(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記骨盤領域は前記ウエストバンドの前部に配置されている少なくとも1つの開き口を画定し、締めひもが前記開き口を通過して延びており、前記締めひもは前記ストランドセグメントとは別の要素であることを特徴とする、請求項1に記載の衣料品。
前記骨盤領域は、前記ウエストバンドの前部に配置されている少なくとも1つの開き口を画定し、締めひもが前記開き口を通過して延びており、前記締めひもは前記ストランドセグメントとは別の要素であることを特徴とする、請求項10に記載の衣料品。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【
図7】衣料品に利用してもよい第1伸張ストランド要素の平面図である。
【
図8】
図7に明示した第1伸張ストランド要素の一部の斜視図である。
【
図9】第1伸張ストランド要素の一部の分解斜視図である。
【
図10A】
図8の断面線10Aに明示した第1伸張ストランド要素の一部の断面図である。
【
図10B】
図8の断面線10Bに明示した第1伸張ストランド要素の一部の断面図である。
【
図13A】第1伸張ストランド要素の製造工程の斜視図である。
【
図13B】第1伸張ストランド要素の製造工程の斜視図である。
【
図13C】第1伸張ストランド要素の製造工程の斜視図である。
【
図13D】第1伸張ストランド要素の製造工程の斜視図である。
【
図13E】第1伸張ストランド要素の製造工程の斜視図である。
【
図13F】第1伸張ストランド要素の製造工程の斜視図である。
【
図13G】第1伸張ストランド要素の製造工程の斜視図である。
【
図13H】第1伸張ストランド要素の製造工程の斜視図である。
【
図14A】第1伸張ストランド要素の製造工程の模式断面図である。
【
図14B】第1伸張ストランド要素の製造工程の模式断面図である。
【
図14C】第1伸張ストランド要素の製造工程の模式断面図である。
【
図14D】第1伸張ストランド要素の製造工程の模式断面図である。
【
図14E】第1伸張ストランド要素の製造工程の模式断面図である。
【
図14F】第1伸張ストランド要素の製造工程の模式断面図である。
【
図14G】第1伸張ストランド要素の製造工程の模式断面図である。
【
図14H】第1伸張ストランド要素の製造工程の模式断面図である。
【
図15】衣料品に利用してもよい第2伸張ストランド要素の平面図である。
【
図16】
図15に明示した第2伸張ストランド要素の一部の斜視図である。
【
図17】第2伸張ストランド要素の一部の分解斜視図である。
【
図18A】
図16の断面線18Aに明示した第2伸張ストランド要素の一部の断面図である。
【
図18B】
図16の断面線18Bに明示した第2伸張ストランド要素の一部の断面図である。
【
図19A】第2伸張ストランド要素の製造工程の斜視図である。
【
図19B】第2伸張ストランド要素の製造工程の斜視図である。
【
図19C】第2伸張ストランド要素の製造工程の斜視図である。
【
図19D】第2伸張ストランド要素の製造工程の斜視図である。
【
図19E】第2伸張ストランド要素の製造工程の斜視図である。
【
図19F】第2伸張ストランド要素の製造工程の斜視図である。
【
図19G】第2伸張ストランド要素の製造工程の斜視図である。
【
図19H】第2伸張ストランド要素の製造工程の斜視図である。
【
図20A】第2伸張ストランド要素の製造工程の模式断面図である。
【
図20B】第2伸張ストランド要素の製造工程の模式断面図である。
【
図20C】第2伸張ストランド要素の製造工程の模式断面図である。
【
図20D】第2伸張ストランド要素の製造工程の模式断面図である。
【
図20E】第2伸張ストランド要素の製造工程の模式断面図である。
【
図20F】第2伸張ストランド要素の製造工程の模式断面図である。
【
図20G】第2伸張ストランド要素の製造工程の模式断面図である。
【
図20H】第2伸張ストランド要素の製造工程の模式断面図である。
【
図21】第2衣料品の1組の締めひも要素および締めひもの斜視図である。
【
図23】
図21の断面線23に明示した締めひも要素の一方の断面図である。
【
図24A】衣料品の別の構成を描いた
図2に相当する前立面図である。
【
図24B】衣料品の別の構成を描いた
図2に相当する前立面図である。
【
図24C】衣料品の別の構成を描いた
図2に相当する前立面図である。
【
図24D】衣料品の別の構成を描いた
図2に相当する前立面図である。
【
図25A】第2衣料品の別の構成を描いた
図3に相当する後立面図である。
【
図25B】第2衣料品の別の構成を描いた
図3に相当する後立面図である。
【
図26A】第1伸張ストランド要素の別の構成を描いた
図10Aに相当する断面図である。
【
図26B】第1伸張ストランド要素の別の構成を描いた
図10Aに相当する断面図である。
【
図26C】第1伸張ストランド要素の別の構成を描いた
図10Aに相当する断面図である。
【
図26D】第1伸張ストランド要素の別の構成を描いた
図10Aに相当する断面図である。
【
図26E】第1伸張ストランド要素の別の構成を描いた
図10Aに相当する断面図である。
【
図27A】第2伸張ストランド要素の別の構成を描いた
図18Aに相当する断面図である。
【
図27B】第2伸張ストランド要素の別の構成を描いた
図18Aに相当する断面図である。
【
図27C】第2伸張ストランド要素の別の構成を描いた
図18Aに相当する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
