特許第5773368号(P5773368)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5773368電力変換中のバーストモード改善のための方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5773368
(24)【登録日】2015年7月10日
(45)【発行日】2015年9月2日
(54)【発明の名称】電力変換中のバーストモード改善のための方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H02M 7/48 20070101AFI20150813BHJP
   G05F 1/67 20060101ALI20150813BHJP
【FI】
   H02M7/48 E
   G05F1/67 A
【請求項の数】8
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2011-531206(P2011-531206)
(86)(22)【出願日】2009年10月9日
(65)【公表番号】特表2012-505630(P2012-505630A)
(43)【公表日】2012年3月1日
(86)【国際出願番号】US2009060148
(87)【国際公開番号】WO2010042806
(87)【国際公開日】20100415
【審査請求日】2012年10月2日
(31)【優先権主張番号】12/249,533
(32)【優先日】2008年10月10日
(33)【優先権主張国】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】507094706
【氏名又は名称】エンフェイズ エナジー インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100148596
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 和弘
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅一
(74)【代理人】
【識別番号】100139000
【弁理士】
【氏名又は名称】城戸 博兒
(74)【代理人】
【識別番号】100152191
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 正人
(72)【発明者】
【氏名】フォルネージ, マーティン
【審査官】 森藤 淳志
(56)【参考文献】
【文献】 特開2001−145266(JP,A)
【文献】 特開平07−191767(JP,A)
【文献】 特開2002−165357(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02M7/48
G05F1/67
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
DC入力電力をAC出力電力に変換する装置であって、
DC入力電流からエネルギーを蓄積する手段と、
前記DC入力電流をAC出力電流に変換する手段と、
(i)前記エネルギーを蓄積する前記手段に前記エネルギーを少なくとも1つの蓄積期間中に蓄積させ、(ii)前記エネルギーを蓄積する前記手段から前記エネルギーを少なくとも1つのバースト期間中に引き出させる手段であって、前記AC出力電流が、前記少なくとも1つのバースト期間中に前記DC入力電流よりも大きくなる手段と、
最大電力点(MPP)を決定し、前記DC入力電流を前記AC出力電流に変換する前記手段を前記MPPに近接して動作させ、前記MPPに対応するDC電圧設定点にPVモジュールをバイアスする第1の手段と、
前記PVモジュールからの第1の電力測定値と第2の電力測定値の差を決定し、前記差を示す偏差信号を生成し、前記偏差信号に基づいて修正された前記DC電圧設定点を前記第1の手段に供給して、前記DC入力電流を前記AC出力電流に変換する前記手段の少なくとも1つの動作パラメータを前記MPPに向かうように調整する第2の手段であって、前記第1の電力測定値が、商用電力網の少なくとも1つのサイクルの前記エネルギーの蓄積期間の前半に対応する第1の位相範囲にわたる電力の積分により得られる前記DC入力電力を示し、前記第2の電力測定値が、前記少なくとも1つのサイクルの前記エネルギーの蓄積期間の後半に対応する第2の位相範囲にわたる電力の積分により得られる前記DC入力電力を示す、第2の手段と、
を備える、装置。
【請求項2】
(i)前記エネルギーを蓄積する前記手段の電圧の上に重なるリップル電圧がリップル電圧閾値を満たすように前記少なくとも1つの蓄積期間が決定されること、及び(ii)前記AC出力電力が前記少なくとも1つの蓄積期間中にゼロになること、のうちの少なくとも1つを満たす、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記第2の手段が、前記偏差信号を積分する手段を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
(i)前記エネルギーを蓄積させ引き出させる前記手段が前記AC出力電流を前記DC入力電流よりも大きくすること、(ii)前記エネルギーを蓄積させ引き出させる前記手段が、前記エネルギーを蓄積する前記手段の静電容量を決定すること、及び(iii)前記静電容量が静電容量閾値を満たすときに警報が発せられること、のうちの少なくとも1つを満たす、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記少なくとも1つの蓄積期間及び前記少なくとも1つのバースト期間が、前記DC入力電力がバーストモード電力閾値を満たすときに発生する、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
少なくとも1つの光起電力(PV)モジュールと、
前記少なくとも1つのPVモジュールに結合された少なくとも1つのインバータとを具備する、電力変換のシステムであって、前記インバータが、
DC入力電力をAC出力電力に変換するDC−ACインバータと、
入力コンデンサと、
エネルギーを前記入力コンデンサに少なくとも1つの蓄積期間中に蓄積させ、前記エネルギーを前記入力コンデンサから少なくとも1つのバースト期間中に引き出させるバースモードコントローラであり、前記DC−ACインバータの前記AC出力電力が、前記少なくとも1つのバースト期間中に前記DC−ACインバータの前記DC入力電力よりも大きくなるバーストモードコントローラと、
最大電力点(MPP)を決定し、前記DC−ACインバータを前記MPPに近接して動作させ、前記MPPに対応するDC電圧設定点に前記PVモジュールをバイアスする第1のフィードバックループと、
前記PVモジュールからの第1の電力測定値と第2の電力測定値の差を決定し、前記差を示す偏差信号を生成し、前記偏差信号に基づいて修正された前記DC電圧設定点を前記第1のフィードバックループに供給して、前記DC−ACインバータの少なくとも1つの動作パラメータを前記MPPに向かうように調整する第2のフィードバックループであって、前記第1の電力測定値が、商用電力網の少なくとも1つのサイクルの前記エネルギーの蓄積期間の前半に対応する第1の位相範囲にわたる電力の積分により得られる前記DC入力電力を示し、前記第2の電力測定値が、前記少なくとも1つのサイクルの前記エネルギーの蓄積期間の後半に対応する第2の位相範囲にわたる電力の積分により得られる前記DC入力電力を示す、第2のフィードバックループと、
を備える、電力変換のシステム。
【請求項7】
前記少なくとも1つの蓄積期間が、前記入力コンデンサの電圧の上に重なるリップル電圧がリップル電圧閾値を満たすように決定される、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
(i)前記少なくとも1つのバーストモードコントローラが前記少なくとも1つの入力コンデンサの静電容量を決定すること、及び/又は(ii)前記静電容量が静電容量閾値を満たすときに警報が発せられること、のうちの少なくとも1つを満たす、請求項6に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本開示の諸実施形態は、一般に電力変換に関し、より具体的にはバーストモード動作改善のための方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
