【実施例】
【0035】
図8は、
図2で示したようなc−LPHFPP反応器によるSiナノ粒子堆積の結果を示す。前駆体ガスは、0.1342mg/分のSiH
4質量流量をもたらす5sccmのSiH
4(Ar中に2%)を含む16.67sccmのArで構成された。グロー放電は、202ワット/cm
2の電力密度及び3.75Torrの圧力により127MHzで動作された。合成されたSiナノ粒子は、真空中で、石英誘電体管から2.5cmに位置決めされた回転する(4rpm)炭素被覆銅透過電子顕微鏡(TEM)グリッド上に収集された。
図8A)は、この条件で合成された粒子の50kXの明視野TEM(BF−TEM)画像である。
図8Aの挿入部分は画像の選択区域の回折像である。回折リング・パターンは、結晶粒子が堆積されたことを示している。エネルギー分散X線分光(EDS)は、結晶粒子がSiであることを示す1.8keVの強いピークを示した(図示せず)。
図8B)は、1nm厚の酸化物被覆をもつ4.7nmの結晶Siコア・ナノ粒子の400kXのHRTEM画像である。この酸化物被覆は、TEMによる画像化に先立って、サンプルが反応器から取り出され、空気又は他の反応性雰囲気にさらされた後に形成された。多数の原子格子縞を見ることができ、顕著な縞はSiの立方ダイヤモンド格子の(111)面である。これは、縞の間隔が0.31nmであるので分かる。
図8C)は、
図8Bの画像の高速フーリエ変換(FFT)である。FFTはTEM画像を実空間から逆格子空間に変換し、それにより、HRTEM画像の繰り返しパターンが回折スポットとして表示されるようになる。HRTEM画像から分かる間隔により、FFTのgベクトル距離を測定及び使用して、ナノ粒子の組成を決定するのに使用される格子面に対する適切なd空間値を決定する。
図8Cに示した回折スポットは、Siのダイヤモンド立方構造の(111)格子面に対応する3.13Åのd間隔(0.319Å
−1のg値)を有する。
図8D)は、この条件から堆積されたSiナノ粒子の400kXのBF−TEM画像を示す。
図8E)は、TEM画像(酸化物シェルを含む)から測定し、ガウス分布で近似した粒子サイズ分布である。平均直径は6.5nmであり、標準偏差は0.46nmであった。
【0036】
図9は、
図2で示したようなc−LPHFPP反応器によるSiナノ粒子堆積の結果を示す。前駆体ガスは、0.25mg/分のSiH
4質量流量をもたらす9.3sccmのSiH
4(Ar中に2%)を含む9.3sccmのArで構成された。グロー放電は、50%深さで50kHzの振幅変調キャリア正弦波(20μsのプラズマ滞留時間)をもつ140MHz、177ワット/cm
2のパワー密度、及び3.5Torrの圧力で動作された。合成されたSiナノ粒子は、真空中で、石英誘電体管から2.5cmに位置決めされた回転する(4rpm)炭素被覆銅透過電子顕微鏡(TEM)グリッド上に収集された。
図9A)は、この条件で合成された粒子の50kXの明視野TEM(BF−TEM)画像である。
図9Aの挿入部分は画像の選択区域の回折像である。回折リング・パターンは、結晶粒子が堆積されたことを示している。エネルギー分散X線分光(EDS)は、結晶粒子がSiであることを示す1.8keVの強いピークを示した(図示せず)。
図9B)は、1.6nm厚の酸化物被覆をもつ9.6nmの結晶Siコア・ナノ粒子の400kXのHRTEM画像である。この酸化物被覆は、TEMによる画像化に先立って、サンプルが反応器から取り出され、空気又は他の反応性雰囲気にさらされた後に形成された。多数の原子格子縞を見ることができ、顕著な縞はSiの立方ダイヤモンド格子の(111)面である。
図9C)は、
図9Bの画像の高速フーリエ変換(FFT)である。
図9Cに示した回折スポットは、Siのダイヤモンド立方構造の(111)格子面に対応する3.13Åのd間隔(0.319Å
−1のg値)を有する。
図9D)は、この条件から堆積されたSiナノ粒子の400kXのBF−TEM画像を示す。
図9E)は、TEM画像(酸化物シェルを含む)から測定し、ガウス分布で近似した粒子サイズ分布である。平均直径は9.73nmであり、標準偏差は0.91nmであった。
【0037】
図10は、
図2で示したようなc−LPHFPP反応器によるSiナノ粒子堆積の結果を示す。前駆体ガスは、0.063mg/分のSiH
4質量流量をもたらす2.34sccmのSiH
