(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
決済を依頼する決済依頼者が操作する決済端末及び前記決済依頼者の決済を監視する監視者の監視者端末と通信可能に接続された決済監視サーバが実行する決済監視方法であって、
前記決済依頼者の前記決済端末に表示された、所定の内容について決済を依頼するための決済依頼画面のデータを取得するステップと、
当該決済依頼画面が前記決済端末に表示されているときに前記決済依頼者を撮影した決済依頼者画像のデータを受信するステップと、
取得した前記決済依頼画面と受信した前記決済依頼者画像とを所定の画面に表示する決済監視画面データを生成するステップと、
生成された前記決済監視画面データを前記監視者端末に送信するステップと、
前記決済依頼者毎に、予め前記決済依頼者を撮影した決済依頼者登録画像データと当該決済依頼者が決済を依頼可能な内容を示す決済依頼可能データとを対応づけて記憶するステップと、
受信した前記決済依頼者画像のデータと前記決済依頼者登録画像データとを照合し、前記決済依頼者を特定するステップと、
取得した前記決済依頼画面のデータにおいて決済が依頼された前記所定の内容を示すデータと特定された前記決済依頼者の前記決済依頼可能データとを照合し、当該決済依頼者において前記所定の内容が決済を依頼可能な内容か否かを判定するステップと、
前記特定するステップでの照合結果及び前記判定するステップでの判定結果を、前記決済監視画面データに反映するステップと、
を更に備え、
前記送信するステップでは、前記照合結果及び前記判定結果が反映された前記決済監視画面データを前記監視者端末に送信する決済監視方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、決済依頼者が銀行に口座を有する銀行利用者であれば、銀行のサーバにおける銀行決済の内容は口座への入出金にすぎないので、当該サーバにあらかじめ記憶されたユーザ本人であるか否かの照合だけで、セキュリティを確保できる。一方、決済依頼者が銀行員である場合、銀行のサーバにおける銀行決済の内容は、口座への入出金のみならず、例えば、顧客への融資等、多岐に亘る。そして、銀行決済の依頼可能な内容は、各決済依頼者が有する権限によって異なる。例えば、顧客へ融資するために依頼する銀行決済において、依頼可能な内容は、決済依頼者毎に、融資可能額が異なる場合もある。即ち、決済依頼者が銀行員の場合、銀行のサーバへのアクセスが正当であったとしても、その決済依頼者が有する権限によって、銀行決済の内容が、依頼可能な内容でない場合がある。
【0007】
本発明は、銀行決済の内容を決済依頼者毎に監視することで、銀行の業務における銀行決済の適正化を図ることができる決済監視サーバ、決済監視方法、及び、決済監視サーバ用プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
【0009】
第1の特徴に係る発明は、決済を依頼する決済依頼者が操作する決済端末及び前記決済依頼者の決済を監視する監視者の監視者端末と通信可能に接続された決済監視サーバであって、
前記決済依頼者の前記決済端末に表示された、所定の内容について決済を依頼するための決済依頼画面のデータを取得する手段と、
当該決済依頼画面が前記決済端末に表示されているときに前記決済依頼者を撮影した決済依頼者画像のデータを受信する手段と、
取得した前記決済依頼画面と受信した前記決済依頼者画像とを所定の画面に表示する決済監視画面データを生成する手段と、
生成された前記決済監視画面データを前記監視者端末に送信する手段と、
を備える決済監視サーバを提供する。
【0010】
第1の特徴に係る発明によれば、決済を依頼する決済依頼者が操作する決済端末及び決済依頼者の決済を監視する監視者の監視者端末と通信可能に接続された決済監視サーバは、決済依頼者の決済端末に表示された、所定の内容について決済を依頼するための決済依頼画面のデータを取得し、当該決済依頼画面が決済端末に表示されているときに決済依頼者を撮影した決済依頼者画像のデータを受信する。そして、決済監視サーバは、取得した決済依頼画面と受信した決済依頼者画像とを所定の画面に表示する決済監視画面データを生成し、監視者端末に送信する。
【0011】
