特許5773161IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

使用済みグリースの再生方法及びその装置に関するものであり、更に詳しくは、使用済みグリースを分離器に導入し薄膜状に流した状態で磁石と接触させることにより該グリース中に含まれる鉄粉を磁気分離し鉄粉濃度を低下させ再使用可能にする使用済みグリースの再生方法及びその装置に関するものである。本発明は、軸受や減速機など可動部における金属と金属が直接接触するのを防ぐ目的で使用されるグリース潤滑において、一定時間使用後に廃棄される使用済みグリースを再生する方法及び装置に関する新技術・新製品を提供するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

このような状況の中で、本発明者らは、従来技術に鑑みて、使用済みグリースの再生方法(鉄粉除去)における上述の問題、特に、処理コストや処理前後におけるグリース構成成分の一部欠落の問題、更には、磁気分離処理における鉄粉移動性の問題などについて鋭意研究を積み重ねた結果、鉄粉の移動性を極めて良好とする具体的な方法を明確化し、更に研究を重ねて、本発明を完成するに至った。本発明は、効率的な磁気分離処理により鉄粉濃度を低下させ、使用済みグリースを再利用が可能な再生グリースとする方法及びそれを実現する装置を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するための本発明は、以下の技術的手段から構成される。 (1) 潤滑目的で使用されるグリースの再生方法において、 1)使用済みグリースをそのグリースの最高使用温度以下に加熱し粘度を低下させた後、筒状体とその内部に配設された円柱状磁石を有する分離器において、該分離器の前記筒状体内壁と円柱状磁石外面との隙間に形成される所定間隙の環状空間からなる環状部にグリースを導入し、前記環状・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明により、以下のような効果が奏される。
(1)効率的な磁気分離処理によりグリース中の鉄粉濃度を低下させ、使用済みグリースを再利用が可能な再生グリースに変換することができる。
(2)ロボットなどで使用されている潤滑グリースの一部を常時引き出し、再生処理した後、鉄粉濃度を連続的に測定し、そのままロボットの駆動部へ戻すことでグリースを使用するロボットなどの健全化を図ることが可能となる。
(3)(2)の場合、新品のグリース状態から再生処理を受け、常に理想的な潤滑が行われるので、ロボット自身の健全化、機械寿命の延命化を期待することができる。
(4)分離器本体を筒状体とし、その内部に円柱状磁石を配設し前記筒状体内壁と円柱状磁石外面との隙間に形成される所定間隙の環状空間からなる環状部にグリースを導入し所定厚さの薄膜状に流して該グリースを磁石と薄膜状で接触させることによりグリース中の鉄粉を高効率かつ連続的に磁気分離し再生グリースとすることができる。
(5)特定の磁気分離器を備えたグリースの再生装置を提供することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】グリース粘度の温度依存性(モリホワイト)を示す。

【図2】グリース粘度の温度依存性(アルバニア)を示す。

【図3】グリース粘度分布(モリホワイト新品)を示す。

【図4】グリース再生装置を示す。

【図5】グリース再生装置(ロボット健全化)を示す。

【図6】磁気分離器の一例を示す。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

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