特許第5769098号(P5769098)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5769098
(24)【登録日】2015年7月3日
(45)【発行日】2015年8月26日
(54)【発明の名称】記録媒体
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20150806BHJP
   G06F 3/048 20130101ALI20150806BHJP
【FI】
   G06Q30/02
   G06F3/048
【請求項の数】6
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2014-534388(P2014-534388)
(86)(22)【出願日】2013年9月4日
(86)【国際出願番号】JP2013073797
(87)【国際公開番号】WO2014038589
(87)【国際公開日】20140313
【審査請求日】2015年2月20日
(31)【優先権主張番号】特願2012-195354(P2012-195354)
(32)【優先日】2012年9月5日
(33)【優先権主張国】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】511081657
【氏名又は名称】株式会社デジタル・アイ
(74)【代理人】
【識別番号】100114627
【弁理士】
【氏名又は名称】有吉 修一朗
(74)【代理人】
【識別番号】100182501
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 靖之
(74)【代理人】
【識別番号】100190975
【弁理士】
【氏名又は名称】遠藤 聡子
(74)【代理人】
【識別番号】100194984
【弁理士】
【氏名又は名称】梶原 圭太
(72)【発明者】
【氏名】関岡 英彦
【審査官】 木方 庸輔
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第97/36233(WO,A1)
【文献】 特開2008−59465(JP,A)
【文献】 特開2010−178268(JP,A)
【文献】 特開2003−177847(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 50/34 ,
G06F 3/048
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のバージョンの第1のコンテンツ情報を記録し、
サーバと通信可能な電子計算機に、
通信回線を介して、該サーバに記録されると共に前記第1のコンテンツ情報に対応する第2のコンテンツ情報のバージョン情報を前記電子計算機に送信するよう前記サーバに要求するバージョン情報要求機能と、
該バージョン情報要求機能が要求した前記第2のコンテンツ情報のバージョン情報と、前記第1のコンテンツ情報のバージョン情報とを照合する照合機能と、
該照合機能が照合して前記第1のコンテンツ情報のバージョンと前記第2のコンテンツ情報のバージョンとが異なる場合、前記第1のコンテンツ情報と前記第2のコンテンツ情報の差分情報を、通信回線を介して前記電子計算機へ送信するよう前記サーバに要求する差分情報要求機能と、
該差分情報要求機能が要求した前記差分情報に基づいて、前記第1のコンテンツ情報を編集する編集機能とを付与するプログラムを記録した記録媒体であり、
前記プログラムから、前記記録媒体を読み取る再生装置が、サーバと通信可能な電子計算機か否かを判別する判別機能と、
該判別機能が、前記再生装置はサーバと通信可能な電子計算機ではないと判別した場合に、サーバと通信可能な電子計算機での再生を促す情報を前記再生装置に再生させるプロモーション機能とが付与された
電子計算機読み取り可能な記録媒体。
【請求項2】
前記プログラムが、前記電子計算機に、前記記録媒体の操作履歴を示す操作ログ情報を記録する操作ログ情報記録機能と、