これにより、決済依頼者の決済端末に表示された、所定の内容についての決済を依頼するための決済依頼画面と、当該決済依頼者を撮影した決済依頼者画像とを所定の画面に表示する決済監視画面を生成し、監視者端末に送信できる。即ち、例えば、銀行の業務において、監視者は監視者端末において、この決済監視画面を視ることで、誰が、どのような内容の銀行決済を依頼しているかが、一目で確認できる。ここで、本発明において、監視者は、決済依頼者の決済依頼を承認又は却下できる者であり、例えば、銀行における決済依頼者の上司や、銀行に属さない者であり、銀行における業務を監視する者も含む。
【0012】
したがって、銀行決済の内容を決済依頼者毎に監視することで、銀行の業務における銀行決済の適正化を図ることができる決済監視サーバを提供することが可能となる。
【0013】
第2の特徴に係る発明は、第1の特徴に係る発明であって、前記決済依頼者毎に、予め前記決済依頼者を撮影した決済依頼者登録画像データと当該決済依頼者が決済を依頼可能な内容を示す決済依頼可能データとを対応づけて記憶する手段と、
受信した前記決済依頼者画像のデータと前記決済依頼者登録画像データとを照合し、前記決済依頼者を特定する手段と、
取得した前記決済依頼画面のデータにおいて決済が依頼された前記所定の内容を示すデータと特定された前記決済依頼者の前記決済依頼可能データとを照合し、当該決済依頼者において前記所定の内容が決済を依頼可能な内容か否かを判定する手段と、
前記特定する手段の照合結果及び前記判定する手段の判定結果を、前記決済監視画面データに反映する手段と、
を更に備え、
前記送信する手段は、前記照合結果及び前記判定結果が反映された前記決済監視画面データを前記監視者端末に送信する決済監視サーバを提供する。
【0014】
第3の特徴に係る発明は、第2の特徴に係る発明であって、前記反映する手段は、前記照合結果及び前記判定結果を、受信した前記決済依頼画面のデータに反映し、
前記送信する手段は、前記照合結果及び前記判定結果が反映された前記決済依頼画面のデータを前記決済依頼者の前記決済端末に送信し、
前記決済依頼者の前記決済端末では、前記照合結果が不一致の場合又は前記判定結果が依頼可能な内容でないとの判定の場合、前記決済依頼画面において当該決済実行を継続できないように制御する決済監視サーバを提供する。
【0015】
第4の特徴に係る発明は、第3の特徴に係る発明であって、前記決済依頼者において前記所定の内容が決済を依頼可能な内容か否かを判定した監視者判定結果を、前記監視者端末から受信する手段を更に備え、
前記反映する手段は、前記判定結果より前記監視者判定結果を優先して、受信した前記決済依頼画面のデータに反映し、
前記送信する手段は、前記監視者判定結果が優先して反映された前記決済依頼画面のデータを前記決済依頼者の前記決済端末に送信する決済監視サーバを提供する。
【0016】
これら上記の全ての発明は、決済監視サーバのカテゴリであるが、方法、プログラムのカテゴリであっても、そのカテゴリに応じた同様の作用、効果を奏する。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、銀行決済の内容を決済依頼者毎に監視することで、銀行の業務における銀行決済の適正化を図ることができる決済監視サーバ、決済監視方法及び決済監視サーバ用プログラムを提供することが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
【0020】
本発明の概要は、決済監視サーバは、決済を依頼する決済依頼者の決済端末に表示された、所定の内容について決済を依頼するための決済依頼画面のデータを取得し、当該決済依頼画面が決済端末に表示されているときに決済依頼者を撮影した決済依頼者画像のデータを受信する。そして、決済監視サーバは、取得した決済依頼画面と受信した決済依頼者画像とを所定の画面に表示する決済監視画面のデータを生成し、監視者端末に送信する。
【0021】
本発明の実施形態の説明では、本発明の「決済依頼者」の一例として銀行員を例に挙げ説明する。また、本発明の「所定の内容」について、銀行員における業務である、預金者の預金の入出金や企業への融資等を例として説明する。また、本発明の「決済」について、銀行における業務において成される銀行決済を一例として説明する。また、本発明の「所定の画面」とは、決済依頼画面と決済依頼者画像とが互いに関連していることを認識できる画面であり、例えば、決済依頼画面と決済依頼者画像とが共に表示される画面である。
