特許第5774098号(P5774098)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5774098
(24)【登録日】2015年7月10日
(45)【発行日】2015年9月2日
(54)【発明の名称】エンジン吸気系統用の最適統合型吸気口
(51)【国際特許分類】
   F02M 35/10 20060101AFI20150813BHJP
【FI】
   F02M35/10 101E
   F02M35/10 101G
   F02M35/10 301D
   F02M35/10 301F
   F02M35/10 101F
【請求項の数】18
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-515333(P2013-515333)
(86)(22)【出願日】2011年3月29日
(65)【公表番号】特表2013-528750(P2013-528750A)
(43)【公表日】2013年7月11日
(86)【国際出願番号】US2011030249
(87)【国際公開番号】WO2011159386
(87)【国際公開日】20111222
【審査請求日】2014年1月17日
(31)【優先権主張番号】61/355,846
(32)【優先日】2010年6月17日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】13/011,373
(32)【優先日】2011年1月21日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】508210310
【氏名又は名称】カミンズ フィルトレイション アイピー インク.
(74)【代理人】
【識別番号】100068618
【弁理士】
【氏名又は名称】萼 経夫
(74)【代理人】
【識別番号】100104145
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 嘉夫
(74)【代理人】
【識別番号】100109690
【弁理士】
【氏名又は名称】小野塚 薫
(74)【代理人】
【識別番号】100135035
【弁理士】
【氏名又は名称】田上 明夫
(74)【代理人】
【識別番号】100131266
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼ 昌宏
(72)【発明者】
【氏名】ルカサビッツ,ジョン,シー
(72)【発明者】
【氏名】ベンカタラマン,カールティック
(72)【発明者】
【氏名】ズロスキー,マイケル,ティー
【審査官】 川口 真一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−247419(JP,A)
【文献】 米国特許第03998614(US,A)
【文献】 特開平05−223615(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2004/0055570(US,A1)
【文献】 米国特許第04463601(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F02M 35/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸気ダクトを有するエンジン吸気系統用の統合型気流コンポーネントであって、
気流ガイド面をエアクリーナーの下流側に有する気流セパレータを前記ダクト内に含み、
a)連続的や断続的な状況を含む様々な気流の状況下における、クリーンに濾過された燃焼用空気の前記エンジンへの供給源と、
b)MAFSの検知結果への影響を最小限に抑えると共に、連続的や断続的な状況を含む前記燃焼用空気の前記様々な気流の状況下における、クリーンに濾過されたセンサー用空気の前記MAFSへの供給源と、
c)連続的や断続的な状況を含む前記燃焼用空気の前記様々な気流の状況下における、特定の付属機器へ供給するクリーンに濾過された付属機器用空気の供給源と、
を結合的に提供し、
前記気流セパレータは、前記エアクリーナーから空気を受ける吸気口と、第1の排気口と、第2の排気口と、第3の排気口とを含み、
前記第1の排気口は、前記エンジンへ前記燃焼用空気を供給し、
前記第2の排気口は、前記MAFSへ前記センサー用空気を供給し、
