(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5773915
(24)【登録日】2015年7月10日
(45)【発行日】2015年9月2日
(54)【発明の名称】操作解析システム及び管理センタ
(51)【国際特許分類】
G06F 3/048 20130101AFI20150813BHJP
B66B 5/00 20060101ALN20150813BHJP
【FI】
G06F3/048 653A
G06F3/048 652A
!B66B5/00 G
【請求項の数】8
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2012-56998(P2012-56998)
(22)【出願日】2012年3月14日
(65)【公開番号】特開2013-191032(P2013-191032A)
(43)【公開日】2013年9月26日
【審査請求日】2014年3月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】000236056
【氏名又は名称】三菱電機ビルテクノサービス株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001210
【氏名又は名称】特許業務法人YKI国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】木暮 賢一
(72)【発明者】
【氏名】塚原 整
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 健二
(72)【発明者】
【氏名】古川 佳通
(72)【発明者】
【氏名】川浦 健央
(72)【発明者】
【氏名】中島 宏一
【審査官】
菅原 浩二
(56)【参考文献】
【文献】
特開2008−310780(JP,A)
【文献】
特開2010−066896(JP,A)
【文献】
特開2010−067056(JP,A)
【文献】
特開2011−190097(JP,A)
【文献】
特開2011−215838(JP,A)
【文献】
特開2010−277229(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2011/0099182(US,A1)
【文献】
特開2008−191858(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048
B66B 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業員が所持し、拠点に設置される機器の保守に使用されるコンピュータ装置と、
作業員を管理する管理者が常駐し、コンピュータ装置の情報を取得可能な管理センタと、
を有し、作業員の操作を解析する操作解析システムにおいて、
コンピュータ装置は、
作業員がこのコンピュータ装置の操作に関する情報を入力するための入力部と、
作業員によるコンピュータ装置のGUIの操作を映像として表示する表示部と、
機器から取得される情報と、入力部からの情報に基づく操作に関する情報を操作イベントログとして記録するとともに、表示部に表示されるGUIの操作の映像を映像ログとして記録する記録部と、
入力部及び記録部の情報に基づきコンピュータ装置内全体の制御を行う制御部と、
を有し、
管理センタは、
予め定められた標準操作からなる標準操作イベントログと、この標準操作イベントログにそれぞれ対応させた、表示部に表示される映像である標準映像ログとを記憶する記憶部と、
操作イベントログと標準操作イベントログとを比較し、作業員の操作が標準操作とは異なる操作を実施した時刻を検出する異常操作検出部と、
異常操作検出部により検出された異常操作が発生した時刻の映像ログから映像を抽出し再生する抽出部と、
を有し、
抽出部は、異常操作に対応する映像ログとともに対比すべき標準映像ログの映像を抽出する、
ことを特徴とする操作解析システム。
【請求項2】
請求項1に記載の操作解析システムにおいて、
抽出部は、標準映像ログに対応する標準操作イベントログから該当する操作に関する情報を抽出する、
ことを特徴とする操作解析システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の操作解析システムにおいて、
抽出部は、異常操作に対応する映像ログの映像を、異常操作が発生した時刻より所定時間だけ前の時刻から抽出する、
ことを特徴とする操作解析システム。
【請求項4】
請求項3に記載の操作解析システムにおいて、
抽出部は、前記所定時間を任意に設定可能である、
ことを特徴する操作解析システム。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の操作解析システムにおいて、
