(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面を参照しつつ詳述する。
以下の実施の形態においては、本発明に係る楽曲再生システムをカラオケシステムに適用した例として、説明する。
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態に係るカラオケシステムの一構成例を示す説明図である。本実施の形態に係るカラオケシステムは、中央装置1と、カラオケ端末装置4(端末装置)と、通信網N2を介して中央装置1に接続された一又は複数のユーザ端末装置6とを備える。
中央装置1は、カラオケ情報の配信を行うと共に、楽器演奏コンテンツの管理及び配信を行う。
カラオケ端末装置4は、各カラオケ店舗2にそれぞれ設置されており、通信網N1を介して中央装置1に接続されている。
【0031】
通信網N1は、中央装置1と、カラオケ端末装置4との間で、カラオケ情報及び楽器演奏コンテンツに係る情報を送受信するための専用通信回線である。通信網N1は、光ファイバ通信網、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線、無線通信回線等で構成されている。通信網N1とカラオケ端末装置4との間には、ハードディスク内蔵型のルータ31が接続されている。なお、通信回線の種類は、中央装置1と、カラオケ端末装置4との間で情報を送受信できれば、これらに限定されるものではなく、一般公衆回線であっても良い。
【0032】
ルータ31は、主に各カラオケ店舗2に設置されており、ルータ31に内蔵されたハードディスクは、中央装置1から配信されたカラオケ情報を記憶すると共に、楽器演奏コンテンツを一時記憶する。ルータ31は、各店舗及び中央装置1間でカラオケ情報及び楽器演奏コンテンツを中継し、カラオケ情報を共有又はバックアップする機能を有している。
【0033】
カラオケ端末装置4は、カラオケ店舗2の各個室21に通常1台設置され、有線LAN(Local Area Network)ケーブル32を介して、該カラオケ店舗2に設置されたルータ31に接続されている。また、各個室21には、カラオケ端末装置4を遠隔操作するための遠隔操作装置5が、一又は複数台備えられている。遠隔操作装置5は、カラオケシステムへのユーザログイン、カラオケ曲の選曲、楽器演奏コンテンツに係る操作に用いられる。
【0034】
遠隔操作装置5は、接触センサを有する液晶パネルを備えたパネル型であり、赤外線通信にて、同一個室21内のカラオケ端末装置4が紐付けられる。なお、携帯電話機に専用のアプリケーションを実行させ、遠隔操作置5として機能させても良い。また、カラオケ店舗2には、有線LANケーブル32に接続されたアクセスポイント33を介して、各種操作に係る情報を、紐付けられた同一個室21内のカラオケ端末装置4との間で送受信している。
なお、カラオケ端末装置4間を接続する通信線として、有線LANケーブル32を例示したが、無線LAN、その他の有線又は無線通信にて相互接続するように構成しても良い。また、アクセスポイント33を設置する例を説明したが、カラオケ端末装置4と、遠隔操作装置5との間で直接、操作信号を送受信するように構成しても良い。
【0035】
ユーザ端末装置6は、中央装置1との間で情報の送受信が可能な通信機器、例えば、パーソナルコンピュータ6a、携帯電話端末6b、PDA(Personal Digital Assistant)6c、スマートフォン(Smartphone)6d等であり、カラオケ店舗2を利用するユーザが中央装置1にアクセスし、楽器演奏コンテンツに係る配信サイトを利用するためのものである。
【0036】
図2は、中央装置1の一構成例を示すブロック図である。中央装置1は、該中央装置1の各構成部の動作を制御する制御部10、例えば、CPU(Central Processing Unit)を備え、制御部10には、バスを介してROM(Read Only Memory)11と、RAM(Random AccessMemory)12と、内部記憶装置13と、外部記憶装置14と、第1通信部15と、第2通信部16と、時計部17とが接続されている。
【0037】
制御部10は、RAM12及び内部記憶装置13に記録されたコンピュータプログラムをRAM12に読み出して実行することにより、本実施の形態に係る演奏データ選択方法を実施、すなわち後述の楽器演奏コンテンツデータの選択及び送信に係る処理を実行する。また、制御部10は、楽器演奏コンテツを端末装置に視聴させるウェブサーバに係る処理を実行する。
【0038】
ROM11は、コンピュータの動作に必要な制御プログラムを記憶したマスクROM、EEP(Electrically Erasable Programmable)ROM等の不揮発性メモリである。
【0039】
RAM12は、制御部10の演算処理を実行する際に生ずる各種データを一時記憶するDRAM(Dynamic RAM)、SRAM(Static RAM)等の揮発性メモリである。
【0040】
外部記憶装置14は、コンピュータを、中央装置1として機能させるためのコンピュータプログラム、その他の各種データを、コンピュータ読み取り可能に記録したDVD(Digital Versatile Disc)−ROM、BD(Blu-ray Disc)、CD(Compact Disc)−ROM等の記憶媒体から読み取る光ディスクドライブである。なお、光ディスクドライブは、外部記憶装置14の一例であり、ハードディスク、フレキシブルディスクのような磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等からデータを読み書きする装置で外部記憶装置14を構成しても良い。
【0041】
内部記憶装置13は、コンピュータを、中央装置1として機能させるためのコンピュータプログラムを記憶するハードディスク、不揮発性半導体メモリである。
また、内部記憶装置13は、カラオケシステムのユーザに関する情報を格納するユーザ情報DB(Data Base)13a、楽曲データ等格納した楽曲DB13b、パートIDと楽器とを対応付けたパート情報等を格納するパート情報DB13c、楽曲データを構成するパートID(楽器ID)等を格納する楽曲パートDB13d、ユーザによる楽器演奏に係る音声データである楽器演奏コンテンツ等を格納する楽器演奏DB13e、ユーザの歌唱履歴等を格納した歌唱履歴DB13f、ユーザの各パートに対する嗜好性を示すユーザパート情報等を格納するユーザパートDB13g等を記憶する。各種データベースの詳細は後述する。
さらに、内部記憶装置13は、楽器演奏コンテンツ配信サイトのユーザ画面、楽曲指定画面等を作成するための画像部品を記憶している。
【0042】
第1通信部15は、通信網N1を介して接続されたカラオケ端末装置4との間で、カラオケ情報、並びに楽器演奏コンテンツ、その他、各種サービスに係るデータを送受信するインタフェースである。第1通信部15による各種情報の送受信は、制御部10によって制御される。
【0043】
第2通信部16は、通信網N2を介して接続されたユーザ端末装置6との間で、楽器演奏コンテンツ、その他、各種サービスに係るデータを受信するインタフェースであり、第2通信部16による各種情報の送受信は制御部10によって制御される。なお通信網N1、N2の物理層が共通している場合、第1及び第2通信部15、16を、同一のハードウェアで構成しても良い。
【0044】
時計部17は、日時を計時しており、制御部10からの求めに応じて、計時結果を制御部10に与える回路である。時計部17によって、カラオケ店舗2でユーザの楽器演奏により得た演奏データの取得日時、演奏データの保存期間等が管理される。
【0045】
なお、中央装置1を、一台のコンピュータを用いて実現する例を説明したが、複数のコンピュータを用いて分散処させても良いことは、言うまでもない。
【0046】
図3は、ユーザ情報DB13a(属性記憶手段)のレコードレイアウトの一例を概念的に示す説明図である。ユーザ情報DB13aは、複数の列(カラム)、例えば「ユーザID」列、「パスワード」列、「あだ名」列、「ユーザ属性」列、「私の演奏」列等から構成されており、各行(レコード)には、各列に対応した情報が格納されている。
「ユーザID」列は、本実施の形態に係るカラオケシステムを利用する複数のユーザそれぞれを識別するユーザID(利用者識別情報)、例えばユーザの電子メールアドレスを格納する。ユーザIDは、ユーザがカラオケシステムにログインして、楽器演奏コンテンツに係る各種サービスを利用する際に必要となる情報である。
「パスワード」列は、カラオケシステムへのログインに必要なパスワード情報を格納している。パスワード情報は、複数の英数字文字列からなる。
「あだ名」列は、ユーザのあだ名を格納する。あだ名は、楽器演奏コンテンツ配信サイトにおけるユーザの仮の名称であり、カラオケシステムのユーザが互いを識別するためのものである。また、各ユーザに対して公開された楽器演奏コンテンツの作者を表示するために利用される。
「ユーザ属性」列は、ユーザの性別、生年月日、地域(都道府県)、血液型、星座等の情報(利用者の属性、楽器奏者の属性)を格納する。
「私の演奏」列は、当該ユーザによって作成された楽器演奏コンテンツを特定するための演奏IDを格納する。
【0047】
図4は、楽曲DB13bのレコードレイアウトの一例を概念的に示す説明図である。楽曲DB13bは、複数の列、例えば楽曲を識別するための楽曲ID(楽曲識別情報)を格納する「楽曲ID」列、当該楽曲の曲名を格納する「曲名」列、当該楽曲の歌手名を格納する「歌手名」列、当該楽曲の伴奏データを含む楽曲データを格納する「楽曲データ」列等から構成されている。楽曲データは、例えば、伴奏データ、歌詞データ、主旋律データを格納している。なお、楽曲データの構造は特に限定されず、伴奏データ、歌詞データ及び主旋律データを一の楽曲ファイルで構成しても良いし、別個のファイルで構成し、各ファイルを対応付けて管理するようにしても良い。