該操作ログ情報記録機能で記録された操作ログ情報に基づいて、前記第1のコンテンツ情報を構成するページのうち表示させるページを特定するページ特定ボタンの、前記電子計算機の画面上における表示レイアウトを変更する表示レイアウト変更機能とを付与する
請求項1に記載の記録媒体。
【請求項3】
前記プログラムが、前記電子計算機に、前記照合機能が照合して前記第1のコンテンツ情報のバージョンと前記第2のコンテンツ情報のバージョンとが同じ場合には、前記第1のコンテンツ情報を前記電子計算機に読み取らせ、前記照合機能が照合して前記第1のコンテンツ情報のバージョンと前記第2のコンテンツ情報のバージョンとが異なる場合には、前記第2のコンテンツ情報を構成する部分情報のうち、前記差分情報要求機能が要求した前記差分情報に相当する部分情報を前記差分情報として前記電子計算機に読み取らせる読取制御機能を付与する
請求項1に記載の記録媒体。
【請求項4】
前記プログラムが、前記電子計算機に、前記操作ログ情報記録機能で記録された操作ログ情報を前記サーバへ送信する操作ログ情報送信機能を付与する
請求項2に記載の記録媒体。
【請求項5】
前記プログラムが、前記電子計算機に、前記記録媒体の利用者に関する情報である利用者情報を前記サーバへ通信回線を介して送信する利用者情報送信機能を付与する
請求項1に記載の記録媒体。
【請求項6】
前記プログラムは、前記電子計算機に前記プログラムが読み取りされたときに前記電子計算機が前記サーバと通信回線を介して接続されているかどうかを判定し、接続されている場合に、前記バージョン情報要求機能にバージョン情報を要求させるバージョン情報要求制御機能を、前記電子計算機に付与する
請求項1に記載の記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は記録媒体に関する。詳しくは、例えば、ホテルなどが提供する結婚式に関する動画情報や、旅行会社が提供する旅行プランに関する動画情報や、保険プランに関する動画情報や、政治活動に関する動画情報が記録された記録媒体に係るものである。
【背景技術】
【0002】
インターネットにおいて、複数の商店のページが一つにまとまって商品を販売するウェブサイトとして、オンラインモール、若しくはサイバーモールと呼ばれるウェブサイトがある。
【0003】
このようなウェブサイトは、商品の購入を希望する利用者に対して、商品情報を電子的に提供し、商品の注文を電子的に受付ける。
【0004】
また、商品情報を提供する商品カタログ(若しくは電子カタログ)は、オンラインモールシステムにおいて、重要な要素である。商品の購入を希望する利用者は、商品カタログを参照することで、所望の商品の情報を入手し、購入するかどうかを考える。
【0005】
例えば、特許文献1には、商品データベースに格納する商品データ情報を定義する際に、定義しようとする商品の本質に関わり商品データ情報の定義に必須とされる必須項目と、必須項目により定義される代表商品から派生して定義されるオプション商品の定義に必要となるオプション項目とをそれぞれ設定し、設定された必須項目から代表商品の商品データ情報を生成し、その後、設定されたオプション項目に基づいて、オプション商品に関する商品データ情報を生成し、商品データ情報は、電子ショップクライアントから電子モールサーバに転送され、商品データベースに格納される、電子ショッピングシステムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平10−240823号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、ウェブサイトにおける商品情報の紹介では、利用者が、購入を希望している商品を掲載したウェブサイトへ辿り着くまでの操作が容易ではなく、その結果、辿り着く前に諦めてしまう利用者も多く、集客効果が良くない。
【0008】
また、一方で、印刷カタログを配布しても、商品情報は得やすいが、商品情報が更新された場合には、すでに配布した印刷カタログの内容を更新することはできないため、役に立たないものとなっていた。
【0009】