抽出部は、異常操作に対応する映像ログの映像を、映像操作が発生した時刻の操作に関する情報より、所定の数だけ前の操作に関する情報から抽出する、
ことを特徴とする操作解析システム。
【請求項6】
請求項5に記載の操作解析システムにおいて、
抽出部は、前記所定の数を任意に設定可能である、
ことを特徴とする操作解析システム。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1つに記載の操作解析システムにおいて、
拠点と管理センタは通信回線を介して接続される、
ことを特徴とする操作解析システム。
【請求項8】
拠点に設置される機器の保守に使用されるコンピュータ装置であって作業員がこのコンピュータ装置の操作に関する情報を入力するための入力部、作業員によるコンピュータ装置のGUIの操作を映像として表示する表示部、及び入力部からの情報に基づく操作に関する情報を操作イベントログとして記録するとともに、表示部に表示されるGUIの操作の映像を映像ログとして記録する記録部を有するコンピュータ装置を所持する作業員を管理する管理センタにおいて、
予め定められた標準操作からなる標準操作イベントログと、この標準操作イベントログにそれぞれ対応させた、コンピュータ装置の表示部に表示される映像である標準映像ログとを記憶する記憶部と、
コンピュータ装置から出力された操作イベントログと標準イベントログとを比較し、作業員の操作が標準操作とは異なる操作を実施した時刻を検出する異常操作検出部と、
コンピュータ装置から出力された映像ログであって異常操作検出部により検出された異常操作が発生した時刻の映像ログから映像を抽出し再生する抽出部と、
を有し、
抽出部は、異常操作に対応する映像ログとともに対比すべき標準映像ログの映像を抽出する、
ことを特徴とする管理センタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業員が使用するコンピュータ装置と、建物に設置される機器とが接続された状態の作業時における、作業員によるコンピュータ装置の操作を解析する操作解析システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、作業員が派遣されて建物の機器に対して作業を行う場合、作業対象の機器または機器の制御部に接続して、情報を送受信するコンピュータ装置が知られている。このコンピュータ装置は、作業員による機器の保守作業又は動作確認作業時に、機器に通信可能に接続される。そして、上述の作業に必要な条件が作業員の操作によりコンピュータ装置に入力されることで、作業対象の機器の運用データなどの情報を取得または解析することができる。
【0003】
下記特許文献1には、保守員に対して情報を表示するCRTディスプレイと、保守員が所望の情報を入力するためのキーボード及びマウスと、全体の制御を行うマイクロプロセッサと、マイクロプロセッサの実行プログラムやデータ等が格納される記憶装置とを有するコンピュータ装置が記載されている。また、このコンピュータ装置は、過去の操作手順を記憶し、この記憶に基づいて保守員の操作が適正かどうかを判定するシーケンス判定とを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10−198454号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術においては、作業員が作業を作業手順の通りに行ったか否かをコンピュータ装置内に記憶された操作手順の情報によって判断することができる。しかし、作業手順を誤った場合に、誤った原因を究明することができないという課題があった。
【0006】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、作業員が作業手順を誤った原因の究明に活用できる操作解析システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、作業員が所持し、拠点に設置される機器の保守に使用されるコンピュータ装置と、作業員を管理する管理者が常駐し、コンピュータ装置の情報を取得可能な管理センタと、を有し、作業員の操作を解析する操作解析システムにおいて、コンピュータ装置は、作業員がこのコンピュータ装置の操作に関する情報を入力するための入力部と、作業員によるコンピュータ装置のGUIの操作を映像として表示する表示部と、機器から取得される情報と、入力部からの情報に基づく操作に関する情報を操作イベントログとして記録するとともに、表示部に表示されるGUIの操作の映像を映像ログとして記録する記録部と、入力部及び記録部の情報に基づきコンピュータ装置内全体の制御を行う制御部と、を有
