特許第5767620号(P5767620)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5767620酸化ジルコニウムナノ粒子とそのヒドロゾルおよび酸化ジルコニウムナノ粒子を製造するための組成物と方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5767620
(24)【登録日】2015年6月26日
(45)【発行日】2015年8月19日
(54)【発明の名称】酸化ジルコニウムナノ粒子とそのヒドロゾルおよび酸化ジルコニウムナノ粒子を製造するための組成物と方法
(51)【国際特許分類】
   C01G 25/02 20060101AFI20150730BHJP
   B82Y 30/00 20110101ALI20150730BHJP
   B82Y 40/00 20110101ALI20150730BHJP
【FI】
   C01G25/02
   B82Y30/00
   B82Y40/00
【請求項の数】8
【外国語出願】
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2012-259341(P2012-259341)
(22)【出願日】2012年11月28日
(65)【公開番号】特開2013-139378(P2013-139378A)
(43)【公開日】2013年7月18日
【審査請求日】2012年12月12日
(31)【優先権主張番号】101100159
(32)【優先日】2012年1月3日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】500202322
【氏名又は名称】長興材料工業股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100140109
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 新次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100075270
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 泰
(74)【代理人】
【識別番号】100096013
【弁理士】
【氏名又は名称】富田 博行
(74)【代理人】
【識別番号】100092967
【弁理士】
【氏名又は名称】星野 修
(74)【代理人】
【識別番号】100161595
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 梓
(72)【発明者】
【氏名】チン−チュー・チョウ
(72)【発明者】
【氏名】ラン・チョウ
(72)【発明者】
【氏名】シー−ヤオ・ブ
(72)【発明者】
【氏名】ウェイ−チャン・スン
【審査官】 大城 公孝
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−114008(JP,A)
【文献】 特開2008−290896(JP,A)
【文献】 特開平05−139703(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C01G 25/00−25/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
酸化ジルコニウムのナノ粒子を製造するための方法であって:
水溶性のジルコニウム塩、水酸化物イオン供給剤、およびカルボキシルアニオン供給剤を水に溶解させ、それにより水溶液を形成すること、ここで、カルボキシルアニオン供給剤はカルボン酸から選択され、そして水溶性のジルコニウム塩は0.2N〜2.0Nの規定度でジルコニウムイオンを与え、水酸化物イオン供給剤は0.2N〜3.0Nの規定度で水酸化物イオンを与え、そしてカルボキシルアニオン供給剤は0.02N〜1.0Nの規定度でカルボキシルアニオンを与えるものであり、ここで、水酸化物イオンの量に基づく水酸化物イオン供給剤の規定度は、ジルコニウムイオンの量に基づく水溶性のジルコニウム塩の規定度とカルボキシルアニオンの量に基づくカルボキシルアニオン供給剤の規定度との合計よりも小さくはない;
水溶液を120℃から180℃までの範囲の温度に維持することによって水熱合成反応を1〜20時間にわたって実施し、それにより生成物の溶液を生じさせること;
