(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5770906
(24)【登録日】2015年7月3日
(45)【発行日】2015年8月26日
(54)【発明の名称】アプリケーション推薦装置、アプリケーション推薦方法、アプリケーション推薦装置用プログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 17/30 20060101AFI20150806BHJP
G06Q 30/02 20120101ALI20150806BHJP
G06F 9/445 20060101ALI20150806BHJP
G06F 13/00 20060101ALI20150806BHJP
【FI】
G06F17/30 340A
G06F17/30 170Z
G06Q30/02 150
G06F9/06 650B
G06F13/00 540A
【請求項の数】7
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2014-200908(P2014-200908)
(22)【出願日】2014年9月30日
【審査請求日】2014年10月28日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】500521522
【氏名又は名称】株式会社オプティム
(74)【代理人】
【識別番号】100177220
【弁理士】
【氏名又は名称】小木 智彦
(72)【発明者】
【氏名】菅谷 俊二
【審査官】
齊藤 貴孝
(56)【参考文献】
【文献】
特表2014−512039(JP,A)
【文献】
特開2012−173818(JP,A)
【文献】
特開2010−182309(JP,A)
【文献】
特開2012−173792(JP,A)
【文献】
特開2012−063865(JP,A)
【文献】
特表2012−521728(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 17/30
G06F 9/445
G06F 13/00
G06Q 30/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末と通信可能に接続され、デジタルコンテンツとして頒布又は販売されるアプリケーションを、前記ユーザ端末に推薦するアプリケーション推薦装置であって、
前記ユーザ端末の備える入力インターフェースに関する情報を取得する入力インターフェース取得手段と、
前記ユーザ端末の備える出力インターフェースに関する情報を取得する出力インターフェース取得手段と、
前記入力インターフェースに関する情報及び前記出力インターフェースに関する情報に基づいて、一以上のアプリケーションを推薦し、その情報を前記ユーザ端末に送信するアプリケーション推薦手段と、
前記アプリケーションについて、実行に必要又は推奨している入力又は出力インターフェースを特定する推奨インターフェース特定手段と、
前記特定した推奨インターフェースのうち、前記ユーザ端末が有するインターフェースを特定する充足インターフェース特定手段と、
前記特定した推奨インターフェースのうち、前記ユーザ端末が有さないインターフェースを特定する不足インターフェース特定手段と、
前記充足インターフェースと前記不足インターフェースとについての情報を前記ユーザ端末に送信するインターフェース情報送信手段と、
を備えることを特徴とするアプリケーション推薦装置。
【請求項2】
前記入力インターフェース取得手段と、前記出力インターフェース取得手段の少なくともいずれかにおいて、前記ユーザ端末と通信可能に接続された外部機器のインターフェースも含めて取得することを特徴とする請求項1に記載のアプリケーション推薦装置。
【請求項3】
記憶部に、アプリケーションの情報と、実行に際して必要又は推奨しているインターフェースを記憶させたアプリケーションデータベースを備え、
前記取得した入力インターフェースを実行に際して必要又は推奨しているアプリケーションを、前記アプリケーションデータベースから抽出する入力依拠抽出手段と、
前記取得した出力インターフェースを実行に際して必要又は推奨しているアプリケーションを、前記アプリケーションデータベースから抽出する出力依拠抽出手段と、
を備え、前記アプリケーション推薦手段において、前記抽出したアプリケーションを推薦アプリケーションとして推薦することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアプリケーション推薦装置。
【請求項4】
記憶部に、前記ユーザ端末の備えるインターフェース情報と、アプリケーション購入履歴を記憶させたアプリケーション購入履歴データベースを備え、
前記取得した入力インターフェースと、出力インターフェースの少なくともいずれかと同様のインターフェースを有する他のユーザ端末が購入したアプリケーションを抽出する履歴依拠抽出手段と、
