【実施例】
【0049】
以下に実施例を示して本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものではない。
【0050】
以下の実施例では、ポリビニルアルコール及びPVA−PVAmコポリマーのすべてをCelanese社から購入した。Celvol165、Celvol107、PVA−PVAmL6及びPVA−PVAmL12は、特記しない限り、入手したまま使用した。Celvol165及びCelvol107はそれぞれ重量平均分子量約146−186kg/mol及び31−50kg/molであった。無水DMSO、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、トリエチルアミン、2−イソシアナトエチルメタクリレート、無水マレイン酸、グリシジルメタクリレート、及び無水メタクリル酸はAldrich社から購入し、入手したまま使用した。NMRスペクトルはBrukerAvance400(
1H−NMR、400MHz)分光計で記録し、残留溶剤シフトを基準とした。
【0051】
付着分(重量%)又は焼失分(重量%)を計算して、ベースメンブレンに適用された電子線反応性皮膜の量を求めた。付着分(重量%)は、(塗工後の膜重量−塗工前の膜重量)/塗工前の膜重量x100により計算した。焼失分は次のように求めた。400°Fで20分間の熱分解により電子線反応性皮膜を多孔質基体から選択的に除去した。焼失分(重量%)は、(焼失前の膜重量−焼失後の膜重量)/焼失後の膜重量x100により計算した。
【0052】
直径47mmのMilliporeガラスフィルタ真空濾過装置を用いて、真空濾過を行った。水の流通を圧力差27インチHgで行い、流量をmL/min−cm
2で報告した。
【0053】
電子線照射実験は、AdvancedElectronBeams社(米国マサチューセッツ州ウイルミントン所在)の装置で行った。特記しない限り、125kVを標準電圧として使用した(作動電圧範囲80〜150kV)。装置は、1回のパスで50kGyの線量を照射でき、パス回数を増やすことでもっと大きな線量を得た。電子線の線量は0〜100kGyを施した。キログレイ(kGy)線量は、所定の質量の基体が吸収したエネルギーとして定義され(1kJ/kg、1kGy=0.1MRad)、式:MRad=(IxK)/ライン速度[式中のIは電流(mA)、Kは電子線係数、ライン速度は被覆メンブレンが電子線を通過する速度(ft/min)である]により計算できる。
【0054】
実験はすべて、特記しない限り、酸素濃度200ppm未満の窒素雰囲気下で行った。抽出分試験は下記の手順で行った。メンブレンを70℃で1時間乾燥して、残留揮発分を除去し、微量天秤で秤量した。メンブレンをメッシュスクリーンに閉じこめ、撹拌されている80℃の水中に24時間浸漬した。その後メンブレンを70℃で1時間乾燥し、微量天秤で秤量した。抽出分(重量%)は、抽出前後の乾燥サンプルの重量差から求めた。オートクレーブ処理は、AmscoCenturySV−148HPrevacSteamSterilizer(Steris社製滅菌器)を用いて、121℃/21psiで30分間行った。
実施例1
本実施例では、官能化PVAを合成した。これを高MwのPVA−MMA(2.4)とする。無水のDMSO(175mL)を入れた500mL三ツ口丸底フラスコにPVA(20.1g、456mmol、Celvol165、セラネーズ社製)を添加し、75℃で激しくかきまぜ、均質な溶液を得た。反応混合物を40℃に冷却し、激しくかきまぜながら2−イソシアナトエチルメタクリレート(3.53g、22.8mmol)を溶液にゆっくり添加した。粘稠な溶液を24時間撹拌した後、室温に冷却した。ポリマーをイソプロパノール:エーテルの5:1混合物(合計800mL)に投入し析出させた。凝集した白色固体を真空下室温で乾燥した。
1H−NMRから、繰り返し単位の約2.4%がグラフト性メタクリレート結合を含有することが確認された(21.5g、収率91%、転化率42%)。
1H NMR (D
2O, 400 MHz) d 6.13 (1H, bs, CHH=CMe), 5.72 (1H, bs, CHH=CMe), 4.24 (2H, bm, CH
2CH
2), 4.1-3.5 (43 H, bm, CH of PVA), 3.45 (2H, bm, CH
2CH
2), 1.91 (3H, bs, CHH=CMe), 1.9-1.4 (82 H, bm, CH
2 of PVA)
実施例2
本実施例では、官能化PVAを合成した。これを高MwのPVA−MMA(5.0)とする。無水のDMSO(150mL)を入れた500mL三ツ口丸底フラスコにPVA(20.1g、456mmol、Celvol165、セラネーズ社製)を添加し、95℃で激しくかきまぜ、均質な溶液を得た。反応混合物を室温に冷却し、激しくかきまぜながら2−イソシアナトエチルメタクリレート(10.1g、65.1mmol)を氷浴中の溶液に発熱を抑制するようゆっくり添加した。粘稠な溶液を40℃で24時間撹拌した後、室温に冷却した。ポリマーをイソプロパノール:エーテルの3:1混合物(合計700mL)に投入し析出させた。凝集した白色固体を真空下室温で乾燥した。
