特許第5770723号(P5770723)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5770723マルチコンポーネントキャリアシステムにおけるコンポーネントキャリアの動的割当てを示すこと
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5770723
(24)【登録日】2015年7月3日
(45)【発行日】2015年8月26日
(54)【発明の名称】マルチコンポーネントキャリアシステムにおけるコンポーネントキャリアの動的割当てを示すこと
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/04 20090101AFI20150806BHJP
【FI】
   H04W72/04 111
【請求項の数】10
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2012-517545(P2012-517545)
(86)(22)【出願日】2010年6月2日
(65)【公表番号】特表2012-531163(P2012-531163A)
(43)【公表日】2012年12月6日
(86)【国際出願番号】US2010037034
(87)【国際公開番号】WO2010151403
(87)【国際公開日】20101229
【審査請求日】2012年2月2日
【審判番号】不服2014-4907(P2014-4907/J1)
【審判請求日】2014年3月13日
(31)【優先権主張番号】12/488,917
(32)【優先日】2009年6月22日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】391030332
【氏名又は名称】アルカテル−ルーセント
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100106183
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 弘司
(72)【発明者】
【氏名】リー,ジャン,エー.
(72)【発明者】
【氏名】チェン,ファン−チェン
【合議体】
【審判長】 近藤 聡
【審判官】 梅本 章子
【審判官】 佐藤 聡史
(56)【参考文献】
【文献】 CMCC,Further considerations on anchor carrier for CA,3GPP TSG−RAN WG2 Meeting #66,R2−093263,2009年 5月 8日,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_66/docs/R2−093263.zip
【文献】 CMCC,Consideration on reducing blind decoding attempts for separate PDCCH design,3GPP TSG−RAN1 #56bis, R1−091568,2009年 3月27日,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/wg1_rl1/TSGR1_56b/Docs/R1−091568.zip
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00 - 99/00
H04B 7/24 - 7/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のコンポーネントキャリアを使用してエアインターフェースを介した通信をサポートするアクセスネットワークと少なくとも1つのユーザ機器とに関する方法であって、
少なくとも1つのダウンリンク許可または少なくとも1つのアップリンク許可を備えるスケジュール情報と、前記第1のコンポーネントキャリアが前記少なくとも1つのユーザ機器に対するアンカーキャリアであることを示す情報を備える前記複数のコンポーネントキャリアから選択された第1のコンポーネントキャリアの第1のフィールドと、前記複数のコンポーネントキャリアから選択された少なくとも1つの第2のコンポーネントキャリアが前記少なくとも1つのユーザ機器に対する少なくとも1つの非アンカーキャリアとして割り当てられていることを示す情報を備える前記第1のコンポーネントキャリアの第2のフィールドとを、前記アクセスネットワークから送信し、前記少なくとも1つのユーザ機器が前記第1のコンポーネントキャリアの前記第1のフィールドをブラインドで復号して前記第1のコンポーネントキャリアがそのアンカーキャリアであるかどうかを判定し、次いで、前記少なくとも1つのユーザ機器が前記第1のコンポーネントキャリアの前記第2のフィールドを復号して前記少なくとも1つの第2のコンポーネントキャリアが少なくとも1つの非アンカーキャリアであるかどうかを判定するステップとを備える、方法。
【請求項2】
