(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記制御部は、前記加入したサービスに対応したプログラム群及び前記インストール要求信号を端末に送信した後、当該端末のアドレスを前記加入したサービスに関連付けて前記記憶部に記憶し、一方、前記アンインストール要求信号を端末に送信した後、前記解約したサービスに関連付けて前記記憶部に記憶された端末のアドレスを前記記憶部から削除する、請求項1に記載のサーバ。
前記制御部は、前記通信部が前記加入情報信号を受信した場合、端末のアドレスが前記加入したサービスに関連付けて前記記憶部に記憶されていない場合に限り、前記プログラム群及び前記インストール要求信号を端末に送信し、前記通信部が前記解約情報信号を受信した場合、端末のアドレスが前記解約したサービスに関連付けて前記記憶部に記憶されている場合に限り、前記アンインストール要求信号を端末に送信する、請求項2に記載のサーバ。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
【0020】
本実施形態では、サーバは、複数のプログラムから構成されるプログラム群により実現されるサービスを端末のユーザに提供する。このサーバは、各サービスに対応したプログラム群を記憶し、ユーザ管理サーバに端末のユーザが所定のサービスに加入又は所定のサービスを解約したかを問い合わせる。そして、ユーザ管理サーバから、端末のユーザが所定のサービスに加入又は所定のサービスを解約した旨及びその端末のアドレスを受信すると、その所定のサービスに対応したプログラム群及びそのプログラム群のインストール要求信号、又はアンインストール要求信号を端末に送信する。端末は、プログラム群及びインストール要求信号を受信すると、そのプログラム群を利用可能に記憶し、アンインストール要求信号を受信すると、プログラム群を削除する。
【0021】
これにより、サービスを提供するために必要な複数のプログラムのそれぞれを端末にプリインストールしておいたり、各プログラムをユーザが自らインストールする必要がなくなる。さらに、ユーザがサービスを解約した場合は、サーバからユーザの端末にその旨を通知するため、各携帯端末から特定のサーバ又はデータベースに契約状態を定期的に問い合せる必要がなくなり、各端末に契約状態を定期的に問い合せる機能を組み込む必要がなくなる。
【0022】
また、ユーザがサービスに加入した後に端末にインストール(ポストインストール)されたプログラム群が、ユーザによって故意又は過失により誤って削除され、サービスを提供することができなくなる可能性がある。特に端末のユーザが、老人、子供等のように使用にあたり支援が必要な者である場合、端末にインストールされたプログラムが誤って削除される可能性が高く、一方、そのようなユーザが自らプログラムを再インストールすることは困難である。
【0023】
そこで、本実施形態では、サーバは、端末に、ユーザが加入したサービスに対応したプログラム群の内の何れかが削除されているか否かを定期的に問い合わせ、何れかのプログラムが削除されている場合、その削除されているプログラム及びそのプログラムのインストール要求信号を端末に送信する。これにより、端末にインストールされたプログラム群がユーザにより誤って削除された場合でも、削除されたプログラムを自動的に再インストールすることが可能になる。
【0024】
図1は、通信システム1の概略構成の一例を示す図である。
【0025】
通信システム1は、携帯端末2と、更新サーバ3と、SMS(Short Message Service)生成サーバ4と、SMS送信サーバ5と、ユーザ管理端末6と、ユーザ管理サーバ7を有し、複数のサービスを提供する。
【0026】
通信システム1では、不図示の交換機が、広域通信回線網である通信ネットワーク9を介して相互に接続される。交換機は、ある地域をカバーする無線通信ネットワークを通信ネットワーク9に接続する。無線通信ネットワークには、それぞれ地域内をカバーする無線ゾーンを管理するように複数の基地局8a〜8bが配置される。各基地局8a〜8bは、それぞれが属する不図示の無線ネットワーク制御装置を介して交換機に接続される。そして、ある地域内の携帯端末2が、その地域内外の他の携帯端末、更新サーバ3、SMS送信サーバ5等と通信を行う際に、携帯端末2は、基地局8aを介して交換機に接続され、さらに通信ネットワーク9に接続される。
【0027】
また、通信ネットワーク9は、イーサネット(登録商標)等の有線LAN(Local Area Network)により、不図示のゲートウェイを介して、イントラネット10と接続される。イントラネット10には、更新サーバ3、SMS生成サーバ4、SMS送信サーバ5、ユーザ管理端末6及びユーザ管理サーバ7がさらに接続される。
【0028】
なお、本実施形態では、携帯端末2のユーザとして使用にあたり支援が必要な者を想定する。また、
図1には、一つの携帯端末2のみが示されるが、携帯端末は複数存在してもよい。
【0029】
SMS生成サーバ4は、更新サーバ3からの要求に従ってメッセージを作成し、作成したメッセージをSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)のプロトコルに従って、イントラネット10を介してSMS送信サーバ5へ送信するサーバである。
