特許第5771698号(P5771698)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5771698
(24)【登録日】2015年7月3日
(45)【発行日】2015年9月2日
(54)【発明の名称】ロボット型太陽光追尾装置
(51)【国際特許分類】
   H02S 20/32 20140101AFI20150813BHJP
【FI】
   H02S20/32
【請求項の数】3
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2013-540879(P2013-540879)
(86)(22)【出願日】2011年7月21日
(65)【公表番号】特表2014-504445(P2014-504445A)
(43)【公表日】2014年2月20日
(86)【国際出願番号】KR2011005368
(87)【国際公開番号】WO2012070741
(87)【国際公開日】20120531
【審査請求日】2013年5月23日
(31)【優先権主張番号】10-2010-0118562
(32)【優先日】2010年11月26日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2011-0019783
(32)【優先日】2011年3月7日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】511206582
【氏名又は名称】ラオン テック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】特許業務法人 谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】パク ギ ジュ
(72)【発明者】
【氏名】チャン チョル ス
(72)【発明者】
【氏名】ナム ヒュン ド
(72)【発明者】
【氏名】セオ ワン ヨン
【審査官】 森江 健蔵
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−268671(JP,A)
【文献】 特表平08−510547(JP,A)
【文献】 欧州特許出願公開第01710651(EP,A1)
【文献】 特開2005−039148(JP,A)
【文献】 特開2008−066632(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02S 20/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部から入射される太陽光で電気を発生させるための太陽電池モジュールと、
前記太陽電池モジュールの背面に連結されて、前記太陽電池モジュールを支持しながら回転する回転軸と、
前記回転軸の下側に構成されて、表面に所定深さの溝形状で製作されて一定の曲率のメインカムを有し、内部にタイマー動作によって一方向に回転するモータを内蔵する円筒形のボディーと、
前記円筒形のボディーの表面に所定深さの溝形状で製作されて一定の曲率を有し、一部が前記メインカムと一定の間隔を有し、前記メインカムに一側及び他側が連結される補助カムと、
前記円筒形のボディーを支持すると共に地面に固定する固定手段と、を含んで構成され、
前記回転軸は、前記円筒形のボディーの一側に構成され、前記メインカムまたは補助カムに挿入されて前記モータの回転によって前記カムの曲線に沿って移動するカムフォロワーと、前記カムフォロワーと連結され、前記カムフォロワーが前記メインカムまたは補助カムに沿って移動するときに上下に移動しながら前記太陽電池モジュールの角度を調節するリフトアームとを含んで構成され、
前記カムフォロワーの先端には、前記円筒形のボディーのメインカムまたは補助カムに挿入されて、前記メインカムまたは補助カムに沿って移動するローラを具備し、
前記メインカム及び補助カムは、前記円筒形のボディーの表面に一定の間隔を有して構成されていることを特徴とする、ロボット型太陽光追尾装置。
【請求項2】
前記モータは、外部から供給される電源、または予備バッテリーを通じて駆動されることを特徴とする、請求項に記載のロボット型太陽光追尾装置。
【請求項3】