前記第1のコンポーネントキャリアが前記アンカーキャリアであることを示す前記情報を送信するステップが、前記少なくとも1つのユーザ機器によってブラインドで復号することができる情報を送信するステップを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のコンポーネントキャリアの前記第2のフィールドにおいて情報を送信するステップが、前記複数のコンポーネントキャリアから選択することができる前記アンカーキャリアおよび前記少なくとも1つの非アンカーキャリアのそれぞれの利用可能な組合せを示すのに十分なのビットを有する第2のフィールドを送信するステップを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1および第2のフィールドにおいて情報を送信するステップが、前記第1および第2のフィールドにおいて動的に変わる情報を送信して前記アンカーキャリアおよび前記少なくとも1つの非アンカーキャリアのうちの少なくとも1つにおける変更を複数のサブフレームにわたって示すステップを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
複数のコンポーネントキャリアを使用してエアインターフェースを介した通信をサポートするアクセスネットワークと少なくとも1つのユーザ機器とに関する方法であって、
少なくとも1つのダウンリンク許可または少なくとも1つのアップリンク許可を備えるスケジュール情報と、前記第1のコンポーネントキャリアが前記少なくとも1つのユーザ機器に対するアンカーキャリアであることを示す情報を備える前記複数のコンポーネントキャリアから選択された第1のコンポーネントキャリアの第1のフィールドと、前記複数のコンポーネントキャリアから選択された少なくとも1つの第2のコンポーネントキャリアが前記少なくとも1つのユーザ機器に対する少なくとも1つの非アンカーキャリアとして割り当てられていることを示す情報を備える前記第1のコンポーネントキャリアの第2のフィールドとを、前記少なくとも1つのユーザ機器で受信するステップと、
前記第1のフィールドをブラインドで復号して前記第1のコンポーネントキャリアが前記アンカーキャリアであることを判定し、次いで、前記第2のフィールドを復号して前記少なくとも1つの第2のコンポーネントキャリアが少なくとも1つの非アンカーキャリアであるであることを判定するステップとを備える方法。
【請求項6】
前記第1のフィールドをブラインドで復号することが、前記少なくとも1つのユーザ機器で、前記第1のコンポーネントキャリアをブラインドで復号して、前記第1のコンポーネントキャリアの前記第1のフィールドにおける前記復号された情報を使用して前記第1のコンポーネントキャリアが前記アンカーキャリアであることを判定するステップを備える、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1および第2のフィールドにおいて情報を受信するステップが、前記第1および第2のフィールドにおいて動的に変わる情報を受信して前記アンカーキャリアおよび前記少なくとも1つの非アンカーキャリアのうちの少なくとも1つにおける変更を複数のサブフレームにわたって示すステップを備える、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記第1および第2のフィールドにおいて情報を受信するステップが、前記少なくとも1つのユーザ機器に対する物理ダウンリンク制御チャネルをサポートするために割り当てられた前記アンカーキャリアおよび前記少なくとも1つの非アンカーキャリアを示す情報を受信するステップを備える、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記第1および第2のフィールドにおいて情報を受信するステップが、前記アンカーキャリアおよび前記少なくとも1つの非アンカーキャリアによってサポートされる物理アップリンク共有チャネルを前記少なくとも1つのユーザ機器に割り当てるスケジューリング許可を示す情報を受信するステップを備える、請求項5に記載の方法。
【請求項10】
前記第1および第2のフィールドにおける前記情報を使用して前記アンカーキャリアおよび前記少なくとも1つの非アンカーキャリアを介した通信のために前記少なくとも1つのユーザ機器を構成するステップをさらに備える、請求項5に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般に通信システムに関し、より詳細にはワイヤレス通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ワイヤレス通信システムは、典型的には、選択された帯域幅を使用してエアインターフェースを介した通信をサポートする。例えば、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションサービス(UMTS)規格および/またはプロトコルのロングタームエボリューション(LTE)に従って動作する従来のワイヤレス通信システムは、エアインターフェースを介した通信のために20MHzの帯域幅を割り当てる。しかし、帯域幅の増加に対する継続的な要求があり、このため、基地局およびユーザ機器を含むワイヤレス通信機器の将来の展開は、より広い帯域幅にわたって通信をサポートすることが期待されている。例えば、LTE規格および/またはプロトコルの少なくとも1つの計画された進化は、少なくとも100MHzの帯域幅をサポートすることが期待されている。エアインターフェースを介した通信のためにそれらの基地局および/またはユーザ機器に割り当てられ得る複数のコンポーネントキャリアをアグリゲートすることによって、拡張された帯域幅を達成することができる。
【0003】
