(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1のクラスに関連する幾つかの第2のポインツオブインタレスト及び前記第1のクラスに関連する1つ以上の第2の公表されたメッセージのクオリティに関連する情報に少なくとも基づいて、前記第1の重みを動的に調整するステップをさらに備える、
請求項3に記載の方法。
第2のポイントオブインタレストが複数の第3のメッセージに関連しており、前記複数の第3のメッセージは低いクオリティを有する1つ以上の第4のメッセージを含んでおり、
前記第4のメッセージの個数が所定の第2の閾値より大きい場合、前記第2のポイントオブインタレストが劣っていると判定される、
請求項11に記載の方法。
前記トリガモジュールは、1つ以上の音声信号を受信し、前記音声信号に関連する情報に少なくとも基づいて、前記トリガ命令を生成するようにさらに設定されている、請求項13に記載のシステム。
前記取得モジュールは、前記第1のメッセージに関連する1つ以上の公表者の個人情報に関するユーザからのリクエスト命令に応答して、前記1つ以上の公表者の前記個人情報を取得するようにさらに設定されており、
前記提示モジュールは、前記1つ以上の公表者の前記個人情報を提示するようにさらに設定されている、
請求項13に記載のシステム。
前記第1のクラスに関連する幾つかの第2のポインツオブインタレスト及び前記第1のクラスに関連する1つ以上の第2の公表されたメッセージのクオリティに関連する情報に少なくとも基づいて、前記第1の重みを動的に調整するように設定されている重み調整モジュールをさらに備える、
請求項17に記載のシステム。
前記第1のクラスに関連する幾つかの第2のポインツオブインタレスト及び前記第1のクラスに関連する1つ以上の第2の公表されたメッセージのクオリティに関連する情報に少なくとも基づいて、前記第1の重みを動的に調整するように設定されている重み調整モジュールをさらに備える、
請求項23に記載のサーバシステム。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明は、ネットワーク技術に関する。より具体的に、本発明は、情報の提示のためのシステム及び方法を提供する。例示に過ぎないが、本発明は、クライアントシステム及びサーバシステムに適用される。ところが、本発明はより広範囲に適用可能なものである。
【0017】
図1は、本発明の1つの実施態様による情報提示の方法を示す概略図である。本図は例に過ぎず、特許請求の範囲を不当に限定するのに用いられるべきではない。当業者は、多くのバリエーション(Variations)、代替案(Alternatives)、及び変更(Modifications)を見出すことができるであろう。情報提示の方法100は、トリガ命令を取得するためのプロセスS110、トリガ命令に関連する情報に少なくとも基づいてポインツオブインタレストを選択するプロセスS120、並びにポインツオブインタレストに関連する第1のゾーンを電子マップから取得するステップであって、電子マップは第1のゾーンを含む複数の第2のゾーンに分割されているステップと、所定の個数の第3のゾーンを第2のゾーンから取得するステップであって、第1のゾーンは第3のゾーンの中心エリアに含まれているステップとを含むプロセスS130を少なくとも含む。追加的に、方法100は、第3のゾーン内で公表されたメッセージ及び公表されたメッセージに対応する地理的位置を取得するプロセスS140、並びに第3のゾーン内で公表されたメッセージ及び対応する地理的位置を提示するプロセスS150を含む。
【0018】
1つの実施態様によれば、プロセスS110では、
図1に示すようにトリガ命令が取得される。例えば、クライアントシステム(例えば、携帯端末、タブレットコンピュータ、ラップトップ、デスクトップ又はサーバ等)で収集された1つ以上の音声信号に関連する情報に少なくとも基づいてトリガ命令が生成される。例えば、トリガ命令は、タッチ制御信号又は収集された音声信号に関するプレッシング信号に少なくとも部分的に基づいて生成される。別の例では、トリガインターフェースで音声信号を取得した後、クライアントシステムは自動的に情報提示インターフェースへと遷移する。また、特定の実施態様によれば、トリガ命令の正確性を保全するために、収集された音声信号はフィルタされて処理済みの信号が生成され、当該処理済みの信号がトリガ命令を生成するのに用いられる。例えば、クライアントシステムがトリガ命令を取得し、当該トリガ命令をサーバシステムに提供する。
【0019】
図2は、本発明の1つの実施態様によるトリガインターフェースを示す概略図である。本図は例に過ぎず、特許請求の範囲を不当に限定するのに用いられるべきではない。当業者は、多くのバリエーション、代替案、及び変更を見出すことができるであろう。
図2に示すように、特定の実施態様では、トリガインターフェース200には音声信号入力202が設けられている。例えば、音声信号入力202を通じて外部音声信号を収集した場合、
図3に示すようにトリガインターフェースは自動的に情報提示インターフェースへ遷移する。
【0020】
図3は、本発明の1つの実施態様による情報提示インターフェースを示す概略図である。本図は例に過ぎず、特許請求の範囲を不当に限定するのに用いられるべきではない。当業者は、多くのバリエーション、代替案、及び変更を見出すことができるであろう。例えば、情報提示インターフェース300上に電子マップが提示される。
【0021】
図4は、本発明の1つの実施態様による、電子マップをゾーンに分割してクラスに重みを割り当てる方法を示す概略図である。本図は例に過ぎず、特許請求の範囲を不当に限定するのに用いられるべきではない。当業者は、多くのバリエーション、代替案、及び変更を見出すことができるであろう。方法400は、所定のサイズに関連する情報に少なくとも基づいて電子マップを複数のゾーンに分割するためのプロセスS210と、電子マップから1つ以上のオブジェクトを選択してオブジェクトを幾つかのクラスに分類するためのプロセスS220と、クラスに重みを割り当てるためのプロセスS230とを少なくとも含む。
【0022】
1つの実施態様によれば、プロセスS210では、所定のサイズに関連する情報に少なくとも基づいて電子マップが複数のゾーンに分割される。所定のサイズは、必要に応じて設定することができる。例えば、経度座標及び緯度座標に少なくとも部分的に基づいた均一な1km×1kmサイズの複数のゾーンに電子マップを分割する。例えば、電子マップは世界地図又は世界の特定の地域の地図とされる。
【0023】