[0002]太陽電池パネルは歴史的に、商用電源が利用不可能な遠隔の原野又は人工衛星のキャビンなど、ほとんどが遠隔地での用途に配備されてきた。高い設置コストにより、太陽電池パネルは、利用できる電力の選択肢が他にない場合を除いて、発電するのに経済的な選択ではなかった。しかし、エネルギー需要の世界的な伸びが、永続的なエネルギーコストの上昇を招いている。加えて、発電するために現在使用されている化石燃料の埋蔵量が急速に枯渇しつつあることは、今では十分に確証されている。従来の商用発電に対するこれらの支障が増すことにより、太陽電池パネルが、より魅力的な推進すべき選択肢になる。
【0003】
[0003]太陽電池パネル、又は光起電力(PV)モジュールは、受光した日光からのエネルギーを直流電流(DC)に変換する。PVモジュールは、生成した電気エネルギーを貯蔵することができないので、エネルギーは、バッテリ又は揚水水力電気貯蔵などのエネルギー貯蔵システムに分散されるか、又は負荷によって分散されなければならない。生成されたエネルギーを使用する1つの選択肢は、1つ又は複数のインバータを使用してDC電流を交流電流(AC)に変換し、このAC電流を商用電力網に結合することである。その場合、このような分散発電(DG)システムによって生成された電力は、商用電力会社に売ることができる。
【0004】
[0004]PVモジュールでは、モジュールで生成する電流(I)と電圧(V)の間に非線形の関係がある。PVモジュールのI−V曲線上の最大電力点(MPP)によりPVモジュールの最適動作点が特定され、この点で動作するときPVモジュールは、所与の温度及び日射強度に対して最大可能出力電力を発生する。したがって、PVモジュールから引き出される電力を最適にするために、PVモジュールに結合されるインバータ又はマイクロインバータなどの電力変換デバイスでは一般に、PVモジュールがそのMPPに対応する電流及び電圧レベルで確実に動作するようにする最大電力点トラッキング(MPPT)技法を用いる。MPPTは、PVモジュールがMPPで動作を継続できるように、日射強度及び/又は温度の変化に応じてPVモジュールの動作電流及び動作電圧のレベルを迅速に調整する働きをする。
【0005】
[0005]MPPT技法によってPVモジュールをそのMPPにバイアスするために必要とされる期間中に、例えば、PVモジュールへの日射強度が無日射から日射が増すように変化したり、又はPVモジュール/インバータを起動したりすると、PVモジュールに結合された電力変換デバイスは、MPPが実現されるまで効率が低下する。加えて、PVモジュールに結合された電力変換デバイスは一般に、PVモジュールが低電力で、例えば低い日射強度で動作しているとき、効率が低下する。日射強度が低い間、PVモジュール及び付随するインバータは、そのように非効率的に動作することがあるので、PVモジュール及び/又はそのインバータは、日射強度が増加するまで動作させないことがシステム全体の効率にとって最善である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
[0006]したがって、最大電力点を実現し追跡する上で、PVモジュール及びインバータの動作を改善する方法及び装置が当技術分野で必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[0007]本発明の諸実施形態は一般に、DC入力電力をAC出力電力に変換する方法及び装置に関する。この装置は、DC入力電流からエネルギーを蓄積する手段と、DC入力電流をAC出力電流に変換する手段と、(i)エネルギーを蓄積する手段にエネルギーを少なくとも1つの蓄積期間中に蓄積させ、(ii)エネルギーを蓄積する手段からエネルギーを少なくとも1つのバースト期間中に引き出させる手段であって、AC出力電流が少なくとも1つのバースト期間中にDC入力電流よりも大きくなる手段と、最大電力点(MPP)を決定し、DC入力電流をAC出力電流に変換する手段をMPPに近接して動作させる第1の手段と、第1の電力測定値と第2の電力測定値の差を決定し、この差を示す偏差(error)信号を生成し、偏差信号を第1の手段に供給して、DC入力電流をAC出力電流に変換する手段の少なくとも1つの動作パラメータをMPPに向かうように(drive toward)調整する第2の手段とを備える。
【0008】
[0008]上述の本発明の特徴を細部にわたって理解できるように、添付の図面にいくつかが示された実施形態を参照して、上に簡単に要約した本発明についてのより具体的な説明をすることができる。しかし、添付の図面は、本発明の典型的な実施形態のみを示し、したがって、本発明の範囲を限定するものと考えられるべきでないことに留意されたい。その理由は、本発明が他の等しく効果的な実施形態を認めることができるからである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の1つ又は複数の実施形態による分散発電(DG)のシステムのブロック図である。
図2】本発明の1つ又は複数の実施形態によるインバータのブロック図である。
図3】本発明の1つ又は複数の実施形態によるバーストモードコントローラのブロック図である。
図4】本発明の1つ又は複数の実施形態による、バーストモード時のPVモジュール電力の収集期間及び電圧測定値を示す複数の波形図である。
図5】本発明の1つ又は複数の実施形態によるDC電圧コントローラのブロック図である。
図6】本発明の1つ又は複数の実施形態によるMPPTコントローラのブロック図である。
図7】本発明の1つ又は複数の実施形態による、バーストモードでインバータを動作させる方法の流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[0016]図1は、本発明の1つ又は複数の実施形態による分散発電(DG)用システム100のブロック図である。この図は、無数の実現可能なシステム構成のうちの1つの変形形態を表すにすぎない。本発明は、様々な分散発電の環境及びシステムにおいて機能することができる。
【0011】
[0017]システム100は、一括してインバータ102と呼ばれる複数のインバータ102、102...102と、一括してPVモジュール104と呼ばれる複数のPVモジュール104、104...104と、ACバス106と、負荷センタ(load center)108とを備える。
【0012】
[0018]各インバータ102、102...102は、それぞれPVモジュール104、104...104に結合される。いくつかの実施形態では、DC−DCコンバータが各PVモジュール104と各インバータ102の間に結合されることがある(例えば、各PVモジュール104に1つのコンバータ)。あるいは、複数のPVモジュール104が単一のインバータ102(すなわち、集約インバータ)に結合されることがあり、いくつかの実施形態では、DC−DCコンバータがPVモジュール104と集約インバータの間に結合されることがある。
【0013】
[0019]各インバータ102はMPPT技法を用いて、PVモジュール104が所与の温度及び日射強度で最大電力出力を発生するように、内在するPVモジュール104をそのMPPで動作させる。インバータ102はACバス106に結合され、そしてACバス106は負荷センタ108に結合される。負荷センタ108は、商用電力網分配システムから入ってくる電力線とACバス106の間の接続部を収容する。インバータ102は、PVモジュール104によって発生したDC電力をAC電力に変換し、AC商用電力網電圧と位相が合っているAC電流を計量しながら供給する。システム100は、発生したAC電力を商用電力網に負荷センタ108を介して結合する。
【0014】
[0020]本発明の1つ又は複数の実施形態によれば、インバータ102は、起動時に「バーストモード」を用いる。バーストモードでは、インバータ102は、1つ又は複数のAC網電圧サイクルにわたってエネルギーを蓄積し(「エネルギー蓄積期間」)、次いで蓄積エネルギーを商用電力網に「バースト」する(「バースト期間」)。エネルギー蓄積期間の長さは、PVモジュール出力電圧の上に重なるリップル電圧が所望のリップル電圧閾値未満にとどまるように決められる。
【0015】
[0021]インバータ102の効率を改善することに加えて、バーストモードは、以下で説明するMPPT技法を利用してMPPへの急速収束を容易にする。インバータ102は、MPPに近接して動作し、PVモジュール104が十分な出力電力を供給している場合、バーストモードの動作を停止させ、MPPに近接したままになるようにMPPT技法を利用しながら、継続モードで動作する。日射強度及び/又は温度が、PVモジュール104からの出力電力がバーストモード閾値未満に低下するようなレベルまで変化した場合には、1つ又は複数のインバータ102が逆にバーストモードに切り替わる。