伴奏データは、例えば、MIDI(Musical InstrumentDigital Interface)データである。伴奏データは、音のオンオフを指定するデータ、音高を指定する音高データ、音量を指定する音量データ(ベロシティ)、楽器の制御データ、音を出力する楽器を指定する音色データ、時系列順に再生される各音の時間間隔を指定する時間データ(デルタタイム)等で構成されている。
主旋律データは、伴奏に合わせて歌唱すべき音の旋律、つまり、主旋律を構成する音のオンオフを示すデータ、音高データ、音量データ、時系列順に再生される主旋律の各音の時間間隔を示した時間データ等で構成されている。
【0048】
図5は、パート情報DB13cのレコードレイアウトの一例を概念的に示す説明図である。パート情報DB13cは、例えば、「パートID」列、「楽器名」列等から構成されており、各行には、各列に対応した情報が格納されている。
「パートID」列は、パート(楽器)を識別するためのパートID(楽器識別情報)を格納する。
「楽器名」列は、パートIDに対応する楽器名を格納する。
【0049】
図6は、楽曲パートDB13dのレコードレイアウトの一例を概念的に示す説明図である。楽曲パートDB13d(楽器記憶手段)は、例えば、「楽曲ID」列、「パート1」列、「パート2」列、…、「パート10」列等から構成されており、各行には、各列に対応した情報が格納されている。
楽曲パートDB13dは、楽曲IDに対応した楽曲の伴奏データを構成する楽器情報(パート情報)を格納している。すなわち、楽曲パートDB13dを参照することにより、楽曲の伴奏に含まれるパート(楽器)を把握することができる。
「楽曲ID」列は、楽曲を識別するための楽曲IDを格納する。
「パート1」列は、楽曲IDに対応した楽曲の伴奏データに、パートIDが1であるパートが含まれるか否かを示す。値が1であれば含まれることを示し、値が0であれば含まれないことを示している。本実施の形態においては、パートIDが1の楽器は、エレキギターである。パート1列が1となっている楽曲IDが11111及び22222の楽曲は、伴奏データにエレキギターが含まれている。
「パート2」列から「パート10」列についても、それぞれ、「パート1」列と同様である。
楽器パートDB13dの各レコードは、楽曲DB13bに格納されている楽曲IDに対応付けられた楽曲データ(MIDIデータ)を基に作成する。楽曲データがMIDIデータ以外であって、楽曲データ内に楽器に関するデータが含まれていない場合は、楽曲IDとパートIDとを対応付けたデータを別途用意し、該データを用いれば良い。
【0050】
図7は、楽器演奏DB13e(記憶手段)のレコードレイアウトの一例を概念的に示す説明図である。楽器演奏DB13eは、例えば、「演奏ID」列、「演奏者ID」列、「楽曲ID」列、「パートID」列、「演奏コンテンツ」列、「店舗ID」列、「取得日時」列、「再生回数」列、「保存期間」列、「評価」列等から構成されており、各行には、各列に対応した情報が格納されている。
「演奏ID」列は、楽器演奏コンテンツを識別するための演奏IDを格納する。
「演奏者ID」列は、楽器演奏コンテンツに対応付けられた演奏コンテンツを作成した演奏者のユーザID(奏者識別情報)を格納する。
「パートID」列は、楽器演奏コンテンツを作成時に指定した楽器に対応するパートIDを格納する。例えば、演奏コンテンツがピアノ演奏のデータであれば、4を格納する。
「演奏コンテンツ」列は、カラオケ店舗2でユーザが演奏した楽器の演奏データを格納する。演奏データは、例えば、MIDIデータである。或いは、MP3(MPEG Audio Layer-3)データ、WAV(RIFF waveformAudio Format)データ、AIFF(Audio Interchange File Format)データ等でも良い。なお、ここでは、演奏コンテンツとして格納されるのは、音声データであるが、それに限られるものではない。カメラ等で楽器を演奏するユーザの姿を撮像して得た動画データを、音声データと共に格納しても良い。
「店舗ID」列は、楽器演奏コンテンツが作成されたカラオケ店舗2に対応した店舗IDを格納する。
「取得日時」列は、楽器演奏コンテンツを取得した日時を格納する。
「再生回数」列は、楽器演奏コンテンツの楽器演奏コンテンツ配信サイトにおける再生回数を格納する。
「保存期間」列は、楽器演奏コンテンツを中央装置1が記憶及び公開する期間を示したデータを格納する。
「評価」列は、楽器演奏コンテンツに対する評価(評価情報)を格納する。該評価は、例えば、楽器演奏コンテンツに対する第三者のコメント文である。また、前記評価は、「かわいい」、「かっこいい」、「そっくり」、「うまい」、「渋い」、「おもしろい」、「泣ける」等の項目に対する投票結果を含む。
【0051】
図8は、歌唱履歴DB13fのレコードレイアウトの一例を概念的に示す説明図である。歌唱履歴DB13f(履歴記憶手段)は、例えば、「ユーザID」列、「楽曲ID」列、「歌唱日時」列等から構成されており、各行には、各列に対応した情報が格納されている。
「ユーザID」列は、楽曲IDに対応した楽曲を歌唱したユーザのIDを格納する。
「楽曲ID」列、ユーザが歌唱した楽曲のIDを格納する。
「歌唱日時」列は、ユーザが楽曲IDに対応した楽曲を歌唱した日時を格納する。
【0052】
図9は、ユーザパートDB13g(頻度記憶手段)のレコードレイアウトの一例を概念的に示す説明図である。ユーザパートDB13gは、例えば、「ユーザID」列、「パート1」列、「パート2」列…「パート10」等から構成されており、各行には、各列に対応した情報が格納されている。
ユーザパートDB13gは、パート(楽器)に対するユーザの嗜好を表したものである。
「ユーザID」列は、ユーザIDを格納する。
「パート1」列は、パートIDが1であるパート(エレキギター)に対するユーザの嗜好を表す数値を格納する。
「パート2」列から「パート10」列は、「パート1」列と同様である。
各パート列に格納する数値(頻度情報)は、値が大きいほど、ユーザがそのパートをより好んでいることを表している。これらの値は、歌唱履歴DB13fに格納されているユーザの歌唱履歴と、楽曲パートDB13cに格納されている楽曲に含まれるパート情報を基に算出される。詳細は後述する。
【0053】
図10は、カラオケ端末装置4の一構成例を示すブロック図である。カラオケ端末装置4は、該カラオケ端末装置4の各構成部の動作を制御する制御部40を備え、制御部40には、バスを介してROM41と、RAM42と、記憶装置43と、通信部44と、受信部45と、映像エンコーダ46aと、映像制御回路46bと、映像デコーダ46cと、採点部47と、音声エンコーダ48aと、音源48bと、音声デコーダ48c、楽器I/F(Interface)49aとが接続されている。また、映像制御回路46b、及び映像デコーダ46cには、映像ミキサ46dが接続されている。音源48b、及び音声デコーダ48cには、音声ミキサ48dが接続されている。更に、カラオケ端末装置4は、図示しない映像入力端子、映像出力端子、音声入力端子、音声出力端子を備えている。各端子にはそれぞれ、撮像装置46e、映像表示装置46f、マイク48e、及びスピーカ48fが接続されている。楽器I/F49aには、ユーザの演奏する楽器49bが接続される。なお、映像表示装置46fは、例えばCRT(Cathode-ray Tube)、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等である。
【0054】
制御部40は、ROM41及び記憶装置43に記録されたコンピュータプログラムをRAM42に読み出して実行することにより、コンピュータを本実施の形態に係るカラオケ端末装置4として機能させる。
【0055】
ROM41は、コンピュータの動作に必要な制御プログラムを記憶したマスクROM、EEPROM等の不揮発性メモリである。
【0056】
RAM42は、制御部40の演算処理を実行する際に生ずる各種データを一時記憶するDRAM、SRAM等の揮発性メモリである。
【0057】
記憶装置43は、コンピュータを、カラオケ端末装置4として機能させるためのコンピュータプログラムを記憶するハードディスク、不揮発性半導体メモリ等である。また、記憶装置43は、カラオケ端末用楽曲DB43aを記憶する。カラオケ端末用楽曲DB43aは、中央装置1から配信された楽曲データ等を格納しており、基本的な構成は楽曲DB13bと同様である。
【0058】
通信部44は、通信網N1を介して接続された中央装置1との間で、カラオケ情報、楽器演奏コンテンツに係る情報、その他、各種サービスに係るデータを送受信するインタフェースであり、通信部44による各種情報の送受信は制御部40によって制御される。
【0059】
受信部45は、本カラオケ端末装置4と、遠隔操作装置5との紐付けを行うべく、遠隔操作装置5との間で赤外線通信を行う回路である。
【0060】
映像エンコーダ46aは、撮像装置46eから出力され、映像入力端子を通じて入力された映像データを圧縮符号化する回路である。圧縮符号化された映像データは、一時的にRAM42又は記憶装置43に書き込まれる。なお、圧縮符号化の方式は、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)であるが、特にこれに限られるものではない。
【0061】
映像制御回路46bは、制御部40の制御命令に従って、RAM42又は記憶装置43から映像に係る情報を読み出して、各種映像を表現した映像データを生成し、映像ミキサ46dに与える等、映像に関する各種制御処理を実行する。例えば、カラオケの楽曲データ再生時においては、映像制御回路46bは、制御部40から与えられた楽曲データに含まれる歌詞データに基づいて、歌詞を表現した映像データを映像ミキサ46dに与える。また、映像制御回路46bは、カラオケ娯楽に関するメニュー画面、採点結果表示画面等を表現した映像データ等を映像ミキサ46dに与える。
【0062】
映像デコーダ46cは、制御部40の制御命令に従って、RAM42又は記憶装置43から映像データ、例えば、カラオケ歌唱時に表示される所定の背景映像データを読み出し複合し、複合された映像データを映像ミキサ46dに与える。背景映像データは、例えばMPEG形式のデータである。
【0063】
