(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を用いて、本発明の実施形態に係る遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。
【0012】
<全体構成>
まず、
図1を用いて、本発明の実施形態1に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
【0013】
パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面に備える。
【0014】
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
【0015】
本体104は、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。
【0016】
前面枠扉106は、ロック機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。なお、この前面枠扉106には、開口部116にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124を区画形成する。
【0017】
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を不図示の遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(
図3参照)の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置された不図示のカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部144と、を備える。
【0018】
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。
【0019】
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。
【0020】
図2は、
図1のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。
【0021】
図2に示すように、パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する球通路194および払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
【0022】
タンクレール154はツインレールとも称され、例えば第1副基板160と少なくとも一部が前後方向に重畳するように配置されている。本実施の形態によるパチンコ機100では、部材の配置領域を節約するため、制御基板にノイズを与える恐れのあるタンクレール154が第1副基板160に重畳して配置されている。しかしながら、パチンコ機100は、タンクレール154にノイズ対策が施されている場合、タンクレール154と第1副基板160とが重畳して配置されていても、第1副基板160のノイズによる影響を軽減することができる場合がある。また、タンクレール154にはノイズ対策が施されているので、タンクレール154の側面を絶縁性の透明部材で形成することができる。これにより、タンクレール154がパチンコ機100に設置された場合に、パチンコ機100背面側に位置するタンクレール154の側面を透して、タンクレール154での遊技球の流下状況を目視により確認することができる場合がある。
【0023】
球通路194は、パチンコ機100を背面側から見て、本体104(
図1参照)の右側部に上下方向に伸びて配置されている。球通路194の一端はタンクレール154に接続され、他端は払出装置152に接続されている。球通路194は直方体形状を有している。球通路194はタンクレール154を通過した遊技球を払出装置152に導くようになっている。球通路194の内部には、例えば払出装置152側に向かって傾斜する平板状部材が一対の対向側面に反ピッチずれて交互にそれぞれ形成された構造の遊技球案内通路(不図示)が形成されている。球通路194は、遊技球案内通路を備えることにより、当該案内通路を有しない空洞構造の場合と比較して、多くの遊技球を貯留できるようになっている。さらに、球通路194は、遊技球案内通路を備えることにより、払出装置152に遊技球を1個ずつ順次送出できるようになる。球通路194は、払出装置152の近傍にメカスイッチである球抜き手段197を有している。球通路194で遊技球の球詰まりが発生した場合に、遊技店員は、球抜き手段197を操作して、球詰まりした遊技球を球通路194の外部に排出できるようになっている。
【0024】
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154および球通路194を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。
【0025】
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の表側に配設した払出通路121(
図1参照)から上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、この構成により遊技者に対して球の払い出しを行う。
【0026】
球通路194および払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRWMクリア信号を主制御部300に出力するRWMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインタフェース部186を配設している。発射基板ケース176は電源基板ケース184の下方に広がって設けられている。電源基板ケース184は、その背面側から見て、発射基板ケース176の一部に重なって配置されている。電源基板ケース184は払出基板ケース172の下方に広がって設けられている。払出基板ケース172は、背面側から見て、電源基板ケース184および発射基板ケース176のそれぞれの一部に重なって配置されている。CRインタフェース部186は、例えばD−sub(D−subminiature)コネクタで構成されたCRユニット接続部186aを有している。CRインタフェース部186は、CRユニット接続部186aを介して払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うようになっている。
【0027】
パチンコ機100は、その背面側から見て、球タンク150の右側であってタンクレール154の上方に外部端子基板196を有している。外部端子基板196はパチンコ機100とホールコンピュータとの電気的接続に用いられる。遊技盤200の交換を行う場合にパチンコ機100とホールコンピュータとの配線を変更する必要がないため、遊技盤200は、外部端子基板196を介して本体104とホールコンピュータとを接続したままで交換される。但し、機種によってはパチンコ機100からホールコンピュータに送信する信号の種類を変更する必要があるため、パチンコ機100は、遊技盤200の取り外し時に、パチンコ機100の正面(手前)側から外部端子基板196の接続状況が把握できるように構成されていてもよい。
【0028】
同様に、外部と接続の必要がある他の構成(例えば不図示の電源コード)についても、本体104に備えておくことが好ましい。
【0029】
パチンコ機100は、その背面側から見て、外部端子基板196の右側に電源コネクタ191を有している。電源コネクタ191には、不図示の電源コード190が接続されるようになっている。
【0030】
図3は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
【0031】
遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
【0032】
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208(液晶表示装置208)を配設し、装飾図柄表示装置208の下部に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222と、を配設し、装飾図柄表示装置208の右側に演出可動体224を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。
【0033】
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施例では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成するが、本発明はこれに限られるものではなく、EL等を用いた表示装置を用いてもよい。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
【0034】
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。
【0035】
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
【0036】
また、この演出装置206の周囲には、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234と、を配設している。
【0037】
一般入賞口226は、本実施例では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。
【0038】
なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施例では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
【0039】
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施例では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の玉検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
【0040】
第1特図始動口230は、本実施例では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、後述する払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
【0041】
第2特図始動口232は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本実施例では第1特図始動口230の真下に1つだけ配設している。この第2特図始動口232は、左右に開閉自在な羽根232aを備え、羽根232aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当たり図柄を停止表示した場合に羽根232aが所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
【0042】
可変入賞口234は、大入賞口またはアタッカーと呼ばれ、本実施例では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、開閉自在な扉部材234aを備え、扉部材234aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選して特図表示装置212、214が大当たり図柄を停止表示した場合に扉部材234aが所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。
【0043】
可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
【0044】
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
【0045】
このパチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の球発射ハンドル134の操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
