【文献】
Huibin Zhang, et al.,The EXC management in the OTN over WDM network,2010 3rd IEEE International Conference on Broadband Network and Multimedia Technology (IC-BNMT),米国,IEEE,2010年10月26日,pages.367-371
【文献】
M Jinno et al.,Spectrum-efficient and scalable elastic optical path network: architecture, benefits, and enabling t,Communications Magazine, IEEE,2009年11月,P.66-P.73
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】ITU-T Recommendation G.707 “Network NodeInterface for the Synchronous Digital Hierarchy (SDH)”
【非特許文献2】IEEE802.3 Ethernet Working Group,http://www.ieee802.org/3/
【非特許文献3】ITU-T Recommendation G.709 “Interfaces forthe Optical Transport Network (OTN)”
【非特許文献4】Steve Frisken, Glenn Baxter, DmitriAbakoumov, Hao Zhou, Ian Clarke, Simon Poole , “Flexible and Grid-lessWavelength Selective Switch using LCOS Technology,” OFC/NFOEC2011, Paper OTuM3
【非特許文献5】Yasuki Sakurai, Masahiro Kawasugi, YujiHotta, MD. Saad Khan, Hisashi Oguri, Katsuyoshi Takeuchi, Sachiko Michihata,and Noboru Uehara “LCOS-Based 4x4 Wavelength Cross-Connect Switch For FlexibleChannel Management in ROADMs,” OFC/NFOEC2011, Paper OTuM4
【非特許文献6】Wei Wei, Chonggang Wang, Xin Liu, “AdaptiveIP/Optical Networking Design,” OFC/NFOEC2010, Paper OWR6
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のOTN階梯に従って信号光波長に収容される信号帯域の一部を途中のノードにおいて分岐する必要が生じた際、一部の信号帯域しか分岐する必要がないにもかかわらず、現状の電気信号処理ベースの装置では信号光波長に収容されている信号帯域をいったん電気信号に変換し、必要な信号帯域を電気信号処理により分岐しなければならない。そのため、実際に必要な帯域は信号光の一部の帯域だけであるにもかかわらず、それ以外の帯域を含めて電気信号に変換して必要な帯域を分岐することになり、通信装置の電気スイッチング容量を浪費してしまうだけでなく、電気回路において無駄な電力を消費し、電気回路から発生する熱が問題となり装置規模の拡大を制限してしまうという課題がある。
【0006】
また、途中のノードにおいてデータコンテナを信号光に挿入する際も分岐の場合と同様に、実際に信号処理が必要な帯域は信号光波長の一部の帯域であるにもかかわらず、実際に挿入する信号帯域を含めていったん信号光波長の全帯域を電気信号に変換して電気信号処理を行う必要がある。そのため、この場合においても、実際に処理が必要な帯域は信号光波長に収容されている信号の一部の帯域だけであるにもかかわらず、それ以外の帯域を含めていったん電気信号に変換して信号処理を行うことになり、上述の信号分岐の場合と同様の課題がある。
