(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−(2−{2−[2−(トリフルオロメチル)−1,3−チアゾール−4−イル]フェノキシ}エチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{(1S)−2−[4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−1−メチルエチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−(2−{2−[3−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−5−イル]フェノキシ}エチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−(2−{[4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1,3−ベンゾチアゾール−7−イル]オキシ}エチル)−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[2−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−4−フルオロフェノキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−(2−{[2−(トリフルオロメチル)−1,3−ベンゾチアゾール−7−イル]オキシ}エチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン、トリフルオロ酢酸塩;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−(2−{2−[3−(トリフルオロメチル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル]フェノキシ}エチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[4−フルオロ−2−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)フェノキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[2−(ビシクロ[1.1.1]ペンタ−1−イル)フェノキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{(2S)−1−[4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]プロパン−2−イル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[(2,2−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)オキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−4−イル)オキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;および
2−{2−[2−(ビシクロ[1.1.1]ペンタ−1−イル)−4−クロロフェノキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン
からなる群から選択される化合物、
または上記のいずれかの薬学的に許容できる塩。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、アルツハイマー病およびダウン症候群などのA−ベータペプチド産生に関連している神経変性障害および/または神経学的障害を治療するためのγ−セクレターゼモジュレーターとして有用な一群の脳透過性γ−セクレターゼモジュレーターに関する(Ann.Rep.Med.Chem.2007、Olsenら、42:27〜47を参照)。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、薬学的に許容できるその塩を包含する式Iの化合物
【0005】
【化1】
(式中、
Xは、1〜3個のヘテロ原子を含有する5〜14員ヘテロアリールであり、
R
1は、水素、ハロゲン、C
1〜6アルキル、C
3〜6シクロアルキル、C
2〜6アルケニルまたはC
2〜6アルキニルであり、前記アルキル、シクロアルキル、アルケニルまたはアルキニルは、フルオロ、シアノ、−CF
3、ヒドロキシル、またはC
1〜6アルコキシ基1〜3個で独立して置換されていてもよく、
各出現についてのR
2aおよびR
2bは、各々独立して、水素、フルオロ、シアノ、−CF
3、C
1〜6アルキル、C
3〜6シクロアルキル、(C
4〜10)ビシクロアルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキリデン、またはC
2〜6アルキニルであり、前記アルキル、シクロアルキル、ビシクロアルキル、アルケニル、アルキリデンまたはアルキニルは、シアノ、C
1〜3アルキルまたは1〜3個のフルオロで独立して置換されていてもよいか、R
2aおよびR
2bは、それらが結合している炭素と一緒に、1〜3個のR
8で置換されていてもよい3〜5員シクロアルキルを形成し、
R
3は、−(C(R
11)
2)
t−(C
6〜10アリール)または−(C(R
11)
2)
t−(5〜14員ヘテロアリール)であり、前記アリールまたはヘテロアリール部分は、1〜5個のR
10で独立して置換されていてもよく、
R
4aおよびR
4bは、各々独立して、水素、−CF
3、またはC
1〜6アルキルであり、前記アルキルは、1〜3個の−CF
3、シアノまたはフルオロで置換されていてもよいか、R
4aおよびR
4bは、それらが結合している炭素と一緒に、3〜5員シクロアルキルを形成し、前記シクロアルキルは、−CF
3、シアノ、フルオロまたはC
1〜6アルキル1〜3個で置換されていてもよく、
各出現についてのR
5aおよびR
5bは、各々独立して、水素、−CF
3、またはC
1〜6アルキルであり、前記アルキルは、1〜3個の−CF
3、シアノまたはフルオロで置換されていてもよいか、R
5aおよびR
5bは、それらが結合している炭素と一緒に、3〜5員シクロアルキルを形成し、前記シクロアルキルは、1〜3個の−CF
3、シアノ、フルオロまたはC
1〜6アルキルで置換されていてもよく、
R
6、R
7およびR
8は、独立して、水素、−CF
3、シアノ、ハロゲン、C
1〜6アルキルまたは−OR
9であり、ただし、R
6およびR
7は、両方同時に−OHとはならず、
R
9は、水素、C
1〜6アルキル、C
3〜6シクロアルキル、C
3〜6アルケニルまたはC
3〜6アルキニルであり、前記アルキル、シクロアルキル、アルケニルまたはアルキニルは、シアノ、または1〜3個のフルオロで独立して置換されていてもよく、
各R
10は、独立して、水素、ハロゲン、シアノ、−CF
3、C
1〜6アルキル、−(C(R
11)
2)
m−(C
3〜6シクロアルキル)、−(C(R
11)
2)
m−((C
4〜10)ビシクロアルキル)、−(C(R
11)
2)
m−(4〜10員ヘテロシクロアルキル)、−(C(R
11)
2)
m−(C
6〜10アリール)、−(C(R
11)
2)
m−(5〜10員ヘテロアリール)、−(C(R
11)
2)
m−OR
12、−C(O)R
13、−SF
5または−Si(CH
3)
3であり、前記アルキル、シクロアルキル、ビシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリール部分は、1〜3個のR
14で独立して置換されていてもよく、
各R
11は、独立して、水素、C
1〜6アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、C
3〜4シクロアルキル、フルオロ、−CF
3、−CHF
2または−OR
12であり、前記アルキル、アルケニル、アルキニルまたはシクロアルキル部分は、1〜3個のフルオロまたはシアノで独立して置換されていてもよく、
各R
12は、独立して、水素、C
1〜6アルキル、−CF
3、−(C(R
14)
2)
n−(C
3〜6シクロアルキル)、−(C(R
14)
2)
n−(4〜10員ヘテロシクロアルキル)、−(C(R
14)
2)
n−(C
6〜10アリール)または−(C(R
14)
2)
n−(5〜10員ヘテロアリール)であり、前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリール部分は、1〜3個のR
16で独立して置換されていてもよく、
各R
13は、独立して、C
1〜6アルキル、−(C(R
16)
2)
p−(C
3〜6シクロアルキル)、−(C(R
16)
2)
p−(4〜10員ヘテロシクロアルキル)、−(C(R
16)
2)
p−(C
6〜10アリール)または−(C(R
16)
2)
p−(5〜10員ヘテロアリール)であり、前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリール部分は、1〜3個のR
16で独立して置換されていてもよく、
各R
14は、独立して、水素、C
1〜6アルキル、C
2〜6アルケニル、C
2〜6アルキニル、ハロゲン、シアノ、−CF
3、−CHF
2、−OR
9または−OCF
3であり、
R
16は、独立して、水素、−CF
3、シアノ、ハロゲン、C
1〜6アルキルまたは−OR
9であり、前記アルキル部分は、1〜3個のR
17で置換されていてもよく、
R
17は、独立して、水素、ヒドロキシル、−CF
3、シアノ、フルオロ、C
2〜6アルケニルまたはC
2〜6アルキニルであり、前記アルケニルまたはアルキニル部分は、1〜3個の水素、フルオロまたはC
1〜6アルキルで置換されていてもよく、
各t、m、nまたはpは、0、1、2、3、および4から独立して選択される整数であり、
zは、1および2から選択される整数であり、
yは、1、2、3および4から選択される整数である)、
および薬学的に許容できるその塩を対象とする。
【0006】
一実施形態において、Xは、イミダゾリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、オキサゾリルまたはピリジルである。好ましい実施形態において、Xは、イミダゾリルである。
【0007】
別の実施形態において、R
1は、C
1〜6アルキルである。好ましい実施形態において、R
1は、メチルであり、yは、2または3であり、zは、1である。
【0008】
一実施形態において、R
3は、アリールまたはヘテロアリールである。好ましい実施形態において、R
3は、フェニル、ナフタレン、2,3−ジヒドロ−1H−インデン、キノリン、イソキノリン、ピラゾール、ベンゾ[b]フラン、2,3−ジヒドロベンゾフラン、1,2−ベンゾイソチアゾール、1,3−ベンゾチアゾール、ベンゾフロ[3,2−c]ピリジン、ピリジン、カルバゾール、ベンゾ[d]イソオキサゾール、ベンゾシクロブタン、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、ジベンゾ[b,d]チオフェン、ジベンゾ[b,d]フランまたはシンノリンである。
【0009】
一実施形態において、R
10は、独立して、水素、ハロゲン、シアノ、−CF
3、C
1〜6アルキル、(C
4〜10)ビシクロアルキル、−(C(R
11)
2)
m−(C
3〜6シクロアルキル)、−(C(R
11)
2)
m−(4〜10員ヘテロシクロアルキル)、−(C(R
11)
2)
m−(C
6〜10アリール)、−(C(R
11)
2)
m−(5〜10員ヘテロアリール)、−(C(R
11)
2)
m−OR
12または−C(O)R
13であり、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリール部分は、1〜3個のR
14で独立して置換されていてもよい。好ましい実施形態において、R
10は、水素、クロロ、フルオロ、ブロモ、シアノ、−CF
3、−OCF
3、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、ビシクロアルキル、ヒドロキシル、メトキシ、ピラゾール、イソチアゾール、チアゾール、1,3,4−チアジアゾール、イソオキサゾール、オキサゾール、ピリジン、ピペリジン、ベンゾフラン、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール、テトラヒドロピランまたはフェニルであり、前記C
1〜6アルキル、ビシクロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールまたはアリール部分は、1〜3個のR
14で独立して置換されていてもよい。
【0010】
好ましい実施形態において、R
3は、フェニル、ナフタレン、2,3−ジヒドロ−1H−インデン、キノリン、イソキノリン、ピラゾール、ベンゾ[b]フラン、2,3−ジヒドロベンゾフラン、1,2−ベンゾイソチアゾール、1,3−ベンゾチアゾール、ベンゾフロ[3,2−c]ピリジン、ピリジン、カルバゾール、ベンゾ[d]イソオキサゾール、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、ジベンゾ[b,d]チオフェン、ジベンゾ[b,d]フラン、ベンゾイクロブタン(benzoyclobutane)またはシンノリンであり、
R
4a、R
4b、R
5a、R
5b、R
6、R
7およびR
8は、各々独立して、水素またはC
1〜6アルキルであり、
R
14は、独立して、水素、C
1〜6アルキル、クロロ、ブロモもしくはフルオロ、−CF
3、−CHF
2または−OR
9であり、
R
17は、独立して、水素または−CF
3またはフェニルであり、前記フェニルおよびC
1〜6アルキル部分は、1〜3個の水素またはハロゲンで独立して置換されていてもよく、
または薬学的に許容できるその塩。
【0011】
一実施形態において、本発明は、本出願の実施例の項において実施例1〜116として記載されている個々の化合物(遊離塩基または薬学的に許容できるそれらの塩を包含する)の各々にも関する。
【0012】
別の実施形態において、本発明は、
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−(2−{2−[2−(トリフルオロメチル)−1,3−チアゾール−4−イル]フェノキシ}エチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{(1S)−2−[4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−1−メチルエチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−(2−{2−[3−(トリフルオロメチル)イソオキサゾール−5−イル]フェノキシ}エチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−(2−{[4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1,3−ベンゾチアゾール−7−イル]オキシ}エチル)−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[2−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−4−フルオロフェノキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−(2−{[2−(トリフルオロメチル)−1,3−ベンゾチアゾール−7−イル]オキシ}エチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン、トリフルオロ酢酸塩;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−(2−{2−[3−(トリフルオロメチル)−1,2,4−チアジアゾール−5−イル]フェノキシ}エチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[4−フルオロ−2−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)フェノキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[2−(ビシクロ[1.1.1]ペンタ−1−イル)フェノキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{(2S)−1−[4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]プロパン−2−イル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[(2,2−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)オキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−4−イル)オキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;および
2−{2−[2−(ビシクロ[1.1.1]ペンタ−1−イル)−4−クロロフェノキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン
からなる群から選択される好ましい化合物、
または上記のいずれかの薬学的に許容できる塩に関する。
【0013】
本発明のさらに別の態様は、哺乳動物、好ましくは、ヒトにおいてニーマンピックC型;神経学的障害(片頭痛;癲癇;アルツハイマー病;パーキンソン病;脳傷害;脳卒中;脳血管疾患(脳動脈硬化症、脳アミロイド血管障害、遺伝性脳出血、および脳低酸素症−虚血を包含する)など);認知障害(健忘症、老年性認知症、HIVに伴う認知症、アルツハイマー病、ハンチントン病、レヴィー小体認知症、血管性認知症、薬物関連認知症、遅発性ジスキネジア、ミオクローヌス、ジストニア、譫妄、ピック病、クロイツフェルトヤコブ病、HIV疾患、ジルドラトゥレット症候群、癲癇、筋肉痙攣および振戦を包含する筋肉の痙直または脱力に伴う障害、ならびに軽度の認識機能障害を包含する);精神欠陥(痙直、ダウン症候群および脆弱性X症候群を包含する);睡眠障害(過眠症、概日リズム睡眠障害、不眠症、睡眠時随伴症、および睡眠遮断を包含する)および精神医学的障害(急性ストレス障害、全般性不安障害、社会不安障害、パニック障害、心的外傷後ストレス障害、広場恐怖症、および強迫性障害を包含する不安症など);虚偽性障害(急性幻覚性躁病を包含する);衝動制御障害(強迫性賭博および間欠性爆発性障害を包含する);気分障害(双極性I障害、双極性II障害、躁病、混合感情状態、大鬱病、慢性鬱病、季節性鬱病、精神病性鬱病、季節性鬱病、月経前症候群(PMS) 月経前不機嫌性障害(PDD)、および分娩後鬱病を包含する);精神運動障害;精神病性障害(統合失調症、統合失調性感情障害、統合失調症様、および妄想性障害を包含する);薬物依存症(麻酔薬依存症、アルコール依存症、アンフェタミン依存、コカイン常用癖、ニコチン依存症、および薬物離脱症候群を包含する);摂食障害(拒食症、多食症、過食障害、過食症、肥満症、強迫性摂食障害および氷食症を包含する);性機能不全障害、尿失禁;ニューロン損傷障害(眼損傷、眼の網膜症または黄斑変性、耳鳴、聴力の障害および損失、ならびに脳浮腫を包含する)および小児の精神医学的障害(注意欠陥障害、注意欠陥/多動性障害、行為障害、および自閉症を包含する)などの、亢進されたガンマセクレターゼ活性を有すると特定される中枢神経系の状態または疾患を治療するための方法であって、治療に有効な量の式Iの化合物または薬学的に許容できるその塩を前記哺乳動物に投与するステップを含む方法を対象とする。
【0014】
式Iの化合物は、記憶(短期と長期の両方)および学習能力を改善するのにも有用であり得る。
【0015】
Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disordersの第4版のテキスト改訂版(DSM−IV−TR)(2000、American Psychiatric Association、Washington D.C.)は、本明細書に記載されている障害の多くを特定するための診断ツールを提供する。当業者は、DMS−IVに記載されているようなものを包含する本明細書に記載されている障害の代わりとなる命名法、疾病分類法(nosologies)、および分類システムがあり、用語法および分類システムが、医科学的進歩と共に進化することを認識しているであろう。
【0016】
好ましい方法は、哺乳動物、好ましくは、ヒトにおいて神経学的障害(片頭痛;癲癇;アルツハイマー病;パーキンソン病;ニーマンピックC型;脳傷害;脳卒中;脳血管疾患;認知障害;睡眠障害など)または精神医学的障害(不安症;虚偽性障害;衝動制御障害;気分障害;精神運動障害;精神病性障害;薬物依存症;摂食障害;および小児の精神医学的障害など)を治療するためであり、治療に有効な量の式Iの化合物または薬学的に許容できるその塩を前記哺乳動物に投与するステップを含む。
【0017】
本明細書において、薬学的に有効な量の本明細書に記載されている化合物のうちの1個または複数および薬学的に許容できるビヒクル、担体または賦形剤を含む組成物も提供される。
【0018】
本発明は、式Iにおいて提供されるようなγ−セクレターゼモジュレーター化合物と1つまたは複数の追加の薬学的に活性な薬剤(複数可)との組合せの使用を包含する。活性な薬剤の組合せが投与される場合、それらは、別々の剤形で、逐次的にもしくは同時に投与されるか、単一剤形中で組み合わされてもよい。したがって、本発明は、ある量の(a)式Iの化合物または化合物の薬学的に許容できる塩を含む第一の薬剤;(b)第二の薬学的に活性な薬剤;および(c)薬学的に許容できる担体、ビヒクルまたは希釈剤を含む医薬組成物も包含する。
【0019】
様々な薬学的に活性な薬剤は、治療されることになる疾患、障害、または状態に応じて、式Iの化合物と併せて使用するために選択することができる。本発明の組成物と組み合わせて使用することができる薬学的に活性な薬剤は、
(i)塩酸ドネペジル(ARICEPT、MEMAC)、サリチル酸フィゾスチグミン(ANTILIRIUM)、硫酸フィゾスチグミン(ESERINE)、メトリホナート、ネオスチグミン、ガンスチグミン、ピリドスチグミン(MESTINON)、アンベノニウム(MYTELASE)、デマルカリウム(demarcarium)、Debio 9902(ZT−1としても知られている;Debiopharm)、リバスチグミン(EXELON)、ラドスチギル、NP−0361、臭化水素酸ガランタミン(RAZADYNE、RIMINYL、NIVALIN)、タクリン(COGNEX)、トルセリン、マレイン酸ベルナクリン、メモキン(memoquin)、ヒューペルジンA(HUP−A;NeuroHitech)、フェンセリン、エドロホニウム(ENLON、TENSILON)、およびINM−176などのアセチルコリンエステラーゼ阻害薬;
(ii)汎HLA DR結合エピトープとコンジュゲートしているAβ
1〜15(PADRE)、ACC−001(Elan/Wyeth)、ACI−01、ACI−24、AN−1792、Affitope AD−01、CAD106、およびV−950などのアミロイド−β(または、そのフラグメント);
(iii)ポネズマブ、ソラネズマブ、バピネオズマブ(AAB−001としても知られている)、AAB−002(Wyeth/Elan)、ACI−01−Ab7、BAN−2401、静脈内Ig(GAMMAGARD)、LY2062430(ヒト化m266;Lilly)、R1450(Roche)、ACU−5A5、huC091、および国際特許公開第WO04/032868号、第WO05/025616号、第WO06/036291号、第WO06/069081号、第WO06/118959号に、米国特許公開第US2003/0073655号、第US2004/0192898号、第US2005/0048049号、第US2005/0019328号に、欧州特許公開第EP0994728号および1257584号に、ならびに米国特許第5,750,349号に開示されているものなどのアミロイド−βに対する抗体(または、それらのフラグメント);
(iv)ディメボン、ダブネチド、エプロジセート、ロイプロリド、SK−PC−B70M、セレコキシブ、ロバスタチン、アナプソス(anapsos)、オキシラセタム、プラミラセタム、バレニクリン、ニセルゴリン、コロストリニン、ビスノルシムセリン(bisnorcymserine)(BNCとしても知られている)、NIC5−15(Humanetics)、E−2012(Eisai)、ピオグリタゾン、クリオキノール(PBT1としても知られている)、PBT2(Prana Biotechnology)、フルルビプロフェン(ANSAID、FROBEN)およびそのR−エナンチオマータレンフルルビル(FLURIZAN)、ニトロフルルビプロフェン、フェノプロフェン(FENOPRON、NALFON)、イブプロフェン(ADVIL、MOTRIN、NUROFEN)、イブプロフェンリシネート、メクロフェナム酸、メクロフェナム酸ナトリウム(MECLOMEN)、インドメタシン(INDOCIN)、ジクロフェナクナトリウム(VOLTAREN)、ジクロフェナクカリウム、スリンダク(CLINORIL)、スリンダクスルフィド、ジフルニサル(DOLOBID)、ナプロキセン(NAPROSYN)、ナプロキセンナトリウム(ANAPROX、ALEVE)、ARC031(Archer Pharmaceuticals)、CAD−106(Cytos)、LY450139(Lilly)、インスリン分解酵素(インスリシン(insulysin)としても知られている)、イチョウ葉エキスEGb−761(ROKAN、TEBONIN)、トラミプロセート(CEREBRIL、ALZHEMED)、エプロジセート(FIBRILLEX、KIACTA)、化合物W(3,5−ビス(4−ニトロフェノキシ)安息香酸)、NGX−96992、ネプリライシン(中性エンドペプチダーゼ(NEP)としても知られている)、シロ−イノシトール(シリトールとしても知られている)、アトルバスタチン(LIPITOR)、シンバスタチン(ZOCOR)、KLVFF−(EEX)3、SKF−74652、メシル酸イブタモレン、ASP−1702、SCH−745966、JNJ−715754、AMG−0683、AZ−12304146、BMS−782450、GSK−188909、NB−533、E2609およびTTP−854などのBACE阻害薬;ELND−007などのガンマセクレターゼモジュレーター;ならびにTTP488(Transtech)とTTP4000(Transtech)、およびPTI−777を包含する米国特許第7,285,293号に開示されているものなどのRAGE(最終糖化産物受容体)阻害薬などのアミロイド低下剤またはアミロイド阻害剤(アミロイド産生、蓄積および線維化を低減するものを包含する);
(v)グアンファシン(INTUNIV、TENEX)、クロニジン(CATAPRES)、メタラミノール(ARAMINE)、メチルドパ(ALDOMET、DOPAMET、NOVOMEDOPA)、チザニジン(ZANAFLEX)、フェニレフリン(ネオシネフリンとしても知られている)、メトキサミン、シラゾリン、グアンファシン(INTUNIV)、ロフェキシジン、キシラジン、モダフィニル(PROVIGIL)、アドラフィニル、およびアルモダフィニル(NUVIGIL)などのアルファ−アドレナリン受容体作動薬;
(vi)カルテオロール、エスモロール(BREVIBLOC)、ラベタロール(NORMODYNE、TRANDATE)、オクスプレノロール(LARACOR、TRASACOR)、ピンドロール(VISKEN)、プロパノロール(propanolol)(INDERAL)、ソタロール(BETAPACE、SOTALEX、SOTACOR)、チモロール(BLOCADREN、TIMOPTIC)、アセブトロール(SECTRAL、PRENT)、ナドロール(CORGARD)、酒石酸メトプロロール(LOPRESSOR)、コハク酸メトプロロール(TOPROL−XL)、アテノロール(TENORMIN)、ブトキサミン、およびSR 59230A(Sanofi)などのベータ−アドレナリン受容体遮断剤(ベータ遮断薬);
(vii)アミトリプチリン(ELAVIL、ENDEP)、ブトリプチリン、メシル酸ベンズトロピン(COGENTIN)、トリヘキシフェニジル(ARTANE)、ジフェンヒドラミン(BENADRYL)、オルフェナドリン(NORFLEX)、ヒヨスチアミン、アトロピン(ATROPEN)、スコポラミン(TRANSDERM−SCOP)、臭化メチルスコポラミン(PARMINE)、ジシクロベリン(BENTYL、BYCLOMINE、DIBENT、DILOMINE)、トルテロジン(DETROL)、オキシブチニン(DITROPAN、LYRINEL XL、OXYTROL)、臭化ペンチエネート、プロパンテリン(PRO−BANTHINE)、シクリジン、塩酸イミプラミン(TOFRANIL)、マレイン酸イミプラミン(SURMONTIL)、ロフェプラミン、デシプラミン(NORPRAMIN)、ドキセピン(SINEQUAN、ZONALON)、トリミプラミン(SURMONTIL)、およびグリコピロレート(ROBINUL)などの抗コリン薬;
(viii)カルバマゼピン(TEGRETOL、CARBATROL)、オクスカルバゼピン(TRILEPTAL)、フェニトインナトリウム(PHENYTEK)、フォスフェニトイン(CEREBYX、PRODILANTIN)、ジバルプロエクスナトリウム(DEPAKOTE)、ガバペンチン(NEURONTIN)、プレガバリン(LYRICA)、トピリメート(topirimate)(TOPAMAX)、バルプロ酸(DEPAKENE)、バルプロ酸ナトリウム(DEPACON)、1−ベンジル−5−ブロモウラシル、プロガビド、ベクラミド、ゾニサミド(TRERIEF、EXCEGRAN)、CP−465022、レチガバイン、タランパネル、およびプリミドン(MYSOLINE)などの抗痙攣薬;
(ix)ルラシドン(LATUDA、SM−13496としても知られている;Dainippon Sumitomo)、アリピプラゾール(ABILIFY)、クロルプロマジン(THORAZINE)、ハロペリドール(HALDOL)、イロペリドン(FANAPTA)、デカン酸フルペンチキソール(DEPIXOL、FLUANXOL)、レセルピン(SERPLAN)、ピモジド(ORAP)、デカン酸フルフェナジン、塩酸フルフェナジン、プロクロルペラジン(COMPRO)、アセナピン(SAPHRIS)、ロキサピン(LOXITANE)、モリンドン(MOBAN)、ペルフェナジン、チオリダジン、チオチキシン(thiothixine)、トリフルオペラジン(STELAZINE)、ラメルテオン、クロザピン(CLOZARIL)、ノルクロザピン(ACP−104)、リスペリドン(RISPERDAL)、パリペリドン(INVEGA)、メルペロン、オランザピン(ZYPREXA)、クエチアピン(SEROQUEL)、タルネタント、アミスルプリド、ジプラシドン(GEODON)、ブロナンセリン(LONASEN)、およびACP−103(Acadia Pharmaceuticals)などの抗精神病薬;