映像ミキサ46dは、映像制御回路46bと、映像デコーダ46cと、撮像装置46eとから与えられた映像の全部又はいずれかを2つを合成し、合成して得た映像データを映像表示装置46fへ出力する。映像表示装置46fは、映像ミキサ46dから出力された映像に係る映像を表示する。
【0064】
採点部47は、マイク48eから出力され音声入力端子を通じて入力された音声データを取得する。採点部47は、記憶装置43から楽曲データを読み出し、前記音声データ及び楽曲データに含まれる主旋律データに基づいて、歌唱の音声及び主旋律における音高、音量、リズム等を比較する。比較結果に基づき、歌唱時系列順に逐次リアルタイムで採点し、採点結果をRAM42に書き込む。
【0065】
音声エンコーダ48aは、マイク48eから出力され音声入力端子を通じて入力された音声データを取得し、取得した音声データを圧縮符号化する。なお、圧縮符号化の方式は、例えば、MP3、AAC(Advanced Audio Coding)、AC3(Audio Code number3)等であるが、特にこれに限られるものではない。
【0066】
音源48bは、制御部40の制御命令に従って、RAM42又は記憶装置43から読み出した楽曲データに含まれる伴奏データより音声データを作成する。音源48bは、例えばMIDI音源であり、MIDIデータに基づいて楽器音を再現した音声データを作成する。音源48bは、作成した音声データを、音声ミキサ48dに与える。
また、音源48bは、制御部40の制御命令に従って、楽器I/F49aより与えられたデータに基づいて楽器音を再現し音声データを作成する。作成された音声データは、音声ミキサ48dに与えられる。
【0067】
音声デコーダ48cは、制御部40の制御命令に従って、RAM42又は記憶装置43から読み出した音声データを、復号し、復号して得た音声データを音声ミキサ48dに与える。
【0068】
音声ミキサ48dは、音源48bと、音声デコーダ48cとから与えられた音声データに係る音声を合成する。音声ミキサ48dは、合成して得た音声データを、音声出力端子を通じてスピーカ48fに出力する。スピーカ48fは、音声ミキサ48dから出力された音声データに係る音声を放音する。
【0069】
楽器I/F49aは、楽器49bから出力されたMIDI形式のデータを取得し、取得したデータを、RAM42又は記憶装置43に記憶させる。また、取得したデータを音源48bに与える。
なお、楽器49bがMIDI形式のデータを出力できない楽器の場合、楽器I/F49aは、マイク等を通じて楽器49bの音声データを取得し、取得した音声データをMIDI形式に変換しても良い。或いは、取得した音声データを圧縮符号化しても良い。
【0070】
なお、カラオケ端末装置4を専用機として構成する例を説明したが、汎用のコンピュータ、家庭ゲーム用テレビゲームのコンピュータを用いてカラオケ端末装置4を構成しても良い。この場合、カラオケ端末装置4を構成するハードウェア回路の一部、例えば、採点部47等をソフトウェアにより処理しても良い。
【0071】
次に、楽器演奏コンテンツの作成、利用について説明する。
以下の説明において、各ユーザはユーザ登録を済ませているものとする。ユーザの登録は、通信網N2を介してユーザ端末装置6又は遠隔操作装置5からユーザ登録の要求があった場合、中央装置1の制御部10は、ユーザ登録画面をユーザ端末装置6又は遠隔操作装置5に表示させる。ユーザ端末装置6又は遠隔操作装置5は、ログインIDに相当する電子メールアドレス、パスワード、あだ名、性別、生年月日、出身地、血液型等を受付け、中央装置1に送信する。制御部10は、ユーザ端末装置6又は遠隔操作装置5より受信した、ログインIDに相当する電子メールアドレス、パスワード、あだ名、性別、生年月日、出身地、血液型等を受付け、受付けた各種情報を、上述のユーザ情報DB13aに登録する。
以下、特に断りがない限り、ユーザは、カラオケシステムにログインして各種操作を行っているものとする。すなわち、カラオケ端末装置4の制御部40(受付ける手段)は、ユーザIDとパスワードを遠隔操作装置5より受付けている。そして、制御部40は、ユーザ情報DB13aに問い合わせを行い、受付けたユーザIDとパスワードの組み合わせが正しいか確認しているものとする。
【0072】
1.楽器演奏コンテンツの作成
図11は、楽器演奏に係る楽器演奏コンテンツの生成及び登録に係る制御部10、40の処理手順を示すフローチャートである。
ユーザは楽器49bをカラオケ店舗2に持ち込み、各個室21に設置されているカラオケ端末4に接続する。あるいは、カラオケ店舗2に用意されている楽器49bを借り出し、カラオケ端末4に接続する。
用いる楽器49bがMIDIデータを出力できない場合、ユーザは用いる楽器49bを遠隔操作装置5に入力する。カラオケ端末装置4の制御部40は、遠隔操作装置5より、楽器49bに対応したパートIDを受付ける(ステップS11)。MIDIコントローラの場合等、MIDIデータを出力できる楽器49bの場合、制御部40は、パートIDを楽器49bより受付ける(ステップS11)。
【0073】
ユーザはカラオケ店舗2で演奏したい楽曲を、遠隔操作装置5を用いて選択することが可能となる。カラオケ端末装置4の制御部40は、遠隔操作装置5にて楽曲を受付ける(ステップS12)。制御部40は楽曲IDを含む楽曲要求データを、通信部44を介して中央装置1へ送信する(ステップS13)。なお、制御部40は、ステップS11で受付けたパートID、及びステップS12で受付けた楽曲IDをRAM42等に一時記憶している。
なお、以前に中央装置1からカラオケ端末装置4へ配信され、既にカラオケ端末用楽曲DB43aに登録されている場合、中央装置1へ楽曲要求データを送信せず、記憶装置43から楽曲データを読み出せば良い。また、ルータ31のハードディスクが記憶している場合も同様である。
【0074】
中央装置1の制御部10は、カラオケ端末装置4から送信された楽曲要求データを、第1通信部15を介して受信する(ステップS14)。制御部10は、受信した楽曲要求データに含まれる楽曲IDに対応する楽曲データを内部記憶装置13楽曲DB13bから読み出し、読み出した楽曲データを、第1通信部15を介して、楽曲要求元のカラオケ端末装置4へ送信する(ステップS15)。
【0075】
カラオケ端末装置4の制御部40は、中央装置1から送信された楽曲データを、通信部44を介して受信する(ステップS16)。制御部40は、受信した楽曲データを再生する(ステップS17)。次に、制御部40は、楽曲データ再生中に行われた楽器演奏の音声データを入力する(ステップS18)。
なお、カラオケ端末装置4に入力したMIDI形式の演奏データは、RAM42に書き込まれる。また、演奏データは、音源48bに送られ、音声ミキサ48dに入力される。音声ミキサ48dは、楽曲の音と、楽器演奏による音とを合成し、合成した音声データをスピーカ48fへ出力する。
【0076】
次に、制御部40は、楽曲データの再生を終了するか否かを判定する(ステップS19)。なお、再生の終了は、楽曲データを最後まで再生し終えた場合、遠隔操作装置5に再生の中止を指示された場合等に行われる。再生を終了しないと判定した場合(ステップS19でNOの場合)、制御部40は、処理をステップS17に戻す。再生を終了すると判定した場合(ステップS19でYESの場合)、制御部40は、遠隔操作装置5の操作状態を監視し、入力された楽器演奏データをアップロードするか否か判定する(ステップS20)。アップロードしないと判定した場合(ステップS20でNOの場合)、制御部40は処理を終える。
【0077】
アップロードすると判定した場合(ステップS20でYESの場合)、制御部40は、RAM42が一時記憶しているユーザID、楽曲ID、パートID、店舗ID、演奏データを、通信部44を介して中央装置1に送信する(ステップS21)。なお、RAM42が一時記憶しているユーザIDは、ユーザがカラオケシステムにログインした際に入力されたものである。また、店舗IDは、カラオケ店舗2を識別するためのものであり、カラオケ端末装置4のROM41等の記憶装置に予め記憶されているものとする。
【0078】
中央装置1の制御部10は、カラオケ端末装置4から送信されたユーザID、楽曲ID、店舗ID、パートID、演奏データを、第1通信部15を介して受信する(ステップS22)。制御部10は、演奏データをユーザID(演奏者)、楽曲ID、パートID、店舗IDと共に楽器演奏DB13eに登録する。なお、取得日時は時計部17より日時を取得し、取得した日時を登録し、保存期間は取得した日時に所定の日数を加算した日時を登録する。再生回数は0とする。
また、楽器演奏DB13eへの登録時に発行した演奏IDをユーザ情報DB13aに登録し(ステップS23)、処理を終える。
【0079】
なお、上述では、ユーザが演奏する楽器49bは一つであるという前提で記載しているが、それに限らず、ユーザが複数の楽器49bを演奏しても良い。その場合においては、パートID及び演奏データは楽器49bごとに取得し、楽器演奏DB13eヘの登録も、楽器49bごとに行うこととする。
【0080】
2.楽器演奏コンテンツの利用
図12は、楽器演奏コンテンツの利用に係る制御部10、40の処理手順を示すフローチャートである。
ユーザは歌唱したい楽曲を、遠隔操作装置5を用いて選択すると共に、楽器演奏コンテンツを利用する場合は、「二重奏」、「五重奏」等のボタンを押し、利用したい楽器演奏コンテンツの数を選択する。例えば、「二重奏」が選択された場合は、楽器演奏コンテンツの中から異なる2つの楽器による演奏コンテンツが選択される。楽器の数をパート数と呼ぶ。ここでは、パート数が2と指定されたものとする。なお、ユーザには楽器演奏コンテンツを利用することのみを選択させ、パート数の指定は楽曲毎に定めておくこととしても良い。
【0081】
カラオケ端末装置4の制御部40は、遠隔操作装置5より楽曲IDとパート数を受付ける(ステップS31)。制御部40(送信手段)は、ユーザID、楽曲ID、パート数を含むコンテンツ要求データを、通信部44を介して中央装置1へ送信する(ステップS32)。なお、制御部40は、ステップS31で受付けた楽曲IDをRAM42等に一時記憶している。
