(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の発明は、飾り物品そのものに紐通し結び目止め孔および結び目収納部を形成してなるものであり、ぬいぐるみなどの布製品、軟らかい合成樹脂製部材やゴム製品などの飾り物品そのものには紐通し結び目止め孔および結び目収納部を形成することが出来ないので、これらには非ループの一本紐をその結び目によって連結するということが出来ないという問題があった。
軟らかい合成樹脂製部材やゴム製品などからなる飾り物品は、紐通し結び目止め孔および結び目収納部を形成しても、強めに引っ張られると結び目は、紐通し結び目止め孔を押し広げて該紐通し結び目止め孔に入り抜けてしまう危険が大である。
【0006】
また、紐通し結び目止め孔に挿入した紐の先端は、結び目収納部の進行当り面に直角に当たるのでそこで止められスムーズに結び目収納部外に出せない、そのまま押し込むと先端の向きが変わる前に紐が腰砕けとなり、紐の堅さしなやかさが失われてしまう、そうなるとスムーズに結び目収納部で向きを変えさせることもスムーズに出すこともできないものとなり、手のみによる紐通し操作がスムーズにでき難いという欠点を有するものであった。
紐が腰砕けになった場合、その部分を切り取って新たに差し込み抜け出し操作(作業)を行なわなければならないものであった。
【0007】
特許文献2の発明は次に述べるような欠点を有するものである。
(1)ループを形成する二本紐形態が通る紐通し結び目止め孔は、非ループの一本紐形態の紐の結び目を抜けないように止めるには孔径が大きすぎ、紐が強く引っ張られると非ループの一本紐形態の一回結び目が、二本紐が通る紐通し結び目止め孔に入り込んでしまう可能性があり、紐が抜け外れてしまう危険があるものであり、よって、非ループの一本紐形態の紐による飾り物品の連結ができないものであった。
(2)飾り物品は、雄ねじを有する長物の第1の連結片に連結された第2の連結片の取付部2cに環部材や鎖を介して取付けるものであるので、部品点数が多いのでコスト高になる、第1の連結片と第2の連結片からなる紐取付け部材付飾り物品が長物であるので、長すぎる、重い、目立ちすぎるという欠点を有するものであった。
(3) また、携帯電話のストラップホールにループ紐を通し取付ける操作は、飾り物品が取付けられた第2の連結片と第1の連結片とを分離した状態、すなわち、第1の連結片のみの状態でストラップホールを通した紐のループに該第1の連結片を潜らせて取付け、ストラップホール取付後に第2の連結片を螺合連結するという、煩雑な操作をしなければならないものであった。
特に、紐通し結び目止め孔に通す、ループを形成する二本紐形態は、解放端である二つの紐先端を合わせて外側から紐通し結び目止め孔に入れようとすると、合わせた紐端は紐通し結び目止め孔の開口に当たりすぐにほつれ広がるので、外側からは入れ通す操作が容易でないものである。よって、ほつれの生じない紐のループの先端を合せて、結び目収納部側から入れることになるのであるが、結び目収納部は結び目が自在に回ることが出来る程度に深いので、合わせたループが紐通し結び目止め孔に入る前に広がり容易には入らないものである。よって、外側から折合せた細い線部材を通し結び目収納部側に出し、その出たループ部位に紐を潜らせ、線部材を引っ張って紐を第1の連結片外に出す操作をしなければならないものである。よって、折合せて紐通し結び目止め孔を楽に通る線部材が無ければ、ループ紐の交換はできないものであった。
(4)雄ねじと雌ねじとの螺合連結であるので、螺合が緩み外れる危険があるものである。
【0008】
本発明は以上のような従来技術の欠点に鑑み、非ループの一本紐形態の紐を通しその結び目は通さない紐通し結び目止め孔および前記結び目を収納する結び目収納部を有さない飾り物品において、非ループの一本紐形態の紐と飾り物品を該非ループの一本紐形態の紐の結び目によって連結することを可能とする、紐取付け部材付飾り物品、取付け部材および包装された紐取付け部材を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明は次に述べるような構成としている。
<請求項1記載の発明>
飾り物品が、落下防止を目的とする指や手首を通し掛ける形態の落下防止用飾り物品を除く飾り物品であって、
飾り物品本体と、
この飾り物品本体に直接取付け形態とされ、あるいは、他の部材を介して間接取付け形態とされた、前記飾り物品本体とは別体からなる紐取付け部材と、を備えてなるとともに、
前記紐取付け部材が、非ループの一本紐形態の紐を通しその結び目は通さない紐通し結び目止め孔を有し、前記紐通し結び目止め孔に連通した前記結び目を収納する結び目収納部、あるいは、前記紐通し結び目止め孔に連通した前記結び目を収納する結び目収納部を、前記飾り物品本体とによって形成する結び目収納部形成凹を有してなり、
前記紐通し結び目止め孔から挿入されて前記結び目収納部あるいは前記結び目収納部形成凹に入った前記紐を外に出すための口が前記紐取付け部材の側部に設けられ、
前記飾物品本体に前記紐取付け部材
を前記直接取付け形態のままの状態で、あるいは、前記間接取付け形態のままの状態で、前記紐取付け部材の側部に設けられ前記口から前記紐を外へ出して前記結び目の形成ができることを特徴とする紐取付け部材付飾り物品である。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
<請求項2記載の発明>
飾り物品が、落下防止を目的とする指や手首を通し掛ける形態の落下防止用飾り物品を除く飾り物品であって、
飾り物品本体と、
この飾り物品本体に直接取付け形態とされ、あるいは、他の部材を介して間接取付け形態とされた、前記飾り物品本体とは別体からなる紐取付け部材と、を備えてなるとともに、
前記紐取付け部材が、非ループの一本紐形態の紐を通しその結び目は通さない紐通し結び目止め孔を有し、前記紐通し結び目止め孔に連通した前記結び目を収納する結び目収納部、あるいは、前記紐通し結び目止め孔に連通した前記結び目を収納する結び目収納部を、前記飾り物品本体とによって形成する結び目収納部形成凹を有し、
前記結び目収納部と前記紐通し結び目止め孔との連通形態が、非直角交差形態である傾斜連通形態である、あるいは前記紐通し結び目止め孔から挿入されて前記結び目収納部に入った紐の先端が当たる該結び目収納部の壁面部位が傾斜面であることを特徴とする紐取付け部材付飾り物品である。
【0017】
請求項2記載の発明の実施例は、
図2,3,4,5,16,19等の実施例が対応している。
【0018】
【0019】
【0020】
<請求項3記載の発明>
飾り物品に取付けられる紐取付け部材本体と、
この紐取付け部材本体に設けられた、非ループの一本紐形態の紐を通しその結び目は通さない形態の紐通し結び目止め孔と、
この紐通し結び目止め孔に連通した前記紐の結び目を収納する結び目収納部と、
前記紐取付け部材本体に設けられた、ゴム製部材、プラスチック製部材、木製部材、ぬいぐるみなどに下穴なしでねじ込むことが出来る木ネジ状部位、あるいは、前記ぬいぐるみに突き刺さる、顎部位を有する顎付き布地突刺し部と、を備えてなるとともに、
前記結び目収納部は、前記紐取付け部材本体に設けられた孔形態であり、あるいは、前記紐取付け部材本体に設けられた凹形態の結び目収納部形成凹と前記飾り物品とによって形成される形態であり、
前記紐通し結び目止め孔から挿入されて前記結び目収納部あるいは前記結び目収納部形成凹に入った前記紐を外に出すための口が前記紐取付け部材の側部に設けられ、