【0046】
上述の打球方向変換部材236や遊技釘238などの遊技球が接触可能な部品が、遊技領域に配置されると共に発射された遊技球が接触可能な遊技部品である。
【0047】
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。演出装置206は、第1副制御部400や第2副制御部500により駆動制御される。
【0048】
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
【0049】
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
【0050】
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や、遊技盤200の遊技釘238などによって乗り上げた球などが転動可能である。転動領域であるステージ244上で、受入孔244bに進入した遊技球は放出部である放出孔244aから放出され、放出した球が第1特図始動口230へ入球し易くなる場合を設けている。
【0051】
演出可動体224は、本実施例では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
【0052】
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。
【0053】
遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。
【0054】
なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
【0055】
<コネクタ接続の構成>
ここで、本発明に係るコネクタ接続の構成の一例について説明する。
【0056】
<<第1の実施例>>
図4は、本発明に係るコネクタ接続の構成の第1の実施例を示す斜視図である。
【0057】
また、
図5(a)は、
図4に示したコネクタ接続の構成を上方から見た平面図であり、
図5(b)は、(a)に示したA−A断面図である。
【0058】
この第1の実施例では、第一の部品である基板700に設けた第一のコネクタ700aと第二の部品である基板701に設けた第二のコネクタ701aとを接続する構成を示す。
【0059】
第一のコネクタ700aは、その当接面700asにて基板700に接し、電気的に接続されて実装される。
【0060】
第二のコネクタ701aと基板701との間には、コネクタ接続部701bを有する。第二のコネクタ701aは、その当接面701asにてコネクタ接続部701bに接し、第二のコネクタ701aは基板701に対し、コネクタ接続部701bを介し電気的に接続されて実装される。
【0061】
この構成において、第一のコネクタ700aと第二のコネクタ701aとを比較すると、第一のコネクタ700aの基板700に対する突出具合よりも、第二のコネクタ701aの基板701に対する突出具合の方がより突出しており、破損機会にさらされ易く、第一のコネクタ700aよりも第二のコネクタ701aの方が破損可能性が高いことがわかる。
【0062】
第一のコネクタ700aよりも第二のコネクタ701aの方が破損可能性が高いことから、第二のコネクタ701aを検査して正常であれば、第一のコネクタ700aも正常であり、第一のコネクタ700aをさらに検査する手間が不要となる場合がある。
【0063】
<<第2の実施例>>
図6は、本発明に係るコネクタ接続の構成の第2の実施例を示す斜視図であり、パチンコ機100の遊技盤200を開いた状態を示す図である。
【0064】
また、
図7は、
図6のパチンコ機100の遊技盤200を閉じた状態の正面図である。
【0065】
また、
図8は、
図7のB−B断面図であり、(a)は遊技盤200を取り外した状態を示す図であり、(b)は遊技盤200の一端を、遊技盤200を回転支持する本体104の支持部104dに取り付け、遊技盤200を開いた状態を示す図であり、(c)は遊技盤200を閉じ、遊技盤200を本体104の収容部104eに収容した状態を示す図である。
【0066】
この第2の実施例では、第一の部品である本体104に設けた第一のコネクタ104aと第二の部品である遊技盤200に設けた第二のコネクタ200aとを接続する構成を示す。
【0067】
第一のコネクタ104aは、その当接面104asにて本体104に接し、電気的に接続されて実装される。
【0068】
第二のコネクタ200aと遊技盤200との間には、コネクタ接続部200bを有する。第二のコネクタ200aは、その当接面200asにてコネクタ接続部200bに接し、第二のコネクタ200aは遊技盤200に対し、コネクタ接続部200bを介し電気的に接続されて実装される。
【0069】
本体104は、遊技盤200の一端を回転支持する支持部104dと、遊技盤200を収容する収容部104eを有する。支持部104dは挿入された遊技盤200の一端を外れないように押さえる突出部104cを有しており、この支持部104dに一端を挿入した遊技盤200は、その一端を軸に回転して開閉可能としている。遊技盤200を閉じると、その遊技盤200は本体104の収容部104eに収容される。
【0070】
この遊技盤200を閉じる動作によって第一のコネクタ104aと第二のコネクタ200aとが押し付けられて接続する。遊技盤200を開くと、第一のコネクタ104aと第二のコネクタ200aとの接続は解除される。
【0071】
この構成において、第一のコネクタ104aと第二のコネクタ200aとを比較すると、第一のコネクタ104aの本体104に対する突出具合よりも、第二のコネクタ200aの遊技盤200に対する突出具合の方がより突出しており、破損機会にさらされ易く、第一のコネクタ104aよりも第二のコネクタ200aの方が破損可能性が高いことがわかる。
【0072】
第一のコネクタ104aよりも第二のコネクタ200aの方が破損可能性が高いことから、第二のコネクタ200aを検査して正常であれば、第一のコネクタ104aも正常であり、第一のコネクタ104aをさらに検査する手間が不要となる場合がある。
【0073】
<<第3の実施例>>
図9は、本発明に係るコネクタ接続の構成の第3の実施例を示す図であって、
図8の断面図に相当する図であり、(a)は遊技盤200の一端を、遊技盤200を回転支持する本体104の支持部104dに取り付け、遊技盤200を開いた状態を示す図であり、(b)は遊技盤200を閉じ、遊技盤200を本体104の収容部104eに収容した状態を示す図である。
【0074】
図10は、
図9のコネクタ部分を拡大して示す図である。
【0075】
この第3の実施例では、第一の部品である遊技盤200に設けた第一のコネクタ200a2と第二の部品である本体104に設けた第二のコネクタ104a2とを接続するとともに、第一の部品である遊技盤200に設けた第三のコネクタ200a1と第二の部品である本体104に設けた第四のコネクタ104a1とを接続する構成を示す。
【0076】
第一のコネクタ200a2は、その当接面200a2sにて遊技盤200に接し、電気的に接続されて実装される。
【0077】
第二のコネクタ104a2と本体104との間には、コネクタ接続部104b2を有する。第二のコネクタ104a2は、その当接面104a2sにてコネクタ接続部104b2に接し、第二のコネクタ104a2は本体104に対し、コネクタ接続部104b2を介し電気的に接続されて実装される。
【0078】
第三のコネクタ200a1と遊技盤200との間には、コネクタ接続部200b1を有する。第三のコネクタ200a1は、その当接面200a1sにてコネクタ接続部200b1に接し、第三のコネクタ200a1は遊技盤200に対し、コネクタ接続部200b1を介し電気的に接続されて実装される。
【0079】
第四のコネクタ104a1は、その当接面104a1sにて本体104に接し、電気的に接続されて実装される。
【0080】
本体104は、遊技盤200の一端を回転支持する支持部104dと、遊技盤200を収容する収容部104eを有する。支持部104dは挿入された遊技盤200の一端を外れないように押さえる突出部104cを有しており、この支持部104dに一端を挿入した遊技盤200は、その一端を軸に回転して開閉可能としている。遊技盤200を閉じると、その遊技盤200は本体104の収容部104eに収容される。
【0081】
この遊技盤200を閉じる動作によって第一のコネクタ200a2と第二のコネクタ104a2とが押し付けられて接続するとともに第三のコネクタ200a1と第四のコネクタ104a1とが押し付けられて接続する。遊技盤200を開くと、第一のコネクタ200a2と第二のコネクタ104a2との接続、および第三のコネクタ200a1と第四のコネクタ104a1との接続は解除される。
【0082】
ここで、支持部104dから各コネクタまでの距離を考えると、支持部104dから第一のコネクタ200a2および第二のコネクタ104a2までの距離L1(
図9(b)参照)は、支持部104dから第三のコネクタ200a1および第四のコネクタ104a1までの距離L2(
図9(b)参照)よりも短い。この場合、遊技盤200を閉じたときに、最初に接触するのは第一のコネクタ200a2と第二のコネクタ104a2とであり、次に接触するのが第三のコネクタ200a1と第四のコネクタ104a1とである。最初に接触する場合、遊技盤200と本体104とのぐらつきも大きく、閉じる勢い等もあり、破損可能性が高い。これに対して、第三のコネクタ200a1と第四のコネクタ104a1とは、第一のコネクタ200a2と第二のコネクタ104a2との接触、接続が進み、遊技盤200と本体104とのぐらつきや閉じる勢い等が抑えられた状態で接触するため、第三のコネクタ200a1および第四のコネクタ104a1は、第一のコネクタ200a2および第二のコネクタ104a2よりも破損可能性が低い。
【0083】
なお、支持部104dから第一のコネクタ200a2および第二のコネクタ104a2までの距離を、支持部104dから第三のコネクタ200a1と第四のコネクタ104a1までの距離よりも長い構成であってもよく、この場合、第三のコネクタ200a1および第四のコネクタ104a1は、第一のコネクタ200a2および第二のコネクタ104a2よりも破損可能性が高い。
【0084】
また、第一の部品である遊技盤200の所定の面を、第一のコネクタ200a2の当接面200a2sと平行であり、第一のコネクタ200a2と逆側で当接面200a2sから最も遠い面としたとき、この所定の面から、第一のコネクタ200a2における第二のコネクタ104a2と接触する接触部(遊技盤200を閉じようとしたときに始めに接触する箇所でもよいし、遊技盤200を閉じようとしたときに始めに接触する電極箇所でもよい。)まで、の高さをH1(
図10参照)とし、
また、第二の部品である本体104の所定の面を、第二のコネクタ104a2の当接面104a2sと平行であり、第二のコネクタ104a2と逆側で当接面104a2sから最も遠い面としたとき、この所定の面から、コネクタ接続部104b2を介し第二のコネクタ104a2における第一のコネクタ200a2と接触する接触部(遊技盤200を閉じようとしたときに始めに接触する箇所でもよいし、遊技盤200を閉じようとしたときに始めに接触する電極箇所でもよい。)まで、の高さをH2(
図10参照)とし、
また、第一の部品である遊技盤200の所定の面を、第三のコネクタ200a1の当接面200a1sと平行であり、第三のコネクタ200a1と逆側で当接面200a1sから最も遠い面としたとき、この所定の面から、コネクタ接続部200b1を介し第三のコネクタ200a1における第四のコネクタ104a1と接触する接触部(遊技盤200を閉じようとしたときに始めに接触する箇所でもよいし、遊技盤200を閉じようとしたときに始めに接触する電極箇所でもよい。)まで、の高さをH3(
図10参照)とし、
また、第二の部品である本体104の所定の面を、第四のコネクタ104a1の当接面104a1sと平行であり、第四のコネクタ104a1と逆側で当接面104a1sから最も遠い面としたとき、この所定の面から、第四のコネクタ104a1における第三のコネクタ200a1と接触する接触部(遊技盤200を閉じようとしたときに始めに接触する箇所でもよいし、遊技盤200を閉じようとしたときに始めに接触する電極箇所でもよい。)まで、の高さをH4(
図10参照)とすると、
支持部104dから各コネクタまでの距離が同じであれば、この高さが高いコネクタの方が、破損可能性が高い。
