特許第5771704号(P5771704)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5771704座席の折り畳み可能な背もたれ用のロッキングデバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5771704
(24)【登録日】2015年7月3日
(45)【発行日】2015年9月2日
(54)【発明の名称】座席の折り畳み可能な背もたれ用のロッキングデバイス
(51)【国際特許分類】
   B60N 2/20 20060101AFI20150813BHJP
【FI】
   B60N2/20
【請求項の数】9
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2013-553850(P2013-553850)
(86)(22)【出願日】2012年4月12日
(65)【公表番号】特表2014-506851(P2014-506851A)
(43)【公表日】2014年3月20日
(86)【国際出願番号】EP2012001577
(87)【国際公開番号】WO2012143102
(87)【国際公開日】20121026
【審査請求日】2013年8月19日
(31)【優先権主張番号】102011018658.1
(32)【優先日】2011年4月21日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】511007886
【氏名又は名称】ジョンソン コントロールズ コンポーネンツ ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100111235
【弁理士】
【氏名又は名称】原 裕子
(72)【発明者】
【氏名】トイフェル、 インゴ
(72)【発明者】
【氏名】シューマン、 カイ
【審査官】 佐々木 一浩
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−051574(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60N 2/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
回動軸(3)の周りをロッキング位置とアンロッキング位置との間で回動されるハンドル(2)が配置され、かつそれによって、ロッキング戻り止め(4)がロッキング位置とアンロッキング位置との間で作動されるロッキングハウジング(1)と、
ロッキング位置にあって手動によりハンドル(2)をブロックするブロッキング位置とハンドル(2)を解除する解除位置との間でクローサブルロックにより手動で動かされるブロッキングエレメントとを備え、
ブロッキングエレメントは、バー軸(7)の周りをブロッキング位置と解除位置との間で回動されることができ、かつ解除窪みとブロッキング窪みを有するクロージャーバー(6)であり、
ハンドル(2)は、クロージャーバー(6)の解除位置にて、解除窪みに突き出て、ロッキング位置とアンロッキング位置との間で回動されるハンドル(2)によって解除窪みに自在に移動され、さらにクロージャーバー(6)のブロッキング位置及ハンドル(2)のロッキング位置にあって、ブロッキング窪みに突き出、さらにアンロッキング位置への回動がブロックされるブロッキングピン(13)を有し、
クロージャーバー(6)は、予め張力のかけられたスプリングによって解除位置の中に弾性的に装填されることを特徴とする、
自動車の後部座席の折り畳み可能な背もたれ用のロッキングデバイス。
【請求項2】
バー軸(7)は、ハンドル(2)回動軸(3)に対して横切って延びることを特徴とする請求項1記載のロッキングデバイス。
【請求項3】
軸変位に対して補償されるクロージャーバー(6)は、バー軸(7)に平行に延びる解除溝(12)を有し、解除溝(12)は解除窪みを形成し、クロージャーバー(6)の解除位置にあってハンドル(2)に面し、その中にブロッキングピン(13)が突出し、解除溝(12)の端は少なくとも部分的に放射状の周辺ブロッキング溝(11)で開口し、周辺ロッキング溝(11)はブロッキング窪み及びブロッキングストッパ(14)を形成する一つの側壁を形成し、ブロッキングストッパ(14)にはブロッキングピン(13)がハンドル(2)のロッキング位置からアンロッキング位置への動きをブロックするために接することができることを特徴とする請求項2記載のロッキングデバイス。
【請求項4】
