(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記処理手段は、前記ユーザ識別情報毎の集計値が所定値になった場合に、当該ユーザ識別情報に対応する前記クライアントシステムに、前記集計値が所定値になったことを示すデータが送信されるように前記送受信手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下本発明のQ&Aシステム100の好適実施形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本実施の形態におけるQ&Aシステム100のシステム構成を示す概念図である。
図1に示すように、Q&Aシステム100は、クライアントシステムとしてのユーザ端末1a〜1d、及びQ&Aコミュニティーサーバ2(以下、サーバ2という)と、
図1には図示していない一般サーバとが、ネットワークNeを介して接続されることにより構成されている。
【0020】
ネットワークNeは、電話回線網、ISDN(Integrated ServicesDigital Network)回線網、ADSL通信網、光通信網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線網等の各種通信回線と、それらを接続するインターネットサービスプロバイダ基地局等を含む。また、ネットワークNeは、限られたエリア内におけるネットワークであるイントラネットであってもよい。ここで、イントラネットは、サーバと、複数のクライアントとを接続して構成され、接続されたサーバ、及び複数のクライアント間で情報や資源を共有するための、限られたエリア内におけるネットワークである。なお、ネットワークNeは、任意な時に接続が可能であればよく、常時接続されている必要はない。各端末間の接続回線を有線回線として図示したが、これらは無線回線であっても良い。
【0021】
ユーザ端末1a〜dは、例えば、汎用のパーソナルコンピュータ(PC)1a、ノート型PC1b、PDA(Personal Digital Assistant)1c、携帯電話1d等により構成され、Q&Aシステム100を利用する会員或いはシステム管理者により管理される端末である。なお、ユーザ端末1a〜dを統括して示す場合は、「ユーザ端末1」と記す。
【0022】
ユーザ端末1は、Webサイトを閲覧するためのアプリケーションソフトであるブラウザを搭載し、このブラウザによりサーバ2が開設するHP(ホームページ(以下、Q&Aサイトという))にアクセスする。そして、サーバ2が提供するQ&Aサイトを介して、情報の送受信を行うことにより、質問、回答、コメントの投稿又は閲覧、ありがとうギフトの選択と送受信、Q&A検索等のサービスの提供を受ける。
【0023】
なお、ユーザは、ユーザ端末1を介して、Q&Aサイトを閲覧できるが、更に、会員登録することができる。会員登録のためには、会員となろうとするユーザは、ユーザ端末1を介して、Q&Aサイトにおける会員登録画面を利用して、ユーザ情報として、ユーザID、パスワード、氏名、会員番号、年齢、職業、年収、性別、役職、メールアドレス、電話番号、専門分野、職種、得意分野、趣味、居住地域(住所、又は職場の住所)、飲食の嗜好(甘いもの好き、辛いもの好き等)等をサーバ2に送信する。サーバ2は、ユーザ情報を登録し、サーバ2の備える記憶手段としての記憶部(26、
図2参照)に、当該ユーザ情報を記憶する。そして、会員登録を行った後は、会員は、Q&Aサイトを利用するにあたっては、ユーザID及びパスワードを含むログイン情報をサーバ2に送信して、ログイン認証を行うことにより、Q&Aサイトを利用可能となる。
【0024】
また、ログイン情報は、ユーザID及びパスワードに限らず、例えば、メールアドレス、又は氏名及び会員番号であってもよく、上述したユーザ情報に含まれる情報によりログイン認証が行える構成であれば良い。
或いは、予めユーザ登録を行わずに、質問、回答又はコメントを投稿する際に、ユーザを特定可能な情報(例えば、氏名、住所、年齢、職業、年収、性別、役職、メールアドレス、電話番号等)を質問、回答又はコメントと同時に入力させることにより、Q&Aシステム100の利用権限を許諾する構成であっても良い。
【0025】
図2を参照して、ユーザ端末1の内部構成の一例を説明する。
図2は、通信端末としてのユーザ端末1の要部構成を示すブロック図である。
図2に示すように、ユーザ端末1は、制御手段としてのCPU(Central Processing Unit)11、入力部12、表示手段としての表示部13、送信手段及び受信手段としての通信部14、RAM15、記憶部16等から構成され、各部はバス17により接続されている。CPU11は、記憶部16に格納されているシステムプログラム、Webブラウザなどの各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムをRAM内の図示しないワークエリアに展開し、入力部12から入力されるデータに応じて、プログラムに従った各種処理を実行し、処理結果をRAM15内のワークメモリに格納する。また、処理結果を表示するための表示情報を生成して表示部13へ出力する。CPU11は、記憶部16からブラウザのプログラムを読み出し起動し、サーバ2にアクセスして、Q&Aサイトから、Q&Aサイトの後述する画面データを受信して、RAM15に記録すると共に、表示部13にQ&Aサイトの画面(
図3参照)を表示させる。
【0026】
図3は、表示部13に表示され上記画面例を示す図である。
図3に示されているように、画面131には、メニューバー131A、アドレスバー131B、Q&Aツールバー131C、表示領域131Dが設けられている。メニューバー131Aには、頻繁に利用する機能をアイコン化したボタンが並べて表示されており、それぞれのアイコンを操作することにより、各アイコンに対応した機能が実現される。アドレスバー131Bには、Q&Aサイトのアドレスが表示される。
【0027】
Q&Aツールバー131Cには、質問入力ボタン131d、Q&A表示・コメント入力ボタン131e、回答入力ボタン131gが設けられている。
【0028】
質問入力ボタン131dは、表示領域131Dに質問の入力用の画面の表示を指示するボタンである。Q&A表示・コメント入力ボタン131eは、表示領域131Dに、質問と回答の表示と、それに対するコメント投稿用の画面の表示を指示するボタンである。回答入力ボタン131gは、表示領域131Dに質問に対する回答の入力用の画面の表示を指示するボタンである。表示領域131Dに表示される情報は、例えば、HTML形式で記述されており、ブラウザを介してダウンロードした文書や画像表示される。上記各画面データはサーバ2から受信する。
【0029】
入力部12は、かな/英数字入力キー、カーソルキー及び各種機能キー等を備えたキーボード(入力手段)と、ポインティングデバイスであるマウス(指定手段)とを備えて構成され、キーボードで押下操作されたキーの押下信号とマウスによる操作信号とを、入力信号としてCPU11へ出力する。また、ユーザ端末1がPDA、携帯端末等である場合、入力部12は、カーソルキー、数字キー及び各種機能キー等を備えて構成され、タッチパネル等のポインティングデバイスや、その他の入力装置を備えるものとしてもよい。
【0030】