1H−NMRから、繰り返し単位の約5%がグラフト性メタクリレート結合を含有することが確認された(24.0g、収率80%、転化率39%)。
1H NMR (DMSO-d
6, 400 MHz) d 6.13 (1H, bs, CHH=CMe), 5.72 (1H, bs, CHH=CMe), 4.95 (1H, bm, OH of PVA), 4.69 (4H, bm, OH of PVA), 4.46 (9H, bm, OH of PVA), 4.36 (2H, bm, OH of PVA), 4.21 (6H, bm, OH of PVA), 4.07 (2H, bm, CH
2CH
2), 3.9-3.6 (20 H, CH of PVA, 3.25 (2H, bm, CH
2CH
2), 1.88 (3H, bs, CHH=CMe), 1.8-1.2 (40 H, bm, CH
2 of PVA)
実施例3
本実施例では、官能化PVAを合成した。これを高MwのPVA−MMA(1.4)とする。DMSO(200mL)を入れた500mL丸底フラスコにPVA(20.0g、454mmol、Celvol165、セラネーズ社製)を添加し、75℃で激しくかきまぜ、均質な溶液を得た。反応混合物を45℃に冷却し、激しくかきまぜながら4−(ジメチルアミノ)ピリジン(2.22g、18.2mmol)及び2−イソシアナトエチルメタクリレート(1.41g、9.09mmol)を溶液にゆっくり添加した。粘稠な溶液を24時間撹拌した後、室温に冷却した。ポリマーをイソプロパノール(合計1200mL)に投入し析出させた。凝集した白色固体を真空下40℃で乾燥した。
1H−NMRから、繰り返し単位の約1.4%がグラフト性メタクリレート結合を含有することが確認された(20.8g、収率97%、転化率70%)。
1H NMR (DMSO-d
6, 400 MHz) d 6.07 (1H, bs, CHH=CMe), 5.67 (1H, bs, CHH=CMe), 4.95 (1H, bm, OH of PVA), 4.67 (14H, bm, OH of PVA), 4.47 (36H, bm, OH of PVA), 4.22 (23H, bm, OH of PVA), 4.07 (2H, bm, CH
2CH
2), 3.9-3.6 (72 H, CH of PVA, 3.25 (2H, bm, CH
2CH
2), 1.88 (3H, bs, CHH=CMe), 1.8-1.2 (152 H, bm, CH
2 of PVA)
実施例4
本実施例では、官能化PVAを合成した。これを高MwのPVA−MA(3.8)とする。無水のDMSO(200mL)を入れた500mL三ツ口丸底フラスコにPVA(11.2g、254mmol、Celvol165、セラネーズ社製)を添加し、50℃で激しくかきまぜ、均質な溶液を得た。反応混合物を室温に冷却し、激しくかきまぜながらトリエチルアミン(2.50g、24.7mmol)及び無水メタクリル酸(1.98g、12.8mmol)を氷浴中の溶液に発熱を抑制するようゆっくり添加した。粘稠な溶液を室温で24時間撹拌した。ポリマーをイソプロパノール:エーテルの3:1混合物(合計700mL)に投入し析出させた。ゴム状の灰白色固体を真空下室温で乾燥した。
1H−NMRから、繰り返し単位の約3.8%がグラフト性メタクリレート結合を含有することが確認された(11.5g、収率95%、転化率80%)。
1H NMR (DMSO-d
6, 400 MHz) d 5.99 (1H, bs, CHH=CMe), 5.62 (1H, bs, CHH=CMe), 5.19 (1H, bm, OH of PVA), 4.67 (5H, bm, OH of PVA), 4.46 (11H, bm, OH of PVA), 4.36 (5H, bm, OH of PVA), 4.21 (7H, bm, OH of PVA), 4.0-3.6 (26 H, bm, CH of PVA), 1.87 (3H, bs, CHH=CMe), 1.8-1.2 (50 H, bm, CH
2 of PVA)
実施例5
本実施例では、官能化PVAを合成した。これを高MwのPVA−MA(3.0)とする。機械的攪拌機を取り付けた500mL三ツ口丸底フラスコにPVA(20.0g、454mmol、Celvol165、セラネーズ社製)とDMSO(200g)を添加し、95℃で激しくかきまぜ、均質な溶液を得た。反応混合物を70℃に冷却し、トリエチルアミン(2.85g、28.2mmol)を添加した。完全に溶解したら、激しくかきまぜながらグリシジルメタクリレート(2.00g、14.1mmol)を溶液にゆっくり添加した。粘稠な溶液を70℃で2時間撹拌した後、50℃に2時間冷却した。ブレンダを用いて激しくかきまぜたイソプロパノール(1.2L)溶液にポリマーを投入し析出させた。凝集した白色固体を濾過し、イソプロパノール(500mL)及びメタノール(750mL)で洗い、真空下40℃で一晩乾燥して残留溶剤を除去した。