遠心分離工程を実施することによって生成物の溶液から固形物を分離すること;および
洗浄を行い、次いで固形物を乾燥させ、それにより酸化ジルコニウムのナノ粒子を得ること、ここで、酸化ジルコニウムのナノ粒子の体積平均粒子径と数平均粒子径との比率が1.00〜1.05である;
を含む前記方法。
【請求項2】
水溶性のジルコニウム塩は、硫酸ジルコニウム(Zr(SO4)2)、塩化ジルコニウム(ZrCl4)、塩化ジルコニル(ZrOCl2)、硝酸ジルコニウム(Zr(NO3)4)、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
水酸化物イオン供給剤は、無機塩基、アンモニウム塩、尿素、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
水酸化物イオン供給剤は、アンモニア溶液、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される無機塩基である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
水酸化物イオン供給剤は、重炭酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、またはこれらの組み合わせからなる群から選択されるアンモニウム塩である、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
カルボキシルアニオン供給剤は、シュウ酸、クエン酸、マロン酸、酒石酸、マレイン酸、アジピン酸、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
酸化ジルコニウムのナノ粒子がその表面にカルボキシル基(−COOH)を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
酸化ジルコニウムのナノ粒子の数平均粒子サイズは50nm未満である、請求項1に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は2012年1月3日に提出された台湾特許出願101100159号の優先権を主張する。
関連出願についてのクロス・リファレンス
適用なし。
【0002】
本発明はナノ材料に関する。特に、本発明は酸化ジルコニウムのナノ粒子、そのヒドロゾル、および酸化ジルコニウムのナノ粒子を製造するための組成物と方法に関する。
【背景技術】
【0003】
酸化ジルコニウムは、耐熱性、耐摩耗性および耐食性を有する無機非金属材料である。さらに、酸化ジルコニウムは優れた光学的、熱的、電気的および機械的性質を備えている。酸化ジルコニウムは室温においては絶縁体であるが、高温では固体の電解質である。酸化ジルコニウムは、その独特な分子構造のために触媒性能を有する。さらに、酸化ジルコニウムのナノ粒子は、その高い比表面積、良好な物理化学的安定性などのゆえに、セラミック、ゴム、塗料、家庭用薬品、触媒、その他において広く用いられる。さらに、酸化ジルコニウムは高い屈折率を有し、そのため、有機質基材の屈折率を向上させるために添加することができ、あるいは高い屈折率を有するナノ粒子フィルムを製造するために用いることができる。酸化ジルコニウムの粒子は通常はゾルの形態で用いられるので、不均質なゾルを生じさせ、そしてその粒子から製造された製品の安定性に影響を及ぼすであろう凝集の可能性を避けるために、ゾルの中に高度に分散されなければならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、酸化ジルコニウムナノ粒子の調製方法は物理的方法と化学的方法に分類することができる。物理的方法としては噴霧熱分解法、噴霧誘導連結プラズマ法、凍結乾燥法などがあり、一方、化学的方法としては加水分解法、沈殿法、ゾルゲル法、水熱合成法、マイクロエマルション法、低温エージング法、化学気相析出法などがある。厳密な技術、材料および高いコストを必要とする物理的方法に比べて、(ゾルゲル法や沈殿法などの)化学的方法は単純であり、コストも低いので、ナノ材料を製造するための主要な方法となっている。しかし、酸化ジルコニウムのナノ粒子を製造するために公知の化学的方法を用いる場合、ナノ粒子は通常(特に、高温の燃焼プロセスまたは乾燥脱水のプロセスの間に)互いに凝集し、そのため、単分散したナノ粒子を得るのは困難である。