特許第5772848号(P5772848)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ カルソニックカンセイ株式会社の特許一覧

<>
  • 特許5772848-複合型熱交換器 図000002
  • 特許5772848-複合型熱交換器 図000003
  • 特許5772848-複合型熱交換器 図000004
  • 特許5772848-複合型熱交換器 図000005
  • 特許5772848-複合型熱交換器 図000006
  • 特許5772848-複合型熱交換器 図000007
  • 特許5772848-複合型熱交換器 図000008
  • 特許5772848-複合型熱交換器 図000009
  • 特許5772848-複合型熱交換器 図000010
  • 特許5772848-複合型熱交換器 図000011
  • 特許5772848-複合型熱交換器 図000012
  • 特許5772848-複合型熱交換器 図000013
  • 特許5772848-複合型熱交換器 図000014
  • 特許5772848-複合型熱交換器 図000015
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5772848
(24)【登録日】2015年7月10日
(45)【発行日】2015年9月2日
(54)【発明の名称】複合型熱交換器
(51)【国際特許分類】
   F28F 9/02 20060101AFI20150813BHJP
   F28F 9/26 20060101ALI20150813BHJP
【FI】
   F28F9/02 301G
   F28F9/26
【請求項の数】3
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2013-43894(P2013-43894)
(22)【出願日】2013年3月6日
(65)【公開番号】特開2014-173747(P2014-173747A)
(43)【公開日】2014年9月22日
【審査請求日】2014年9月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】000004765
【氏名又は名称】カルソニックカンセイ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100100712
【弁理士】
【氏名又は名称】岩▲崎▼ 幸邦
(74)【代理人】
【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100098327
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】河上 浩布
(72)【発明者】
【氏名】森 栄一
【審査官】 仲村 靖
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−127568(JP,A)
【文献】 特開2008−057950(JP,A)
【文献】 特開2012−247120(JP,A)
【文献】 特開2012−245866(JP,A)
【文献】 国際公開第2009/059684(WO,A1)
【文献】 特開2010−121604(JP,A)
【文献】 特開2005−088840(JP,A)
【文献】 特開2008−037177(JP,A)
【文献】 特開2008−064455(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/087223(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0185362(US,A1)
【文献】 岩崎 充,原 潤一郎,回谷 雄一,熱交換器のシステム効率を向上する薄型統合冷却システムの開発,自動車技術会論文集,日本,公益社団法人自動車技術会,2012年 1月25日,Vol.43,No.1,第97−102頁
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F28F 9/02
F28F 9/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1冷媒を冷却する第1熱交換器(20)と、前記第1冷媒と異なる第2冷媒を冷却する第2熱交換器(40)と、前記第1冷媒と前記第2冷媒とを熱交換する第3熱交換器(30)とを備える複合型熱交換器(1)であって、
前記第1熱交換器(20)は、第1熱交換部(20A)及び第2熱交換部(20B)を備え、
前記第1熱交換部(20A)により冷却された前記第1冷媒は、前記第3熱交換器(30)内で前記第2冷媒と熱交換し、前記第3熱交換器(30)内で熱交換した前記第1冷媒は、前記第2熱交換部(20B)で熱交換し、前記第2熱交換部(20B)により熱交換された前記第1冷媒は、車載機器の冷却に用いられ