(x)ロメリジン、ジコノチド、ニルバジピン(ESCOR、NIVADIL)、ジペルジピン、アムロジピン(NORVASC、ISTIN、AMLODIN)、フェロジピン(PLENDIL)、ニカルジピン(CARDENE)、ニフェジピン(ADALAT、PROCARDIA)、MEM 1003およびその親化合物ニモジピン(NIMOTOP)、ニソルジピン(SULAR)、ニトレンジピン、ラシジピン(LACIPIL、MOTENS)、レルカニジピン(ZANIDIP)、リファリジン、ジルチアゼム(CARDIZEM)、ベラパミル(CALAN、VERELAN)、AR−R 18565(AstraZeneca)、ならびにエネカジンなどのカルシウムチャネル遮断薬;
(xi)ニテカポン、トルカポン(TASMAR)、エンタカポン(COMTAN)、およびトロポロンなどのカテコールO−メチルトランスフェラーゼ(COMT)阻害薬;
(xii)アトモキセチン、レボキセチン、ヨヒンビン、カフェイン、フェンメトラジン、フェンジメトラジン、ペモリン、フェンカムファミン(GLUCOENERGAN、REACTIVAN)、フェネチリン(CAPTAGON)、ピプラドール(MERETRAN)、デアノール(ジメチルアミノエタノールとしても知られている)、メチルフェニデート(DAYTRANA)、塩酸メチルフェニデート(RITALIN)、デクスメチルフェニデート(FOCALIN)、アンフェタミン(単独で、または他のCNS刺激薬、例えば、ADDERALL(アスパラギン酸アンフェタミン、硫酸アンフェタミン、デキストロアンフェタミンサッカレート、および硫酸デキストロアンフェタミン)と組み合わせて)、硫酸デキストロアンフェタミン(DEXEDRINE、DEXTROSTAT)、メタンフェタミン(DESOXYN)、リスデクスアンフェタミン(VYVANSE)、およびベンズフェタミン(DIDREX)などの中枢神経系刺激薬;
(xiii)プレドニゾン(STERAPRED、DELTASONE)、プレドニゾロン(PRELONE)、酢酸プレジゾロン(predisolone)(OMNIPRED、PRED MILD、PRED FORTE)、リン酸プレドニゾロンナトリウム(ORAPRED ODT)、メチルプレドニゾロン(MEDROL);酢酸メチルプレドニゾロン(DEPO−MEDROL)、およびコハク酸メチルプレドニゾロンナトリウム(A−METHAPRED、SOLU−MEDROL)などのコルチコステロイド;
(xiv)アポモルヒネ(APOKYN)、ブロモクリプチン(PARLODEL)、カベルゴリン(DOSTINEX)、ジヒドレキシジン、ジヒドロエルゴクリプチン、フェノルドパム(CORLOPAM)、リスリド(DOPERGIN)、テルグリド スペルゴリド(spergolide)(PERMAX)、ピリベジル(TRIVASTAL、TRASTAL)、プラミペキソール(MIRAPEX)、キンピロール、ロピニロール(REQUIP)、ロチゴチン(NEUPRO)、SKF−82958(GlaxoSmithKline)、カリプラジン、パルドプルノクスおよびサリゾタンなどのドーパミン受容体作動薬;
(xv)クロルプロマジン、フルフェナジン、ハロペリドール、ロキサピン(loxzpine)、レスペリドン(resperidone)、チオリダジン、チオチキセン、トリフルオペラジン、テトラベナジン(NITOMAN、XENAZINE)、7−ヒドロキシアモキサピン、ドロペリドール(INAPSINE、DRIDOL、DROPLETAN)、ドンペリドン(MOTILIUM)、L−741742、L−745870、ラクロプリド、SB−277011A、SCH−23390、エコピパム、SKF−83566、およびメトクロプラミド(REGLAN)などのドーパミン受容体拮抗薬;
(xvi)ブプロピオン、サフィナミド、マレイン酸ノミフェンシン(MERITAL)、バノキセリン(GBR−12909としても知られている)およびそのデカン酸エステルDBL−583、ならびにアミネプチンなどのドーパミン再取り込み阻害薬;
(xvii)バクロフェン(LIORESAL、KEMSTRO)、シクロフェン(siclofen)、ペントバルビタール(NEMBUTAL)、プロガビド(GABRENE)、およびクロメチアゾールなどのガンマ−アミノ−酪酸(GABA)受容体作動薬;
(xviii)シプロキシファン、チプロリサント(tiprolisant)、S−38093、イルダビサント、ピトリサント、GSK−239512、GSK−207040、JNJ−5207852、JNJ−17216498、HPP−404、SAR−110894、トランス−3−フルオロ−3−(3−フルオロ−4−ピロリジン−1−イルメチル−フェニル)−シクロブタンカルボン酸エチルアミド(PF−3654746および米国特許公開第US2005−0043354号、第US2005−0267095号、第US2005−0256135号、第US2008−0096955号、第2007−1079175号、および第US2008−0176925号;国際特許公開第WO2006/136924号、第WO2007/063385号、第WO2007/069053号、第WO2007/088450号、第WO2007/099423号、第WO2007/105053号、第WO2007/138431号、および第WO2007/088462号;ならびに米国特許第7,115,600号に記載されているもの)などのヒスタミン3(H3)拮抗薬;
(xix)酢酸グラチラマー(コポリマー−1としても知られている;COPAXONE)、MBP−8298(合成ミエリン塩基性タンパク質ペプチド)、フマル酸ジメチル、フィンゴリモド(FTY720としても知られている)、ロキニメクス(LINOMIDE)、ラキニモド(ABR−215062およびSAIK−MSとしても知られている)、ABT−874(ヒト抗−IL−12抗体;Abbott)、リツキシマブ(RITUXAN)、アレムツズマブ(CAMPATH)、ダクリズマブ(ZENAPAX)、およびナタリズマブ(TYSABRI)などの免疫調節薬;
(xx)メトトレキサート(TREXALL、RHEUMATREX)、ミトキサントロン(NOVANTRONE)、ミコフェノール酸モフェチル(CELLCEPT)、ミコフェノール酸ナトリウム(MYFORTIC)、アザチオプリン(AZASAN、IMURAN)、メルカプトプリン(PURI−NETHOL)、シクロホスファミド(NEOSAR、CYTOXAN)、クロラムブシル(LEUKERAN)、クラドリビン(LEUSTATIN、MYLINAX)、アルファ−フェトプロテイン、エタネルセプト(ENBREL)、および4−ベンジルオキシ−5−((5−ウンデシル−2H−ピロール−2−イリデン)メチル)−2,2’−ビ−1H−ピロール(PNU−156804としても知られている)などの免疫抑制薬;
(xxi)インターフェロンベータ−1a(AVONEX、REBIF)およびインターフェロンベータ−1b(BETASERON、BETAFERON)を包含するインターフェロン;
(xxii)単独か、またはDOPAデカルボキシラーゼ阻害薬(例えば、カルビドパ(SINEMET、CARBILEV、PARCOPA)、ベンセラジド(MADOPAR)、α−メチルドパ、モノフルロメチルドパ(monofluromethyldopa)、ジフルオロメチルドパ、ブロクレシン、またはm−ヒドロキシベンジルヒドラジン)と組み合わせたレボドパ(または、そのメチルもしくはエチルエステル);
(xxiii)メマンチン(NAMENDA、AXURA、EBIXA)、アマンタジン(SYMMETREL)、アカンプロセート(CAMPRAL)、ベソンプロジル、ケタミン(KETALAR)、デルセミン、デキサナビノール、デキセファロキサン、デキストロメトルファン、デキストロルファン、トラキソプロジル、CP−283097、ヒマンタン(himantane)、イダンタドール(idantadol)、イペノキサゾン、L−701252(Merck)、ランシセミン(lancicemine)、レボルファノール(DROMORAN)、LY−233536およびLY−235959(共にLilly)、メタドン、(DOLOPHINE)、ネラメキサン、ペルジンホテル、フェンシクリジン、チアネプチン(STABLON)、ジゾシルピン(MK−801としても知られている)、EAB−318(Wyeth)、イボガイン、ボアカンギン、チレタミン、リルゾール(RILUTEK)、アプチガネル(CERES0TAT)、ガベスチネル、ならびにレマシミド(remacimide)などのN−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)受容体拮抗薬;
(xxiv)セレギリン(EMSAM)、塩酸セレギリン(l−デプレニル、ELDEPRYL、ZELAPAR)、ジメチルセレギレン(dimethylselegilene)、ブロファロミン、フェネルジン(NARDIL)、トラニルシプロミン(PARNATE)、モクロベミド(AURORIX、MANERIX)、ベフロキサトン、サフィナミド、イソカルボキサジド(MARPLAN)、ニアラミド(NIAMID)、ラサギリン(AZILECT)、イプロニアジド(MARSILID、IPROZID、IPRONID)、CHF−3381(Chiesi Farmaceutici)、イプロクロジド、トロキサトン(HUMORYL、PERENUM)、ビフェメラン、デソキシペガニン(desoxypeganine)、ハルミン(テレパシンまたはバナステリン(banasterine)としても知られている)、ハルマリン、リネゾリド(ZYVOX、ZYVOXID)、およびパージリン(EUDATIN、SUPIRDYL)などのモノアミンオキシダーゼ(MAO)阻害薬;
(xxv)セビメリン、レベチラセタム、塩化ベタネコール(DUVOID、URECHOLINE)、イタメリン、ピロカルピン(SALAGEN)、NGX267、アレコリン、L−687306(Merck)、L−689660(Merck)、ヨウ化フルトレトニウム(FURAMON、FURANOL)、ベンゼンスルホン酸フルトレトニウム、p−トルエンスルホン酸フルトレトニウム、McN−A−343、オキソトレモリン、サブコメリン、AC−90222(Acadia Pharmaceuticals)、およびカルバコール(CARBASTAT、MIOSTAT、CARBOPTIC)などのムスカリン様受容体(特に、M1サブタイプ)作動薬;
(xxvi)ボスチニブ、コンドリアーゼ、アリモクロモール(airmoclomol)、ラモトリジン、ペランパネル、アニラセタム、ミナプリム(minaprime)、ビルゾール(viluzole) 2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−3−オンオキシム、デスモテプラーゼ、アナチバント、アスタキサンチン、ニューロペプチドNAP(例えば、AL−108およびAL−208;共にAllon Therapeutics)、ニューロストロール(neurostrol)、ペランペネル(perampenel)、イスプロニクリン、ビス(4−β−D−グルコピラノシルオキシベンジル)−2−β−D−グルコピラノシル−2−イソブチルタルトレート(ダクチロリン(dactylorhin)BまたはDHBとしても知られている)、ホルモバクチン、キサリプロデン(XAPRILA)、ラクタシスチン、塩酸ジメボリン(dimeboline)(DIMEBON)、ジスフェントン(CEROVIVE)、アルンジン酸(ONO−2506、PROGLIA、CEREACT)、シチコリン(シチジン5’−ジホスホコリンとしても知られている)、エダラボン(RADICUT)、AEOL−10113およびAEOL−10150(共にAeolus Pharmaceuticals)、AGY−94806(SA−450およびMsc−1としても知られている)、顆粒球コロニー刺激因子(AX−200としても知られている)、BAY−38−7271(KN−387271としても知られている;Bayer AG)、アンクロド(VIPRINEX、ARWIN)、DP−b99(D−Pharm Ltd)、HF−0220(17−β−ヒドロキシエピアンドロステロン;Newron Pharmaceuticals)、HF−0420(オリゴトロピン(oligotropin)としても知られている)、ピリドキサール5’−リン酸(MC−1としても知られている)、マイクロプラスミン、S−18986、ピクロゾタン、NP031112、タクロリムス、L−セリル−L−メチオニル−L−アラニル−L−リシル−L−グルタミル−グリシル−L−バリン、AC−184897(Acadia Pharmaceuticals)、ADNF−14(National Institutes of Health)、スチルバズレニル(stilbazulenyl)ニトロン、SUN−N8075(Daiichi Suntory Biomedical Research)、ならびにゾナンパネル(zonampanel)などの神経保護薬;
(xxvii)エピバチジン、ブプロピオン、CP−601927、バレニクリン、ABT−089(Abbott)、ABT−594、AZD−0328(AstraZeneca)、EVP−6124、R3487(MEM3454としても知られている;Roche/Memory Pharmaceuticals)、R4996(MEM63908としても知られている;Roche/Memory Pharmaceuticals)、TC−4959およびTC−5619(共にTargacept)、ならびにRJR−2403などのニコチン様受容体作動薬;
(xxviii)アトモキセチン(STRATTERA)、ドキセピン(APONAL、ADAPIN、SINEQUAN)、ノルトリプチリン(AVENTYL、PAMELOR、NORTRILEN)、アモキサピン(ASENDIN、DEMOLOX、MOXIDIL)、レボキセチン(EDRONAX、VESTRA)、ビロキサジン(VIVALAN)、マプロチリン(DEPRILEPT、LUDIOMIL、PSYMION)、ブプロピオン(WELLBUTRIN)、およびラダキサフィン(radaxafine)などのノルエピネフリン(ノルアドレナリン)再取り込み阻害薬;
(xxix)(a)PDE1阻害薬(例えば、ビンポセチン(CAVINTON、CERACTIN、INTELECTOL)および米国特許第6,235,742号に開示されているもの)、(b)PDE2阻害薬(例えば、エリスロ−9−(2−ヒドロキシ−3−ノニル)アデニン(EHNA)、BAY 60−7550、および米国特許第6,174,884号に開示されているもの)、(c)PDE3阻害薬(例えば、アナグレリド、シロスタゾール、ミルリノン、オルプリノン、パログレリル、およびピモベンダン)、(d)PDE4阻害薬(例えば、アプレミラスト、イブジラスト、ロフルミラスト、ロリプラム、Ro20−1724、イブジラスト(KETAS)、ピクラミラスト(RP73401としても知られている)、CDP840、シロミラスト(ARIFLO)、ロフルミラスト、トフィミラスト、オグレミラスト(GRC3886としても知られている)、テトミラスト(OPC−6535としても知られている)、リリミファスト(lirimifast)、テオフィリン(UNIPHYL、THEOLAIR)、アロフィリン(LAS−31025としても知られている)、ドキソフィリン、RPR−122818、またはメセンブリン)、および(e)PDE5阻害薬(例えば、シルデナフィル(VIAGRA、REVATIO)、タダラフィル(CIALIS)、バルデナフィル(LEVITRA、VIVANZA)、ウデナフィル、アバナフィル、ジピリダモール(PERSANTINE)、E−4010、E−4021、E−8010、ザプリナスト、イオデナフィル(iodenafil)、ミロデナフィル、DA−8159、ならびに国際特許出願WO2002/020521、WO2005/049616、WO2006/120552、WO2006/126081、WO2006/126082、WO2006/126083、およびWO2007/122466に開示されているもの)、(f)PDE9阻害薬(例えば、BAY 73−6691(Bayer AG)ならびに米国特許公開第US2003/0195205号、第US2004/0220186号、第US2006/0111372号、第US2006/0106035号、およびUSSN 12/118,062(2008年5月9日出願)に開示されているもの)、ならびに(g)2−[4−(1−メチル−4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)フェノキシメチル]キノリン(PF−2545920)、およびSCH−1518291などのPDE10阻害薬を包含するホスホジエステラーゼ(PDE)阻害薬;
(xxx)キニーネ(その塩酸塩、二塩酸塩、硫酸塩、重硫酸塩およびグルコン酸塩を包含する)、クロロキン、ソントキン(sontoquine)、ヒドロキシクロロキン(PLAQUENIL)、メフロキン(LARIAM)、およびアモジアキン(CAMOQUIN、FLAVOQUINE)などのキノリン;
(xxxi)ASP−1702、SCH−745966、JNJ−715754、AMG−0683、AZ−12304146、BMS−782450、GSK−188909、NB−533、LY−2886721、E−2609、HPP−854、(+)−酒石酸フェンセリン(POSIPHEN)、LSN−2434074(LY−2434074としても知られている)、KMI−574、SCH−745966、Ac−rER(N
2−アセチル−D−アルギニル−L−アルギニン)、ロキシスタチン(loxistatin)(E64dとしても知られている)、およびCA074Meなどのβ−セクレターゼ阻害薬;
(xxxii)BMS−708163(Avagacest)、WO20060430064(Merck)、DSP8658(Dainippon)、ITI−009、L−685458(Merck)、ELAN−G、ELAN−Z、4−クロロ−N−[2−エチル−1(S)−(ヒドロキシメチル)ブチル]ベンゼンスルホンアミドなどのγ−セクレターゼ阻害薬およびモジュレーター;
(xxxiii)スピペロン、レボ−ピンドロール、BMY 7378、NAD−299、S(−)−UH−301、NAN190、レコゾタンなどのセロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)1A(5−HT
1A)受容体拮抗薬;
(xxxiv)バビカセリン、およびジクロナピンなどのセロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)2C(5−HT2c)受容体作動薬;
(xxxv)PRX−03140(Epix)などのセロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)4(5−HT
4)受容体作動薬;
(xxxvi)A−964324、AVI−101、AVN−211、ミアンセリン(TORVOL、BOLVIDON、NORVAL)、メチオテピン(メチテピンとしても知られている)、リタンセリン、ALX−1161、ALX−1175、MS−245、LY−483518(SGS518としても知られている;Lilly)、MS−245、Ro 04−6790、Ro 43−68544、Ro 63−0563、Ro 65−7199、Ro 65−7674、SB−399885、SB−214111、SB−258510、SB−271046、SB−357134、SB−699929、SB−271046、SB−742457(GlaxoSmithKline)、Lu AE58054(Lundbeck A/S)、およびPRX−07034(Epix)などのセロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)6(5−HT
6)受容体拮抗薬;
(xxxvii)アラプロクレート(alaproclate)、シタロプラム(CELEXA、CIPRAMIL)、エスシタロプラム(LEXAPRO、CIPRALEX)、クロミプラミン(ANAFRANIL)、デュロキセチン(CYMBALTA)、フェモキセチン(MALEXIL)、フェンフルラミン(PONDIMIN)、ノルフェンフルラミン、フルオキセチン(PROZAC)、フルボキサミン(LUVOX)、インダルピン、ミルナシプラン(IXEL)、パロキセチン(PAXIL、SEROXAT)、セルトラリン(ZOLOFT、LUSTRAL)、トラゾドン(DESYREL、MOLIPAXIN)、ベンラファキシン(EFFEXOR)、ジメリジン(NORMUD、ZELMID)、ビシファジン、デスベンラファキシン(PRISTIQ)、ブラソフェンシン、ビラゾドン、カリプラジン、ニューラルステム(neuralstem)およびテソフェンシンなどのセロトニン(5−HT)再取り込み阻害薬;
(xxxviii)神経成長因子(NGF)、塩基性線維芽細胞成長因子(bFGF;ERSOFERMIN)、ニューロトロフィン−3(NT−3)、カルディオトロフィン−1、脳由来神経栄養因子(BDNF)、ニューブラスチン(neublastin)、メテオリン(meteorin)、およびグリア由来神経栄養因子(GDNF)などの栄養因子ならびにプロペントフィリン、イデベノン、PYM50028(COGANE;Phytopharm)、およびAIT−082(NEOTROFIN)などの栄養因子の産生を刺激する薬剤;
(xxxix)パリフルチン(paliflutine)、ORG−25935、JNJ−17305600、およびORG−26041などのグリシン輸送体−1阻害薬;
(xl)ペランパネル、ミバンパトル(mibampator)、セルランパネル(selurampanel)、GSK−729327、およびN−((3S,4S)−4−(4−(5−シアノチオフェン−2−イル)フェノキシ)テトラヒドロフラン−3−イル)プロパン−2−スルホンアミドなどのAMPA型グルタミン酸受容体モジュレーター;
などを包含するが、それらに限定されるものではない。
【0020】
本明細書において言及されているすべての特許、特許出願および参考文献は、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれている。
【0021】
本発明の他の特徴および利点は、本明細書および本発明について記載している付属の特許請求の範囲から明らかになるであろう。
【0022】
定義
「アルキル」という用語は、1〜20個の炭素原子、一実施形態において、1〜12個の炭素原子、別の実施形態において、1〜10個の炭素原子、別の実施形態において、1〜6個の炭素原子、別の実施形態において、1〜4個の炭素原子を含有する直鎖または分岐鎖の飽和ヒドロカルビル置換基(すなわち、水素の除去により炭化水素から得られる置換基)を指す。そのような置換基の例は、メチル、エチル、プロピル(n−プロピルおよびイソプロピルを包含する)、ブチル(n−ブチル、イソブチル、sec−ブチルおよびtert−ブチルを包含する)、ペンチル、イソアミル、ヘキシルなどを包含する。一部の場合に、ヒドロカルビル部分(すなわち、アルキル、シクロアルキルなど)中の炭素原子の数は、接頭語「C
x〜y」により指示され、xは、置換基中の炭素原子の最小数であり、yは、置換基中の炭素原子の最大数である。したがって、例えば、「C
1〜6アルキル」とは、1〜6個の炭素原子を含有するアルキル置換基を指す。
【0023】
「アルケニル」とは、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を有する直鎖、分岐鎖または環状の基を包含する、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を有する脂肪族炭化水素を指す。アルケニルは、2〜6個の炭素原子を有する中サイズのアルケニルであることが好ましい。例えば、本明細書で使用されているように、「C
2〜6アルケニル」という用語は、フルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、(C
1〜C
6)アルコキシ、(C
6〜C
10)アリールオキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシまたは(C
1〜C
6)アルキルなどの上で定義されているような1〜5個の適当な置換基により置換されていてもよい、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル(アリル)、イソプロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニルなどを包含するがそれらに限定されない2〜6個の炭素原子の直鎖または分岐鎖の不飽和ラジカルを意味する。本発明の化合物が、C
2〜6アルケニル基を含有する場合、化合物は、純粋なE(反対側)型、純粋なZ(同じ側)型、またはそれらの任意の混合物として存在し得る。
【0024】
「アルキリデン」とは、同じ炭素原子からの2個の水素原子の除去によりアルカンから形成される二価の基を指し、その自由原子価は、二重結合の一部である。
【0025】
「アルキニル」とは、少なくとも1個の炭素−炭素三重結合を有する直鎖、分岐鎖または環状の基を包含する、少なくとも1個の炭素−炭素三重結合を有する脂肪族炭化水素を指す。アルキニルは、2〜6個の炭素原子を有する低級アルキニルであることが好ましい。例えば、本明細書で使用されているように、「C
2〜6アルキニル」という用語は、本明細書において、2〜6個の炭素原子および1個の三重結合を有する上で定義されているような直線または分岐の炭化水素鎖アルキニルラジカルを意味するために使用される。
【0026】
「シクロアルキル」という用語は、飽和炭素環式分子から水素を除去することにより得られ、3〜14個の炭素原子を有する炭素環式置換基を指す。一実施形態において、シクロアルキル置換基は、3〜10個の炭素原子を有する。シクロアルキルの例は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルを包含する。
【0027】
「シクロアルキル」という用語は、C
6〜C
10芳香環または5〜10員ヘテロ芳香環と縮合している置換基も包含し、置換基としてそのような縮合シクロアルキル基を有する基は、シクロアルキル基の炭素原子と結合している。そのような縮合シクロアルキル基が、1個または複数の置換基で置換されている場合、1個または複数の置換基は、特に規定のない限り、各々シクロアルキル基の炭素原子と結合している。縮合C
6〜C
10芳香環または5〜10員ヘテロ芳香環は、ハロゲン、C
1〜6アルキル、C
3〜10シクロアルキル、または=Oで置換されていてもよい。
【0028】
シクロアルキルは、典型的には、3〜6個の環原子を含有する単環であってよい。例は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルを包含する。あるいは、ビシクロデカニルおよびデカリニルなどの2または3個の環が一緒に縮合することができる。「シクロアルキル」という用語は、ビシクロ「2.2.1」ヘプタンおよびビシクロ[1.1.1]ペンタンなどであるがそれらに限定されない架橋ビシクロアルキル系も包含する。
【0029】
「アリール」という用語は、1個の環または2もしくは3個の縮合環を含有する芳香族置換基を指す。アリール置換基は、6〜18個の炭素原子を有し得る。一例として、アリール置換基は、6〜14個の炭素原子を有し得る。「アリール」という用語は、フェニル、ナフチルおよびアントラセニルなどの置換基を指すことがある。「アリール」という用語は、C
5もしくはC
6炭素環式環などのC
4〜10炭素環式環、または4〜10員ヘテロ環式環と縮合しているフェニル、ナフチルおよびアントラセニルなどの置換基も包含し、置換基としてそのような縮合アリール基を有する基は、アリール基の芳香族炭素と結合している。そのような縮合アリール基が、1個または複数の置換基で置換されている場合、1個または複数の置換基は、特に規定のない限り、各々縮合アリール基の芳香族炭素と結合している。縮合C
4〜10炭素環式または4〜10員ヘテロ環式環は、ハロゲン、C
1〜6アルキル、C
3〜10シクロアルキル、または=Oで置換されていてもよい。したがって、アリール基の例は、フェニル、ナフタレニル、テトラヒドロナフタレニル(「テトラリニル」としても知られている)、インデニル、イソインデニル、インダニル、アントラセニル、フェナントレニル、ベンゾナフテニル(「フェナレニル」としても知られている)、およびフルオレニルを包含する。
【0030】
「水素」という用語は、水素置換基を指し、−Hとして示されることもある。
【0031】
「ヒドロキシ」または「ヒドロキシル」という用語は、−OHを指す。別の用語(複数可)と組み合わせて使用される場合、「ヒドロキシ」という接頭語は、接頭語が接続している置換基が、1個または複数のヒドロキシ置換基で置換されていることを示す。1個または複数のヒドロキシ置換基が接続している炭素を持つ化合物は、例えば、アルコール、エノールおよびフェノールを包含する。
【0032】
「シアノ」(「ニトリル」とも呼ばれる)という用語は、−CNを意味し、
【0033】
【化2】
と示されることもある。
【0034】
「ハロゲン」という用語は、フッ素(−Fとして示されることもある)、塩素(−Clとして示されることもある)、臭素(−Brとして示されることもある)、またはヨウ素(−Iとして示されることもある)を指す。一実施形態において、ハロゲンは、塩素である。別の実施形態において、ハロゲンは、フッ素である。別の実施形態において、ハロゲンは、臭素である。
【0035】
「ヘテロシクロアルキル」という用語は、合計4〜14個の環原子を含有する飽和したまたは部分的に飽和した環構造から水素を除去することにより得られる置換基を指し、環原子のうちの少なくとも1個は、酸素、窒素、または硫黄から選択されるヘテロ原子である。例えば、本明細書で使用されているように、「4〜10員ヘテロシクロアルキル」という用語は、置換基が、4〜10個の合計員を持つ単環であることを意味する。あるいは、ヘテロシクロアルキルは、一緒に縮合した2または3個の環を含むことがあり、少なくとも1個のそのような環は、環原子としてのヘテロ原子(すなわち、窒素、酸素、または硫黄)を含有する。ヘテロシクロアルキル置換基を有するある基において、その基と結合しているヘテロシクロアルキル置換基の環原子は、少なくとも1個のヘテロ原子であってよいか、環炭素原子であってよく、環炭素原子は、少なくとも1個のヘテロ原子と同じ環内にあってよいか、環炭素原子は、少なくとも1個のヘテロ原子と異なる環内にあってよい。同様に、このヘテロシクロアルキル置換基がまた、ある基または置換基で置換されている場合、その基または置換基は、少なくとも1個のヘテロ原子と結合していてよいか、環炭素原子と結合していてよく、環炭素原子は、少なくとも1個のヘテロ原子と同じ環内にあってよいか、環炭素原子は、少なくとも1個のヘテロ原子と異なる環内にあってよい。
【0036】
「ヘテロシクロアルキル」という用語は、C
6〜C
10芳香環または5〜10員ヘテロ芳香環と縮合している置換基も包含し、置換基としてそのような縮合ヘテロシクロアルキル基を有する基は、ヘテロシクロアルキル基のヘテロ原子またはヘテロシクロアルキル基の炭素原子と結合している。そのような縮合ヘテロシクロアルキル基が、1個または複数の置換基で置換されている場合、1個または複数の置換基は、特に規定のない限り、各々ヘテロシクロアルキル基のヘテロ原子またはヘテロシクロアルキル基の炭素原子と結合している。縮合C