図4に示すように、一部の実施態様によれば、プロセスS220では、電子マップから1つ以上のオブジェクトを選択して幾つかのクラスに分類する。殊に、オブジェクトは電子マップの特定の場所を指すことができる。例えば、幾つかの景勝地、レストラン又はホテルをオブジェクトとして選択することができる。例えば、選択された景勝地は、国外の景勝地、国内の景勝地、地元、母校、ランダムな国内の場所又はランダムな国外の場所等の異なるクラスに分けられる。プロセスS230では、特定の実施態様によれば、1つ以上のクラスに重みを割り当てることができる。
【0024】
1つの実施態様では、クラスは幾つかのオブジェクトを含み、オブジェクトは幾つかのポインツオブインタレスト(POI:Point of Interest)を含む。例えば、特定のクラスに関連する重みは、特定のクラス内にあるPOIの個数に応じて初期設定されることができる。1つの実施態様によれば、クラス内に多くのPOIがあればあるほどクラスの重みが大きくなる。例えば、国内景勝地クラスがオブジェクト「武漢大学」(Wuhan University)を含むことができる。オブジェクト「武漢大学」は、正門、文系及び理系学部、工学部の病院等の1つ以上のPOIを含むことができる。特定の実施態様によれば、サーバシステム上に、電子マップの異なるゾーン、選択されたオブジェクト、対応するクラス及びクラスの重みが格納される。
【0025】
図1を再び参照すると、一部の実施態様では、プロセスS120において、トリガ命令に関連する情報に少なくとも基づいてPOIが選択される。具体的には、例えば、トリガ命令に応答して、サーバシステムが、クラスの重みに関連する情報に少なくとも基づいて1つ以上のクラスを無作為に選択する。また、特定の実施態様によれば、サーバシステムは、選択されたクラスに分類されているオブジェクトを平均確率に関連する情報に少なくとも基づいて幾つか無作為に選択し、且、選択されたオブジェクトからPOIを平均確率に関連する情報に少なくとも基づいて無作為に選択する。
【0026】
1つの実施態様では、特定のクラスに関連する重みに少なくとも部分的に基づいて特定のクラスを無作為に選択する。例えば、平均確率に少なくとも部分的に基づいてクラス内のオブジェクトを無作為に選択し、平均確率に少なくとも部分的に基づいて選択されたオブジェクトからPOIを無作為に選択する。例えば、国内景勝地クラスが無作為に選択される。そして、国内景勝地クラスのオブジェクト「武漢大学」が選択される。オブジェクト「武漢大学」が異なるエリアに属する10個のPOIを含む場合、あるPOIが選択される確率は約10%である。例として、POIはPOIデータベースに格納される。
【0027】
図1に示すように、プロセスS130では、特定のPOIに関連する第1のゾーンが電子マップから取得され、一部の実施態様では該電子マップは第1のゾーンを含む複数の第2のゾーンに予め分割されている。そして、第2のゾーンから所定の個数の第3のゾーンを取得することができ、第3のゾーンは中心エリアに第1のゾーンを含んでいる。例えば、POIを取得した後、サーバシステムはPOIを含むターゲットゾーンを求めて電子マップの異なるゾーンを探索する。そして、サーバシステムはPOIを含むターゲットゾーンを包囲する所定の個数のゾーンを取得する。例えば、ターゲットゾーンからのそれぞれの距離に少なくとも部分的に基づいてターゲットゾーンを包囲する所定のゾーンをスクリーンアウトする。具体的な例としては、異なるゾーンの中心とターゲットゾーンの中心との間の距離を算出し、算出された距離に少なくとも部分的に基づいて(例えば、昇順に並べる)所定の個数のゾーンを選択することができる。
【0028】
図5は、本発明の1つの実施態様による、電子マップ上での特定のゾーンの選択を示す概略図である。本図は例に過ぎず、特許請求の範囲を不当に限定するのに用いられるべきではない。当業者は、多くのバリエーション、代替案、及び変更を見出すことができるであろう。
図5に示すように、1つの実施態様において、電子マップは100個のゾーンに分割される。これらのゾーンは、水平方向において「A」から「J」までであり、垂直方向において「1」から「10」までであり、各長方形セルがゾーンを表す。例えば、特定のPOI(例えば、POI2)を含むゾーン502がターゲットゾーンとして取得される。一部の実施態様では、ターゲットゾーン502の近隣にある25個のゾーンが選択され、選択されたゾーンの中心エリアにターゲットゾーン502が配置されている。例えば、これらの選択されたゾーンは水平方向において「C」から「G」の間にあり、垂直方向において「1」から「5」の間にある。
【0029】
図1を再び参照すると、特定の実施態様によれば、プロセスS140は、第3のゾーンで公表された1つ以上のメッセージ及び1つ以上の第1のメッセージに対応する1つ以上の地理的位置を取得するためのオペレーションを含む。例えば、メッセージはテキストコンテンツ、ビデオコンテンツ、画像コンテンツ、音声コンテンツ及び/又はマルチメディアコンテンツを含む情報の断片を意味する。
【0030】
具体的な例として、サーバシステムは、所定の個数の第3のゾーンで公表されたメッセージ及び公表されたメッセージに対応する地理的位置を取得して、当該メッセージ及び地理的位置をクライアントシステムに提供する。1つの実施態様では、公表されたメッセージは地理的位置に関連する情報を含む。例えば、ポタラ宮に位置する公表者が、「ポタラ宮は素晴らしい」とのメッセージを投稿する。
【0031】
一部の実施態様によれば、特定の実施態様において、プロセスS150は、第3のゾーンで公表されたメッセージ及び公表されたメッセージに対応する地理的位置を提示することを含む。例えば、公表されたメッセージ及び対応する地理的位置は、ユーザがこのような情報を閲覧できるようにするために、クライアントシステムの情報提示インターフェース上に提示される。
図3を参照すると、第3のゾーンで公表されたメッセージは情報提示インターフェース上に提示され、一部の実施態様によれば、四角いボックス(例えば302)がゾーンを表す。例えば、情報提示インターフェース上でリターン操作がトリガされた場合、情報提示インターフェースはトリガインターフェースに遷移して次のPOIを選択するための別のトリガ命令を取得することができる。
【0032】
特定の実施態様によれば、クラスに関連するPOIの個数及びクラスに関連する公表されたメッセージのクオリティに関連する情報に少なくとも基づいて、特定のクラスに関しての重みが動的に調整される。例えば、特定の状態に基づいて公表されたメッセージのクオリティを推定することができる。例えば、メッセージに、メッセージが公表された場所の地理的位置の画像及び地理的位置の説明が添付されている場合、そのメッセージは高いクオリティを有するものとみなされる。
【0033】