その結果、ナノ材料の大きな比表面積という利点を十分に生かすことはできない。従って、ナノ粒子の「凝集」は、ナノ材料の開発における重大な障害である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は酸化ジルコニウムのナノ粒子、およびそれを製造するための方法を提供する。本発明の酸化ジルコニウムナノ粒子は均一な粒子サイズを有し、表面にはカルボキシル基(−COOH)を有し、そして水の中に分散させることができて、それにより均一で安定し、かつ透明な酸化ジルコニウムナノ粒子のヒドロゾルが得られる。このヒドロゾルは優れた単分散性を備えている。本発明は従来の調製方法を用いる場合の酸化ジルコニウムナノ粒子の凝集という問題に対処し、そして追加の分散剤または安定剤を用いることなく酸化ジルコニウムナノ粒子のヒドロゾルを提供するものである。
【0006】
本発明の一つの態様は、酸化ジルコニウムのナノ粒子を製造するための組成物を提供することであり、この組成物は:
水溶性のジルコニウム塩;
水酸化物イオン(OH)供給剤;
カルボキシルアニオン(−COO)供給剤;および
水;
を含み、ここで、水溶性のジルコニウム塩は0.2N〜2.0Nの規定度でジルコニウムイオンを与え、水酸化物イオン供給剤は0.2N〜3.0Nの規定度で水酸化物イオンを与え、そしてカルボキシルアニオン供給剤は0.02N〜1.0Nの規定度でカルボキシルアニオンを与えるものである。
【0007】
本発明の別の態様は、酸化ジルコニウムのナノ粒子を製造するための方法を提供することであり、この方法は:
水溶性のジルコニウム塩、水酸化物イオン供給剤、およびカルボキシルアニオン供給剤を水に溶解させ、それにより水溶液を形成すること、ここで、水溶性のジルコニウム塩は0.2N〜2.0Nの規定度でジルコニウムイオンを与え、水酸化物イオン供給剤は0.2N〜3.0Nの規定度で水酸化物イオンを与え、そしてカルボキシルアニオン供給剤は0.02N〜1.0Nの規定度でカルボキシルアニオンを与えるものである;
水溶液を120℃から180℃までの範囲の温度に維持することによって水熱合成反応を1〜20時間にわたって実施し、それにより生成物の溶液を生じさせること;
遠心分離工程を実施することによって生成物の溶液から固形物を分離すること;および
洗浄を行い、次いで固形物を乾燥させ、それにより酸化ジルコニウムのナノ粒子を得ること;
を含む。
【0008】
本発明のさらに別の態様は、酸化ジルコニウムナノ粒子のヒドロゾルを製造するための方法を提供することであり、この方法は:
水溶性のジルコニウム塩、水酸化物イオン供給剤、およびカルボキシルアニオン供給剤を水に溶解させ、それにより水溶液を形成すること、ここで、カルボキシルアニオン供給剤はカルボン酸、カルボン酸塩、およびこれらの組み合わせからなる群から選択され、水溶性のジルコニウム塩は0.2N〜2.0Nの規定度でジルコニウムイオンを与え、水酸化物イオン供給剤は0.2N〜3.0Nの規定度で水酸化物イオンを与え、そしてカルボキシルアニオン供給剤は0.02N〜1.0Nの規定度でカルボキシルアニオンを与えるものである;
水溶液を120℃から180℃までの範囲の温度に維持することによって水熱合成反応を1〜20時間にわたって実施し、それにより生成物の溶液を生じさせること;
遠心分離工程を実施することによって生成物の溶液から固形物を分離すること;
洗浄を行い、次いで固形物を乾燥させ、それにより酸化ジルコニウムのナノ粒子を得ること;および
酸化ジルコニウムのナノ粒子を水の中に分散させ、それにより酸化ジルコニウムナノ粒子のヒドロゾルを得ること;
を含む。
【0009】
本発明のさらに別の態様は、水溶性のジルコニウム塩、水酸化物イオン供給剤、およびカルボキシルアニオン供給剤を水に溶解させて水溶液を形成し、そして水溶液を120℃から180℃までの範囲の温度に維持して水熱合成反応を1〜20時間にわたって実施することによって得られる酸化ジルコニウムのナノ粒子を提供することであり、ここで、水溶液において、水溶性のジルコニウム塩は0.2N〜2.0Nの規定度でジルコニウムイオンを与え、水酸化物イオン供給剤は0.2N〜3.0Nの規定度で水酸化物イオンを与え、そしてカルボキシルアニオン供給剤は0.02N〜1.0Nの規定度でカルボキシルアニオンを与えるものである。
