特許第5770396号(P5770396)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5770396
(24)【登録日】2015年7月3日
(45)【発行日】2015年8月26日
(54)【発明の名称】布製品用洗剤組成物
(51)【国際特許分類】
   C11D 7/22 20060101AFI20150806BHJP
   C11D 7/26 20060101ALI20150806BHJP
   D06F 39/00 20060101ALI20150806BHJP
【FI】
   C11D7/22
   C11D7/26
   D06F39/00
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-20799(P2015-20799)
(22)【出願日】2015年2月5日
【審査請求日】2015年2月5日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000003506
【氏名又は名称】第一工業製薬株式会社
(72)【発明者】
【氏名】春名 隆史
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 昭浩
【審査官】 磯貝 香苗
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−332346(JP,A)
【文献】 特開2009−149746(JP,A)
【文献】 特開平11−310797(JP,A)
【文献】 特開平11−309365(JP,A)
【文献】 特開2004−018847(JP,A)
【文献】 特開2001−064693(JP,A)
【文献】 特開昭62−143999(JP,A)
【文献】 特開2001−131587(JP,A)
【文献】 特開平02−215897(JP,A)
【文献】 特開2008−001736(JP,A)
【文献】 特開2008−163077(JP,A)
【文献】 特開2008−248132(JP,A)
【文献】 特開2015−000894(JP,A)
【文献】 特開2010−111728(JP,A)
【文献】 特開2009−149747(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C11D 1/00−19/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)(B)および(C)を含有する布製品用洗剤組成物であって、(A)の含有量が40質量%以上98質量%以下であり、かつ(B)と(C)の重量比が(B)/(C)=10/1〜2/1である衣料用洗剤組成物。
(A)2〜4個の水酸基を有する化合物のアルキレンオキシド付加物であって、重量平均分子量が3000〜10000である化合物
(B)金属封止剤
(C)炭素数2〜5の水酸基を2〜3個有する化合物であって、重量平均分子量が300未満である化合物
【請求項2】
前記(A)の重量平均分子量が3000〜8000である、請求項1記載の衣料用洗剤組成物。
【請求項3】
請求項1または2記載の布製品用洗剤組成物の水溶液を調製し、洗濯糊が付着した布製品をこの水溶液に浸漬する工程を含むことを特徴とする洗濯糊除去方法。
【請求項4】
前記布製品用洗剤組成物の水溶液中の(A)の含有量が0.025〜0.3質量%である請求項記載の洗濯糊除去方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、布製品用洗剤組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
衣類、リネン類等の布製品に使用される洗濯糊は、触感等の問題から使用前に洗濯により除去することが望まれる。洗濯糊としては、一般に、澱粉系の洗濯糊や酢酸ビニル系エマルジョンのものが使用されている。
また、ポリエチレングリコールを含有する衣料用洗剤組成物として、刊行物1および2などが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−50094号公報
【特許文献2】特開2000−282099号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
洗濯糊が、一度の洗濯で除去できなければ、再度の洗濯が必要になるが、再度の洗濯を施した場合、作業性が悪いのみならず、布製品にシワが入る問題がある。そこで洗濯糊を一度の洗濯で除去できる洗剤が必要となるが、特に、酢酸ビニル系エマルジョンなど、澱粉系以外の洗濯糊は、特許文献1および2に開示されている洗剤では除去できなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、特定割合で特定構造および特定量の、水酸基を有する化合物のアルキレンオキシド付加物および金属封止剤を含有する布製品用洗剤組成物により、上記課題を解決できることを見いだし、本発明を完成させるに至った。