を備え、前記アプリケーション推薦手段において、前記抽出したアプリケーションを推薦対象として推薦することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のアプリケーション推薦装置。
【請求項5】
前記不足インターフェースについての取得又は購入方法との少なくともいずれかを前記ユーザ端末に送信するインターフェース広告送信手段と、
を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のアプリケーション推薦装置。
【請求項6】
デジタルコンテンツとして頒布又は販売されるアプリケーションを、端末に推薦するアプリケーション推薦装置が実行するアプリケーション推薦方法であって、
前記ユーザ端末の備える入力インターフェースに関する情報を取得するステップと、
前記ユーザ端末の備える出力インターフェースに関する情報を取得するステップと、
前記入力インターフェースに関する情報及び前記出力インターフェースに関する情報に基づいて、一以上のアプリケーションを推薦し、その情報を前記ユーザ端末に送信するステップと、
前記アプリケーションについて、実行に必要又は推奨している入力又は出力インターフェースを推奨インターフェースとして特定するステップと、
前記特定した推奨インターフェースのうち、前記ユーザ端末が有するインターフェースを充足インターフェースとして特定するステップと、
前記特定した推奨インターフェースのうち、前記ユーザ端末が有さないインターフェースを不足インターフェースとして特定するステップと、
前記充足インターフェースと前記不足インターフェースとについての情報を前記ユーザ端末に送信するステップと、
を備えることを特徴とするアプリケーション推薦方法。
【請求項7】
デジタルコンテンツとして頒布又は販売されるアプリケーションを、端末に推薦するアプリケーション推薦装置に、
前記ユーザ端末の備える入力インターフェースに関する情報を取得するステップ、
前記ユーザ端末の備える出力インターフェースに関する情報を取得するステップ、
前記入力インターフェースに関する情報及び前記出力インターフェースに関する情報に基づいて、一以上のアプリケーションを推薦し、その情報を前記ユーザ端末に送信するステップ、
前記アプリケーションについて、実行に必要又は推奨している入力又は出力インターフェースを推奨インターフェースとして特定するステップ、
前記特定した推奨インターフェースのうち、前記ユーザ端末が有するインターフェースを充足インターフェースとして特定するステップ、
前記特定した推奨インターフェースのうち、前記ユーザ端末が有さないインターフェースを不足インターフェースとして特定するステップ、
前記充足インターフェースと前記不足インターフェースとについての情報を前記ユーザ端末に送信するステップ、
を実行させることを特徴とするアプリケーション推薦装置用プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端末の備えるインターフェースに応じたアプリケーション推薦装置、アプリケーション推薦方法、アプリケーション推薦装置用プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年普及している高機能端末においては、ユーザがアプリケーションをインターネット上からダウンロードすることで、機器に新たな機能を発揮させることが可能となっている。
【0003】
しかしながら、利用可能なアプリケーションは増加の一途を辿り、ユーザにとってはダウンロードすべきアプリケーションを探す手間がかかり、あるいはそのアプリケーションを探しきれないといった問題が発生している。
【0004】
このような課題に対して、アプリケーションマーケットやアプリケーションを利用した経験が豊富でないユーザに対してであっても、そのユーザのニーズに合ったアプリケーションを推薦できるアプリケーション推薦装置及びアプリケーション推薦方法が公開されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2013−77152号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1によれば、ユーザ装置に保存されているコンテンツのバックアップデータを保存しているデータベースから、コンテンツのメタデータを取得する取得部と、取得部により取得されたメタデータを利用して、複数のアプリケーション各々のスコアを算出するスコア算出部と、複数のアプリケーション各々のスコアから、ユーザ装置のユーザに推薦するアプリケーションを決定する推薦アプリ決定部と、推薦することに決定されたアプリケーションをネットワークを介してユーザ装置に通知する通信部とを有するアプリケーション推薦装置が開示されている。