1つの実施態様において、メッセージのクオリティを推定するための方法は、次のオペレーションの1つ以上を含む:1つ以上の第1の地理的位置に対応する1つ以上の第1のキーワードを含むキーワードデータベースを予め構築して第1のキーワードに重みを割り当てるステップと、1つ以上の第2の地理的位置に関連する情報を含むメッセージを取得し、メッセージに関連する1つ以上の第2のキーワードを抽出するステップと、キーワードデータベースに格納されている第2の地理的位置に対応する1つ以上の第3のキーワードと抽出された第2のキーワードとを比較して第2のキーワードに関連する重みを取得するステップと、第2のキーワードの重みを合計してメッセージの重みを得るステップ。例えば、メッセージの重みが所定の第1の閾値より大きい場合、メッセージは高いクオリティを有するものと判定され、メッセージの重みが第1の閾値より小さい場合、メッセージは低いクオリティを有するものと判定される。例えば、特定のPOIに関連する低クオリティメッセージの個数が所定の第2の閾値を超えると判定された場合、該POIは劣っているものと判定され、POIデータベースから削除され得る。
【0034】
図6は、本発明の1つの実施態様による、特定の情報を提示する方法を示す概略図である。本図は例に過ぎず、特許請求の範囲を不当に限定するのに用いられるべきではない。当業者は、多くのバリエーション、代替案、及び変更を見出すことができるであろう。方法600は、公表された特定のメッセージに関連する1つ以上の公表者の個人情報に関するユーザからのリクエスト命令に応答するためのプロセスS310、公表者の個人情報を取得するためのプロセスS320、及び、公表者の個人情報を提示するためのプロセスS330を少なくとも含む。
【0035】
1つの実施態様によれば、プロセスS310は、1つ以上の特定の公表者の個人情報に関するユーザからのリクエスト命令に応答することを含む。例えば、クライアントシステムが公表者の個人情報に関するユーザからのリクエスト命令を取得し、サーバシステムがリクエスト命令に応答する。例えば、プロセスS320では、公表者の個人情報が取得される。1つの実施態様において、公表者の個人情報にはニックネーム、個人のシグネチャ情報、顔写真、アルバム等が含まれる。例えば、マイクロブログメッセージの投稿者の個人情報には、特定のニックネーム、顔写真、識別番号、個人的なシグネチャ、視聴者数、フォロワー人数、アルバム等が含まれることができる。
【0036】
別の実施態様によれば、プロセスS330では、公表者の個人情報が提示される。例えば、サーバシステムが公表者の個人情報をクライアントシステムに提供し、クライアントシステムの情報提示インターフェースが公表者のそのような個人情報を提示する。例えば、情報提示インターフェースが顔写真を表示できる場合、顔写真への1つ以上のクリックを受けて詳細な個人情報に関連するインターフェースへ入ることができる。
【0037】
図7は、本発明の別の実施態様による、特定の情報を提示する方法を示す概略図である。本図は例に過ぎず、特許請求の範囲を不当に限定するのに用いられるべきではない。当業者は、多くのバリエーション、代替案、及び変更を見出すことができるであろう。方法700は、特定の公表されたメッセージに関連する1つ以上の公表時刻を取得するためのプロセスS410、公表時刻に関連する情報に少なくとも基づいて公表されたメッセージをソート(sort)するためのプロセスS420、及びソートされたメッセージ並びにソートされたメッセージに対応する公表時刻及び第1の地理的位置を提示するためのプロセスS430を少なくとも含む。
【0038】
1つの実施態様によれば、プロセスS410は、特定の公表されたメッセージに関連する1つ以上の公表時刻を取得することを含む。メッセージの公表時刻は、メッセージが公表された際に記録されることができる。例えば、「今日は雨だった」との節を含むメッセージがパリのルーブル美術館において、6月27日との公表時刻を付されて公表される。1つの実施態様では、サーバシステムが幾つかのメッセージの公表時刻を取得し、公表時刻に少なくとも基づいてメッセージをソートする。例えば、サーバシステムがクライアントシステムにソートされたメッセージ並びにソートされたメッセージに対応する公表時刻及び地理的位置を提供する。
【0039】
別の実施態様によれば、プロセスS420では、公表されたメッセージは公表時刻に少なくとも部分的に基づいてソートされる。例えば、プロセスS430では、ソートされたメッセージ並びにソートされたメッセージに対応する公表時刻及び地理的位置が提示される。1つの実施態様では、他のものより後に公表されたメッセージを最初に提示することができる。例えば、2つのメッセージが取得され、片方が6月27日に公表され、もう片方が6月28に公表されている。6月28日に公表されたメッセージが最初に提示され、その次に6月27日に公表されたメッセージが提示される。1つの実施態様では、端末画面のサイズに少なくとも部分的に基づいて、提示すべきメッセージの個数を決定することができる。例えば、提示されていないメッセージは隠されることができ、トリガ操作の際に提示されることができる。
【0040】
図8は、本発明のさらに別の実施態様による、特定の情報を提示する方法を示す概略図である。本図は例に過ぎず、特許請求の範囲を不当に限定するのに用いられるべきではない。当業者は、多くのバリエーション、代替案、及び変更を見出すことができるであろう。方法800は、ソース電子マップ上の特定のオブジェクトに対応する1つ以上の地理的位置を取得するためのプロセスS510、地理的位置を含むターゲット電子マップを提示するためのプロセスS520、ターゲット電子マップに関連するトリガ操作を取得するためのプロセスS530を少なくとも含む。また、方法800は、トリガ操作に関連する情報に少なくとも基づいてターゲット電子マップを展開するためのプロセスS540、展開されたターゲット電子マップの縮尺変更を検出するためのプロセスS550、及び検出された縮尺変更に関連する情報に少なくとも基づいてターゲット電子マップを拡大又は縮小するためのプロセスS560を含む。
【0041】
1つの実施態様によれば、プロセスS510では、ソース電子マップ上の特定のオブジェクトに対応する1つ以上の地理的位置を取得する。例えば、電子マップからオブジェクトを取得した後、サーバシステムが電子マップ上のオブジェクトの地理的位置及びオブジェクトの地理的位置を含むターゲット電子マップを取得する。そして、サーバシシステムは、クライアントシステムの情報提示インターフェースにターゲット電子マップが提示されるようにするために、ターゲット電子マップをクライアントシステムに提供する。1つの実施態様では、プロセスS520において、オブジェクトの地理的位置を含むターゲット電子マップが提示される。例えば、ターゲット電子マップは、オブジェクトの地理的位置をマーキングする電子マップである。
【0042】
