特許第5768317号(P5768317)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5768317動画編集システム、制御方法およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5768317
(24)【登録日】2015年7月3日
(45)【発行日】2015年8月26日
(54)【発明の名称】動画編集システム、制御方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/93 20060101AFI20150806BHJP
【FI】
   H04N5/93 Z
【請求項の数】12
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2009-261498(P2009-261498)
(22)【出願日】2009年11月17日
(65)【公開番号】特開2011-109351(P2011-109351A)
(43)【公開日】2011年6月2日
【審査請求日】2012年11月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】390002761
【氏名又は名称】キヤノンマーケティングジャパン株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】592135203
【氏名又は名称】キヤノンITソリューションズ株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】301015956
【氏名又は名称】キヤノンソフトウェア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100189751
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 友輔
(74)【代理人】
【識別番号】100188938
【弁理士】
【氏名又は名称】榛葉 加奈子
(72)【発明者】
【氏名】今井 伸彦
(72)【発明者】
【氏名】森 美樹
【審査官】 畑中 高行
(56)【参考文献】
【文献】 特開平10−304372(JP,A)
【文献】 特開2004−215069(JP,A)
【文献】 特開2006−166130(JP,A)
【文献】 特開2005−122601(JP,A)
【文献】 特開2009−027406(JP,A)
【文献】 特開2001−339723(JP,A)
【文献】 特開2001−268475(JP,A)
【文献】 特開2007−067704(JP,A)
【文献】 特開2003−032643(JP,A)
【文献】 特開2006−074461(JP,A)
【文献】 特開2009−260434(JP,A)
【文献】 特開2007−042197(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N5/76−5/956
H04N1/38−1/40
H04N5/222−5/257
H04N17/00−17/06
G11B27/00−27/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
編集対象の元動画データの編集を行う動画編集システムであって、
前記元動画データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている前記元動画データの圧縮処理に適用するフレームレートの設定値の設定をユーザの操作により受け付ける設定領域と、前記元動画データの一部の時間内の動画データを構成する時間が連続したフレームを一部動画データとして取得して動画表示する元動画表示領域と、当該一部動画データと、当該一部動画データを、前記設定領域を介して受け付けたフレームレートの設定値で圧縮処理することで生成される当該一部動画データの圧縮動画データとを用いて、圧縮処理前後の差分をとることで生成される差分動画データを動画表示する差分動画表示領域と、当該一部動画データ、及び当該差分動画データの再生時刻の先頭から最後までを示すスライダーと、当該スライダー上の現在の再生時刻の位置に表示されるスライダノブであって、ユーザの操作による当該スライダノブの移動の指示を受け付けることで、前記元動画表示領域に動画表示される一部動画データ、及び前記差分動画表示領域に動画表示される差分動画データの再生時刻を変更するスライダノブと、を含む設定画面における前記設定領域を介して、前記記憶手段に記憶されている元動画データに対して適用する圧縮処理のフレームレートの設定値の設定をユーザの操作により受け付ける設定受付手段と、
前記記憶手段に記憶された元動画データのうち当該元動画データの一部の時間内の動画データを構成する時間が連続したフレームを一部動画データとして取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した一部動画データを、前記設定受付手段で受け付けたフレームレートの設定値で圧縮処理することで当該一部動画データの圧縮動画データを生成する圧縮動画データ生成手段と、
前記取得手段で取得した一部動画データと、前記圧縮動画データ生成手段により生成された当該一部動画データの圧縮動画データとを用いて、圧縮処理前後の差分をとった差分動画データを生成する差分動画データ生成手段と、
前記設定受付手段により設定を受け付けたフレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行い当該元動画データの圧縮動画データを生成する前に、前記取得手段で取得された前記一部動画データ及び前記差分動画データ生成手段により生成された前記差分動画データの再生時刻の先頭から最後までを示す前記スライダー、及び当該スライダー上の現在の再生時刻の位置に前記スライダノブを表示すると共に、前記取得手段で取得された一部動画データと、前記差分動画データ生成手段により生成された差分動画データとのそれぞれの動画表示を、それぞれ前記元動画表示領域、前記差分動画表示領域に対して同時に行う動画表示手段と、
前記設定受付手段により設定を受け付けたフレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてフレームについて圧縮処理を行い保存することの指示を受け付ける適用指示手段と、
を備え、
前記圧縮動画データ生成手段は、前記適用指示手段により、前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてフレームについて圧縮処理を行い保存することの指示を受け付けた場合に、さらに、前記設定受付手段により設定を受け付けたフレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行うことで当該元動画データの圧縮動画データを生成し、
前記圧縮動画データ生成手段により、当該フレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行うことで生成された圧縮動画データを動画ファイルとして保存するファイル保存手段をさらに備えることを特徴とする動画編集システム。
【請求項2】
編集対象の元動画データの編集を行う動画編集システムであって、