【0006】
すなわち、本発明は下記に掲げる発明に関する。
(1) (A)(B)および(C)を含有する布製品用洗剤組成物であって、(A)の含有量が40質量%以上98質量%以下であり、かつ(B)と(C)の重量比が(B)/(C)=10/1〜2/1である衣料用洗剤組成物。
(A)2〜4個の水酸基を有する化合物のアルキレンオキシド付加物であって、重量平均分子量が3000〜10000である化合物
(C)炭素数2〜5の水酸基を2〜3個有する化合物であって、重量平均分子量が300未満である化合物
(2) 前記(A)の重量平均分子量が3000〜8000である、(1)記載の衣料用洗剤組成物、
(3) (1)または(2)記載の布製品用洗剤組成物の水溶液を調製し、洗濯糊が付着した布製品をこの水溶液に浸漬する工程を含むことを特徴とする洗濯糊除去方法、
(4) 前記布製品用洗剤組成物の水溶液中の(A)の含有量が0.025〜0.3質量%である(3)記載の洗濯糊除去方法、
に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、一度の洗濯で洗濯糊を除去することができ、かつ家庭用洗濯機のみならず、コインランドリー式および連続式の洗濯機に使用することができる布製品用洗剤組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の布製品用洗剤組成物は、(A)および(B)を含有する。
【0009】
本発明において、(A)は、2〜4個の水酸基を有する化合物のアルキレンオキシド付加物であって、重量平均分子量が300〜10000である化合物である。本発明において、(A)を適量配合することにより、優れた洗濯糊除去性が得られる。
【0010】
前記、2〜4個の水酸基を有する化合物としては、特に限定されないが、例えば、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,2−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、デカメチレングリコール、1,9−ノナンジオール、1,4−ブタンジオール及び1,4−シクロヘキサンジメタノールなどの2個の水酸基を有する化合物、グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、ヘキサントリオールなどの3個の水酸基を有する化合物、ペンタエリスリトール、ソルビタン、ジグリセリンなどの4個の水酸基を有する化合物があげられる。これらのうち、洗濯糊除去性の観点から、2または3個の水酸基を有する化合物が好ましく、2個の水酸基を有する化合物がより好ましい。また、炭素数2〜10の化合物が好ましく、2〜6の化合物がより好ましい。
【0011】
前記、アルキレンオキシドとしては、特に限定されないが、例えば、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドなどがあげられる。これらは単独でも複数使用することもできる。複数使用した場合の付加形態としてはランダム付加であっても、ブロック付加のいずれであっても良い。これらのうち、洗濯糊除去性の観点からエチレンオキシドを含有することが好ましく、エチレンオキシドのみであることがより好ましい。
【0012】
本発明において、(A)の重量平均分子量は300〜10000である。洗濯糊除去性の観点から、1000〜9000が好ましく、3000〜8000がより好ましい。
【0013】
本発明において、(A)は、洗濯糊除去性の観点から、上記のうち、重量平均分子量4000〜6000のポリエチレンオキシドが好ましい。これら(A)は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。2種以上を混合して用いた場合の、上記重量平均分子量は、含有量に基き加重平均をして算出される値を用いる。
【0014】
本発明において、布製品用洗剤組成物中の(A)の含有量は、洗濯糊除去性および洗濯糊除去時の作業性の観点から30質量%以上98質量%以下である。好ましくは35質量%以上97質量%以下であり、より好ましくは、40質量%以上96質量%以下である。
【0015】