アップリンクまたはダウンリンクのいずれかを介した通信のために、複数のコンポーネントキャリアを別個にかつ独立してユーザ機器に割り当てることができる。複数のコンポーネントキャリアのための制御情報は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)などの選択されたチャネルを介して送信される。ハンドセットなどのユーザ機器またはモバイルユニットは、制御チャネルを介して送信された情報を使用してネットワークと同期し、パイロットチャネル情報、ブロードキャスト情報、ページング情報などを含む他の情報を受信する。従来のマルチコンポーネント通信システムにおけるそれぞれのコンポーネントキャリアは制御チャネルをサポートするので、制御チャネルに関連するオーバーヘッドは、ユーザ機器に割り当てられたコンポーネントキャリアの数にほぼ比例して増大する。例えば、1つの提案されたプロトコルでは、5つのコンポーネントキャリアを使用して100MHzの帯域幅を提供する。これらの5つのコンポーネントのそれぞれに関連するシグナリングチャネルのオーバーヘッドは、追加のコンポーネントキャリアをユーザ機器に割り当てることにより生じる帯域幅のゲインを低減する。
【0004】
エアインターフェースを介した接続を確立するために、ユーザ機器は、複数のコンポーネントキャリアのうちのどれが割り当てられたかを判定し、次いで、割り当てられたコンポーネントキャリアのための制御情報を復号しなければならない。割り当てられたコンポーネントキャリアは、必ずしも前もってユーザ機器に知られておらず、このため、従来のユーザ機器は、全てのチャネル仮説に対して全ての利用可能なコンポーネントキャリアのシグナリングチャネルのブラインド復号を実行する。したがって、従来のユーザ機器は、かなりの時間およびブラインド復号を実行する処理パワーを費やす。例えば、それぞれの関連するシグナリングチャネルのブラインド復号は、48回の復号の試行を必要とする場合がある。したがって、5つのコンポーネントキャリアを利用するマルチコンポーネントキャリアシステムの構成において、それぞれのユーザ機器はそれぞれの復号期間において240回のブラインド復号を実行することになる(48回の復号の試行/コンポーネントキャリア×5コンポーネントキャリア=240)。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
開示される主題は、上記に記載された問題の1つまたは複数の影響に対処することを対象とする。開示される主題のいくつかの態様の基本的な理解を提供するために、開示される主題の簡略化された概要を以下に提示する。この概要は、開示される主題の包括的な概説ではない。この概要は、開示される主題の主要なまたは重要な要素を識別することまたは開示される主題の範囲を詳述することを意図されていない。その唯一の目的は、後述されるより詳細な説明に対する前置きとして、いくつかの概念を簡略化された形で提示することである。
【0006】
一実施形態では、複数のコンポーネントキャリアを使用してエアインターフェースを介した通信をサポートするアクセスネットワークとユーザ機器とを含む方法が提供される。本方法は、第1のコンポーネントキャリアがユーザ機器に対するアンカーキャリアであることを示す情報を送信することを含む。この情報は、アクセスネットワークから、複数のコンポーネントキャリアから選択された第1のコンポーネントキャリアの第1のフィールドにおいて送信される。本方法は、1つまたは複数の第2のコンポーネントキャリアがユーザ機器に対する非アンカーキャリアとして割り当てられていることを示す情報を送信することも含む。
【0007】
添付の図面と併せて以下の説明を参照することにより、開示される主題を理解することができ、添付の図面において同様の参照符号は同様の要素を識別する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】ワイヤレス通信システムの例示的な一実施形態を概念的に示す図である。
図2】コンポーネントキャリア構造の例示的な一実施形態を概念的に示す図である。
図3】アンカーコンポーネントキャリアのPDCCHの例示的な一実施形態を概念的に示す図である。
図4】コンポーネントキャリアの割当てを示す方法の例示的な一実施形態を概念的に示す図である。
図5】複数のコンポーネントキャリアに対してPDCCHを復号するためにモバイルユニットまたはユーザ機器によって使用することができる方法の例示的な一実施形態を概念的に示す図である。
図6】マルチコンポーネントキャリアシステムにおけるダウンリンク(DL)チャネル構造の例示的な一実施形態を概念的に示す図である。
図7】マルチコンポーネントキャリアシステムにおけるUL/DLチャネル構造の例示的な一実施形態を概念的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
開示される主題は様々な修正形態および代替形式が可能であるが、その特定の実施形態は図面において例として示されており、本明細書において詳細に説明される。しかし、特定の実施形態の本明細書における説明は開示される主題を開示される特定の形式に限定することを意図されておらず、それどころか、その意図は添付の特許請求の範囲の範囲内にある全ての修正形態、等価形態、および代替形態を網羅することを理解されたい。
【0010】
例示の実施形態を以下に説明する。明確にするために、実際の実施の全ての特徴が本明細書において説明されるわけではない。当然のことながら、そのような任意の実際の実施形態の開発において、システム関連およびビジネス関連の制約条件の遵守などの、実施によって異なる開発者の特定の目的を達成するために、多数の実施特有の決定がなされるべきであることを理解されたい。さらに、そのような開発の取組みは複雑で時間がかかる場合があるが、それでも本開示の利益を有する当業者にとっては通常の作業であることを理解されたい。