前記元動画データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている前記元動画データの圧縮処理に適用するフレームレートの設定値の設定をユーザの操作により受け付ける設定領域と、前記元動画データの一部の時間内の動画データを構成する時間が連続したフレームを一部動画データとして取得して、当該一部動画データを、前記設定領域を介して受け付けたフレームレートの設定値で圧縮処理することで生成される当該一部動画データの圧縮動画データを動画表示する処理済動画表示領域と、当該一部動画データと、当該一部動画データの圧縮動画データとを用いて、圧縮処理前後の差分をとることで生成される差分動画データを動画表示する差分動画表示領域と、当該一部動画データの圧縮動画データ、及び当該差分動画データの再生時刻の先頭から最後までを示すスライダーと、当該スライダー上の現在の再生時刻の位置に表示されるスライダノブであって、ユーザの操作による当該スライダノブの移動の指示を受け付けることで、前記処理済動画表示領域に動画表示される当該一部動画データの圧縮動画データ、及び前記差分動画表示領域に動画表示される差分動画データの再生時刻を変更するスライダノブと、を含む設定画面における前記設定領域を介して、前記記憶手段に記憶されている元動画データに対して適用する圧縮処理のフレームレートの設定値の設定をユーザの操作により受け付ける設定受付手段と、
前記記憶手段に記憶された元動画データのうち当該元動画データの一部の時間内の動画データを構成する時間が連続したフレームを一部動画データとして取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した一部動画データを、前記設定受付手段で受け付けたフレームレートの設定値で圧縮処理することで当該一部動画データの圧縮動画データを生成する圧縮動画データ生成手段と、
前記取得手段で取得した一部動画データと、前記圧縮動画データ生成手段により生成された当該一部動画データの圧縮動画データとを用いて、圧縮処理前後の差分をとった差分動画データを生成する差分動画データ生成手段と、
前記設定受付手段により設定を受け付けたフレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行い当該元動画データの圧縮動画データを生成する前に、前記圧縮動画データ生成手段により生成された前記一部動画データの圧縮動画データ、及び前記差分動画データ生成手段により生成された前記差分動画データの再生時刻の先頭から最後までを示す前記スライダー、及び当該スライダー上の現在の再生時刻の位置に前記スライダノブを表示すると共に、前記圧縮動画データ生成手段により生成された圧縮動画データと、前記差分動画データ生成手段により生成された差分動画データとのそれぞれの動画表示を、それぞれ前記処理済動画表示領域、前記差分動画表示領域に対して同時に行う動画表示手段と、
前記設定受付手段により設定を受け付けたフレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてフレームについて圧縮処理を行い保存することの指示を受け付ける適用指示手段と、
を備え、
前記圧縮動画データ生成手段は、前記適用指示手段により、前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてフレームについて圧縮処理を行い保存することの指示を受け付けた場合に、さらに、前記設定受付手段により設定を受け付けた設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行うことで当該元動画データの圧縮動画データを生成し、
前記圧縮動画データ生成手段により、当該フレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行うことで生成された圧縮動画データを動画ファイルとして保存するファイル保存手段をさらに備えることを特徴とする動画編集システム。
【請求項3】
前記設定受付手段は、前記設定画面における前記設定領域を介して、前記記憶手段に記憶されている元動画データに対して適用する圧縮処理のデータレートに係る設定値の設定をユーザにより受け付けることを特徴とする請求項1または2に記載の動画編集システム。
【請求項4】
前記動画表示手段は、前記設定画面における前記設定領域を介して、前記設定受付手段により設定を受け付けたフレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行い当該元動画データの圧縮動画データを生成する前に、前記取得手段で取得された一部動画データと、前記圧縮動画データ生成手段により生成された圧縮動画データと、前記差分動画データ生成手段により生成された差分動画データとの動画表示を同時に行うことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の動画編集システム。
【請求項5】
編集対象の元動画データを記憶する記憶手段を備え、当該元動画データの編集を行う動画編集システムにおける制御方法であって、
前記動画編集システムの設定受付手段が、前記記憶手段に記憶されている前記元動画データの圧縮処理に適用するフレームレートの設定値の設定をユーザの操作により受け付ける設定領域と、前記元動画データの一部の時間内の動画データを構成する時間が連続したフレームを一部動画データとして取得して動画表示する元動画表示領域と、当該一部動画データと、当該一部動画データを、前記設定領域を介して受け付けたフレームレートの設定値で圧縮処理することで生成される当該一部動画データの圧縮動画データとを用いて、圧縮処理前後の差分をとることで生成される差分動画データを動画表示する差分動画表示領域と、当該一部動画データ、及び当該差分動画データの再生時刻の先頭から最後までを示すスライダーと、当該スライダー上の現在の再生時刻の位置に表示されるスライダノブであって、ユーザの操作による当該スライダノブの移動の指示を受け付けることで、前記元動画表示領域に動画表示される一部動画データ、及び前記差分動画表示領域に動画表示される差分動画データの再生時刻を変更するスライダノブと、を含む設定画面における前記設定領域を介して、前記記憶手段に記憶されている元動画データに対して適用する圧縮処理のフレームレートの設定値の設定をユーザの操作により受け付ける設定受付工程と、
前記動画編集システムの取得手段が、前記記憶手段に記憶された元動画データのうち当該元動画データの一部の時間内の動画データを構成する時間が連続したフレームを一部動画データとして取得する取得工程と、
前記動画編集システムの圧縮動画データ生成手段が、前記取得工程で取得した一部動画データを、前記設定受付工程で受け付けたフレームレートの設定値で圧縮処理することで当該一部動画データの圧縮動画データを生成する圧縮動画データ生成工程と、
前記動画編集システムの差分動画データ生成手段が、前記取得工程で取得した一部動画データと、前記圧縮動画データ生成工程により生成された当該一部動画データの圧縮動画データとを用いて、圧縮処理前後の差分をとった差分動画データを生成する差分動画データ生成工程と、
前記動画編集システムの動画表示手段が、前記設定受付工程により設定を受け付けたフレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行い当該元動画データの圧縮動画データを生成する前に、前記取得工程で取得された前記一部動画データ及び前記差分動画データ生成工程により生成された前記差分動画データの再生時刻の先頭から最後までを示す前記スライダー、及び当該スライダー上の現在の再生時刻の位置に前記スライダノブを表示すると共に、前記取得工程で取得された一部動画データと、前記差分動画データ生成工程により生成された差分動画データとのそれぞれの動画表示を、それぞれ前記元動画表示領域、前記差分動画表示領域に対して同時に行う動画表示工程と、
前記動画編集システムの適用指示手段が、前記設定受付工程により設定を受け付けたフレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてフレームについて圧縮処理を行い保存することの指示を受け付ける適用指示工程と、
