【実施例】
【0158】
次に、実施例を示し、本発明をより具体的に説明する。ただし、本発明は以下の実施例によって何ら制限されるものではない。
実施例1
1-Ethyl-3-[2-(pyridine-2-yl)propan-2-yl]-1-(thiazolo[5,4-b]pyridine-5-yloxy)urea(化合物7)(下記化合物番号1-2)の製造
【0159】
Phenyl benzyloxycarbamate(化合物2)の製造
【0160】
【化22】
【0161】
O-Benzylhydroxylamine hydrochloride(化合物1)25.0gをアセトニトリル250mlに溶解し、氷冷下、ピリジン24.8gおよびクロロ蟻酸フェニル24.5gを加え、室温にて3時間攪拌した。その後、これに飽和食塩水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層に硫酸マグネシウムを加えて乾燥させ、ろ過し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製した。化合物2が38.0g(収率99%)得られた。化合物2の
1H−NMRの測定結果は下記のとおりであった。
1H-NMR(CDCl
3/TMS, δ(ppm)) 7.54(br, 1H), 7.45〜7.34(m, 7H), 7.22(t, 1H), 7.13(d, 2H), 4.97(s, 2H)
【0162】
1-Benzyloxy-3-[2-(pyridin-2-yl)propan-2-yl]urea(化合物3)の製造
【0163】
【化23】
【0164】
化合物2 10.7gをテトラヒドロフラン200mlに溶解し、これに2-(pyridin-2-yl)propan-2-amine6.0gおよびトリエチルアミン4.90gを加え、加熱還流下、6時間攪拌した。その後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製した。化合物3が7.93g(収率63%、融点104-106℃)得られた。
【0165】
1-(Benzyloxy)-1-ethyl-3-[2-(pyridin-2-yl)propan-2-yl]urea(化合物4)の製造
【0166】
【化24】
【0167】
化合物3 15.79gをN,N−ジメチルホルムアミド300mlに溶解した。これに、氷冷下で水素化ナトリウム2.43gを加え、室温で1時間攪拌した。その後、これにヨウ化エチル(9.06g)を加え、室温にて3時間攪拌した。次いでこれに飽和食塩水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層に硫酸マグネシウムを加えて乾燥させ、ろ過し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製した。化合物4が17.12g(収率99%)得られた。化合物4の
1H−NMRの測定結果は下記のとおりであった。
1H-NMR(CDCl
3/TMS, δ(ppm)) 8.48(dd, 1H), 7.88(br, 1H), 7.66(dt, 1H), 7.28〜7.53(m, 5H), 7.16(dd, 1H), 6.94(br, 1H), 4.86(s, 2H), 3.58(q, 2H), 1.67(s, 6H), 1.19(t, 3H)
【0168】
1-Ethyl-1-hydroxy-3-[2-(pyridin-2-yl)propan-2-yl]urea(化合物5)の製造
【0169】
【化25】
【0170】
化合物4 4.71gをメタノール40mlに溶解し、これに5%パラジウムカーボン1gを加え、水素にて置換し、室温にて24時間攪拌した。その後、セライトにてろ過した。次いで、溶媒を減圧留去した。化合物5が3.25g(収率97%、融点73-75℃)得られた。
【0171】
1-Ethyl-3-[2-(pyridine-2-yl)propan-2-yl]-1-(thiazolo[5,4-b]pyridine-5-yloxy)urea(化合物7)の製造
【0172】
【化26】
【0173】
化合物5 0.22gと化合物6 0.22gをジメチルスルホキシド5mlに溶解し、カリウムt-ブトキシド0.12gを加え、室温で1時間攪拌した。その後、これに塩化アンモニウム水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層に硫酸マグネシウムを加えて乾燥させ、ろ過し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製した。目的化合物7が0.080g(収率23%、融点116-118℃)得られた。
【0174】
実施例2
1-[Benzo(d)thiazol-6-yloxy]-1-ethyl-3-[2-(pyridin-2-yl)propan-2-yl]urea(化合物11)(下記化合物番号1-1)の製造
【0175】
Phenyl benzo(d)thiazol-6-yloxycarbamate(化合物9)の製造
【0176】
【化27】
【0177】
Benzo(d)thiazol-6-ol0.30gをテトラヒドロフラン10mlに溶解し、カリウムt−ブトキシド0.25gを加え、加熱還流下、2時間撹拌した。次いで溶媒を減圧留去した。これをN,N−ジメチルホルムアミド10mlに溶解し、氷冷下、O−メシチルスルホニルヒドロキシルアミン1.06gの塩化メチレン溶液5mlを加え、30分間攪拌した。これに氷冷下でピリジン0.22gおよびクロロぎ酸フェニル0.31gを加え、室温にて2時間攪拌した。その後、これに飽和食塩水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層に硫酸マグネシウムを加えて乾燥させ、ろ過し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製した。化合物9が0.20g(収率35%、融点152-154℃)得られた。
【0178】
1-[Benzo(d)thiazol-6-yloxy]-3-[2-(pyridin-2-yl)propan-2-yl]urea(化合物10)の製造