6〜C
10芳香環または5〜10員ヘテロ芳香環は、ハロゲン、C
1〜6アルキル、C
3〜10シクロアルキル、C
1〜6アルコキシ、または=Oで置換されていてもよい。
【0037】
「ヘテロアリール」という用語は、環原子のうちの少なくとも1個が、ヘテロ原子(すなわち、酸素、窒素、または硫黄)であり、残りの環原子が、炭素、酸素、窒素、および硫黄からなる群から独立して選択される、5〜14個の環原子を含有する芳香環構造を指す。ヘテロアリールは、単環または2もしくは3個の縮合環であってよい。ヘテロアリール置換基の例は、ピリジル、ピラジル、ピリミジニル、およびピリダジニルなどの6員環置換基;トリアゾリル、イミダゾリル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、1,2,3−、1,2,4−、1,2,5−、または1,3,4−オキサジアゾリルおよびイソチアゾリルなどの5員環置換基;ベンゾチオフラニル、イソベンゾチオフラニル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、プリニル、およびアントラニリルなどの6/5員縮合環置換基;ならびにキノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、キナゾリニル、および1,4−ベンゾオキサジニルなどの6/6員縮合環置換基を包含するが、それらに限定されるものではない。ヘテロアリール置換基を有するある基において、その基と結合しているヘテロアリール置換基の環原子は、少なくとも1個のヘテロ原子であってよいか、環炭素原子であってよく、環炭素原子は、少なくとも1個のヘテロ原子と同じ環内にあってよいか、環炭素原子は、少なくとも1個のヘテロ原子と異なる環内にあってよい。同様に、このヘテロアリール置換基がまた、ある基または置換基で置換されている場合、その基または置換基は、少なくとも1個のヘテロ原子と結合していてよいか、環炭素原子と結合していてよく、環炭素原子は、少なくとも1個のヘテロ原子と同じ環内にあってよいか、環炭素原子は、少なくとも1個のヘテロ原子と異なる環内にあってよい。「ヘテロアリール」という用語は、ピリジルN−オキシドおよびピリジンN−オキシド環を含有する基も包含する。
【0038】
一部の場合に、1個または複数のヘテロ原子を含有する環式置換基(すなわち、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキル)中の原子の数は、接頭語「X〜Y員」により指示され、Xは、置換基の環式部分を形成する原子の最小数であり、Yは、置換基の環式部分を形成する原子の最大数である。したがって、例えば、5〜8員ヘテロシクロアルキルとは、ヘテロシクロアルキルの環式部分中に、1個または複数のヘテロ原子を包含する5〜8個の原子を含有するヘテロシクロアルキルを指す。
【0039】
単環のヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルの例は、フラニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロフラニル、チオフェニル(「チオフラニル」としても知られている)、ジヒドロチオフェニル、テトラヒドロチオフェニル、ピロリル、イソピロリル、ピロリニル、ピロリジニル、イミダゾリル、イソイミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピラゾリル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、ジチオリル、オキサチオリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリニル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアゾリニル、イソチアゾリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、チアジアゾリル、オキサチアゾリル、オキサジアゾリル(オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル(「アゾキシミル」としても知られている)、1,2,5−オキサジアゾリル(「フラザニル」としても知られている)、または1,3,4−オキサジアゾリルを包含する)、ピラニル(1,2−ピラニルまたは1,4−ピラニルを包含する)、ジヒドロピラニル、ピリジニル(「アジニル」としても知られている)、ピペリジニル、ジアジニル(ピリダジニル(「1,2−ジアジニル」としても知られている)、ピリミジニル(「1,3−ジアジニル」または「ピリミジル」としても知られている)、またはピラジニル(「1,4−ジアジニル」としても知られている)を包含する)、ピペラジニル、トリアジニル(s−トリアジニル(「1,3,5−トリアジニル」としても知られている)、as−トリアジニル(1,2,4−トリアジニルとしても知られている)、およびv−トリアジニル(「1,2,3−トリアジニル」としても知られている)を包含する)、モルホリニル、アゼピニル、オキセピニル、チエピニル、およびジアゼピニルを包含するが、それらに限定されるものではない。
【0040】
縮合二環ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルの例は、インドリジニル、ピラノピロリル、4H−キノリジニル、プリニル、ナフチリジニル、ピリドピリジニル(ピリド[3,4−b]ピリジニル、ピリド[3,2−b]ピリジニル、またはピリド[4,3−b]ピリジニルを包含する)、およびプテリジニル、インドリル、イソインドリル、イソインダゾリル、ベンゾアジニル、フタラジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、ベンゾジアジニル、ベンゾピラニル、ベンゾチオピラニル、ベンゾオキサゾリル、インドキサジニル(indoxazinyl)、アントラニリル、ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキサニル、ベンゾオキサジアゾリル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾチエニル、イソベンゾチエニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾオキサジニル、ベンゾイソオキサジニル、およびテトラヒドロイソキノリニルを包含するが、それらに限定されるものではない。
【0041】
縮合三環のヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルの例は、5,6−ジヒドロ−4H−イミダゾ[4,5,1−ij]キノリン、4,5−ジヒドロイミダゾ[4,5,1−hi]インドール、4,5,6,7−テトラヒドロイミダゾ[4,5,1−jk][1]ベンゾアゼピン、およびジベンゾフラニルを包含するが、それらに限定されるものではない。
【0042】
縮合環ヘテロアリールの他の例は、インドリル、イソインドリル(「イソベンゾアゾリル」または「プソイドイソインドリル」としても知られている)、インドレニニル(「プソイドインドリル」としても知られている)、イソインダゾリル(「ベンゾピラゾリル」としても知られている)、ベンゾアジニル(キノリニル(「1−ベンゾアジニル」としても知られている)またはイソキノリニル(「2−ベンゾアジニル」としても知られている)を包含する)、フタラジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、ベンゾジアジニル(シンノリニル(「1,2−ベンゾジアジニル」としても知られている)またはキナゾリニル(「1,3−ベンゾジアジニル」としても知られている)を包含する)、ベンゾピラニル(「クロマニル」または「イソクロマニル」を包含する)、ベンゾチオピラニル(「チオクロマニル」としても知られている)、ベンゾオキサゾリル、インドキサジニル(「ベンゾイソオキサゾリル」としても知られている)、アントラニリル、ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキサニル、ベンゾオキサジアゾリル、ベンゾフラニル(「クマロニル」としても知られている)、イソベンゾフラニル、ベンゾチエニル(「ベンゾチオフェニル」、「チオナフテニル」、または「ベンゾチオフラニル」としても知られている)、イソベンゾチエニル(「イソベンゾチオフェニル」、「イソチオナフテニル」、または「イソベンゾチオフラニル」としても知られている)、ベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾオキサジニル(1,3,2−ベンゾオキサジニル、1,4,2−ベンゾオキサジニル、2,3,1−ベンゾオキサジニル、または3,1,4−ベンゾオキサジニルを包含する)、ベンゾイソオキサジニル(1,2−ベンゾイソオキサジニルまたは1,4−ベンゾイソオキサジニルを包含する)、テトラヒドロイソキノリニル、カルバゾリル、キサンテニル、およびアクリジニルなどのベンゾ縮合ヘテロアリールを包含するが、それらに限定されるものではない。
【0043】
「ヘテロアリール」という用語は、C
5もしくはC
6炭素環式環などのC
4〜C
10炭素環式環、または4〜10員ヘテロ環式環と縮合しているピリジルおよびキノリニルなどの置換基も包含し、置換基としてそのような縮合ヘテロアリール基を有する基は、ヘテロアリール基の芳香族炭素またはヘテロアリール基のヘテロ原子と結合している。そのような縮合ヘテロアリール基が、1個または複数の置換基で置換されている場合、1個または複数の置換基は、特に規定のない限り、各々ヘテロアリール基の芳香族炭素またはヘテロアリール基のヘテロ原子と結合している。縮合C
4〜C
10炭素環式または4〜10員ヘテロ環式環は、ハロゲン、C
1〜6アルキル、C
3〜10シクロアルキル、または=Oで置換されていてもよい。
【0044】
ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルの追加例は、3−1H−ベンゾイミダゾール−2−オン、(1−置換)−2−オキソ−ベンゾイミダゾール−3−イル、2−テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロフラニル、2−テトラヒドロピラニル、3−テトラヒドロピラニル、4−テトラヒドロピラニル、[1,3]−ジオキサラニル、[1,3]−ジチオラニル、[1,3]−ジオキサニル、2−テトラヒドロチオフェニル、3−テトラヒドロチオフェニル、2−モルホリニル、3−モルホリニル、4−モルホリニル、2−チオモルホリニル、3−チオモルホリニル、4−チオモルホリニル、1−ピロリジニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、1−ピペラジニル、2−ピペラジニル、1−ピペリジニル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル、4−チアゾリジニル、ジアゾロニル、N−置換ジアゾロニル、1−フタルイミジニル、ベンゾオキサニル、ベンゾ[1,3]ジオキシン、ベンゾ[1,4]ジオキシン、ベンゾピロリジニル、ベンゾピペリジニル、ベンゾオキソラニル、ベンゾチオラニル、4,5,6,7−テトラヒドロピラゾール[1,5−a]ピリジン、ベンゾチアニル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピペリジノ、モルホリノ、チオモルホリノ、チオキサニル、ピペラジニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ホモピペリジニル、オキセパニル、チエパニル、オキサゼピニル、ジアゼピニル、チアゼピニル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、2−ピロリニル、3−ピロリニル、インドリニル、2H−ピラニル、4H−ピラニル、ジオキサニル、1,3−ジオキソラニル、ピラゾリニル、ジチアニル、ジチオラニル、ジヒドロピラニル、ジヒドロチエニル、ジヒドロフラニル、ピラゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、3−アザビシクロ[4.1.0]ヘプタニル、3H−インドリル、キノリジニル、ピリジニル、イミダゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピラジニル、テトラゾリル、フリル、チエニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、キノリニル、イソキノリニル、インドリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、シンノリニル、インダゾリル、インドリジニル、フタラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、イソインドリル、プテリジニル、プリニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、フラザニル、ベンゾフラザニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、およびフロピリジニルを包含するが、それらに限定されるものではない。上に列挙されている基から誘導されるような上記の基は、それが可能である場合に、C−結合型またはN−結合型であってよい。例えば、ピロールから誘導される基は、ピロール−1−イル(N−結合型)またはピロール−3−イル(C−結合型)であってよい。さらに、イミダゾールから誘導される基は、イミダゾール−1−イル(N−結合型)またはイミダゾール−2−イル(C−結合型)であってよい。
【0045】
ある置換基は、それが、1個または複数の水素原子と結合している少なくとも1個の炭素または窒素原子を含む場合、「置換可能」である。したがって、例えば、水素、ハロゲン、およびシアノは、この定義の範囲に入らない。
【0046】
ある置換基が、「置換されている」と記載されている場合、非水素置換基は、その置換基の炭素または窒素上の水素置換基の代わりである。したがって、例えば、置換されているアルキル置換基は、少なくとも1個の非水素置換基が、アルキル置換基上の水素置換基の代わりであるアルキル置換基である。例示のために、モノフルオロアルキルは、フルオロ置換基で置換されているアルキルであり、ジフルオロアルキルは、2個のフルオロ置換基で置換されているアルキルである。置換基上に2個以上の置換がある場合、各非水素置換基は、同一か異なっていてよい(特に指定のない限り)ことが認識されるべきである。
【0047】
ある置換基が、「置換されていてもよい」と記載されている場合、その置換基は、(1)置換されていなくてよいか、または(2)置換されていてよい。置換基のある炭素が、置換基のリストのうちの1個または複数で置換されていてもよいと記載されている場合、その炭素上の水素のうちの1個または複数は(存在する程度まで)、独立して選択される任意選択の置換基で別個におよび/または一緒に置き換えられていてよい。置換基のある窒素が、置換基のリストのうちの1個または複数で置換されていてもよいと記載されている場合、その窒素上の水素のうちの1個または複数は(存在する程度まで)、独立して選択される任意選択の置換基で各々置き換えられていてよい。1つの例示的置換基は、−NR’R”として示されることがあり、R’およびR”は、それらが接続している窒素原子と一緒に、酸素、窒素、または硫黄から独立して選択される1または2個のヘテロ原子を含むヘテロ環式環を形成してもよく、前記ヘテロシクロアルキル部分は、置換されていてもよい。それらが接続している窒素原子と一緒にR’およびR”から形成されるヘテロ環式環は、部分的または完全に飽和されているか、芳香族であってよい。一実施形態において、ヘテロ環式環は、4〜10個の原子からなる。別の実施形態において、ヘテロ環式環は、ピペリジニル、モルホリニル、アゼチジニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリルおよびテトラゾリルからなる群から選択される。
【0048】
本明細書は、「置換基」、「ラジカル」、および「基」という用語を互換的に使用する。
【0049】
置換基のある基が、置換基のリストのうちの1個または複数により置換されていてもよいとまとめて記載されている場合、その基は、(1)置換不可能な置換基、(2)任意選択の置換基により置換されていない置換可能な置換基、および/または(3)任意選択の置換基のうちの1個または複数により置換されている置換可能な置換基を包含し得る。
【0050】
ある置換基が、特定数までの非水素置換基で置換されていてもよいと記載されている場合、その置換基は、(1)置換されていなくてよいか、または(2)その特定数までの非水素置換基もしくはその置換基上の最大数までの置換可能な位置のどちらか少ない方により置換されていてよい。したがって、例えば、ある置換基が、3個までの非水素置換基で置換されていてもよいヘテロアリールとして記載されている場合、3個未満の置換可能な位置を持つ任意のヘテロアリールは、そのヘテロアリールが、置換可能な位置を有するのと同数までの非水素置換基によってのみ置換されていてもよいであろう。例示のために、テトラゾリル(1個だけの置換可能な位置を有する)は、1個までの非水素置換基で置換されていてもよいであろう。さらに例示のために、あるアミノ窒素が、2個までの非水素置換基で置換されていてもよいと記載されている場合、窒素は、そのアミノ窒素が、第一級窒素である場合に、2個までの非水素置換基で置換されていてもよいことになり、一方、そのアミノ窒素は、そのアミノ窒素が、第二級窒素である場合に、1個だけまでの非水素置換基で置換されていてもよいことになる。
【0051】
複数部分置換基に接続している接頭語は、最初の部分に当てはまるに過ぎない。例示のために、「アルキルシクロアルキル」という用語は、2つの部分:アルキルおよびシクロアルキルを含有する。したがって、C
1〜6アルキルシクロアルキル上のC
1〜6−接頭語は、アルキルシクロアルキルのアルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有することを意味し、C
1〜6−接頭語は、シクロアルキル部分について記載していない。さらに例示のために、ハロアルコキシアルキル上の接頭語「ハロ」は、アルコキシアルキル置換基のアルコキシ部分のみが、1個または複数のハロゲン置換基で置換されていることを示す。ハロゲン置換が、アルキル部分上にのみ存在する場合、置換基は、「アルコキシハロアルキル」と記載されるであろう。ハロゲン置換が、アルキル部分とアルコキシ部分の両方の上に存在する場合、置換基は、「ハロアルコキシハロアルキル」と記載されるであろう。
【0052】
置換基が、ある群から「独立して選択される」と記載される場合、各置換基は、他のもの(複数可)と無関係に選択される。したがって、各置換基は、他の置換基(複数可)と同一か異なっていてよい。
【0053】
R
1などのいずれか1つの置換基の説明は、R
2などのいずれか他の置換基の説明と組み合わせることができ、第一の置換基と第二の置換基のありとあらゆる組合せは、各組合せが具体的かつ個別に列挙されているかのように本明細書において提供されるようになっていることが理解される。例えば、一変形形態において、R
1は、R
2と一緒になって、R
1が、メチルであり、R
2が、ハロゲンである実施形態を提供する。
【0054】
本明細書で使用されているように、「式I」という用語は、本明細書で後に「本発明の化合物(複数可)」と呼ばれることがある。そのような用語は、水和物、溶媒和物、異性体、結晶形態および非結晶形態、同形体、多形体、およびそれらの代謝産物を包含する式Iの化合物のすべての形態を包含するためにも定義される。例えば、式Iの化合物、または薬学的に許容できるそれらの塩は、非溶媒和形態および溶媒和形態で存在し得る。溶媒または水が、強固に結合している場合、複合体は、湿度と無関係に明確な化学量論を有するであろう。しかしながら、溶媒または水が、弱く結合している場合、チャネル溶媒和物および吸湿性化合物の場合のように、水/溶媒含有量は、湿度および乾燥条件に依存するであろう。そのような場合、非化学量論が基準となる。
【0055】
式Iの化合物は、クラスレートまたは他の複合体として存在してもよい。クラスレートなどの複合体、薬物−ホスト包接複合体は、本発明の範囲内に包含され、前述の溶媒和物とは対照的に、薬物およびホストは、化学量論的量または非化学量論的量で存在する。化学量論的量または非化学量論的量であってよい2個以上の有機成分および/または無機成分を含有する式Iの複合体も包含される。得られる複合体は、イオン化、部分的イオン化、または非イオン化であってよい。そのような複合体の総説については、HaleblianによるJ.Pharm.Sci.、64(8)、1269〜1288(1975年8月)を参照されたい。
【0056】
式Iの化合物は、不斉炭素原子を有し得る。式Iの化合物の炭素−炭素結合は、本明細書において、実線
【0057】
【化3】
、中実楔
【0058】
【化4】
、または破線楔
【0059】
【化5】
を使用して示されることもある。不斉炭素原子との結合を示すための実線の使用は、その炭素原子におけるすべての可能な立体異性体(例えば、具体的なエナンチオマー、ラセミ混合物など)が包含されることを示すことを意味する。不斉炭素原子との結合を示すための中実楔か、または破線楔の使用は、示されている立体異性体のみが包含されることを意味することを示すことを意味する。式Iの化合物は、2個以上の不斉炭素原子を含有することが可能である。これらの化合物において、不斉炭素原子との結合を示すための実線の使用は、すべての可能な立体異性体が包含されることを意味することを示すことを意味する。例えば、特に指定のない限り、式Iの化合物は、エナンチオマーおよびジアステレオマーとしてまたはラセメートおよびそれらの混合物として存在することができることが意図されている。式Iの化合物中の1個または複数の不斉炭素原子との結合を示すための実線の使用および同じ化合物中の他の不斉炭素原子との結合を示すための中実楔または破線楔の使用は、ジアステレオマーの混合物が存在することを示すことを意味する。
【0060】
式Iの立体異性体は、2種以上のタイプの異性を示す化合物を包含する、式Iの化合物のシス異性体およびトランス異性体、RエナンチオマーおよびSエナンチオマーなどの光学異性体、ジアステレオマー、幾何異性体、回転異性体、配座異性体、ならびに互変異性体;およびそれらの混合物(ラセメートおよびジアステレオマー対など)を包含する。対イオンが、光学活性の、例えば、D−ラクテートまたはL−リシン、またはラセミの、例えば、DL−タルトレートまたはDL−アルギニンである酸付加塩または塩基付加塩も包含される。
【0061】
任意のラセメートが結晶化する場合、2種の異なるタイプの結晶が可能である。第一のタイプは、等モル量で両エナンチオマーを含有する1つの均質な形態の結晶が生成される上で言及されているラセミ化合物(真のラセメート)である。第二のタイプは、各々が単一のエナンチオマーを含む2種の形態の結晶が等モル量で生成されるラセミ混合物またはコングロメレートである。
【0062】
本発明は、1個または複数の原子が、天然において通常見いだされる原子質量または質量数と異なる原子質量または質量数を有する原子により置き換えられているという事実を除いて、上の式Iに列挙されているものと同一である同位体標識化合物も包含する。式Iの化合物に組み入れることができる同位体の例は、
2H、
3H、
13C、
14C、
15N、
18O、
17O、
32P、
35S、
18F、および
36Clなどであるがそれらに限定されない水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素および塩素の同位体を包含する。式Iのある種の同位体標識化合物、例えば、
3Hおよび
14Cなどの放射性同位体が組み入れられているものは、薬物および/または基質の組織分布アッセイに有用である。トリチウム化、すなわち
3H、および炭素−14、すなわち
14C同位体は、それらの調製の容易さおよび検出能のため特に好ましい。さらに、重水素、すなわち
2Hなどのより重い同位体による置換は、より大きい代謝安定性、例えば、インビボ半減期の増加または用量要件の低減によるある種の治療上の利点を提供することがあり、それ故に、一部の環境において好ましいことがある。式Iの同位体標識化合物は、一般的に、非同位体標識試薬の代わりに同位体標識試薬を用いることにより、下のスキームならびに/または実施例および調製に開示されている手順を行うことにより調製することができる。
【0063】
本発明の化合物は、無機酸または有機酸から誘導される塩の形態で使用されてもよい。特定の化合物に応じて、化合物の塩は、異なる温度および湿度における医薬安定性の強化、または水もしくは油中での望ましい溶解性などの、塩の物理的特性のうちの1つまたは複数によって有利であることがある。一部の場合に、化合物の塩は、化合物の単離、精製、および/または分割における助剤として使用されることもある。
【0064】
ある塩が、患者に投与されることが意図されている場合(例えば、インビトロの状況で使用されるのではなく)、その塩は、薬学的に許容できることが好ましい。「薬学的に許容できる塩」という用語は、式Iの化合物を、そのアニオンまたはそのカチオンがヒト消費に適していると一般的に見なされる酸または塩基と組み合わせることにより調製される塩を指す。薬学的に許容できる塩は、親化合物と比べてより大きいそれらの水溶解性のため、本発明の方法の生成物として特に有用である。医学で使用する場合、本発明の化合物の塩は、無毒性の「薬学的に許容できる塩」である。「薬学的に許容できる塩」という用語内に包含される塩は、遊離塩基を適当な有機酸または無機酸と反応させることにより一般的に調製される本発明の化合物の無毒性の塩を指す。
【0065】
本発明の化合物の適当な薬学的に許容できる酸付加塩は、可能な場合に、塩酸、臭化水素酸、フッ化水素酸、ホウ酸、ホウフッ化水素酸、リン酸、メタリン酸、硝酸、炭酸、スルホン酸、および硫酸などの無機酸、ならびに酢酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、クエン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、グルコン酸、グリコール酸、イセチオン酸、乳酸、ラクトビオン酸、マレイン酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、コハク酸、トルエンスルホン酸、酒石酸、およびトリフルオロ酢酸などの有機酸から誘導されるものを包含する。適当な有機酸は、一般的に、脂肪族、脂環式、芳香族、アリール脂肪族(araliphatic)、ヘテロ環式、カルボン酸、およびスルホン酸クラスの有機酸を包含するが、それらに限定されるものではない。
【0066】
適当な有機酸の具体例は、酢酸、トリフルオロ酢酸、ギ酸、プロピオン酸、コハク酸、グリコール酸、グルコン酸、二グルコン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、グルクロン酸、マレイン酸、フマル酸、ピルビン酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、安息香酸、アントラニル酸、ステアリン酸、サリチル酸、p−ヒドロキシ安息香酸、フェニル酢酸、マンデル酸、エンボン酸(パモ酸)、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、パントテン酸、トルエンスルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、スルファニル酸、シクロヘキシルアミノスルホン酸、アルギン酸、β−ヒドロキシ酪酸、ガラクタル酸、ガラクツロン酸、アジピン酸、アルギン酸、酪酸、ショウノウ酸、カンファースルホン酸、シクロペンタンプロピオン酸、ドデシル硫酸、グリコヘプタン酸、グリセロリン酸、ヘプタン酸、ヘキサン酸、ニコチン酸、2−ナフタレンスルホン酸、シュウ酸、パモ酸、ペクチン酸、3−フェニルプロピオン酸、ピクリン酸、ピバリン酸、チオシアン酸、およびウンデカン酸を包含するが、それらに限定されるものではない。
【0067】
さらに、本発明の化合物が酸性部分を保有する場合、適当な薬学的に許容できるそれらの塩は、アルカリ金属塩、すなわち、ナトリウム塩またはカリウム塩、アルカリ土類金属塩、例えば、カルシウム塩またはマグネシウム塩、ならびに適当な有機配位子と形成される塩、例えば、第四級アンモニウム塩を包含し得る。別の実施形態において、塩基塩は、無毒性の塩を形成する塩基から形成され、アルミニウム、アルギニン、ベンザチン、コリン、ジエチルアミン、ジオラミン、グリシン、リシン、メグルミン、オラミン、トロメタミンおよび亜鉛塩を包含する。
【0068】
有機塩は、トロメタミン、ジエチルアミン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン、クロロプロカイン、コリン、ジエタノールアミン、エチレンジアミン、メグルミン(N−メチルグルカミン)、およびプロカインなどの第二級、第三級または第四級アミン塩から製造することができる。塩基性の窒素含有基は、ハロゲン化低級アルキル(C
1〜C
6)(例えば、塩化メチル、エチル、プロピル、およびブチル、臭化メチル、エチル、プロピル、およびブチル、ならびにヨウ化メチル、エチル、プロピル、およびブチル)、硫酸ジアルキル(すなわち、硫酸ジメチル、ジエチル、ジブチル、およびジアミル)、長鎖ハロゲン化物(すなわち、塩化デシル、ラウリル、ミリスチル、およびステアリル、臭化デシル、ラウリル、ミリスチル、およびステアリル、ならびにヨウ化デシル、ラウリル、ミリスチル、およびステアリル)、ハロゲン化アリールアルキル(すなわち、臭化ベンジルおよび臭化フェネチル)などの試剤で第四級化することができる。
【0069】
一実施形態において、酸および塩基のヘミ塩、例えば、ヘミ硫酸塩およびヘミカルシウム塩も形成させることができる。
【0070】
典型的には、本発明の化合物は、本明細書に記載されている状態を治療するのに有効な量で投与される。本発明の化合物は、任意の適当な経路により、そのような経路に適合する医薬組成物の形態で、および意図される治療に有効な投与量で投与される。医学的状態の進行を治療するのに必要とされる化合物の治療に有効な投与量は、医薬技術分野でよく知られている前臨床的アプローチおよび臨床的アプローチを使用して当業者により容易に確認される。本明細書で使用されているような「治療に有効な量」という用語は、治療されている障害の症状のうちの1つまたは複数をある程度まで軽減する投与されている化合物の量を指す。
【0071】
「治療すること」という用語は、本明細書で使用されているように、他に指示がない限り、そのような用語が当てはまる障害もしくは状態、またはそのような障害もしくは状態の1つもしくは複数の症状の、進行を逆転、緩和、阻害するか、またはそれらを予防することを意味する。「治療」という用語は、本明細書で使用されているように、他に指示がない限り、「治療すること」が直ぐ上で定義されているように、治療する行為を指す。「治療すること」という用語は、対象のアジュバントおよびネオアジュバント治療も包含する。