【0016】
[0022]図2は、本発明の1つ又は複数の実施形態によるインバータ102のブロック図である。インバータ102は、I−V監視回路204、入力コンデンサ220、DC−ACインバータ208、DC電圧コントローラ210、MPPTコントローラ212、バーストモードコントローラ224、及び変換制御モジュール214を備える。インバータ102は、PVモジュール104及び商用電力網に結合される。
【0017】
[0023]I−V監視回路204は、PVモジュール104、入力コンデンサ220、及びバーストモードコントローラ224に結合される。バーストモードコントローラ224は、DC電圧コントローラ210、MPPTコントローラ212、及び変換制御モジュール214にさらに結合される。加えて、MPPTコントローラ212は、DC電圧コントローラ210に結合され、DC電圧コントローラ210は、変換制御モジュール214に結合される。DC電圧コントローラ210は、PVモジュール104をDC電圧設定点(すなわち、望ましいPVモジュール動作電圧)にバイアスするように機能し、MPPTコントローラ212は、このようなDC電圧設定点をMPP電圧と一致させる。バーストモードコントローラ224は、インバータ102を継続モードとバーストモードの間で切り替えるように機能し、加えてPVモジュール104からの入力電力を測定し、測定値は、DC電圧設定点を決定する際にMPPTコントローラ212によって利用される。
【0018】
[0024]I−V監視回路204は、PVモジュール104からの瞬間入力電圧Vin及び瞬間入力電流Iinを監視する。入力コンデンサ220は、I−V監視回路204に結合されることに加えて、DC−ACインバータ208に結合され、DC−ACインバータ208は、DC電圧コントローラ210、変換制御モジュール214、及び商用電力網にさらに結合される。電流Icapが入力コンデンサ220を通って流れ、電流IinvがDC−ACインバータ208へと流れる。
【0019】
[0025]変換制御モジュール214は、商用電力網から基準信号を受け取り、その制御信号をDC−ACインバータ208が受け取ったDC電流Iinvを必要AC出力電流Ireqに変換するように供給する。このような電力変換の一例として、2007年3月20日出願の「Method and Apparatus for Converting Direct Current to Alternating Current」という名称の、本願の譲受人に譲渡された米国特許出願公開第2007/0221267号がある。同出願は、参照することにより本明細書に組み込まれる。DC−ACインバータ208からのAC出力電流Ireqは、商用AC電流と位相が合うようにして商用電力網に結合される。
【0020】
[0026]DC電圧コントローラ210は、PVモジュール104から引き出された電流Iinを変調することによって、第1のフィードバックループ(「内側」ループ)216を用いてPVモジュール104をDC電圧設定点にバイアスする。第1のフィードバックループ216には、I−V監視回路204、バーストモードコントローラ224、MPPTコントローラ212、DC電圧コントローラ210、及びDC−ACインバータ208が含まれる。DC電圧コントローラ210は、PVモジュールDC(すなわち平均)入力電圧VDCを示す信号をバーストモードコントローラ224から受け取り、DC電圧設定点をMPPTコントローラ212から受け取る。VDCとDC電圧設定点の間の差に基づいて、適切な電流IinがPVモジュール104から引き出されてPVモジュール104をDC電圧設定点にバイアスするように、第1のフィードバックループ216はDC−ACインバータ208でIreqを発生させる。すなわち、フィードバックループ216で、平均PVモジュール動作電圧とPVモジュール104のDC電圧設定点との間の差を繰り返して計算し、それに応じてPVモジュール104がDC電圧設定点に(すなわち、MPPにほぼ対応する動作電流及び電圧に)バイアスされるように、PVモジュール104から引き出される電流Iinを調整する。
【0021】
[0027]MPPTコントローラ212は、第2のフィードバックループ218(「外側」ループ)を用いて、MPP電圧と一致するようにDC電圧設定点を調整する。第2のフィードバックループ218には、I−V監視回路204、バーストモードコントローラ224、MPPTコントローラ212、及びDC電圧コントローラ210が含まれる。バーストモードコントローラ224は、PVモジュールの瞬間入力電流Iin及び瞬間入力電圧Vinを示す信号をI−V監視回路204を介して受け取り、PVモジュール104からの瞬間入力電力Pinを計算する。バーストモードコントローラ224は、以下でより詳細に説明するように、入力電力Pinをさらに処理して、第1及び第2の電力測定値を取得し、このような電力測定値をMPPTコントローラ212に供給する。MPPTコントローラ212は、第1と第2の電力測定値間の電力差を決定する。この差に基づいてMPPTコントローラ212は、MPPに達するためにPVモジュール動作電圧を増大させるべきか低減させるべきかを判定し、それに応じてDC電圧設定点を修正し、新しいDC電圧設定点をDC電圧コントローラ210に供給する。加えて、電力差ゼロは、PVモジュール104がMPPに現在バイアスされており、その対応するDC電圧設定点をMPPTコントローラ212がDC電圧コントローラ210に供給していることを示す。したがって、第2のフィードバックループ218は、PVモジュール104がMPPに近接して動作しているかどうかを繰り返して判定し、PVモジュール104がMPPに近接して動作していない場合には、第1のフィードバックループ216内で少なくとも1つの動作パラメータを修正してMPPを実現する(すなわち、外側ループは、内側ループによって確立された設定を「微調整」する)。
【0022】
[0028]起動時、又はPVモジュール104からの出力電圧が十分に低いとき、バーストモードコントローラ224はインバータ102をバーストモードで動作させ、このモードで、エネルギー蓄積期間中(例えば、16.67msecのAC網電圧サイクルの1つ又は複数のサイクル)、入力コンデンサ220は、後でバースト期間中にDC−ACインバータ208に供給されるエネルギーを蓄積する。バーストモード時、バーストモードコントローラ224は、インバータ102によって発生した出力電流Ireqが「バーストモード電流」Iになるように、DC電圧コントローラ210を駆動する。PVモジュール104がMPP電圧に近接して動作していれば、またPVモジュール104が十分な出力電力を発生している場合(すなわち、PVモジュール出力が既定のバーストモード閾値よりも大きい場合)、バーストモードコントローラ224は、インバータ102を継続モードで動作させる。PVモジュール出力電力が、その後バーストモード閾値未満に低下した場合は、バーストモードコントローラ224は、インバータ102を逆にバーストモード動作に切り替える。
【0023】
[0029]バーストモード動作のエネルギー蓄積期間中、DC−ACインバータ208は、インバータ102によって発生する出力電流がなくなる(すなわち、Iがゼロになる)ように駆動される。このような期間中、電流はDC−ACインバータ208まで流れないようにされ、それによって、PVモジュール104で発生した電流が入力コンデンサ220を充電することになる。インバータ102は、バーストモードコントローラ224によって決められたいくつかのAC網電圧サイクルNoffの間エネルギー蓄積期間にとどまった後、1つのAC網電圧サイクルのバースト期間を開始する。バースト期間中、バーストモードコントローラ224によりDC電圧コントローラ210は、前のエネルギー蓄積期間中に入力コンデンサ220に蓄積されたエネルギーに応じてバースト電流Iが発生するように、DC−ACインバータ208を駆動する。その結果、バースト期間中のインバータ出力電流Iは、所与のレベルの日射強度及び温度では、継続モード時のインバータ出力電流Ireqよりも大きくなる。いくつかの実施形態では、I=Ireq×(Noff+1)となる。
【0024】