表示部13は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、CPU11から入力される表示信号の指示に従って各種表示データの画面表示を行う。例えば、表示部13は、CPU11の制御に応じて、Q&Aツールバーを備えるブラウザ画面131に後述する各種画像を画面に表示する。
【0031】
通信部14は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、あるいはインターネット等の各種ネットワークに接続された伝送媒体に接続可能なインターフェイスである。具体的には、ネットワークインターフェースカード、モデム(MODEM:MOdulator/DEModulator)又はターミナルアダプタ(TA:Terminal Adapter)等によって構成され、既述の通信回線を介して外部機器との通信を行うための制御を行う。
RAM(Random Access Memory)15は、CPU11によって実行される各種プログラムやこれら各種プログラムによって処理されたデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。上記のように、サーバ2からダウンロードした画面データが記憶される。
【0032】
記憶部16は、プログラムやデータ等があらかじめ記憶されている記憶媒体(図示せず)を有しており、この記憶媒体は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。この記憶媒体は記憶部16に固定的に設けられるもの、若しくは着脱自在に装着するものであり、この記憶媒体には、システムプログラム、当該システムに対応する各種処理プログラム、及び各種処理プログラムで処理されたデータ等を記憶する。また、記録媒体に記憶するプログラム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやクライアント等の他の機器からWAN、LAN等のネットワーク回線の伝送媒体を介して通信部14から受信して記憶する構成にしてもよく、さらに、記録媒体はネットワーク上に構築されたサーバの記録媒体であってもよい。また、前記プログラムをネットワーク回線等の伝送媒体を介してサーバやクライアントへ伝送してこれらの機器にインストールするように構成してもよい。
具体的に記憶部16は、ブラウザのプログラムを記憶している。或いは、CD−R、メモリ等の記録媒体からQ&Aツールバープログラムをインストールする構成であっても良い。
【0033】
次に、Q&Aコミュニティーサーバ2について説明する。なお、サーバ2の要部構成については、上述したユーザ端末1の要部構成と略同一とするため、各構成部分には同列の符号を付し(
図2参照)、その構成の図示及び説明は省略する。以下では、サーバ2に特徴的な機能、及びサーバ2に備えるデータベースについて詳細に説明する。
【0034】
サーバ2は、処理手段としてのCPU21、入力部22、表示部23、送受信手段としての通信部24、RAM25、記憶手段としての記憶部26等を備えて構成され、各部はバス27により接続されている。サーバ2は、会員同士の間で、任意の商品または特定の事象に関する質疑応答を行うQ&Aサイトをインターネット上に開設する。そして、上述したサイトにおいて、ユーザ端末1から質問、回答、コメント、ありがとうギフトによる評価情報等に係る情報を受信し、受信した情報に基づいて後述するマーケティグデータ処理(
図21、
図22参照)、有価価値データ発行処理(
図22参照)等を実行する。
【0035】
記憶部26は、システムプログラム、当該システムに対応する各種処理プログラム、後述する画面データ、及び各種処理プログラムで処理されたデータ等を記憶する各種データベースを備える。この他、記憶部26は、
図4に示されているように、Q&Aシステム100において蓄積・使用されるデータを格納するデータベースDB2を有する。データベースDB2は複数の記憶エリアを備え、会員の質問及び回答に関する情報をログデータ201a、ポイントデータ202a、コンテンツデータ203a及びユーザデータ204a、商品データ205a、指数データ206aが別のエリアに分類して記憶されている。
【0036】
ログデータ201aは、上記Q&Aサイトを閲覧したユーザのユーザID、閲覧日時、閲覧回数、ポイント付与の有無、ユーザがサイト内のどのカテゴリを訪れたか、或いは、上記サイトからどのサイトへ遷移したか等のデータである。なお、閲覧日時、閲覧回数、ポイント付与の有無等のデータはユーザIDに対応して記憶されている。
【0037】
ポイントデータ202aは、上記Q&Aサイトにおいてユーザが取得したありがとうギフトの種類、ギフトの蓄積数、ギフトを介して評価された評価ポイントの蓄積数である。これらデータは、ユーザIDに対応して記憶している。また、どのユーザからどれだけのギフト(及び、そのポイント)を与えられたか等を、ギフトを与えたユーザIDに対応して記憶している。
【0038】
コンテンツデータ203aは、Q&Aサイトにおいて会員が投稿した質問、回答及びコメントに関する情報であり、テキストデータ又は画像データとして、ユーザIDに対応して記憶している。上記質問、回答及びコメントの件数と、それらの質問、回答及びコメントが含まれる質問カテゴリ、また、質問が投稿されてから回答をするまでの経過時間を各質問に関する情報に対応して記憶している。なお、過去の投稿(質問と回答)文を解析し、投稿に使用されたワード(単語)ごとに、その単語の使用頻度が記憶され、また、その単語を使用する頻度の多い会員のランキングが作成され、これが記憶されている。
【0039】
ユーザデータ204aは、上記Q&Aサイトに会員として登録されているユーザのユーザ情報(属性情報(登録される会員に備わっている固有の性質・特徴)等)であり、ユーザIDに対応して記憶している。具体的に、ユーザ情報には、ユーザIDに対応して記憶された、パスワード、氏名、会員番号、年齢、職業、年収、性別、役職、メールアドレス、電話番号、専門分野、職種、得意分野、趣味、居住地域(住所、又は職場の住所)、飲食の嗜好(甘いもの好き、辛いもの好き等)、回答専門分野として登録されているカテゴリ、獲得したポイント等を含んでいる。
【0040】
商品データ205aは、スポンサによって登録された商品の商品情報である。このような商品としては、例えば、マーケティングの対象となる分野に属する商品がある。そして、各商品の名称、イメージデータ、商品の属性(その商品の備えている固有の性質・特徴)、商品情報の表示する順番、各商品について付与された後述するマーケティングポイント(MP)が登録されている。特に、マーケティングポイントは、商品毎に、その商品を選択したユーザのユーザIDに関連付けて記憶されている。
【0041】
指数データ206aは、マーケティングポイントや会員毎の評価ポイントを計算する際に使用される指数である。ありがとうギフトが表示されるカテゴリに基づいて決定されるカテゴリ指数(C指数)、質問とその質問に対する回答に関する情報(例えば、質問と回答のテキストデータや、質問欄や回答欄に貼り付けられている他のホームページのアドレス等)に基づき決定されるQ&A指数(QA指数)、ギフトを選択した者に応じて決定される投票者指数、商品が属するカテゴリにおいて投票者が過去に行なった質問の数に応じて決定される質問指数(Qu指数)、商品が属するカテゴリにおいて投票者が過去に行なった回答の数に応じて決定される回答指数(An指数)、回答者の回答に対する評価の度合に基づいて選択される商品毎に決定される評価指数などが記憶されている。