前記モータは、GPS連動タイマー動作によって、現在の太陽の高度角及び方位角に一致するように太陽光を追尾することを特徴とする、請求項に記載のロボット型太陽光追尾装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽光追尾装置に係り、特に、消費電力を減らすと共に、太陽光の発電効率を向上させるようにしたロボット型太陽光追尾装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在、石油、石炭などの化石燃料が枯渇していくにつれ、代替エネルギーの開発が進められている。特に、太陽エネルギーを活用する技術開発が活発になされている実情である。
【0003】
太陽エネルギーを活用して電気を生産する発電技術には、太陽熱を用いて熱機関を駆動させて電気を発生させる太陽熱発電、及び太陽光を用いて太陽電池から電気を発生させる太陽光発電などがある。
【0004】
ここで、太陽光発電に使われる太陽電池は、太陽光を直接電気に変換させる半導体化合物素子を含む。
【0005】
これらの半導体化合物は、主にシリコン(Si)とヒ化ガリウム(GaAs)を含み、シリコンが最も多く活用されている。太陽電池に使われる半導体化合物の種類によって、染料感応型太陽電池、CIGS太陽電池、CdTe太陽電池などの様々な太陽電池が現在開発されて使われている。
【0006】
一般に、上記のような各セルを直並列に集めた一つの群をモジュールと言い、太陽光発電のために上記のような各モジュールを固定するものを構造物という。構造物には、固定型、単軸型、両軸型などがあり、発電効率は太陽を追尾して発電する両軸型が最も高い。しかし、太陽追尾に必要なモータを駆動しなければならないので、別途の電源が必要であるという短所のため多く使われていない。
【0007】
また、両軸型のような追尾式太陽光発電システムには、光を感知できるセンサを使用する方式を使っている。これは、太陽の位置をセンシングするセンサの範囲が限定されており、長時間雲に遮られる場合、センサの範囲外に太陽が位置するときに追尾が不可能であり、設備費用が高価で、センサの感度に大きく依存するという短所がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記のような問題点を解決するためのもので、カム(cam)タイプの構造を採択して、一つのモータ回転を通じて太陽電池モジュールを回転させることによって、低い消費電力でトラッカーの方位角及び高度角を同時に動くことができるようにして発電効率を向上させるようにした、ロボット型太陽光追尾装置を提供することにその目的がある。
【0009】
また、本発明は、単一のモータで両軸の制御が可能な円筒形のカム構造を採択して、太陽光の方位角及び高度角を同時に追尾して発電効率を向上させるようにした、ロボット型太陽光追尾装置を提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記のような目的を達成するための本発明によるロボット型太陽光追尾装置は、外部から入射される太陽光を電気に発生させるための太陽電池モジュールと、前記太陽電池モジュールの背面に連結されて、前記太陽電池モジュールを支持しながら回転する回転軸と、前記回転軸の下側に構成されて、表面に所定深さの溝形状で製作されて一定の曲率のカムを有し、内部にタイマー動作によって一方向に回転するモータを内蔵する円筒形のボディーと、前記円筒形のボディーを支持すると共に地面に固定する固定手段と、を含んで構成され、前記回転軸は、前記円筒形のボディーの一側に構成され、前記カムに挿入されて前記モータの回転によって前記カムの曲線に沿って移動するカムフォロワーと、前記カムフォロワーと連結され、前記カムフォロワーが前記カムに沿って移動するときに上下に移動しながら前記太陽電池モジュールの角度を調節するリフトアームとを含んで構成されることを特徴とする。
【0011】