【発明を実施するための形態】
【0072】
本発明の化合物は、経口的に投与することができる。経口投与は、化合物が胃腸管に入るように嚥下するものであってよく、または、化合物が口から直接血流に入る口腔もしくは舌下投与が用いられてもよい。
【0073】
別の実施形態において、本発明の化合物は、血流中、筋肉中、または内臓中に直接投与されてもよい。非経口投与に適している手段は、静脈内、動脈内、腹腔内、髄腔内、脳室内、尿道内、胸骨内、頭蓋内、筋肉内および皮下を包含する。非経口投与に適しているデバイスは、針(極微針を包含する)注射器、無針注射器および注入技法を包含する。
【0074】
別の実施形態において、本発明の化合物は、皮膚または粘膜へ局所的に、すなわち、皮膚にまたは経皮的に投与されてもよい。別の実施形態において、本発明の化合物は、鼻腔内にまたは吸入により投与することもできる。別の実施形態において、本発明の化合物は、経直腸的または経膣的に投与されてもよい。別の実施形態において、本発明の化合物は、眼または耳に直接投与されてもよい。
【0075】
化合物および/または化合物を含有する組成物のための用量レジメンは、患者のタイプ、年齢、体重、性別および医学的状態;状態の重症度;投与の経路;ならびに用いられる特定の化合物の活性を包含する様々な要因に基づく。したがって、用量レジメンは、幅広く変わることがある。1日当たり体重1キログラム当たり約0.01mg〜約100mg程度の用量レベルが、上に示されている状態の治療において有用である。一実施形態において、本発明の化合物の1日総投与量(単一投与量または分割投与量で投与される)は、典型的には、約0.01〜約100mg/kgである。別の実施形態において、本発明の化合物の1日総投与量は、約0.1〜約50mg/kg、別の実施形態において、約0.5〜約30mg/kg(すなわち、体重1kg当たり本発明の化合物mg)である。一実施形態において、投与は、0.01〜10mg/kg/日である。別の実施形態において、投与は、0.1〜1.0mg/kg/日である。用量単位組成物は、1日投与量を構成するためにそのような量またはそれらの約数を含有し得る。多くの場合において、化合物の投与は、1日に複数回(典型的には、4回以下)繰り返されることになる。1日当たり複数の投与量は、典型的には、望ましい場合に、1日総投与量を増やすために使用されてもよい。
【0076】
経口投与について、組成物は、患者への用量の症状調整のために、活性成分0.01、0.05、0.1、0.5、1.0、2.5、5.0、10.0、15.0、25.0、50.0、75.0、100、125、150、175、200、250および500ミリグラムを含有する錠剤の形態で提供されることがある。医薬は、典型的には、活性成分約0.01mg〜約500mg、または、別の実施形態において、活性成分約1mg〜約100mgを含有する。静脈内には、投与量は、定速注入中に約0.1〜約10mg/kg/分の範囲であってよい。
【0077】
本発明による適当な対象は、哺乳動物対象を包含する。本発明による哺乳動物は、イヌ、ネコ、ウシ、ヤギ、ウマ、ヒツジ、ブタ、齧歯類、ウサギ、霊長類などを包含するが、それらに限定されるものではなく、子宮内の哺乳動物を包含する。一実施形態において、ヒトは、適当な対象である。ヒト対象は、どちらの性別およびいずれの発育段階であってもよい。
【0078】
別の実施形態において、本発明は、本明細書に列挙されている状態を治療するための医薬を調製するための本発明の1つまたは複数の化合物の使用を含む。
【0079】
上で言及されている状態の治療について、本発明の化合物は、化合物自体として投与することができる。あるいは、薬学的に許容できる塩は、親化合物と比べてそれらのより大きい水溶解性のため、医学的応用に適している。
【0080】
別の実施形態において、本発明は、医薬組成物を含む。そのような医薬組成物は、薬学的に許容できる担体と共に提示される本発明の化合物を含む。担体は、固体、液体、または両方であってよく、単位投与量組成物、例えば、活性化合物0.05重量%〜95重量%を含有することができる錠剤として化合物と共に製剤化することができる。本発明の化合物は、標的にすることができる薬物担体としての適当なポリマーとカップリングさせることができる。他の薬理学的に活性な物質も存在することができる。
【0081】
本発明の化合物は、任意の適当な経路により、好ましくは、そのような経路に適合する医薬組成物の形態で、および意図される治療に有効な投与量で投与することができる。活性な化合物および組成物は、例えば、経口的に、経直腸的に、非経口的に、または局所的に投与することができる。
【0082】
固体投与形態の経口投与は、例えば、各々が、所定量の本発明の少なくとも1個の化合物を含有する、硬カプセル剤もしくは軟カプセル剤、丸剤、カシェ剤、ロゼンジ剤、または錠剤などの分離した単位で提示されることがある。別の実施形態において、経口投与は、粉末または顆粒形態であってよい。別の実施形態において、経口投与形態は、例えば、ロゼンジ剤などの舌下である。そのような固体剤形において、式Iの化合物は、通常、1つまたは複数の補助剤と組み合わせられる。そのようなカプセル剤または錠剤は、制御放出製剤を含有してもよい。カプセル剤、錠剤、および丸剤の場合、剤形は、緩衝剤を含んでもよく、または腸溶コーティングと共に調製されてもよい。
【0083】
別の実施形態において、経口投与は、液体投与形態であってよい。経口投与のための液体剤形は、例えば、当技術分野において一般的に使用される不活性希釈剤(すなわち、水)を含有する薬学的に許容できる乳剤、液剤、懸濁剤、シロップ剤、およびエリキシル剤を包含する。そのような組成物は、湿潤剤、乳化剤、懸濁化剤、矯味剤(例えば、甘味剤)、および/または芳香剤などの補助剤を含んでもよい。
【0084】
別の実施形態において、本発明は、非経口投与形態を含む。「非経口投与」は、例えば、皮下注射、静脈内注射、腹腔内注射、筋肉内注射、胸骨内注射、および注入を包含する。注射用調製物(すなわち、無菌注射用の水性または油性の懸濁剤)は、適当な分散剤、湿潤剤、および/または懸濁化剤を使用して知られている技術に従って製剤化することができる。
【0085】
別の実施形態において、本発明は、局所投与形態を含む。「局所投与」は、例えば、経皮パッチ剤またはイオントフォレーシスデバイスを介するなどの経皮投与、眼内投与、または鼻腔内もしくは吸入投与を包含する。局所投与のための組成物は、例えば、局所ゲル剤、スプレー剤、軟膏剤、およびクリーム剤も包含する。局所製剤は、皮膚または他の罹患領域を通じて活性成分の吸収または透過を亢進する化合物を包含し得る。本発明の組成物が、経皮デバイスにより投与される場合、投与は、レザバーおよび多孔質膜タイプか、または固体マトリックス種のパッチを使用して達成されることになる。この目的のための典型的な製剤は、ゲル剤、ヒドロゲル剤、ローション剤、液剤、クリーム剤、軟膏剤、散布剤、包帯剤、フォーム剤、フィルム剤、皮膚用パッチ剤、ウエハー剤、インプラント剤、スポンジ剤、ファイバー剤、絆創膏剤およびマイクロエマルジョン剤を包含する。リポソーム剤も使用することができる。典型的な担体は、アルコール、水、鉱油、流動ワセリン、白色ワセリン、グリセリン、ポリエチレングリコールおよびプロピレングリコールを包含する。透過促進剤を組み入れることができ、例えば、FinninおよびMorgan、J.Pharm Sci.、88(10)、955〜958(1999)を参照されたい。
【0086】
眼への局所投与に適している製剤は、例えば、本発明の化合物が、適当な担体に溶解または懸濁されている点眼剤を包含する。眼および耳投与に適している典型的な製剤は、等張性のpH調整された無菌塩水中の微粉末化された懸濁液または溶液の点滴剤の形態であってよい。眼および耳投与に適している他の製剤は、軟膏剤、生分解性(すなわち、吸収性ゲルスポンジ、コラーゲン)および非生分解性(すなわち、シリコーン)インプラント剤、ウエハー剤、レンズ剤およびニオソームまたはリポソームなどの微粒子または小胞系を包含する。架橋ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、ヒアルロン酸、セルロースポリマー、例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、もしくはメチルセルロース、またはヘテロ多糖ポリマー、例えば、ゲランガムなどのポリマーを、塩化ベンザルコニウムなどの保存剤と一緒に組み入れることができる。そのような製剤は、イオントフォレーシスにより送達することもできる。
【0087】
鼻腔内投与または吸入による投与については、本発明の活性化合物は、患者により搾り出されるまたはポンプで排出されるポンプスプレー容器からの溶液もしくは懸濁液の形態で、または適当な噴射剤を使用する加圧容器またはネブライザーからのエアゾールスプレー提供物として好都合に送達される。鼻腔内投与に適している製剤は、典型的には、乾燥粉末インヘイラーから乾燥粉末(単独で、例えば、ラクトースとの乾燥ブレンドにおける混合物としてか、または、例えば、ホスファチジルコリンなどのリン脂質と混合された混合成分粒子として)の形態で、または1,1,1,2−テトラフルオロエタンもしくは1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパンなどの適当な噴射剤の使用の有無にかかわらず加圧容器、ポンプ、スプレー、アトマイザー(好ましくは、細かい霧を発生するための電気流体力学を用いるアトマイザー)、もしくはネブライザーからエアゾールスプレーとして投与される。鼻腔内使用について、粉末は、生体接着剤、例えば、キトサンまたはシクロデキストリンを含むことができる。
【0088】
別の実施形態において、本発明は、直腸投与形態を含む。そのような直腸投与形態は、例えば、坐剤の形態であってよい。カカオ脂は、伝統的な坐剤基剤であるが、必要に応じて様々な代替物を使用することができる。
【0089】
製薬技術分野において知られている他の担体材料および投与の様式も使用することができる。本発明の医薬組成物は、有効な製剤化手順および投与手順などの、製薬学のよく知られている技法のうちのいずれかにより調製することができる。有効な製剤化手順および投与手順に関する上の考慮事項は、当技術分野においてよく知られており、標準的な教科書に記載されている。薬物の製剤化は、例えば、Hoover,John E.、Remington’s Pharmaceutical Sciences、Mack Publishing Co.、Easton、Pennsylvania、1975;Libermanら、編、Pharmaceutical Dosage Forms、Marcel Decker、New York、N.Y.、1980;およびKibbeら、編、Handbook of Pharmaceutical Excipients(第3版)、American Pharmaceutical Association、Washington、1999で議論されている。
【0090】
本発明の化合物は、様々な状態または疾患状態の治療において、単独か他の治療剤と組み合わせて使用することができる。本発明の化合物(複数可)および他の治療剤(複数可)は、同時に(同じ剤形でか、または別々の剤形で)または逐次的に投与することができる。例示的治療剤は、例えば、代謝調節型グルタミン酸受容体作動薬であってよい。
【0091】
「組み合わせた」2個以上の化合物の投与は、2個の化合物が、一方の存在が他方の生物学的効果を変えるのに十分な時間内に近接して投与されることを意味する。2個以上の化合物は、同時に、並行してまたは逐次的に投与することができる。加えて、同時投与は、投与より前に化合物を混合することにより、または異なる解剖学的部位においてか異なる投与経路を使用するが、同じ時点で化合物を投与することにより行うことができる。
【0092】
「並行投与」、「共投与」、「同時投与」、および「同時に投与された」という語句は、化合物が、組み合わせて投与されることを意味する。
【0093】
本発明は、上に記載されている治療の方法を行う際に使用するのに適しているキットをさらに含む。一実施形態において、キットは、本発明の方法を行うのに十分な量で、本発明の化合物のうちの1個または複数を含む第一の剤形および用量のための容器を含有する。
【0094】
別の実施形態において、本発明のキットは、本発明の1つまたは複数の化合物を含む。
【0095】
別の実施形態において、本発明は、本発明の化合物を調製するのに有用な新規中間体に関する。例えば、式IIの化合物は、本発明の化合物を調製するのに有用である。
【0097】
式IIの化合物は、互変異性の現象を示し得る。例えば、式IIの化合物は、ピリドン形態、IIa、およびヒドロキシピリジン形態、IIbを包含するいくつかの互変異性形態で存在し得る。すべてのそのような互変異性形態は、式IIの化合物の範囲内に包含される。互変異性体は、溶液中で互変異性セットの混合物として存在する。固体形態において、通常、1つの互変異性体が優位を占める。たとえ1つの互変異性体が記載されていても、本発明は、式IIの化合物およびそれらの塩のすべての互変異性体を包含する。互変異性体の例は、式IIaおよびIIbの化合物により記載される。
【0099】
互変異性体の塩形態の例は、式IIai、IIaii、IIbi、IIbiiの化合物により記載される。
【0101】
本発明の化合物を合成するために使用される中間体が、塩基性中心を組み入れている場合、それらの適当な酸付加塩を、合成経路において用いることができる。そのような適当な付加塩は、塩酸、臭化水素酸、フッ化水素酸、ヨウ化水素酸、ホウ酸、ホウフッ化水素酸、リン酸、硝酸、炭酸、および硫酸などの無機酸、ならびに酢酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、エタンスルホン酸、フマル酸、乳酸、マレイン酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、コハク酸、トルエンスルホン酸、およびトリフルオロ酢酸などの有機酸から誘導されるものを包含するが、それらに限定されるものではない。適当な有機酸は、一般的に、脂肪族、脂環式、芳香族、アリール脂肪族、ヘテロ環式、カルボン酸、およびスルホン酸クラスの有機酸を包含するが、それらに限定されるものではない。
【0102】
適当な有機酸の具体例は、酢酸、トリフルオロ酢酸、ギ酸、プロピオン酸、コハク酸、乳酸、マレイン酸、フマル酸、安息香酸、p−ヒドロキシ安息香酸、フェニル酢酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、アジピン酸、酪酸、ショウノウ酸、シクロペンタンプロピオン酸、ドデシル硫酸、ヘプタン酸、ヘキサン酸、ニコチン酸、2−ナフタレンスルホン酸、シュウ酸、3−フェニルプロピオン酸、ピバリン酸、およびウンデカン酸を包含するが、それらに限定されるものではない。
【0103】
さらに、本発明の化合物を調製するために使用される中間体が、酸性部分を保有する場合、それらの適当な塩を、合成のために用いることができる。そのような塩は、アルカリ金属塩、すなわち、リチウム塩、ナトリウム塩またはカリウム塩、アルカリ土類金属塩、例えば、カルシウム塩またはマグネシウム塩、ならびにアミンまたは第四級アンモニウムカチオンなどの適当な有機配位子と形成される塩を包含する。そのような酸性中間体の有機塩は、メチルアミン、ジエチルアミン、エチレンジアミンまたはトリメチルアミンなどの第一級、第二級または第三級アミンから製造することができる。第四級アミンは、第三級アミンの、ハロゲン化低級アルキル(C
1〜C
6)(例えば、塩化メチル、エチル、プロピル、およびブチル、臭化メチル、エチル、プロピル、およびブチル、ならびにヨウ化メチル、エチル、プロピル、およびブチル)、硫酸ジアルキル(すなわち、硫酸ジメチル、ジエチル、ジブチル、およびジアミル)、ハロゲン化アリールアルキル(すなわち、臭化ベンジルおよび臭化フェネチル)などの試剤との反応により調製することができる。
【0104】
そのような化合物式II中間体塩形態の例は、下に示されている:
【0106】
式IおよびIIの化合物は、有機化学の技術分野において知られている合成方法と一緒に、下に記載されている方法により、または当業者によく知られている改変および誘導体化により調製することができる。本明細書で使用されている出発材料は、市販されているか、当技術分野において知られている常法(COMPENDIUM OF ORGANIC SYNTHETIC METHODS、Vol.I〜XII(Wiley−Interscienceにより出版された)などの標準参考図書に開示されている方法など)により調製することができる。好ましい方法は、下に記載されているものを包含するが、それらに限定されるものではない。
【0107】
下記の合成シーケンスのうちのいずれかの間に、関係する分子のいずれかにおける感受性基または反応性基を保護することが必要でありかつ/または望ましいことがある。このことは、参照により本明細書に組み込まれているT.W.Greene、Protective Groups in Organic Chemistry、John Wiley & Sons、1981;T.W.GreeneおよびP.G.M.Wuts、Protective Groups in Organic Chemistry、John Wiley & Sons、1991;ならびにT.W.GreeneおよびP.G.M.Wuts、Protective Groups in Organic Chemistry、John Wiley & Sons、1999に記載されているものなどの従来の保護基によって達成することができる。
【0108】
式Iの化合物、またはそれらの薬学的に許容できる塩は、本明細書で後で議論されている反応スキームに従って調製することができる。他に指示がない限り、スキーム中の置換基は、上のように定義される。生成物の単離および精製は、通常の化学者に知られている標準的手順により達成される。
【0109】
スキーム、方法および実施例において使用される様々な記号、上付き文字および下付き文字が、提示の利便性のためにかつ/またはそれらがスキームに導入される順序を反映するために使用され、添付の特許請求の範囲における記号、上付き文字または下付き文字に必ずしも対応することが意図されていないことは当業者により理解されるであろう。スキームは、本発明の化合物を合成する際に有用な方法を代表するものである。それらは、決して本発明の範囲を制約するものではない。
【0111】
スキーム1は、式Iの化合物を調製するための方法を図示している。式1.1の化合物を、塩酸などの水性酸の存在下で加熱すると、式1.2の対応するピリジノン酸が得られる。式1.2の中間体を、HATU[ヘキサフルオロリン酸O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム]などのカップリング試薬を使用して式1.3のアミノアルコールとのアミドカップリングおよびインサイチュ環化反応に供する。反応は、ジイソプロピルエチルアミンなどの適当な塩基の存在下で、かつジクロロメタン、またはジメチルホルムアミドなどの溶媒中で行う。
【0113】
スキーム2は、式Iの化合物を調製するための方法を図示している。この方法は、当業者に知られている多くの還元アミノ化プロトコルのうちの1つを使用するクロロアルデヒド(2.1)および式2.2のアミンの還元アミノ化で始まる。例えば、この反応は、メタノールなどの適当な溶媒中でトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムなどの還元剤を使用することにより行うことができる。精製に続いて、得られるクロロエチルアミン2.3を単離し、そのHCl塩として保存することができる。次いで、式Iの最終化合物は、クロロアルキルアミン2.3、酸1.2、およびジイソプロピルエチルアミンなどの塩基の混合物を、ジクロロメタンなどの溶媒中で、BOP−Cl[(ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスホン酸クロリド]、T3P[プロピルホスホン酸無水物]またはHATUなどの適当なアミドカップリング試薬(好ましくはHATU)で処理することにより調製することができる。
【0115】
スキーム3は、式3.4の化合物を調製するための方法を図示している。式1.2の酸を、DMFなどの適当な溶媒中で、ビス(2−クロロエチル)アミン(3.1)、K
2CO
3などの塩基、およびHATUなどのアミドカップリング試薬で処理する。次いで、得られる式3.2の中間体を、DMFまたはDMSOなどの溶媒中、K
2CO
3などの適当な塩基の存在下で加熱することにより式3.3の化合物とカップリングさせると、式3.4の最終化合物が得られる。
【0117】
スキーム4は、R
1−X=4−メチルイミダゾールである式1.1の化合物を調製するための方法を図示している。式4.1の3−アミノピリジン化合物を、DMSOと水の混合物などの溶媒中でN−ブロモスクシンアミドを使用して臭素化する。次いで、得られる式4.2の中間体を、1,4−ジオキサンなどの適当な溶媒中でナトリウムメトキシドと共に加熱すると、式4.3の化合物が得られる。次いで、式4.3の中間体を、無水酢酸とギ酸の混合物で処理すると、式4.4のホルムアミドが得られ、これを、DMFなどの適当な溶媒中でヨウ化カリウムおよびCs
2CO
3などの塩基の存在下、クロロアセトンでアルキル化する。次いで、得られる式4.5の中間体を、酢酸中、NH
4OAcの存在下で加熱すると、イミダゾール誘導体4.6が得られる。最後に、式1.1の化合物は、式4.6の中間体をカルボニル化反応に供することにより調製することができる。この変換は、Pd(dppf)
2Cl
2・DCM[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体]などの適当なパラジウム触媒の存在下でCOの雰囲気下、メタノールなどの適当なアルコール溶媒中で4.6およびトリエチルアミンなどの塩基の溶液を加熱することにより行うことができる。
【0119】
スキーム5は、式1.1の化合物を調製するための方法を示している。式5.1のピリジル誘導体を、ジクロロエタンなどの適当な溶媒中、mCPBA[メタ−クロロ過安息香酸]などの酸化剤で酸化すると、式5.2の対応するN−オキシドが得られる。次いで、式5.2の中間体を、アセトニトリルなどの溶媒中、TMSCN[シアン化トリメチルシリル]およびトリエチルアミンなどの塩基の存在下で加熱すると、式5.3の中間体が得られる。次いで、式5.5のエチルエステルは、5.3をTHFなどの溶媒中でナトリウムメトキシドに供し、続いて、EtOHおよびHClなどの酸で処理することにより2ステップで5.3から調製することができる。式5.5のエステルは、様々なヘテロ環Xの導入を可能にする用途の広い中間体である。例えば、5.5を、当業者によく知られている方法を使用してヘテロアリールボロン酸との鈴木カップリングに供することができる[Tetrahedron 2002、58、9633〜9695を参照]。あるいは、式5.5の化合物を、直接アリール化アプローチを使用してヘテロ環R
1Xとカップリングさせることができる[J.Org.Chem.2011、DOI:10.1021/jo102081a、およびその中の参考文献を参照]。例えば、5.5を、1,4−ジオキサンなどの溶媒中、アリルパラジウムクロリド二量体などの適当なパラジウム触媒およびK
2CO
3などの塩基の存在下で加熱することにより2−メチル−1,3−オキサゾール[R
1=Meである式5.7]とカップリングさせ、X=オキサゾールおよびR
1=Meである式1.1の中間体を得ることができる。
【0120】
あるいは、式5.5の化合物を、1,4−ジオキサンなどの溶媒中で酢酸カリウムおよびPd(dppf)
2Cl
2・DCMなどのパラジウム触媒の存在下、5,5,5’,5’−テトラメチル−2,2’−ビ−1,3,2−ジオキサボリナンなどのジボロン試薬でのパラジウムを触媒とするクロスカップリングを使用し、対応するボロネート5.6へ変換することができる。次いで、得られる式5.6のボロネート中間体を、ハロゲン化ヘテロアリールでの鈴木カップリングに供すると、式1.1の最終化合物を得ることができる。ヘテロ環Xを導入するための別の方法は、チャン−ラムカップリングの使用を含む[Tetrahedron Lett.2003、44,3863〜3865、およびSynthesis、2008、5、795〜799を参照]。例えば、5.6を、空気の存在下でメタノールなどの溶媒中、酸化銅と共に加熱することにより置換イミダゾール5.8とカップリングさせ、X=イミダゾールである式1.1の中間体を得ることができる。
【0122】
スキーム6は、式Iの化合物を合成するための方法を図示している。その方法は、塩酸などの酸中で式6.1の化合物を加熱し、ピリジノン酸中間体6.2を得ることにより始まる。式6.2の酸を、スキーム1に記載されている化学反応を使用して式1.3のアミノアルコールとのカップリング/環化反応に供すると、式6.3の中間体を得ることができる。次いで、最終化合物、式Iを、スキーム5について詳細に議論されている戦略を使用して6.3からまたはボロネート6.4を介して直接形成することができる。あるいは、ヘテロ環Xが、C−N結合を介してピリジノン環と連結している式Iの化合物は、求核芳香族置換により形成することができる。例えば、トリアゾール6.5を、K
2CO
3などの塩基およびDMSOなどの溶媒の存在下で加熱することにより6.3とカップリングさせ、X=トリアゾールである式Iの最終化合物を得ることができる。
【0124】
式1.3のアミノアルコールカップリングパートナーは、当業者が容易に想定および開発することができる多種多様な合成方法を介して調製することができる。これらは、スキーム7に図示されている方法を包含するが、それらに限定されるものではない。例えば、式1.3のアミノアルコールは、当業者によく知られている多くの手順のうちの1つを使用して式7.1のケトンの式2.2のアミンとの還元アミノ化を行うことにより調製することができる。別の方法は、式7.2のアルデヒドの、式2.2のアミンとの還元アミノ化と、続く、メタノール性HClまたはフッ化テトラブチルアンモニウムでの処理を包含する適当な手順を使用することによるTBS保護基の除去を含む。式1.3のアミノアルコールを合成するための代表的な方法の別の例は、アミン7.3の、式7.4のハライドまたはメシレートでのアルキル化を含む。さらに別の方法は、式2.2のアミンの、2−ブロモアルコール7.5でのアルキル化を含む。
【0125】
実験手順および実施例
下記は、本発明の様々な化合物の合成を例示している。本発明の範囲内にある追加の化合物は、単独でか、または当技術分野において一般的に知られている技法と組み合わせて、これらの実施例に例示されている方法を使用して調製することができる。
【0126】
上に示されている本発明の中間体化合物は、示されている特定のエナンチマーに限定されないばかりでなく、そのすべての立体異性体および混合物を包含することが理解されるであろう。式Iの化合物は、式Iの化合物の中間体を包含することができることも理解されるであろう。
【0127】
実験手順
実験は、一般的に、特に、酸素または水分に敏感な試薬または中間体が用いられる場合、不活性雰囲気(窒素またはアルゴン)下で行った。適切な場合に無水溶媒(一般的に、Aldrich Chemical Company、Milwaukee、WisconsinからのSure−Seal(商標)製品)を包含する市販の溶媒および試薬は、一般的に、さらなる精製なしに使用した。生成物は、一般的に、さらなる反応に続けるか生物学的試験に供する前に真空下で乾燥した。質量分析データは、液体クロマトグラフィー−質量分析(LCMS)、大気圧化学イオン化(APCI)またはガスクロマトグラフィー−質量分析(GCMS)計測器から報告される。核磁気共鳴(NMR)データについての化学シフトは、用いられる重水素化溶媒からの残留ピークを基準とした百万分率(ppm、δ)で表される。
【0128】
他の実施例または方法において手順を参照する合成について、反応条件(反応の長さおよび温度)は、変わることがある。一般に、反応は、薄層クロマトグラフィーまたは質量分析により追跡し、適切な場合に後処理に供した。精製は、実験間で変わることがあり、一般に、溶媒および溶離液/グラジエントのために使用される溶媒比は、適切なR
fまたは保持時間を提供するために選択した。
【0129】
調製
調製1
5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−2−カルボン酸、臭化水素酸塩(P1)
【0130】
【化17】
ステップ1。6−メトキシ−5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)ピリジン−2−カルボン酸メチル(C2)の合成。メタノール(165mL)中の知られている6−ブロモ−2−メトキシ−3−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)ピリジン(C1、T.Kimuraら、米国特許出願公開(2009)、US20090062529A1)(44.2g、165mmol)の溶液に、トリエチルアミン(46mL、330mmol)および[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ジクロロメタン錯体(6.7g、8.24mmol)を加えた。混合物を、窒素で数回脱気した。反応物を、Parr装置中でCO雰囲気下(3バール)、70℃まで加熱した。30分後、圧力は、0.5バールまで落ちた;追加のCOを、圧力が、30分間にわたって一定であるまで加えた。混合物を、室温まで冷却し、セライトのパッドに通して濾過した。セライトパッドを、メタノールで2回洗浄し、合わせた濾液を、減圧下で濃縮した。残渣(88g)を、酢酸エチル(1L)および水(700mL)に溶かし、層を分離した。有機層を、水(200mL)で洗浄し、水層を、酢酸エチル(500mL)で抽出した。合わせた有機層を、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、濃縮すると、表題化合物が得られた。収量:42.6g、175mmol、定量的。
【0131】
ステップ2。5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−2−カルボン酸、臭化水素酸塩(P1)の合成。酢酸(30mL)および臭化水素酸水溶液(48%、30mL)中の6−メトキシ−5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)ピリジン−2−カルボン酸メチル(C2)(3.82g、15.9mmol)の溶液を、4時間にわたって還流状態で加熱した。反応物を、室温まで冷却し、次いで、氷浴中で冷やした;得られた沈殿物を、濾過を介して集め、氷水(30mL)で洗浄した。エタノール(20mL)から再結晶すると、薄黄色の固体として表題化合物が得られた。収量:3.79g、12.6mmol、79%。LCMS m/z 220.1(M+1).
1H-NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ 2.34(br s, 3H), 7.09(d, J=7.4Hz, 1H), 7.88-7.91(m, 1H), 8.07(d,
J=7.6Hz, 1H), 9.58-9.60(m, 1H), 12.6(v br s, 1H).
