特許第5771717号(P5771717)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5771717
(24)【登録日】2015年7月3日
(45)【発行日】2015年9月2日
(54)【発明の名称】インターフェース回路
(51)【国際特許分類】
   H05B 37/02 20060101AFI20150813BHJP
   H02M 3/00 20060101ALI20150813BHJP
   H03K 17/78 20060101ALI20150813BHJP
   H01L 33/00 20100101ALI20150813BHJP
【FI】
   H05B37/02 J
   H02M3/00 H
   H03K17/78 E
   H01L33/00 J
【請求項の数】7
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2014-79144(P2014-79144)
(22)【出願日】2014年4月8日
(65)【公開番号】特開2015-135799(P2015-135799A)
(43)【公開日】2015年7月27日
【審査請求日】2014年4月8日
(31)【優先権主張番号】103101643
(32)【優先日】2014年1月16日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】310014779
【氏名又は名称】隆達電子股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100102532
【弁理士】
【氏名又は名称】好宮 幹夫
(72)【発明者】
【氏名】陳柏▲しん▼
(72)【発明者】
【氏名】賀軒持
(72)【発明者】
【氏名】余宗麟
【審査官】 田中 友章
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−235692(JP,A)
【文献】 特開2009−010100(JP,A)
【文献】 特開2011−028953(JP,A)
【文献】 特開2013−118133(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05B 37/02
H01L 33/00
H02M 3/00
H03K 17/78
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
集積回路の読み込み可能な電圧を発光ダイオード駆動集積回路に提供するためのインターフェース回路であって、
入力されたパルス幅変調信号に対して整流を行って、整流されたパルス幅変調信号を生じるための整流器と、
電源供給電圧を受け取って、前記集積回路の読み込み可能な電圧に転換するためのDC‐DCコンバータと、
前記整流されたパルス幅変調信号に基づいて、前記集積回路の読み込み可能な電圧を前記発光ダイオード駆動集積回路に提供するための能動スイッチと、
前記能動スイッチと接地端との間に結合されるロードと、を含み、
前記整流されたパルス幅変調信号が高レベル信号である場合、前記能動スイッチは、前記集積回路の読み込み可能な電圧を前記発光ダイオード駆動集積回路に出力し、
前記能動スイッチは、前記ロードを通して前記集積回路の読み込み可能な電圧を前記発光ダイオード駆動集積回路に出力するインターフェース回路。
【請求項2】
前記整流器と前記能動スイッチとの間に結合されており、前記整流されたパルス幅変調信号に基づいて参照電位を生じるためのダミーロードをさらに含み、
前記能動スイッチは、前記参照電位に基づいて前記集積回路の読み込み可能な電圧を前記発光ダイオード駆動集積回路に提供する請求項に記載のインターフェース回路。
【請求項3】
前記整流されたパルス幅変調信号が低レベル信号である場合、前記能動スイッチは、オフになって、前記能動スイッチから前記ロードを通して前記集積回路の読み込み可能な電圧を前記発光ダイオード駆動集積回路に出力しない請求項に記載のインターフェース回路。
【請求項4】
集積回路の読み込み可能な電圧を発光ダイオード駆動集積回路に提供するためのインターフェース回路であって、
入力されたパルス幅変調信号に対して整流を行って、整流されたパルス幅変調信号を生じるための整流器と、
電源供給電圧を受け取って、前記集積回路の読み込み可能な電圧に転換するためのDC‐DCコンバータと、