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の方法はバックアップデータとして保存されているコンテンツのメタ情報を参照しているので、ユーザの嗜好を反映するのみであり、ユーザが利用している端末の情報や、利用可能な機能に関しては考慮されていないという課題が残っていた。
【0008】
本発明は、これらの要請を鑑み、通信可能に接続されたユーザ端末が備える入力インターフェース及び出力インターフェースを検出・取得し、インターフェースの情報を用いてアプリケーションを推薦するアプリケーション推薦装置、アプリケーション推薦方法、アプリケーション推薦装置用プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
【0010】
第1の特徴に係る発明は、ユーザ端末と通信可能に接続され、デジタルコンテンツとして頒布又は販売されるアプリケーションを、前記ユーザ端末に推薦するアプリケーション推薦装置であって、
前記ユーザ端末の備える入力インターフェース
に関する情報を取得する入力インターフェース取得手段と、
前記ユーザ端末の備える出力インターフェース
に関する情報を取得する出力インターフェース取得手段と、
前記入力インターフェース
に関する情報及び前記出力インターフェース
に関する情報に基づいて、一以上のアプリケーションを推薦し、その情報を前記ユーザ端末に送信するアプリケーション推薦手段と、
前記アプリケーションについて、実行に必要又は推奨している入力又は出力インターフェースを特定する推奨インターフェース特定手段と、
前記特定した推奨インターフェースのうち、前記ユーザ端末が有するインターフェースを特定する充足インターフェース特定手段と、
前記特定した推奨インターフェースのうち、前記ユーザ端末が有さないインターフェースを特定する不足インターフェース特定手段と、
前記充足インターフェースと前記不足インターフェースとについての情報を前記ユーザ端末に送信するインターフェース情報送信手段と、
を備えることを特徴とするアプリケーション推薦装置を提供する。
【0011】
第1の特徴に係る発明によれば、ユーザ端末と通信可能に接続され、デジタルコンテンツとして頒布又は販売されるアプリケーションを、前記ユーザ端末に推薦するアプリケーション推薦装置は、前記ユーザ端末の備える入力インターフェース
に関する情報を取得し、前記ユーザ端末の備える出力インターフェース
に関する情報を取得し、前記入力インターフェース
に関する情報及び前記出力インターフェース
に関する情報に基づいて、一以上のアプリケーションを推薦し、その情報を前記ユーザ端末に送信する。
【0012】
ここで、第1の特徴に係る発明はアプリケーション推薦装置のカテゴリであるが、アプリケーション推薦方法、アプリケーション推薦装置用プログラムのカテゴリにおいても、同様の作用・効果を発揮する。
【0013】
第2の特徴に係る発明は、前記入力インターフェース取得手段と、前記出力インターフェース取得手段の少なくともいずれかにおいて、前記ユーザ端末と通信可能に接続された外部機器のインターフェースも含めて取得することを特徴とする第1の特徴に係る発明であるアプリケーション推薦装置を提供する。
【0014】
第2の特徴に係る発明によれば、第1の特徴に係る発明であるアプリケーション推薦装置は、前記入力インターフェース取得手段と、前記出力インターフェース取得手段の少なくともいずれかにおいて、前記ユーザ端末と通信可能に接続された外部機器のインターフェースも含めて取得する。
【0015】
第3の特徴に係る発明は、記憶部にアプリケーションの情報と、実行に際して必要又は推奨しているインターフェースを記憶させたアプリケーションデータベースを備え、
前記取得した入力インターフェースを実行に際して必要又は推奨しているアプリケーションを、前記アプリケーションデータベースから抽出する入力依拠抽出手段と、
前記取得した出力インターフェースを実行に際して必要又は推奨しているアプリケーションを、前記アプリケーションデータベースから抽出する出力依拠抽出手段と、
を備え、前記アプリケーション推薦手段において、前記抽出したアプリケーションを推薦アプリケーションとして推薦することを特徴とする第1または第2の特徴に係る発明であるアプリケーション推薦装置を提供する。
【0016】
第3の特徴に係る発明によれば、第1または第2の特徴に係る発明であるアプリケーション推薦装置は、記憶部にアプリケーションの情報と、実行に際して必要又は推奨しているインターフェースを記憶させたアプリケーションデータベースを備え、前記取得した入力インターフェースを実行に際して必要又は推奨しているアプリケーションを、前記アプリケーションデータベースから抽出し、前記取得した出力インターフェースを実行に際して必要又は推奨しているアプリケーションを、前記アプリケーションデータベースから抽出し、前記アプリケーション推薦手段において、前記抽出したアプリケーションを推薦アプリケーションとして推薦する。
【0017】
