(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5771687
(24)【登録日】2015年7月3日
(45)【発行日】2015年9月2日
(54)【発明の名称】制御され且つ最適化された経路を有する座席テーブルおよびそれを備えた座席構造物
(51)【国際特許分類】
B64D 11/06 20060101AFI20150813BHJP
B60N 3/00 20060101ALI20150813BHJP
【FI】
B64D11/06
B60N3/00 A
【請求項の数】11
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2013-509601(P2013-509601)
(86)(22)【出願日】2011年5月12日
(65)【公表番号】特表2013-526444(P2013-526444A)
(43)【公表日】2013年6月24日
(86)【国際出願番号】FR2011051066
(87)【国際公開番号】WO2011141680
(87)【国際公開日】20111117
【審査請求日】2014年5月9日
(31)【優先権主張番号】10305984.6
(32)【優先日】2010年9月14日
(33)【優先権主張国】EP
(31)【優先権主張番号】1053725
(32)【優先日】2010年5月12日
(33)【優先権主張国】FR
(73)【特許権者】
【識別番号】512290322
【氏名又は名称】シクマ エアロ シート
(74)【代理人】
【識別番号】100085257
【弁理士】
【氏名又は名称】小山 有
(72)【発明者】
【氏名】リゴニエル、ローラン
(72)【発明者】
【氏名】エルマン、シャロウ
【審査官】
畔津 圭介
(56)【参考文献】
【文献】
独国特許出願公開第04343242(DE,A1)
【文献】
米国特許第01634929(US,A)
【文献】
米国特許第01324503(US,A)
【文献】
国際公開第2009/054817(WO,A1)
【文献】
欧州特許出願公開第00949116(EP,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2003/0071497(US,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2009/0266954(US,A1)
【文献】
米国特許第06220660(US,B1)
【文献】
米国特許出願公開第2005/0012375(US,A1)
【文献】
特開2002−209670(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B64D 11/06
B60N 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
その大部分が座席構造物(8)の外部に位置決めされる展開位置と、その大部分が前記座席構造物(8)の内部に位置決めされる収納位置の間を、水平方向の経路に沿って移動可能なトレイ(1)と、
垂直軸を有する第1の連結部材(hinged joint)によって前記座席構造物(8)に連結された第1の端部(4.1)および、垂直軸を有する第2の連結部材によって前記トレイ(1)に連結された第2の端部(4.2)を有する可変長の支持アーム(4)と、
前記トレイ(1)が前記展開位置から前記収納位置の間および、前記収納された位置から前記展開位置の間を移動する場合、固有の経路に従うよう前記トレイ(1)の経路を制御するガイド装置(121)とを
備えることを特徴とする、座席の座席テーブル(110)。
【請求項2】
前記支持アーム(4)が、それぞれが垂直軸を有する連結部材(117)によってそれらの端部のうちの1端部において互いに連結された2本のロッド(114,115)によって形成された2つの要素(112)を備え、これらの2つの要素(112)は垂直軸を有する連結部材(119)によってそれらの端部において互いに連結され、前記支持アーム(4)の2つのヒンジ連結(117)が、それぞれ前記支持アーム(4)の端部(4.1)と前記座席構造物(8)間の連結および、前記支持アーム(4)の端部(4.2)と前記トレイ(1)間のヒンジ連結と統合されることを特徴とする、請求項1に記載のテーブル。
【請求項3】
前記ガイド装置(121)が、前記トレイに装着された2つのローラ(2)および前記座席構造物に連結された2本の同心のレール(3)を備えることを特徴とする、請求項2に記載のテーブル。
【請求項4】
前記支持アーム(4)が、前記トレイ(1)の移動を助けるために2本の戻しばね(10)が設けられることを特徴とする、請求項2または3に記載のテーブル。