【0179】
【化28】
【0180】
化合物9 0.20gをテトラヒドロフラン10mlに溶解し、2-(Pyridin-2-yl)propan-2-amine0.10gおよびトリエチルアミン0.08gを加え、加熱還流下、一晩攪拌した。その後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製した。化合物10が0.20g(収率87%、融点164-166℃)得られた。
【0181】
1-[Benzo(d)thiazol-6-yloxy]-1-ethyl-3-[2-(pyridin-2-yl)propan-2-yl]urea(化合物11)の製造
【0182】
【化29】
【0183】
化合物10 0.20gをN,N−ジメチルホルムアミド4mlに溶解し、炭酸カリウム0.09gおよびヨウ化エチル0.10gを加え、室温にて3時間攪拌した。次いで、これに飽和食塩水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層に硫酸マグネシウムを加えて乾燥させ、ろ過し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製した。目的化合物11が0.16g(収率74%、融点76-77℃)得られた。
【0184】
実施例3
1-Ethyl-3-[2-(pyridin-2-yl)propan-2-yl]-1-[2-(trifluoromethyl)thiazolo[4,5-c]pyridin-6-yloxy]urea(化合物18)(化合物番号1-11)の製造
【0185】
N-(4,6-Dichloropyridin-3-yl)-2,2,2-trifluoroacetamide(化合物13)の製造
【0186】
【化30】
【0187】
化合物12 2.00gをジクロロメタン20mlに溶解し、トリフルオロ酢酸無水物2.71を加え、室温で3時間攪拌した。その後、これに炭酸ナトリウム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層に硫酸マグネシウムを加えて乾燥させ、ろ過し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製した。化合物13が3.00g(収率94%)得られた。化合物13の
1H−NMRの測定結果は下記のとおりであった。
1H-NMR(CDCl
3/TMS, δ(ppm)) 9.28(s, 1H), 8.27(s, 1H), 7.50(s, 1H)
【0188】
6-Chloro-2-(trifluoromethyl)thiazolo[4,5-c]pyridine(化合物14)の製造
【0189】
【化31】
【0190】
化合物13 0.40gをトルエン30mlに溶解し、Davy-reagent p-tolyl2.79gを加え、加熱還流下で7時間撹拌し、次いで室温にて一晩攪拌した。その後、炭酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層に硫酸マグネシウムを加えて乾燥させ、ろ過し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製した。化合物14が1.92g(収率70%)得られた。化合物14の
1H−NMRの測定結果は下記のとおりであった。
1H-NMR(CDCl
3/TMS, δ(ppm)) 9.29(s, 1H), 8.00(s, 1H)
【0191】
tert-Butyl 2-(trifluoromethyl)thiazolo[4,5-c]pyridin-6-yloxycarbamate(化合物15)の製造
【0192】
【化32】
【0193】
化合物14 1.05gとBoc-ヒドロキシルアミン0.71gをジメチルスルホキシド20mlに溶解し、水酸化カリウム0.75gを加え、室温で5時間攪拌した。その後、塩化アンモニウム水を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層に硫酸マグネシウムを加えて乾燥させ、ろ過し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製した。化合物15が0.96g(収率65%、融点149-150℃)得られた。
【0194】
Phenyl 2-(trifluoromethyl)thiazolo[4,5-c]pyridin-6-yloxycarbamate(化合物16)の製造
【0195】
【化33】
【0196】
化合物15 1.19gをジクロロメタン30mlに溶解し、これに氷冷下でトリエチルアミン0.54gを加え、クロロギ酸フェニル0.61gを滴下し、氷冷下で1時間攪拌した。その後、塩化アンモニウム水を加え、ジクロロメタン層を分離し、これに硫酸マグネシウムを加えて乾燥させ、ろ過し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣にジクロロメタン24mlを加え、トリフルオロ酢酸8mlを滴下し、室温にて5時間撹拌した。反応液を酢酸エチルにて希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液にて中和し、次いで有機層を分離した。得られた有機層に硫酸マグネシウムを加えて乾燥させ、ろ過し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製した。化合物16が1.14g(収率90%)得られた。化合物16の
1H−NMRの測定結果は下記のとおりであった。
1H-NMR(CDCl
3/TMS, δ(ppm)) 9.16(s, 1H), 8.71(s, 1H), 7.65(s, 1H), 7.40〜7.36(m, 2H), 7.25〜7.23(m, 1H), 7.19〜7.17(m, 2H)
【0197】
1-[2-(Pyridin-2-yl)propan-2-yl]-3-[2-(trifluoromethyl)thiazolo[4,5-c]pyridin-6-yloxy]urea(化合物17)の製造