クロージャーバー(6)は、放射状に突出するセキュアリングアタッチメント(15)を有し、セキュアリングアタッチメント(15)はクロージャーバー(6)がブロッキング位置にあるときに、少なくとも一つのセキュアリングストッパ(16)を伴ってバー軸(7)に対して軸方向に隣接しており、セキュアリングストッパ(16)はブロッキングピン(13)によってクロージャーバー(6)に適用される力を支持するためにハウジングに固定され、ブロッキングピン(13)はアンロッキング位置にあってハンドル(2)によって作動されることを特徴とする請求項3記載のロッキングデバイス。
【請求項5】
クロージャーバー(6)は鍵作動のクロージャーシリンダ(17)によって解除位置とブロッキング位置の間で回動可能に駆動されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載のロッキングデバイス。
【請求項6】
クロージャーバー(6)はスプリングキャッチを有し、スプリングキャッチは、弾性力に対抗するクロージャーバー(6)から放射状に突出する位置から、放射状に突出しない位置に動かされ、さらにスプリングキャッチは前記放射状に突出する位置にあって、バー軸(7)に平行なロッキングハウジング(1)のキャッチ溝(25)の中に放射状に突出する自由端を突き出すことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項記載のロッキングデバイス。
【請求項7】
スプリングキャッチは、クロージャーバー(6)に一端を固定的に取り付けられる弾性力のあるアーム(24)であり、弾性力のあるアーム(24)は前記放射状に突出する位置にあってクロージャーバー(6)から他端を放射状に突出し、前記放射状に突出しない位置では軸方向の力の適用によってクロージャーバー(6)から他端を放射状に突出しないことを特徴とする請求項記載のロッキングデバイス。
【請求項8】
クロージャーシリンダ(17)はクロージャーピン(22)を有し、クロージャーピン(22)はクロージャーシリンダ(17)の回転軸に平行に突き出ており、さらにクロージャーシリンダ(17)に面するクロージャーバー(6)の端面にて対応するクロージャー窪み(23)にはめ込まれることを特徴とし、クロージャーシリンダー(17)のクロージャーピン(22)の自由端によって弾性力のあるアーム(24)が押しつけられると、弾性力のあるアーム(24)はクロージャーバー(6)から他端を放射状に突出しないことを特徴とする請求項5及びに記載のロッキングデバイス。
【請求項9】
背もたれは自動車の乗員空間と荷物空間との間の仕切り壁を形成することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のロッキングデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、座席の折り畳み可能な背もたれ用のロッキングデバイスに関し、特に自動車の後部座席にあって、ロッキング位置とアンロッキング位置との間で、回動軸の周りを回動されるハンドルが取り付けられるロッキングハウジングを有し、ロッキング位置とアンロッキング位置との間でロッキング歯止めが行なわれ、さらにクローサブル(closable)ロックにより、ロッキング位置にてハンドルをブロックするブロッキング位置とハンドルを解除する解除位置との間で、手動により動かされるブロッキングエレメントを有するロッキングデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
ロッキングデバイスは折り畳み可能な背もたれの縦長の位置にあって当該折り畳み可能な背もたれを安全に固定する役割を果たすので、前記背もたれの不意の折り畳みは発生しない。しかし、前記背もたれの折り畳みは、広い荷物用空間を提供することができる。
【0003】
例えば、後部座席の前記背もたれの縦長位置にあって配置される前記背もたれの閉鎖性(或いはクロスアビリティ(closeability))は、搭乗者空間から荷物空間への侵入を妨げることを意図している。クロスアビリティは、結果的に車上荒らしに対する防護をもたらす。
【0004】
このため、ハンドルの回動能力がそのロッキング位置にあってブロックされることによる、線形に変位されるブロッキングバーとして、ブロッキングエレメントを構成することが知られている。
【0005】
この構造は、広い構造空間を必要とする。
【0006】
US 4,813,722は、ハンドルの回動が閉鎖状態では不可能なクロサブルロッキングデバイスを開示している。