【請求項5】
前記支持アーム(4)が、
前記第1の連結部材によって前記座席構造物(8)に属するプレート(147)に回転式に連結され、少なくとも1本の長手方向のバー(142,143)を備える第1の部分(141)と、
前記第2の連結部材によって前記トレイ(1)に回転式に連結された第2の部分(145)とを備え、前記第2の部分(145)が前記バー(142,143)に沿って並進移動可能な方法で前記バー(142,143)を受け入れるように設計された開口を備えることを特徴とする、請求項1に記載のテーブル。
【請求項6】
前記ガイド装置(121)が、
垂直軸を有する第1の連結部材によって前記プレート(147)に連結され、前記プレート(147)内に作製された溝(148)に沿って移動可能である第1の端部(7.1)および、垂直軸を有する第2の連結部材によって前記トレイ(1)に連結された第2の端部(7.2)を有する連結部分(7)と、
前記トレイに装着された少なくとも1つのローラ(2)および、前記座席構造物に連結された1本のレール(3)とを
備えることを特徴とする、請求項5に記載のテーブル。
【請求項7】
前記連結部分(7)がまた、前記トレイ(1)が垂直方向の平面に沿って枢動することを防止する保持装置を備えることを特徴とする、請求項6に記載のテーブル。
【請求項8】
前記保持装置が、前記トレイ(1)の平面に沿って延長するカラーを有する少なくとも1つの保持釘(151,152)を備え、この保持釘(151,152)が前記トレイ(1)内に作製された半円形の溝(154)の縁部に据え付けられることを特徴とする、請求項7に記載のテーブル。
【請求項9】
前記トレイ(1)が中空であり、前記支持アーム(4)が前記トレイ(1)の前記中空部内に収納されることを特徴とする、請求項1から8のいずれか1項に記載のテーブル。
【請求項10】
前記トレイ(1)がまた、それが収納された位置にあるとき前記トレイ(1)に関する前記支持アーム(4)のいかなる移動も阻止するロック装置(123)を備えることを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載のテーブル。
【請求項11】
請求項1から10のいずれか1項に記載のテーブルを備えることを特徴とする、航空機の座席構造物(8)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御され且つ最適化された経路を有する座席テーブルおよびそれを備えた座席構造物に関する。
【0002】
本発明の特に好ましい用途は航空機の座席テーブルの分野にある。
【背景技術】
【0003】
民間航空機は、一般に、旅客が食事、仕事、および書き物をしたり、その上に小物を置けるようにテーブルが設けられている。
【0004】
これらのテーブルは、飛行中にのみ使用されるものであって、離陸および着陸、または飛行機が難航中は折り畳まれなければならない。
【0005】
航空機の座席テーブルを展開するために利用される方法は非常に多様で、テーブルの収納位置に依存する。大半のエコノミークラスの座席の場合のように単純な方法もあれば、収納スペースが低減されこのスペースへのアクセスが限定されるためにより複雑で、十分な経験のない旅客には使用が困難でありうる方法もある。
【0006】
大多数のテーブルは、一般に、1つまたは2つの部分でなるトレイ、および少なくとも1つの支持アームで構成される。収納位置は、垂直方向、水平方向、表面実装、またはドアあるいはカバーで閉じられた凹部内、と多種多様である。
【0007】
使用が困難なことに加えて、これら既存のテーブルシステムは、旅客の身体および/またはテーブルを含む座席の前方に配置された座席の構造物を妨げうる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、これらの問題に解決策を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
したがって、本発明は、以下を備えることを特徴とする座席テーブルに関する。
・ その大部分が座席構造物の外部に位置決めされる展開位置と、その大部分が座席構造物の内部に位置決めされる収納位置との間を、水平方向の経路に沿って移動可能なトレイ
・ 垂直軸を有する第1の連結部材(hinged joint)によって座席構造物に連結された第1の端部および、垂直軸を有する第2の連結部材によってトレイに連結された第2の端部を有する可変長の支持アーム
・ トレイが展開位置から収納位置の間および、収納位置から展開位置の間を移動する場合、固有の経路に従うようトレイの経路を制御するガイド装置
【0010】