【0010】
本発明のさらに別の態様は、上記の酸化ジルコニウムナノ粒子と水を含む酸化ジルコニウムナノ粒子のヒドロゾルを提供することである。
上記の目的と本発明の技術的特徴および利点をさらに明らかにするために、幾つかの実施態様を参照して本発明を以下で詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は実施例1で調製された酸化ジルコニウムナノ粒子のFT−IRスペクトルを示す。
図2図2は実施例2で調製された酸化ジルコニウムナノ粒子のFT−IRスペクトルを示す。
図3図3は実施例3で調製された酸化ジルコニウムナノ粒子のFT−IRスペクトルを示す。
図4図4は実施例4で調製された酸化ジルコニウムナノ粒子のFT−IRスペクトルを示す。
図5図5は酸化ジルコニウムナノ粒子1のヒドロゾルの透過型電子顕微鏡検査(TEM)の画像を示す。
図6図6は酸化ジルコニウムナノ粒子2のヒドロゾルの透過型電子顕微鏡検査(TEM)の画像を示す。
図7図7は酸化ジルコニウムナノ粒子3のヒドロゾルの透過型電子顕微鏡検査(TEM)の画像を示す。
図8図8は酸化ジルコニウムナノ粒子4のヒドロゾルの透過型電子顕微鏡検査(TEM)の画像を示す。
図9図9は酸化ジルコニウムナノ粒子のヒドロゾルの粒子サイズの分布を示す。
図10図10は酸化ジルコニウムナノ粒子のヒドロゾルの粒子サイズの分布を示す。
図11図11は酸化ジルコニウムナノ粒子のヒドロゾルの粒子サイズの分布を示す。
図12図12は酸化ジルコニウムナノ粒子のヒドロゾルの粒子サイズの分布を示す。
図13】酸化ジルコニウムナノ粒子1のヒドロゾルの写真
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の幾つかの実施態様を以下で詳しく説明する。しかるに、本発明の精神から逸脱することなく、本発明は様々な態様で具現化され得るものであり、本明細書に記載された態様に限定されない。さらに、追加の説明が無い限り、明細書(特に特許請求の範囲)における単数形の名詞表現は単数と複数の形態を含む。さらに、明細書における「規定度」は、溶液の1リットル当りの溶質のグラム当量を示し、これは「N」で表される。例えば、ジルコニウムイオンの規定度の場合:
ジルコニウムイオンの規定度(N)=ジルコニウムイオンの当量/溶液のリットル量;
ジルコニウムイオンの当量=ジルコニウム塩の質量/ジルコニウムイオンのグラム当量;
ジルコニウムイオンのグラム当量=ジルコニウム塩の分子量/4(ジルコニウムイオンの原子価)、である。
【0013】
本発明は酸化ジルコニウムのナノ粒子を製造するための組成物を提供し、そのナノ粒子は組成物に対して水熱合成反応を行うことによって得られる。この酸化ジルコニウムナノ粒子は均一なサイズを有し、表面にはカルボキシル基を有し、そのため優れた単分散性を備え、そして水の中に分散させることができて、それにより均一で安定し、かつ透明な酸化ジルコニウムナノ粒子のヒドロゾルが得られる。
【0014】
具体的には、本発明の酸化ジルコニウムのナノ粒子を製造するための組成物は、水溶性のジルコニウム塩、水酸化物イオン供給剤、カルボキシルアニオン供給剤および水を含み、ここで、水溶性のジルコニウム塩は0.2N〜2.0Nの規定度でジルコニウムイオンを与え、水酸化物イオン供給剤は0.2N〜3.0Nの規定度で水酸化物イオンを与え、そしてカルボキシルアニオン供給剤は0.02N〜1.0Nの規定度でカルボキシルアニオンを与えるものである。ここで言う水酸化物イオンの量は、添加された水酸化物イオン供給剤によって与えることのできる水酸化物イオンの最大の総量を指すことに留意されたい。例えば、水酸化物イオン供給剤として尿素を用いるとき、尿素はゆっくりとアンモニアに加水分解され、そしてアンモニアは水と反応して水酸化物イオンを与える。この場合、水酸化物イオン供給剤の濃度は、尿素が完全に加水分解された後に得られる水酸化物イオンの総量に依存する。
【0015】