【0030】
SMS送信サーバ5は、イントラネット10を介してSMS生成サーバ4から受信したメッセージをSMSのメッセージとして、基地局8b及び通信ネットワーク9を介して携帯端末2に送信するサーバである。そのために、SMS送信サーバ5は、イーサネット(登録商標)などの有線の通信インターフェース回路を有してイントラネット10と通信を行う有線通信部と、主に2.1GHz帯を感受帯域とするアンテナを含む通信インターフェース回路を有して通信ネットワーク9と無線通信を行う無線通信部とを有する。
【0031】
ユーザ管理端末6は、携帯端末2のユーザが所定のサービスに加入し、又は所定のサービスを解約するために、携帯端末2のユーザ又はその保護者が訪れるお店等に設置され、店員等により操作される端末である。ユーザ管理端末6は、携帯端末2のユーザが所定のサービスに加入した場合、店員等による操作により、端末のユーザが所定のサービスに加入したことを示すサービス加入信号をユーザ管理サーバ7に送信する。サービス加入信号には、その所定のサービスの識別情報であるサービスID(Identification)と、携帯端末2の識別情報である端末IDと、携帯端末2の電話番号、メールアドレス等を示すアドレス情報とが含まれる。なお、アドレス情報が電話番号、メールアドレスのように携帯端末を一意に識別できるものである場合、端末IDは省略されてもよい。一方、ユーザ管理端末6は、携帯端末2のユーザが所定のサービスを解約した場合、店員等による操作により、端末のユーザが所定のサービスを解約したことを示すサービス解約信号をユーザ管理サーバ7に送信する。サービス解約信号には、その所定のサービスのサービスIDと、携帯端末2の端末IDと、携帯端末2のアドレス情報とが含まれる。
【0032】
ユーザ管理サーバ7は、通信システム1が提供する複数のサービスのそれぞれについて、そのサービスに加入している携帯端末のユーザを管理するサーバである。ユーザ管理サーバ7は、通信システム1が提供するサービス毎に、そのサービスのサービスIDと、そのサービスに加入している携帯端末の端末ID及びアドレス情報とを関連付けて記憶するサービス管理テーブルを記憶する。
【0033】
ユーザ管理サーバ7は、ユーザ管理端末6からサービス加入信号を受信すると、受信したサービス加入信号に含まれるサービスID、端末ID及びアドレス情報等を関連付けてサービス管理テーブルに記憶する。さらに、ユーザ管理サーバ7は、携帯端末2のユーザが、通信システム1が提供する複数のサービスの内の所定のサービスに加入した旨と、その加入したサービスのサービスIDと、そのサービスに加入した携帯端末2の端末ID及びアドレス情報等を示す加入情報信号を更新サーバ3に送信する。
【0034】
一方、ユーザ管理サーバ7は、ユーザ管理端末6からサービス解約信号を受信すると、サービス管理テーブルにおいて関連付けて記憶されている、受信したサービス解約信号に含まれるサービスID、端末ID及びアドレス情報等をサービス管理テーブルから削除する。さらに、ユーザ管理サーバ7は、携帯端末2のユーザが、通信システム1が提供する複数のサービスの内の所定のサービスを解約した旨と、その解約したサービスのサービスIDと、そのサービスに加入した携帯端末2の端末ID及びアドレス情報等を示す解約情報信号を更新サーバ3に送信する。
【0035】
図2(a)は、更新サーバ3の概略構成の一例を示す図である。
【0036】
更新サーバ3は、ユーザ管理サーバ7から受信した加入情報信号又は解約情報信号に従って、携帯端末2に特定のアプリケーションプログラムを提供するサーバである。そのために、更新サーバ3は、サーバ通信部301と、サーバ記憶部302と、サーバ処理部310とを備える。
【0037】
サーバ通信部301は、イーサネット(登録商標)などの有線の通信インターフェース回路を有する。サーバ通信部301は、通信ネットワーク9を介して携帯端末2、SMS生成サーバ4、ユーザ管理サーバ7等と通信を行う。そして、サーバ通信部301は、携帯端末2、SMS生成サーバ4、ユーザ管理サーバ7等から受信したデータをサーバ処理部310に供給する。また、サーバ通信部301は、サーバ処理部310から供給されたデータを携帯端末2、SMS生成サーバ4、ユーザ管理サーバ7等に送信する。
【0038】
サーバ記憶部302は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置、及び光ディスク装置のうちの少なくともいずれか一つを有する。サーバ記憶部302は、サーバ処理部310による処理に用いられるドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、サーバ記憶部302は、ドライバプログラムとして、サーバ通信部301を制御する通信デバイスドライバプログラム等を記憶する。また、サーバ記憶部302は、オペレーティングシステムプログラムとして、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の通信方式による接続制御プログラム等を記憶する。また、サーバ記憶部302は、アプリケーションプログラムとして、ユーザ管理サーバ7から受信した加入情報信号又は解約情報信号に従って、携帯端末2にプログラム群のインストール要求信号又はアンインストール要求信号を送信する制御プログラム等を記憶する。コンピュータプログラムは、例えばCD−ROM(compact disk read only memory)、DVD−ROM(digital versatile disk read only memory)等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いてサーバ記憶部302にインストールされてもよい。また、サーバ記憶部302は、データとして、通信システム1が提供するサービス毎に、そのサービスに加入している携帯端末のユーザを管理する端末管理テーブル(