第4の特徴に係る発明は、記憶部に、前記ユーザ端末の備えるインターフェース情報と、アプリケーション購入履歴を記憶させたアプリケーション購入履歴データベースを備え、
前記取得した入力インターフェースと、出力インターフェースの少なくともいずれかと同様のインターフェースを有する他のユーザ端末が購入したアプリケーションを抽出する履歴依拠抽出手段と、
を備え、前記アプリケーション推薦手段において、前記抽出したアプリケーションを推薦対象として推薦することを特徴とする第1から第3のいずれかの特徴に係る発明であるアプリケーション推薦装置を提供する。
【0018】
第4の特徴に係る発明によれば、第1から第3のいずれかの特徴に係る発明であるアプリケーション推薦装置は、記憶部に、前記ユーザ端末の備えるインターフェース情報と、アプリケーション購入履歴を記憶させたアプリケーション購入履歴データベースを備え、前記取得した入力インターフェースと、出力インターフェースの少なくともいずれかと同様のインターフェースを有する他のユーザ端末が購入したアプリケーションを抽出し、前記アプリケーション推薦手段において、前記抽出したアプリケーションを推薦対象として推薦する。
【0019】
第5の特徴に係る発明は
、前記不足インターフェースについて
の取得又は購入方法との少なくともいずれかを前記ユーザ端末に送信するインターフェース広告送信手段と、
を備えることを特徴とする第1から第4のいずれかの特徴に係る発明であるアプリケーション推薦装置を提供する。
【0020】
第5の特徴に係る発明によれば
、前記不足インターフェースについて
の取得又は購入方法との少なくともいずれかを前記ユーザ端末に送信する。
【0021】
第6の特徴に係る発明は、デジタルコンテンツとして頒布又は販売されるアプリケーションを、端末に推薦するアプリケーション推薦装置が実行するアプリケーション推薦方法であって、
前記ユーザ端末の備える入力インターフェース
に関する情報を取得するステップと、
前記ユーザ端末の備える出力インターフェース
に関する情報を取得するステップと、
前記入力インターフェース
に関する情報及び前記出力インターフェース
に関する情報に基づいて、一以上のアプリケーションを推薦し、その情報を前記ユーザ端末に送信するステップと、
前記アプリケーションについて、実行に必要又は推奨している入力又は出力インターフェースを推奨インターフェースとして特定するステップと、
前記特定した推奨インターフェースのうち、前記ユーザ端末が有するインターフェースを充足インターフェースとして特定するステップと、
前記特定した推奨インターフェースのうち、前記ユーザ端末が有さないインターフェースを不足インターフェースとして特定するステップと、
前記充足インターフェースと前記不足インターフェースとについての情報を前記ユーザ端末に送信するステップと、
を備えることを特徴とするアプリケーション推薦方法を提供する。
【0022】
第7の特徴に係る発明は、デジタルコンテンツとして頒布又は販売されるアプリケーションを、端末に推薦するアプリケーション推薦装置に、
前記ユーザ端末の備える入力インターフェース
に関する情報を取得するステップ、
前記ユーザ端末の備える出力インターフェース
に関する情報を取得するステップ、
前記入力インターフェース
に関する情報及び前記出力インターフェース
に関する情報に基づいて、一以上のアプリケーションを推薦し、その情報を前記ユーザ端末に送信するステップ、
前記アプリケーションについて、実行に必要又は推奨している入力又は出力インターフェースを推奨インターフェースとして特定するステップ、
前記特定した推奨インターフェースのうち、前記ユーザ端末が有するインターフェースを充足インターフェースとして特定するステップ、
前記特定した推奨インターフェースのうち、前記ユーザ端末が有さないインターフェースを不足インターフェースとして特定するステップ、
前記充足インターフェースと前記不足インターフェースとについての情報を前記ユーザ端末に送信するステップ、
を実行させることを特徴とするアプリケーション推薦装置用プログラムを提供する。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、通信可能に接続されたユーザ端末が備える入力インターフェース及び出力インターフェースを検出・取得し、インターフェースの情報を用いてアプリケーションを推薦するアプリケーション推薦装置、アプリケーション推薦方法、アプリケーション推薦装置用プログラムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】
図1は、アプリケーション推薦システム1の概要を表した図である。
【
図2】
図2は、アプリケーション推薦システム1のシステム構成図である。
【
図3】
図3は、アプリケーション推薦装置10とユーザ端末50の機能ブロック図である。
【
図4】
図4は、アプリケーション推薦装置10とユーザ端末50が実行する推薦アプリケーション送信処理のフローチャートである。
