(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0024】
〈第1実施形態〉
以下、図面を参照しながら、本発明の第1実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。また、以下の説明において、上、下、左、右、正面(前)、背面(後)といった方向を示す語句を用いているが、これらの方向は、特にことわりのない限り、
図1に示す方向を意味する。
【0025】
(1)除加湿空気清浄機100
(1−1)概要
図1は、本発明の第1実施形態に係る除加湿空気清浄機(以下、除加湿空清機と記載)100の正面斜視図である。除加湿空清機100は、対象空間の空気の清浄化、除湿及び加湿等を行って調和する装置である。除加湿空清機100は、床置きタイプで、室内の床などに設置される。
【0026】
除加湿空清機100には、室内の空気を内部に取り込む下吸込口101、左側方吸込口102a及び右側方吸込口102bが形成されており、清浄化した空気を吹出す吹出口103が形成されている。下吸込口101は、正面部分の下端近傍において左右方向に延びるように形成されている。左側方吸込口102aは、左側面部分において上下方向に延びるように形成されている。右側方吸込口102bは、右側面部分において左側方吸込口102aと同様の態様により形成されている。なお、以下の説明においては、説明の便宜上、左側方吸込口102a及び右側方吸込口102bを併せて側方吸込口102と記載する。吹出口103は、天井部分において形成されている。
【0027】
除加湿空清機100は、空気清浄モード、除湿モード、加湿モードなどの複数の運転モードを備えており、これらのモードを個別にまたは組み合わせて選択されて運転される。具体的には、除加湿空清機100は、空気清浄モードが選択されると、室内空間の空気を取り込み、塵埃などを除去して室内空間に排出する空気清浄運転を行う。また、除加湿空清機100は、除湿モードが選択されると、室内空間の空気を取込んで除湿して室内空間に排出する除湿運転を行う。また、除加湿空清機100は、加湿モードが選択されると、室内空間の空気を取込んで加湿して室内空間に排出する加湿運転を行う。
【0028】
また、除加湿空清機100は、エコモードを有している。除加湿空清機100は、エコモードが選択されると、所定条件を満たすことを契機として待機状態となる。
【0029】
また、除加湿空清機100は、最大風量モード、強風量モード、中風量モード、弱風量モード及び静風量モードからなる5段階の風量モードを備えている。各風量モードにおいて生成される風量はそれぞれ異なっており、最大風量モードにおいて生成される風量が最も大きく、静風量モードにおいて生成される風量が最も小さい。本実施形態における具体的な風量は、最大風量モード時において7.5m3/min、強風量モード時において5.3m3/min、中風量モード時において4.0m3/min、弱風量モード時において2.5m3/min、静風量モード時において1.0m3/minとなるように設定されている。ただし、当該風量は、必ずしも当該数値には限定されず、適宜変更が可能である。
【0030】
上述の運転モード、エコモード及び風量モードなどの各モードは、後述の操作パネル90に設けられた入力キー90aを介して、ユーザにより切り換えられる。
【0031】
(1−2)空気の流れ
図2は、除加湿空清機100の運転時における空気の流れを表した概念図である。除加湿空清機100の空気の流れの概要は、次のとおりである。
【0032】
図2に示すように、除加湿空清機100の運転が開始されシロッコファン50が駆動すると、空気流AFが生成される。空気流AFは、除加湿空清機100内に流入して除加湿空清機100外に流出する空気の流れである。空気流AFが生成されると、室内の空気が、下吸込口101及び側方吸込口102を介して除加湿空清機100内に取り込まれる。除加湿空清機100内に取り込まれた室内の空気は、フィルタユニット30で塵埃や臭い成分などが取り除かれ、冷凍サイクルユニット60で除湿または加湿ユニット70で加湿された後、吹出口103を介して除加湿空清機100外へ吹き出されて室内へ戻される。また、空気流AFの一部は、除加湿空清機100外へ吹き出されずに支流BFとしてストリーマ放電ユニット80を通過する。ストリーマ放電ユニット80を通過した支流BFは、鉛直風通路部材410に流入し、放出口41aを介してフィルタユニット30を通過する空気流AFに合流する。
【0033】
(2)除加湿空清機100の詳細
以下、
図1から
図3を参照して除加湿空清機100の詳細について説明する。
図3は、除加湿空清機100の分解図である。
【0034】
(2−1)本体ケーシング10
除加湿空清機100の外郭は、略直方体状の本体ケーシング10(特許請求の範囲記載の「ケーシング」に相当)によって構成されている。本体ケーシング10は、主として、底面部11、背面部12、左側壁部13、左側方吸込口形成部14a、右側方吸込口形成部14b、天井部15及び前面パネル16からなるケーシング部材によって構成されている。
【0035】
底面部11は、平面視において左右方向に長い略長方形状を呈しており、除加湿空清機100の底面部分を構成している。
【0036】
背面部12は、除加湿空清機100の背面部分及び右側面の背面側部分を構成している。背面部12は、下端部分が平面視において略L字状を呈しており、当該下端部分において底面部11に固定される。
【0037】
左側壁部13は、除加湿空清機100の左側面部分を構成している。左側壁部13には、把持部13aが形成されている。把持部13aは、指を差し込んで掴める程度の窪みである。把持部13aに指を差し込んで左方向に引っ張ると、左側壁部13は取り外されるようになっている。また、左側壁部13は、その内面において、加湿ユニット70の水タンク73を固定されている。水タンク73内の水の入れ換えをする際には、左側壁部13の着脱を行うことにより、水タンク73の着脱が行えるようになっている。
【0038】
左側方吸込口形成部14aは、除加湿空清機100の左側面の正面側部分を構成している。右側方吸込口形成部14bは、除加湿空清機100の右側面の正面側部分を構成している。なお、以下の説明においては、説明の便宜上、左側方吸込口形成部14a及び右側方吸込口形成部14bを併せて側方吸込口形成部14と記載する。側方吸込口形成部14は、縦長の板状部材であり、その下端において底面部11に固定される。側方吸込口形成部14には、上下に長い開口が形成されており、当該開口が側方吸込口102として機能している。
【0039】
天井部15は、除加湿空清機100の天井部分を構成しており、背面部12及び側方吸込口形成部14に固定される。天井部15は、正面方向に下り勾配がつけられるように傾斜して配設される。天井部15には、ユーザが指令を入力する操作パネル90が配設されている。
【0040】
天井部15は、背面部12の上端部分との間に開口を形成するように配設される。すなわち、平面視において天井部15と背面部12との間には開口が形成されており、当該開口が除加湿空清機100の吹出口103として機能している。吹出口103は、除加湿空清機100が運転停止状態にある時には、吹出口羽根151によって覆われている。吹出口羽根151は、吹出口羽根モータM151が駆動することによって開閉する。吹出口103は、除加湿空清機100が運転状態にある時には、吹出口羽根151が開いて露出される。なお、吹出口103には、物体の落下を防止するために、格子103aが設けられている。
【0041】
前面パネル16は、除加湿空清機100の正面部分を構成している。前面パネル16は、側方吸込口形成部14及び天井部15に固定されており、正面方向に引っ張ることにより取り外しが可能である。前面パネル16の下端と底面部11との間には、隙間が形成されており、当該隙間が下吸込口101として機能している。なお、前面パネル16と底面部11との間にこのような隙間を形成せずに、前面パネル16に開口を形成して当該開口を下吸込口101としてもよい。
【0042】
以上のように構成される本体ケーシング10の内部には、放電ユニット20、フィルタユニット30、フレーム40、シロッコファン50、冷凍サイクルユニット60、加湿ユニット70及びストリーマ放電ユニット80、放出イオン生成ユニット81等が収納されている。以下、これらについて説明する。なお、以下の説明においては、説明の便宜上、放電ユニット20、ストリーマ放電ユニット80及び放出イオン生成ユニット81を併せて「放電部」と記載する。
【0043】
(2−2)放電ユニット20
放電ユニット20は、主として、縦長の筒状の形状をした左側方放電ユニット20a及び右側方放電ユニット20bを含む。左側方放電ユニット20aは、左側方吸込口102aの近傍に設けられる。よって、左側方吸込口102aから取り込まれた空気は、左側方放電ユニット20aを通過する。また、右側方放電ユニット20bは、右側方吸込口102bの近傍に設けられる。よって、右側方吸込口102bから取り込まれた空気は右側方放電ユニット20bを通過する。
【0044】