別の実施態様によれば、ターゲット電子マップに関連するトリガ操作がプロセスS530にて取得される。例えば、クライアントシステムの情報提示インターフェース上でトリガ操作が取得される。例えば、トリガ操作にはターゲット電子マップをタッチすること、シングルクリックすること又はダブルクリックすることが含まれることができる。一部の実施態様において、プロセスS540は、トリガ操作に応答してターゲット電子マップを展開することを含む。具体的には、クライアントシステムのインターフェース上でターゲット電子マップが展開され、例えばターゲット電子マップ上のオブジェクトの周囲の情報を閲覧することができる。
【0043】
さらに別の実施態様によれば、プロセスS550で、展開されたターゲット電子マップの縮尺変更が検出される。例えば、クライアントシステム上のターゲット電子マップと関連するインターフェースへ入ることによって、ターゲット電子マップの縮尺変更が検出される。例えば、電子マップの縮尺とは、電子マップの長さの単位と実際のマップの長さの単位との比を意味することができ、電子マップの縮尺がクライアントシステムによって記録されることができる。一部の実施態様では、ターゲット電子マップに対してズームイン又はズームアウトが行われれば、ターゲット電子マップの縮尺は変更される。例えば、スケールアップ(scale−up)コントローラをトリガすることによって又はスケールダウン(scale−down)コントローラをトリガすることによって、ターゲット電子マップをスケールアップ又はスケールダウンするために、ターゲット電子マップに関連するインターフェース上にスケールアップコントローラ又はスケールダウンコントローラを提供することができる。別の例では、ターゲット電子マップに関連するインターフェース上のタッチ操作に応答してターゲット電子マップをスケールアップ又はスケールダウンすることができる。一部の実施態様では、プロセスS560において、検出された縮尺変更に関連する情報に少なくとも基づいてターゲット電子マップがスケールアップ又はスケールダウンされる。例えば、ターゲット電子マップのスケールが増える場合にターゲット電子マップがスケールアップされ、また、ターゲット電子マップのスケールが減る場合にターゲット電子マップがスケールダウンされる。
【0044】
図9は、本発明の1つの実施態様による情報提示システムの特定のコンポーネントを示す概略図である。本図は例に過ぎず、特許請求の範囲を不当に限定するのに用いられるべきではない。当業者は、多くのバリエーション、代替案、及び変更を見出すことができるであろう。情報提示システム900は、トリガモジュール110、抽出モジュール120、ゾーン選択モジュール130、取得モジュール140及び提示モジュール150を含む。
【0045】
1つの実施態様によれば、トリガモジュール110はクライアントシステム上に常駐し、トリガ命令を取得するように設定されている。例えば、収集された音声信号、タッチ制御信号又はプレッシング信号に関連する情報に少なくとも基づいて、トリガ命令を生成することができる。1つの実施態様では、収集した音声信号に少なくとも部分的に基づいてトリガ命令が生成される。例えば、1つ以上の音声信号がトリガインターフェースを通じて取得された場合、情報提示インターフェースが自動的に起動される。例えば、トリガ命令の正確性を保証するために、収集した音声信号をフィルタしてフィルタした音声信号に少なくとも部分的に基づいてトリガ命令が生成する。トリガモジュール110は取得されたトリガ命令をサーバシステムにアップロードすることができる。
【0046】
別の実施態様によれば、抽出モジュール120はサーバシステム上に常駐し、トリガ命令に関連する情報に少なくとも基づいて1つ以上のPOIを選択するように設定されている。例えば、抽出モジュール120は、トリガ命令に応答して、クラスに関連する重みに少なくとも部分的に基づいて1つ以上のクラスを無作為に選択する。例えば、抽出モジュール120は、選択されているクラスから平均確率に少なくとも部分的に基づいて1つ以上のオブジェクトを無作為に選択し、選択されているオブジェクトから平均確率に少なくとも部分的に基づいて1つ以上のPOIを無作為に選択する。オブジェクトは、電子マップ上で選択されている特定の場所を指すことができる。例えば、電子的な世界地図から、幾つかの景勝地、レストラン又はホテルをオブジェクトとして選択することができる。例えば、選択されている景勝地は、国外の景勝地、国内の景勝地、地元、母校、ランダムな国内の場所、又はランダムな国外の場所等の異なるクラスに分けられている。特定の実施態様では、クラスに関連する重みに少なくとも部分的に基づいて特定のクラスが無作為に選択された後、平均確率に少なくとも部分的に基づいて特定のオブジェクトがクラスから無作為に選択され、平均確率に少なくとも部分的に基づいてPOIが無作為に選択される。例えば、国内の景勝地のクラスが選択され、国内景勝地クラスのオブジェクト「武漢大学」が選択される。オブジェクト「武漢大学」が異なるエリアに属する10個のPOIを含む場合、あるPOIが選択される確率は約10%である。
【0047】
1つの実施態様において、ゾーン選択モジュール130はサーバシステム上に常駐し、第1のゾーンを含む複数の第2のゾーンに分割されている電子マップから1つ以上のPOIに関連する第1のゾーンを取得して、複数の第2のゾーンから所定の個数の第3のゾーンを取得するように設定されており、第3のゾーンは中心エリアにて第1のゾーンを含んでいる。例えば、電子マップは予め幾つかのゾーンに分割され、これらはサーバシステム上に格納される。例えば、POIを取得した後、ゾーン選択モジュール130は、POIを含むターゲットゾーンを求めて電子マップの異なるゾーンを探索する。そして、サーバシステムは、取得されたゾーンの中心エリアにターゲットゾーンが位置する所定の個数のゾーンを取得する。例えば、ターゲットゾーンからのそれぞれの距離に少なくとも部分的に基づいて所定のゾーンがスクリーンアウトされる。具体的な例としては、異なるゾーンの中心とターゲットゾーンの中心との間の距離を算出し、算出された距離に少なくとも部分的に基づいて(例えば、昇順に並べる)所定の個数のゾーンを選択することができる。
図5を参照すると、1つの実施態様によれば、電子マップは100個のゾーンに分割されている。これらのゾーンは、水平方向において「A」から「J」までであり、垂直方向において「1」から「10」までであり、各長方形セルがゾーンを表す。例えば、特定のPOI(例えば、POI2)を含むゾーン502がターゲットゾーンとして取得される。一部の実施態様では、ターゲットゾーン502の近隣にある25個のゾーンが選択され、選択されたゾーンの中心エリアにターゲットゾーン502が配置されている。例えば、これらの選択されたゾーンは水平方向において「C」から「G」の間にあり、垂直方向において「1」から「5」の間にある。
【0048】