また、以前に中央装置1からカラオケ端末装置4へ配信され、既にカラオケ端末用楽曲DB43aに登録されている場合、中央装置1へは楽器演奏データのみ要求するデータを送信し、楽曲データは、記憶装置43から読み出せば良い。また、ルータ31のハードディスクが記憶している場合も同様である。
【0082】
中央装置1の制御部10(受信手段)は、カラオ端末装置4から送信されたコンテンツ要求データを、第1通信部15を介して受信する(ステップS33)。制御部10は、コンテンツ要求データに含まれるユーザIDに対応したユーザのユーザパート情報を生成する(ステップS34)。
【0083】
図13は、ユーザパート情報を生成する処理のフローチャートである。
中央装置1の制御部10は、歌唱履歴DB13fより、ユーザIDに対応づけられた楽曲IDのうち、歌唱日時が所定期間に含まれるもの、例えば、過去一年以内のものを読み出す(ステップS51)。制御部10は、読み出した楽曲IDについてのパート情報を楽曲パートDB13dより読み出す(ステップS52)。制御部10(算出手段)は、パート情報の中で、値が1となっているもの(対応情報)をパート毎に集計する(ステップS53)。ステップS51で取得したすべての楽曲IDについて、処理が終わっている場合(ステップS54でYESの場合)は、制御部10は集計結果をユーザパートDB13gに登録する(ステップS55)。その後、処理を終了し、リターンする。処理が終わっていない場合(ステップS54でNOの場合)は、制御部10は処理をステップS52に戻す。
なお、ユーザパート情報を生成するにあたり、歌唱履歴DB13fより、歌唱日時が所定期間に含まれるものを読み出すものとしたが、それに限られず、歌唱日時に関わらず所定の件数を読み出すこととしても良い。また、所定期間に含まれるもののうちの最新のものを所定件数、読みだすこととしても良い。
【0084】
なお、過去にユーザが歌唱した楽曲の中に各パートの出現頻度、すなわち何回出現したかをカウントして求めたが、パート毎に演奏された時間を合計しても良い。その場合においては、楽器パートDB13dに格納する値は、0又は1ではなく、パート毎の演奏時間となる。
また、中央装置1において、カラオケ端末装置4からコンテンツ要求データを受信した後に、ユーザパート情報の生成を行うこととしたが、それに限られず、バッチ処理により定期的に生成したものを用い、コンテンツ要求データを受信した毎には生成を行わないこととしても良い。
【0085】
図12に戻り、制御部10(選択手段)は得られたユーザパート情報をカウント数でソートし、上位から指定されたパート数分のパートを選択する。ここでは、指定されたパート数は2であるから、カウント数が一位と二位であるパートを選択する(S35)。
制御部10は、楽曲IDとパートIDをキーに楽器演奏DB13eを検索し、ユーザパート情報で一位と二位のパートについての楽器演奏コンテンツを読み出す(ステップS36)。
制御部10(選択手段)は、楽曲IDに対応した楽曲データを楽曲DB13bより読み出す。制御部10(送信手段)は、読み出した楽曲データ、及びステップS36で読み出した楽器演奏コンテンツを、第1通信部15を介して、コンテンツ要求元のカラオケ端末装置4へ送信する(ステップS37)。
【0086】
なお、上述において、制御部10は、パートの選択に続いて、楽曲データ及び楽器演奏コンテンツの送信を行っているが、送信を行う前に、パートの選択結果をユーザに通知することとしても良い。さらに、この場合において、ユーザにより選択されたパートの変更を許すこととしても良い。
また、ユーザパート情報で一位と二位のパートについての楽器演奏コンテンツを読み出す際、そのパートについての楽器演奏コンテンツがない場合は、次の順位の楽器演奏コンテンツを読み出すこととしても良い。あるいは、そのパートについては、楽曲データに含まれる通常の伴奏を再生することとしても良い。
一方、一位と二位のパートについての楽器演奏コンテンツが複数存在する場合は、取得日時がもっとも新しいコンテンツ、再生回数が最も大きいコンテンツ等を選択すれば良い。
【0087】
カラオケ端末装置4の制御部40(受信手段)は、中央装置1から送信された楽曲データ及び楽器演奏コンテンツを、通信部44を介して受信する(ステップS38)。制御部40(再生手段)は、受信した楽曲データ及び楽器演奏コンテンツを同時並行的に再生する(ステップS39)。
【0088】
次に、制御部40は、楽曲データの再生を終了するか否かを判定する(ステップS40)。なお、再生の終了は、楽曲データを最後まで再生し終えた場合、遠隔操作装置5に再生の中止を指示された場合等に行われる。再生を終了しないと判定した場合(ステップS40でNOの場合)、制御部40は、処理をステップS39に戻す。再生を終了すると判定した場合(ステップS40でYESの場合)、制御部40は、ユーザID及び楽曲IDを含む歌唱データを、通信部44を介して中央装置1に送信する(ステップS41)。制御部40は処理を終える。
【0089】
中央装置1の制御部10は、カラオケ端末装置4から送信されたユーザID及び楽曲IDを含む歌唱データを、第1通信部15を介して受信する(ステップS42)。制御部10は、受信した歌唱データよりユーザID、楽曲IDを取得し、取得したユーザID、楽曲ID、及び時計部17より取得した現在日時を歌唱日時として、歌唱履歴DB13fに登録する(ステップS43)。
なお、カラオケ端末装置4から歌唱データを送信するのは、楽曲データを最後まで再生し終えた場合にのみ送ることとしても良い。あるいは、楽曲データが所定時間以上、再生された場合にのみ送ることとしても良い。また、歌唱日時はカラオケ端末装置4で取得し、それを中央装置1に送信して登録しても良い。
【0090】
上述したように、楽器演奏コンテンツを選択する場合、ユーザの歌唱履歴を用いて算出したパートの出現頻度を基に選択を行うので、ユーザの嗜好に適合したパートの演奏が選ばれ、カラオケの娯楽性をより高めることが可能となる。
【0091】
<実施の形態2>
上述の実施の形態1において、ユーザパート情報は、ユーザが過去に歌唱した楽曲に各パートが現れる回数、出現頻度を算出し、その値を用いて、パートの選択を行っている。本実施の形態においては、歌唱履歴の他の項目を用いて、出現頻度を変更し、変更後の値を用いてパートの選択を行うことにより、よりユーザに適合したパートが選択されるようにする。
実施の形態1との相違は、出現頻度を変更する点であるので、その点を主に説明し、共通する部分の説明は省略する。
【0092】
図14は、実施の形態2における歌唱履歴DB13fのレコードレイアウトの一例を概念的に示す説明図である。本実施の形態における歌唱履歴DB13fは、「ユーザID」列、「楽曲ID」列、「歌唱日時」列に加えて、「音量」列、「音高」列、「音程」列、「リズム」列、「ビブラートタイプ」列、「ビブラート美」列、「ビブラート回数」列、「しゃくり回数」列等から構成されている。新たに加えられている列は、カラオケ端末装置4の採点部47により、ユーザの歌唱を採点した結果の値が登録される。
「音量」列、「音高」列、「音程」列、「リズム」列は、採点部47により算出された100点を満点とする点数が登録される。「ビブラート回数」列、「しゃくり回数」列は、歌唱中のビブラート又はしゃくりの回数が、採点部47により判定され、それぞれ登録される。
「ビブラートタイプ」列は、POPSレベル1からPOPSレベル4、演歌レベル1からレベル4、「POPS」でもなく「演歌」でもない中間値の9段階の値を取る。採点部47が判定を行い、いずれかの値が登録される。
「ビブラート美」列は、ぎこちないレベル1からレベル4、美しいレベル1からレベル4、「ぎこちない」でもなく「美しい」でもない中間値の9段階の値を取る。採点部47が判定を行い、いずれかの値が登録される。
「ビブラートタイプ」列、及び「ビブラート美」列は、採点結果として文字列が登録されているが、数値に変換して登録しても良い。例えば、ビブラートタイプの場合、中間値を0とし、POPSレベル1を−1、POPSレベル2を−2とし、POPSレベル4を−4とする。演歌レベルは正にし、演歌レベル1を+1、同様に、ビブラート美についても、中間値を0とし、ぎこちないレベル4を−4、美しいレベル4を+4のように、数値化して登録しても良い。
【0093】
図15は、採点結果集計DB13h(評価記憶手段)のレコードレイアウトの一例を概念的に示す説明図である。採点結果集計DB13hは、中央装置1の内部記憶装置13に記憶されている。
採点結果集計DB13hは、「ユーザID」列、「音量」列、「音高」列、「音程」列、「リズム」列、「ビブラートタイプ」列、「ビブラート美」列、「しゃくり回数」列等から構成されている。
採点結果集計DB13hは、歌唱履歴テーブルに登録されている採点結果の中から、所定期間、例えば、過去一年分のレコードを取り出し、ユーザ毎、採点項目ごとに平均点を算出したものである。
ユーザのIDが登録される「ユーザID」列以外の列は、本実施の形態における歌唱履歴DB13f(
図14)と同様であり、異なるのは格納される値が、平均点ということである。
【0094】
図16は、パート情報変更DB13i(項目記憶手段)のレコードレイアウトの一例を概念的に示す説明図である。パート情報変更DB13iは、中央装置1の内部記憶装置13に記憶されている。パート情報変更DB13iは、ユーザパート情報の変更を行う条件を定義している。
パート情報変更DB13iは、「ID」列、「項目」列、「上限」列、「下限」列、「係数」列等から構成されている。
「ID」列は、レコードを一意に特定するためのIDが格納される。
「項目」列は、採点項目名が格納される。
「上限」列、及び「下限」列は、変更を行う条件値を格納する。すなわち、対応する採点項目の点数が、下限の値以上、上限の値以下の場合、変更を行う。
「係数」列は、ユーザパート情報を変更する係数値を格納する。変更対象のユーザパート情報の値と係数値とを乗算し、新たなユーザパート情報とする。
図16に示した例では、リズム点が90点以上94点以下の場合、ユーザパート情報が1.2倍され、95点以上100点以下の場合、ユーザパート情報が1.5倍されることを示している。