前記飾り物品に前記紐取付け部材
本体が取付けられたままの状態で、前記紐取付け部材の側部に設けられ前記口から前記紐を外へ出して前記結び目の形成ができることを特徴とする紐取付け部材である。
【0021】
請求項3記載の発明の実施例は、
図13、14、42等の実施例が対応している。
【0022】
【0023】
【0024】
<請求項
4記載の発明>
飾り物品に取付けられる紐取付け部材本体と、
この紐取付け部材本体に設けられた、非ループの一本紐形態の紐を通しその結び目は通さない形態の紐通し結び目止め孔と、
この紐取付け部材本体に設けられた、端部分離形態の環部材を通す環部材通し孔と、を備えるとともに、
前記端部を離し開口を広げた前記環部材を、前記飾り物品に設けられたループ紐、環部材、部材通し孔などの部材通し取付け部に通し、さらに、前記環部材通し孔に通して、前記広げた前記端部を近づけ閉じ状態にして、前記飾り物品に取付け可能とし、
前記環部材通し孔に前記環部材を通し取付けた形態のまま、該紐通し結び目止め孔から挿入した前記紐を、前記紐取付け部材本体の側部側から外に出して前記結び目が形成できる形態であることを特徴とする紐取付け部材である。
【0025】
請求項
4記載の発明の実施例は、
図40等の実施例が対応している。
【0026】
【0027】
【0028】
<請求項
5記載の発明>
ぬいぐるみからなる飾り物品に取付けられる紐取付け部材本体と、
この紐取付け部材本体に設けられた、非ループの一本紐形態の紐を通しその結び目は通さない形態の紐通し結び目止め孔と、
この紐通し結び目止め孔に連通した前記紐の結び目を収納する結び目収納部と、
前記紐取付け部材本体に設けられた、前記ぬいぐるみに突き刺さる、顎部位を有する顎付き布地突刺し部と、を備えてなるとともに、
前記結び目収納部は、前記紐取付け部材本体に設けられた孔形態であり、あるいは、前記紐取付け部材本体に設けられた凹形態の結び目収納部形成凹と前記飾り物品とによって形成される形態であり、
前記結び目収納部と前記紐通し結び目止め孔との連通形態が、非直角交差形態である傾斜連通形態である、あるいは前記紐通し結び目止め孔から挿入されて前記結び目収納部に入った紐の先端が当たる該結び目収納部の壁面部位が傾斜面であることを特徴とする紐取付け部材である。
【0029】
請求項
5記載の発明の実施例は、
図2〜5、16、19等の実施例が対応している。
【0030】
【0031】
【発明の効果】
【0032】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
<請求項1記載の発明の効果>
飾り物品が、落下防止を目的とする指や手首を通し掛ける形態の落下防止用飾り物品を除く飾り物品、例えばぬいぐるみ、フィギュア、木人形、ゴム製人形などの飾り物品であても、
その飾り物品本体とは別体からなる、非ループの一本紐形態の紐を通しその結び目は通さない紐通し結び目止め孔を備え、前記結び目を収納する前記結び目通し止孔に連通した結び目収納部を有し、あるいは前記結び目を収納する前記結び目通し止孔に連通した結び目収納部を前記飾り物品本体とによって形成する紐取付け部材を備えているので、紐通し結び目止め孔に通した非ループの一本紐形態の紐に結び目を形成することによって、好みの長さの非ループの一本紐によるシンプルな構成の携帯ストラップ等を、誰でも簡単に素早く形成できるという効果を奏する。
また、紐の長さを長めとすることにより、使用しながら好みの長さを見極め、その好み長さとなる部位に結び目を形成して、好みの紐長さを簡単に得ることができる。
【0033】
また、紐を切れる、ハサミ、爪切あるいはカッターなどの身近な切断具で切断して結び目を取り出し、新しい紐(長さは自由、紐色自由)に取り換えることができ、そのさい、異なる飾り物品との連結形態の携帯ストラップ等を形成するが、簡単容易にできる。
すなわち、身近な切断具と交換紐さえあれば、いつでも、簡単で素早く紐色、他方に連結する飾り物品を選んで、それらの好みの組み合わせによる前とは異なる携帯ストラップを簡単に素早く実現できる。
【0034】
また、紐取付け部材の前部面に、リボン、ハート、模様、絵柄などの装飾部品(素材は布、プラスチック、ゴム、金属、木製などいろいろである。)を接着剤(粘着剤含む)で接着して設けることができるので、使用者が好みの装飾部品を接着剤で接着して装飾することが、簡単で容易にできる。
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
<請求項2記載の発明の効果>
請求項1記載の発明と同様な効果を奏するとともに、紐通し結び目止め孔に挿入した紐の先端は進行当り面に対して直角には当たらず傾斜向きであたるので、紐は結び目収納部内で腰砕けとならないで、極めてスムーズに向きを変えて進行させて、結び目収納部の外に出せるという、手のみの紐通し操作が、誰でもが簡単スムーズに行うことを可能にするという効果を奏する。
【0040】
【0041】
【0042】
<請求項3記載の発明の効果>
前記請求項1記載の発明と同様な効果を奏するとともに、ゴム製部材、プラスチック製部材、木製部材などに下穴なしでねじ込むことが出来る木ネジ状部位をねじ込み可能部材である飾り物品本体に、木ネジ状部位をねじ込むだけの簡単操作で、紐取付け部材付飾り物品を形成できるとう効果を奏する。
接着剤との併用でない場合は、逆回しによる取外しができる。
また、特にぬいぐるみである飾り物品本体および木ネジ状部位側に接着剤を付け、あるいは一方側に接着剤を付け、飾り物品本体に木ネジ状部位をねじ込みないし突き刺した取付け状態とすることにより、木ネジ状部位に付いた接着材によって、飾り物品本体の内部部材(一般的には綿状部材が多い)が、ねじ込んだ場合は木ネジ状部位に巻き付き接着されるので、紐取付け部材の接着保持力が著しく強化され、外れることのない取付けを実現する。
木ネジ状部位をねじ込まず突き刺した取付け状態としても、木ネジ状部位の螺旋凸凹ネジ部位の接着剤に内部部材が接着されるので、これでも、保持力が著しく強化され、容易には外れることのない取付け状態を実現する。
また、木ネジ状部位に接着剤が付きぬいぐるみの中で接合がされるので、ぬいぐるみ表面の接着剤の量を少なくでき、紐取付け部材とぬいぐるみの間からはみ出る接着剤の量を少なくできる、美観を損ねない程度の接着剤量にできる。
【0043】
【0044】
<請求項
4記載の発明の効果>
ループ紐、環部材、部材通し孔などの部材通し取付け部を有する既成の飾り物品に、端部を離し開口を広げた環部材を前記部材通し取付け部に通し、さらに、環部材通し孔に通して、前記広げた前記端部を近づけ閉じ状態にすることで、既成の飾り物品にも結び目形成操作による非ループの一本紐を簡単に取付けた、携帯ストラップ等を作成できるとい効果を奏する。
【0045】
【0046】
<請求項
5記載の発明の効果>
前記請求項2記載の発明と同様な効果を奏する。
【0047】
【発明を実施するための形態】
【0049】
以下、本発明を実施するための最良の形態である実施例について説明する。但し、本発明をこれら実施例のみに限定する趣旨のものではない。また、後述する実施例の説明に当って、前述した実施例の同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【実施例1】
【0050】
図1、