別の実施態様において、取得モジュール140はサーバシステム上に常駐し、第3のゾーン内で公表された1つ以上のメッセージ及びメッセージに対応する1つ以上の地理的位置を取得するように設定されている。特定の実施態様によれば、公表されたメッセージはメッセージに対応する地理的位置に関連する情報を含む。例えば、ポタラ宮に位置する公表者が、「ポタラ宮は素晴らしい」とのメッセージを投稿する。1つの実施態様において、提示モジュール150は、クライアントシステム上に常駐し、第3のゾーンで公表されたメッセージ及び対応する地理的位置を提示するように設定されている。例えば、提示モジュール150は、クライアントシステムの情報提示インターフェース上にメッセージ及び対応する地理的位置を提示する。
【0049】
図10は、本発明の別の実施態様による情報提示システム900の特定のコンポーネントを示す概略図である。本図は例に過ぎず、特許請求の範囲を不当に限定するのに用いられるべきではない。当業者は、多くのバリエーション、代替案、及び変更を見出すことができるであろう。情報提示システム900は、トリガモジュール110、抽出モジュール120、ゾーン選択モジュール130、取得モジュール140及び提示モジュール150に加えて、分割モジュール160、分類モジュール170、及びプリセッティングモジュール180をさらに含む。
【0050】
1つの実施態様によれば、分割モジュール160は、サーバシステム上に常駐し、所定のサイズに関連する情報に少なくとも基づいて電子マップを複数の第2のゾーンに分割するように設定されている。当該所定のサイズは、必要に応じて設定することができる。例えば、経度座標及び緯度座標に少なくとも部分的に基づいた均一な1km×1kmサイズの複数のゾーンに電子マップを分割する。例えば、電子マップは世界地図又は世界の特定の地域の地図とされる。
【0051】
別の実施態様によれば、分類モジュール170は、サーバシステム上に常駐し、電子マップから1つ以上のオブジェクトを選択して、1つ以上のオブジェクトを幾つかのクラスに分類するように設定されている。殊に、オブジェクトは電子マップの特定の場所を指すことができる。例えば、幾つかの景勝地、レストラン又はホテルをオブジェクトとして選択することができる。例えば、選択された景勝地は、国外の景勝地、国内の景勝地、地元、母校、ランダムな国内の場所又はランダムな国外の場所等の異なるクラスに分けられる。
【0052】
さらに別の実施態様によれば、プリセッティングモジュール180はサーバシステム上に常駐し、1つ以上のクラスに重みを割り当てるように設定されている。例えば、クラスは幾つかのオブジェクトを含み、オブジェクトは幾つかのポインツオブインタレスト(POI)を含む。例えば、特定のクラスに関連する重みは、特定のクラス内にあるPOIの個数に応じて初期設定されることができる。1つの実施態様では、クラス内に多くのPOIがあればあるほどクラスの重みが大きくなる。例えば、国内景勝地クラスがオブジェクト「武漢大学」を含むことができる。オブジェクト「武漢大学」は、正門、文系及び理系学部、工学部の病院等の1つ以上のPOIを含むことができる。
【0053】
図11は、本発明の別の実施態様による情報提示システム900の特定のコンポーネントを示す概略図である。本図は例に過ぎず、特許請求の範囲を不当に限定するのに用いられるべきではない。当業者は、多くのバリエーション、代替案、及び変更を見出すことができるであろう。情報提示システム900は、トリガモジュール110、抽出モジュール120、ゾーン選択モジュール130、取得モジュール140、提示モジュール150、分割モジュール160、分類モジュール170及びプリセッティングモジュール180に加えて、重み調整モジュール190をさらに含む。
【0054】
1つの実施態様によれば、重み調整モジュール190は、オブジェクトに関連するPOIの個数及びオブジェクトに関連して公表されたメッセージのクオリティに関連する情報に少なくとも基づいて、オブジェクトに関連する重みを動的に調整するように設定されている。例えば、特定の状態に基づいて公表されたメッセージのクオリティを推定することができる。例えば、メッセージに、メッセージが公表された場所の地理的位置の画像及び地理的位置の説明が添付されている場合、そのメッセージは高いクオリティを有するものとみなされる。
【0055】
一部の実施態様において、情報提示システム900は、サーバシステム上に常駐するキーワードデータベース、セッティングモジュール、比較モジュール、合算モジュール及び削除モジュールさらに含む。例えば、セッティングモジュールは、異なる地理的位置に対応するキーワードに重みを割り当てるように設定されている。例えば、キーワードデータベースは、異なる地理的位置に対応するキーワード及び格納されているキーワードに関連する重みを格納するように設定されている。特定の実施態様によれば、取得モジュール140は、地理的位置に関連する情報を含む1つ以上のメッセージを取得してメッセージから1つ以上のキーワードを抽出するようにさらに設定されており、比較モジュールは、抽出されたキーワードを地理的位置に対応するキーワードデータベース内にて格納されているキーワードと比較して、抽出されたキーワードに対応する1つ以上の重みを取得するように設定されており、合算モジュールは、抽出されたキーワードの重みをアグレゲートしてメッセージの重みを生成するように設定されている。1つの実施態様において、セッティングモジュールは、第1の閾値を設定するように設定されている。例えば、メッセージの重みが第1の閾値より大きい場合、メッセージが高いクオリティを有するものと判定され、メッセージの重みが第1の閾値より小さい場合、メッセージは低いクオリティを有するものと判定される。別の例では、セッティングモジュールは第2の閾値を設定するようにさらに設定されている。例えば、複数のメッセージと関連しているPOIについて、低クオリティメッセージの個数が第2の閾値を超える場合、それは劣っているものと判定される。別の例では、削除モジュールは、劣っているPOIをPOIデータベースから削除するように設定されている。
【0056】
特定の実施態様によれば、取得モジュール140は、特定の公表者の個人情報を取得するようにさらに設定されている。1つの実施態様において、公表者の個人情報にはニックネーム、個人のシグネチャ情報、顔写真、アルバム等が含まれる。例えば、マイクロブログメッセージの投稿者の個人情報には、特定のニックネーム、顔写真、識別番号、個人的なシグネチャ、視聴者数、フォロワー人数、アルバム等が含まれることができる。
【0057】
1つの実施態様において、提示モジュール150は、1つ以上の公表者の個人情報を提示するようにさらに設定されている。例えば、クライアントシステム上の提示モジュール150は、公表者の個人情報を取得して、そのような個人情報を情報提示インターフェース上に提示する。例えば、情報提示インターフェースが顔写真を表示できる場合、顔写真への1つ以上のクリックを受けて詳細な個人情報に関連するインターフェースへ入ることができる。