【0132】
調製2
2−(2−クロロエチル)−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン(P2)
【0133】
【化18】
ステップ1。5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−2−カルボン酸、塩酸塩(C3)の合成。塩酸水溶液(37%、230mL)および1,4−ジオキサン(230mL)中の6−メトキシ−5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)ピリジン−2−カルボキシレート(C2)(34.3g、139mmol)の溶液を、18時間にわたって還流状態で加熱した。室温まで冷却した後、反応物を濾過し、固体を、1,4−ジオキサン(2×100mL)で洗浄した。固体を、メタノール(500mL)と混合し、揮発物を、真空中で除去した。残渣を、15分にわたってメタノール(100mL)と共に撹拌し、1,4−ジオキサン(250mL)を加えた。得られた混合物を、15分にわたって撹拌した;固体を、濾過により集め、1,4−ジオキサンで洗浄すると、ベージュ色の固体として表題化合物が得られた。収量:35.4g、138mmol、99%。
1H NMR(300MHz, DMSO-d
6) δ 2.33(d, J=0.9Hz, 3H), 7.09(d, J=7.5Hz, 1H), 7.84-7.87(m, 1H),
8.04(d, J=7.5Hz, 1H), 9.50(d, J=1.6Hz, 1H).
【0134】
ステップ2。2−(2−クロロエチル)−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン(P2)の合成。炭酸カリウム(195.4g、1414mmol)を、N,N−ジメチルホルムアミド(670mL)中の5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−2−カルボン酸、塩酸塩(C3)(34.5g、135mmol)と2−クロロ−N−(2−クロロエチル)エタンアミン塩酸塩(37.8g、212mmol)の混合物に加え、反応物を、10分にわたって撹拌した。ヘキサフルオロリン酸O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム(HATU、83.5g、219mmol)を加え、撹拌を、さらに3時間と40分にわたって続けた。次いで、反応混合物を、水(4L)中に注ぎ、30分にわたって撹拌した。ジクロロメタン(3×1L)で抽出した後、合わせた有機層を、飽和塩化ナトリウム水溶液(3×3L)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。最後に、DMFの大部分を、メタノール/液体窒素冷却器を使用することにより除去した。残渣を、30分にわたって酢酸エチル(おおよそ50mL)中で撹拌した。固体を、濾過により集め、酢酸エチルおよびペンタンで洗浄すると、黄色の固体として表題化合物が得られた。収量:23.0g、75.0mmol、56%。LCMS m/z 307.1(M+1).
1H-NMR(300MHz, CDCl
3) δ 2.29(br s, 3H), 3.80-3.93(m, 6H), 4.38-4.44(m, 2H), 7.13-7.16(m,
1H), 7.27(d, J=7.6Hz, 1H), 7.45(d, J=7.6Hz, 1H), 8.24(d, J=1.0Hz, 1H).
【0135】
調製3
2−[(2−{2−[2−(トリフルオロメチル)−1,3−チアゾール−4−イル]フェノキシ}エチル)アミノ]エタノール(P3)
【0136】
【化19】
ステップ1。2−[2−(トリフルオロメチル)−1,3−チアゾール−4−イル]フェノール(C4)の合成。エタノール(1.3mL)中の2,2,2−トリフルオロエタンチオアミド(J.H.Hillhouseら、Phosphorus,Sulfur Relat.Elem.1986、26、169〜84の方法により調製することができる)(157mg、1.22mmol)を、エタノール(1.3mL)中の2−ブロモ−1−(2−ヒドロキシフェニル)エタノン(119mg、0.55mmol)の溶液に滴加し、反応物を、一晩にわたって還流した。反応物を、真空中で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:ヘプタン中5%〜20%酢酸エチル)を介して精製すると、表題化合物が得られた。収量:67mg、0.27mmol、49%。LCMS m/z 246.0(M+1).
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 6.95(ddd, J=8, 7, 1Hz, 1H), 7.07(dd, J=8.2, 1.2Hz, 1H), 7.33(ddd,
J=8, 7, 2Hz, 1H), 7.64(dd, J=7.8, 1.6Hz, 1H), 7.81(s, 1H), 10.47(s, 1H).
【0137】
ステップ2。4−[2−(2−ブロモエトキシ)フェニル]−2−(トリフルオロメチル)−1,3−チアゾール(C5)の合成。炭酸セシウム(266mg、0.816mmol)を、アセトニトリル(33mL)中の2−[2−(トリフルオロメチル)−1,3−チアゾール−4−イル]フェノール(C4)(100mg、0.408mmol)および1,2−ジブロモエタン(0.35mL、4.1mmol)の溶液に加え、混合物を、18時間にわたって70℃において加熱した。室温まで冷却した後、反応物を、ジクロロメタンと水の間で分配した;有機層を、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:ヘプタン中10%〜30%酢酸エチル)を介して精製すると、表題化合物が得られた。収量:115mg、0.327mmol、80%。
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 3.78(br dd, J=5.5, 5.5Hz, 2H), 4.48(dd, J=5.7, 5.5Hz, 2H), 6.97(br
d, J=8.4Hz, 1H), 7.13(ddd, J=7.7, 7.4, 1.1Hz, 1H), 7.35(ddd, J=8.3, 7.3, 1.8Hz,
1H), 8.31(dd, J=7.8, 1.8Hz, 1H), 8.37(s, 1H).
【0138】
ステップ3。2−[(2−{2−[2−(トリフルオロメチル)−1,3−チアゾール−4−イル]フェノキシ}エチル)アミノ]エタノール(P3)の合成。4−[2−(2−ブロモエトキシ)フェニル]−2−(トリフルオロメチル)−1,3−チアゾール(C5)(115mg、0.327mmol)と2−アミノエタノール(0.197mL、3.26mmol)の混合物を、3時間にわたって80℃まで加熱した。室温まで冷却した後、反応物を、ジクロロメタンで希釈し、0.5N水酸化ナトリウム水溶液で、次いで、水で洗浄した。有機層を、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮すると、白色の固体として表題化合物が得られた。収量:113mg、定量的。
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 2.88(dd, J=5.2, 5.1Hz, 2H), 3.15(dd, J=5, 5Hz, 2H), 3.68(br dd,
J=5, 5Hz, 2H), 4.25(dd, J=5, 5Hz, 2H), 7.03(br d, J=8.3Hz, 1H), 7.08-7.12(m,
1H), 7.33-7.38(m, 1H), 8.18(s, 1H), 8.21(br d, J=7.9Hz, 1H).
【0139】
調製4
2−({(2S)−1−[4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]プロパン−2−イル}アミノ)エタノール、塩酸塩(P4)
【0140】
【化20】
ステップ1。{(2S)−1−[4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]プロパン−2−イル}カルバミン酸tert−ブチル(C6)の合成。テトラヒドロフラン(50mL)中の[(2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]カルバミン酸tert−ブチル(1.07g、6.11mmol)、4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェノール(1.10g、5.55mmol)およびトリフェニルホスフィン−樹脂(2.80g、8.40mmol)の混合物に、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(DIAD、1.37g、6.66mmol)を滴加した。反応物を、3日にわたって室温において撹拌し、次いで、濾過し、酢酸エチルですすいだ。合わせた濾液を、0.5N水酸化ナトリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(ヘプタン中50%酢酸エチル)を介して精製すると、澄明な黄色の油として表題化合物が得られた。サンプルは、一部の残留アゾジカルボン酸ジイソプロピルを含有し、さらなる精製なしに進めた。収量:2.52g、134%。LCMS m/z 282.0 {[M-(2-メチル-プロパ-1-エン)]+1}.
1H NMR(400MHz, CDCl
3)
δ 1.31(d, J=6.8Hz, 3H), 1.45(s, 9H), 3.98-4.03(m, 2H),
4.04-4.13(m, 1H), 6.95(dd, J=9.2, 4.2Hz, 1H), 7.16-7.22(m, 1H), 7.30(dd, J=8.3,
3.0Hz, 1H).
【0141】
ステップ2。(2S)−1−[4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]プロパン−2−アミン(C7)の合成。メタノール(10mL)中の{(2S)−1−[4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]プロパン−2−イル}カルバミン酸tert−ブチル(C6)(1.87g、5.54mmol)の溶液に、塩化水素の溶液(1,4−ジオキサン中4N、5mL)を加えた。4時間後、反応混合物を、真空中で濃縮した。得られた残渣を、ジクロロメタンに取り、飽和重炭酸ナトリウム水溶液および水で洗浄した。有機層を、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:酢酸エチル中0〜20%メタノール)を介して精製すると、黄色の液体として表題化合物が得られた。収量:785mg、3.31mmol、60%。LCMS m/z 238.1(M+1).
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 1.19(d, J=6.5Hz, 3H), 3.35-3.44(m, 1H), 3.74(dd, J=8.4, 7.4Hz, 1H),
3.94(dd, J=8.5, 4.0Hz, 1H), 6.93(dd, J=9.1, 4.2Hz, 1H), 7.18(br ddd, J=9, 8,
3Hz, 1H), 7.30(dd, J=8.4, 3.1Hz, 1H).
【0142】
ステップ3。(2S)−N−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−1−[4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]プロパン−2−アミン(C8)の合成。ジクロロメタン(15mL)中の(2S)−1−[4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]プロパン−2−アミン(C7)(785mg、3.31mmol)の溶液に、{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}アセトアルデヒド(577mg、3.31mmol)を加えた。2時間後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムを、少しずつ加えた。反応混合物を、一晩にわたって室温において撹拌し、次いで、ジクロロメタンに取り、飽和重炭酸ナトリウム水溶液および水で洗浄した。有機層を、真空中で濃縮し、次いで、シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:酢酸エチル中0〜7%メタノール)を介して精製すると、澄明な液体として表題化合物が得られた。収量:466mg、1.18mmol、36%。LCMS m/z 396.2(M+1).
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 0.07(s, 6H), 0.90(s, 9H), 1.19(d, J=6.4Hz, 3H), 2.73-2.86(m, 2H),
3.11-3.19(m, 1H), 3.74(dd, J=5.6, 5.4Hz, 2H), 3.92(d, J=5.5Hz, 2H), 6.94(dd,
J=9.0, 4.0Hz, 1H), 7.15-7.21(m, 1H), 7.29(dd, J=8.4, 3.1Hz, 1H).
【0143】
ステップ4。2−({(2S)−1−[4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]プロパン−2−イル}アミノ)エタノール、塩酸塩(P4)の合成。メタノール(5mL)中の(2S)−N−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−1−[4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]プロパン−2−アミン(C8)(460mg、1.16mmol)の溶液に、塩化水素の溶液(ジオキサン中4N、2mL)を加えた。4時間後、反応混合物を、真空中で濃縮すると、澄明なガムとして表題化合物が得られた。収量:398mg、100%。LCMS m/z 282.0(M+1).
1H NMR(400MHz, CD
3OD) δ 1.51(d, J=6.8Hz, 3H), 3.28-3.32(m, 2H, 推定; 溶媒ピークにより著しく不明確), 3.80-3.87(m, 1H), 3.84(dd, J=5.3, 5.2Hz, 2H), 4.29(dd, ABXパターンの半分, J=10.6, 5.8Hz, 1H), 4.38(dd, ABXパターンの半分,
J=10.6, 4.0Hz, 1H), 7.30(dd, J=9.0, 4.2Hz, 1H), 7.38-7.45(m, 2H).
【0144】
調製5
2−[3−(トリフルオロメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]フェノール(P5)
【0145】
【化21】
ステップ1。4,4,4−トリフルオロ−1−(2−メトキシフェニル)ブタン−1,3−ジオン(C9)の合成。1,2−ジメトキシエタン(4mL)中の水素化ナトリウム(鉱油中60%、202mg、8.0mmol)の懸濁液に、トリフルオロ酢酸エチル(954μL、8.0mmol)と、続いて、1−(2−メトキシフェニル)エタノン(552μL、4.0mmol)を滴加し、反応物を、15分にわたってマイクロ波中で160℃まで加熱した。塩酸水溶液(1N、20mL)を加え、混合物を、tert−ブチルメチルエーテル(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層を、硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:ヘプタン中0%〜10%tert−ブチルメチルエーテル)を介して精製すると、赤色の固体として表題化合物が得られた。収量:933mg、3.79mmol、95%。GCMS m/z 246(M
+).
1H NMR(400MHz, CDCl
3)
δ 3.96(s, 3H), 6.99(s, 1H), 7.02(br d, J=8.5Hz, 1H),
7.08(ddd, J=8, 7, 1.0Hz, 1H), 7.55(ddd, J=8.4, 7.4, 1.8Hz, 1H), 7.99(dd, J=7.9,
1.9Hz, 1H).
【0146】
ステップ2。5−(2−メトキシフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1,2−オキサゾール(C10)の合成。エタノール(10mL)中の4,4,4−トリフルオロ−1−(2−メトキシフェニル)ブタン−1,3−ジオン(C9)(933mg、3.79mmol)とヒドロキシルアミン塩酸塩(798mg、11.4mmol)の混合物を、3時間にわたって窒素下で還流し、次いで、室温まで冷却した。反応物を、真空中で濃縮し、水(30mL)で処理し、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層を、硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:ヘプタン中0%〜20%酢酸エチル)を介して精製すると、黄色の油として表題化合物が得られた。収量:502mg、2.06mmol、54%。GCMS m/z 243(M
+).
1H NMR(400MHz, CDCl
3)
δ 4.00(s, 3H), 7.01(s, 1H), 7.05(dd, J=8.4, 0.9Hz, 1H),
7.11(ddd, J=7.8, 7.4, 1.1Hz, 1H), 7.48(ddd, J=8.4, 7.4, 1.8Hz, 1H), 8.00(dd,
J=7.8, 1.7Hz, 1H).
【0147】
ステップ3。2−[3−(トリフルオロメチル)−1,2−オキサゾール−5−イル]フェノール(P5)の合成。−78℃まで冷却したジクロロメタン(20mL)中の5−(2−メトキシフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1,2−オキサゾール(C10)(502mg、2.06mmol)とヨウ化テトラ−n−ブチルアンモニウム(915mg、2.48mmol)の混合物に、三塩化ホウ素(ジクロロメタン中1M、4.95mL、4.95mmol)を加えた。反応物を、24時間にわたって室温において撹拌し、次いで、−78℃まで冷却したら直ぐに、メタノール(3mL)と、続いて、水(30mL)をゆっくりと加えた。混合物を、ジクロロメタン(2×10mL)で抽出し、合わせた有機層を、硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:ヘプタン中0%〜20%tert−ブチルメチルエーテル)を介して精製すると、白色の固体として表題化合物が得られた。収量:283mg、1.23mmol、60%。
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 5.94(s, 1H), 6.96(br d, J=8.2Hz, 1H), 7.02(s, 1H), 7.09(br dd, J=8,
8Hz, 1H), 7.39(ddd, J=8, 8, 1.6Hz, 1H), 7.89(dd, J=7.9, 1.7Hz, 1H).
【0148】
調製6
4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1,3−ベンゾチアゾール−7−オール(P6)
【0149】
【化22】
ステップ1。1−(2−フルオロ−5−メトキシフェニル)チオ尿素(C11)の合成。アセトン(350mL)中のイソチオシアン酸ベンゾイル(20.20g、123.9mmol)の溶液に、60℃において、アセトン(60mL)中の2−フルオロ−5−メトキシアニリン(15.90g、112.6mmol)の溶液を加えた。反応混合物を、2時間にわたって還流し、室温まで冷却した。溶液を、おおよそ100mLの体積まで濃縮し、次いで、氷水(900mL)中に注いだ。得られた沈殿物を集め、水およびヘキサンで洗浄し、真空下で40℃において乾燥した。次いで、それを、80℃において水(300mL)中の水酸化ナトリウム(15.00g、375.0mmol)の溶液中に加えた。加熱を、2時間にわたって続けた。反応物を、室温まで冷却した後、pHを、濃塩酸で10に調整した。沈殿物を、濾過により集め、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×250mL)、水(2×250mL)およびヘキサン(2×250mL)で洗浄すると、白色の固体として表題化合物が得られた。収量:17.40g、86.9mmol、77%。
1H NMR(300MHz, CDCl
3) δ 3.86(s, 3H), 6.13(br s, 1H), 6.82(m, 1H), 6.90(m, 1H), 7.13(m, 1H),
7.63(br s, 1H).
【0150】
ステップ2。4−フルオロ−7−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−アミン(C12)の合成。クロロホルム(160mL)中の1−(2−フルオロ−5−メトキシフェニル)チオ尿素(C11)(17.30g、86.40mmol)の懸濁液に、0℃において、臭素(4.44mL、86.4mmol)を滴加した。反応混合物を、30分にわたって室温において撹拌し、次いで、18時間にわたって還流状態まで加熱した。それを、過剰の重炭酸ナトリウムを含有する氷水(1.0L)中に注いだ。得られた沈殿物を、濾過により集め、水およびヘキサンで洗浄すると、白色の固体として表題化合物が得られた。収量:15.40g、77.69mmol、90%。
1H NMR(300MHz, DMSO-d
6): δ 3.84(s, 3H), 6.60(m, 1H), 7.03(m, 1H), 7.73(s, 2H),
【0151】
ステップ3。4−フルオロ−7−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール(C13)の合成。1,4−ジオキサン(700mL)中の4−フルオロ−7−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−アミン(C12)(15.40g、77.69mmol)の溶液に、亜硝酸イソアミル(15.0mL、111.6mmol)を加えた。反応混合物を、18時間にわたって85℃において撹拌し、次いで、室温まで冷却した。溶媒を、真空中で除去し、精製を、シリカゲルクロマトグラフィー(溶離液:1:1ジクロロメタン/ヘキサン)で行うと、黄色の固体として表題化合物が得られた。収量:12.0g、65.5mmol、84%。
1H NMR(300MHz, CDCl
3) δ 3.98(s, 3H), 6.77(m, 1H), 7.16(m, 1H), 8.98(s, 1H).
【0152】
ステップ4。4−フルオロ−1,3−ベンゾチアゾール−7−オール(C14)の合成。ジクロロメタン(250mL)中の4−フルオロ−7−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール(C13)(10.50g、57.30mmol)の溶液に、室温において一度に塩化アルミニウム(30.56g、229.2mmol)を加えた。反応混合物を、12時間にわたって撹拌し、追加の塩化アルミニウム(30.56g、229.2mmol)を加えた。さらに12時間後、反応混合物を、氷水(1.0L)中に注いだ。得られた沈殿物を、濾過により集め、水で、および1:1ジクロロメタン/ヘキサンで洗浄すると、黄色の固体として表題化合物が得られた。収量:6.60g、39.0mmol、68%。融点:165〜167℃。LCMS m/z 170.4(M+1).
1H NMR(300MHz, DMSO-d
6) δ 6.82(m, 1H), 7.21(m, 1H), 9.37(s, 1H), 10.57(s, 1H).
【0153】
ステップ5。3−アミノ−4−フルオロ−2−スルファニルフェノール(C15)の合成。エタノール(20mL)中の4−フルオロ−1,3−ベンゾチアゾール−7−オール(C14)(2.02g、11.93mmol)の溶液を、ヒドラジン一水和物(12.7mL、167mmol)で処理し、1時間にわたって80℃において撹拌した。反応物を、真空中で濃縮し、下記のステップにおいて直接使用した。
【0154】
ステップ6。4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1,3−ベンゾチアゾール−7−オール(P6)の合成。トリフルオロ酢酸(20mL)中の粗製の3−アミノ−4−フルオロ−2−スルファニルフェノール(C15)(ステップ1)とポリリン酸トリメチルシリルエステル(10mL)を含有する混合物を、18時間にわたって95℃において撹拌した。室温まで冷却した後、反応物を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で処理し、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層を、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:ヘプタン中0%〜30%tert−ブチルメチルエーテル)を介して精製すると、固体として表題化合物が得られた。収量:1.66g、7.0mmol、59%。GCMS m/z 237(M
+).
1H NMR(400MHz, CD
3OD)
δ 6.90(dd, J=8.7, 3.3Hz, 1H), 7.21(dd, J=10.2, 8.7Hz,
1H).
【0155】
調製7
2−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−4−フルオロフェノール(P7)
【0156】
【化23】
ステップ1。2−エテニル−4−フルオロフェノール(C16)の合成。窒素を、30分にわたって1,2−ジメトキシエタン(15mL)中の2−ブロモ−4−フルオロフェノール(1.6g、8.38mmol)、無水ビニルボロン酸ピリジン錯体(95%、806mg、3.35mol)および炭酸カリウム(1.17g、8.38mmol)の混合物に通気した。この混合物に、パラジウムテトラキス(トリフェニルホスフィン)(97.2mg、0.084mmol)を加えた。反応物を、16時間にわたって90℃において撹拌した。水(50mL)を加え、混合物を、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を、水酸化ナトリウム水溶液(1N、100mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:ヘプタン中0%〜30%酢酸エチル)を介して精製すると、白色の固体として表題化合物が得られた。収量:1.03g、7.46mmol、89%。
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 4.91(br s, 1H), 5.41(dd, J=11.1, 1.0Hz, 1H), 5.74(dd, J=17.6,
1.0Hz, 1H), 6.74(dd, J=8.8, 4.7Hz, 1H), 6.82-6.95(m, 2H), 7.10(dd, J=9.5,
3.0Hz, 1H).
【0157】
ステップ2。ベンジル2−エテニル−4−フルオロフェニルエーテル(C17)の合成。アセトン(35mL)中の2−エテニル−4−フルオロフェノール(C16)(1.03g、7.46mmol)と炭酸カリウム(3.12g、22.4mmol)の混合物を、臭化ベンジル(1.78mL、14.9mmol)で処理し、3時間にわたって還流状態で撹拌した。混合物を、真空中で濃縮し、酢酸エチル(100mL)を加え、混合物を、水(2×50mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(50mL)で洗浄した。有機層を、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:ヘプタン中0%〜15%酢酸エチル)を介して精製すると、無色の油として表題化合物が得られた。収量:1.64g、7.23mmol、97%。GCMS m/z 228(M
+).
1H NMR(400MHz, CDCl
3)
δ 5.08(s, 2H), 5.33(dd, J=11.1, 1.0Hz, 1H), 5.76(dd,
J=17.8, 1.0Hz, 1H), 6.85-6.95(m, 2H), 7.11(ddd, J=17.8, 11.1, 1.5Hz, 1H),
7.23(dd, J=9.4, 2.9Hz, 1H), 7.33-7.48(m, 5H).
【0158】
ステップ3。3−[2−(ベンジルオキシ)−5−フルオロフェニル]−2,2−ジクロロシクロブタノン(C18)の合成。亜鉛−銅カップル(1.71g、13.1mmol)を、ジエチルエーテル(15mL)中のベンジル2−エテニル−4−フルオロフェニルエーテル(C17)(1.0g、4.38mmol)の溶液に加えた。この混合物に、ジエチルエーテル(5mL)中のオキシ塩化リン(446μL、4.82mmol)と塩化トリクロロアセチル(978μL、8.76mmol)の混合物を滴加した。混合物を、2時間にわたって40℃において撹拌し、室温まで冷却し、さらに18時間にわたって撹拌した。溶液を、セライトに通して濾過し、濾液を、水(2×100mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮すると、無色の油として表題化合物が得られた。収量:1.4g、4.13mmol、94%。
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 3.57(dd, ABXパターンの半分, J=18.0, 10.5Hz, 1H),
3.65(dd, ABXパターンの半分, J=18.0, 9.4Hz, 1H), 4.49(dd,
J=10.1, 9.8Hz, 1H), 5.14(AB四重線, J
AB=12.0Hz, Δν
AB=12.2Hz, 2H), 6.91-6.95(m, 2H),
7.01(ddd, J=9.0, 7.8, 2.9Hz, 1H), 7.32-7.44(m, 3H), 7.45-7.49(m, 2H).
【0159】
ステップ4。3−[2−(ベンジルオキシ)−5−フルオロフェニル]シクロブタノン(C19)の合成。酢酸(25mL)中の3−[2−(ベンジルオキシ)−5−フルオロフェニル]−2,2−ジクロロシクロブタノン(C18)(1.4g、4.14mmol)と亜鉛末(1.08g、16.5mmol)の混合物を、2時間にわたって室温において、次いで、1.25時間にわたって100℃において撹拌した。混合物を、セライトに通して濾過し、濾液を、水(50mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(50mL)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:ヘプタン中0%〜30%酢酸エチル)を介して精製すると、無色の油として表題化合物が得られた。収量:674mg、2.49mmol、60%。LCMS m/z 179.4 [M-(C
7H
7)].
1H
NMR(400MHz, CDCl
3) δ 3.22-3.31(m, 2H),
3.36-3.46(m, 2H), 3.75-3.85(m, 1H), 5.08(s, 2H), 6.87-6.95(m, 2H), 6.99(dd,
J=9.2, 2.7Hz, 1H), 7.33-7.44(m, 5H).
【0160】
ステップ5。ベンジル2−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−4−フルオロフェニルエーテル(C20)の合成。−78℃まで冷却したジクロロメタン(20mL)中の3−[2−(ベンジルオキシ)−5−フルオロフェニル]シクロブタノン(C19)(600mg、2.22mmol)の溶液を、5分間にわたって(ジエチルアミノ)硫黄トリフルオリド(753mg、4.44mmol)で処理した。混合物を、30分にわたって−78℃において撹拌したら直ぐに、室温まで温め、撹拌を、16時間にわたって続けた。混合物を、−78℃まで冷却し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)を加えた。混合物を、室温まで温め、追加の飽和重炭酸ナトリウム水溶液(50mL)を加え、続いて、ジクロロメタン(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を、飽和塩化ナトリウム水溶液(50mL)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:ヘプタン中0%〜25%酢酸エチル)を介して精製すると、無色の油として望ましい表題化合物が得られた。収量:315mg、108mmol、48%。GCMS m/z 292(M
+).
1H NMR(400MHz, CDCl
3)
δ 2.58-2.73(m, 2H), 2.90-3.03(m, 2H), 3.53-3.64(m, 1H),
5.06(s, 2H), 6.83-6.94(m, 3H), 7.34-7.45(m, 5H).
【0161】
ステップ6。2−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−4−フルオロフェノール(P7)の合成。エタノール(15mL)中のベンジル2−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−4−フルオロフェニルエーテル(C20)(60mg、0.20mmol)の混合物を、パラジウム(50mg、0.47mmol)で処理し、2時間にわたって室温においてParr水素化デバイス(50psi)上で振盪した。混合物を、セライトに通して濾過し、真空中で濃縮すると、黄色の油として表題化合物が得られた。収量:20mg、0.065mmol、100%。GCMS m/z 202(M
+).
1H NMR(400MHz, CDCl
3)
δ 2.60-2.78(m, 2H), 2.92-3.07(m, 2H), 3.46-3.58(m, 1H),
6.61-6.95(m, 3H).
【0162】
調製8
2−[2−(2−ブロモフェノキシ)エチル]−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン(P8)
【0163】
【化24】
ステップ1。1−ブロモ−2−(2−ブロモエトキシ)ベンゼン(C21)の合成。アセトニトリル(50mL)中の2−ブロモフェノール(3.50g、20.23mmol)、1,2−ジブロモエタン(19.00g、101mmol)、および炭酸カリウム(7.06g、2.92mmol)の懸濁液を、80℃まで加熱した。一晩にわたって加熱した後、反応混合物を、室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈し、水および飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、濾液を、真空中で濃縮すると、澄明な油として表題化合物が得られた。収量:6.36g、100%。
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 3.69(dd, J=6.6, 6.4Hz, 2H), 4.35(dd, J=6.7, 6.4Hz, 2H),
6.87-6.94(m, 2H), 7.25-7.30(m, 1H), 7.56(dd, J=7.9, 1.6Hz, 1H).