【
図5】
図5は、アプリケーション推薦装置10が実行するアプリケーション推薦処理のフローチャートである。
【
図6】
図6は、ユーザ端末50情に表示されたインターフェース広告の一例である。
【
図7】
図7は、アプリケーションデータベース25が備えるアプリケーションテーブルの一例である。
【
図8】
図8は、購入履歴データベース26が備える購入履歴テーブルの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
【0026】
[アプリケーション推薦システム1の概要]
図1は、本発明の好適な実施形態であるアプリケーション推薦システム1の概要を説明するための図である。アプリケーション推薦システム1は、アプリケーション推薦装置10及び、ユーザ端末50から構成される。
【0027】
アプリケーション推薦システム1において、はじめにユーザ端末50は、利用可能な入出力インターフェースをアプリケーション推薦装置10に送信する(ステップS01)。ここで、入出力インターフェースはユーザ端末50自体が備えるもののみならず、通信可能に接続された外部機器101自体や、接続された外部機器102が利用可能なインターフェース103を含む。
【0028】
次に、アプリケーション推薦装置10は、受信したインターフェース情報を使って、アプリケーションデータベース25から、アプリケーションを抽出する(ステップS02)。ここでは、アプリケーションのうち、受信した入力または出力インターフェースを、実行に必要又は推奨するアプリケーションを抽出する。
【0029】
続けて、アプリケーション推薦装置10は、購入履歴データベース26から、アプリケーションを抽出する(ステップS03)。ここでは、アプリケーションのうち、受信した入力または出力インターフェースを備える他のユーザ端末50が、よく購入しているアプリケーションを抽出する。ここでは例えば、協調フィルタリングといった一般の推薦アルゴリズムを用いてよい。
【0030】
アプリケーション推薦装置10は、以上のように抽出したアプリケーションを、ユーザ端末50に推薦アプリケーションとして送信する(ステップS04)。以上の処理によって、ユーザ端末50に対してインターフェースに注目したアプリケーションのレコメンドが可能となる。
【0031】
一方で、ユーザ端末50は、推薦結果に関わらず自由にアプリケーションをダウンロード可能であるから、必要なインターフェースを備えないアプリケーションをダウンロードしてしまうこともある。そうした時には、アプリケーション推薦装置10は、逆に必要インターフェースの取得方法を推薦してもよい。一例として、例えばECサイトへのリンクを提供してよい。
【0032】
以上が、アプリケーション推薦システム1の概要である。
【0033】
[アプリケーション推薦システム1のシステム構成]
図2は、アプリケーション推薦システム1のシステム構成図である。アプリケーション推薦システム1は、アプリケーション推薦装置10、ユーザ端末50、アプリケーションデータベース25、購入履歴データベース26によって構成される。また、アプリケーション推薦装置10は、公衆回線網3(インターネット網や第3世代、第4世代通信網など)を介してユーザ端末50と通信可能に接続されている。
【0034】
アプリケーション推薦装置10は、後述の機能を備える家庭用又は業務用の電化製品である。アプリケーション推薦装置10は、例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ装置、携帯電話、携帯情報端末に加え、スマートフォン、タブレット端末、ネットブック端末、スレート端末、電子書籍端末、携帯型音楽プレーヤ等の情報家電であってよい。
【0035】
ユーザ端末50は、アプリケーション推薦装置10と通信可能に接続され、アプリケーションの推薦を受ける後述の機能を備える電化製品である。
【0036】
[各機能の説明]
図3に基づいて、各装置の構成について説明する。
【0037】
アプリケーション推薦装置10は、制御部11として、CPU(Central Processing Unit),RAM(Random Access Memory),ROM(Read Only Memory)等を備え、通信部12として、他の機器と通信可能にするためのデバイス、例えば、IEEE802.11に準拠したWiFi(Wireless Fidelity)対応デバイスを備える。
【0038】
また、アプリケーション推薦装置10は、データやファイルを記憶する記憶部13として、ハードディスクや半導体メモリ、記録媒体、メモリカード等による、データのストレージ部を備える。また、アプリケーション推薦装置10は、記憶部13にアプリケーションデータベース25、購入履歴データベース26を備える。
【0039】
