【文献】
Donald Melanson,″WeSC Karmatech concept makes your shoes more social with RFID″,[online],engadget AOL Inc.,2011年 1月29日,[2014年12月10日検索],URL,http://www.engadget.com/2011/01/29/wesc-karmatech-concept-makes-your-shoes-more-social-with-rfid/
【文献】
原 隆、加藤 靖子,″客が客呼ぶ新マーケ手法日本に上陸″,″Facebook 仕事で使う、会社で活かす″,日経BP社,2011年 4月 5日,初版,p.78-81
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
実店舗に設置される電子機器が接続されるネットワークに接続され、前記電子機器に備えられた入力装置が読み取った情報を処理するコンピュータシステムにより消費者の行動情報を管理する行動情報の管理方法であって、
実店舗に設置されている前記電子機器に設定されている店舗IDから、前記店舗IDに対応付けられたクーポンを含む実店舗の店舗情報を検索する検索ステップと、
検索した前記店舗情報を前記ネットワークに接続されたSNSサーバが運営するSNSサイトに投稿する投稿ステップと、
前記コンピュータシステムに設けられた前記入力装置が読み取ったユーザ情報の履歴を格納するユーザ履歴テーブルから前記店舗IDに合致する履歴データを取り出して前記電子機器に出力するステップと、
前記コンピュータシステムに設けられたクーポンの利用履歴を格納するクーポン履歴テーブルから前記店舗IDに合致するクーポン履歴データをそれぞれ取り出して前記電子機器に出力するステップとを有し、
前記コンピュータシステムが取り出す前記履歴データは、前記入力装置がユーザ情報を読み取った日時を示すチェックイン日時と同じ月に前記店舗IDを取得した店舗を利用したユーザ数であり、
前記コンピュータシステムが取り出す前記クーポン履歴データは、前記入力装置がユーザ情報を読み取った日時を示すチェックイン日時と同じ月の前記店舗IDに対応付けられた前記クーポンを発行した前記実店舗にて前記クーポンを利用した利用者数であることを特徴とする行動情報の管理方法。
実店舗に設置される電子機器が接続されるネットワークに接続され、前記電子機器に備えられた入力装置が読み取った情報を処理するコンピュータシステムに実行させるプログラムであって、
実店舗に設置されている前記電子機器に設定されている店舗IDから、前記店舗IDに対応付けられたクーポンを含む実店舗の店舗情報を検索する検索ステップと、
検索した前記店舗情報を前記ネットワークに接続されたSNSサーバが運営するSNSサイトに投稿する投稿ステップと、
前記コンピュータシステムに設けられた前記入力装置が読み取ったユーザ情報の履歴を格納するユーザ履歴テーブルから前記店舗IDに合致する履歴データを取り出して前記電子機器に出力するステップと、
前記コンピュータシステムに設けられたクーポンの利用履歴を格納するクーポン履歴テーブルから前記店舗IDに合致するクーポン履歴データをそれぞれ取り出して前記電子機器に出力するステップとを前記コンピュータシステムに実行させ、
前記コンピュータシステムが取り出す前記履歴データは、前記入力装置がユーザ情報を読み取った日時を示すチェックイン日時と同じ月に前記店舗IDを取得した店舗を利用したユーザ数であり、
前記コンピュータシステムが取り出す前記クーポン履歴データは、前記入力装置がユーザ情報を読み取った日時を示すチェックイン日時と同じ月の前記店舗IDに対応付けられた前記クーポンを発行した前記実店舗にて前記クーポンを利用した利用者数であることを特徴とするプログラム。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0022】
図1は、本発明の一実施の形態による情報処理システムにおける構成の一例を示す説明図、
図2は、
図1の情報処理システムのデータベースに格納されたユーザテーブルの一例を示す説明図、
図3は、
図1の情報処理システムのデータベースに格納されたユーザカード履歴テーブルの一例を示す説明図、
図4は、
図1の情報処理システムのデータベースに格納されたクーポン履歴テーブルの一例を示す説明図、
図5は、
図1の情報処理システムのデータベースに格納された店舗テーブルの一例を示す説明図、
図6は、
図1の情報処理システムに設けられたサーバにおけるユーザカード入力機能、および自動投稿機能における処理の一例を示したフローチャート、