上記説明したデータベースDBに記憶されている各種データは、必要に応じて適宜ユーザ端末1に送られ、又ユーザ端末1からのデータの供給によって適宜更新される。
【0042】
次に、一般サーバ4(以下、「サーバ4」と記す)について説明する。サーバ4は、CPU41、入力部42、表示部43、通信部44、RAM45、記憶部46、等を備えて構成され、各部はバス47により接続されている。サーバ4は、ユーザが任意の情報を公開できるブログやホームページをインターネット上に開設する。記憶部46は、データベースDB4を備える。サーバ4は、登録したユーザについて、ホームページやブログなど、情報を公に開示するコンテンツを提供し、インターネット上にそれらのコンテンツを開設する。そして、ユーザの開示した情報について、評価ポイントをユーザ毎に蓄積する。また、スポンサの提供する商品のデータベースから情報開示するユーザが選択した商品を、開示される情報と同じページに表示する。ユーザ毎に蓄積された評価ポイントに基づいて、有価価値データ発行処理等を実行する。
【0043】
図5に示されているように、データベースDB4は、複数の記憶エリアを備え、ユーザデータ404b、ポイントデータ402b、コンテンツデータ403b、商品データ405bに分類されて、各エリアに記憶されている。
【0044】
ユーザデータ404bは、ホームページやブログを公開しているユーザの属性情報(例えば、ユーザID、パスワード、氏名、会員番号、年齢、職業、年収、性別、役職、電話番号、専門分野、職種、得意分野、趣味、居住地域(住所、又は職場の住所))や連絡先情報が記憶されている。コンテンツデータ403bには、そのサイト(ブログ等)でユーザが公開している情報(テキストデータ、画像データ)などが記憶されている。商品データ405bには、スポンサによって登録された商品が登録されている。このような商品としては、例えば、マーケティングの対象となる分野に属する商品である。ユーザが、公開している情報とともに、欲しいも物として、商品データ405bから選択した商品を、同じページに表示した場合には、選択された商品について、選択ポイントが加算され、各商品毎に関連付けて記憶される。さらに、ユーザが公開した情報を閲覧した第三者が、公開情報を評価する情報を入力手段により入力された場合には、ユーザのIDに関連付けられて評価ポイントが蓄積される。評価ポイントは、ポイントデータ402bとして記憶される。この他、商品データ405bには、各商品の名称、商品のイメージデータ、商品の属性(その商品の備えている固有の性質・特徴)が登録されている。
【0045】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
以下に示す
図9、
図13、
図16、及び
図20のフローチャートに記述されている各機能を実現するためのプログラムは、読み取り可能なプログラムコードの形態でサーバ2の記憶部26に格納されており、CPU21は、このプログラムコードに従った動作を逐次実行する。また、図示しないCD−ROM、DVD―ROM等から外部供給されるプログラム/データを利用してこの実施の形態特有の動作を実行することも可能である。
【0046】
ユーザ端末1側の手順を、
図6を参照して説明する。以下に説明するのは、ユーザ端末1を、会員が質問者として使用する場合であり、質問者端末として機能する。ブラウザによりアクセスしたQ&Aサイトから受信したID入力画面を表示する(ステップS101)。ID入力画面の所定の欄に入力された質問者のユーザIDとパスワードを取得し、サーバ2へ送信する(ステップS103)。サーバ2は、会員を特定するユーザIDを取得することによって、質問者の属性情報や質問情報、回答情報を特定することができる。
【0047】
サーバ2から、承認する旨の回答と、質問カテゴリ選択画面(
図3)に表示する各種のカテゴリのデータ(サーバ2の記憶部26に記憶されている)と、を受信した後、質問カテゴリ選択画面(
図3)に、受信した質問カテゴリを表示する(ステップS105)。
図3に示されている例では、表示領域131Dに質問の内容が含まれると予想される複数のカテゴリが表示される。カテゴリは、大まかに分類された複数の第1カテゴリと、各第1カテゴリを細分化した第2カテゴリに分けられている。各第1カテゴリを選択すると、複数の第2カテゴリが表示され、最終的に第2カテゴリを選択する。
この実施形態では、第1カテゴリとして[グルメ]を選択し、更にグルメの中の第2カテゴリである洋菓子のカテゴリを選択したものとして、説明を進める。
【0048】
Q&Aツールバー131Cの質問入力アイコン131dにカーソルを重ねてクリックすることで(以下、この操作を「押す」と称する)、
図7に示されているような質問入力画面の画面データをサーバ2から受信して当該質問入力画面が表示される(ステップS106)。質問入力画面131Dには、請求項1の情報表示領域としての質問ボックス131D2が設けられており、ここに基本情報としての[質問]を入力するよう促す。同時に、欲しい物リスト表示部131D4が表示され、[欲しい物]の選択を促す。
図8に示すように、請求項1の指示領域としてのプルダウンボタン131D4bにカーソルPdを重ねてクリックすることにより、プルダウンメニユ131DPdが表示され、選択できる[欲しい物]リストが示される。プルダウンメニユ131DPdの商品の画像(商品情報)の表示の順番のデータはサーバ2から受信し、この順番に従って商品の画像が表示される。質問者は、このリストから[欲しい物](商品)をマウスで指定して選択する。このプルダウンメニユ131DPdに表示される複数の商品は、欲しい物リストに商品を提供したスポンサが、マーケティングを行なうために予め登録した商品であり、データベースDB2(
図4参照)の商品データ205aから抽出されて表示される。
【0049】
この実施形態においては、商品リストの例として、ティラミスGo01、モンブランGo02、レアチーズGo03、シフォンGo04、シュークリームGo05の名称と、画像データが表示されている。表示されるデータは、選択の一助とするために、名称と画像の他、原材料、商品の提供者が特に強調したい特性、おいしい食べ方などの属性や、その商品特有の特徴が同時に表示されてもよい。
なお、プルダウンメニュ131DPdにおける商品情報の上から下に表示する順番は、上記スポンサが指定した順番、サーバ2側で指定した順番、質問者、後述する回答者や閲覧者が選択された総回数の多い順でもよい。
【0050】
質問ボックス131D2の近傍には、質問カテゴリを表示するカテゴリ表示部131D1が設けられ、さらに、入力された質問をサーバ2に送信するための送信ボタン131D3が設けられている。
質問ボックス131D2には、テキストデータで、基本情報としての質問文が入力される。質問文の入力によって質問情報を取得すると共に、 [欲しい物]リストによって質問者が欲しい商品の商品情報を取得し(ステップS107)、送信ボタン131D3をクリックすることで、質問情報と選択された商品情報の識別情報をサーバ2に送信する(ステップS109)。
【0051】