本発明において、(B)は金属封止剤である。金属封鎖剤を適量配合することにより、優れた洗濯糊除去性が得られる。本発明で用いる金属封鎖剤とは、鉄イオン、銅イオンなどの洗浄に悪影響を及ぼす重金属イオンを封鎖する作用を有するキレート剤であり、酸性を示すキレート剤が好ましい。キレート剤としては、例えば、アミノポリカルボン酸、ホスホン酸またはホスホノカルボン酸、リン酸、有機酸、ポリカルボン酸、アミノ酸等と、これらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、若しくはアルカノールアミン塩等が挙げられる。これらの中でも、ニトリロ三酢酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩が好適に用いられる。これら金属封鎖剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
【0016】
本発明において、布製品用洗剤組成物中の(B)の含有量は、洗濯糊除去性および布製品への焼け防止の観点から0.5質量%以上13質量%以下である。好ましくは1質量%以上11質量%以下であり、より好ましくは、2質量%以上10質量%以下である。
【0017】
(C)炭素数2〜5の水酸基を2〜3個有する化合物であって、重量平均分子量が300未満である化合物としては、特に限定されないが、例えば、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、及び1,5−ペンタンジオールなどの2個の水酸基を有する化合物、グリセリンなどの3個の水酸基を有する化合物があげられる。(C)をさらに含有することによって、洗濯糊除去性が、より向上する。
【0018】
本発明において、布製品用洗剤組成物中の(C)の含有量は、洗濯糊除去性の観点から0.3質量%以上13質量%以下である。好ましくは0.5質量%以上10質量%以下であり、より好ましくは、1質量%以上8質量%以下である。
【0019】
上記(A)および(B)の配合割合(以下、いずれも質量比)は、洗濯糊除去性の観点から、(A)/(B)=4/1〜25/1が好ましく、6/1〜20/1がより好ましい。(A)/(C)=100/1〜10/1が好ましく、96/1〜20/1がより好ましい。(B)/(C)=10/1〜1/1が好ましく、9/1〜2/1がより好ましい。
【0020】
本発明の布製品用洗剤組成物中には、本発明の目的を離れない範囲であれば、任意成分として、過酸化水素、過炭酸ナトリウムなどの酸素系漂白剤、次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素系漂白剤、炭酸ナトリウムなどのアルカリ金属炭酸塩、シリコーン化合物、酵素、再汚染防止剤、抗菌剤、蛍光剤等の洗剤組成物に通常含まれる添加物を含有させることもできる。また炭酸カルシウムなどのアルカリ土類金属炭酸塩を加え、造粒することも好ましい態様である。これらの化合物は、布製品用洗剤組成物中に含有されていてもよく、布製品用洗剤組成物の水溶液を調製する際に添加するなど、別途、洗濯槽に投入することもできる。
【0021】
本発明の布製品用洗剤組成物が使用される洗濯機としては特に限定されないが、洗濯糊除去性の観点から、コインランドリー式および連続式の洗濯機などの業務用洗濯機であることが好ましい。
【0022】
本発明の布製品用洗剤組成物は、上記(A)、(B)成分、及び任意成分を混合することにより得られる。
【0023】
本発明の洗濯糊除去方法は、上記各成分からなる本発明の布製品用洗剤組成物を水に溶解させて水溶液にして使用する。水溶液中の布製品用洗剤組成物の濃度は、0.05〜0.6質量%が好ましく、0.05〜0.3質量%がより好ましい。水溶液中の(A)の含有量が0.025〜0.3質量%であることが好ましく、0.03〜0.15質量%であることがより好ましい。
【0024】
本発明の洗濯糊除去方法は、上記本発明の布製品用洗剤組成物の水溶液を調製し、洗濯糊が付着した布製品をこの水溶液に浸漬する工程を含み、必要に応じて、浸漬したまま静置してもよく、撹拌や振とう等の機械的処理を加えてもよい。ここで、前記水溶液の調製および浸漬は、順次行なっても、同時に行なってもよい。撹拌洗浄又は浸漬する時間は、特に限定されないが、実用性を考えると20〜30分間程度が好ましい。
【0025】
浸漬の際の水溶液の温度は特に限定ないが、洗濯糊除去性の観点から50〜95℃であることが好ましく、60〜90℃であることが、より好ましく、70〜90℃であることが、さらに好ましい。
【0026】
浸漬工程後は繊維製品を絞り、水で十分にすすぐのが好ましい。すすぎの後は、繊維製品の使用目的等に応じて乾燥し、あるいは湿潤状態のまま次の工程に供すればよい。また、すすぎの前に、この分野において通常使用される他の洗剤で洗浄してもよい。
【0027】
本発明による被洗物たる布製品としては特に限定されないが、例えば、シャツ、エプロン、作業服、制服などの衣類や、シーツ、シーツカバー、マクラカバーなどのリネン類、タオル類などがあげられる。
【実施例】
【0028】
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、以下において、特に言及しない限り、配合量等は質量基準とする。また、以下に示す実施例3、5および9は、参考例である。