【0058】
図12は、本発明のさらに別の実施態様による情報提示システムの特定のコンポーネントを示す概略図である。本図は例に過ぎず、特許請求の範囲を不当に限定するのに用いられるべきではない。当業者は、多くのバリエーション、代替案、及び変更を見出すことができるであろう。情報提示システム900は、トリガモジュール110、抽出モジュール120、ゾーン選択モジュール130、取得モジュール140、及び提示モジュール150に加えて、ソートモジュール200をさらに含む。
【0059】
1つの実施態様によれば、取得モジュール140は、特定の公表されたメッセージに関連する1つ以上の公表時刻を取得するように設定されている。メッセージの公表時刻は、メッセージが公表された際に記録されることができる。例えば、「今日は雨だった」との節を含むメッセージがパリのルーブル美術館において、6月27日との公表時刻を付されて公表される。
【0060】
別の実施態様によれば、ソートモジュール200はサーバシステム上に常駐し、各々の公表時刻に少なくとも部分的に基づいて複数のメッセージをソートするように設定されている。例えば、サーバシステムがクライアントシステムにソートされたメッセージ並びにソートされたメッセージに対応する公表時刻及び地理的位置を提供する。
【0061】
一部の実施態様によれば、提示モジュール150は、ソートされたメッセージ並びにソートされたメッセージに対応する公表時刻及び地理的位置を提示するように設定されている。1つの実施態様では、他のものより後に公表されたメッセージを最初に提示することができる。例えば、2つのメッセージが取得され、片方が6月27日に公表され、もう片方が6月28に公表されている。6月28日に公表されたメッセージが最初に提示され、その次に6月27日に公表されたメッセージが提示される。特定の実施態様では、端末画面のサイズに少なくとも部分的に基づいて提示すべきメッセージの個数を決定することができる。例えば、提示されていないメッセージは隠されることができ、トリガ操作の際に提示されることができる。
【0062】
一部の実施態様では、取得モジュール140は、ソース電子マップ上の特定のオブジェクトに対応する1つ以上の地理的位置を取得するようにさらに設定されている。例えば、電子マップからオブジェクトを取得した後、取得モジュール140は電子マップ上のオブジェクトの地理的位置及び情報提示インターフェースに提示すべきオブジェクトの地理的位置を含むターゲット電子マップを取得する。例えば、提示モジュール150は、オブジェクトの地理的位置を含むターゲット電子マップを提示するようにさらに設定されている。
【0063】
図13は、本発明のさらに別の実施態様による情報提示システムの特定のコンポーネントを示す概略図である。本図は例に過ぎず、特許請求の範囲を不当に限定するのに用いられるべきではない。当業者は、多くのバリエーション、代替案、及び変更を見出すことができるであろう。情報提示システム900は、トリガモジュール110、抽出モジュール120、ゾーン選択モジュール130、取得モジュール140、及び提示モジュール150に加えて、操作取得モジュール210、展開モジュール220、検出モジュール230及びスケーリング(scaling)モジュール240をさらに含む。
【0064】
1つの実施態様によれば、操作取得モジュール210は、クライアントシステム上に常駐し、ターゲット電子マップに関連するトリガ操作を取得するように設定されている。例えば、情報提示インターフェース上でターゲット電子マップに関連するトリガ操作が取得される。例えば、トリガ操作には、ターゲット電子マップへのタッチ、シングルクリック又はダブルクリックが含まれることができる。
【0065】
別の実施態様によれば、展開モジュール220はクライアントシステム上に常駐し、トリガ操作に応答してターゲット電子マップを展開するように設定されている。具体的に、ターゲット電子マップはクライアントシステムのインターフェース上で展開され、例えばターゲット電子マップ上のオブジェクトの周辺の情報を閲覧することができる。
【0066】
さらに別の実施態様によれば、検出モジュール230はターゲット電子マップの縮尺変更を検出するように設定されている。例えば、ターゲット電子マップに関連するインターフェースに入ることによってターゲット電子マップの縮尺変更が検出される。例えば、電子マップの縮尺とは、電子マップの長さの単位と実際のマップの長さの単位との比を意味することができ、電子マップの縮尺がクライアントシステムによって記録されることができる。一部の実施態様では、ターゲット電子マップに対してズームイン又はズームアウトが行われれば、ターゲット電子マップの縮尺は変更される。例えば、ターゲット電子マップに関連するインターフェース上にスケールアップコントローラ又はスケールダウンコントローラを提供することができる。例えば、検出モジュール230は、ターゲット電子マップをスケールアップするためのスケールアップコントローラ上のトリガ操作を検出し或いはターゲット電子マップをスケールダウンするためのスケールダウンコントローラ上のトリガ操作を検出する。別の例では、検出モジュール230は、ターゲット電子マップに関連するインターフェース上のタッチ操作を検出し、それに応答してターゲット電子マップを拡大又は縮小する。
【0067】
1つの実施態様において、スケーリングモジュール240はクライアントシステム上に常駐し、検出された縮尺変更に関連する情報に少なくとも基づいてターゲット電子マップを拡大又は縮小するように設定されている。例えば、ターゲット電子マップのスケールが増える場合に、スケーリングモジュール240はターゲット電子マップをスケールアップし、且、ターゲット電子マップのスケールが減る場合に、スケーリングモジュール240はターゲット電子マップをスケールダウンする。
【0068】
一部の実施態様によれば、トリガモジュール110及び提示モジュール150を含むクライアントシステムが提供される。例えば、トリガモジュール110はトリガ命令を取得するように設定されており、提示モジュール150は1つ以上のPOIに関連する所定の個数のゾーン内で公表された1つ以上のメッセージ及びメッセージに対応する1つ以上の地理的位置を提示するように設定されており、当該POIはトリガ命令に関連する情報に少なくとも基づいて選択される。
【0069】
1つの実施態様において、トリガモジュール110は音声信号を受信して音声信号に関連する情報に少なくとも基づいてトリガ命令を生成するようにさらに設定されている。例えば、提示モジュール150はトリガ命令に関連する情報に少なくとも基づいてソース電子マップから選択された1つ以上のオブジェクトに対応する1つ以上の第2の地理的位置を含むターゲット電子マップを提示するようにさらに設定されている。
【0070】