【0007】
したがって、本発明は、光通信ネットワークの通信装置に関して、マルチキャリア信号光波長を光のままスイッチングすると共に、光信号処理ができない細かな帯域処理については電気信号処理を適用することで、スイッチング容量の浪費を抑制可能とする通信装置および通信方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を実現するため本発明による光通信ネットワークの通信装置は、
スイッチ手段、送受信手段、クロスコネクト手段を備え、前記スイッチ手段は、入力側伝送路からのマルチキャリア信号光波長をそのまま出力側伝送路に透過する機能、入力側伝送路からのマルチキャリア信号光波長をサブキャリア単位で
光分岐する機能、光分岐された信号光の帯域以外の残帯域信号光を出力側伝送路に透過する機能、および入力側伝送路からのマルチキャリア信号光波長あるいは光分岐された信号光以外の残帯域信号光に前記送受信手段から送信された信号光をサブキャリア単位で光挿入してから出力側伝送路に送出する機能を有し、
前記送受信手段は、前記スイッチ手段により
光分岐され
た信号光を受信し、該信号光を電気信号に変換し
て前記クロスコネクト手段に転送する
機能、および
前記クロスコネクト手段から転送された電気信号を
信号光に変換し
て前記スイッチ手段に送信する
機能を有し、
前記クロスコネクト手段は、前記送受信手段から転送された
電気信号をクライアント装置に転送する
機能、およびクライアント装置から
転送された
電気信号を
データユニットとして前記送受信手段に転送する
機能を有する。
【0009】
また、
さらに、信号変換手段を備え、前記信号変換手段は、前記クロスコネクト手段から転送された
電気信号をクライアント信号の信号形式に変換する
機能、およ
びクライアント
装置から転送された電気信号を前記クロスコネクト手段で取り扱う信号形式に変換する
機能を有することも好ましい。
【0010】
また、前記送受信手段は、前記サブキャリア
単位の信号光を受信可能な複数の信号受信器および送信可能な複数の信号送信器を備えており、使用しない
サブキャリア単位の信号光に対する信号受信器および信号送信器の電源は切断されることも好ましい。
【0011】
また、前記送受信手段は、前記クロスコネクト手段から転送さ
れたデータユニットに応じてデータを前記各信号送信器に分配する信号分配器を備えており、一つの信号送信器で収容できないデータユニットの場合は、複数の信号送信器を用いて分配することも好ましい。
【0012】
上記目的を実現するため本発明による光通信ネットワークの通信方法は、
入力側伝送路からのマルチキャリア信号光波長をそのまま出力側伝送路に透過する、あるいは入力側伝送路からのマルチキャリア信号光波長をサブキャリア単位で光分
岐し、光分岐された信号光の帯域以外の残帯域信号光を出力側伝送路に透過するステップと、前記
光分岐され
た信号光を受信し、該信号光を電気信号に変換するステップと、前記変換された
電気信号をクライアント装置に転送するステップと、クライアント装置から
転送された電気信号を受信
してデータユニットとするステップと、前記受信した電気信号
のデータユニットを
信号光に変換するステップと、前記変換された
信号光を、入力側伝送路からのマルチキャリア信号光波長あるいは前記光分岐するステップで光分岐された信号光の帯域以外の残帯域信号光にサブキャリア単位で光挿入
して出力側伝送路に送出するステップと、を含む。
【発明の効果】
【0013】
以上のように、本発明は、通信装置においてマルチキャリア信号光波長に収容された信号帯域の必要な帯域のみを選択し挿入分岐、および透過を行う。また、マルチキャリア信号光波長に収容された信号帯域の狭帯域選択が困難な場合には、光信号処理ができない細かな帯域処理についてのみ電気信号処理を行うことで、通信装置のスイッチング容量の浪費と消費電力を抑制する効果を得ることができる。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明を実施するための最良の実施形態について、以下では図面を用いて詳細に説明する。