サーバ2では、ステップS103で送られたユーザIDで特定された質問者の固有情報(属性情報、質問情報、回答情報を含む)と、ステップS109で送られた質問情報を、コンテンツデータ203aとしてユーザIDに対応して記憶し、選択された商品については、所定の処理の後、商品データ205a中のマーケティングポイントとして商品毎に収集しかつ記憶する。また、この商品情報は、質問者が[欲しい物]として選択した商品として、質問者のユーザIDに対応してコンテンツデータ203aに格納される。以上で、質問者端末としてのユーザ端末1の質問入力処理を終了する。
【0052】
次に、サーバ2の動作について説明する。
図9は、ユーザ端末1から、質問情報が供給されるサーバ2の処理動作を示すフローチャートである。ユーザ端末1から質問者のユーザIDとキーワードを受信し(ステップS201)、会員であることを認証した(ステップS203)後、ユーザIDによって特定された質問者の情報を会員データベースDB2から抽出しておく(ステップS205)。この質問者の情報には、属性情報、質問者がした過去の質問に関する情報(例えば、質問回数とそのカテゴリ)及び質問に対する過去の回答に関する情報(例えば、回答回数とそのカテゴリ)が含まれる。
【0053】
次に、ユーザ端末1から質問者が発した質問に関する質問情報(テキストデータ)と、質問カテゴリと、[欲しい物]として選択した商品情報識別情報を取得する(ステップS207)。質問情報は、コンテンツデータ203a(
図4参照)として記憶される。ステップS205とステップS207で取得した情報に基づいて、選択された商品に関するマーケティングポイントMPの演算処理(ステップS209)が実行される。この処理は、サーバ2が、商品リストから商品が選択された旨の情報を取得する度に実行される。この処理については、後述する。
【0054】
S207で取得した情報に基づいて、質問開示画面(
図10)と回答画面(
図12)を生成し、ユーザ端末1からの要求に基づいて開示可能な状態で待機する(ステップS211)。
【0055】
次に、回答者端末としてのユーザ端末1側での手順を、
図11に示されているフローチャートに基づいて説明する。以下に説明するのは、ユーザ端末1を、会員が回答者として使用する場合であり、回答者端末として機能する。ブラウザを立ち上げ、Q&AサイトからID入力画面のデータを受信して当該ID入力画面を表示する(ステップS301)。ID入力画面の所定の欄に入力された閲覧者のユーザIDとパスワードを取得し、サーバ2へ送信する(ステップS303)。サーバ2は、会員を特定するユーザIDを取得することによって、閲覧者の属性情報や質問情報、回答情報を特定することができる。
サーバ2からの承認する旨の回答と、質問カテゴリ選択画面のデータと、を受信した後、質問カテゴリ選択画面(
図3)を表示し、質問カテゴリを取得する(ステップS305)。カテゴリの種類については、
図6における説明と同様であるので、説明を省略する。
【0056】
次に、Q&Aツールバー131Cの回答入力ボタン131gを押すことによりサーバ2から受信した画面データに基づいて、
図10に示されている質問開示画面を表示する(ステップS307)。質問開示画面は、質問ボックス131D2中に質問者が入力した質問がテキストデータで表示されており、質問ボックス131D2の下側には、商品表示部131D6が設けられ、この商品表示部131D6には、質問者が
図7の画面(ステップS107)で選択した商品Go01が表示される。質問ボックス131D2の近傍には、この質問に対して回答をする意思表示をし、回答入力画面を要求するための[回答する]ボタン131D5aが設けられている。
【0057】
図10の質問開示画面の閲覧者が、質問に回答する場合には、[回答する]ボタン131D5aを押す。これにより、質問に回答する操作が入力されたものと判断し(ステップS309:Y)、回答画面をサーバ2に要求する(ステップS311)。[回答する]ボタン131D5aが押されない場合(ステップS309:N)には、回答画面は生じされない。
【0058】
サーバ2から供給された回答画面を表示する(ステップS313)。回答画面は、
図12に示されているように、請求項2の情報表示領域としての質問ボックス131D2中に質問者が入力した質問がテキストデータで表示されており、質問ボックス131D2の下側には、請求項2の関連情報表示領域としての回答ボックス131D7が設けられる。この領域に、[回答]をテキストデータで入力するよう促す。同時に、
図7に示されている質問画面と同様に、欲しい物リスト表示部131D4が表示され、質問画面と同様の方法で、[欲しい物]の選択を促す。回答者は、質問画面と同様の方法で、このリストから[欲しい物](商品)を選択する。この実施形態では、回答者は[欲しい物]として、モンブランGo02を選択している。この選択により、
図12の「欲しい物」が表示されている領域(請求項2の商品情報表示領域)にモンブランの文字(商品情報)が表示される。回答ボックス131D7の近傍には、入力された回答と、選択された商品情報をサーバ2に送信するための送信ボタン131D3が設けられている。
【0059】
回答ボックス131D7にテキストデータを入力することによって、回答情報が取得され、欲しい物リスト表示部131D4から回答者が商品を選択することによって、欲しい物である商品情報が取得される(ステップS315)。取得された回答情報と商品情報の商品情報識別情報は、送信ボタン131D5を押すことによって、サーバ2へ送信される(ステップS317)。以上で、ユーザ端末1の回答入力処理が終了する。
【0060】
次に、サーバ2の動作について説明する。
図13は、ユーザ端末1から、回答情報が供給されるサーバ2の処理動作を示すフローチャートである。ユーザ端末1から回答者のIDとキーワードを受信し(ステップS401)、会員であることを認証した(ステップS403)後、IDによって特定された回答者の情報を会員データベースDB2から抽出しておく(ステップS405)。この回答者の情報には、属性情報、回答者がした過去の質問に関する情報(例えば、質問回数とそのカテゴリ)及び質問に対する過去の回答に関する情報(例えば、回答回数とそのカテゴリ)が含まれる。
【0061】
次に、ユーザ端末1から回答者が発した回答に関する回答情報(テキストデータ)と、[欲しい物]として選択した商品情報を取得する(ステップS407)。回答情報は、コンテンツデータ203a(
図4参照)として記憶される。ステップS405とステップS407で取得した情報に基づいて、選択された商品に関するマーケティングポイントMPの演算処理(ステップS409)が実行される。この処理は、サーバ2が、商品リストから商品が選択された旨の情報を取得する度に実行される。この処理については、後述する。
S407で取得した情報に基づいて、質問回答開示画面(
図15)を生成し、ユーザ端末1からの要求に基づいて開示可能な状態で待機する(ステップS411)。
【0062】
次に、質問者が回答者からの回答を閲覧する際のユーザ端末1側での手順を、
図14に示されているフローチャートに基づいて説明する。以下に説明するのは、ユーザ端末1を、会員が質問者として使用する場合であり、質問者端末として機能する。上記のようにブラウザを立ち上げてQ&Aサイトにアクセスして、Q&AサイトのID入力画面を表示し(ステップS501)、入力された質問者のIDとパスワードを取得し、サーバ2へ送信する(ステップS503)。サーバ2は、会員を特定するIDを取得することによって、閲覧者の属性情報や質問情報、回答情報を特定することができる。サーバ2からの承認する旨の回答を受信した後、質問カテゴリ選択画面(