本発明の酸化ジルコニウムのナノ粒子を製造するための組成物において、水溶性のジルコニウム塩は水に溶解し得るいかなるジルコニウム塩であってもよく、水酸化物イオン供給剤は水酸化物イオンを与えることのできるいかなる化学物質であってもよい。カルボキシルアニオン供給剤のタイプは特に限定されない。例えば、水溶性のジルコニウム塩は、硫酸ジルコニウム(Zr(SO))、塩化ジルコニウム(ZrCl)、塩化ジルコニル(ZrOCl)、硝酸ジルコニウム(Zr(NO))、およびこれらの組み合わせからなる群から選択することができ、水酸化物イオン供給剤は、無機塩基、アンモニウム塩、尿素、およびこれらの組み合わせからなる群から選択することができ、ここで無機塩基は、例えば、アンモニア溶液、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、またはこれらの組み合わせとすることができ、そしてアンモニウム塩は、例えば、重炭酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、またはこれらの組み合わせとすることができ、そしてカルボキシルアニオン供給剤は、カルボン酸、カルボン酸塩、およびこれらの組み合わせからなる群から選択することができる。カルボキシルアニオン供給剤は、シュウ酸、クエン酸、リン酸、マロン酸、酒石酸、マレイン酸、アジピン酸、およびこれらの組み合わせからなる群から選択するのが好ましい。適切な収率を得るためには、カルボキシルアニオン供給剤として「カルボン酸塩」が用いられるとき、(水酸化物イオンの量に基づく)水酸化物イオン供給剤の規定度は、(カルボキシルアニオンの量に基づく)カルボキシルアニオン供給剤の規定度よりも少なくとも大きくするべきであり、また好ましくは、(ジルコニウムイオンの量に基づく)水溶性のジルコニウム塩の規定度と(カルボキシルアニオンの量に基づく)カルボキシルアニオン供給剤の規定度との合計よりも小さくはないようにする。本発明の幾つかの態様において、水溶性のジルコニウム塩は塩化ジルコニル、硫酸ジルコニウムまたは硝酸ジルコニウムであり、水酸化物イオン供給剤は尿素、水酸化ナトリウムまたはアンモニアであり、そしてカルボキシルアニオン供給剤はクエン酸、アジピン酸、マロン酸またはマレイン酸である。
【0016】
本発明の酸化ジルコニウムのナノ粒子を製造するための組成物は、水熱合成反応によって良好な単分散性を有する酸化ジルコニウムナノ粒子を提供するために用いることができる。従って、本発明はまた、酸化ジルコニウムのナノ粒子を製造するための方法も提供するものであり、この方法は:水溶性のジルコニウム塩、水酸化物イオン供給剤、およびカルボキシルアニオン供給剤を水に溶解させ、それにより水溶液を形成し、ここで、水溶性のジルコニウム塩は0.2N〜2.0Nの規定度でジルコニウムイオンを与え、水酸化物イオン供給剤は0.2N〜3.0Nの規定度で水酸化物イオンを与え、そしてカルボキシルアニオン供給剤は0.02N〜1.0Nの規定度でカルボキシルアニオンを与えるものであり;次いで、水熱合成反応を実施し、それにより生成物の溶液を生じさせ;(例えば、遠心分離工程を実施することによって)生成物の溶液から固形物を分離し;固形物を繰り返し洗浄し;次いで固形物を乾燥させ、それにより酸化ジルコニウムのナノ粒子を得る;という工程を含む。
【0017】
いかなる理論にも拘束されるものではないが、本発明の水熱合成反応において、水溶性のジルコニウム塩はジルコニウムイオンを与え、そして水酸化物イオン供給剤は水酸化物イオンを与えると考えられる。水酸化物イオンはカルボキシルアニオン供給剤から解離するカルボキシルアニオンを作るだけでなく、ジルコニウムイオンとともに酸化ジルコニウムの沈殿物を形成する。解離したカルボキシルアニオンはジルコニウムイオンとともに錯体を形成することができ、それにより溶液中の遊離ジルコニウムイオンの濃度を低く維持する。その結果、ジルコニウムイオンの高い濃度による特に大きな酸化ジルコニウム粒子の形成が避けられる。水熱合成反応が行われる間に、溶液中の遊離ジルコニウムイオンと水酸化物イオンは互いに反応して酸化ジルコニウムの沈殿物を形成し、それにより遊離ジルコニウムイオンの濃度は低下する。次いで、カルボキシルアニオンとジルコニウムイオンの錯体は解離して遊離ジルコニウムイオンを放出し、この遊離ジルコニウムイオンは水酸化物イオン供給剤によって与えられる水酸化物イオンと反応し続け、それにより酸化ジルコニウムの沈殿物が形成する。最後に、ジルコニウムイオンと水酸化物イオンから酸化ジルコニウムの沈殿物が形成した後、カルボキシルアニオンは酸化ジルコニウムのナノ粒子の表面に吸着し、従って、酸化ジルコニウムのナノ粒子はその表面にカルボキシル基を有することになる。
【0018】