以下の考察および添付の図面は、水中・水上活動(例、水泳、サーフィン、シュノーケリング)に利用してもよい1組のボードショーツまたはウォーターショーツの構成を有する衣料品100を開示する。別の構成では、衣料品100は、例えば、バスケットボールパンツ、サイクリングパンツ、ランニングパンツ、サッカーパンツ、および水着を含め、運動競技中に利用できる他の種類のショートパンツの構造を有してもよい。衣料品100に関連する概念は、ドレスパンツ、ジーンズ、ズボン、スカート、スラックス、タイツ、または様々な種類の下着を含め、同様な衣類にも適用してもよい。したがって、衣料品100に関連する概念は、運動競技および運動競技以外の活動の両方に使用される幅広い衣類スタイルまたは構成に適用してもよい。
【0007】
一般的な衣料品構造
図1および
図2を参照すると、衣料品100は人10が着用している状態で図示されている。さらに、人10がいない状態の衣料品100の様々な図を
図3〜
図6に提供する。衣料品100は一般に、骨盤領域110と1組の脚領域120とを含む。骨盤領域110は人10の骨盤部の周りに実質的に延びて、これを被覆する構成を有する。脚領域120は骨盤領域110の反対側から下方に延び、人10の上側脚部の周りに実質的に延びて、これを被覆する構成を有する。
【0008】
衣料品100の大部分は、領域110および120のそれぞれを画定するために、例えば、縫製、接着剤、接着または熱接着によって接合される様々な布地要素から作られる。布地要素は伸縮性布地または非伸縮性布地のいずれから形成してもよい。衣料品100に非伸縮性布地要素を利用してもよいが、伸縮性布地要素の利点は、領域110および120の部分が水中・水上活動または陸上活動中に人10の動きに適合するように伸縮またはその他の方法で伸びることによって、活動中の制限を少なくし、動きの自由度を高める。布地要素は織物地または編物地のいずれから作ってもよい。衣料品100に編物地要素を利用してもよいが、織物地要素を利用する利点は高耐久性と、引っ張り力を受けたときに(つまり、引き伸ばされたとき)永久変形する傾向が低いことに関係する。ボードショーツまたはウォーターショーツの構成を有する衣料品100に利する織物地要素の別の利点は、織物地要素内の糸間の空間が小さいので、少量の水を保持し、水が染み込むため、変形をほとんど示さない傾向があることである。いくつかの構成では、衣料品100の一部は、様々なアップリケ、転写、当て布、証印、タグ、プル、鳩目または他の美的または機能的な特徴も含んでもよい。
【0009】
骨盤領域110は、人10の胴部が延びる上部開口部を画定するウエストバンド111を含む。ウエストバンド111を除き、衣料品100の大部分はゆったりとした構成を有する。すなわち、衣料品100は一般に、人10にぴったり接触するのではなく、着用したときに人10から空間があくように、または人10とゆったりとした接触をするように構成されている。締めひも112はウエストバンド111の前部の様々な開き口113を通過して延び、締めひも112は開き口113間に交差している。衣料品100を人10が着用するとき、締めひも112を従来のように利用してウエストバンド111の円周長さを調整し、それによってウエストバンド111を締めたり緩めたりする。すなわち、人10に衣料品100を固定するために、締めひも112を引っ張って結んでもよく、また人10が衣料品100を脱ぐのを助けるために、締めひも112を解いて緩めてもよい。締めひも112および開き口113の組み合わせはウエストバンド111の円周長さを調整するために適した構造を提供するが、衣料品100の他の構成で利用してもよい代替留め具は、ジッパー、スナップ、ボタンまたはフックおよびループ留め具を含む。
【0010】
様々なストランドセグメント114はウエストバンド111を通ってその周りに延びて、ウエストバンド111の伸長を制限する。ストランドセグメント114は締めひも112と連動して、ウエストバンド111を締めて、衣料品100を人10に固定する。
図3〜
図6を参照すると、ストランドセグメント114は、締めひも112および開き口113がウエストバンド111の前部に配置されている部位から外側に、ウエストバンド111の側部に向かって延びている。さらに、別のストランドセグメント114がウエストバンド111の側部から、ウエストバンド111の後部まで延びており、そこでこれらストランドセグメント114が互いに交差している。一般に、ストランドセグメント114は衣料品100を、特にウエストバンド111を形成する布地要素よりも伸縮性が劣っていてもよい。そのため、ストランドセグメント114がウエストバンド111の周りに延びているのであれば、ストランドセグメント114は締めひも112を使用して引っ張ってもよい。すなわち、締めひも112に張力をかけることによって、ストランドセグメント114も張力状態に置かれて、ウエストバンド111を締め、衣料品100を人10に固定してもよい。そのため、実際には、ストランドセグメント114は、衣料品100に、ウエストバンド111の周りに延びている方向の伸長に抵抗する構造的な構成要素を形成する。
【0011】
第1伸張ストランド要素
衣料品100に利用してもよい伸張ストランド要素130が、
図7に描かれている。さらに、
図8〜
図10Bに、さらなる詳細を提供するために、伸張ストランド要素130のより小さい部分を示す。伸張ストランド要素130は、ウエストバンド111の後部を形成することができる構成を有する。ウエストバンド111の前部を形成する他の伸張ストランド要素は同様な構造を有してもよい。代替例として、衣料品100のいくつかの構成は伸張ストランド要素130と同様な構成で、衣料品100の周り全体に延びており、ウエストバンド111の前部、側部および後部を形成する単一の伸張ストランド要素を含んでもよい。