【0198】
【化34】
【0199】
化合物16 0.30gをテトラヒドロフラン20mlに溶解し、2-(pyridin-2-yl)propan-2-amine0.15gおよびトリエチルアミン0.5mlを加え、加熱還流下で5時間撹拌した。その後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製した。化合物17が0.23g(収率68%)得られた。化合物17の
1H−NMRの測定結果は下記のとおりであった。
1H-NMR(CDCl
3/TMS, δ(ppm)) 9.17(s, 1H), 8.43〜8.41(m, 1H), 8.22(s, 1H), 7.98(s, 1H), 7.84(d, 1H), 7.69(ddd, 1H), 7.39〜7.37(m, 1H), 7.16(ddd, 1H), 1.76(s, 6H)
【0200】
1-Ethyl-3-[2-(pyridin-2-yl)propan-2-yl]-1-[2-(trifluoromethyl)thiazolo[4,5-c]pyridin-6-yloxy]urea(化合物18)の製造
【0201】
【化35】
【0202】
化合物17 0.23gをN,N−ジメチルホルムアミド7mlに溶解し、炭酸カリウム0.23gおよびヨードエタン0.090gを加え、室温にて5時間撹拌した。その後、酢酸エチルを加え、塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、有機層を硫酸マグネシウムにて乾燥させ、ろ過し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製した。目的化合物18が0.21g(収率84%、融点120〜122℃)得られた。
【0203】
実施例4
1-[6-Chloro-4-(trifluoromethyl)pyridine-2-yloxy]-1-ethyl-3-{2-[4-(methylthio)pyridin-2-yl]propan-2-yl}urea(化合物番号3-9)の製造
【0204】
1-Benzyloxy-3-{2-[4-(methylthio)pyridin-2-yl]propan-2-yl}urea(化合物19)の製造
【化36】
【0205】
化合物2 2.57gをアセトニトリル32mlに溶解し、2-[4-(methylthio)pyridin-2-yl]propan-2-amine 6.0gを加え、加熱還流下、24時間攪拌した。反応終了後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製した。化合物19が3.29g(収率94%)得られた。化合物19の
1H−NMRの測定結果は下記のとおりであった。
1H-NMR(CDCl
3/ TMS, δ(ppm)) 8.32( d, 1H), 7.81( s, 1H), 7.50〜7.47( m, 2H), 7.40〜7.35 ( m, 3H), 7.13( d, 1H), 6.99( dd, 1H), 6.88( s, 1H), 4.87( s, 2H), 2.50( s, 3H), 1.69( s, 6H)
【0206】
1-Benzyloxy-1-ethyl-3-{2-[4-(methylthio)pyridin-2-yl]propan-2-yl}urea(化合物20)の製造
【化37】
【0207】
化合物19 3.28gをN,N−ジメチルホルムアミド40mlに溶解し、氷冷下、55%水素化ナトリウム0.45gを加え、室温で15分攪拌した後、ヨウ化エチル1.59gを加え、室温にて3時間攪拌した。反応終了後、飽和塩化アンモニウム水を加えて酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層に硫酸マグネシウムを加えて乾燥、ろ過後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製した。化合物20が3.41g(収率96%)得られた。化合物20の
1H−NMRの測定結果は下記のとおりであった。
1H-NMR(CDCl
3/ TMS, δ(ppm)) 8.28( d, 1H), 7.77( s, 1H), 7.52〜7.49( m, 2H), 7.40〜7.35 ( m, 3H), 7.12( d, 1H), 6.97( dd, 1H), 4.84( s, 2H), 3.57( q, 2H), 2.49( s, 3H), 1.65( s, 6H), 1.18( t, 3H)
【0208】
1-Ethyl-1-hydroxy-3-{2-[4-(methylthio)pyridin-2-yl]propan-2-yl}urea(化合物21)の製造
【化38】
【0209】
化合物20 3.41gをジクロロメタン27mlに溶解し、氷冷下トリフルオロメタンスルホン酸8mlを滴下し、室温にて2時間攪拌した。反応終了後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液にて中和後、有機層を分離した。得られた有機層に硫酸マグネシウムを加え乾燥、ろ過後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製した。化合物21が2.70g(quant.)得られた。化合物21の
1H−NMRの測定結果は下記のとおりであった。
1H-NMR(CDCl
3/ TMS, δ(ppm)) 8.61( s, 1H), 8.31( d, 1H), 7.40( s, 1H), 7.23 ( d, 1H), 6.97( dd, 1H), 3.49( q, 2H), 2.49( s, 3H), 1.72( s, 6H), 1.13( t, 3H)
【0210】
1-[6-Chloro-4-(trifluoromethyl)pyridine-2-yloxy]-1-ethyl-3-{2-[4-(methylthio)pyridin-2-yl]propan-2-yl}urea(化合物22)の製造
【化39】
【0211】