【0011】
次に、添付の図を参照して、開示される主題を説明する。様々な構造、システムおよびデバイスは、説明のみの目的で、当業者によく知られている詳細によって本発明を不明瞭にすることがないように、図面に概略的に示されている。それでも、添付の図面は、開示される主題の例示の例について記載し説明するために含まれている。本明細書において使用される語および句は、当業者によるこれらの語および句の理解と一致する意味を有するものとして理解され解釈されるべきである。用語または句の特別な定義、すなわち、当業者によって理解される通常の慣習的な意味とは異なる定義はいずれも、本明細書における用語または句の一貫した用法によって暗に示されることを意図されていない。用語または句が特別な意味、すなわち、当業者によって理解される意味以外の意味を有することを意図される限りにおいては、そのような特別な定義は、その語または句の特別な定義を直接的にかつ明白に提供する定義方法で、本明細書において明示的に記載される。
【0012】
図1は、ワイヤレス通信システム100の例示的な一実施形態を概念的に示す。例示的な実施形態では、ワイヤレス通信システム100は、ワイヤレス接続を提供するために使用されるアクセスネットワーク105を含む。アクセスネットワーク105は、1つまたは複数の基地局110または他のタイプのワイヤレスアクセスポイントを含み得る。アクセスネットワーク105において使用され得る例示的なワイヤレスアクセスポイントは、Bluetooth規格および/またはIEEE802規格に従って構成される基地局ルータおよびワイヤレスアクセスポイントを含むが、これらに限定されない。図1には示されていないが、アクセスネットワーク105は、有線および/またはワイヤレス接続を使用して相互接続され得る無線ネットワークコントローラ、基地局コントローラ、ルータ、およびゲートウェイなどの他の要素も含み得る。これらの要素を選択し、実施し、および/または操作する技法は、本開示の利益を有する当業者に知られている。明確にするために、本明細書では、本明細書において記載される主題に関連するこれらの要素を選択し、実施し、および/または操作するこれらの態様のみについて説明する。
【0013】
アクセスネットワーク105は、1つまたは複数のワイヤレス接続またはエアインターフェース120を介して1つまたは複数のモバイルユニット115にワイヤレス接続を提供する。例示された実施形態では、エアインターフェース120は、エアインターフェース120の帯域幅を拡張するために複数のコンポーネントキャリアのアグリゲーションをサポートする。エアインターフェース120の帯域幅を拡張するためのワイヤレス通信規格の一例は、キャリアアグリゲーションを実施して単一のリリース8システム帯域幅を超える帯域幅の拡張を達成するLTE−アドバンストである。リリース8は約20MHzの帯域幅を有し、LTE−A規格の一実施形態は5つのコンポーネントキャリアをアグリゲートして約100MHzの帯域幅を達成する。キャリアアグリゲーションの1つの目的は、PSCH、SSCH、ブロードキャスト情報、およびアクセスチャネルなどのオーバーヘッドチャネルを最小限に抑えながら、モバイルユニット115により高いピークデータレートを提供することである。
【0014】
図2は、コンポーネントキャリア構造200の例示的な一実施形態を概念的に示す。例示された実施形態では、モバイルユニット205は、ワイヤレス通信接続215を介して基地局210と通信する。ワイヤレス通信接続215は、5つのキャリア220(図2では符号によって1つのみが示されている)をアグリゲートして接続215の帯域幅を拡張する。例えば、それぞれのキャリア220が約20MHzの帯域幅をサポートする場合、ワイヤレス通信接続215のアグリゲートされた帯域幅は約100MHzである。本開示の利益を有する当業者であれば、この特定の実施形態が例示のものとして意図され、ワイヤレス通信接続215の代替実施形態が、より大きいまたはより小さい個々の帯域幅および/またはアグリゲートされた帯域幅をサポートする、より多いまたはより少ないアグリゲートされたキャリア220を含み得ることを理解されよう。
【0015】
図1に戻って参照すると、ワイヤレス通信システム100の一実施形態は、非対称アップリンク/ダウンリンク(UL/DL)コンポーネントキャリアをサポートする。この実施形態は、それぞれのコンポーネントキャリアに対するDL割当ておよびUL許可の別個の符号化もサポートする。割当ておよび許可の符号化は、単一のコンポーネントキャリアのDCIフォーマット(複数可)に基づいてもよい。それぞれの物理データ制御チャネル(PDCCH)のコンポーネントキャリア(CC)の割当てを示すために、0〜3ビットを含むキャリアインジケータフィールド(CIF)も提供され得る。キャリアインジケータフィールドにより、PDCCHが送信されるCCとは異なっていてもよいCCにおけるトラフィックチャネルの割当てが可能になり、PDCCH送信のためのキャリア選択における柔軟性をもたらす。この特徴は、非対称マルチキャリアシステムに特に有益であり得る。代替実施形態では、ワイヤレス通信システム100は対称アップリンク/ダウンリンク(UL/DL)コンポーネントキャリアをサポートし得る。
【0016】