図2に示す本発明の実施例1において、ぬいぐるみである飾り物品本体15の頭部に、接着剤(ホットメルトが好適であるが、他の接着剤でもよい。)により紐取付け部材10が接着取付けてなる紐取付け部材付飾り物品16を形成している。
紐取付け部材10は、円盤形態の紐取付け部材本体1に、太さ0.8mmあるいは1mmの非ループの一本紐形態である紐2の結び目3を収納することができる結び目収納孔4と、この結び目収納孔4に連絡された、紐2は通るが結び目3は通らない形態の孔径1mm〜1.2mmあるいは1.2mm〜1.4mmの紐通し結び目止め孔5を備えてなるとともに、
結び目収納孔4と紐通し結び目止め孔5との連絡が、結び目収納孔4を水平とした場合においては、紐通し結び目止め孔5が真直ぐに傾斜した非直角交差形態である傾斜連絡形態である。結び目収納孔4は貫通孔であり、紐通し結び目止め孔5の傾斜側の口が下流側の口6とし、他方の口を上流側の口7としている。
【0051】
紐2は、ストラップ紐と呼ばれている、中に芯糸を有する編組網の紐で、曲ったストラップホールに挿入しやすい硬さとしなやかさを備えた紐でが好適であり、太さは0.8mmが一般的である。
【0052】
紐通し結び目止め孔5の開口には紐2を差し込みやすく案内する誘い込み11が形成され、下流側の口6の開口には結び目3を引き込み易くするための誘い込み12が形成されている。
【0053】
紐2の一方の側を紐通し結び目止め孔5から挿入し、押しこみ操作して結び目収納孔4内を進めて該結び目収納孔4の下流側の口6から出して一方側の紐突出部位を形成し、この一方側の紐突出部位に一方側の結び目である結び目3を形成して、この結び目3を結び目収納孔4内に引き込み収納状態とする。
結び目3は紐通し結び目止め孔5よりもかなり大きい形態であるので、結び目3は結び目収納孔4に止められて抜けない形態となる。
【0054】
紐2の他方側には、紐取付け部材10と同様な紐通し結び目止め孔5と結び目収納孔4を備えた構成のアクセントパーツ20が取付けられ、アクセントパーツ20、紐2および紐取付け部材付飾り物品16で携帯ストラップ17を形成している。
何も付けていない端部フリー状態の携帯品18のストラップホール19に紐2の他方側を一本紐形態で通し出してから、該他方側にアクセントパーツ20に通し、外に出した部位に結び目を形成、該結び目を結び目収納部に引き込み取付け状態としている。
【0055】
携帯ストラップ17のストラップホール19への他の取付方法として、あらかじめアクセントバーツ15を紐2の他方側に付けた携帯ストラップ完成形態としておいて、その紐2を折り畳み合わせた合わせ二本形態にして、ストラップホール19に差し込んでその出た部位を引き出して潜らせループを形成し、その潜らせループにアクセントパーツ11を潜らせたパーツ潜らせ状態にして、紐2を引いて潜らせループを締めるとことで、抜けないように取付ける方法もある。
【0056】
結び目収納孔4と紐通し結び目止め孔5との連絡は、非直角交差形態である傾斜連絡形態である。
この非直角交差形態である傾斜連絡形態(以下「紐当たり面傾斜形態」ともいう。)という構成によって、手操作によって紐通し結び目止め孔5から挿入した紐2の先端は、紐通し結び目止め孔5に対して下り傾斜面となっている結び目収納孔4の壁面に当たるのであるが、そのまま押し込むと下り傾斜面であるために紐2の先端の向きを下り傾斜方向(下流側)に殆ど抵抗なく容易円滑に向かせて、そのまま紐2を押し込み進めて、容易円滑に結び目収納孔4の下流側の口6から紐2の先端を外に出すことができるという効果を奏する。
【0057】
また、結び目収納孔4と紐通し結び目止め孔5との連絡が、非直角交差形態である傾斜連絡形態が、直角交差形態よりも広い広角交差形態であるので、結び目収納孔4と紐通し結び目止め孔5の交差部位での紐2の曲りは、緩やかな曲り形態となる。
この紐2の緩やかな角曲り形態が、紐2の押し込み移動を抵抗の少ない、手操作のみで誰でも簡単、容易に行えるものにしている
これによって、誰でもが手のみによる取付け操作で、簡単に紐取付け部材10に紐2を通し取付けて、携帯ストラップ等を作成することができる。
【0058】
結び目収納孔4が貫通孔であることから、紐付き状態の紐取付け部材10の紐2を紐通し結び目止め孔5の口付近で切断し、結び目収納孔4の上流側の口7から針金クリップを延ばしたものなどを挿入して、結び目3を押し出すことが簡単にできる。
結び目収納孔4から結び目3を出した紐取付け部材10は、新たに紐2を取り付けて、あるいは新たな紐2に取り付けて、何回でも携帯ストラップ等を作り直すことができる。
【0059】
紐取付け部材の形態は、星形、ハート形、キャラクター等の顔、ロゴ、マーク、花形、果物型、人型、動物形、山形、何らかのシンボル形など多様な形態のものがある。
【実施例2】
【0060】
図3に示す本発明の実施例2において前記実施例1と主に異なる点は、紐取付け部材を紐取付け部材23とした紐取付け部材付飾り物品22を形成した点にある。
紐取付け部材23は、略四角体の紐取付け部材本体24の側部に、止まり穴形態であけられた、底面が下り傾斜形態の紐2の結び目3が収納される結び目収納部25と、この結び目収納部25に上部からに垂直に連通された、非ループの一本紐形態である紐2は通すがその結び目は通さない孔形態の紐通し結び目止め孔26を備えた形態となっている。
【0061】
紐通し結び目止め孔26に挿入した紐2の先端は進行当り面(結び収納部25の傾斜底面)に対して直角には当たらず傾斜向きであたるので、紐2は結び目収納部25内で腰砕けとならないで、極めてスムーズに向きを変えて進行して、結び目収納部25の外にでるという、手のみでの紐通し操作が誰でも簡単に容易にスムーズにできることを実現している。
【実施例3】
【0062】
図4に示す本発明の実施例3において前記実施例2と主に異なる点は、紐取付け部材を紐取付け部材28とした紐取付け部材付飾り物品32を形成した点にある。
紐取付け部材28は、紐取付け部材本体24の下部に細棒状部29の下部端に可動可能な顎部位30を有する、ぬいぐるみに突き刺さる顎付き布地突刺し部31が設けられている。
紐取付け部材本体1に顎部位30を縦状態にして顎付き布地突刺し部31を突き刺して、引くことにより顎部位30が横になり抜けないように取付けられている。
取付け部材付飾り物品を、接着剤および道具無しで、手のみの突き刺し取付け操作で実現する。
【0063】
細棒状部29に短い多数の顎を形成するのもよい。この場合、顎部位30は無くてもあってもよい。
【0064】
紐取付け部材28の前部面に花形態の装飾パーツが接着剤で接着している。
このように、紐取付け部材を飾り物品本体の外に設けた形態によって、多様な模様、多様な絵柄、多様なロゴなどの装飾パーツ(素材は布、プラスチック、ゴム、金属、木製などいろいろである。)を接着剤(粘着剤含む)で接着して設けるのもよい。
使用者が手持ちの好みの装飾パーツを接着剤で接着して装飾することを可能としている。
【実施例4】
【0065】
図5、
図6に示す本発明の実施例4において前記実施例1と主に異なる点は、紐取付け部材を紐取付け部材35とした紐取付け部材付飾り物品36を形成した点にある。
紐取付け部材35は、略四角体の紐取付け部材本体37に、その上部から紐2の非ループの一本紐形態は通るがその結び目3は通らない傾斜孔形態の紐通し結び目止め孔38が設けられ、側部からは結び目3を収納するストレート貫通孔形態の結び目収納部39が紐通し結び目止め孔38に連通して設けられ、底部には突出部位42が設けられ、突出部位42には環部材通し孔40が形成された形態となっている。
【0066】