化合物21 0.27gと2,6-Dichloro-4-(trifluoromethyl)pyridine0.23gをテトラヒドロフラン8mlに溶解し、5℃にてカリウムt−ブトキシド0.12gを加え、5〜10℃で1時間攪拌した。反応終了後、反応液を飽和塩化アンモニウム水に注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層に硫酸マグネシウムを加えて乾燥、ろ過後、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製した。目的とする化合物22が0.29g(収率64%、融点64-67℃)得られた。
【0212】
前述の方法などに従って表1〜9に示すアリールオキシウレア化合物を製造した。表1は式(1)で表される化合物中の置換基を示す。表2は式(2)で表される化合物中の置換基を示す。表3−1、3−2および3−3は式(3)で表される化合物中の置換基を示す。表4は式(4)で表される化合物中の置換基を示す。表5は式(5)で表される化合物中の置換基を示す。表6は式(6)で表される化合物中の置換基を示す。表7は式(7)で表される化合物中の置換基を示す。表8は式(8)で表される化合物中の置換基を示す。表9は式(9)で表される化合物中の置換基を示す。なお、表1〜9は、前記の方法などで製造できる本発明のアリールオキシウレア化合物の一部を示したに過ぎない。本明細書において具体的に示しきれなかった他の化合物、すなわち本発明の趣旨と範囲を逸脱しない種々の基に置換されたものが前記方法などによって製造でき且つ使用できることは本明細書の記載によって当業者において容易に理解できることである。
【0213】
【化40】
【0214】
【表1】
【0215】
【化41】
【0216】
【表2】
【0217】
【化42】
【0218】
【表3-1】
【0219】
【表3-2】
【0220】
【表3-3】
【0221】
【化43】
【0222】
【表4】
【0223】
【化44】
【0224】
【表5】
【0225】
【化45】
【0226】
【表6】
【0227】
【化46】
【0228】
【表7】
【0229】
【化47】
【0230】
【表8】
【0231】
【化48】
【0232】
【表9】
【0233】
表1〜9に示した化合物のうち、いくつかの化合物について物性を測定した。測定結果を下記に示す。なお、粘性オイルまたはアモルファスの化合物については
1H-NMR (CDCl
3)または屈折率を測定した。左端の番号は表中の化合物番号に対応する。
【0234】
1-1:融点 76-77℃
1-2:融点 116-118℃
1-3:viscosity oil
1-4:融点 106-108℃
1-5:viscosity oil;
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.93(s, 1H), 8.09(d, 1H), 7.73(d, 1H), 7.35(br, 1H), 7.29(dd, 1H), 6.01(s, 1H), 3.98〜3.89(m, 2H), 3.71(q, 2H), 1.55(s, 6H), 1.20(t, 3H)
1-6:viscosity oil;
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.42(d, 1H), 8.27(d, 1H), 8.00(s, 1H), 7.67(ddd, 1H), 7.42(d, 1H), 7.39(d, 1H), 7.13(ddd, 2H), 5.94(s, 2H), 3.81(q, 2H), 2.32(s, 6H), 1.75(s, 6H), 1.26(t, 3H)
1-7:amorphous;
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.34〜8.32(m, 1H), 8.21(br, 1H), 8.15(d, 1H), 7.85(d, 1H), 7.66(dt, 1H), 7.50(dd, 1H), 7.35(d, 1H), 7.13〜7.10(m, 1H), 3.74(t, 2H), 1.73(s, 6H), 1.22(t, 3H)
1-8:屈折率(23.8℃) 1.5341
1-9:融点 140〜142℃
1-10:融点 146-147℃
1-11:融点 120-122℃
1-12:融点 127-128℃
1-13:amorphous;
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.89(s, 1H), 8.44(d, 1H), 8.09(d, 1H), 8.03(s, 1H), 7.86(d, 1H), 7.60〜7.55(m, 3H), 7.50〜7.40(m, 4H), 7.34(dd, 1H), 3.75(q, 2H), 1.81(s, 6H), 1.24(t, 3H)
1-14:融点 133-135℃
1-15:融点 139-141℃
1-17:屈折率(20.3℃) 1.5967
1-18:屈折率(20.4℃) 1.5621
【0235】
2-1:amorphous;
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.85(s, 1H), 8.03(d, 1H), 7.85〜7.83(m, 2H), 7.66(d, 1H), 7.64〜7.60(m, 1H), 7.53〜7.49(m, 2H), 7.28(dd, 1H), 3.82(t, 2H), 3.33(s, 3H), 1.24(t, 3H)
3-1:amorphous;
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.23(d, 1H), 7.92(br, 1H), 7.31(d, 1H), 7.20〜7.18(m, 2H), 7.13(d, 1H), 6.95(dd, 1H), 3.65(t, 2H), 2.47(s, 3H), 1.71(s, 6H), 1.17(t, 3H)
3-2:融点 93-95℃
3-3:融点 120-121℃
3-4:融点 161-162℃
3-5:融点 135-136℃
3-6:屈折率(22.1℃) 1.5338
