(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の一つの実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態におけるシステム構成を示す図である。また、
図2は、従来技術のフローチャートである。また、
図3〜
図10は、本実施形態のフローチャートである。また、
図11〜
図18は、携帯端末に表示される画面例である。
【0014】
A.発券システムの基本構成
本発明における発券システムは、くじ券のラッキーナンバー(申込数字)を生成し、エンドユーザに対して提供することを可能としている。ラッキーナンバーは、サーバに予め登録された個人情報をもとに生成され、ネットワークを介して接続された携帯電話等の携帯端末に送信される。送信されたラッキーナンバーは、携帯端末の画面に参考情報として表示され、エンドユーザに提供される。
【0015】
図1は、発券システムの概略図である。発券システムSは、エンドユーザに提供するラッキーナンバーを生成する発券端末サーバ1と、くじ券を発券する発券端末2と、エンドユーザが操作する携帯端末3とが、それぞれネットワーク4を介して接続されて構成される。
【0016】
発券端末サーバ1は、ラッキーナンバーを生成するCPU等の制御部100と、ラッキーナンバーを生成するための元データである、エンドユーザの住所・電話番号・誕生日・好みの数字とラッキーナンバーを生成する際の演算方法等を保存するメモリ又はハードディスク等の記憶部101と、発券端末2及び携帯端末3と通信を行う通信部102とから構成される。発券端末サーバ1の制御部100は、(1)携帯端末3から送信された、ラッキーナンバーを生成するための元データとラッキーナンバーを生成する際の演算方法とを記憶部101に保存し、(2)記憶部101に保存された元データとラッキーナンバーを生成する際の演算方法とから、ラッキーナンバーを生成し、(3)生成されたラッキーナンバーを携帯端末3に送信する。
【0017】
また、記憶部101に記憶されるエンドユーザの住所・電話番号・誕生日・好みの数字等は、項目毎(住所毎、電話番号毎、誕生日毎等)に記憶されていても、エンドユーザ毎に記憶されていても、どちらでも良い。
【0018】
発券端末2は、端末の制御部200と、ラッキーナンバーを読み取る読取部201と、くじを発券する発券部202と、発券端末サーバ1及び携帯端末3と通信を行う通信部203とから構成される。読取部201は、携帯端末に表示されたラッキーナンバー(又はラッキーナンバーを変換したバーコード、2次元コード等)を読み取る機能を有する。また、読取部201で読み取られたラッキーナンバーを含むくじ券は、発券部202により印刷され、エンドユーザに提供される。
【0019】
携帯端末3は、端末の制御部300と、端末の操作部301と、ディスプレイ等の表示部302と、端末の記憶部303と、発券端末サーバ1及び発券端末2と通信を行う通信部304とから構成される。操作部301を介してエンドユーザによって入力された元データは、通信部304を介して発券端末サーバ1に送信される。また、発券端末サーバ1から受信したラッキーナンバーは、制御部300により変換され、表示部302に表示される。この際、ラッキーナンバーを直接表示することが望ましいが、ラッキーナンバーに加え、バーコードや2次元コードを表示しても良い(本実施形態の説明では、ラッキーナンバーのみ表示する例を用いて説明する)。
【0020】
B.従来技術におけるくじ券購入の処理フロー
本実施形態におけるくじ券購入の処理フローを説明する前に、従来技術におけるくじ券購入の処理フローについて、
図2を用いて説明する。
【0021】
最初に、携帯端末の操作部を介して、くじ券購入に必要な元データが入力される(S1)。入力された元データが確定された後(S2)、携帯端末の制御部は、元データをバーコード等の情報に変換し、携帯端末の記憶部に保存する(S3)。携帯端末の表示部に表示されたバーコード等を、くじ発券端末の読取部が読み取ることにより(S4)、くじ券が印刷される(S5)。
【0022】
この際、くじ券購入に必要な元データとは、エンドユーザが直接入力した数字等であり、当該元データを用いてエンドユーザ個別の参考情報を携帯端末に表示することに関しては想定されていない。
【0023】
C.本実施形態におけるくじ券購入の処理フロー