放電ユニット20は、正極であるタングステン製のイオン化線と、負極であるステンレス金属製の板状の電極とを有する(図示省略)。放電ユニット20は、後述の電装品箱43aの内部に配設された第1電源部201(特許請求の範囲記載の「放電ユニット用電力供給部」に相当)と接続されて、電力を供給される。第1電源部201は、放電制御部96(後述)から電力供給を行わせる信号または電力供給を停止させる信号をうけて、放電ユニット20への電力の供給または遮断を行う。
【0045】
第1電源部201から放電ユニット20に電力が供給されて高電圧を印加されると、正極と負極との電極間に電位差が生じコロナ放電が起こってイオンが生成される。すなわち、放電ユニット20は、第1電源部201から電力を供給されることによりイオンを発生させる。放電ユニット20を通過する空気中の塵埃は、生成されたイオンによって帯電される。
【0046】
(2−3)フィルタユニット30
フィルタユニット30は、下吸込口101及び側方吸込口102から本体ケーシング10内に取り込まれた空気流AFが通過するように、本体ケーシング10内に配設される。フィルタユニット30は、
図2に示されるように、主として、プレフィルタ31と、静電集塵フィルタ32と、脱臭フィルタ33とで構成される。
【0047】
本体ケーシング内に流入した空気流AFは、まず、プレフィルタ31によって大きな塵埃が取り除かれる。
【0048】
次に、プレフィルタ31よりも集塵性能が高い静電集塵フィルタ32によって、放電ユニット20を通過して帯電した微細な塵埃や菌などが取り除かれる。除加湿空清機100が運転状態にある場合、静電集塵フィルタ32は、放電ユニット20を通過する塵埃とは、反対の極性に帯電される。例えば、放電ユニット20を通過する塵埃などがプラスの電荷によって帯電される場合には、静電集塵フィルタ32はマイナスの電荷によって帯電される。これにより、放電ユニット20及びプレフィルタ31を通過した空気流AFに含まれる微細な塵埃や菌などは、静電集塵フィルタ32に吸着されるようになっている。
【0049】
さらに、静電集塵フィルタ32を通過した空気は、活性炭などから構成される脱臭フィルタ33によってホルムアルデヒドや臭い成分などを分解され、または吸着される。
【0050】
(2−4)フレーム40
フレーム40は、例えば合成樹脂製のフレーム部材である。フレーム40は、主として、前フレーム41、中央フレーム42及び後フレーム43から構成される。
【0051】
前フレーム41は、その正面部分において、フィルタユニット30を固定される。また、前フレーム41には、左右両端部において、鉛直方向である上下方向に沿って、鉛直風通路部材410が配設されている。鉛直風通路部材410には、複数の放出口41aが、上下方向に並ぶように形成されている。さらに、前フレーム41は、上部において、センサ45及びストリーマ放電ユニット80を固定される。
【0052】
中央フレーム42は前フレーム41の背面側に設けられる。中央フレーム42は、正面側において、冷凍サイクルユニット60を固定される。すなわち、前フレーム41と中央フレーム42との間に、冷凍サイクルユニット60が配設される。また、中央フレーム42は、背面側において、加湿ユニット70を配設される。さらに、中央フレーム42は、底部分において、除湿運転時に結露した水を貯水する除湿タンク42aを収容される。
【0053】
後フレーム43は、中央フレーム42の背面側に設けられている。中央フレーム42と後フレーム43との間に、加湿ユニット70が配設されている。後フレーム43は、その上部において、各種の電装品を収容する電装品箱43aを固定される。後フレーム43は、背面側において、シロッコファン50を配設される。また、後フレーム43は、中央部分において、ベルマウス形状のファンベルマウス431を設けられる。このファンベルマウス431を介して、空気流AFがシロッコファン50に流入する。
【0054】
(2−5)センサ45
センサ45(特許請求の範囲記載の「清浄度センサ」に相当)は、半導体部品や電子部品などを含み、空気流AFとして本体ケーシング10内に流入する室内空気に含まれる塵埃の量、においの程度及び湿度を検出する。すなわち、センサ45は、本体ケーシング10内に取り込んだ室内の空気の清浄度合いを検出する。センサ45は、所定期間毎に、検出結果をA/D変換してコントローラ91に送る。
【0055】
(2−6)シロッコファン50
シロッコファン50(特許請求の範囲記載の「ファン」に相当)は、本体ケーシング10内に収容されており、本体ケーシング10内に流入し本体ケーシング10外へ流出する空気流AFを生成する。シロッコファン50は、主として、ファンロータ51と、ファンロータ51を収容するスクロールケーシング52とを含む。
【0056】
ファンロータ51は、ファンロータ51の背面側に配設されたファンモータM51の回転軸と接続されており、ファンモータM51が駆動することにより回転する。ファンモータM51が駆動すると、ファンロータ51は、空気を回転軸が延びる方向から吸い込み、径方向に吹き出す。
【0057】
ファンモータM51は、ファンモータ駆動部511と接続されて電力を供給されることにより駆動する。ファンモータ駆動部511は、電装品箱43a内部に配設されており、電力の供給または遮断を行うことでファンモータM51の駆動または停止を行う。ファンモータ駆動部511は、後述するファン制御部93から指定回転数駆動制御信号(後述)をうけて、当該信号において指定された回転数でファンモータM51が駆動するように電力の供給を行う。また、ファン制御部93からファン停止信号(後述)をうけて電力の供給を停止する。
【0058】
スクロールケーシング52は、ファンが収容されるスクロール湾曲部を有する合成樹脂製のケーシング部材である。スクロールケーシング52は、後フレーム43の背面部分に固定されている。
【0059】
スクロールケーシング52の正面側には、正面方向から見た面積がファンロータ51と略同一面積の開口が形成されており、当該開口がシロッコファン50の吸入口50a(
図6及び
図7参照)として機能する。また、スクロールケーシング52の上部には、開口が形成されており、当該開口がシロッコファン50の排出口50b(
図7参照)として機能する。排出口50bは、吹出口103と接続されており、吹出口103が露出すると排出口50bも露出するようになっている。
【0060】
スクロールケーシング52の内部には、空気が流れるスクロール流路及び排出流路が形成される。具体的には、スクロール流路は、スクロール湾曲部においてファンロータ51の外周面の外側に形成され、舌部から離れるにしたがって流路面積が大きくなるように形成される。排出流路は、スクロール流路と連通して排出口50bまで延びている。排出流路へと導かれた空気は、排出口50bから排出される。
【0061】
(2−7)冷凍サイクルユニット60
以下、
図1から
図7を参照して冷凍サイクルユニット60(特許請求の範囲記載の「除湿ユニット」に相当)について説明する。
図4は、冷凍サイクルユニット60の概略構成図である。
図5は、前面パネル16、放電ユニット20、フィルタユニット30及び前フレーム41を取り外した状態における除加湿空気清浄機100の正面図である。
図6は、
図5における蒸発器61、凝縮器63、加湿ロータ71、シロッコファン50及び放出イオン生成ユニット81の正面図である。
図7は、
図1のVII-VII線断面図である。
【0062】
冷凍サイクルユニット60は、除加湿空清機100が除湿運転時に駆動され、空気流AFの除湿を行う。冷凍サイクルユニット60は、主として、蒸発器61、圧縮機62、凝縮器63、キャピラリーチューブ64及び冷媒配管65から構成されて、冷媒回路を形成している。なお、冷媒としては、例えば、R134a、CO2などの様々な冷媒が選択される。
【0063】
蒸発器61は、例えばクロスフィン型式の熱交換器であって、前フレーム41の背面側に位置するように配設される。すなわち、蒸発器61は、フィルタユニット30の下流側に位置する。蒸発器61は、空気流AFと熱交換することにより、蒸発器61内を流通する液冷媒を蒸発させ、空気流AFを露点温度以下に冷却して除湿する。なお、空気流AFが蒸発器61を通過する際に結露したドレン水は、除湿タンク42aに導かれて貯水される。
【0064】
圧縮機62は、例えばロータリ式やスクロール式の密閉型圧縮機である。圧縮機62は、流入するガス冷媒を圧縮する。圧縮機62は、アキュームレータ62aを備えており、液冷媒が流入することを抑制している。圧縮機62が駆動されると、冷凍サイクルユニット60の冷媒回路内を冷媒が循環する。圧縮機62は、内蔵される圧縮機モータM62が駆動することにより運転状態となる。圧縮機モータM62は、圧縮機モータ駆動部621(特許請求の範囲記載の「除湿ユニット用電力供給部」に相当)と接続されて電力を供給されることにより駆動する。圧縮機モータ駆動部621は、電装品箱43a内部に配設されている。圧縮機モータ駆動部621は、圧縮機制御部94(後述)から圧縮機モータM62を駆動させる信号または圧縮機モータM62の駆動を停止させる信号をうけて、圧縮機モータM62への電力の供給または遮断を行って、圧縮機モータM62を駆動または停止させる。
【0065】
凝縮器63は、例えばクロスフィン型式の熱交換器であって、蒸発器61の背面側に近接して配設される。凝縮器63は、空気流AFと熱交換することにより、凝縮器63内を流通するガス冷媒を凝縮させ、空気流AFを加熱する。