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、利用者に配布された後でも配布時に記録されていた情報を自動で更新できる記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するために、本発明の記録媒体は、所定のバージョンの第1のコンテンツ情報を記録し、サーバと通信可能な電子計算機に、通信回線を介して、該サーバに記録されると共に前記第1のコンテンツ情報に対応する第2のコンテンツ情報のバージョン情報を前記電子計算機に送信するよう前記サーバに要求するバージョン情報要求機能と、該バージョン情報要求機能が要求した前記第2のコンテンツ情報のバージョン情報と、前記第1のコンテンツ情報のバージョン情報とを照合する照合機能と、該照合機能が照合して前記第1のコンテンツ情報のバージョンと前記第2のコンテンツ情報のバージョンとが異なる場合、前記第1のコンテンツ情報と前記第2のコンテンツ情報の差分情報を、通信回線を介して前記電子計算機へ送信するよう前記サーバに要求する差分情報要求機能と、該差分情報要求機能が要求した前記差分情報に基づいて、前記第1のコンテンツ情報を編集する編集機能とを付与するプログラムを記録した、電子計算機読み取り可能なものである。
【0011】
ここで、本発明で言う「編集」とは、具体的には例えば、置換、追加、削除である。
また、バージョン情報要求機能が要求した第2のコンテンツ情報のバージョン情報と、第1のコンテンツ情報のバージョン情報とを照合する照合機能によって、記録媒体に記録された第1のコンテンツ情報のバージョン情報を、サーバに記録された第2のコンテンツ情報のバージョン情報と常に照合することができ、記録媒体の第1のコンテンツ情報のバージョン情報と、サーバの第2のコンテンツ情報のバージョン情報との違いを確認できる。
【0012】
また、照合機能が照合して第1のコンテンツ情報のバージョンと第2のコンテンツ情報のバージョンとが異なる場合、第1のコンテンツ情報と第2のコンテンツ情報の差分情報を、通信回線を介して電子計算機へ送信するようサーバに要求する差分情報要求機能によって、常に更新されるサーバに記録された情報を取得できる。
【0013】
また、本発明の記録媒体において、プログラムが、電子計算機に、記録媒体の操作履歴を示す操作ログ情報を記録する操作ログ情報記録機能と、操作ログ情報記録機能で記録された操作ログ情報に基づいて、第1のコンテンツ情報を構成するページのうち表示させるページを特定するページ特定ボタンの、電子計算機の画面上における表示レイアウトを変更する表示レイアウト変更機能とを付与するものとすることができる。
【0014】
この場合、操作ログ情報に基づいて、第1のコンテンツ情報を構成するページのうち表示させるページを特定するページ特定ボタンの、電子計算機の画面上における表示レイアウトを変更するので、記録媒体の利用者が頻繁に利用するページを特定するページ特定ボタンが、頻繁に利用する他のページに表示されるなど、目的のコンテンツ情報までのルートが改善され、目的のコンテンツ情報まで辿り着きやすくなる。
【0015】
また、本発明の記録媒体は、プログラムから、記録媒体を読み取る再生装置が電子計算機か否かを判別する判別機能と、判別機能が、再生装置は電子計算機ではないと判別した場合に、電子計算機での再生を促す情報を再生装置に再生させるプロモーション機能とが付与されたものとすることができる。
【0016】
この場合、サーバと通信可能な電子計算機(ブラウザ機能を備えたパーソナルコンピュータ(PC)など)以外の再生装置(DVDプレイヤーなど)でも、記録媒体のコンテンツ情報を読み取ることができるので、PC不所持の者や、記録媒体を挿入できないPC所持者に対して、記録媒体のコンテンツ情報を視聴してもらうことができる。
【0017】
また、判別機能が、再生装置は電子計算機ではないと判別した場合に、電子計算機での再生を促す情報を再生装置に再生させるプロモーション機能によって、サーバと通信可能な電子計算機で記録媒体を再生することで、常に更新されるサーバに記録された情報を取得できるようになるので、利用者の利益に寄与することができる。
【0018】