し、管理センタは、予め定められた標準操作からなる標準操作イベントログと、この標準操作イベントログにそれぞれ対応させた、表示部に表示される映像である標準映像ログとを記憶する記憶部と、操作イベントログと標準イベントログとを比較し、作業員の操作が標準操作とは異なる操作を実施した時刻を検出する異常操作検出部と、異常操作検出部により検出された異常操作が発生した時刻の映像ログから映像を抽出し再生する抽出部と、を有し、抽出部は、異常操作に対応する映像ログとともに対比すべき標準映像ログの映像を抽出することができる。
【0010】
また、抽出部は、標準映像ログに対応する標準操作イベントログから該当する操作に関する情報を抽出することができる。
【0011】
また、抽出部は、異常操作に対応する映像ログの映像を、異常操作が発生した時刻より所定時間だけ前の時刻から抽出することができる。
【0012】
また、抽出部は、前記所定時間を任意に設定可能であることが好適である。
【0013】
また、抽出部は、異常操作に対応する映像ログの映像を、映像操作が発生した時刻の操作に関する情報より、所定の数だけ前の操作に関する情報から抽出することができる。
【0014】
また、抽出部は、前記所定の数を任意に設定可能であることが好適である。
【0015】
また、拠点と管理センタは通信回線を介して接続されることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明の操作解析システムによれば、作業員が作業手順を誤った原因の究明に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本実施形態に係る操作解析システムの構成を示す図である。
【
図2】標準操作の内容と標準操作イベントログとの関係の一例を示す図である。
【
図4】本実施形態に係る操作解析システムの動作の一例を示すフローチャートである。
【
図5】抽出される映像ログの範囲の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明に係る操作解析システムの実施形態について、図を用いて説明する。ある拠点、例えば建物において、この建物に派遣された作業員がコンピュータ装置を使用して、この建物に設置された機器に対して作業を行う場合について説明する。なお、本発明は、この態様に限らず、複数の建物にそれぞれ設けられる機器を対象にする作業にも適用することができる。
【0019】
図1は、本実施形態に係る操作解析システム(以下、単にシステムと記す)10の構成を示す図である。システム10は、作業員12が使用するコンピュータ装置14と建物16に設置される機器18とが接続された状態の作業時における、作業員12によるコンピュータ装置14の操作を管理するシステムである。コンピュータ装置14は、通信回線20を介して、作業員12を管理する管理者22が常駐する管理センタ24に接続される。管理センタ24は、通信回線20を介してコンピュータ装置14の情報を取得可能である。しかし、本発明はこの構成に限定されず、管理センタ24は、記憶媒体を介してコンピュータ装置14の情報を取得することもできる。
【0020】
コンピュータ装置14は、音声情報、文字情報、画像データ情報、またはそれらを組み合わせた情報などを通信可能な通信機器であり、例えば、作業員12が持ち運び可能なモバイルパソコンなどである。なお、コンピュータ装置14の詳細な構成については後述する。
【0021】
建物16は、例えばオフィスビルなどの商業施設、住宅、病院、または公共施設である。機器18は、例えはエレベータ、エスカレータ、電気設備機器、空調設備機器または衛生設備機器であり、さらに、これらの機器を制御する制御機器であってもよい。
【0022】
通信回線20は、有線方式あるいは無線方式で構成される。また、両者を混用することも可能である。通信回線20は、公衆の便に供される共用通信回線であっても、独自の専用の通信回線であってもよい。また、両者を混用することも可能である。
【0023】
管理センタ24は、上述したように、作業員12を管理する管理者22が常駐する施設であり、例えば、建物16が属する所定の地域を管轄する営業所である。作業員12は、通常、この営業所に所属しており、必要に応じて建物16に派遣される。また、管理センタ24は、建物16の機器18を管理する機能を備えていてもよい。この場合、建物16と管理センタ24とは通信回線20を介して接続され、設備14の状態や異常の有無などの監視が行われる。なお、本発明に係る管理センタ24の詳細な構成については後述する。
【0024】
次に、本実施形態に係るコンピュータ装置14の構成について説明する。コンピュータ装置14は、表示部26と入力部28と記録部30と制御部32とを有する。
【0025】
表示部26は、コンピュータ装置14のGUIの操作を映像として表示する装置であり、例えばディスプレイである。補表示部26に表示される映像には、機器18から取得する情報、操作内容に関する情報、またはこれらの情報に基づいてコンピュータ装置14内で解析された情報などの情報を含む。