【0022】
[決済監視システムの概要]
図1に基づいて、本発明の好適な実施形態である決済監視システム1の概要について説明する。
【0023】
最初に、決済監視サーバ10は、決済端末150に表示された、所定の内容(例えば、融資先となる企業へ所定の融資額の融資)について銀行決済を依頼するための決済依頼画面(
図1中〈決済依頼画面(決済内容送信)〉)のデータを取得する(ステップS01)。また、決済監視サーバ10は、当該決済依頼画面が決済端末150に表示されているときに決済依頼者を撮影した決済依頼者画像(
図1中〈決済依頼者画像〉)のデータを受信する(ステップS02)。
【0024】
次に、決済監視サーバ10は、取得した決済依頼画面と受信した決済依頼者画像とが共に表示される決済監視画面(
図1中〈決済監視画面〉)データを生成する。また、決済監視サーバ10は、受信した決済依頼者画像のデータと予め決済依頼者を撮影した決済依頼者登録画像データ(
図5参照)とを照合し、決済依頼者を特定する。次に、決済監視サーバ10は、取得した決済依頼画面のデータにおいて決済が依頼された所定の内容を示すデータと、特定した決済依頼者が決済を依頼可能な内容を示す決済依頼可能データ(
図6参照)と、を照合し、当該決済依頼者において所定の内容が決済を依頼可能な内容か否かを判定する。そして、決済監視サーバ10は、照合結果及び判定する手段の判定結果を、決済監視画面データに反映し、監視者端末250に送信する(ステップS03)。
【0025】
監視者端末250は、決済監視サーバ10より、決済監視画面データを受信する。これにより、銀行の業務において、監視者は監視者端末250において、この決済監視画面を視ることで、誰が、どのような内容の銀行決済を依頼しているかが、一目で確認できる。したがって、銀行決済の内容を決済依頼者毎に監視することで、銀行の業務における銀行決済の適正化を図ることができる決済監視サーバを提供できる。
【0026】
更に、監視者端末250は、監視者の操作に基づく、決済依頼者において上記所定の内容(例えば、融資先となる企業へ所定の融資額の融資)が決済を依頼可能な内容か否かを判定した監視者判定結果を、決済監視サーバ10に送信する(ステップS04)。
【0027】
決済監視サーバ10は、監視者端末250から送信された監視者判定結果を受信する。そして、決済監視サーバ10は、照合結果、判定結果及び監視者判定結果を決済依頼画面のデータに反映する。決済監視サーバ10は、例えば、照合結果が不一致の場合、判定結果が依頼可能な内容でないとの判定の場合又は監視者判定結果が決済依頼者において所定の内容が決済を依頼可能な内容でないとの判定の場合、決済依頼画面において当該決済実行を継続できないように制御する。具体的には、決済監視サーバ10は、
図1中〈決済依頼画面(決済続行不可)〉に示すように、決済の手続きを続行するための「依頼」アイコンを消去した決済依頼画面のデータを生成する。そして、決済監視サーバ10は、このような決済依頼画面のデータを決済端末150に送信する(ステップS05)。
【0028】
このとき、決済監視サーバ10は、判定結果より監視者判定結果を優先する。これにより、ある決済依頼者において、予め定められた規定では決済を依頼することができない内容であっても、監視者の判断により、決済依頼を可能とすることができる。また、逆に、予め定められた規定では決済を依頼することが可能な内容であっても、監視者の判断により、決済依頼をできないようにすることができる。即ち、監視者は、決済監視画面に表示された決済依頼者画像から読み取れる決済依頼者の様子(例えば、仕草や表情)と、決済依頼画面の所定の内容と、を視て、状況に応じた個別の判断が可能となる。
【0029】
[決済監視システムのシステム構成]
図2は、決済監視システム1のシステム構成を示す。決済監視システム1は、決済監視サーバ10と、少なくとも1台の決済端末150と、少なくとも1台の監視者端末250と、インターネット網などの公衆回線網3から構成される。なお、決済監視サーバ10は、ローカルエリアネットワークにより、決済端末150及び監視者端末250と通信可能に接続されていてもよい。さらに、ローカルエリアネットワークが公衆回線網3と通信可能に接続されて、決済監視サーバ10が、決済端末150及び監視者端末250に通信可能に接続されていてよい。