【0007】
DE 101 46 528 A1は、ロッキング戻り止めの作動を不要として、閉鎖状態にあってハンドルの回動が可能なクロサブルロッキングデバイスを開示している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、狭い構造空間と少ない簡素な構造部品のみを要する、前述したタイプのロッキングデバイスを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この課題は、請求項1の前提の特徴に加え、ブロッキング位置と解除位置との間でバー軸周りに回動されるようにブロッキングエレメントがロッキングハウジングにて支持され、さらに解除窪み及びブロッキング窪みを有するクロージャーバーであること、さらにハンドルが、クロージャーバーの解除位置にあって解除窪みに突き出し、さらにロッキング位置と解除位置との間にて回動されるハンドルによって解除窪みに自由に移動されるブロッキングピンであり、さらにクロージャーバーのブロッキングポジションとハンドルのロッキングポジションにあって、ブロッキング窪みの中に突き出て、解除位置における回動に対してブロックされるロッキングピンを有する、という本発明によって解決される。
【0010】
クロージャーバーの回動能力により、クロージャーバーが動くわずかな構造空間が要求されるのみである。
【0011】
クロージャーバーにおける解除窪み及びブロッキング窪みの構造は、共に作動するクロージャーバーとハンドルのシンプルな構造をもたらす。
【0012】
コンパクト構造が、クロージャーバー軸がハンドルの回動軸に対して横切って延びると、達成される。
【0013】
軸の変位に対して固定されるクロージャーバーは、クロージャーバー軸に平行に延びる解除溝を有する。解除溝は、解除窪みを形成し、クロージャーバーの解除位置にあって、ハンドルに面し、さらにブロッキングピンが内部に突き出る。さらに、クロージャーバーは、ブロッキング窪みを形成する少なくとも部分的に放射状の周辺部ロッキング溝における解除溝開口と、ブロッキングピンが、アンロッキング位置の中に接する位置からのハンドルの動きをブロックするために隣接されるブロッキングストッパを形成する一つの側壁を有する。
【0014】
さらに、ハンドルが作動されると、クロージャーバーは、ハンドルによって閉鎖されることがない。
【0015】
クロージャーバーの短い回動経路により、ブロッキングピンは、解除溝からブロッキング溝に相対的な仕様にて動かされるし、逆もまた同様である。
【0016】
クロージャーバーの軸の固定は、ブロッキングピンがブロッキング溝に配置されたときに、ハンドルをロッキング位置からアンロッキング位置に動かそうと意図されたとしてもクロージャーバーの変位を防ぐ。
【0017】
クロージャーバーが放射状に突出するセキュアリングアタッチメントを有すると、さらにシンプルな仕様にて大きな力が確実に支持される。セキュアリングアタッチメントは、クロージャーバーがブロッキング位置にあるときに、少なくとも一つのセキュアリングストッパを伴ってバー軸に対して軸方向に隣接しており、セキュアリングストッパはブロッキングピンによってクロージャーバーに適用される力を支持するためにハウジングに固定され、ブロッキングピンはアンロッキング位置にあってハンドルによって作動される。
【0018】
同時に、クロージャーバーの組み立ての容易さは、プラグタイプの組み立てによって達成される。
【0019】
ロッキングデバイスの閉鎖性能のため、さらにはクロージャーバーを回動するため、クロージャーバーは鍵作動のクロージャーシリンダによって解除位置とブロッキング位置の間で回動可能に駆動される。
【0020】
クロージャーバーが予め張力のかけられたスプリングによって解除位置の中に弾性的に装填されると、クロージャーバーのガイドの中に導入されたのち、クロージャーシリンダは、解除位置にあって、ロッキングハウジングに強制的に保持される。
【0021】
省空間一体型構造は、スプリングがヘリカルスプリングであり、その一端がクロージャーバー上に支持され、他端がロッキングハウジングに支持され、スプリングがヘリカルスプリングの他端から部分的に周辺スロットを介して放射状に突出するクロージャーバーの同軸スプリングチャンバに配置されると達成される。
【0022】