また、上記のような目的を達成するための他の実施例によるロボット型太陽光追尾装置は、外部から入射される太陽光を電気に発生させるための太陽電池モジュールと、前記太陽電池モジュールの背面に連結されて、前記太陽電池モジュールを支持しながら回転する回転軸と、前記回転軸の下側に構成されて、表面に所定深さの溝形状で製作されて一定の曲率のメインカムを有し、内部にタイマー動作によって一方向に回転するモータを内蔵する円筒形のボディーと、前記円筒形のボディーの表面に所定深さの溝形状で製作されて一定の曲率を有し、一部が前記メインカムと一定の間隔を有し、前記メインカムに一側及び他側が連結される補助カムと、前記円筒形のボディーを支持すると共に地面に固定する固定手段と、を含んで構成され、前記回転軸は、前記円筒形のボディーの一側に構成され、前記メインカムまたは補助カムに挿入されて前記モータの回転によって前記カムの曲線に沿って移動するカムフォロワーと、前記カムフォロワーと連結され、前記カムフォロワーが前記メインカムまたは補助カムに沿って移動するときに上下に移動しながら前記太陽電池モジュールの角度を調節するリフトアームとを含んで構成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によるロボット型太陽光追尾装置は、次のような効果がある。
【0013】
第一、モータが一定の速度で回転しながらカムの曲線に沿ってリフトアームの上下移動によって太陽電池モジュールが一定の速度で回転して、朝、夕方には60度、昼には30度の角度を維持しつつ太陽光の入射を受けることによって発電効率を向上させることができる。
【0014】
第二、太陽の高度及び方位角の変化をカムの曲線を通じて機械的にプログラム化することによって、他の制御機能なしにも太陽の変化を追尾して最大の発電効率を得ることができる。
【0015】
第三、単一のモータのみを使用して両軸の回転が可能なようにして、15W程度の低電力で太陽光を追尾することができる。
【0016】
第四、24時間カムの曲線に沿って360度回転することによって、制御が容易でかつモータの方向性を制御しないので電力消耗を減らすことができる。
【0017】
第五、太陽を追尾するための制御及び駆動部を最小化して、他の製品に比べて設置及び故障修理を容易に行うことができる。
【0018】
第六、強風及び雪、雨、曇りの天気には太陽追尾を行わないモードを構成することによって、モータによる消費電力がない。
【0019】
第七、気象庁の30年累積平均方位角及び高度角データを活用して、円筒形のカムに機械的プログラムを入力することによって、単一のモータで両軸の制御を通じて太陽光を追尾することができる。
【0020】
第八、円筒形のカムを2段階以上で構成することによって、季節や地域によって太陽の高度角及び方位角に合わせて太陽光を追尾することができる。
【0021】
第九、停電及び気象悪化のときに太陽光同期追尾方式を通じて現在の太陽光の高度角及び方位角に合わせて太陽光を追尾することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の第1の実施例によるロボット型太陽光追尾装置を示す正面図である。
図2】本発明の第1の実施例によるロボット型太陽光追尾装置を示す背面図である。
図3図1の回転軸を示す斜視図である。
図4図3の第1回動軸及び第1ヒンジ結合部を具体的に示す斜視図である。
図5図3の第2回動軸及び第2ヒンジ結合部を具体的に示す斜視図である。
図6】本発明によるロボット型太陽光追尾装置において太陽の高度及び方位角の変化を測定したグラフである。
図7図6のグラフによって回転軸が回転する角度を示す図である。
図8図6のグラフによって回転軸が回転する角度を示す図である。
図9図6のグラフによって回転軸が回転する角度を示す図である。
図10】本発明の第2の実施例によるロボット型太陽光追尾装置を示す正面図である。
図11】本発明の第2の実施例によるロボット型太陽光追尾装置を示す背面図である。
図12図10の回転軸を示す斜視図である。
図13図12の第1回動軸及び第1ヒンジ結合部を具体的に示す斜視図である。
図14図12の第2回動軸及び第2ヒンジ結合部を具体的に示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、添付の図面を参考して、本発明によるロボット型太陽光追尾装置をより詳細に説明すると、次の通りである。
【0024】
図1は、本発明の第1の実施例によるロボット型太陽光追尾装置を示す正面図であり、図2は、本発明の第1の実施例によるロボット型太陽光追尾装置を示す背面図であり、図3は、図1の回転軸を示す斜視図である。
【0025】
