【実施例】
【0053】
図1は、本実施例に係るフォルダグルア部を有する製函機の概略構成図である。
図1に示すように、製函機1は、段ボールシート(搬送シート)Sを加工することで段ボール箱(箱体)Bを製造するものである。この製函機1は、段ボールシートS及び段ボール箱Bを搬送方向Dに直線状をなして配置された給紙部11、印刷部21、排紙部31、ダイカット部41、不良品除去部51、フォルダグルア部(シート折り畳み装置)61、カウンタエゼクタ部71とから構成されている。
【0054】
給紙部11は、段ボールシートSを一枚ずつ送り出して一定の速度で印刷部21に送るものである。この給紙部11は、テーブル12と、前当て13と、供給ローラ14と、吸引装置15と、フィードロール16とを有している。テーブル12は、多数枚の段ボールシートSを積み重ねて載置可能であると共に、昇降可能に支持されている。前当て13は、テーブル12上に積み重ねられた段ボールシートSの前端位置を位置決めすることができ、下端部とテーブル12との間に1枚の段ボールシートSが通過可能な隙間が確保されている。供給ローラ14は、テーブル12に対応して段ボールシートSの搬送方向Dに複数配置されてなり、テーブル12が下降したときに、積み重ねられた多数枚の段ボールシートSのうちの最下位置にあるテーブル12を前方に送り出すことができる。吸引装置15は、積み重ねられた段ボールシートSを下方、つまり、テーブル12や供給ローラ14側に吸引するものである。フィードロール16は、供給ローラ14により送り出された段ボールシートSを印刷部21に供給することができる。
【0055】
印刷部21は、段ボールシートSの表面に多色刷り(本実施例では、4色刷り)を行うものである。この印刷部21は、4つの印刷ユニット21A,21B,21C,21Dが搬送方向Dに直列をなして配置され、段ボールシートSの表面に4つのインキ色を使用して印刷を行うことができる。各印刷ユニット21A,21B,21C,21Dは、ほぼ同様に構成され、印刷シリンダ22、インキ供給ロール23、インキチャンバ24、受ロール25を有している。印刷シリンダ22は、その外周部に印版26が取付けられ、回転可能に設けられている。インキ供給ロール23は、印刷シリンダ22の近傍にて印版26に対接するように配置され、回転可能に設けられている。インキチャンバ24は、インキを蓄えるものであり、インキ供給ロール23の近傍に設けられている。受ロール25は、印刷シリンダ22との間で段ボールシートSを挟持することで、所定の印圧を付与しながら搬送するものであり、印刷シリンダ22の下方に対向して回転可能に設けられている。なお、図示しないが、各印刷ユニット21A,21B,21C,21Dは、その前後に上下一対の送りロールが設けられている。
【0056】
排紙部31は、段ボールシートSに対して、罫線加工を施すと共に溝切り加工を施すものである。この排紙部31は、第1罫線ロール36と、第2罫線ロール37と、スリッタナイフ34及びスロッタナイフ35を有している。第1罫線ロール36は、円形状に形成され、段ボールシートSの搬送方向Dに直交する水平方向に所定間隔で複数(本実施例では、4個)配置され、図示しない駆動装置により回転可能となっている。第2罫線ロール37は、円形状に形成され、段ボールシートSの搬送方向Dに直交する水平方向に所定間隔で複数(本実施例では、4個)配置され、図示しない駆動装置により回転可能となっている。この場合、第1罫線ロール36は、段ボールシートSの裏面(下面)に罫線加工を施すものであり、第2罫線ロール37は、第1罫線ロール36と同様に、段ボールシートSの裏面(下面)に罫線加工を施すものであり、各罫線ロール36,37に対向する上方位置に、受ロール32,33が同期して回転可能に設けられている。
【0057】
スリッタナイフ34とスロッタナイフ35は、円形状に形成され、段ボールシートSの搬送方向Dに直交する水平方向に所定間隔で複数(本実施例では、5個)配置され、図示しない駆動装置により回転可能となっている。スリッタナイフ34は、1個で構成され、搬送される段ボールシートSにおける幅方向の端部に対応して設けられており、この段ボールシートSにおける幅方向の端部を切断することができる。一方、スロッタナイフ35は、4個で構成され、搬送される段ボールシートSにおける幅方向の所定の位置に対応して設けられており、この段ボールシートSにおける所定の位置に溝切り加工を行うことができる。この場合、スリッタナイフ34及びスロッタナイフ35は、対向する下方位置に受ロール38が同期して回転可能に設けられている。
【0058】
ダイカット部41は、段ボールシートSに対して、手穴用の穴開け加工または特殊な形状への抜き加工を施すものである。このダイカット部41は、上下一対の送り駒42と、アンビルシリンダ43及びナイフシリンダ44を有している。送り駒42は、段ボールシートSを上下から挟持して搬送するものであり、回転可能に設けられている。アンビルシリンダ43及びナイフシリンダ44は、それぞれ円形状に形成され、図示しない駆動装置により同期して回転可能となっている。この場合、アンビルシリンダ43は、外周部にアンビルが形成される一方、ナイフシリンダ44は、外周部における所定の位置にナイフ及びダイが形成されている。
【0059】
不良品除去部51は、給紙部11から供給され、印刷部21で印刷が施され、排紙部31で罫線加工及び溝切り加工が施され、ダイカット部41で穴開け加工が施された段ボールシートSに対して、この段ボールシートSが不良品であったときに、段ボールシートS(段ボール箱B)の製造ラインから除去するものである。また、ダイカット部41と不良品除去部51との間に、糊付装置が設けられている。この糊付装置は、グルーガンを有し、所定のタイミングで糊を吐出することで、段ボールシートSにおける所定の位置に糊付けを行うことができる。