前記第1熱交換部(20A)は、前記第2熱交換器(40)と近接した位置に配置され、前記第2熱交換部(20B)は、前記第2熱交換器(40)と離れた位置に配置されることを特徴とする複合型熱交換器 (1)。
【請求項2】
請求項1に記載の複合型熱交換器(1)であって、
前記第1熱交換部(20A)は、前記第2熱交換部(20B)の上側又は下側に設けられ、
前記第1熱交換部(20A)により冷却される前記第1冷媒は、前記第3熱交換器(30)を経由して前記第2熱交換部(20B)に流入することを特徴とする複合型熱交換器(1)。
【請求項3】
請求項2に記載の複合型熱交換器(1)であって、
前記第2熱交換器(40)は、前記第2熱交換部(20B)と隣接して配置され、
前記第2熱交換部(20B)を通過する前記第1冷媒は、前記第2熱交換器(40)を通過する前記第2冷媒と同一方向に流れることを特徴とする複合型熱交換器(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車に搭載される複合型熱交換器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、自動車に搭載された複合型熱交換器としては、エンジン用冷却水を冷却するメインラジエータと、車両に搭載された強電系機器用(電動駆動源やインバータ等車載電気機器など)の水冷用冷却水を冷却するサブラジエータと、サブラジエータから流出される水冷用冷却水と空調用冷媒との間で熱交換を行う水冷コンデンサと、水冷コンデンサから流出される空調用冷媒を冷却する空冷コンデンサとを備えたものがある。
【0003】
この種の複合型熱交換器で使用される水冷コンデンサの一例について、図14を参照しながら説明する(例えば、特許文献1参照)。図14に示すように、水冷コンデンサ110は、サブラジエータ120で熱交換された水冷用冷却水を利用して、空冷コンデンサ130に流入する前に空調用冷媒を冷却すべく、サブラジエータ120の流出側タンク側に設けられている。
【0004】
具体的には、サブラジエータ120で冷却された水冷用冷却水は、空冷コンデンサ130に流入する前の空調用冷媒と熱交換し、その後、強電系機器140に流入するようになっている。一方で、冷凍サイクルを循環する空調用冷媒は、まず、コンプレッサから水冷コンデンサ110に流入し、その後、空冷コンデンサ130へ流出する。これにより、空冷コンデンサ130へ流入するまでの空調用冷媒を効率的に冷却できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−127508号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した従来の複合型熱交換器100では、サブラジエータ120を通過して冷却された水冷用冷却水は、空冷コンデンサ130に流入する前の高温高圧の空調用冷媒を冷却できるものの、この空調用冷媒と熱交換されて温度上昇してしまう。このため、温度上昇した水冷用冷却水が強電系機器140に流入してしまい、強電系機器を効率的に冷却できないおそれがあった。
【0007】
そこで、本発明は、上述した課題を解決すべくなされたものであり、空冷コンデンサに流入する前の空調用冷媒を冷却しつつ、強電系機器を効率的に冷却できる複合型熱交換器の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、第1冷媒を冷却する第1熱交換器と、前記第1冷媒と異なる第2冷媒を冷却する第2熱交換器と、前記第1冷媒と前記第2冷媒とを熱交換する第3熱交換器とを備える複合型熱交換器であって、前記第1熱交換器は、第1熱交換部及び第2熱交換部を備え、前記第1熱交換部により冷却された前記第1冷媒は、前記第3熱交換器内で前記第2冷媒と熱交換し、前記第3熱交換器内で熱交換した前記第1冷媒は、前記第2熱交換部)で熱交換し、前記第2熱交換部により熱交換された前記第1冷媒は、車載機器の冷却に用いられ、前記第1熱交換部は、前記第2熱交換器と近接した位置に配置され、前記第2熱交換部は、前記第2熱交換器と離れた位置に配置されることを要旨とする。
【0009】
その他の特徴として、前記第1熱交換部は、前記第2熱交換部の上側又は下側に設けられ、前記第1熱交換部により冷却される前記第1冷媒は、前記第3熱交換器を経由して前記第2熱交換部に流入することが好ましい。
【0010】
その他の特徴として、前記第2熱交換器は、前記第2熱交換部と隣接して配置され、前記第2熱交換部を通過する前記第1冷媒は、前記第2熱交換器を通過する前記第2冷媒と同一方向に流れることが好ましい。
【発明の効果】
【0017】