[0030]バーストモード時に入力コンデンサ220の充放電により、リップル電圧(「バーストモードリップル電圧」又はV)が入力コンデンサ220の両端間の平均電圧の上に重なり、その結果、PVモジュールDC電圧VDCの上に重なる相当するバーストモードリップル電圧になる。そのようなものとして、PVモジュール動作電圧は、バーストモードリップル電圧Vの大きさに応じて変動し、バーストモードリップル電圧Vが大きいほど、PVモジュール動作電圧の変動は大きくなる。PVモジュール動作電圧のこのような変動は、インバータ102の効率低下をもたらす。例えば、MPPに近接して動作しているとき、MPP電圧周辺の電圧変動がより大きいと、PVモジュールがMPP電圧を外れて動作する時間がより長くなり、その結果、PVモジュール104から引き出される電力が最大に満たないことになる。
【0025】
[0031]バーストモードリップル電圧Vの大きさは、入力コンデンサ220が充電及び放電する時間の長さ、すなわちエネルギー蓄積期間及びバースト期間に応じて変化する。バーストモードコントローラ224は、バーストモードリップル電圧Vが既定の閾値未満にとどまるようにエネルギー蓄積期間、すなわちエネルギー蓄積期間のAC網電圧サイクルの数Noffを制御し、それによって、バーストモード動作時のインバータ102の効率を改善する。
【0026】
[0032]継続モードで動作しているとき、インバータ102は、AC網電力と位相が合っている出力電力を継続して(すなわち、各AC網電圧サイクル中に)発生する。そのようなものとして、インバータ出力は、AC網電圧のゼロクロスにおけるゼロ出力電力と、AC網電圧のピーク正振幅及びピーク負振幅におけるピーク出力電力との間で振動する。インバータ出力電力がゼロに設定されると、PVモジュール104からの電流は、DC−ACインバータ208まで流れないようにされ、したがって、入力コンデンサ220を充電する。インバータ出力電力がピークに設定されると、入力コンデンサ220に蓄積されたエネルギーが、PVモジュール104からの瞬間電力に加えて利用されて、平均PVモジュール出力電力の2倍のピークインバータ出力電力が発生する。したがって、継続モード時に入力コンデンサ220の充放電により、PVモジュール104によって供給される平均電力の上に重なるAC成分が生成される。
【0027】
[0033]継続モードとバーストモード両方の動作時、入力コンデンサ220の充放電によって生じるリップル電圧により、最大電力点追跡の機会が得られる。PVモジュール104の両端間のリップル電圧が平均(すなわちDC)PVモジュール電圧の上及び下に変動するので、PVモジュール出力電力は、そのリップル電圧に応じて変動する。PVモジュール104が、そのDC電圧の下で動作しているときよりもそのDC電圧の上で動作しているときの方がより多くの電力を生成している場合、PVモジュールDC電圧はMPPの下にあり、MPPに達するまで増大させなければならない。PVモジュール104が、そのDC電圧の上で動作しているときよりもそのDC電圧の下で動作しているときの方がより多くの電力を生成している場合、PVモジュールDC電圧はMPPの上にあり、MPPに達するまで低減させなければならない。したがって、PVモジュール104がそのDC電圧の上で動作しているときと、そのDC電圧の下で動作しているときにPVモジュール104によって生成される各平均電力の差は、MPPを実現するためにどの方向にPVモジュールDC電圧がシフトされるべきかを示す。加えて、差がゼロである場合には、PVモジュール104はMPPにバイアスされている。いくつかの実施形態では、このような電力差は、以下でさらに説明するように、AC網電圧の特定の位相の間のPVモジュール出力電力に基づいて決定することができる。
【0028】
[0034]図3は、本発明の1つ又は複数の実施形態によるバーストモードコントローラ224のブロック図である。バーストモードコントローラ224は、乗算器302、動作モードモジュール304、及び電力測定モジュール306を備える。
【0029】
[0035]乗算器302は、PVモジュール104からの瞬間入力電流Iin及び瞬間入力電圧Vinを示す信号をI−V監視回路204を通して受け取り、PVモジュール104からの瞬間入力電力Pinを示す出力信号を生成する。乗算器302の出力は、電力測定モジュール306及び動作モードモジュール304に結合され、加えて、電力測定モジュール306は、Iin及びVinの入力を受け取る。動作モードモジュール304は、DC電圧コントローラ210にさらに結合され、推定PVモジュール入力電流Iestを示す信号をDC電圧コントローラ210から受け取る。Iestは、PVモジュール104から引き出されるべき推定入力電流であり、PVモジュール104を所望のDC電圧設定点にバイアスすることになる。動作モードモジュール304はまた、電力測定モジュール306にも結合され、加えて、バーストモード電力閾値Pの入力信号を受け取る。
【0030】
[0036]動作モードモジュール304は、PVモジュール入力電力Pinをバーストモード閾値Pと比較する。インバータ102が継続モードで動作しており、PinがP未満である場合、動作モードモジュール304はインバータ102をバーストモードに切り替え、PinがPより大きくなると、動作モードモジュール304はインバータ102を逆に継続モードに切り替える。
【0031】
[0037]電力測定モジュール306は、AC網電圧位相を示す入力を変換制御モジュール214から、例えば変換制御モジュール214の位相ロックループから受け取る。電力測定モジュール306は、PVモジュール入力電力PinをAC網電圧サイクルの特定の部分の間で積分して、第1の電力「瓶(bin)」PB及び第2の電力「瓶」PBを得る。加えて、PVモジュール入力電圧Vinは、AC網電圧サイクルの一部分にわたって積分されてDC電圧瓶VDCBが得られ、ここでVDCBは、DC(すなわち、平均)PVモジュール入力電圧VDCを決定するのに利用される。いくつかの実施形態では、継続モードで動作しているときのAC網電圧の各サイクル中に、電力測定モジュール306では、PinをAC網電圧サイクルの90°〜180°の位相の間で積分してPBが得られ、Pinを同じAC網電圧サイクルの180°〜270°の位相の間で積分してPBが得られる。PVモジュール入力電圧Vinは、90°〜270°の位相全体にわたって積分されてVDCBが得られる。バーストモード時、電力瓶及び平均PVモジュール入力電圧は、以下でさらに説明されるように決定される。
【0032】
[0038]電力測定モジュール306は、PB及びPBに基づいて、第1の電力測定値P及び第2の電力測定値Pを決定する。継続モード時、P=PB及びP=PBであり、バーストモード時、電力測定値は、以下でさらに説明されるように決定される。第1及び第2の電力測定値は、PVモジュール104がMPPで動作しているか、MPPの上又は下で動作しているかどうかを判定し、またMPPを実現するために必要とされるDC電圧設定点のシフトを決定するためにMPPTコントローラ212に供給される。加えて、電力測定モジュール306は、VDCBに基づいて、PVモジュールDC電圧VDCを決定する。電力測定モジュール306はVDCを、Ireqを決定するDC電圧コントローラ210に供給する。新しいDC電圧設定点及び必要出力電流Ireqは、次のAC網電圧サイクルを通じて適用される。
【0033】
[0039]継続モードからバーストモードに切り替えるとき、動作モードモジュール304は、バーストモードリップル電圧Vが既定の閾値未満にとどまるように、エネルギー蓄積期間のAC網電圧サイクルの最大数Noffを決定する。いくつかの実施形態では、PVモジュールDC電圧VDCの10%の閾値が利用される。いくつかの実施形態では、Noffは次式で計算される。
【0034】
[0040]
【数1】
【0035】
[0041]上式で、Cは入力コンデンサ220の静電容量、VDCはPVモジュールDC電圧、Vはバーストモードリップル電圧、PinはPVモジュール104からの入力電力、TはAC網電圧サイクル期間である。
【0036】
[0042]バーストモード時、電力測定モジュール306は、エネルギー蓄積期間中にAC網電圧サイクルの特定の部分にわたってPVモジュール入力電力Pinを積分してPB及びPBを得る。Pinを積分するAC網電圧サイクルの部分を決定するために、NoffのAC網電圧サイクルのエネルギー蓄積期間が2つの等しい部分、すなわちエネルギー蓄積期間の「前半」とエネルギー蓄積期間の「後半」に分割され、ここで前半は後半よりも前に生じる。例えば、1つのAC網電圧サイクルのエネルギー蓄積期間では、前半は、AC網電圧サイクルの0°〜180°を含み、後半は、同じAC網電圧サイクルの180°〜360°を含む。2つのAC網電圧サイクルのエネルギー蓄積期間では、前半は、第1のAC網電圧サイクル全部を含み、後半は、第2のAC網電圧サイクル全部を含む。2つのAC網電圧サイクルよりも長いエネルギー蓄積期間でも、前半及び後半は同様に定義される。