図2(b))、通信システム1が提供するサービス毎に、そのサービスの提供に必要となるプログラム群を管理するプログラム管理テーブル(
図2(c))、通信システム1が提供する各サービスに対応したプログラム群等を記憶する。プログラム群は、複数のプログラムから構成される。また、サーバ記憶部302は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶する。
【0039】
図2(b)は、端末管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
【0040】
図2(b)に示すように、端末管理テーブルには、通信システム1が提供するサービス毎に、そのサービスのサービスID及びサービス名と、そのサービスに加入している各携帯端末の端末ID及びアドレス情報(電話番号、メールアドレス等)等とが関連付けて記憶される。
【0041】
図2(c)は、プログラム管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
【0042】
図2(c)に示すように、プログラム管理テーブルには、通信システム1が提供するサービス毎に、そのサービスのサービスID及びサービス名と、そのサービスの提供に必要となるプログラムの識別番号であるプログラムID及びプログラム名のリスト等とが関連付けて記憶される。
【0043】
サーバ処理部310は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。サーバ処理部310は、更新サーバ3の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。サーバ処理部310は、更新サーバ3の各種処理がサーバ記憶部302に記憶されているプログラム等に応じて適切な手順で実行されるように、サーバ通信部301等の動作を制御する。サーバ処理部310は、サーバ記憶部302に記憶されているプログラム(ドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、サーバ処理部310は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
【0044】
サーバ処理部310は、サーバ制御部311及びサーバ監視部312を有する。サーバ処理部310が有するこれらの各部は、サーバ処理部310が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。あるいは、サーバ処理部310が有するこれらの各部は、独立した集積回路、マイクロプロセッサ、又はファームウェアとして更新サーバ3に実装されてもよい。
【0045】
図3は、サーバ処理部310による携帯端末のプログラム更新処理の動作フローの一例を示す図である。なお、以下に説明する動作フローは、予めサーバ記憶部302に記憶されているプログラムに基づいて、主にサーバ処理部310により、更新サーバ3の各要素と協働して実行される。
【0046】
最初に、サーバ制御部311は、サーバ通信部301がユーザ管理サーバ7から加入情報信号又は解約情報信号を受信するまで待機する(ステップS101)。
【0047】
次に、サーバ制御部311は、サーバ通信部301がユーザ管理サーバ7から加入情報信号又は解約情報信号を受信すると(ステップS101−Yes)、サーバ通信部301がユーザ管理サーバ7から加入情報信号を受信したか解約情報信号を受信したかを判別する(ステップS102)。
【0048】
次に、サーバ制御部311は、サーバ通信部301がユーザ管理サーバ7から加入情報信号を受信した場合(ステップS102−Yes)、受信した加入情報信号に示される端末ID及びアドレス情報が、加入したサービスのサービスIDに関連付けて端末管理テーブルに記憶されているか否かを判定する(ステップS103)。
【0049】
サーバ制御部311は、受信した加入情報信号に示される端末ID及びアドレス情報が、加入したサービスのサービスIDに関連付けて端末管理テーブルに記憶されている場合(ステップS103−No)、その加入したサービスに対応したプログラム群は既に携帯端末2にインストールされていると判定する。その場合、サーバ制御部311は、特に処理を行わず、処理をステップS101へ戻して、再度、サーバ通信部301がユーザ管理サーバ7から加入情報信号又は解約情報信号を受信するまで待機する。
【0050】
一方、サーバ制御部311は、受信した加入情報信号に示される端末ID及びアドレス情報が、加入したサービスのサービスIDに関連付けて端末管理テーブルに記憶されていない場合(ステップS103−Yes)、インストール要求信号をサーバ通信部301を介してSMS生成サーバ4に送信する(ステップS104)。