本発明の特徴によれば、第1熱交換器の第2熱交換部で冷却された第1冷媒が強電系機器に直接流れるため、強電系機器を効率的に冷却できる。また、第1熱交換器の第1熱交換部で冷却された第1冷媒により第2冷媒をも冷却できる。以上により、空冷コンデンサに流入する前の空調用冷媒を冷却しつつ、強電系機器を効率的に冷却できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1図1は、本実施形態に係る複合型熱交換器を示す全体斜視図である。
図2図2は、本実施形態に係る複合型熱交換器を示す正面図である。
図3図3は、本実施形態に係る複合型熱交換器が適用される熱交換システムを示す構成図である。
図4図4は、本実施形態に係るサブラジエータの流入側タンク及び水冷コンデンサを示す分解斜視図である。
図5図5は、本実施形態に係る水冷コンデンサを示す拡大分解斜視図である。
図6図6は、本実施形態に係るサブラジエータのUターンタンク及び空冷コンデンサの流入側タンクの近傍を示す断面図である。
図7図7は、本実施形態に係るサブラジエータのUターンタンク及び空冷コンデンサの流入側タンクの近傍を示す斜視図である。
図8図8(a)は、本実施形態に係る複合型熱交換器の組み立て過程を示す斜視図であり、図8(b)は、その側面図である。
図9図9(a)は、本実施形態に係る複合型熱交換器の組み立て後を示す斜視図であり、図9(b)は、その側面図である。
図10図10(a)は、比較例に係る複合型熱交換器の水冷用冷却水及び空調用冷媒の流れを示す模式図であり、図10(b)は、本実施形態に係る複合型熱交換器の水冷用冷却水及び空調用冷媒の流れを示す模式図である。
図11図11(a)は、比較例に係る複合型熱交換器の水冷用冷却水の温度状況を示すグラフであり、図11(b)は、本実施形態に係る複合型熱交換器の水冷用冷却水の温度状況を示すグラフである。
図12図12は、本実施形態に係る複合型熱交換器の平面(上面)から見た模式図である。
図13図13は、変更例に係る複合型熱交換器1の水冷用冷却水及び空調用冷媒の流れを示す模式図である。
図14図14は、背景技術に係る複合型熱交換器が適用される熱交換システムの一部を示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
次に、本発明に係る複合型熱交換器の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
【0020】
(複合型熱交換器の構成)
まず、本実施形態に係る複合型熱交換器1の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る複合型熱交換器1を示す全体斜視図である。図2は、本実施形態に係る複合型熱交換器1を示す正面図である。図3は、本実施形態に係る複合型熱交換器1が適用される熱交換システムを示す構成図である。図4図7は、本実施形態に係るサブラジエータ20のUターンタンク23の近傍を示す図である。なお、複合型熱交換器1は、エンジンの他に電気駆動源又はその他の電気機器例えばインバータ等の車載機器としての強電系機器が搭載されたハイブリッド電気自動車(HEV)に使用されるものとする。
【0021】
複合型熱交換器1は、第4熱交換器としてのメインラジエータ10(図3及び図8,9参照)と、第1熱交換器としてのサブラジエータ20と、第3熱交換器としての水冷コンデンサ30と、第2熱交換器としての空冷コンデンサ40とを備えている。そして、複合型熱交換器1では、電動駆動源やインバータ等車載電気機器などの強電系機器3を冷却する第1冷媒としての水冷用冷却水と、水冷用冷却水とは異なる第2冷媒としての空調用冷媒とを熱交換させ、熱交換された第1冷媒をサブラジエータ20に流入させるとともに、熱交換した空調用冷媒を空冷コンデンサ40に流入させている。
【0022】
具体的には、メインラジエータ10は、図3に示すように、ポンプ5によって循環されるエンジン2のエンジン用冷却水を冷却するものである。メインラジエータ10は、サブラジエータ20及び空冷コンデンサ40を通過する冷却風の下流側で、且つ、モータファン4の冷却風の上流側に設けられている。メインラジエータ10は、エンジン用冷却水が通過してその外側を流れる冷却風との間で熱交換する複数のラジエータチューブ11と、複数のラジエータチューブ11の両側端がそれぞれ連結されるラジエータタンク(以下、流入側タンク12及び流出側タンク13)とを備えている(図8及び図9参照)。このようなメインラジエータ10の幅は、サブラジエータ20及び空冷コンデンサ40の幅とほぼ同等である(図8及び図9参照)。
【0023】
サブラジエータ20は、ポンプ6によって循環される強電系機器3用(電動駆動源やインバータ等車載電気機器など)の水冷用冷却水を冷却するものである。なお、サブラジエータ20は、必ずしも電動駆動源やインバータ等車載電気機器などの強電系機器3である必要はなく、例えば、水冷チャージエアクーラ(水冷CAC)に用いられる冷媒を冷却してもよい。
【0024】