LTE−A規格の1つの提案された実施では、モバイルユニット115は、カバレッジエリア内の全てのCCに対してPDCCHをブラインドで復号してそのUL/DL割当てを示す情報を取得することが要求される。この手法は、それぞれのモバイルユニット115がそれぞれのCC内のPDCCHを探して全てのCCをブラインドで検索し、CC当たり最大48の異なるPDCCH仮説に対してブラインド復号を実行することを要求する。ワイヤレス通信システム100が5つのCCをサポートする場合、それぞれのモバイルユニット115は最大240の異なるPDCCH仮説に対してブラインド復号を実行しなければならない。したがって、CCの数が増加するにつれて、モバイルユニット115の複雑性および電力消費が増大する。さらに、ワイヤレス通信システム100は、ブラインド検索を繰り返す必要があり、サブフレーム毎にプロセスを復号するので、CC割当てを動的に変化させることができない。
【0017】
代替の実施は、アンカーキャリアおよび1つまたは複数の非アンカーキャリアをそれぞれのモバイルユニット115に割り当てる。本明細書において使用する場合、「アンカーキャリア」という用語は、同期化およびシステム情報などの、DL制御チャネルを搬送するコンポーネントキャリアを指すものとして理解され、モバイルユニット115はシステム100への初期アクセスにアンカーキャリアを使用する。アンカーキャリアは、1つまたは複数の点で非アンカーキャリアと区別され得る。一実施形態では、アンカーキャリアは、物理共有チャネル(PSCH)、SSCH、リリース8ブロードキャストチャネル(BCH)、ページングチャネルおよびアクセスチャネルなどのリリース8オーバーヘッドチャネルを含む。アンカーキャリアは、非アンカーキャリアでのスケジューリング情報の指標を搬送することもできる。一実施形態では、アンカーキャリアは、セル内のアクティブな非アンカーキャリアを示す情報、マルチキャリア動作のための周波数、帯域幅、および/またはUL/DL割当てを示す情報、リリース8準拠のPDCCHを示す情報、およびLTE−A UE向けのアンカーキャリア上でのリソース割当てのためのPDCCHを示す情報を伝える。
【0018】
一実施形態では、アンカーキャリアおよび非アンカーキャリアはいずれも、DL周波数帯域内に物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、パイロットチャネル(PHICH)、および物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を含む。アンカーキャリアおよび非アンカーキャリアは、UL周波数内に物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)および物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)も含む。非アンカーキャリアは、制御チャネルオーバーヘッド、リリース8ブロードキャストチャネル、ページングチャネルまたはアクセスチャネルを最小限に抑えるためにPSCH、SSCHを送信する必要がない。様々な代替実施形態では、LTE−Aモバイルユニット115に対してアンカーキャリアおよび非アンカーキャリアのサブセットを動的に割り当てることができる。コンポーネントキャリアの動的割当ては、同じ周波数帯域におけるマルチキャリア動作に有益である。オーバーヘッドチャネルはアンカーキャリア内でのみ送信されるので、主にトラフィックチャネルおよびスケジューリング用の他の制御チャネルに対して残りの非アンカーキャリアを使用することができ、より高いピークスループットをもたらす。バッファ状態および電力/干渉条件に応じて非アンカーキャリアを動的にスケジュールすることができ、リソース使用におけるさらなる効率を実現する。
【0019】
アクセスネットワーク105はスケジューラ125も含む。単一のスケジューラ125がアクセスネットワーク105の一部として図示されているが、本開示の利益を有する当業者であれば、スケジューラ125が任意の場所または場所の組合せで実施され得ることを理解されよう。スケジューラ125は、アンカーおよび/または非アンカーコンポーネントキャリアをスケジュールするおよび/またはこれらを異なるモバイルユニット115に割り当てるように構成される。一実施形態では、スケジューラ125はアンカーキャリアおよび非アンカーキャリアをモバイルユニット115に動的に割り当てる。例えば、スケジューラ125は、通信内のそれぞれのサブフレームについてアンカーおよび/または非アンカーコンポーネントキャリアを割り当てる、再度割り当てる、および/または割当てを解除するように構成され得る。アンカーキャリアに対するリソース割当ては、アンカーキャリア内で送信されるPDCCHにおいて信号で伝えられる。アンカーキャリアPDCCHは、アンカーキャリアPDCCHを受信するモバイルユニット115に割り当てられた非アンカーPDCCHを示す追加のビットも搬送する。追加のビットは、有効なPDCCHを有する非アンカーキャリアへのポインタとして働く。これらの追加のビットは、アクティブ(非アンカー)コンポーネントキャリアインジケータ(ACCI)ビットと呼ばれ得る。モバイルユニット115は、ACCIビットを復号して非アンカーCCを決定することができ、次いで非アンカーコンポーネントキャリアのPDCCH復号を試行し得る。本明細書において述べるように、アップリンクについて同様のスケジューリングを使用することもできる。
【0020】