アプリケーション推薦装置10において、制御部11が所定のプログラムを読み込むことで、通信部12と協働して、入力インターフェース取得モジュール14、出力インターフェース取得モジュール15、アプリケーション推薦モジュール16、インターフェース広告送信モジュール17を実現する。また、アプリケーション推薦装置10において、制御部11が所定のプログラムを読み込むことで、記憶部13と協働して、入力依拠抽出モジュール18、出力依拠抽出モジュール19、履歴依拠抽出モジュール20、推奨インターフェース特定モジュール21、不足インターフェース特定モジュール22を実現する。
【0040】
ユーザ端末50は、制御部51として、CPU(Central Processing Unit),RAM(Random Access Memory),ROM(Read Only Memory)等を備え、通信部52として、他の機器と通信可能にするためのデバイス、例えば、IEEE802.11に準拠したWiFi(Wireless Fidelity)対応デバイスを備える。
【0041】
また、ユーザ端末50は、入出力部53として、制御部で制御したデータや画像を出力表示する表示部を備え、かつ、ユーザやサポート者からの入力を受付けるタッチパネルやキーボード、マウス等を備えていてよい。
【0042】
ユーザ端末50において、制御部51が所定のプログラムを読み込むことで、通信部52と協働して、入力インターフェース送信モジュール54、出力インターフェース送信モジュール55、推薦アプリケーション受信モジュール56、インターフェース広告受信モジュール57を実現する。また、ユーザ端末50において、制御部51が所定のプログラムを読み込むことで、通信部52、入出力部53と協働して、入出力インターフェース検出モジュール58を実現する。
【0043】
[推薦アプリケーション送信処理]
図4は、アプリケーション推薦装置10とユーザ端末50が実行する推薦アプリケーション送信処理のフローチャートである。上述した各装置のモジュールが行う処理について、本処理にて併せて説明する。
【0044】
ユーザ端末50の入出力インターフェース検出モジュール58は、ユーザ端末50が備える入力インターフェースと出力インターフェースを検出する(ステップS11)。また、続けて、接続され、利用可能になっている外部機器の入力インターフェースと出力インターフェースを検出する(ステップS12)。ここで、外部機器との接続は有線・無線を問わない。
【0045】
続いて、ユーザ端末50の入力インターフェース送信モジュール54、及び出力インターフェース送信モジュール55は、インターフェース情報をアプリケーション推薦装置10に送信する(ステップS13)。
【0046】
アプリケーション推薦装置10の入力インターフェース取得モジュール14、及び出力インターフェース取得モジュール15は、入力インターフェース及び出力インターフェースの情報を受信する(ステップS14)。そして、受信したインターフェース情報を用いて、アプリケーション推薦処理を行う(ステップS15)。
【0047】
[アプリケーション推薦処理]
図5は、アプリケーション推薦装置10が実行するアプリケーション推薦処理のフローチャートである。上述した各装置のモジュールが行う処理について、本処理にて併せて説明する。
【0048】
初めに、アプリケーション推薦装置10の入力依拠抽出モジュール18は、受信した入力インターフェース情報を用いて、アプリケーションデータベース25から、受信した入力インターフェースを実行に際して必要又は推奨しているアプリケーションを抽出する(ステップS21)。
【0049】
図7は、アプリケーションデータベース25が備えるアプリケーションテーブルの一例である。アプリケーションテーブルには、アプリケーションに関する情報と、必要又は推奨される入力インターフェース、出力インターフェースが関連付けて記憶されている。
図7においては、必要なインターフェースと推奨されているインターフェースが同箇所に記憶されているが、分けて記憶されていてよい。
【0050】
続いて、アプリケーション推薦装置10の出力依拠抽出モジュール19は、受信した出力インターフェース情報を用いて、アプリケーションデータベース25から、受信した出力インターフェースを実行に際して必要又は推奨しているアプリケーションを抽出する(ステップS22)。
【0051】
続いて、アプリケーション推薦装置10の履歴依拠抽出モジュール20は、購入履歴データベース26から、ユーザ端末50と同様の入力インターフェース、出力インターフェースを備える端末を特定する(ステップS23)。ここで条件としては、同様の入力インターフェース、出力インターフェースをともに備える端末を特定してもよいし、いずれか片方でもよい。
【0052】
そして、履歴依拠抽出モジュール20は、購入履歴データベース26から、先述の特定した端末が購入したアプリケーションを抽出する(ステップS24)。ここで、抽出結果を推薦の形でより最適化するため、ステップS23、S24は、端末とアプリケーションの協調フィルタリング等、既存の推薦アルゴリズムを用いてよい。
【0053】