前記整流されたパルス幅変調信号に基づいて、前記集積回路の読み込み可能な電圧を前記発光ダイオード駆動集積回路に提供するための能動スイッチと、
前記DC‐DCコンバータと前記能動スイッチとの間に結合されるロードと、を含み、
前記能動スイッチの一端が接地され、
前記整流されたパルス幅変調信号が低レベル信号である場合、前記能動スイッチは、オフになって、前記DC‐DCコンバータから前記ロードを通して前記集積回路の読み込み可能な電圧を前記発光ダイオード駆動集積回路に出力するインターフェース回路。
【請求項5】
前記整流器と前記能動スイッチとの間に結合されており、前記整流されたパルス幅変調信号に基づいて参照電位を生じるためのダミーロードをさらに含み、
前記能動スイッチは、前記参照電位に基づいて前記集積回路の読み込み可能な電圧を前記発光ダイオード駆動集積回路に提供する請求項に記載のインターフェース回路。
【請求項6】
前記整流されたパルス幅変調信号が高レベル信号である場合、前記能動スイッチは、オンになって、前記ロードを通して前記集積回路の読み込み可能な電圧を前記発光ダイオード駆動集積回路に提供しない前記DC‐DCコンバータを接地させる請求項に記載のインターフェース回路。
【請求項7】
前記DC‐DCコンバータは、降圧型DC‐DCコンバータ及び低ドロップアウト・リニア・レギュレータの中の少なくとも一つを含む請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載のインターフェース回路。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基本的な電子回路に関し、特に、インターフェース回路に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のライトエンジンインターフェースは、住宅用電気の電源を受け取るための電源ピンと、外部制御信号を受信するための制御ピンと、接地端に結合するための接地ピンのような複数のピンを備えている。
【0003】
しがしながら、ライトエンジンインターフェースの制御ピンについては、正極及び負極が定められていないため、外部制御回路の正負極とライトエンジンインターフェースの制御ピンの正負極との結合を間違えると、外部制御回路からライトエンジンインターフェースへ提供される制御ピンの制御信号の極性を間違えることになり、ライトエンジンインターフェースが極性の間違った制御信号を駆動集積回路(Integrated Circuit;IC)に伝送する場合、駆動ICが制御信号を正しく判読できなくなる。
【0004】
なお、普通の電源から提供する電圧は、約15V(ボルト)であるが、駆動ICは、5V以内の電圧しか受け取られない。駆動ICは、5Vを超えた電圧を受け取ると、損傷する恐れがある。
【0005】
ここから見て取れるように、上記の既存の方式では、やはり不便と欠点があって、改善する必要がある。上記の問題を解決するために、関連分野では、工夫を尽くして解決の促進を図っているが、適当な解決方法は、未だ開発されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
発明の概要は、本開示内容をだいたい理解させるために、本開示内容の簡単な概要を提供することを目的とする。この発明の概要は、本開示内容の完全な概要ではなく、また、本発明の実施態様における重要素子又は鍵となる素子を指摘したり、本発明の範囲を定めたりすることを意図するものではない。
【0007】
本発明は、入力されたパルス幅変調(Pulse Width Modulation;PWM)信号を処理して、発光ダイオード(Light Emitting Diode;LED)駆動集積回路(Integrated Circuit;IC)に適用する電圧を出力できるインターフェース回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明の概要の技術態様は、IC読み込み可能な電圧をLED駆動ICに提供するためのインターフェース回路に関する。上記のインターフェース回路は、整流器と、DC‐DCコンバータと、能動スイッチと、を含む。上記の整流器は、入力されたPWM信号に対して整流を行って、整流されたPWM信号を生じる。上記のDC‐DCコンバータは、電源供給電圧を受け取って、IC読み込み可能な電圧に転換する。続いて、能動スイッチは、整流されたPWM信号に基づいて、IC読み込み可能な電圧をLED駆動ICに提供する。