【0030】
決済端末150及び監視者端末250は、ソフトウェア的又はハードウェア的な設定により、後述する機能を備える情報機器である。例えば、決済端末150及び監視者端末250は、パソコン、携帯電話、スマートフォン、スレート端末、表示機能付き電話機、ネットブック端末、電子書籍端末等の一般的な情報機器であってよい。
【0031】
[各機能の説明]
図3に基づいて、各装置の構成について説明する。決済監視サーバ10は、制御部11として、CPU(Central Processing Unit),RAM(Random Access Memory),ROM(Read Only Memory)等を備え、データ通信部13として、決済端末150及び監視者端末250と通信可能にするためのデバイス、例えば、IEEE802.11に準拠したWiFi(Wireless Fidelity)対応デバイスを備える。加えて、決済監視サーバ10は、データやファイルを記憶するデータ記憶部12として、ハードディスクや半導体メモリ、記録媒体、メモリカード等による、データのストレージ部を備える。データ記憶部12は、決済依頼者登録画像データデータベース(以下、DBとも言う)24(
図5参照)及び決済依頼可能データDB26(
図6参照)を記憶する。
【0032】
決済監視サーバ10において、制御部11が所定のプログラムを読み込むことで、データ記憶部12及びデータ通信部13と協働して、決済依頼画面データ取得モジュール21、決済依頼者画像データ受信モジュール22、監視者判定結果受信モジュール30を実現する。また、決済監視サーバ10において、制御部11が所定のプログラムを読み込むことで、データ記憶部12と協働して、決済監視画面データ生成モジュール23、決済依頼者特定モジュール25、依頼可能内容判定モジュール27、決済監視画面データ反映モジュール28、決済依頼画面データ反映モジュール31を実現する。また、決済監視サーバ10において、制御部11が所定のプログラムを読み込むことで、データ通信部13と協働して、決済監視画面データ送信モジュール29、決済依頼画面データ送信モジュール32を実現する。
【0033】
決済端末150は、決済監視サーバ10と同様に、制御部151として、CPU(Central Processing Unit),RAM(Random Access Memory),ROM(Read Only Memory)等を備え、データ通信部153として、決済監視サーバ10と通信可能にするためのデバイス、例えば、IEEE802.11に準拠したWiFi(Wireless Fidelity)対応デバイスを備える。
【0034】
決済端末150は、表示部154として、制御部151で制御したデータや画像、例えば、決済依頼画面(
図7参照)を出力表示する出力部を備える。出力部としては、通常のモニタ、タッチパネル等であってもよい。決済端末150は、入力部155として、決済依頼者の操作を受け付ける入力部を備える。入力部としては、通常のキーボード、マウス、タッチパネル等であってもよい。また、決済端末150は、撮影部156として、決済依頼者を撮影するカメラを備える。
【0035】
加えて、決済端末150は、データやファイルを記憶するデータ記憶部152として、ハードディスクや半導体メモリ、記録媒体、メモリカード等による、データのストレージ部を備える。データ記憶部152には、決済依頼するための設定データ161が記憶されており、例えば、決済依頼するためのアプリケーション設定に関するデータが記述されたアプリ設定データ、Wi−Fi等の通信設定に関するデータが記述された通信設定データ、オペレーティングシステム(Operating System)の設定に関するデータが記述された設定データ161が記憶されている。また、決済端末150の決済依頼するための決済依頼プログラム162が記憶されていてよい。
【0036】