【0060】
フォルダグルア部61は、段ボールシートSを搬送方向Dに移動させながら折り畳み、搬送方向Dに直交する幅方向の両端部を接合して扁平状の段ボール箱Bを形成するものである。このフォルダグルア部61は、詳細を後述するが、制御装置100によりその作動が制御可能となっている。
【0061】
カウンタエゼクタ部71は、段ボール箱Bを計数しながら積み重ねた後、所定数のバッチに仕分けした後、排出するものである。このカウンタエゼクタ部71は、ホッパ装置72を有している。このホッパ装置72は、段ボール箱Bが積み重ねられる昇降自在なエレベータ73を有し、このエレベータ73には、整形手段としての図示しない前当板と整角板とが設けられている。なお、ホッパ装置72の下方に、搬出コンベア74が設けられている。
【0062】
ここで、製函機1にて、段ボールシートSから段ボール箱Bを製造する動作を、
図1、
図9ないし
図12に基づいて説明する。
図9は、加工前の段ボールシートの斜視図である。
図10は、罫線加工及び溝切加工後の段ボールシートの斜視図である。
図11は、折り畳み途中の状態を表す段ボールシートの斜視図である。
図12は、折り畳み接合された段ボール箱の斜視図である。
【0063】
製函機1にて、段ボールシートSは、
図9に示すように、表ライナ301と裏ライナ302との間に波形を成す中芯303が糊付けされて形成されたものである。この段ボールシートSは、製函機1の前工程にて、2つの折り線311,312が形成されている。この折り線311,312は、製函機1にて製造された段ボール箱Bを、後に組み立てる際にフラップを折るためのものである。このような段ボールシートSは、
図1に示すように、給紙部11のテーブル12上に積み重ねられる。
【0064】
給紙部11にて、テーブル12上に積み重ねられている多数枚の段ボールシートSは、まず、前当て13により位置決めされ、次に、テーブル12が下降することで、複数の供給ローラ14により最下位置にある段ボールシートSが送り出される。すると、この段ボールシートSは、一対のフィードロール16により所定の一定側で、印刷部21に供給される。
【0065】
印刷部21にて、各印刷ユニット21A,21B,21C,21Dでは、インキ供給ロール23の表面にインキチャンバ24からインキが供給されており、印刷シリンダ22及びインキ供給ロール23が回転すると、インキ供給ロール23の表面のインキが印版26に転移される。そして、印刷シリンダ22と受ロール25との間に段ボールシートSが搬送されると、この段ボールシートSが印版26と受ロール25とにより挟持され、この段ボールシートSに印圧が付与されることでその表面に印刷が施される。印刷された段ボールシートSは、送りロールにより排紙部31に搬送される。
【0066】
排紙部31にて、まず、段ボールシートSが第1罫線ロール36を通過するとき、
図10に示すように、段ボールシートSの裏面側、つまり、裏ライナ302側に罫線322,323,324,325が形成される。また、段ボールシートSが第2罫線ロール37を通過するとき、第1罫線ロール36と同様に、段ボールシートSの裏面側、つまり、裏ライナ302側に罫線322,323,324,325が再形成される。次に、この罫線322,323,324,325が形成された段ボールシートSがスリッタナイフ34を通過するとき、段ボールシートSにおける端部が切断位置321の位置で切断される。なお、端部位置326は段ボールシートSのままで切断はされない。また、段ボールシートSがスロッタナイフ35を通過するとき、罫線322,323,324,325の位置に溝331,332,333と糊代片334が形成される。そして、罫線322,323,324,325の位置に溝331,332,333と糊代片334が形成された段ボールシートSは、ダイカット部41に搬送される。
【0067】
このようにして、段ボールシートSは、糊代片334を含む罫線324および罫線325の間の第1面S1と、罫線323および罫線324の間の第2面S2と、罫線322および罫線323の間の第3面S3と、罫線322および切断位置321の間の第4面S4とで構成される。
【0068】
ダイカット部41にて、段ボールシートSがアンビルシリンダ43とナイフシリンダ44との間を通過するとき、手穴341,342が形成される。そして、手穴341,342が形成された段ボールシートSは、
図1に示すように、糊付装置66により糊代片334により糊が塗布されてから、不良品除去部51に搬送される。
【0069】
不良品除去部51にて、給紙部11から供給され、印刷部21で印刷が施され、排紙部31で罫線加工及び溝切り加工が施され、ダイカット部41で穴開け加工が施された段ボールシートSは、各箇所で不良品の判定が行われ、この段ボールシートSが不良品であったときには、不良品の段ボールシートSを製造ラインから除去する。
【0070】
フォルダグルア部61にて、段ボールシートSは、搬送方向Dに移動されながら、
図11に示すように、罫線322,324を基点として下方に折り畳まれる。つまり、段ボールシートSは、第2面S2および第3面S3に対して、第1面S2および第4面S4が下方に折り畳まれる。この折り畳みが180度近くまで進むと折り畳み力が強くなり、糊代片334とこの糊代片334に重なる段ボールシートSの端部とが押えられて互いに密着され、段ボールシートSの両端部が接合され、