3-7:融点 149-150℃
3-8:融点 148-149℃
3-9:融点 64-67℃
3-10:屈折率(22.5℃) 1.5350
3-11:融点 110-112℃
3-12:融点 133-134℃
3-13:屈折率(24.8℃) 1.5779
3-14:融点 160-161℃
3-15:融点 107-108℃
3-16:融点 156-157℃
3-17:融点 129-130℃
3-18:融点 59-61℃
3-19:屈折率(20.4℃) 1.5806
3-20:屈折率(20.7℃) 1.5858
3-21:屈折率(20.8℃) 1.5932
3-22:屈折率(20.9℃) 1.5247
3-23:屈折率(21.5℃) 1.5698
3-29:屈折率(20.4℃) 1.5526
【0236】
3-33:融点 98-100℃;
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.76(d, 1H), 7.84(d, 1H), 7.64(dd, 1H), 7.41(s, 1H), 7.36(s, 1H), 7.22(s, 1H), 3.71(br, 2H), 3.15(q, 2H), 1.76(s, 6H), 1.32(t, 3H), 1.22(t, 3H)
3-34:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.75(d, 1H), 7.84(d, 1H), 7.66(dd, 1H), 7.36(s, 2H), 7.33(s, 1H), 3.67(br, 2H), 3.15(q, 2H), 1.77(s, 6H), 1.32(t, 3H), 1.18(t, 3H)
3-39:屈折率(20.6℃) 1.5642
3-42:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.21(d, 1H), 7.79(s, 1H), 7.14(d, 1H), 6.95(dd, 1H), 6.69(s, 1H), 3.74(br, 2H), 3.21(s, 6H), 2.48(s, 3H), 1.71(s, 6H), 1.21(t, 3H)
3-43:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.20(d, 1H), 8.14(s, 1H), 7.17(s, 2H), 7.15(d, 1H), 6.99(dd, 1H), 3.70(br, 2H), 2.50(s, 3H), 1.72(s, 6H), 1.19(t, 3H)
3-44:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.76(d, 1H), 7.89(s, 1H), 7.70(dd, 1H), 7.30(s, 1H), 7.17(s, 2H), 3.66(br, 2H), 3.11(s, 3H), 1.77(s, 6H), 1.18(t, 3H)
3-45:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.23(d, 1H), 7.81(s, 1H), 7.14(d, 1H), 6.96(dd ,1H), 6.46(d, 1H), 6.21(d, 1H), 3.67(br, 2H), 3.06(s, 6H), 2.48(s, 3H), 1.71(s, 6H), 1.18(t, 3H)
3-46:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.76(d, 1H), 7.87(s, 1H), 7.65(dd, 1H), 6.94(s, 1H), 6.44(d, 1H), 6.19(d, 1H), 3.63(br, 2H), 3.08(s, 9H), 1.75(s, 6H), 1.17(t, 3H)
3-48:屈折率(21.4℃) 1.5888
3-49: amorphous
3-50:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.20(d, 1H), 7.87(s, 1H), 7.14〜7.13(m, 2H), 7.08(s, 1H), 6.95(dd, 1H), 3.76(br, 2H), 2.62(s, 3H), 2.47(s, 3H), 1.72(s, 6H), 1.23(t, 3H)
3-51:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.23(d, 1H), 7.55(s, 1H), 7.14(d, 1H), 6.93(dd, 1H), 6.61(s, 1H), 6.39(s, 1H), 3.73(br, 2H), 3.14(s, 6H), 2.46(s, 3H), 1.70(s, 6H), 1.21(t, 3H)
3-52:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.26(d, 1H), 7.69(s, 1H), 7.15(d, 1H), 6.97〜6.95(m, 2H), 6.87(d, 1H), 3.71(br, 2H), 2.49(s, 3H), 2.47(s, 3H), 1.71(s, 6H), 1.21(t, 3H)
3-53:融点 145-146℃
3-54:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.79(d, 1H), 7.84(d, 1H), 7.68(d, 1H), 7.66(dd, 1H), 7.62(d, 1H), 7.15(s, 1H), 3.73(br, 2H), 3.16(s, 3H), 3.10(s, 3H), 1.76(s, 6H), 1.22(t, 3H)
3-55:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.75(d, 1H), 7.87(s, 1H), 7.64〜7.62(m, 1H), 6.85(s, 1H), 6.58(s, 1H), 6.43(s, 1H), 3.69(q, 2H), 3.15(s, 6H), 3.07(s, 3H), 1.73(s, 6H), 1.21(t, 3H)