【0051】
インストール要求信号は、加入情報信号に示される端末ID及びアドレス情報に対応する携帯端末2に対して、加入したサービスのサービスIDに対応したプログラム群のインストールを要求する信号である。インストール要求信号には、その端末ID及びアドレス情報と、そのサービスID及びサービス名と、そのサービスIDに対応したプログラム群を構成する各プログラムのプログラムID及びプログラム名と、そのプログラム群が格納された領域へアクセスするためのURL等が含まれる。URLには、更新サーバ3のアドレス、並びに、指定されたプログラム群が格納されたフォルダ名及びプログラム群を構成する各プログラムのファイル名が示される。
【0052】
SMS生成サーバ4は、受信したインストール要求信号をSMTPのプロトコルに従って電子メールとしてSMS送信サーバ5に送信する。SMS送信サーバ5は、受信したインストール要求信号をSMSのメッセージとして、インストール要求信号に含まれるアドレス情報に対応する携帯端末2に送信する。即ち、サーバ制御部311は、インストール要求信号をSMS生成サーバ4及びSMS送信サーバ5を介して携帯端末2に送信する。
【0053】
次に、サーバ制御部311は、サーバ通信部301を介して携帯端末2からプログラム群の取得を要求されるまで待機する(ステップS105)。携帯端末2は、例えば、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)のプロトコルに従って、インストール要求信号に含まれるURLにアクセスすることによりプログラム群の取得を要求する。
【0054】
次に、サーバ制御部311は、サーバ通信部301を介して携帯端末2からプログラム群の取得を要求されると(ステップS105−Yes)、要求されたプログラム群をサーバ通信部301を介して携帯端末2に送信する(ステップS106)。
【0055】
次に、サーバ制御部311は、加入情報信号に示されるサービスIDに対応したプログラム群及びインストール要求信号を送信した後、加入情報信号に示される端末ID及びアドレス情報を、加入したサービスのサービスIDに関連付けて端末管理テーブルに記憶する(ステップS107)。次に、サーバ制御部311は、処理をステップS101へ戻して、再度、サーバ通信部301がユーザ管理サーバ7から加入情報信号又は解約情報信号を受信するまで待機する。
【0056】
一方、ステップS102において、サーバ通信部301がユーザ管理サーバ7から解約情報信号を受信した場合(ステップS102−No)、サーバ制御部311は、受信した解約情報信号に示される端末ID及びアドレス情報が、解約したサービスのサービスIDに関連付けて端末管理テーブルに記憶されているか否かを判定する(ステップS108)。
【0057】
サーバ制御部311は、受信した解約情報信号に示される端末ID及びアドレス情報が、解約したサービスのサービスIDに関連付けて端末管理テーブルに記憶されていない場合(ステップS108−No)、そのサービスに対応したプログラム群は既に携帯端末2からアンインストールされていると判定する。その場合、サーバ制御部311は、特に処理を行わず、処理をステップS101へ戻して、再度、サーバ通信部301がユーザ管理サーバ7から加入情報信号又は解約情報信号を受信するまで待機する。
【0058】
一方、サーバ制御部311は、受信した解約情報信号に示される端末ID及びアドレス情報が、解約したサービスのサービスIDに関連付けて端末管理テーブルに記憶されている場合(ステップS108−Yes)、アンインストール要求信号をサーバ通信部301を介してSMS生成サーバ4に送信する(ステップS109)。
【0059】
アンインストール要求信号は、解約情報信号に示される端末ID及びアドレス情報に対応する携帯端末2に対して、解約したサービスのサービスIDに対応したプログラム群のアンインストールを要求する信号である。アンインストール要求信号には、その端末ID及びアドレス情報と、そのサービスID及びサービス名と、そのサービスIDに対応したプログラム群を構成する各プログラムのプログラムID及びプログラム名等が含まれる。
【0060】
SMS生成サーバ4は、受信したアンインストール要求信号をSMTPのプロトコルに従って電子メールとしてSMS送信サーバ5に送信する。SMS送信サーバ5は、受信したアンインストール要求信号をSMSのメッセージとして、アンインストール要求信号に含まれるアドレス情報に対応する携帯端末2に送信する。即ち、サーバ制御部311は、アンインストール要求信号をSMS生成サーバ4及びSMS送信サーバ5を介して携帯端末2に送信する。
【0061】
次に、サーバ制御部311は、アンインストール要求信号を送信した後、解約情報信号に示される解約したサービスのサービスIDに関連付けて端末管理テーブルに記憶された端末ID及びアドレス情報を端末管理テーブルから削除する(ステップS110)。次に、サーバ制御部311は、処理をステップS101へ戻して、再度、サーバ通信部301がユーザ管理サーバ7から加入情報信号又は解約情報信号を受信するまで待機する。
【0062】
図4は、サーバ処理部310による携帯端末のプログラム監視処理の動作フローの一例を示す図である。なお、以下に説明する動作フローは、予めサーバ記憶部302に記憶されているプログラムに基づいて、主にサーバ処理部310により、更新サーバ3の各要素と協働して実行される。