図8は、購入履歴データベース26が備える購入履歴テーブルの一例である。購入履歴テーブルには、アプリケーションと、それを購入した端末ID、及び端末が備える入力インターフェース、出力インターフェースが関連付けて記憶されている。ここで、例えばステップS23では、入力インターフェース、出力インターフェースを抽出条件として、端末IDを抽出する。また、ステップS24では、端末IDを抽出条件として、アプリケーションを抽出する。
【0054】
最後に、アプリケーション推薦装置10は、以上の処理によって抽出されたアプリケーションを、推薦アプリケーションとして返し、アプリケーション推薦処理を終了する(ステップS25)。
【0055】
推薦アプリケーション送信処理に戻り、アプリケーション推薦装置10のアプリケーション推薦モジュール16は、推薦アプリケーションをユーザ端末50に送信する(ステップS16)。ここで、送信する情報は通常アプリケーションへのWeb上のリンクであるが、アプリケーションデータそのものを送信してもよい。
【0056】
最後に、ユーザ端末50の推薦アプリケーション受信モジュール56は、推薦アプリケーションを受信する(ステップS17)。以上が、アプリケーション推薦装置10とユーザ端末50が実行する推薦アプリケーション送信処理の処理手順である。
【0057】
ところで、ユーザ端末50は、推薦結果に関わらず自由にアプリケーションをダウンロード可能であるから、必要なインターフェースを備えないアプリケーションをダウンロードしてしまうこともある。そうした時には、アプリケーション推薦装置10は、逆にアプリケーションを元に必要インターフェースの取得方法を推薦してもよい。
【0058】
例えば、ユーザ端末50から、インストールされた、または
使用しているアプリケーションの一覧と、入出力インターフェースを受信したとき、アプリケーション推薦装置10の推奨インターフェース特定モジュール21、及び不足インターフェース特定モジュール22は、アプリケーションデータベース25を用いて、アプリケーションが必要又は推奨しているインターフェースのうち、ユーザ端末50が備えていないものを特定する。
【0059】
更に、アプリケーション推薦装置10のインターフェース広告送信モジュール17が、前記特定したインターフェースの広告をユーザ端末50に送信することで、ユーザ端末59のインターフェース広告受信モジュール57がこれを受信し、表示してよい。
【0060】
広告として、例えばECサイトへのリンクを提供してよい。
図6は、ユーザ端末50
上に表示されたインターフェース広告の一例である。説明文61として、アプリケーション名と概要が表示され、インターフェースリスト62に、必要なインターフェースのうち、ユーザ端末50が現在利用できないものを列挙している。そして、商品63として、当該インターフェースを表示し、広告64として、購入可能なリンクを表示している。
【0061】
以上の処理によって、ユーザがアプリケーションを利用するに際して、必要又は推奨とされたインターフェースに関する広告をユーザ端末50に送信することが可能となる
【0062】
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU,情報処理装置,各種端末を含む)が、所定のプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。プログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD(CD−ROMなど)、DVD(DVD−ROM、DVD−RAMなど)等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し記憶して実行する。また、そのプログラムを、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記憶装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
【0063】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
【符号の説明】
【0064】
1 アプリケーション推薦システム、10 アプリケーション推薦装置、25 アプリケーションデータベース、26 購入履歴データベース、50 ユーザ端末
【要約】
【課題】
端末が利用可能なインターフェース情報を用いてアプリケーションを推薦する。
【解決手段】
ユーザ端末50と通信可能に接続され、デジタルコンテンツとして頒布又は販売されるアプリケーションを、前記ユーザ端末に推薦するアプリケーション推薦装置10は、前記ユーザ端末50の備える入力インターフェースを取得し、前記ユーザ端末50の備える出力インターフェースを取得し、前記入力インターフェース及び前記出力インターフェースに基づいて、一以上のアプリケーションを推薦し、その情報を前記ユーザ端末50に送信する。
【選択図】
図1