以下、本実施形態の発券システムにおける処理フローについて、
図3に示すフローチャートを用いて説明する。
【0024】
図3は、エンドユーザ個別のラッキーナンバーの生成、携帯端末へのラッキーナンバーの表示、及びくじ券購入の処理フローを示すフローチャートである。最初に、携帯端末3の操作部301を介して、ラッキーナンバーを生成するための元データ(エンドユーザの住所・電話番号・誕生日・好みの数字)が入力される(S6)。入力された元データは、ネットワーク4を介して発券端末サーバ1に送信され、発券端末サーバ1の記憶部101に記憶される(S7)。
【0025】
次に、携帯端末3の操作部301を介して、エンドユーザが購入を希望するくじ券の種類及び申し込み内容が入力される(S8)。入力されたくじ券の種類及び申し込み内容は、ネットワーク4を介して発券端末サーバ1に送信され、発券端末サーバ1の記憶部101に記憶される(S9)。エンドユーザが、発券端末サーバ1に登録した元データより生成されたラッキーナンバーを参照する場合、携帯端末3から発券端末サーバ1に対して、ラッキーナンバーの表示要求を送信する(S10)。この際、携帯端末3の操作部301を介して、ラッキーナンバーを生成する際の演算方法を選択する。
【0026】
次に、発券端末サーバ1は、上記元データ及び上記演算方法をもとに、エンドユーザ個別のラッキーナンバーを生成し、携帯端末3に送信する(S11)。ラッキーナンバーを受信した携帯端末3は、当該ラッキーナンバー等を表示部302に表示する(S12)、表示部302に表示されたラッキーナンバー等を、発券端末2の読取部201で読み取った後、当該ラッキーナンバーを含むくじ券が発券部202から印刷される(S13)。
【0027】
D.エンドユーザのラッキーナンバーの生成
次に、ラッキーナンバー生成用の元データとなる、住所・電話番号・誕生日・好みの数字等の個人情報を登録する際の手順について、
図4に示すフローチャートを用いて説明する。
【0028】
図4は、ラッキーナンバー生成用の元データを登録する場合のフローチャートである。最初に、携帯端末3から発券端末サーバ1にアクセスし、元データ入力用のテンプレートがダウンロードされる(S14)。ダウンロードされたテンプレートは、携帯端末3の表示部302に表示される(S15)。エンドユーザによってテンプレートに入力された元データは、携帯端末3の記憶部303に記憶される(S16)。記憶部303に記憶された元データは、ネットワーク4を介して発券端末サーバ1に送信され、発券端末サーバ1の記憶部101に記憶される(S17)。
【0029】
S15において、携帯端末3の表示部302に表示される画面の例を、
図11〜
図13を用いて詳細に説明する。最初に、
図11に示すような個人情報登録用画面1100が表示される。エンドユーザは、氏名入力エリア1101にエンドユーザの氏名を入力し、住所入力エリア1102にエンドユーザの住所を入力する。
【0030】
住所及び氏名が入力され、「次のページへ」ボタン1103が選択された後、
図12に示すような個人情報登録用画面1200が表示される。エンドユーザは、電話番号名入力エリア1201に「自宅」「携帯端末」等の電話番号名を入力し、電話番号入力エリア1202に電話番号名に対応する電話番号を入力する。電話番号を複数登録する際は、「他のデータも入力する」ボタン1203を選択し、他の電話番号名及び電話番号を入力する。
【0031】
全ての電話番号名及び電話番号が入力され、「次のページへ」ボタン1204が選択された後、
図13に示すような個人情報登録用画面1300が表示される。エンドユーザは、誕生日名入力エリア1301に「自分」「友達」「恋人」等を示す誕生日名を入力し、誕生日入力エリア1302に誕生日名に対応する誕生日を入力する。誕生日を複数登録する際は、「他のデータも入力する」ボタン1303を選択し、他の誕生日名及び誕生日を入力する。
【0032】
全ての誕生日名及び誕生日が入力され、「次のページへ」ボタン1304が選択された後、
図14に示すような個人情報登録内容確認画面1400が表示される。個人情報登録内容確認画面1400は、個人情報登録画面1100、1200、1300で入力されたデータを確認する画面である。個人情報登録内容確認画面1400の表示例として、