図7は、
図6に続くフローチャート、
図8は、
図1のサーバのワークエリアAに記憶されるデータの一例を示した説明図、
図9は、
図1のサーバのワークエリアBに記憶されるデータの一例を示した説明図、
図10は、
図1のサーバのワークエリアCに記憶されるデータの一例を示した説明図、
図11は、
図1のサーバのワークエリアDに記憶されるデータの一例を示した説明図、
図12は、
図1のサーバのワークエリアEに記憶されるデータの一例を示した説明図、
図13は、
図1のサーバにおける口コミ効果収集機能における処理の一例を示したフローチャート、
図14は、
図1のサーバのワークエリアFに記憶されるデータの一例を示した説明図、
図15は、
図1のサーバのワークエリアGに記憶されるデータの一例を示した説明図、
図16は、
図1のサーバにおける実績確認機能における処理の一例を示したフローチャート、
図17は、
図1のサーバのワークエリアHに記憶されるデータの一例を示した説明図、
図18は、
図1のサーバのワークエリアIに記憶されるデータの一例を示した説明図、
図19は、
図1のサーバのワークエリアJに記憶されるデータの一例を示した説明図、
図20は、
図16のステップS306,S307の処理による棒グラフの一例を示す説明図である。
【0023】
〈発明の概要〉
本発明の第1の概要は、各種情報を読み取る入力装置(入力装置3)を備え、実店舗に設置される電子機器(パソコン2)と、前記電子機器が接続されるネットワーク(ネットワークNT)を介して接続され、前記入力装置が読み取った情報を処理するサーバ(サーバ5)とを有する。
【0024】
前記サーバは、前記入力装置が読み取ったユーザ情報(ユーザカードに格納されている情報)から、前記入力装置が設置されている実店舗の店舗情報(店舗テーブル11)を検索し、検索した前記店舗情報を前記ネットワークに接続されたSNSサーバが運用するSNSサイトに投稿するものである。
【0025】
また、本発明の第2の概要は、実店舗に設置される電子機器(パソコン2)が接続されるネットワーク(ネットワークNT)に接続され、前記電子機器に備えられた入力装置(入力装置3)が読み取った情報を処理するコンピュータシステム(サーバ5)により消費者の行動情報を管理する行動情報の管理方法であって、前記入力装置が読み取ったユーザ情報(ユーザカードの情報)から、前記入力装置が設置されている実店舗の店舗情報(店舗テーブル11)を検索する検索ステップと、検索した前記店舗情報を前記ネットワークに接続されたSNSサーバが運営するSNSサイトに投稿する投稿ステップとを有する。
【0026】
さらに、本発明の第3の概要は、コンピュータシステム(サーバ5)に実行させるプログラムであって、実店舗に設置され、ネットワーク(ネットワークNT)を介して接続された電子機器(パソコン2)に備えられた入力装置が読み取ったユーザ情報(ユーザカードの情報)から、前記入力装置が設置されている実店舗の店舗情報(店舗テーブル)を検索する検索ステップと、検索した前記店舗情報を前記ネットワークに接続されたSNSサーバが運営するSNSサイトに投稿する投稿ステップとを有する。
【0027】
以下、上記した概要に基づいて、実施の形態を詳細に説明する。
【0028】
《情報処理システムの構成例》
本実施の形態において、情報処理システム1は、消費者の行動情報をSNSに自動投稿することにより口コミによる集客を行うシステムである。情報処理システム1は、
図1に示すように、パソコン2、入力装置3、SNSサーバ4、およびサーバ5からなる。
【0029】
図1では、1つのパソコン2を記載しているが、該パソコン2は、店舗毎に設けられているものであり、店舗が複数あれば、複数のパソコン2が後述するネットワークNTに接続さる構成となる。
【0030】
パソコン2には、入力装置3が接続されており、該入力装置3などから入力された様々な情報を処理する。入力装置3は、たとえば、RFID(Radio Frequency IDentification)リーダ3aとバーコードリーダ3bとからなる。
【0031】
RFIDリーダ3aは、ユーザカード6に貼付された無線ICタグ(RFIDタグ)の情報をRFID技術によって読み出す。バーコードリーダ3bは、クーポン7に印字されたバーコードを読み取る。
【0032】
パソコン2は、インターネット回線などのネットワークNTを介して、SNSサーバ4、ならびにサーバ5に接続されている。SNSサーバ4は、口コミを投稿するSNSサイトのサーバである。サーバ5は、ユーザカード入力機能、自動投稿機能、口コミ効果収集機能、実績確認機能などの処理機能を有している。