図5においては、飾り物品本体15の頭部に金属製の端部解放の環部材41が端部を解放して差し込まれ、解放された端部を取付け手段掛け部40に通して掛け、端部を閉じ状態にして取付けられている。
【0067】
図6においては、飾り物品本体15の頭部に縫い糸43を孔形態の取付け手段掛け部40に通し縫い付け掛けることで取付けられている。
【0068】
突出部位42および環部材通し孔40を設けない形態とし、結び目収納部39を3mm〜6mmの孔径として、縫い糸43を結び目収納部39に通し縫い付け掛けることで取付けられているものもよい。
【実施例5】
【0069】
図7に示す本発明の実施例5において前記実施例2と主に異なる点は、紐取付け部材を紐取付け部材46とした紐取付け部材付飾り物品47を形成した点にある。
紐取付け部材46は、略四角体の紐取付け部材本体48に、その上部から紐2の非ループの一本紐形態は通るがその結び目3は通らない垂直孔形態の紐通し結び目止め孔26が設けられ、側部からは結び目3を収納する底部面傾斜貫通孔形態の結び目収納部45が紐通し結び目止め孔26に連通して設けられ、側面下部両側には鍔部49、49が設けられ、該鍔部49、49には取付け手段である縫い糸43が通し掛けられる、孔からなる取付け手段掛け部50,50が設けられた形態となっている。
【実施例6】
【0070】
図8に示す本発明の実施例6において前記実施例5と主に異なる点は、紐取付け部材を紐取付け部材53とした紐取付け部材付飾り物品54を形成した点にある。
紐取付け部材53は、紐取付け部材46の鍔部49,49および取付け手段掛け部50,50に変えて、横に突出した先端部を前後に幅広形態として形成した凹部位からなる取付け手段掛け部55,55を形成した形態である。
取付け手段掛け部55,55に縫い糸43を縫い掛けて、紐取付け部材53を紐取付け部材本体43に取付けている。
【実施例7】
【0071】
図9、
図10に示す本発明の実施例7において前記実施例5と主に異なる点は、紐取付け部材を紐取付け部材57とし、該紐取付け部材57を接着剤により飾り物品本体15に接着取付け固定した紐取付け部材付飾り物品58を形成した点にある。
紐取付け部材53は、紐取付部本体48の前部と背部に、該、紐取付部本体48を隠す大きさのリボンプレート形態ないし羽プレート形態の装飾パーツ59,60を設けたものである。
装飾パーツ59,60の形状、形態が異なるものであってもよい。
図10において、紐取付け部材57に紐2の一方を結び目3によって外れないように連結し、他方にアクセントパーツ20を結び目3によって外れないように連結して携帯ストラップ61を形成している。
【実施例8】
【0072】
図11、
図12に示す本発明の実施例8において前記実施例1と主に異なる点は、紐取付け部材を紐取付け部材64とした紐取付け部材付飾り物品65を形成した点にある。
紐取付け部材64は、側面から見て伏せU字形態の紐取付け部材本体66と、該紐取付け部材本体66の内側部位である、飾り物品本体15とによって結び目収納部を経緯する結び目収納部形成凹67と、紐取付け部材本体66の下部に立ち下がるように設けられた、布地に突き刺さす顎部位68が付いた顎付き布地突刺し部69、69、69、69と、紐取付け部材本体66の上部から結び目収納部形成凹67連通形態で設けられた紐通し結び目止め孔26とを有する形態となっている。
図12において、紐取付け部材64に紐2の一方を結び目3によって外れないように連結し、他方にアクセントパーツ20を結び目3によって外れないように連結して携帯ストラップ70を形成している。
【0073】
その技術的思想は、前記飾り物品本体がぬいぐるみであり、体前記紐取付け部材に前記ぬいぐるみに突き刺さる、顎を有する顎付き布地突刺し部が設けられ、前記布地突刺し部が前記ぬいぐるみに突き刺さった状態で抜こうとしても前記顎が該ぬいぐるみ内に掛り抜けないことを特徴とする紐取付け部材付飾り物品あるいは紐取付け部材というところにある。
【0074】
ぬいぐるみである飾り物品本体に、顎付き布地突刺し部を突き刺すだけの簡単操作で、紐取付け部材付飾り物品を形成できるとう効果を奏する。
また、接着剤との併用である場合は、接着剤との接合が無くなることがあっても、顎付き布地突刺し部の顎部位によって飾り物品本体から紐取付け部材が外れることが防止される。
【実施例9】
【0075】
図13、
図14に示す本発明の実施例9において前記実施例2と主に異なる点は、飾り物品本体を飾り物品本体73とし、紐取付け部材を紐取付け部材74とした紐取付け部材付飾り物品75を形成した点にある。
飾り物品本体73の少なくとも頭部は、下穴なしで木ネジをねじ込むことが出来、かつ、ねじ込んだ木ネジ状部位が振れたり抜けたりすることが容易には起きない部材である、ゴム製部材、プラスチック製部材、木製部材などの木ネジ状部位ねじ込み可能部材からなっている。
紐取付け部材74は、紐取付け部材本体24の下部に木ネジ状部位76を突出させた形態となっている。
木ネジ状部位76を飾り物品本体73の頭部にねじ込んで取付け固定して、紐取付け部材付飾り物品75を形成している。
図14において、紐取付け部材74に紐2の一方を結び目3によって外れないように連結し、他方にアクセントパーツ20を結び目3によって外れないように連結して携帯ストラップ77を形成している。
【0076】
ぬいぐるみである飾り物品本体15および木ネジ状部位76側に接着剤を付け、あるいは一方に接着剤を付け、飾り物品本体15に木ネジ状部位76をねじ込みないし突き刺した取付け状態とすることにより、木ネジ状部位76に付いた接着材によって、飾り物品本体15の内部部材(一般的には綿状部材が多い)が、ねじ込んだ場合は木ネジ状部位76に巻き付き接着されるので、紐取付け部材74の接着保持力が著しく強化され、容易には外れることのない安定・安全な取付け状態を実現する。
木ネジ状部位76をねじ込まず突き刺した取付け状態としても、木ネジの螺旋凸凹ネジ部位の接着剤に内部部材が接着されるので、これでも、ねじ込みとのものよりは接着保持力は得られないが、接着保持力が著しく強化され、容易には外れることのない安定・安全な取付け状態を実現する。
【実施例10】
【0077】
図15に示す本発明の実施例9において80は包装された紐取付け部材である。
包装された紐取付け部材80は、包装容器81と、この包装容器81に複数個収納されたと紐取付け部材23と、接着剤82とからなっている。
紐2を加えるのもよい。
【実施例11】
【0078】
図16〜
図18に示す本発明の実施例11において前記実施例2と主に異なる点は、紐取付け部材を紐取付け部材84とした紐取付け部材付飾り物品85を形成した点にある。
紐取付け部材84は、紐取付け部材本体24の底部に複数本の布地に突き刺さる突き刺し部位90を加え、正面に嵌め込み穴86を加えた構成であり、嵌め込み穴86には僅かな突出部位87が形成されている。
図17に示すように、嵌め込み穴86に嵌入する、装飾パーツ本体93に僅かな突起部位92を有する嵌入突部位88を備えた装飾パーツ89を取付けられるようになっている。
突起部位92と突出部位87は噛み合い容易に抜けるのを防止している。突起部位92と突出部位87のいずれか一方は、他方の突起部位ないし突出部位が嵌る溝形態とするのもよい。
図18において、紐取付け部材84を紐取付け部材本体24の頭部に突き刺し部位90を突き刺しかつ接着剤によって接着固定して、紐取付け部材付飾り物品85を形成している。