また、本発明の記録媒体において、プログラムが、電子計算機に、照合機能が照合して第1のコンテンツ情報のバージョンと第2のコンテンツ情報のバージョンとが同じ場合には、第1のコンテンツ情報を電子計算機に読み取らせ、照合機能が照合して第1のコンテンツ情報のバージョンと第2のコンテンツ情報のバージョンとが異なる場合には、第2のコンテンツ情報を構成する部分情報のうち、差分情報要求機能が要求した差分情報に相当する部分情報を差分情報として電子計算機に読み取らせる読取制御機能を付与するものとすることができる。
【0019】
この場合、情報の読み取り先を変えるだけなので、円滑に、第1のコンテンツ情報を更新できる。
【0020】
また、本発明の記録媒体において、プログラムが、電子計算機に、操作ログ情報記録機能で記録された操作ログ情報をサーバへ送信する操作ログ情報送信機能を付与するものとすることができる。
【0021】
この場合、記録媒体の利用者(顧客)の操作ログ情報例えば利用者が閲覧したメニューや商品、閲覧回数、閲覧時間を、サーバに送信して記録することができるため、利用者の動向を分析でき、記録媒体のバージョンアップのときに役立てることができる。
【0022】
また、本発明の記録媒体において、プログラムが、電子計算機に、記録媒体の利用者に関する情報である利用者情報をサーバへ通信回線を介して送信する利用者情報送信機能を付与するものとすることができる。
【0023】
この場合、利用者情報例えば利用者が答えたアンケート情報を、サーバに送信して記録することができるため、利用者の要望等を分析でき、記録媒体のバージョンアップや企画立案に役立てることができる。
【0024】
また、本発明の記録媒体において、プログラムは、電子計算機にプログラムが読み取りされたときに電子計算機がサーバと通信回線を介して接続されているかどうかを判定し、接続されている場合に、バージョン情報要求機能にバージョン情報を要求させるバージョン情報要求制御機能を、電子計算機に付与するものとすることができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明に係る記録媒体は、利用者に配布された後でも配布時に記録されていた情報を自動で更新できる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明を適用した記録媒体の内容が更新される仕組みの一例を説明する概略図である。
図2】本発明を適用した記録媒体の内容が更新される仕組みの他の例を説明する概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明を適用した記録媒体の内容が更新される仕組みの一例を説明する概略図である。図2は、本発明を適用した記録媒体の内容が更新される仕組みの他の例を説明する概略図である。
【0028】
図1に示す本発明のDVD(記録媒体の一例である。)1には、サーバ3とインターネット(通信回線の一例である。)4を介して通信可能なコンピュータ(電子計算機の一例である。)2に読み取られて、コンピュータ2に様々な機能を付与するプログラムが記録されている。
【0029】
また、図1に示す本発明のDVD1には、「バージョン(Ver.)1」の結婚式情報(第1のコンテンツ情報の一例である。)が記録されている。
この結婚式情報には、動画情報や音声情報の他に、DVD1が挿入されたコンピュータ2を通して、利用者からの指示を受けて所定のタスクを実行できる情報も含まれている。
また、結婚式情報には、三次元(3D)映像も当然に含まれる。
【0030】
また、結婚式情報を構成する部分情報は、具体的には例えば、結婚式で新郎新婦が着用する衣装に関する情報、挙式スタイルに関する情報、披露宴会場に関する情報、披露宴などで流す音楽に関する情報、装花に関する情報、並びに二次会などその他の情報である。
【0031】
DVD1に記録されたプログラムは、コンピュータ2にDVD1が挿入されるとコンピュータ2に読み取られ、サーバ3に記録されると共にDVD1の結婚式情報(第1のコンテンツ情報)に対応する結婚式情報(第2のコンテンツ情報)のバージョン情報をコンピュータ2に送信するようサーバ3に要求するバージョン情報要求機能を、コンピュータ2に付与する。
【0032】
また、DVD1に記録されたプログラムは、バージョン情報要求機能が要求したサーバ3の結婚式情報(第2のコンテンツ情報)のバージョン情報と、DVD1の結婚式情報(第1のコンテンツ情報)のバージョン情報とを照合する照合機能を、コンピュータ2に付与する。