1H−NMR分光分析から、繰り返し単位の約3.0%がグラフト性メタクリレート結合を含有することが確認された(20.5g、収率98%、転化率97%)。
1H NMR (DMSO-d
6, 400 MHz) d 5.99 (1H, bs, CHH=CMe), 5.63 (1H, bs, CHH=CMe), 5.19 (1H, bm, OH of PVA), 4.67 (6H, bm, OH of PVA), 4.46 (17H, bm, OH of PVA), 4.23 (10H, bm, OH of PVA), 4.0-3.6 (33 H, bm, CH of PVA), 1.87 (3H, bs, CHH=CMe), 1.8-1.2 (71 H, bm, CH
2 of PVA)
実施例6
本実施例では、官能化PVAを合成した。これを高MwのPVA−MA(2.5)とする。機械的攪拌機を取り付けた500mL三ツ口丸底フラスコにPVA(20.0g、454mmol、Celvol165、セラネーズ社製)とDMSO(200g)を添加し、95℃で激しくかきまぜ、均質な溶液を得た。反応混合物を70℃に冷却し、トリエチルアミン(2.48g、24.5mmol)を添加した。完全に溶解したら、激しくかきまぜながらグリシジルメタクリレート(1.74g、12.3mmol)を溶液にゆっくり添加した。粘稠な溶液を70℃で2時間撹拌した後、50℃に2時間冷却した。ブレンダを用いて激しくかきまぜたイソプロパノール(1.2L)溶液にポリマーを投入し析出させた。凝集した白色固体を濾過し、イソプロパノール(500mL)及びメタノール(750mL)で洗い、真空下40℃で一晩乾燥して残留溶剤を除去した。
1H−NMR分光分析から、繰り返し単位の約2.5%がグラフト性メタクリレート結合を含有することが確認された(20.3g、収率97%、転化率93%)。
1H NMR (DMSO-d
6, 400 MHz) d 5.99 (1H, bs, CHH=CMe), 5.62 (1H, bs, CHH=CMe), 5.19 (1H, bm, OH of PVA), 4.68 (8H, bm, OH of PVA), 4.48 (19H, bm, OH of PVA), 4.23 (12H, bm, OH of PVA), 4.0-3.6 (40 H, bm, CH of PVA), 1.87 (3H, bs, CHH=CMe), 1.8-1.2 (84 H, bm, CH
2 of PVA)
実施例7
本実施例では、官能化PVAを合成した。これを高MwのPVA−MA(2.0)とする。機械的攪拌機を取り付けた500mL三ツ口丸底フラスコにPVA(20.0g、454mmol、Celvol165、セラネーズ社製)とDMSO(202g)を添加し、95℃で激しくかきまぜ、均質な溶液を得た。反応混合物を70℃に冷却し、トリエチルアミン(1.94g、19.2mmol)を添加した。完全に溶解したら、激しくかきまぜながらグリシジルメタクリレート(1.37g、9.62mmol)を溶液にゆっくり添加した。粘稠な溶液を70℃で2時間撹拌した後、50℃に2時間冷却した。ブレンダを用いて激しくかきまぜたイソプロパノール(1.2L)溶液にポリマーを投入し析出させた。凝集した白色固体を濾過し、イソプロパノール(500mL)及びメタノール(750mL)で洗い、真空下40℃で一晩乾燥して残留溶剤を除去した。
1H−NMR分光分析から、繰り返し単位の約2.0%がグラフト性メタクリレート結合を含有することが確認された(20.0g、収率97%、転化率95%)。
1H NMR (DMSO-d
6, 400 MHz) d 5.99 (1H, bs, CHH=CMe), 5.62 (1H, bs, CHH=CMe), 5.19 (1H, bm, OH of PVA), 4.67 (10H, bm, OH of PVA), 4.47 (24H, bm, OH of PVA), 4.22 (14H, bm, OH of PVA), 4.0-3.6 (50 H, bm, CH of PVA), 1.87 (3H, bs, CHH=CMe), 1.8-1.2 (103 H, bm, CH
2 of PVA)
実施例8
本実施例では、官能化PVAを合成した。これを低MwのPVA−MMA(3)とする。無水のDMSO(225mL)を入れた1L丸底フラスコにPVA(50.2g、1.14mol、Celvol107、セラネーズ社製)を添加し、75℃で激しくかきまぜ、均質な溶液を得た。反応混合物を45℃に冷却し、激しくかきまぜながら2−イソシアナトエチルメタクリレート(10.4g、0.067mol)を溶液にゆっくり添加した。粘稠な溶液を24時間撹拌した後、室温に冷却した。ポリマーをイソプロパノール:エーテルの9:1混合物(合計1L)に投入し析出させた。凝集した白色固体を真空下室温で乾燥した。
