特許第5770708号(P5770708)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5770708
(24)【登録日】2015年7月3日
(45)【発行日】2015年8月26日
(54)【発明の名称】情報処理装置
(51)【国際特許分類】
   G09G 5/00 20060101AFI20150806BHJP
   G06F 3/048 20130101ALI20150806BHJP
【FI】
   G09G5/00 550C
   G06F3/048 656A
   G09G5/00 530T
   G09G5/00 550B
   G09G5/00 510B
【請求項の数】5
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2012-268117(P2012-268117)
(22)【出願日】2012年12月7日
(65)【公開番号】特開2014-115378(P2014-115378A)
(43)【公開日】2014年6月26日
【審査請求日】2013年10月2日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 弘真
(72)【発明者】
【氏名】望月 克人
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 健也
(72)【発明者】
【氏名】増田 收男
【審査官】 中村 直行
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−246831(JP,A)
【文献】 特開2009−027261(JP,A)
【文献】 特開2011−049865(JP,A)
【文献】 特開2007−028020(JP,A)
【文献】 特開平10−105144(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/066677(WO,A1)
【文献】 特開2006−004396(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09G 3/00 − 5/42
G06F 3/048
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体部と、該本体部を着脱自在に保持する据え置き型の保持部とを有する情報処理装置であって、
前記本体部は、ポータブルで稼働可能な板状の端末装置であって、
画像を表示する表示部と、
前記表示部に重ねて配され、該表示部に表示された画像に対応した操作を受け付けるタッチパネルと、
当該本体部が前記保持部に保持されているか否かを判定する判定手段と、
前記保持部と別体のサーバと電気信号の送受信を行う送受信部と、
前記本体部が前記保持部に保持されていないと前記判定手段判定すると、記憶部に記憶された操作画像を前記表示部に表示させ、前記本体部が前記保持部に保持されていると前記判定手段が判定すると、前記送受信部を介して前記サーバに送信した再生開始指示への応答として受信するストリーミング配信のサイネージ画像を前記表示部に表示させる切替手段と
を備え、
前記保持部は、保持状態の前記本体部による画像閲覧可能に前記表示部を所定の向きに保つ
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記本体部および前記保持部は、それぞれに設けられて対をなす端子を有し、
前記判定手段は、前記本体部および前記保持部の対をなす前記端子の間の通電状態によって、前記本体部が前記保持部に保持されているか否かを判定する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記保持部は、前記端子を介して前記本体部に電力を供給する給電手段を備える
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記操作受付部は、前記表示部が前記サイネージ画像を表示しているとき、前記サイネージ画像に対応する操作を受け付ける
請求項1〜3のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記切替手段は、前記本体部が前記保持部に保持されない状態であって前記操作受付部に所定の操作が行われた場合、または、前記操作受付部が所定時間操作されなかった場合に、前記表示部に、前記サイネージ画像を表示させる
請求項1〜4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、対面販売の店舗において店員が接客に用いる接客端末がある。このような接客端末としては、例えば、客から聞き取った氏名や連絡先などの情報を登録するものなどがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述のような接客端末は、店員の利便のために用いられるばかりで、店員が利用しないときも、他の用途に活用されていない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