【0033】
また、DVD1に記録されたプログラムは、照合機能が照合してDVD1の結婚式情報のバージョンとサーバ3の結婚式情報のバージョンとが異なる場合、DVD1の結婚式情報とサーバ3の結婚式情報の差分情報を、インターネット4を介してコンピュータ2へ送信するようサーバ3に要求する差分情報要求機能を、コンピュータ2に付与する。
【0034】
また、DVD1に記録されたプログラムは、差分情報要求機能が要求した差分情報に基づいて、DVD1の結婚式情報を編集する編集機能を、コンピュータ2に付与する。
【0035】
ここで、「編集する」とは、具体的には例えば、以下のような作業が含まれる。
(1)DVD1の結婚式情報を構成する部分情報のうち、差分情報要求機能が要求した差分情報に相当する部分情報を、差分情報に置き換える。
(2)DVD1の結婚式情報に、差分情報要求機能が要求した差分情報を追加する。
(3)DVD1の結婚式情報を構成する部分情報のうち、差分情報要求機能が要求した差分情報に相当する部分情報を、削除する。
【0036】
また、DVD1に記録されたプログラムは、DVD1の操作履歴を示す操作ログ情報を記録する操作ログ情報記録機能を、コンピュータ2に付与する。
また、DVD1に記録されたプログラムは、操作ログ情報記録機能で記録された操作ログ情報に基づいて、DVD1の結婚式情報を構成するページのうち表示させるページを特定するページ特定ボタンの、コンピュータ2の画面上における表示レイアウトを変更する表示レイアウト変更機能を、コンピュータ2に付与する。
【0037】
具体的には例えば、コンピュータ2のトップページ画面において、挙式プラン一覧のページを表示させるページ特定ボタンを利用者がクリックして、具体的な挙式プランを利用者が見た後、再びトップページに戻って、次は衣装画像一覧のページを表示させるページ特定ボタンを利用者がクリックするという操作履歴が多い場合、このような操作履歴を示す操作ログ情報に基づいて、挙式プラン一覧のページに衣装画像一覧のページを表示させるページ特定ボタンを表示させるというように表示レイアウトを変更する。
【0038】
また、DVD1に記録されたプログラムは、DVD1を読み取る再生装置がコンピュータ2か否かを判別する判別機能を、DVD1に付与する。
また、DVD1に記録されたプログラムは、判別機能が、再生装置はコンピュータ2ではないと判別した場合(例えば、家庭用DVDプレイヤーであると判別した場合)に、コンピュータ2での再生を促す情報を再生装置に再生させるプロモーション機能を、DVD1に付与する。
【0039】
また、DVD1に記録されたプログラムは、照合機能が照合してDVD1の結婚式情報のバージョンとサーバ3の結婚式情報のバージョンとが同じ場合には、DVD1の結婚式情報をコンピュータ2に読み取らせ、照合機能が照合してDVD1の結婚式情報のバージョンとサーバ3の結婚式情報のバージョンとが異なる場合には、サーバ3の結婚式情報を構成する部分情報のうち、前記差分情報要求機能が要求した前記差分情報に相当する部分情報を前記差分情報としてコンピュータ2に読み取らせる読取制御機能を、コンピュータ2に付与する。
【0040】
また、DVD1に記録されたプログラムは、操作ログ情報記録機能で記録された操作ログ情報をサーバ3へ送信する操作ログ情報送信機能を、コンピュータ2に付与する。
【0041】
具体的には例えば、DVD1に記録された結婚式情報を構成する、衣装に関する情報、挙式プランに関する情報、料理に関する情報などのうち、DVD1の利用者が、どの情報を何時間閲覧したかなどの操作ログ情報をサーバ3へ送信し、その情報を分析することで、次の企画に利用することができる。
【0042】
また、DVD1に記録されたプログラムは、DVD1の利用者に関する情報である利用者情報をサーバ3へ、インターネット4を介して送信する利用者情報送信機能を、コンピュータ2に付与する。
【0043】
また、DVD1に記録されたプログラムは、コンピュータ2にプログラムが読み取りされたときにコンピュータ2がサーバ3とインターネット4を介して接続されているかどうかを判定し、接続されている場合に、バージョン情報要求機能にバージョン情報を要求させるバージョン情報要求制御機能を、コンピュータ2に付与する。