図12に示すように、折り畳まれた状態の段ボール箱Bとなる。このとき、段ボール箱Bは、接合箇所において2つの隙間351が形成される。そして、この段ボール箱Bは、
図1に示すように、カウンタエゼクタ部71に搬送される。
【0071】
不良品除去部51で良品と検出された段ボール箱Bは、カウンタエゼクタ部71にて、ホッパ装置72に送られる。このホッパ装置72に送られた段ボール箱Bは、搬送方向Dの先端部が前当板に当たり、整角板により整形された状態でエレベータ73上に積み重ねられる。そして、所定数の段ボール箱Bがエレベータ73上に積み重ねられると、このエレベータ73が下降し、所定数の段ボール箱Bが1バッチとなって搬出コンベア74により排出され、製函機1の後行程に送られる。
【0072】
次に、
図2および
図3を参照して、上述した製函機1のフォルダグルア部61について詳細に説明する。
図2は、本実施例に係るフォルダグルア部の概略構成図である。
図3は、本実施例に係るフォルダグルア部を搬送方向に直交する面で切ったときの断面図である。本実施例のフォルダグルア部61は、糊付けされた段ボールシートSを折り畳んで、扁平状の段ボール箱Bを成形するものである。このフォルダグルア部61は、上搬送ベルト81と、下搬送ベルト82と、一対の折り曲げ爪83と、一対の成形ベルト84と、一対のフォールディングバー85と、移動機構86と、複数のゲージローラ87を備えており、制御装置(制御部)100により移動機構86が制御されている。
【0073】
上搬送ベルト81は、鉛直方向の上方側に設けられ、フォルダグルア部61の搬送方向Dの全長に亘って設けられている。なお、
図2では、上搬送ベルト81を一部省略して図示している。上搬送ベルト81は、無端ベルトであり、複数のプーリに巻き掛けられることで周回可能に構成される。周回する上搬送ベルト81は、その下方側が搬送方向Dへ向かって移動し、その上方側が搬送方向Dと逆方向に向かって移動する。
図3に示すように、上搬送ベルト81は、一対の吸着ベルト91と、各吸着ベルト91の上方に設けられた一対のエジェクタチャンバ92とを有している。各エジェクタチャンバ92は、各吸着ベルト91を介して、段ボールシートSの上面を吸着する。これにより、段ボールシートSは、一対の吸着ベルト91に吸着された状態で、一対の吸着ベルト91により搬送方向Dに搬送される。
【0074】
図2に示すように、下搬送ベルト82は、上搬送ベルト81の搬送方向の上流側に設けられ、上搬送ベルト81に対向して設けられている。なお、
図2では、下搬送ベルト82を一部省略して図示している。下搬送ベルト82は、上搬送ベルト81と同様に、無端ベルトであり、複数のプーリに巻き掛けられることで周回可能に構成される。周回する下搬送ベルト82は、その上方側が搬送方向Dへ向かって移動し、その下方側が搬送方向Dと逆方向に向かって移動する。このため、フォルダグルア部61の搬送方向Dの上流側において、フォルダグルア部61に供給された段ボールシートSは、上搬送ベルト81と下搬送ベルト82との間に挟まれながら、搬送方向Dの上流側から下流側へ向けて搬送される。
【0075】
一対の折り曲げ爪83は、下搬送ベルト82の搬送方向Dの下流側に、搬送方向Dに亘って設けられ、上搬送ベルト81に対向して設けられている。一対の折り曲げ爪83は、搬送方向Dに搬送される段ボールシートSの下面の罫線322および罫線324にそれぞれ当接する。このため、一対の折り曲げ爪83は、段ボールシートSの幅方向の両端部、すなわち、段ボールシートSの第1面S1および第4面S4が下方に折り畳まれた場合、段ボールシートSは、罫線322および罫線324に当接する一対の折り曲げ爪83をガイドとして折り畳まれながら、搬送方向Dの上流側から下流側へ向けて搬送される。
【0076】
一対の成形ベルト84は、下搬送ベルト81の搬送方向Dの下流側に、搬送方向Dに亘って設けられ、段ボールシートSの幅方向の両端部が折り曲げられて形成される折り曲げ面、すなわち第1面S1および第4面S4に当接させて設けられている。
図3に示すように、一対の成形ベルト84は、その一方の成形ベルト84が段ボールシートSの第1面S1に当接し、その他方の成形ベルト84が段ボールシートSの第4面S4に当接する。各成形ベルト84は、上搬送ベルト81および下搬送ベルト82と同様に、無端ベルトであり、複数のプーリ95に巻き掛けられることで周回可能に構成される。ここで、
図3に示すように、各プーリ95は、フォルダグルア部61の装置フレーム96aに支持部材97を介して固定されている。そして、一対の成形ベルト84は、段ボールシートSの幅方向両側の第1面S1および第4面S4に当接しながら、各成形ベルト84の傾斜角度を搬送方向Dに沿って段ボールシートSの第1面S1および第4面S4を折り畳むように傾斜させている。なお、装置フレーム96aには、装置フレーム96bが一体に連結され、装置フレーム96bは、上記のエジェクタチャンバ92およびゲージローラ87を支持している。また、装置フレーム96bには、装置フレーム96cが一体に連結され、後述するリミットスイッチ191が取り付けられている。そして、装置フレーム96a、装置フレーム96bおよび装置フレーム96cは、図示しない移動機構により幅方向に移動可能に構成され、製造される段ボール箱Bのサイズに応じて適宜移動される。なお、
図3では、一方の装置フレーム96aにおいて、装置フレーム96bおよび装置フレーム96cを示しているが、他方の装置フレーム96aにも、同様の装置フレーム96bおよび装置フレーム96cが設けられている。
【0077】