【0063】
最初に、サーバ監視部312は、所定時間(例えば、1時間)の経過を判定するための計時を開始する(ステップS201)。
【0064】
次に、サーバ監視部312は、端末管理テーブルに記憶されている全てのサービスID、即ち各携帯端末のユーザが加入した全てのサービスのサービスIDについて、各サービスIDに関連付けて端末管理テーブルに記憶されている端末ID及びアドレス情報を抽出する(ステップS202)。
【0065】
次に、サーバ監視部312は、加入したサービスに対応したプログラム群の内の何れかが削除されているか否かを携帯端末2に問い合わせる問い合わせ信号をサーバ通信部301を介してSMS生成サーバ4に送信する(ステップS203)。問い合わせ信号には、端末ID及びアドレス情報と、加入したサービスのサービスID及びサービス名と、そのサービスIDに対応したプログラム群を構成する各プログラムのプログラムID及びプログラム名等が含まれる。サーバ監視部312は、抽出したサービスIDと、端末ID及びアドレス情報との全ての組合せについて、問い合わせ信号を送信する。
【0066】
SMS生成サーバ4は、受信した問い合わせ信号をSMTPのプロトコルに従って電子メールとしてSMS送信サーバ5に送信する。SMS送信サーバ5は、受信した問い合わせ信号をSMSのメッセージとして、問い合わせ信号に含まれるアドレス情報に対応する携帯端末2に送信する。即ち、サーバ監視部312は、問い合わせ信号をSMS生成サーバ4及びSMS送信サーバ5を介して、携帯端末のアドレス情報が、加入したサービスのサービスIDに関連付けて端末管理テーブルに記憶されている携帯端末2に送信する。
【0067】
携帯端末2は、問い合わせ信号を受信すると、問い合わせ信号に含まれるプログラムIDに対応したプログラムのうちの少なくとも一つが削除されているか否かを判定する。携帯端末2は、問い合わせ信号に含まれるプログラムIDに対応したプログラムのうちの少なくとも一つが削除されている場合、削除されているプログラムのプログラムID及びそのプログラムが削除されていることを示す削除応答信号を更新サーバ3に送信する。携帯端末2は、例えばHTTPのプロトコルに従って、削除応答信号を更新サーバ3に送信する。削除応答信号には、携帯端末2の端末ID及びアドレス情報と、加入したサービスのサービスID及びサービス名と、削除されているプログラムのプログラムID及びプログラム名等が含まれる。
【0068】
次に、サーバ監視部312は、サーバ通信部301が携帯端末2から削除応答信号を受信したか否かを判定する(ステップS204)。
【0069】
サーバ監視部312は、サーバ通信部301が携帯端末2から削除応答信号を受信していない場合(ステップS204−No)、特に処理を行わず、処理をステップS206へ移行する。
【0070】
一方、サーバ監視部312は、サーバ通信部301が携帯端末2から削除応答信号を受信した場合(ステップS204−Yes)、削除応答信号に含まれるプログラムIDに対応するプログラム及びそのプログラムのインストール要求信号をサーバ通信部301を介して携帯端末2に送信する(ステップS205)。サーバ監視部312は、
図3のステップS104〜S106の処理と同様にして、プログラム及びインストール要求を送信する。
【0071】
なお、サーバ監視部312は、携帯端末2から削除応答信号を受信した場合、削除応答信号に含まれる端末IDがサービスIDと関連付けて端末管理テーブルに記憶されているか否かと、プログラムIDがサービスIDと関連付けてプログラム管理テーブルに記憶されている否かを判定してもよい。その場合、サーバ監視部312は、端末IDがサービスIDと関連付けて端末管理テーブルに記憶されており、且つプログラムIDがサービスIDと関連付けてプログラム管理テーブルに記憶されている場合に限り、そのプログラムIDに対応したプログラム及びインストール要求を送信する。
【0072】
次に、サーバ監視部312は、計時を開始してから所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS206)。
【0073】
サーバ監視部312は、計時を開始してから所定時間が経過していない場合、処理をステップS204へ戻し、ステップS204〜S205の処理を繰り返す。一方、サーバ監視部312は、計時を開始してから所定時間が経過した場合、処理をステップS201へ戻し、再度、計時を開始する。このように、サーバ監視部312は、問い合わせ信号を定期的に送信する。
【0074】
図4に示したフローチャートに従って動作することにより、携帯端末2のユーザが、サービスの提供を受けるために必要となるプログラムを誤って削除した場合でも、そのプログラムは自動的に再インストールされ、携帯端末2のユーザは、そのサービスの提供を円滑に受け続けることができる。
【0075】
図5(a)は、携帯端末2の概略構成の一例を示す図である。
【0076】
携帯端末2は、通信装置の一例であり、例えば多機能携帯電話(いわゆる「スマートフォン」)であり、無線通信ネットワークへの接続、電子メールの作成及び送信、プログラムのインストール及びアンインストール、所定のアプリケーションプログラムの実行等を可能とする。そのために、携帯端末2は、端末通信部201と、操作部202と、表示部203と、端末記憶部204と、端末処理部210とを備える。なお、携帯端末2は、通信機能を有する通信装置であればよく、例えば携帯情報端末(Personal Digital Assistant, PDA)、携帯ゲーム機、携帯音楽プレーヤ、タブレットPC等でもよい。