【0044】
次に、図1および図2を参照して、DVD1の結婚式情報が更新される流れを説明する。
【0045】
なお、図1および図2において、「衣装画像A」は『I−A』として、「衣装画像B」は『I−B』として、「衣装画像C」は『I−C』として、「衣装画像D」は『I−D』としてそれぞれ示されている。
また、図1および図2において、「挙式プランA」は『P−A』として、「挙式プランB」は『P−B』として、「挙式プランC」は『P−C』としてそれぞれ示されている。
【0046】
DVD1の利用者が、DVD1をコンピュータ2に挿入し、DVD1内のプログラムが起動する。
【0047】
さらに、DVD1に記録されたプログラムは、コンピュータ2に、バージョン情報要求機能を付与するので、バージョン情報要求機能を付与されたコンピュータ2は、サーバ3の結婚式情報のバージョン情報をコンピュータ2に、インターネット4を介して送信するようサーバ3に要求する。
【0048】
次に、DVD1に記録されたプログラムは、コンピュータ2に、照合機能を付与するので、照合機能を付与されたコンピュータ2は、送信されてきたサーバ3の結婚式情報のバージョン情報と、DVD1の結婚式情報のバージョン情報とを照合する。
【0049】
また、DVD1に記録されたプログラムは、コンピュータ2に、読取制御機能を付与するので、DVD1の結婚式情報のバージョンとサーバ3の結婚式情報のバージョンとが同じ場合は、DVD1の結婚式情報をコンピュータ2が読み取る。
【0050】
図1に示す例では、DVD1の結婚式情報のバージョンは「バージョン1」であり、サーバ3の結婚式情報のバージョンは、DVD1の結婚式情報のバージョンよりも新しい「バージョン2」であるから、両者は異なる。
【0051】
また、図2に示す例でも、DVD1の結婚式情報のバージョンは「バージョン1」であり、サーバ3の結婚式情報のバージョンは、DVD1の結婚式情報のバージョンよりも新しい「バージョン3」であるから、両者は異なる。
【0052】
バージョンが異なる場合、DVD1に記録されたプログラムは、コンピュータ2に、差分情報要求機能を付与するので、差分情報要求機能を付与されたコンピュータ2は、DVD1の結婚式情報とサーバ3の結婚式情報の差分情報を、インターネット4を介してコンピュータ2へ送信するようサーバ3に要求する。
【0053】
図1に示す例では、DVD1の結婚式情報を構成する衣装に関する情報が、「衣装画像A、衣装画像B」であるのに対し、サーバ3の結婚式情報を構成する衣装に関する情報が、「衣装画像A、衣装画像B、衣装画像C、衣装画像D」であるから、衣装に関する情報について、DVD1の結婚式情報とサーバ3の結婚式情報の差分情報は、「衣装画像C、衣装画像D」となる。
【0054】
また、図1に示す例では、DVD1の結婚式情報を構成する挙式プランに関する情報が「挙式プランA、挙式プランB」であるのに対し、サーバ3の結婚式情報を構成する挙式プランに関する情報が「挙式プランA、挙式プランB、挙式プランC」であるから、挙式プランに関する情報について、DVD1の結婚式情報とサーバ3の結婚式情報の差分情報は、「挙式プランC」となる。
【0055】
そして、DVD1に記録されたプログラムは、コンピュータ2に、編集機能を付与するので、コンピュータ2は、DVD1の結婚式情報を構成する衣装に関する情報「衣装画像A、衣装画像B」に、差分情報「衣装画像C、衣装画像D」を追加するという編集を行なう。
【0056】
ここで、差分情報である「衣装画像C、衣装画像D」は、具体的にはサーバ3内の「衣装画像C、衣装画像D」が格納された場所を示すコンテンツURLである。
そして、DVD1に記録されたプログラムは、コンピュータ2に読取制御機能を付与するので、コンピュータ2は、「衣装画像C、衣装画像D」が格納された場所を示すコンテンツURLを基に、サーバ3内の「衣装画像C、衣装画像D」を読み取る。
【0057】