【0066】
キャピラリーチューブ64は、蒸発器61に流入する液冷媒を膨張させる膨張手段である。すなわち、キャピラリーチューブ64は、凝縮器63から流出する高圧の液冷媒を、通過させることで膨張させて減圧する。
【0067】
冷媒配管65は、冷媒が流通する銅製の管である。冷媒配管65は、蒸発器61、圧縮機62、凝縮器63、及びキャピラリーチューブ64を接続している。
【0068】
このように構成される冷凍サイクルユニット60では、圧縮機モータ駆動部621に電力を供給されて圧縮機62が駆動することで冷媒が冷媒回路内を循環し、蒸発器61が、空気流AFとして本体ケーシング10内に流入する室内の空気の除湿を行う。
【0069】
(2−8)加湿ユニット70
図3に示すように、加湿ユニット70は、主として、加湿ロータ71、貯留部72及び水タンク73を含む。
【0070】
加湿ロータ71は、例えばリング状フレームに気化フィルタが取り付けられた構造を有する。加湿運転時には、気化フィルタから水が気化することによって加湿が行われる。加湿ロータ71は、図示しない加湿ユニットモータと接続されており、加湿ユニットモータが駆動することによって回転する。加湿ユニットモータは、加湿ユニットモータ駆動部711(特許請求の範囲記載の「加湿ユニット用電力供給部」に相当)と接続されて電力を供給されることにより駆動する。加湿ユニットモータ駆動部711は、電装品箱43aの内部に配設されている。加湿ユニットモータ駆動部711は、加湿制御部95(後述)から加湿ユニットモータを駆動させる信号または加湿ユニットモータの駆動を停止させる信号をうけて、加湿ユニットモータへの電力の供給または遮断を行って、加湿ユニットモータを駆動または停止させる。
【0071】
貯留部72は、水タンク73から供給される水を貯水する。水タンク73は、貯留部72に供給する水を貯水するためのタンクであり、左側壁部13の内面部分に固定されている。加湿ロータ71は、リング状フレームに柄杓部(図示省略)が設けられており、加湿ロータ71が回転すると、当該柄杓部が貯留部73から水をくみ上げて気化フィルタに水を供給するように構成されている。
【0072】
加湿ロータ71は、
図5から
図7に示すように、蒸発器61及び凝縮器63の背面側(空気流AFの下流側)に位置している。加湿ロータ71は、加湿運転時において、空気流AFに通過される際、気化した水分を空気流AFに含ませて加湿する。すなわち、加湿ユニット70は、加湿ユニットモータM71に電力を供給されて加湿ロータ71が駆動することにより、本体ケーシング10内に取り込まれる空気の加湿を行っている。
【0073】
(2−9)ストリーマ放電ユニット80
ストリーマ放電ユニット80(特許請求の範囲記載の「放電ユニット」に相当)は、正極であるタングステン製の針状の電極と、当該電極に対向する板状の電極(対向電極)と、を有する(図示省略)。ストリーマ放電ユニット80は、電装品箱43aの内部に配設された第2電源部801(特許請求の範囲記載の「放電ユニット用電力供給部」に相当)と接続されて電力を供給される。第2電源部801は、放電制御部96(後述)から電力供給を行わせる信号または電力供給を停止させる信号をうけて、ストリーマ放電ユニット80への電力の供給または遮断を行う。
【0074】
ストリーマ放電ユニット80は、第2電源部801からから電力を供給されて針状電極に高電圧が印加されると、プラズマ放電の一種であるストリーマ放電を発生させる。このストリーマ放電発生の際に酸化分解力の高いイオンである活性種が生成される。すなわち、ストリーマ放電ユニット80は、第2電源部801から電力を供給されることによりイオンを発生させる。ストリーマ放電ユニット80によって生成された活性種は、ストリーマ放電ユニット80を通過する支流BFに乗って鉛直風通路部材410に流入する。そして鉛直風通路部材410に流入した支流BF及び活性種は、放出口41aから放出され、空気流AFと合流してフィルタユニット30を通過する。この際、活性種は、静電集塵フィルタ32に吸着された塵埃や細菌などを分解して浄化する。
【0075】
(2−10)放出イオン生成ユニット81
放出イオン生成ユニット81(特許請求の範囲記載の「放電ユニット」に相当)は、シロッコファン50のスクロールケーシング52に固定されている(
図6参照)。放出イオン生成ユニット81は、図示しない連通口を介してスクロールケーシング52内の排出流路と連通している。放出イオン生成ユニット81は、電装品箱43aの内部に配設された第3電源部811(特許請求の範囲記載の「放電ユニット用電力供給部」に相当)と接続されて電力を供給される。
【0076】
第3電源部811は、放電制御部96(後述)から電力供給を行わせる信号または電力供給を停止させる信号をうけて、放出イオン生成ユニット81への電力の供給または遮断を行う。なお、以下の説明においては、説明の便宜上、第1電源部201、第2電源部801及び第3電源部811を併せて、「放電用電力供給部」と記載する。
【0077】
放出イオン生成ユニット81の内部には、高圧電極と接地電極とが収容されており、線状の放電針電極が高圧電極に電気的に接続されている(図示省略)。放出イオン生成ユニット81は、第3電源部811から電力の供給をうけ、高圧電極から放電針電極にマイナスの高電圧が印加されると、放電針電極と接地電極との間に強電界を生じさせる。そして、放電針電極の先端部近傍が絶縁破壊してコロナ放電状態になり、マイナスイオンが生成される。すなわち、放出イオン生成ユニット81は、第3電源部811から電力を供給されることによりイオンを発生させる。生成されたマイナスイオンは、連通口を介してスクロールケーシング52内に流出するようになっている。
【0078】
(2−11)操作パネル90
操作パネル90は、主として、入力キー90aと、表示部90bなどで構成されている(
図1参照)。除加湿空清機100は、ユーザによって入力キー90aを押下されることにより指令を入力される。
【0079】
入力キー90aは、運転開始キー、運転停止キー、運転モード選択キー及び風量モード選択キーなどを含んでいる。運転開始キーは除加湿空清機100の運転を開始する指令(以下、運転開始指令と記載)を入力されるボタンである。運転停止キーは除加湿空清機100の運転を停止する指令(以下、運転停止指令と記載)を入力されるボタンである。運転モード選択キーは、除湿モードで運転する指令(以下、除湿運転指令と記載)、除湿モードを解除する指令(以下、除湿解除指令と記載)、加湿モードで運転する指令(以下、加湿運転指令と記載)、及び加湿モードを解除する指令(以下、加湿解除指令と記載)を入力されるボタンである。また、風量モード選択キーは、ユーザが風量モードを選択するためのボタンであり、風量モードを変更する指令(以下、風量モード変更指令と記載)を入力されるボタンである。
【0080】
また、入力キー90aは、エコモード導入キー90a1を含んでいる。エコモード導入キー90a1は、エコモードの導入を選択する指令(以下、エコモード導入指令と記載)を入力されるボタンである。なお、エコモードの導入が選択されている状態において、エコモード導入キー90a1を押下されると、エコモードが解除される。このような入力キー90aを介して入力された指令は、コントローラ91に送られる。
【0081】
表示部90bは、液晶パネルやLEDなどで構成されており、空気流AFに含まれる塵埃の量、におい、及び湿度の状態などを表示する。
【0082】
(2−12)コントローラ91
コントローラ91は、電装品箱43aの内部に配設されている。コントローラ91は、RAM、ROM及びCPUなどを含むマイクロコンピュータであって、インターフェース911を介して接続された各部の動作を制御する。
【0083】
(3)コントローラ91の詳細
以下、
図8を参照してコントローラ91の詳細について説明する。
図8は、コントローラ91の概略構成と、コントローラ91に接続されている機器とを示す模式図である。
【0084】
コントローラ91は、インターフェース911を介して、センサ45、入力キー90a、表示部90b、吹出口羽根モータM151、ファンモータ駆動部511、圧縮機モータ駆動部621、加湿ユニットモータ駆動部711、第1電源部201、第2電源部801、及び第3電源部811と、配線912で接続されている。コントローラ91は、入力キー90aを介して入力されたユーザの指令に基づいて、これらの機器の制御を実行する。
【0085】
コントローラ91は、主として、記憶部92、ファン制御部93(特許請求の範囲記載の「ファン制御部」に相当)、圧縮機制御部94(特許請求の範囲記載の「除湿ユニット制御部」に相当)、加湿制御部95(特許請求の範囲記載の「加湿ユニット制御部」に相当)、放電制御部96(特許請求の範囲記載の「放電ユニット制御部」に相当)、表示制御部97及びエコモード制御部98(特許請求の範囲記載の「ファン制御部」、「放電ユニット制御部」、「除湿ユニット制御部」及び「加湿ユニット制御部」に相当)から構成される。
【0086】
(3−1)記憶部92
記憶部92は、各運転モードに応じた制御プログラムを保持している。また、記憶部92は、所定期間毎にセンサ45から送られる検出結果を保持する。また、記憶部92は、入力キー90aを介して入力されたユーザの指令を保持する。
【0087】