前記第3の排気口は、前記特定の付属機器へ前記付属機器用空気を供給し、
前記第1の排気口は、前記吸気口と前記エンジンとの間に直列に配置され、
前記第2の排気口と前記第3の排気口とは、互いに並列に配置され、
前記第2の排気口と前記第3の排気口との少なくとも一方は、前記吸気口と並列に配置され、
前記第2の排気口と前記第3の排気口との他方は、前記吸気口と直列に配置されることを特徴とする統合型気流コンポーネント。
【請求項2】
前記第2の排気口と前記第3の排気口との前記他方は、前記第1の排気口と並列に配置されることを特徴とする請求項記載の統合型気流コンポーネント。
【請求項3】
前記気流セパレータは、インナスリーブと同軸のアウタスリーブを含み、それらの間に環状の容積部を構成し、
前記インナスリーブは、前記吸気口から前記第1の排気口に至る軸方向流路を構成し、
前記第2の排気口は、前記インナスリーブと前記アウタスリーブとを貫通して延び、前記インナスリーブ内から前記センサー用空気を受けて、該センサー用空気を前記インナスリーブと前記アウタスリーブとの外部に位置する前記MAFSへ供給し、
前記第3の排気口は、前記アウタスリーブを貫通して延び、前記インナスリーブと前記アウタスリーブとの間の前記環状の容積部から前記付属機器用の空気を受けて、該付属機器用空気を前記アウタスリーブの外部に位置する前記特定の付属機器へ供給することを特徴とする請求項記載の統合型気流コンポーネント。
【請求項4】
前記インナスリーブは、前記軸方向流路とそこを通る前記燃焼用空気の軸方向の流れとを最適化するように、かつ、前記第2の排気口を通る前記MAFSへの気流の分断を最小化するように形成されることを特徴とする請求項記載の統合型気流コンポーネント。
【請求項5】
前記インナスリーブは、前記MAFSの検知結果の安定性と正確さが保たれるべく、前記第2の排気口を通る前記MAFSへの気流の分断の前記最小化を成し遂げるために、前記燃焼用空気の前記軸方向の流れを加速させるように形成されることを特徴とする請求項記載の統合型気流コンポーネント。
【請求項6】
前記吸気口は、互いに並列に配置され、前記エアクリーナーからの気流を受ける第1の部位と第2の部位とを含み、
前記第2の部位は、前記インナスリーブと前記アウタスリーブとの間の前記環状の容積部への吸気口を含むことを特徴とする請求項記載の統合型気流コンポーネント。
【請求項7】
前記第2の部位は、同軸状に前記第1の部位を囲む連続した環状を成していることを特徴とする請求項記載の統合型気流コンポーネント。
【請求項8】
前記第2の部位は、前記インナスリーブと前記アウタスリーブとの間の一連の複数の開口部であり、同軸状に前記第1の部位を囲む環状に沿って、互いに間隔をあけて配置されていることを特徴とする請求項記載の統合型気流コンポーネント。
【請求項9】
前記気流セパレータは、前記吸気口から前記第1の排気口に至る軸方向流路を構成するスリーブを含み、
前記第2の排気口は、前記スリーブを貫通して延び、前記スリーブ内から前記センサー用空気を受けて、該センサー用空気を前記スリーブの外部に位置する前記MAFSへ供給し、
前記第3の排気口は、前記スリーブを貫通して延び、前記スリーブ内から前記付属機器用空気を受けて、該付属機器用空気を前記スリーブの外部に位置する前記特定の付属機器へ供給することを特徴とする請求項記載の統合型気流コンポーネント。
【請求項10】
前記スリーブは、前記軸方向流路とそこを通る前記燃焼用空気の軸方向の流れとを最適化するように、かつ、前記第2の排気口を通る前記MAFSへの気流の分断を最小化するように形成された構造部位を含み、
前記第2の排気口は、前記スリーブの前記構造部位に配置されることを特徴とする請求項記載の統合型気流コンポーネント。
【請求項11】
前記燃焼用空気は、上流から下流へ、前記吸気口から前記第1の排気口へ、前記スリーブを通って軸方向に流れ、
前記第3の排気口は、前記第2の排気口の上流側に位置することを特徴とする請求項10記載の統合型気流コンポーネント。
【請求項12】
前記第3の排気口は、前記スリーブの前記構造部位の上流側に位置することを特徴とする請求項11記載の統合型気流コンポーネント。
【請求項13】
前記スリーブ内の前記第2の排気口の上流側に、整流機構を備えることを特徴とする請求項11記載の統合型気流コンポーネント。
【請求項14】