を含み、
前記圧縮動画データ生成工程は、前記適用指示工程により、前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてフレームについて圧縮処理を行い保存することの指示を受け付けた場合に、さらに、前記設定受付工程により設定を受け付けたフレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行うことで当該元動画データの圧縮動画データを生成し、
前記動画編集システムのファイル保存手段が、前記圧縮動画データ生成工程により、当該フレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行うことで生成された圧縮動画データを動画ファイルとして保存するファイル保存工程をさらに含むことを特徴とする制御方法。
【請求項6】
編集対象の元動画データを記憶する記憶手段を備え、当該元動画データの編集を行う動画編集システムにおける制御方法であって、
前記動画編集システムの設定受付手段が、前記記憶手段に記憶されている前記元動画データの圧縮処理に適用するフレームレートの設定値の設定をユーザの操作により受け付ける設定領域と、前記元動画データの一部の時間内の動画データを構成する時間が連続したフレームを一部動画データとして取得して、当該一部動画データを、前記設定領域を介して受け付けたフレームレートの設定値で圧縮処理することで生成される当該一部動画データの圧縮動画データを動画表示する処理済動画表示領域と、当該一部動画データと、当該一部動画データの圧縮動画データとを用いて、圧縮処理前後の差分をとることで生成される差分動画データを動画表示する差分動画表示領域と、当該一部動画データの圧縮動画データ、及び当該差分動画データの再生時刻の先頭から最後までを示すスライダーと、当該スライダー上の現在の再生時刻の位置に表示されるスライダノブであって、ユーザの操作による当該スライダノブの移動の指示を受け付けることで、前記処理済動画表示領域に動画表示される当該一部動画データの圧縮動画データ、及び前記差分動画表示領域に動画表示される差分動画データの再生時刻を変更するスライダノブと、を含む設定画面における前記設定領域を介して、前記記憶手段に記憶されている元動画データに対して適用する圧縮処理のフレームレートの設定値の設定をユーザの操作により受け付ける設定受付工程と、
前記動画編集システムの取得手段が、前記記憶手段に記憶された元動画データのうち当該元動画データの一部の時間内の動画データを構成する時間が連続したフレームを一部動画データとして取得する取得工程と、
前記動画編集システムの圧縮動画データ生成手段が、前記取得工程で取得した一部動画データを、前記設定受付工程で受け付けたフレームレートの設定値で圧縮処理することで当該一部動画データの圧縮動画データを生成する圧縮動画データ生成工程と、
前記動画編集システムの差分動画データ生成手段が、前記取得工程で取得した一部動画データと、前記圧縮動画データ生成工程により生成された当該一部動画データの圧縮動画データとを用いて、圧縮処理前後の差分をとった差分動画データを生成する差分動画データ生成工程と、
前記動画編集システムの動画表示手段が、前記設定受付工程により設定を受け付けたフレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行い当該元動画データの圧縮動画データを生成する前に、前記圧縮動画データ生成工程により生成された前記一部動画データの圧縮動画データ、及び前記差分動画データ生成工程により生成された前記差分動画データの再生時刻の先頭から最後までを示す前記スライダー、及び当該スライダー上の現在の再生時刻の位置に前記スライダノブを表示すると共に、前記圧縮動画データ生成工程により生成された圧縮動画データと、前記差分動画データ生成工程により生成された差分動画データとのそれぞれの動画表示を、それぞれ前記処理済動画表示領域、前記差分動画表示領域に対して同時に行う動画表示工程と、
前記動画編集システムの適用指示手段が、前記設定受付工程により設定を受け付けたフレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてフレームについて圧縮処理を行い保存することの指示を受け付ける適用指示工程と、
を含み、
前記圧縮動画データ生成工程は、前記適用指示工程により、前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてフレームについて圧縮処理を行い保存することの指示を受け付けた場合に、さらに、前記設定受付工程により設定を受け付けた設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行うことで当該元動画データの圧縮動画データを生成し、
前記動画編集システムのファイル保存手段が、前記圧縮動画データ生成工程により、当該フレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行うことで生成された圧縮動画データを動画ファイルとして保存するファイル保存工程をさらに含むことを特徴とする制御方法。
【請求項7】
前記設定受付工程は、前記設定画面における前記設定領域を介して、前記記憶手段に記憶されている元動画データに対して適用する圧縮処理のデータレートに係る設定値の設定をユーザにより受け付けることを特徴とする請求項5または6に記載の制御方法。
【請求項8】
前記動画表示工程は、前記設定画面における前記設定領域を介して、前記設定受付工程により設定を受け付けたフレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行い当該元動画データの圧縮動画データを生成する前に、前記取得工程で取得された一部動画データと、前記圧縮動画データ生成工程により生成された圧縮動画データと、前記差分動画データ生成工程により生成された差分動画データとの動画表示を同時に行うことを特徴とする請求項5乃至7の何れか1項に記載の制御方法。
【請求項9】
編集対象の元動画データを記憶する記憶手段を備え、当該元動画データの編集を行う動画編集システムで実行されるプログラムであって、
前記動画編集システムを、
前記記憶手段に記憶されている前記元動画データの圧縮処理に適用するフレームレートの設定値の設定をユーザの操作により受け付ける設定領域と、前記元動画データの一部の時間内の動画データを構成する時間が連続したフレームを一部動画データとして取得して動画表示する元動画表示領域と、当該一部動画データと、当該一部動画データを、前記設定領域を介して受け付けたフレームレートの設定値で圧縮処理することで生成される当該一部動画データの圧縮動画データとを用いて、圧縮処理前後の差分をとることで生成される差分動画データを動画表示する差分動画表示領域と、当該一部動画データ、及び当該差分動画データの再生時刻の先頭から最後までを示すスライダーと、当該スライダー上の現在の再生時刻の位置に表示されるスライダノブであって、ユーザの操作による当該スライダノブの移動の指示を受け付けることで、前記元動画表示領域に動画表示される一部動画データ、及び前記差分動画表示領域に動画表示される差分動画データの再生時刻を変更するスライダノブと、を含む設定画面における前記設定領域を介して、前記記憶手段に記憶されている元動画データに対して適用する圧縮処理のフレームレートの設定値の設定をユーザの操作により受け付ける設定受付手段と、
前記記憶手段に記憶された元動画データのうち当該元動画データの一部の時間内の動画データを構成する時間が連続したフレームを一部動画データとして取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した一部動画データを、前記設定受付手段で受け付けたフレームレートの設定値で圧縮処理することで当該一部動画データの圧縮動画データを生成する圧縮動画データ生成手段と、