【発明の効果】
【0009】
このため、本発明の技術内容によると、本発明の実施態様により提供されるインターフェース回路は、整流器によって、外部制御回路が出力したPWM信号に対して整流を行うことができ、このように、インターフェース回路から、整流されたPWM信号に基づいて出力した電圧が、LED駆動ICにより正しく判読されることができる。また、インターフェース回路は、DC‐DCコンバータによって、電源供給電圧をIC読み込み可能な電圧に転換することができる。このように、IC読み込み可能な電圧の電圧値が、既にLED駆動ICの許容範囲内に転換されており、LED駆動ICの損傷する恐れがなくなる。
【0010】
下記の実施形態を参照すると、当業者であれば、本発明の基本的な精神、他の発明の目的、及び本発明の採用する技術手段と実施態様を容易に理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
下記図面の説明は、本発明の上記又は他の目的、特徴、メリット、実施態様をより分かりやすくするためのものである。
従来の作業方式によれば、図面における各種の特徴と素子は、比例に従って描いたものではないが、その描き方は、最適な方式で本発明と関連する具体的な特徴と素子を表すためのものである。また、異なる図面同士の間で、同じ又は類似の符号によって、類似の素子や部品を指称する。
図1】本発明の一実施例によるインターフェース回路を示す回路ブロック図である。
図2】本発明の別の実施例による図1に示したインターフェース回路を示す回路模式図である。
図3A】本発明のさらに一つの実施例による図2に示したインターフェース回路が示す回路アナログ波形模式図である。
図3B】本発明のさらに他の実施例による図2に示したインターフェース回路が示す回路アナログ波形模式図である。
図4】本発明の別の実施例によるインターフェース回路を示す回路ブロック図である。
図5】本発明のさらに一つの実施例による図4に示したインターフェース回路を示す回路模式図である。
図6A】本発明のさらに他の実施例による図5に示したインターフェース回路が示す回路アナログ波形模式図である。
図6B】本発明の別の実施例による図5に示したインターフェース回路が示す回路アナログ波形模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本開示内容の記述をより詳細化し充実させるためには、下記で本発明の実施態様と具体的な実施例について、説明的な記述を提出するが、これは本発明を実施し、又は運用する唯一の形式ではない。実施形態には、複数の具体的な実施例の特徴及びこれらを構築し、又は操作するための方法工程とその手順が含まれている。しがしながら、他の具体的な実施例を利用して同じ又は均等な機能と工程手順を達成することもできる。
【0013】
本明細書で別に定義されなければ、ここに用いられる科学と技術用語の意味は、当業者に理解され又は慣用する意味と同じである。また、前後と矛盾していなければ、本明細書で用いる単数名詞には、その名詞の複数形が含まれる。用いられる複数名詞の場合も、この名詞の単数形が含まれる。
【0014】
図1は、本発明の一実施例によるインターフェース回路100を示す回路ブロック図である。このインターフェース回路100は、外部制御回路500と発光ダイオード(Light Emitting Diode;LED)駆動集積回路(Integrated Circuit;IC)700との間に配置されてよい。大まかに言って、インターフェース回路100は、電源600から提供する電源供給電圧VccをLED駆動IC700の読み込み可能な制御電圧に転換することができる。続いて、インターフェース回路100は、外部制御回路500の出力したパルス幅変調(Pulse Width Modulation;PWM)信号に基づいて、上記の制御電圧をLED駆動IC700に提供する。このように、LED駆動IC700は、上記の制御電圧を読み込んで、LEDを正しく駆動することができる。上記の簡単な説明は、本発明の実施例のインターフェース回路100の用途をより理解しやすくするためのものだけであり、インターフェース回路100の詳しい電気的な操作方式については、下記を参照されたい。
【0015】