図14では、個人情報登録内容確認画面1400に表示された各項目、氏名データ表示エリア1401、住所データ表示エリア1402、電話番号データ表示エリア1403〜1406、誕生日データ表示エリア1407〜1408を示している。
【0033】
個人情報登録内容確認画面1400に表示された情報に問題が無く、「この内容で登録する」ボタン1409が選択された場合、上述のS16及びS17の処理が行われ、入力された元データは発券端末サーバ1の記憶部101に記憶される。一方、個人情報登録内容確認画面1400に表示された情報の修正が必要であり、「戻る」ボタン1410が選択された場合、
図11に示す個人情報登録用画面1100へ戻り、エンドユーザが入力した内容を修正することができる。
【0034】
なお、発券端末サーバ1の記憶部101に記憶された個人情報を更新する場合は、S14と同様に、携帯端末3から発券端末サーバ1にアクセスし、元データ入力用のテンプレートをダウンロードする元データ入力用のテンプレートが再度ダウンロードされる。エンドユーザによって更新後の元データが入力された後、更新後の元データは、携帯端末3の記憶部303に記憶される。記憶部303に記憶された更新後の元データは、元データの更新要求とともに、ネットワーク4を介して発券端末サーバ1に送信され、発券端末サーバ1の記憶部101に記憶される。
【0035】
次に、
図5〜
図9に示すフローチャートを用いて、くじ券購入時に、エンドユーザ用のラッキーナンバーが生成される手順について説明する。
【0036】
図5は、くじ券購入時に、エンドユーザ個別のラッキーナンバーが必要または不要であるか判断するフローチャートである。最初に、携帯端末3から発券端末サーバ1にアクセスし、ラッキーナンバー生成要否用のテンプレートがダウンロードされる(S18)。ダウンロードされたテンプレートは、携帯端末3の表示部302に表示される(S19)。
【0037】
図15は、ラッキーナンバー生成要否選択画面1500の一例である。「はい」ボタン1501が選択された場合(S20:YES)、エンドユーザ個別のラッキーナンバーとして使用する項目名を抽出する処理に移行する(S21)。一方、「いいえ」ボタン1502が選択された場合(S20:NO)、発券端末サーバ1に処理中断要求を送信し、ラッキーナンバーを生成・表示されずに処理を中断する(S22)。
【0038】
図6は、ラッキーナンバーを生成する際、発券端末サーバ1に登録しておいた元データから、ラッキーナンバーとして使用される項目名を抽出するフローチャートである。最初に、携帯端末3の表示部302に、
図16に示すような項目名の選択画面1600が表示される(S23)。
【0039】
項目名の選択画面1600には、発券端末サーバ1に登録された元データの項目名である、「住所」「電話番号」「誕生日」等が表示される。ラッキーナンバーとして使用する項目名は、項目名選択ボタン1601により選択される(S24)。項目名が選択され、かつ「OK」ボタン1602が選択されることにより(S25:OK)、ラッキーナンバーとして使用される項目名が抽出され、ラッキーナンバーとして使用する桁数を選択させるフローに移行する(S26)。一方、「キャンセル」ボタン1603が選択された場合(S25:キャンセル)、発券端末サーバ1に処理中断要求を送信し、ラッキーナンバーとして使用する項目名の抽出を中断する(S27)。
【0040】
なお、S24において、ラッキーナンバーとして使用する項目名は、単数選択及び複数選択のどちらでも良い。
【0041】
図7は、ラッキーナンバーの元データとして選択された項目名に対し、使用される桁数を抽出するフローチャートである。最初に、携帯端末3の表示部302に、
図17に示すような、ラッキーナンバーとして使用される項目名に対して使用される桁数の選択画面1700が表示される(S28)。
【0042】
桁数の選択画面1700には、S24にて選択された「項目名」1701と、当該項目名に対して登録されている「数字」1702と、桁数選択用ボタン1703とが表示される。ラッキーナンバーとして使用する桁数は、桁数選択用ボタン1703により選択される(S29)。桁数が選択され、かつ「OK」ボタン1704が選択されることにより(S30:OK)、ラッキーナンバーとして使用される桁数が抽出され、ラッキーナンバーとして使用する桁数の演算方法を選択させるフローに移行する(S31)。一方、「キャンセル」ボタン1705が選択された場合(S30:キャンセル)、発券端末サーバ1に処理中断要求を送信し、ラッキーナンバーとして使用される桁数の抽出を中断する(S32)。