図1に本発明の通信装置の構成を示す。通信装置1は、帯域幅可変波長スイッチ部11、電気クロスコネクト部12、1〜xの信号変換部13、制御部14、および1〜mの送受信部15を備える。図の点線で囲まれた部分が本発明装置を示す。以下に、各部分の機能概要を説明する。
【0016】
帯域幅可変波長スイッチ部11は、挿入/分岐信号光と透過信号光の帯域幅を調節可能な波長選択スイッチング機能(非特許文献4、5)を有し、Wavelength Division Multiplexing(WDM)伝送路に接続された方路1〜kの入力出力ポートと、送受信部15に接続された1〜mの入力出力ポートから成る。方路1〜kのWDM伝送路から入力された信号光は、1〜mのいずれかのポートに、波長スイッチにより可変帯域幅でスイッチングされる場合と、WDM伝送路の方路1〜kのいずれかのポートに出力される場合がある。送受信部15からの出力である1〜mのいずれかのポートを介して帯域幅可変波長スイッチ部11に入力された信号光は、方路1〜kのいずれかのWDM伝送路に出力される。
【0017】
電気クロスコネクト部12は、送受信部15から受信した信号をデータコンテナ単位で、制御部14により指定されたクライアント装置に転送する機能、および、クライアント装置から受信した信号をデータコンテナ単位で、制御部14により指定された送受信部15に信号変換部13を介して転送する機能を有する。
【0018】
信号変換部13は、電気クロスコネクト部12から転送されてきた信号をクライアント信号の信号形式に変換する機能と共に、受信したクライアント信号を電気クロスコネクト部12で取り扱う信号形式に変換する機能を有する。
【0019】
制御部14は、上記の帯域幅可変波長スイッチ部11、1〜mの送受信部15、および電気クロスコネクト部12を制御する機能を有する。また、制御部14は、外部装置との通信機能を有し、制御網もしくは運用管理網経由で命令を受ける。
【0020】
送受信部15は、複数バンドのマルチキャリア信号光を送受信する機能を有する。帯域幅可変波長スイッチ部11側に接続されたポートでは光信号を送受信する。電気クロスコネクト部12側と接続されたポートでは電気信号を送受信する。送受信部の構成として、
図2(a)に信号光波長単位の送信側の構成、
図2(b)に信号光波長単位の受信側の構成を示す。
【0021】
送信側は、信号分配器、デジタル信号処理器とDAC(Digital Analog Converter)と光信号生成器から成る波長可変機能を有する1からNの信号送信器、および合波器から構成される。各信号送信器は、OTU(非特許文献3)信号を生成可能とする。信号分配器は、電気クロスコネクト部12から転送されてきたデータユニットOPU Optical channel Payload Unit)/ODU(非特許文献3)に応じてデータを各レーンに分配する。その際、一つの信号送信器で収容できないデータユニットの場合には、Virtual Concatenation(VC)処理(非特許文献3)によりデータユニットを収容する。表1にレーン分配時において入力データユニットが収容先データユニットに収容される数の関係ついて記す。なお、使用しない信号送信器については、電源をオフする。
【表1】
【0022】
受信側は、局部発信光、90度ハイブリッドカプラ、ADC(Analog Digital Converter)、デジタル信号処理器からなる1からNの信号受信器、および分波器から構成される。各信号受信器は、OTU信号を受信可能とする。なお、使用しない信号受信器については、電源をオフする。
【0023】
図3に本発明の通信装置の動作フロー図を示す。以下にフローについて説明する。
【0024】
(S1)開始:動作開始
(S2)信号挿入分岐、透過?:信号光の挿入分岐の命令、もしくは透過の命令があるか否かを制御部14が確認する。命令がない場合は、命令を待つ。透過の命令がある場合は、ステップ3へ進む。挿入分岐の命令がある場合はステップ4へ進む。
(S3)波長単位透過:帯域幅可変波長スイッチ部11の方路1〜kの入力側WDM伝送路から入力された信号光波長のうち制御部14によって指定された波長を、指定された方路1〜kの出力側WDM伝送路に出力する。なお、波長とは、
図2に示された複数バンドのマルチキャリア信号光波長の代表波長(中心波長)のことを示す。