【0077】
端末通信部201は、主に2.1GHz帯を感受帯域とするアンテナを含む、通信インターフェース回路を有し、携帯端末2を通信ネットワーク9に接続する。端末通信部201は、基地局8aにより割り当てられるチャネルを介して、基地局8aとの間でCDMA(Code Division Multiple Access)方式等による無線信号回線を確立し、基地局8aとの間で通信を行う。そして、端末通信部201は、基地局8aから受信したデータを端末処理部210に供給する。また、端末通信部201は、端末処理部210から供給されたデータを基地局8aに送信する。
【0078】
操作部202は、携帯端末2の操作が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパネル式の入力装置、キーパッド等である。ユーザは、このデバイスを用いて、文字、数字等を入力することができる。操作部202は、ユーザの操作を受け付け、その操作に対応する信号を発生する。そして、発生した信号は、ユーザの指示として、端末処理部210に入力される。
【0079】
表示部203は、動画像、静止画像等の出力が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパネル式の表示装置、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。表示部203は、端末処理部210から供給される動画像データに応じた動画像、静止画像データに応じた静止画像等を表示する。
【0080】
端末記憶部204は、例えば、半導体メモリを有する。端末記憶部204は、端末処理部210での処理に用いられるドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、端末記憶部204は、ドライバプログラムとして、端末通信部201を制御する携帯電話通信デバイスドライバプログラム、操作部202を制御する入力デバイスドライバプログラム、表示部203を制御する出力デバイスドライバプログラム等を記憶する。また、端末記憶部204は、オペレーティングシステムプログラムとして、携帯電話の接続制御プログラム等を記憶する。また、端末記憶部204は、アプリケーションプログラムとして、ウェブページの取得及び表示を行うウェブブラウザプログラム、電子メールの送信及び受信を行う電子メールプログラム等を記憶する。コンピュータプログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて端末記憶部204にインストールされてもよい。また、端末記憶部204は、データとして、携帯端末2が利用可能なサービス毎に、そのサービスの提供を受けるために必要となるプログラム群を管理するプログラム管理テーブル(
図5(b))、携帯端末2が利用可能なサービスに対応したプログラム群等を記憶する。さらに、端末記憶部204は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
【0081】
図5(b)は、プログラム管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
【0082】
図5(b)に示すように、プログラム管理テーブルには、携帯端末2が利用可能なサービス毎に、そのサービスのサービスID及びサービス名と、そのサービスの提供を受けるために必要となるプログラム群を構成する各プログラムのプログラムID及びプログラム名のリスト等が関連付けて記憶される。
【0083】
端末処理部210は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を有する。端末処理部210は、携帯端末2の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPUである。端末処理部210は、携帯端末2の各種処理が端末記憶部204に記憶されているプログラム、操作部202の操作等に応じて適切な手順で実行されるように、端末通信部201、表示部203等の動作を制御する。端末処理部210は、端末記憶部204に記憶されているプログラム(ドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、端末処理部210は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
【0084】
端末処理部210は、端末制御部211と、端末監視部212を有する。端末処理部210が有するこれらの各部は、端末処理部210が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。あるいは、端末処理部210が有するこれらの各部は、独立した集積回路、マイクロプロセッサ、又はファームウェアとして携帯端末2に実装されてもよい。
【0085】
図6は、端末処理部210による携帯端末2のプログラム更新処理の動作フローの一例を示す図である。なお、以下に説明する動作フローは、予め端末記憶部204に記憶されているプログラムに基づいて、主に端末処理部210により、携帯端末2の各要素と協働して実行される。