サブラジエータ20は、図1図3に示すように、メインラジエータ10の冷却風の上流面側で、且つ、上側領域に配置されている。サブラジエータ20は、第1熱交換部20A及び第2熱交換部20Bを備えている。また、水冷用冷却水が通過してその外側を流れる冷却風との間で熱交換する複数のサブラジチューブ21と、複数のサブラジチューブ21の両側端がそれぞれ連結されるサブラジタンク(以下、流入流出用タンク22及びUターンタンク23)とを備えている。
【0025】
第1熱交換部20Aは、複数のサブラジチューブ21のうちの上側領域を構成している。図3に示すように、第1熱交換部20Aを通過する水冷用冷却水は、流入流出用タンク22からUターンタンク23に向かって流れている。この第1熱交換部20Aにより冷却された水冷用冷却水は、Uターンタンク23内で水冷コンデンサ30と熱交換する。
【0026】
第2熱交換部20Bは、第1熱交換部20Aの下側に設けられ、複数のサブラジチューブ21のうちの下側領域を構成している。図3に示すように、第2熱交換部20Bを通過する水冷用冷却水は、Uターンタンク23から流入流出用タンク22に向かって流れている。この第2熱交換部20Bにより冷却された水冷用冷却水は、強電系機器3に用いられる。
【0027】
流入流出用タンク22及びUターンタンク23には、固定部としての略L字状の固定用爪22f,23fが設けられている。流入流出用タンク22は、水冷用冷却水を流入及び流出する側に設けられており、水冷用冷却水が流入する流入部22inと、水冷用冷却水が流出する流出部22outとが形成されている。
【0028】
Uターンタンク23は、第1熱交換部20Aを流出した水冷用冷却水を第2熱交換部20Bに流入させる。このUターンタンク23には、図4に示すように、水冷コンデンサ30が収容される断面矩形状の収容室23Aが設けられている。本実施形態では、収容室23Aの断面形状が矩形状であるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、例えば円形状でもよく、形状については任意に設定できる。
【0029】
収容室23Aの上側には、水冷コンデンサ30を内部に挿入する上側挿入開口部23A1が設けられている。図4図6に示すように、上側挿入開口部23A1の周縁には、水冷コンデンサ30の後述するOリング34が配置される段差部23Bが形成されている。また、上側挿入開口部23A1の周囲には、水冷コンデンサ30の後述するキャップ36が取り付けられる取付部23Tが設けられている。この取付部23Tには、水冷コンデンサ30の後述するキャップ36の回転をロック位置までガイドするガイド部23Cが設けられている。
【0030】
収容室23Aの下側には、上側挿入開口部23A1と対向する位置に形成された下側支持開口部23A2が設けられている。下側支持開口部23A2は、円筒状の筒部によって形成され、水冷コンデンサ30の後述する冷媒流出部38が挿入される。
【0031】
水冷コンデンサ30は、第1熱交換部20Aで冷却された水冷用冷却水と、空冷コンデンサ40へ流入される前の空調用冷媒との間で熱交換を行うものである。水冷コンデンサ30は、図4に示すように、サブラジエータ20のUターンタンク23内に収容され、この水冷コンデンサ30及び空冷コンデンサ40は、水冷コンデンサ30を上流として冷凍サイクル内に直列に接続されている。水冷コンデンサ30の詳細については、後述する。
【0032】
空冷コンデンサ40は、水冷コンデンサ30から流出される空調用冷媒を冷却するものである。空冷コンデンサ40は、図1図3に示すように、メインラジエータ10の冷却風の上流面側で、且つ、サブラジエータ20(第2熱交換部20B)の下側領域に配置されている。空冷コンデンサ40は、冷却風の流れと直交する方向に沿ってサブラジエータ20とほぼ同一面上で第2熱交換部20Bの下側に隣接して配置されている。空冷コンデンサ40は、空調用冷媒が通過してその外側を流れる冷却風との間で熱交換する空冷チューブ41と、空冷チューブ41の両側端がそれぞれ連結される空冷タンク(以下、流入流出用タンク42及びリキッド側タンク43)とを備えている。
【0033】
流入流出用タンク42及びリキッド側タンク43には、固定部としての略L字状の固定用爪42f,43fが設けられている。
【0034】
流入流出用タンク42には、空冷コンデンサ40で熱交換される前の空調用冷媒が流入する流入部42Aと、空冷コンデンサ40で熱交換された後の空調用冷媒が流出する流出部42Bとが形成されている。流入部42A及び流出部42Bは、流入流出用タンク42の長手方向に対して離間した位置に設けられている。流入部42Aには、流入流出用タンク42に連通する中継配管50が接続されている(図1図2及び図7参照)。中継配管50の一端は、水冷コンデンサ30の後述する冷媒流出部38と接続され、中継配管50の他端は、流入流出用タンク42に連通されている。