(S4)信号挿入分岐?:信号光をWDM信号光波長に挿入するか、もしくは、WDM信号光波長から信号光波長を分岐するかを制御部14が確認する。分岐する場合は、ステップ5へ進む。挿入する場合は、ステップ11へ進む。
(S5)分岐帯域決定:分岐対象の信号光波長のどの帯域を分岐するか決定する。ここでは、分岐対象となる波長、その波長が収容されている方路、分岐帯域となるサブキャリア帯、分岐先ポート番号を指定する。
・受信方路指定:dr_x (dr_xは1〜kの整数)
・波長番号:wr_x (wr_xは1〜Num_WDM(dr_x)の整数(Num_WDM(dr_x)は、指定された方路に収容可能な波長数))
・対象波長におけるサブキャリア指定:cr_x (cr_xは1〜Xの整数(Xは、信号光におけるサブキャリア数))
・分岐先ポート番号:drop_x (drop_xは1〜mの整数)
(S6)波長スイッチによる分岐と残帯域透過:帯域幅可変波長スイッチ部11により、WDM信号光波長から分岐する波長における指定帯域を分岐して、送受信部15へ入力する。また、分岐した帯域以外の信号光波長を指定された方路1〜kの出力側WDM伝送路に出力する。以下のように変数を指定する。
・出力方路指定:dt_x (dt_xは1〜kの整数)
・波長番号:wt_x (wt_xは1〜Num_WDM(dt_x)の整数(Num_WDM(dt_x)は、指定された方路に収容可能な波長数))
(S7)送受信部による信号光受信:帯域幅可変波長スイッチ部11から送受信部15に入力された信号光を受信する。この時、ステップ5において指定されたサブキャリアの帯域を受信可能な信号受信器を使用し、不要な信号受信器については電源をオフする。受信に使用する受信器を以下のように指定する。
・指定方路:dr_x (dr_xは1〜kの整数)
・指定波長:wr_x (wr_xは1〜Num_WDM(dr_x)の整数(Num_WDM(dr_x)は、指定された方路に収容可能な波長数))
・受信サブキャリア:cr_x (cr_xは1〜Xの整数(Xは、信号光におけるサブキャリア数))
・使用送受信部の番号:trpd_x (trpd_x=drop_x(ステップ5で決定した変数))
・使用受信器指定:r (rは1〜Nの整数(Nは信号送信器、および信号受信器の数))
(S8)電気クロスコネクトによる信号転送:送受信部15から電気クロスコネクト部12に入力されたデータコンテナを、制御部14で指定されたデータユニットで信号変換部13へ転送する。転送先の信号変換部13を以下のように指定する。
・指定信号変換部:sig_conv (sig_convは1〜xの整数)
(S9)信号光挿入?:信号光をWDM信号光波長に挿入する場合は、ステップ11に進む。信号光の挿入を行わない場合は、ステップ10に進む。
(S10)終了?:終了しない場合、ステップ2へ戻る。終了する場合、ステップ16へ進む。
(S11)クライアント装置からの信号受信:クライアント装置からの信号を、信号変換部13にて受信し、電気クロスコネクトで処理する信号フォーマットに変換した後、電気クロスコネクト部12に転送する。
(S12)電気クロスコネクトによる信号転送:信号変換部13から受信した信号を、制御部14が指定する送受信部15に転送する。転送先の送受信部15を以下のように指定する。
・指定送受信部の番号:trpd_tx (trpd_txは1〜mの整数)
・使用サブキャリア:ct_x (ct_xは1〜Xの整数(Xは、信号光におけるサブキャリア数))
(S13)送受信部による信号光送信:電気クロスコネクト部12から受信した信号を、送受信部15においてマルチキャリア信号光に変換し、帯域幅可変波長スイッチ部11へ送る。この時、ステップ12においてサブキャリアにより指定された帯域幅を送信可能な信号送信器を使用し、不要な信号送信器については電源をオフする。送信に使用する送信器を以下のように指定する。
・指定方路:dt_x (dt_xは1〜kの整数)
・指定波長:wt_x (wt_xは1〜Num_WDM(dt_x)の整数(Num_WDM(dt_x)は、指定された方路に収容可能な波長数))
・使用送信器指定:t (tは1〜Nの整数)