前記取得手段で取得した一部動画データと、前記圧縮動画データ生成手段により生成された当該一部動画データの圧縮動画データとを用いて、圧縮処理前後の差分をとった差分動画データを生成する差分動画データ生成手段と、
前記設定受付手段により設定を受け付けたフレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行い当該元動画データの圧縮動画データを生成する前に、前記取得手段で取得された前記一部動画データ及び前記差分動画データ生成手段により生成された前記差分動画データの再生時刻の先頭から最後までを示す前記スライダー、及び当該スライダー上の現在の再生時刻の位置に前記スライダノブを表示すると共に、前記取得手段で取得された一部動画データと、前記差分動画データ生成手段により生成された差分動画データとのそれぞれの動画表示を、それぞれ前記元動画表示領域、前記差分動画表示領域に対して同時に行う動画表示手段と、
前記設定受付手段により設定を受け付けたフレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてフレームについて圧縮処理を行い保存することの指示を受け付ける適用指示手段として機能させ、
前記圧縮動画データ生成手段は、前記適用指示手段により、前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてフレームについて圧縮処理を行い保存することの指示を受け付けた場合に、さらに、前記設定受付手段により設定を受け付けたフレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行うことで当該元動画データの圧縮動画データを生成し、
前記圧縮動画データ生成手段により、当該フレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行うことで生成された圧縮動画データを動画ファイルとして保存するファイル保存手段として更に機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項10】
編集対象の元動画データを記憶する記憶手段を備え、当該元動画データの編集を行う動画編集システムで実行されるプログラムであって、
前記動画編集システムを、
前記記憶手段に記憶されている前記元動画データの圧縮処理に適用するフレームレートの設定値の設定をユーザの操作により受け付ける設定領域と、前記元動画データの一部の時間内の動画データを構成する時間が連続したフレームを一部動画データとして取得して、当該一部動画データを、前記設定領域を介して受け付けたフレームレートの設定値で圧縮処理することで生成される当該一部動画データの圧縮動画データを動画表示する処理済動画表示領域と、当該一部動画データと、当該一部動画データの圧縮動画データとを用いて、圧縮処理前後の差分をとることで生成される差分動画データを動画表示する差分動画表示領域と、当該一部動画データの圧縮動画データ、及び当該差分動画データの再生時刻の先頭から最後までを示すスライダーと、当該スライダー上の現在の再生時刻の位置に表示されるスライダノブであって、ユーザの操作による当該スライダノブの移動の指示を受け付けることで、前記処理済動画表示領域に動画表示される当該一部動画データの圧縮動画データ、及び前記差分動画表示領域に動画表示される差分動画データの再生時刻を変更するスライダノブと、を含む設定画面における前記設定領域を介して、前記記憶手段に記憶されている元動画データに対して適用する圧縮処理のフレームレートの設定値の設定をユーザの操作により受け付ける設定受付手段と、
前記記憶手段に記憶された元動画データのうち当該元動画データの一部の時間内の動画データを構成する時間が連続したフレームを一部動画データとして取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した一部動画データを、前記設定受付手段で受け付けたフレームレートの設定値で圧縮処理することで当該一部動画データの圧縮動画データを生成する圧縮動画データ生成手段と、
前記取得手段で取得した一部動画データと、前記圧縮動画データ生成手段により生成された当該一部動画データの圧縮動画データとを用いて、圧縮処理前後の差分をとった差分動画データを生成する差分動画データ生成手段と、
前記設定受付手段により設定を受け付けたフレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行い当該元動画データの圧縮動画データを生成する前に、前記圧縮動画データ生成手段により生成された前記一部動画データの圧縮動画データ、及び前記差分動画データ生成手段により生成された前記差分動画データの再生時刻の先頭から最後までを示す前記スライダー、及び当該スライダー上の現在の再生時刻の位置に前記スライダノブを表示すると共に、前記圧縮動画データ生成手段により生成された圧縮動画データと、前記差分動画データ生成手段により生成された差分動画データとのそれぞれの動画表示を、それぞれ前記処理済動画表示領域、前記差分動画表示領域に対して同時に行う動画表示手段と、
前記設定受付手段により設定を受け付けたフレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてフレームについて圧縮処理を行い保存することの指示を受け付ける適用指示手段として機能させ、
前記圧縮動画データ生成手段は、前記適用指示手段により、前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてフレームについて圧縮処理を行い保存することの指示を受け付けた場合に、さらに、前記設定受付手段により設定を受け付けた設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行うことで当該元動画データの圧縮動画データを生成し、
前記圧縮動画データ生成手段により、当該フレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行うことで生成された圧縮動画データを動画ファイルとして保存するファイル保存手段としてさらに機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項11】
前記設定受付手段は、前記設定画面における前記設定領域を介して、前記記憶手段に記憶されている元動画データに対して適用する圧縮処理のデータレートに係る設定値の設定をユーザにより受け付けることを特徴とする請求項9または10に記載のプログラム。
【請求項12】
前記動画表示手段は、前記設定画面における前記設定領域を介して、前記設定受付手段により設定を受け付けたフレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行い当該元動画データの圧縮動画データを生成する前に、前記取得手段で取得された一部動画データと、前記圧縮動画データ生成手段により生成された圧縮動画データと、前記差分動画データ生成手段により生成された差分動画データとの動画表示を同時に行うことを特徴とする請求項9乃至11の何れか1項に記載のプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、動画編集システム、制御方法およびプログラムに関し、特に、動画データを圧縮処理し保存する動画編集システム、制御方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