【0035】
リキッド側タンク43の側部には、空調用冷媒を気液分離するリキッドタンク60が設けられている(図1及び図2)。このリキッドタンク60から流出される液体冷媒(空調用冷媒)は、空冷チューブ41の下部領域を通過して流出部42Bから流出する。
【0036】
(水冷コンデンサの構成)
次に、上述した水冷コンデンサ30の構成について、図4及び図5を参照しながら説明する。
【0037】
図4及び図5に示すように、上側挿入開口部23A1より挿入された水冷コンデンサ30は、上側挿入開口部23A1の位置と、上側挿入開口部23A1と異なる下側支持開口部23A2の位置との2カ所でUターンタンク23に固定されている。
【0038】
具体的には、水冷コンデンサ30は、複数の水冷チューブ31と、一対の水冷タンク32,33と、Oリング34と、円盤状のシーリングプレート35と、キャップ36と、一対の冷媒流入部37及び冷媒流出部38と、2つの軸シール39とを備えている。
【0039】
各水冷チューブ31は、内部を通過する空調用冷媒と、その外側のUターンタンク23を通過する水冷用冷却水との間で熱交換する。各水冷チューブ31は、一対の水冷タンク32,33の間に設けられている。各水冷チューブ31は、押し出し成形によって形成されている。
【0040】
各水冷タンク32,33には、各水冷チューブ31の両端がそれぞれ連結されている。各水冷タンク32,33は、各水冷チューブ31の両端が嵌合する嵌合孔32A1,33A1が形成された内側プレート32A,33Aと、各内側プレート32A,33Aに装着されて空調用冷媒が通過可能な冷媒通過部32B1,33B1が形成された外側プレート32B,33Bとによって構成されている。
【0041】
Oリング34は、Uターンタンク23の上面に形成された段差部23B(図5図7参照)に配置される。このOリング34の上側には、シーリングプレート35が配置される。
【0042】
シーリングプレート35は、Oリング34の上側で且つUターンタンク23の上側挿入開口部23A1の周縁に当接して上側挿入開口部23A1を塞ぐことで、Uターンタンク23内を通過する水冷用冷却水の流出を防止している。シーリングプレート35には、冷媒流入部37と固定されて空調用冷媒が通過する冷媒通過孔35Aと、キャップ36側に向かって突出して円周方向に沿ったビード部35Bとが設けられている。このようなシーリングプレート35をOリング34に向かって押し付けるように、Uターンタンク23の上面にキャップ36が装着される。
【0043】
キャップ36は、Uターンタンク23の上部の外周面に形成されたガイド部23C(図5及び図6参照)に沿って回転してロック位置でロックされる爪部36Aを有している。キャップ36は、Uターンタンク23に装着されることで、水冷コンデンサ30をUターンタンク23に固定している。
【0044】
冷媒流入部37及び冷媒流出部38は、水冷タンク32,33にそれぞれ固定されており、Uターンタンク23の互いに対向する位置(上面及び下面)に設けられている。
【0045】
具体的には、冷媒流入部37は、水冷コンデンサ30へ空調用冷媒が流入する入口となっており、シーリングプレート35を挟んで上側の外側プレート32B(冷媒通過部32B1の周面)と固定される。そして、この冷媒流入部37及び上述した水冷タンク32が設けられた水冷コンデンサ30の一側(上側)は、上側挿入開口部23A1の位置で固定され、冷媒流入部37が上側挿入開口部23A1の外部に露出されている。
【0046】
一方、冷媒流出部38は、水冷コンデンサ30へ空調用冷媒が流出する出口となっており、下側の外側プレート33B(冷媒通過部33B1の周面)と固定される。冷媒流出部38は、円筒状の筒部によって形成されており、サブラジエータ20のUターンタンク23における円筒状の下側支持開口部23A2の内周に配置される。そして、この冷媒流出部38及び上述した水冷タンク33が設けられた水冷コンデンサ30の他側(下側)は、上側挿入開口部23A1と異なる下側支持開口部23A2の位置で固定され、冷媒流出部38が下側支持開口部23A2の外部に露出されている。この露出された冷媒流出部38は、中継配管50を介して流入流出用タンク42に接続されている。
【0047】
このような冷媒流出部38の外周には、軸シール39が挿入される軸シール溝38Aが形成されている。冷媒流出部38は、下側支持開口部23A2内に挿入されて支持される。
【0048】
軸シール39は、冷媒流出部38の軸シール溝38Aに挿入されることによって、冷媒流出部38が下側支持開口部23A2内を貫通した状態で下側支持開口部23A2の外周と下側支持開口部23A2の内周との間に介在されている。
【0049】
(複合型熱交換器の組み立て)