上記の水熱合成反応は、(オートクレーブのような)閉鎖された環境の中で高温において行われる。製造される酸化ジルコニウムナノ粒子のサイズは、水熱合成反応の反応時間と温度を制御することによって調節することができると考えられる。具体的には、同じ組成成分の場合、水熱合成反応の温度が固定しているときは、水熱合成反応の時間が長いほど、製造される酸化ジルコニウムナノ粒子のサイズは大きくなり、そして水熱合成反応の時間が固定しているときは、水熱合成反応の温度が高いほど、製造される酸化ジルコニウムナノ粒子のサイズは大きくなる。さらに、水熱合成反応が酸化ジルコニウムナノ粒子を調製するために行われる場合、酸化ジルコニウムナノ粒子の所望のサイズが小さいほど(すなわち、比表面積が大きく、かつ溶媒中での分散性が良好であること)、酸化ジルコニウムナノ粒子の収率は低くなる、ということが見いだされる。この点から見て、適切な収率を維持するために、水熱合成反応の反応時間と温度は一般に、約20nm〜約50nmの平均粒子サイズを有する酸化ジルコニウムナノ粒子が得られるように制御される。本発明の幾つかの態様において、水熱合成反応は約120℃から約180℃までの範囲の温度で約1時間から約20時間にわたって実施され、それによって製造される酸化ジルコニウムナノ粒子は50nm未満の平均粒子サイズを有する。
【0019】
本発明の酸化ジルコニウムのナノ粒子を製造するための組成物に対して水熱合成反応を行った後に、酸化ジルコニウムナノ粒子を含む生成物の溶液が得られ、その生成物溶液の溶媒分は(例えば遠心分離工程を行うことによって)除去され、それにより酸化ジルコニウムナノ粒子の粗生成物が得られる。その後、粗生成物は水またはエタノールで洗浄され、次いで乾燥されて、酸化ジルコニウムのナノ粒子が得られる。
【0020】
従って、本発明はまた、上述の方法から製造された酸化ジルコニウムのナノ粒子も提供するものである。酸化ジルコニウムナノ粒子の適用(例えば、ポリマーの中に分散させて複合材料を形成すること)において、ナノ粒子の粒子サイズの均一性は、形成される複合材料の性質の安定性に影響を及ぼすだろう。均一な粒子サイズを有するナノ粒子だけが、複合材料の安定したバッチ間性能を保証することができる。従って、酸化ジルコニウムナノ粒子のサイズの均一性は、それらの適用について重要である。本発明は極めて均一な粒子サイズ(例えば、狭い粒子サイズの分布)を有する酸化ジルコニウムナノ粒子を提供するものであり、従って、それを適用する製品は安定した品質を備えたものとして得られる。本発明の幾つかの態様において、酸化ジルコニウムナノ粒子の多分散指数(Dv/Dn)は約1.00〜約1.05であり、ここでDvは体積平均粒子径であり、Dnは数平均粒子径である。
【0021】
本発明の酸化ジルコニウムナノ粒子は、粒子に吸着したカルボキシル基のために親水性を備えていて、優れた単分散性を有し、水のような極性溶媒の中に容易に分散させることによってヒドロゾル分散液を形成することができる。一方、本発明の酸化ジルコニウムナノ粒子の表面にあるカルボキシル基はヒドロキシル含有化合物またはアミノ含有化合物と反応して共有結合を形成することができ、これが粒子にさらにグラフト変性をもたらす可能性を与え、このことが酸化ジルコニウムナノ粒子の適用性を大いに増大させる。例えば、当業者であれば、彼らの知識と本明細書の教示に基づいて、表面の化学的変性プロセス(例えば疎水性変性プロセス)によって、本発明の酸化ジルコニウムナノ粒子を有機溶媒の中に分散させ、それにより酸化ジルコニウムナノ粒子の有機ヒドロゾルを形成させるであろう。
【0022】
本発明の酸化ジルコニウムナノ粒子は良好な単分散性を有し、そして水の中に容易に分散させることができて、それにより均一で安定し、かつ透明な酸化ジルコニウムナノ粒子のヒドロゾルが得られる。この点から見て、本発明はまた、酸化ジルコニウムナノ粒子のヒドロゾルを製造するための方法、およびそれによって製造されるヒドロゾルも提供する。酸化ジルコニウムナノ粒子のヒドロゾルを製造するための本発明の方法は単純である。均一で安定し、かつ透明な酸化ジルコニウムナノ粒子のヒドロゾルは、本発明の酸化ジルコニウムナノ粒子を水の中に分散させ、そして何らの分散剤または界面活性剤も添加することなく、あるいは超音波や追加の粉砕のような機械的な分散方法を用いることなく、ゆっくり攪拌することによって得ることができる。本発明の酸化ジルコニウムナノ粒子のヒドロゾルは顕著なチンダル効果を有していて、また静置した状態で室温において一ヶ月以上にわたって安定して保存することができる(すなわち、酸化ジルコニウムナノ粒子に凝集は全く生じない)。