図3は、アンカーコンポーネントキャリアのPDCCH300の例示的な一実施形態を概念的に示す。例示された実施形態では、PDCCH300は、アンカーキャリアのためのリソース割当てを信号で伝えるために使用されるビット305のセットを含む。PDCCH300は、モバイルユニットに割り当てられた非アンカーPDCCHを示すために使用される4つのビット310も含む。4つのビット310が図3に示されているが、本開示の利益を有する当業者であれば、モバイルユニットに割り当てられた非アンカーPDCCHを信号で伝えるために他の数のビット310を使用することができることを理解されよう。表1は、コンポーネントキャリアの割当ての組合せの完全なセットを示すための、利用可能なビットの数に応じたACCIビットの考えられる使用の例を示す。4ビットのACCIフィールドは、非アンカーCC割当ての完全な組合せセットに対する完全な柔軟性により、5つのCCをサポートすることができる。ACCIフィールド内のビットの数が全ての考えられるCC割当てを示すために必要な数より少ない場合、上位レイヤのシグナリングによって非アンカーCC割当ての組合せの選択的なサブセットを示すことができる。ACCIフィールドが5つのCC割当てをサポートするためのビットマップ構造の一例を表2に示す。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
図4は、コンポーネントキャリアの割当てを示す方法400の例示的な一実施形態を概念的に示す。例示された実施形態では、アンカーおよび非アンカーコンポーネントキャリアが(405で)ユーザ機器に割り当てられる。例えば、スケジューラは(405で)特定のサブフレームに対するアンカーおよび/または非アンカーコンポーネントキャリアの割当てを決定し得る。次いで、アクセスネットワークは(410で)割り当てられたアンカーキャリアを介してユーザ機器に情報を送信するように構成され得る。一実施形態では、(410で)アクセスネットワークを構成することは、1つまたは複数のアクセスポイントまたは基地局における送信機を構成して割り当てられたアンカーキャリアに関連する周波数帯域において送信することを含み得る。アクセスネットワークはまた、アンカーキャリアに対するリソース割当てを表すビットおよび割り当てられた非アンカーコンポーネントキャリアを示すためのビットを決定し得る。次いで、ビットは、アンカーキャリアを介した、例えばアンカーキャリアのPDCCHを使用した送信のために符号化され得る。
【0024】
PDCCH情報はエアインターフェースを介して送信され得る。例示された実施形態では、アンカーキャリア情報は(415で)PDCCHの第1のフィールドにおいて送信される。非アンカーキャリアを識別する情報は(420で)PDCCHの第2のフィールドにおいて送信され得る。図4は第1および第2のフィールドの送信を2つの別個の連続したステップとして示しているが、本開示の利益を有する当業者であれば、第1および第2のフィールドを任意の順序で送信することができるならびに/またはフィールドの一部を互いにおよび/もしくは他の情報ビットとインタリーブすることができることを理解されよう。本開示の利益を有する当業者であれば、コンポーネントキャリアの動的割当てが実施され得ることも理解されよう。動的割当てを実施する実施形態では、例えば、サブフレーム毎にまたは任意の他の選択された時間、サブフレーム、もしくはフレーム間隔毎に方法400を反復することができる。
【0025】
図5は、複数のコンポーネントキャリアに対してPDCCHを復号するためにモバイルユニットまたはユーザ機器によって使用することができる方法500の例示的な一実施形態を概念的に示す。例示された実施形態では、ユーザ機器は(505で)アンカーキャリア上のPDCCHの復号を試行する。例えば、ユーザ機器は(505で)アンカーキャリア上のPDCCHをブラインドで復号し得る。次いで、ユーザコマンドは(510で)PDCCHの復号が有効なPDCCHおよび割り当てられた非アンカーキャリアを示すバロット情報(ACCI)を生成したかどうかを判定する。復号プロセスが失敗した場合、方法500は終了する。しかし、ライン復号プロセスが(510で)有効なPDCCHおよびACCIを生成した場合、ユーザ機器は続けて(515で)復号されたアンカーキャリアPDCCHによって示された有効なPDCCHを有する非アンカーキャリアを復号する。一実施形態では、ユーザの女性が(515で)非アンカーキャリアPDCCHのブラインド復号を実行する。(515で)ACCIによって示された非アンカーCC上でのPDCCHの復号に成功した後、ユーザ機器に割り当てられたアンカーキャリアおよび非アンカーキャリアを使用したエアインターフェースを介した通信のためにユーザ機器を(520で)構成することができる。本明細書において述べた通り、アンカーキャリアおよび/または非アンカーキャリアの動的割当てを実施することができるように、例えば、サブフレーム毎にまたは任意の他の選択された時間、サブフレーム、もしくはフレーム間隔毎に方法500を反復することができる。
【0026】