4(Ar中に2%)を含む21sccmのArで構成された。グロー放電は、50%深さで50kHzの振幅変調キャリア正弦波(20μsのプラズマ滞留時間)をもつ140MHz、180ワット/cm
2のパワー密度、及び5.45Torrの圧力で動作された。合成されたSiナノ粒子は、真空中で、石英誘電体管から2.5cmに位置決めされた回転する(4rpm)炭素被覆銅透過電子顕微鏡(TEM)グリッド上に収集された。
図10A)は、この条件で合成された粒子の50kXの明視野TEM(BF−TEM)画像である。
図10Aの挿入部分は画像の選択区域の回折像である。回折リング・パターンは、結晶粒子が堆積されたことを示している。エネルギー分散X線分光(EDS)は、結晶粒子がSiであることを示す1.8keVの強いピークを示した(図示せず)。
図10B)は、酸化物被覆をもつ結晶Siコア・ナノ粒子の400kXのHRTEM画像である。この酸化物被覆は、TEMによる画像化に先立って、サンプルが反応器から取り出され、空気又は他の反応性雰囲気にさらされた後に形成された。多数の原子格子縞を見ることができ、顕著な縞はSiの立方ダイヤモンド格子の(111)面である。
図10C)は、
図10Bの画像の高速フーリエ変換(FFT)である。
図10Cに示した回折スポットは、Siのダイヤモンド立方構造の(111)格子面に対応する3.13Åのd間隔(0.319Å
−1のg値)、及び(220)格子面に対応する1.92Åのd間隔(0.521Å
−1のg値)を有する。
図10D)は、この条件から堆積されたSiナノ粒子の250kXのBF−TEM画像を示す。
図10E)は、TEM画像(酸化物シェルを含む)から測定し、ガウス分布で近似した粒子サイズ分布である。平均直径は14nmであり、標準偏差は2.26nmであった。
【0038】
図11は、
図2で示したようなc−LPHFPP反応器によるSiナノ粒子堆積の結果を示す。前駆体ガスは、0.076mg/分のSiH
4質量流量をもたらす2.83sccmのSiH
4(Ar中に2%)を含む8.5sccmのArで構成された。グロー放電は、50%深さで50kHzの振幅変調キャリア正弦波(20μsのプラズマ滞留時間)をもつ140MHz、171ワット/cm
2のパワー密度、及び4.8Torrの圧力で動作された。合成されたSiナノ粒子は、真空中で、石英誘電体管から2.5cmに位置決めされた回転する(4rpm)炭素被覆銅透過電子顕微鏡(TEM)グリッド上に収集された。
図11A)は、この条件で合成された粒子の50kXの明視野TEM(BF−TEM)画像である。
図11Aの挿入部分は画像の選択区域の回折像である。回折リング・パターンは、結晶粒子が堆積されたことを示している。エネルギー分散X線分光(EDS)は、結晶粒子がSiであることを示す1.8keVの強いピークを示した(図示せず)。
図11B)は、1nm厚の酸化物被覆をもつ20nmの結晶Siコア・ナノ粒子の400kXのHRTEM画像である。この酸化物被覆は、TEMによる画像化に先立って、サンプルが反応器から取り出され、空気にさらされた後に形成された。多数の原子格子縞を見ることができ、顕著な縞はSiの立方ダイヤモンド格子の(111)面である。
図11C)は、
図11Bの画像の高速フーリエ変換(FFT)である。
図11Cに示された回折スポットは、Siのダイヤモンド立方構造の(111)格子面に対応する3.13Åのd間隔(0.319Å
−1のg値)、及び(220)格子面に対応する1.92Åのd間隔(0.521Å
−1のg値)を有する。追加のスポットが、
図11Bの結晶ナノ粒子のオーバーラップに起因する多重散乱から生じている。
図11D)は、この条件から堆積されたSiナノ粒子の400kXのBF−TEM画像を示す。
図11E)は、TEM画像(酸化物シェルを含む)から測定し、ガウス分布で近似した粒子サイズ分布である。平均直径は22.4nmであり、標準偏差は1.7nmであった。
【0039】
図12は、
図2で示したようなc−LPHFPP反応器によるSiナノ粒子堆積の結果を示す。前駆体ガスは、0.072mg/分のSiH
4質量流量をもたらす2.67sccmのSiH
4(Ar中に2%)を含む8sccmのArで構成された。グロー放電は、50%深さで50kHzの振幅変調キャリア正弦波(20μsのプラズマ滞留時間)をもつ140MHz、167ワット/cm