【0085】
したがって、この例では、第一のコネクタ200a2と第二のコネクタ104a2とでは、第二のコネクタ104a2の方が突出し、高さが高いので、第二のコネクタ104a2が最も破損可能性が高いことがわかる。
【0086】
このことから、第二のコネクタ104a2を検査して正常であれば、第一のコネクタ200a2、第三のコネクタ200a1および第四のコネクタ104a1も正常であり、これらをさらに検査する手間が不要となる場合がある。
【0087】
なお、第一の部品(例えば遊技盤200)に設けたコネクタの高さの基準となる第一の部品の所定面としては、この第一の部品と第二の部品(例えば本体104)とを組み付けて対応するコネクタ同士を接続したときに、この第一の部品が第二の部品と当接する面としてもよい。第一の部品に設けたコネクタのうち、この所定面を基準として、より第二の部品側に突出しているコネクタほど破損可能性が高い。
【0088】
同様に、第二の部品(例えば本体104)に設けたコネクタの高さの基準となる第二の部品の所定面としては、この第二の部品と第一の部品(例えば遊技盤200)とを組み付けて対応するコネクタ同士を接続したときに、この第二の部品が第一の部品と当接する面としてもよい。第二の部品に設けたコネクタのうち、この所定面を基準として、より第一の部品側に突出しているコネクタほど破損可能性が高い。
【0089】
<<第4の実施例>>
図11は、本発明に係るコネクタ接続の構成の第4の実施例を示す斜視図であり、パチンコ機100の遊技盤200を開いた状態を示す図である。
【0090】
また、
図12は、
図11のパチンコ機100の遊技盤200を閉じた状態の正面図である。
【0091】
また、
図13は、
図12のC−C断面図であり、(a)は遊技盤200の一端を、遊技盤200を回転支持する本体104の支持部104dに取り付け、遊技盤200を開いた状態を示す図であり、(b)は遊技盤200を閉じ、遊技盤200を本体104の収容部104eに収容した状態を示す図である。
【0092】
また、
図14(a)は、
図11のパチンコ機100の遊技盤200を外した本体104の正面図であり、
図14(b)は、
図11のパチンコ機100の本体104から外した遊技盤200の背面図であり、
図14(c)は、(b)に示した一転鎖線の円Dで囲った箇所を拡大して示す図である。
【0093】
この第3の実施例では、第一の部品である本体104に設けた第一のコネクタ104a3と第二の部品である遊技盤200に設けた第二のコネクタ200a3とを接続するとともに、第一の部品である本体104に設けた第三のコネクタ104a4と第二の部品である遊技盤200に設けた第四のコネクタ200a4とを接続する構成を示す。
【0094】
第一のコネクタ104a3は、その当接面104a3sにて本体104に接し、電気的に接続されて実装される。
【0095】
第二のコネクタ200a3と遊技盤200との間には、コネクタ接続部200b3を有する。第二のコネクタ200a3は、その当接面200a3sにてコネクタ接続部200b3に接し、第二のコネクタ200a3は遊技盤200に対し、コネクタ接続部200b3を介し電気的に接続されて実装される。
【0096】
第三のコネクタ104a4と本体104との間には、コネクタ接続部104b4を有する。第三のコネクタ104a4は、その当接面104a4sにてコネクタ接続部104b4に接し、第三のコネクタ104a4は本体104に対し、コネクタ接続部104b4を介し電気的に接続されて実装される。
【0097】
第四のコネクタ200a4は、その当接面200a4sにて遊技盤200に接し、電気的に接続されて実装される。
【0098】
本体104は、遊技盤200の一端を回転支持する支持部104dと、遊技盤200を収容する収容部104eを有する。支持部104dは挿入された遊技盤200の一端を外れないように押さえる突出部104cを有しており、この支持部104dに一端を挿入した遊技盤200は、その一端を軸に回転して開閉可能としている。遊技盤200を閉じると、その遊技盤200は本体104の収容部104eに収容される。
【0099】
この遊技盤200を閉じる動作によって第一のコネクタ104a3と第二のコネクタ200a3とが押し付けられて接続するとともに第三のコネクタ104a4と第四のコネクタ200a4とが押し付けられて接続する。遊技盤200を開くと、第一のコネクタ104a3と第二のコネクタ200a3との接続、および第三のコネクタ104a4と第四のコネクタ200a4との接続は解除される。
【0100】
ここで、
図14(b)および(c)を参照すると、第二のコネクタ200a3の接続面における長辺の長さ(接続相手のコネクタと同時に接触する辺の長さ)L4は、第四のコネクタ200a4の接続面における長辺の長さL3よりも短い。接続面の長辺の長さすなわち接続相手のコネクタと同時に接触する辺の長さが長いと、コネクタ同士を接続する際の接触、衝突の衝撃が分散され、破損しにくくなる場合がある。
【0101】
したがって、この例では、第二のコネクタ200a3の接続面における長辺の長さは、第四のコネクタ200a4の接続面における長辺の長さよりも短く、第一のコネクタ104a3と第二のコネクタ200a3とでは接続面の長辺の長さは同じであり、また第一のコネクタ104a3と第二のコネクタ200a3とでは、第二のコネクタ200a3の方が突出し、高さが高いので、第二のコネクタ200a3が最も破損可能性が高いことがわかる。また、支持部104dから各コネクタまでの距離を考慮しても、支持部104dから第一のコネクタ104a3および第二のコネクタ200a3までの距離は、支持部104dから第三のコネクタ104a4と第四のコネクタ200a4までの距離よりも短いので、このことからも第二のコネクタ200a3が最も破損可能性が高いことがわかる。
【0102】
このことから、第二のコネクタ200a3を検査して正常であれば、第一のコネクタ104a3、第三のコネクタ104a4および第四のコネクタ200a4も正常であり、これらをさらに検査する手間が不要となる場合がある。
【0103】
<<第5の実施例>>
図15は、本発明に係るコネクタ接続の構成の第5の実施例を示す斜視図であり、パチンコ機100の遊技盤200を開いた状態を示す図である。
【0104】
また、
図16は、
図15のパチンコ機100の遊技盤200を閉じた状態の正面図である。
【0105】
また、
図17は、
図16のE−E断面図であり、(a)は遊技盤200の一端を、遊技盤200を回転支持する本体104の支持部104dに取り付け、遊技盤200を開いた状態を示す図であり、(b)は遊技盤200を閉じ初め、遊技盤200のコネクタと本体104のコネクタとが接した状態を示す図であり、(c)は遊技盤200を閉じ、遊技盤200を本体104の収容部104eに収容した状態を示す図である。
【0106】
この第5の実施例では、第一の部品である本体104に設けた第一のコネクタ104a5と第二の部品である遊技盤200に設けた第二のコネクタ200a5とを接続する構成を示す。
【0107】
第一のコネクタ104a5は、その当接面104a5sにて本体104に接し、電気的に接続されて実装される。
【0108】
第二のコネクタ200a5は、その当接面200a5sにて遊技盤200に接し、電気的に接続されて実装される。
【0109】
本体104は、遊技盤200の一端を回転支持する支持部104dと、遊技盤200を収容する収容部104eを有する。支持部104dは挿入された遊技盤200の一端を外れないように押さえる突出部104cを有しており、この支持部104dに一端を挿入した遊技盤200は、その一端を軸に回転して開閉可能としている。遊技盤200を閉じると、その遊技盤200は本体104の収容部104eに収容される。
【0110】
この遊技盤200を閉じる動作によって第一のコネクタ104a5と第二のコネクタ200a5とが押し付けられて接続する。遊技盤200を開くと、第一のコネクタ104a5と第二のコネクタ200a5との接続は解除される。
【0111】
また、
図15および
図16に示すように、この実施例では、本体104に遊技盤200を収容したときに、遊技盤200を固定する遊技盤固定部800を本体104に設けている。
【0112】
遊技盤固定部800は、遊技盤受部801と作動レバー部802とを有し、この遊技盤受部801と作動レバー部802との間に遊技盤200を挿入して固定する。本実施例では、遊技盤200の上端および下端を固定するように、上部と下部の2か所に遊技盤固定部800を設けており、上部の遊技盤固定部800は、遊技盤受部801が作動レバー部802の下側になる向きで本体104に取り付け、下部の遊技盤固定部800は、遊技盤受部801が作動レバー部802の上側になる向きで、本体104に取り付けている。
【0113】
遊技盤受部801と作動レバー部802との間の開口は、上部の遊技盤固定部800については遊技盤200の上端に向いており、また下部の遊技盤固定部800については遊技盤200の下端に向いており、この開口に遊技盤200の上端および下端が挿入されて遊技盤200が本体104に収容される動きに伴い、遊技盤受部801および作動レバー部802は本体104側を軸に回動し、上部の遊技盤固定部800の開口は下を向き、下部の遊技盤固定部800の開口は上を向き(
図16参照)、これによって上部の遊技盤固定部800と下部の遊技盤固定部800とで遊技盤200を上下から挟んで固定する。
【0114】
また、
図17に示すように、本体104には弾性部材803を設けている。弾性部材803について、
図17では、模式的にコイルばねで図示しているが、本発明はこれに限られるものではなく、板ばねやそのほか既知の各種ばねや、ゴムやそのほか如何なる部材であってもよい場合がある。また、弾性部材803は遊技盤固定部800に含めてもよい場合があり、この場合、遊技盤受部801および作動レバー部802の回動に対して弾性部材803が付勢する場合がある。
【0115】
弾性部材803は、遊技盤200を本体104に収容する際に、遊技盤200と本体104とが離間する方向に付勢する。すなわち、弾性部材803は、遊技盤200を本体104に収容する方向と逆の方向に付勢し、これによって、第一のコネクタ104a5と第二のコネクタ200a5との接続時の各コネクタへの衝撃を和らげて、これらの故障等を防ぐことができる場合がある。
【0116】
図18は、
図15のパチンコ機100におけるコネクタの配置の別の例を示す図であって、(a)は、
図15のパチンコ機100の遊技盤200を外した本体104の正面図であり、(b)は、
図15のパチンコ機100の本体104から外した遊技盤200の背面図である。
【0117】
この
図18の例では、第一の部品である本体104に設けた第一のコネクタ104a6と第二の部品である遊技盤200に設けた第二のコネクタ200a6とを接続し、第一の部品である本体104に設けた第三のコネクタ104a7と第二の部品である遊技盤200に設けた第四のコネクタ200a7とを接続する構成を示す。
【0118】
第一のコネクタ104a6は、本体104に接し、電気的に接続されて実装される。第二のコネクタ200a6は、遊技盤200に接し、電気的に接続されて実装される。第三のコネクタ104a7は、本体104に接し、電気的に接続されて実装される。第四のコネクタ200a7は、遊技盤200に接し、電気的に接続されて実装される。
【0119】
遊技盤200を閉じる動作によって、第一のコネクタ104a6と第二のコネクタ200a6とが押し付けられて接続し、第三のコネクタ104a7と第四のコネクタ200a7とが押し付けられて接続する。遊技盤200を開くと、第一のコネクタ104a6と第二のコネクタ200a6との接続および第三のコネクタ104a7と第四のコネクタ200a7との接続は解除される。
【0120】
この例では、第一のコネクタ104a6と第三のコネクタ104a7とは、ほぼ同じ大きさで縦一列に配置し、また、第二のコネクタ200a6と第四のコネクタ200a7とは、ほぼ同じ大きさで縦一列に配置している。これにより、コネクタ接続時等にそれぞれにかかる力が分散され、コネクタの故障等を防ぐことができる場合がある。
【0121】
なお、第一のコネクタ104a6(第二のコネクタ200a6)と第三のコネクタ104a7(第四のコネクタ200a7)とは同じ大きさのコネクタでなくてもよく、例えば
・第一のコネクタ104a6(第二のコネクタ200a6)が第三のコネクタ104a7(第四のコネクタ200a7)よりも大きい、