【0095】
図17は、実施の形態2におけるパート情報DB13cのレコードレイアウトの一例を概念的に示す説明図である。本実施の形態におけるパート情報DB13cは、「パートID」列、「楽器名」列に加えて、「音量」列、「音高」列、「音程」列、「しゃくり」列、「なめらかさ」列、「リズム感」列、「安定感」列、「ビブラートPOPS」列、「ビブラート演歌」列、「ビブラート美」列、「熱唱」列等から構成されている。
本実施の形態におけるパート情報DB13cの「音量」列以降の列は、上述したパート情報変更DB13iを用いてユーザパート情報の変更を、どのパートに対して行うかを定義している。例えば、「リズム感」列は、ユーザのリズム感についての採点結果集計値が、変更条件に合致している場合に変更するパートを表しており、
図17の例では、ドラム、和太鼓、タンバリンが変更対象となる。
上述した
図16のパート情報変更DB13iの条件も考慮すると、リズム点が90点以上94点以下の場合、ユーザパート情報のドラム、和太鼓、タンバリンの値が1.2倍される。95点以上100点以下の場合、ユーザパート情報のドラム、和太鼓、タンバリンの値が1.5倍されることとなる。
「ビブラートPOPS」列、「ビブラート演歌」列は、採点結果集計DB13hの「ビブラートタイプ」列と対応する列である。採点結果集計DB13hのビブラートタイプの値が、POPSレベル1から4の場合であって、パート情報変更DB13iにより変更対象と判定したときは、「ビブラートPOPS」列が1となっているパートについて変更を行う。「ビブラート演歌」列についても、同様である。
【0096】
次に、楽器演奏コンテンツに係る制御部10、40の処理について説明する。本実施の形態において、楽器演奏コンテンツの作成における制御部10、40の処理は、上述の実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
楽器演奏コンテンツの利用における制御部10、40の処理は、
図12と同様であり、異なるのはユーザパート情報生成処理のみである。以下、ユーザパート情報生成処理について説明する。
【0097】
図18は、ユーザパート情報を生成する処理のフローチャートである。なお、
図18において、
図13と共通する処理については、同じステップ番号を付している。
中央装置1の制御部10は、歌唱履歴DB13fより、ユーザIDに対応づけられた楽曲IDのうち、歌唱日時が所定期間に含まれるもの、例えば、過去一年以内のものを読み出す(ステップS51)。制御部10は、読み出した楽曲IDについてのパート情報を楽曲パートDB13dより読み出す(ステップS52)。制御部10は、パート情報の中で、値が1となっているものをパート毎に集計する(ステップS53)。ステップS51で取得したすべての楽曲IDについて、処理が終わっていない場合(ステップS54でNOの場合)は、制御部10は処理をステップS52に戻す。処理が終わっている場合(ステップS54でYESの場合)は、制御部10は処理をステップS55に移す。制御部10は、集計結果をユーザパートDB13gに登録する(ステップS55)。
なお、ユーザパート情報を生成するにあたり、歌唱履歴DB13fより、歌唱日時が所定期間に含まれるものを読み出すものとしたが、それに限られず、歌唱日時に関わらず所定の件数を読み出すこととしても良い。また、所定期間に含まれるもののうちの最新のものを所定件数、読みだすこととしても良い。
【0098】
制御部10は、ステップS51で取得した歌唱履歴の採点結果を読み出し(ステップS56)、採点項目ごとに集計し平均点を算出する(ステップS57)。算出結果を採点結果集計DB13hに登録する。
制御部10は、採点項目をキーにパート情報変更DB13iを検索し、変更条件(上限、下限)を読み出す。制御部10は、算出した平均点が変更条件にマッチするか、すなわち、平均点が下限値以上、かつ上限値以下であるかを判定する(ステップS58)。
変更条件にマッチしていないと判定した場合(ステップS58でNOの場合)、制御部10は処理をステップS61に進める。
【0099】
変更条件にマッチすると判定した場合(ステップS58でYESの場合)、制御部10は、採点項目に対応した係数をRAM12に記憶する。次に、制御部10は、採点項目をキーにパート情報DB13cを検索し、変更するパートのパートIDを読み出す(ステップS59)。
【0100】
制御部10(更新手段)は、ユーザパートDB13gの処理対象ユーザのレコードを読み出す。制御部10は、ステップS59で読み出したパートに対応する頻度情報にRAM12に記憶している係数を乗算し、乗算した結果の値を新たな頻度情報とする(ステップS60)。
【0101】
制御部10は、すべての採点項目について処理を行ったかを判定する(ステップS61)。処理を行っていない採点項目があると判定した場合(ステップS61でNOの場合)、制御部10は、処理をステップS58に戻す。すべての採点項目について処理を行ったと判定した場合(ステップS61でYESの場合)、制御部10は、処理をステップS62に移す。制御部10は、変更した頻度情報でユーザパートDB13gを更新する(ステップS62)。制御部10は処理を終了し、リターンする。
【0102】
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、過去にユーザが歌唱した楽曲の中に各パートの出現頻度、すなわち何回出現したかをカウントして求めたが、パート毎に演奏された時間を合計しても良い。その場合においては、楽器パートDB13dに格納する値は、0又は1ではなく、パート毎の演奏時間となる。
また、中央装置1において、カラオケ端末装置4からコンテンツ要求データを受信した後に、ユーザパート情報の生成及び変更を行うこととしたが、それに限られない。バッチ処理により定期的に生成及び変更したものを用い、コンテンツ要求データを受信した毎には生成及び変更を行わないこととしても良い。
【0103】
上述したように、本実施の形態2において、楽器演奏コンテンツを選択する場合、ユーザの歌唱履歴を用いて算出したパートの出現頻度を基に選択を行う。さらに、ユーザの過去の歌唱履歴に対応した採点結果から、音量、音高、音程、リズム感等といったユーザの歌唱特徴を求め、それを基に、出現頻度の変更を行っている。
よって、ユーザの嗜好及び歌唱特徴に適合したパートの演奏が選ばれ、カラオケの娯楽性をより高めることが可能となる。
【0104】
<実施の形態3>
本実施の形態においては、ユーザ設定情報を用いて実施の形態1で求めた出現頻度の変更を行う。上述の実施の形態1との違いは、出現頻度を変更する点であり、その他の事項については、実施の形態1と同様である。以下の説明においては、実施の形態1と相違する点を主に説明し、同様な点については説明を省略する。
図19は、ユーザ設定DB13j(特性記憶手段)のレコードレイアウトの一例を概念的に示す説明図である。ユーザ設定DB13jは、中央装置1の内部記憶装置13に記憶されている。本実施の形態におけるユーザ設定DB13jは、「ユーザID」列、「声の大きさ」列、「マイク音」列、「エコー」列等から構成されている。
「ユーザID」列は、ユーザIDが格納される。
「声の大きさ」列は、ユーザにより設定され、例えば「大きい」、「普通」、「小さい」等の値が格納される。
「マイク音」列は、ユーザにより設定され、例えば「硬い」、「普通」、「柔らかい」等の値が格納される。
「エコー」列は、ユーザにより設定され、例えば「演歌」、「バラード」、「ROCK」、「POPS」等の値が格納される。
【0105】
図20は、実施の形態3におけるパート情報DB13c(第2項目手段)のレコードレイアウトの一例を概念的に示す説明図である。本実施の形態におけるパート情報DB13cは、「パートID」列、「楽器名」列に加えて、「声の大きさ−大きい」列、「声の大きさ−普通」列、「声の大きさ−小さい」列、「マイク音−硬い」列、「マイク音−普通」列、「マイク音−柔らかい」列、「エコー−演歌」列、「エコー−バラード」列、「エコー−ROCK」列、「エコー−POPS」列等から構成されている。
「パートID」列は、パートの識別情報であるIDが格納され、「楽器名」列はパートIDに対応した楽器名が格納される。
「声の大きさ−大きい」列以降の列は、ユーザ設定情報に対応した列である。例えば、「声の大きさ−大きい」列は、ユーザ設定により声の大きさが大きいと設定された場合に、ユーザパート情報の変更を行うパートを指定する。すなわち、ユーザ設定により声の大きさが大きいと設定された場合、「声の大きさ−大きい」列の値が1となっているパートは、設定を変更するパートである。
図20に示した例では、「エレキギター」、「ベース」、「ドラム」、「トランペット」が対象となる。
【0106】
次に、楽器演奏コンテンツに係る制御部10、40の処理について説明する。本実施の形態において、楽器演奏コンテンツの作成における制御部10、40の処理は、上述の実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
楽器演奏コンテンツの利用における制御部10、40の処理は、
図12と同様であり、異なるのはユーザパート情報生成処理のみである。以下、ユーザパート情報生成処理について説明する。
【0107】
図21は、ユーザパート情報を生成する処理のフローチャートである。なお、
図21において、
図13と共通する処理については、同じステップ番号を付している。
中央装置1の制御部10は、歌唱履歴DB13fより、ユーザIDに対応づけられた楽曲IDのうち、歌唱日時が所定期間に含まれるもの、例えば、過去一年以内のものを読み出す(ステップS51)。制御部10は、読み出した楽曲IDについてのパート情報を楽曲パートDB13dより読み出す(ステップS52)。制御部10は、パート情報の中で、値が1となっているものをパート毎に集計する(ステップS53)。ステップS51で取得したすべての楽曲IDについて、処理が終わっていない場合(ステップS54でNOの場合)は、制御部10は処理をステップS52に戻す。処理が終わっている場合(ステップS54でYESの場合)は、制御部10は処理をステップS55に移す。制御部10は、集計結果をユーザパートDB13gに登録する(ステップS55)。