【0029】
[実施例1〜15、1−2〜1−5、比較例1〜3]
(A)、(B)および、必要に応じて(C)を表1に記載の種類および量で混合し、布製品用洗剤組成物を得た。表1に示した各使用薬剤の詳細は以下の通りである。
【0030】
(A)
A1:ポリエチレングリコール、分子量4000
A2:ポリエチレングリコール、分子量6000
A3:ポリエチレングリコール、分子量300
A4:ポリエチレングリコール、分子量10000
A5:グリセリンのエチレンオキシド付加物、分子量300
(B)金属封鎖剤
B1:ニトリロ三酢酸ナトリウム(商品名:キレスト3NTA、キレスト(株)製)
B2:エチレンジアミン四酢酸ナトリウム(商品名:キレスト2D、キレスト(株)製)
B3:トリポリリン酸ナトリウム(商品名:トリポリリン酸ナトリウム、太平化学工業(株)製)
(C)
C1:グリセリン
(D)その他成分
D1:炭酸ナトリウム
【0031】
下記の洗濯機を評価に使用した。
(連続洗濯機)
連続洗濯機として、東京洗染機械製作所製:LCBW−8槽 60kg機を用いた。この洗濯機は、予洗、本洗及び濯ぎ用の8つ浴槽が並設され、被洗物をこれら各浴槽間を移動させながら連続して洗濯を行う装置である。
(バッチ式洗濯機の洗浄)
バッチ式の業務用洗濯機として、東京洗染機械製作所製:MOX−15Cを用いた。
【0032】
(試験方法、連続洗濯機)
第1槽に評価布および、表1の処方の布製品用洗剤組成物0.3kgを投入し、その後、水を投入した。この際の第1槽の布製品用洗剤組成物水溶液中の布製品用洗剤組成物の量は0.1質量%であり、水溶液中の(A)の含有量は0.094質量%であった。
第1〜2槽にて予洗、3〜5槽にて本洗を行ない、第6〜8槽にてすすぎを行った。本洗では、各槽80℃で200秒の処理を行い、3槽で、合計10分間の80℃処理を行った。
さらに、表2の濃度とおり布製品用洗剤組成物水溶液中の水溶液中の(A)の含有量を変化させて実施例1−2、実施例1−3、比較例1の試験を行なった。また、表2のとおり布製品用洗剤組成物投入槽を変化させて実施例1−4、1−5の評価を行った。この場合、布製品用洗剤組成物水溶液中の布製品用洗剤組成物の量および水溶液中の(A)の含有量は、布製品用洗剤組成物投入槽の濃度とした。
【0033】
(試験方法、バッチ式洗濯機)
バッチ式洗濯機の場合、予洗、本洗、すすぎのそれぞれの工程の間に排水を行ったこと以外は、すべて連続洗濯機と同様の試験方法で評価した。
【0034】
(評価布)
有姿で0.6質量%の洗濯糊浴を調製し、綿糸(単糸♯40)を用いたブロード布(経密度133本/2.54cm、緯密度72本/2.54cm)を前記洗濯糊浴に浴比(布と洗濯糊浴との質量比率)1:10で10分間浸漬させて糊付けした。糊付け後、洗濯糊浴から取り出した布を、家庭用洗濯機(三洋電機製、COMPACT60 ASW−60S2(HS)型)で3分間脱水し、引き続きアイロンで乾燥させたものを評価布とした。なお、アイロンの温度は200℃とした。
【0035】
(洗濯糊)
前記洗濯糊としては、下記の2種を使用し、評価した。
糊A:澱粉糊(商品名:澱粉糊、日本澱粉工業(株)製)
糊B:酢酸ビニル系糊(商品名:クラレポバール210、(株)クラレ製)
【0036】
(評価方法)
洗濯試験後の評価布にヨード溶液、ホウ酸飽和水溶液を塗布し、着色を目視にて観察した。下記基準で評価した。
○:黄色に着色、糊除去性良好
×:紫色に着色、糊が残存
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】
<評価結果>
実施例1〜15、1−2〜1−5、から分かるように、本発明の布製品用洗剤組成物は、糊除去性に優れることが分かる。
【0040】
一方、比較例1のように(B)を含有しない系、比較例2のように(A)を含有しない系、比較例3のように金属封止剤がない系では、糊除去性が劣る。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明の布製品用洗剤組成物は、澱粉糊、酢酸ビニル系樹脂糊の除去に優れている。このような特性から、新品のリネン品糊除去剤として好適に使用される。また、洗浄に際しては、コインランドリー式および連続式の洗濯機の種類を選ばずに使用することができる。
【要約】
【課題】
一度の洗濯で洗濯糊を除去することができ、かつ家庭用洗濯機のみならず、コインランドリー式および連続式の洗濯機に使用することができる布製品用洗剤組成物を提供すること。
【解決手段】クレーム変われば変更
(A)および(B)を含有する布製品用洗剤組成物であって、(A)の含有量が20質量%以上98質量%以下である布製品用洗剤組成物。
(A)2〜4個の水酸基を有する化合物のアルキレンオキシド付加物であって、重量平均分子量が300〜10000である化合物(B)金属封止剤に関する。
【選択図】 なし