また、紐取付け部材84に紐2の一方を結び目3によって外れないように連結し、他方にアクセントパーツ20を結び目3によって外れないように連結して携帯ストラップ91を形成している。
【実施例12】
【0079】
図19、
図20に示す本発明の実施例12において前記実施例11と主に異なる点は、紐取付け部材を紐取付け部材95とした点にある。
紐取付け部材95は、紐取付け部材本体24の上部に嵌め込み穴96a、96bを設け、結び目収納部をストレート貫通孔の結び目収納部97と、その結び目収納部97の紐通し結び目止め孔26の対抗面であり該紐通し結び目止め孔26から挿入された紐2の先端が当たる紐先端当り面である底部面に、突起形態の傾斜面98を設けてなる構成としている。
嵌め込み穴96a、96bには、装飾パーツ本体101に該嵌め込み穴96a、96bに嵌入する嵌入突部位99を有する装飾パーツ100を取付けることができるようになっている。
【実施例13】
【0080】
図21に示す本発明の実施例13において前記実施例12と主に異なる点は、装飾パーツを装飾パーツ103とした点にある。
装飾パーツ103は、装飾パーツ100と装飾パーツ100を連絡部104によって一体化した形態であり、連絡部104には上方拡径の紐通し結び目止め孔26の上部に位置する紐誘い込み孔105が設けられた形態となっている。
【実施例14】
【0081】
図22に示す本発明の実施例13において前記実施例12と主に異なる点は、装飾パーツを装飾パーツ108とした点にある。
装飾パーツ108は、装飾パーツ本体101に結び目収納部97に嵌る、嵌入突部位109を設けている。
【実施例15】
【0082】
図23に示す本発明の実施例14において前記実施例12と主に異なる点は、装飾パーツを装飾パーツ111とした点にある。
装飾パーツ111は、装飾パーツ本体101と装飾パーツ本体101が、紐取付け部材95を挟み込む間隔を開けて配置され、装飾パーツ本体101と装飾パーツ本体101は連絡部112で連絡され、連絡部112には紐通し結び目止め孔26に重なる、一方端が解放端(紐の出し入れが自在の開口形態)とされた紐出入自在形態の紐出入部113を設けた形態となっている。
装飾パーツ本体101、101の内側には、結び目収納部97に引っ掛かる程度に嵌る嵌入突出部位114が設けられている。嵌入突出部位114は短い突起であり、装飾パーツ111を紐取付け部材95から外すことが容易にできるようになっている。
紐出入自在形態の紐出入部113によって、紐取付け部材95に装飾パーツ111を取付けたまま紐2の交換ができる、また、紐2を取付けたまま装飾パーツ111の着脱・交換が自在にできるものである。
【実施例16】
【0083】
図24、
図25に示す本発明の実施例16において前記実施例12と主に異なる点は、紐取付け部材を紐取付け部材116とした点にある。
紐取付け部材116は、嵌め込み穴96a、96bおよび突き刺し部位90を設けていない紐取付け部材本体24を、携帯電話などの携帯品に当たった際に、該携帯品を傷付けたりしないようにするための、携帯品に押し当たっても該携帯品を傷つけない軟らかい部材で形成された軟質性覆部材117で覆った形態としている。
軟質性覆部材117は、覆部材本体120の左右側部には、結び目収納部97に重なる開口118、118が形成され、上部には紐通し孔119が設けられた形態となっている。
軟質性覆部材117は、ゴム製部材、軟質性合成樹脂製部材などが一般的である。
製造方法ないし作成方法は、予め所定の形態に形成された軟質性覆部材に紐取付け部材本体を押し込み形成する形態、射出成型などにより軟質性覆部材の原料を射出して紐取付け部材を覆う形態などがある。
【0084】
図25に示すように、飾り物品本体15の頭部に縫い糸43を結び目収納部97に通し掛け縫いして紐取付け部材116を取付けて紐取付け部材付飾り物品121を形成し、紐取付け部材116に紐2を通し結び目3で連結して携帯ストラップ122を形成している。
【実施例17】
【0085】
図26〜
図28に示す本発明の実施例17において前記実施例12と主に異なる点は、紐取付け部材を紐取付け部材124とした点にある。
図26に示すように、紐取付け部材124は、嵌め込み穴96a、96bおよび突き刺し部位90を設けていない紐取付け部材本体24の底部に該紐取付け部材本体123よりも幅の狭い下凸部位125を設け、左右側部の下部側に縫い糸43を入れる糸隠し溝126、126を設けた形態となっている。
【0086】
紐取付け部材124には紐取付け部材本体24より軟らかく且つ伸縮性材質の軟質性覆部材127を後付けで、着脱自在形態で被せることができるようになっている。
軟質性覆部材127は、内部を収納部123とした覆部材本体128と、この覆部材本体128の上部に収納部123に連通開口した、内側に顎部129を形成するとともに、紐取付け部材124の天井部位を広く露出させる大きさの上部開口部130と、下部に収納部123に連通開口した、内側に紐取付け部材本体24と下凸部位125の間の段差部位に掛かる顎部131を形成するとともに、紐取付け部材124がそこから収納部123に押し入れることが出来る、開口大きさの下部開口部132とからなっている。
上部開口部130と下部開口部132は略同じ開口大きさとなっている。
【0087】
図27、
図28に示すように、飾り物品本体15の頭部に縫い糸43によって紐取付け部材124を縫い付けて、軟質性覆部材127を軟質性覆部材127に被せ覆った形態とした、紐取付け部材付飾り物品133を形成し、紐通し結び目止め孔26に紐2の一方端を通し結び目3を形成して該紐2を取付け状態とし、紐2の他方端にアクセントパーツ20を取付けた携帯ストラップ134を形成している。
【0088】
図28に示すように、軟質性覆部材127はその上部開口部130からアクセントパーツ20を通すことが可能であり、よって、軟質性覆部材127を取付け取り除きが自在にできるものである。
【実施例18】
【0089】
図30に示す本発明の実施例18において前記実施例2と主に異なる点は、紐取付け部材を紐取付け部材136とした点にある。
紐取付け部材136は、結び目収納部を結び目収納部97とし、紐取付け部材本体24の底部に複数本の顎形態の接着剤掛り箇所137を有するスリット状ないし溝状の凹部からなる接着剤掛り部138を設けたものである。
飾り物品本体15に紐取付け部材136を設け形態である紐取付け部材付飾り物品139を形成している。
飾り物品本体15に接着剤(ホットメルトが好適)で接着取付けた状態で、接着剤掛り部138内に該接着剤が入り込み、硬化した接着剤が掛かる(引っ掛かる部位)接着剤掛り箇所137に掛り、接着面積も広くなるので、強い接着保持力が得られるので容易には外れないようになる。
【0090】
接着剤掛り部は、その数は一つ以上あればよく、接着剤が入る範囲で多数であればその掛り力は強くなる。また、その形態は凸凹形態、凸形態、凹み形態、穴形態があり、好ましくはこれらに、顎などの突出部位、穴あるいは溝などの凹み部位からなる、硬化した接着剤が掛かる(引っ掛かる部位)接着剤掛り箇所が設けられてなるものがよい。
【0091】
その技術的思想は、前記紐取付け部材の底部に接着剤が入り込む凹部あるいは接着剤に入り込む凸部が設けられ、前記凹部あるいは前記凸部には、接着剤が掛り状態となる凸形態部位のあるいは凹形態部位の接着剤掛り箇所が設けられ、前記紐取付け部材が前記飾り物品本体に接着剤によって接着直接取付けられていることを特徴とする紐取付け部材付飾り物品あるいは紐取付け部材というところにある。
【0092】