ロッキングデバイスがクロージャーシリンダなしに伝達されることを可能とするように意図され、さらにクロージャーバーが回転されないように正確な組み立て位置に保持されることを意図されるのであれば、クロージャーバーはスプリングキャッチを有する。スプリングキャッチは、弾性力に対抗するクロージャーバーから、放射状に突出する組み立て位置から、使用のための放射状に突出しない位置に動かされ、さらにスプリングキャッチは組み立て位置にあって、バー軸に平行なロッキングハウジングのキャッチ溝の中に放射状に突出する自由端を突き出す。
【0023】
このため、簡素な仕様にあって、スプリングキャッチは、クロージャーバーに一端を固定的に取り付けられる弾性力のあるアームであり、弾性力のあるアームは放射状に自在に突出し、その緩められた組み立て位置にあってクロージャーバーから他端を放射状に突出し、使用のための位置では放射状組み立て位置からの軸方向の力の適用によって、再方向付けられ、90°異なる角度を介してバー軸に対して傾けられる仕様にて延びる。
【0024】
クロージャーシリンダはクロージャーピンを有し、クロージャーピンはクロージャーシリンダの回転軸に平行に突き出ており、さらにクロージャーシリンダに面するクロージャーバーの端面にて対応するクロージャー窪みにはめ込まれることを特徴とし、さらに弾性力のあるアームはクロージャーシリンダのクロージャーピンの自由端によって作動され、クロージャーシリンダは使用位置の中にそらされるようにロッキングハウジングにあって組み立て位置に配置される。
【0025】
背もたれが自動車の乗員空間と荷物空間との間の仕切り壁を形成すると、この背もたれの位置は、背もたれが使用位置にあり、ロッキングデバイスがロックされると、ロックによって閉鎖される。すると、乗員空間を通して荷物空間に到達することは不可能となる。
【0026】
本発明は、図面に描かれている有利な具現化例を参照して以下に詳細に説明される。しかし、本発明はこの具現化例に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】ロッキングポジションにおけるハンドルを有し、解除位置にてクロージャーバーを有するロッキングデバイスの側面図である。
図2図1におけるロッキングデバイスの平面図である。
図3図2のA−A線に沿った断面図である。
図4図1におけるロッキングデバイスのアンロッキング位置でのハンドル及び解除位置でのクロージャーバーを伴う側面図である。
図5図4によるロッキングデバイスの平面図である。
図6図5のB−B線に沿った断面図である。
図7図4によるロッキングデバイスのクロージャーバーの領域の斜視切抜き図である。
図8図1におけるロッキングデバイスのロッキング位置でのハンドル及びブロッキング位置でのクロージャーバーを伴う側面図である。
図9図8に係るロッキングデバイスの平面図である。
図10図9のC−C線に沿った断面図である。
図11図10のE−E線に沿った断面図である。
図12図1によるロッキングデバイスのクロージャーバーの、解除位置におけるカバーを除いた、一部領域の平面図である。
図13図1によるロッキングデバイスのクロージャーバーの、ブロッキング位置におけるカバーを除いた、一部領域の平面図である。
図14図1によるロッキングデバイスのハウジングの斜視図である。
図15図1によるロッキングデバイスのクロージャーバーの斜視図である。
図16図1によるロッキングデバイスの、クロージャーバー領域における、切り抜き斜視平面図である。
図17図1によるロッキングデバイスの、ハンドル及びクロージャーバー領域における、クロージャーシリンダを除いた、切り抜き側部断面図である。
図18】クロージャーシリンダを伴った図17による側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
図示されたロッキングデバイスは、自動車の座席の折り畳み可能な背もたれに取り付けられ、カバー32が上部側に確実に取り付けられるロッキングハウジング1を有する。
【0029】
ロッキングハウジング1には、ロッキング位置(図1から3、さらに図8から11)とアンロッキング位置(図4から7)との間で、回動軸3の周りで回動されるハンドル2が配置されている。
【0030】
ハンドル2を用いて、ロッキング歯止め4は、ロッキング位置(図1及び8)とアンロッキング位置(図4)との間で、周知の方法により動かされる。
【0031】
ロッキングハウジング1の円筒状ガイド5にあって、閉鎖棒(クロージャーバー、closure bar)6は、バー軸7の周りを回動されるようにさらに回動軸3に対して間隔をあけて、支持される。バー軸7は、回動軸3に対して横切るように延びる
【0032】