【0037】
[0043]PBを得るために、電力測定モジュール306は、PVモジュール入力電力Pinをエネルギー蓄積期間の前半中に生じる任意の90°〜270°のAC網電圧位相期間の間で積分する。PBを得るために、電力測定モジュール306は、PVモジュール入力電力Pinをエネルギー蓄積期間の後半中に生じる任意の90°〜270°のAC網電圧位相期間の間で積分する。加えて、電力測定モジュール306は、PVモジュール入力電圧Vinをエネルギー蓄積全期間の間で各90°〜270°の位相にわたって積分すると共に、後続のバースト期間の間で90°〜270°の位相にわたっても積分してVDCBを得る。
【0038】
[0044]次に、測定された電力瓶PB及びPBは、電力測定モジュール306で使用されて、第1の電力測定値P及び第2の電力測定値Pが決定される。いくつかの実施形態では、バーストモード時、P=PB/Noff及びP=PB/Noffである。加えて、電力測定モジュール306は、VDCBに基づいてVDCを決定する。適切なMPPT及びインバータ出力電流処理とするために、第1の電力測定値P及び第2の電力測定値PはMPPTコントローラ212に供給され、VDCはDC電圧コントローラ210に供給される。このような処理の出力、すなわち新しいDC電圧設定点、及びインバータ102からの必要出力電流は、次のエネルギー蓄積期間に続くバースト期間に適用される。
【0039】
[0045]場合により、入力コンデンサ220は経時的に劣化し、インバータ102の性能を低下させることがある。このような状態を識別するために、エネルギー蓄積期間内のAC網電圧サイクルの数(すなわち、Noff)が2以上であるバーストモード時に、入力コンデンサ220の動作を評価することができる。いくつかの実施形態では、電力測定モジュール306は、エネルギー蓄積期間の第1と第2のAC網電圧サイクルの間にPVモジュール104からの平均入力電圧Vin間の差(すなわち、ΔV)を決定する。次に、入力コンデンサ220の静電容量Cは次式で推定することができる。
【0040】
[0046]
【数2】
【0041】
[0047]ここで、IinはPVモジュール104からの入力電流、Fgridは網電圧の周波数である。静電容量が静電容量閾値未満である場合、電力測定モジュール306は、その状態を表示する出力警報を発することができる。
【0042】
[0048]図4は、本発明の1つ又は複数の実施形態による、バーストモード時のPVモジュール電力の収集期間及び電圧測定値を示す複数の波形400である。
【0043】
[0049]波形402は、計算された1つのAC網電圧サイクルのエネルギー蓄積期間に対応する。第1のAC網電圧サイクルTの間、インバータは継続モードで動作している。電力瓶PB及びPBは、PVモジュール入力電力PinをそれぞれAC網電圧の90°〜180°の位相及び180°〜270°の位相の間で積分することによって得られ、PVモジュール入力電圧Vinは、90°〜270°の全期間の間で積分されてDC電圧瓶VDCBが得られる。PはPBに設定され、PはPBに設定され、平均DC電圧VDCはVDCBから計算される。電力測定値PB、PB及び電圧測定値VDCは、インバータが出力電力を生成する次のAC網電圧サイクルのインバータ動作パラメータを決定するために利用される。
【0044】
[0050]Tの終わりで、インバータはバーストモードに切り替わり、エネルギー蓄積期間に入る。このような期間中、インバータは出力電力を生成しない。電力瓶PBは、PVモジュール入力電力Pinを、エネルギー蓄積期間の前半の範囲内の90°〜270°の位相(すなわち、Tの90°〜180°の位相)の間で積分することによって得られ、電力瓶PBは、PVモジュール入力電力Pinを、エネルギー蓄積期間の後半の範囲内の90°〜270°の位相(すなわち、Tの180°〜270°の位相)の間で積分することによって得られる。加えて、PVモジュール入力電圧Vinは、Tの90°〜270°の全期間の間で積分されて電圧瓶VDCBが得られる。
【0045】
[0051]Tで、インバータはバースト期間を開始し、出力電力を生成し始める。それに応じて、Tの間に決定された動作パラメータは、インバータを駆動してバーストモード電流Iを生成するように調整される。Tの間、PVモジュール入力電圧Vinは、Tの90°〜270°の全期間の間で積分され、電圧瓶VDCBに加えられる。PはPBに設定され、PはPBに設定され、VDCはVDCBから計算される。電力測定値P、P及び電圧測定値VDCは、インバータが出力電力を生成する次のAC網電圧サイクルのインバータ動作パラメータを決定するために利用される。
【0046】
[0052]Tで、インバータはエネルギー蓄積期間を開始する。Tの間の動作と同様に、PB、PB及びVDCBが得られる。時間Tにおいて、インバータはバースト期間を開始する。それに応じて、Tの間に決定された動作パラメータは、インバータを駆動してバーストモード電流Iを生成するように調整される。Tの間の動作と同様に、PVモジュール入力電圧Vinは、Tの90°〜270°の全期間の間で積分され、電圧瓶VDCBに加えられる。PはPBに設定され、PはPBに設定され、VDCはVDCBから計算される。電力測定値P、P及び電圧測定値VDCは、インバータが出力電力を生成する次のAC網電圧サイクルのインバータ動作パラメータを決定するために利用される。
【0047】
[0053]波形404は、計算された2つのAC網電圧サイクルのエネルギー蓄積期間に対応する。第1のAC網電圧サイクルTの間、インバータは継続モードで動作している。電力瓶PB及びPBは、PVモジュール入力電力PinをそれぞれAC網電圧の90°〜180°の位相及び180°〜270°の位相の間で積分することによって得られ、PVモジュール入力電圧Vinは、90°〜270°の全期間の間で積分されてDC電圧瓶VDCBが得られる。PはPBに設定され、PはPBに設定され、平均DC電圧VDCはVDCBから計算される。電力測定値P、P及び電圧測定値VDCは、インバータが出力電力を生成する次のAC網電圧サイクルのインバータ動作パラメータを決定するために利用される。
【0048】
[0054]Tで、インバータはバーストモードに切り替わり、2つのAC網電圧サイクルのエネルギー蓄積期間に入る。このような期間中、インバータは出力電力を生成しない。電力瓶PBは、Pinを、エネルギー蓄積期間の前半の範囲内に生じる90°〜270°の位相(すなわち、Tの90°〜270°の位相)の部分の間で積分することによって得られ、電力瓶PBは、Pinを、エネルギー蓄積期間の後半の範囲内に生じる90°〜270°の位相(すなわち、Tの90°〜270°の位相)の部分の間で積分することによって得られる。加えて、PVモジュール入力電圧Vinは、エネルギー蓄積期間の各90°〜270°期間、すなわちT及びTの各90°〜270°の位相期間の間で積分されて、電圧瓶VDCBが得られる。
【0049】
[0055]Tで、インバータはバースト期間を開始し、出力電力を生成し始める。それに応じて、Tの間に決定された動作パラメータは、インバータを駆動してバーストモード電流Iを生成するように調整される。Tの間、PVモジュール入力電圧Vinは、Tの90°〜270°の全期間の間で積分され、電圧瓶VDCBに加えられる。PはPB/2に設定され、PはPB/2に設定され、VDCはVDCBから計算される。電力測定値P、P及び電圧測定値VDCは、インバータが出力電力を生成する次のAC網電圧サイクルのインバータ動作パラメータを決定するために利用される。
【0050】
[0056]Tで、インバータはエネルギー蓄積期間を開始する。T及びTの間の動作と同様に、PB、PB及びVDCBが得られる。時間Tで、インバータはバースト期間を開始する。それに応じて、Tの間に決定された動作パラメータは、インバータを駆動してバーストモード電流Iを生成するように調整される。T及びTの間の動作と同様に、PVモジュール入力電圧Vinは、Tの90°〜270°の全期間の間で積分され、電圧瓶VDCBに加えられる。PはPB/2に設定され、PはPB/2に設定され、VDCはVDCBから計算される。電力測定値P、P及び電圧測定値VDCは、インバータが出力電力を生成する次のAC網電圧サイクルのインバータ動作パラメータを決定するために利用される。
【0051】