図3)を表示し、質問カテゴリを取得する(ステップS505)。カテゴリの種類については、
図6における説明と同様であるので、説明を省略する。
【0063】
Q&Aツールバー131CのQ&A表示・コメント入力アイコン131eを押すことにより、Q&Aサイトから受信した画面データに基づいて質問回答開示画面(
図15)を表示する(ステップS507)。質問回答開示画面は、請求項3の情報表示領域としての質問ボックス131D2中に質問者が入力した質問がテキストデータで表示され、請求項3の関連情報表示領域としての回答ボックス131D7中に回答者が入力した回答がテキストデータで表示されている。また、質問ボックス131D2には、質問者が選択した欲しい物商品が表示される商品表示部131D2gが設けられ、該表示部131D2gには、選択した商品ティラミスGo01が表示されている。回答ボックス131D7には、回答者が選択した欲しい物商品が表示される商品表示部131D7gが設けられ、該表示部131D7gには、選択した商品モンブランGo02が表示されている。
【0064】
回答ボックス131D7に並べてコメントボックス131D8が表示され、質問者に対して回答者に対するコメントの入力が、このボックスにテキストデータにより入力することで行なわれる。また、回答者の回答に対して、お礼の品物を送ることを欲する場合には、コメントボックスの131D8の近傍に、請求項3の指示領域としてのプルダウンボタンに隣接して、ありがとうギフトリスト表示部131D4tが設けられている。この表示部131D4tには、質問画面と同様に、質問者が選択した欲しい物リストで表示される商品と同じ商品が、プルダウンメニュで表示され、質問画面と同様の方法で、[ありがとうギフト]の選択を促す。ギフトリスト表示部131D4tに並んで、請求項3の商品情報表示領域としてのギフト商品表示部131D4gが設けられている。ギフト商品表示部131D4gには、ギフトリスト表示部131D4tで選択された商品が表示される。
【0065】
また、同じ画面内には、回答に対する評価をする、評価データ入力部131Djが設けられている。この入力部131Djには、3段階評価[大変参考になった][参考になった][参考にならなかった]が表示され、それぞれの評価に対応したラジオボタン131Dj1、131Dj2、131Dj3が設けられている。このいずれかのラジオボタン131Dj1、131Dj2、131Dj3を選択することにより、複数段階(3段階)評価の、回答に対する評価情報が入力できる構成となっている。
【0066】
以上のように構成された質問回答画面を、質問者が閲覧し、回答内容に対してコメントがあれば、コメントをコメントボックス131D8に入力する。また、回答内容に満足し、ありがとうギフトを選択することを欲すれば、ありがとうギフトリスト表示部131D4tでギフトを選択する。回答内容に満足していなくても回答者の欲しい物として商品表示部131D7gに表示されている商品をギフトとして選択することも可能であるが、回答内容に特に満足していれば、回答者の欲しい物として商品表示部131D7gに表示されている商品をギフトとして選択することが予想される。このため、選択される商品に内容に応じて、質問者の評価度合を推し測ることが可能となる。従って、評価データ入力部131Djは設けられていなくてもよい。
【0067】
以上のように、質問回答画面において、テキストデータによるコメント情報と、ありがとうギフトとして選択された商品情報と、評価情報とを取得する(ステップS509)。そして、コメント情報と商品情報の商品情報識別情報は、送信ボタン131D5を押すことにより、サーバ2へ送信される(ステップS511)。以上で、質問者のコメント情報とありがとうギフト情報を取得する処理が終了する。
【0068】
次に、サーバ2の動作について説明する。
図16は、ユーザ端末1から、コメント情報等が供給された場合のサーバ2の処理動作を示すフローチャートである。ユーザ端末1から質問者のユーザIDとキーワードを受信し(ステップS601)、会員であることを認証した(ステップS603)後、ユーザIDによって特定された質問者の情報を会員データベースDB2から抽出しておく(ステップS605)。この質問者の情報は、既述の処理(
図9、
図13に示されているフローチャート)で扱われる情報と同じである。
【0069】
次に、ユーザ端末1から質問者が発したコメント情報(テキストデータ)と、[ありがとうギフト]として選択した商品情報の識別情報及び評価情報を取得する(ステップS607)。評価情報は、コンテンツデータ203a(
図4参照)として記憶される。ステップS605とステップS607で取得した情報に基づいて、選択された商品に関するマーケティングポイントMPの演算処理(ステップS609)が実行される。この処理は、サーバ2が、商品リストから商品が選択された旨の情報を取得する度に実行される。この処理については、後述する。
S607で取得した情報に基づいて、質問回答コメント開示画面(
図17)を生成し、ユーザ端末1からの要求に基づいて開示可能な状態で待機する(ステップS611)。
【0070】
次に、ユーザ端末1において、一般の閲覧者が質問と回答を閲覧して、ありがとうギフトを選択する手順について、
図18に示されているフローチャートに基づいて説明する。質問者と回答者の間で交わされる質問/回答/コメントは、会員でない者に閲覧することができる。この閲覧者は、Q&Aコミュニティーサイトの質問回答コメントが同時に表示されている画面から、必要な情報をえることができ、その際に、情報を得られたお礼として、ありがとうギフトのリストから選択し、これを開示されている情報に対する評価として入力する。
【0071】
具体的には、以下のような処理が行なわれる。ユーザ端末1のブラウザによってQ&Aサイトにアクセスし、Q&Aサイトの質問回答コメント画面を表示する(ステップS701)。この画面は、サーバ2によって予め作成された(ステップS607において作成)画面である。
図17は、質問と回答とコメントが同時に表示された質問回答コメント画面を示すものである。
【0072】
表示領域131Dには、質問ボックス131D2、回答ボックス131D7、コメントボックス131D8が設けられており、それぞれには、質問のテストデータ、回答のテキストデータ、コメントのテキストデータが表示されている。質問ボックス131D2には、質問者が選択した欲しい物商品が表示される商品表示部131D2gが設けられ、該表示部131D2gには、選択した商品ティラミスGo01が表示されている。回答ボックス131D7には、回答者が選択した欲しい物商品が表示される商品表示部131D7gが設けられ、該表示部131D7gには、選択した商品モンブランGo02が表示されている。
【0073】
さらに、ページ表示領域131Dには、コメントボックスの131D8の近傍に、ありがとうギフトリスト表示部131D4tが設けられている。この表示部131D4tには、質問画面と同様に、質問者が選択した欲しい物リストで表示される商品と同じ商品が、プルダウンメニュで表示され、質問画面と同様の方法で、[ありがとうギフト]の選択を促す。ギフトリスト表示部131D4tに並んで、ギフトを送る送り先を選択する送り先選択部131D4sが設けられている。この選択部を押すと、図示されているように、ブルダウンメニュ131DPdsが表示され、ギフトの送り先を選択できる構成となっている。選択されたギフトは、同じ画面に設けられているギフト商品表示部131D4g1、131D4g2に表示される。各ギフト商品表示部131D4g1、131D4g2には、それぞれ表示された商品の送り先が表示される。