(3−2)ファン制御部93、圧縮機制御部94、加湿制御部95、放電制御部96、表示制御部97及びエコモード制御部98
ファン制御部93、圧縮機制御部94、加湿制御部95、放電制御部96、表示制御部97及びエコモード制御部98は、記憶部92が保持するユーザの指令を読み取り、ユーザの指令に応じた制御プログラムを記憶部92から取得する。そして、取得した制御プログラムに応じて制御を実行する。
【0088】
(3−2−1)ファン制御部93
ファン制御部93は、吹出口羽根モータM151及びシロッコファン50の動作を制御する。
【0089】
例えば、ユーザによって運転開始指令が入力された場合、及びエコモード制御部98からシロッコファン動作制御信号(後述)を受けた場合には、ファン制御部93は、吹出口羽根モータM151にパルス信号を送り駆動させて、吹出口羽根151を開いて吹出口103を露出させる(但し、既に吹出口羽根151が開いた状態にある場合には、吹出口羽根モータM151にパルス信号を送らない)。次に、ファン制御部93は、指定した回転数でファンモータM51を駆動させる信号(以下、指定回転数駆動制御信号と記載)をファンモータ駆動部511に送り、シロッコファン50を駆動させる。
【0090】
また、ユーザによって風量モード変更指令が入力された場合には、ファン制御部93は、指定回転数駆動制御信号をファンモータ駆動部511に送り、シロッコファン50の風量を切り換える。
【0091】
また、エコモード制御部98からモニタリング実行信号(後述)を受けた場合には、ファン制御部93は、指定回転数駆動制御信号をファンモータ駆動部511に送り、シロッコファン50を駆動させる。
【0092】
ファン制御部93は、最大制御モード、強制御モード、中制御モード、弱制御モード、静制御モード、モニタリング制御モードからなる6つのファン制御モードを有している。ファン制御部93は、入力キー90aを介して風量モード変更指令が入力された場合、及びエコモード制御部98からモニタリング実行信号をうけた場合には、ファン制御モードを切り換える。具体的には、ファン制御部93は、最大風量モードが選択された場合に最大制御モードに、強風量モードが選択された場合に強制御モードに、中風量モードが選択された場合に中制御モードに、弱風量モードが選択された場合に弱制御モードに、静風量モードが選択された場合に静制御モードに、制御モードを切り換える。また、ファン制御部93は、エコモード制御部98からモニタリング実行信号をうけた場合に、モニタリング制御モードに制御モードを切り換える。
【0093】
ファン制御部93は、ファン制御モード毎に定められたファンモータM51の回転数を示す回転数テーブル(図示省略)を予め保持しており、当該回転数テーブルを参照することで回転数を指定している。回転数テーブルにおいてファンモータM51の回転数は、シロッコファン50によって生成される空気流AFの風量が最大制御モード時において7.5m3/min、強制御モード時において5.3m3/min、中制御モード時において4.0m3/min、弱制御モード時において2.5m3/min、静制御モード時において1.0m3/min、モニタリング制御モード時において0.5m3/minとなるように、設定されている。すなわち、モニタリング制御モード時の風量は、その他のファン制御モード時よりも少なく、ファンモータM51の回転数は、最大制御モード時において最高出力に切り換えられ、モニタリング制御モード時において最低出力に切り換えられる。よって、ファンモータM51の消費電力は、モニタリング制御モード時に最も少なくなるようになっている。
【0094】
ファン制御部93は、ユーザによって運転停止指令が入力された場合、及びエコモード制御部98からシロッコファン停止信号(後述)を受けた場合には、ファンモータM51の駆動を停止させる信号をファンモータ駆動部511に送る。その後、吹出口羽根モータM151にパルス信号を送って駆動させ、吹出口羽根151を閉じさせる(但し、エコモード制御部98からシロッコファン停止信号を受けた場合には、吹出口羽根モータM151にパルス信号を送らない)。
【0095】
(3−2−2)圧縮機制御部94
圧縮機制御部94は、圧縮機モータ駆動部621を制御することにより、圧縮機62の動作を制御する。
【0096】
例えば、ユーザによって除湿運転指令が入力された場合、及びエコモード制御部98から圧縮機動作信号(後述)を受けた場合には、圧縮機制御部94は、圧縮機モータM62を駆動させる信号を圧縮機モータ駆動部621へ送り、圧縮機62を運転状態にさせて、冷凍サイクルユニット60の冷媒回路内において冷媒を循環させる。
【0097】
また、ユーザによって運転停止指令または除湿解除指令が入力された場合、及びエコモード制御部98から圧縮機停止信号(後述)を受けた場合には、圧縮機制御部94は、圧縮機モータM62の駆動を停止させる信号を圧縮機モータ駆動部621へ送り、圧縮機モータM62への電力供給を停止させて圧縮機62を停止状態にさせる。
【0098】
(3−2−3)加湿制御部95
加湿制御部95は、加湿ユニットモータ駆動部711を制御することにより、加湿ユニットモータM71の動作を制御する。
【0099】
例えば、ユーザによって加湿運転指令が入力された場合、及びエコモード制御部98から加湿ロータ動作信号(後述)を受けた場合には、加湿制御部95は、加湿ユニットモータを駆動させる信号を加湿ユニットモータ駆動部711に送り、加湿ロータ71を回転させる。
【0100】
また、ユーザによって運転停止指令または加湿解除指令が入力された場合、及びエコモード制御部98から加湿ロータ停止信号(後述)を受けた場合には、加湿制御部95は、加湿ユニットモータの駆動を停止させる信号を加湿ユニットモータ駆動部711に送り、加湿ユニットモータへの電力供給を停止させて加湿ロータ71の回転を停止させる。
【0101】
(3−2−4)放電制御部96
放電制御部96は、放電用電力供給部の動作を制御する。例えば、ユーザによって運転開始指令が入力された場合、及びエコモード制御部98から放電実行信号(後述)を受けた場合には、放電制御部96は、電力供給を行わせる信号を放電用電力供給部に送り、放電部へ電力を供給させる。
【0102】
また、ユーザによって運転停止指令が入力された場合、及びエコモード制御部98から放電停止信号(後述)を受けた場合には、放電制御部96は、電力供給を停止させる信号を放電用電力供給部に送り、放電部への電力供給を停止させる。
【0103】
(3−2−5)表示制御部97
表示制御部97は、表示部90bの動作を制御する。例えば、ユーザによって運転開始指令が入力された場合には、表示制御部97は、選択されている運転モード、風量モード及びエコモード導入の選択の有無及びセンサ45の検出結果などを表示部90bに表示させる。また、ユーザによって運転停止指令が入力された場合には、表示制御部97は、表示部90bの表示を停止させる。
【0104】
(3−2−6)エコモード制御部98
エコモード制御部98は、エコモード導入キー90a1を介してエコモード導入指令を入力された場合において、シロッコファン50、冷凍サイクルユニット60、加湿ユニット70及び放電部の動作を制御する。具体的には、エコモード制御部98は、制御モードとして連続運転モードと間欠運転モードを有している。
【0105】
エコモード制御部98は、連続運転モード時には、シロッコファン50、冷凍サイクルユニット60、加湿ユニット70及び放電部を連続運転させる。エコモード制御部98は、連続運転モード時にセンサ45の検出結果が所定条件を満たしたことを契機として間欠運転モードに遷移(連続運転モードを解除)する。エコモード制御部98は、間欠運転モード時には、冷凍サイクルユニット60、加湿ユニット70及び放電部を待機状態にさせるとともに、センサ45に室内の空気の清浄度合いを定期的に検出させるためにシロッコファン50を間欠運転させる。また、エコモード制御部98は、間欠運転モード時にセンサ45の検出結果が所定条件を満たさなくなることを契機として、間欠運転モードを解除(連続運転モードに遷移)する。間欠運転モードを解除すると、エコモード制御部98は、連続運転モードで制御を行う。
【0106】
エコモード制御部98は、
図9に示すように、主として取得部981、判断部982及び信号生成部983から構成される。なお、エコモード制御部98は、時間を計測できるタイマー機能を有しており、取得部981、判断部982及び信号生成部983は、時間を検知できるように構成されている。
【0107】
(3−2−6−1)取得部981
取得部981は、ユーザがエコモード導入キー90a1を介してエコモード導入指令を入力した場合には、制御プログラムを記憶部92から取得する。そして取得部981は、所定の期間(例えば0.5秒)毎に、センサ45による最新の検出結果を記憶部92から取得する。取得部981は、取得した検出結果を判断部982へ送る。
【0108】
(3−2−6−2)判断部982
判断部982は、取得部981から送られるセンサ45の検出結果をうけて、所定の判定項目が所定の許容範囲内にあるか否かを判定する。具体的には、判断部982は、空気流AFに含まれる塵埃の量が所定の許容範囲内にあるか否か、及び空気流AFに含まれるにおいの程度が所定の許容範囲内にあるか否かについて判定する。また、判断部982は、除湿運転指令もしくは加湿運転指令が入力されている場合には、空気流AFに含まれる湿度が所定の許容範囲内にあるか否かについても判定を行う。なお、上記判定の際に利用される許容範囲の具体的な数値範囲については、取得部981が記憶部92から取得する制御プログラムにおいて予め設定されており、適宜変更が可能である。