1H−NMRから、繰り返し単位の約3%がグラフト性メタクリレート結合を含有することが確認された(54.8g、収率90%、転化率44%)。
1H NMR (D
2O, 400 MHz) d 6.14 (1H, bs, CHH=CMe), 6.14 (1H, bs, CHH=CMe), 4.24 (2H, bm, CH
2CH
2), 4.1-3.5 (34 H, bm, CH of PVA), 3.45 (2H, bm, CH
2CH
2), 1.93 (3H, bs, CHH=CMe), 1.9-1.4 (63 H, bm, CH
2 of PVA)
実施例9
本実施例では、官能化PVAを合成した。これをPVA−PVAm−malとする。脱イオン水(55mL)を入れた500mL三ツ口丸底フラスコにPVA−PVAm(5.01g、114mmol、PVOH(88)−PVAm(12)L12、セラネーズ社製)を添加し、100℃でかきまぜ、均質な溶液を得た。無水マレイン酸(1.34g、13.7mmol)をTHF(4mL)に溶解し、激しくかきまぜながら溶液にゆっくり添加した。溶液は初め曇ったが、20分間で透明になった。粘稠な溶液を還流下で24時間撹拌した。ポリマーをイソプロパノール(400mL)から析出させ、少量の水に再溶解し、イソプロパノール(400mL)から再析出させた。白色固体を真空下室温で乾燥した。
1H−NMRから、繰り返し単位の約6%がグラフト性マレイン酸イミド結合を含有することが確認された(5.34g、収率88%、転化率50%)。
1H NMR (D
2O, 400 MHz) d 6.29 (2H, bs, CHH=CMe), 4.1-3.5 (18 H, CH of PVA-PVAm), 2.0-1.4 (34 H, CH
2 of PVA-PVAm)
実施例10
本実施例では、官能化PVAを合成した。これをPVA−PVAm−MMAとする。THF(50mL)を入れた250mL三ツ口丸底フラスコにPVA−PVAm(5.02g、114mmol、PVOH(94)−PVAm(6)L6、セラネーズ社製)を添加し、激しく還流させてポリマーを膨潤させた。反応混合物を室温に冷却し、かきまぜながら2−イソシアナトエチルメタクリレート(1.06g、6.83mmol)を混合物にゆっくり添加した。不均質な混合物を24時間かきまぜた後、揮発分を真空下で除去した。白色ポリマーを十分な量のヘキサンで洗い、真空下室温で乾燥した。
1H−NMRから、繰り返し単位(12%ウレタン(PVA):88%尿素(PVAm))の約2%がグラフト性メタクリレート結合を含有することが確認された(5.40g、収率89%、転化率38%)。
1H NMR (DMSO-d
6, 400 MHz) d 6.12 (0.13H, bs, CHH=CMe - urethane), 5.71 (0.13H, bs, CHH=CMe - urethane), 5.64 (1H, bm, CHH=CMe - urea), 5.33 (0.13H, bm, CHH=CMe - urea), 4.24 (0.26H, bm, CH
2CH
2 - urethane), 4.1-3.5 (51 H, bm, CH of PVA-PVAm), 3.61 (2H, t, CH
2CH
2 - urea), 4.24 (0.26H, bm, CH
2CH
2 - urethane), 3.24 (2H, bm, CH
2CH
2 - urea), 1.91 (3H, bs, CHH=CMe), 1.9-1.4 (82 H, bm, CH
2 of PVA-PVAm)
実施例11
本実施例では、ePTFE(QM702シリーズメンブレン、GEエネルギー社製)に、実施例1,3及び実施例5〜10でそれぞれ製造した、高MwのPVA−MMA(2.4)、高MwのPVA−MMA(1.4)、高MwのPVA−MA(3.0)、高MwのPVA−MA(2.5)、高MwのPVA−MA(2.0)、低MwのPVA−MMA(3)、PVA−PVAm−mal及びPVA−PVAm−MMAを被覆した。PVA−MMA(2.4)を用いる例を説明すると、PVA−MMA(2.4)(2.00g)を50℃の脱イオン水(98g)に溶解した。高剪断速度のブレンダを用いて、混合している溶液にイソプロパノール(80mL)をゆっくり添加した。揮発分の蒸発により、1.22wt%のPVA−MMA(2.4)溶液であることが確認された(理論値1.23wt%)。BHA ePTFE Part#QM702に基づくBHA ePTFEメンブレンをこのPVA−MMA(2.4)溶液で十分に濡らし(湿潤し)、スクイージを用いて余分な溶液を除去した。透明な被覆ePTFEサンプルをポリプロピレンフープに張り、空気乾燥させた。付着分(重量%)を測定したところ6〜8重量%であった。また焼失分(重量%)を測定したところ6〜8%であった。高MwのPVA−MMA(1.4)、低MwのPVA−MMA(3)、PVA−PVAm−mal及びPVA−PVAm−MMAの皮膜も同様の性能であった。高MwのPVA−MA(3.0)、高MwのPVA−MA(2.5)及び高MwのPVA−MA(2.0)の皮膜も同様の性能であったが、イソプロパノール濃度が総コーティング溶液濃度の50%に増加した。