図3に示すように、複数のゲージローラ87は、下搬送ベルト81の搬送方向Dの下流側に設けられ、搬送方向Dに沿って複数並べて設けられている。複数のゲージローラ87は、折り畳んで搬送される段ボールシートSの幅方向の両端側、すなわち、段ボールシートSの第2面S2および第3面S3の幅方向の両端側に設けられている。このため、複数のゲージローラ87は、折り畳んで搬送される段ボールシートSの幅方向の両端側を把持しながら、すなわち、第1面S1と第2面S2との間の部位および第3面S3と第4面S4との間の部位を把持しながら、搬送方向Dの上流側から下流側へ向けて搬送する。
【0078】
一対のフォールディングバー85は、フォルダグルア部61の搬送方向Dの下流側に設けられており、その一部が搬送方向Dにおいて一対の折り曲げ爪83と重複して設けられ、また、その全部が搬送方向Dにおいて一対の成形ベルト84と重複して設けられている。各フォールディングバー85は、硬質のプラスチックで構成された丸管である。一対のフォールディングバー85は、段ボールシートSの折り曲げ面、すなわち第1面S1および第4面S4に当接させて設けられている。つまり、一対のフォールディングバー85は、その一方のフォールディングバー85が段ボールシートSの第1面S1に当接し、その他方のフォールディングバー85が段ボールシートSの第4面S4に当接する。そして、一対のフォールディングバー85は、段ボールシートSの幅方向両側の第1面S1および第4面S4に当接しながら、各フォールディングバー85の位置を搬送方向Dに沿って段ボールシートSの第1面S1および第4面S4を折り畳むように湾曲させている。
【0079】
図2に示すように、移動機構86は、一対のフォールディングバー85を移動させることで、一対のフォールディングバー85の位置を調整するものである。移動機構86は、一対の上流側支持機構111と、一対の下流側支持機構112と、一対の中央把持移動機構113とを有している。なお、以下では、一方のフォールディングバー85に対応する各上流側支持機構111、各下流側支持機構112および各中央把持移動機構113に適用して説明する。
【0080】
図4は、上流側支持機構の概略構成図である。
図5は、上流側支持機構をフォールディングバーの軸方向に直交する面で切ったときの部分断面図である。上流側支持機構111は、フォールディングバー85の搬送方向の上流側端部を支持するものである。
図4および
図5に示すように、この上流側支持機構111は、把持部材121と、回動軸122と、支持軸123とを備え、把持部材121と回動軸122とは、第1回動機構124を介して回動自在に連結され、回動軸122と支持軸123とは、第2回動機構125を介して回動自在に連結されている。
【0081】
把持部材121は、フォールディングバー85が挿通される挿通管121aと、挿通管121aの径方向に突出して設けられた基部121bとで構成されている。挿通管121aには、フォールディングバー85が軸方向に移動自在に挿通される。基部121bには回動軸122が挿入される回動穴121cが貫通形成されている。
【0082】
回動軸122は、軸方向の一方側(
図5の右側)が把持部材121の回動穴121cに挿入され、軸方向の他方側(
図5の左側)が支持軸123に回動自在に設けられる。この回動軸122の軸方向の一方側には、第1回動機構124が設けられている。第1回動機構124は、一対の第1カラー126で構成されている。一対の第1カラー126は、所定の間隔を空けて回動軸122に取り付けられている。そして、把持部材121は、一対の第1カラー126の間に設けられる。これにより、把持部材121は、一対の第1カラー126によって、回動軸122の軸方向への移動が規制されると共に、所定の面内(鉛直面内)において、回動自在に軸支される。回動軸122の他方側には、支持軸123が挿入される支持穴122aが貫通形成されている。
【0083】
支持軸123は、軸方向の一方側(
図5の下側)が回動軸122の支持穴122aに挿入され、軸方向の他方側(
図5の上側)が図示しない装置フレームに固定されている。この支持軸123の軸方向の一方側には、第2回動機構125が設けられている。第2回動機構125は、第1回動機構124と同様に、一対の第2カラー127で構成されている。一対の第2カラー127は、所定の間隔を空けて支持軸123に取り付けられている。そして、回動軸122の他方側は、一対の第2カラー127の間に設けられる。これにより、回動軸122は、一対の第2カラー127によって、支持軸123の軸方向への移動が規制されると共に、所定の面内(水平面内)において、回動自在に軸支される。
【0084】
よって、上流側支持機構111では、第1回動機構124により回動する把持部材121の回動面(鉛直面)と、第2回動機構125により回動する回動軸122の回動面(水平面)とが直交する。このため、上流側支持機構111に支持されたフォールディングバー85の上流側端部は、鉛直面および水平面において回動自在に支持される。
【0085】
図6は、下流側支持機構の概略構成図である。下流側支持機構112は、フォールディングバー85の搬送方向の下流側端部を支持するものである。
図2に示すように、下流側支持機構112は、一対の把持爪131を有している。一対の把持爪131は、フォールディングバー85の軸方向に所定の間隔を空けて配置され、一対の把持爪131に把持されたフォールディングバー85を、段ボールシートSの搬送方向Dと同方向となるように保持している。
【0086】
