(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5767303
(24)【登録日】2015年6月26日
(45)【発行日】2015年8月19日
(54)【発明の名称】リサイズ要求判定方法
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0488 20130101AFI20150730BHJP
G06F 3/048 20130101ALI20150730BHJP
【FI】
G06F3/048 620
G06F3/048 656A
【請求項の数】3
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2013-243410(P2013-243410)
(22)【出願日】2013年11月25日
(62)【分割の表示】特願2013-131211(P2013-131211)の分割
【原出願日】2013年6月23日
(65)【公開番号】特開2015-5265(P2015-5265A)
(43)【公開日】2015年1月8日
【審査請求日】2014年6月23日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】396006309
【氏名又は名称】曽根 利仁
(72)【発明者】
【氏名】曽根 利仁
【審査官】
笠田 和宏
(56)【参考文献】
【文献】
特開2002−311820(JP,A)
【文献】
特開2010−176330(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2013/0141362(US,A1)
【文献】
特開2000−163031(JP,A)
【文献】
特開2010−231626(JP,A)
【文献】
特開2007−279638(JP,A)
【文献】
特表2012−506574(JP,A)
【文献】
特開2005−339420(JP,A)
【文献】
特開2013−097411(JP,A)
【文献】
特開2010−136187(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
IPC G06F 3/01− 3/048
G09G 5/00− 5/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
2つの指示体を利用し、コンテンツのリサイズの中心点を特定する機能と、リサイズ率を変化させる前記コンテンツの拡大または縮小の機能を提供する少なくとも四種類のジェスチャー操作の夫々をリサイズ要求と判定するように制御し、二種類の前記ジェスチャー操作が前記指示体の一方が固定され、他方が円を描くジェスチャーであることを特徴とするリサイズ要求判定方法。
【請求項2】
請求項1に記載のリサイズ要求判定方法を実現させるための装置(1)。
【請求項3】
コンピュータを、請求項2に記載の装置(1)として機能させるための制御プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リサイズ要求判定方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、リサイズ要求判定方法が知られる。例えば、特開2012−123066号公報に記載の技術は、利用者の2つの指を利用するピンチアウトおよびピンチインの操作に応じて、コンテンツなどの拡大要求および縮小要求を判定する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−123066号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、リサイズ要求判定方法は、2つの指を外側および内側に移動させる動作が必要なため、指の爪が長いと指を傷めてしまう危険があると言った問題があった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、指(指示体)の回転を含む少なくとも1つの操作方法を利用し、2つの指(指示体)による少なくとも2つの操作方法が併用可能である拡大要求と、2つの指(指示体)による少なくとも2つの操作方法が併用可能である縮小要求を判定するリサイズ要求判定方法を提供することにある。さらに、モード切替えなどの操作を必要とせずに、拡大要求および縮小要求の夫々で2つの指(指示体)による少なくとも2つの操作方法が併用可能であるリサイズ要求判定方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため本発明のリサイズ要求判定方法は、2つの指示体を利用し、コンテンツのリサイズの中心点を特定する機能と、リサイズ率を変化させ
る前記コンテンツの拡大または縮小の機能を提供する少なくとも四種類のジェスチャー操作の夫々をリサイズ要求と判定するように制御
し、二種類の前記ジェスチャー操作が前記指示体の一方が固定され、他方が円を描くジェスチャーであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、リサイズ要求判定方法は、指(指示体)の回転を含む少なくとも1つの操作方法を利用し、2つの指(指示体)による少なくとも2つの操作方法が併用可能である拡大要求と、2つの指(指示体)による少なくとも2つの操作方法が併用可能である縮小要求を判定することができる。延いては、ピンチアウトおよびピンチインの操作と、それら以外の操作を併用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】実施形態のリサイズ要求判定システムの構成図の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施の形態について詳細に説明する。
【0010】
図1は実施形態のリサイズ要求判定システムの構成図の一例である。
リサイズ要求判定システムは、例えば、コンテンツ10を表示するディスプレイ11と、ディスプレイ11上に設置されたタッチパネル12を備える装置1から構成される。
装置1は、CPU、ROM、RAM、記憶装置、入出力部(ディスプレイ11およびタッチパネル12を含む)、通信部などを有するコンピュータ部を備え、タッチパネル12上の任意の位置に利用者の2つの指13aが置かれ、指13aの一方が固定され、他方がタッチパネル12上で円を描いた第1操作方法に応じて、リサイズ要求と判定する。また、タッチパネル12上の任意の位置に利用者の2つの指13bが並んで置かれ、指13bの両方がタッチパネル12上で円を描いた第2操作方法に応じて、リサイズ要求と判定する。また、タッチパネル12上に置かれた利用者の2つの指によるピンチアウト(拡大要求)およびピンチイン(縮小要求)の第3操作方法に応じて、リサイズ要求と判定する。また、リサイズ要求に応じて、コンテンツ10の拡大または縮小を実施する。
【0011】
リサイズ要求は、指13a、13bが描いた円の回転方向により、右回転であれば拡大要求、左回転であれば縮小要求などと定めればよい。
指13aは、左手の親指と右手の人差し指の組合せとしたが、片方の手の親指と人差し指の組合せなどのように、いかなる2つの指の組合せであってもよい。
指13bは、右手の人差し指と中指の組合せとしたが、いかなる2つの指の組合せであってもよい。
コンテンツ10上のリサイズの中心点は、指13aで描いた円の中心または円の開始位置や終了位置、或いは固定された側の指13aの位置などとすればよい。また、指13bで描いた円の開始位置や終了位置の2つの指13bの中間点などとすればよい。
【0012】
上記実施形態において、リサイズ要求判定システムは、円の大きさ、或いは円を描く速度に応じて、リサイズ率が変化する構成としてもよい。また、モード切替えなどの操作を必要とせずに第1操作方法〜第3操作方法を併用することが可能である。また、利用者の指以外の指示体を利用してもよい。
装置1は、第1操作方法〜第3操作方法により、リサイズ要求を判定していたが、例えば、映写スクリーン上にコンテンツ10を投影し、映写スクリーン上を移動する利用者の2つの指の動き、或いは映写スクリーン上を移動する2つのレーザーポインタの動きなどをカメラで捉え、リサイズ要求を判定する構成などとしてもよい。
【0013】
上記実施形態によれば、リサイズ要求判定システムは、指(指示体)の回転を含む少なくとも1つの操作方法を利用し、2つの指(指示体)による少なくとも2つの操作方法が併用可能である拡大要求と、2つの指(指示体)による少なくとも2つの操作方法が併用可能である縮小要求を判定することができる。延いては、ピンチアウトおよびピンチインの操作と、それら以外の操作を併用することができる。
【0014】
以上の説明においては、通信制御プログラムを含む各種制御プログラムが、予めROMに格納されている場合について説明したが、制御プログラムを、コンピュータ部で読取可能な記憶媒体に記録するようにしてもよい。このような構成であれば、コンピュータ部によってプログラムが記憶媒体から読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータ部が処理を実行すると、上記実施形態の装置1と同等の作用および効果が得られる。
【0015】
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HDD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、DVD、BD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータ部で読み取り可能な記憶媒体であれば、どのような記憶媒体であってもよい。
【0016】
また、インターネット、LAN等のネットワークシステムを介して制御プログラムをダウンロードし、インストールして実行するように構成することも可能である。
【符号の説明】
【0017】
1…装置,10…コンテンツ,11…ディスプレイ,12…タッチパネル,13a:13b…指