図1を参照されたい。インターフェース回路100は、整流器110、ダミーロード(dummy load)120、ロード130、能動スイッチ140及びDC‐DCコンバータ150を含む。図に示すように、整流器110は、外部制御回路500に電気的に結合されることに用いられてよく、ダミーロード120は、整流器110、ロード130及び能動スイッチ140に電気的に結合される。また、ロード130は、能動スイッチ140と接地端GNDに電気的に結合されており、且つLED駆動IC700に電気的に結合されることに用いられてよい。また、DC‐DCコンバータ150は、能動スイッチ140に電気的に結合されており、且つ電源600に電気的に結合されることに用いられてよい。しがしながら、図1に示したインターフェース回路100の配置方式は、本発明の実現態様の一つを例示的に説明するためのものだけであり、本発明の精神から逸脱しない限り、インターフェース回路100の配置方式に対する変更は、依然として本発明による特許請求の範囲内に含まれる。
【0016】
電気的な操作の点で、上記の整流器110は、外部制御回路500から出力されたPWM信号に対して整流を行って、整流されたPWM信号Srecを生じることができる。例を挙げると、外部制御回路500がPWM信号をインターフェース回路100に逆相位で出力する場合、インターフェース回路100の整流器110は、PWM信号を正相位のPWM信号(即ち、上記の整流されたPWM信号Srec)に処理することができる。逆に、外部制御回路500がPWM信号をインターフェース回路100に正相位で出力する場合、整流器110がそれを処理した後、正相位のPWM信号を提供することもできる。これにより、LED駆動IC700が正しく読み込まれることを確保できるように、如何にインターフェース回路100と結合しても、インターフェース回路100の整流器110が正相位のPWM信号を提供することができるため、外部制御回路500は、インターフェース回路100と自由に結合してよい。
【0017】
整流されたPWM信号Srecが生じた後、ダミーロード120は、対応して参照電位Vrefを発生する。一方、DC‐DCコンバータ150は、電源600から提供する電源供給電圧Vccを受け取って、且つ電源供給電圧VccをIC読み込み可能な電圧VICに転換して、IC読み込み可能な電圧VICを能動スイッチ140に提供する。IC読み込み可能な電圧VICとは、電圧値がLED駆動IC700の許容範囲内に含まれる電圧である。一般的に、LED駆動IC700は、5V(ボルト)以内の電圧を受け取ることができるが、本発明は上記の数値に限定されない。
【0018】
一実施例において、DC‐DCコンバータ150は、降圧型DC‐DCコンバータ(Buck DC‐DC Converter)であってよい。このように、本発明の実施例のインターフェース回路100は、DC‐DCコンバータ150を採用して、電源600から提供する電源供給電圧Vccに対してDC‐DC降圧の変換を行って、IC読み込み可能な電圧VICの電圧値をLED駆動IC700の許容範囲内にすることができる。別の実施例において、DC‐DCコンバータ150は、低ドロップアウト・リニア・レギュレータ(Low Dropout Linear Regulator;LDO)であってよい。しがしながら、上記のDC‐DCコンバータ150の種類は、本発明の実現態様の一つを例示的に説明するためのものだけであり、本発明の精神から逸脱しない限り、異なる回路を採用してDC‐DCコンバータ150を実際に操作する場合、依然として本発明による特許請求の範囲内に含まれる。
【0019】
上記の操作によると、能動スイッチ140は、DC‐DCコンバータ150が提供するIC読み込み可能な電圧VICを取得する。続いて、能動スイッチ140は、参照電位Vrefによって開閉して、ロード130を通してIC読み込み可能な電圧VICをLED駆動IC700に提供することができる。
【0020】
以上をまとめると、外部制御回路500及びLED駆動IC700の中間インターフェースとして、本発明の実施例に係るインターフェース回路100を採用すれば、如何にインターフェース回路100と結合しても、インターフェース回路100の整流器110が正相位のPWM信号を提供でき、これにより、能動スイッチ140が正相位のPWM信号によってIC読み込み可能な電圧VICを出力して、LED駆動IC700に正しく読み込まれることを確保できるため、外部制御回路500は、インターフェース回路100と自由に結合してよい。なお、外部制御回路500は、極性を考慮せずに、インターフェース回路100と自由に結合してよく、このように、組み立て速度や組み立て効率を向上させることができる。また、IC読み込み可能な電圧VICの電圧値は、既にLED駆動IC700の許容範囲内に転換されており、LED駆動IC700の損傷する恐れがなくなる。