なお、ユーザパート情報を生成するにあたり、歌唱履歴DB13fより、歌唱日時が所定期間に含まれるものを読み出すものとしたが、それに限られず、歌唱日時に関わらず所定の件数を読み出すこととしても良い。また、所定期間に含まれるもののうちの最新のものを所定件数、読みだすこととしても良い。
【0108】
制御部10は、ユーザIDに対応付けられたユーザ設定を、ユーザ設定DB13jより読み出す(ステップS70)。制御部10は、読み出されたユーザ設定の各項目について、次の処理を行う。
制御部10は、パート情報DB13c(
図20)から、ユーザ設定の項目に対応する列の値が1となっているレコードのパートIDを読み出す(ステップS71)。例えば、ユーザ設定において「声の大きさ」が「大きい」となっているとする。この場合、パート情報DB13cの「声の大きさ−大きい」列の値が1となっているレコードのパートIDを、パート情報DB13cから制御部10は読み出す。
図20の例では、パートIDとして、1(エレキギター)、2(ベース)、3(ドラム)、8(トランペット)が読み出される。
【0109】
制御部10(第2更新手段)は、ステップS71で読み出したパートIDに対応するユーザパート情報DB13gの頻度情報に所定の値、例えば、1.2を乗算し、乗算した結果の値を新たな頻度情報とする(ステップS72)。
なお、頻度情報に乗算する値は、すべての項目について、一律でも良いし、項目毎に異なる値を設定しても良い。例えば、
図20に示したパート情報DB13cのユーザ設定の項目に対応する列の値を0又は1とするのではなく、変更しない場合は0、変更する場合は、頻度情報に乗算する係数の値を格納すれば良い。
【0110】
制御部10は、すべてのユーザ設定項目について処理したかを判定する(ステップS73)。処理を行っていない設定項目があると判定した場合(ステップS73でNOの場合)、制御部10は、処理をステップS71に戻す。すべての設定項目について処理を行ったと判定した場合(ステップS73でYESの場合)、制御部10は、処理をステップS74に移す。制御部10は、変更した頻度情報でユーザパートDB13gを更新する(ステップS74)。制御部10は処理を終了し、リターンする。
【0111】
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、過去にユーザが歌唱した楽曲の中に各パートの出現頻度、すなわち何回出現したかをカウントして求めたが、パート毎に演奏された時間を合計しても良い。その場合においては、楽器パートDB13dに格納する値は、0又は1ではなく、パート毎の演奏時間となる。
また、中央装置1において、カラオケ端末装置4からコンテンツ要求データを受信した後に、ユーザパート情報の生成及び変更を行うこととしたが、それに限られない。バッチ処理により定期的に生成及び変更したものを用い、コンテンツ要求データを受信した毎には生成及び変更を行わないこととしても良い。
【0112】
上述したように、本実施の形態3において、楽器演奏コンテンツを選択する場合、ユーザの歌唱履歴を用いて算出したパートの出現頻度を基に選択を行う。さらに、声の大きさ、マイク音、エコーと言ったユーザ自らが行う設定を基に、出現頻度の変更を行っている。
よって、ユーザの嗜好及びユーザの特性に適合したパートの演奏が選ばれ、カラオケの娯楽性をより高めることが可能となる。
【0113】
<実施の形態4>
上述した実施の形態2における出現頻度情報の変更と、実施の形態3における出現頻度情報の変更とを共に適用することが可能である。
本実施の形態4では、共に適用する場合について述べる。制御部10、40の行う処理は、上述した実施の形態2及び実施の形態3における処理を共に行うものであり、同様であるので、以下では、両方の処理を如何にして行うかについて、主に説明する。
【0114】
本実施の形態4において、用いるデータベースは、実施の形態2及び実施の形態3で用いるデータベースと同様であるが、パート情報DB13cのみが異なる。パート情報DB13cは、
図17に示した実施の形態2におけるパート情報DB13cと、
図20に示した実施の形態3におけるパート情報DB13cとを、パートIDをキーにして結合したものとする。
【0115】
また、制御部10、40についての処理で異なるのは、
図18及び
図21で示したユーザパート情報生成処理である。
本実施の形態4では、ユーザパート情報生成処理は、以下の処理手順となる。
図18又は
図21に示した、ステップS51からS55を中央装置1の制御部10は行う。次に、制御部10は、
図18に示したステップS56からS61を行う。ステップS61でYESの場合に、制御部10は、
図21に示したステップS70からS74を行い、処理を終了する。
【0116】
或いは、以下の処理手順となる。
制御部10は、
図18又は
図21に示した、ステップS51からS55を行う。次に、制御部10は、
図21に示したステップS70からS73を行う。ステップS73でYESの場合に、制御部10は、
図18に示したステップS56からS62を行い、処理を終了する。
【0117】
上述した2つの処理は、実施の形態2における頻度情報の変更処理と、実施の形態3における頻度情報の変更処理とのいずれかを先に行うかの違いである。いずれの処理を先にしても良い。
【0118】
上述したように、本実施の形態4において、楽器演奏コンテンツを選択する場合、ユーザの歌唱履歴を用いて算出したパートの出現頻度を基に選択を行う。さらに、ユーザの過去の歌唱履歴と対応した採点結果から、音量、音高、音程、リズム感等といった歌唱の特徴を基に、出現頻度の変更を行っている。また、さらに声の大きさ、マイク音、エコーと言ったユーザ自らが行う設定を基に、出現頻度の変更を行っている。
よって、ユーザの嗜好、歌唱特徴、及び特性に適合したパートの演奏が選ばれ、カラオケの娯楽性をより高めることが可能となる。
【0119】
<実施の形態5>
本実施の形態5においては、ユーザの属性、楽器演奏コンテンツをアップロードした店舗、又は楽器演奏コンテンツの評価に基づいて、楽器演奏コンテンツを選択する処理について述べる。
以下の説明においては、パート情報による楽器演奏コンテンツの選択処理は既に終了しているものとする。しかしながら、あるパート情報に対応付けられ、選択された楽器演奏コンテンツが複数であるため、更にコンテンツを絞り込む処理が必要である場合である。例えば、二つの楽器演奏コンテンツを選択する場合において、一位又は二位のパートについての楽器演奏コンテンツが複数存在する場合である。
以下では、あるパート情報に対応する楽器演奏コンテンツが複数選択された場合、選択された楽器演奏コンテンツの中から一つの楽器演奏コンテンツに絞り込む処理について、主に説明する。その他の処理については、上述した実施の形態1から4と同様である。
また、ユーザ情報DB13aの「ユーザ属性」列には、上述したように、ユーザの性別、生年月日、地域(都道府県)、血液型、星座の情報が格納されているものとする。
【0120】
図22は、楽器演奏コンテンツを選択する処理についてのフローチャートである。
中央装置1の制御部10は、ユーザIDをキーにしてユーザ情報DB13aを検索し、ユーザ属性を読み出す(ステップS81)。制御部10は、ユーザが居る店舗のIDを読み出す(ステップS82)。制御部10は、選択された楽器演奏コンテンツの演奏者IDを読み出す(ステップS83)。読み出した演奏者IDをキーにユーザ情報DB13aを検索し、演奏者の属性を読み出す。(ステップS84)。
ユーザ属性と、演奏者の属性とを比較し、演奏者の属性を評価し、評価値と演奏IDをRAM12等に記憶する(ステップS85)。ここでの評価は、例えば、一致している属性をカウントすることにより行う。この場合において、生年月日については、完全一致ではなく、他の比較方法でも良い。例えば、生まれた年代(1990年代、2000年代など)が一致している場合、生まれた年が一致している場合、生まれた年及び生まれた月が一致している場合、又は年や日に関わらず生まれた月が一致している場合に一致すると判定しても良い。地域についても同様に、都道府県は異なるが同じ地方の県であれば、一致すると判定しても良い。例えば、愛知県と静岡県のように同じ中部地方であれば、一致すると判定する。地方が一致するかの判定を行う場合には、予め都道府県とその属する地方とを対応付けて記憶しておく。
【0121】
次に、制御部10は、楽器演奏コンテンツに対応付けられた店舗IDを読み出す(ステップS86)。制御部10は、店舗IDの評価を行う(ステップS87)。
店舗IDの評価は、例えば、ユーザの居る店舗のIDと一致したら10点、ユーザの居る店舗の近隣であれば8点というように行う。
【0122】
次に、制御部10は、楽器演奏コンテンツの評価を読み出す(ステップS88)。評価は、「かわいい」、「かっこいい」、「うまい」、「渋い」、「おもしろい」、「泣ける」等の項目に対する投票結果であるが、ここでは評価の種別に関わらず、投票数の合計を評価値とする。
【0123】
制御部10は、属性評価、店舗IDの評価、コンテンツの評価を総合して評価する(ステップS89)。例えば、各評価値を数値化したものを合計する。
【0124】
次に、制御部10は、選択されたすべての楽器演奏コンテンツについて処理したかを判定する(ステップS90)。選択されたすべてのコンテンツについて処理が終了していない場合(ステップS90でNOの場合)、制御部10は処理をステップS83に戻す。選択されたすべてのコンテンツについて処理が終了している場合(ステップS90でYESの場合)、制御部10は処理をS91に移す。
制御部10は、最も評価値が高いコンテンツを、カラオケ端末装置4へ送信する楽器演奏コンテンツとして選択し(ステップS91)、処理を終了する。
【0125】