(S14)波長スイッチによる信号光挿入:送受信部15からの信号光波長を、帯域幅可変波長スイッチ部11を用いてWDM信号光波長に挿入する。以下のように指定する。
・指定方路:dt_x (dt_xは1〜kの整数)
・波長指定:wt_x (wt_xは1〜Num_WDM(dt_x)の整数)
・サブキャリア指定:ct_x (ct_xは1〜Xの整数)
(S15)終了?:終了か否かを確認する。終了しない場合、ステップ2へ戻る。終了する場合、ステップ16へ進む。
(S16)終了
【0025】
本発明の実施例を下記に示す。
図4は、本実施例の通信装置の構成を示す。本実施例の装置は、帯域幅可変波長選択スイッチ、1〜30の送受信器、ODUクロスコネクト、1〜40の信号変換器から構成される。
【0026】
帯域幅可変波長スイッチは、液晶ベースの波長選択スイッチ(非特許文献4、5)により構成され、任意の帯域幅での波長選択が可能である。本実施例における帯域幅可変波長スイッチの構成を
図5に示す。方路数は3であり、送受信器へのポート数は合計30である。
【0027】
送受信器は合計30台具備され、各送受信器は複数バンドのマルチキャリア信号光を送受信する。本実施例では、マルチキャリア信号光としてOFDM Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号(非特許文献6)を用いている。本例のOFDM信号送信器は、サブキャリアを10本有する。
図6(a)に送受信器の送信側の構成、
図6(b)に送受信器の受信側の構成を示す。送信側は、信号分配器、OFDM信号送信器、および合波器から構成される。OFDM信号送信器は、デジタル信号処理器、DAC、光信号生成から構成され、OTU2(非特許文献3)信号を生成可能とする。信号分配器は、ODUクロスコネクトから転送されてきたデータユニットであるODUのサイズに応じてデータを各レーンに分配する。その際、一つのOFDM信号送信器で収容できないデータユニットの場合には、Virtual Concatenation(VC)処理(非特許文献3)によりデータユニットを収容する。すなわち、ODU0、ODU1、ODU2の場合は、各レーンにデータユニットを転送する。ODU3、ODU4の場合は、VC処理により複数レーンを用いてデータユニットを転送する。
【0028】
受信側は、分波器、OFDM信号受信器から構成される。各OFDM信号受信器は、OTU2信号を受信可能とする。
【0029】
ODUクロスコネクトは、送受信器、および信号変換器と接続されており、ITU−T G.709のOTN信号のODUレベル(非特許文献3)で電気クロスコネクトが可能である。
【0030】
信号変換器は、ODUクロスコネクトから転送されてきた信号をクライアント信号であるイーサネット信号に変換する。また、イーサネット装置から入力されたイーサネット信号を、ODUクロスコネクトで信号処理可能な信号に変換する。
【0031】
本実施例では、通信装置において、OTU4信号に収容されているODU1データコンテナを分岐する。対象とするOTU4信号は方路1の線路に収容されており、波長番号は2とする。対象とするOTU4信号には10本のODU2が収容されており、本実施例ではそれらをODU2(1),ODU2(2),ODU2(3),ODU2(4),ODU2(5),ODU2(6),ODU2(7),ODU2(8),ODU2(9),ODU2(10)とする。ここで、分岐先のポートを2とし、分岐対象のODU1は、上述のODU2(3)に収容されているものとする。そのため、信号受信には、送受信器(2)における受信側のOFDM信号受信器(3)が使用されることになる。分岐帯域以外の信号光は、方路1に出力されるものとする。クライアント装置であるイーサネット装置への転送については、信号変換器(5)と接続されたポートにデータが転送されるものとする。
【0032】
さらに本実施例では、上記において分岐されたODU1データコンテナの空き帯域部分に、新たにODU1データコンテナを挿入する。挿入されるデータコンテナであるODU1は、上記で分岐されたODU2(3)のデータコンテナ部分に収容される。ここでは、送受信器(2)における送信側のOFDM信号送信器(3)が、OTU4に挿入されるODU2(3)を送信する。また、クライアント装置からの信号は、信号変換器(6)と接続されたポートにデータが入力されるものとする。