【0012】
伸張ストランド要素130は第1層131と、第2層132と、1組の固定要素133と、様々なストランドセグメント114とを含む。衣料品100に組み込まれるとき、第1層131はウエストバンドの外面(つまり、人10から外側を向く表面)を形成してもよく、第2層132はウエストバンド111の内面(つまり、人10の方を向く表面)を形成してもよい。一実施例として、層131および132のそれぞれは、伸縮性または非伸縮性布地要素のいずれか、および織物地または編物地要素のいずれかを含む布地要素から形成してもよい。また、布地要素は、例えば、ポリアミド、ポリエステル、ナイロン、スパンデックス、毛、絹、綿またはこれらの材料の組み合わせを含む、幅広い範囲の材料から形成してもよい。衣料品100の大部分は布地要素から形成してもよいが、層131および132の一方または両方をポリマーシートまたは多様な他の材料から形成してもよい。
【0013】
固定要素133は、(a)ストランドセグメント114を伸張ストランド要素130内に固定するため、および(b)層131および132を互いに接合するために、層131と132との間に位置付けられる。固定要素133は連続シートでもよいが、
図9では、固定要素133はストランドセグメント114間の部位に開き口または空間を画定するように図示されている。この構成の利点は、固定要素133はストランドセグメント114が存在しない部位に存在せず、それによってウエストバンド111の通気性を高め、ウエストバンド111の柔軟性を高め、人10の形状への適合性を高め、衣料品100の全体の質量を減少させる。層131および132は固定要素133が存在する部位で互いに固定してもよいが、層131および132は固定要素133が存在しない部位(つまり、開き口または空間)では固定されていなくてもよい。
【0014】
固定要素133は、ポリウレタン、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィン、またはビニルなど、熱可塑性ポリマー材料のシートとして形成してもよい。一例として、適した熱可塑性ポリマー材料は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州シャーリーのBemis Associates,Inc.によって供給されてもよい。加熱すると、固定要素133を形成する熱可塑性ポリマー材料は融解またはその他の方法で軟化し、それによってストランドセグメント114ならびに層131および132の構造に浸透してもよい。冷却時、熱可塑性ポリマー材料は硬化またはその他の方法で凝固して、層131および132をしっかりと接合するとともに、ストランドセグメント114を固定する。固定要素133は、伸張ストランド要素130の構成要素を効果的に接合する接着剤または他の要素に置き換えてもよい。また、ストランドセグメント114、第1層131または第2層132が熱可塑性ポリマー材料または伸張ストランド要素130の構成要素を効果的に接合する他の接着剤を組み込む構成では、固定要素133は存在しなくてもよい。
【0015】
ストランドセグメント114は固定要素133間および層131と132との間に位置付けて、伸張ストランド要素130の中央部を形成する。例えば、
図7を参照すると、ストランドセグメント114は、伸張ストランド要素130全体を繰り返し通る個々のストランドの部分である。すなわち、ストランドセグメント114は伸張ストランド要素130内の単一ストランドの部分である。別の構成では、ストランドセグメント114は、伸張ストランド要素130内のストランドの個々の要素または個々のセクションであってもよい。ストランドセグメント114に適した材料は、レーヨン、ナイロン、ポリエステル、ポリアクリル酸、絹、綿、炭素、ガラス、アラミド(例、パラ系アラミド繊維およびメタ系アラミド繊維)、超高分子量ポリエチレン、液晶ポリマー、銅、アルミニウムおよび鋼から形成される様々なフィラメント、繊維、ヤーン、糸、綱、またはロープを含む。個々のストランドセグメント114は2以上の材料を含んでもよく、異なるストランドセグメント114は異なる材料から形成してもよい。ストランドセグメント114の厚さは、例えば、0.03ミリメートルから5ミリメートル超までの範囲で著しく変えてもよいが、一般には2ミリメートル未満である。
【0016】
ストランドセグメント114は、第1層131、第2層132および固定要素133の表面に隣接して置かれている。また、ストランドセグメント114は第1層131、第2層132および固定要素133の表面に実質的に平行である。前述したように、ストランドセグメント114はウエストバンド111の周りに延びて、伸長を制限する。第1層131、第2層132および固定要素133の表面に実質的に平行にすることにより、ストランドセグメント114はこれらの表面に対応する方向への伸長に抵抗する。すなわち、ストランドセグメント114はウエストバンド111の周りに延びる方向への伸長に抵抗する。ストランドセグメント114はいくつかの場所で層131および132の一方または両方を貫通してもよいが(例、縫製の結果として)、ストランドセグメント114が層131および132を貫通する部位は伸長を許容し、それによって伸長を制限するストランドセグメント114の全体的な能力を減じる。そのため、ストランドセグメント114は、一般に、第1層131、第2層132および固定要素133の表面に隣接し、少なくとも5センチメートル以上の距離にわたりこれに実質的に平行に置かれている。すなわち、ストランドセグメント114は層131および132に平行して、層131と132との間に少なくとも5センチメートル以上の距離にわたり延びているので、ウエストバンド111の伸長を制限する。多くの構成では、ストランドセグメント114はまた、層131および132に、少なくとも5センチメートルの距離に沿って接着されているので、ストランドセグメント114が確実に伸張ストランド要素130内で正しく位置付けられたままにする。