【0033】
これらの各種機能は、たとえば、サーバ5のプログラム格納メモリなどに記憶されているプログラム形式のソフトウェアを該サーバ5のCPU(Central Processing Unit)などが実行することにより実現する。
【0034】
ユーザカード入力機能は、読み取られたユーザカードの情報を処理する。自動投稿機能は、ユーザカードの読み取り後、SNSへ自動投稿を行う。口コミ効果収集機能は、自動投稿による口コミにより来店した人数を把握する。実績確認機能は、店舗が来店実績を確認する。
【0035】
また、サーバ5は、データベース5aを有しており、たとえば、ユーザテーブル8、ユーザカード履歴テーブル9、クーポン履歴テーブル10、および店舗テーブル11などを格納する。
【0036】
ユーザテーブル8は、ユーザの情報を格納するテーブルであり、ユーザカード履歴テーブル9は、ユーザカードの利用履歴を格納する。また、クーポン履歴テーブル10は、クーポンの利用履歴を格納するテーブルであり、店舗テーブル11は、店舗の情報を格納するテーブルである。
【0037】
《各テーブルにおけるデータ例、および構成例》
図2は、ユーザテーブル8の一例を示す説明図である。
【0038】
ユーザテーブル8として格納される項目は、たとえば、
図2(a)に示すように、ユーザID、ユニークID、ソーシャルID、およびソーシャルパスワードなどからなる。ユーザIDは、ユーザを識別する一意な番号であり、ユニークIDは、無線ICタグの番号である。ソーシャルIDは、ソーシャルネットワーキング(SNS)サイトのユーザIDであり、ソーシャルパスワードは、SNSサイトのパスワードである。
【0039】
これらの項目は、たとえば、
図2(b)に示すユーザテーブル8としてデータベース5aに格納される。
図2(b))の左側から右側にかけて、ユーザID、ユニークID、ソーシャルID、およびソーシャルパスワードの順に格納される。
【0040】
図3は、ユーザカード履歴テーブル9の一例を示す説明図である。
【0041】
ユーザカード履歴テーブル9として格納される項目は、たとえば、
図3(a)に示すように、ユーザID、店舗ID、チェックイン日時などからなる。ユーザIDは、RFIDリーダ3aがユーザカード6から読み取ったユーザIDである。
【0042】
また、店舗IDは、RFIDリーダ3aが設置されている店舗の店舗IDであり、チェックイン日時は、RFIDリーダ3aがユーザカード6の情報を読み出した日時である。
【0043】
これら項目は、たとえば、
図3(b)に示すユーザカード履歴テーブル9としてデータベース5aに格納される。
図3(b))の左側から右側にかけて、ユーザID、店舗ID、チェックイン日時の順に格納される。
【0044】
図4は、クーポン履歴テーブル10の一例を示す説明図である。
【0045】
クーポン履歴テーブル10として格納される項目は、たとえば、
図4(a)に示すように、店舗ID、クーポン発行店舗ID、チェックイン日時などからなる。店舗IDは、バーコードリーダ3bが設置されている店舗のIDである。クーポン発行店舗IDは、バーコードリーダ3bから読み取ったクーポン発行店舗の店舗IDであり、チェックイン日時は、バーコードリーダ3bがバーコードを読み取った日時である。
【0046】
これら項目は、たとえば、
図4(b)に示すクーポン履歴テーブル10としてデータベース5aに格納される。
図4(b))の左側から右側にかけて、店舗ID、クーポン発行店舗ID、ならびにチェックイン日時の順に格納される。
【0047】
図5は、店舗テーブル11の一例を示す説明図である。
【0048】
店舗テーブル11として格納される項目は、たとえば、
図5(a)に示すように、店舗ID、店舗名、URL(Uniform Resource Locator)、クーポンURL、およびファイルパスチェックなどからなる。
【0049】
店舗IDは、店舗を識別する一意的な番号であり、店舗名は、店舗IDに対応する店舗名である。URL(Uniform Resource Locator)は、店舗を紹介するWEBページのURL(ウェブアドレス)であり、クーポンURLは、クーポン画像のURL(ウェブアドレス)である。ファイルパスチェックは、店舗画像が保存されている場所を示した情報(ファイルパス)である。
【0050】
これらの項目は、たとえば、
図5(b)に示すようなテーブル構成となり、左側から右側かけて、店舗ID、店舗名、URL、クーポンURL、ならびにファイルパスチェックの順に格納される。そして、これら