決済端末150において、制御部151が所定のプログラムを読み込むことで、データ通信部153と協働して、データ送受信モジュール160を実現する。また、決済端末150において、制御部151が所定のプログラムを読み込むことで、データ記憶部152及び表示部154と協働して、決済依頼実行モジュール163を実現する。また、決済端末150において、制御部151が所定のプログラムを読み込むことで、入力部155と協働して、決済依頼受付モジュール164を実現する。また、決済端末150において、制御部151が所定のプログラムを読み込むことで、撮影部165と協働して、決済依頼者撮影モジュール165を実現する。
【0037】
監視者端末250は、決済監視サーバ10と同様に、制御部251として、CPU(Central Processing Unit),RAM(Random Access Memory),ROM(Read Only Memory)等を備え、データ通信部253として、決済監視サーバ10と通信可能にするためのデバイス、例えば、IEEE802.11に準拠したWiFi(Wireless Fidelity)対応デバイスを備える。
【0038】
監視者端末250は、表示部254として、制御部251で制御したデータや画像を出力表示する出力部を備える。出力部としては、通常のモニタ、タッチパネル等であってもよい。監視者端末250は、入力部255として、監視者の操作を受け付ける入力部を備える。入力部としては、通常のキーボード、マウス、タッチパネル等であってもよい。
【0039】
加えて、監視者端末250は、データやファイルを記憶するデータ記憶部252として、ハードディスクや半導体メモリ、記録媒体、メモリカード等による、データのストレージ部を備える。データ記憶部252には、決済監視するための設定データ262が記憶されており、例えば、決済監視するためのアプリケーション設定に関するデータが記述されたアプリ設定データ、Wi−Fi等の通信設定に関するデータが記述された通信設定データ、オペレーティングシステム(Operating System)の設定に関するデータが記述された設定データ261が記憶されている。また、監視者端末250の決済監視するための決済監視プログラム262が記憶されていてよい。
【0040】
監視者端末250において、制御部251が所定のプログラムを読み込むことで、データ通信部253と協働して、データ送受信モジュール260を実現する。また、監視者端末250において、制御部251が所定のプログラムを読み込むことで、データ記憶部252及び表示部254と協働して、決済監視実行モジュール263を実現する。また、監視者端末250において、制御部251が所定のプログラムを読み込むことで、入力部255と協働して、監視者判定受付モジュール264を実現する。
【0041】
[決済監視処理]
図4は、決済監視サーバ10、決済端末150及び監視者端末250が実行する決済監視処理のフローチャートである。決済端末150の決済依頼実行モジュール163は、決済依頼者の操作に基づき、決済依頼プログラム162を実行する。決済依頼プログラム162は、決済依頼するためのプログラムであってよい。決済依頼実行モジュール163は、決済依頼プログラム162を実行することで、決済監視サーバ10にアクセスするとともに、表示部154に決済依頼画面(
図7参照)を出力表示する(ステップS11)。
【0042】
図7は、決済端末150に表示される決済依頼画面(決済内容送信)データの出力画面の画面イメージ図である。決済依頼画面には、決済内容と、決済手続を進める「依頼」ボタンと決済手続を中断する「キャンセル」ボタンとが表示されている。また、決済依頼画面には、決済内容の一例として、融資先と融資額とこれらの決済内容を決済監視サーバ10に送信するための「送信」ボタンとが表示されている。決済端末150を操作する決済依頼者は、入力部155を操作して、決済内容の入力、「送信」ボタン、「依頼」ボタン、「キャンセル」ボタンのクリックをすることができる。
【0043】
図4に戻って、決済端末150の決済依頼者撮影モジュール165は、決済依頼画面が決済端末150に表示されているときに、撮影部165により決済依頼者を撮影する。決済端末150のデータ送受信モジュール160は、撮影された決済依頼者画像データをデータ通信部153から決済監視サーバ10に送信する(ステップS12)。
【0044】
決済監視サーバ10の決済依頼者画像データ受信モジュール22は、決済端末150から送信された決済依頼者画像データを、データ通信部13により受信し、データ記憶部12に記憶する(ステップS13)。
【0045】