3-56:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.26(d, 1H), 7.86(s, 1H), 7.23(d, 1H), 7.14(s, 1H), 7.11(d, 1H), 6.96(dd, 1H), 3.71(br, 2H), 2.48(s, 3H), 1.72(s, 6H), 1.21(t, 3H)
3-57:融点 140-141℃
3-58:融点 132-133℃
3-59:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.26(d, 1H), 7.87(s, 1H), 7.40(s, 1H), 7.27(s, 1H), 7.14(d, 1H), 6.96(dd, 1H), 3.72(br, 2H), 2.48(s, 3H), 1.72(s, 6H), 1.21(t, 3H)
3-60:融点 151-152℃
3-61:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.74(d, 1H), 7.82(s, 1H), 7.62(dd, 1H), 7.41(s, 1H), 7.35(s, 1H), 7.23(s, 1H), 3.71(br, 2H), 3.10〜3.06(m, 2H), 1.75(s, 6H), 1.83〜1.73(m, 2H), 1.22(t, 3H), 1.03(t, 3H)
3-62:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.21(d, 1H), 7.73(s, 1H), 7.30(s, 1H), 7.14(s, 1H), 7.13(s, 1H), 6.94(dd, 1H), 3.74(br, 2H), 2.61(s, 3H), 2.46(s, 3H), 1.71(s, 6H), 1.22(t, 3H)
3-63:融点 122-123℃
3-64:融点 179-180℃
3-65:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.21(s, 1H), 8.19(d, 1H), 7.34(d, 1H), 7.20(d, 1H), 7.14(d, 1H), 6.99(dd, 1H), 3.70(br, 2H), 3.01(q, 2H), 1.72(s, 6H), 1.39(t, 3H), 1.19(t, 3H)
3-66:融点 121-123℃
3-67:融点 158-159℃
3-68:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.22(s, 1H), 8.18(d, 1H), 7.18(s, 2H), 7.14(d, 1H), 6.99(dd, 1H), 3.72(br, 2H), 3.01(q, 2H), 1.72(s, 6H), 1.39(t, 3H), 1.20(t, 3H)
3-69:融点 102-103℃
3-70:融点 98-99℃
3-71:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.20(d, 1H), 8.05(s, 1H), 7.42(s, 1H), 7.31(s, 1H), 7.14(d, 1H), 6.96(dd, 1H), 3.75(br, 2H), 2.94(t, 2H), 1.71(s, 6H), 1.78〜1.69(m, 2H), 1.23(t, 3H), 1.06(t, 3H)
3-72:融点 148-150℃
3-73:融点 115-117℃
3-74:融点 125-126℃
3-75:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.21(d, 1H), 8.06(s, 1H), 7.42(s, 1H), 7.31(s, 1H), 7.14(d, 1H), 6.96(dd, 1H), 3.75(br, 2H), 2.96(t, 2H), 1.71(s, 6H), 1.73〜1.65(m, 2H), 1.55〜1.42(m, 2H), 1.23(t, 3H), 0.96(t, 3H)
3-76:融点 88-90℃
3-77:融点 74-76℃
3-78:融点 134-136℃
3-79:屈折率(22.2℃) 1.5263
3-80:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.27(s, 1H), 8.24(d, 1H), 7.46(s, 1H), 7.33(s, 1H), 7.17(d, 1H), 6.98(dd, 1H), 4.48(d, 2H), 2.49(s, 3H), 2.24(t, 1H), 1.74(s, 6H)
3-81:融点 70-72℃
3-82:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.58(d, 1H), 7.66(s, 1H), 7.54(d, 1H), 7.41(s, 1H), 7.33〜7.31(m, 2H), 3.72(br, 2H), 2.76(s, 3H), 1.75(s, 3H), 1.73(s, 3H), 1.21(t, 3H)
3-83:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.23(s, 1H), 8.21(d, 1H), 7.75(s, 1H), 7.66(s, 1H), 7.13(d, 1H), 6.97(dd, 1H), 3.78(br, 2H), 2.49(s, 3H), 1.72(s, 6H), 1.24(t, 3H)
3-84:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.23(d, 1H), 7.91(s, 1H), 7.30(s, 1H), 7.20(s, 1H), 7.11(d, 1H), 6.93(dd, 1H), 6.57(t, 1H), 3.72(br, 2H), 2.46(s, 3H), 1.69(s, 6H), 1.20(t, 3H)