図6は、マルチコンポーネントキャリアシステムにおけるダウンリンク(DL)チャネル構造600の例示的な一実施形態を概念的に示す。例示された実施形態では、システムは、セルカバレッジエリア内の5つのコンポーネントキャリア605(1〜5)をサポートする。しかし、本明細書において述べた通り、コンポーネントキャリアのこの数は、例示となるものであって、限定するものではないことが意図される。代替実施形態は、異なる数のコンポーネントキャリアを有し得る。図6の例示的で典型的な実施形態では、コンポーネントキャリア605(1)はアンカーキャリアとして割り当てられ、その他の4つのコンポーネントキャリア605(2〜5)は非アンカーキャリアとして割当てに利用可能である。明確にするためおよび例示を簡単にするために、それぞれのコンポーネントキャリア605(1〜5)におけるPDCCHはコンポーネントキャリア605(1〜5)に対するリソース割当てを搬送するものと仮定される。しかし、代替実施形態では、コンポーネントキャリア605(1〜5)のうちのいくつかにおけるPDCCHは、他のコンポーネントキャリア605(1〜5)に対するリソース割当てを搬送するために使用することもできる。
【0027】
図6に示すリソース割当ては、特定のサブフレームに対してユーザ機器に割り当てられたリソースを示している。例示された実施形態では、ユーザ機器はアンカーキャリア605(1)および非アンカーコンポーネントキャリア605(2、4)においてDLリソースを割り当てられている。アンカーキャリア605(1)のためのPDCCHは、非アンカーコンポーネントキャリア605(2、4)を識別する情報を含む。例えば、DL割当てのためのLTE−A DCIフォーマットにおけるPDCCHは、非アンカーコンポーネントキャリア605(2、4)が(対応するPDCCHへの実線矢印のポインタによって示されるように)DLのためのPDCCHを有することを示すACCIを含む。ユーザ機器は、非アンカーコンポーネントキャリア605(2、4)においてPDCCHブラインド復号を実行してこれらのキャリア上でのPDSCH復号のためのリソース割当てを検索することができる。例えば、図6に示すように、非アンカーコンポーネントキャリア605(2、4)のPDCCH内のポインタ要素によって、PDSCHのためのリソース割当てを示すことができる。
【0028】
図7は、マルチコンポーネントキャリアシステムにおけるUL/DLチャネル構造700の例示的な一実施形態を概念的に示す。例示された実施形態では、システムは、セルカバレッジエリア内の5つのコンポーネントキャリア705(1〜5)をサポートする。しかし、本明細書において述べた通り、コンポーネントキャリアのこの数は、例示となるものであって、限定するものではないことが意図される。代替実施形態は、異なる数のコンポーネントキャリアを有し得る。コンポーネントキャリア705(1〜5)は、アップリンクリソースとダウンリンクリソースの両方を含む。1つのコンポーネントキャリア705(1)はアンカーキャリアとして割り当てられ、その他の4つのコンポーネントキャリア705(2〜5)は非アンカーキャリアとして割当てに利用可能である。明確にするためおよび例示を簡単にするために、それぞれのコンポーネントキャリア705(1〜5)におけるPDCCHはコンポーネントキャリア705(1〜5)に対するULリソース割当てを搬送するものと仮定される。しかし、代替実施形態では、コンポーネントキャリア705(1〜5)のうちのいくつかにおけるPDCCHは、他のコンポーネントキャリア705(1〜5)に対するアップリンクリソース割当ておよびまたはダウンリンクリソース割当てを搬送するために使用することもできる。
【0029】
図7に示すリソース割当ては、特定のサブフレームに対してユーザ機器に割り当てられたリソースを示している。例示された実施形態では、ユーザ機器はアンカーキャリア705(1)および非アンカーコンポーネントキャリア705(2、4)においてリソースを割り当てられている。アンカーキャリア705(1)のためのPDCCHは、非アンカーコンポーネントキャリア705(2、4)を識別する情報、例えば、実線矢印によって示される、非アンカーコンポーネントキャリア705(2、4)のためのPDCCHへのポインタを含む。例えば、ULスケジューリングのためのLTE−A DCIフォーマットにおけるPDCCHは、非アンカーコンポーネントキャリア705(2、4)がULのためのPDCCHを有することを示すACCIを含む。非アンカーコンポーネントキャリア705(2、4)におけるPDCCHブラインド復号の後、ユーザ機器は、これらのキャリア上でのPUSCH復号のためのリソース割当てを検索することができる。
【0030】
コンポーネントキャリア705(1〜5)の1つまたは複数のためのPUCCHを識別する情報をユーザ機器に伝えることもできる。対称UL/DLキャリアの場合、オペレータのスペクトル割当てからまたは無線リソース制御(RRC)シグナリングなどの上位レイヤのシグナリングによって、UL CCとDL CCとの関連を定義することができる。この場合、PUCCH CCはDL PDSCH CCに対応し得るので、このチャネルを別個に示す必要はないかもしれない。非対称UL/DLキャリアの場合、スケジュールされたULトラフィックがない特別な場合では、DL送信に対応するPUCCH送信に使用されるコンポーネントキャリア705をユーザ機器に信号で伝えることができる。例えば、コンポーネントキャリア705を上位レイヤのシグナリング(例えば、RRCシグナリング)によって半静的に示すことができる。別の例の場合、PDCCHでのDL割当てにおいて、コンポーネントキャリア705を動的に示すことができる。
【0031】