【0017】
上記の考察に基づき、第1層131および第2層132は互いに隣接して置かれ、ストランドセグメント114は第1層131と第2層132との間に配置されている。多様な構成が可能であるが、ストランドセグメント114はウエストバンド111の周りに少なくとも部分的に延びていてもよい。また、ストランドセグメント114は第1層131および第2層132の表面に、少なくとも5センチメートルの距離にわたり実質的に平行に置かれ、ストランドセグメント114は第1層131および第2層132に、少なくとも5センチメートルの距離に沿って接着されてもよい。
【0018】
構造的な構成要素
ストランドセグメント114は衣料品100で、ウエストバンド111の周りの伸長に抵抗する構造的な構成要素を形成する。伸長に抵抗することによって、ストランドセグメント114は、ウエストバンド111が引っ張られて衣料品100を人10に固定する度合いに対する効果を有する。(a)ストランドセグメント114の特性、(b)ストランドセグメント114がウエストバンド111の周りに延びる範囲、ならびに(c)ストランドセグメント114の向きおよびレイアウトを含め、様々な要因がストランドセグメント114がウエストバンド111の伸長に抵抗する能力に影響する。これらの要因のそれぞれを以下で詳細に述べる。
【0019】
ストランドセグメント114の特性は、ストランドセグメント114がウエストバンド111の伸長に抵抗する能力に影響する。前述したように、ストランドセグメント114は様々な材料から形成してもよく、様々な厚さを有してもよい。ストランドセグメント114に特定の材料および厚さを選択することにより、衣料品100のウエストバンド111に特別な伸縮度を与えてもよい。また、ストランドセグメント114に利用する材料は、例えば、引っ張り強さ、弾性率、質量、および固定要素133との接着力に基づいて選択してもよい。
【0020】
ストランドセグメント114がウエストバンド111の周りに延びる範囲も、ストランドセグメント114がウエストバンド111の伸長に抵抗する能力に影響する。ストランドセグメント114は、ウエストバンド111の円周の実質的に全部の周りに延びているように図示されている。しかし、
図5および
図6を参照すると、衣料品100の側部のストランドセグメント114間に隙間が図示されている。すなわち、衣料品100の前部に配置されているストランドセグメント114と、衣料品100の後部に配置されているストランドセグメント114との間に隙間が形成されている。ストランドセグメント114間のこの隙間は、伸縮性布地要素が隙間に存在するときにウエストバンド111のある程度の伸長を許容するので、衣料品100の着心地を高めることができる。しかし、他の構成では、セグメント114間の隙間は存在しなくてもよく、または増やしてもよい。また、非伸縮性布地要素をウエストバンド111に組み込む場合には、ストランドセグメント114は非伸縮性布地要素の部位には存在しなくてもよい。したがって、ストランドセグメント114はウエストバンド111の実質的に全部の周りに延びてもよく、または衣料品100のウエストバンド111に特別な伸縮度を与えるように様々な隙間を含んでもよい。
【0021】
ストランドセグメント114の向きおよびレイアウトも、ストランドセグメント114がウエストバンド111の伸長に抵抗する能力に影響する。ストランドセグメント114は、ウエストバンド111の周りに延びる方向に対して角度を成すように図示されている。例えば、衣料品100の前部では、ストランドセグメント114は、締めひも112および開き口113に向かって延びるように下方に角度を成す。衣料品100の後部では、ストランドセグメント114は後部の中心に向かって延びるように下方に角度を成す。ストランドセグメント114の角度を付けた構成は、ウエストバンド111のある程度の伸長を許容する。比較すると、ストランドセグメント114にそれほど角度を付けない構成はより少ない伸長を示し、ストランドセグメント114の角度を大きくした構成はさらに大きな伸長を許容するであろう。
【0022】
ウエストバンド111の周りの伸長に抵抗する構造的な構成要素を形成するにあたり、ストランドセグメント114は特定の方向または部位の伸長に抵抗するように協働することが多い。
図7を参照すると、第1ストランド群134および第2ストランド群135が特定されている。第1ストランド群134は互いに実質的に平行で、衣料品100の片側から後部の中心に向かって延びている様々なストランドセグメント114を含む。第2ストランド群135は互いに実質的に平行で、衣料品100の反対側から後部の中心に向かって延びている様々なストランドセグメント114を含む。また、第1ストランド群134は後部の中心で第2ストランド群135と交差している。一般に、ストランド群134および135はウエストバンド111の反対側からの伸長に抵抗する。さらに、ストランドセグメント114がストランド群134および135のそれぞれで互いに実質的に平行であるならば、ストランドセグメント114は特定の方向の伸長に抵抗するようにともに作用する。
【0023】
第1伸張ストランド要素の製造工程
伸張ストランド要素130を製造するために多様な方法を利用してもよい。
図11および
図12を参照すると、製造装置140はプレス板141とピン板142とを含むように図示されている。プレス板141は、ピン板142の方を向く略平らな面を形成する圧縮可能要素143を含む。圧縮可能要素143は、例えば、圧縮力を受けたときに圧縮またはその他の方法で変形するポリマー発泡体またはシリコン材料であってもよい。ピン板142は、プレス板141に面する表面から外側に突出している複数のピン144を含む。