接着剤が入り込む凹部あるいは接着剤に入り込む凸部に接着剤が入り込み、接着剤掛り部および掛り部に接着剤が掛り状態となるので、その接着剤の接着剤掛り部への掛りと接着面積の増大によって、強固な接着保持力を得るという効果を奏する。
【実施例19】
【0093】
図31〜
図35に示す本発明の実施例19において、紐取付け部材140は次のような構成となっている。
飾り物品に取付けられる、逆U字形態の紐取付け部材本体141と、
この紐取付け部材本体141の天井部に設けられた、非ループの一本紐形態の紐を通しその結び目は通さない形態の紐通し結び目止め孔26と、
紐取付け部材本体141の一方側にヒンジ部位142aを介して設けられた回動体143aと、
紐取付け部材本体141の他方側にヒンジ部位142bを介して設けられた回動体143bと、
回動体143aに設けられた顎部144を有する嵌め込み雌部145と、
回動体143bの内側に突出形態で、その先端に顎部144に掛かる顎部146を有してなる、嵌め込み雌部145に嵌合する形態の嵌め込み雄部147と、を備えた構成となっている。
嵌め込み雄部147には、飾り物品に設けられている部材通し取付け部が中央に常に位置するように寄せる、寄せ凹148が形成されている。
紐取付け部材本体141の内側部位は、結び目収納部形成凹67となっている
【0094】
嵌め込み雄部147の部位を、飾り物品に設けられたループ紐、環部材、部材通し孔などの部材通し取付け部に通した状態にして、嵌め込み雌部145に嵌合する。
【0095】
図33においては、ストラップ紐に取付けられた環部材等を通し取付ける部材通し孔150を有する既成の飾り物品151に、部材通し孔からなる部材通し取付け部150に嵌め込み雄部147を通して紐取付け部材140を取付けている。
結び目収納部形成凹67と飾り物品151とで結び目収納部152を形成する。
【0096】
図34においては、ストラップ紐に取付けられた環部材等を通し取付けるループ紐からなる部材通し取付け部154を有する既成の飾り物品155に、部材通し取付け部154に嵌め込み雄部147を通して紐取付け部材140を取付けている。
【0097】
図35においては、ストラップ紐に取付けられた環部材等を通し取付ける金属製環部材(ここでは、ヒートン)からなる部材通し取付け部157を有する飾り物品158に、部材通し取付け部157に嵌め込み雄部147を通して紐取付け部材140を取付けている。
【実施例20】
【0098】
図36に示す本発明の実施例20において、前記実施例19と主に異なる点は、紐取付け部材本体141の上部側の側面を塞ぐ側面壁160a、160bを設け、それにより結び目収納部162を形成して、結び目3が隠れて見えないようにした紐取付け部材161を形成した点にある。
【実施例21】
【0099】
図37に示す本発明の実施例21において、紐取付け部材163は、
飾り物品に取付けられる、逆U字形態の紐取付け部材本体167と、
この紐取付け部材本体167の天井部に設けられた、非ループの一本紐形態の紐2は通しその結び目3は通さない形態の紐通し結び目止め孔26と、
紐取付け部材本体167を形成している一方の側壁に貫通された、小凸凹螺旋凸凹形態ないし微細螺旋凸凹形態の孔面とされた嵌め込み雌部164と、
紐取付け部材本体167を形成している他方の側壁に貫通された、小凸凹螺旋凸凹形態ないし微細螺旋凸凹形態の孔面とされた嵌め込み雌部165と、
嵌め込み雌部164および嵌め込み雌部165に挿入嵌合される、小凸凹螺旋凸凹形態ないし微細螺旋凸凹形態の棒面とした嵌め込み雄部166と、とを備えた形態となっている。
嵌め込み雌部164あるいは嵌め込み雌部165の一方は、小凸凹螺旋凸凹形態ないし微細螺旋凸凹形態の無いストレート孔とするのもよい。
【0100】
嵌め込み雌部164、嵌め込み雌部165および嵌め込み雄部166の小凸凹螺旋凸凹形態ないし微細螺旋凸凹形態は、進行方向である前面が傾斜形態であり、後ろ面は垂直ないし進行方向に傾斜した形態としている。
例えば、
図34に記載の部材通し取付け部154を紐取付け部材163内に位置させ、嵌め込み雄部166を嵌め込み雌部164に差し込み押し進め、部材通し取付け部154に嵌め込み雌部164を通し、嵌め込み雌部165に嵌め込み雌部164を挿入押し込む、という操作によって紐取付け部材163に飾り物品155を取付ける。
嵌め込み雌部165および嵌め込み雌部164の小凸凹螺旋凸凹形態ないし微細螺旋凸凹に、嵌め込み雄部166の小凸凹螺旋凸凹形態ないし微細螺旋凸凹が噛み合っているので、嵌め込み雄部166を引っ張っても抜けることはない。
その螺旋かみ合わせ形態によって嵌め込み雄部166をねじ解除側に回すことで、嵌め込み雄部166を容易に抜くことができる。
【実施例22】
【0101】
図38に示す本発明の実施例22において、紐取付け部材170は、
飾り物品に取付けられる、バンド形態の紐取付け部材本体171と、
この紐取付け部材本体171の中ほどに設けられた、非ループの一本紐形態の紐2は通しその結び目3は通さない形態の紐通し結び目止め孔26と、
紐取付け部材本体171の中ほどに設けられた肉厚部位177に形成された、紐通し結び目止め孔26に連通した、結び目3を収納する下部開口形態の結び目収納部172と、
紐取付け部材本体171の一方端の肉厚部位に形成された、貫通孔形態の嵌め込み雌部173と、
紐取付け部材本体171の他方端にヒンジ部位174を介して設けられた、先端に顎部位175を有する嵌め込み雌部173に挿入嵌合される嵌め込み雄部176と、
肉厚部位177の左右に設けられたヒンジ部位178a、178bと、とを備えた形態となっている。
【実施例23】
【0102】
図39に示す本発明の実施例23において、前記実施例20と主に異なる点は、嵌め込み雌部を嵌め込み雌部180とし、嵌め込み雄部を嵌め込み雄部181とした紐取付け部材182を形成した点にある。
嵌め込み雌部180は、回動体143aの下部に内側に突出するように設けた大凸部位183に設けられた、微細メスねじ状形態の嵌め込み穴からなっている。
嵌め込み雄部181は、回動体143bの下部に内側に突出するように設けた小凸部位184に設けられた、微細メスねじ状形態の嵌め込み棒体からなっている。
嵌め込み雄部181の嵌め込み雌部180への嵌合は嵌め殺し形態となる。
正面および背面ともに穴等が無いので、どちらを正面にしてもよい。
【実施例24】
【0103】
図40に示す本発明の実施例24において、紐取付け部材186は、
バンド形態の紐取付け部材本体187と、
この紐取付け部材本体187の中央に設けられた、非ループの一本紐形態の紐2は通しその結び目3は通さない形態の紐通し結び目止め孔26と、
紐取付け部材本体187の一方側に設けられた、孔形態の環部材通し取付部188と、
紐取付け部材本体187の他方側に設けられた、孔形態の環部材通し取付部189と、とを備えた形態となっている。
【0104】
端部解放形態の環部材190の端部をペンチ等で開き広げ、例えば、飾り物品155の部材通し取付け部154に通し、さらに、環部材通し取付部188および環部材通し取付部189に通して、端部を閉じ状態にして飾り物品155に取付け状態とする。
【実施例25】
【0105】
図41に示す本発明の実施例25において、紐取付け部材191は、
紐取付け部材本体192と、
この紐取付け部材本体192の中央に設けられた、非ループの一本紐形態の紐2は通しその結び目3は通さない形態の紐通し結び目止め孔26と、