前記整流機構は、前記第3の排気口の下流側に位置することを特徴とする請求項13記載の統合型気流コンポーネント。
【請求項15】
前記スリーブは、前記MAFSの検知結果の安定性と正確さが保たれるべく、前記第2の排気口を通る前記MAFSへの気流の分断の前記最小化を成し遂げるために、前記燃焼用空気の前記軸方向の流れを加速させるように形成されることを特徴とする請求項10記載の統合型気流コンポーネント。
【請求項16】
前記スリーブは、アウタスリーブに同軸状に囲まれたインナスリーブを含み、それらの間に環状の容積部を構成し、
前記インナスリーブは、ノイズを低減させるために、前記環状の容積部に連通することでノイズを減衰させる穴が設けられていることを特徴とする請求項10記載の統合型気流コンポーネント。
【請求項17】
前記特定の付属機器は、エアブレーキのコンプレッサであることを特徴とする請求項1記載の統合型気流コンポーネント。
【請求項18】
上流から下流へと延びる壁を有するアウタチュ−ブと、
前記アウタチューブの前記壁に固定された下流部位を有し、上流から下流へと気流を加速させることで最適化することが可能なノズル吸気口を備えた最適型吸気インナチューブとを含み、
前記アウタチューブと前記最適型吸気インナチューブとは、前記最適型吸気インナチューブの内径が、前記アウタチューブの内径よりも小さくなるように、かつ、前記最適型吸気インナチューブと前記アウタチューブとの間の空間に前記気流の一部をそらす、少なくとも円周の一部に延びた開口部を形成するような大きさに形成され、
前記少なくとも円周の一部に延びた開口部を通って前記空間へそらされた前記気流の一部を受け、前記アウタチューブの前記壁を貫通して前記そらされた気流の一部を送り出す付属機器用のポートと、
前記最適型吸気インナチューブを通過する気流を測定するマスエアフローセンサとを更に含み、
前記最適型吸気インナチューブを通過する際の気流の加速は、前記マスエアフローセンサへの気流を乱さないことを特徴とするエンジン用吸気ダクト。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃エンジン用の吸気系統に関するものである。
【発明の概要】
【0002】
本発明は、吸気ダクトを有するエンジン用吸気系統に関する開発を、鋭意継続する過程で発明されたものである。
【図面の簡単な説明】
【0003】
図1】従来のエンジン吸気系統の斜視図である。
図2】本発明に係る統合型気流コンポーネントの側面断面図である。
図3図2に示すコンポーネントの部分的な斜視図である。
図4】他の実施形態を図2と同じように示したものである。
図5図4に示すコンポーネントの部分的な斜視図である。
図6】更に他の実施形態を図2と同じように示したものである。
図7図6に示すコンポーネントの斜視図である。
図8】更に他の実施形態を図2と同じように示したものである。
図9図8に示すコンポーネントの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0004】
図1は、エアクリーナー24からクリーンに濾過された燃焼用の空気を内燃エンジン26へと供給する吸気ダクト22を有する、エンジン吸気系統20を示している。マスエアフローセンサ(MAFS)28は、燃焼用の空気の流れを検知し、空気の流れの検知結果を、例えば燃料の供給量やタイミング等のエンジンの動作を管理するための、エンジンの電子制御モジュール(ECM)へ提供する。エンジン吸気系統は、例えば、エアブレーキシステムのコンプレッサ32へのポート30に、クリーンで乾燥した空気を供給するといった、エンジン付属機器へのクリーンで乾燥した空気の供給源として利用されてもよい。六角セル等の整流機構を、MAFS28の上流部34に備えていてもよい。
【0005】
図2及び図3は、吸気ダクト42を有するエンジン吸気系統40のための、統合型気流コンポーネントを示している。統合型気流コンポーネント44は、気流ガイド面をエアクリーナーの下流側に有する、気流セパレータ46をダクト内に有しており、次のような機能を全て具備するものである。すなわち、a)連続的や断続的な状況を含む様々な気流の状況下における、クリーンに濾過された燃焼用空気のエンジンへの供給源、b)MAFSの検知結果への影響を最小限に抑えると共に、連続的や断続的な状況含む上述した燃焼用空気の様々な気流の状況下における、クリーンに濾過されたセンサー用空気のMAFS28への供給源、c)連続的や断続的な状況を含む上述した燃焼用空気の様々な気流の状況下において、コンプレッサ32等の特定の付属機器へ供給する、クリーンに濾過された付属機器用空気の供給源、を結合的に提供するものである(conjunctively providing)。