次に、上述した複合型熱交換器1の組み立てについて、図8及び図9を参照しながら説明する。図8(a)は、本実施形態に係る複合型熱交換器1の組み立て過程を示す斜視図であり、図8(b)は、その側面図である。図9(a)は、本実施形態に係る複合型熱交換器1の組み立て後を示す斜視図であり、図9(b)は、その側面図である。
【0050】
まず、サブラジエータ20のUターンタンク23内に水冷コンデンサ30を収容し、このサブラジエータ20の下側に空冷コンデンサ40を取り付けて組立体70とする。そして、図8及び図9に示すように、組立体70をメインラジエータ10に装着する。
【0051】
メインラジエータ10に組立体70を組み付ける際、図8及び図9に示すように、メインラジエータ10の流入部12Aが設けられた流入側タンク12側に、サブラジエータ20の流入流出用タンク22及び空冷コンデンサ40の流入流出用タンク42を近接して固定し、メインラジエータ10の流出側タンク13側に、サブラジエータ20のUターンタンク23及び空冷コンデンサ40のリキッド側タンク43を近接して固定する。すなわち、サブラジエータ20の流入流出用タンク22における流入部22in、空冷コンデンサ40の流入流出用タンク42における流入部42A及びメインラジエータ10の流入側タンク12における流入部12Aは、メインラジエータ10のコア部(中心部)に対して同じ側に配置される。
【0052】
そして、メインラジエータ10の流入側タンク12及び流出側タンク13のそれぞれに設けられた被固定部12a,13a(図8参照)に、流入流出用タンク22及びUターンタンク23に形成された固定用爪22f,23fと、流入流出用タンク42及びリキッド側タンク43に形成された固定用爪42f,43fとを挿入する。これにより、組立体70がメインラジエータ10に装着され、複合型熱交換器1の組み立てが完了する。
【0053】
(冷媒の流れ)
次に、上述した複合型熱交換器1での各冷媒の流れについて、図3を参照しながら説明する。
【0054】
図3に示すように、強電系機器3を冷却するための水冷用冷却水は、サブラジエータ20により冷却される。具体的には、強電系機器3を冷却するための水冷用冷却水は、第1熱交換部20A、水冷コンデンサ30及び第2熱交換部20Bの順に循環している。つまり、第1熱交換部20Aにより冷却される水冷用冷却水は、水冷コンデンサ30内で空調用冷媒と熱交換し、水冷コンデンサ30内で熱交換した水冷用冷却水は、第2熱交換部20Bで熱交換し、第2熱交換部20Bにより熱交換された水冷用冷却水は、車載機器としての強電系機器3の冷却に用いられる。
【0055】
一方、冷凍サイクルの圧縮機(コンプレッサ)8によって高温高圧とされた空調用冷媒は、まず、水冷コンデンサ30に流入して水冷用冷却水と熱交換されて冷却される。その後、水冷コンデンサ30により冷却された空調用冷媒は、空冷コンデンサ40に流入し、空冷コンデンサ40で熱交換された後、エバポレータに流出される。
【0056】
(比較評価)
次に、比較例としての複合型熱交換器100と、上述した本実施形態の複合型熱交換器1との比較評価について、図10及び図11を参照しながら説明する。図10(a)は、比較例に係る複合型熱交換器100の水冷用冷却水及び空調用冷媒の流れを示す模式図であり、図10(b)は、本実施形態に係る複合型熱交換器1の水冷用冷却水及び空調用冷媒の流れを示す模式図である。図11(a)は、比較例に係る複合型熱交換器100の水冷用冷却水の温度状況を示すグラフであり、図11(b)は、本実施形態に係る複合型熱交換器1の水冷用冷却水の温度状況を示すグラフである。なお、図11のグラフの冷却水温については、目安としての単なる値を示しており、実際の温度とは異なることは勿論である。
【0057】
ここで、比較例に係る複合型熱交換器100と本実施形態に係る複合型熱交換器1とを比較すると、水冷コンデンサを通過した水冷用冷却水の流れが異なっている。具体的には、比較例に係る複合型熱交換器100では、水冷コンデンサ110がサブラジエータ120の単なる流出側タンクに設けられたもの(図14参照)である。そして、サブラジエータ120により冷却された水冷用冷却水は、水冷コンデンサ110を通過した後、強電系機器140に流入している。一方、コンプレッサからの空調用冷媒は、水冷コンデンサ110に流入して水冷用冷却水と熱交換されて冷却された後、空冷コンデンサ130に流入している。
【0058】
図10(a)に示すように、比較例に係る複合型熱交換器100では、サブラジエータを通過する水冷用冷却水は、空冷コンデンサ40を通過する空調用冷媒と異なる方向に流れている。この場合、サブラジエータ20で冷却された水冷用冷却水は、空冷コンデンサで冷却される前の空調用冷媒と近接しているため、温度上昇しやすい。
【0059】
加えて、図11(a)に示すように、サブラジエータ20で冷却された水冷用冷却水(a点の水温「3」)は、圧縮機(コンプレッサ)8によって高温高圧とされた空調用冷媒によって水冷コンデンサ30を通過すると温度上昇する。この温度上昇した水冷用冷却水(b点の水温「4.25」)が強電系機器3に流入している。