【0021】
一実施例において、本発明の実施例に係るインターフェース回路100は、高レベル信号を採用してLED駆動IC700を制御してよい。詳しく言えば、図1のインターフェース回路100の構成では、整流されたPWM信号Srecが高レベル信号である場合、ダミーロード120は、対応して高レベルの参照電位Vrefを生じ、能動スイッチ140は、高レベルの参照電位Vrefに基づいてオンになって、能動スイッチ140からロード130を通してIC読み込み可能な電圧VICをLED駆動IC700に出力する。
【0022】
別の実施例において、整流されたPWM信号Srecが低レベル信号である場合、ダミーロード120は、対応して低レベルの参照電位Vrefを生じ、能動スイッチ140は、低レベルの参照電位Vrefに基づいてオフとなって、この場合、能動スイッチ140からロード130を通してIC読み込み可能な電圧VICをLED駆動IC700に出力しない。
【0023】
図2は、本発明の別の実施例による図1に示したインターフェース回路100を示す回路模式図である。図に示すように、ダミーロード120は、抵抗によって実現でき、ロード130も抵抗によって実現できるが、能動スイッチ140は、トランジスタによって実現できる。一実施例において、上記の能動スイッチ140は、バイポーラジャンクショントランジスタ(Bipolar Junction Transistor;BJT)、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(Metal‐Oxide‐Semiconductor Field‐Effect Transistor;MOSFET)、や絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor;IGBT)等であってよいが、これらに限定されない。整流器110は、ブリッジ整流器、やセンタータップ整流器等であってよいが、これらに限定されない。
【0024】
なお、DC‐DCコンバータ150は、電源供給電圧Vccに対して転換を行って、IC読み込み可能な電圧VICを出力することができる。このため、インターフェース回路100にとって、DC‐DCコンバータ150は、IC読み込み可能な電圧VICを提供するので、ここで電源に相当する。注意すべきなのは、図2のインターフェース回路100の回路模式図は、本発明の実現態様の一つを例示的に説明するためのものだけであり、本発明を限定するものではない。
【0025】
図3Aは、本発明のさらに一つの実施例による図2に示したインターフェース回路100が示す回路アナログ波形模式図である。図3Aに示すように、上半図は、インターフェース回路100の入力電圧Vinの回路アナログ波形であり、下半図は、インターフェース回路100の出力電圧Voutの回路アナログ波形である。図2を参照されたい。上記の入力電圧Vinは、図2に示したインターフェース回路100の入力部分を測って得られる。出力電圧Voutは、図2に示したインターフェース回路100の出力部分を測って得られる。
【0026】
また、図3Aを参照されたい。入力電圧Vinからみて、外部制御回路500がPWM信号をインターフェース回路100に逆相位で出力して、このPWM信号の電圧が15Vであり、そのデューティサイクル(Duty cycle)が10%(パーセンテージ)であることが分かる。続いて、図2のインターフェース回路100によりこのPWM信号が処理された後、インターフェース回路100の出力電圧Voutの電圧が1.5Vであり、そのデューティサイクルが10%である。これから、外部制御回路500がPWM信号をインターフェース回路100に逆相位で出力しても、インターフェース回路100により逆相位のPWM信号が処理された後、インターフェース回路100の出力した出力電圧Voutが依然としてLED駆動IC700により正しく判読されることができ、且つ出力電圧Voutの電圧がLED駆動IC700の許容範囲内に含まれることが分かる。
【0027】
