(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5770221
(24)【登録日】2015年7月3日
(45)【発行日】2015年8月26日
(54)【発明の名称】電柱用絶縁シート取付具
(51)【国際特許分類】
H02G 1/02 20060101AFI20150806BHJP
【FI】
H02G1/02
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-128138(P2013-128138)
(22)【出願日】2013年6月19日
(65)【公開番号】特開2015-6019(P2015-6019A)
(43)【公開日】2015年1月8日
【審査請求日】2014年3月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000211307
【氏名又は名称】中国電力株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126561
【弁理士】
【氏名又は名称】原嶋 成時郎
(72)【発明者】
【氏名】手島 千冬
(72)【発明者】
【氏名】池田 士郎
(72)【発明者】
【氏名】徳本 昌弘
(72)【発明者】
【氏名】村本 学
(72)【発明者】
【氏名】竹下 昌志
【審査官】
木村 励
(56)【参考文献】
【文献】
特開2008−29056(JP,A)
【文献】
特開2007−6654(JP,A)
【文献】
特開2013−70854(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02G 1/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の面ファスナが設けられた絶縁シートを金属製の電柱に配設するための電柱用絶縁シート取付具であって、
変形自在なシート状で、磁力によって前記電柱に巻いた状態で着脱自在に取付可能な着脱シートと、
前記着脱シートの表面側に設けられ、前記第1の面ファスナと着脱自在に接合する第2の面ファスナと、
を備えることを特徴とする電柱用絶縁シート取付具。
【請求項2】
前記着脱シートの端部から前記着脱シートの表面側に突出するように設けられ、間接活線工具のヤットコで把持される把持部を備え、該把持部は、弾性変形可能で変形することで、前記着脱シートが前記電柱の曲面に沿って密着するようになっている、
ことを特徴とする請求項1に記載の電柱用絶縁シート取付具。
【請求項3】
前記第2の面ファスナは、フック状に起毛されたフック毛で構成されたフック部と、ループ状に起毛されたループ毛で構成されたループ部とが、交互に配設されて構成されている、
ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の電柱用絶縁シート取付具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、金属製の電柱に絶縁シートを配設するための電柱用絶縁シート取付具に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、安全性をより確保するために、間接活線工具(ホットスティック・絶縁棒)を用いて通電状態のままで作業を行う間接活線工法が、多く採用されている。例えば、金属製の電柱(金属柱、パンザーマスト、複合柱など)の近くで縁線の切断、接続や、高圧引下線の切断、接続などを行う場合にも、間接活線工法が採用されているが、ホットスティックの先端工具が電柱に接触することによる地絡事故などを防止するために、絶縁シートで防護している。この際、絶縁シートを電柱に巻いて配設したいが、絶縁シートを電柱に巻いた状態で絶縁シートをシートバサミで固定することができないため、絶縁シートを電柱の腕金と電柱とに一緒に巻いてシートバサミで固定する、ことなどが行われている。
【0003】
また、樋状の成形体に絶縁シートが取り付けられた被覆材で、電柱の腕金や碍子などの全周を被覆する、という技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。一方、面ファスナが設けられた絶縁シートは、いろいろな作業場面で従来から広く使用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平06−044847号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ホットスティックで絶縁シートを腕金と電柱とに一緒に巻いてシートバサミで固定する、という作業は容易ではなく(作業性が悪く)、絶縁シートの取付状態・仕上がり具合が、作業者の技能に大きく依存し、防護品質にバラツキが生じてしまう。また、特許文献1の技術では、特殊形状の被覆材を要し、面ファスナが設けられた通常・既存の絶縁シートを使用することができないばかりでなく、被覆対象や被覆位置などが制限され、作業現場の状態に応じた柔軟な防護ができない。しかも、腕金などの全周を被覆材で被覆しなければならず、作業が煩雑で、特にホットスティックでの作業には多大な時間と労力とを要する。