【実施例】
【0023】
本発明を実施態様によって以下でさらに説明する。ここで、測定手段と測定方法はそれぞれ次の通りである。
[赤外分光分析]
赤外分光分析はNicolet 380 FT−IR赤外分光計を用いて行われる。
【0024】
[多分散性の分析]
酸化ジルコニウムナノ粒子のヒドロゾルの質量濃度は0.5%に希釈される。その後、動的光散乱法を用いて粒子径分布測定装置(MalvernNano ZS)によって、酸化ジルコニウムナノ粒子のヒドロゾルの体積平均粒子径(Dv)、数平均粒子径(Dn)および多分散指数(Dv/Dn)が測定される。
【0025】
[収率の分析]
ZrOの理想質量(ideal mass)は、添加されるジルコニウム塩に含まれる「Zr4+」イオンが次の化学的関係に従ってZrOに完全に移行される場合の量として定義される:
Zr4++4OH→ Zr(OH)
Zr(OH) → ZrO+H
ZrOの収率=(生成するZrOの実質量/ZrOの理想質量)×100%、である。
【0026】
[酸化ジルコニウムナノ粒子の調製]
実施例1
0.8gのZrOCl(ジルコニウムイオンの当量は0.0182である)、1.6gの尿素(水酸化物イオンに基づいて当量で0.0267)、0.4gのクエン酸(カルボキシルアニオンの当量は0.0021である)および25gの脱イオン水を均一に混合し、それにより約0.0278リットルの総容積の混合物を得た。ジルコニウムイオン、水酸化物イオンおよびカルボキシルアニオンの濃度はそれぞれ0.655N、0.960Nおよび0.076Nであった。混合物を40mlのオートクレーブの中に置き、180℃で10時間にわたって反応させ、それにより生成物の溶液を得た。生成物溶液の溶媒分を除去するために遠心分離工程を実施し、それにより白い沈殿物を得た。この白い沈殿物をエタノールで数回洗浄し、次いで乾燥して、約30nmの数平均粒子径(Dn)を有する酸化ジルコニウムのナノ粒子1を得た(収率:64%)。
【0027】
実施例2
実施例1の調製手順を繰り返して、酸化ジルコニウムのナノ粒子2を調製した。ただし、混合物の成分は1.3gのZr(SO)(ジルコニウムイオンの当量は0.0182である)、1.5gの水酸化ナトリウム(水酸化物イオンに基づいて当量で0.0375)、0.3gのアジピン酸(カルボキシルアニオンの当量は0.0042である)および25gの脱イオン水となるように調節し、そしてこの混合物を120℃で12時間にわたって反応させた。この混合物の総容積は約0.0281リットルであった。ジルコニウムイオン、水酸化物イオンおよびカルボキシルアニオンの濃度はそれぞれ0.648N、1.335Nおよび0.149Nであった。酸化ジルコニウムのナノ粒子2の数平均粒子径(Dn)は約24nmであった(収率:60%)。
【0028】
実施例3
実施例1の調製手順を繰り返して、酸化ジルコニウムのナノ粒子3を調製した。ただし、混合物の成分は1.5gのZr(NO)(ジルコニウムイオンの当量は0.0182である)、5.0gのアンモニア溶液(28重量%、水酸化物イオンに基づいて当量で0.0400)、0.3gのマロン酸(カルボキシルアニオンの当量は0.0058である)および25gの脱イオン水となるように調節した。この混合物の総容積は約0.0318リットルであった。ジルコニウムイオン、水酸化物イオンおよびカルボキシルアニオンの濃度はそれぞれ0.572N、1.258Nおよび0.182Nであった。酸化ジルコニウムのナノ粒子3の数平均粒子径(Dn)は約25nmであった(収率:45%)。
【0029】
実施例4
実施例1の調製手順を繰り返して、酸化ジルコニウムのナノ粒子4を調製した。ただし、混合物の成分は0.8gのZrOCl(ジルコニウムイオンの当量は0.0182である)、1.6gの尿素(水酸化物イオンに基づいて当量で0.0267)、0.3gのマレイン酸(カルボキシルアニオンの当量は0.0052である)および25gの脱イオン水となるように調節し、そしてこの混合物を150℃で20時間にわたって反応させた。この混合物の総容積は約0.0277リットルであった。ジルコニウムイオン、水酸化物イオンおよびカルボキシルアニオンの濃度はそれぞれ0.657N、0.964Nおよび0.188Nであった。酸化ジルコニウムのナノ粒子4の数平均粒子径(Dn)は約45nmであった(収率:85%)。