【0109】
判断部982は、所定の判定項目のうちのいずれかまたはいずれもが許容範囲外であると判定した場合において、当該判定が所定回数(例えば5回)継続すると、間欠運転モードへの遷移を行わない判断(あるいは既に間欠運転モードに遷移している時には間欠運転モードを解除する判断)を行う。一方、判断部982は、所定の判定項目のうちのいずれもが許容範囲内にあると判定した場合において、当該判定が所定回数(例えば5回)継続すると、間欠運転モードへ遷移する判断(あるいは既に間欠運転モードに遷移している時には間欠運転モードを継続する判断)を行う。
【0110】
判断部982は、上記判断の結果を信号生成部983へ送る。
【0111】
(3−2−6−3)信号生成部983
信号生成部983は、判断部982の判断結果を受けると、制御信号を生成してファン制御部93、圧縮機制御部94、加湿制御部95及び放電制御部96へ出力する。
【0112】
具体的には、信号生成部983は、間欠運転モードへ遷移する判断結果を判断部982から受けた時、及び所定のモニタリング期間(後述)が経過した時にはシロッコファン50を停止させる信号(以下、シロッコファン停止信号と記載)を生成してファン制御部93へ出力する。
【0113】
また、信号生成部983は、間欠運転モードへ遷移する判断結果または間欠運転モードを継続する判断結果を判断部982から受けると、圧縮機62を停止させる信号(以下、圧縮機停止信号と記載)または加湿ロータ71を停止させる信号(以下、加湿ロータ停止信号と記載)を生成して圧縮機制御部94または加湿制御部95へそれぞれ出力する(但し、既に圧縮機62または加湿ロータ71が停止している場合には出力しない)。
【0114】
また、信号生成部983は、間欠運転モードへ遷移する判断結果または間欠運転モードを継続する判断結果を判断部982から受けると、放電部の放電を停止させる信号(以下、放電停止信号と記載)を生成して、放電制御部96へ出力する(但し、既に放電部が放電を停止している場合には出力しない)。
【0115】
これにより、除加湿空清機100は、シロッコファン50、圧縮機62、加湿ロータ71、放電ユニット20、ストリーマ放電ユニット80及び放出イオン生成ユニット81が動作を停止する待機状態に移行(または待機状態を継続)する。
【0116】
また、信号生成部983は、シロッコファン停止信号をファン制御部93へ出力してから所定の待機期間が経過した時には、これを検知して、モニタリング実行信号を生成しファン制御部93へ出力する。ここで、モニタリング実行信号は、センサ45に室内の空気の状況をモニタリングさせるための空気流AFを生成すべく、ファンモータM51を最低出力で駆動させる信号である。なお、本実施形態において、待機期間は5分に設定される。これにより、除加湿空清機100は、室内の空気の状況をモニタリングするモニタリング期間に入る。
【0117】
そして、信号生成部983は、所定のモニタリング期間が経過した時にはこれを検知して、モニタリングを停止すべく、シロッコファン停止信号を生成してファン制御部93へ出力する。なお、本実施形態において、当該モニタリング期間は1分に設定される。
【0118】
すなわち、間欠運転モードに遷移している場合においては、信号生成部983は、所定の待機期間が経過した時にはモニタリング実行信号をファン制御部93へ出力し、所定のモニタリング期間が経過した時にはシロッコファン停止信号をファン制御部93へ出力する制御を繰り返し実行する。換言すると、信号生成部983は、間欠運転モード時においてシロッコファン50に間欠運転を行わせる。
【0119】
一方、信号生成部983は、間欠運転モードへの遷移を行わない判断結果または間欠運転モードを解除する判断結果を判断部982から受けると(すなわち連続運転モード時においては)、選択されている風量モードに対応する制御モードでシロッコファン50を動作させる信号(以下、シロッコファン動作制御信号と記載)をファン制御部93へ出力する(但し、既に選択されている風量モードに対応する制御モードでシロッコファン50が動作している場合には出力しない)。また、これとともに、信号生成部983は、放電部の放電を行わせる信号(以下、放電実行信号と記載)を生成して放電制御部96へ出力する(但し、既に放電部において放電されている場合には出力しない)。
【0120】
また、当該場合において除湿運転指令が入力されている時には、信号生成部983は、圧縮機62を動作させる信号(以下、圧縮機動作信号と記載)を圧縮機制御部94へ出力する(但し、既に圧縮機62が運転状態にある場合には出力しない)。
【0121】
また、当該場合において加湿運転指令が入力されている時には、信号生成部983は、加湿ロータ71を動作させる信号(以下、加湿ロータ動作信号と記載)を加湿制御部95へ出力する(但し、既に加湿ロータ71が動作している場合には出力しない)。
【0122】
(4)エコモード制御部98の処理の流れ
以下、
図10を参照して、エコモード制御部98の処理の流れの一例について説明する。
図10は、エコモード制御部98の処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下は処理の一例であって、エコモード制御部98は、これと異なる流れの処理を実行してもよい。
【0123】
本実施形態において、エコモード制御部98は、除加湿空清機100が運転状態にある場合において、エコモード導入指令が入力されると、
図10に示すような流れの処理を行う。
【0124】
ステップS101においては、取得部981が、制御プログラムを記憶部92から取得する。そして、当該制御プログラムに沿って、取得部981は、所定の期間(例えば0.5秒)毎に、センサ45による最新の検出結果を記憶部92から取得して判断部982へ送る。そして、ステップS102へ進む。
【0125】
ステップS102においては、判断部982が、取得部981から送られるセンサ45の検出結果をうけて、所定の判定項目(すなわち、空気流AFに含まれる塵埃の量、においの程度、及び除湿運転指令もしくは加湿運転指令が入力されている場合には湿度)のいずれもが所定の許容範囲内にあるかを判定する。そして、判定がNOの場合(すなわち、判定項目のいずれかまたはいずれもが許容範囲外にあるとの判定が5回継続した場合)には、ステップS103へ進む。一方、判定がYESの場合(すなわち、判定項目のいずれもが許容範囲内にあるとの判定が5回継続した場合)には、ステップS104へ進む。
【0126】
ステップS103においては、判断部982は、間欠運転モードへの遷移を行わない判断を行い、当該判断結果を信号生成部983へ送る。信号生成部983は、これを受けて、シロッコファン動作制御信号を生成してファン制御部93へ出力する(但し、既に選択されている風量モードでシロッコファン50が動作状態にある場合には出力しない)。また、除湿運転指令が入力されている時には、信号生成部983は、圧縮機動作信号を生成して圧縮機制御部94へ出力する(但し、既に圧縮機62が運転状態にある場合には出力しない)。また、加湿運転指令が入力されている時には、信号生成部983は、加湿ロータ動作信号を生成して加湿制御部95へ出力する(但し、既に加湿ロータ71が動作している場合には出力しない)。さらに、信号生成部983は、放電実行信号を生成して放電制御部96へ出力する(但し、既に放電部において放電されている場合には出力しない)。そして、ステップS101へ戻る。
【0127】
ステップS104においては、判断部982が、間欠運転モードへ遷移する判断を行い、当該判断結果を信号生成部983へ送る。これにより、エコモード制御部98の制御モードは間欠運転モードに遷移(連続運転モードを解除)する。そして、ステップS105へ進む。
【0128】
ステップS105においては、エコモード制御部98は、除加湿空清機100を待機状態に移行させる。すなわち、信号生成部983は、間欠運転モードへ遷移する判断結果を判断部982から受けて(あるいは所定のモニタリング期間が経過したことを検知して)、シロッコファン停止信号を生成し、ファン制御部93へ出力する。また、信号生成部983は、判断部982の間欠運転モードへ遷移する(もしくは間欠運転モードを継続する)判断結果をうけて、圧縮機停止信号または加湿ロータ停止信号を生成して、圧縮機制御部94または加湿制御部95へ出力する(但し、既に圧縮機62または加湿ロータ71が停止している場合には出力しない)。また、これとともに、信号生成部983は、放電停止信号を生成して、放電制御部96へ出力する(但し、既に放電部が放電を停止している場合には出力しない)。そして、ステップS106へ進む。
【0129】
ステップS106においては、信号生成部983が、時間を計測して、シロッコファン停止信号をファン制御部93へ出力してから所定の待機期間(例えば5分)が経過したか否かを検知する。この判定がNOの場合(すなわち、シロッコファン停止信号をファン制御部93へ出力してから待機期間である5分が経過しない場合)には、信号生成部983は、ステップS106において時間の計測を継続する。一方、判定がYESの場合(すなわち、シロッコファン停止信号をファン制御部93へ出力してから待機期間である5分が経過した場合)には、ステップS107へ進む。