この紐通し結び目止め孔26に連通してその真下に設けられた、結び目3を収納する下部開口形態の結び目収納部193と、
紐取付け部材本体192の一方側に設けられた、孔形態で内側に凸部位ないし凹部位を有する嵌め込み雌部194と、
紐取付け部材本体187の他方側に設けられたコード部位195と、
このコード部位195の先端に設けられた、嵌め込み雌部194に挿入嵌合して嵌め殺しとなる、凹部位ないし凸部位を有する嵌め込み雄部196と、とを備えた形態となっている。
【0106】
嵌め込み雄部196およびコード部位195を例えば、飾り物品155の部材通し取付け部154に通し、さらに、嵌め込み雄部196を嵌め込み雌部194に挿入嵌合して飾り物品155に取付け状態とする。
【実施例26】
【0107】
図42に示す本発明の実施例26において、前記実施例9と主に異なる点は、木ネジ状部位を、上部が環形体部位200とされた一般的にヒートンと呼ばれる木ネジ状部位201とし、紐通し結び目止め孔を紐通し結び目止め孔5としてなる紐取付け部材202を形成した点にある。
結び目収納部203は止り穴形態である。
環形体部位200は傾けた状態にするのもよい。
【0108】
[付記]
<付記1記載の発明>
飾り物品が、落下防止を目的とする指や手首を通し掛ける形態の落下防止用飾り物品を除く飾り物品であって、
飾り物品本体と、
この飾り物品本体に直接取付け形態とされ、あるいは、他の部材を介して間接取付け形態とされた、前記飾り物品本体とは別体からなる紐取付け部材と、を備えてなるとともに、
前記紐取付け部材が、非ループの一本紐形態の紐を通しその結び目は通さない紐通し結び目止め孔を有し、前記結び目通し止孔に連通した前記結び目を収納する結び目収納部、あるいは、前記結び目通し止孔に連通した前記結び目を収納する結び目収納部を、前記飾り物品本体とによって形成する結び目収納部形成凹を有してなることを特徴とする紐取付け部材付飾り物品である。
前記紐取付け部材の前記飾り物品本体への取付けが、接着剤による接着された前記直接取付け形態であることを特徴とする付記1に記載の紐取付け部材付飾り物品である。
<付記1記載の発明の効果>
飾り物品が、落下防止を目的とする指や手首を通し掛ける形態の落下防止用飾り物品を除く飾り物品、例えばぬいぐるみ、フィギュア、木人形、ゴム製人形などの飾り物品であても、
その飾り物品本体とは別体からなる、非ループの一本紐形態の紐を通しその結び目は通さない紐通し結び目止め孔を備え、前記結び目を収納する前記結び目通し止孔に連通した結び目収納部を有し、あるいは前記結び目を収納する前記結び目通し止孔に連通した結び目収納部を前記飾り物品本体とによって形成する紐取付け部材を備えているので、紐通し結び目止め孔に通した非ループの一本紐形態の紐に結び目を形成することによって、好みの長さの非ループの一本紐によるシンプルな構成の携帯ストラップ等を、誰でも簡単に素早く形成できるという効果を奏する。
また、紐の長さを長めとすることにより、使用しながら好みの長さを見極め、その好み長さとなる部位に結び目を形成して、好みの紐長さを簡単に得ることができる。
また、紐を切れる、ハサミ、爪切あるいはカッターなどの身近な切断具で切断して結び目を取り出し、新しい紐(長さは自由、紐色自由)に取り換えることができ、そのさい、異なる飾り物品との連結形態の携帯ストラップ等を形成するが、簡単容易にできる。
すなわち、身近な切断具と交換紐さえあれば、いつでも、簡単で素早く紐色、他方に連結する飾り物品を選んで、それらの好みの組み合わせによる前とは異なる携帯ストラップを簡単に素早く実現できる。
また、紐取付け部材の前部面に、リボン、ハート、模様、絵柄などの装飾部品(素材は布、プラスチック、ゴム、金属、木製などいろいろである。)を接着剤(粘着剤含む)で接着して設けることができるので、使用者が好みの装飾部品を接着剤で接着して装飾することが、簡単で容易にできる。
<付記2記載の発明>
前記紐取付け部材の前記飾り物品本体への取付けが、接着剤による接着された前記直接取付け形態であることを特徴とする付記1に記載の紐取付け部材付飾り物品である。
付記2記載の発明の実施例は、
図1、3、30等の実施例が対応している。
<付記2記載の発明の効果>
付記1に記載の発明と同様な効果を奏する。
<付記3記載の発明>
前記飾り物品本体がぬいぐるみであることを特徴とする付記1,2のいずれか1項に記載の紐取付け部材付飾り物品である。
<付記3記載の発明の効果>
飾り物品本体がぬいぐるみであるので、付記1,2のいずれか1項に記載の発明と同様な効果を奏する。
<付記4記載の発明>
前記紐取付け部材が、ゴム製部材、プラスチック製部材、木製部材、ぬいぐるみなどに、下穴なしでねじ込むことが出来る木ネジ状部位を備えてなることを特徴とする付記1〜3のいずれか1項に記載の紐取付け部材付飾り物品である。
付記4記載の発明の実施例は、
図13、14、42等の実施例が対応している。
<付記4記載の発明の効果>
付記1〜3のいずれか1項に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、ゴム製部材、プラスチック製部材、木製部材などに下穴なしでねじ込むことが出来る木ネジ状部位をねじ込み可能部材である飾り物品本体に、木ネジ状部位をねじ込むだけの簡単操作で、紐取付け部材付飾り物品を形成できるとう効果を奏する。
接着剤との併用でない場合は、逆回しによる取外しができる。
また、特にぬいぐるみである飾り物品本体および木ネジ状部位側に接着剤を付け、あるいは一方側に接着剤を付け、飾り物品本体に木ネジ状部位をねじ込みないし突き刺した取付け状態とすることにより、木ネジ状部位に付いた接着材によって、飾り物品本体の内部部材(一般的には綿状部材が多い)が、ねじ込んだ場合は木ネジ状部位に巻き付き接着されるので、紐取付け部材の接着保持力が著しく強化され、外れることのない取付けを実現する。
木ネジ状部位をねじ込まず突き刺した取付け状態としても、木ネジ状部位の螺旋凸凹ネジ部位の接着剤に内部部材が接着されるので、これでも、保持力が著しく強化され、容易には外れることのない取付け状態を実現する。
また、木ネジ状部位に接着剤が付きぬいぐるみの中で接合がされるので、ぬいぐるみ表面の接着剤の量を少なくでき、紐取付け部材とぬいぐるみの間からはみ出る接着剤の量を少なくできる、美観を損ねない程度の接着剤量にできる。
<付記5記載の発明>
前記結び目収納部と前記紐通し結び目止め孔との連通形態が、非直角交差形態である傾斜連通形態である、あるいは前記紐通し結び目止め孔から挿入されて前記結び目収納部に入った紐の先端が当たる該結び目収納部の壁面部位が傾斜面であることを特徴とする付記1〜4のいずれか1項に記載の紐取付け部材付飾り物品である。
付記5記載の発明の実施例は、
図2,3,4,5,16,19等の実施例が対応している。
付記1〜4のいずれか1項に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、紐通し結び目止め孔に挿入した紐の先端は進行当り面に対して直角には当たらず傾斜向きであたるので、紐は結び目収納部内で腰砕けとならないで、極めてスムーズに向きを変えて進行させて、結び目収納部の外に出せるという、手のみの紐通し操作が、誰でもが簡単スムーズに行うことを可能にするという効果を奏する。
<付記6記載の発明>
ぬいぐるみからなる飾り物品に取付けられる紐取付け部材本体と、
この紐取付け部材本体に設けられた、非ループの一本紐形態の紐を通しその結び目は通さない形態の紐通し結び目止め孔と、