実施例12
本実施例では、ePTFE(QM702シリーズメンブレン、GEエネルギー社製)に、実施例2で製造した高MwのPVA−MMA(5.0)を被覆した。PVA−MMA(5.0)(4.00g)を50℃のDMSO(10g)及び脱イオン水(86g)に溶解した。高剪断速度のブレンダを用いて、混合している溶液にイソプロパノール(100mL)をゆっくり添加した。揮発分の蒸発により、2.2wt%のPVA−MMA(5.0)溶液であることが確認された(理論値2.24wt%)。BHA ePTFE Part#QM702に基づくBHA ePTFEメンブレンをこのPVA−MMA(5.0)溶液で十分に濡らし(湿潤し)、スクイージを用いて余分な溶液を除去した。透明な被覆ePTFEサンプルをポリプロピレンフープに張り、空気乾燥させた。付着分(重量%)を測定したところ10〜11重量%であった。
実施例13
本実施例では、ePTFE(QM702シリーズメンブレン、GEエネルギー社製)に、実施例4で製造したPVA−MA(3.8)を被覆した。PVA−MA(3.8)(4.00g)を50℃のDMSO(96g)に溶解した。高剪断速度のブレンダを用いて、混合している溶液にイソプロパノール(250mL)をゆっくり添加した。揮発分の蒸発により、1.3wt%のPVA−MA(3.8)溶液であることが確認された(理論値1.35wt%)。BHA ePTFE Part#QM702に基づくBHA ePTFEメンブレンをこのPVA−MA(3.8)溶液で十分に濡らし(湿潤し)、余分な溶液を搾り取った。透明な被覆ePTFEサンプルをポリプロピレンフープに張り、空気乾燥させた。被覆を繰り返して付着分を増やした。最終付着分(重量%)は10〜11重量%と測定された。
実施例14
本実施例では、被覆PVA誘導体化ePTFEサンプルを拘束環境(即ちポリプロピレンフープ)にて、以下の2つの方法いずれかで電子線照射した。1)ドライ:サンプルをAEB電子線装置に入れ、窒素雰囲気に、酸素濃度が200ppm未満になるまで置いた。標準電圧125kVにてドライサンプルを所定の線量に照射した。2)ウェット:サンプルに脱イオン水を噴霧し、メンブレンの完全な濡れ(湿潤)が達成されるまで(即ち完全に透明になるまで)噴霧を続けた。過剰な水をスクイージ、拭き取りその他の通常の方法で除去し、メンブレン上に水の溜まりができないようにした。サンプルをAEB電子線装置に入れ、窒素雰囲気に、酸素濃度が200ppm未満になるまで置いた。標準電圧125kVにてウェットサンプルを所定の線量に照射した。
【0055】
実施例11〜13で製造したメンブレンサンプルの電子線照射後及びオートクレーブ処理後の流量を表1に示す。Celvol165(高分子量約146〜186kg/mol、超加水分解ポリビニルアルコール、セラネーズ社製)は対照品である。流量はmL/min−cm
2@27”Hg単位で測定した。付着分(重量%)は(塗工後の膜重量−塗工前の膜重量)/塗工前の膜重量x100により計算した。
【0056】
【表1】
表1に示すように、対照のCelvol165の流量は試験したすべてのサンプルの中で最低であった。電子線照射前に親水性皮膜で被覆したePTFEを濡らすことで、いずれの親水性皮膜の場合でも、オートクレーブ処理後の流量が大幅に向上し、持久性が高くなった。
実施例15
本実施例では、被覆したPVA誘導体化ePTFEサンプルを拘束環境(即ちポリプロピレンフープ)にて、2つのドライ及びウェット方法いずれかで電子線照射した。すべての評価例で、ウェット法が完全なオートクレーブ処理性を保証するより有効な方法であることが確認された。オートクレーブ処理性は、オートクレーブ処理サイクル後に透明に濡れるメンブレンの性質として定義される。ウェット法は次のように行った。サンプルに脱イオン水を噴霧し、メンブレンの完全な濡れ(湿潤)が達成されるまで(即ち完全に透明になるまで)噴霧を続けた。過剰な水をスクイージ、拭き取りその他の通常の方法で除去し、メンブレン上に水の溜まりができないようにした。サンプルをAEB電子線装置に入れ、窒素雰囲気に、酸素濃度が200ppm未満になるまで置いた(但し酸素の存在は電子線性能に影響しない)。標準電圧125kVにてウェットサンプルを所定の線量に照射した。結果を
図2に示す。
【0057】