実施形態の情報処理装置は、本体部と、該本体部を着脱自在に保持する据え置き型の保持部とを有する。本体部は、ポータブルで稼働可能な板状の端末装置であって、画像を表示する表示部と、タッチパネルと、判定手段と、送受信部と、切替手段とを備える。タッチパネルは、表示部に重ねて配され、該表示部に表示された画像に対応した操作を受け付ける。判定手段は、本体部が保持部に保持されているか否かを判定する。送受信部は、保持部と別体のサーバと電気信号の送受信を行う。切替手段は、前記本体部が前記保持部に保持されていないと前記判定手段判定すると、記憶部に記憶された操作画像を前記表示部に表示させ、前記本体部が前記保持部に保持されていると前記判定手段が判定すると、前記送受信部を介して前記サーバに送信した再生開始指示への応答として受信するストリーミング配信のサイネージ画像を前記表示部に表示させる。そして、保持部は、保持状態の本体部による画像閲覧可能に表示部を所定の向きに保つ。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1図1は、実施形態の情報処理装置の使い方を示す概念図である。
図2図2は、実施形態の接客端末、クレードル、およびサイネージサーバの構成および電気的接続を示すブロック図である。
図3図3は、実施形態の情報処理装置の画像の切り替え動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0006】
図1は、実施形態の情報処理装置100の使い方を示す概念図である。情報処理装置100は、接客端末1と、クレードル2とを備えている。接客端末1は、本体部の一例である。クレードル2は、保持部の一例である。クレードル2は、例えば、店舗内のカウンター上など、客の目に触れやすいところに設置するのが好適である。
【0007】
接客端末1は、ディスプレイ12と、タッチパネル13と、これらディスプレイ12およびタッチパネル13を保持する筐体16と、を備えている。
接客端末1は、クレードル2に保持されない状態、すなわちポータブルの状態では、ディスプレイ12に接客用の操作画像を表示する。図1のポータブル状態における接客用の操作画像は、接客人である店員を対象とし、店員が接客に用いる画像である。また、接客用の操作画像は、例えば、客から聞き取った氏名や連絡先などの情報を登録する作業に用いる画像である。
【0008】
接客端末1は、クレードル2に保持された状態では、ディスプレイ12にサイネージ画像を表示する。サイネージ画像は、広告用の画像であって、客を対象とし、例えば、新商品の宣伝情報や近隣店舗の案内情報などを伝える画像である。広告用のサイネージ画像は、サイネージサーバ3から受け取る。
【0009】
サイネージサーバ3は、広告用のサイネージ画像とするコンテンツの管理を行うサーバである。サイネージサーバ3は、接客端末1から再生開始指示を受信するとコンテンツをストリーミング配信し、接客端末1から再生停止指示を受信すると配信を停止する。なお、サイネージサーバ3は、接客端末1の他の機器に対してもコンテンツを配信してよい。
【0010】
図2は、実施形態の接客端末1、クレードル2、およびサイネージサーバ3の構成および電気的接続を示すブロック図である。接客端末1は、上記既出各部(ディスプレイ12、タッチパネル13、および筐体16(図1参照))のほか、制御部11、送受信部14、および被給電部15を備えている。クレードル2は、給電部21を備えている。給電部21は、給電手段の一例である。サイネージサーバ3は、制御部31、コンテンツ記憶部32、および送受信部33を備えている。
【0011】
制御部11は、不図示のCPUと、RAMと、ROMやHDDなどの記憶手段とを備え、CPUが記憶手段に記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、上記各部(ディスプレイ12、タッチパネル13、送受信部14、および被給電部15)を統括制御する。また、制御部11は、プログラムを実行することにより、判定手段および切替手段の一例として機能する。
筐体16は、上記各部(制御部11、ディスプレイ12、タッチパネル13、送受信部14、および被給電部15)を収納する。
【0012】
ディスプレイ12は、表示部の一例であって、例えば液晶パネルであり、接客用の操作画像や広告用のサイネージ画像などを表示する。タッチパネル13は、操作受付部の一例であって、ディスプレイ12に重ねて配されて、ディスプレイ12に表示された画像(例えば接客用の操作画像や広告用のサイネージ画像)に対応した操作を受け付ける。例えば、タッチパネル13は、広告用のサイネージ画像中に他のWebページへのハイパーリンク等の操作子が含まれていれば、該操作子を選択する操作を受け付ける。送受信部14は、サイネージサーバ3の送受信部33と電気信号の送受信を行う。
【0013】
接客端末1の被給電部15と、クレードル2の給電部21とは、不図示の端子をそれぞれ備えている。被給電部15の端子は、筐体16の下縁部に設けられている。給電部21の端子は、クレードル2の筐体16の下縁部が接触する位置に設けられている。