図12に図示するように、ピン144のそれぞれはばね145に載置されている。
【0024】
伸張ストランド要素130の組み付け前に、伸張ストランド要素130の様々な構成要素を組み付けて、製造準備をする。例えば、第1層131、第2層132および固定要素133は、例えば、型抜き、手裁断、またはレーザー裁断により所望の寸法に裁断される。ストランドセグメント114を形成するのに適した長さのストランドを提供してもよい。さらに、製造装置140のプレス板141を、様々な構成要素間の接着をもたらすのに適した温度に加熱してもよい。あるいは、板141および142の両方が加熱素子(例、抵抗加熱器または加熱流体を流すための導管)を組み込んでもよく、または製造装置140の外部の輻射ヒータを利用してもよい。
【0025】
伸張ストランド要素130の組み付けに際し、
図13Aおよび
図14Aに図示するように、最初に第2層132をピン板142に配置する。正しく位置付けられる場合、ピン144は第2層132の周縁の様々な位置で第2層132から突出する。第2層132が一旦位置付けられると、
図13Bおよび
図14Bに図示するように、固定要素133の1つを第2層132に配置して、ピン144がそこから突出するようにする。この段階で、
図13Cおよび
図14Cに図示するように、ストランドセグメント114を形成するストランドはピン144のいくつかに巻き取られて、第2層132および固定要素133に対してストランドセグメント144を配置する工程を開始する。ストランドはさらに、
図13Dおよび
図14Dに図示するように、ピン144の残りに巻き取られて、ストランドセグメント114の位置付けを完了する。ストランドセグメント114が一旦正しく位置付けられると、
図13Eおよび
図14Eに図示するように、他の固定要素133がストランドセグメント114の上に配置され、
図13Fおよび
図14Fに図示するように、第1層131が位置付けられる。
【0026】
製造工程のこの段階で、伸張ストランド要素130の様々な構成要素がピン板142に正しく配列されて組み付けられる。
図13Gおよび
図14Gに図示するように、プレス板141はさらに構成要素に向かって並進し、構成要素を圧縮する。プレス板141の下方圧力により、ピン144がばね145を圧縮させて、ピン板142に向かって後退させる。さらに、プレス板141は、構成要素を互いに固定するために、伸張ストランド要素130の構成要素を加熱する。より具体的には、プレス板141からの熱が固定要素133の温度を上昇させて、固定要素を形成する熱可塑性ポリマー材料を融解またはその他の方法で軟化して、(a)伸張ストランド要素130内にストランドセグメント114を固定し、および(b)層131および132を互いに接合する接着剤を形成する。接着が一旦完了すると、
図13Hおよび
図14Hに図示するように、プレス板141はピン板142から分離して、伸張ストランド要素130の取り出しが可能になる。冷却時、固定要素133の熱可塑性ポリマー材料は硬化またはその他の方法で凝固して、層131および132をしっかり接合し、ストランドセグメント114を固定する。
【0027】
前述したように、圧縮可能要素143は、圧縮力を受けた時に圧縮またはその他の方法で変形してもよい。伸張ストランド要素130を形成する構成要素の圧縮中、
図14Gに図示するように、ストランドセグメント114に隣接して位置付けられている第1層131の部位は圧縮可能要素143に突出する。これが第1層131により形成される伸張ストランド要素130の表面に一連の突出部を形成する。反対に、第2層132が形成する伸張ストランド要素130の表面は略平らな構成を呈する。この構造の利点は、第1層131によって形成される伸張ストランド要素130の表面の突出部が衣料品100の外部から見え、それによって衣料品100の美的魅力を高めることである。この構造の別の利点は、第2層132によって形成される伸張ストランド要素130の表面の平らな構成が内向きで、人10に接触してもよいので、衣料品100の着心地を高める比較的滑らかな表面を提供することである。
【0028】
前述した製造工程は伸張ストランド要素130を作り出すのに適した方法を提供するが、多様な他の工程を利用してもよい。例えば、第2層132および固定要素133の1つに対してストランドセグメント114を配置するために、刺繍工程を利用してもよい。一旦ストランドセグメント114が位置付けられると、第1カバー層131および固定要素133の他方がストランドセグメント114の上に位置付けられる。それから熱プレスにより要素を互いに接着してもよい。あるいは、ストランドセグメント114を配置するために、コンピュータ縫製など、他の縫製工程を利用してもよい。
【0029】
第2伸張ストランド要素
衣料品100に利用してもよい別の伸張ストランド要素150を、
図15に図示する。さらに、
図16〜
図18Bに詳細を提供するために、伸張ストランド要素150のより小さい部分を示す。伸張ストランド要素130と同様に、伸張ストランド要素150はウエストバンド111の後部を形成することができる構成を有する。ウエストバンド111の前部を形成する他の伸張ストランド要素は同様な構造を有してもよい。代替例として、衣料品100のいくつかの構成は、伸張ストランド要素150と同様な構成で、衣料品100の周り全体に延びて、ウエストバンド111の前部、側部および後部を形成する単一の伸張ストランド要素を含んでもよい。
【0030】