【0006】
そこでこの発明は、金属製の電柱に絶縁シートを容易かつ適正に配設することを可能にする、電柱用絶縁シート取付具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、第1の面ファスナが設けられた絶縁シートを金属製の電柱に配設するための電柱用絶縁シート取付具であって、変形自在なシート状で、磁力によって前記電柱に
巻いた状態で着脱自在に
取付可能な着脱シートと、前記着脱シートの表面側に設けられ、前記第1の面ファスナと着脱自在に接合する第2の面ファスナと、を備えるとする。
【0008】
この発明によれば、着脱シートを電柱の所望の位置に取り付け、第1の面ファスナを第2の面ファスナに接合させて絶縁シートを着脱シートに取り付ける。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載の電柱用絶縁シート取付具において、前記着脱シートの端部から前記着脱シートの表面側に突出するように設けられ、間接活線工具のヤットコで把持される把持部を備
え、該把持部は、弾性変形可能で変形することで、前記着脱シートが前記電柱の曲面に沿って密着するようになっている、ことを特徴とする。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の電柱用絶縁シート取付具において、前記第2の面ファスナは、フック状に起毛されたフック毛で構成されたフック部と、ループ状に起毛されたループ毛で構成されたループ部とが、交互に配設されて構成されている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
請求項1の発明によれば、磁力によって着脱シートを電柱に取り付け、第1の面ファスナと第2の面ファスナとを接合させて絶縁シートを着脱シートに取り付けるだけでよいため、間接活線工具を用いても容易に絶縁シートを配設することができる。つまり、作業性が向上し、作業時間を短縮したり、作業者の負担を軽減したりすることができる。
【0012】
また、着脱シートを介して絶縁シートを電柱の所望・任意の位置に、任意の数だけ直接配設することができ、しかも、着脱シートが変形自在なため、着脱シートおよび絶縁シートを電柱に巻いた状態で配設することができる。この結果、作業内容や作業位置などに応じて、適正かつ柔軟に絶縁シートを配設することが可能となる。
【0013】
このように、作業者の技能に依存することなく、金属製の電柱に絶縁シートを容易かつ適正に配設することが可能となり、防護品質が向上かつ均質化する。
【0014】
また、面ファスナが設けられた通常・既存の絶縁シートを配設することができるため、経済的であるばかりでなく、汎用性を有する絶縁シートによって作業現場の状態に応じた柔軟な防護が可能となる。さらに、面ファスナを介して絶縁シートを着脱シートに確実・強固に取り付けることができるため、作業中に絶縁シートが外れることによる地絡事故などをより確実に防止することが可能となる。
【0015】
請求項2の発明によれば、間接活線工具のヤットコで把持部を把持することで、間接活線工具を用いてより容易に、着脱シートを電柱に取り付けたり電柱から取り外したりすることができる。
【0016】
請求項3の発明によれば、フック部とループ部とが交互に配設されて第2の面ファスナが構成されているため、絶縁シートの第1の面ファスナがフック毛またはループ毛のどちらか一方で構成されていても、絶縁シートを着脱シートに取り付けることができる。つまり、面ファスナが設けられた絶縁シートであれば、面ファスナの種類にかかわらず、既存・既製の絶縁シートをそのまま配設することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】この発明の実施の形態に係る電柱用絶縁シート取付具を示す正面図(a)と側面図(b)である。
【
図2】この発明の実施の形態に係る絶縁シートを示す正面図である。
【
図3】
図1の電柱用絶縁シート取付具における第2の面ファスナのレイアウト(a)と、第2のレイアウト(b)および第3のレイアウト(c)を示す概略図である。
【
図4】この発明の実施の形態における間接活線工具を示す正面図である。
【
図5】
図1の電柱用絶縁シート取付具を電柱に取り付ける状態を示す図である。
【
図6】
図5に続いて、絶縁シートを電柱用絶縁シート取付具に取り付ける状態を示す図である。
【
図7】
図6に続いて、絶縁シートを電柱用絶縁シート取付具に取り付けた状態を示す図である。
【
図8】この発明の実施の形態における絶縁シートの他の取付状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0019】
図1〜8は、この発明の実施の形態を示し、
図1は、この発明の実施の形態に係る電柱用絶縁シート取付具1を示す正面図(a)と側面図(b)である。この電柱用絶縁シート取付具1は、第1の面ファスナ101が設けられた絶縁シート100を金属製の電柱Pに配設するための取付具であり、着脱シート2と、第2の面ファスナ3と、取っ手(把持部)4とを備えている。