決済監視サーバ10の決済依頼者特定モジュール25は、決済依頼者画像のデータと、決済依頼者毎に予め決済依頼者を撮影した決済依頼者登録画像データと、を照合し、決済依頼者を特定し、照合結果としてデータ記憶部12に記憶する(ステップS14)。具体的には、決済依頼者特定モジュール25は、決済端末150から送信された決済依頼者画像データと決済依頼者登録画像データとを対比し、互いの類似度を算出し、類似度が所定値以上の決済依頼者を特定する。また、決済依頼者特定モジュール25は、決済依頼者画像データと決済依頼者登録画像データに記憶された全ての決済依頼者との対比の結果、類似度が所定値以上の決済依頼者を特定できなかった場合、照合結果を不一致と判定し、照合結果としてデータ記憶部12に記憶する。決済依頼者登録画像データは、決済依頼者登録画像データDB24(
図5参照)に、決済依頼者毎に格納されている。
【0046】
図5は、決済監視サーバ10が記憶する決済依頼者登録画像データDB24である。決済依頼者登録画像データDB24は、決済依頼者毎に、予め決済依頼者を撮影した決済依頼者登録画像データと、当該決済依頼者の氏名、ユーザID及び当該決済依頼者の決済を監視する監視者の監視者IDとが対応付けられて記憶されている。
【0047】
図4に戻って、決済端末150の決済依頼受付モジュール164は、決済依頼画面(
図7参照)において、入力部155の決済依頼者の操作による、決済内容の入力を受け付ける(ステップS15)。
【0048】
決済端末150のデータ送受信モジュール160は、ステップS15で受け付けた決済内容を含む決済依頼画面のデータである決済依頼画面データを決済監視サーバ10に送信する(ステップS16)。具体的には、データ送受信モジュール160は、
図7に示す決済依頼画面(決済内容送信)において、決済依頼者の入力部155の操作により、決済内容が入力され、「送信」ボタンがクリックされると、入力された決済内容を含む決済依頼画面データをデータ通信部153から決済監視サーバ10に送信する。
【0049】
決済監視サーバ10の決済依頼画面データ取得モジュール21は、決済端末150から送信された決済依頼画面データを、データ通信部13により取得し、データ記憶部12に記憶する(ステップS17)。
【0050】
決済監視サーバ10の決済監視画面データ生成モジュール23は、ステップS13で決済端末150から受信しデータ記憶部12に記憶された決済依頼者画像データと、ステップS17で決済端末150から取得しデータ記憶部12に記憶された決済依頼画面データと、が共に表示される決済監視画面(
図8参照)データを生成する(ステップS18)。
【0051】
図8は、決済監視サーバ10により生成され、監視者端末250に表示される決済監視画面データの出力画面の画面イメージ図である。決済監視画面には、決済依頼者画像であるカメラ画像と、決済依頼画面である決済依頼者端末画面と、後述する決済依頼可能内容判定が表示されている。また、決済監視画面には、カメラ画像の下に当該決済依頼者の氏名とユーザIDが表示されている。更に、決済監視画面には、決済依頼画面における決済内容で決済手続を進めることを許可する「許可」ボタンと、決済依頼画面における決済内容で決済手続を進めることを却下する「却下」ボタンとが表示されている。監視者端末250を操作する監視者は、表示部254において、決済監視画面を視ることで、誰が、どのような内容の決済を依頼しているかが、一目で確認できると共に、入力部255を操作して、決済内容の入力、「許可」ボタン、「却下」ボタンのクリックをすることで、当該決済手続の進行を許可又は却下できる。
【0052】
決済監視サーバ10の依頼可能内容判定モジュール27は、ステップS17で決済端末150から取得しデータ記憶部12に記憶された決済依頼画面データにおいて決済が依頼された所定の内容を示すデータと、ステップS14で特定した決済依頼者が決済を依頼可能な内容を示す決済依頼可能データDB26(
図6参照)と、を照合し、当該決済依頼者において所定の内容が決済を依頼可能な内容か否かを判定する(ステップS19)。依頼可能内容判定モジュール27は、依頼可能な内容か否かの判定結果をデータ記憶部12に記憶する。
【0053】