動画編集を行う動画編集システムにおいて、非可逆編集処理(非可逆圧縮とも呼ばれる)した動画の保存を行う際、使用目的や撮影した対象物などの条件に応じて、フレームレートやデータレートなどのパラメータをユーザが適切に設定しなくてはならない。
【0003】
動画を編集処理(圧縮)する際の各パラメータを設定するための設定画面では、一般に、動画先頭のコマ(フレーム)が静止画でプレビュー表示される。従来のパラメータ設定画面の例を図1に示す。このパラメータ設定画面100にて、静止画のプレビュー表示102を確認しながら、適切な保存結果が得られるようにユーザがパラメータ設定領域101でパラメータを手動で調整する。
【0004】
また、先頭の1コマではなく、動画データ中の任意の1コマ(フレーム)を抽出して、そのコマの静止画に対して画像編集を行い、プレビュー表示でユーザが確認する仕組みが特許文献1に記載されている。
【0005】
また、パラメータ設定時のプレビュー表示の確認を支援し、より容易にパラメータ設定を行えるように、元画像と調整後の画像のいずれかをユーザの操作によって切り替え可能にする仕組みが、特許文献2や特許文献3に記載されている。
【0006】
この特許文献2や特許文献3のシステムは、プリンタなどの印刷装置において、印刷前の静止画元画像と、色調整や各種画像効果の付加を行った印刷用の画像のいずれかをユーザが切り替えてプレビュー表示するようにしたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2003−32643号公報
【特許文献2】特開2008−99239号公報
【特許文献3】特開2008−99240号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来の技術では各パラメータの設定によって、圧縮保存後の動画がどのように変化するのかが、先頭フレームや一部のフレームの静止画表示だけでは分かりにくい。パラメータの設定が不適切であった場合には、再度、時間をかけて圧縮保存しなおさなくてはならない。
【0009】
また、特許文献1や特許文献2に記載のシステムのように、静止画を扱うプリンタなどの装置においては、プレビュー表示の工夫が見られる。しかし、この方法をそのまま動画に適用してもパラメータの設定によって、保存後の動画がどう変化するのかをユーザが判断するのは困難である。なぜなら、静止画の場合と異なり、動画では常に表示が変化している。変化し続けている二つの動画を、表示の切り替えだけによって、人の目で比較するというのは非常に難しい。
【0010】
本発明の目的は、設定画面の設定領域を介して、元動画データに対して適用する圧縮処理のフレームレートの設定値の設定をユーザにより受け付け、当該元動画データの一部の時間内の動画データを構成する時間が連続したフレームを一部動画データとして取得して、当該取得した一部動画データを、当該受け付けたフレームレートの設定値で圧縮処理することで当該一部動画データの圧縮動画データを生成し、当該圧縮処理前後の差分をとった差分動画データを生成し、当該元動画データのすべてのフレームについての圧縮動画データを生成する前に、当該差分動画データの再生時刻の先頭から最後までを示すスライダーの当該設定画面への表示、及び当該スライダー上の現在の再生時刻の位置へのスライダノブの表示を行うと共に、当該取得した一部動画データ又は当該圧縮動画データと、当該差分動画データとの動画表示をそれぞれ当該設定画面に対して同時に行い、当該元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行い保存することの指示を受け付けた場合に、当該受け付けたフレームレートの設定値で当該元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行い当該元動画データの圧縮動画データを生成して保存することにより、当該フレームレートの設定値の設定によって圧縮処理後の動画データの画質がどのように変化するかを、当該元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行う前に、ユーザが容易に確認できる仕組みを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、編集対象の元動画データの編集を行う動画編集システムであって、前記元動画データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている前記元動画データの圧縮処理に適用するフレームレートの設定値の設定をユーザの操作により受け付ける設定領域と、前記元動画データの一部の時間内の動画データを構成する時間が連続したフレームを一部動画データとして取得して動画表示する元動画表示領域と、当該一部動画データと、当該一部動画データを、前記設定領域を介して受け付けたフレームレートの設定値で圧縮処理することで生成される当該一部動画データの圧縮動画データとを用いて、圧縮処理前後の差分をとることで生成される差分動画データを動画表示する差分動画表示領域と、当該一部動画データ、及び当該差分動画データの再生時刻の先頭から最後までを示すスライダーと、当該スライダー上の現在の再生時刻の位置に表示されるスライダノブであって、ユーザの操作による当該スライダノブの移動の指示を受け付けることで、前記元動画表示領域に動画表示される一部動画データ、及び前記差分動画表示領域に動画表示される差分動画データの再生時刻を変更するスライダノブと、を含む設定画面における前記設定領域を介して、前記記憶手段に記憶されている元動画データに対して適用する圧縮処理のフレームレートの設定値の設定をユーザの操作により受け付ける設定受付手段と、前記記憶手段に記憶された元動画データのうち当該元動画データの一部の時間内の動画データを構成する時間が連続したフレームを一部動画データとして取得する取得手段と、前記取得手段で取得した一部動画データを、前記設定受付手段で受け付けたフレームレートの設定値で圧縮処理することで当該一部動画データの圧縮動画データを生成する圧縮動画データ生成手段と、前記取得手段で取得した一部動画データと、前記圧縮動画データ生成手段により生成された当該一部動画データの圧縮動画データとを用いて、圧縮処理前後の差分をとった差分動画データを生成する差分動画データ生成手段と、前記設定受付手段により設定を受け付けたフレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行い当該元動画データの圧縮動画データを生成する前に、前記取得手段で取得された前記一部動画データ及び前記差分動画データ生成手段により生成された前記差分動画データの再生時刻の先頭から最後までを示す前記スライダー、及び当該スライダー上の現在の再生時刻の位置に前記スライダノブを表示すると共に、前記取得手段で取得された一部動画データと、前記差分動画データ生成手段により生成された差分動画データとのそれぞれの動画表示を、それぞれ前記元動画表示領域、前記差分動画表示領域に対して同時に行う動画表示手段と、前記設定受付手段により設定を受け付けたフレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてフレームについて圧縮処理を行い保存することの指示を受け付ける適用指示手段と、を備え、前記圧縮動画データ生成手段は、前記適用指示手段により、前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてフレームについて圧縮処理を行い保存することの指示を受け付けた場合に、さらに、前記設定受付手段により設定を受け付けたフレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行うことで当該元動