【0026】
入力部28は、作業員がコンピュータ装置14の操作に関する情報を入力するための装置であり、例えばマウス、テンキー、キーボードまたは表示部26に一体化されたタッチパネルである。
【0027】
記録部30は、情報を記録する装置である。記録部30に記録される情報は、機器18から取得される機器に関する情報と、入力部28から入力される操作に関する情報と、表示部26に表示される映像の情報とを含む。そして、記録部30は、入力部28からの操作に関する情報を、その情報が入力された時刻または順番と関連付けて操作イベントログとして記録する。また、記録部30は、表示部26に表示される映像を、その映像が表示された時刻と関連付けて映像ログとして記録する。操作イベントログと映像ログとは、時刻が一致するものについて互いに関連付けされる。
【0028】
制御部32は、入力部28及び記録部30の情報に基づきコンピュータ装置14内全体の制御を行う装置である。
【0029】
また、コンピュータ装置14は、機器18と通信回線20にそれぞれ接続し、情報及び信号を送受信可能な送受信部(図示せず)を有する。
【0030】
作業時において、コンピュータ装置14は機器18に接続され、作業員12による操作によって機器18の情報が取得される。そして、作業員12の操作により、コンピュータ装置14内において、取得された情報を解析することができる。このような作業工程、すなわち操作内容は、操作イベントログとともに映像ログとして記録部30に記録される。そして、これらのログは、通信回線20を介して管理センタ24に送信される。
【0031】
本実施形態においては、コンピュータ装置14は、作業員12により持ち運び可能なものである場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されず、コンピュータ装置14が建物16に常設され、機器18を監視する装置であってもよい。この場合、コンピュータ装置14は、常に機器18に接続され、その機器18の情報を取得し記録することもでき、その情報を、通信回線20を介して管理センタ24に送信することもできる。
【0032】
次に、管理センタ24の構成について説明する。管理センタ24は、制御部34と記憶部36と異常操作検出部38と抽出部40とを有する。また、管理センタ24は、通信回線20に接続し、コンピュータ装置14に対して情報及び信号を送受信可能な送受信部(図示せず)と、情報を入力するための入力部と、コンピュータ装置14のGUIの操作を映像として表示する表示部とを有する。
【0033】
制御部34は、監視センタ24内の制御を行う装置である。制御部34が、異常操作検出部38及び抽出部40の機能を含むこともできる。
【0034】
記憶部36は、情報を記憶する装置である。記憶部36に記憶される情報は、標準操作イベントログと標準映像ログとを含む。標準操作イベントログは、標準とすべきコンピュータ装置14の操作を入力部28で実施したときの操作に関する情報を、その情報が入力された時刻と順番で関連付けて操作イベントログとして記録したものである。一方、標準映像ログは、標準操作ごとに表示部26にそれぞれ表示される映像であり、標準映像ログと標準操作イベントログとは、時刻によって関連付けられている。なお、記憶部36は、コンピュータ装置14から出力された操作イベントログと映像ログを記憶することもできる。
【0035】
標準操作イベントログの一例について、
図2,3を用いて説明する。
図2は、操作の内容と標準操作イベントログとの関係の一例を示す図であり、
図3は、
図2の標準操作の手順を示す図である。
【0036】
図2に示される操作の内容は、機器18に対する保守作業のものであり、建物16に派遣された作業員12が、コンピュータ装置14と機器18とを接続して操作するものである。
【0037】
また、
図2に示される標準操作イベントログは、操作の内容に関する項目である。例えば、操作の内容が「ソフトウェアを起動する」の場合、標準操作イベントログは「正常起動」であり、コンピュータ装置14内のソフトウェアを正常に起動させるという作業員12の操作のログである。標準操作イベントログには、操作手順が関連付けられている。具体的には、操作の内容が、「1−1」から「1−7」まで順番を追って操作するよう予め設定されている。ただし、
図3に示されるように、「1−2」から「1−5」の項目は、「1−1」と「1−6」の間に洩れなく全て操作するよう定められており、この間における操作は順不同に設定されている。
【0038】
上述の保守作業において、作業員12が、
図2,3に示される操作内容を、順番を追って操作した場合、一連の操作は適正であると言える。一方、この作業において、作業員12が、操作内容を、順番を追って操作しなかった場合、或いは操作内容を一部実施しなかった場合、その操作は不適正であり異常操作であると言える。本実施形態においては、異常操作検出部38及び抽出部40が、次に説明するように、作業員12による異常操作を正確に抽出することができる。