・第一のコネクタ104a6(第二のコネクタ200a6)が第三のコネクタ104a7(第四のコネクタ200a7)よりも小さい、
であってもよい。
【0122】
ここで、コネクタが大きい、小さいというのは、例えば「コネクタの接続面」の面積が大きい、小さいということを指す場合があり、「コネクタの接続面」の面積は例えば矩形である「コネクタの接続面」においてその縦の長さ及び横の長さによって規定される。
【0123】
また、第一のコネクタ104a6(第二のコネクタ200a6)と第三のコネクタ104a7(第四のコネクタ200a7)とにおいて、一方のコネクタが他方のコネクタよりも大きいとは、
・一方のコネクタの「コネクタの接続面」の縦の長さが他方のコネクタの「コネクタの接続面」の縦の長さよりも長く、且つ横の長さ同士は等しい、
・一方のコネクタの「コネクタの接続面」の横の長さが他方のコネクタの「コネクタの接続面」の横の長さよりも長く、且つ縦の長さ同士は等しい、
・一方のコネクタの「コネクタの接続面」の縦の長さが他方のコネクタの「コネクタの接続面」の縦の長さよりも長く、且つ一方のコネクタの「コネクタの接続面」の横の長さが他方のコネクタの「コネクタの接続面」の横の長さよりも長い、
・一方のコネクタの「コネクタの接続面」の縦の長さが他方のコネクタの「コネクタの接続面」の縦の長さよりも長く、且つ一方のコネクタの「コネクタの接続面」の横の長さが他方のコネクタの「コネクタの接続面」の横の長さよりも短く、且つ一方のコネクタの「コネクタの接続面」の面積が他方のコネクタの「コネクタの接続面」の面積よりも大きい、
・一方のコネクタの「コネクタの接続面」の横の長さが他方のコネクタの「コネクタの接続面」の横の長さよりも長く、且つ一方のコネクタの「コネクタの接続面」の縦の長さが他方のコネクタの「コネクタの接続面」の縦の長さよりも短く、且つ一方のコネクタの「コネクタの接続面」の面積が他方のコネクタの「コネクタの接続面」の面積よりも大きい、
などの場合がある。
【0124】
また、第一のコネクタ104a6(第二のコネクタ200a6)と第三のコネクタ104a7(第四のコネクタ200a7)とにおいて、一方のコネクタが他方のコネクタよりも小さいとは、
・一方のコネクタの「コネクタの接続面」の縦の長さが他方のコネクタの「コネクタの接続面」の縦の長さよりも短く、且つ横の長さ同士は等しい、
・一方のコネクタの「コネクタの接続面」の横の長さが他方のコネクタの「コネクタの接続面」の横の長さよりも短く、且つ縦の長さ同士は等しい、
・一方のコネクタの「コネクタの接続面」の縦の長さが他方のコネクタの「コネクタの接続面」の縦の長さよりも短く、且つ一方のコネクタの「コネクタの接続面」の横の長さが他方のコネクタの「コネクタの接続面」の横の長さよりも短い、
・一方のコネクタの「コネクタの接続面」の縦の長さが他方のコネクタの「コネクタの接続面」の縦の長さよりも短く、且つ一方のコネクタの「コネクタの接続面」の横の長さが他方のコネクタの「コネクタの接続面」の横の長さよりも長く、且つ一方のコネクタの「コネクタの接続面」の面積が他方のコネクタの「コネクタの接続面」の面積よりも小さい、
・一方のコネクタの「コネクタの接続面」の横の長さが他方のコネクタの「コネクタの接続面」の横の長さよりも短く、且つ一方のコネクタの「コネクタの接続面」の縦の長さが他方のコネクタの「コネクタの接続面」の縦の長さよりも長く、且つ一方のコネクタの「コネクタの接続面」の面積が他方のコネクタの「コネクタの接続面」の面積よりも小さい、
などの場合がある。
【0125】
なお、一方のコネクタの「コネクタの接続面」とは、接続対象の他方のコネクタと直接に接する面をいう場合もあり、直接に接しはしない周囲の枠を含む外形全体の面をいう場合もある。
【0126】
また、コネクタの配置位置は縦一列でなくてもよく、例えば
・第一のコネクタ104a6(第二のコネクタ200a6)と第三のコネクタ104a7(第四のコネクタ200a7)とを横一列に配置、
・第一のコネクタ104a6(第二のコネクタ200a6)と第三のコネクタ104a7(第四のコネクタ200a7)とを斜め一列に配置、
・第一のコネクタ104a6(第二のコネクタ200a6)と第三のコネクタ104a7(第四のコネクタ200a7)との2つのコネクタを、少し列からずれた状態で配置、
・第一のコネクタ104a6(第二のコネクタ200a6)に対して第三のコネクタ104a7(第四のコネクタ200a7)が角度をもって配置、
であってもよい。
【0127】
ここで、縦一列とは、例えば、第一のコネクタ104a6(第二のコネクタ200a6)と第三のコネクタ104a7(第四のコネクタ200a7)とにおいて、
・一方のコネクタの縦方向中心線(「コネクタの接続面」の縦の辺と平行な線)と他方のコネクタの縦方向中心線(「コネクタの接続面」の縦の辺と平行な線)とが一致していること、
・一方のコネクタの中心点と他方のコネクタの中心点とを結ぶ直線が、両方のコネクタの「コネクタの接続面」の縦の辺と平行であること、
・一方のコネクタの「コネクタの接続面」の横の辺と、他方のコネクタの「コネクタの接続面」の横の辺とが、どちらかのコネクタを「コネクタの接続面」の縦の辺が伸びる方向に平行移動させた場合に完全一致すること、
などが挙げられる。
【0128】
また、横一列とは、例えば、第一のコネクタ104a6(第二のコネクタ200a6)と第三のコネクタ104a7(第四のコネクタ200a7)とにおいて、
・一方のコネクタの横方向中心線(「コネクタの接続面」の横の辺と平行な線)と他方のコネクタの横方向中心線(「コネクタの接続面」の横の辺と平行な線)とが一致していること、
・一方のコネクタの中心点と他方のコネクタの中心点とを結ぶ直線が、両方のコネクタの「コネクタの接続面」の横の辺と平行であること、
・一方のコネクタの「コネクタの接続面」の縦の辺と、他方のコネクタの「コネクタの接続面」の縦の辺とが、どちらかのコネクタを「コネクタの接続面」の横の辺が伸びる方向に平行移動させた場合に完全一致すること、
などが挙げられる。
【0129】
また、斜め一列とは、例えば、第一のコネクタ104a6(第二のコネクタ200a6)と第三のコネクタ104a7(第四のコネクタ200a7)とにおいて、
・一方のコネクタの所定方向中心線(「コネクタの接続面」の所定方向の辺と平行な線)と他方のコネクタの所定方向中心線(「コネクタの接続面」の所定方向の辺と平行な線)とが一致していること、
・一方のコネクタの中心点と他方のコネクタの中心点とを結ぶ直線が、両方のコネクタの「コネクタの接続面」のいずれかの辺と平行であること、
・一方のコネクタの「コネクタの接続面」の所定方向の辺と、他方のコネクタの「コネクタの接続面」の所定方向の辺とが、どちらかのコネクタを「コネクタの接続面」の所定方向と垂直な方向の辺と平行に移動させた場合に完全一致すること、
などが挙げられる。
【0130】
また、少しずれた状態で配置とは、
・一方のコネクタの所定方向中心線(「コネクタの接続面」の所定方向の辺と平行な線)と他方のコネクタの所定方向中心線(「コネクタの接続面」の所定方向の辺と平行な線)とが平行であるが少しずれている、
・一方のコネクタの中心点と他方のコネクタの中心点とを結ぶ直線が、両方のコネクタの「コネクタの接続面」のいずれかの辺と平行ではないこと、
・一方のコネクタの「コネクタの接続面」の所定方向の辺と、他方のコネクタの「コネクタの接続面」の所定方向の辺とが、どちらかのコネクタを「コネクタの接続面」の所定方向と垂直な方向の辺が伸びる方向に平行移動させた場合に完全一致すること、
・一方のコネクタの「コネクタの接続面」のいずれかの辺と、他方のコネクタの「コネクタの接続面」のいずれかの辺とが、平行ではないこと、
などが挙げられる。
【0131】
図19は、
図15のパチンコ機100におけるコネクタの配置の別の例を示す図であって、(a)は、
図15のパチンコ機100の遊技盤200を外した本体104の正面図であり、(b)は、
図15のパチンコ機100の本体104から外した遊技盤200の背面図である。
【0132】
この
図19の例では、外側(支持部104dから遠い側)に長いコネクタ104a8およびコネクタ200a8を配置し、内側(支持部104dに近い側側)に短いコネクタ104a9およびコネクタ200a9を配置している。
【0133】
この例によれば、外側のほうがコネクタ同士の接触面が広いため、コネクタに加わる力が分散し、コネクタの故障を防ぐ場合がある。
【0134】
また、この例では長いほうを外側に配置しているが、短いほうを外側に配置する場合もある。この場合、外側の短いコネクタが壊れやすくなっているが、弾性部材803の付勢力によってコネクタへ加わる力が分散し、コネクタの故障を防ぐことができる場合がある。
【0135】
<<第6の実施例>>
図20は、本発明に係るパチンコ機100の具体的構成の一例を示す正面図である。
【0136】
遊技盤200は、外枠102内の本体104に設けた支持部104dに軸支され、本体104収容された際に、遊技盤固定部800によって固定される。
【0137】
図21は、
図20に示したパチンコ機100を示す図であり、(a)はパチンコ機100における、前面枠扉106を開いて遊技盤200を取り外した状態の本体104を示す図であり、(b)は遊技盤200の背面図である。
【0138】
図22は、
図21に示した遊技盤200を本体104に収容する様子を示す図であって、(a)は遊技盤200の一端を、遊技盤200を回転支持する本体104の支持部104dに取り付け、遊技盤200を開いた状態を示す図であり、(b)は遊技盤200を閉じ、遊技盤200を本体104の収容部104eに収容した状態を示す図である。
【0139】
図23は、
図22に示した支持部104dの近傍を示す斜視図である。
【0140】
本実施例では、パチンコ機100の主基板を702で示し、副基板を703で示している。
【0141】
主基板702に接続されたコネクタ702aは、例えばハーネスによってコネクタ705aと接続される。また、副基板703に接続されたコネクタ703aは、例えばハーネスによってコネクタ704aと接続され、副基板703に接続されたコネクタ703bは、例えばハーネスによってコネクタ704bと接続される。
【0142】
コネクタ705aとコネクタ706aとは例えば後述の基板705のプリント配線にて接続され、コネクタ704aとコネクタ706bとは例えば後述の基板704のプリント配線にて接続され、コネクタ704bとコネクタ706cとは例えば後述の基板704のプリント配線にて接続される。
【0143】
本体104は、遊技盤200の一端を回転支持する支持部104dと、遊技盤200を収容する収容部104eを有する。支持部104dは挿入された遊技盤200の一端を外れないように押さえる突出部104cを有しており、この支持部104dに一端を挿入した遊技盤200は、その一端を軸に回転して開閉可能としている。遊技盤200を閉じると、その遊技盤200は本体104の収容部104eに収容される。
【0144】
この遊技盤200を閉じる動作によって、本体104側のコネクタ707aと遊技盤200側のコネクタ706aとが押し付けられて接続し、本体104側のコネクタ707bと遊技盤200側のコネクタ706bとが押し付けられて接続し、本体104側のコネクタ707cと遊技盤200側のコネクタ706cとが押し付けられて接続する。遊技盤200を開くと、コネクタ707aとコネクタ706aとの接続、コネクタ707bとコネクタ706bとの接続、およびコネクタ707cとコネクタ706cとの接続は解除される。
【0145】
遊技盤200を閉じると、本体104に取り付けてある遊技盤固定部800によって、遊技盤200は本体104に固定される。なお、
図21(a)においては、作動レバー部802の面が遊技者側に向いた状態を図示している。
【0146】
図24は、本体104側のコネクタと遊技盤200側のコネクタの詳細を示す斜視図であり、(a)は遊技盤200側のコネクタの周辺構成を分解した状態を示す図であり、(b)は遊技盤200側のコネクタの周辺構成を組み立てた状態を示す図である。また、
図25(a)は
図24(a)の背面斜視図であり、
図25(b)は
図24(b)の背面斜視図である。
【0147】
コネクタ706aは、当接面706asを基板705に当接させて例えば半田によって接続して実装する。コネクタ706bは、当接面706bsを基板704に当接させて例えば半田によって接続して実装する。コネクタ706cは、当接面706csを基板704に当接させて例えば半田によって接続して実装する。