【0086】
最初に、端末制御部211は、端末通信部201がSMS送信サーバ5から、即ちSMS送信サーバ5を介して更新サーバ3から、インストール要求信号を受信したか否かを判定する(ステップS301)。
【0087】
端末制御部211は、端末通信部201がSMS送信サーバ5からインストール要求信号を受信していない場合(ステップS301−No)、特に処理を行わず、処理をステップS306へ移行する。
【0088】
一方、端末制御部211は、端末通信部201がSMS送信サーバ5からインストール要求信号を受信した場合(ステップS301−Yes)、端末通信部201を介して更新サーバ3へ、インストール要求信号に含まれるプログラムIDに対応するプログラム群の取得を要求する(ステップS302)。端末制御部211は、例えば、HTTPのプロトコルに従って、インストール要求信号に含まれるURLにアクセスすることによりプログラム群の取得を要求する。
【0089】
端末制御部211は、端末通信部201がSMS送信サーバ5からインストール要求信号を受信した場合、更新サーバ3へプログラム群の取得を自動的に要求する。なお、端末制御部211は、端末通信部201がSMS送信サーバ5からインストール要求信号を受信した場合、その旨を表示部203へ表示し、ユーザにより操作部202を用いてインストールの指示があった場合に、更新サーバ3へプログラム群の取得を要求してもよい。
【0090】
次に、端末制御部211は、要求したプログラム群を端末通信部201を介して受信するまで待機する(ステップS303)。
【0091】
次に、端末制御部211は、要求したプログラム群を端末通信部201を介して受信した場合(ステップS303−Yes)、受信したプログラム群を端末記憶部204に利用可能に記憶する(ステップS304)。
【0092】
次に、端末制御部211は、端末記憶部204に利用可能に記憶したプログラム群を構成するプログラムのリストを端末記憶部204のプログラム管理テーブルに記憶する(ステップS305)。端末制御部211は、インストール要求信号に含まれるプログラムID及びプログラム名を、インストール要求信号に含まれるサービスIDに関連付けられたプログラムのリストに記憶する。
【0093】
次に、端末制御部211は、端末通信部201がSMS送信サーバ5から、即ちSMS送信サーバ5を介して更新サーバ3から、アンインストール要求信号を受信したか否かを判定する(ステップS306)。
【0094】
端末制御部211は、端末通信部201がSMS送信サーバ5からアンインストール要求信号を受信していない場合(ステップS306−No)、特に処理を行わず、処理をステップS301へ移行し、再度ステップS301以降の処理を繰り返す。
【0095】
一方、端末制御部211は、端末通信部201がSMS送信サーバ5からアンインストール要求信号を受信した場合(ステップS306−Yes)、アンインストール要求信号に含まれるプログラムIDに対応するプログラム群を端末記憶部204から削除する(ステップS307)。
【0096】
次に、端末制御部211は、端末記憶部204から削除したプログラム群を端末記憶部204のプログラム管理テーブルのプログラムのリストから削除する(ステップS307)。端末制御部211は、アンインストール要求信号に含まれるサービスIDと対応付けてプログラム管理テーブルに記憶された、アンインストール要求信号に含まれるプログラムID及びプログラム名を削除する。次に、端末制御部211は、処理をステップS301へ移行し、再度ステップS301以降の処理を繰り返す。
【0097】
図7は、端末処理部210による携帯端末2のプログラム監視処理の動作フローの一例を示す図である。なお、以下に説明する動作フローは、予め端末記憶部204に記憶されているプログラムに基づいて、主に端末処理部210により、携帯端末2の各要素と協働して実行される。
【0098】
最初に、端末監視部212は、所定時間(例えば、1時間)の経過を判定するための計時を開始する(ステップS401)。
【0099】
次に、端末監視部212は、プログラム管理テーブルに記憶されている全てのサービスIDについて、プログラム管理テーブルにおいて各サービスIDに関連付けて記憶されているプログラムのリスト内のプログラムIDを抽出する(ステップS402)。
【0100】
次に、端末監視部212は、端末記憶部204において、抽出した各プログラムIDに対応したプログラムが削除されているか否かを判定する(ステップS403)。
【0101】
端末監視部212は、抽出した各プログラムIDに対応したプログラムが削除されていない場合(ステップS403−No)、特に処理を行わず、処理をステップS405へ移行する。
【0102】
一方、端末監視部212は、抽出した各プログラムIDに対応したプログラムが削除されている場合(ステップS403−Yes)、削除されているプログラムの取得を要求する取得要求信号を端末通信部201を介して更新サーバ3に送信する(ステップS404)。取得要求信号には、携帯端末2の端末ID及びアドレス情報と、取得を要求するプログラムのプログラムID及びプログラム名と、そのプログラムIDに対応するサービスID及びサービス名等が含まれる。