図5(b)に示したデータが店舗テーブル11としてデータベース5a格納される。
【0051】
次に、本実施の形態における情報処理システム1の動作について説明する。
【0052】
《ユーザカード入力機能、および自動投稿機能の処理例》
図6、および
図7は、サーバ5におけるユーザカード入力機能、および自動投稿機能における処理の一例を示したフローチャートである。
【0053】
図6において、まず、サーバ5は、該サーバ5の記憶領域となるワークエリアA〜Eをそれぞれクリアする(ステップS101〜105)。
【0054】
ここで、ワークエリアAは、無線ICタグの番号を示すユニークIDを記憶するワークエリアであり、ワークエリアBは、店舗を識別する一意的な番号である店舗IDを記憶するワークエリアである。
【0055】
ワークエリアCは、ユニークID、ユーザを識別する一意的な番号であるユーザID、SNSサイトのユーザIDであるソーシャルID、およびSNSサイトのパスワードであるソーシャルパスワードをそれぞれ記憶するワークエリアである。
【0056】
ワークエリアDは、店舗ID、店舗名、店舗を紹介するウェブページのアドレスを示すURL、クーポン画像のアドレスを示すクーポンURL、および店舗画像が保存されている場所を示すファイルパスをそれぞれ記憶するワークエリアである。
【0057】
図8は、ワークエリアAに記憶されるデータの一例を示した説明図である。ワークエリアAには、無線ICタグの番号を示すユニークIDのデータが格納され、たとえば、
図8に示すように、ユニークIDのデータとして‘100001’などが記憶される。
【0058】
図9は、ワークエリアBに記憶されるデータの一例を示した説明図である。ワークエリアBには、店舗を識別する一意な番号を示す店舗IDが格納され、たとえば、
図9に示すように、店舗IDのデータとして‘1’などが記憶される。
【0059】
図10は、ワークエリアCに記憶されるデータの一例を示した説明図である。
【0060】
ワークエリアCには、
図10(a)に示すように、ユニークID、ユーザID、ソーシャルID、およびソーシャルパスワードのデータがそれぞれ列(A列〜D列)ごと記憶される。
【0061】
これらの項目においては、たとえば、
図10(b)に示すように、A列のユニークIDのデータとして’100001’、B列のユーザIDのデータとして’1’、C列のソーシャルIDのデータとして’User001’、そして、D列のソーシャルパスワードのデータとして’aaaaa’などがそれぞれ記憶される。
【0062】
図11は、ワークエリアDに記憶されるデータの一例を示した説明図である。
【0063】
ワークエリアDには、
図11(a)に示すように、店舗ID、店舗名、URL、クーポンURL、ならびにファイルパスがそれぞれ列ごとに記憶される。
【0064】
これらのデータ項目は、たとえば、
図11(b)に示すように、A列の店舗IDのデータとして’1’、B列の店舗名のデータとして’ABCカフェ1’、C列のURLのデータとして’http://www.abc_cafe***.com’、D列のクーポンURLのデータとして’http://www.abc_cafe.com***/coupon.html’、そして、E列のファイルパスのデータとして’C:\Program Files\***Joho\1.JPG’などがそれぞれ記憶される。
【0065】
図12は、ワークエリアEに記憶されるデータの一例を示した説明図である。
【0066】
ワークエリアEには、
図12(a)に示すように、画像データ、および文字列がそれぞれ列ごと(A列、B列)記憶される。これらのデータ項目は、
図12(b)に示すように、A列に店舗IDに対応する店舗画像が記憶され、そして、B列に店舗名に対応する文字列が記憶される。
【0067】
続いて、
図6において、ワークエリアA〜Eをクリアすると、サーバ5は、店舗に設置された入力装置3のRFIDリーダ3aから読み取った無線ICタグのユニークIDをネットワークNTを経由して取得し、サーバ5のワークエリアAに格納する(ステップS106)。
【0068】
また、サーバ5は、パソコン2に予め設定されている設定ファイルから、RFIDリーダ3aが設置されている店舗の店舗IDを取得し、ワークエリアBに格納する(ステップS107)。
【0069】
そして、サーバ5は、ワークエリアAに格納したユニークIDを読み出し(ステップS108)、データベース5aに格納されているユーザテーブル8(
図2)から同じユニークIDを持つユーザ(ユーザID)を検索する(ステップS109)。また、ワークエリアAから取り出したユニークIDのデータを、ワークエリアCのA列(