図2及び表1には、低分子量PVA−MMA(3)で被覆したePTFEの2つのサンプルについての流量データを示す。サンプルをPVA−MMA(3)の付着分4.4重量%及び14.3重量%にて製造した。サンプル#の#は側鎖メタクリレート官能価を有するポリマー繰り返し単位のモル%(
1H−NMR分光分析により測定)に対応する。流量は、電子線照射前、電子線照射(40kGy)後、及びスチームオートクレーブ処理(121℃/21psiで30分)後について報告する。各サンプルについて、すべての条件下で高い流量とメンブレンの完全な濡れが認められた。
実施例16
本実施例では、
図3に示すように、電子線照射線量レベルの影響を5〜40kGyの範囲で調べた。PVA−MMA(2.4)について流量と付着分(重量%)を表1に報告する。僅か5kGyの線量レベルでも、オートクレーブ処理性と高い水流量が達成された。多数回のオートクレーブ処理サイクル後に、メンブレンの完全な濡れと高い水流量が認められた。
実施例17
本実施例では、2つの異なる化学品、即ち、PVA(Celvol165、セラネーズ社製)及びPVA−MMA(2.4)(メタクリレート官能価で誘導体化された高分子量PVA)を評価した。3つの異なる処理変数、即ち、電子線なし、ドライメンブレン条件での電子線照射、及び水濡らし条件での電子線照射を分析した。オートクレーブ処理前後の流量及び重量損失(%)を
図4及び
図5に示す。以下のいくつかの結論が導かれる。PVA被覆ePTFEについての流量が、線量40kGyの電子線照射後に、増加する。これは、PVA及びPVA−MMA(2.4)両方について見られる。PVAはオートクレーブ処理性、つまりオートクレーブ処理後の有意な流れを示さない。PVA−MMA(2.4)被覆ePTFEについて、ウェット電子線照射は、ドライ電子線照射より大きく向上した流量をもたらす。これは、オートクレーブ処理前後両方について言える。PVA−MMA(2.4)について、ウェット電子線照射は、ドライ電子線照射より劇的に低い抽出分量をもたらす。オートクレーブ処理前後両方について、非常に低い抽出分重量損失(重量%)が認められる。
実施例18
本実施例では、官能化PVAを合成した。これを高MwのPVA−UMA(2.6)とする。無水のDMSO(220g)を入れた500mL三ツ口丸底フラスコにPVA(20.0g、456mmol、Celvol165、セラネーズ社製)を添加し、75℃で激しくかきまぜ、均質な溶液を得た。ラジカル開始剤として2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(BHT、10mg)を添加した。反応混合物を40℃に冷却し、激しくかきまぜ(400rpm)ながら2−イソシアナトエチルメタクリレート(1.83g、11.8mmol)を溶液にゆっくり添加、即ち5分間にわたって滴下した。粘稠な溶液を15分間撹拌した後、室温に冷却した。DMSO−d6中の
1H−NMR分光分析で完全転化が確認された。ポリマーをイソプロパノール(合計1200mL)に投入し析出させた。凝集した白色固体を真空下室温で乾燥した。
1H−NMRから、繰り返し単位の約2.6%がグラフト性メタクリレート結合を含有することが確認された(21.7g、収率100%、転化率100%)。
1H NMR (DMSO-d
6, 400 MHz) d 7.21 (1H, bm, NH) 6.07 (1H, bs, CHH=CMe), 5.67 (1H, bs, CHH=CMe), 4.94 (1H, bm, OH of PVA) 4.68 (8H, bm, OH of PVA), 4.49 (19H, bm, OH of PVA), 4.24 (13H, bm, OH of PVA), 4.07 (2H, bm, CH
2CH
2), 3.9-3.6 (38 H, CH of PVA, 3.25 (2H, bm, CH
2CH
2), 1.88 (3H, bs, CHH=CMe), 1.8-1.2 (80 H, bm, CH
2 of PVA)
実施例19
本実施例では、官能化PVAを合成した。これを6kgにスケールアップした高MwのPVA−UMA(2.6)とする。プロセス開発施設(PDF=Process Development Facility)における、後退翼型攪拌機、バッフル、蓄熱井戸付きのPfaudlerガラス内張50ガロン鉄鋼製反応容器にDMSO(30kg)を添加した。50rpm程度で撹拌しながら、PVA(6.0kg、136mol、Celvol165、セラネーズ社製)をゆっくり添加した。撹拌している混合物に追加のDMSO(36kg)を添加した。混合液を空気中で60℃にゆっくり加熱し、撹拌し、均質な溶液を得た。ラジカル開始剤として2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(BHT、6g)を添加した。激しくかきまぜ(126rpm)ながら2−イソシアナトエチルメタクリレート(550g、11.8mol)を溶液に195分間にわたって滴下した。粘稠な溶液をさらに15分間撹拌し、分析用の少量のサンプルをとった。DMSO−d6中の