すなわち、DVD1に記録された「衣装画像A、衣装画像B」に、サーバ3に記録された「衣装画像C、衣装画像D」をそのまま追加して、コンピュータ2がDVD1から「衣装画像C、衣装画像D」を読み取るのではなく、コンピュータ2が、DVD1に記録された「衣装画像A、衣装画像B」についてはDVD1から読み取り、「衣装画像C、衣装画像D」についてはサーバ3から読み取るのである。
【0058】
なお、必ずしもサーバ内の差分情報を読み取らなくてもよく、差分情報を記録媒体に追加して記録媒体内の差分情報を読み取るようにしてもよいことは勿論であるが、サーバ内の差分情報を読み取る方が、円滑に、第1のコンテンツ情報を更新できる。
【0059】
また、図1に示す例において、挙式プランに関する情報についても同様に、コンピュータ2は、DVD1の結婚式情報を構成する挙式プランに関する情報「挙式プランA、挙式プランB」に、差分情報「挙式プランC」を追加するという編集を行なう。
【0060】
また、図2に示す例では、DVD1の結婚式情報を構成する衣装に関する情報が、「衣装画像A、衣装画像B」であるのに対し、サーバ3の結婚式情報を構成する衣装に関する情報が、「衣装画像B」であるから、衣装に関する情報について、DVD1の結婚式情報とサーバ3の結婚式情報の差分情報は、ブランク(空白)コンテンツとなる。
【0061】
また、図2に示す例では、DVD1の結婚式情報を構成する挙式プランに関する情報が「挙式プランA、挙式プランB」であるのに対し、サーバ3の結婚式情報を構成する挙式プランに関する情報が「挙式プランA、挙式プランC」であるから、挙式プランに関する情報について、DVD1の結婚式情報とサーバ3の結婚式情報の差分情報は、より新しい情報である「挙式プランC」となる。
【0062】
そして、DVD1に記録されたプログラムは、コンピュータ2に、編集機能を付与するので、コンピュータ2は、DVD1の結婚式情報を構成する衣装に関する情報「衣装画像A」を削除するという編集を行なう。
【0063】
また、図2に示す例において、挙式プランに関する情報についても同様に、コンピュータ2は、DVD1の結婚式情報を構成する挙式プランに関する情報「挙式プランB」を、差分情報である「挙式プランC」に置き換えるという編集を行なう。
【0064】
ここで、通信回線の一例として、インターネットを挙げて説明したが、必ずしもインターネットでなくてもよく、例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)であってもよい。
【0065】
また、サーバと通信可能な電子計算機の一例として、コンピュータを挙げて説明したが、その他の例としてインターネットテレビが挙げられる。
【0066】
また、本発明の記録媒体が、所定のバージョンの第1のコンテンツ情報を記録した記録媒体であって、サーバと通信可能な電子計算機に、バージョン情報要求機能と、照合機能と、差分情報要求機能と、編集機能とを付与するプログラムを記録した電子計算機読み取り可能なものであれば、必ずしも表示レイアウト変更機能を電子計算機に付与しなくてもよい。
【0067】
しかし、表示レイアウト変更機能を電子計算機に付与していれば、操作ログ情報に基づいて、第1のコンテンツ情報を構成するページのうち表示させるページを特定するページ特定ボタンの、電子計算機の画面上における表示レイアウトを変更するので、記録媒体の利用者が頻繁に利用するページを特定するページ特定ボタンが、頻繁に利用する他のページに表示されるなど、目的のコンテンツ情報までのルートが改善され、目的のコンテンツ情報まで辿り着きやすくなり、好ましい。
【0068】
また、本発明の記録媒体が、所定のバージョンの第1のコンテンツ情報を記録した記録媒体であって、サーバと通信可能な電子計算機に、バージョン情報要求機能と、照合機能と、差分情報要求機能と、編集機能とを付与するプログラムを記録した電子計算機読み取り可能なものであれば、必ずしも判別機能とプロモーション機能を記録媒体に付与しなくてもよい。
【0069】
しかし、判別機能とプロモーション機能を記録媒体に付与していれば、サーバと通信可能な電子計算機で記録媒体を再生することで、常に更新されるサーバに記録された情報を取得できるようになるので、利用者の利益に寄与することができ、好ましい。
【0070】