【0060】
これに対して、図10(b)に示すように、複合型熱交換器1では、空冷コンデンサ40の上側に配置された第2熱交換部20Bを通過する水冷用冷却水は、空冷コンデンサ40を通過する空調用冷媒と同一方向に流れている。この場合、第2熱交換部20Bで冷却された水冷用冷却水は、空冷コンデンサ40で冷却される前の高温高圧の空調用冷媒と離れるため、上記比較例よりも温度上昇しにくい。
【0061】
加えて、図11(b)に示すように、第1熱交換部20Aで冷却された水冷用冷却水(c点の水温「1.75」)は、水冷コンデンサ30を通過することで温度上昇する。この温度上昇した水冷用冷却水(d点の水温「3.25」)は、第2熱交換部20Bで冷却される。この冷却された水冷用冷却水(e点の水温「2.25」)は、上記b点の水温「4.25」と比較して、水温が低い状態で強電系機器3に流入している。なお、この場合であっても、空冷コンデンサ40で冷却される前の空調用冷媒は、水冷コンデンサ30を通過することで冷却できる。
【0062】
(作用・効果)
以上説明した本実施形態では、サブラジエータ20の第2熱交換部20Bで冷却された水冷用冷却水が強電系機器3に直接流れるため、強電系機器3を効率的に冷却できる。また、サブラジエータ20の第1熱交換部20Aで冷却された水冷用冷却水により空調用冷媒をも冷却できる。以上により、空冷コンデンサ40に流入する前の空調用冷媒を冷却しつつ、強電系機器3を効率的に冷却できる。
【0063】
本実施形態では、第1熱交換部20Aが第2熱交換部20Bの上側に設けられる(すなわち、1つのサブラジエータ20に設けられる)ことによって、第1熱交換部20A及び第2熱交換部20Bのそれぞれが独立した個別のサブラジエータである場合と比較して、レイアウト性に優れる。
【0064】
特に、流入流出用タンク22に流入部22inと流出部22outとが形成されていることによって、図12に示すように、流入流出用タンク22側に強電系機器3(例えば、電気駆動源やその他の電気機器例えばインバータなど)やポンプ6を配設することが可能となる。このため、水冷コンデンサ30が設けられた側のタンクに流出部22outが設けられる場合と比較して、パイプ(図12の点線部分)が不要となる。
【0065】
本実施形態では、空冷コンデンサ40の上側に配置された第2熱交換部20Bを通過する水冷用冷却水が空冷コンデンサ40を通過する空調用冷媒と同一方向に流れていることによって、水冷用冷却水と空調用冷媒との互いの熱影響を極力小さくでき、強電系機器3をより効率的に冷却できる。
【0066】
本実施形態では、メインラジエータ10の幅がサブラジエータ20及び空冷コンデンサ40の幅とほぼ同等であることや、水冷コンデンサ30がサブラジエータ20のUターンタンク23内に設けられることによって、レイアウト性に優れる。
【0067】
本実施形態では、メインラジエータ10の流入側タンク12がサブラジエータ20のUターンタンク23及び空冷コンデンサ40の流入流出用タンク42に近接して配置され、メインラジエータ10の流出側タンク13がサブラジエータ20の流入流出用タンク22及び空冷コンデンサ40のリキッド側タンク43に近接して配置される。これにより、エンジン用冷却水と水冷用冷却水や空調用冷媒との互いの熱影響を極力小さくでき、サブラジエータ20の熱交換効率をより増大できる。
【0068】
特に、サブラジエータ20の流入流出用タンク22における流入部22in、空冷コンデンサ40の流入流出用タンク42における流入部42A及びメインラジエータ10の流入側タンク12における流入部12Aは、メインラジエータ10のコア部に対して同じ側に配置される。これにより、エンジン用冷却水と水冷用冷却水や空調用冷媒との互いの熱影響を極力小さくでき、メインラジエータ10やサブラジエータ20、空冷コンデンサ40の熱交換効率をより増大できる。
【0069】
本実施形態では、流入流出用タンク22及びUターンタンク23には固定用爪22f,23fが形成され、流入流出用タンク42及びリキッド側タンク43には固定用爪42f,43fが形成され、これらが固定される被固定部12a,13aがメインラジエータ10の流入側タンク12及び流出側タンク13のそれぞれに設けられる。これにより、被固定部12a,13aに固定用爪22f,23f,42f,43fを挿入するのみで、メインラジエータ10に組立体70(サブラジエータ20、水冷コンデンサ30及び空冷コンデンサ40)を容易に組み付けることができ、レイアウト性をも向上する。
【0070】
(変更例)
次に、上述した実施形態に係る複合型熱交換器1の変更例について、図面を参照しながら説明する。図13は、変更例に係る複合型熱交換器1の水冷用冷却水及び空調用冷媒の流れを示す模式図である。なお、上述した実施形態に係る複合型熱交換器1と同一部分には同一の符号を付して、相違する部分を主として説明する。
