特許第5774551号(P5774551)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5774551
(24)【登録日】2015年7月10日
(45)【発行日】2015年9月9日
(54)【発明の名称】測光装置
(51)【国際特許分類】
   G01J 3/50 20060101AFI20150820BHJP
   G01J 3/26 20060101ALI20150820BHJP
   G01J 1/02 20060101ALI20150820BHJP
【FI】
   G01J3/50
   G01J3/26
   G01J1/02 P
【請求項の数】7
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-152034(P2012-152034)
(22)【出願日】2012年7月6日
(65)【公開番号】特開2014-16176(P2014-16176A)
(43)【公開日】2014年1月30日
【審査請求日】2014年2月10日
(73)【特許権者】
【識別番号】307015301
【氏名又は名称】武藤工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100067758
【弁理士】
【氏名又は名称】西島 綾雄
(72)【発明者】
【氏名】津久井 克幸
【審査官】 喜々津 徳胤
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−059329(JP,A)
【文献】 特開2003−337365(JP,A)
【文献】 特表2010−523984(JP,A)
【文献】 特開平10−132663(JP,A)
【文献】 特開2010−043932(JP,A)
【文献】 特開平11−218446(JP,A)
【文献】 特開平07−140329(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01J3/00−3/52
G01J1/00−1/60
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源から出た光を集光して被測定物の表面に当て該表面を反射した反射光を光センサに導いて反射光を検出する測光装置であって、本体カバーと、これに取り付けられた回路基板と、前記本体カバーの内部に被測定物に向けて配置され前記回路基板に取り付けられた光源と、反射光を通す空洞が形成された集光用レンズと、光センサを有し、該光センサが前記回路基板の電子回路に電気的に接続する検出部と、前記レンズの空洞部を通る反射光を方向決めして集束するためのジオメトリーコンバータと、前記本体カバーの内部に配置された筒状の遮光仕切体とを備え、前記被測定物の表面を反射した反射光が前記レンズの空洞を通り前記ジオメトリーコンバータを経て前記光センサに到達するようにし、前記光源の影響を受けないように前記検出部と前記ジオメトリーコンバータを前記遮光仕切体内に配置し、前記光源と前記集光用レンズとの間に光照射光路用の導光体を配置し、前記集光用レンズの空洞と前記ジオメトリーコンバータとの間に光反射光路用の導光体を配置し、前記光源と前記検出部とを本体カバーに内蔵し、前記本体カバーとは別体の先端カバーに前記空洞付き集光用レンズを配置し、前記本体カバーと先端カバーとを前記光照射光路用導光体と光反射光路用導光体とで連結し、光照射光路用の導光体の先端を前記先端カバー側の前記集光用レンズに対向配置し、前記光反射光路用の導光体の先端を前記先端カバー側の前記集光用レンズの空洞部の直上に配置し、前記光照射光路用の導光体を通った光が先端カバー側の前記集光用レンズに照射され、前記集光用レンズの空洞を通った反射光が前記光反射光路用の導光体を通って前記本体カバー側の前記検出部の光センサに導かれるようにしたことを特徴とする測光装置。
【請求項2】
前記光照射光路用の導光体と光反射光路用の導光体が光ファイバーから成ることを特徴とする請求項1に記載の測光装置。
【請求項3】
前記検出部を、前記光センサと、多数の帯域通過フィルター被覆層で形成されているエタロンと、該エタロンに入射する光をコリメートし該エタロンに均一な照射レベルを提供するコリメート用フェースプレートとで構成したことを特徴とする請求項1に記載の測光装置。
【請求項4】
前記光センサの検出した信号を前記回路基板の電子回路により前記被測定物の表面の色を表すデータに変換し、測色器として機能させたことを特徴とする請求項1に記載の測光装置。
【請求項5】
前記光センサの検出した信号を前記回路基板の電子回路により前記被測定物の表面のスペクトル反射率に変換し、分光光度計として機能させたことを特徴とする請求項1に記載の測光装置。
【請求項6】
前記光源を複数個設け、前記各光源は異なった波長帯域を有していることを特徴とする請求項1に記載の測光装置。
【請求項7】
前記光源を複数個設け、各光源は異なった波長帯域を有し、前記光センサが複数の光検出回路からなることを特徴とする請求項1に記載の測光装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源から照射された光を被測定物表面に集光し被測定物表面から反射した反射光を受光部で検出する光度計や測色計などに使用される測光装置に関する。
【背景技術】
【0002】
回路基板にLEDからなる光源を取り付け、光源から出た光を、本体カバーに形成した反射面を有する円錐面で本体カバーの開口部の下方に集光させて、被測定物の表面に当て、該被測定物の表面を反射した反射光をレンズ系を通してスペクトルセンサに導き、このスペクトルセンサによって被測定物表面のスペクトル反射率を測定する分光光度計が従来知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2010−523984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
光源から出た光を分光光度計本体カバーの円錐面で被測定物の表面に集光させる構成は、本体カバーに集光のための円錐面を鏡面に加工をして形成する必要がある。そのため本体カバーの傾斜している円錐面で焦点距離を短くするのに限界があり、LEDの配置される大きさに影響される部分も大きいため本体カバーが大型となってしまう問題点がある。
本発明の主たる目的は、光源から照射された光を被測定物表面に集光し被測定物表面から反射した反射光を受光部で検出する光度計や測色計などに使用される測光装置において、光源から出た光をレンズによって集光し、焦点距離を短くできるようにして発光部から測定物までの距離を小さくすることにより上記問題点を解決することである。