[0057]波形406は、計算された3つのAC網電圧サイクルのエネルギー蓄積期間に対応する。第1のAC網電圧サイクルTの間、インバータは継続モードで動作している。電力瓶PB及びPBは、PVモジュール入力電力PinをそれぞれAC網電圧の90°〜180°の位相及び180°〜270°の位相の間で積分することによって得られ、PVモジュール入力電圧Vinは、90°〜270°の全期間の間で積分されてDC電圧瓶VDCBが得られる。PはPBに設定され、PはPBに設定され、平均DC電圧VDCはVDCBから計算される。電力測定値P、P及び電圧測定値VDCは、インバータが出力電力を生成する次のAC網電圧サイクルのインバータ動作パラメータを決定するために利用される。
【0052】
[0058]Tで、インバータはバーストモードに切り替わり、3つのAC網電圧サイクルのエネルギー蓄積期間に入る。このような期間中、インバータは出力電力を生成しない。電力瓶PBは、Pinを、エネルギー蓄積期間の前半の範囲内に生じる90°〜270°の位相(すなわち、Tの90°〜270°の位相、及びTの90°〜180°の位相)の部分の間で積分することによって得られ、電力瓶PBは、Pinを、エネルギー蓄積期間の後半の範囲内に生じる90°〜270°の位相(すなわち、Tの180°〜270°の位相、及びTの90°〜270°)の部分の間で積分することによって得られる。加えて、PVモジュール入力電圧Vinは、エネルギー蓄積期間の各90°〜270°の期間、すなわちT、T及びTの各90°〜270°の位相期間の間で積分されて、電圧瓶VDCBが得られる。
【0053】
[0059]Tで、インバータはバースト期間を開始し、出力電力を生成し始める。それに応じて、Tの間に決定された動作パラメータは、インバータを駆動してバーストモード電流Iを生成するように調整される。Tの間、PVモジュール入力電圧Vinは、90°〜270°の全位相の間で積分され、電圧瓶VDCBに加えられる。PはPB/3に設定され、PはPB/3に設定され、VDCはVDCBから計算される。電力測定値P、P及び電圧測定値VDCは、インバータが出力電力を生成する次のAC網電圧サイクルのインバータ動作パラメータを決定するために利用される。
【0054】
[0060]図5は、本発明の1つ又は複数の実施形態によるDC電圧コントローラ210のブロック図500である。DC電圧コントローラ210は、加算器/減算器502、比例積分(PI)コントローラ504、利得モジュール506、及びバーストモード調整モジュール508を備える。DC電圧コントローラ210は、第1のフィードバックループ216を利用して、DC−ACインバータ208に供給される電流を、PVモジュール104がDC電圧設定点にバイアスされるように制御する。
【0055】
[0061]加算器/減算器502は、PVモジュールDC電圧VDCを示す信号をバーストモードコントローラ224から受け取り、DC電圧設定点を示す信号をMPPTコントローラ212から受け取る。加算器/減算器502の出力は、VDCとDC電圧設定点の差をPIコントローラ504に結合する。PIコントローラ504は、PVモジュール104から引き出されるべき入力電流Iestを推定することによって、その差を補正するように働き、PVモジュール104をDC電圧設定点にバイアスすることになる。
【0056】
[0062]PIコントローラ504の出力は、利得モジュール506に結合され、Iestを示す信号を利得モジュール506に供給する。利得モジュール506は、AC網電圧振幅の入力VACを変換制御モジュール214から、またVDCをバーストモードコントローラ224からさらに受け取り、IestをPVモジュール104から引き出すための、インバータからの必要出力電流Ireqを決定する。いくつかの実施形態では、Ireqは次式で計算される。
【0057】
[0063]
【数3】
【0058】
[0064]上式で、effはインバータの効率定格である。
【0059】
[0065]利得モジュール506の出力は、バーストモード調整モジュール508に結合される。バーストモード調整モジュール508は、バーストモードコントローラ224から受け取った制御信号に応じて、バーストモード中に必要インバータ出力電流Ireqをバーストモード出力電流Iと一致するように調整する。バーストモード調整モジュール508の出力はDC−ACインバータ208に結合され、このDC−ACインバータを、継続モード時に出力電流Ireqを生成し、バーストモード時に出力電流Iを生成するように駆動する。
【0060】
[0066]図6は、本発明の1つ又は複数の実施形態によるMPPTコントローラ212のブロック図である。MPPTコントローラ212は、電力差モジュール602、積分器604、及び加算器608を備える。MPPTコントローラ212は、第2のフィードバックループ218を利用して、MPP電圧と一致するPVモジュール104のDC電圧設定点を決定する。
【0061】
[0067]電力差モジュール602は、第1の電力測定値P及び第2の電力測定値Pを示す信号をバーストモードコントローラ224から受け取る。電力差モジュール602は、PとPの電力差を計算し、この電力差を利用して偏差信号εを決定する。いくつかの実施形態では、電力差は(P−P)/(P+P)で計算される。
【0062】
[0068]電力差モジュール602からの偏差信号εは、積分器604に結合される。積分器604は、偏差信号εを積分し、積分された偏差信号εを加算器608に結合する。加算器608は、公称電圧Vnomの入力をさらに受け取る。ここでVnomは、MPP電圧の初期推定値である。積分偏差信号は、DC電圧設定点(すなわち、積分された偏差と公称電圧の合計)がMPP電圧と一致するように公称電圧を「微調整」する働きをする。次にDC電圧設定点は、PVモジュール104をDC電圧設定点で動作するように駆動するために、DC電圧コントローラ210に供給される。
【0063】
[0069]図7は、本発明の1つ又は複数の実施形態による、インバータをバーストモードで動作させる方法700の流れ図である。以下で説明されるようないくつかの実施形態では、DC−ACインバータなどの電力変換デバイスがPVモジュールに結合され、PVモジュールからのDC電力をAC電力に変換し、このようなAC電力が商用電力網に結合される。いくつかの実施形態では、複数のPVモジュールが単一の集約DC−ACインバータに結合されることがあり、あるいは、個々のPVモジュールが個々のDC−ACインバータに結合されることがある(例えば、各DC−ACインバータごとに1つのPVモジュール)。いくつかの実施形態では、DC−DCコンバータが、1つ又は複数のPVモジュールとDC−ACインバータの間に結合されることがある。
【0064】
[0070]方法700は、ステップ702で開始し、ステップ704に進む。ステップ704で、インバータは継続モードで動作し、PVモジュールがMPP電圧に近接してバイアスされるように出力電流Ireqを生成する。ステップ708で、PVモジュールからの入力電力の第1の電力測定値P及び第2の電力測定値Pが得られる。いくつかの実施形態では、第1の電力測定は、PVモジュールからの入力電力PinをAC網波形サイクルの90°〜180°の位相の間で積分して第1の「電力瓶」PBを得ることを含み、ここでP=PBであり、また第2の電力測定は、Pinを同じAC網波形サイクルの180°〜270°の位相の間で積分して第2の「電力瓶」PBを得ることを含み、ここでP=PBである。いくつかの実施形態では、Pinをこのような位相の間にサンプリングして、第1及び第2の電力測定値を得ることができ、例えば、商用電力網周波数の256倍の速度でPinをサンプリングすることができる。代替実施形態では、第1及び第2の電力測定値は、AC網波形サイクルの別々の位相の間に得ることができる。
【0065】
[0071]加えて、PVモジュールからの平均又はDC電圧VDCが計算される。いくつかの実施形態では、PVモジュールからの電圧Vinが、AC網電圧の90°〜270°の位相の間で積分されてDC電圧「瓶」VDCBが得られ、次に、VDCがVDCBに基づいて計算される。
【0066】
[0072]方法700はステップ710に進み、ここでP、P及びVDCが利用されて、PVモジュールのDC電圧設定点を、MPP電圧にDC電圧設定点が一致するように決定する。ステップ712で、必要インバータ出力電流Ireqが決定され、この電流によりPVモジュールが所望のDC電圧設定点にバイアスされることになる。方法700のステップ704から712は外側フィードバックループを含み、このフィードバックループは、PVモジュールがMPP電圧に現在バイアスされているかどうかを判定し、必要であれば、MPPを実現するようにDC電圧設定点を調整する。
【0067】