画データの圧縮動画データを生成し、前記圧縮動画データ生成手段により、当該フレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行うことで生成された圧縮動画データを動画ファイルとして保存するファイル保存手段をさらに備えることを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、編集対象の元動画データの編集を行う動画編集システムであって、前記元動画データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている前記元動画データの圧縮処理に適用するフレームレートの設定値の設定をユーザの操作により受け付ける設定領域と、前記元動画データの一部の時間内の動画データを構成する時間が連続したフレームを一部動画データとして取得して、当該一部動画データを、前記設定領域を介して受け付けたフレームレートの設定値で圧縮処理することで生成される当該一部動画データの圧縮動画データを動画表示する処理済動画表示領域と、当該一部動画データと、当該一部動画データの圧縮動画データとを用いて、圧縮処理前後の差分をとることで生成される差分動画データを動画表示する差分動画表示領域と、当該一部動画データの圧縮動画データ、及び当該差分動画データの再生時刻の先頭から最後までを示すスライダーと、当該スライダー上の現在の再生時刻の位置に表示されるスライダノブであって、ユーザの操作による当該スライダノブの移動の指示を受け付けることで、前記処理済動画表示領域に動画表示される当該一部動画データの圧縮動画データ、及び前記差分動画表示領域に動画表示される差分動画データの再生時刻を変更するスライダノブと、を含む設定画面における前記設定領域を介して、前記記憶手段に記憶されている元動画データに対して適用する圧縮処理のフレームレートの設定値の設定をユーザの操作により受け付ける設定受付手段と、前記記憶手段に記憶された元動画データのうち当該元動画データの一部の時間内の動画データを構成する時間が連続したフレームを一部動画データとして取得する取得手段と、前記取得手段で取得した一部動画データを、前記設定受付手段で受け付けたフレームレートの設定値で圧縮処理することで当該一部動画データの圧縮動画データを生成する圧縮動画データ生成手段と、前記取得手段で取得した一部動画データと、前記圧縮動画データ生成手段により生成された当該一部動画データの圧縮動画データとを用いて、圧縮処理前後の差分をとった差分動画データを生成する差分動画データ生成手段と、前記設定受付手段により設定を受け付けたフレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行い当該元動画データの圧縮動画データを生成する前に、前記圧縮動画データ生成手段により生成された前記一部動画データの圧縮動画データ、及び前記差分動画データ生成手段により生成された前記差分動画データの再生時刻の先頭から最後までを示す前記スライダー、及び当該スライダー上の現在の再生時刻の位置に前記スライダノブを表示すると共に、前記圧縮動画データ生成手段により生成された圧縮動画データと、前記差分動画データ生成手段により生成された差分動画データとのそれぞれの動画表示を、それぞれ前記処理済動画表示領域、前記差分動画表示領域に対して同時に行う動画表示手段と、前記設定受付手段により設定を受け付けたフレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてフレームについて圧縮処理を行い保存することの指示を受け付ける適用指示手段と、を備え、前記圧縮動画データ生成手段は、前記適用指示手段により、前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてフレームについて圧縮処理を行い保存することの指示を受け付けた場合に、さらに、前記設定受付手段により設定を受け付けた設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行うことで当該元動画データの圧縮動画データを生成し、前記圧縮動画データ生成手段により、当該フレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行うことで生成された圧縮動画データを動画ファイルとして保存するファイル保存手段をさらに備えることを特徴とする。
【0013】
さらに本発明の設定受付手段は、前記設定画面における前記設定領域を介して、前記記憶手段に記憶されている元動画データに対して適用する圧縮処理のデータレートに係る設定値の設定をユーザにより受け付けることを特徴とする。
【0014】
さらに本発明の動画表示手段は、前記設定画面における前記設定領域を介して、前記設定受付手段により設定を受け付けたフレームレートの設定値で前記記憶手段に記憶されている元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行い当該元動画データの圧縮動画データを生成する前に、前記取得手段で取得された一部動画データと、前記圧縮動画データ生成手段により生成された圧縮動画データと、前記差分動画データ生成手段により生成された差分動画データとの動画表示を同時に行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、設定画面の設定領域を介して、元動画データに対して適用する圧縮処理のフレームレートの設定値の設定をユーザにより受け付け、当該元動画データの一部の時間内の動画データを構成する時間が連続したフレームを一部動画データとして取得して、当該取得した一部動画データを、当該受け付けたフレームレートの設定値で圧縮処理することで当該一部動画データの圧縮動画データを生成し、当該圧縮処理前後の差分をとった差分動画データを生成し、当該元動画データのすべてのフレームについての圧縮動画データを生成する前に、当該差分動画データの再生時刻の先頭から最後までを示すスライダーの当該設定画面への表示、及び当該スライダー上の現在の再生時刻の位置へのスライダノブの表示を行うと共に、当該取得した一部動画データ又は当該圧縮動画データと、当該差分動画データとの動画表示をそれぞれ当該設定画面に対して同時に行い、当該元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行い保存することの指示を受け付けた場合に、当該受け付けたフレームレートの設定値で当該元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行い当該元動画データの圧縮動画データを生成して保存することにより、当該フレームレートの設定値の設定によって圧縮処理後の動画データの画質がどのように変化するかを、当該元動画データのすべてのフレームについて圧縮処理を行う前に、ユーザが容易に確認できる。


【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】従来の動画編集システムにおける、一般的なパラメータ設定画面の例を示す図である。
図2】本発明の実施形態におけるシステム構成を示す図である。
図3】本発明の実施形態におけるハードウェア構成を示す図である。
図4】本発明の実施形態におけるパラメータ設定画面を示す図である。
図5】本発明の実施形態における動画編集システムの基本的な処理フローを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0018】
図2は、本発明の実施形態における動画編集システムの構成を示す図である。なお、動画編集システムは、動画編集を行うための専用の装置であってもよいし、一般的なコンピュータ(情報処理装置とも呼ばれる)に動画編集プログラムがインストールされて実行されることにより動画編集システムとして実行される形態であってもよい。