3-85:融点 128-130℃
3-86:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.59(d, 1H), 7.65(s, 1H), 7.36(s, 1H), 7.32〜7.24(m, 3H), 6.65(t, 1H), 3.70(br, 2H), 2.75(s, 3H), 1.74(s, 3H), 1.72(s, 3H), 1.20(t, 3H)
3-87: 8.31(s, 1H), 8.17(d, 1H), 7.52(d, 1H), 7.46(d, 1H), 7.14(d, 1H), 6.99(dd, 1H), 3.79(br, 2H), 2.50(s, 3H), 1.72(s, 6H), 1.21(t, 3H)
3-88:融点 127-129℃
3-89:融点 139-141℃
3-90:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.56(d, 1H), 7.62(s, 1H), 7.59(s, 1H), 7.40(s, 1H), 7.32〜7.28(m, 2H), 3.71(br, 2H), 2.99〜2.92(m, 1H), 2.77〜2.70(m, 1H), 1.74(s, 3H), 1.72(s, 3H), 1.24(t, 3H), 1.20(t, 3H)
3-91:融点 70-72℃
3-92:融点 88-90℃
【0237】
4-1:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.28(d, 1H), 7.80(s, 1H), 7.32-7.31(m, 1H), 7.21〜7.19(m, 2H), 7.01(d, 1H), 3.67(q, 2H), 2.42(s, 3H), 1.80(s, 6H), 1.18(t, 3H)
4-3:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.27(d, 1H), 7.96(s, 1H), 7.45(s, 1H), 7.31(s, 1H), 7.02(d, 1H), 3.75(br ,2H), 2.53(s, 3H), 1.79(s, 6H), 1.23(t, 3H)
4-8:
1H-NMR(CDCl
3, δ(ppm)) 8.34(s, 1H), 8.14(d, 1H), 7.46(s, 1H), 7.29(s, 1H), 6.75(br, 1H), 3.77(br, 2H), 3.23(s, 3H), 2.64(s, 3H), 1.76(s, 6H), 1.23(t, 3H)
5-1:融点 88-90℃
5-2:融点 135-137℃
5-3:融点 116-118℃
【0238】
a-1:融点 164-166℃
a-4:融点 152-154℃
a-7:融点 100-102℃
a-8:融点 149-151℃
b-1:融点 165-168℃
c-1:融点 139-141℃
c-20:融点 95-97℃
c-21:融点 116-118℃
d-1:融点 125-127℃
【0239】
本発明の有害生物防除剤の製剤実施例を若干示すが、添加物および添加割合は、これら実施例に限定されるべきものではなく、広範囲に変化させることが可能である。製剤実施例中の部は重量部を示す。以下に農園芸用の製剤実施例を示す。
【0240】
製剤実施例1 (水和剤)
本発明化合物 40部
珪藻土 53部
高級アルコール硫酸エステル 4部
アルキルナフタレンスルホン酸塩 3部
以上を均一に混合して微細に粉砕して、有効成分40%の水和剤を得た。
【0241】
製剤実施例2 (乳剤)
本発明化合物 30部
キシレン 33部
ジメチルホルムアミド 30部
ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル 7部
以上を混合溶解して、有効成分30%の乳剤を得た。
【0242】
以下に防疫用・動物用の製剤実施例を示す。
【0243】
製剤実施例3 (顆粒)
本発明化合物 5部
カオリン 94部
ホワイトカーボン 1部
本発明化合物を有機溶媒中で溶解させ、担体上へ噴霧した後、溶媒を減圧下蒸発させる。この種の顆粒は動物の餌と混合できる。
【0244】
製剤実施例4 (注入剤)
本発明化合物 0.1〜1部
ラッカセイ油 バランス
調製後は、滅菌フィルターによりろ過滅菌する。
【0245】
製剤実施例5 (ポアオン剤)
本発明化合物 5部
ミリスチン酸エステル 10部
イソプロパノール バランス
【0246】
製剤実施例6 (スポットオン剤)
本発明化合物 10〜15部
パルミチン酸エステル 10部
イソプロパノール バランス
【0247】
製剤実施例7 (スプレーオン剤)
本発明化合物 1部
プロピレングリコール 10部
イソプロパノール バランス
【0248】
〔生物試験〕
本発明化合物が、殺ダニ剤の有効成分として有用であることを以下の試験例で示す。
【0249】
試験例1 ナミハダニ(Tetranychus urticae)に対する効力試験
3寸鉢に播種したインゲンの発芽後7〜10日を経過した初生葉上に、有機リン剤抵抗性のナミハダニ雌成虫を10頭接種した。次いで、前記製剤実施例2に示された処方の乳剤を調製した。この乳剤を化合物濃度125ppmになるように水で希釈し、その希釈液を前記インゲンに散布した。このインゲンを、温度25℃、湿度65%の恒温室内に置いた。散布から3日経過時に成虫の生死を調査した。さらに散布から14日経過時に産下された卵が成虫まで発育し得たか否かを調査した。