クロージャーバー6を軸方向に位置決めするため、クロージャーバー6は、その下端部にあって同軸クリップ8を有する。同軸クリップ8は、クロージャーバー6の組み立て位置において、ロッキングハウジング1のベース10のホール9内にクリップされる。ロッキングハウジング1は、その下部にて円筒状ガイド5を接続している。
【0033】
円筒状周輪郭を有するクロージャーバー6は、その下部端領域にて、約200°にわたって放射状に延びるブロッキング溝11を有する。
【0034】
ブロッキング溝11の一端には、ブロッキング溝11から上方向に軸方向に延びる解除溝12が開いている。
【0035】
クロージャーバー6は、バー軸7の周りを解除位置(図1乃至7)とブロッキング位置(図8乃至11)の間で、回動される。
【0036】
ハンドル2は、回動軸3に対して放射状に突き出て、さらに、ハンドル2の位置に依存して、ブロッキング溝11或いは解除溝12内に突き出るブロッキングピン13を有する。
【0037】
クロージャーバー6の解除位置にあって、解除溝12はハンドル2を解除溝12の溝開口に直面させ、ブロッキングピン13は解除溝12の長手方向にあって解除溝12を自由に動くことができる。
【0038】
ブロッキングピン13の幅は、解除溝12の幅に対応する。
【0039】
ブロッキングピン13の自由な移動性のおかげで、回動軸3に対して横切る方向に延びる解除溝12にあって、ハンドル2はロッキング位置とアンロッキング位置の間を自由に回動し、かつロッキング歯止め4はロッキング位置とアンロッキング位置との間を動かされる。
【0040】
さらに、ハンドルが作動されると、クロージャーバー6は、バー軸7の周りをブロッキング位置にあって回動されない。
【0041】
回動軸3に対して横切るブロッキングピン13の範囲は、ブロッキング溝11の幅に対応する。
【0042】
クロージャーバー6のブロッキング位置にあって、解除溝12は、その位置をハンドル2に向かうように方向付けて回動からはずれ、ブロッキング溝11のみが、ハンドル2方向に向けられる。
【0043】
このため、ハンドルは始めにハンドルのロッキング位置に回動され、それによってブロッキングピン13はブロッキング溝11の中に移動される。
【0044】
クロージャーバー6が、そのブロッキング位置に回動されることにより、ブロッキングピン13はブロッキング溝11の二つの側壁と、ブロッキングストッパ14を形成する側壁との間にガイドされる。ブロッキングストッパ14は、ハンドル2をロッキング位置からアンロッキング位置の方向に回動する試みがなされたときにブロッキングピン13をブロッキング仕様にて隣接させ、かつハンドル2の回動を妨げる。
【0045】
クロージャーバー6は、放射状に突出しているセキュアリングアタッチメント15を有する。セキュアリングアタッチメント15は、約180°にわたって放射状に周辺に延びるように形成され、クロージャーバー6のブロッキング位置にあっては、セキュアリングストッパ16に後ろにかみ合う。セキュアリングストッパ16は、ブロッキングピン13によってクロージャーバー6に力が作用するような方法にてハウジングに固定される。ブロッキングピン13は、アンロッキング位置にてハンドル2によって作動される。クロージャーバー6は、セキュアリングアタッチメント15によってセキュアリングストッパ16に支持される。
【0046】
同軸クリップ8の反対の端部にあって、クロージャーシリンダ17は、カバー32の、円筒状ガイド5と同軸であるスリーブ状クロージャーシリンダガイド33の中に挿入される。クロージャーシリンダ17は、放射状の周辺環状溝18を有する。この放射状の周辺環状溝18には、クロージャーシリンダガイド33のクリップ−フィット突起19がかみ合いさらにクロージャーシリンダ17をクロージャーシリンダガイド33にあって軸方向に固定するが、バー軸7周りの回転を可能とする。
【0047】
クロージャーシリンダ17は、鍵穴20を有する。鍵穴20には、外側から鍵が挿入される。鍵が鍵穴20に差し込まれて解除方向に回されると、クロージャーシリンダ17のロッキングアタッチメント21は、放射状に突出しているバー位置から放射状に動かされて、クロージャーシリンダ17の中にあってクロージャーシリンダガイド33のバー開口部に噛み合い、その後、クロージャーシリンダ17は、回動軸が収納される長手方向の軸周りに回動する。
【0048】
クロージャーバー6に対向する端部にて、クロージャーシリンダ17は、クロージャーピン22を有する。クロージャーピン22は、クロージャーシリンダ17の回動軸と平行に突出しており、さらにクロージャーシリンダ17に対向するクロージャーバー6の端部面にて対応するクロージャー窪み23にはめ込まれる。