別の実施態様において、クライアントシステムは操作取得モジュール210、展開モジュール220、検出モジュール230及びスケーリングモジュール240も含む。例えば、操作取得モジュール210はターゲット電子マップに関連するトリガ操作を取得するように設定されており、展開モジュール220はトリガ操作に関連する情報に少なくとも基づいてターゲット電子マップを展開するように設定されており、検出モジュール230は展開されたターゲット電子マップの縮尺変更を検出するように設定されており、且、スケーリングモジュール240は検出された縮尺変更に関連する情報に少なくとも基づいてターゲット電子マップを拡大又は縮小するように設定されている。別の例では、提示モジュール150は1つ以上の公表者の個人情報及び公表時刻に関連する情報に少なくとも基づいてソートされたメッセージを提示するようにさらに設定されており、公表時刻及び地理的位置はソートされたメッセージに対応している。
【0071】
一部の実施態様によれば、クライアントシステムのトリガモジュール110、展開モジュール150、操作取得モジュール210、展開モジュール220、検出モジュール230及びスケーリングモジュール240は、情報提示システム900の対応するモジュールと同じ機能を果たす。
【0072】
特定の実施態様によれば、抽出モジュール120、ゾーン選択モジュール130、取得モジュール140、分割モジュール160、分類モジュール170、プリセッティングモジュール180、及び重み調整モジュール190を含むサーバシステムが提供される。これらサーバシステムのモジュールは、情報提示システム900の対応するモジュールと同じ機能を果たす。
【0073】
1つの実施態様によれば、プロセッサによって実施される情報提示の方法は、トリガ命令を取得するステップと、1つ以上のデータプロセッサを用いて、トリガ命令に関連する情報に少なくとも基づいて、1つ以上の第1のポインツオブインタレストを選択するステップと、1つ以上のデータプロセッサを用いて、第1のポインツオブインタレストに関連する第1のゾーンを電子マップから取得するステップであって、電子マップは第1のゾーンを含む複数の第2のゾーンに分割されている、ステップとを含む。当該方法は、1つ以上のデータプロセッサを用いて、所定の個数の第3のゾーンを複数の第2のゾーンから取得するステップであって、第1のゾーンは第3のゾーンの中心エリアに含まれている、ステップと、1つ以上のデータプロセッサを用いて、第3のゾーン内で公表された1つ以上の第1のメッセージ及び1つ以上の第1のメッセージに対応する1つ以上の第1の地理的位置を取得するステップと、第3のゾーン内で公表された第1のメッセージ及び対応する第1の地理的位置を提示するステップとをさらに含む。例えば、当該方法は、
図1、
図4、
図6、
図7、
図8、
図9、
図10、
図11、
図12及び/又は
図13にしたがって実施される。
【0074】
別の実施態様によれば、情報提示のシステムは、トリガ命令を取得するように設定されているトリガモジュールと、トリガ命令に関連する情報に少なくとも基づいて、1つ以上の第1のポインツオブインタレストを選択するように設定されている抽出モジュールと、第1のポインツオブインタレストに関連する第1のゾーンを、第1のゾーンを含む複数の第2のゾーンに分割されている電子マップから取得し、所定の個数の第3のゾーンを、複数の第2のゾーンから取得するように設定されているゾーン選択モジュールであって、第1のゾーンは第3のゾーンの中心エリアに含まれている、ゾーン選択モジュールとを含む。当該システムは、第3のゾーン内で公表された1つ以上の第1のメッセージ及び1つ以上の第1のメッセージに対応する1つ以上の第1の地理的位置を取得するように設定されている取得モジュールと、第3のゾーン内で公表された第1のメッセージ及び対応する第1の地理的位置を提示するように設定されている提示モジュールとをさらに含む。例えば、当該システムは、
図1、
図4、
図6、
図7、
図8、
図9、
図10、
図11、
図12及び/又は
図13にしたがって実施される。
【0075】
さらに別の実施態様によれば、クライアントシステムは、トリガ命令を取得するように設定されているトリガモジュールと、1つ以上のポインツオブインタレストに関連する所定の個数の第1のゾーン内で公表された1つ以上のメッセージ及びメッセージに対応する1つ以上の第1の地理的位置を、提示するように設定されている提示モジュールであって、ポインツオブインタレストはトリガ命令に関連する情報に少なくとも基づいて選択される、提示モジュールとを含む。例えば、クライアントシステムは、
図1、
図4、
図6、
図7、
図8、
図9、
図10、
図11、
図12及び/又は
図13にしたがって実施される。
【0076】
1つの実施態様において、サーバシステムは、トリガ命令に関連する情報に少なくとも基づいて、1つ以上の第1のポインツオブインタレストを選択するように設定されている抽出モジュールと、第1のポインツオブインタレストに関連する第1のゾーンを、第1のゾーンを含む複数の第2のゾーンに分割されている電子マップから取得し、所定の個数の第3のゾーンを、複数の第2のゾーンから取得するように設定されているゾーン選択モジュールであって、第1のゾーンは第3のゾーンの中心エリアに含まれている、ゾーン選択モジュールと、第3のゾーン内で公表された1つ以上の第1のメッセージ及び1つ以上の第1のメッセージに対応する1つ以上の第1の地理的位置を取得して第1のメッセージ及び第1の地理的位置をクライアントシステムに提供するように設定されている取得モジュールとを含む。例えば、当該サーバシステムは、
図1、
図4、
図6、
図7、
図8、
図9、
図10、
図11、
図12及び/又は
図13にしたがって実施される。
【0077】
別の実施態様では、情報の提示のためのプログラミング命令を備える非一時的なコンピュータ可読記憶媒体が提供される。プログラミング命令は1つ以上のデータプロセッサに、トリガ命令を取得するステップと、トリガ命令に関連する情報に少なくとも基づいて、1つ以上の第1のポインツオブインタレストを選択するステップと、第1のポインツオブインタレストに関連する第1のゾーンを電子マップから取得するステップであって、電子マップは第1のゾーンを含む複数の第2のゾーンに分割されている、ステップとを含むオペレーションを実行させるように設定されている。プログラミング命令は、1つ以上のデータプロセッサに、所定の個数の第3のゾーンを複数の第2のゾーンから取得するステップであって、第1のゾーンは第3のゾーンの中心エリアに含まれている、ステップと、第3のゾーン内で公表された1つ以上の第1のメッセージ及び1つ以上の第1のメッセージに対応する1つ以上の第1の地理的位置を取得するステップと、第3のゾーン内で公表された前記第1のメッセージ及び対応する第1の地理的位置を提示するステップとを含むさらなるオペレーションを実行させるように設定されている。例えば、当該記憶媒体は、