[0073]方法700はステップ714に進み、ここで、PVモジュール入力電力がバーストモード閾値を越えるかどうかの判定が行われる。ステップ714の条件が満たされた場合は、ステップ704に戻り、インバータは継続モードで動作を続ける。ステップ714で条件が満たされなかった場合は、ステップ716に進む。
【0068】
[0074]ステップ716で、エネルギー蓄積期間のAC網電圧サイクルの最大数Noffが、バーストモードリップル電圧閾値に基づいて決定される。いくつかの実施形態では、PVモジュールDC電圧VDCの10%のバーストモードリップル電圧閾値が利用される。ステップ718で、インバータはバーストモードに切り替わり、NoffのAC電圧網サイクルのエネルギー蓄積期間を開始する。エネルギー蓄積期間中、インバータは全く出力電力を生成せず、PVモジュールによって発生した電力はインバータ内に蓄積される。
【0069】
[0075]ステップ720で、第1の電力瓶PB及び第2の電力瓶PBが、DC電圧瓶VDCBと共に集められる。いくつかの実施形態では、NoffのAC網サイクルが2つの等しい部分、すなわちNoffのAC電圧網サイクルの「前半」とNoffのAC電圧網サイクルの「後半」に分割され、前半は後半の前に生ずる。PBは、PVモジュール入力電力Pinを、前半中に生じる各90°〜270°のAC網電圧位相期間のいずれかの間で積分することによって得られ、PBは、PVモジュール入力電力Pinを、後半中に生じる各90°〜270°のAC網電圧位相期間のいずれかの間で積分することによって得られる。加えて、PVモジュール入力電圧Vinは、エネルギー蓄積期間中に各90°〜270°の位相にわたって積分されて、VDCBが得られる。
【0070】
[0076]方法700はステップ724に進む。ステップ724で、エネルギー蓄積期間に続いてバースト期間が始動され、インバータは出力電力を生成し始める。いくつかの実施形態では、バースト期間は、単一AC網電圧サイクルを含む。バースト期間中、ステップ712で決定された必要出力電流Ireqは、エネルギー蓄積期間中に蓄積されたエネルギー量に応じてインバータがバースト電流Iを生成するように調整される。いくつかの実施形態では、I=Ireq×(Noff+1)である。
【0071】
[0077]ステップ728で、PVモジュールからの入力電圧が測定され、DC電圧瓶VDCBに加えられ、いくつかの実施形態では、PVモジュール入力電圧Vinは、AC網電圧サイクルの90°〜270°の位相にわたって積分され、VDCBに加えられる。方法はステップ730に進み、P、P、及びVDCが決定される。いくつかの実施形態では、P=PB/Noff、P=PB/Noffであり、VDCはVDCBの平均になる。ステップ732で、PVモジュールのDC電圧設定点がP、P、及びVDCに基づいて決定される。ステップ734で、必要インバータ出力電流Ireqが決定され、この電流によりPVモジュールが所望のDC電圧設定点にバイアスされることになる。
【0072】
[0078]方法700はステップ736に進み、インバータの動作を継続すべきかどうかの判定が行われる。ステップ736で条件が満たされた場合は、ステップ714に戻り、ステップ736で条件が満たされなかった場合は、ステップ738に進み、そこで方法700は終了する。
【0073】
[0079]以下の例示的な諸実施形態では、「EC」(例示的組み合わせ)と明示して列挙されたものを少なくともいくつか含めて、本明細書で説明された概念による様々な実施形態のタイプについての付加的な説明が提示され、これらの例は互いに排他的、網羅的、又は限定的なものではなく、また本発明は、これらの例示的実施形態に限定されずに、添付の特許請求の範囲内の可能なすべての修正形態及び変形形態を包含する。
【0074】
[0080]EC1.入力コンデンサと、DC−ACインバータと、エネルギーを入力コンデンサに少なくとも1つの蓄積期間中に蓄積させ、エネルギーを入力コンデンサから少なくとも1つのバースト期間中に引き出させるバーストモードコントローラであって、AC出力電力が少なくとも1つのバースト期間中にDC入力電力よりも大きくなるバーストモードコントローラと、最大電力点(MPP)を決定し、DC−ACインバータをMPPに近接して動作させる第1のフィードバックループと、第1の電力測定値と第2の電力測定値の差を決定し、この差を示す偏差信号を生成し、この偏差信号を第1のフィードバックループに供給して、DC−ACインバータの少なくとも1つの動作パラメータをMPPに向かうように調整する第2のフィードバックループとを備える、DC入力電力をAC出力電力に変換する装置。
【0075】
[0081]EC2.第1の電力測定値が、商用電力網の少なくとも1つのサイクルの第1の位相範囲中のDC入力電力を示し、第2の電力測定値が、少なくとも1つのサイクルの第2の位相範囲中のDC入力電力を示す、EC1の装置。
【0076】
[0082]EC3.第1の位相範囲と第2の位相範囲が同じ長さである、EC2の装置。
【0077】
[0083]EC4.少なくとも1つの蓄積期間が、入力コンデンサの電圧の上に重なるリップル電圧がリップル電圧閾値を満たすように決定される、EC1の装置。
【0078】
[0084]EC5.第2のフィードバックループが、偏差信号を積分する積分器を備える、EC1の装置。
【0079】
[0085]EC6.バーストモードコントローラがAC出力電力をDC入力電力よりも大きくする、EC1の装置。
【0080】
[0086]EC7.少なくとも1つの蓄積期間及び少なくとも1つのバースト期間が、DC入力電力がバーストモード電力閾値を満たすときに発生する、EC1の装置。
【0081】
[0087]EC8.電力バースト閾値が、DC入力電力を供給するデバイスの電力定格の30%である、EC7の装置。
【0082】
[0088]EC9.AC出力電力が少なくとも1つの蓄積期間中にゼロになる、EC1の装置。
【0083】
[0089]EC10.バーストモードコントローラが入力コンデンサの静電容量を決定する、EC1の装置。
【0084】
[0090]EC11.警報が、静電容量が静電容量閾値を満たすときに発せられる、EC10の装置。
【0085】
[0091]EC12.エネルギーを入力コンデンサに少なくとも1つの蓄積期間中に蓄積するステップと、エネルギーを入力コンデンサから少なくとも1つのバースト期間中に引き出すステップであって、AC出力電力が、少なくとも1つのバースト期間中にDC入力電力よりも大きくなるステップと、最大電力点追跡(MPPT)技法を用いながら、DC−ACインバータを最大電力点(MPP)に近接して動作させるステップとを含む、DC入力電力をAC出力電力に変換する方法。
【0086】
[0092]ECI3.MPPT技法が、MPPを決定するステップと、DC−ACインバータをMPPに近接して動作させるステップと、第1の測定値と第2の測定値の差を決定するステップと、この差を示す偏差信号を生成するステップと、この偏差信号を使用して、DC−ACインバータの少なくとも1つの動作パラメータをMPPに向かうように調整するステップとを含む、EC12の方法。
【0087】
[0093]EC14.第1の電力測定値が、商用電力網の少なくとも1つのサイクルの第1の位相範囲中のDC入力電力を示し、第2の電力測定値が、少なくとも1つのサイクルの第2の位相範囲中のDC入力電力を示す、EC13の方法。
【0088】
[0094]EC15.第1の位相範囲と第2の位相範囲が同じ長さである、EC14の方法。
【0089】
[0095]EC16.少なくとも1つの蓄積期間が、入力コンデンサの電圧の上に重なるリップル電圧がリップル電圧閾値に一致するように決定される、EC12の方法。
【0090】
[0096]EC17.偏差信号を積分するステップをさらに含む、EC13の方法。
【0091】
[0097]EC18.少なくとも1つの蓄積期間及び少なくとも1つのバースト期間が、DC入力電力がバーストモード電力閾値を満たすときに発生する、EC12の方法。
【0092】
[0098]EC19.電力バースト閾値が、DC入力電力を供給するデバイスの電力定格の30%である、EC18の方法。
【0093】
[0099]EC20.AC出力電力が少なくとも1つの蓄積期間中にゼロになる、EC12の方法。
【0094】
[00100]EC21.入力コンデンサの静電容量を特定するステップをさらに含む、EC12の方法。
【0095】
[00101]EC22.静電容量が静電容量閾値を満たすときに警報を発するステップをさらに含む、EC21の方法。
【0096】