【0074】
例えば、送り先選択部131D4sで送り先を回答者と選択すると、回答者と表示されたギフト商品表示部131D4g2のボックスの色が変わり、回答者が選択されたことを示され、次にありがとうギフトリスト表示部131D4tで、ギフト商品を選択するその商品が、色が変わったポックス内に表示される。
【0075】
このようにして、
図19に示されているように、各送り先へ送られるギフトが選択表示される。以上のように、画面上で各送り先へのギフト情報が取得され(ステップS703)、送信ボタン131D5を押すことによって、ギフト情報及び、この画面に表示された質問の質問者と、回答の回答者を特定する情報(例えば、ID情報)がサーバ2へ送られる(ステップS705)。
【0076】
次に、サーバ2の動作について説明する。
図20は、ユーザ端末1から、閲覧者が選択した商品の商品情報等が供給された場合のサーバ2の処理動作を示すフローチャートである。ユーザ端末1からギフトとして選択された商品情報と、質問者と回答者を特定するユーザIDを受信する(ステップS801)。
受信した質問者と回答者のユーザIDから、ユーザIDによって特定された質問者の情報を会員データベースDB2から抽出しておく(ステップS803)。この質問者の情報は、既述の処理(
図9、
図13に示されているフローチャート)で扱われる情報と同じである。
【0077】
次に、ユーザ端末1から受信した商品情報に基づいて、選択された商品に関するマーケティングポイントMPの演算処理(ステップS805)が実行される。この処理は、サーバ2が、商品リストから商品が選択された旨の情報を取得する度に実行される。この処理については、後述する。
次にマーケティングポイントについて説明する。商品が1回選択された場合に、その選択された商品について、原則として1ポイント(以下、「P」と表示する)加算される。但し、商品を選択した状況によっては、その選択の意味する重みが異なる。例えば、その商品について基礎知識のない者が選択した場合と、基礎知識のある者が選択した場合では、後者の方が商品を選択した意味あいが重いものと判断でき、そのような者が選択した事実と、その他のものが選択した事実を分けて取り扱うことによって、より詳細なマーケティングデータを収集することができる。
【0078】
つまり、その商品が選択された状況に応じて、指数が決定され、その指数を基本ポイント1Pに掛け合わすことにより、重みのある選択である場合には、1回の商品の選択で、1以上のポイントが加算されるよう構成されている。この指数は、質問のカテゴリと商品の含まれるカテゴリとの関係、商品を選択した質問者や回答者の属性、質問や回答の内容などによって決定される。
【0079】
マーケティングポイントMPは、以下の計算式によって算出される。
MP=1×カテゴリ指数(C指数)×Q&A指数(QA指数)×投票者指数×評価指数×質問回数指数(Qu指数)×回答回数指数(An指数)
ここで、カテゴリ指数とは、質問のカテゴリと選択された商品のカテゴリが同じ場合(質問と商品の名称に同じ単語が使用されている)には、特にその商品に関する知識が深い者がその商品を選択した可能性があるので、カテゴリが異なる場合に比較して、ポイントが高くなるように、カテゴリ指数が決定されている。
【0080】
Q&A指数とは、質問とその質問に対する回答に中に、選択された商品の名称が含まれている場合に、その選択された商品に関心の高い者が選択したものと予想されるので、他の場合に比較してポイントが高くなるように決定された指数である。また、質問と回答の中に含まれる単語が、商品名が同一でなくとも、類似語、同義語、或いは同一範疇に含まれる名称である場合にも、同様にQ&A指数が決定される構成としてもよい。
投票者指数とは、商品を選択した者が、質問者や回答者であった場合には、他の閲覧者が選択した場合に比較して、ポイントが高くなるように決定されている指数である。
【0081】
質問回数指数と回答回数指数は、投票者指数にリンクして用いられる指数であり、投票者が閲覧者である場合には使用されない指数である。投票者が質問者や回答者である場合には、両者の過去の質問の回数や回答の回数がデータとして蓄積されているので、その回数に応じて、投票者指数を変更するためのものである。即ち、過去に質問回数や回答回数が多い会員は、商品を選択する知識が深いと推測できるので、回数の多い場合には、指数を大きくするように設定されている。
【0082】
評価指数も、投票者指数にリンクした指数である。評価ポイントの高い質問者や回答者の指数を高くするように設定されている。この評価指数は、
図15の評価データ入力部131Djで取得されるデータか、或いは、既に蓄積されている評価ポイントに基づいて決定してもよい。また、ありがとうギフトとして送られたギフトの内容に基づいて決定してもよい。つまり、質問者や回答者が表示している[欲しい物]に対して、欲しい物と同じ商品をありがとうギフトとして選ぶ場合には、ギフトを選択した者は、開示されている質問及び回答情報に満足した度合が高いものと推測できるので、そのような場合には、評価指数が高く設定される。
【0083】
以下、マーケティングポイント演算処理について、
図21に示されているフローチャートに基づき説明する。
図21、
図22に示されているフローチャートは、サブルーチンであり、メインルーチンでは、ユーザ端末1から、商品リストから商品を選択したことを示す商品情報を取得している。また、質問者や回答者のIDから、質問者や回答者について属性や、過去の質問回数や回答回数等が特定されている(ステップS205,S405)。
質問や回答は入力しているが、商品を選択していない場合があり、商品を選択したことを示す商品情報が、ユーザ端末1から供給された情報が含まれているか、判断する(ステップ901)。商品が選択されていない場合には、MPの演算はできないので、メインルーチンにリターンされる。
【0084】
商品が選択されている場合には、商品のカテゴリと、質問のカテゴリが一致するか否か、或いは、一方のカテゴリの名称に他方のカテゴリの名称が含まれるか否か、判断する(ステップS903)。一致しない場合には、質問内容と商品の関係は薄く、商品を選択した者は、商品に関する興味や知識がある可能性は低いと予測されるので、指数を1として(ステップS905)、MPを1として決定し(ステップS907)、MPを選択された商品に関連付けで蓄積する(ステップS909)。
【0085】
一致する場合には、質問内容と商品の関係がある可能性が高く、商品を選択した者は、商品に関する興味や知識がある可能性は高いと予測されるので、カテゴリ指数を2とする(ステップS911)。
次に、商品を選択した者が質問者又は回答者であるか否かを判断する(ステップS913)。質問者でも回答者でもない場合には、閲覧者であり、投票者指数を1として、ステップS931へスキップする(ステップS915)。商品を選択した者が質問者又は回答者である場合には、投票者指数を2とする(ステップS917)。
【0086】
選択された商品は、ギフト商品として選択されたか否か判断する(ステップS919)。ギフト商品でない場合には、質問者又は回答者が欲しい物として選択した商品であり、この商品の選択に関連して質問データ又は回答データを入力しているので、次にQ&A指数の判定を行なう。ギフト商品である場合には、Q&A指数の判定は行なわず、ステップS931にスキップする。