半静的なPUCCH CC指標により、システムはリリース8 PUCCHリソース割当ての技法およびアルゴリズムを再利用することができる。UL CCの数がDL CCの数を超える場合に適用可能であってもよい一実施形態では、ULキャリアの1つまたはサブセットは、PUCCH送信のためのDLキャリアと関連するように半静的に事前構成される。半静的な構成は、上位レイヤのシグナリングによって、例えばブロードキャストメッセージまたは専用のRRCシグナリングのいずれかによって行われる。UL CCの数がDL CCの数より少ない場合に適用可能であってもよい一代替実施形態では、PUCCHコンポーネントキャリア705は、ユーザ機器に割り当てられた特定のPUCCHコンポーネントキャリア705を示す専用のRRCメッセージにおいて示される。このシナリオが生じる場合があり、システムはDL方向における(UL方向に比べて)より大きい帯域幅要求のために帯域幅拡張を実施する。UL CCの数がより少ないことにより、複数のDL CCに対応するACK/NAKはPUCCH送信のためのUL CCにマップされ得る。TDDにおけるACK/NAKバンドリングまたは多重化方法を使用して必要なACK/NAKリソースを提供することができる。
【0032】
本明細書において記載される技法の実施形態を使用して低オーバーヘッドのコンポーネントキャリアの割当てのためのフレームワークを実施することができる。一実施形態では、PDCCHブラインド復号を低減する目的で、PDCCHコンポーネントキャリアを示すための2ステップの手順が説明される。複数のキャリアにおける動的なリソース割当ては、PDSCHおよびPUSCH CC指標を使用して実施され得る。例えば、4ビットのアクティブコンポーネントキャリアインジケータ(ACCI)フィールドは、アップリンクおよび/またはダウンリンクに対して動的に割り当てられたコンポーネントキャリアを示すためにLTE−A DCIフォーマットに含まれ得る。PUCCHの場合、半静的な構成方法を使用してPUCCH送信のためのCCを示すことができる。これらの手法は、従来の慣例に勝るいくつかの利点を有する。例えば、本明細書において記載される動的なコンポーネントキャリアの割当ておよび指標の技法は、場合によってはリリース8制御チャネル構成を再利用しながら、UE PDCCHブラインド復号の試行が低減された低オーバーヘッドのマルチキャリアリソース割当てを可能にする。さらに、RRCシグナリングを使用したコンポーネントキャリア指標の半静的な構成は比較的単純であり、リリース8 PUCCH構成の一部の再利用を可能にし得る。
【0033】
開示される主題の一部および対応する詳細な説明は、ソフトウェア、またはコンピュータメモリ内のデータビット上のアルゴリズムおよび操作の記号的表現の点から提示される。これらの説明および表現は、それによって当業者が自分の作業の内容を他の当業者に効率的に伝えるものである。アルゴリズムは、本明細書において使用される際、および一般的に使用される際、所望の結果をもたらすステップの自己矛盾のないシーケンスであると考えられる。これらのステップは、物理量の物理的操作を必要とするステップである。必須ではないが、通常は、これらの量は格納、転送、結合、比較、およびその他の形で操作されることが可能な光学信号、電気信号、または磁気信号の形を取る。主に一般的な使用の理由から、これらの信号をビット、値、要素、記号、文字、用語、数字などと呼ぶことが時として好都合であることが分かっている。
【0034】
しかし、これらおよび類似の用語は全て、適切な物理量に関連付けられるべきであり、これらの量に適用された好都合なラベルに過ぎないことに留意されたい。特に別段の記載がない限り、または考察から明らかであるように、「処理する(processing)」または「コンピュータで計算する(computing)」または「計算する(calculating)」または「決定する(determining)」または「表示する(displaying)」などの用語は、コンピュータシステムまたは類似の電子コンピューティングデバイスの動作および処理を指し、コンピュータシステムまたは類似の電子コンピューティングデバイスは、コンピュータシステムのレジスタおよびメモリ内で物理量、電子量として表されたデータを操作し、コンピュータシステムのメモリもしくはレジスタまたは他のそのような情報記憶デバイス、送信デバイスまたは表示デバイス内の物理量として同様に表された他のデータに変換する。
【0035】
開示される主題のソフトウェアによって実施される態様は、典型的には何らかの形態のプログラム記憶媒体上で符号化されるか、何らかのタイプの送信媒体を介して実施されることにも留意されたい。プログラム記憶媒体は、磁気式(例えば、フロッピーディスクまたはハードドライブ)または光学式(例えば、コンパクトディスク読取り専用メモリ、すなわち「CD ROM」)であってもよく、読取り専用またはランダムアクセスであってもよい。同様に、送信媒体は、より対線ペア、同軸ケーブル、光ファイバ、または当技術分野で知られている何らかの他の適切な送信媒体であってもよい。開示される主題は、任意の所与の実施のこれらの態様によって限定されない。
【0036】
開示される主題は、本明細書における教示の利益を有する当業者に明らかな、異なるが同等の方法で修正され、実施され得るので、上記に開示される特定の実施形態は例示のみである。さらに、以下の特許請求の範囲に記載されているものを除き、本明細書において示される構造または設計の詳細に対していかなる限定も意図されていない。したがって、上記に開示される特定の実施形態を改変または修正することができ、全てのそのような変形形態は開示される主題の範囲内であるとみなされることは明白である。したがって、本明細書において求められる保護は、以下の特許請求の範囲に記載された通りである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7