本発明の第1の実施例によるロボット型太陽光追尾装置は、図1乃至図3に示したように、外部から入射される太陽光を電気に発生させるための太陽電池モジュール110と、前記太陽電池モジュール110の背面に連結されて、前記太陽電池モジュール110を支持しながら回転する回転軸120と、前記回転軸120の下側に構成されて、表面に所定深さの溝形状で製作されて一定の曲率のカム131を有し、内部にタイマー動作によって一方向に回転するモータ(図示せず)を内蔵する円筒形のボディー130と、前記円筒形のボディー130を支持すると共に地面に固定する固定手段140と、を含んで構成され、前記回転軸120は、前記円筒形のボディー130の一側に構成され、前記円筒形のボディー130のカム131に挿入されて前記モータの回転によって前記カム131に沿って移動するカムフォロワー150と、前記カムフォロワー150と連結され、前記カムフォロワー150が前記カム131に沿って移動するときに上下に移動しながら前記太陽電池モジュール110の角度を調節するリフトアーム160とを含んで構成されている。
【0026】
ここで、前記回転軸120は、前記リフトアーム160の上下移動によって前記太陽電池モジュール110の角度が変わるように第1回動軸121を有し、前記太陽電池モジュール110を支持する。
【0027】
前記太陽光を集光する太陽電池モジュール110のセル部分から多くの熱が発生し、集光された光によって熱の温度は数百度に達することになる。このような熱は太陽電池モジュール110の効率を低下させるので、前記セルに発生された熱を放出するために、前記太陽電池モジュール110の背面に放熱板(図示せず)を設置して外部へ熱を放出している。
【0028】
前記太陽電池モジュール110は4個を一つのアレイとしており、前記回転軸120は、4個の太陽電池モジュール110の背面に付着されて、各太陽電池モジュール110を支持する“H”形状の固定プレート122と、前記固定プレート122の背面に付着されて、前記固定プレート122を補強する補強プレート123と、前記補強プレート123と前記第1回転軸121とを連結する第1ヒンジ結合部124と、を含んで構成されている。
【0029】
前記リフトアーム160が上下移動するときに前記リフトアーム160を支持するために、前記リフトアーム160の一側に前記回転軸120を取り囲みながら構成されるリフトアーム支持部161と、前記リフトアーム160の一側に構成されて、前記リフトアーム160が上下移動するときにスライディングされる固定端162と、前記リフトアーム支持部161に前記固定端162を固定するための固定ブラケット163と、前記固定端162と対応するように構成されて、前記固定端162に沿って前記リフトアーム160が上下移動する移動レール164と、を含んで構成されている。
【0030】
前記リフトアーム160の一側は前記カムフォロワー150と連結され、他側は前記太陽電池モジュール110の背面に構成された前記補強プレート123に連結される。
【0031】
前記リフトアーム160の他側が前記補強プレート123と連結されるとき、その間には前記リフトアーム160の上下移動によって回動される第2回動軸165が構成されて第2ヒンジ結合部166を構成している。
【0032】
前記カムフォロワー150の先端には、前記円筒形のボディー130のカム131に挿入されて、前記カム131に沿って移動するローラ151が具備されている。
【0033】
したがって、前記リフトアーム160の一側に構成された移動レール164は、前記ローラ151が前記カム131の曲線に沿って移動するとき、前記ローラ151の円運動によって前記固定端162に沿って上下に移動することになる。
【0034】
この時、前記円筒形のボディー130の内部に構成されたモータは一つからなっており、前記モータは、日の出から日没まで24時間測定された太陽の高度角及び方位角によって形成されたカム131の曲線を、24時間で1回転できるようにタイマーによってプログラムされている。
【0035】
図4は、図3の第1回動軸及び第1ヒンジ結合部を具体的に示した斜視図である。
【0036】
図4に示したように、円筒形のボディー130の上部には、回転軸120の第1回動軸121と第1ヒンジ結合部124に補強プレート123が固定されている。ここで、前記第1回動軸121は、前記回転軸120の上部に結合される固定部133に挿入されて、リフトアーム160の上下移動時に固定プレート122が円滑に一方向に回転できるようにする。
【0037】
一方、前記回転軸120の内部には、前記太陽電池モジュール110から発生された電気を伝達するための電線が通過可能なように、中空軸134が前記円筒形のボディー130及び前記固定部133まで延長されている。
【0038】
図5は、図3の第2回動軸及び第2ヒンジ結合部を具体的に示した斜視図である。