上述の説明において、属性の評価は、一致する項目数としたが、項目毎に一致度を点数で表し、その合計点で選択するコンテンツを決定しても良い。例えば、生年月日の完全一致は10点、生まれ年と生まれ月の一致は5点、生まれた年代が一致は1点、生まれ月が一致は2点などとする。同様に地域については、例えば、都道府県一致が5点、地方一致が2点とする。性別、血液型など他の属性についても点数により評価し、合計点がもっとも高い演奏者に対応付けられたコンテンツを送信するコンテンツとして選択する。
【0126】
上述したように、本実施の形態5においては、複数の楽器演奏コンテンツから、最終的にカラオケ端末装置4へ送信する楽器演奏コンテンツを選択する際に、様々な評価結果を用いている。上述したように、ユーザの属性と近い属性を持つ演奏者の楽器演奏コンテンツが優先的に選択する。また、ユーザが居る店舗と近い店舗で作成された楽器演奏コンテンツが優先的に選択される。さらにまた、他のユーザから評価の高い楽器演奏コンテンツが優先的に選択される。
それにより、選択された楽器演奏コンテンツの演奏者に親しみを感じ、カラオケの娯楽性をより高めることが可能となる。
【0127】
<実施の形態6>
本実施の形態6においては、上述の実施の形態5と同様に、パート情報による楽器演奏コンテンツの選択処理は既に終了しているものとする。しかしながら、あるパート情報に対応付けられ、選択された楽器演奏コンテンツが複数であるため、更にコンテンツを絞り込む処理が必要である場合である。
本実施の形態6においては、ユーザ及び楽器演奏コンテンツの演奏者の相性を基に、楽器演奏コンテンツの選択を行う。
本実施の形態6において、中央装置1は、通信網N2と接続された第2通信部16により、占いサービスサーバ(図示しない)と通信が可能であるものとする。占いサービスサーバは、星占い、血液型占い、相性占い等様々な占いサービスを提供しているものである。
【0128】
図23は、楽器演奏コンテンツを選択する処理についてのフローチャートである。
図23において、
図22と同様な処理については、同じ符号を付している。
中央装置1の制御部10は、ユーザIDをキーにユーザ情報DB13aを検索し、ユーザの属性(生年月日、血液型、星座等)を読み出す(ステップS81)。
次に、制御部10は、楽器演奏コンテンツの演奏者IDを読み出す(ステップS83)。制御部10は、読み出した演奏者IDをキーにユーザ情報DB13aを検索し、演奏者の属性(生年月日、血液型、星座等)を読み出す(ステップS84)。
次に、制御部10は、ユーザの属性及び演奏者の属性を占いサーバに送信し、星占い、血液型占い、四柱推命等様々な占いにより、相性を占い、その結果を受け取る(ステップS92)。制御部10は、占い結果を総合的に評価する(ステップS89)。
【0129】
制御部10は、選択されたすべての楽器演奏コンテンツについて処理したかを判定する(ステップS90)。選択されたすべてのコンテンツについて処理が終了していない場合(ステップS90でNOの場合)、制御部10は処理をステップS83に戻す。選択されたすべてのコンテンツについて処理が終了している場合(ステップS90でYESの場合)、制御部10は処理をS91に移す。
制御部10は、最も相性が良い演奏者と対応づいたコンテンツを、カラオケ端末装置4へ送信する楽器演奏コンテンツとして選択し(ステップS91)、処理を終了する。
【0130】
なお、上述においては相性占いを用いたが、それに限るものではない。例えば、占いランキングを基に、最もラッキーな星座の演奏者の楽器演奏コンテンツを選択する、ラッキーな場所がカラオケ店舗である演奏者の楽器演奏コンテンツを選択するなどでも良い。
【0131】
本実施の形態6においては、パート情報に基づいて選択した楽器演奏コンテツが複数ある場合、ユーザと楽器演奏コンテンツの演奏者との相性を占い、相性のよい演奏者の楽器演奏コンテンツを演奏することとしている。それによって、カラオケの娯楽性をより高めることが可能となる。
【0132】
<実施の形態7>
本実施の形態7においては、楽器演奏コンテンツを利用して、ユーザが歌唱中に楽器演奏コンテンツを切り替える処理について説明する。
楽器演奏コンテンツを切り替えるのは、例えば、次のような場面である。ユーザが声の設定を大きいと設定しているため、或いは歌唱履歴により声が大きいと判断されたため、楽器演奏コンテンツとして管楽器やエレキギター等が選択されている。しかしながら、ユーザは喉の調子が悪くて声が小さくなっている。このような場面の場合、楽器演奏コンテンツの切り替えを行う。本実施の形態においては、上記の場面を例として、楽器演奏コンテンツを切り替える処理について説明する。
なお、ユーザの声の大きさは、カラオケ端末装置4の採点部47により計測されている。
【0133】
図24は、楽器演奏コンテンツを切り替える処理についてのフローチャートである。
カラオケ端末装置4の制御部40は、採点部47(検知する手段)よりユーザの声が小さい旨の通知を受ける(ステップS93)。ユーザの声が小さいとの判定は、例えば、次のようにして行う。制御部40は、予め、例えばユーザのログイン時に、上述した採点結果集計DB13h(
図15)の各項目の値を中央装置1より取得し、RAM42等の記憶部に記憶しておく。ユーザが歌唱中に採点部47は、所定区間毎にユーザの歌唱を評価する。音量の評価点が、RAM42等に記憶した採点結果集計DB13hの音量の評価点より、所定の値(例えば、30点)以上、下回った場合に、採点部47は、音量が小さいと判定する。採点結果集計DB13hの音量の評価点が95点である場合、歌唱時の評価点が60点であるとき、声が小さいと判定されることとなる。制御部40は、再生している楽器演奏コンテンツのパートIDを読み出す。制御部40は、中央装置1にユーザID、演奏されている楽器演奏コンテンツのパートID、楽曲IDを含むコンテンツ切替要求を送信する(ステップS94)。中央装置1はコンテンツ切替要求を受信する(ステップS95)。
【0134】
中央装置1の制御部10(抽出する手段)は、コンテンツ切替要求からパートIDを読み出し、切替えるべきパートがあるか判定する(ステップS96)。制御部10は、パート情報DB13c(
図17)を検索し、読み出したパートIDに対応した「音量」列の値が1であるかを調べる。
「音量」列の値が1であるパートがある場合(ステップと96でYESの場合)、制御部10は、「音量」列の値が0となっているパートのパートIDに対応づいた頻度情報を、ユーザパートDB13g(
図9)より読み出す。制御部10(選択する手段)は、頻度情報が最も大きいパートIDを、切り替え後の楽器演奏コンテンツのパートIDとして選択する(ステップS97)。
制御部10は、楽曲IDとパートIDとをキーに楽器演奏DB13eを検索し、新たな楽器演奏コンテンツを読み出す(ステップS98)。制御部10は、切替えるべき楽器演奏コンテンツのパートID及び新たな楽器演奏コンテンツをカラオケ端末装置4に送信する(ステップS99)。
【0135】
切替えるべきパートがない場合(ステップS96でNO)、制御部10は切替えるべきパートがない旨をカラオケ端末装置4に通知する(ステップS100)。
【0136】
カラオケ端末装置4の制御部40は、中央装置1からの応答を受信し、応答内容から切替えるべきパートがあったのか判定する(ステップS101)。
切替えるべきパートがあった場合(ステップS101でYESの場合)、制御部40は、切替えるべき楽器演奏コンテンツのパートIDに該当するコンテンツの再生を停止する。制御部40は、受信した新たな楽器演奏コンテンツを、楽曲の進行に合わせて途中から再生を行う(ステップS102)。制御部40は切り替え処理を終了し、元の処理に戻る。
【0137】
切替えるべきパートがない場合(ステップS101でNOの場合)、制御部40は何もせずに処理を終了し、元の処理に戻る。
【0138】
本実施の形態7においては、歌唱中のユーザの声が小さいのにもかかわらず、声が大きい場合に選択される楽器演奏コンテンツが再生されている場合、演奏することとしたので、カラオケの娯楽性をより高めることが可能となる。
【0139】
上述の説明においては、例として、声が小さい場合(歌唱中の音量の評価点が、ユーザのそれまでの平均点を下回った場合)に演奏するパートを切替えることを述べたが、逆に声が大きい場合に切替えるようにしても良い。その場合、音量の評価点が、それまでの平均点より所定値以上大きくなったときに、「音量」列が0であるパートを「音量」列が1であるパートに切り替えれば良い。声が大きい場合と小さい場合の両方の場合に切り替えを行うには、コンテンツ切替要求に、いずれであるかの旨の情報を含めることとする。
また、用いる評価項目は音量に限られるものではなく、他の評価項目についても行うことが可能である。例えば、パート情報DB13c(
図17)の「リズム感」列の値が1であるリズム楽器(ドラム、和太鼓、タンバリン)が選択されているものとする。ユーザのそれまでのリズム感の評価平均点は95点である。採点部47は、ある楽曲の歌唱時に所定区間のリズム感の評価結果が60点と判定した場合、平均点の95点から30点以上下回っているので、その旨を制御部40に通知する(ステップS93)。制御部40は中央装置1にコンテンツ切り替え要求を通知する(ステップS94)。中央装置1の制御部10は、受信したパートIDの中に、パート情報DB13c(
図17)の「リズム感」列の値が1であるパートがあるか否かを検索する(ステップS96)。あった場合、制御部10は、パート情報DB13c(
図17)の「リズム感」列の値が0である楽器のパートIDを抽出する。パートIDに対応づいた頻度情報を、ユーザパートDB13g(
図9)より読み出す。制御部10は、頻度情報が最も大きいパートIDを、切り替え後の楽器演奏コンテンツのパートIDとして選択する(ステップS97)。以降の処理は、上述と同様であるので、説明を省略する。
複数の評価項目で切り替えを行う場合は、検知された評価項目の情報を、平均点を下回った場合と上回った場合の両方において切り替えを行う場合は、下回った又は上回った旨の情報をコンテンツ切替要求に含めるものとする。
【0140】
なお、切替えるパート及び新たに演奏するパートの選択の際、
図17に示したパート情報DB13cを用いたが、