また、本発明の記録媒体が、所定のバージョンの第1のコンテンツ情報を記録した記録媒体であって、サーバと通信可能な電子計算機に、バージョン情報要求機能と、照合機能と、差分情報要求機能と、編集機能とを付与するプログラムを記録した電子計算機読み取り可能なものであれば、必ずしも操作ログ情報送信機能を電子計算機に付与しなくてもよい。
【0071】
しかし、操作ログ情報送信機能を電子計算機に付与していれば、記録媒体の利用者(顧客)の操作ログ情報例えば利用者が閲覧したメニューや商品、閲覧回数、閲覧時間を、サーバに送信して記録することができるため、利用者の動向を分析でき、記録媒体のバージョンアップのときに役立てることができ、好ましい。
【0072】
また、本発明の記録媒体が、所定のバージョンの第1のコンテンツ情報を記録した記録媒体であって、サーバと通信可能な電子計算機に、バージョン情報要求機能と、照合機能と、差分情報要求機能と、編集機能とを付与するプログラムを記録した電子計算機読み取り可能なものであれば、必ずしも利用者情報送信機能を電子計算機に付与しなくてもよい。
【0073】
しかし、利用者情報送信機能を電子計算機に付与していれば、利用者情報例えば利用者が答えたアンケート情報を、サーバに送信して記録することができるため、利用者の要望等を分析でき、記録媒体のバージョンアップや企画立案に役立てることができ、好ましい。
【0074】
また、第1のコンテンツ情報や第2のコンテンツ情報として、結婚式情報を例に挙げて説明したが、必ずしも結婚式情報に限定されるものではないことは勿論である。
【0075】
第1のコンテンツ情報や第2のコンテンツ情報として、例えば、旅行会社が提供する旅行プランに関する情報や、保険プランに関する情報や、政治活動に関する情報や、百貨店が販売する商品に関する情報や、自動車に関する情報や、建設資材に関する情報や、カタログ販売される商品に関する情報も挙げられる。
【0076】
また、記録媒体に記録されたコンテンツ情報の業種や本発明の記録媒体の配布先に応じた広告バナーをサーバに記録しておき、本発明の記録媒体が挿入された電子計算機が、広告バナーを読み取るようにすることもできる。
【0077】
また、本発明の記録媒体の一例としてDVDを挙げているが、必ずしも本発明の記録媒体はDVDに限定されるものではない。例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、NFC(Near Field Communication)メモリ、Blu−ray(登録商標)ディスク、SDメモリーカード、およびPCカードも本発明の記録媒体として使用できる。
【0078】
以上のように、本発明の記録媒体は、コンピュータなどの電子計算機に挿入されると、記録媒体のプログラムが起動し、コンピュータに、記録媒体に記録された第1のコンテンツ情報のバージョン情報と、サーバに記録された第2のコンテンツ情報のバージョン情報とを照合させ、互いのバージョンが異なる場合に、第1のコンテンツ情報と第2のコンテンツ情報の差分情報をサーバから取得させるので、常に更新されるサーバに記録された情報を取得できる。
【0079】
従って、本発明の記録媒体は、利用者に配布された後でも配布時に記録されていた情報を自動で更新できる。
【0080】
また、DVDなどの記録媒体という実体を伴った商品カタログであることから、顧客はわざわざウェブサイトにアクセスすることなく、顧客を商品カタログに導入し易く、また、記録媒体内の商品情報も常に更新されるので、商品購入につなげる可能性が高くなる。
【0081】
また、印刷物のカタログと異なり、本発明の記録媒体は、商品情報が更新されるたびに再発行する必要がなく、サーバ上で商品情報を更新しておくだけでよいので、印刷経費を大幅に抑えることができる。
【0082】
また、記録媒体に記録された情報のうち、どの情報をどれくらいの時間、顧客が閲覧したかといった操作ログ情報をサーバへ送信し記録するので、顧客の動向を分析でき、記録媒体のバージョンアップのときに役立てることができる。
【0083】
また、本発明の記録媒体が挿入された電子計算機とサーバとの間の通信だけなので、セキュリティーが高い。
【符号の説明】
【0084】
1 DVD
2 コンピュータ
3 サーバ
4 インターネット
図1
図2