【0043】
なお、S29において、ラッキーナンバーとして使用される桁数は、単数選択及び複数選択のどちらでも良い。
【0044】
図8は、ラッキーナンバーとして使用される桁数に対し、演算方法を選択させるフローチャートである。最初に、携帯端末3の表示部302に、
図18に示すような、ラッキーナンバーとして使用される桁数に対する、演算方法の選択画面1800が表示される(S33)。
【0045】
演算方法の選択画面1800には、演算式選択ボタン1801が表示される。演算式は、
図18に示す「+」「−」「×」「÷」の他に、累乗及び階乗等でも良い。演算式は、演算式選択ボタン1801により選択される(S34)。演算式が選択され、かつ「OK」ボタン1802が選択されることにより(S35:OK)、発券端末サーバ1にて、演算が行われる(S36)。演算後、演算結果が整数であるか判断する(S37)。演算結果が整数で無い場合(S37:No)、演算結果の例外処理フローに移行する(S38)。一方、演算結果が整数である場合(S37:Yes)、ラッキーナンバーの表示処理に移行する(S39)。
【0046】
また、S35において、「キャンセル」ボタン1803が選択された場合(S35:キャンセル)、発券端末サーバ1に処理中断要求を送信し、ラッキーナンバーとして使用される桁数に対する、演算方法の選択を中断する(S40)。
【0047】
図9は、演算結果の例外処理を示すフローチャートである。最初に、携帯端末3の表示部302に、
図19に示すような、演算結果の例外処理の選択画面1900が表示される(S41)。
【0048】
演算結果の例外処理の選択画面1900には、演算結果が整数で無い(小数点がある)場合、小数点以下を「切り上げる」「切り捨てる」等の処理方法ボタン1901が表示される。なお、
図19には示されていないが、小数点以下を四捨五入としても良い。処理方法は、処理方法ボタン1901により選択される(S42)。処理方法が選択され、かつ「OK」ボタン1902が選択されることにより(S43:OK)、発券端末サーバ1にて演算結果を整数とする(S44)。演算結果を整数とした後、ラッキーナンバーの表示処理に移行する(S45)。一方、「キャンセル」ボタン1903が選択された場合(S44:キャンセル)、発券端末サーバ1に処理中断要求を送信し、演算結果の例外処理を中断する(S46)。
【0049】
上記ラッキーナンバーの生成処理であるが、エンドユーザが購入したいくじ券の種類に応じて必要な数のラッキーナンバーが生成されるまで繰り返し行われる。
【0050】
図10は、生成されたラッキーナンバーを携帯端末3に表示させる処理を示すフローチャートである。最初に、携帯端末3の表示部302に、
図20に示すような、生成されたラッキーナンバーの表示画面2000が表示される(S47)。
【0051】
ラッキーナンバーの表示画面2000には、S8で選択されたくじ券の種類を示すくじ券種別表示エリア2001と、発券端末サーバ1にて生成されたラッキーナンバーを示すラッキーナンバー表示エリア2702とが表示される。ラッキーナンバー表示エリア2002に表示されたラッキーナンバーが、発券端末2の読取部201で読み取られることにより(S48)、発券端末2の発券部202から当該ラッキーナンバーを含むくじ券が発券部202から印刷される(S49)。
【0052】
なお、ラッキーナンバーの表示画面2000に「OK」ボタンを設け、「OK」ボタンが選択されたら、発券端末サーバ1又は携帯端末3から、発券端末2にラッキーナンバーを送信しても良い。この場合、発券端末2の読取部201を介することなく、発券端末2の発券部202から当該ラッキーナンバーを含むくじ券が発券部202から印刷されるため、売り場での処理時間が短縮される効果を有する。
【0053】
また、発券端末サーバ1又は携帯端末3から、発券端末2にラッキーナンバーを送信する構成の場合、ラッキーナンバーの表示画面2000に「キャンセル」ボタンを設け、「キャンセル」ボタンが選択されたら、発券端末2にラッキーナンバーを送信せずに、処理を中断しても良い。
【0054】
本実施例はくじ券の発券端末について述べたが、くじ券以外のチケットや、その他抽選して物を購入する場合等にも適用可能である。