端子は、被給電部15側と給電部21側とで、対をなしている。接客端末1がクレードル2に保持された状態では、給電部21から被給電部15へ電力が供給される。該給電により、接客端末1は、ポータブルでの稼働に備えて充電を行ってもよい。接客端末1の制御部11は、端子間の通電状態によって、接客端末1がクレードル2に保持された状態であるか否かを判定する(ここに、判定手段が実現される)。
【0014】
サイネージサーバ3の制御部31は、不図示のCPUと、RAMと、ROMやHDDなどの記憶手段とを備え、CPUが記憶手段に記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、コンテンツ記憶部32および送受信部33を統括制御する。
コンテンツ記憶部32は、接客端末1や他の機器へ配信するコンテンツを記憶する。送受信部33は、接客端末1の送受信部14から受信した各種指示信号に応じて、コンテンツ配信および配信停止を制御する。
【0015】
このような構成において、本実施形態の情報処理装置100は、接客端末1がクレードル2に保持されているか否かに応じて、接客用の操作画像と広告用のサイネージ画像とを切り替える。図3は、画像の切り替え動作を示すフローチャートである。
まず、接客端末1の制御部11は、ディスプレイ12に、接客用の操作画像を表示させている(ステップS1)とき、被給電部15に電力が供給されると、筐体16がクレードル2に保持された状態であると判定する(判定手段)(ステップS2のYes)。そして、制御部11は、送受信部14を介して、サイネージサーバ3に対して再生開始指示を送信し(ステップS3)、サイネージサーバ3からコンテンツを受信し、コンテンツを再生する(ステップS4)。このコンテンツ再生に際して、制御部11は、ディスプレイ12に表示させる画像を、接客用の操作画像から広告用のサイネージ画像に切り替える(ここに、切替手段が実現される)。
【0016】
制御部11は、コンテンツ再生中、定期的に、筐体16がクレードル2に保持された状態であるか否かの確認を行う(ステップS5)。筐体16がクレードル2に保持された状態である間は(ステップS5のNo)、コンテンツの受信、コンテンツの再生を継続する。筐体16がクレードル2に保持されない状態になれば(ステップS5のYes)、制御部11は、サイネージサーバ3に再生停止指示を送信し(ステップS6)、処理をステップS1に戻し、ディスプレイ12に接客用の操作画像を表示させる(切替手段)。
なお、制御部11は、ステップS2において、筐体16がクレードル2に保持されない状態であると判定した場合(ステップS2のNo)には、処理をステップS1に戻し、接客用の操作画像の表示を継続する。
【0017】
以上のように、本実施形態によれば、接客端末1を店員が使用しないとき、クレードル2に保持させておくことにより、接客端末1に広告用のサイネージ画像を表示させることができる。これにより、客への情報の投げかけの機会を増やすことができる。また、接客端末1の空き時間を有効に活用することができる。
【0018】
なお、本実施形態では、給電部21の端子と被給電部15の端子との間の通電状態により、接客端末1がクレードル2に保持された状態であるか否かを、制御部11が判定しているが、実施にあたっては、他の手法によって、接客端末1がクレードル2に保持された状態であるか否かを判定してもよい。また、本実施形態のクレードル2は、接客端末1へ電力を供給する機能を備えているが、実施にあたっては、クレードル2は、給電機能を備えなくてもよい。
【0019】
接客端末1がクレードル2に保持された状態であるか否かの他の判定手法としては、例えば、クレードル2に被検知部を設ける一方、接客端末1に検知部を設けて、検知部が被検知部を検知することにより、接客端末1がクレードル2に保持された状態にあると判定してもよい。
【0020】
また、本実施形態では、接客端末1がクレードル2に保持された状態において広告用のサイネージ画像を表示することについて説明したが、実施にあたって、接客端末1がクレードル2に保持されない状態であって接客端末1に所定の操作が行われた場合や接客端末1が所定時間操作されなかった場合などにも、広告用のサイネージ画像を表示してもよい。
【0021】
そして、本実施形態では、操作画像の一例である接客用の操作画像について説明し、サイネージ画像の一例である広告用のサイネージ画像について説明したが、実施にあたっては、操作画像は接客用に限らず他の用途に供するものでもよく、サイネージ画像は広告用に限らず他の用途に供するものでもよい。
【0022】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0023】
100…情報処理装置
1…接客端末
11…制御部、12…ディスプレイ、13…タッチパネル、14…送受信部、
15…被給電部、16…筐体
2…クレードル
21…給電部
3…サイネージサーバ
31…制御部、32…コンテンツ記憶部、33…送受信部
【先行技術文献】
【特許文献】
【0024】
【特許文献1】特開2003−108854号公報
図1
図2
図3