【0039】
異常操作検出部38は、操作イベントログと標準操作イベントログとを比較し、作業員12の操作が標準操作とは異なる箇所を検出する。例えば、
図2の「1−6」において、ボタン「登録」を押下という標準操作イベントログがあるのに対し、その操作が操作イベントログにない場合、異常操作検出部38は、作業員12の操作が標準操作とは異なる箇所として、該当する標準操作イベントログの順番に行われた操作に関する情報を検出する。
【0040】
そして、抽出部40は、異常操作検出部38により検出された異常操作である操作イベントログに対応する映像ログを抽出する。抽出された映像ログは、管理センタ24の表示部に表示されてもよい。このような構成により、管理者22は、抽出された映像ログを閲覧するだけで、その異常操作を視覚的にかつ具体的に把握することができる。
【0041】
また、抽出部40は、抽出された映像ログに対応する操作に関する情報を操作イベントログから抽出することができる。これにより、管理者22は、映像だけでなく、文字で確認することができる。
【0042】
また、抽出部40は、抽出された映像ログと対比可能な標準映像ログを抽出することができる。これにより、管理者22は、異常操作と標準操作を視覚的に対比させながら確認することができる。
【0043】
また、抽出部40は、抽出された標準映像ログに対応する標準操作イベントログを抽出することができる。これにより、管理者22は、標準操作を映像だけでなく、文字によって確認することができる。
【0044】
次に、本実施形態のシステム10の動作について
図4を用いて説明する。
図4は、システム10の動作の一例を示すフローチャートである。なお、この動作は、作業員12によるコンピュータ装置14の操作が終了し、コンピュータ装置14の記録部30に記録された操作イベントログ及び映像ログが管理センタ24に取り込まれる時点をスタートとする。
【0045】
まず、ステップS101において、コンピュータ装置14から操作イベントログと映像ログが管理センタ24に取り込まれる。そして、ステップS102では、異常操作検出部38によって、操作イベントログと標準イベントログとが比較され、作業員12の操作に異常操作があったか否かが判断される(ステップS103)。
【0046】
ステップS103において、異常操作があると判断された場合、ステップS104に進み、抽出部40により、異常操作に対応する映像ログが抽出され、本制御動作が終了する。
【0047】
一方、ステップS103において、異常操作がないと判断された場合、ステップS105に進み、作業員12の操作が適正であったと判断され、本制御動作が終了する。
【0048】
このシステム10によれば、遠隔の管理センタ24から、管理者22が、作業員12によるコンピュータ装置14の操作を管理し、その作業が適性であるか否かを容易に区別することができる。
【0049】
本実施形態においては、抽出部40が異常操作時点の各種ログを抽出する場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されない。異常操作時点を含む所定の範囲の各種ログを抽出することができる。所定の範囲について、
図5を用いて具体的に説明する。
【0050】
図5は、抽出される映像ログの範囲の一例を示す図である。この図においては、一例として、抽出されるログが映像ログである場合について説明するが、上述したように各種ログ、すなわち操作イベントログ、標準操作イベントログ、標準映像ログとすることもできる。
【0051】
図中の符号Aが異常操作に対応する操作イベントログであり、符号A’が、その操作イベントログに対応する映像ログである。この図に示されるように、抽出部40は、異常操作が発生した時刻から所定時間前の時刻の映像を映像ログから抽出することができる。所定時間とは、例えば異常操作時点の前後1分である。このように、映像ログが、異常操作時点を含む所定時間の範囲で抽出されることにより、管理者22は、どのようにして作業員12が異常操作を行ったのか、その経緯を確認することができ、再発防止対策の立案に役立てることができる。
【0052】
また、本発明においては、所定の時間でなくてもよく、異常操作が発生した時刻から所定の数だけ前の操作に関する情報の数であってもよい。
【0053】
また、これらの所定の範囲は任意に設定することが好適である。これにより、管理者22は、より注意深く、異常操作に至った経緯を検証することができる。
【符号の説明】
【0054】
10 操作解析システム、12 作業員、14 コンピュータ装置、16 建物、18 機器、20 通信回線、22 管理者、24 管理センタ、26 表示部、28 入力部、30 記録部、32,34 制御部、36 記憶部、38 異常操作検出部、40 抽出部。