【0071】
上述した実施形態では、第2熱交換部20Bの下側に空冷コンデンサ40が隣接して配置され、第2熱交換部20Bを通過する水冷用冷却水が空冷コンデンサ40を通過する空調用冷媒と同一方向に流れている。
【0072】
これに対して、変更例では、図13に示すように、第1熱交換部20Aの上側に第2熱交換部20Bが隣接して配置され、第1熱交換部20Aの下側に空冷コンデンサ40が隣接して配置されている。つまり、第2熱交換部20Bは、第1熱交換部20Aを挟んで空冷コンデンサ40と離れた位置に配置される。この場合であっても、第2熱交換部20Bを通過する水冷用冷却水が空冷コンデンサ40を通過する空調用冷媒と同一方向に流れている。
【0073】
このような変更例では、第2熱交換部20Bにより冷却される水冷用冷却水が空冷コンデンサ40(高温高圧の空調用冷媒)から離れた位置を流れることによって、水冷用冷却水や空調用冷媒との互いの熱影響を極力小さくでき、第2熱交換部20Bの熱交換効率をより増大できる。
【0074】
(その他の実施形態)
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
【0075】
例えば、本発明の実施形態は、次のように変更することができる。具体的には、複合型熱交換器1は、エンジンの他に電気駆動源又はその他の電気機器例えばインバータ等の強電系機器が搭載されたハイブリッド電気自動車(HEV)に使用されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、その他の自動車(例えば、電気自動車(EV))であってもよい。
【0076】
また、サブラジエータ20及び空冷コンデンサ40は、冷却風の流れと直交する方向に沿ってほぼ同一面上に配置されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、多少ずれた位置に配置されていてもよい。
【0077】
また、サブラジエータ20が空冷コンデンサ40の上側に配置されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、空冷コンデンサ40がサブラジエータ20の上側に配置されるものであってもよい。
【0078】
また、第1熱交換部20Aは、第2熱交換部20Bの上側又は下側(実施形態では上側、変更例では下側)に設けられるものとして説明したが、これに限定されるものでははなく、それぞれが別体であってもよい。すなわち、第1熱交換部20A及び第2熱交換部20Bは、チューブ及び一対のタンクを備えた個別のサブラジエータであってもよい。
【0079】
また、第2熱交換部20Bを通過する水冷用冷却水は、空冷コンデンサ40を通過する空調用冷媒と同一方向に流れるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、空冷コンデンサ40を通過する空調用冷媒と異なる方向に流れるものであってもよい。
【0080】
また、第1熱交換部20A及び第2熱交換部20Bは、それぞれ1つ設けられるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、それそれが交互に複数設けられていてもよい(すなわち、2パス以上(複数のターン))であってもよい。
【0081】
また、第3熱交換器としては、水冷コンデンサ30であるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、実施形態以外の水冷コンデンサやオイルクーラなどであってもよい。つまり、実施形態で説明した水冷コンデンサ30は、一例に過ぎないことは勿論であり、例えば、水冷チューブ31は、必ずしも押し出し成形によって形成される必要はなく、インナーフィンチューブや、冷媒通路を有するチューブ、管体などであってもよい。
【0082】
また、水冷コンデンサ30は、サブラジエータ20のUターンタンク23内に収容されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、Uターンタンク23の周囲に取り付けられるものであってもよい。
【0083】
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められる。
【符号の説明】
【0084】
1…複合型熱交換器
3…強電系機器(車載機器)
10…メインラジエータ(第4熱交換器)
20…サブラジエータ(第1熱交換器)
20A…第1熱交換部
20B…第2熱交換部
21…サブラジチューブ
22…流入流出用タンク
23…Uターンタンク
30…水冷コンデンサ(第3熱交換器)
40…空冷コンデンサ(第2熱交換器)
50…中継配管
60…リキッドタンク
70…組立体
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14