図6に示すように、各把持爪131は、フォールディングバー85の鉛直方向の上方側を露出させて把持している。つまり、この把持爪131は、フォールディングバー85が挿通される挿通穴131bの上部が開放されており、また、鉛直方向の上方側端部の一対の爪部131aの間の開口幅が、フォールディングバー85の直径よりも小さくなっている。挿通穴131bは、フォールディングバー85の軸方向への移動を許容する。このため、把持爪131は、フォールディングバー85の径方向における逸脱を規制する一方で、フォールディングバー85の軸方向への移動を許容する。
【0087】
図7は、中央把持移動機構の一部を示す概略構成図である。
図8は、中央把持移動機構の他の一部を示す概略構成図である。中央把持移動機構113は、上流側支持機構111と下流側支持機構112との間のフォールディングバー85を把持して、フォールディングバー85を幅方向および鉛直方向に移動させるものである。中央把持移動機構113は、一対の把持部141と、連結バー(連結部材)142と、第1回動部材143と、第2回動部材144と、鉛直方向移動機構145と、幅方向移動機構146とを備えている。
【0088】
一対の把持部141は、フォールディングバー85の軸方向に所定の間隔を空けて配置されている。
図8に示すように、各把持部141は、一対の爪部141aを有し、一対の爪部141aによりフォールディングバー85を挟み込むことで、フォールディングバー85の軸方向および径方向への移動を規制して把持する。一対の爪部141aは、その一方の爪部141aが幅方向の内側に設けられ、その他方の爪部141aが幅方向の外側に設けられている。このとき、幅方向の内側の爪部141aの鉛直方向の先端部は、幅方向の外側の爪部141aの鉛直方向の先端部に比して短く形成されている。つまり、幅方向の内側の爪部141aの鉛直方向における長さは、幅方向の外側の爪部141aの鉛直方向の先端部に比して短くなっている。これにより、一対の把持部141は、幅方向の外側から内側へ向かって斜め下方に折り畳まれる段ボールシートSの第1面S1および第4面S4への干渉を抑制しつつ、各フォールディングバー85を段ボールシートSの第1面S1および第4面S4へ当接させることが可能となる。
【0089】
図7に示すように、連結バー142は、一対の把持部141を連結しており、フォールディングバー85の軸方向に沿って設けられている。この連結バー142には、鉛直方向の下方側へ突出する突出部142aが設けられ、この突出部142aには、水平方向に貫通する回動穴142bが貫通形成されている。
【0090】
第1回動部材143は、長手方向の一方側(
図7の上側)が連結バー142の回動穴142bに回動自在に連結され、長手方向の他方側(
図7の下側)が第2回動部材144に回動自在に連結されている。この第1回動部材143の長手方向の一方側には、回動穴143aが貫通形成されている。そして、連結バー142の回動穴142bと、第1回動部材143の回動穴143aとを軸部143bで連結することで、第3回動機構151を構成している。また、第1回動部材143の長手方向の他端側は、第2回動部材144に挿入される回動軸143cとなっている。
【0091】
第2回動部材144は、連結プレート153を介して鉛直方向移動機構145に連結されている。第2回動部材144には、第1回動部材143の回動軸143cが挿入される挿入穴144aが形成されている。そして、第2回動部材144の挿入穴144aに、第1回動部材143の回動軸143cが挿入されることで、第4回動機構152を構成している。
【0092】
よって、中央把持移動機構113では、第3回動機構151により回動する連結バー142の回動面(鉛直面)と、第4回動機構152により回動する第1回動部材143の回動面(水平面)とが直交する。このため、中央把持移動機構113に把持されたフォールディングバー85の中央は、鉛直面および水平面において回動自在に把持される。
【0093】
図8に示すように、鉛直方向移動機構145は、連結アーム147を介して幅方向移動機構146に連結されている。また、
図7に示すように、鉛直移動機構145は、ラック・ピニオン機構で構成されている。つまり、鉛直移動機構145は、ラック部材161とピニオンギア162とを有し、ラック部材161をピニオンギア162により鉛直方向に移動させることで、フォールディングバー85を鉛直方向に移動させる。また、鉛直移動機構145には、ラック部材161を鉛直方向に案内するリニアガイド163が設けられている。そして、リニアガイド163は、ラック部材161を挟んで、ピニオンギア162と対向する位置に設けられている。
【0094】
ラック部材161は、その長手方向が鉛直方向となっている。ラック部材161は、その鉛直方向の上方側に、連結プレート153を介して第2回動部材144が連結されている。また、ラック部材161は、その一方側(
図7の右側)の面にピニオンギア162と噛合するギア面161aが形成され、その他方側(
図7の左側)の面にリニアガイド163のレール165が設けられている。
【0095】
ピニオンギア162は、連結アーム147に回転可能に固定され、駆動源となるモータ167の回転軸に連結されている。なお、モータ167の回転軸上には、ロータリーエンコーダ168が設けられている。そして、モータ167およびロータリーエンコーダ168は、制御装置100に接続され、制御装置100は、ロータリーエンコーダ168により検出されるピニオンギア162の回転量に基づいて、モータ167の駆動を制御している。
【0096】
リニアガイド163は、連結アーム147に固定され、ラック部材161に設けられたレール165に沿って、ラック部材161の鉛直方向における移動を案内している。