図3Bは、本発明のさらに他の実施例による図2に示したインターフェース回路100が示す回路アナログ波形模式図である。図3Aに比べて、入力電圧Vin部分を参照されたい。ここで、外部制御回路500は、PWM信号をインターフェース回路100に正相位で出力して、このPWM信号の電圧が15Vであり、そのデューティサイクルが10%である。同様に、図2のインターフェース回路100によりこのPWM信号が処理された後、インターフェース回路100の出力電圧Voutの電圧が1.5Vであり、そのデューティサイクルが10%である。これによって、外部制御回路500がPWM信号をインターフェース回路100に正相位で出力して、インターフェース回路100によりこの正相位のPWM信号が処理された後、インターフェース回路100の出力した出力電圧VoutがLED駆動IC700により正しく判読されることができ、且つ出力電圧Voutの電圧もLED駆動IC700の許容範囲内に含まれることが分かる。
【0028】
図4は、本発明の別の実施例によるインターフェース回路400を示す回路ブロック図である。ここで説明すべきなのは、図4のインターフェース回路400において、電子素子の素子名称がインターフェース回路100の電子素子と同じであるものは、同一の電気的な操作方式を有することを表す。そのため、その電気的な操作方式については、ここで繰り返して説明しないことにするが、異なるところのみについて説明する。
【0029】
図1に示したインターフェース回路100に比べて、ロード430がインターフェース回路400に配置される位置は、異なっている。インターフェース回路400において、ロード430は、能動スイッチ440とDC‐DCコンバータ450との間に配置される。電気的な操作において、DC‐DCコンバータ450は、ロード430を通してIC読み込み可能な電圧VICをLED駆動IC700に提供することができる。注意すべきなのは、能動スイッチ440は、電気的にロード430及び接地端GNDの間に結合されており、能動スイッチ440がオフになる場合、DC‐DCコンバータ450は、IC読み込み可能な電圧VICをLED駆動IC700に正常に提供できるが、能動スイッチ440の開閉は、参照電位Vrefによって決められる。一実施例において、整流されたPWM信号Srecが低レベル信号である場合、ダミーロード420は、対応して低レベルの参照電位Vrefを生じ、この時に、能動スイッチ140は、低レベルの参照電位Vrefによってオフになる。
【0030】
一方、一旦能動スイッチ440がオンになると、DC‐DCコンバータ450は、ロード430及び能動スイッチ440を通して接地し、この時、IC読み込み可能な電圧VICが低下するため、DC‐DCコンバータ450は、ロード430を通してIC読み込み可能な電圧VICをLED駆動IC700に提供することができない。これによって、能動スイッチ440により、IC読み込み可能な電圧VICをLED駆動IC700に提供するかどうかを決めることができることが分かる。以上をまとめると、インターフェース回路400の構成で、外部制御回路500の出力したPWM信号が低レベル信号を提供してこそ、インターフェース回路400がIC読み込み可能な電圧VICをLED駆動IC700に提供するため、低レベル信号を使用してLED駆動IC700を制御する要求がある場合、図4に示したインターフェース回路400を採用して上記の要求を実現することができる。
【0031】
図5は、本発明のさらに一つの実施例による図4に示したインターフェース回路400を示す回路模式図である。図に示すように、ダミーロード420は、抵抗によって実現でき、ロード430も抵抗によって実現できるが、能動スイッチ440は、トランジスタによって実現できる。また、能動スイッチ440の採用できるトランジスタの種類は、図2の能動スイッチ140と類似し、整流器410の採用できるトランジスタの種類は、図2の整流器110と類似し、ここで繰り返して説明しないことにする。なお、DC‐DCコンバータ450は、電源供給電圧Vccに対して転換を行って、IC読み込み可能な電圧VICを出力することができる。このため、インターフェース回路400にとって、DC‐DCコンバータ450は、IC読み込み可能な電圧VICを提供するので、ここで電源に相当する。説明すべきなのは、図5のインターフェース回路400の回路模式図は、同様に、本発明の実現態様の一つを例示的に説明することのみに用いられ、本発明を限定するものではない。
【0032】