2のパワー密度、及び5.3Torrの圧力で動作された。合成されたSiナノ粒子は、真空中で、石英誘電体管から2.5cmに位置決めされた回転する(4rpm)炭素被覆銅透過電子顕微鏡(TEM)グリッド上に収集された。
図12A)は、この条件で合成された粒子の50kXの明視野TEM(BF−TEM)画像である。
図12Aの挿入部分は画像の選択区域の回折像である。回折リング・パターンは、結晶粒子が堆積されたことを示している。エネルギー分散X線分光(EDS)は、結晶粒子がSiであることを示す1.8keVの強いピークを示した(図示せず)。
図12B)は、1nm厚の酸化物被覆をもつ17nmの結晶Siコア・ナノ粒子の400kXのHRTEM画像である。この酸化物被覆は、TEMによる画像化に先立って、サンプルが反応器から取り出され、空気にさらされた後に形成された。多数の原子格子縞を見ることができ、顕著な縞はSiの立方ダイヤモンド格子の(111)面である。
図12C)は、
図12Bの画像の高速フーリエ変換(FFT)である。
図12Cに示した回折スポットは、Siのダイヤモンド立方構造の(111)格子面に対応する3.13Åのd間隔(0.319Å
−1のg値)を有する。
図12D)は、この条件から堆積されたSiナノ粒子の400kXのBF−TEM画像を示す。
図12E)は、TEM画像(酸化物シェルを含む)から測定し、ガウス分布で近似した粒子サイズ分布である。平均直径は25.6nmであり、標準偏差は3.2nmであった。
【0040】
図13は、
図2で示したようなc−LPHFPP反応器によるSiナノ粒子堆積の結果を示す。前駆体ガスは、0.27mg/分のSiH
4質量流量をもたらす10sccmのSiH
4(Ar中に2%)で構成された。グロー放電は、3.15ワット/cm
2の電力密度及び4.61Torrの圧力により90MHzで動作された。合成されたSiナノ粒子は、真空中で、石英誘電体管から2.5cmに位置決めされた炭素被覆銅透過電子顕微鏡(TEM)グリッド上に収集された。
図13A)は、この条件で合成された粒子の50kXの明視野TEM(BF−TEM)画像である。画像の選択区域の回折像は、アモルファス粒子を示す拡散リングを示した(図示せず)。エネルギー分散X線分光(EDS)は、粒子がSiであることを示す1.8keVの強いピークを示した(図示せず)。
図13B)は、アモルファスSiナノ粒子の150kXのHRTEM画像である。粒子はすべて約6nmの直径のフラクタル型凝集体に一緒に融合した。
【0041】
図14は、
図2で示したようなc−LPHFPP反応器によるSiナノ粒子堆積の結果を示す。前駆体ガスは、0.107mg/分のSiH
4質量流量をもたらす4sccmのSiH
4(Ar中に2%)を含む12sccmのArで構成された。グロー放電は、50%深さで515kHzの振幅変調キャリア正弦波(66.67μsのプラズマ滞留時間)をもつ140MHz、202ワット/cm
2のパワー密度、及び3.61Torrの圧力で動作された。合成されたSiナノ粒子は、真空中で、石英誘電体管から2.5cmに位置決めされた回転する(6rpm)炭素被覆銅透過電子顕微鏡(TEM)グリッド上に収集された。
図14A)は、この条件で合成された粒子の25kXの明視野TEM(BF−TEM)画像である。エネルギー分散X線分光(EDS)は、粒子がSiであることを示す1.8keVの強いピークを示した(図示せず)。
図14B)は、
図14Aからの選択区域の回折像である。合成された粒子がアモルファスSiナノ粒子であることを示す拡散リングに注目されたい。
図14C)は、この条件から堆積されたアモルファスSiナノ粒子の50kXのBF−TEM画像を示す。
図14D)は、TEM画像(酸化物シェルを含む)から測定し、ガウス分布で近似した粒子サイズ分布である。平均直径は17.2nmであり、標準偏差は1.3nmであった。
【0042】
上述で開示した特定の実施例は、本明細書の教示の恩恵を有する当業者には明らかである、異なるが均等な方法で本発明を変更及び実施することができるので、単なる例示的なものである。さらに、以下の特許請求の範囲の記載以外の本明細書で示された構造又は設計態様の詳細に限定されるものではない。したがって、上述で開示した特定の実施例は改変又は変更することができ、そのような変形はすべて本発明の範囲内であると見なされることは明らかである。したがって、本明細書で要求する保護は以下の特許請求の範囲に記載の通りである。