【0020】
ここで、電柱Pには、電力柱や通信柱などを含み、金属製の電柱Pには、パンザーマスト(鋼板柱)や複合柱(コンクリートの台柱に鋼板を組み付けたもの)などを含む。また、絶縁シート100は、折り曲げ自在で、例えば
図2に示すように、裏面の全周縁側および中央部に第1の面ファスナ101が貼り付けられている。この第1の面ファスナ101は、この実施の形態では、フック状に起毛されたフック毛またはループ状に起毛されたループ毛のどちらか一方が、密集して構成されている。
【0021】
着脱シート2は、変形自在なシート状で、磁力によって電柱Pに着脱自在に取り付けられるようになっている。すなわち、マグネットシートで構成され、接着面2aの全面が電柱Pに接着する。また、着脱シート2の平面形状は長方形で、その大きさは、通常・既存の絶縁シート100を取り付けられるように設定されている。
【0022】
この着脱シート2の表面側(接着面2aの反対面側)に、第2の面ファスナ3が設けられている。この第2の面ファスナ3は、第1の面ファスナ101と着脱自在に接合する面ファスナであり、着脱シート2の表面のほぼ全面にわたって配設されている。また、第2の面ファスナ3は、フック状に起毛されたフック毛が密集して構成されたフック部31と、ループ状に起毛されたループ毛が密集して構成されたループ部32とが、交互に配設されて構成されている。
【0023】
具体的には、
図3(a)に示すように、フック部31とループ部32とがそれぞれ所定面積の略正方形で、フック部31とループ部32とが格子状に、縦横交互に配設されて構成されている。これにより、第1の面ファスナ101がフック毛またはループ毛のどちらで構成されていても、第1の面ファスナ101と接合するようになっている。つまり、第1の面ファスナ101が、フック部31またはループ部32のどちらか一方と必ず接合するようになっている。
【0024】
これに対して、第1の面ファスナ101の配設位置や形状などに応じて、
図3(b)に示すように、帯状のフック部31とループ部32とを横縞模様状に交互に配設したり、
図3(c)に示すように、帯状のフック部31とループ部32とを縦縞模様状に交互に配設したりしてもよい。
【0025】
また、フック部31とループ部32とは色分けされ、フック部31とループ部32とを目視で識別できるようになっている。
【0026】
取っ手4は、着脱シート2の端部から着脱シート2の表面側に突出するように設けられ、後述する間接活線工具200のヤットコ220で容易かつ確実に把持できるように形成されている。具体的には、
図1に示すように、平板状で長方形の垂直部41が、着脱シート2の上端部中央から垂直に延び、この垂直部41の上端部から水平方向に延び第2の面ファスナ3(表面側)に突出するように、平板状で長方形の水平部42が形成されている。さらに、水平部42の先端部(反垂直部41側)から垂直上方に突出した突起部43が形成されている。そして、ヤットコ220で水平部42を把持・挟持でき、かつ、把持した際に、ヤットコ220が外れるのを突起部43で防止できるように構成されている。
【0027】
このような取っ手4は、電気絶縁材で構成され、かつ、弾性変形可能となっている。これにより、後述するようにして、電柱用絶縁シート取付具1を電柱Pに取り付けた際に、取っ手4が変形することで、着脱シート2が電柱Pの曲面に沿って変形して密着するようになっている。
【0028】
次に、このような構成の電柱用絶縁シート取付具1の作用および、電柱用絶縁シート取付具1による絶縁シート100の配設方法などについて説明する。ここで、間接活線工具200を用いて、通電状態のままで作業を行う間接活線工法で行うものとし、間接活線工具200は、概略次のような構成となっている。
【0029】
すなわち、
図4に示すように、棒状で先端にヤットコ220が配設された工具であり、把持工具本体210と、ヤットコ220とを有している。把持工具本体210は絶縁性の棒体で、上端部には、金属製の支持具211が取付けられている。この支持具211の上部には、ヤットコ220を構成する可動アーム212、213が支持ピン(図示せず)を介して揺動可能に支持され、この可動アーム212、213は、操作ロッド214の上端部に連結されている。
【0030】
一方、把持工具本体210には、レバー215が揺動可能に支持され、このレバー215の上端部には、操作ロッド214の下端部がピン連結されている。そして、レバー215を矢印F1方向に操作することによって、第1の可動アーム212および第2の可動アーム213(ヤットコ220)が、矢印F2方向に互いに開閉・回動するものである。
【0031】
絶縁シート100を配設するには、まず、
図5に示すように、間接活線工具200のヤットコ220で取っ手4を把持して、間接活線工具200で電柱用絶縁シート取付具1を持ち上げる。そして、作業内容や作業位置などに応じて、電柱Pの所望の位置(絶縁シート100を配設したい位置)に着脱シート2を接着させる。これにより、電柱用絶縁シート取付具1が電柱Pに巻かれた状態で配設される。