【0019】
なお、図2ではデジタルビデオカメラに代表される動画撮像装置で撮影した動画データを編集するものとしているが、これは一例であり、動画撮像装置以外で作成した動画も編集対象とすることは言うまでもない。例えば、動画生成アプリケーションソフトウェアを用いてユーザが生成した動画データを編集対象としてもよい。
【0020】
カメラ200(デジタルビデオカメラ)は、被写体を撮影して動画データを生成する動作撮像装置である。撮影して得られる動画データの動画ファイル201は、本発明による動画編集システム202へと入力される。動画編集システム202で動画編集の指示を受けて、動画データに対して非可逆編集処理(非可逆圧縮ともいう)を行うと、非可逆編集処理された動画データが動画ファイル203へ保存される流れとなっている。なお、動画ファイル203を保存確定するときに、元動画データである動画ファイル200に上書きして保存してもよい。つまり、本実施例で後述するように、非可逆編集処理(非可逆圧縮)する前の動画データと非可逆圧縮した後の動画データとを同時に表示するために、非可逆圧縮した動画データは一時的に別ファイルとして一時的に保存されることになる。そして、その非可逆圧縮した結果を確認したユーザが、保存することを確定指示した場合に、動画ファイル200に上書き保存してもよいし、別ファイルとして保存してもよい。また、動画データの非可逆編集処理は、ユーザによる確定指示後に行い、プレビューで確認する際には、図5で説明するように、プレビュー用画像の非可逆処理して表示するようにしてもよい。
図3は、本発明の実施形態における動画編集システムのハードウェア構成を示す図である。
CPU300は、システムバス311に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
【0021】
また、ROM302あるいは外部メモリ310には、CPU300の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、動画編集機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM301は、CPU300の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
CPU300は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM301にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【0022】
また、入出力コントローラ303は、キーボード306、マウス307等のポインティングデバイス、カメラ308からの動画データ転送などの入出力を制御する。
【0023】
ビデオコントローラ304は、CRTディスプレイ(CRT)309等の表示器への表示を制御する。表示器はCRTだけでなく、液晶ディスプレイ等でも構わない。
【0024】
メモリコントローラ305は、各種のアプリケーション、カメラから入力した動画データ、編集後の動画データ等を記憶する、ハードディスク等の外部メモリ310へのアクセスを制御する。
【0025】
本発明を実現するための動画編集プログラムは外部メモリ310に記録されており、必要に応じてRAM301にロードされることによりCPU300によって実行されるものである。さらに、本発明に係わるプログラムへの入出力となる動画ファイル201および編集後の動画ファイル203は外部メモリ310に格納されており、これらについての詳細な説明は後述する。
【0026】
また、外部メモリ310に記憶された本発明に係わるプログラムの指示により、CPU300はビデオコントローラ304を介してCRTディスプレイ309に対し、パラメータ設定画面を描画する。
図4は、本発明の実施形態における、動画保存時のパラメータ設定画面を示す図である。
【0027】
本システムの利用者はキーボード306およびマウス307を使用し、パラメータ設定領域401において動画保存時のパラメータを指定する。本実施例においては、パラメータとしてフレームレート、データレート、品質の3つが指定可能であるが、これは一例であり、2つ以下あるいは4つ以上のパラメータも指定可能であることは言うまでもない。すなわち、このパラメータは、元動画データに対して適用する非可逆処理の設定値であり、パラメータ設定領域401の各操作オブジェクト(ラジオボタンやスライダーバー)が、設定手段に相当する。
【0028】
元動画表示領域402には、非可逆圧縮保存する前の元々の動画データ(または、その動画データのプレビュー用動画データ)が表示される。処理済動画表示領域403には、パラメータ指定領域401で指定されたパラメータに基づき、非可逆圧縮保存した後の動画データ(または、その動画データのプレビュー用動画データ)が表示される。差分動画表示領域404には、元動画表示領域402と処理済動画表示領域403との差分の差分動画データが表示される。これらの表示領域の詳細については、後述する。
【0029】
本システムの利用者はマウス307を使用して再生ボタン406を押下し、元動画表示領域402、処理済動画表示領域403、差分動画表示領域404でのプレビュー再生開始を指示することができる。またプレビュー再生中には再生ボタン406の表示が四角形の停止ボタン(406)に変更され、この停止ボタン(406)が再度押下されることで、各動画データの再生を終了することができる。なお、必要に応じて、再生ボタン406の他、一時停止、早送り、巻き戻し、コマ送りなどのボタンを設けてもよい。再生時刻スライダ405は、動画の現在の再生時刻を示す。スライダの左端が動画先頭、スライダの右端が動画の末尾となり、再生時刻スライダノブ407の表示位置が現在の動画再生時刻となる。利用者は、再生時刻スライダノブ407の表示位置で動画のおおよその再生時刻を知ることができる他、再生時刻スライダノブ407を直接マウス307で移動することで、再生時刻を任意に変更できる。
次に、動画編集システムにおける、動画保存時の基本的な処理フローについて、図5を用いて説明する。
【0030】
図5は、本発明の実施形態における動画編集システムにおける、動画保存時の基本的な処理フローを示す図である。動画撮像装置で撮像して得られた動画データ、または動画生成アプリケーションプログラム(図示省略)により生成された動画データは、動画ファイル200として、外部メモリ310にすでに保存されているものとして、以下の処理を説明する。
【0031】
動画編集システムにおいて、動画ファイルのオープン指示がなされると、オープン指示された動画ファイル200を読み込む。具体的には、CPU300は、元動画データである動画ファイル200から一部分を切り出し、それをプレビュー用元動画データとして外部メモリ310の第一の記憶領域に記憶する(ステップS501)。動画データの切り出し位置は、本実施例では動画データの先頭から数十秒程度としているが、用途によっては他の位置や長さで切り出しても良い。例えば、現在の動画の再生時刻の前後十秒ずつ切り出す等が考えられる。また、動画データを分割して切り出すことはせずに、まとめて読み込んでプレビュー用元動画データを生成してもよい。なお、プレビュー用元動画データを生成するのは、ステップS505〜S507の処理を高速化させるためである。
【0032】
次に、CPU300は、ユーザのパラメータ設定領域401に対する操作(設定操作および/または変更操作)に従って、パラメータの更新を実行する(ステップS502)。CPU300は、更新されたパラメータを使用して、ステップS501で作成したプレビュー用元動画データを非可逆編集処理(非可逆圧縮)し、プレビュー用圧縮動画データ(プレビュー用非可逆処理済み動画データとも呼ぶ)を作成する。作成されたプレビュー用圧縮動画データは、外部メモリ310の第二の記憶領域に記憶される