Q&A指数の判定では、質問文又は回答文に選択された商品の名称が含まれているのか検索する(ステップS921)。含まれていない場合には、QA指数を1とし(ステップS923)、含まれている場合には、QA指数を10とする。商品の名称は含まれてないが、類似語、同意語、同一範疇に含まれている単語が含まれている場合には、QA指数を、同一語が含まれている場合に比較して小さく(例えば、類似語:6、同意語:8、同一範疇:4)してもよい。
【0087】
商品を選択した者の過去の質問回数に基づいて決定されるQu指数を決定する(ステップS927)。例えば、過去の質問回数が、0〜10回の場合には、1、11〜20回の場合には、1.5、21回以上の場合には2に設定される。同様に、過去の回答回数に基づいて決定されるAn指数を決定する(ステップS929)。回答行為は、質問行為よりも高度な知識を要求されると予想されるので、An指数は、Qu指数よりも少し大きな値に設定され、例えば、過去の回答回数が、0〜10回の場合には、1、11〜20回の場合には、2、21回以上の場合には3に設定される。
【0088】
一方、ステップS919で、選択された商品がギフト商品として選択されたものである場合には、質問者や回答者が選択した[欲しい物]と、ギフト商品が同一であるか否か判断する(ステップS931)。同一でない場合には、評価指数を1とする(ステップS933)。同一である場合には、投票者は、回答内容又は質問内容に満足し、これに感謝する意識で、[欲しい物]の選択するものと予想されるので、評価指数を他の場合よりも高い3に設定する(ステップS935)。
【0089】
以上のように各ステップにおいて決定された指数を全て掛け合わせてMPを演算する(ステップS937)。演算されたMPは、選択された商品毎に蓄積される(ステップS939)。商品毎に蓄積されたMPは、マーケティング分析に利用される。
【0090】
さらに、商品の1回の選択に応じて、その商品に関連付けて、評価ポイントが、送られたユーザ(質問者又は回答者)毎に蓄積される(ステップS941)。評価ポイントは、1つのギフトにつき、1P蓄積され、この蓄積されたポイントが、所定値に達したか判断される(ステップS943)。所定値に達した場合には、識別情報が担持された有価価値情報として出力される(ステップS945)。
この出力された有価価値情報を商品のスポンサが指定する所定の販売店に提示することより、その評価ポイントが所定に達した商品を受け取ることができる仕組みとなっている。
【0091】
上記識別情報とは、例えば、バーコード、QRコード、暗号化された数列などであり、また、出力方式としては、プリンタによる印刷、携帯端末の表示画面への表示出力などが挙げられる。また、ステップS945では、評価ポイントが所定値に達することを判断しているが、例えば、商品リストの全種類がギフトされたことを条件に、有価価値情報を出力する構成とすることもできる。
【0092】
この場合に、質問者や回答者は、全種類揃えるために、足りていない商品を[欲しい物]として選択して表示することにより、早期に全種類の取得が可能となる。
【0093】
以上説明した実施の形態では、基本情報として質問を開示する場合、関連情報として当該質問への回答を使用するようにしているが、本発明は、これに限定されるものではなく、基本情報及び関連情報としては次の情報を使用してもよい。
【0094】
第1に、
図10における質問に代えて、基本情報として、サーバ4におけるブログ内の報告、例えば、日記、起こったことについての感想等を使用してもよい。この場合も、上記のように[欲しい物]リストから[欲しい物](商品)の選択を行う。上記ブログを閲覧した者が、関連情報として、上記ブログの情報に対する感想や評価の情報を入力し、当該感想や評価の情報の入力の際に、上記のように、[欲しい物]リストから[欲しい物](商品)の選択を行う。そして、当該閲覧者が入力した感想や評価の情報を見た上記ブログの開設者が、当該ブログの情報に対する感想や評価の情報を入力し、当該感想や評価の情報の入力の際に、上記のように、[欲しい物]リストから[欲しい物](商品)の選択を行う。
【0095】
第2に、基本情報として、サーバ4におけるブログやホームページに開示された知識、例えば、ノウハウややり方(ガイド)を利用してもよい。この場合も、上記のように[欲しい物]リストから[欲しい物](商品)の選択を行う。上記ブログ等を閲覧した者が、関連情報として、上記情報に対する感想や評価の情報を入力し、当該感想や評価の情報の入力の際に、上記のように、[欲しい物]リストから[欲しい物](商品)の選択を行う。そして、当該閲覧者が入力した感想や評価の情報を見た上記ブログの開設者が、当該ブログの情報に対する感想や評価の情報を入力する。例えば、自由に入力されたコメントや、例えば、予め表示された「やってみた」又は「ありがとう」の文を選択したり、「good」をクリックしたりして、入力してもよい。そして、当該感想や評価の情報の入力の際に、上記のように、[欲しい物]リストから[欲しい物](商品)の選択を行う。
【0096】
第3に、基本情報として、サーバ4におけるブログやホームページに開示された、会員が何かを達成した旨の報告を利用してもよい。この場合も、上記のように[欲しい物]リストから[欲しい物](商品)の選択を行う。上記ブログ等を閲覧した者が、関連情報として、上記情報に対する感想や評価の情報を入力し、当該感想や評価の情報の入力の際に、上記のように、[欲しい物]リストから[欲しい物](商品)の選択を行う。そして、当該閲覧者が入力した感想や評価の情報を見た上記ブログの開設者が、当該ブログの情報に対する感想や評価の情報を入力する。例えば、自由に入力されたコメントや、例えば、予め表示された「やってみた」又は「ありがとう」の文を選択したり、「great」をクリックしたりして、入力してもよい。そして、当該感想や評価の情報の入力の際に、上記のように、[欲しい物]リストから[欲しい物](商品)の選択を行う。
この明細書は以下の事項を開示する。
[1]画面上に画像を表示する表示手段と、
基本となる基本情報を入力する入力手段と、
前記画面上の箇所を指定する指定手段と、
サーバに通信ネットワーク経由でアクセスして、(1)複数の商品情報と、(2)当該複数の商品情報を表示する順番の情報、(3)前記入力手段により入力された基本情報を表示するための情報表示領域、前記指定手段により指定された場合に当該複数の商品情報を当該所定の順番で表示することを指示する指示領域、及び当該所定の順番で表示された複数の商品情報の内、指定手段により指定された商品情報を表示するための商品情報表示領域を前記画面上に表示するための画面データと、を当該サーバから受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記複数の商品情報、前記順番の情報、及び前記画面データに基づいて、(1)前記情報表示領域及び前記指示領域を前記画面に表示し、(2)前記入力手段により入力された基本情報を前記情報表示領域に表示し、(3)前記指定手段により前記指示領域が指定された場合に、前記複数の商品情報を前記所定の順番で前記画面上に表示し、(4)前記商品情報表示領域を表示しかつ前記所定の順番で表示された複数の商品情報の内、前記指定手段により指定された商品情報を当該商品情報表示領域に表示するように、前記表示手段を制御する制御手段と、