伸張ストランド要素150は、ベース層151と、固定要素152と、裏当て層153と、カバー層154と、様々なストランドセグメント114とを含む。伸張ストランド要素150の様々な構成要素に多様な材料を利用してもよい。しかし、一実施例として、ベース層151および裏当て層153は、層131および132について上記述べた布地要素のいずれかを含む布地要素から形成してもよい。同様に、固定要素152およびカバー層154は、固定要素133について上記述べた材料のいずれかを含む、熱可塑性ポリマー材料から形成してもよい。
【0031】
伸張ストランド要素150は、ベース層151が他の構成要素を積み重ねる下地を形成する層状構成を有する。固定要素152はベース層151に接合されて、裏当て層153をベース層151に効果的に接合する。ストランドセグメント114は裏当て層153に配置されて、カバー層154とともに裏当て層153に接合される。そのため、カバー層154の部分はストランドセグメント114および裏当て層153の両方に固定される。
【0032】
衣料品100に組み込まれるとき、ベース層151はウエストバンド111の内面(つまり、人10の方を向く表面)を形成してもよく、層151および154はともにウエストバンド111の外面(つまり、人10から外側を向く表面)を形成してもよい。また、多くの熱可塑性ポリマー材料が透明または少なくとも部分的に透明であってもよいのであれば、ストランドセグメント114および裏当て層153はともにカバー層154から見えてもよい。すなわち、ストランドセグメント114および裏当て層153は衣料品100の外部から見えてもよい。衣料品100の美的魅力を高めるために、裏当て層153は骨盤領域110および脚領域120の他の部位を形成するのと同じ材料から形成してもよい。すなわち、裏当て層153は領域110および120と同じ色をしていてもよく、ベース層151は異なる材料から形成してもよい。
【0033】
ベース層151は、伸張ストランド要素150の幅および長さにわたり連続的に延びている。固定要素152、裏当て層153およびカバー層154も伸張ストランド要素150の幅および長さにわたり連続的に延びてもよいが、これらの要素はストランドセグメント114間の部位で開き口または空間を画定する。この構成の利点は、固定要素152、裏当て層153およびカバー層154がストランドセグメント114が存在しない部位に存在せず、それによってウエストバンド111の通気性を高めるとともに、衣料品100の全体的な質量を減らすことである。
【0034】
前述したように、カバー層154(ならびに固定要素152および裏当て層153)は、ストランドセグメント114間の部位に開き口または空間を画定する。そのため、カバー層154の部分は、
図16および
図17に図示するように、1組の相隔たる縁155を画定する。この構成では、ストランドセグメント114は縁155間の実質的に中心に位置する。この構成の利点は、ストランドセグメント114が伸張ストランド要素150の部分内で中心になることである。さらに、この構成は衣料品100の全体的な美的魅力を高めるであろう。
【0035】
ストランドセグメント114は、ベース層151、裏当て層153およびカバー層154の表面に隣接して置かれている。また、ストランドセグメント114は、ベース層151、裏当て層153およびカバー層154の表面に実質的に平行である。前述したように、ストランドセグメント114はウエストバンド111の周りに延びて、伸長を制限する。ベース層151、裏当て層153およびカバー層154の表面に実質的に平行にすることにより、ストランドセグメント114は、これら表面に対応する方向の伸長に抵抗する。すなわち、ストランドセグメント114はウエストバンド111の周りに延びる方向の伸長に抵抗する。いくつかの場所では(例、縫製の結果として)、ストランドセグメント114はベース層151、裏当て層153およびカバー層154のうちの1以上に貫通してもよいが、ストランドセグメント114が貫通する部位は伸長を許容し、それによってストランドセグメント114が伸長を制限する全体的な能力を減じる。そのため、ストランドセグメント114は、一般に、ベース層151、裏当て層153およびカバー層154の表面に、少なくとも5センチメートル以上の距離にわたり隣接して、実質的に平行に置かれる。すなわち、ストランドセグメント114はベース層151、裏当て層153およびカバー層154に平行に、かつベース層151、裏当て層153およびカバー層154の間に少なくとも5センチメートル以上の距離にわたり延びているので、ウエストバンド111の伸長を制限する。多くの構成では、ストランドセグメント114は層153および154に、少なくとも5センチメートルの距離に沿って接着されてもいるので、ストランドセグメント114が確実に伸張ストランド要素150内に正しく位置付けられたままにする。
【0036】
上記の考察に基づき、固定要素152および裏当て層153はともに層151と154との間に延びてもよいが、ベース層151およびカバー層154は一般に互いに隣接して置かれている。この構成では、カバー層154は衣料品100の外面の一部を形成する。さらに、カバー層154は1組の相隔たる縁155を画定する。ストランドセグメント114は層151と154との間に配置され、ストランドセグメント114はウエストバンド111の周りに少なくとも部分的に延びている。ストランドセグメント114は、層151および154の表面に少なくとも5センチメートルの距離にわたり実質的に平行に置かれており、ストランドセグメント114は少なくとも5センチメートルの距離にわたり縁155間の実質的に中心に位置する。
【0037】