【0164】
ステップ2。2−{[2−(2−ブロモフェノキシ)エチル]アミノ}エタノール(C22)の合成。2−プロパノール(50mL)中の1−ブロモ−2−(2−ブロモエトキシ)ベンゼン(C21)(5.66g、20.22mmol)および2−アミノエタノール(12.30g、202mmol)の溶液を、80℃まで加熱した。一晩にわたって加熱した後、反応混合物を、室温まで冷却し、真空中で濃縮した。得られた残渣を、ジクロロエタンに取り、飽和重炭酸ナトリウム水溶液および水で洗浄した。有機層を、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、濾液を、真空中で濃縮すると、澄明な黄色の油として表題化合物が得られた。収量:5.12g、20.18mmol、97%。LCMS m/z 259.9(M+1).
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 2.88(dd, J=5.3, 5.1Hz, 2H), 3.08(dd, J=5.1, 5.1Hz, 2H), 3.67(dd,
J=5.3, 5.3Hz, 2H), 4.14(dd, J=5.1, 5.1Hz, 2H), 6.85(ddd, J=7.6, 7.6, 1.3Hz,
1H), 6.91(dd, J=8.2, 1.2Hz, 1H), 7.26(ddd, J=8.2, 7.6, 1.5Hz, 1H), 7.54(dd,
J=8.0, 1.6Hz, 1H).
【0165】
ステップ3。2−[2−(2−ブロモフェノキシ)エチル]−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン(P8)の合成。ジクロロメタン(50mL)中の化合物P1(1.5g、5.0mmol)、2−{[2−(2−ブロモフェノキシ)エチル]アミノ}エタノール(C22)(1.95g、7.5mmol)、ヘキサフルオロリン酸O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム(HATU、6.46g、12mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.5g、27mmol)の混合物を、24時間にわたって撹拌した。反応物を、水中に注ぎ、水相を、ジクロロメタン(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。残渣を、酢酸エチル(10mL)で処理し、濾過し、集めた固体を、酢酸エチルで洗浄すると、黄色の固体として表題化合物が得られた。収量:1.5g、3.4mmol、68%。LCMS m/z 442.9(M+1).
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ 2.15(s, 3H), 3.88-3.96(m, 4H), 4.24-4.30(m, 4H), 6.90(dd, J=8, 8Hz,
1H), 7.08(d, J=7.8Hz, 1H), 7.15(br d, J=8Hz, 1H), 7.34(dd, J=8, 8Hz, 1H),
7.40(br s, 1H), 7.58(br d, J=8Hz, 1H), 7.78(d, J=7.9Hz, 1H), 8.25(s, 1H).
【0166】
調製9
2−(トリフルオロメチル)−1,3−ベンゾチアゾール−7−オール(P9)
【0167】
【化25】
ステップ1。2−ブロモ−3−メトキシアニリン(C23)の合成。鉄(1.94g、34mmol)を、エタノール(18mL)および濃塩酸(1mL)中の2−ブロモ−1−メトキシ−3−ニトロベンゼン(2.50g、10.77mmol)の溶液に加え、反応物を、1.5時間にわたって還流状態で加熱した。混合物を、室温まで冷却し、セライトに通して濾過し、真空中で濃縮すると、固体として表題化合物が得られた。収量:2.57g、10.77mmol、100%。LCMS m/z 202.1(M+1).
1H NMR(400MHz, CD
3OD) δ 3.77(s, 3H), 6.30(d, J=8.0Hz, 1H), 6.43(d, J=8.0Hz, 1H), 6.98(dd,
J=8.0, 8.0Hz, 1H).
【0168】
ステップ2。N−(2−ブロモ−3−メトキシフェニル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(C24)の合成。無水トリフルオロ酢酸(3.0mL、22mmol)を、−78℃においてジクロロメタン(30mL)中の2−ブロモ−3−メトキシアニリン(C23)(2.57g、10.77mmol)およびトリエチルアミン(4.51mL、32.3mmol)の溶液に加えた。反応物を、室温まで温め、撹拌を、18時間にわたって続けたら直ぐに、混合物を、水(40mL)中に注ぎ、ジクロロメタン(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を、硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:ヘキサン中0%〜30%メチルtert−ブチルエーテル)を介して精製すると、無色の固体として表題化合物が得られた。収量:2.97g、9.96mmol、92%。GCMS m/z 297, 299(M
+).
1H NMR(400MHz, CDCl
3)
δ 3.94(s, 3H), 6.81(dd, J=8.4, 1.2Hz, 1H), 7.35(dd,
J=8.4, 8.3Hz, 1H), 7.97(dd, J=8.3, 1.3Hz, 1H), 8.59(br s, 1H).
【0169】
ステップ3。N−(2−ブロモ−3−メトキシフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタンチオアミド(C25)の合成。1,4−ジオキサン(13mL)中のN−(2−ブロモ−3−メトキシフェニル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(C24)(776mg、2.6mmol)およびローソン試薬(1.07g、2.6mmol)の溶液を、一晩にわたって135℃まで加熱した。混合物を、室温まで冷却し、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:ヘプタン中0%〜20%酢酸エチル)を介して精製すると、油として表題化合物が得られた。収量:839mg、2.60mmol、定量的。LCMS m/z 314.0(M+1).
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 3.95(s, 3H), 6.92(dd, J=8.3, 1.1Hz, 1H), 7.39(dd, J=8.4, 8.3Hz,
1H), 8.28(dd, J=8.2, 0.8Hz, 1H), 9.75(br s, 1H).
【0170】
ステップ4。7−メトキシ−2−(トリフルオロメチル)−1,3−ベンゾチアゾール(C26)の合成。1,2−ジメトキシエタン(11.9mL)中のN−(2−ブロモ−3−メトキシフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタンチオアミド(C25)(748mg、2.38mmol)の溶液に、1,10−フェナントロリン(88.4mg、0.48mmol)、炭酸セシウム(1.55g、4.76mmol)、およびヨウ化銅(45.3mg、0.24mmol)を加えた。窒素を、30分にわたって反応物に通気し、反応物を、48時間にわたって80℃まで加熱した。混合物を、室温まで冷却し、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:ヘキサン中0%〜30%ジエチルエーテル)を介して精製すると、無色の固体として表題化合物が得られた。収量:398mg、1.71mmol、72%。GCMS m/z 233(M
+).
1H NMR(400MHz, CDCl
3)
δ 4.03(s, 3H), 6.97(br d, J=7.9Hz, 1H), 7.56(dd, J=8.3,
8.0Hz, 1H), 7.82(dd, J=8.3, 0.6Hz, 1H).
【0171】
ステップ5。2−(トリフルオロメチル)−1,3−ベンゾチアゾール−7−オール(P9)の合成。ジクロロメタン(10mL)中の7−メトキシ−2−(トリフルオロメチル)−1,3−ベンゾチアゾール(C26)(398mg、1.71mmol)の溶液を、−78℃において、三臭化ホウ素(ジクロロメタン中1M、3.41mL、3.41mmol)で処理し、室温まで温め、18時間にわたって撹拌した。メタノール(3.0mL)を、−78℃において混合物に加え、混合物を、室温まで温めた。水(30mL)を加え、混合物を、ジクロロメタン(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層を、硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:ヘプタン中0%〜20%メチルtert−ブチルエーテル)を介して精製すると、無色の固体として表題化合物が得られた。収量:251mg、1.15mmol、67%。GCMS m/z 219(M
+).
1H NMR(400MHz, CDCl
3)
δ 6.44(br s, 1H), 6.95(d, J=7.8Hz, 1H), 7.47(dd, J=8.2,
8.0Hz, 1H), 7.82(d, J=8.2Hz, 1H).
【0172】
調製10
2’−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3,4’−ビピリジン−6−カルボン酸、塩酸塩(P10)
【0173】
【化26】
ステップ1。3−ブロモ−2−クロロピリジン1−オキシド(C27)の合成。1,2−ジクロロエタン(600mL)中の3−ブロモ−2−クロロピリジン(50g、0.26mol)および3−クロロ過安息香酸(70〜75%水で濡れた;67.3g、0.39mol)の溶液を、7時間にわたって還流下で加熱した。次いで、反応物を、おおよそ200mLの体積まで減圧下で濃縮し、シリカゲル上のクロマトグラフィー(グラジエント:ヘプタン中80%〜100%酢酸エチルと、続いて、酢酸エチル中5%〜10%メタノール)により精製すると、茶色の固体として表題化合物が得られた。収量:32.9g、0.158mol、61%。LCMS m/z 210.0(M+1).
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 7.09(dd, J=7.8, 6.9Hz, 1H), 7.52(d, J=8.2Hz, 1H), 8.33(d, J=6.4Hz,
1H).
【0174】
ステップ2。5−ブロモ−6−クロロピリジン−2−カルボニトリル(C28)の合成。シアン化トリメチルシリル(19mL、0.15mol)を、アセトニトリル(400mL)中の3−ブロモ−2−クロロピリジン1−オキシド(C27)(31.6g、0.152mol)およびトリエチルアミン(63.4mL、0.46mol)の撹拌した溶液に加えた。反応混合物を、2時間にわたって50℃まで加熱した。次いで、それを、室温まで冷却し、追加のシアン化トリメチルシリル(19mL、0.15mol)を加えた。反応混合物を、1.5時間にわたって50℃において加熱した後、最終部分のシアン化トリメチルシリル(28.5mL、0.23mol)を加え、反応物を、3日にわたって還流状態で加熱した。ジクロロメタン(2L)で希釈した後、反応物を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(800mL)で、次いで、水(1L)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:ヘプタン中20%〜25%酢酸エチル)を介して精製すると、黄色の固体として表題化合物が得られた。収量:14.92g、68.6mmol、45%。
【0175】
反応を、アシル化剤塩化ジメチルカルバモイルを使用しても行った。ジクロロメタン(23mL)中の塩化ジメチルカルバモイル(12.9mL、0.14mol)の溶液を、ジクロロメタン(200mL)中の3−ブロモ−2−クロロピリジン1−オキシド(C27)(11.23g、53.9mmol)およびシアン化トリメチルシリル(17.5mL、0.14mol)の撹拌した溶液に滴加した。反応混合物を、3日にわたって還流下で加熱し、次いで、ジクロロメタン(450mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×200mL)で、次いで、水(200mL)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:ヘプタン中15%〜20%酢酸エチル)を介して精製すると、灰色がかった白色の固体としてシアン化ジメチルカルバモイルが混入した表題化合物(12.73g、100%)が得られた。不純物を、水酸化ナトリウム水溶液(2N)で繰り返し洗浄することおよびシリカゲル上の2回目のクロマトグラフィーにより減らした。不純物を完全に除去することはできなかったが、材料を、いかなる有害な影響もなしに次のステップで使用した。収量:7.83g、36.0mmol、67%。
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 7.52(d, J=7.8Hz, 1H), 8.12(d, J=7.8Hz, 1H).
【0176】
ステップ3。メチル5−ブロモ−6−メトキシピリジン−2−カルボキシイミドエート(carboxiimidoate)(C29)の合成。水素化ナトリウム(鉱油中60%分散液、3.57g、93.8mmol)を、アルゴン下でテトラヒドロフラン(123mL)中のメタノール(7.1mL)の撹拌した溶液に20分間かけて少しずつ加えた;次いで、反応物を、さらに55分にわたって撹拌した。次いで、テトラヒドロフラン(71mL)中の5−ブロモ−6−クロロピリジン−2−カルボニトリル(C28)(8.16g、37.5mmol)の溶液を滴加し、反応混合物を、18時間にわたって撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液(200mL)でクエンチした後、混合物を、酢酸エチル(2×400mL)で抽出した。合わせた有機層を、飽和塩化ナトリウム水溶液(200mL)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮すると、オレンジ色の固体として粗製の表題化合物(9.42g、定量的)が得られ、これは、シリカゲル上で不安定であることが判明したことから、さらなる精製なしに次のステップで使用した。LCMS m/z 247.1(M+1).
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 3.99(s, 3H), 4.09(s, 3H), 7.32(d, J=7.8Hz, 1H), 7.90(d, J=7.8Hz,
1H).
【0177】
ステップ4。5−ブロモ−6−メトキシピリジン−2−カルボン酸メチル(C30)の合成。メタノール(66mL)および濃塩酸(6.6mL)中のメチル5−ブロモ−6−メトキシピリジン−2−カルボキシイミドエート(C29)(9.42g、38.4mmol)の撹拌した溶液を、18時間にわたって還流下で加熱した。反応物を、減圧下で乾固状態まで濃縮した。得られた固体を、ジクロロメタン(500mL)に溶かし、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(250mL)で洗浄した。水相を、ジクロロメタン(200mL)で抽出し、合わせた有機物を、水(250mL)で、飽和塩化ナトリウム水溶液(250mL)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下で濃縮すると、表題化合物が得られた。反応を、追加の材料(1.65g、6.73mmol)で繰り返し、同様に後処理し、第一の反応物と合わせ、シリカゲルクロマトグラフィー(溶離液:ヘプタン中10%酢酸エチル)により精製すると、黄色の固体として表題化合物が得られた。収量:4.48g、18.2mmol、40%。LCMS m/z 246.1(M+1).
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 3.97(s, 3H), 4.11(s, 3H), 7.59(d, J=7.8Hz, 1H), 7.93(d, J=7.8Hz,
1H).
【0178】
ステップ5。6−メトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−カルボン酸メチル(C31)の合成。[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ジクロロメタンとの錯体(740mg、0.91mmol)を、アルゴン下で室温においてジオキサン(150mL)中の5−ブロモ−6−メトキシピリジン−2−カルボン酸メチル(C30)(7.42g、30.2mmol)、4,4,4’,4’5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ−1,3,2−ジオキサボロラン(9.19g、36.2mmol)および酢酸カリウム(8.88g、90.5mmol)の脱気した混合物に一度に加え、反応物を、18時間にわたって100℃において加熱した。混合物を、室温まで冷却し、セライトに通して濾過し、酢酸エチル(400mL)で洗浄し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:ヘプタン中15%〜35%酢酸エチル)により、無色の油として表題化合物が得られ、これは、放置すると固化し、白色の結晶性の固体が形成した。収量:7.14g、24.4mmol、81%。LCMS m/z 212.1(ボロン酸対応のM+1).
1H
NMR(400MHz, CDCl
3) δ 1.37(s, 12H), 3.97(s,
3H), 4.06(s, 3H), 7.67(d, J=7.3Hz, 1H), 8.09(d, J=7.3Hz, 1H).第二クロップの材料(1.13g、13%)も、精製から得られた;これは、NMR分析により少量の不純物を含有していた。
【0179】
ステップ6。2−メトキシ−2’−メチル−3,4’−ビピリジン−6−カルボン酸メチル(C32)の合成。脱気した1,2−ジメトキシエタン(60mL)および水(0.5mL)を、4−ブロモ−2−メチルピリジン(1.20g、6.98mmol)、6−メトキシ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−カルボン酸メチル(C31)(3.07g、10.5mmol)、リン酸カリウム(4.44g、20.9mmol)、およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.81g、0.70mmol)を装入したフラスコに加えた。混合物を、18時間にわたって80℃まで加熱し、次いで、室温まで冷却し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル)により、固体が得られ、これを、酢酸エチルとヘプタンの1:5混合物で2回トリチュレートすると、白色の固体として表題化合物が得られた。収量:1.68g、6.50mmol、93%。LCMS m/z 259.1(M+1).
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 2.63(s, 3H), 4.00(s, 3H), 4.09(s, 3H), 7.32(br d, J=5.5Hz, 1H), 7.36(br
s, 1H), 7.79(AB四重線, J
AB=7.3Hz, Δν
AB=24.1Hz, 2H), 8.57(d, J=5.0Hz, 1H).
【0180】
ステップ7。2’−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3,4’−ビピリジン−6−カルボン酸、塩酸塩(P10)の合成。2−メトキシ−2’−メチル−3,4’−ビピリジン−6−カルボン酸メチル(C32)(1.25g、4.84mmol)を、ジオキサン(40mL)および塩酸水溶液(37%、40mL)に溶かし、18時間にわたって還流状態まで加熱した。反応物を冷却し、乾固状態まで濃縮し、トルエンおよびメタノールと共沸し、乾固状態まで再び濃縮した。このプロセスを、2回繰り返し、得られた固体を、酢酸エチル/ヘプタン/メタノールの1:2:0.5混合物で3回トリチュレートすると、黄色の固体として表題化合物が得られた。収量:1.30g、4.87mmol、定量的。LCMS m/z 231.1(M+1).
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ 2.76(s, 3H), 7.08(d, J=7.3Hz, 1H), 8.24(d, J=7.3Hz, 1H),
8.31-8.38(m, 2H), 8.76(d, J=6.0Hz, 1H), 12.2(v br s, 1H).
【0181】
調製11
4−(4−クロロ−1H−イミダゾール−1−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−2−カルボン酸、塩酸塩(P11)
【0182】
【化27】
ステップ1。4−クロロ−1H−イミダゾール(C33)の合成。N,N−ジメチルホルムアミド中の1H−イミダゾール(22.1g、324mmol)の溶液に、0℃においてN,N−ジメチルホルムアミド中のN−クロロスクシンイミド(25g、190mmol)の溶液を滴加(4時間かけて)した(合計溶媒、160mL)。反応物を、1時間にわたって0℃において撹拌したら直ぐに、水(200mL)を、0℃において加えた。混合物を、酢酸エチル(3×50mL)で抽出し、合わせた有機層を、真空中で濃縮した。精製を、超臨界流体クロマトグラフィー(カラム:Princeton Cyano、5μm;溶離液:15:85メタノール/二酸化炭素)を使用して行った。得られた材料を、シリカゲルクロマトグラフィー(移動相A:酢酸エチル;移動相B:[ジクロロメタン中20%(メタノール中2Mアンモニア)];グラジエント:0%〜10%B)を使用して再び精製すると、白色の固体として表題化合物が得られた。収量:2.45g、23.9mmol、12%。GCMS m/z 102, 104(M
+).
1H NMR(400MHz, CDCl
3)
δ 7.00(d, J=1.2Hz, 1H), 7.57(br s, 1H), 11.3(v br s,
1H).
【0183】
ステップ2。4−(4−クロロ−1H−イミダゾール−1−イル)−6−メトキシピリジン−2−カルボン酸エチル(C34)の合成。1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体(49.8mg、0.068mmol)を、1,4−ジオキサン(8mL)中の5−ブロモ−6−メトキシピリジン−2−カルボン酸エチル(調製10における5−ブロモ−6−メトキシピリジン−2−カルボン酸メチル(C30)と類似した形で調製した;254mg、0.97mmol)、5,5,5’,5’−テトラメチル−2,2’−ビ−1,3,2−ジオキサボリナン(264mg、1.17mmol)、および酢酸カリウム(293mg、2.92mmol)の溶液に加えた。反応物を、6時間にわたって85℃において撹拌したら直ぐに、室温まで冷却した。ジクロロメタンを加え、得られた反応混合物を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮すると、中間体5−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−6−メトキシピリジン−2−カルボン酸エチルが得られた。メタノール(50mL)中の5−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサボリナン−2−イル)−6−メトキシピリジン−2−カルボン酸エチル(粗製の)の溶液に、4−クロロ−1H−イミダゾール(C33)(100mg、0.97mmol)および酸化銅(I)(14mg、0.098mmol)を加え、反応物を、一晩にわたって周囲温度において撹拌した。混合物を、2時間にわたって50℃まで加熱し、追加の酸化銅(I)(14mg、0.098mmol)を加えた。反応物を、2時間にわたって還流状態まで加熱し、次いで、セライトに通して濾過した。セライトパッドを、メタノールで洗浄し、合わせた濾液および洗浄物を、真空中で濃縮した。精製を、シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:ヘプタン中0%〜50%酢酸エチル、次いで、ヘプタン中0%〜40%酢酸エチル)を介して2回行うと、白色の固体として表題化合物が得られた。収量:29.3mg、0.104mmol、11%。LCMS m/z 282.1(M+1).
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 1.44(t, J=7.1Hz, 3H), 4.14(s, 3H), 4.46(q, J=7.1Hz, 2H), 7.24(d,
J=1.6Hz, 1H), 7.67(d, J=7.8Hz, 1H), 7.82-7.83(m, 1H), 7.84(d, J=7.8Hz, 1H).
【0184】
ステップ3。4−(4−クロロ−1H−イミダゾール−1−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−2−カルボン酸、塩酸塩(P11)の合成。酢酸(0.5mL)中の4−(4−クロロ−1H−イミダゾール−1−イル)−6−メトキシピリジン−2−カルボキシレート(C34)(20.9mg、0.074mmol)の溶液に、濃塩酸を加え、反応物を、18時間にわたって95℃において撹拌した。真空中で溶媒を除去すると、白色の固体として表題化合物が得られた。収量:20.4mg、0.074mmol、100%。LCMS m/z 240.3(M+1).
1H NMR(400MHz, CD
3OD) δ 7.19(d, J=7.5Hz, 1H), 7.94-7.98(m, 2H), 9.01-9.05(m, 1H).
【0185】
調製12
メタンスルホン酸(2S)−2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]プロピル(P12)
【0186】
【化28】
塩化メタンスルホニル(13.2mL、170mmol)を、ジクロロメタン(350mL)中の[(2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]カルバミン酸tert−ブチル(28.4g、162mmol)およびトリエチルアミン(27mL、190mmol)の0℃溶液に加え、反応混合物を、30分にわたって撹拌した。塩化アンモニウム水溶液を、反応混合物に加えた後、水層を、ジクロロメタンで抽出し、合わせた有機層を、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。得られた粘着性の白色の固体を、ジエチルエーテル(100mL)でスラリー化し、10分にわたって撹拌し、濾過すると、白色の固体として生成物が得られた。収量:28.8g、114mmol、70%。濾液を、減圧下で濃縮し、ジエチルエーテルから再結晶すると(熱い混合物を、結晶化の前にセライトに通して濾過した)、白色の固体として追加の生成物が得られた。収量:11.66g、45.63mmol、合わせた収率98%。
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 1.24(d, J=7.0Hz, 3H), 1.45(s, 9H), 3.04(s, 3H), 3.91-4.04(br m,
1H), 4.16(dd, ABXパターンの半分, J=10.1, 4.2Hz, 1H),
4.19-4.28(br m, 1H), 4.62(br s, 1H).
【0187】
調製13
(2S)−1−[4−フルオロ−2−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)フェノキシ]プロパン−2−アミン(P13)
【0188】
【化29】
ステップ1。4−フルオロ−1−メトキシ−2−(3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−2−イル)ベンゼン(C42)の合成。ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(98%、530mg、0.74mmol)を、テトラヒドロフラン(100mL)および水(30mL)中の(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)ボロン酸(10.0g、58.8mmol)、2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン(6.75mL、65.0mmol)および炭酸カリウム(16.3g、118mmol)の混合物に加え、反応混合物を、室温において18時間にわたって撹拌した。水層を、ジエチルエーテル(100mL)で抽出し、合わせた有機層を、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、30℃未満に浴温を保ちながら真空中で濃縮した。ペンタン(200mL)を加え、混合物を濾過し、濾液を、減圧下で濃縮した;残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(溶離液:ペンタン)に供すると、無色の油として生成物が得られた。収量:9.08g、41.2mmol、70%。
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 3.80(s, 3H), 5.69-5.70(m, 1H), 6.12-6.13(m, 1H), 6.88(dd, J=9.0,
4.5Hz, 1H), 6.98(br dd, J=8.8, 3.1Hz, 1H), 7.05(ddd, J=9.0, 7.8, 3.1Hz, 1H).
【0189】
ステップ2。4−フルオロ−1−メトキシ−2−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼン(C43)の合成。4−フルオロ−1−メトキシ−2−(3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エン−2−イル)ベンゼン(C42)(82g、370mmol)を、4つのバッチに分けた;各バッチを、メタノール(200mL)に溶かし、10%パラジウム炭素(1g、10mmol)で処理し、15分にわたって50psiにおいて水素化した。セライトに通して注意深く濾過し、メタノールでフィルターパッドをすすいだ後、4つの濾液を合わせ、25℃未満に浴温を保ちながら真空中で濃縮した。残渣を、ジクロロメタンに溶かし、セライトに通して濾過し、減圧下で濃縮すると、薄黄色の油として生成物が得られた。収量:71.0g、320mmol、86%。
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 1.42(d, J=7.2Hz, 3H), 3.83(s, 3H), 4.06-4.19(m, 1H), 6.84(dd,
J=9.0. 4.5Hz, 1H), 6.98(ddd, J=9.0, 7.8, 3.1Hz, 1H), 7.06-7.11(m, 1H).
【0190】
ステップ3。4−フルオロ−2−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)フェノール(C44)の合成。三臭化ホウ素(19.1mL、198mmol)を、ジクロロメタン(400mL)中の4−フルオロ−1−メトキシ−2−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)ベンゼン(C43)(20.0g、90.0mmol)の−78℃溶液に加えた。冷却浴を取り外し、反応混合物を、66時間かけて室温まで温めた。次いで、それを、氷浴中で冷却し、炭酸カリウム水溶液トラップ中に放出しながら水(50mL)で滴下処理した。激しい反応が鎮まったら、追加の水(300mL)を加え、混合物を、すべての固体が溶けるまで撹拌した。水層を、ジクロロメタン(200mL)で抽出し、合わせた有機層を、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、23℃と35℃の間に水浴を保ちながら減圧下で濃縮した。生成物は、油として得られ、
1H NMR評価により一部の不純物を含有していた;これを、追加の精製なしに使用した。収量:20.6g、定量的と仮定した。
1H NMR(400MHz, CDCl
3), 生成物のピークのみ: δ 1.45(d, J=7.4Hz, 3H), 3.98-4.12(m, 1H),
6.74(dd, J=8.8, 4.5Hz, 1H), 6.85-6.91(m, 1H), 7.04-7.09(m, 1H).
【0191】
ステップ4。(2S)−1−[4−フルオロ−2−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)フェノキシ]プロパン−2−アミン(P13)の合成。炭酸セシウム(28.6g、87.8mmol)を、N,N−ジメチルホルムアミド(60mL)中の粗製の4−フルオロ−2−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)フェノール(C44)(6.00g、28.8mmol)の溶液に加えた。メタンスルホン酸(2S)−2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]プロピル(P12)(7.5g、29.6mmol)の添加後、反応混合物を、30分にわたって60℃油浴中で加熱し、次いで、追加のP12(7.5g、29.6mmol)で処理し、18時間にわたって加熱した。この時点で、反応混合物を、室温まで冷却し、水(500mL)で希釈し、ジエチルエーテル(3×150mL)で抽出した。合わせた有機層を、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた材料(11.23g)を、ジクロロメタン(200mL)に溶かした;トリフルオロ酢酸(40mL)を加え、反応混合物を、1時間にわたって撹拌した。真空中で溶媒を除去した後、残渣を、酢酸エチルに溶かし、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で、および飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(溶離液:ヘプタン中75%酢酸エチル、次いで、酢酸エチル、次いで、酢酸エチル中10%メタノール)を使用して精製すると、
1H NMRにより評価されるように、2つのジアステレオマーのおおよそ1:1混合物として生成物が得られた。収量:5.44g、20.5mmol、71%。LCMS m/z 266.1(M+1).