【0148】
互いに接続されるコネクタ706aとコネクタ707aとはフローティングコネクタであってもよいし、そうでなくてもよい。本実施例では、フローティングコネクタとする。コネクタ707aは、本体104に取り付けられた状態において、接続相手のコネクタ706aとの接続面と少なくとも平行な面内で、接続位置のずれを吸収可能なようにフローティング(移動可能)としている。
【0149】
互いに接続されるコネクタ706bとコネクタ707bとはフローティングコネクタであってもよいし、そうでなくてもよい。本実施例では、フローティングコネクタとする。コネクタ707bは、本体104に取り付けられた状態において、接続相手のコネクタ706bとの接続面と少なくとも平行な面内で、接続位置のずれを吸収可能なようにフローティング(移動可能)としている。
【0150】
互いに接続されるコネクタ706cとコネクタ707cとはフローティングコネクタであってもよいし、そうでなくてもよい。本実施例では、フローティングコネクタとする。コネクタ707cは、本体104に取り付けられた状態において、接続相手のコネクタ706cとの接続面と少なくとも平行な面内で、接続位置のずれを吸収可能なようにフローティング(移動可能)としている。
【0151】
コネクタ707a、コネクタ707bおよびコネクタ707cは、そのフローティング機構の故にフローティングではないコネクタと比べて破損しやすい場合がある。また、コネクタ706a、コネクタ706bおよびコネクタ706cの端子部分は電極が例えば同であるのに対して、その周辺を例えば黒色にしておけば、その周辺色の変色で、破損の進行を視認可能な場合がある。
【0152】
コネクタ706aを実装した基板705、並びにコネクタ706bおよびコネクタ706cを実装した基板704は、ドロワベース708に固定され、その後、遊技盤200に取り付けられる。
【0153】
コネクタ706a、コネクタ706bおよびコネクタ706cは、フローティングではないので、破損しにくい。また、コネクタ706a、コネクタ706bおよびコネクタ706cは、一般にハウジングと呼ばれ、金属製の枠に覆われているので、破損しにくい。
【0154】
コネクタ707aは、当接面707asを本体104に当接させて例えば半田によって接続して実装する。コネクタ707bは、当接面707bsを本体104に当接させて例えば半田によって接続して実装する。コネクタ707cは、当接面707csを本体104に当接させて例えば半田によって接続して実装する。このとき、コネクタ707aは図示しないコネクタ接続部によって、その高さを高くしている。
【0155】
以上のように構成することによって、コネクタ707aを最も破損しやすい構成とすることができ、コネクタの検査時にはすべてのコネクタを検査せずとも、コネクタ707aを検査すればよい場合がある。
【0156】
また、複数のコネクタにおいては、そのすべての中で最も破損しやすいもののみを検査するようにしてもよいし、複数のコネクタの中のいくつかだけを対象にしてそのいくつかの中で最も破損しやすいものの検査により、他のコネクタの破損状態を知ることができる場合がある。
【0157】
また、コネクタは、その長辺が長い方が接続時の衝撃が分散して破損しにくいが、意図的に破損しやすいように長辺が短いコネクタを用意し、その破損を確認することによって、他のコネクタの破損状態を知り得るように構成することができるが、この場合、長辺が短いコネクタは安価であることから、安価な構成で他のコネクタの破損状態を知り得る場合がある。
【0158】
図26は、本体104に取り付ける遊技盤固定具800の詳細を示す図であり、(a)は遊技盤固定具800の開口を下に向けた状態を示す斜視図であり、(b)は遊技盤固定具800の作動レバー部802の面側から見た正面図である。
【0159】
図27は、
図26に示した遊技盤固定具800の分解斜視図である。
【0160】
遊技盤固定具800は、遊技盤受部801を成す2枚の板部材801aおよび801bと、作動レバー部802と、弾性部材803と、基台804と、
係止爪805cを有する係止部材805と、を有して構成される。
【0161】
基台804は、平板部材の両脇を図中手前側に屈曲させて、中央を背板804aとし、両脇を脇部804bとしている。背板804aは本体104に固定する。
【0162】
作動レバー部802の両側には板部材801aおよび板部材801bを配置し、軸807を、板部材801bの貫通孔801ba、作動レバー部802の802a、板部材801aの貫通孔801aaの順で貫通し、作動レバー部802と板部材801aおよび板部材801bとがずれないように固定する。
【0163】
軸806は、基台804の貫通孔804d、板部材801bの貫通孔801bb、作動レバー部802の802b、板部材801aの貫通孔801ab、基台804の貫通孔804fの順に貫通し、一体化した板部材801b、作動レバー部802および板部材801aが、基台804に対して回動可能になるように軸支する。
【0164】
軸808は、板部材801bの貫通孔801bc、板部材801aの貫通孔801ac、の順で貫通する。
【0165】
軸809は、基台804の貫通孔804c、係止部805の貫通孔805b、基台804の貫通孔804eの順で貫通し、係止部805が、基台804に対して回動可能になるように軸支する。係止部805は上部に操作部805aを有する。
【0166】
弾性部材803は、本例では板ばねであり、所定形状に湾曲させたほぼ中央部を、基台804の背板804aに固定する。弾性部材803の下側は背板804aに当接する。係止部805は、平板部材の両脇を図中下側に屈曲させ、その上面に対してその下側から、弾性部材803の上側が当接する。
【0167】
基台804は、軸808が入り込む凹部804g、804hを有する。また、係止部805の係止爪805cは、詳しくは後述するように、軸808を係止する。
【0168】
図28は、遊技盤200を本体104に収容し、遊技盤固定具800によって固定する動作を説明する図であって、(a)は、遊技盤固定具800の開口に遊技盤200が挿入された状態を示す側面図であり、(a)’は、(a)の状態における、
図26(b)のF−F位置での側断面図であり、(b)は、(a)に続く状態であって遊技盤200の収容が進んだ状態を示す側面図であり、(b)’は、(b)の状態における、
図26(b)のF−F位置での側断面図であり、(c)は、(b)に続く状態であって遊技盤200の収容が完了した状態を示す側面図であり、(c)’は、(c)の状態における、
図26(b)のF−F位置での側断面図である。
【0169】
なお、
図28において、本体104の図示を省略しているが、図中右側にある本体104に遊技盤固定具800が取り付けられている。
【0170】
遊技盤200の本体104への収容時には、遊技盤固定具800の開口すなわち遊技盤受部801と作動レバー部802との間の開口に遊技盤200が挿入され、この遊技盤200が遊技盤受部801を本体104側に押す。
【0171】
図28(a)、(a)’に示すように、遊技盤200を収容していないときには、弾性部材803に付勢されて、係止部805は、その操作部805aが背板804aとほぼ垂直な位置にある。
【0172】
図28(b)、(b)’に示すように、遊技盤200を収容しようと遊技盤200で遊技盤受部801を押すと、軸808が係止爪805cを押し、弾性部材803の弾性力に反して、操作部805aの先端が下がるように係止部805を回動させる。
【0173】
図28(c)、(c)’に示すように、さらに遊技盤200を押し込むと、係止爪805cのくぼみに軸808が嵌り、弾性部材803の弾性力によって、操作部805aの先端が上がるように係止部805を回動させ、
図28(a)、(a)’と同じ位置に位置する。このとき軸808は係止爪805cに係止され、これによって遊技盤受部801および作動レバー部802が固定され、遊技盤受部801と作動レバー部802との間の開口に挿入された遊技盤200が固定される。
【0174】
遊技盤200の固定を解除する際には、
図28(c)、(c)’に示す状態において、操作部805aの先端を押し下げる。この操作により、係止爪805cが軸808から外れ、遊技盤受部801および作動レバー部802は自由に動き、遊技盤200を遊技者側に引き出すことが可能になる。
【0175】
<<第7の実施例>>
本例では、パチンコ機100の外枠102に設けたスピーカ(図示省略)と、本体104に設けたスピーカの制御回路とを接続するコネクタの構成を示す。
【0176】
図29は、第7の実施例において、パチンコ機100の外枠102から本体104を開いた状態を示す斜視図である。
【0177】
図30は、
図29のパチンコ機100において、本体104の下部が見えるように下側から見た斜視図である。
【0178】
図31は、
図29のパチンコ機100において、コネクタ近傍を拡大して示す斜視図であり、(a)は本体104側のコネクタ近傍を示す図であり、(b)は外枠102側のコネクタ近傍を示す図である。
【0179】
図32は、
図29のパチンコ機100において、コネクタ近傍を拡大して示す斜視図であり、(a)は外枠102側のコネクタに本体104側のコネクタが接続される様子を示す図であり、(b)は外枠102側のコネクタに本体104側のコネクタを接続した状態を示す図である。
【0180】
外枠102側のコネクタ850の両側には、コネクタ接続がスムーズに行われるための位置決め用の突出部851を設けており、これに対向した本体104側のコネクタ860の両側には、突出部851に対応する孔861を設けている。
【0181】
さらに、本体104には位置決め部材852を設け、これに対向した外枠102には、位置決め部材862が上部を滑って収納される板金部材852を設けている。
【0182】
本体104を外枠102に対して閉じると、コネクタ850とコネクタ860とが接続される。このとき、孔861に突出部851が嵌るとともに板金部材852上を位置決め部材862が滑って収納されることによって、コネクタ同士の位置決めがされる。
【0183】
開閉動作の際に動かない方の外枠102側のコネクタ850をフローティングコネクタにしてもよい場合があり、開閉動作の際に動く方の本体104側のコネクタ860をフローティングコネクタにしてもよい場合がある。
【0184】
ここで、開閉動作する本体104に、動かないコネクタ(固定のコネクタ)を配置し、動作しない外枠102に、動くコネクタ(フローティングコネクタ)を配置する場合があり、これは、遊技領域が広くなっていくことに伴い遊技盤が大きくなっているため、コネクタ用の基板を設置する余裕があることによる。
【0185】
<スロットマシンへの適用>
本発明に係る遊技台は、「複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリールと、リールの回転を指示するためのスタートレバーと、各々のリールに対応して設けられ、リールの回転を個別に停止させるための停止ボタンと、複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段(入賞役内部抽選)と、抽選手段の抽選結果に基づいてリールの回転の停止に関する停止制御を行うリール停止制御手段(リール停止制御処理)と、抽選手段の抽選結果に基づいて停止されたリールによって表示される図柄組合せが、内部当選した役に対応して予め定めた図柄組合せであるか否かの判定をする判定手段(入賞判定処理)と、図柄の停止態様が所定の入賞態様である場合、所定の入賞態様に対応する遊技媒体を払出す遊技媒体払出処理を行う払出制御手段(メダル払出処理)と、に加え、抽選手段の抽選結果に基づいて演出を実行する演出手段を備え、この演出手段が、所定の遊技領域に球を発射する発射装置と、発射装置から発射された球を入球可能に構成された入賞口と、入賞口に入球した球を検知する検知手段と、検知手段が球を検知した場合に球を払出す払出手段と、所定の図柄(識別情報)を変動表示する可変表示装置と、可変表示装置を遮蔽する位置に移動可能なシャッタと、所定動作態様で動作する可動体と、を備え、入賞口に遊技球が入って入賞することを契機として、可変表示装置が図柄を変動させた後に停止表示させて、遊技を演出するような演出装置、であるスロットマシン」にも好適である。
【0186】
<封入式遊技機への適用>
本発明に係る遊技台は、遊技機内に封入された遊技球を循環使用する封入式遊技機にも適用可能である。
【0187】
<付記>
なお、以上説明した本発明は、
1.