第1の作製方法によれば、支持アームは、それぞれが垂直軸を有する連結部材によってそれらの端部のうちの1端部において互いに連結された2本のロッドによって形成された2つの要素を備え、これら2つの要素は垂直軸を有する連結部材によってそれらの端部において互いに連結され、支持アームの2つのヒンジ連結が、それぞれ支持アームの端部と座席構造物間のヒンジ連結および、支持アームの端部とトレイ間のヒンジ連結と統合される(merged)。
【0011】
ガイド装置は、トレイに装着された2つのローラおよび座席構造物に連結された2本の同心のレールを備える。
【0012】
支持アームは、好ましくはトレイの移動を助けるために2本の戻しばねが設けられる。
【0013】
第2の作製方法によれば、支持アームは以下を備える。
・ 第1の連結部材によって座席構造物に属するプレートに回転式に連結され、少なくとも1本の長手方向のバーを備える第1の部分
・ 第2の連結部材によってトレイに回転式に連結された第2の部分であって、この第2の部分がバーに沿って並進移動可能な方法でバーを受け入れるように設計された開口を備える第2の部分
【0014】
ガイド装置は、したがって、垂直軸を有する第1の連結部材によってプレートに連結され、プレート内に作製された溝に沿って移動可能である第1の端部および、垂直軸を有する第2の連結部材によってトレイに連結された第2の端部を有する連結部分と、トレイに装着された少なくとも1つのローラおよび座席構造物に連結された1本のレールとによって形成される。
【0015】
好ましくは、連結部分は、トレイが垂直方向の平面に沿って枢動することを防止する保持装置も備える。
【0016】
1つの構成によれば、保持装置は、トレイの平面に沿って延在するカラーを有する少なくとも1本の保持釘(peg)を備え、この保持釘が前記トレイ内に作製された半円形の溝の縁部に据え付けられる。
【0017】
1つの構成によれば、トレイは中空であり、支持アームはトレイの中空部内に収納される。
【0018】
1つの構成によれば、トレイはまた、それが収納位置にあるときトレイに関する支持アームのいかなる移動も阻止するロック装置を備える。
【0019】
本発明はまた、本発明によるテーブルを備えることを特徴とする、航空機の座席構造物に関する。
本発明は、下記の記述を読み、添付の図面を検討することでより良く理解されるであろう。これらの図面は、例示の目的だけに示されたものであり本発明を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】(a)および(b)は、本発明による、それぞれ収納位置および展開位置にあるテーブルが設けられた航空機の座席の斜視図
【
図2】(a)〜(c)は、本発明の第1の作製方法によるテーブルの展開位置から収納位置への切り替えに利用される異なる段階での平面図
【
図3】
図2(a)〜(c)のテーブルと座席構造物間の連結部の詳細図
【
図4】(a)および(b)は、2つの異なる位置における
図2(a)〜(c)のテーブルの支持アームの図
【
図5】ロック装置に属するヒンジレバーが設けられた
図2(a)〜(c)のテーブルの斜視図
【
図6】(a)および(b)は、それぞれロック装置がロックされた位置およびロックが外された位置にある場合の
図2(a)〜(c)のテーブルの平面図
【
図7】(a)および(b)は、それぞれ本発明の第2の作製方法により構成された展開位置にあるテーブルの下方および上方からみた図
【
図8】展開位置にある
図7(a)および(b)のテーブルの斜視図
【
図9】ガイド装置の構成要素が透明で可視状の
図7(a)および(b)のテーブルが設けられた座席構造物を備える航空機の座席の平面図
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1−6は、本発明によるテーブルの第1の作製方法を示す。
【0022】
より詳細には、
図1 aおよび
図1bは、座席ベース(101)およびその座席ベース(101)に関してヒンジ連結された背凭れ(102)を備える座席(100)を示す。背凭れ(102)は、旅客が臥位にあるリクライニング位置から旅客が座位にある起立位置まで移動することができる。いわゆるTTL(Taxi、Take offおよびLanding)の起立位置は,航空機が離陸、着陸および駐機の局面にある場合に旅客が取る位置である。2つの肘掛(105)および(106)は、座席ベース(101)の両側部上に配置される。
【0023】
さらに、座席構造物(8)が、座席(100)の片側に設けられる。この座席構造物(8)は、その上部(8.1)に、旅客が物を置くことができる平面と、その下部(8.2)に、座席(100)の背後に配置された旅客の足用のフットレストを備える空洞(図示せず)を備える。加えて、座席構造物(8)は、トレイ(1)が収納位置にある場合にトレイ(1)を収納するための水平方向に延長した開口(8.4)を備える。この開口(8.4)は、旅客のフットレストの上方で座席構造物(8)の側部構造物の上部(8.1)の下方に配置される。