図6Aは、本発明のさらに他の実施例による図5に示したインターフェース回路400が示す回路アナログ波形模式図である。図6Aに示すように、上半図は、インターフェース回路400の入力電圧Vinの回路アナログ波形であり、下半図は、インターフェース回路400の出力電圧Voutの回路アナログ波形である。図5を参照されたい。上記の入力電圧Vinは、図5に示したインターフェース回路400の入力部分を測って得られる。出力電圧Voutは、図5に示したインターフェース回路400の出力部分を測って得られる。
【0033】
また、図6Aを参照されたい。入力電圧Vinからみて、外部制御回路500がPWM信号をインターフェース回路400に逆相位で出力して、このPWM信号の電圧が15Vであり、そのデューティサイクルが10%であることが分かる。続いて、図5のインターフェース回路400によりこのPWM信号が処理された後、インターフェース回路400の出力電圧Voutの電圧が1.5Vであり、そのデューティサイクルが90%である。これによって、外部制御回路500がPWM信号をインターフェース回路400に逆相位で出力しても、インターフェース回路400によりこのPWM信号が処理された後、インターフェース回路400の出力した出力電圧Voutが依然としてLED駆動IC700により正しく判読されることができ、且つ出力電圧Voutの電圧がLED駆動IC700の許容範囲内に含まれることが分かる。
【0034】
図6Bは、本発明の別の実施例による図5に示したインターフェース回路400が示す回路アナログ波形模式図である。図6Aに比べて、入力電圧Vin部分を参照されたい。この外部制御回路500は、PWM信号をインターフェース回路400に正相位で出力して、このPWM信号の電圧が15Vであり、そのデューティサイクルが10%である。同様に、図5のインターフェース回路400によりこのPWM信号が処理された後、インターフェース回路400の出力電圧Voutの電圧が1.5Vであり、そのデューティサイクルが90%である。これによって、外部制御回路500がPWM信号をインターフェース回路400に正相位で出力して、インターフェース回路400によりこのPWM信号が処理された後、インターフェース回路400の出力した出力電圧VoutがLED駆動IC700により正しく判読されることができ、且つ出力電圧Voutの電圧がLED駆動IC700の許容範囲内に含まれることが分かる。
【0035】
また、図6A及び図6Bから、外部制御回路500の出力したPWM信号が低レベル信号であってこそ、インターフェース回路400は、対応して出力電圧VoutをLED駆動IC700に提供するため、低レベル信号を使用してLED駆動IC700を制御する要求がある場合、図5に示したインターフェース回路400を採用して上記の要求を実現することができる。
【0036】
上記の本発明の実施形態から、本発明を応用すれば、以下のメリットを有する。本発明の実施例に提供されるインターフェース回路100、400は、外部制御回路500の出力したPWM信号に対して処理することができる。このように、外部制御回路500のインターフェース回路100、400に出力するPWM信号の極性に関わらず、インターフェース回路100、400に処理され出力されたIC読み込み可能な電圧VICがLED駆動IC700により正しく判読されることができ、且つIC読み込み可能な電圧VICの電圧値が既にLED駆動IC700の許容範囲内に転換されており、LED駆動IC700の損傷する恐れがなくなる。
【0037】
上記の実施形態では、本発明の具体的な実施例が開示されたが、これは本発明を限定するものではなく、当業者であれば、本発明の原理と精神から逸脱しない限り、様々な変動や修正を加えることができ、従って、本発明の保護範囲は、添付された特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。
【符号の説明】
【0038】
100、400 インターフェース回路
110、410 整流器
120、420 ダミーロード
130、430 ロード
140、440 能動スイッチ
150、450 DC‐DCコンバータ
500 外部制御回路
600 電源
700 発光ダイオード駆動集積回路
rec 整流されたパルス幅変調信号
ref 参照電位
IC 集積回路の読み込み可能な電圧
cc 電源供給電圧
Vin 入力電圧
Vout 出力電圧
GND 接地端
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6A
図6B