遊技領域を備えた遊技盤(例えば遊技盤200)と、
該遊技盤を取付可能な本体(例えば本体104)と、
前記本体に設けられた第一のコネクタ(例えばコネクタ700a、104a、104a1、104a2、104a3、104a4、104a5、104a6、104a7、104a8、104a9、707a、707b、707c)と、
前記遊技盤に設けられた第二のコネクタ(例えば701a、200a、200a1、200a2、200a3、200a4、200a5、200a6、200a7、200a8、200a9、706a、706b、706c)と、
を備えた遊技台であって、
前記第一のコネクタと第二のコネクタとは電気的に接続可能に構成され、
前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタのうち少なくとも一方はフローティングコネクタであり、
前記第二のコネクタは、前記遊技盤の両側端のうちの第一の端よりも第二の端に近い位置に配置され、
前記本体は、前記遊技盤における前記第一の端よりも前記第二の端に近い箇所を、少なくとも所定の向きに押す押圧部(例えば遊技盤受部801および弾性部材803)を有し、
前記所定の向きは、遊技盤を取り付ける向きと反対の向きである
ことを特徴とする遊技台、としたので、
メンテナンス性を向上させることができる。
【0188】
また、押圧部が第一のコネクタと第二のコネクタの近くに配置されていることにより、遊技盤の取り付け時に第一のコネクタと第二のコネクタに過剰な力が加えられるのを防ぎ、第一のコネクタと第二のコネクタの故障を防ぐことができる場合がある。また、押圧部により遊技盤には本体から取りはずす方向に力が加えられているので、本体から取り外すときに第一のコネクタと第二のコネクタの解除を容易にし、メンテナンス性を向上させることができる場合がある。
【0189】
また本発明は、
1.に記載の遊技台において、
前記本体は、前記第一のコネクタの近くに前記遊技盤を固定する固定部(例えば遊技盤固定具800)を備えた
ことを特徴とする遊技台、としたので、
固定部を設けることにより、遊技盤に一定以上の力を加えないようにし、第一のコネクタと第二のコネクタに過剰な力が加えられるのを防ぐことができる場合がある。
【0190】
また本発明は、
2.に記載の遊技台において、
前記固定部は、前記押圧部を含んで構成される
ことを特徴とする遊技台、としたので、
固定部が押圧部を含むことにより、押圧部により遊技盤が押される力に連動して遊技盤を固定させる力を遊技盤に与えることができるので、第一のコネクタと第二のコネクタに過剰な力が加えられるのを防ぐことができる場合がある。
【0191】
また本発明は、
1.ないし3.のうちのいずれか1項に記載の遊技台において、
前記本体は、第三のコネクタ(例えばコネクタ104a1、104a4、104a6、104a7、707b、707c)を備え、
前記遊技盤は、第四のコネクタ(例えばコネクタ200a1、200a4、200a6、200a7、706b、706c)を備え、
前記第三のコネクタと前記第四のコネクタとは電気的に接続可能に構成され、
前記第四のコネクタは、前記遊技盤の前記第二の端側に設けられる
ことを特徴とする遊技台、としたので、
コネクタが複数あることにより、第一のコネクタおよび第二のコネクタへ加わる力を分散させ、第一のコネクタと第二のコネクタの故障を防ぐことができる場合がある。
【0192】
また本発明は、
1.ないし4.のうちのいずれか1項に記載の遊技台において、
前記本体は、第五のコネクタ(例えばコネクタ104a3、104a8、707a、707b)を備え、
前記遊技盤は、第六のコネクタ(例えばコネクタ200a3、200a8、706a、706b)を備え、
前記第五のコネクタと前記第六のコネクタとは電気的に接続可能に構成され、
前記第五のコネクタは、前記第一のコネクタよりも前記遊技盤の前記第一の端側に設けられ、
前記第五のコネクタの接続面における長辺は、前記第一のコネクタの接続面における長辺よりも短い
ことを特徴とする遊技台、としたので、
コネクタが複数あることにより、第一のコネクタおよび第二のコネクタへ加わる力を分散させ、第一のコネクタと第二のコネクタの故障を防ぐことができる場合がある。
【0193】
また、第一のコネクタ(第二のコネクタ)よりも接続面の長辺が短い第五のコネクタ(第六のコネクタ)を設けることにより、外部からの衝撃を吸収しやすく(長辺が長いことにより衝撃を分散する)、第一のコネクタと第二のコネクタの故障を防ぐことができる場合がある。
【0194】
ここで、第一の端側とは、第一の端と第二の端との中心線よりも第一の端に近い位置をいい、第二の端側とは、第一の端と第二の端との中心線よりも第二の端に近い位置をいう。このとき、第一の端と第二の端との中心線と一致する位置は、第一の端側とする場合もあるし、第二の端側とする場合もある。
【0195】
また本発明は、
1.ないし4.のうちのいずれか1項に記載の遊技台において、
前記本体から、前記第一のコネクタにおける前記第二のコネクタと接触する接触部まで、の高さは、第一の高さであり、
前記遊技盤から、前記第二のコネクタにおける前記第一のコネクタと接触する接触部まで、の高さは、第二の高さであり、
前記第一の高さと前記第二の高さを異ならせた
ことを特徴とする遊技台、としたので、
壊れやすいコネクタを明確にするとともに、壊れやすいコネクタへ加わる力を分散させるため、壊れやすいコネクタの故障を防ぐことができる場合がある。
【0196】
また本発明において、
前記本体は、前記遊技盤の前記第一の端を支持(固定)する支持部を備える場合がある。
【0197】
この場合、メンテナンス性を向上させることができる場合があり、また、押圧部が第一のコネクタと第二のコネクタの近くに配置されていることにより、遊技盤の取り付け時に第一のコネクタと第二のコネクタに過剰な力が加えられるのを防ぎ、第一のコネクタと第二のコネクタの故障を防ぐことができる場合がある。また、押圧部により遊技盤には本体から取りはずす方向に力が加えられているので、本体から取り外すときに第一のコネクタと第二のコネクタの解除を容易にし、メンテナンス性を向上させることができる場合がある。
【0198】
ここで、前記第一の高さや、前記第二の高さについて、図面を参照して説明する。
【0199】
図33は、コネクタ810が実装された基板811が部品812に取り付けられている場合であって、コネクタ810が対向するコネクタと接触する接触部の面が、部品812の段差面よりも、対向するコネクタに近い場合を説明する概略側面図である。
【0200】
図34は、コネクタ810が実装された基板811が部品812に取り付けられている場合であって、コネクタ810が対向するコネクタと接触する接触部の面が、部品812の段差面よりも、対向するコネクタから遠い場合を説明する概略側面図である。
【0201】
図33および34において、
接続部Aは、コネクタ810における、対向するコネクタと接触する接触部の面であり、
実装面Bは、基板811における、コネクタ810が実装された面であり、
実装面の裏面Cは、基板811における、コネクタ810が実装された面の裏面であり、
基板が固定されている面C’は、部品812における、基板811が固定されている面であり、
第一の面Dは、実装面の裏面Cとの段差がつけられた面であって、実装面の裏面Cから最も近い面であり、
第一の面Cと第二の面F以外の所定の面Eは、コネクタ810を中心にした左右両側のうち面Dおよび面Fと同じ側にあって、面Dと面Fとの間の高さの所定の面であり、
第二の面Fは、コネクタ810を中心にした左右両側のうち面Dおよび面Fと同じ側にあって、実装面の裏面Cから最も遠い面であり、
第三の面Gは、実装面の裏面Cとの段差がつけられた面であって、コネクタ810を中心にした左右両側のうち面Dと異なる側において、実装面の裏面Cから最も近い面であり、
また、この第三の面Gは、実装面の裏面Cとの段差がつけられた面であって、コネクタ810を中心にした左右両側のうち第四の面Iと同じ側において、面Iから最も遠い面であり、
第三の面Gと第四の面I以外の所定の面Hは、コネクタ810を中心にした左右両側のうち面Gおよび面Iと同じ側にあって、面Gと面Iとの間の高さの所定の面であり、
第四の面Iは、実装面の裏面Cとの段差がつけられた面であって、コネクタ810を中心にした左右両側のうち面Dと異なる側において、実装面の裏面Cから最も遠い面である。
【0202】
前記第一の高さや、前記第二の高さとしては、上記各面において、
・面Aから面Bまでの高さでもよいし、
・面Aから面Cまでの高さでもよいし、
・面Aから面C’までの高さでもよいし、
・面Aから面Dまでの高さでもよいし、
・面Aから面Eまでの高さでもよいし、
・面Aから面Fまでの高さでもよいし、
・面Aから面Gまでの高さでもよいし、
・面Aから面Hまでの高さでもよいし、
・面Aから面Iまでの高さでもよい。
【0203】
図35は、コネクタ810が実装された基板811が部品812に取り付けられている場合であって、コネクタ810が対向するコネクタと接触する接触部の面のうちの少なくとも一点が、部品812の段差面よりも、対向するコネクタから遠く、基板811と部品812の段差面とが所定の角度θを有する場合を説明する概略側面図である。
【0204】
図36は、コネクタ810が実装された基板811が部品812に取り付けられている場合であって、コネクタ810が対向するコネクタと接触する接触部の面のうちの少なくとも一点が、部品812の段差面よりも、対向するコネクタに近く、基板811と部品812の段差面とが所定の角度θを有する場合を説明する概略側面図である。
【0205】
図35および36において、
接続部Aは、コネクタ810における、対向するコネクタと接触する接触部の面であり、
また、点A’は、面Aのうち、対向するコネクタに最も近い点であり、
実装面Bは、基板811における、コネクタ810が実装された面であり、
実装面の裏面Cは、基板811における、コネクタ810が実装された面の裏面であり、
基板が固定されている面C’は、部品812における、基板811が固定されている面であり、
第一の面Dは、実装面の裏面Cと、段差を有さず、鈍角である所定の角度θを成す面であり、
第二の面Eは、実装面の裏面Cとの段差がつけられた面であって、実装面の裏面Cから最も近い面であり、
第二の面Eと第三の面G以外の所定の面Fは、コネクタ810を中心にした左右両側のうち面Eおよび面Gと同じ側にあって、面Eと面Gとの間の高さの所定の面であり、