【0039】
図5に示したように、第2回動軸165は、リフトアーム160の他側に構成されて、前記リフトアーム160の上下移動によって、第2ヒンジ結合部166を構成するスライドバー167が左右に回転動作することができるように前記スライドバー167を挿入している。
【0040】
前記スライドバー167は、前記リフトアーム160が左右に移動可能なように前記第2回動軸165の間に挿入された状態で、前記スライドバー167の両端は、前記補強プレート123を支持する支持手段168が具備されている。
【0041】
一方、本発明の実施例では、第2回動軸165と第2ヒンジ結合部166を構成しているが、これに限定されず、前記リフトアーム160が直接太陽電池モジュール110の背面に連結された状態で、前記太陽電池モジュール110を太陽の高度角及び方位角によって適切に回転させることもできる。
【0042】
図6は、本発明によるロボット型太陽光追尾装置において太陽の高度及び方位角の変化を測定したグラフである。
【0043】
図6に示したように、太陽の高度による方位角の変化は、時間によって変化することが分る。
【0044】
したがって、24時間、すなわち、日の出から日没までの太陽の移動を追尾して、方位角及び高度角の変化を時間帯別に測定し、測定された結果をグラフで表示したあとに平均値を算出してカムの曲線を求めることになる。
【0045】
上記のように構成された本発明による太陽光追尾装置は、日の出から日没までの太陽の移動を追尾して、方位角及び高度角の変化をグラフで表示したあとに平均値を求めて、カム131の曲線を円筒形のボディー130の表面内に構成し、前記太陽電池モジュール110が太陽の位置変化をそのまま表現したカム131の曲線に沿って回転するように、高度角及び方位角を機械的にプログラム化して太陽を追尾している。
【0046】
前記円筒形のボディー130の表面に太陽の方位角及び高度角の変化によって形成されたカム131の曲線に沿ってカムフォロワー150のローラ151を移動させて、太陽の方位角を追尾し、リフトアーム160を通じて太陽の高度角を追尾して、前記太陽電池モジュール110を通じて生産される電力生産量を極大化させることができる。
【0047】
図7乃至図9は、図6のグラフによって回転軸が回転する角度を示した図である。
【0048】
図7で、回転軸120は、午前8〜10時及び午後3〜5時に約60度の角度を維持しつつ太陽光の入射を受け、図8で、回転軸120は、午前10〜11時及び午後2〜3時には30〜60度の間の角度を維持しつつ太陽光の入射を受け、図9で、回転軸120は、午前11時〜午後2時には30度の角度を維持しつつ太陽光の入射を受けている。
【0049】
すなわち、カム131の曲線に沿ってカムフォロワー150のローラ151が24時間回転しながら、朝及び夕方には30度、昼には60度程度の角度を維持しつつ、太陽から最大限多くの太陽光を受けることができるようにしている。
【0050】
したがって、回転軸120が、カム131の曲線に沿って移動するカムフォロワー150の回転移動によって、カムフォロワー150に連結されたリフトアーム160の上下移動によって、時間帯別に太陽と最適の角度を維持しつつ太陽光の入射を受けて、太陽電池モジュール110の集光効率を更に向上させることができる。
【0051】
図10は、本発明の第2の実施例によるロボット型太陽光追尾装置を示した正面図であり、図11は、本発明の第2の実施例によるロボット型太陽光追尾装置を示した背面図であり、図12は、図10の回転軸を示した斜視図である。
【0052】
本発明の第2の実施例によるロボット型太陽光追尾装置は、図10乃至図12に示したように、外部から入射される太陽光を電気に発生させるための太陽電池モジュール110と、前記太陽電池モジュール110の背面に連結されて、前記太陽電池モジュール110を支持しながら回転する回転軸120と、前記回転軸120の下側に構成されて、表面に所定深さの溝形状で製作されて一定の曲率のメインカム131を有し、内部にタイマー動作によって一方向に回転するモータ(図示せず)を内蔵する円筒形のボディー130と、前記円筒形のボディー130の表面に所定深さの溝形状で製作されて一定の曲率を有し、一部が前記メインカム131と一定の間隔を有しかつ前記メインカム131の一側と連結される補助カム132と、前記円筒形のボディー130を支持すると共に地面に固定する固定手段140と、を含んで構成され、前記回転軸120は、前記円筒形のボディー130の一側に構成され、前記メインカム131または補助カム132に挿入されて前記モータの回転によって前記メインカム131または補助カム132に沿って移動するカムフォロワー150と、前記カムフォロワー150と連結され、前記カムフォロワー150が前記メインカム131または補助カム132に沿って移動するときに上下に移動しながら前記太陽電池モジュール110の角度を調節するリフトアーム160とを含んで構成されている。