伸張ストランド要素140についての上記の考察と同様に、ストランドセグメント114は、ウエストバンド111の周りの伸長に抵抗する伸張ストランド要素150の構造的な構成要素を形成する。伸長に抵抗することにより、ストランドセグメント114は、ウエストバンド111が引っ張られて衣料品100を人10に固定する度合いに影響する。(a)ストランドセグメント114の特性、(b)ストランドセグメント114がウエストバンド111の周りに延びる範囲、および(c)ストランドセグメント114の向きおよびレイアウトを含め、様々な要因がストランドセグメント114がウエストバンド111の伸長に抵抗する能力に影響する。
【0038】
第2伸張ストランド要素の製造工程
伸張ストランド要素150を製造するために様々な方法を利用してもよい。一実施例として、製造装置140を利用してもよい。伸張ストランド要素150を組み付ける前に、伸張ストランド要素150の様々な構成要素を組み付けて、製造準備をする。例えば、ベース層151、固定要素152、裏当て層153およびカバー層154は、型抜き、手裁断またはレーザー裁断により所望の寸法に裁断する。ストランドセグメント114を形成するのに適した長さのストランドを提供してもよい。さらに、製造装置140のプレス板141を、様々な構成要素間の接着を実行するのに適した温度に加熱してもよい。
【0039】
伸張ストランド要素150を組み付ける際に、
図19Aおよび
図20Aに図示するように、最初にベース層151をピン板142に配置する。正しく位置付けたら、ピン144はベース層151の周縁の様々な場所でベース層151から突出する。ベース層151を一旦位置付けたら、
図19Bおよび
図20Bに図示するように、固定要素152をピン144がそこから突出するようにベース層151に配置する。同様に、
図19Cおよび
図20Cに図示するように、裏当て層153を、ピン144がそこから突出するように固定要素152に配置する。この段階で、
図19Dおよび
図20Dに図示するように、ストランドセグメント114を形成するストランドをピン144のいくつかに巻きつけて、ストランドセグメント144を他の構成要素に対して配置する工程を開始する。それから、
図19Eおよび
図20Eに図示するように、ストランドをピン144の残りに巻きつけて、ストランドセグメント114の位置付けを完了する。ストランドセグメント114が一旦正しく位置付けられると、
図19Fおよび
図20Fに図示するように、カバー層154がストランドセグメント114の上に配置される。
【0040】
製造工程のこの段階で、伸張ストランド要素150の様々な構成要素はピン板142に正しく配列されて組み付けられる。それから、
図19Gおよび
図20Gに図示するように、プレス板141は構成要素に向かって並進し、構成要素を圧縮する。プレス板141の下方圧力により、ピン144がばね145を圧縮させて、ピン板142に向かって後退させる。さらに、プレス板141は伸張ストランド要素150の構成要素を加熱して、構成要素を互いに固定する。より具体的には、プレス板141からの熱が、固定要素152およびカバー層154の温度を上昇させて、固定要素152およびカバー層154を形成する熱可塑性ポリマー材料を融解またはその他の方法で軟化して、構成要素を互いに接着する。伸張ストランド要素140について上記述べた手順と同様に、ストランドセグメント114に隣接する伸張ストランド要素150の部位は圧縮可能要素143に突出してもよい。接着が一旦完了すれば、
図19Hおよび
図20Hに図示するように、プレス板141はピン板142から分離して、伸張ストランド要素150の取り出しが可能になる。冷却時、固定要素152およびカバー層154の熱可塑性ポリマー材料は硬化またはその他の方法で凝固して、構成要素をしっかり接合するとともに、ストランドセグメント114を伸張ストランド要素150内に固定する。
【0041】
締めひも要素
図21〜
図23に図示する1組の締めひも要素160はウエストバンド111の前部に配置して、締めひも112が延びている様々な開き口113を画定する。締めひも要素160は、ベース層161と、複数のストランドセグメント162と、カバー層163とを含む。ストランドセグメント162を形成するストランドはベース層161に縫い付けてもよく、カバー層163はストランドセグメント162の上に配置して、ベース層161およびストランドセグメント162の両方に接合してもよい。そのため、ストランドセグメント162は層161と163との間に配置されて、これらに接合される。層161および163はそれぞれが、布地要素、ポリマーシートおよび他の材料を含む、多様な材料から形成してもよい。
【0042】
ベース層161およびカバー層163は様々な開き口113を協力して画定する。ストランドセグメント162を形成するストランドは、開き口113を効果的に補強するために、開き口113の周りに縫い付けてもよい。ストランドは開き口113から外側に延びて、様々なストランドセグメント162を形成してもよい。また、ストランドセグメント162は、締めひも112が開き口113を通過して延びるときに、締めひも112からの伸長に協力して抵抗する。ストランドセグメント162は開き口113から外側に放射状に広がって、それにより締めひも112からウエストバンド111への力を分散させてもよい。
【0043】