【0024】
座席(100)はまた、背凭れ(102)および座席構造物(8)の後方部分を包囲する囲み(6)を備え、これにより旅客は外部環境から隔離されてよりプライバシーが保てる。「前方」および「後方」という表現は、座席(100)に着座する旅客に関して与えられたものであり、「前方」の要素は、旅客の前方に配置された要素であり、「後方」の要素は、旅客の後方に配置された要素である。
【0025】
(110)で参照される座席テーブルは、その大部分が座席構造物(8)の外部に位置決めされる展開位置(
図2a参照)と、その大部分が前記座席構造物(8)の内部に位置決めされる収納位置(
図2c参照)の間で移動可能なトレイ(1)を備える。1つの位置から別の位置に移動するために、トレイ(1)は、平坦な水平方向の経路に沿って移動する。「水平方向」および「垂直方向」といる表現は、地上に位置した航空機に関して与えられたものであり、「水平方向」は航空機の床に対して平行であり、「垂直方向」は航空機の床に対して垂直である。それに沿ってテーブルが移動する水平方向の平面はまた、飛行中の機体の傾きを補償するために床に対して数度の角度を形成する平面を含む。
【0026】
可変長の支持アーム(4)は、垂直軸を有する第1の連結部材によって前記座席構造物(8)に連結された第1の端部(4.1)および、垂直軸を有する第2の連結部材によって前記トレイ(1)に連結された第2の端部(4.2)を有する。2つの要素間のヒンジ連結により、2つの要素は回転軸にしたがって互いに対して回転式に移動可能であることがわかる。
【0027】
図4aおよび
図4bに示すように、支持アーム(4)は、パンタグラフの形状である。このため、支持アーム(4)は、それぞれが垂直軸を有する連結部材(117)によってそれらの端部のうちの1端部において互いに連結された2本のロッド(114,115)によって形成された2つの要素(112)を備える。要素(112)は、したがってV字の形状である。さらに、これら2つの要素(112)は、垂直軸を有する連結部材(119)によってそれらの端部において互いに連結される。支持アーム(4)は、したがって両側部(要素)が合わさって連結部材で結合された菱型の形状である。支持アーム(4)に利用された構成は、連結部(117)に応じて支持アーム(4)の端部間で距離を変更させることができる。また支持アーム(4)の2つの連結部(117)は、支持アーム(4)の端部(4.1)と座席構造物(8)間のヒンジ連結および、端部(4.2)とトレイ(1)間のヒンジ連結と統合されることが強調されている。
【0028】
好ましくは、支持アーム(4)は、座席構造物(8)内で座席テーブル(110)の展開および折り畳みを助けるために、2本の戻しばね(10)が設けられる。このため、各ばね(10)は、菱型の両側部を形成するロッド(114)、(115)の2つの対向する側部の端部に装着される。
【0029】
さらに、トレイ(1)が展開位置と収納位置の間を移動する場合、トレイ(1)の経路を制御するために、ガイド装置(121)が利用される。「経路を制御する」とは、トレイ(1)が展開位置から収納位置の間および、収納位置から展開位置の間を移動する場合に固有の経路に従って移動することを、ガイド装置(121)が確実にすることを意味する。このため、ガイド装置(121)は、トレイ(1)の位置にしたがって特にアーム(4)の長さを制御する。
【0030】
このガイド装置(121)は、トレイ(1)に連結された少なくとも1つのローラ(2)および、座席構造物(8)に装着された1つのカーブしたレール(3)で形成され、ローラ(2)はレール(3)にそって移動する。この場合は、ガイド装置(121)は、4つのローラ(2)および2本の同心のレール(3)を備え、レール(3)は、2つのローラ(2)がレール(3)のそれぞれと相互作用するように配置される。
【0031】
支持アーム(4)とガイド装置(121)の組合せによる移動は、前方の座席の囲み(6)と座席テーブル(110)の干渉を回避し、同時に、テーブルの展開時に旅客が利用できる空間を最大限に広げる。
【0032】
トレイ(1)は、好ましくは中空であり、それによって全ての機構、特に支持アーム(4)がトレイ(1)の中空部内に配置されることが可能になり、旅客が指を挟むリスクを回避する。
【0033】
座席テーブル(110)は、好ましくは