化合物番号1-1、1-2、1-3、1-4、1-5、1-7、1-8、1-11、1-12、1-13、2-1、3-1、3-2、3-3、3-5、3-6、3-7、3-8、3-9、3-10、3-11、3-12、3-13、3-14、3-15、3-17、3-18、3-19、3-20、3-21、3-22、3-23、3-24、3-25、3-26、3-27、3-28、3-29、3-30、3-31、3-32、3-33、3-34、3-35、3-36、3-37、3-38、3-39、3-40、3-41、3-42、3-43、3-44、3-45、3-46、3-47、3-48、3-49、3-50、3-51、3-52、3-54、3-55、3-56、3-57、3-58、3-59、3-60、3-61、3-62、3-63、3-64、3-65、3-66、3-67、3-68、3-69、3-70、3-71、3-72、3-73、3-74、3-75、3-76、3-77、3-78、3-79、3-80、3-81、3-82、3-83、4-1、4-2、4-3、4-4、4-5、4-6、4-7、5-1、および5-3の化合物をそれぞれ含有する乳剤について、前記試験を行った。いずれの化合物も3日経過時の殺虫率または10日経過時の殺虫率が90%以上であった。
【0250】
試験例2 ミカンハダニ(Panonychus citri)に対する効力試験
シャーレに入れたミカン葉上に、神奈川県産のミカンハダニ雌成虫を8頭接種した。次いで前記製剤実施例2に示された処方の乳剤を調製した。この乳剤を化合物濃度125ppmになるように水で希釈し、その希釈液を回転散布塔にて前記ミカンに散布した。このミカンを、温度25℃、湿度65%の恒温室内に置いた。散布から3日経過時に成虫の生死を調査した。さらに散布から10日経過時に産下された卵が成虫まで発育し得たか否かを調査した。
化合物番号1-1、1-2、1-3、1-4、1-5、1-8、1-13、2-1、3-1、3-2、3-3、3-5、3-6、3-7、3-9、3-11、3-12、3-14、3-18、3-19、3-20、3-21、3-22、3-23、3-24、3-26、3-27、3-28、3-33、3-34、3-35、3-36、3-37、3-38、3-39、3-40、3-41、3-43、3-44、3-45、3-46、3-47、3-48、3-52、3-53、3-55、3-56、3-57、3-58、3-59、3-60、3-61、3-62、3-63、3-64、3-65、3-66、3-68、3-69、3-70、3-71、3-72、3-73、3-74、3-75、3-79、3-80、3-81、3-82、3-83、4-4、4-6、4-7、および5-1の化合物をそれぞれ含有する乳剤について、前記試験を行った。いずれの化合物も3日経過時の殺虫率または10日経過時の殺虫率が90%以上であった。
【0251】
試験例3 ミカンハダニ(Panonychus citri)に対する効力試験
シャーレに入れたミカン葉上に、和歌山県産の殺ダニ剤抵抗性のミカンハダニ雌成虫を8頭接種した。次いで前記製剤実施例2に示された処方の乳剤を調製した。この乳剤を化合物濃度125ppmになるように水で希釈し、その希釈液を回転散布塔にて前記ミカンに散布した。このミカンを、温度25℃、湿度65%の恒温室内に置いた。散布から3日経過時に成虫の生死を調査した。さらに散布から10日経過時に産下された卵が成虫まで発育し得たか否かを調査した。
化合物番号1-1、1-3、1-8、1-13、3-1、3-2、3-3、3-9、3-11、3-18、3-22、3-23、3-28、3-33、3-46、3-47、3-56、3-58、3-82、および4-7の化合物をそれぞれ含有する乳剤について、前記試験を行った。いずれの化合物も3日経過時の殺虫率または10日経過時の殺虫率が90%以上であった。
【0252】
試験例4 カンザワハダニ(Tetranychus kanzawai)に対する効力試験
3寸鉢に播種したインゲンの発芽後7〜10日を経過した初生葉上に、岡山県産のカンザワハダニ雌成虫を10頭接種した。次いで、前記製剤実施例2に示された処方の乳剤を調製した。この乳剤を化合物濃度500ppmまたは125ppmになるように水で希釈し、その希釈液を前記インゲンに散布した。このインゲンを、温度25℃、湿度65%の恒温室内に置いた。散布から3日経過時に成虫の生死を調査した。さらに散布から14日経過時に、産下された卵が成虫まで発育し得たか否かを調査した。
【0253】
化合物番号2-1の化合物を500ppm含有する乳剤について、前記試験を行った。3日経過時の殺虫率および14日経過時の殺虫率は90%以上であった。また、化合物番号1-1、1-3、1-4、1-7、1-8、1-11、1-13、1-14、3-1、3-2、3-3、3-4、3-5、3-6、3-7、3-8、3-9、3-10、3-11、3-12、3-13、3-14、3-15、3-16、3-17、3-18、3-19、3-20、3-21、3-22、3-23、3-24、3-25、3-26、3-27、3-28、3-29、3-30、3-31、3-32、3-33、3-34、3-35、3-36、3-37、3-38、3-39、3-40、3-41、3-42、3-43、3-44、3-45、3-46、3-47、3-48、3-50、3-51、3-52、3-53、3-55、3-56、3-57、3-58、3-59、3-60、3-61、3-62、3-63、3-64、3-65、3-66、3-67、3-68、3-69、3-70、3-71、3-72、3-73、3-74、3-75、3-76、3-77、3-79、3-80、3-81、3-82、3-83、3-84、3-85、3-86、4-1、4-2、4-3、4-4、4-5、4-6、4-7、4-8、5-1、5-3、および実施例4中の化合物20の化合物をそれぞれ125ppm含有する乳剤について、前記試験を行った。いずれの化合物も3日経過時の殺虫率または14日経過時の殺虫率が90%以上であった。
【0254】
試験例5 ミカンサビダニ(Aculops pelekassi)に対する効力試験
シャーレに入れたミカン葉上に、殺ダニ剤抵抗性ミカンサビダニ成虫を20頭接種した。次いで前記製剤実施例2に示された処方の乳剤を調製した。この乳剤を化合物濃度125ppmになるように水で希釈し、その希釈液を回転散布塔にて前記ミカンに散布した。このミカンを、温度25℃、湿度65%の恒温室内に置いた。散布から3日経過時に成虫の生死を調査した。さらに散布から10日経過時に産下された卵が成虫まで発育し得たか否かを調査した。
化合物番号1-1、3-18、および4-7の化合物をそれぞれ含有する乳剤について、前記試験を行った。いずれの化合物も3日経過時の殺虫率および10日経過時の殺虫率が90%以上であった。