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ [1.31(d, J=6.6Hz)および1.32(d, J=6.6Hz), 計3H], 1.41(d, J=7.2Hz, 3H), 3.50-3.59(m, 1H), 3.82-4.22(m, 3H),
6.79-6.84(m, 1H), 6.92-6.98(m, 1H), 7.05-7.11(m, 1H).より高いR
fのジアステレオマーに富んだ材料(1.10g、4.15mmol、14%)およびより低いR
fのジアステレオマーに富んだ材料(324mg、1.22mmol、4%)も得られた。
【0192】
調製14
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロピリド[2,1−c][1,4]オキサジン−1,6−ジオン(P14)
【0193】
【化30】
N,N−ジメチルホルムアミド(850mL)を、5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−2−カルボン酸塩酸塩(C3)(65g、250mmol)、1,2−ジブロモエタン(52.5g、280mmol)および炭酸セシウム(124g、381mmol)の混合物に加え、反応混合物を、6時間にわたって90℃まで加熱した。反応物を室温まで冷却した後、混合物を、セライトに通して濾過し、濾液を、真空中で濃縮した。残渣を、ジクロロメタン(500mL)に溶かし、飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄し、水(50mL)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた固体を、アセトニトリルで洗浄すると、生成物が得られた。収量:46.5g、190mmol、76%。
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 2.30(d, J=0.8Hz, 3H), 4.38-4.42(m, 2H), 4.66-4.70(m, 2H),
7.15-7.17(m, 1H), 7.43(AB四重線, J
AB=7.7Hz, Δν
AB=33.4Hz, 2H), 8.33(d, J=1.4Hz, 1H).
【0194】
調製15
1−フルオロ−4−ニトロ−2−(ペンタフルオロ−λ
6−スルファニル)ベンゼン(P15)
【0195】
【化31】
1−フルオロ−2−(ペンタフルオロ−λ
6−スルファニル)ベンゼン(2.00g、9.00mmol)と硫酸(4mL)の混合物を、氷浴中で冷却した。硝酸(4mL)を、反応混合物に加えた;5分後、冷却浴を取り外し、撹拌を、3時間にわたって室温において続けた。次いで、反応混合物を、氷(150mL)中に注ぎ、得られた混合物を、ジエチルエーテル(2×75mL)で抽出した。合わせた有機層を、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮すると、油が得られた。種結晶の添加後、生成物は、固体として得られた。収量:1.99g、7.45mmol、83%。
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 7.45(br dd, J=10, 9Hz, 1H), 8.46(br ddd, J=9.1, 3, 3Hz, 1H),
8.72(dd, J=5.8, 2.7Hz, 1H).
【実施例】
【0196】
(実施例1)
2−{2−[4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン(1)
【0197】
【化32】
ステップ1。1−(2−ブロモエトキシ)−4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゼン(C35)の合成。テトラヒドロフラン(20mL)中の4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェノール(1.05g、5.83mmol)、2−ブロモエタノール(0.62mL、8.7mmol)およびトリフェニルホスフィン(2.29g、8.73mmol)の混合物を、5分にわたって撹拌した。次いで、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(94%、1.84mL、8.71mmol)を、20分かけて滴加し、反応物を、16時間にわたって室温において撹拌した。水(50mL)を加え、混合物を、ジクロロメタン(2×75mL)で抽出した。合わせた有機層を、飽和塩化ナトリウム水溶液(50mL)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:ヘプタン中0%〜10%酢酸エチル)を介して精製すると、白色の固体として表題化合物が得られた。収量:600mg、2.09mmol、36%。GCMS m/z 286.
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 3.66(dd, J=6.6, 6.4Hz, 2H), 4.35(dd, J=6.5, 6.4Hz, 2H), 6.97(br dd,
J=9.0, 4.1Hz, 1H), 7.18-7.24(m, 1H), 7.32(br dd, J=8.3, 3.2Hz, 1H).
【0198】
ステップ2。2−({2−[4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]エチル}アミノ)エタノール(C36)の合成。1−(2−ブロモエトキシ)−4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゼン(C35)(600mg、2.09mmol)および2−アミノエタノール(2.20mL、52.4mmol)の混合物を、1.5時間にわたって80℃まで加熱した。反応物を、室温まで冷却し、酢酸エチル(75mL)で希釈し、水酸化ナトリウム水溶液(1N、4×50mL)で洗浄した。有機層を、硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下で濃縮すると、白色の固体として表題化合物が得られた。収量:550mg、2.06mmol、99%。LCMS m/z 268.1(M+1).
1H NMR(400MHz, CD
3OD) δ 2.80(br dd, J=5.5, 5.4Hz, 2H), 3.04(dd, J=5.4, 5.2Hz, 2H), 3.68(br
dd, J=5.6, 5.4Hz, 2H), 4.20(dd, J=5.3, 5.3Hz, 2H), 7.22(br dd, J=8.8, 4.2Hz,
1H), 7.30-7.37(m, 2H).
【0199】
ステップ3。2−{2−[4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン(1)の合成。5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−2−カルボン酸、0.7臭化水素酸塩(P1)(201mg、0.729mmol)および2−({2−[4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]エチル}アミノ)エタノール(C36)(214mg、0.801mmol)を、ジクロロメタン(15mL)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.508mL、2.92mmol)と合わせ、混合物を、室温において5分にわたって撹拌した。ヘキサフルオロリン酸O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム(HATU、97%、857mg、2.19mmol)を一度に加え、反応物を、さらに16時間にわたって撹拌した。水(50mL)を加え、混合物を、ジクロロメタン(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(50mL)、水(50mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(50mL)で逐次的に洗浄し、次いで、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。精製を、シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント#1:ジクロロメタン中0%〜20%メタノール;グラジエント#2:酢酸エチル中0%〜70%[10%メタノール中2Nアンモニア/90%酢酸エチル])を使用して2回行うと、白色の固体として表題化合物が得られた。収量:268mg、0.595mmol、82%。LCMS m/z 451.0(M+1).
1H NMR(400MHz, CD
3OD) δ 2.24(d, J=0.9Hz, 3H), 3.90-3.95(m, 2H), 4.01(dd, J=5.1, 5.1Hz, 2H),
4.32-4.37(m, 4H), 7.21-7.26(m, 1H), 7.25(d, J=7.8Hz, 1H), 7.30-7.32(m, 1H),
7.32-7.39(m, 2H), 7.76(d, J=7.8Hz, 1H), 8.30(d, J=1.3Hz, 1H).
【0200】
(実施例2)
2−{2−[(7−フルオロナフタレン−1−イル)オキシ]エチル}−7−(2−メチル−1,3−オキサゾール−5−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン(2)
【0201】
【化33】
ステップ1:5−(2−メチル−1,3−オキサゾール−5−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−2−カルボン酸(C39)の合成
A.6−メトキシ−5−(2−メチル−1,3−オキサゾール−5−イル)ピリジン−2−カルボン酸メチル(C37)の合成。1,4−ジオキサン(11.6mL)中の2−メチル−1,3−オキサゾール(2.41g、29.0mmol)、5−ブロモ−6−メトキシピリジン−2−カルボン酸メチル(C30)(1.51g、5.81mmol)、炭酸カリウム(細かく粉砕した、2.41g、17.4mmol)、およびアリルパラジウムクロリド二量体(224mg、0.58mmol)の混合物を、一晩にわたって100℃まで加熱した。混合物を、セライトに通して濾過し、セライトパッドを、酢酸エチルと、続いて、エタノールで洗浄した。合わせた濾液および洗浄物を、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:ヘプタン中10%〜100%酢酸エチル)を介して精製すると、固体として表題化合物が得られた。収量:267mg、1.02mmol、18%。
1H NMR(400MHz, CD
3OD) δ 1.42(t, J=7.1Hz, 3H), 2.56(s, 3H), 4.17(s, 3H), 4.43(q, J=7.1Hz,
2H), 7.59(s, 1H), 7.83(d, J=7.8Hz, 1H), 8.17(d, J=7.7Hz, 1H).
【0202】
B.6−メトキシ−5−(2−メチル−1,3−オキサゾール−5−イル)ピリジン−2−カルボン酸(C38)の合成。テトラヒドロフラン(8.7mL)および水(2.0mL)中の6−メトキシ−5−(2−メチル−1,3−オキサゾール−5−イル)ピリジン−2−カルボン酸メチル(C37)(217mg、0.87mmol)の混合物に、水酸化リチウム(62.8mg、2.62mmol)を加え、反応物を、18時間にわたって室温において撹拌した。混合物に、追加の水酸化リチウム(62.8mg、2.62mmol)およびAmberlite IRC−50イオン交換樹脂を加えた。混合物を濾過し、真空中で濃縮し、トルエンと3回共沸すると、固体として表題化合物が得られた。収量:173mg、0.74mmol、85%。LCMS m/z 235.2(M+1).
1H NMR(400MHz, CD
3OD) δ 2.54(s, 3H), 4.18(s, 3H), 7.48(s, 1H), 7.70(d, J=7.6Hz, 1H),
8.07(d, J=7.7Hz, 1H).
【0203】
C.5−(2−メチル−1,3−オキサゾール−5−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−2−カルボン酸(C39)の合成。無水アセトニトリル(8.2mL)中の6−メトキシ−5−(2−メチル−1,3−オキサゾール−5−イル)ピリジン−2−カルボン酸(C38)(173mg、0.74mmol)の溶液に、0℃において、ヨウ化ナトリウム(177mg、1.18mmol)および塩化トリメチルシリル(149μL、1.18mmol)を加えた。混合物を、室温まで温め、次いで、18時間にわたって還流状態で加熱した。反応物を、メタノールでクエンチし、真空中で濃縮し、塩化水素(1,4−ジオキサン中4M)およびペンタンで処理した。混合物を濾過すると、固体として表題化合物が得られた。収量:90mg、0.41mmol、55%。LCMS m/z 221.2 (M+1).
【0204】
ステップ2:2−({2−[(7−フルオロナフタレン−1−イル)オキシ]エチル}アミノ)エタノール(C41)の合成
A.1−(2−クロロエトキシ)−7−フルオロナフタレン(C40)の合成。メチルエチルケトン(7.71mL)中の7−フルオロナフタレン−1−オール(500mg、3.08mmol)の溶液に、炭酸カリウム(682mg、4.93mmol)および1−ブロモ−2−クロロエタン(1.46mL、17.0mmol)を加えた。反応物を、18時間にわたって還流状態で加熱したら直ぐに、室温まで冷却した。飽和炭酸カリウム水溶液を加え、混合物を、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を、硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:ヘプタン中10%〜50%酢酸エチル)を介して精製すると、油として表題化合物が得られた。収量:429mg、1.59mmol、52%。
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 3.79(t, J=6.2Hz, 2H), 4.48(t, J=6.2Hz, 2H), 6.84(d, J=7.6Hz, 1H),
7.28(ddd, J=8.9, 8.4, 2.7Hz, 1H), 7.34(br dd, J=8.2, 7.7Hz, 1H), 7.47(br d,
J=8.3Hz, 1H), 7.80(dd, J=9.0, 5.7Hz, 1H), 7.91(br dd, J=10.6, 2.6Hz, 1H).
【0205】
B.2−({2−[(7−フルオロナフタレン−1−イル)オキシ]エチル}アミノ)エタノール(C41)の合成。N,N−ジメチルホルムアミド(8.9mL)中の1−(2−クロロエトキシ)−7−フルオロナフタレン(C40)(429mg、1.59mmol)の溶液を、2−アミノエタノール(1.03mL、18.6mmol)で処理し、18時間にわたって80℃まで加熱した。反応物を、室温まで冷却し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(100mL)で処理し、酢酸エチル(3×75mL)で抽出した。合わせた有機層を、水酸化ナトリウム水溶液(1M)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィーを介して精製すると、無色の固体として表題化合物が得られた。収量:194mg、0.77mmol、48%。
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 2.92-2.97(m, 2H), 3.19(dd, J=5.3, 5.1Hz, 2H), 3.69-3.73(m, 2H),
4.27(dd, J=5.3, 5.1Hz, 2H), 6.87(d, J=7.6Hz, 1H), 7.25-7.30(m, 1H, 推定; 溶媒ピークにより一部不明確), 7.34(dd, J=8.1, 7.7Hz,
1H), 7.44(d, J=8.2Hz, 1H), 7.80(dd, J=9.1, 5.6Hz, 1H), 7.85(dd, J=10.5, 2.5Hz,
1H).
【0206】
ステップ3。2−{2−[(7−フルオロナフタレン−1−イル)オキシ]エチル}−7−(2−メチル−1,3−オキサゾール−5−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン(2)の合成。5−(2−メチル−1,3−オキサゾール−5−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−2−カルボン酸(C39)(45mg、0.20mmol)および2−({2−[(7−フルオロナフタレン−1−イル)オキシ]エチル}アミノ)エタノール(C41)(55.8mg、1.1mmol)を、ジクロロメタン(4mL)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(178μL、1.02mmol)と合わせた。ヘキサフルオロリン酸O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム(HATU、97%、171mg、0.45mmol)を加え、反応物を、18時間にわたって室温において撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液を加え、混合物を、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を、硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:ヘプタン中50%〜100%酢酸エチルと、続いて、酢酸エチル中20%メタノールでの溶出)を介する精製に続いて、高圧液体クロマトグラフィー(シリカカラム、5μm;グラジエント:ヘプタン中5%〜100%エタノール)精製すると、固体として表題化合物が得られた。収量:10mg、0.022mmol、11%。LCMS m/z 434.5(M+1).
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 2.64(s, 3H), 3.97-4.02(m, 2H), 4.12-4.16(m, 2H), 4.39-4.47(m, 4H),
6.85(d, J=7.6Hz, 1H), 7.26-7.31(m, 1H, 推定; 溶媒ピークにより一部不明確), 7.31-7.36(m, 2H), 7.46(d, J=8.2Hz, 1H), 7.71(dd, J=10.3, 2.5Hz,
1H), 7.81(dd, J=9.0, 5.5Hz, 1H), 7.89(d, J=7.6Hz, 1H), 8.00(s, 1H).
【0207】
(実施例117)
2−{(2S)−1−[4−クロロ−2−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)フェノキシ]プロパン−2−イル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン(117)
【0208】
【化34】
ステップ1。2−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オール(C45)の合成。テトラヒドロフラン(30mL)中の1−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノン(3.00g、12.6mmol)の溶液を、−78℃まで冷却した。臭化メチルマグネシウム(ジエチルエーテル中3M、6.29mL、18.9mmol)を、10分間かけて滴加し、混合物を、0℃まで温め、30分にわたってその温度において撹拌した。反応物を、5分間かけて飽和塩化アンモニウム水溶液(10mL)の添加によりクエンチした後、水(50mL)を加え、得られた混合物を、ジクロロメタン(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮すると、残留テトラヒドロフランを含有する無色の油として生成物が得られ(生成物:テトラヒドロフランのモル比は、2:1であった)、これを、さらなる精製なしに下記のステップに入れた。補正収量:2.77g、10.9mmol、86%。GCMS m/z 254(M
+).
1H NMR(400MHz, CDCl
3)
δ 1.76(br s, 3H), 3.94(s, 3H), 5.88(br s, 1H), 6.94(d,
J=8.8Hz, 1H), 7.30-7.35(m, 2H).
【0209】
ステップ2。4−クロロ−2−(2−クロロ−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−1−メトキシベンゼン(C46)の合成。2−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オール(C45)(1.20g、4.71mmol)を、塩化チオニル(4mL、50mmol)と、続いて、ピリジン(19.1μL、0.236mmol)で処理した。反応混合物を、16時間にわたって40℃において加熱し、次いで、氷と飽和重炭酸ナトリウム水溶液の混合物中に注いだ。得られた混合物を、ジクロロメタン(3×50mL)で抽出し、合わせた有機層を、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣は、おおよそ4:1比で、生成物と脱離によって生じるアルケン副成物の混合物であることが
1H NMRにより決定された;これを、追加の精製なしに下記のステップで使用した。GCMS m/z 272(M
+).
1H NMR(400MHz, CDCl
3),
生成物のピークのみ: δ 2.27(br s, 3H),
3.86(s, 3H), 6.90(d, J=8.8Hz, 1H), 7.33(dd, J=8.8, 2.5Hz, 1H), 7.69-7.73(m,
1H).
【0210】
ステップ3。4−クロロ−1−メトキシ−2−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)ベンゼン(C47)の合成。ジクロロメタン(30mL)中の4−クロロ−2−(2−クロロ−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−1−メトキシベンゼン(C46)(前ステップに由来する、4.71mmol以下)の溶液を、−78℃まで冷却した。次いで、トリメチルアルミニウム(ヘキサン中2M、7.32mL、14.6mmol)を、10分間かけて滴加し、反応混合物を、30分にわたって−78℃において撹拌した。次いで、それを、室温まで温め、16時間にわたって撹拌した時点で、−78℃まで冷却し、水(10mL)でクエンチした。反応混合物を、セライトに通して濾過し、フィルターパッドを、ジクロロメタンで洗浄した;合わせた濾液を、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、真空中で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(溶離液:ヘキサン)を使用して精製すると、無色の油として生成物が得られた。収量:746mg、2.95mmol、2ステップで63%。
1H NMR(400MHz, CDCl
3), 特徴的ピーク: δ 3.83(s, 3H), 6.86(d, J=8.8Hz, 1H), 7.25(dd,
J=8.8, 2.6Hz, 1H), 7.35-7.37(m, 1H).
【0211】
ステップ4。4−クロロ−2−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)フェノール(C48)の合成。三臭化ホウ素(ジクロロメタン中1M、16.8mL、16.8mmol)を、ジクロロメタン(10mL)中の4−クロロ−1−メトキシ−2−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)ベンゼン(C47)(850mg、3.36mmol)の−78℃溶液に10分かけて滴加した。30分にわたって−78℃において撹拌した後、反応混合物を、40℃まで加熱し、24時間にわたってその温度に留めた。次いで、反応混合物を、−78℃まで冷却し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)でクエンチした。pHを、塩酸水溶液でおおよそ5に調整し、混合物を、ジクロロメタン(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:ヘプタン中0%〜20%酢酸エチル)を使用して精製すると、無色の油として生成物が得られた。収量:515mg、2.16mmol、64%。GCMS m/z 238(M
+).
1H NMR(400MHz, CDCl
3)
δ 1.67(br s, 6H), 5.37(br s, 1H), 6.71(d, J=8.6Hz, 1H),
7.14(dd, J=8.6, 2.5Hz, 1H), 7.33-7.36(m, 1H).
【0212】
ステップ5。{(2S)−1−[4−クロロ−2−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)フェノキシ]プロパン−2−イル}カルバミン酸tert−ブチル(C49)の合成。炭酸セシウム(2.05g、6.28mmol)を、N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の4−クロロ−2−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)フェノール(C48)(500mg、2.10mmol)の溶液に加えた。メタンスルホン酸(2S)−2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]プロピル(P12)(0.53g、2.1mmol)を加え、反応混合物を、60℃まで加熱した。30分後、追加のP12(0.53g、2.1mmol)を加え、加熱を、18時間にわたって続けた。水(100mL)を加え、混合物を、ジエチルエーテル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:ヘプタン中0%〜15%酢酸エチル)により、無色の油として生成物が得られた。収量:625mg、1.58mmol、75%。
【0213】
ステップ6。(2S)−1−[4−クロロ−2−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)フェノキシ]プロパン−2−アミン(C50)の合成。トリフルオロ酢酸(5mL)を、ジクロロメタン(24mL)中の{(2S)−1−[4−クロロ−2−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)フェノキシ]プロパン−2−イル}カルバミン酸tert−ブチル(C49)(600mg、1.52mmol)の溶液に加え、反応混合物を、30分にわたって撹拌した。水酸化ナトリウム水溶液(1M、50mL)を加え、混合物を、ジエチルエーテル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮すると、薄い琥珀色の油として生成物が得られ、これを、さらなる精製なしに使用した。収量:433mg、1.46mmol、96%。LCMS m/z 296.1, 298.1(M+1).
1H NMR(400MHz, CDCl
3)
δ 1.24(d, J=6.4Hz, 3H), 1.67(br s, 6H), 2.13(br s, 2H),
3.41-3.50(m, 1H), 3.79(dd, ABXパターンの半分, J=8.8, 7.2Hz,
1H), 3.86(dd, ABXパターンの半分, J=8.9, 4.4Hz, 1H), 6.86(d,
J=8.8Hz, 1H), 7.23(dd, J=8.8, 2.5Hz, 1H), 7.36-7.39(m, 1H).
【0214】
ステップ7。N−{(2S)−1−[4−クロロ−2−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)フェノキシ]プロパン−2−イル}−1−(2−ヒドロキシエチル)−5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−2−カルボキサミド(C51)の合成。ビス(トリメチルアルミニウム)−1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン付加物(97%、398mg、1.51mmol)を、テトラヒドロフラン(8mL)中の(2S)−1−[4−クロロ−2−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)フェノキシ]プロパン−2−アミン(C50)(400mg、1.51mmol)の溶液に5分かけて少しずつ加え、反応混合物を、45分にわたって40℃まで加熱した。次いで、7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロピリド[2,1−c][1,4]オキサジン−1,6−ジオン(P14)(555mg、2.26mmol)を、おおよそ5分間かけて少しずつ加え、反応混合物を、6時間にわたって70℃まで加熱したら直ぐに、0℃まで冷却し、塩酸水溶液(1M、1mL)でゆっくりとクエンチした。水の添加後、混合物を、ジクロロメタンで3回抽出した;合わせた有機層を、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮すると、淡黄色の固体として生成物が得られ、これを、追加の精製なしに次のステップで使用した。収量:690mg、1.28mmol、85%。LCMS m/z 541.3, 543.0(M+1).
1H NMR(400MHz, CD
3OD)
δ 1.41(d, J=6.8Hz, 3H), 1.69(br s, 6H), 2.23(d,
J=1.0Hz, 3H), 3.85(t, J=5.8Hz, 2H), 4.05(dd, ABXパターンの半分,
J=9.6, 5.4Hz, 1H), 4.14(dd, ABXパターンの半分, J=9.6, 6.6Hz,
1H), 4.41(t, J=5.8Hz, 2H), 4.48-4.57(m, 1H), 6.54(d, J=7.5Hz, 1H), 7.10(d,
J=8.9Hz, 1H), 7.24-7.26(m, 1H), 7.31(dd, J=8.8, 2.6Hz, 1H), 7.37-7.40(m, 1H),
7.67(d, J=7.5Hz, 1H), 8.19(d, J=1.4Hz, 1H).
【0215】
ステップ8。2−{(2S)−1−[4−クロロ−2−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)フェノキシ]プロパン−2−イル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン(117)の合成。アゾジカルボン酸ジイソプロピル(94%、0.314mL、1.49mmol)を、テトラヒドロフラン(30mL)中のN−{(2S)−1−[4−クロロ−2−(1,1,1−トリフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル)フェノキシ]プロパン−2−イル}−1−(2−ヒドロキシエチル)−5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−2−カルボキサミド(C51)(671mg、1.24mmol)とトリフェニルホスフィン(390mg、1.49mmol)の混合物に加え、反応混合物を、1時間にわたって室温において撹拌した。真空中で溶媒を除去した後、残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:酢酸エチル中0%〜70%[10%(メタノール中2Nアンモニア)/90%酢酸エチル])を使用して、次いで、キラルHPLC(カラム:Phenomenex Cellulose−1、5μm;グラジエント:ヘプタン中5%〜100%エタノール)を介して精製すると、淡黄色の泡として生成物が得られた。収量:409mg、0.782mmol、63%。LCMS m/z 523.0, 525.0(M+1).
1H NMR(400MHz, CDCl
3)
δ 1.41(d, J=7.0Hz, 3H), 1.59-1.62(m, 6H), 2.35(d,
J=1.0Hz, 3H), 3.59-3.72(m, 2H), 4.03(dd, ABXパターンの半分,
J=10.0, 4.7Hz, 1H), 4.11(dd, ABXパターンの半分, J=10.0, 8.9Hz,
1H), 4.25(ddd, J=14.2, 8.1, 4.4Hz, 1H), 4.46(ddd, J=14.3, 6.4, 4.3Hz, 1H),
5.16-5.26(m, 1H), 6.86(d, J=8.8Hz, 1H), 7.17-7.19(m, 1H), 7.25(dd, J=8.8,
2.5Hz, 1H), 7.30(d, J=7.8Hz, 1H), 7.36(br d, J=2.5Hz, 1H), 7.54(d, J=7.6Hz,
1H), 8.48(br s, 1H).
【0216】
(実施例118)
2−[(2S)−1−{4−フルオロ−2−[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]フェノキシ}プロパン−2−イル]−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン(118)
【0217】
【化35】
ステップ1。N−{(2S)−1−[4−フルオロ−2−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)フェノキシ]プロパン−2−イル}−1−(2−ヒドロキシエチル)−5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−2−カルボキサミド(C52)の合成。水素化ジイソブチルアルミニウム(トルエン中1.5M、1.63mL、2.44mmol)を、テトラヒドロフラン(5mL)中の(2S)−1−[4−フルオロ−2−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)フェノキシ]プロパン−2−アミン(P13)(より低いR
fのジアステレオマーに富んだ分画を使用した、調製13のステップ4を参照;324mg、1.22mmol)の溶液に加えた。激しい泡立ちが鎮まった後、反応混合物を、室温において2時間にわたって撹拌した。7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロピリド[2,1−c][1,4]オキサジン−1,6−ジオン(P14)(299.7mg、1.222mmol)を加え、反応混合物を、24時間にわたって60℃まで加熱した。次いで、それを、室温まで冷却し、1M水酸化ナトリウム水溶液で注意深くクエンチし、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮すると、粘着性のオレンジ色〜黄褐色の油として生成物が得られた。これを、追加の精製なしに下記のステップで使用した。収量:430mg、0.84mmol、69%。LCMS m/z 511.3 (M+1).大きなスケールで、水素化ジイソブチルアルミニウムの使用は、あまり成功しなかった;この場合、メタノールにP13およびP14を単に溶かし、濃厚な均一な油になるまで溶液を沸騰させ、110℃において加熱すると、優れた結果が得られた。
【0218】
ステップ2。2−[(2S)−1−{4−フルオロ−2−[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]フェノキシ}プロパン−2−イル]−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン(118)の合成。アゾジカルボン酸ジイソプロピル(94%、0.229mL、1.09mmol)を、テトラヒドロフラン(7mL)中のN−{(2S)−1−[4−フルオロ−2−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)フェノキシ]プロパン−2−イル}−1−(2−ヒドロキシエチル)−5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−2−カルボキサミド(C52)(430mg、0.84mmol以下)およびトリフェニルホスフィン(98.5%、291mg、1.09mmol)の溶液に加え、反応混合物を、18時間にわたって室温において撹拌した。次いで、それを、水(20mL)と酢酸エチル(30mL)の間で分配し、水層を、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。精製を、シリカゲルクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル、次いで、酢酸エチル中10%メタノール)を介して行った。最も低いR
fのスポットを含有する分画を合わせると、生成物ジアステレオマーの混合物からなるとNMRにより判断される黄褐色の固体(200mg)が得られた。
1H NMR(400MHz, CD
3OD), 特徴的ピーク: δ 1.29-1.42(m, 6H), 2.22-2.25(m, 3H),
4.01-4.19(m, 3H), 4.22-4.37(m, 2H), 5.11-5.25(m, 1H), 6.99-7.12(m, 3H),
7.25-7.33(m, 2H), 7.76-7.82(m, 1H), 8.27-8.32(m, 1H).この材料を、より高いR
fの生成物ジアステレオマーを含有する分画、ならびに前のステップおよびこの光延反応に同様にして供されたP13のより上のR
fのジアステレオマー(調製13のステップ4を参照;1.10g、4.15mmol)に富んだ出発材料に由来する関連材料と合わせた。[
1H NMR(400MHz, CDCl
3), 特徴的ピーク: δ 1.38-1.49(m, 6H), 2.32-2.35(m, 3H),
6.79-6.85(m, 1H), 6.95-7.01(m, 1H), 7.03-7.11(m, 1H), 7.15-7.19(m, 1H),
7.29-7.34(m, 1H), [7.52(d, J=7.6Hz)および7.52(d, J=7.8Hz),
計1H], 8.40-8.45(m, 1H)].超臨界流体クロマトグラフィー(カラム:Chiral Technologies Chiralpak(登録商標)AD−H、5μm;溶離液:35:65メタノール/二酸化炭素、0.2%イソプロピルアミンを含有する)を介してこの混合物を精製すると、材料(150mg)が得られ、次いで、これを、ジエチルエーテル(5mL)でスラリー化し、濾過すると、生成物が得られた。収量:98mg、0.20mmol、2ステップで4%。トリフルオロメチル部分に隣接するメチル基の立体化学は、関連する様態で調製されたサンプルでの単結晶X線結晶学により確立された。LCMS m/z 493.3(M+1).