図10(b))に格納する。
【0070】
続いて、ユーザテーブル8より検索したユーザのユーザIDをワークエリアCのB列(
図10(b))に、該ユーザのソーシャルIDのデータをワークエリアCのC列に、ソーシャルパスワードのデータをワークエリアCのD列にそれぞれ格納する(ステップS110)。
【0071】
その後、ステップS107の処理において格納した店舗IDをワークエリアBから取り出し(ステップS111)、データベース5aに格納された店舗テーブル11から同じ店舗IDを持つ店舗を検索する(ステップS112)。また、ワークエリアBから取り出した店舗IDのデータを、ワークエリアDのA列(
図11(b))に格納する。
【0072】
そして、店舗テーブル11から検索した店舗の店舗名をワークエリアDのB列(
図11(b))に、URLのデータをワークエリアDのC列に、クーポンURLのデータをワークエリアDのD列に、ファイルパスのデータをワークエリアDのE列にそれぞれ格納する(ステップS113)。
【0073】
続いて、ワークエリアDのE列(
図11(b))からファイルパスを取り出し(ステップS114)、該ファイルパスから保存されている画像データを取得し、ワークエリアEのA列(
図12(b))に格納する(ステップS115)。
【0074】
また、ワークエリアDのB列(
図11(b))から店舗名を取り出し(ステップS116)、
図7において、ワークエリアDのD列からクーポンURLを取り出す(ステップS117)。
【0075】
さらに、ステップS113の処理において取り出した各々のデータを連結し、1つの文字列を作成し、該文字列を、ワークエリアEのB列(
図12(b))に格納する(ステップS118)。
【0076】
ここで、文字列を作成する際の連結の順番は、たとえば、[店舗名+”にいます”+改行+”店舗URL”+改行+URL+改行+”クーポン”+改行+クーポンURL]などである。
【0077】
続いて、ワークエリアCのC列(
図10(b))からソーシャルIDを取り出し(ステップS119)ワークエリアCのD列からソーシャルパスワードを取り出す(ステップS120)。
【0078】
そして、サーバ5は、ステップS121の処理において取り出したソーシャルIDとソーシャルパスワードを用いてSNSサーバ4にログインする(ステップS121)。その後、ワークエリアEのA列(
図12(b))から画像データを取り出し(ステップS122)、ワークエリアEのB列から文字列を取り出し(ステップS123)、SNSサーバ4にそれら文字列と画像データとを送信し、投稿する(ステップS124)。
【0079】
その後、ワークエリアCのB列(
図10(b))からユーザIDを取り出し(ステップS125)、データベース5aに格納されているユーザカード履歴テーブル9(
図3(b))のユーザID列にユーザIDを、店舗ID列に店舗IDを、チェック日時列に現在日時をそれぞれ登録する(ステップS126)。
【0080】
《口コミ効果収集機能の処理例》
図13は、サーバ5における口コミ効果収集機能における処理の一例を示したフローチャートである。
【0081】
まず、サーバ5は、ワークエリアFをクリアにし(ステップS201)、ワークエリアGをクリアする(ステップS202)。ワークエリアFは、バーコードリーダ3bがクーポン7に印字されたバーコードから読み取ったクーポン発行店舗の店舗IDを記憶するワークエリアであり、たとえば、
図14に示すように、店舗IDのデータとして‘1’などのデータが記憶される。
【0082】
また、ワークエリアGは、店舗を識別する一意な番号からなる店舗IDを記憶するワークエリアであり、たとえば、
図15に示すように、バーコードリーダ3bが設置されている店舗IDのデータとして‘1’などのデータが記憶される。
【0083】
そして、
図13において、店舗に設置された入力装置3のバーコードリーダ3bによってクーポンに印字されているバーコードが読み取られると、ネットワークNTを介して該バーコードから読み取ったクーポン発行店舗IDを取得し、ワークエリアFに格納する(ステップS203)。
【0084】
また、パソコン2に予め設定されている設定ファイルより、バーコードリーダ3bが設置されている店舗の店舗IDをネットワークNTを介して取得し、ワークエリアGに格納する(ステップS204)。続いて、ワークエリアFからクーポン発行店舗IDを取り出し(ステップS205)、ワークエリアGから店舗IDを取り出す(ステップS206)。
【0085】
そして、取り出した店舗IDをデータベース5aに格納されたクーポン履歴テーブル10(