図5および6に示されたロック装置(123)によって収納位置にロックされる。この装置(123)は、(トレイ(1)と座席構造物(8)の間ではなく)トレイ(1)と支持アーム(4)の間の相対移動を阻止する。より詳細には、このロック装置(123)は、垂直軸を有する連結部材(127)によってトレイ(1)に連結されたレバー(126)を備える。このレバー(126)は、トレイ(1)内の凹部にトレイ(1)の長手方向の側部に沿って配置される。このレバー(126)は、1端部に掛け金(11)を備える。さらに空洞(129)が、支持アーム(4)のロッド(114,115)のうちの1つに設けられる。
【0034】
ロックされた位置では、掛け金(11)は、座席テーブル(110)の移動をロックするように空洞(129)内に配置される。しかし、ロックが外された位置では、掛け金(11)は、空洞(129)から開放されて、旅客が座席テーブル(110)を1つの位置から他の位置に自由に移動させることができるようにする。座席テーブル(110)の展開および収納は、旅客がレバー(126)を単に引っ張ったり押したりすることで容易に実行できる。連結部材(127)は、好ましくは、レバー(126)が旅客によって操作されないときにトレイ(1)の縁部にレバー(126)を引き込むように戻しばねを備えるべきである。
【0035】
ロック装置(123)は、座席テーブル(110)のトレイ(1)内に設けられ、したがって座席構造物(8)に追加の装置を設ける必要がない。
【0036】
図7−9は、本発明による座席テーブル(110)を作製する第2の方法を示す。
【0037】
この作製方法によれば、可変長の支持アーム(4)は、第1の連結部材によってプレート(147)に回転式に連結された第1の部分(141)を備える。この第1の部分(141)は、2本の長手方向に平行なバー(142)および(143)を備える。支持アーム(4)はまた、第2の連結部材によってトレイ(1)に回転式に連結された第2の部分(145)を備える。この第2の部分(145)は、バー(142)および(143)を受け入れるように意図された2つの開口を備える。これにより、第1の部分(141)と第2の部分(145)の間の距離にしたがって支持アーム(4)の長さを変更することができる。変形として、支持アーム(4)は1本または数本のバー(142)、(143)を備える。
【0038】
ガイド装置(121)は、座席構造物(8)とトレイ(1)の間に設けられたヒンジ連結部分(7)を備える。連結部分(7)は、垂直軸を有する第1の連結部材によってプレート(147)に連結された第1の端部(7.1)を備える。この端部(7.1)はまた、プレート(147)内で長手方向の側部間に延在する横方向の溝(148)内で移動可能である。連結部分(7)は、垂直軸を有する第2の連結部材によって前記トレイ(1)に連結された第2の端部(7.2)を備える。
【0039】
好ましくは、連結部分(7)はまた、トレイ(1)が垂直方向の平面で枢動することを防止する保持装置を備える。この場合、保持装置は、2つの保持釘(151)および(152)を備え、それぞれがトレイ(1)の平面に沿って延在するカラーを有し、これらの保持釘(151)および(152)は、トレイ(1)内に作製された半円形の溝(154)の縁部に据え付けられる。釘(151)および(152)は、溝(154)に沿って移動することができ、釘(151)および(152)は、トレイ(1)の下面を通ってトレイ(1)の内部を貫通し、カラーは釘(151)および(152)の上部に配置される。カラーおよび溝(154)の縁部は、トレイ(1)の平面内に延在し、カラーの下面は溝の縁部の上面に据え付けられる。
【0040】
図8および9に示すように、ガイド装置(121)はまた、トレイ(1)に連結されたローラ(2)および、座席構造物(8)に装着された少なくとも1本のカーブしたレール(3)を備え、ローラ(2)はレール(3)に沿って移動する。レール(3)のカーブの凹みは旅客側に配置される。
【0041】
トレイ(1)は、好ましくは中空であり、トレイ(1)が収納された位置にある場合に支持アーム(4)および連結部分(7)をトレイ(1)内に収納する。
【0042】
ロック装置(123)は、当然ながら
図7−9に示した第2の作製方法を適合することができ、トレイ(1)を収納位置にロックする。
【符号の説明】
【0043】
1・・・トレイ
2・・・ローラ
3・・・レール
4・・・支持アーム
6・・・囲い
7・・・連結部分
8・・・座席構造物
10・・・戻しばね
11・・・掛け金
100・・・座席
101・・・座席ベース
102・・・背もたれ
105、106・・・肘掛け
110・・・座席テーブル
112・・・要素
114、115・・・ロッド
117、119、127・・・連結部材
121・・・ガイド装置
123・・・ロック装置
126・・・レバー
129・・・空洞
142、143・・・バー
151,152・・・釘