【0097】
従って、駆動源となるモータ167によりピニオンギア162を回転させると、ラック部材161は、リニアガイド163に案内されながら、連結アーム147に対して鉛直方向に上下移動する。
【0098】
また、連結アーム147には、上下一対のリミットスイッチ171が設けられ、ラック部材161には、上下一対のストライカ172が設けられている。各リミットスイッチ171は、ラック部材161へ向けて突出するスイッチ端171aを有している。そして、ラック部材161の上端部には、上方側のリミットスイッチ171のスイッチ端171aと接触する上方側のストライカ172が設けられ、ラック部材161の下端部には、下方側のリミットスイッチ171のスイッチ端171aと接触する下方側のストライカ172が設けられている。上下一対のリミットスイッチ171は、制御装置100に接続され、制御装置100は、一対のリミットスイッチ171の検出に基づいて、ラック部材161に連結されたフォールディングバー85の鉛直方向における原点を検出している。
【0099】
このため、制御装置100は、鉛直方向移動機構145において、上下一対のリミットスイッチ171により、フォールディングバー85の鉛直方向における原点を検出し、ロータリーエンコーダ168の回転量からフォールディングバー85の鉛直方向における移動量を導出することで、フォールディングバー85の鉛直方向における位置を取得することが可能となる。
【0100】
図2に示すように、幅方向移動機構146は、装置フレーム149に連結されている。また、
図8に示すように、幅方向移動機構146は、ねじ軸181を用いた機構で構成されている。幅方向移動機構146は、一対の鉛直方向移動機構145が連結された一対の連結アーム147を幅方向に移動可能な構成となっている。つまり、幅方向移動機構146は、一対のフォールディングバー85に対し、1つ設けられている。
【0101】
幅方向移動機構146は、一対のねじ軸181と、各ねじ軸181上を回転しながら移動する図示しない一対のボールねじとを有している。一対のボールねじは、その一方のボールねじが、一方のねじ軸181と一方側の連結アーム147と連結する。このため、一方のねじ軸181には、一方のボールねじおよび一方の連結アーム147を介して、一方の鉛直方向移動機構145が連結される。また、一対のボールねじは、その他方のボールねじが、他方のねじ軸181と他方側の連結アーム147と連結する。このため、他方のねじ軸181には、他方のボールねじおよび他方の連結アーム147を介して、他方の鉛直方向移動機構145が連結される。
【0102】
具体的に、一対のねじ軸181は、鉛直方向の上下に平行に並べて設けられ、その軸方向が水平方向に延在して設けられている。一対のねじ軸181のうち、上方側のねじ軸181が、一方側(
図8の左側)の連結アーム147を移動させるねじ軸181となっており、下方側のねじ軸181が、他方側(
図8の右側)の連結アーム147を移動させるねじ軸181となっている。
【0103】
各ねじ軸181は、装置フレーム149に回転自在に軸支されており、その一端部にボールねじの逸脱を規制するストッパ186が設けられ、その他端部にねじ軸181を回転させるための第1連結ギア182が設けられている。第1連結ギア182には、第2連結ギア183が連結され、第2連結ギア183は、モータ184の回転軸に連結されている。また、第1連結ギア182には、その軸上にロータリーエンコーダ185が設けられている。そして、モータ184およびロータリーエンコーダ185は、制御装置100に接続され、制御装置100は、ロータリーエンコーダ185により検出されるねじ軸181の回転量に基づいて、モータ184の駆動を制御している。
【0104】
上下一対のねじ軸181の間、および上方側のねじ軸181の上方には、リニアガイド187が走行する一対のレール188が設けられている。一対のレール188は、鉛直方向の上下に平行に並べて設けられ、その軸方向が水平方向に延在して設けられている。一対のレール188には、一方側(
図8の左側)の連結アーム147をガイドするリニアガイド187が上下一対設けられ、この上下一対のリニアガイド187は、一対のレール188の一方側に寄せて配置されている。また、一対のレール188には、他方側(
図8の右側)の連結アーム147をガイドするリニアガイド187が上下一対設けられ、この上下一対のリニアガイド187は、一対のレール188の他方側に寄せて配置されている。
【0105】
従って、駆動源となる各モータ184により各ねじ軸181を回転させると、各ねじ軸181に取り付けられた各ボールねじと連結する連結アーム147は、リニアガイド187に案内されながら、装置フレーム149に対して幅方向に移動する。
【0106】
また、上記した装置フレーム96cには、幅方向に並べた2つのリミットスイッチ191が設けられ、各連結アーム147には、ストライカ192がそれぞれ設けられている。2つのリミットスイッチ191は、一対の連結アーム147の両外側に設けられている。また、一方の連結アーム147の幅方向の内側には、ストライカ193が設けられ、他方の連結アーム147の幅方向の内側には、リミットスイッチ194が設けられている。
【0107】
各リミットスイッチ191は、連結アーム147側へ向けて突出するスイッチ端191aを有している。そして、連結アーム147の上方側には、上方側のリミットスイッチ191のスイッチ端191aと接触するストライカ192が設けられている。また、リミットスイッチ194は、鉛直方向の上方側に突出するスイッチ端194aを有している。そして、一方の連結アーム147の内側には、他方の連結アーム147の内側のリミットスイッチ194のスイッチ端194aと接触するストライカ193が設けられている。