[00102]EC23.(i)少なくとも1つの光起電力(PV)モジュールと、(ii)少なくとも1つのPVモジュールに結合された少なくとも1つのインバータとを備える電力変換のシステムであって、このインバータが、DC入力電力をAC出力電力に変換するDC−ACインバータと、入力コンデンサと、エネルギーを入力コンデンサに少なくとも1つの蓄積期間中に蓄積させ、エネルギーを入力コンデンサから少なくとも1つのバースト期間中に引き出させるバースモードコントローラであり、DC−ACインバータのAC出力電力が、少なくとも1つのバースト期間中にDC−ACインバータのDC入力電力よりも大きくなるバーストモードコントローラと、最大電力点(MPP)を決定し、DC−ACインバータをMPPに近接して動作させる第1のフィードバックループと、第1の電力測定値と第2の電力測定値の差を決定し、この差を示す偏差信号を生成し、この偏差信号を第1のフィードバックループに供給して、DC−ACインバータの少なくとも1つの動作パラメータをMPPに向かうように調整する第2のフィードバックループとを備える、電力変換のシステム。
【0097】
[00103]EC24.少なくとも1つのインバータのそれぞれで、第1の電力測定値が、商用電力網の少なくとも1つのサイクルの第1の位相範囲中のDC入力電力を示し、第2の電力測定値が、少なくとも1つのサイクルの第2の位相範囲中のDC入力電力を示す、EC23のシステム。
【0098】
[00104]EC25.少なくとも1つのインバータのそれぞれで、少なくとも1つの蓄積期間が、入力コンデンサの電圧の上に重なるリップル電圧がリップル電圧閾値を満たすように決定される、EC23のシステム。
【0099】
[00105]EC26.少なくとも1つのインバータのそれぞれで、少なくとも1つのバーストモードコントローラが少なくとも1つのコンデンサの静電容量を決定する、EC23のシステム。
【0100】
[00106]EC27.少なくとも1つのインバータのそれぞれで、静電容量が静電容量閾値を満たすときに警報が発せられる、EC24のシステム。
【0101】
[00107]上記は本発明の諸実施形態を対象とするが、本発明のその他のさらなる実施形態を、本発明の基本的な範囲から逸脱することなく考案することができ、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって確定される。
[発明の例]
[例1]
DC入力電流からエネルギーを蓄積する手段と、
前記DC入力電流をAC出力電流に変換する手段と、
(i)前記エネルギーを蓄積する前記手段に前記エネルギーを少なくとも1つの蓄積期間中に蓄積させ、(ii)前記エネルギーを蓄積する前記手段から前記エネルギーを少なくとも1つのバースト期間中に引き出させる手段であって、前記AC出力電流が、前記少なくとも1つのバースト期間中に前記DC入力電流よりも大きくなる手段と、
最大電力点(MPP)を決定し、前記DC入力電流を前記AC出力電流に変換する前記手段を前記MPPに近接して動作させる第1の手段と、
第1の電力測定値と第2の電力測定値の差を決定し、前記差を示す偏差信号を生成し、前記偏差信号を前記第1の手段に供給して、前記DC入力電流を前記AC出力電流に変換する前記手段の少なくとも1つの動作パラメータを前記MPPに向かうように調整する第2の手段と
を備える、DC入力電力をAC出力電力に変換する装置。
[例2]
前記第1の電力測定値が、商用電力網の少なくとも1つのサイクルの第1の位相範囲中の前記DC入力電流を示し、前記第2の電力測定値が、前記少なくとも1つのサイクルの第2の位相範囲中の前記DC入力電流を示す、例1に記載の装置。
[例3]
(i)前記エネルギーを蓄積する前記手段の電圧の上に重なるリップル電圧がリップル電圧閾値を満たすように前記少なくとも1つの蓄積期間が決定されること、及び(ii)前記AC出力電力が前記少なくとも1つの蓄積期間中にゼロになること、のうちの少なくとも1つを満たす、例1に記載の装置。
[例4]
前記第2の手段が、前記偏差信号を積分する手段を備える、例1に記載の装置。
[例5]
(i)前記エネルギーを蓄積させ引き出させる前記手段が前記AC出力電流を前記DC入力電流よりも大きくすること、(ii)前記エネルギーを蓄積させ引き出させる前記手段が、前記エネルギーを蓄積する前記手段の静電容量を決定すること、及び(iii)前記静電容量が静電容量閾値を満たすときに警報が発せられること、のうちの少なくとも1つを満たす、例1に記載の装置。
[例6]
前記少なくとも1つの蓄積期間及び前記少なくとも1つのバースト期間が、前記DC入力電流がバーストモード電力閾値を満たすときに発生する、例1に記載の装置。
[例7]
エネルギーを入力コンデンサに少なくとも1つの蓄積期間中に蓄積するステップと、
エネルギーを前記入力コンデンサから少なくとも1つのバースト期間中に引き出すステップであって、AC出力電流が、少なくとも1つのバースト期間中にDC入力電流よりも大きくなるステップと、
最大電力点追跡(MPPT)技法を用いながら、DC−ACインバータを最大電力点(MPP)に近接して動作させるステップと
を含む、DC入力電力をAC出力電力に変換する方法。
[例8]
前記MPPT技法が、
前記MPPを決定するステップと、
前記DC−ACインバータを前記MPPに近接して動作させるステップと、
第1の電力測定値と第2の電力測定値の差を決定するステップと、
前記差を示す偏差信号を生成するステップと、
前記偏差信号を使用して、前記DC−ACインバータの少なくとも1つの動作パラメータを前記MPPに向かうように調整するステップと
を含む、例7に記載の方法。
[例9]
前記第1の電力測定値が、商用電力網の少なくとも1つのサイクルの第1の位相範囲中の前記DC入力電力を示し、前記第2の電力測定値が、前記少なくとも1つのサイクルの第2の位相範囲中の前記DC入力電力を示す、例8に記載の方法。
[例10]
(i)前記入力コンデンサの電圧の上に重なるリップル電圧がリップル電圧閾値を満たすように前記少なくとも1つの蓄積期間が決定されること、及び(ii)前記AC出力電力が前記少なくとも1つの蓄積期間中にゼロになること、のうちの少なくとも1つを満たす、例7に記載の方法。
[例11]
(i)前記偏差信号を積分するステップ、(ii)前記入力コンデンサの静電容量を決定するステップ、及び(iii)前記静電容量が静電容量閾値を満たすときに警報を発するステップ、のうちの少なくとも1つをさらに含む、例8に記載の方法。
[例12]
前記少なくとも1つの蓄積期間及び前記少なくとも1つのバースト期間が、前記DC入力電力がバーストモード電力閾値を満たすときに発生する、例7に記載の方法。
[例13]
少なくとも1つの光起電力(PV)モジュールと、
前記少なくとも1つのPVモジュールに結合された少なくとも1つのインバータとを具備する、電力変換のシステムであって、前記インバータが、
DC入力電力をAC出力電力に変換するDC−ACインバータと、
入力コンデンサと、
エネルギーを前記入力コンデンサに少なくとも1つの蓄積期間中に蓄積させ、前記エネルギーを前記入力コンデンサから少なくとも1つのバースト期間中に引き出させるバースモードコントローラであり、前記DC−ACインバータの前記AC出力電力が、前記少なくとも1つのバースト期間中に前記DC−ACインバータの前記DC入力電力よりも大きくなるバーストモードコントローラと、
最大電力点(MPP)を決定し、前記DC−ACインバータを前記MPPに近接して動作させる第1のフィードバックループと、
第1の電力測定値と第2の電力測定値の差を決定し、前記差を示す偏差信号を生成し、前記偏差信号を前記第1のフィードバックループに供給して、前記DC−ACインバータの少なくとも1つの動作パラメータを前記MPPに向かうように調整する第2のフィードバックループと
を備える、電力変換のシステム。
[例14]
(i)前記第1の電力測定値が、商用電力網の少なくとも1つのサイクルの第1の位相範囲中の前記DC入力電力を示し、前記第2の電力測定値が、前記少なくとも1つのサイクルの第2の位相範囲中の前記DC入力電力を示すこと、及び(ii)前記少なくとも1つの蓄積期間が、前記入力コンデンサの電圧の上に重なるリップル電圧がリップル電圧閾値を満たすように決定されること、のうちの少なくとも1つを満たす、例13に記載のシステム。
[例15]
(i)前記少なくとも1つのバーストモードコントローラが前記少なくとも1つの入力コンデンサの静電容量を決定すること、及び/又は(ii)前記静電容量が静電容量閾値を満たすときに警報が発せられること、のうちの少なくとも1つを満たす、請求項13に記載のシステム。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7