図20に示したパート情報DB13cを用いても良い。この場合、切替えるパートの選択では、「声の大きさ−大きい」の列の値が1となっているパートを選択する。新たに演奏するパートの選択では「声の大きさ−小さい」の列の値が1となっているパート又は「声の大きさ−大きい」の列の値が0となっているパートを選択する。
【0141】
<変形例>
上述の実施の形態7では、ある評価項目の評価点が平均点より所定の値、下回った場合又は上回った場合に、パート情報DB13c(
図17)の対応する列の値が1のパートを0のパートに切替える、又は、0のパートを1のパートに入れ替えるものとした。パートの切り替えは、それに限られるものではなく、上述の実施の形態2に示した頻度情報の変更を再度行い、演奏するパートを選択しなおすことも可能である。
中央装置1の制御部10は、カラオケ端末装置4より、コンテンツ切替要求を受信する。コンテンツ切替要求には、切替の要因となった評価項目と、それに対応した評価点が平均点を下回っているのか、又は上回っているのかの情報が含まれている。その情報を、制御部10は、コンテンツ切替要求から読み出し、RAM等の記憶手段に記憶する。
【0142】
次に、制御部10は、
図18に示したパート情報変更処理を行う。この処理において、ステップS58の判定処理内容を以下のように変更して行う。処理対象となる評価項目が、上述の平均点を下回っている項目である場合、ステップS58においては、「変更条件にマッチ」していも、変更の対象としない。すなわち、ステップS58でNOに分岐する。逆に、処理対象となる評価項目が、上述の平均点を上回っている場合は、「変更条件にマッチ」していなくても、変更の対象とする。すなわち、ステップS58でYESに分岐する。このようにすることにより、それまでの評価項目の平均点とは即していない状態、例えば、音量の平均点が高いのに、声が小さい状態に対応して、頻度情報の変更を行うことができる。ステップS58の条件分岐以外の処理は、
図18及び上述の実施の形態2において述べたものと同様である。
【0143】
制御部10は、ユーザパート情報を更新した後に、頻度情報を降順にソートし、上位から所定数のパートIDを選択する。例えば、演奏されている楽器演奏コンテンツが二つの場合は、上位の二つのパートIDを選択する。選択したパートIDと演奏されているコンテンツのパートIDとを比較し、一致しないものがある場合、コンテンツを切り替える。すなわち、制御部10は、一致しないパートIDを持つ楽器演奏コンテンツの代わりに、新たに選択したパートIDを持つ、楽器演奏コンテンツを、楽器演奏DB13eより読み出し、カラオケ端末装置4に送信する。以降の処理は、上述の実施の形態7と同様であるので、省略する。
また、すべて一致している場合は、コンテンツは切り替えず、処理を終了する。
【0144】
<実施の形態8>
本実施の形態8では、楽器演奏コンテンツを用いる場合、該楽器演奏コンテンツと同じパートの伴奏は音量を小さくなるよう制御する。上述の実施形態との相違は、音量を制御する点であり、その他の事項については、上述の実施の形態1から7と同様である。以下の説明においては、音量を制御する点を主に述べ、その他の事項については説明を省略する。
【0145】
図25は、伴奏の音量を制御する場合の制御部10、40の処理手順を示すフローチャートである。全体の処理については、上述した
図12と同様であるので、
図25には
図12と異なる部分を主に示している。以下、該異なる部分について主に説明する。
【0146】
中央装置1の制御部10は、ユーザパート情報に基づいて、パートを選択し(
図12のステップS35)、楽器演奏コンテンツを楽器演奏DB13eより読み出す(ステップS36)。制御部10は、読み出した楽器演奏コンテンツ、該楽器演奏コンテンツに対応したパートID及び楽曲DB13bから読み出した楽曲データをカラオケ端末装置4に送信する(ステップS44)。
【0147】
カラオケ端末装置4の制御部40は、中央装置1から、楽器演奏コンテンツ、該楽器演奏コンテンツに対応したパートID及び楽曲データを受信する(ステップS45)。制御部40は、受信したパートIDに対応したパートが楽曲データに含まれるかを調べ、あれば、その音量が小さくなるように楽曲データを書き換える、又は音声ミキサ48dの設定を変更する(ステップS46)。制御部40は、受信した楽曲データ及び楽器演奏コンテンツを同時並行的に再生する(ステップS39)。以降の処理は、
図12に示した処理と同様である。
【0148】
本実施の形態8においては、楽器演奏コンテンツが再生されている場合、該楽器演奏コンテンツと同じパートの伴奏は音量を小さくして再生することとしたので、楽器演奏コンテンツがクリアに聞こえ、カラオケの娯楽性をより高めることが可能となる。
【0149】
<実施の形態9>
上述した実施の形態1から8において、楽曲再生システムを、カラオケシステムを例として説明したが、それに限られるものではない。例えば、音楽配信システムに適用することも可能である。以下に、楽曲再生システムを、音楽配信システムに適用した場合について、説明する。
【0150】
音楽配信システムは、オンデマンドで音楽を配信するものであって、楽器演奏コンテンツの投稿を行えるものである。ユーザが音楽配信システムを利用する場合は、ログインが必要である。以下、ユーザはログインをした状態で各種の操作を行っているものとする。
音楽配信システムにおいては、カラオケシステムにおける歌唱履歴DB13fは、配信履歴DBとなる。格納される項目は、同様であり、ユーザID、楽曲ID、配信日時である。また、ユーザはカラオケ端末装置4ではなく、ユーザ端末装置6を用いる。
【0151】
まず、最初に通常のコンテンツ配信について、説明する。ユーザ端末装置6は、ユーザから楽曲IDを受付ける。ユーザ端末装置6は楽曲ID及びユーザIDを含む配信要求を中央装置1に送信する。中央装置1は、楽曲ID及びユーザIDを含む配信要求を受信する。中央装置1は、受信した楽曲IDに対応付けられた楽曲データを、ユーザ端末装置6に送信すると共に、受信したユーザID、楽曲ID、及び配信要求を受信した日時を、配信履歴DBに記憶する。ユーザ端末装置6は、中央装置1から受信した楽曲データを受信し、再生する。
【0152】
次に楽器演奏データの登録について説明する。
楽器演奏コンテンツの投稿は、通信網N2を介して接続されたユーザ端末装置6を用いる。ユーザは、ユーザ端末装置6に楽器を接続し、楽器演奏を行う。ユーザ端末装置6は楽器演奏コンテンツを作成し、ユーザID、楽曲ID、パートID、及び演奏データを含む演奏データ登録要求を中央装置1に送信する。
なお、楽器演奏の際、ユーザは中央装置1から楽曲データの配信を受け、その楽曲データを再生しながら演奏して、その演奏データを中央装置1に送信しても良いし、単独で演奏したデータを中央装置1に送信しても良い。後者の場合は、楽器演奏を行う前、又は演奏データを中央装置1に送信する前に、ユーザ端末装置6はユーザより、楽曲IDを受付けるものとする。
パートIDは、ユーザ端末装置6がユーザから入力を受付けるか、又は接続された楽器49bより取得するものとする。
【0153】
中央装置1は、ユーザ端末装置6より演奏データ登録要求を受信する。中央装置1は、受信したユーザID、楽曲ID、パートID及び演奏データを楽器演奏DBに格納する。
なお、店舗IDは空白もしくはNULLとする。中央装置1は、演奏データの登録完了をユーザ端末装置6に通知する。
【0154】
次に楽器演奏コンテンツの配信は以下のように行われる。ユーザ端末装置6は、ユーザから楽曲ID、配信を受けたい楽器演奏コンテンツの楽器数(パート数)を受付ける。ユーザ端末装置6は楽曲ID、パート数及びユーザIDを含む配信要求を中央装置1に送信する。中央装置1は、楽曲ID及びユーザIDを含む配信要求を受信する。中央装置1は、歌唱履歴DB13fに相当する配信履歴DBに格納されている履歴に基づいて、ユーザパート情報を生成する。ユーザパート情報を生成する処理は、
図13に示した処理と同様である。中央装置1は、ユーザパート情報を基に、パートを選択する。中央装置1が行う、パート選択処理は、実施の形態1と同様である。その後に、中央装置1が行う処理についても、実施の形態1(
図12参照)と同様である。ユーザ端末装置が行う処理は、実施の形態1におけるカラオケ端末装置4の処理と同様である。
【0155】
上述したように、音楽配信システムにおいても、楽曲データと共にユーザによる楽器演奏コンテンツを配信することができる。配信される楽器演奏コンテンツは、ユーザの楽曲データ配信履歴に用い、配信された楽曲に含まれるパート情報に基づき、選択されるので、娯楽性をより高めることが可能となる。
【0156】
上述した実施の形態1から10においては、ユーザはカラオケ端末装置4又はユーザ端末装置6のみを使用したが、それに限られない。ユーザID、楽曲ID等の入力及び楽器演奏データは、端末装置から受付け、楽曲データ及び楽器演奏コンテンツの出力は中央装置1が行うこととしても良い。逆に、ユーザID、楽曲ID等の入力及び楽器演奏データは、中央装置1から受付け、楽曲データ及び楽器演奏コンテンツの出力は、他の端末から行うこととしても良い。
【0157】
また、上述した実施の形態1から10においては、中央装置1とカラオケ端末装置4又は中央装置1とユーザ端末装置6とが協働して、楽曲データの配信サービスを提供していたが、中央装置1単体でサービスの提供をしても良い。その場合において、中央装置1は入力手段、出力手段及び再生手段を備える。入力手段は、ユーザID、楽曲ID等の入力及び楽器演奏データをユーザから受け付ける。出力手段は、ユーザが操作を行うための操作画面等を出力する。再生手段は楽曲データ及び楽器演奏コンテンツの再生を行う。
【0158】
なお、上述した実施の形態1から10においては、ユーザ情報DB13a、楽曲DB13b、パート情報DB13c等は、中央装置1の備える内部記憶装置13が記憶しているものとしたが、それに限られない。中央装置1外部の記憶装置にユーザ情報、楽曲情報、パート情報等を記憶させ、中央装置1が外部の記憶装置にアクセスし、ユーザ情報、楽曲情報、パート情報等の読み書きを行うこととしても良い。
【0159】
また、上述した実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。