【0033】
以下に、動作フローに従って本実施例の動作を説明する。
(S1)開始:動作開始
(S2)信号挿入分岐、透過?:ここでは、分岐の命令があるため、ステップ4へ進む。(S3)波長単位透過:ここでは波長透過ではないため、このステップはスキップする。
(S4)信号挿入分岐?:ここでは、分岐のためステップ5へ進む。
(S5)分岐帯域決定:ここでは、分岐対象となる波長は2、その波長が収容されている方路は1、分岐帯域となるサブキャリアは、ODU2(3)であるため、サブキャリアは21〜30である。制御変数は次のようになる。
・受信方路指定:dr_x=1
・波長番号:wr_x=2
・波長におけるサブキャリア指定:cr_x=21〜30
・分岐先ポート番号:drop_x=2
(S6)波長スイッチによる分岐と残帯域透過:帯域幅可変波長スイッチにより、WDM信号光波長から分岐する波長における指定帯域を分岐して、送受信器へ入力する。また、分岐した帯域以外の信号光を方路1の出力側WDM伝送路に出力する。波長番号は分岐した波長と同じであるため2である。
・出力方路指定:dt_x=1
・波長番号:wt_x=2
(S7)送受信部による信号光受信:帯域幅可変波長スイッチから送受信器に入力された信号光を受信する。この時、ステップ5において指定されたサブキャリアの帯域を受信可能な信号受信器を使用し、不要な信号受信器については電源をオフする。受信に使用する受信器を以下のように指定される。
・指定方路:dr_x=1
・指定波長:wr_x=2
・受信サブキャリア:cr_x=21〜30
・使用送受信器の番号:trpd_x=2 (trpd_x=drop_x)
・使用受信器指定:r=3 (rは1〜10の整数)
(S8)電気クロスコネクトによる信号転送:送受信器からODUクロスコネクトに入力されたデータコンテナを、制御部で指定されたデータユニットで信号変換器へ転送する。ここでは、クライアント装置であるイーサネット装置へは、信号変換器(5)と接続されたポートにODU1でデータを転送するため、転送先の信号変換器を以下のように指定する。
・指定信号変換器:sig_conv=5
(S9)信号光挿入?:次に、信号光挿入のためステップ11に進む。
(S10)終了?:本例では、このステップはスキップする。
(S11)クライアント装置からの信号受信:クライアント装置からのイーサネット信号を信号変換器にて受信し、ODUクロスコネクトで処理するOTN信号フォーマットに変換した後、ODUクロスコネクトに転送する。ここでは、信号変換器(6)で受信したイーサネット信号をODUクロスコネクトに転送する。
(S12)電気クロスコネクトによる信号転送:信号変換器(6)から受信した信号を、制御部が指定する送受信器に転送する。転送先の送受信器を以下のように指定する。
・指定送受信器の番号:trpd_tx=2
・使用サブキャリア:ct_x=21〜30
(S13)送受信部による信号光送信:ODUクロスコネクトから受信した信号を、送受信器(2)においてOFDM信号光に変換し、帯域幅可変波長スイッチへ送る。この時、ステップ12においてサブキャリアにより指定された帯域幅を送信可能な信号送信器としては、OFDM信号送信器(3)となる。それ以外の不要な信号送信器については電源をオフする。送信に使用する送信器を以下のように指定する。
・指定方路:dt_x=1
・指定波長:wt_x=2
・使用送信器指定:t=3
(S14)波長スイッチによる信号光挿入:送受信器(2)からの信号光を、帯域幅可変波長スイッチを用いてWDM信号光波長に挿入する。以下のように指定する。
・指定方路:dt_x=1
・波長指定:wt_x=2
・サブキャリア指定:ct_x=21〜30
(S15)終了?:終了か否かを確認する。ここでは終了するので、ステップ16に進む。
(S16)終了
【0034】
また、以上述べた実施形態は全て本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様および変更態様で実施することができる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲およびその均等範囲によってのみ規定されるものである。