1H−NMR分光分析で100%転化が確認された。反応容器とその中味を一晩で室温まで冷却した。ポリマー(1度に5Lの溶液)をHenschelホモゲナイザーを用いて激しく撹拌しているイソプロパノール(25L)溶液に投入し析出させた。凝集した白色固体を遠心分離し、イソプロパノールで再スラリー化し、Henschelホモゲナイザーで細断した。次に大型ポリプロピレンドラムにてポリマーを過剰のイソプロパノールに4日間浸漬し(200Lのイソプロパノールに約6kg)、ポリマー中の残留DMSOを除去した。上記工程をもう一度繰り返し、ポリマーをさらに5日間再浸漬した。ポリマーを高速で遠心分離して乾燥し、Henschelホモゲナイザーで再細断した。
1H−NMRから、繰り返し単位の約2.6%がグラフト性メタクリレート結合を含有することが確認された(6.5kg、収率99%、転化率100%)。
1H NMR (DMSO-d
6, 400 MHz) d 7.21 (1H, bm, NH), 6.07 (1H, bs, CHH=CMe), 5.67 (1H, bs, CHH=CMe), 4.94 (1H, bm, OH of PVA), 4.68 (8H, bm, OH of PVA), 4.49 (19H, bm, OH of PVA), 4.24 (13H, bm, OH of PVA), 4.07 (2H, bm, CH
2CH
2), 3.9-3.6 (38 H, CH of PVA, 3.25 (2H, bm, CH
2CH
2), 1.88 (3H, bs, CHH=CMe), 1.8-1.2 (80 H, bm, CH
2 of PVA)
実施例20
本実施例では、ePTFE(QM702シリーズメンブレン、GEエネルギー社製)に、実施例18で製造したPVA−UMA(2.6)を被覆した。PVA−UMA(2.6)(2.50g)を50℃の脱イオン水(98g)に溶解した。高剪断速度のブレンダを用いて、混合している溶液にイソプロパノール(100mL)をゆっくり添加した。揮発分の蒸発により、1.20wt%のPVA−UMA(2.6)溶液であることが確認された(理論値1.25wt%)。BHA ePTFE Part#QM702に基づくBHA ePTFEメンブレンをこのPVA−UMA(2.6)溶液で十分に濡らし(湿潤し)、スクイージを用いて余分な溶液を除去した。透明な被覆ePTFEサンプルをポリプロピレンフープに張り、空気乾燥させた。付着分(重量%)を測定したところ6〜10重量%であった。
実施例21
本実施例では、ePTFE(QM702シリーズメンブレン、GEエネルギー社製)に、実施例18で製造したPVA−UMA(2.6)を、所定の重量%の所定の親水性添加剤と組み合わせて被覆した。特定の添加剤及びその量(重量%)を下記の表2に示す。
【0058】
上記1.20wt%PVA−UMA(2.6)溶液に、PVA−UMAの重量に対して所定の量(重量%)の所定の親水性添加剤を添加した。PVA−UMAとPVA−UMAに基づいて10または30重量%の親水性添加剤とを含有する調製溶液からなる付着分合計約7〜10重量%を有するサンプルを製造した。例えば、10重量%の親水性添加剤の場合、1gのPVA−UMAを含有する溶液100g(1.0重量%溶液)では0.1gの親水性添加剤を溶液に添加している。そして、例えば、30重量%親水性添加剤サンプルは、120mgのPVA−UMAで作った1.2%PVA−UMA溶液に36mgのPEG−DA(平均Mn700)を添加することにより調製した。BHA ePTFE Part#QM702に基づくBHA ePTFEメンブレンをこのPVA−UMA(2)溶液で十分に濡らし(湿潤し)、スクイージを用いて余分な溶液を除去した。透明な被覆ePTFEサンプルをポリプロピレンフープに張り、空気乾燥させた。付着分(重量%)を測定したところ6〜8重量%であった。
実施例22
本実施例では、被覆PVA誘導体化ePTFEサンプルを拘束環境(即ちポリプロピレンフープ)にて、電子線照射した。サンプルに脱イオン水を噴霧し、メンブレンの完全な濡れ(湿潤)が達成されるまで(即ち完全に透明になるまで)噴霧を続けた。過剰な水をスクイージ、拭き取りその他の通常の方法で除去し、メンブレン上に水の溜まりができないようにした。サンプルをAEB電子線装置に入れ、窒素雰囲気に、酸素濃度が200ppm未満になるまで置いた。標準電圧125kVにてウェットサンプルを所定の線量、即ち5kGy又は10kGyに照射した。
【0059】
実施例18〜22で製造したメンブレンサンプルの電子線照射後及びオートクレーブ処理後の流量を表2に示す。PVA−UMA(2.6)のみで被覆したメンブレンを対照として用いる。ePTFE(GEエネルギー社パーツ番号QM702、Roll73965−1LB)に、親水性添加剤と1.2重量%PVA−UMA(2.6)溶液との混合物を1:1の水:イソプロパノールに予め溶解した溶液を被覆した。流量は、121℃/1.5気圧30分間のオートクレーブ処理サイクルの前後両方で測定した。
