および爪郭周囲の疾患を未然に防げる。また変形爪の再発防止にも役立つ。
【産業上の利用可能性】
【0029】
医療用器具および美容器具の産業界において利用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】本発明の爪変形防止具Aの一例を示す斜視図である。
図2】本発明の爪変形防止具Aの使用例を示し、(a)は爪変形防止具を装着した平面図、(b)は正面図である。
図3】本発明の別の様態である爪変形防止具Bを示し、(a)は爪形保護体1bの斜視図、(b)は爪変形防止具Bの斜視図、(c)は爪変形防止具Bの使用例の図である。
図4】本発明の別の様態である爪変形防止具Cを示し、(a)は斜視図、(b)は側面図、(c)は使用例の図である。
図5】本発明の別の様態である爪変形防止具Dを示し、(a)は斜視図、(b)は使用例の図である。
図6】本発明の別の様態である爪変形防止具Eを示し、(a)は斜視図、(b)は使用例の図である。
図7】第一趾爪の各名称を示した、(a)は平面図、(b)は正面図である。
図8】つま先部が狭い靴を履いたときの指の状態を表した、(a)は平面図、(b)は正面図である。
図9】つま先加重時の指の状態を表した、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【符号の説明】
【0031】
A、B、C、D、E 爪変形防止具
1a、1b 爪形保護体
2a、2b 留め具
3 スリット
4 係止部
5 装着孔
7 爪形保護部
8 爪掛け係止部
10 爪郭部
11 爪縁部
12 爪甲
13 爪溝部
14 爪先端部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9