【0032】
続いて、
図6に示すように、間接活線工具200のヤットコ220で絶縁シート100を把持して、間接活線工具200で絶縁シート100を電柱用絶縁シート取付具1まで持ち上げる。そして、第1の面ファスナ101と第2の面ファスナ3とを接合させて、絶縁シート100を電柱用絶縁シート取付具1に取り付ける。このとき、作業内容や作業位置などに応じて、所望・任意の位置に絶縁シート100を取り付ける。
【0033】
これにより、
図7に示すように、電柱用絶縁シート取付具1を介して絶縁シート100が電柱Pに巻かれた状態で配設され、この状態で、縁線の切断、接続作業などを行う。また、必要に応じて、複数の絶縁シート100を配設して作業を行う。このとき、作業内容や作業位置などに応じて、1つの電柱用絶縁シート取付具1に複数の絶縁シート100を取り付けたり、複数の電柱用絶縁シート取付具1に対してそれぞれ絶縁シート100を取り付けたりする。
【0034】
また、電柱Pの全周にわたって絶縁シート100を配設したい場合には、例えば
図8に示すように、電柱Pの正面側と背面側とにそれぞれ電柱用絶縁シート取付具1を取り付け、2つの電柱用絶縁シート取付具1にかけ渡すようにして、絶縁シート100を各第2の面ファスナ3に接合させる。これにより、絶縁シート100が、電柱Pの全周にわたって巻き付くように配設されるものである。
【0035】
以上のように、この電柱用絶縁シート取付具1および絶縁シート100の配設方法によれば、磁力によって着脱シート2を電柱Pに取り付け、第1の面ファスナ101を第2の面ファスナ3に接合させて絶縁シート100を着脱シート2に取り付けるだけでよいため、間接活線工具200を用いても容易に絶縁シート100を配設することができる。つまり、作業性が向上し、作業時間を短縮したり、作業者の負担を軽減したりすることができる。さらに、間接活線工具200のヤットコ220で取っ手4を把持することで、間接活線工具200を用いてより容易に、着脱シート2を電柱Pに取り付けたり電柱Pから取り外したりすることができる。
【0036】
また、着脱シート2(電柱用絶縁シート取付具1)を電柱Pの所望・任意の位置に所望・任意の数だけ取り付けることで、絶縁シート100を電柱Pの所望の位置に所望の数だけ直接配設することができる。しかも、第2の面ファスナ3が着脱シート2のほぼ全面にわたって配設されているため、着脱シート2に対して所望の位置に所望の数だけ絶縁シート100を取り付けることができる。さらには、着脱シート2が変形自在なため、着脱シート2および絶縁シート100を電柱Pに巻いたりして配設することができる。このようにして、作業内容や作業位置などに応じて、適正かつ柔軟に絶縁シート100を配設することが可能となる。
【0037】
このように、作業者の技能に依存することなく、金属製の電柱Pに絶縁シート100を容易かつ適正、柔軟に配設することが可能となり、防護品質が向上かつ均質化する。
【0038】
また、第1の面ファスナ101が設けられた通常・既存の絶縁シート100を配設することができるため、経済的であるばかりでなく、汎用性を有する絶縁シート100によって作業現場の状態に応じた柔軟な防護が可能となる。さらに、面ファスナ101、3を介して絶縁シート100を着脱シート2に確実・強固に取り付けることができるため、作業中に絶縁シート100が外れることによる地絡事故などをより確実に防止することが可能となる。
【0039】
一方、フック部31とループ部32とが交互に配設されて第2の面ファスナ3が構成されているため、絶縁シート100の第1の面ファスナ101がフック毛またはループ毛のどちらか一方で構成されていても、絶縁シート100を着脱シート2に取り付けることができる。つまり、第1の面ファスナ101が設けられた絶縁シート100であれば、第1の面ファスナ101がフック毛かループ毛かにかかわらず、既存・既製の絶縁シート100をそのまま配設することができる。しかも、フック部31とループ部32とが色分けされているため、フック部31およびループ部32の位置を目視確認でき、その結果、容易に第1の面ファスナ101を第2の面ファスナ3に接合させることができる。
【0040】
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、着脱シート2自体がマグネットシートで構成され、接着面2a全面が磁力を有しているが、変形自在なシート材の裏面(接着面)の一部または全面的に、マグネットを配設してもよい。また、電柱用絶縁シート取付具1(着脱シート2)を電柱Pに取り付けた後に、絶縁シート100を電柱用絶縁シート取付具1に取り付けているが、地上において絶縁シート100を電柱用絶縁シート取付具1に取り付けた後に、絶縁シート100とともに電柱用絶縁シート取付具1を電柱Pに取り付けてもよい。
【符号の説明】
【0041】
1 電柱用絶縁シート取付具
2 着脱シート
2a 接着面
3 第2の面ファスナ
31 フック部
32 ループ部
4 取っ手(把持部)
100 絶縁シート
101 第1の面ファスナ
200 間接活線工具
220 ヤットコ
P 電柱