この紐通し結び目止め孔に連通した前記紐の結び目を収納する結び目収納部と、
前記紐取付け部材本体に設けられた、前記ぬいぐるみに突き刺さる、顎部位を有する顎付き布地突刺し部と、を備えてなるとともに、
前記結び目収納部は、前記紐取付け部材本体に設けられた孔形態であり、あるいは、前記紐取付け部材本体に設けられた凹形態の結び目収納部形成凹と前記飾り物品とによって形成される形態であることを特徴とする紐取付け部材である。
付記6記載の発明の実施例は、
図4、11、12等の実施例が対応している。
付記1〜3のいずれか1項に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、ぬいぐるみである飾り物品本体に、顎付き布地突刺し部を突き刺すだけの簡単操作で、紐取付け部材付飾り物品を形成できるとう効果を奏する。
また、接着剤との併用である場合は、接着剤との接合が無くなることがあっても、顎付き布地突刺し部の顎部位によって飾り物品本体から紐取付け部材が外れることが防止される。
<付記7記載の発明>
飾り物品に取付けられる紐取付け部材本体と、
この紐取付け部材本体に設けられた、非ループの一本紐形態の紐を通しその結び目は通さない形態の紐通し結び目止め孔と、
この紐通し結び目止め孔に連通した前記紐の結び目を収納する結び目収納部と、
前記紐取付け部材本体に設けられた、ゴム製部材、プラスチック製部材、木製部材、ぬいぐるみなどに下穴なしでねじ込むことが出来る木ネジ状部位と、を備えてなるとともに、
前記結び目収納部は、前記紐取付け部材本体に設けられた孔形態であり、あるいは、前記紐取付け部材本体に設けられた凹形態の結び目収納部形成凹と前記飾り物品とによって形成される形態であることを特徴とする紐取付け部材である。
付記7記載の発明の実施例は、
図13、14、42等の実施例が対応している。
前記付記4記載の発明と同様な効果を奏する。
<付記8記載の発明>
飾り物品に取付けられる紐取付け部材本体と、
この紐取付け部材本体に設けられた、非ループの一本紐形態の紐を通しその結び目は通さない形態の紐通し結び目止め孔と、
前記紐取付け部材本体に設けられた嵌め込み雌部と、
前記紐取付け部材本体に設けられた前記嵌め込み雌部に嵌合する形態の嵌め込み雄部と、を備えるとともに、
前記嵌め込み雌部を有する部位および前記嵌め込み雄部を有する部位あるいはいずれか一方の部位が、前記飾り物品に設けられたループ紐、環部材、部材通し孔などの部材通し取付け部に通されて前記嵌合されるものであることを特徴とする紐取付け部材である。
付記8記載の発明の実施例は、
図31〜39、41等の実施例が対応している。
<付記8記載の発明の効果>
ループ紐、環部材、部材通し孔などの部材通し取付け部を有する既成の飾り物品に、嵌め込み雌部を有する部位および嵌め込み雄部を有する部位あるいはいずれか一方の部位を、前記部材通し取付け部に通し嵌合することで、既成の飾り物品に非ループの一本紐形態の紐を通しその結び目は通さない形態の紐通し結び目止め孔を有する紐取付け部材を簡単に取付けることができ、これによって、既成の飾り物品にも結び目形成操作による非ループの一本紐を簡単に取付けた、携帯ストラップ等を作成できるとい効果を奏する。
<付記9記載の発明>
飾り物品に取付けられる紐取付け部材本体と、
この紐取付け部材本体に設けられた、端部分離形態の環部材を通す環部材通し孔と、を備えるとともに、
前記端部を離し開口を広げた前記環部材を、前記飾り物品に設けられたループ紐、環部材、部材通し孔などの部材通し取付け部に通し、さらに、前記環部材通し孔に通して、前記広げた前記端部を近づけ閉じ状態にして、前記飾り物品に取付け可能としてなることを特徴とする紐取付け部材である。
付記9記載の発明の実施例は、
図40等の実施例が対応している。
ループ紐、環部材、部材通し孔などの部材通し取付け部を有する既成の飾り物品に、端部を離し開口を広げた環部材を前記部材通し取付け部に通し、さらに、環部材通し孔に通して、前記広げた前記端部を近づけ閉じ状態にすることで、既成の飾り物品にも結び目形成操作による非ループの一本紐を簡単に取付けた、携帯ストラップ等を作成できるとい効果を奏する。
<付記10記載の発明>
飾り物品に取付けられる紐取付け部材本体と、
この紐取付け部材本体に設けられた、非ループの一本紐形態の紐を通しその結び目は通さない形態の紐通し結び目止め孔と、
この紐通し結び目止め孔に連通した前記紐の結び目を収納する結び目収納部と、
前記紐取付け部材本体が携帯電話などの携帯品に当たった際に、該携帯品を傷付けたりすることを防止するために、前記紐取付け部材本体の全体あるいは一部を覆う形態で設けられた、前記携帯品に押し当たっても該携帯品を傷つけない軟らかい部材で形成された軟質性覆部材と、を備えてなるとともに、
前記結び目収納部は、前記紐取付け部材本体に設けられた孔形態であり、あるいは、前記紐取付け部材本体に設けられた凹形態の結び目収納部形成凹と前記飾り物品とによって形成される形態であることを特徴とする紐取付け部材である。
付記10記載の発明の実施例は、
図24、25、27、28、29等の実施例が対応している。
紐取付け部材本体が、携帯品に押し当たっても該携帯品を傷つけない軟らかい部材で形成された軟質性覆部材によって覆われているので、携帯品に押し当たっても該携帯品を傷つけることが生じないという効果を奏する。
<付記11記載の発明>
前記結び目収納部と前記紐通し結び目止め孔との連通形態が、非直角交差形態である傾斜連通形態である、あるいは前記紐通し結び目止め孔から挿入されて前記結び目収納部に入った紐の先端が当たる該結び目収納部の壁面部位が傾斜面であることを特徴とする付記6〜10のいずれか1項に記載の紐取付け部材である。
付記11記載の発明の実施例は、
図2〜5、16、19等の実施例が対応している。
付記6〜10のいずれか1項に記載の発明において、前記付記5記載の発明と同様な効果を奏する。
<付記12記載の発明>
非ループの一本紐形態の紐を通しその結び目は通さない紐通し結び目止め孔、および前記結び目を収納する前記結び目通し止孔に連通した結び目収納部を有する紐取付け部材と、
この紐取付け部材を複数個と、前記紐取付け部材を飾り物品に接着により取付けるための接着剤とを収納してなる包装容器と、を備えてなることを特徴とする包装された紐取付け部材である。
付記12記載の発明の実施例は、
図15等の実施例が対応している。
非ループの一本紐形態の紐を通しその結び目は通さない紐通し結び目止め孔、および前記結び目を収納する前記結び目通し止孔に連通した結び目収納部を有する複数個の紐取付け部材と、該紐取付け部材を飾り物品に接着させるための接着剤が、包装容器に包装された形態で提供されるので、購入者は、ぬいぐるみ、フィギュアなどで非ループの一本紐形態の紐を通しその結び目は通さない紐通し結び目止め孔、および前記結び目を収納する前記結び目通し止孔に連通した結び目収納部を有さない飾り物品に、前記接着剤により紐取付け部材を接着し取付けて紐取付け部材付飾り物品を形成できるという効果を奏する。
【解決手段】ぬいぐるみである飾り物品本体15の頭部に、接着剤により紐取付け部材10が接着され取付けてなる紐取付け部材付飾り物品16を形成しており、紐取付け部材10が、非ループの一本紐形態の紐2を通しその結び目は通さない紐通し結び目止め孔を有し、結び目通し止孔に連通した結び目を収納する結び目収納部、あるいは、結び目通し止孔に連通した結び目を収納する結び目収納部を、飾り物品本体15とによって形成する結び目収納部形成凹を有してなる。