【0030】
実施例5
実施例1の調製手順を繰り返して、酸化ジルコニウムのナノ粒子5を調製した。ただし、反応は18時間にわたって実施された。酸化ジルコニウムのナノ粒子5の数平均粒子径(Dn)は約50nmであった(収率:87%)。
【0031】
実施例6
実施例1の調製手順を繰り返して、酸化ジルコニウムのナノ粒子6を調製した。ただし、反応温度を150℃として12時間にわたって実施した。酸化ジルコニウムのナノ粒子6の数平均粒子径(Dn)は約50nmであった(収率:63%)。
【0032】
実施例1〜5からわかるように、酸化ジルコニウム粒子の粒子サイズは、水熱合成反応の反応時間(実施例1において12時間、そして実施例5において18時間)を調節することによって調整することができる。
【0033】
[赤外分光分析]
実施例1〜4のそれぞれから得られた酸化ジルコニウムのナノ粒子1、酸化ジルコニウムのナノ粒子2、酸化ジルコニウムのナノ粒子3、および酸化ジルコニウムのナノ粒子4について赤外分光分析を行い、その分析結果を図1図2図3および図4にそれぞれ示す。カルボキシル基に起因する約1700/cm−1〜約1725/cm−1におけるC=O二重結合の特性吸収が図1〜4に示されていて、これは酸化ジルコニウムのナノ粒子1〜4の表面にカルボキシル基が存在することを示す。
【0034】
[酸化ジルコニウムナノ粒子のヒドロゾルの調製]
酸化ジルコニウムナノ粒子1、酸化ジルコニウムナノ粒子2、酸化ジルコニウムナノ粒子3、および酸化ジルコニウムナノ粒子4をそれぞれ脱イオン水に添加して、酸化ジルコニウムナノ粒子1のヒドロゾル、酸化ジルコニウムナノ粒子2のヒドロゾル、酸化ジルコニウムナノ粒子3のヒドロゾル、および酸化ジルコニウムナノ粒子4のヒドロゾルを調製した。各々の酸化ジルコニウムナノ粒子のヒドロゾルは約8%の質量濃度を有する。
【0035】
酸化ジルコニウムナノ粒子1のヒドロゾルの写真(図13)からわかるように、本発明に係る酸化ジルコニウムナノ粒子のヒドロゾルは均一で安定していて、かつ透明である。
[透過型電子顕微鏡検査(TEM)による観察]
酸化ジルコニウムナノ粒子1のヒドロゾル、酸化ジルコニウムナノ粒子2のヒドロゾル、酸化ジルコニウムナノ粒子3のヒドロゾル、および酸化ジルコニウムナノ粒子4のヒドロゾルを、それぞれTEMを用いて観察し、その結果を図5図6図7および図8にそれぞれ示す(画像におけるスケールバーは50nmである)。画像からわかるように、各々のヒドロゾルにおける酸化ジルコニウムナノ粒子の平均粒子サイズは50nm未満であった。
【0036】
[酸化ジルコニウムナノ粒子の均一性の試験]
酸化ジルコニウムナノ粒子1のヒドロゾル、酸化ジルコニウムナノ粒子2のヒドロゾル、酸化ジルコニウムナノ粒子3のヒドロゾル、および酸化ジルコニウムナノ粒子4のヒドロゾルのそれぞれの体積平均粒子径(Dv)、数平均粒子径(Dn)、および多分散指数(Dv/Dn)を測定し、その結果を表1および図9(酸化ジルコニウムナノ粒子1のヒドロゾル)、図10(酸化ジルコニウムナノ粒子2のヒドロゾル)、図11(酸化ジルコニウムナノ粒子3のヒドロゾル)および図12(酸化ジルコニウムナノ粒子4のヒドロゾル)に示す。
【0037】
表1に示すように、本発明の酸化ジルコニウムナノ粒子のヒドロゾルにおいて、酸化ジルコニウムナノ粒子は50nm未満の平均粒子サイズを有し、そして極めて均一であり(多分散指数は1.05未満である)、このことは図9〜12に示す粒子サイズ分布(狭い粒子サイズ分布)からも知ることができる。
【0038】
【表1】
【0039】
上の実施例から得られた結果に示されるように、本発明の方法および組成物に従って製造された酸化ジルコニウムナノ粒子は表面にカルボキシル基を有し、また均一な粒子サイズを有し、そして水の中に分散させることができて、それにより均一で安定し、かつ透明な酸化ジルコニウムナノ粒子のヒドロゾルが形成される。
【0040】
以上の開示は、詳細な技術的内容とその発明としての態様に関するものである。当業者であれば、記述された本発明の開示と教示に基づいて、本発明の特徴から逸脱することなく様々な変更と置き換えを実行することができるであろう。そのような変更と置き換えは以上の説明の中で十分には開示されていないけれども、それらは添付する特許請求の範囲に実質的に包含されている。
図1
図2
図3
図4
図9
図10
図11
図12
図5
図6
図7
図8
図13