図6及び
図7は、電子線に10kGy及び5kGy照射した被覆メンブレンの流量を示すグラフである。
【0060】
【表2】
表2及び
図6,7に示すように、ジアクリレート(PEG−DA)及びトリアクリレート(TMPET)添加剤を含有するPVA−UMA被覆ePTFEメンブレンはどちらもオートクレーブ処理可能であり、オートクレーブ処理後に高い水流量が得られた。比較的高分子量のPEG−DA(Mn700及び2000)を含有するサンプルは、比較的低分子量のPEG−DA(Mn258)を含有するサンプルより性能が良好であった。5kGyで、10重量%のPEG−DA(Mn700)は、均一なオートクレーブ処理性メンブレンを得るのに必要な限界値より低かった。しかし、10kGyで、10重量%の親水性添加剤は、均一なオートクレーブ処理性メンブレン及び有意な流量を与えるのに適切であった。5及び10kGy両方で、30重量%のPEG−DA(Mn700)は、優れたメンブレン濡れ性とオートクレーブ処理後の極めて速い水流量を実現するのに十分に適切であった。5kGyで、TMPETを添加剤として用いるサンプルは、10重量%及び30重量%両方で、良好な水濡れ性と優れたオートクレーブ処理性とを示した。
【0061】
表3及び
図8,9に、上で説明し、流量を
図3,4に示した材料と同じ組合せの材料について抽出分データを報告する。抽出分は、80℃の脱イオン水中で24時間の抽出後にメンブレンから除去された非結合材料の割合(%)として定義される。抽出分(重量%)は、抽出前後の乾燥サンプルの重量差から求めた。目的は、抽出分レベルをできるだけゼロに近づけることである。PVA−UMA(2.6)及びMw700のPEG−DA(PVA−UMAに対して10重量%又は30重量%のPEG−DA)の溶液で被覆したePTFEに、電子線を10kGy照射した。抽出分を電子線照射後及び1オートクレーブ処理サイクル後に測定した(
図8)。電子線照射後に、約0.3重量%の抽出分が認められ、一方オートクレーブ処理後には抽出分が検出されなかった。
【0062】
【表3】
電子線は、線量が増加するにつれて、次第にePTFEの機械的一体性を損なうので、オートクレーブ処理サイクル後に存続する親水メンブレンを実現することができる最低の電子線照射線量が望ましい。したがって、電子線を5kGy照射した親水サンプルについて抽出分データをとった。親水性添加剤なしでPVA−UMA(2.6)で被覆したePTFEを対照とした。Mw700のPEG−DA及びMw912のTMPET両方をPVA−UMAに対して10重量%及び30重量%で調べた。10重量%のTMPETを例外として、すべてのサンプルが電子線照射後に抽出分0.3〜0.4重量%であった。5kGyで照射したMw700のPEG−DAと10kGyで照射した同様のサンプルとを比較すると、電子線照射後の抽出分にほぼ差がなかった。オートクレーブ処理後に、抽出分は通例0.2重量%以下に低下した。興味深いことに、親水性添加剤を含まない対照サンプルとPEG−DAやTMPETを含有するサンプルとの間に有意な差は認められなかった。したがって、親水性添加剤は高い抽出分レベルには寄与していないと結論された。
【0063】
本明細書で用いる用語「含む(含有する)」は、種々の組成物、化合物、成分、層、工程などを本発明に共同使用できることを意味する。したがって、用語「含む(含有する)」は、より限定的な用語「のみからなる」及び「本質的にのみからなる」を包含する。
【0064】
特別に定義されない限り、本明細書で用いられる科学技術用語は、当業者が一般に理解するのと同様な意味を有する。単数表現は、数量を限定するものではなく、記載要素が存在することを表す。
【0065】
本明細書全体を通して言及した「1実施形態」、「別の実施形態」、「他の実施形態」などは、その実施形態に記載された特定要素(例えば、特徴、構造及び/又は特性)が、本明細書の少なくとも1つの実施形態に含まれ、別の実施形態には存在してもしなくてもよいことを意味する。さらに、記載された要素を任意適当な方法で種々の実施形態に取り入れてもよい。
【0066】
引用した特許、特許出願その他の文献はすべて本発明の先行技術として援用する。しかし、本明細書の用語が引用文献の用語と矛盾するような場合には、本明細書の用語が引用文献からの相反する用語より優先する。
【0067】
本明細書では、具体例を挙げて、最良の形態を含む本発明を開示するとともに、装置やシステムを作製・使用したり、方法を実施したりすることを含めて、当業者が本発明を実施できるようにしている。本発明の要旨は、特許請求の範囲に規定された通りで、当業者が想起できる他の例を含むことができる。このような他の例は、特許請求の範囲の文言と異ならない構造要素を有するか、特許請求の範囲の文言と実質的に異ならない均等な構造要素を含むならば、特許請求の範囲に含まれる。