【0108】
そして、一対の連結アーム147に設けられた一対のストライカ192は、一対のリミットスイッチ191の間にそれぞれ配置されている。このため、一方の連結アーム147に設けられた一方のストライカ192は、一方のリミットスイッチ191に接触する一方で、他方の連結アーム147に設けられた他方のストライカ192は、他方のリミットスイッチ191に接触する。また、一方の連結アーム147の幅方向の内側に設けられたストライカ193は、他方の連結アーム147の幅方向の内側に設けられたリミットスイッチ194に接触する。一対のリミットスイッチ191およびリミットスイッチ194は、制御装置100に接続され、制御装置100は、一対のリミットスイッチ191およびリミットスイッチ194の検出に基づいて、一対の連結アーム147の幅方向における原点を検出している。
【0109】
このため、制御装置100は、幅方向移動機構146において、一対のリミットスイッチ191およびリミットスイッチ194により、一対のフォールディングバー85の幅方向における原点を検出し、各ロータリーエンコーダ185の回転量から各フォールディングバー85の幅方向における移動量を導出することで、一対のフォールディングバー85の幅方向における位置を取得することが可能となる。なお、上記したように一対のリミットスイッチ191は、装置フレーム96cにそれぞれ取り付けられている。そして、一対のリミットスイッチ191は、装置フレーム96cの幅方向における移動に伴って移動する。
【0110】
次に、制御装置100について説明する。制御装置100は、一対の鉛直方向移動機構145および幅方向移動機構146を制御して、一対のフォールディングバー85の鉛直方向および幅方向における位置を調整する。ここで、制御装置100は、段ボールシートSの種類に応じて、フォールディングバー85の位置を調整する。つまり、折り畳まれる段ボールシートSは、段ボール箱Bの種類によって、第1面と第2面との大きさが異なっていたり、また、糊代片334が外側となる外貼りとなっていたりする。このとき、一対のフォールディングバー85は、段ボールシートSの幅方向の両端部が、所定の折り畳み動作を行うように案内する。
【0111】
具体的に、制御装置100は、フォルダグルア部61に供給される段ボールシートSが、第1面が第2面(第4面)に比して幅方向に長く、かつ糊代片334が内側となる内貼りの時には、第1面が最初に折り畳まれた後、第4面が折り畳まれるように、一対のフォールディングバー85の位置を調整する。また、制御装置100は、フォルダグルア部61に供給される段ボールシートSが、第1面が第2面(第4面)に比して幅方向に長く、かつ糊代片334が外側となる外貼りの時には、第4面が最初に折り畳まれた後、第1面が折り畳まれるように、一対のフォールディングバー85の位置を調整する。さらに、制御装置100は、フォルダグルア部61に供給される段ボールシートSが、第1面が第2面(第4面)に比して幅方向に短く、かつ糊代片334が内側となる内貼りの時には、第1面が最初に折り畳まれた後、第4面が折り畳まれるように、一対のフォールディングバー85の位置を調整する。また、制御装置100は、フォルダグルア部61に供給される段ボールシートSが、第1面が第2面(第4面)に比して幅方向に短く、かつ糊代片334が外側となる外貼りの時には、第4面が最初に折り畳まれた後、第1面が折り畳まれるように、一対のフォールディングバー85の位置を調整する。
【0112】
従って、上記のように構成されたフォルダグルア部61に所定の段ボールシートSが供給されると、上搬送ベルト81および下搬送ベルト82によって、搬送方向Dの下流側に搬送される。搬送方向Dの下流側に搬送された段ボールシートSは、上搬送ベルト81と折り曲げ爪83との間を通過すると、段ボールシートSの第1面および第4面が、罫線322および罫線324に当接する一対の折り曲げ爪83を基点として折り畳まれる。この後、第1面および第4面が折り畳まれた段ボールシートSには、第1面および第4面に一対の成形ベルト84および一対のフォールディングバー85が当接すると共に、折り畳まれた段ボールシートSの幅方向の両端側に複数のゲージローラ87が当接する。そして、段ボールシートSは、複数の成形ベルト84および複数のゲージローラ87によって搬送方向Dの下流側に搬送されることで、一対のフォールディングバー85により、段ボールシートSの幅方向の両端部が、所定の折り畳み動作を行うように案内されながら、さらに折り畳まれる。そして、段ボールシートSは、上搬送ベルト81および一対の成形ベルト84により、段ボールシートSの第1面と第4面とが押さえられ、互いに密着されて接合される。この後、接合後の段ボールシートSは、カウンタエゼクタ部71に搬送される。
【0113】
以上のように、本実施例の構成によれば、制御装置100により移動機構86を制御することで、フォールディングバー85の位置を自動で調整することが可能となる。このため、フォールディングバー85を取り付ける取り付け作業を行う必要がないため、作業時間の短縮を図ることができる。また、フォールディングバー85の位置を微調整する場合も、製函機1の運転を停止させることなく、調整することができる。つまり、フォールディングバー85の位置を微調整する必要が生じた場合であっても、製函機1の運転を停止させることなく、折り畳まれる段ボールシートSを確認しながら、フォールディングバー85の位置を微調整することができ、作業時間の短縮を図ることができる。