ユーザを識別するユーザ識別情報、前記入力手段により入力された基本情報、及び前記指定手段により指定された商品情報を識別する商品情報識別情報を、前記通信ネットワーク経由で前記サーバに送信する送信手段と、
を備えたクライアントシステム。
上記[1]に記載のクライアントシステムによれば、入力された情報を情報表示領域に表示し、複数の商品情報の内、指定された商品情報を当該商品情報表示領域に表示し、当該入力された情報、及び当該指定された商品情報を識別する商品情報識別情報を、サーバに送信するようにしているので、サーバ側で、情報を開示するユーザを対象にしたマーケティングデータが得られる。
[2]画面上に画像を表示する表示手段と、
基本となる基本情報に関連する関連情報(回答、知識の評価、達成へのほめ言葉)を入力する入力手段と、
前記画面上の箇所を指定する指定手段と、
サーバに通信ネットワーク経由でアクセスして、(1)複数の商品情報と、(2)当該複数の商品情報を表示する順番の情報、(3)前記基本情報と、(4)当該基本情報を表示する情報表示領域、前記入力手段により入力された関連情報を表示するための関連情報表示領域、前記指定手段により指定された場合に当該複数の商品情報を当該所定の順番で表示することを指示する指示領域、及び当該所定の順番で表示された複数の商品情報の内、指定手段により指定された商品情報を表示するための商品情報表示領域を表示するための画面データと、を当該サーバから受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記複数の商品情報、前記順番の情報、前記基本情報及び前記画面データに基づいて、(1)前記情報表示領域、前記関連情報表示領域、及び前記指示領域を前記画面上に表示しかつ当該情報表示領域に前記基本情報を表示し、(2)前記入力手段により入力された関連情報を前記関連情報表示領域に表示し、(3)前記指定手段により前記指示領域が指定された場合に、前記複数の商品情報を前記所定の順番で表示し、(4)前記所定の順番で表示された複数の商品情報の内、前記指定手段により指定された商品情報を前記商品情報表示領域に表示するように、前記表示手段を制御する制御手段と、
ユーザを識別するユーザ識別情報、前記入力手段により入力された関連情報、及び前記指定手段により指定された商品情報を識別する商品情報識別情報を、前記通信ネットワーク経由で前記サーバに送信する送信手段と、
を備えたクライアントシステム。
上記[2]に記載のクライアントシステムによれば、入力された関連情報を関連情報表示領域に表示し、複数の商品情報の内、指定された商品情報を当該商品情報表示領域に表示し、当該入力された関連情報、及び当該指定された商品情報を識別する商品情報識別情報を、サーバに送信するようにしているので、サーバ側で、関連情報を開示するユーザを対象にしたマーケティングデータが得られる。
[3]前記受信手段は、
(1)複数の商品情報と、(2)当該複数の商品情報を表示する順番の情報と、(3)基本となる基本情報と、(4)当該基本情報に関連する関連情報と、(5)当該基本情報を表示する情報表示領域、当該関連情報を表示するための関連情報表示領域、前記指定手段により指定された場合に当該複数の商品情報を所定の順番で表示することを指示する指示領域、及び当該所定の順番で表示された複数の商品情報の内、前記指定手段により指定された商品情報を表示するための商品情報表示領域を前記画面上に表示するための画面データと、を前記サーバから更に受信し、
前記制御手段は、
前記受信手段により受信された前記複数の商品情報、前記順番の情報、前記基本情報、及び前記画面データに基づいて、(1)前記情報表示領域及び前記関連情報表示領域を表示すると共に前記情報表示領域に前記基本情報を表示しかつ前記関連情報表示領域に前記関連情報を表示し、(2)前記指定手段により前記指示領域が指定された場合に、前記複数の商品情報を前記所定の順番で前記画面上に表示し、(3)前記商品情報表示領域を表示しかつ前記所定の順番で表示された複数の商品情報の内、前記指定手段により指定された商品情報を当該商品情報表示領域に表示するように、前記表示手段を制御し、
前記送信手段は、ユーザを識別するユーザ識別情報、前記指定手段により指定された商品情報を識別する商品情報識別情報を、前記サーバに更に送信する
ことを特徴とする上記[1]に記載のクライアントシステム。
上記[3]に記載のクライアントシステムによれば、情報表示領域に基本となる情報を表示しかつ関連情報表示領域に関連情報を表示し、複数の商品情報の内、指定された商品情報を当該商品情報表示領域に表示し、当該指定された商品情報を識別する商品情報識別情報を、サーバに送信するようにしているので、サーバ側で、基本となる情報と関連情報を参照したユーザを対象にしたマーケティングデータが得られる。
[4]上記[1]に記載の複数のクライアントシステムと、前記通信ネットワークを介して接続されたサーバであって、
前記複数の商品情報、前記順番の情報、及び前記画面データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記複数の商品情報、前記順番の情報、及び前記画面データを前記通信ネットワーク経由で前記複数のクライアントシステムに送信し、前記ユーザ識別情報、前記基本情報、及び前記商品情報識別情報を、前記通信ネットワーク経由で前記複数のクライアントシステムから受信する送受信手段と、
前記商品情報識別情報の受信回数を商品情報毎及ユーザ識別情報毎に集計し、商品情報毎の集計値が前記商品情報に対応して記憶されかつユーザ識別情報毎の集計値がユーザ識別情報に対応して記憶されると共に、前記受信された基本情報がユーザ識別情報に対応して記憶されるように前記記憶手段を制御する処理手段と、
を備えたサーバ。
上記[4]に記載のサーバによれば、情報を開示するユーザを対象にしたマーケティングデータが得られる。
[5]前記処理手段は、前記基本情報と前記商品情報識別情報により識別された商品情報とに共通する単語が使用されているか否かを判断し、共通する単語が使用されていると判断した場合には、ユーザ識別情報毎の前記集計値を、共通する単語が使用されていないと判断した場合よりも大きくすることを特徴とする事上記[4]に記載のサーバ。
上記[5]に記載のサーバによれば、基本情報と商品情報識別情報により識別された商品情報とに共通する単語が使用されているか否かを判断し、共通する単語が使用されていると判断した場合には、ユーザ識別情報毎の前記集計値を、共通する単語が使用されていないと判断した場合よりも大きくしているので、商品情報に対応した基本情報の開示を促進させることができる。
[6]前記処理手段は、前記ユーザ識別情報毎の集計値が所定値になった場合に、当該ユーザ識別情報に対応する前記クライアントシステムに、前記集計値が所定値になったことを示すデータが送信されるように前記送受信手段を制御することを特徴とする上記[5]に記載のサーバ。
上記[6]に記載のサーバによれば、ユーザ識別情報毎の集計値が所定値になった場合に、当該ユーザ識別情報に対応するクライアントシステムに、集計値が所定値になったことを示すデータを送信するので、クライアントシステム側では、このデータに基づいて当該ユーザが商品と交換できるようにすることができ、基本情報の開示に伴ったマーケティングデータの取得をより促進することができる。