1H NMR(400MHz, CD
3OD) δ 1.36-1.40(m, 6H), 2.24(d, J=1.2Hz, 3H), 3.64(ddd, J=13.6, 8.1,
4.2Hz, 1H), 3.80(ddd, J=13.6, 6.9, 4.1Hz, 1H), 4.01-4.17(m, 3H), 4.22-4.37(m,
2H), 5.15-5.25(m, 1H), 7.02-7.05(m, 2H), 7.06-7.11(m, 1H), 7.30(d, J=7.8Hz,
1H), 7.31-7.33(m, 1H), 7.80(d, J=7.8Hz, 1H), 8.31(d, J=1.2Hz, 1H).
【0219】
(実施例119)
2−{(2S)−1−[4−クロロ−2−(ペンタフルオロ−λ
6−スルファニル)フェノキシ]プロパン−2−イル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン(119)
【0220】
【化36】
ステップ1。1−(2−ヒドロキシエチル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−2−カルボキサミド(C53)の合成。アセトニトリル(3mL)中の7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロピリド[2,1−c][1,4]オキサジン−1,6−ジオン(P14)(1.440g、5.872mmol)と(2S)−2−アミノプロパン−1−オール(1.714g、22.82mmol)の混合物を、20分にわたって85℃まで加熱した。次いで、反応混合物を、室温まで冷却し、追加のアセトニトリル(10mL)で希釈した。濾過し、アセトニトリル(10mL)ですすぐと、白色の固体として生成物が得られた。収量:1.62g、5.06mmol、86%。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ 1.11(d, J=6.8Hz, 3H), 2.14(d, J=0.9Hz, 3H), 3.33-3.46(m, 2H),
3.59-3.66(m, 2H), 3.89-4.01(m, 1H), 4.18-4.29(m, 2H), 4.80(t, J=5.8Hz, 1H),
4.94(t, J=5.4Hz, 1H), 6.45(d, J=7.5Hz, 1H), 7.32-7.34(m, 1H), 7.69(d, J=7.5Hz,
1H), 8.13(d, J=1.3Hz, 1H), 8.67(br d, J=8.3Hz, 1H).
【0221】
ステップ2。2−[(2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン(C54)の合成。アゾジカルボン酸ジイソプロピル(95%、2.58mL、12.7mmol)を、テトラヒドロフラン(20mL)中の1−(2−ヒドロキシエチル)−N−[(2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−2−カルボキサミド(C53)(1.622mg、5.063mmol)およびトリフェニルホスフィン(3.35g、12.7mmol)の溶液に滴加し、反応混合物を、18時間にわたって室温において撹拌した。反応混合物を、シリカゲル上に濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチルと、続いて、酢酸エチル中5%、次いで、10%、次いで、25%メタノール)により精製した。生成物を含有する分画を合わせ、乾固状態近くまで真空中で濃縮し、次いで、酢酸エチルで層にし、放置した。得られた沈殿物を、濾過により集めると、白色の固体として生成物が得られた。収量:446mg、1.48mmol、29%。
1H NMR(400MHz, DMSO-d
6) δ 1.10(d, J=6.9Hz, 3H), 2.15(d, J=1.0Hz, 3H), 3.41-3.53(m, 2H),
3.59-3.65(m, 2H), 4.14-4.28(m, 2H), 4.53-4.62(m, 1H), 4.83(t, J=5.7Hz, 1H),
7.07(d, J=7.7Hz, 1H), 7.40-7.42(m, 1H), 7.79(d, J=7.8Hz, 1H), 8.25(d, J=1.4Hz,
1H).
【0222】
ステップ3。7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{(2S)−1−[4−ニトロ−2−(ペンタフルオロ−λ
6−スルファニル)フェノキシ]プロパン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン(C55)の合成。テトラヒドロフラン中のカリウムtert−ブトキシドの溶液(1M、1.97mL、1.97mmol)を、テトラヒドロフラン(6mL)中の2−[(2S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル]−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン(C54)(541mg、1.79mmol)のスラリーに加え、混合物を、10分にわたって撹拌した。テトラヒドロフラン(4mL)中の1−フルオロ−4−ニトロ−2−(ペンタフルオロ−λ
6−スルファニル)ベンゼン(P15)(478mg、1.79mmol)の溶液を加え、反応混合物を、18時間にわたって室温において撹拌した。その時点で、それを水で希釈し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル、次いで、酢酸エチル中10%メタノール)を介して精製すると、黄色の泡として生成物が得られた。収量:695mg、1.26mmol、70%。LCMS m/z 550.2(M+1).
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 1.53(d, J=7.1Hz, 3H), 2.34(d, J=1.0Hz, 3H), 3.73-3.85(m, 2H), 4.30-4.47(m,
4H), 4.99-5.08(m, 1H), 7.16-7.21(m, 2H), 7.28(d, J=7.7Hz, 1H), 7.52(d, J=7.7Hz,
1H), 8.40(dd, J=9.2, 2.7Hz, 1H), 8.44(br s, 1H), 8.71(d, J=2.6Hz, 1H).
【0223】
ステップ4。2−{(2S)−1−[4−アミノ−2−(ペンタフルオロ−λ
6−スルファニル)フェノキシ]プロパン−2−イル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン(C56)の合成。7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{(2S)−1−[4−ニトロ−2−(ペンタフルオロ−λ
6−スルファニル)フェノキシ]プロパン−2−イル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン(C55)(790mg、1.44mmol)とエタノール(10mL)の混合物を、55℃まで加熱した。鉄粉(99%、243mg、4.31mmol)および水(2.5mL)中の塩化アンモニウム(462mg、8.64mmol)の溶液を加え、反応混合物を、3時間にわたって還流状態で撹拌した。反応混合物を、室温まで冷却し、真空中で濃縮し、酢酸エチルおよび飽和重炭酸ナトリウム水溶液で処理し、セライトに通して濾過した。フィルターパッドを、水および酢酸エチルですすいだ;濾液の有機部分を、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント:酢酸エチル中5%〜10%メタノール)を介して精製すると、薄黄色の泡として生成物が得られた。収量:507mg、0.98mmol、68%。LCMS m/z 520.2(M+1).
1H NMR(400MHz, CDCl
3), 特徴的ピーク: δ 1.48(d, J=7.2Hz, 3H), 3.71-3.79(m, 1H)
3.85-3.92(m, 1H), 4.05(dd, J=9.6, 5.5Hz, 1H), 4.99-5.08(m, 1H), 6.80(dd, ABXパターンの半分, J=8.8, 2.6Hz, 1H), 6.86(br d, AB四重線の半分,
J=8.8Hz, 1H), 7.06(d, J=2.6Hz, 1H).
【0224】
ステップ5。2−{(2S)−1−[4−クロロ−2−(ペンタフルオロ−λ
6−スルファニル)フェノキシ]プロパン−2−イル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン(119)の合成。アセトン(40mL)と濃塩酸(4mL)の混合物中の2−{(2S)−1−[4−アミノ−2−(ペンタフルオロ−λ
6−スルファニル)フェノキシ]プロパン−2−イル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン(C56)(507mg、0.976mmol)の溶液を、−8℃まで冷却した。水(5mL)中の亜硝酸ナトリウム(67.3mg、0.975mmol)の溶液を加え、冷却浴を取り外し、反応混合物を、1時間にわたって室温において撹拌した。得られたオレンジ色の溶液を、−2℃まで冷却し、塩化銅(I)(99mg、1.0mmol)を加えた。室温において2時間後、反応混合物を、水(100mL)で希釈し、濃水酸化アンモニウムを、pHがおおよそ8に達するまで滴加した。明るい青色の混合物を、酢酸エチル(2×75mL)で抽出し、合わせた有機層を、水層が本質的に無色になるまで濃水酸化アンモニウムと水の1:1混合物(おおよそ30mL)で洗浄した。有機層を、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。精製を、先ず、HPLC(カラム:Phenomenex Luna C18、5μm;移動相A:水中0.1%ギ酸;移動相B:メタノール中0.1%ギ酸;グラジエント:5%〜95%B)により行うと、薄いオレンジ色のガムとして、ギ酸塩であると推定される生成物315mgが得られた。この材料を、酢酸エチルに溶かし、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮すると、固体が得られた。これを、シリカゲルクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル中5%、次いで、10%メタノール)を介してさらに精製した;望ましい材料を、ジエチルエーテルから再濃縮すると、白色の固体として生成物が得られた。収量:217mg、0.403mmol、41%。LCMS m/z 539.2(M+1).
1H NMR(400MHz, CDCl
3) δ 1.50(d, J=7.2Hz, 3H), 2.33(d, J=1.0Hz, 3H), 3.75(ddd, ABXYパターンの半分, J=13.5, 7.6, 4.2Hz, 1H), 3.83(ddd, ABXYパターンの半分, J=13.5, 7.2, 4.2Hz, 1H), 4.16(dd, J=9.6, 5.6Hz, 1H), 4.26-4.34(m,
2H), 4.39(ddd, ABXYパターンの半分, J=14.3, 7.2, 4.2Hz, 1H),
4.99-5.08(m, 1H), 6.99(d, J=9.0Hz, 1H), 7.16-7.18(m, 1H), 7.28(d, J=7.7Hz, 1H),
7.46(dd, J=8.9, 2.5Hz, 1H), 7.51(d, J=7.7Hz, 1H), 7.74(d, J=2.5Hz, 1H),
8.40-8.42(m, 1H).
【0225】
方法
方法A
2−[2−(アリールオキシ)エチル]および2−[2−(ヘテロアリールオキシ)エチル]7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオンの調製
【0226】
【化37】
2−(2−クロロエチル)−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン(P2)(10〜20mg)およびヒドロキシアリールまたはヒドロキシヘテロアリール反応剤(1〜4当量)を、ジメチルスルホキシド中で合わせた(P2濃度0.06〜0.08M)。炭酸カリウム(3.5当量)の添加後、反応混合物を、反応が、LCMS分析を介して終了していると判断されるまで100℃において加熱した(一般的に、1〜3時間)。次いで、混合物を、室温まで冷却し、濾過した;濾液を、真空中で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーを使用するか、または下記の系のうちの1つを使用する適切なグラジエントでの逆相HPLCにより精製した:
a)カラム:Waters Sunfire C18、5μm;移動相A:水中0.05%トリフルオロ酢酸(v/v);移動相B:アセトニトリル中0.05%トリフルオロ酢酸(v/v);
b)カラム:Waters XBridge C18、5μm;移動相A:水中0.03%水酸化アンモニウム(v/v);移動相B:アセトニトリル中0.03%水酸化アンモニウム(v/v);
c)カラム:Waters Sunfire C18 19×100、5μm;移動相A:水中0.05%ギ酸(v/v);移動相B:アセトニトリル中0.05%ギ酸(v/v)。
【0227】
方法B
鈴木カップリングを介するオルト−置換7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−(2−フェノキシエチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオンの調製
【0228】
【化38】
ボロン酸(72μmol)を、バイアル中に量り入れ、1,4−ジオキサン(750μL)中の2−[2−(2−ブロモフェノキシ)エチル]−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン(P8)(26.5mg、0.060mmol)の溶液を加えた。次に、水(150μL)中の炭酸セシウム(43.2mg、0.12mmol)の溶液を加え、窒素を、反応物に通気した。次いで、ジクロロ[1,1’ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)]フェロセンパラジウム(II)(2mg、0.003mmol)を加え、窒素を、反応物に通気し、バイアルに蓋をし、16時間にわたって100℃まで加熱した。反応物を濾過した;溶媒を、真空中で除去し、残渣を、分取逆相HPLCにより精製した。精製は、各々が0.225%ギ酸を含有する水系移動相およびアセトニトリル移動相で、DIKMA Diamonsil(2) C18カラム(5μm)か、またはBoston Symmetrix C18 ODS−Hカラム(5μm)上で適切なグラジエントを使用して行った。
【0229】
【表1-1】
【0230】
【表1-2】
【0231】
【表1-3】
【0232】
【表1-4】
【0233】
【表1-5】
【0234】
【表1-6】
【0235】
【表1-7】
【0236】
【表1-8】
【0237】
【表1-9】
【0238】
【表1-10】
【0239】
【表1-11】
【0240】
【表1-12】
【0241】
【表1-13】
【0242】
【表1-14】
【0243】
【表1-15】
【0244】
【表1-16】
【0245】
【表1-17】
【0246】
【表1-18】
【0247】
【表1-19】
【0248】
【表1-20】
【0249】
【表1-21】
【0250】
【表1-22】
【0251】
【表1-23】
【0252】
【表1-24】
【0253】
【表1-25】
【0254】
【表1-26】
【0255】
【表1-27】
【0256】
【表1-28】
【0257】
【表1-29】
【0258】
【表2-1】
【0259】
【表2-2】
【0260】
【表2-3】
【0261】
追加実施例
下に列挙されているものなどの本発明の範囲にある追加化合物は、単独でか、または当技術分野において一般的に知られている技法と組み合わせて、これらの実施例で例示されている方法を使用して、当業者により調製することができる。
2−{2−[4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]エチル}−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]エチル}−7−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(3−クロロ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−{2−[4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]エチル}−7−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]エチル}−7−(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]エチル}−7−(3−メチルイソオキサゾール−5−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−(2−{4−フルオロ−2−[1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル]フェノキシ}エチル)−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−[(1S)−2−{4−フルオロ−2−[1−(トリフルオロメチル)シクロプロピル]フェノキシ}−1−メチルエチル]−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[2−(2,2−ジフルオロ−1−メチルシクロプロピル)−4−フルオロフェノキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[4−フルオロ−2−(トリメチルシリル)フェノキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[2−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)−4−フルオロフェノキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−(2−{[7−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−4−イル]オキシ}エチル)−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−(2−{[7−フルオロ−3−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]オキシ}エチル)−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−(2−{[5−フルオロ−8−メチル−8−(トリフルオロメチル)ビシクロ[4.2.0]オクタ−1,3,5−トリエン−2−イル]オキシ}エチル)−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{(1S)−2−[2−(2,2−ジフルオロ−1−メチルシクロプロピル)−4−フルオロフェノキシ]−1−メチルエチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{(1S)−2−[4−フルオロ−2−(トリメチルシリル)フェノキシ]−1−メチルエチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{(1S)−2−[2−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)−4−フルオロフェノキシ]−1−メチルエチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−[(1S)−2−{[7−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−4−イル]オキシ}−1−メチルエチル]−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−[(1S)−2−{[7−フルオロ−3−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]オキシ}−1−メチルエチル]−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−[(1S)−2−{[5−フルオロ−8−メチル−8−(トリフルオロメチル)ビシクロ[4.2.0]オクタ−1,3,5−トリエン−2−イル]オキシ}−1−メチルエチル]−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−(2−{[7−フルオロ−3−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−4−イル]オキシ}エチル)−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−[(1S)−2−{[7−フルオロ−3−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−4−イル]オキシ}−1−メチルエチル]−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−(2−{[7−フルオロ−2−メチル−2−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−4−イル]オキシ}エチル)−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−[(1S)−2−{[7−フルオロ−2−メチル−2−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−4−イル]オキシ}−1−メチルエチル]−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−(2−{[7−フルオロ−3−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−4−イル]オキシ}エチル)−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−[(1S)−2−{[7−フルオロ−3−メチル−3−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−4−イル]オキシ}−1−メチルエチル]−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−(2−{[7−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−4−イル]オキシ}エチル)−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−[(1S)−2−{[7−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−4−イル]オキシ}−1−メチルエチル]−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−[2−(2−ビシクロ[1.1.1]ペンタ−1−イル−4−クロロフェノキシ)エチル]−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−[2−(2−ビシクロ[1.1.1]ペンタ−1−イル−4−フルオロフェノキシ)エチル]−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−[(1S)−2−(2−ビシクロ[1.1.1]ペンタ−1−イル−4−クロロフェノキシ)−1−メチルエチル]−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−[(1S)−2−(2−ビシクロ[1.1.1]ペンタ−1−イル−4−フルオロフェノキシ)−1−メチルエチル]−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[4−クロロ−2−(3−フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタ−1−イル)フェノキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[4−フルオロ−2−(3−フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタ−1−イル)フェノキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{(1S)−2−[4−クロロ−2−(3−フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタ−1−イル)フェノキシ]−1−メチルエチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{(1S)−2−[4−フルオロ−2−(3−フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタ−1−イル)フェノキシ]−1−メチルエチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−(2−{4−フルオロ−2−[3−(トリフルオロメチル)ビシクロ[1.1.1]ペンタ−1−イル]フェノキシ}エチル)−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−[(1S)−2−{4−フルオロ−2−[3−(トリフルオロメチル)ビシクロ[1.1.1]ペンタ−1−イル]フェノキシ}−1−メチルエチル]−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{2−[(2,2,7−トリフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{2−[(2,2,7−トリフルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−4−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[(2,2−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−4−イル)オキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{2−[(2,2,3,3,7−ペンタフルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−4−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{2−[(2,2,3,3−テトラフルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−4−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[4−フルオロ−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)フェノキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[4−フルオロ−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル)フェノキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[(7−クロロ−2,2−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)オキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{2−[(2,2,8−トリフルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−5−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{2−[(2,2,8−トリフルオロ−2H−クロメン−5−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{2−[(2,2,5−トリフルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{2−[(2,2,5−トリフルオロ−2H−クロメン−8−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{2−[(4,4,8−トリフルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−5−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{2−[(3,3,8−トリフルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−5−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{(1S)−1−メチル−2−[(2,2,7−トリフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{(1S)−1−メチル−2−[(2,2,7−トリフルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−4−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{(1S)−2−[(2,2−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−4−イル)オキシ]−1−メチルエチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{(1S)−1−メチル−2−[(2,2,3,3,7−ペンタフルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−4−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{(1S)−1−メチル−2−[(2,2,3,3−テトラフルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−4−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{(1S)−2−[4−フルオロ−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)フェノキシ]−1−メチルエチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{(1S)−2−[4−フルオロ−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル)フェノキシ]−1−メチルエチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{(1S)−2−[(7−クロロ−2,2−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)オキシ]−1−メチルエチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{(1S)−1−メチル−2−[(2,2,8−トリフルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−5−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{(1S)−1−メチル−2−[(2,2,8−トリフルオロ−2H−クロメン−5−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{(1S)−1−メチル−2−[(2,2,5−トリフルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{(1S)−1−メチル−2−[(2,2,5−トリフルオロ−2H−クロメン−8−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{(1S)−1−メチル−2−[(4,4,8−トリフルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−5−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{(1S)−1−メチル−2−[(3,3,8−トリフルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−5−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{2−[(3,3,7−トリフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[(3,3−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)オキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{2−[(2,2,3,3,7−ペンタフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{2−[(2,2,3,3−テトラフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[(2,2−ジフルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−5−イル)オキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[(2,2−ジフルオロ−2H−クロメン−5−イル)オキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[(2,2−ジフルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル)オキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[(2,2−ジフルオロ−2H−クロメン−8−イル)オキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[(4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−5−イル)オキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[(3,3−ジフルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−5−イル)オキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[(4,4−ジフルオロ−4H−クロメン−5−イル)オキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[(8,8−ジフルオロ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル)オキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{2−[(4,8,8−トリフルオロ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[(7,7−ジフルオロ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル)オキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{(1S)−1−メチル−2−[(3,3,7−トリフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{(1S)−2−[(3,3−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)オキシ]−1−メチルエチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{(1S)−1−メチル−2−[(2,2,3,3,7−ペンタフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{(1S)−1−メチル−2−[(2,2,3,3−テトラフルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{(1S)−2−[(2,2−ジフルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−5−イル)オキシ]−1−メチルエチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{(1S)−2−[(2,2−ジフルオロ−2H−クロメン−5−イル)オキシ]−1−メチルエチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{(1S)−2−[(2,2−ジフルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−8−イル)オキシ]−1−メチルエチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{(1S)−2−[(2,2−ジフルオロ−2H−クロメン−8−イル)オキシ]−1−メチルエチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{(1S)−2−[(4,4−ジフルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−5−イル)オキシ]−1−メチルエチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{(1S)−2−[(3,3−ジフルオロ−3,4−ジヒドロ−2H−クロメン−5−イル)オキシ]−1−メチルエチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{(1S)−2−[(4,4−ジフルオロ−4H−クロメン−5−イル)オキシ]−1−メチルエチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{(1S)−2−[(8,8−ジフルオロ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル)オキシ]−1−メチルエチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{(1S)−1−メチル−2−[(4,8,8−トリフルオロ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{(1S)−2−[(7,7−ジフルオロ−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル)オキシ]−1−メチルエチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{(1S)−1−メチル−2−[(2,2,4−トリフルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{(1S)−2−[(2,2−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)オキシ]−1−メチルエチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−2−{2−[(2,2,4−トリフルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)オキシ]エチル}−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
2−{2−[(2,2−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)オキシ]エチル}−7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1,6−ジオン;
ペンタフルオロ(5−フルオロ−2−{2−[7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1,6−ジオキソ−1,3,4,6−テトラヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−2−イル]エトキシ}フェニル)硫黄;
ペンタフルオロ[5−フルオロ−2−({(2S)−2−[7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1,6−ジオキソ−1,3,4,6−テトラヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−2−イル]プロピル}オキシ)フェニル]硫黄;
ペンタフルオロ(2−{2−[7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1,6−ジオキソ−1,3,4,6−テトラヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−2−イル]エトキシ}フェニル)硫黄;および
ペンタフルオロ[2−({(2S)−2−[7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1,6−ジオキソ−1,3,4,6−テトラヒドロ−2H−ピリド[1,2−a]ピラジン−2−イル]プロピル}オキシ)フェニル]硫黄。
【0262】
ELISA読み出しによる細胞ベースのγ−セクレターゼアッセイ
アミロイドベータタンパク質Aβ(1〜42)の産生を調節する化合物の能力を、ヒトWT−APP過剰発現CHO細胞を使用して決定した。細胞を、DMEM/F12ベースの培地において96ウェルの組織培養処理した透明プレート(Falcon)中に22,000細胞/100μLウェルにてプレートし、37℃において24時間にわたってインキュベートした。試験するための化合物を、100%DMSO中で希釈し、IC
50決定のための11点半対数用量応答を達成した。化合物を、新鮮な培地に添加し、1%最終DMSOを達成した。適切なビヒクルまたは阻害薬対照を、アッセイシグナルウィンドウについて、それぞれ、最小阻害値または最大阻害値を得るために対照ウェル中に個別に添加した後、プレートを、37℃において約24時間にわたってインキュベートした。この手順は、次に記載されているELISA検出ステップにおいてAβ(1〜42)レベルについて試験される各ウェル中の馴化培地を生成する。各ウェル中の残りの細胞培養物も、下に記載されているように細胞毒性について試験される。
【0263】
ELISAアッセイプレートのコーティングを、黒色384−ウェルMaxisorp(登録商標)プレート(Nunc)への0.1M NaHCO
3(pH9.0)中の(3μg/mL)における自社製のAβ(1〜42)特異抗体50μL/ウェルの添加により開始させ、4℃において一晩にわたってインキュベートした。次いで、捕捉抗体を、ELISAアッセイプレートから吸引し、プレートを、洗浄緩衝液(ダルベッコのPBS、0.05% Tween20)4×100μLで洗浄した。次いで、ブロッキング緩衝液(ダルベッコのPBS、1.0%BSA(Sigma A7030))90μL/ウェルを、プレートに添加した。周囲温度インキュベーションを、最低限2時間にわたって続けた。次いで、ブロッキング緩衝液を除去し、次いで、アッセイ緩衝液(ダルベッコのPBS、1.0%BSA(Sigma A7030)、0.05%Tween20)20μL/ウェルを添加した。この時点で、実験的馴化培地(上に記載されている)40μLを(二つ組で)、捕捉抗体を含有するブロックされたELISAプレートのウェル内に移し、続いて、4℃において一晩にわたってインキュベートした。細胞毒性も、製造者の使用説明書に従って比色細胞増殖アッセイ(CellTiter 96(登録商標)AQ
ueous One Solution Cell Proliferation Assay、Promega)により、Aβ(1〜42)アッセイのための馴化培地の除去後に、対応する残りの細胞において測定した。
【0264】
4℃におけるELISAアッセイプレートの一晩にわたるインキュベーション後、非結合Aβペプチドを、洗浄緩衝液による洗浄(4×100μL)を介して除去した。ユーロピウム(Eu)標識した(カスタム標識、Perkin Elmer)Aβ(1〜16)6e10モノクローナル抗体(Covance #SIG−39320)を、アッセイ緩衝液に添加した(1:10,000、20uM EDTAにてEu−6e10 50μL/ウェル)。最低限2時間にわたる周囲温度におけるインキュベーションと、続く、洗浄緩衝液による洗浄(4×100μL)後、Delfia Enhancement Solution(Perkin Elmer)30μL/ウェルを添加した。1時間の周囲温度インキュベーション後、プレートを、標準DELFIA TRFセッティングを使用してEnVisionプレートリーダー(Perkin Elmer)で読んだ。阻害IC
50決定を包含するデータ分析は、非線形回帰フィット分析(自社製ソフトウェア)および最大阻害対照および最小阻害対照についての適切なプレート平均値を使用して行った。
【0265】
【表3-1】
【0266】
【表3-2】
【0267】
【表3-3】