気流セパレータは、エアクリーナー24から空気を受ける吸気口50と、第1の排気口52、第2の排気口54、第3の排気口56とを夫々有している。第1の排気口52は、エンジン26へ燃焼用の空気を供給する。第2の排気口54は、MAFS28へセンサー用の空気を供給する。第3の排気口56は、特定の付属機器32へ付属機器用の空気を供給する。第1の排気口52は、吸気口50とエンジン26との間に直列に配置されている。第2の排気口54及び第3の排気口56は、互いに並列に配置されている。第3の排気口56が吸気口50と並列に配置されているといったような態様で、第2及び第3の排気口の少なくとも一方は、吸気口と並列に配置される。又は、排気口54が吸気口50と直列に配置されているといったような態様で、第2及び第3の排気口の他方は、吸気口と直列に配置される。又は、排気口54が排気口52と並列に配置されているといったような態様で、上述した第2及び第3の排気口の他方は、第1の排気口と並列に配置される。
【0006】
気流セパレータ46は、インナスリーブ60と同軸の、アウタスリーブ58を有しており、それらの間に環状の容積部62を構成している。インナスリーブ60は、吸気口50から第1の排気口52に至る、軸方向流路64を構成している。第2の排気口54は、インナスリーブ60及びアウタスリーブ58を貫通して内部端66まで延びており、インナスリーブ60内からセンサー用の空気を受け、このセンサー用の空気を、インナスリーブ60とアウタスリーブ58との外部に位置する、MAFS28へ供給する。第3の排気口56は、アウタスリーブ58を貫通して延びており、インナスリーブ60とアウタスリーブ58との間の環状の容積部62から、付属機器用の空気を受け、この付属機器用の空気を、アウタスリーブ58の外部に位置する、エアブレーキシステムのコンプレッサ等の特定の付属機器32へ供給する。インナスリーブ60は、軸方向流路と、そこを通る燃焼用空気の軸方向の流れとが最適化されるように、かつ、第2の排気口54を通るMAFSへの気流の分断が最小になるように形成されている。インナスリーブ60は、第2の排気口54を通るMAFSへの気流の分断の最小化を成し遂げるために、燃焼用空気の軸方向の流れを加速させるように形成されており、これにより、MAFSの検知結果の安定性と正確さが保たれる。
【0007】
吸気口50は、互いに並列に配置された第1の部位68及び第2の部位70を有しており、エアクリーナー24からの気流を受けている。第2の部位70は、インナスリーブ60とアウタスリーブ58との間の環状の容積部62への吸気口を含んでいる。図2及び図3において、第2の部位70は、同軸状に第1の部位68を囲む、連続した環状を成している。別の実施形態を示す、上述した形態と同様の符号を使用した図4及び図5において、上述した第2の部位は、符号70aで規定され、インナスリーブ60とアウタスリーブ58との間の一連の複数の開口部として構成されており、同軸状に第1の部位68を囲む環状に沿って、互いに間隔をあけて配置されている。
【0008】
図6及び図7は、更に別の実施形態を示しており、理解を容易にするために適切な箇所には、上述した形態と同様の符号を使用している。気流セパレータ80は、吸気口50から第1の排気口52に至る軸方向流路64を構成する、スリーブ82を有している。第2の排気口54は、スリーブ82を貫通して内部端66まで延びており、スリーブ82内でセンサー用の空気を受け、このセンサー用の空気を、スリーブ82の外部に位置するMAFS28へ供給する。第3の排気口56aは、スリーブを貫通して延びており、スリーブ内から付属機器用の空気を受け、この付属機器用の空気を、スリーブの外部に位置するエアブレーキシステムのコンプレッサ等の特定の付属機器32へ供給する。スリーブ82は、軸方向流路と、そこを通る燃焼用空気の軸方向の流れとが最適化されるように、かつ、第2の排気口54を通るMAFS28への気流の分断が最小になるように形成された、構造部位84を有しており、第2の排気口は、スリーブのこの構造部位84に配置されている。燃焼用空気は、上流から下流へ、すなわち、吸気口50から第1の排気口52へ、スリーブを通って軸方向に流れる。第3の排気口56aは、第2の排気口54の上流側に位置している。第3の排気口56aは、スリーブの構造部位84の上流側に位置している。整流機構86が、スリーブ内の第2の排気口54の上流側に備えられていてもよい。整流機構86は、第3の排気口56aの下流側に位置している。スリーブ82は、第2の排気口54を通るMAFSへの気流の分断の最小化を成し遂げるために、燃焼用空気の軸方向の流れを加速させるように形成されており、これにより、MAFSの検知結果の安定性と正確さが保たれる。