締めひも要素160を製造するためには、多様な方法を利用してもよい。一実施例として、ストランドセグメント114をベース層161に対して配置するために刺繍工程を利用してもよい。ストランドセグメント114が一旦位置付けられたら、カバー層163をベース層161およびストランドセグメント114に接着して、それによってストランドセグメント114を各締めひも要素160内に固定してもよい。いくつかの工程では、刺繍の前にベース層161に熱可塑性材料を追加してもよく、熱可塑性材料は要素を互いに接着するために利用してもよい。他の工程では、熱可塑性材料をカバー層163に組み込んでもよく、または層161と163との間に延びている個別の要素にしてもよい。さらに別の工程では、接着剤または要素を接合する他の方法を利用してもよい。さらに別の工程では、カバー層163を、ストランドセグメント162を被覆するとともにストランドセグメント162をベース層161に接着する熱可塑性ポリマー材料のシートから形成してもよい。メシュターに付与され、参照により全体がこれに組み込まれる米国特許番号第7,574,818号の履物に関して同様な工程が記述されている。刺繍工程の代替例として、ストランドセグメント114をベース層161に対して配置するために、コンピュータ縫製など、他の縫製工程を利用してもよい。さらに、伸張ストランド要素130および150の製造工程と同様な工程を利用してもよい。
【0044】
別の構成
上記述べた衣料品100の構成、ならびに伸張ストランド要素130および150の構成は、ウエストバンド111の伸長に抵抗するためにストランドセグメント114を組み込むのに適した構成の実施例を提供する。伸長に抵抗するまたは他の目的を与える多様な他の構成を利用してもよい。すなわち、様々な衣料品100の構成および衣料品100の要素も考えられる。
【0045】
図24Aおよび
図25Aを参照すると、衣料品100はストランドセグメント114がウエストバンド111の周りに実質的に水平に延びている構成を有するように図示されている。すなわち、ストランドセグメント114は、ウエストバンド111によって画定される上側開口部に略平行な方向に延びている。伸張ストランド要素130および150のストランドセグメント114は角度を成しているが、これらの構成のストランドセグメント114は水平に延びている。角度を成したストランドセグメント114は、例えば十分な耐伸長性を与えるが、水平向きのストランドセグメントはより強い耐伸長性を与えるであろう。
【0046】
図24Aおよび
図25Aとはまったく異なる構成として、
図24Bはストランドセグメント114が波形または非線形構成を呈する構造を図示する。前述したように、ストランドセグメント114はウエストバンド111の伸長に抵抗するが、ストランドセグメント114の非線形部位はウエストバンド111にある程度の伸長を許容する。しかし、ストランドセグメント114が伸長によってまっすぐに伸びると、その後ストランドセグメント114はウエストバンド111の伸長に抵抗するであろう。したがって、この構成は最初にある程度の伸縮性を与えるが、その後ストランドセグメント114がまっすぐに伸びてしまうと伸長を制限する。
【0047】
ストランドセグメント114がウエストバンド111の前部で互いに交差している追加構成を、
図24Cに図示する。さらに、
図24Dには、ウエストバンド111の前部に弾性材料を組み込んだ構成を図示する。この構成では、締めひも112はウエストバンド111を貫通して、後部まで回り込んでもよく、そこに伸張ストランド要素130または150のいずれかが存在してもよい。そのように、伸張ストランド要素130または150の非伸縮特性は、比較的高い伸縮性を示すウエストバンド111の部位と連結してもよい。
【0048】
上記述べた構成はそれぞれ、ウエストバンド111にストランドセグメント114を組み込んでいる。しかし、ストランドセグメント114は衣料品100の他の部位で利用してもよい。例えば、
図25Bを参照すると、ストランドセグメント114は領域110および120の部分に略垂直方向に延びている。別の構成では、ストランドセグメント114は衣料品100の前部に配置してもよく、脚領域120に水平に延ばしてもよく、または領域110および120のいずれかにクロス掛け構成を有してもよい。
【0049】
伸張ストランド要素130の構造に関連する態様は、上記述べた構成から変えてもよい。
図26Aを参照すると、層131と132との間に単一の固定要素133を位置付けて、(a)ストランドセグメント114を伸張ストランド要素130に固定するため、および(b)層131および132を互いに接合するために利用している。接着剤を利用する場合、または層131および132の一方が要素を接合するのに適した熱可塑性ポリマー材料を組み込んでいる場合には、
図26Bに図示するように、固定要素133は両方とも存在しなくてもよい。刺繍を伴う製造工程を利用する場合、
図26Cに図示するように、ストランドセグメント114は第2層132の反対側に配置してもよい。いくつかの構成では、
図26Dに図示するように、ストランドセグメント114を露出させてもよく、または
図26Eに図示するように、第2層132内に埋め込んでもよい。
【0050】
伸張ストランド要素130について上記述べた代替構成の多くは、伸張ストランド要素150にも適用してもよい。さらに、
図27Aは、伸張ストランド要素150がベース層151と、カバー層154と、ストランドセグメント114とを含む構成を図示している。そのため、固定要素152および裏当て層153はいくつかの構成からは省略してもよい。
図27Bに図示するように、ストランドセグメント114はベース層151と裏当て層153との間に配置してもよい。さらに、ストランドセグメント114をカバー層154に埋め込んでいる構成を、
図27Cに図示する。
【0051】
本発明は様々な実施形態を参照して上記および添付の図面で開示する。しかし、開示が果たす目的は、本発明に関係する様々な特徴および概念の実施例を提供することであり、本発明の範囲を制限することではない。当業者には、添付の請求項で定義される本発明の範囲を逸脱することなく、上記説明した実施形態に多数の変更および修正を行えることは認識されるであろう。