図4)の店舗ID列に、取り出したクーポン発行店舗IDをクーポン履歴テーブル10のクーポン発行店舗ID列に、クーポン履歴テーブル10の利用時間列に現在日時をそれぞれ登録する(ステップS207)。
【0086】
《実績確認機能の処理例》
図16は、サーバ5における実績確認機能における処理の一例を示したフローチャートである。
【0087】
サーバ5は、ワークエリアHをクリアにし(ステップS301)、ワークエリアIをクリアにし(ステップS302)、ワークエリアJをクリアする(ステップS303)。ワークエリアHは、店舗を識別する一意な番号である店舗IDを記憶するワークエリアであり、たとえば、
図17に示すように、店舗IDのデータとして‘1’などのデータが記憶される。
【0088】
ワークエリアIは、RFIDリーダ3aがユーザカードから読み取ったユーザID、RFIDリーダ3aが設置されている店舗ID、およびユーザカードがRFIDリーダ3aにかざされた日時をそれぞれ記憶するワークエリアであり、たとえば、
図18に示すように、ユーザIDのデータとして‘1’、’2’などが記憶され、各々のユーザIDに対応する店舗IDのデータ’1’、’1’などが記憶され、さらに利用時間などのデータ(年月日、および時間)が記憶される。
【0089】
ワークエリアJは、バーコードリーダ3bが設置されている店舗の店舗ID、バーコードリーダ3bがクーポン7に印字されたバーコードから読み取ったクーポン発行店舗の店舗ID、およびバーコードリーダ3bがクーポン7に印字されたバーコードを読み取った日時を示すチェックイン日時をそれぞれ記憶するワークエリアである。
【0090】
これらの項目は、たとえば、
図19に示すように、店舗IDのデータとして、’1’、’1などが記憶され、クーポン発行店舗IDのデータとして、’1’、’2’などが記憶され、チェックイン日時のデータとして年月日、および時間などが記憶される。
【0091】
図16において、ワークエリアH〜Jをクリアすると、サーバ5は、パソコン2に予め設定されている設定ファイルから店舗の店舗IDを取得し、ワークエリアHに格納する(ステップS304)。
【0092】
続いて、サーバ5は、ワークエリアHに格納した店舗IDと同じ店舗IDのデータであり、かつチェックイン日時が今月(ステップS306の処理で店舗IDを取得した月)となっているデータをデータベース5aに格納されているユーザカード履歴テーブル9から検索して取りだし、ユーザカード履歴情報としてワークエリアIに格納する(ステップS305)。
【0093】
また、サーバ5は、ワークエリアHに格納した店舗IDと同じ店舗IDのデータであり、かつチェックイン日時が今月(ステップS306の処理で店舗IDを取得した月)となっているデータをデータベース5aに格納されているクーポン履歴テーブル10から検索して取りだし、クーポン履歴情報としてワークエリアJに格納する(ステップS306)。
【0094】
サーバ5は、ステップS305の処理において格納したユーザカード履歴情報をワークエリアIから取りだし、たとえば、日別に棒グラフへプロットする(ステップS307)。
【0095】
さらに、サーバ5は、ステップS305の処理において格納したクーポン履歴情報をワークエリアJから取り出し、たとえば、日別に棒グラフへプロットする(ステップS308)。
【0096】
図20は、
図16のステップS306,S307の処理による棒グラフの一例を示す説明図である。
【0097】
この場合、店舗のパソコン2からサーバ5に対して実績確認機能による処理を要求すると、サーバ5は、
図16に示した処理を実行し、
図20に示すように、該パソコン2のディスプレイなどに
図16のステップS306,S307の処理によって作成した棒グラフを、たとえば、日別にユーザカード、およびクーポンの利用者数をそれぞれ表示する。
【0098】
《実施の形態の効果》
それにより、本実施の形態によれば、ユーザカード6に貼付された無線ICタグの情報を読み出す際に、ユーザの店舗への来店履歴が自動投稿されるので、どのユーザがどの店舗に来店したかという情報がSNSを通じてユーザ間に伝搬させることが可能となり、積極的な宣伝広告などを不要としながら、店舗について消費者に広く周知させることができる。
【0099】
また、ユーザカード6をRFIDリーダ3aに実際にかざした人数、およびクーポン7を持参した人数を把握することが可能となり、店舗側が集客効果を定量的に把握することができる。
【0100】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。