図6は、決済監視サーバ10が記憶する決済依頼可能データDB26である。決済依頼可能データDB26は、決済依頼者のユーザID毎に、依頼可能な決済の内容が対応付けられて記憶されている。依頼可能な決済の内容は、項目と金額を含む。項目とは、銀行員の業務内容であり、例えば、顧客の預金の入出金、顧客への融資、顧客への投資等が含まれる。また、金額とは、各項目で扱える金額の上限を示している。即ち、本実施形態において、決済依頼者毎に、依頼可能な項目や金額が異なる。また、本実施形態において、同じ決済依頼者であっても、項目によって、扱える金額の上限が異なる。これにより、銀行員の業務内容の難易度や重要度によって、扱える金額の上限をそれぞれ設定できるので、銀行決済の適正化、実務に即した態様で図ることができる。
【0054】
図4に戻って、依頼可能内容判定モジュール27は、具体的には、ステップS17で取得した決済依頼画面データにおける所定の内容について、項目及び金額が、決済依頼可能データDB26(
図6参照)において、ステップS14で特定した決済依頼者に対応付けられているか否かを判定する。即ち、依頼可能内容判定モジュール27は、項目が当該決済依頼者に対応付けられているか否かを判定し、対応付けられていなければ、依頼可能な内容でないと判定する。また、依頼可能内容判定モジュール27は、項目が当該決済依頼者に対応付けられていれば、金額が対応付けられた金額以下か否かを判定し、対応付けられた金額以下であれば、依頼可能な内容と判定し、対応付けられた金額を超えていれば、依頼可能な内容でないと判定する。
【0055】
決済監視サーバ10の決済監視画面データ反映モジュール28は、ステップS14の照合結果及びステップS19の判定結果を、ステップS18で生成した決済監視画面(
図8参照)データに反映し、データ記憶部12に記憶する(ステップS20)。
【0056】
上述の例では、決済監視画面データ反映モジュール28は、
図8に示す決済監視画面において、決済依頼可能内容判定に「不可」と表示する。即ち、ステップS14の照合結果で決済依頼者は「Steve」と特定され、決済依頼可能データDB26(
図6参照)において「Steve」の依頼可能な決済の内容は項目が「融資」の場合、上限金額は「50,000,000円」である。一方、ステップS17で取得した決済依頼画面データに含まれる金額は「100,000,000円」であり、上限金額「50,000,000円」を超えている。このため依頼可能内容判定モジュール27は、「不可」と判定し、決済監視画面データ反映モジュール28は、この判定結果を決済監視画面に反映している。
【0057】
決済監視サーバ10の決済監視画面データ送信モジュール29は、ステップS20で反映した決済監視画面(
図8参照)データを、データ通信部13から監視者端末250に送信する(ステップS21)。
【0058】
監視者端末250のデータ送受信モジュール260は、決済監視サーバ10から送信された決済監視画面データを、データ通信部253により受信する(ステップS17)。
【0059】
監視者端末250の決済監視実行モジュール263は、ステップS17で決済監視画面データを受信したことに伴い、決済監視プログラム262を実行する。決済監視プログラム262は、決済を監視するためのプログラムであってよい。決済監視実行モジュール263は、決済監視プログラム262を実行することで、表示部254に決済監視画面(
図8参照)を出力表示する(ステップS23)。
【0060】
監視者端末250の監視者判定受付モジュール264は、決済監視画面(
図8参照)において、入力部255の監視者の操作による、監視者判定を受け付ける(ステップS24)。
【0061】
上述の例では、監視者判定受付モジュール264は、
図8に示す決済監視画面において、監視者の操作により、「許可」ボタンがクリックされた場合は決済依頼が可能との判定を受け付け、「却下」ボタンがクリックされた場合は決済依頼ができないと判定を受け付ける。
【0062】
監視者端末250のデータ送受信モジュール260は、ステップS24で受け付けた監視者判定結果をデータ通信部253から決済監視サーバ10に送信する(ステップS25)。
【0063】
決済監視サーバ10の監視者判定結果受信モジュール30は、監視者端末250から送信された監視者判定結果を、データ通信部13により受信し、データ記憶部12に記憶する(ステップS26)。
【0064】