【0130】
ステップS107においては、信号生成部983は、モニタリング実行信号を生成してファン制御部93へ出力する。ファン制御部93は、これを受けて、指定回転数駆動制御信号をファンモータ駆動部511に送り、シロッコファン50を最低出力で駆動させる。そして、取得部981が、所定期間(例えば0.5秒)毎に、センサ45による最新の検出結果を記憶部92から取得して判断部982へ送る。そして、ステップS108へ進む。
【0131】
ステップS108においては、判断部982が、取得部981から送られるセンサ45の検出結果をうけて、所定の判定項目(すなわち、空気流AFに含まれる塵埃の量、においの程度、及び除湿運転指令もしくは加湿運転指令を入力されている場合には湿度)のいずれもが所定の許容範囲内にあるかを判定する。そして、判定がNOの場合(すなわち、判定項目のいずれかまたはいずれもが許容範囲外にあるとの判定が5回継続した場合)には、ステップS109へ進む。一方、判定がYESの場合(すなわち、判定項目のいずれもが許容範囲内にあるとの判定が5回継続した場合)には、ステップS111へ進む。
【0132】
ステップS109においては、判断部982が、間欠運転モードを解除する判断を行い、当該判断結果を信号生成部983へ送る。これにより、間欠運転モードが解除され、エコモード制御部98の制御モードは連続運転モードに切り換わる。そして、ステップS110へ進む。
【0133】
ステップS110においては、信号生成部983は、判断部982の間欠運転モードを解除する判断結果を受けて、シロッコファン動作制御信号をファン制御部93へ出力する。また、これとともに、信号生成部983は、放電実行信号を生成して放電制御部96へ出力する。また、除湿運転指令が入力されている場合には、信号生成部983は、圧縮機動作信号を圧縮機制御部94へ出力する。また、加湿運転指令が入力されている場合には、信号生成部983は、加湿ロータ動作信号を加湿制御部95へ出力する。そして、ステップS101へ戻る。
【0134】
ステップS111においては、判断部982が、間欠運転モードを継続する判断を行い、判断結果を信号生成部983へ送る。信号生成部983は、これをうけて、時間を計測し、モニタリング実行信号をファン制御部93へ出力してから所定のモニタリング期間(例えば1分)が経過した否かを検知する。この判定がNOの場合(すなわち、モニタリング実行信号をファン制御部93へ出力してからモニタリング期間である1分が経過しない場合)には、信号生成部983は、ステップS108へ戻る。一方、判定がYESの場合(すなわち、モニタリング実行信号をファン制御部93へ出力してからモニタリング期間である1分が経過した場合)には、ステップS105へ戻る。
【0135】
(5)各部の動作状態について
以下、エコモード導入指令が入力された場合の各部の動作状態について説明する。
図11は、エコモード導入指令が入力された場合における各部の状態の変化を示すタイミングチャートである。
【0136】
除加湿空清機100が停止状態にある場合において、運転開始指令及び除湿(または加湿)運転指令が入力されると、シロッコファン50は、ファン制御部93によってファン制御モードで制御されて連続運転される。また、これとともに圧縮機62(または加湿ロータ71)及び放電部が動作状態となる。
【0137】
次にエコモード導入指令が入力され、判断部982による判定において所定の判定項目のいずれかまたはいずれもが許容範囲外にあるとの判定が継続する時には、間欠運転モードへの遷移が行われないため、シロッコファン50、圧縮機62(または加湿ロータ71)及び放電部は、エコモード制御部98によって連続運転モードで制御され、動作状態を継続する。
【0138】
その後、判断部982による判定において、所定の判定項目のいずれもが許容範囲内にあるとの判定が5回継続すると、エコモード制御部98の制御モードは間欠運転モードへ遷移(連続運転モードを解除)し、シロッコファン50、圧縮機62(または加湿ロータ71)及び放電部は動作を停止する待機状態となる。
【0139】
そして、待機期間である5分が経過するとモニタリング期間に入り、シロッコファン50は動作状態となる。モニタリング期間におけるファンモータM51の回転数は、モニタリング制御モードで制御されて最低出力に切り換えられている。その後、判断部982による判定において、所定の判定項目のいずれもが許容範囲内にあるとの判定が継続し、かつ、モニタリング期間である1分が経過すると、再び待機期間となりシロッコファン50は再び待機状態となる。
【0140】
そして、判断部982による判定において、所定の判定項目のいずれかまたはいずれもが許容範囲外であるとの判定が5回継続すると、間欠運転モードが解除(連続運転モードへ遷移)され、シロッコファン50、圧縮機62(または加湿ロータ71)及び放電部は、連続運転モードで制御されて動作状態となる。
【0141】
(6)除加湿空清機100の省電力機能
除加湿空清機100はエコモードを有しており、また、エコモードを制御するエコモード制御部を備えている。エコモード制御部98は、圧縮機62、加湿ロータ71及び放電部を待機状態とするとともにシロッコファン50の間欠運転を行う制御モードである間欠運転モードを有している。間欠運転モード時においてはシロッコファン50を駆動するモニタリング期間が設定され、当該モニタリング期間では、シロッコファン50は連続運転モード時に選択される回転数よりも低い回転数で駆動される。よって、モニタリング期間(すなわち間欠運転モード時)におけるファンモータM51の消費電力は、連続運転モード時における消費電力よりも削減されるように構成されている。よって、除加湿空清機100では、消費電力量が抑制されている。
【0142】
(7)特徴
(7−1)
上記実施形態に係る除加湿空清機100では、エコモード制御部98は、シロッコファン50に連続運転を行わせる連続運転モードと、シロッコファン50に間欠運転を行わせる間欠運転モードを有している。エコモード制御部98は、間欠運転モード時には、所定の待機期間が経過する毎に、ファン制御部93に所定のモニタリング期間シロッコファン50を駆動させる。ファン制御部93は、モニタリング期間(すなわち間欠運転モード時)においてはモニタリング制御モードでシロッコファン50を駆動させ、モニタリング制御モードでは連続運転モード時に選択されるファン制御モードよりも小さい風量でシロッコファン50を駆動させる。これにより、モニタリング期間(すなわち間欠運転モード時)の消費電力が、連続モード時の消費電力よりも削減されている。したがって、消費電力量が抑制されている。
【0143】
(7−2)
上記実施形態に係る除加湿空清機100では、シロッコファン50のファンモータM51は、モニタリング期間(すなわち間欠運転モード時)においては、連続運転モード時よりも低い回転数で駆動される。これにより、モニタリング期間(すなわち間欠運転モード時)の消費電力が、連続運転モード時の消費電力よりも削減されている。
【0144】
(7−3)
上記実施形態に係る除加湿空清機100では、ファン制御部93は、連続運転モード時には、モニタリング期間(すなわち間欠運転モード時)よりも大きい風量でシロッコファン50を駆動させる。これにより、モニタリング期間(すなわち間欠運転モード時)の消費電力が、連続運転モード時の消費電力よりも削減されている。
【0145】
(7−4)
上記実施形態に係る除加湿空清機100では、間欠運転モード時には、エコモード制御部98は放電停止信号を放電制御部96に出力し、これを受けた放電制御部96は放電用電力供給部に放電部への電力供給を停止させる。これにより、間欠運転モード時の消費電力がさらに削減されている。
【0146】
(7−5)
上記実施形態に係る除加湿空清機100では、間欠運転モード時には、エコモード制御部98は圧縮機停止信号を圧縮機制御部94に出力し、これを受けた圧縮機制御部94は圧縮機モータ駆動部621に圧縮機モータM62への電力供給を停止させる。これにより、間欠運転モード時の消費電力がさらに削減されている。
【0147】
(7−6)
上記実施形態に係る除加湿空清機100では、間欠運転モード時には、エコモード制御部98は、加湿ロータ停止信号を加湿制御部95に出力し、これを受けた加湿制御部95は加湿ユニットモータ駆動部711に加湿ユニットモータへの電力供給を停止させる。これにより、間欠運転モード時の消費電力がさらに削減されている。
【0148】
(8)変形例
(8−1)変形例1A
上記実施形態では、除加湿空清機100は床置きタイプであったが、これに限定されず、例えば壁掛けタイプや吊下げタイプであってもよい。
【0149】
(8−2)変形例1B
上記実施形態では、本体ケーシング10は、背面部12、左側壁部13、左側方吸込口形成部14a、右側方吸込口形成部14b、天井部15及び前面パネル16などから構成されたが、これに限定されず、これらを一体に成形して構成してもよい。
【0150】
(8−3)変形例1C