【0103】
なお、更新サーバ3は、携帯端末2から取得要求信号を受信した場合、取得要求信号に含まれる端末IDがサービスIDと関連付けて端末管理テーブルに記憶されているか否かと、プログラムIDがサービスIDと関連付けてプログラム管理テーブルに記憶されている否かを判定する。更新サーバ3は、端末IDがサービスIDと関連付けて端末管理テーブルに記憶されており、且つプログラムIDがサービスIDと関連付けてプログラム管理テーブルに記憶されている場合、そのプログラムIDに対応したプログラム及びそのプログラムのインストール要求を携帯端末2送信する。携帯端末2は、
図6に示したプログラム更新処理に従って、更新サーバ3から受信したプログラムをインストールする。
【0104】
次に、端末監視部212は、計時を開始してから所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS405)。
【0105】
端末監視部212は、計時を開始してから所定時間が経過していない場合、処理をステップS403へ戻し、ステップS403〜S404の処理を繰り返す。一方、端末監視部212は、計時を開始してから所定時間が経過した場合、処理をステップS401へ戻し、再度、計時を開始する。このように、端末監視部212は、プログラム管理テーブルのプログラムのリスト内のプログラムが削除されているか否かを定期的に監視する。
【0106】
図7に示したフローチャートに従って動作することにより、携帯端末2のユーザが、サービスの提供を受けるために必要となるプログラムを誤って削除した場合でも、そのプログラムは自動的に再インストールされ、携帯端末2のユーザは、そのサービスの提供を円滑に受け続けることができる。
【0107】
なお、端末監視部212は、プログラムが削除されているか否かを定期的に監視するのではなく、携帯端末2のユーザによってプログラムが削除されたときにそのプログラムがプログラム管理テーブルにおいて管理されているプログラムであるか否かを判定してもよい。その場合、端末監視部212は、携帯端末2のユーザによって操作部202を用いてプログラムが削除されたときに、そのプログラムのプログラムIDが、プログラム管理テーブルにおいて各サービスIDに関連付けて記憶されているリスト内のプログラムIDのうちの何れかと一致するのか否かを判定する。端末監視部212は、そのプログラムIDがリスト内のプログラムIDのうちの何れかと一致する場合、削除されたプログラムの取得要求信号を端末通信部201を介して更新サーバ3に送信する。
【0108】
以上説明してきたように、更新サーバ3は、ユーザ管理サーバ7から加入情報信号又は解約情報信号を受信すると、サービスに対応したプログラム群及びそのプログラム群のインストール要求信号、又はアンインストール要求信号を携帯端末2に送信する。一方、携帯端末2は、更新サーバ3から受信したインストール要求信号又はアンインストール要求信号に従ってプログラム群を追加又は削除する。これにより、各サービスの提供に必要となるプログラム群は、携帯端末2のユーザがサービスに加入したときに自動的にインストールされ、サービスを解約したときに自動的にアンインストールされる。したがって、ユーザが加入しているサービスに対応したプログラム群を携帯端末2において簡易且つ適切に更新することが可能となる。
【0109】
各サービスの提供に必要となるプログラム群は、携帯端末2のユーザがサービスに加入したときに自動的にインストールされ、サービスを解約したときに自動的にアンインストールされる。そのため、携帯端末2は、各プログラムが各サービスを実施するための処理を実行するたびに、又はサービスに対する課金を行うたびに、携帯端末2のユーザがそのサービスに加入しているか否かを更新サーバ3又はユーザ管理サーバ7に問い合わせる必要がない。したがって、携帯端末2、更新サーバ3及びユーザ管理サーバ7の処理負荷及び通信量を低減することが可能となる。
【0110】
また、更新サーバ3は、携帯端末2の端末ID及びアドレス情報がサービスIDに関連付けて端末管理テーブルに記憶されていない場合に限り、プログラム群及びインストール要求信号を携帯端末2に送信する。さらに、更新サーバ3は、携帯端末2の端末ID及びアドレス情報がサービスIDに関連付けて端末管理テーブルに記憶されている場合に限り、アンインストール要求信号を携帯端末2に送信する。これにより、ユーザ管理端末6がサービス加入信号又はサービス解約信号を重複してユーザ管理サーバ7に送信し、ユーザ管理サーバ7が加入情報信号又は解約情報信号を重複して更新サーバ3に送信した場合でも、更新サーバ3は、プログラム群及びインストール要求信号、又はアンインストール要求信号を重複して携帯端末2に送信しない。したがって、携帯端末2及び更新サーバ3の処理負荷及び通信量を低減することが可能となる。
【0111】
なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではない。例えば、通信システム1においてSMS生成サーバ4及びSMS送信サーバ5を省略してもよい。その場合、更新サーバ3が、SMS生成サーバ4及びSMS送信サーバ5の機能を有し、SMSのメッセージを直接携帯端末2に送信する。
【0112】
当業者は、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。