【0053】
ここで、前記回転軸120は、前記リフトアーム160の上下移動によって前記太陽電池モジュール110の角度が変わるように第1回動軸121を有し、前記太陽電池モジュール110を支持する。
【0054】
前記メインカム131及び補助カム132は、季節または地域によって差が発生する高度角及び方位角に適切に対応するために、前記円筒形のボディー130の表面に一定の間隔を有して構成されている。このとき、本発明の実施例では前記メインカム131及び補助カム132を説明しているが、前記円筒形のボディー130の表面に多数のカムを構成することもできる。
【0055】
前記太陽電池モジュール110は4個を一つのアレイとしており、前記回転軸120は、4個の太陽電池モジュール110の背面に付着されて、各太陽電池モジュール110を支持する固定プレート122と、前記固定プレート122の背面に付着されて、前記固定プレート122を補強する補強プレート123と、前記補強プレート123と前記第1回転軸121とを連結する第1ヒンジ結合部124と、を含んで構成されている。
【0056】
前記リフトアーム160が上下移動するときに前記リフトアーム160を支持するために、前記リフトアーム160の一側に前記回転軸120を取り囲みながら構成されるリフトアーム支持部161と、前記リフトアーム160の一側に構成されて、前記リフトアーム160が上下移動するときにスライディングされる固定端162と、前記リフトアーム支持部161に前記固定端162を固定するための固定ブラケット163と、前記固定端162と対応するように構成されて、前記固定端162に沿って前記リフトアーム160が上下移動する移動レール164と、を含んで構成されている。
【0057】
前記リフトアーム160の一側は前記カムフォロワー150と連結され、他側は前記太陽電池モジュール110の背面に構成された前記補強プレート123に連結される。
【0058】
前記リフトアーム160の他側が前記補強プレート123と連結されるとき、その間には前記リフトアーム160の上下移動によって回動される第2回動軸165が構成されて第2ヒンジ結合部166を構成している。
【0059】
前記カムフォロワー150の先端には、前記円筒形のボディー130のメインカム131または補助カム132に挿入されて、前記メインカム131または補助カム132に沿って移動するローラ151が具備されている。
【0060】
したがって、前記リフトアーム160の一側に構成された移動レール164は、前記ローラ151が前記メインカム131または補助カム132の曲線に沿って移動するとき、前記ローラ151の円運動によって前記固定端162に沿って上下に移動することになる。
【0061】
この時、前記円筒形のボディー130内部に構成されたモータは一つからなっており、前記モータは、日の出から日没まで24時間測定された太陽の高度角及び方位角によって形成されたメインカム131または補助カム132の曲線を、24時間で1回転できるようにタイマーによってプログラムされている。
【0062】
一方、前記メインカム131及び補助カム132は、気象庁から提供される30年間の太陽の累積平均方位角及び高度角を活用して、機械的プログラミングを通じて形成する。したがって、固定されたプログラムを通じて太陽の高度角及び方位角によって太陽光を追尾することにより誤作動を最小化することができる。
【0063】
すなわち、一般的な太陽光追尾のためには、日射量センサなどの追加センサを設置して太陽光を追尾し、このとき、陰影などにより正確な測定が難しく、誤作動が発生するが、本発明のように機械的プログラミングを通じて反復的に太陽光の高度角及び方位角を追尾して、誤作動を最小化することができる。
【0064】