【0049】
この例にあって、クロージャーシリンダ17の回転軸及びバー軸7は、相互に整列している。さらにクロージャーシリンダ17の回転軸はバー軸7にオフセット平行配置されることや、それら二つの軸が角度を有することが考えられる。
【0050】
鍵の解除方向での回転により、クロージャーバー6は、クロージャーシリンダ17によりそのブロッキング位置から解除位置に回動される。
【0051】
あるいは、鍵の反対方向への回転にあって、クロージャーバー6は、解除位置からブロッキング位置に回動される。
【0052】
鍵が取り出されると、ロッキングアタッチメント21も放射状に配置され、さらにクロージャーシリンダガイド33のバー開口にかみ合い、クロージャーシリンダ17は回転的に固定される。
【0053】
クロージャーバー6は、放射状に自在に突出する弾力のあるアームを有する。この弾力のあるアームは、クロージャーバー6の一端に安全に配置される。緩められた組み立て位置にあって、アームはクロージャーバー6の他端部とクロージャーバー6の周辺外形から放射状に突出し、クロージャーシリンダ17がまだ組み立てられないが、クロージャーバー6がすでに組み立てられているときに、キャッチ溝25の中に突き出る。キャッチ溝25は、円筒状ガイド5の壁にあって、バー軸7に平行であり、よってクロージャーバー6の正確な組み立て位置を確かなものにする。
【0054】
クロージャーシリンダ17も組み立てられると、クロージャーピン22の自由端は弾力のあるアーム24を押しつけアーム24の他端がキャッチ溝25のなかにもはや突き出ないようにアーム24の方向を変える。このため、ロッキングバー6は、バー軸7の周りを回動する。
【0055】
クロージャーバー6にあって同軸に組み立てられる、予め張力が与えられる(付勢される)ロータリスプリングがヘリカルスプリング27として組み立てられるスプリングチャンバ26が配置される。
【0056】
ヘリカルスプリング27の放射状に方向付けられる一端28は、クロージャーバー6に支持されるが、ヘリカルスプリング27の他端29は、部分的に周辺部にあるスロット30によってクロージャーバー6から放射状に突出し、ロッキングハウジング1のストッパ31に支持される。
【0057】
ヘリカルスプリング27の付勢力のせいで、クロージャーバー6はクロージャーバー6の解除位置の中に常に付勢されている。
【0058】
クロージャーシリンダ17及びクロージャーバー6が鍵によってブロッキング位置の中に回動されると、ヘリカルスプリング27の力は、常に克服されなければならないが、弾性力は解除位置の中に回動する間に支持される効果を有する。
【0059】
ヘリカルスプリング27及びキャッチ溝25に残る弾性力のあるアーム24は、ロッキングデバイスの組み立ての間、クロージャーバー6及びクロージャーシリンダ17が取り付けられると、クロージャーバー6が解除位置にあって、画定される方法にて常に配置され、ブロッキングピン13との衝突は起こらない。
【0060】
ヘリカルスプリング27が押し付けられると、弾性力のあるアーム24による組み立ての締着が行われる。
【0061】
さらに、クロージャーバー6が続いて除去されると、ハンドル2が回動されることがヘリカルスプリング27によって補償される。
【0062】
前述の説明、特許請求の範囲及び図面にて開示された特徴は、個別にさらには組み合わせの両方にて、様々な具現化例における発明の実行のために、重要である。
【符号の説明】
【0063】
1 ロッキングハウジング
2 ハンドル
3 回動軸
4 ロッキング歯止め
5 円筒状ガイド
6 クロージャーバー、閉鎖棒
7 バー軸、棒軸
8 同軸クリップ
9 ホール
10 ベース
11 ブロッキング溝
12 解除溝
13 ブロッキングピン
14 ブロッキングストッパ
15 セキュアリングアタッチメント
16 セキュアリングストッパ
17 クロージャーシリンダ
18 環状溝
19 クリップ−フィット突起
20 鍵孔
21 バーアタッチメント
22 クロージャーピン
23 クロージャー窪み
24 弾力のあるアーム
25 キャッチ溝
26 スプリングチャンバ
27 螺旋状スプリング
28 螺旋状スプリングの第1端
29 螺旋状スプリングの第2端
30 スロット
31 ストッパ
32 カバー
33 クロージャーシリンダガイド
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18