【0009】
図8及び図9は、更に別の実施形態を示しており、理解を容易にするために適切な箇所には、上述した形態と同様の符号を使用している。上述したスリーブは、アウタスリーブ92で囲まれたインナスリーブ90を有しており、それらの間に環状の容積部94を構成している。インナスリーブ90には、ノイズを低減させるために、環状の容積部94に連通することでノイズを減衰させる、図示のごとき穴96が穿設されている。
【0010】
上記説明では、上流から下流へ延びる壁を備えたアウタチューブ58、92と、アウタチューブの壁に固定された符号98で示されるような下流部位を備え、上流から下流へ流れる空気を加速させることで最適化することが可能な吸気ノズル100を備えた、最適型吸気インナチューブ60、90とを有する、エンジン用吸気ダクト42を提供する。アウタチューブと最適型吸気インナチューブとは、最適型吸気インナチューブの内径が、アウタチューブの内径よりも小さくなるように、そして、最適型吸気インナチューブとアウタチューブとの間の空間62に気流の一部をそらす、少なくとも円周の一部に延びた開口部70、70aを形成するような、大きさに形成される。付属機器用のポート56は、少なくとも円周の一部に延びた開口部70、70aを通って空間62へそらされた気流の一部を受け、アウタチューブの壁を貫通して、このそらされた気流の一部を送り出している。MAFS28は、最適型吸気インナチューブを通過する気流を測定する。最適型吸気ノズルを通過する際の、気流の加速は、マスエアフローセンサへの気流を乱さないようにしている。
【0011】
上記説明では、上流から下流へと気流が通過するチューブ82、90を有する、エンジン用吸気ダクト42を提供する。付属機器用のポート56aは、このチューブから気流の一部をそらせる。理想的な吸気ノズル84、100は、付属機器用のポート56aの下流側に位置し、上流から下流へと気流を加速させる。マスエアフローセンサは、このチューブを通る気流を測定する。最適型吸気ノズルを通過する際の、気流の加速は、マスエアフローセンサへの気流を乱さないようにしている。
【0012】
以上の記載では、いくつかの用語を、簡潔にするため、明瞭にするため、そして理解するために使用してきた。これらの用語は、記述的な目的のために使用され、広く解釈されることを意図したものであるため、先行技術の要件を超えた、不要な制限を暗示するものではない。ここに記載された様々な構成、系統、方法手順は、単独で、或いは、他の構成、系統、方法手順と組み合わせて、使用され得るものである。追加クレームの範囲内で、様々な同等物の使用、代替案の利用、部分的な変更が可能であることが期待される。追加クレーム内の個々の限定は、「〜する手段(means for)」或いは「〜する工程(step for)」という用語が、夫々の限定内で明白に記載された場合のみ、米国特許法第112条第6段落の下での解釈を願うことを意図している。
【符号の説明】
【0013】
24:エアクリーナー、26:エンジン、28:マスエアフローセンサ(MAFS)、32:コンプレッサ(特定の付属機器)、40:エンジン吸気系統、42:(エンジン用)吸気ダクト、44:統合型気流コンポーネント、46、80:気流セパレータ、50:吸気口、52:第1の排気口、54:第2の排気口、56、56a:第3の排気口(付属機器用のポート)、58、92:アウタスリーブ(アウタチューブ)、60、90:インナスリーブ(最適型吸気インナチューブ)、62、94:環状の容積部(空間)、64:軸方向流路、68:第1の部位、70、70a:第2の部位(開口部)、82:スリーブ(チューブ)、84:構造部位(最適型吸気ノズル)、86:整流機構、96:穴、98:下流部位、100:最適型吸気ノズル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9