決済監視サーバ10の決済依頼画面データ反映モジュール31は、ステップS19における判定結果より、ステップS26で受信した監視者判定結果を優先して、ステップS17で取得した決済依頼画面データに反映し、データ記憶部12に記憶する(ステップS27)。
【0065】
図9及び
図10は、決済監視サーバ10により、監視者判定結果が反映され、決済端末150に表示される決済依頼画面データの出力画面の画面イメージ図である。
図9は、監視者判定結果が決済依頼できないとの判定である場合の決済依頼画面である。
図9では、
図7に示す決済依頼画面(決済内容送信)と比べ、決済手続を進める「依頼」ボタンの表示が消えている。このため、決済依頼者は、決済手続を進めることができない。即ち、この場合、決済監視サーバ10は、決済端末150では、決済依頼画面において当該決済実行を継続できないように制御する。
【0066】
一方、
図10は、監視者判定結果が決済依頼可能との判定である場合の決済依頼画面である。
図10では、
図9に示す決済依頼できないとの判定である場合の決済依頼画面と比べ、決済手続を進める「依頼」ボタンの表示がされている。上述の例では、決済依頼可能内容判定は「不可」であったが、監視者判定結果が決済依頼可能との判定であったため、決済依頼可能内容判定より監視者判定結果を優先して、決済依頼画面に反映している。このため、決済依頼者は、予め規定された決済依頼可能データDB26では決済を依頼可能な内容ではなかったが、監視者の判断により決済手続を進めることができる。
【0067】
なお、監視者における、決済依頼者による所定の内容が決済を依頼可能な内容か否かの判定について、制限を設けることもできる。具体的には、上述の例によれば、決済依頼者「Steve」の監視者の監視者IDは、決済依頼者登録画像データDB24(
図5参照)を参照すると「Bob001」である。そして、「Bob001」の依頼可能な決済の内容は、決済依頼可能データDB26を参照すると、項目「融資」に対する金額は「1,000,000,000円」である。この場合、「Bob001」が監視者として、決済依頼者による所定の内容が決済を依頼可能な内容か否かの判定できる内容を、項目「融資」に対して上限金額「1,000,000,000円」に制限することができる。即ち、決済依頼可能データには、監視者が決済依頼者として決済を依頼可能な内容も対応付けられ、当該監視者は、決済依頼可能データに対応付けられた内容の範囲で、決済依頼者において所定の内容が決済を依頼可能な内容か否かを判定できる。これにより、より厳格に、銀行決済の適性化を図ることができる。
【0068】
決済監視サーバ10の決済依頼画面データ送信モジュール32は、ステップS27で反映した決済依頼画面データを、データ通信部13から決済端末150に送信する(ステップS28)。
【0069】
決済端末150のデータ送受信モジュール160は、決済監視サーバ10から送信された決済依頼画面データを、データ通信部153により受信する(ステップS29)。
【0070】
決済端末150の決済依頼実行モジュール163は、ステップS29で決済依頼画面データを受信したことに伴い、ステップS11で表示部154に出力表示していた決済依頼画面(
図7参照)を、受信した決済依頼画面データに基づき、更新し、出力表示する(ステップS30)。
【0071】
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU,情報処理装置,各種端末を含む)が、所定のプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。プログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD(CD−ROMなど)、DVD(DVD−ROM、DVD−RAMなど)等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し記憶して実行する。また、そのプログラムを、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記憶装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
【0072】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。