CPU300はユーザのキーボードやマウス等の操作を待ち、再生ボタン406が押下されたか否かを判断する(ステップS504Yes)。
【0033】
ステップS504で再生ボタン406が押下されたと判断された場合には、プレビュー動画の再生を行うために(ステップS504Yes)、ステップS505に処理を進める。一方、ステップS504で再生ボタン406が押されない場合(ステップS504No)には、ステップS511で、動画保存ボタン408(適用指示手段に相当)が押されたか否かを判断する。ステップS511で、動画保存ボタン408が押されない場合には、ステップS502のパラメータ更新処理に処理を戻す。
【0034】
再生ボタン406が押された場合(ステップS504Yes)、ステップS505において、CPU300は外部メモリ310の第一の記憶領域に記憶されているプレビュー用元動画データから1コマ分(1フレームとも言う)の画像を取り出し、それをRAM301内の記憶領域(メモリA)へと記録する。
【0035】
次にステップS506において、CPU300は外部メモリ310の第二の記憶領域に記憶されているプレビュー用圧縮動画データから1コマ分の画像を取り出し、それをRAM301内の記憶領域(メモリB)へと記録する。
【0036】
そしてステップS507において、CPU300は、メモリAとメモリB、それぞれに格納された画像を構成する画素値の差分を計算し、その結果であるプレビュー用差分画像をRAM301内の記憶領域(メモリC)へと保存する。本実施例では、各画素はR,G,Bの3値で構成されており、これらの値は元の色を赤、緑、青の三原色の混色で表現した場合の各色の量を示している。メモリAから取り出した1画素を(Ra,Ga,Ba)、メモリBから取り出した同じ位置の1画素を(Rb,Gb,Bb)としたとき、メモリCの同じ位置の1画素(Rc,Gc,Bc)を、(Ra−Rb,Ga−Gb,Ba−Bb)として計算する。この計算を、メモリAとメモリBに含まれるすべての画素について繰り返す。
【0037】
なお、本実施例は画素をR,G,Bの3値で構成したが、これは一例であり、他の色表現形式を用いることもできる。他の色表現方法を使用した場合であっても、本実施例と類似の方法によって画素値の差分を計算可能することができる。よって本発明は、R,G,Bの3値以外の色表現形式を用いた場合であっても、実施可能である。
【0038】
このように、ステップS507の差分動画データ生成工程では、編集対象となる元動画データと、設定されたパラメータ(設定値)で非可逆処理された非可逆処理済み動画データとを用いて、非可逆処理前後の差分をとった差分動画データを生成する。
【0039】
ステップS508で、CPU300は、メモリA、メモリB、メモリCに格納された画像を、オプション設定画面400の元動画表示領域402、処理済動画表示領域403、差分動画表示領域404へとそれぞれ表示する。なお、本実施例では、元動画表示領域402、処理済動画表示領域403、差分動画表示領域404の3つの表示領域に同時に動画データを動画再生することとして説明したが、本発明の課題を解決するためには、少なくとも差分動画表示領域404に差分動画データを表示する必要があるが、元動画表示領域402と処理済動画表示領域403のうちいずれか一方だけ、差分動画データと同時に表示させることによっても、編集後の動画の画質がどのように変化するかを、ユーザが容易に確認できる。
【0040】
ステップS509で、CPU300は、再生ボタン406(再生中は、停止ボタン406)がユーザにより押下されたかを確認する。ここで、停止ボタンが押下されたと判断されると、元動画表示領域402、処理済動画表示領域403、差分動画表示領域404への動画データの各画像の再生表示を終了(ステップS509Yes)し、ステップS511に処理を移す。
【0041】
一方、停止ボタン(406)が押下されていない場合(ステップS509No)には、ステップS510において、動画データの最後のコマ(フレーム)まで再生表示が完了したかを確認する。ここで、再生表示が最後まで到達したと確認されなければ(ステップS510No)、ステップS505に処理を戻して、1コマ進めて次のコマの再生表示を行う。一方、再生表示が動画データの最後フレームまで到達したと確認された場合(ステップS510Yes)には、再生表示を終了して、ステップS511に処理を移す。
【0042】
ステップS511において、CPU300は、動画保存ボタン408が押されたか否かを判断する。保存ボタン408が押下されたと判断された場合(ステップS511Yes)には、ステップS512において、指定されたパラメータで元の動画データ全体を非可逆編集処理(非可逆圧縮)し、処理した結果を動画ファイル300に保存、または動画ファイル200に上書き保存する。
【0043】
以上説明したように、本実施形態によれば、プレビュー時に元動画データのプレビュー用元動画データ、指定された設定値で不可逆処理したプレビュー用非可逆処理済み動画データ、およびその差分を算出した差分画像の差分動画データが同時に表示される。特定のコマだけを静止画表示するのではなく複数のコマの画像を動画データとして表示し、また同時にその差分動画データも表示することで、設定値の変更による動画データの変化をユーザが容易に視認することができる。
【0044】
また、本発明では、少なくとも、プレビュー時に元動画データのプレビュー用元動画データ、指定された設定値で不可逆処理したプレビュー用非可逆処理済み動画データのうちのいずれか一方と、それぞれの差分を算出した差分画像の差分動画データとを同時に表示することによっても、設定値の変更による動画データの変化をユーザが容易に視認することができる。
【0045】
なお、非可逆編集処理および非可逆圧縮処理は、非可逆処理に含まれ、この非可逆処理を行うことで、処理済みの動画データからは、処理前の動画データに戻すことはできない処理である。
【0046】
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0047】
また、本発明におけるプログラムは、図5に示すフローチャートの処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体は図5の処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。
【0048】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0049】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
【0050】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0051】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0052】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0053】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0054】
200 カメラ
201 動画
202 動画編集システム
203 編集後の動画
300 CPU
301 RAM
302 ROM
303 入出力コントローラ
304 ビデオコントローラ
305 メモリコントローラ
306 キーボード
307 マウス
308 カメラ
309 CRT
310 外部メモリ

図1
図2
図3
図4
図5