上記実施形態では、フィルタユニット30は、主として、プレフィルタ31、静電集塵フィルタ32及び脱臭フィルタ33から構成されたが、必ずしもこのような構成には限定されない。例えば、脱臭フィルタ33については省略してもよい。また、静電集塵フィルタ32の代わりに電気集塵方式ではないHEPAフィルタ等を用いてもよい。なお、静電集塵フィルタ32に代えて電気集塵方式ではないフィルタを採用する場合、放電ユニット20及び第1電源部201については省略してもよい。
【0151】
(8−4)変形例1D
上記実施形態では、センサ45は、センサ45は、検出結果をA/D変換してコントローラ91に送っていたが、これに限定されない。例えば、センサ45は、検出結果であるアナログ値をコントローラ91に送るようにしてもよい。
【0152】
(8−5)変形例1E
上記実施形態では、除加湿空清機100は、放電ユニット20、冷凍サイクルユニット60、加湿ユニット70、ストリーマ放電ユニット80及び放出イオン生成ユニット81を含んでいた。しかし、これらの機器及びこれらに関連する機器については適宜省略してもよい。
【0153】
(8−6)変形例1F
上記実施形態では、加湿ユニット70は、気化フィルタを含む加湿ロータ71によって空気流AFを加湿していた。しかし、加湿ユニット70は、このような態様で加湿を行うものには限定されず、いかなる方式により加湿を行うものであってもよい。例えば、加湿ユニット70は、ヒータを利用する蒸気加湿方式によって加湿を行うものであってもよい。
【0154】
(8−7)変形例1G
上記実施形態では、コントローラ91は、電装品箱43a内に配設されたが、これに限定されない。例えば、コントローラ91は、操作パネル90の下方に独立して配設されてもよい。また、コントローラ91は、必ずしも本体ケーシング10内に配設される必要はなく、本体ケーシング10外に設けられてもよい。
【0155】
また、コントローラ91に含まれる記憶部92、ファン制御部93、圧縮機制御部94、加湿制御部95、放電制御部96、表示制御部97及びエコモード制御部98のいずれかまたはすべては、LANやWANなどのネットワークで接続された遠隔地などに配設されてもよい。
【0156】
(8−8)変形例1H
上記実施形態では、コントローラ91は、記憶部92、ファン制御部93、圧縮機制御部94、加湿制御部95、放電制御部96、表示制御部97及びエコモード制御部98から構成されていたが、これに限定されない。例えば、エコモード制御部98を省略し、エコモード制御部98の機能をファン制御部93、圧縮機制御部94、加湿制御部95及び放電制御部96に担わせてもよい。
【0157】
(8−9)変形例1I
上記実施形態では、ファン制御部93は、ファン制御モード毎に定められたファンモータM51の回転数を示す回転数テーブルを予め保持していた。しかし、これに限定されず、ファン制御部93は、回転数テーブルを記憶部92から取得するようにしてもよい。
【0158】
(8−10)変形例1J
上記実施形態では、ファン制御部93、圧縮機制御部94、加湿制御部95、放電制御部96、表示制御部97及びエコモード制御部98は、記憶部92から制御プログラムを取得していた。しかし、これに限定されず、例えば、ファン制御部93、圧縮機制御部94、加湿制御部95、放電制御部96、表示制御部97及びエコモード制御部98のそれぞれに所定の記憶領域を持たせて当該記憶領域に制御プログラムを格納するようにしてもよい。
【0159】
(8−11)変形例1K
上記実施形態では、エコモード制御部98は、信号生成部983によって制御信号を生成してファン制御部93、圧縮機制御部94、加湿制御部95、及び放電制御部96に出力することでシロッコファン50、圧縮機62、加湿ロータ71及び放電部の動作を制御していたが、これに限定されない。
【0160】
例えば、エコモード制御部98は、ファン制御部93ではなくファンモータ駆動部511に制御信号を出力することによりシロッコファン50の動作を制御するようにしてもよい。また、エコモード制御部98は、圧縮機制御部94ではなく圧縮機モータ駆動部621に制御信号を出力することにより圧縮機62の動作を制御するようにしてもよい。また、エコモード制御部98は、加湿制御部95ではなく加湿ユニットモータ駆動部711に制御信号を出力することにより加湿ロータ71の動作を制御するようにしてもよい。また、エコモード制御部98は、放電制御部96ではなく放電用電力供給部に制御信号を出力することにより放電部の動作を制御するようにしてもよい。
【0161】
(8−12)変形例1L
上記実施形態では、取得部981は、センサ45による最新の検出結果を所定の期間である0.5秒毎に記憶部92から取得していたが、これに限定されない。例えば、取得部981は、2秒毎にセンサ45による最新の検出結果を記憶部92から取得してもよく、当該所定の期間は適宜変更が可能である。
【0162】
(8−13)変形例1M
上記実施形態では、判断部982は、所定の判定項目が許容範囲内または許容範囲外であると判定した場合において、当該判定が5回継続したときに所定の判断を行うように構成されていた。しかし、判定の回数については適宜変更が可能である。例えば、判断部982は、所定の判定項目が許容範囲内または許容範囲外であると判定した場合において、当該判定が10回継続したときに所定の判断を行うように構成されてもよく、当該判定が1回あれば所定の判断を行うように構成されてもよい。
【0163】
(8−14)変形例1N
上記実施形態では、判断部982の判定に利用される許容範囲の具体的な数値範囲については、制御プログラムにおいて予め設定されていたが、これに限定されない。例えば、判断部982に予め許容範囲の具体的な数値範囲について保持させてもよい。
【0164】
(8−15)変形例1O
上記実施形態では、信号生成部983は、シロッコファン停止信号をファン制御部93へ出力してから待機期間である5分が経過した時には、これを検知して、モニタリング実行信号を生成しファン制御部93へ出力していた。しかし、待機期間は、5分には限定されず適宜変更が可能である。例えば、待機期間を10分としてもよい。
【0165】
また信号生成部983は、モニタリング期間である1分が経過した時にはこれを検知して、モニタリングを停止すべく、シロッコファン停止信号を生成してファン制御部93へ出力していた。しかし、モニタリング期間は、1分に限定されず適宜変更が可能である。例えば、モニタリング期間を3分としてもよい。
【0166】
(8−16)変形例1P
上記実施形態では、信号生成部983は、間欠運転モードへの遷移を行わない判断結果または間欠運転モードを解除する判断結果を判断部982から受けた場合において、除湿運転指令が入力されている時には圧縮機動作信号を圧縮機制御部94へ出力し、加湿運転指令が入力されている時には加湿ロータ動作信号を加湿制御部95へ出力していた。しかし、これに限定されず、信号生成部983は、間欠運転モードへの遷移を行わない判断結果または間欠運転モードを解除する判断結果を判断部982から受けた場合においても、湿度が許容範囲内にある時には、圧縮機動作信号及び加湿ロータ動作信号を出力しないように構成してもよい。
【0167】
〈第2実施形態〉
本発明は、
図12に示すような除加湿空気清浄機(以下、除加湿空清機と記載)110にも適用可能である。以下、本発明の第2実施形態に係る除加湿空清機110について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。また、
図1から
図6、
図9及び
図10については、除加湿空清機100と共通である。また、
図8については、ファンモータ駆動部511がファンモータ駆動部511aに、コントローラ91がコントローラ91aに、ファン制御部93がファン制御部93aに、エコモード制御部98がエコモード制御部98aにそれぞれ変わる点を除いて、除加湿空清機100と共通である。
【0168】
(1)除加湿空清機110
図12は、除加湿空清機110の内部構成を示す模式図である。除加湿空清機110は、本体ケーシング10内にシロッコファン50(特許請求の範囲記載の「第1ファン」に相当)とは別にミニファン55(特許請求の範囲記載の「第2ファン」に相当)が設けられる。ミニファン55は、例えば吹出口103の近傍に設けられる。
【0169】
ミニファン55は、モニタリング期間においてのみ駆動される。すなわち、ミニファン55はモニタリング専用のファンである。ミニファン55は、シロッコファン50よりも低容量のファンで、例えば小型のクロスフローファンである。ミニファン55の風量はシロッコファン50よりも小さく、具体的にミニファン55が生成する風量は、0.5m3/minである。また、ミニファン55は、シロッコファン50よりも小さい消費電力で駆動される。
【0170】
ミニファン55は、ファンモータM55と接続されている。ファンモータM55は、ファンモータ駆動部511aから電力を供給されることにより駆動する。ファンモータ駆動部511aは、ファン制御部93aからの信号をうけて、当該信号において指定された回転数でファンモータM51及びファンモータM55が駆動するように電力の供給を行う。なお、ファンモータM55の回転数は一定である。
【0171】
コントローラ91aは、ファンモータ駆動部511に代えてファンモータ駆動部511aと接続される点、ファン制御部93に代えてファン制御部93aが配設される点、及びエコモード制御部98に代えてエコモード制御部98aが配設される点を除いて、コントローラ91と同一である。