第三の面Gは、実装面の裏面Cとの段差がつけられた面であって、コネクタ810を中心にした左右両側のうち面Eおよび面Gと同じ側において、実装面の裏面Cから最も遠い面であり、
第四の面Hは、実装面の裏面Cとの段差がつけられた面であって、コネクタ810を中心にした左右両側のうち面Dと異なる側において、実装面の裏面Cから最も近い面であり、
また、この第四の面Hは、実装面の裏面Cとの段差がつけられた面であって、コネクタ810を中心にした左右両側のうち第五の面Jと同じ側において、面Jから最も遠い面であり、
第四の面Hと第五の面J以外の所定の面Iは、コネクタ810を中心にした左右両側のうち面Hおよび面Jと同じ側にあって、面Hと面Jとの間の高さの所定の面であり、
第五の面Jは、実装面の裏面Cとの段差がつけられた面であって、実装面の裏面Cから最も遠い面である。
【0206】
前記第一の高さや、前記第二の高さとしては、上記各面において、
・面Aから面Bまでの高さでもよいし、
・面Aから面Cまでの高さでもよいし、
・面Aから面C’までの高さでもよいし、
・点A’から面Dまでの高さでもよいし、
・点A’から面Eまでの高さでもよいし、
・点A’から面Fまでの高さでもよいし、
・点A’から面Gまでの高さでもよいし、
・点A’から面Hまでの高さでもよいし、
・点A’から面Iまでの高さでもよいし、
・点A’から面Jまでの高さでもよい。
【0207】
この場合、コネクタが複数あることにより、第一のコネクタおよび第二のコネクタへ加わる力を分散させ、第一のコネクタと第二のコネクタの故障を防ぐことができる場合がある。
【0208】
遊技盤の表面(例えば、遊技領域124が設けられた面)に第二のコネクタを配置してもよい。
【0209】
また、遊技盤の表面(例えば、遊技領域124が設けられた面)に第三のコネクタを配置してもよい。
【0210】
また、遊技盤の表面(例えば、遊技領域124が設けられた面)に第六のコネクタを配置してもよい。
【0211】
遊技盤の裏面(例えば、遊技領域124が設けられた面の裏面、遊技盤における主基板や副基板が設けられている面)に第二のコネクタを配置してもよい。
【0212】
また、遊技盤の裏面(例えば、遊技領域124が設けられた面の裏面、遊技盤における主基板や副基板が設けられている面)に第三のコネクタを配置してもよい。
【0213】
また、遊技盤の裏面(例えば、遊技領域124が設けられた面の裏面、遊技盤における主基板や副基板が設けられている面)に第六のコネクタを配置してもよい。
【0214】
<付記2>
なお、以上説明した本発明は、
1.
遊技盤(例えば遊技盤200)を取り付け可能な本体(例えば本体104)と、
前記本体に設けられた第一のコネクタ(例えばコネクタ700a、104a、104a1、104a2、104a3、104a4、104a5、104a6、104a7、104a8、104a9、707a、707b、707c)と、
前記遊技盤に設けられた第二のコネクタ(例えば701a、200a、200a1、200a2、200a3、200a4、200a5、200a6、200a7、200a8、200a9、706a、706b、706c)と、
前記本体に設けられた第三のコネクタ(例えばコネクタ104a1、104a4、104a6、104a7、707b、707c)と、
前記遊技盤に設けられた第四のコネクタ(例えばコネクタ200a1、200a4、200a6、200a7、706b、706c)と、
を備えた遊技台であって、
前記第一のコネクタは、前記第二のコネクタと電気的に接続可能なものであり、
前記第三のコネクタは、前記第四のコネクタと電気的に接続可能なものであり、
前記第二のコネクタは、前記遊技盤の両側端のうちの第一の端よりも第二の端に近い位置に設けられたものであり、
前記第四のコネクタは、前記第一の端よりも前記第二の端に近い位置に設けられたものであり、
前記第二のコネクタの少なくとも一部は、前記遊技盤が前記本体に取り付けられた状態において、前記第四のコネクタよりも後方に位置するものであり、
前記第二のコネクタおよび前記第四のコネクタのうちの少なくとも一方のコネクタは、前記遊技盤の上端側よりも下端側に近い位置に設けられたものである、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
メンテナンス性を向上させた遊技台を提供することができる。
【0215】
また、コネクタが複数あることにより、第一のコネクタおよび第二のコネクタへ加わる力を分散させ、第一のコネクタと第二のコネクタの故障を防ぐことができる場合がある。
【0216】
また、高さの異なるコネクタを遊技盤に設けることで、壊れやすいコネクタを明確にすることができ、コネクタを全て検査せずとも、壊れやすいコネクタの方だけを確認すれば、コネクタの故障の有無を認識可能であるので、メンテナンス性を向上させることができる場合がある。
【0217】
また、遊技盤の取り付け時は、遊技盤の下端側が上端側よりも安定しており、コネクタを壊れにくくすることができる場合がある。
【0218】
また本発明は、
2.
1.に記載の遊技台において、
前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタのうちの少なくとも一方のコネクタは、フローティングコネクタであり、
前記第三のコネクタおよび前記第四のコネクタのうちの少なくとも一方のコネクタは、フローティングコネクタである、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
コネクタの接続と解除を容易に行えるので、メンテナンス性を向上させることができる場合がある。
【0219】
また本発明は、
3.
2.に記載の遊技台において、
前記フローティングコネクタは、該フローティングコネクタと電気的に接続可能なコネクタの接続面に対して、少なくとも平行な面内で移動可能なものである、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
コネクタの接続と解除を容易に行えるので、メンテナンス性を向上させることができる場合がある。
【0220】
また本発明は、
4.
1.ないし3.のうちのいずれか1項に記載の遊技台において、
前記第三のコネクタの一部は、前記遊技盤が前記本体に取り付けられた状態において、前記第一のコネクタよりも前方に位置するものである、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
壊れやすいコネクタを明確にするとともに、壊れやすいコネクタへ加わる力を分散させるため、壊れやすいコネクタの故障を防ぐことができる場合がある。
【0221】
また本発明は、
5.
1.ないし4.のうちのいずれか1項に記載の遊技台において、
前記第二のコネクタの一部は、前記第二のコネクタの先端であり、
前記第二のコネクタの前記先端は、該第二のコネクタにおける最も前記後方に位置するものである、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
コネクタが複数あることにより、第一のコネクタおよび第二のコネクタへ加わる力を分散させ、第一のコネクタと第二のコネクタの故障を防ぐことができる場合がある。
【0222】
また、高さの異なるコネクタを遊技盤に設けることで、壊れやすいコネクタを明確にすることができ、コネクタを全て検査せずとも、壊れやすいコネクタの方だけを確認すれば、コネクタの故障の有無を認識可能であるので、メンテナンス性を向上させることができる場合がある。
【0223】
また、遊技盤の取り付け時は、遊技盤の下端側が上端側よりも安定しており、コネクタを壊れにくくすることができる場合がある。
【0224】
また本発明は、
6.
1.ないし5.のうちのいずれか1項に記載の遊技台において、
前記第二のコネクタが前記第一のコネクタに押し付けられて接続することで前記第二のコネクタと前記第一のコネクタとが電気的に接続し、
前記第四のコネクタが前記第三のコネクタに押し付けられて接続することで前記第四のコネクタと前記第三のコネクタとが電気的に接続する、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
コネクタが複数あることにより、第一のコネクタおよび第二のコネクタへ加わる力を分散させ、第一のコネクタと第二のコネクタの故障を防ぐことができる場合がある。
【0225】
また、高さの異なるコネクタを遊技盤に設けることで、壊れやすいコネクタを明確にすることができ、コネクタを全て検査せずとも、壊れやすいコネクタの方だけを確認すれば、コネクタの故障の有無を認識可能であるので、メンテナンス性を向上させることができる場合がある。
【0226】
また、遊技盤の取り付け時は、遊技盤の下端側が上端側よりも安定しており、コネクタを壊れにくくすることができる場合がある。
【0227】
また本発明は、
7.
1.ないし6.のうちのいずれか1項に記載の遊技台において、
前記遊技盤の前方に遊技領域(例えば遊技領域124)が設けられており、
前記後方は、前記前方の逆側である、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
遊技領域を広くし、装飾効果を高めることができる場合がある。
【0228】
また本発明は、
8.
1.ないし7.のうちのいずれか1項に記載の遊技台において、
前記遊技盤は、第一の基板(例えば基板705)を有し、
前記遊技盤は、第二の基板(例えば基板704)を有し、
前記第一の基板には、前記第二のコネクタが設けられており、
前記第二の基板には、前記第四のコネクタが設けられている、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
一方のコネクタ(例えば、第二のコネクタ)への外部からの衝撃が他方のコネクタ(例えば第四のコネクタ)へ伝わりにくく、コネクタを壊れにくくすることができる場合がある。
【0229】
また本発明は、
9.
1.ないし8.のうちのいずれか1項に記載の遊技台において、
前記第二のコネクタにおける前記第一のコネクタとの接続面の長辺の長さは、第一の長さであり、
前記第四のコネクタにおける前記第三のコネクタとの接続面の長辺の長さは、第二の長さであり、
前記第一の長さは、前記第二の長さと異なる、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
衝撃が分散され、壊れにくくなる場合がある。
【0230】
また本発明は、
10.