図1、
図4、
図6、
図7、
図8、
図9、
図10、
図11、
図12及び/又は
図13にしたがって実施される。
【0078】
例えば、本発明の様々な実施態様の一部又は全部のコンポーネントは、各々単体的に及び/又は少なくとももう1つの他のコンポーネントと組み合わせ的に、1つ以上のソフトウェアコンポーネント、1つ以上のハードウェアコンポーネント及び/又はソフトウェアとハードウェアコンポーネントの1つ以上の組合せを用いて実装されている。別の例において、本発明の様々な実施態様の一部又は全部のコンポーネントは、各々単体的に及び/又は少なくとももう1つの他のコンポーネントと組み合わせ的に、1つ以上のアナログ回路及び/又は1つ以上のデジタル回路等の1つ以上の回路によって実装されている。さらに別の例においては、本発明の様々な実施態様及び/又は例を組み合わせることができる。
【0079】
また、本願にて説明した方法及びシステムは、装置の処理サブシステムによって実行可能なプログラム命令を含むプログラムコードによって、様々な異なるタイプの処理装置上で実装されることができる。ソフトウェアプログラム命令は、ソースコード、オブジェクトコード、マシンコード、又は上述した方法及び操作を処理システムに行わせるように動作可能な他の任意の格納されたデータを含むことができる。また、他の実装を用いることができ、例えばファームウェア又は上述した方法及び操作を実行させるように設定された適切に設計したハードウェアを用いることができる。
【0080】
システム及び方法のデータ(例えば、関連づけ、マッピング、データ入力、データ出力、中間データ結果、最終データ結果等)は、異なるタイプの記憶装置及びプログラミング構造等(例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、フラットファイル、データベース、プログラミングデータ構造、プログラミング変数、IF−THEN型(又は類似タイプの)ステートメント構造等)の1つ以上の異なるタイプのコンピュータ実装データ記憶部に格納及び実装されることができる。データ構造は、データベース、プログラム、メモリ又は他のコンピュータ可読媒体に、コンピュータプログラムによる使用のために、データを整理し格納するために用いられるフォーマットを記述するものであることに留意されたい。
【0081】
システム及び方法は、多種の異なるタイプのコンピュータ可読媒体上で提供されることができ、これらには上述した方法の操作を実行するため及び上述したシステムを実装するためにプロセッサによって実行されるための命令(例えば、ソフトウェア等)を含むコンピュータ記憶メカニズム(例えば、CD−ROM、ディスケット、RAM、フラッシュメモリ、コンピュータのハードドライブ等)が含まれる。
【0082】
本願にて説明したコンピュータコンポーネント、ソフトウェアモジュール、関数、データ記憶部及びデータ構造は、これらのオペレーションに必要なデータの流れを可能とするため、直接的に又は間接的に接続されることができる。また、モジュール又はプロセッサは、ソフトウェアオペレーションを行うコード単位を含むもののこれに限定される訳ではなく、これらは例えばサブルーチン(Subroutine)単位のコードとして、ソフトウェア関数単位のコードとして、(オブジェクト指向パラダイムにいう)オブジェクトとして、アプレットとして、コンピュータスクリプト言語で、又は他のタイプのコンピュータコードとして実装されることができる。ソフトウェアコンポーネント及び/又は機能性は、与えられる状況に応じて、単一のコンピュータに所在すること又は複数のコンピュータに渡って分散されることができる。
【0083】
コンピューティングシステムは、クライアント及びサーバを含むことができる。クライアントとサーバは、一般的には、互いにリモートに配置されており、典型的には通信ネットワークを介して相互作用する。クライアントとサーバの関係は、それぞれのコンピュータ上で実行されているプログラムによって確立され、互いがクライアント−サーバ関係にある。
【0084】
本願明細書は、多くの具体例を含むものの、これらは請求し得る範囲を限定するものとして解釈されてはならず、むしろ特定の実施態様の具体的な特徴を説明するものとして解釈されるべきである。本願明細書内で別個の実施態様のコンテキストで説明される特定の特徴は、1つの実施態様に組み合わせて実施することもできる。逆に、本願明細書内で単一の実施態様のコンテキストで説明される様々な特徴は、複数の実施態様にて別個に、又は適切な任意のサブコンビネーションとして実施することもできる。また、特定のコンビネーションとして機能しているものとして特徴を先述している場合があり、またそのようなものとして当初においてクレームされている場合もある。しかし、クレームされたコンビネーションの1つ以上の特徴が、一部の場合においては該コンビネーションから除外されることができ、またクレームされたコンビネーションがサブコンビネーション又はサブコンビネーションのバリエーションに向けられる場合もある。
【0085】
同様に、オペレーションが図面において特定の順序で示されているものの、これをもってそれらのオペレーションが示されている特定の順序で、又はシーケンシャルな順序で行われることを要していると解してはならず、また好ましい結果を得るために示される全てのオペレーションを行うことを要しているとも解してはならない。特定の状況下では、マルチタスキング及び並列処理が有利となり得る。また、上述した実施態様において様々なシステムが分離されていることからそのような分離が全実施態様において要求されているものと解してはならない。また、説明されているプログラムコンポーネント及びシステムは、一般的には単一のソフトウェア製品に統合されることができ、あるいは複数のソフトウェア製品にパッケージされることができる。
【0086】
本発明の具体的な実施態様を説明したが、当業者は説明された実施態様に等価な他の実施態様もあることを理解するであろう。したがって、本発明は説明した具体的な実施態様に限定されてはならず、添付の請求の範囲によってのみ画定されるものである。
情報提示のシステム及び方法を提供する。例えば、特定の実施態様では、トリガ命令を取得し、トリガ命令に関連する情報に少なくとも基づいて1つ以上の第1のポインツオブインタレストを選択し、第1のポインツオブインタレストに関連する第1のゾーンを、第1のゾーンを含む複数の第2のゾーンに分割されている電子マップから取得し、第1のゾーンは第3のゾーンの中心エリアに含まれるとした上で複数の第2のゾーンから所定の個数の第3のゾーンを取得し、第3のゾーン内で公表された1つ以上の第1のメッセージ及び1つ以上の第1のメッセージに対応する1つ以上の第1の地理的位置を取得し、並びに第3のゾーン内で公表された第1のメッセージ及び対応する第1の地理的位置が提示される。