【0114】
また、本実施例の構成によれば、フォールディングバー85の搬送方向Dの両端側を支持した状態で、フォールディングバー85の搬送方向の中央を幅方向および鉛直方向に移動させることで、フォールディングバー85の位置を調整することができる。このため、フォールディングバー85の搬送方向の中央に中央把持移動機構113を設ければ、フォールディングバー85の位置を調整できることから、フォルダグルア部61の構成を簡易なものとすることができる。
【0115】
また、本実施例の構成によれば、上流側支持機構111によりフォールディングバー85を水平面内および鉛直面内において回動させることができる。このため、上流側支持機構111は、フォールディングバー85の搬送方向の上流側端部を、中央把持移動機構113によるフォールディングバー85の中央の移動に応じて、好適に追従させることができる。
【0116】
また、本実施例の構成によれば、上流側支持機構111の第1回動機構124および第2回動機構125を、カラー126,127を用いて構成することができるため、簡易で安価なものとすることができる。
【0117】
また、本実施例の構成によれば、中央把持移動機構113によりフォールディングバー85の中央を水平面内および鉛直面内において回動させることができる。このため、中央把持移動機構113は、フォールディングバーの中央を、鉛直方向および幅方向への移動に応じて、好適に追従させることができる。
【0118】
また、本実施例の構成によれば、把持部141をフォールディングバー85の軸方向に沿って一対設けることで、フォールディングバー85を2点で把持することができる。このため、フォールディングバー85の移動時において、一対の把持部141は、単点で把持される場合に比べてフォールディングバー85を滑らかなカーブにすることができ、好適に段ボールシートSの折り曲げ面(第1面S1および第4面S4)を案内することができる。
【0119】
また、本実施例の構成によれば、中央把持移動機構113の把持部141において、幅方向の内側における一方の爪部141aを短くした分、段ボールシートSが干渉し易いフォールディングバー85の幅方向の内側を露出させることができる。このため、段ボールシートSがフォールディングバー85に干渉し難くなるため、把持部141は、フォールディングバー85に段ボールシートSを好適に当接させることができる。
【0120】
また、本実施例の構成によれば、下流側支持機構112において、把持爪131は、フォールディングバー85の下流側端部における鉛直方向の上方側を露出させることができる。このため、搬送方向Dの下流側においてフォールディングバー85の上方を通過する段ボールシートSが、フォールディングバー85に干渉し難くなるため、フォールディングバー85により段ボールシートSを好適に当接させて案内することができる。
【0121】
また、本実施例の構成によれば、制御装置100は、鉛直方向に沿って設けられた上下一対のリミットスイッチ171の検出結果に基づいて、フォールディングバー85の鉛直方向における原点を検出することができる。このため、制御装置100は、原点に基づくフォールディングバー85の鉛直方向における移動制御を実行することで、移動制御を精度のよいものとすることができる。
【0122】
また、本実施例の構成によれば、制御装置100は、モータ167の回転量を検出するロータリーエンコーダ168の検出結果に基づいて、フォールディングバー85の鉛直方向における移動量を正確に把握することができる。このため、制御装置100は、フォールディングバー85の鉛直方向における移動制御をさらに精度のよいものとすることができる。
【0123】
また、本実施例の構成によれば、制御装置100は、幅方向に沿って設けられた一対のリミットスイッチ191およびリミットスイッチ194の検出結果に基づいて、一対のフォールディングバー85の幅方向における原点を検出することができる。このため、制御装置100は、原点に基づくフォールディングバー85の幅方向における移動制御を実行することで、移動制御を精度のよいものとすることができる。また、各フォールディングバー85に対して一対のリミットスイッチ191を設けることなく、一対のフォールディングバー85の幅方向における原点を3つのリミットスイッチ191,194により検出することができるため、構成を簡易なものとすることができる。
【0124】
また、本実施例の構成によれば、制御装置100は、一対のモータ184の回転量を検出する一対のロータリーエンコーダ185の検出結果に基づいて、一対のフォールディングバー85の幅方向における移動量を正確に把握することができる。このため、制御装置100は、一対のフォールディングバー85の幅方向における移動制御をさらに精度のよいものとすることができる。
【0125】
また、本実施例の構成によれば、上流側支持機構111および下流側支持機構112は、フォールディングバー85を軸方向に移動自在に支持し、中央把持移動機構113は、フォールディングバー85の軸方向への移動を規制して把持することができる。このため、中央把持移動機構113によるフォールディングバー85の中央の移動に伴って、フォールディングバー85の搬送方向Dの上流側端部および下流側端部を軸方向に移動させることができる。これにより、フォールディングバー85の搬送方向Dの上流側端部および下流側端部を、フォールディングバー85の中央の移動に応じて、軸方向に好適に追従させることができる。