1.ないし9.のうちのいずれか1項に記載の遊技台において、
前記遊技盤は、遊技動作の制御を少なくとも実行可能な主制御部(例えば主制御部300)を構成する主基板(例えば主基板156)を備え、
前記遊技盤は、前記主制御部の指令により制御を少なくとも実行可能な副制御部(例えば第1副制御部400、第2副制御部500)を構成する副基板(例えば第1副基板160、第2副基板164)を備え、
前記第二のコネクタおよび前記第四のコネクタは、前記遊技盤の前記主基板および前記副基板が配置される領域と異なる領域に配置される、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
主基板および副基板と異なる領域に第二のコネクタを設けることにより、コネクタの接続不良による主基板や副基板の破損を防ぐことができる場合がある。
【0231】
また、遊技台に動作不良が起こった場合は、まず2つのコネクタの接続を確認すればよいため、メンテナンス性を向上させることができる場合がある。
【0232】
<付記3>
なお、以上説明した本発明は、
1.
遊技盤を取り付け可能な本体と、
前記遊技盤に設けられた第二のコネクタと、
前記遊技盤に設けられた第四のコネクタと、
を備えた遊技台であって、
前記第二のコネクタは、前記遊技盤の両側端のうちの第一の端よりも第二の端に近い位置に設けられたものであり、
前記第四のコネクタは、前記第一の端よりも前記第二の端に近い位置に設けられたものであり、
前記第二のコネクタの少なくとも第二の部位は、前記遊技盤が前記本体に取り付けられた状態において、前記第四のコネクタの少なくとも第四の部位よりも後方に位置するものであり、
前記第二のコネクタは、前記遊技盤の上端側よりも下端側に近い位置に設けられたものであり、
前記第二の部位とは、前記第二のコネクタが対応するコネクタ(以下、「第一のコネクタ」という)とコネクトされる際に、最初に該第一のコネクタと接触する部位であり、
前記第四の部位とは、前記第四のコネクタが対応するコネクタ(以下、「第三のコネクタ」という)とコネクトされる際に、最初に該第三のコネクタと接触する部位である、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
メンテナンス性を向上させた遊技台を提供することができる。
【0233】
また本発明は、
2.
1.に記載の遊技台であって、
前記第一のコネクタは、前記本体に設けられたものであり、
前記第三のコネクタは、前記本体に設けられたものであり、
前記第一のコネクタは、前記第二のコネクタと電気的に接続可能なものであり、
前記第三のコネクタは、前記第四のコネクタと電気的に接続可能なものである、
ことを特徴とする遊技台、とした。
【0234】
また本発明は、
3.
1.または2.に記載の遊技台であって、
前記第二の部位は、前記第二のコネクタが前記第一のコネクタとコネクトされる際に、最初に、該第一のコネクタの第一の部位と接触する部位であり、
前記第四の部位は、前記第四のコネクタが前記第三のコネクタとコネクトされる際に、最初に、該第三のコネクタの第三の部位と接触する部位である、
ことを特徴とする遊技台、とした。
【0235】
また本発明は、
4.
3.に記載の遊技台であって、
前記第三のコネクタの少なくとも前記第三の部位は、前記遊技盤が前記本体に取り付けられた状態において、前記第一のコネクタの少なくとも前記第一の部位よりも前方に位置するものである、
ことを特徴とする遊技台、とした。
【0236】
また本発明は、
5.
4.に記載の遊技台であって、
前記遊技盤の前方に遊技領域が設けられており、
前記後方は、前記前方の逆側である、
ことを特徴とする遊技台、とした。
【0237】
また本発明は、
6.
1.乃至5.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタのうちの少なくとも一方のコネクタは、フローティングコネクタであり、
前記第三のコネクタおよび前記第四のコネクタのうちの少なくとも一方のコネクタは、フローティングコネクタである、
ことを特徴とする遊技台、とした。
【0238】
また本発明は、
7.
6.に記載の遊技台であって、
前記フローティングコネクタは、該フローティングコネクタと電気的に接続可能なコネクタの接続面に対して、少なくとも平行な面内で移動可能なものである、
ことを特徴とする遊技台、とした。
【0239】
また本発明は、
8.
1.乃至7.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第二のコネクタの前記第二の部位は、前記第二のコネクタの先端であり、
前記第二のコネクタの前記先端は、該第二のコネクタにおける最も前記後方に位置するものである、
ことを特徴とする遊技台、とした。
【0240】
また本発明は、
9.
1.乃至請求項8.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第二のコネクタが前記第一のコネクタに押し付けられて接続することで前記第二のコネクタと前記第一のコネクタとが電気的に接続し、
前記第四のコネクタが前記第三のコネクタに押し付けられて接続することで前記第四のコネクタと前記第三のコネクタとが電気的に接続する、
ことを特徴とする遊技台、とした。
【0241】
また本発明は、
10.
1.乃至請求項9.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技盤は、第一の基板を有し、
前記遊技盤は、第二の基板を有し、
前記第一の基板には、前記第二のコネクタが設けられており、
前記第二の基板には、前記第四のコネクタが設けられている、
ことを特徴とする遊技台、とした。
【0242】
また本発明は、
11.
1.乃至10.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第二のコネクタにおける前記第一のコネクタとの接続面の長辺の長さは、第一の長さであり、
前記第四のコネクタにおける前記第三のコネクタとの接続面の長辺の長さは、第二の長さであり、
前記第一の長さは、前記第二の長さと異なる、
ことを特徴とする遊技台、とした。
【0243】
また本発明は、
12.
1.乃至請求項11.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技盤は、遊技動作の制御を少なくとも実行可能な主制御部を構成する主基板を備え、
前記遊技盤は、前記主制御部の指令により制御を少なくとも実行可能な副制御部を構成する副基板を備え、
前記第二のコネクタおよび前記第四のコネクタは、前記遊技盤の前記主基板および前記副基板が配置される領域と異なる領域に配置される、
ことを特徴とする遊技台、とした。
【0244】
<付記4>
また本発明は、
1.
遊技盤を取り付け可能な本体と、
前記本体に設けられた第一のコネクタと、
前記本体に設けられた第三のコネクタと、
前記遊技盤に設けられた第二のコネクタと、
前記遊技盤に設けられた第四のコネクタと、
を備えた遊技台であって、
前記遊技盤を前記本体に固定する場合は、前記遊技盤の両側端のうちの第一の端を前記本体の凹部に受けさせた状態で、該両側端のうちの第二の端を該本体の方に移動させた後で、該第二の端を該本体に固定するように構成されており、
前記遊技盤が前記本体に固定される際に、前記第二のコネクタと前記第一のコネクタがコネクトされるように構成されており、
前記遊技盤が前記本体に固定される際に、前記第四のコネクタと前記第三のコネクタがコネクトされるように構成されており、
前記第二のコネクタは、前記第一の端よりも前記第二の端に近い位置に設けられたものであり、
前記第四のコネクタは、前記第二のコネクタよりも前記第二の端に近い位置に設けられたものであり、
前記第二のコネクタの少なくとも第二の部位は、前記遊技盤が前記本体に固定された状態において、前記第四のコネクタの少なくとも第四の部位よりも後方に位置するものであり、
前記第二のコネクタは、前記遊技盤の上端側よりも下端側に近い位置に設けられたものであり、
前記第四のコネクタは、前記第二のコネクタの横に並べて設けられたものであり、
前記第二の部位とは、前記第二のコネクタが前記第一のコネクタとコネクトされる際に、最初に該第一のコネクタと接触する部位であり、
前記第四の部位とは、前記第四のコネクタが前記第三のコネクタとコネクトされる際に、最初に該第三のコネクタと接触する部位である、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また本発明は、
2.
1.に記載の遊技台であって、
前記第一のコネクタは、前記第二のコネクタと電気的に接続可能なものであり、
前記第三のコネクタは、前記第四のコネクタと電気的に接続可能なものである、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また本発明は、
3.
1に.または2.に記載の遊技台であって、
前記第一のコネクタの第一の部位は、該第一のコネクタが前記第二のコネクタとコネクトされる際に、最初に該第二のコネクタと接触する部位であり、
前記第三のコネクタの第三の部位は、該第三のコネクタが前記第四のコネクタとコネクトされる際に、最初に該第四のコネクタと接触する部位である、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また本発明は、
4.
3.に記載の遊技台であって、
前記第三のコネクタの少なくとも前記第三の部位は、前記遊技盤が前記本体に取り付けられた状態において、前記第一のコネクタの少なくとも前記第一の部位よりも前方に位置するものである、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また本発明は、
5.
4.に記載の遊技台であって、
前記遊技盤の前記前方に遊技領域が設けられており、
前記後方は、前記前方の逆側である、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また本発明は、
6.
1.乃至5.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタのうちの少なくとも一方のコネクタは、フローティングコネクタであり、
前記第三のコネクタおよび前記第四のコネクタのうちの少なくとも一方のコネクタは、フローティングコネクタである、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また本発明は、
7.
6.に記載の遊技台であって、
前記フローティングコネクタは、該フローティングコネクタと電気的に接続可能なコネクタの接続面に対して、少なくとも平行な面内で移動可能なものである、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また本発明は、
8.
1.乃至7.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第二のコネクタの前記第二の部位は、前記第二のコネクタの先端であり、
前記第二のコネクタの前記先端は、該第二のコネクタにおける最も前記後方に位置するものである、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また本発明は、
9.
1.乃至8.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第二のコネクタが前記第一のコネクタに押し付けられて接続することで前記第二のコネクタと前記第一のコネクタとが電気的に接続し、
前記第四のコネクタが前記第三のコネクタに押し付けられて接続することで前記第四のコネクタと前記第三のコネクタとが電気的に接続する、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また本発明は、
10.
1.乃至9.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技盤は、第一の基板を有し、
前記遊技盤は、第二の基板を有し、
前記第一の基板には、前記第二のコネクタが設けられており、
前記第二の基板には、前記第四のコネクタが設けられている、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また本発明は、
11.
1.乃至10.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第二のコネクタにおける前記第一のコネクタとの接続面の長辺の長さは、第一の長さであり、
前記第四のコネクタにおける前記第三のコネクタとの接続面の長辺の長さは、第二の長さであり、
前記第一の長さは、前記第二の長さと異なる、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また本発明は、
12.
1.乃至11.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技盤は、遊技動作の制御を実行可能な主制御部を構成する主基板を備え、
前記遊技盤は、前記主制御部の指令により制御を実行可能な副制御部を構成する副基板を備え、
前記第二のコネクタおよび前記第四のコネクタは、前記遊技盤の前記主基板および前記副基板が配置される領域と異なる領域に配置される、
ことを特徴とする遊技台、とした。
本発明の態様は、上述した個々の実施例に限定されるものではなく、個々の実施例の各要素のいかなる組合せも本発明に含み、また、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。