【0172】
エコモード制御部98aは、連続運転モード時には、シロッコファン50、冷凍サイクルユニット60、加湿ユニット70及び放電部を連続運転させる。エコモード制御部98aは、連続運転モード時にセンサ45の検出結果が所定条件を満たしたことを契機として間欠運転モードに遷移(連続運転モードを解除)する。エコモード制御部98aは、間欠運転モード時には、シロッコファン50、冷凍サイクルユニット60、加湿ユニット70及び放電部を待機状態にするとともに、センサ45に室内の空気の清浄度合いを定期的に検出させるためにミニファン55を間欠運転させる。また、エコモード制御部98aは、間欠運転モード時にセンサ45の検出結果が所定条件を満たさなくなることを契機として、間欠運転モードを解除(連続運転モードに遷移)する。間欠運転モードを解除すると、エコモード制御部98aは、連続運転モードで制御を行う。
【0173】
エコモード制御部98aの処理は、信号生成部983の処理を除いてエコモード制御部98と同一である。信号生成部983は、間欠運転モードへ遷移する判断結果または間欠運転モードを継続する判断結果を判断部982から受けると、シロッコファン停止信号、圧縮機停止信号、加湿ロータ停止信号及び放電停止信号を生成してファン制御部93a、圧縮機制御部94、加湿制御部95及び放電制御部96へそれぞれ出力する(但し、既にシロッコファン50、圧縮機62、加湿ロータ71及び放電制御部96のいずれもが停止している場合には出力しない)。これにより、除加湿空清機110は、シロッコファン50、圧縮機62、加湿ロータ71、及び放電部が動作を停止する待機状態に移行(または待機状態を継続)する。
【0174】
また、信号生成部983は、シロッコファン停止信号をファン制御部93aへ出力してから所定の待機期間が経過した時には、これを検知して、モニタリング実行信号を生成しファン制御部93aへ出力する。ここで、モニタリング実行信号は、センサ45に室内の空気の状況をモニタリングさせるための空気流AFを生成すべく、ファンモータM55を駆動させる信号である。なお、本実施形態において、当該待機期間は5分に設定される。これにより、除加湿空清機110は、室内の空気の状況をモニタリングするモニタリング期間に入る。
【0175】
そして、信号生成部983は、所定のモニタリング期間が経過した時にはこれを検知して、モニタリングを停止すべく、ミニファン55を停止させる信号(以下、ミニファン停止信号と記載)を生成してファン制御部93aへ出力する。なお、本実施形態において、当該モニタリング期間は1分に設定される。
【0176】
すなわち、間欠運転モードに遷移している場合においては、信号生成部983は、所定の待機期間が経過した時にはモニタリング実行信号をファン制御部93aへ出力し、所定のモニタリング期間が経過した時にはミニファン停止信号をファン制御部93aへ出力する制御を繰り返し実行する。換言すると、信号生成部983は、間欠運転モード時においてミニファン55に間欠運転を行わせる。
【0177】
また、信号生成部983は、間欠運転モードを解除する判断結果を判断部982から受けた時にも、ミニファン停止信号をファン制御部93aへ出力する(但し、既にミニファン55が停止している場合には出力しない)。
【0178】
また、信号生成部983は、間欠運転モードを解除する判断結果または間欠運転モードへの遷移を行わない判断結果を判断部982から受けた時には、シロッコファン動作制御信号をファン制御部93aへ出力する(但し、既に選択されている風量モードに対応する制御モードでシロッコファン50が動作している場合には出力しない)。また、これとともに、信号生成部983は、放電実行信号を生成して放電制御部96へ出力する(但し、既に放電部において放電されている場合には出力しない)。
【0179】
また、当該場合において除湿運転指令が入力されている時には、信号生成部983は、圧縮機動作信号を圧縮機制御部94へ出力する(但し、既に圧縮機62が運転状態にある場合には出力しない)。また、当該場合において加湿運転指令が入力されている時には、信号生成部983は、加湿ロータ動作信号を加湿制御部95へ出力する(但し、既に加湿ロータ71が動作している場合には出力しない)。
【0180】
ファン制御部93aは、エコモード制御部98aからモニタリング実行信号を受けた場合には、ファンモータM55を駆動させる信号をファンモータ駆動部511aに送り、ミニファン55を駆動させる。ファン制御部93aは、エコモード制御部98aからミニファン停止信号を受けた場合には、ファンモータM55の駆動を停止させる信号をファンモータ駆動部511aに送る。
【0181】
これにより、モニタリング期間においては、ミニファン55が駆動する。また、連続運転モード時においては、ミニファン55が動作を停止し、シロッコファン50が駆動する。
【0182】
除加湿空清機110は、上述した点を除いて除加湿空清機100と同一の構成である。
【0183】
(2)除加湿空清機110の各部の動作状態
以下、除加湿空清機110においてエコモード導入指令が入力された場合の各部の動作状態について、説明する。
図13は、除加湿空清機110においてエコモード導入指令が入力された場合における各部の状態の変化を示すタイミングチャートである。
【0184】
除加湿空清機110が停止状態にある場合において、運転開始指令及び除湿(または加湿)運転指令が入力されると、シロッコファン50は、ファン制御部93aによってファン制御モードで制御されて連続運転される。また、これとともに圧縮機62(または加湿ロータ71)及び放電部が動作状態となる。この時、ミニファン55は停止状態である。
【0185】
次にエコモード導入指令が入力され、判断部982による判定において、所定の判定項目のいずれかまたはいずれもが許容範囲外にあるとの判定が継続する時には、間欠運転モードへの遷移が行われないため、シロッコファン50、圧縮機62(または加湿ロータ71)及び放電部は、エコモード制御部98aによって連続運転モードで制御され、動作状態を継続する。この時、ミニファン55は停止状態である。
【0186】
その後、判断部982による判定において、所定の判定項目のいずれもが許容範囲内にあるとの判定が5回継続すると、エコモード制御部98aの制御モードは間欠運転モードへ遷移し(すなわち連続運転モードを解除され)、シロッコファン50、ミニファン55、圧縮機62(または加湿ロータ71)及び放電部は動作を停止する待機状態となる。
【0187】
そして、待機期間である5分が経過するとモニタリング期間に入り、ミニファン55は動作状態となる。その後、判断部982による判定において、所定の判定項目のいずれもが許容範囲内にあるとの判定が継続し、かつ、モニタリング期間である1分が経過すると、再び待機期間となりミニファン55は待機状態となる。
【0188】
そして、判断部982による判定において、所定の判定項目のいずれかまたはいずれもが許容範囲外であるとの判定が5回継続すると、間欠運転モードが解除され(すなわち連続運転モードへ遷移し)、ミニファン55は停止状態となる。そして、シロッコファン50、圧縮機62(または加湿ロータ71)及び放電部は、連続運転モードで制御されて動作状態となる。
【0189】
(3)除加湿空清機110の特徴
除加湿空清機110では、本体ケーシング10内に収容され、室内の空気を本体ケーシング10内に取り込んで本体ケーシング10外へ排出するシロッコファン50及びミニファン55を備える。エコモード制御部98aは、連続運転モード時には、シロッコファン50を連続運転させ、間欠運転モード時には、シロッコファン50を停止させ、かつ、所定期間毎にミニファン55を所定のモニタリング期間運転させる。ファン制御部93aは、モニタリング期間(すなわち間欠運転モード時)においてはモニタリング制御モードでミニファン55を駆動させ、モニタリング制御モードでは連続運転モード時に選択されるファン制御モードよりも小さい風量でミニファン55を駆動させる。これにより、モニタリング期間(すなわち間欠運転モード時)の消費電力が、連続モード時の消費電力よりも削減されている。したがって、消費電力量が抑制されている。
【0190】
(4)変形例
(4−1)変形例2A
上記実施形態では、ミニファン55は、本体ケーシング10内において吹出口103の近傍に配設された。しかし、これに限定されず、ミニファン55は、本体ケーシング10内のどこに配設されてもよい。また、ミニファン55は、本体ケーシング10外に配設されてもよい。
【0191】
(4−2)変形例2B
上記実施形態では、ミニファン55は、クロスフローファンであったが、これに限定されず、例えばプロペラファンなど他の型式のファンであってもよい。
【0192】
(4−3)変形例2C
上記実施形態では、ファンモータM55は、ファンモータ駆動部511aに電力供給されることにより駆動した。しかし、ファンモータM55は、必ずしもファンモータ駆動部511に電力供給される必要はなく、ファンモータ駆動部511aとは別の駆動部から電力を供給されることによって駆動してもよい。
【0193】
また、ファンモータM55は、その回転数が一定であったが、その回転数を可変に構成されてもよい。