そして、モータを駆動するための電源は外部から供給され、このときの消費電力が8Wであるので、電力消耗を減らすことができると共に、非常時にモータの動作のために予備バッテリー(図示せず)を連結して使用することができる。この時、前記予備バッテリーは、充電式バッテであって、停電などの非常時に前記モータに電源を供給することになる。
【0065】
本発明の第2の実施例によるロボット型太陽光追尾装置は、停電の後に再稼働するとき、現在の太陽の方位角及び高度角に合わせて自動で位置を追尾することができるようにプログラムされている。
【0066】
すなわち、太陽光追尾装置が動作中に事故や、非常で停電された後に再稼働するときにGPSと連動させることによって、現在の太陽の高度角及び方位角に合わせて自動で位置を追尾することができるように構成されている。
【0067】
図13は、図12の第1回動軸及び第1ヒンジ結合部を具体的に示した斜視図である。
【0068】
図13に示したように、円筒形のボディー130の上部には、回転軸120の第1回動軸121と第1ヒンジ結合部124に補強プレート123が固定されている。ここで、前記第1回動軸121は、前記回転軸120の上部に結合される固定部133に挿入されて、リフトアーム160の上下移動時に固定プレート122が円滑に一方向に回転できるようにする。
【0069】
一方、前記回転軸120の内部には、前記太陽電池モジュール110から発生された電気を伝達するための電線が通過可能なように、中空軸134が前記円筒形のボディー130及び前記固定部133まで延長されている。
【0070】
前記円筒形のボディー130の上部両側には、太陽電池モジュール110の背面まで延長され、かつ、長さの調節が可能に構成される支持部材138が構成されている。前記支持部材138は、前記円筒形のボディー130のメインカム131または補助カム132に沿ってカムフォロワー150が移動するときに長さが可変するように構成されている。
【0071】
図14は、図12の第2回動軸及び第2ヒンジ結合部を具体的に示した斜視図である。
【0072】
図14に示したように、第2回動軸165は、リフトアーム160の他側に構成されて、前記リフトアーム160の上下移動によって、第2ヒンジ結合部166を構成するスライドバー167が左右に回転動作することができるように前記スライドバー167を挿入している。
【0073】
前記スライドバー167は、前記リフトアーム160が左右に移動可能なように前記第2回動軸165の間に挿入された状態で、前記スライドバー167の両端は、前記補強プレート123を支持する支持手段168が具備されている
【0074】
一方、本発明の実施例では、第2回動軸165と第2ヒンジ結合部166を構成しているが、これに限定されず、前記リフトアーム160が直接太陽電池モジュール110の背面に連結された状態で、前記太陽電池モジュール110を太陽の高度角及び方位角によって適切に回転させることもできる。
【0075】
上記のように構成された本発明の第2の実施例による太陽光追尾装置は、日の出から日没までの太陽の移動を追尾して、方位角及び高度角の変化をグラフで表示したあとに平均値を求めて、メインカム131または補助カム132の曲線を円筒形のボディー130の表面内に構成し、前記太陽電池モジュール110が太陽の位置変化をそのまま表現したメインカム131または補助カム132の曲線に沿って回転するように、高度角及び方位角を機械的にプログラム化して太陽を追尾している。
【0076】
前記円筒形のボディー130の表面に太陽の方位角及び高度角の変化によって形成されたメインカム131または補助カム132の曲線に沿ってカムフォロワー150のローラ151を移動させて、太陽の方位角を追尾し、リフトアーム160を通じて太陽の高度角を追尾して、前記太陽電池モジュール110を通じて生産される電力生産量を極大化させることができる。
【0077】
一方、以上で説明した本発明は、上述した実施例及び添付の図面に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で、様々な置換、変形及び変更が可能であるということが、本発明の属する技術分野における従来の知識を有する者にとって明らかである。
【符号の説明】
【0078】
110 太陽電池モジュール
120 回転軸
130 円筒形のボディー
131 メインカム
132 補助カム
140 固定手段
150 カムフォロワー
160 リフトアーム
図1
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