また、本発明の他の目的は、被測定物の測定表面がせまい場所であっても、容易に反射光の検出を行うことができる分光光度計などに使用される測光装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明は、光源から出た光を集光して被測定物の表面に当て該表面を反射した反射光を光センサに導いて反射光を検出する測光装置であって、前記光源から出た光を集光するためのレンズを前記光源から出た光の光路上に配置し、該レンズに反射光を通す空洞を設け、前記被測定物の表面を反射した反射光が前記空洞を通って前記光センサに到達するようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記光センサの検出した信号を前記被測定物の表面の色を表すデータに変換し出力する電子回路を設け、測色器として機能させたことを特徴とする。
また本発明は、前記光センサの検出した信号によって前記被測定物の表面のスペクトル反射率を測定する電子回路を設け、分光光度計として機能させたことを特徴とする。
また本発明は、前記光源と前記レンズとの間に光照射光路用の導光体を配置し、前記レンズの空洞と前記光センサとの間に光反射光路用の導光体を配置し、前記光照射光路用の導光体を通った光が前記レンズに照射され、該レンズを通過し、被測定物に当たった光の反射光がレンズの空洞を通って前記光反射光路用の導光体に入るようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記光源を複数個設け、該各光源を前記レンズの直上で円周に沿って配置し、各光源から出た光が前記レンズによって集光されるようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記各光源は異なった波長帯域を有していることを特徴とする。
また本発明は、前記光源を複数個設け、各光源は異なった波長帯域を有し、前記光センサが複数の光検出回路からなることを特徴とする。
また本発明は、前記光源を複数個設け、該各光源を前記レンズの直上で円周に沿って等間隔に配置し、各光源から出た光が前記レンズによって集光されるようにしたことを特徴とする。
また本発明は、光照射光路用の導光体と光反射光路用の導光体が光ファイバーからなることを特徴とする。
また本発明は、前記光源と前記センサと前記レンズとを本体カバーに内蔵し、該本体カバーの開口部から前記レンズを通った光が被測定物に照射され、前記開口部から前記被測定物から反射した光が前記本体カバー内に入るようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記光源と前記センサとを本体カバーに内蔵し、前記本体カバーとは別体の先端カバーに前記空洞付きレンズを配置し、前記本体カバーと先端カバーとを前記光照射光路用導光体と光反射光路用導光体とで連結し、前記光照射光路用の導光体を通った光が前記レンズに照射され、前記レンズの空洞を通った反射光が前記光反射光路用の導光体を通って前記光センサに導かれるようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記レンズは、フレネルレンズであることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、空洞を有するレンズによって光源から出た光を集光させるため、光の焦点距離を短くすることができ、装置の光源から測定物までの距離を小さくすることが可能となる。
また、反射光はレンズの空洞を通るので、レンズによる光の減衰を防止することができ、直接センサでの受光ができる。また、導光体によって光源の光をレンズに導くようにすれば装置本体に設けたLEDや受光部の直径に比べ、導光体の集合による直径分だけの大きさで構成できるので、装置先端部分での径を小さくすることができ、そこに小径の穴あきレンズを使用することで、先端の径を小さくする事と導光体から測定物までの距離を小さくすることができるので、光の減衰が少なくレンズの径を小さくでき、せまい場所での反射光の検出が可能となる測光装置を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明に係る測光装置の断面説明図である。
図2】レンズの平面図である。
図3】測光装置の回路基板の底面説明図である。
図4】本発明の他の実施形態を示す断面説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に本発明の測光装置を分光光度計として構成した実施形態について添付した図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明にかかる測光装置を測色器での用途にて使用している分光光度計2の内部構造の説明図である。
CPU、メモリ、入出力インターフェイス、ドライバ、受信回路などの回路が形成された回路基板4に発光ダイオード(LED)からなる光源6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6hが複数個、図3に示すように円周上に等間隔で配列して取り付けられている。
【0009】
複数個の光源6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6hは、カバー8の内部に下向きに被測定物10に向けて突出して配置され、各光源6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6hの下側には、中心に空洞12aが形成された集光用のレンズ12が配置されている。各光源6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6hの下端はレンズ12に接触もしくは適切な距離をもって対向配置されている。各光源6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6hの下端はレンズ12の空洞12aを中心とする同心円線上に等間隔で配置されている。レンズ12は、回路基板4に取り付けられた筒状の遮光仕切体14の外周部に保持されている。レンズ12は本実施形態ではフレネルレンズを用いている。なお、フレネルレンズは必要に応じてどちらの面を光源側に設置しても良い。
【0010】
光源6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6hの光を遮蔽するための遮光仕切体14の内部には、被測定物10の表面から反射しカバー8のチャンバー内に入ってくる光を方向決めして集束するように設計されている光路幾何学形状変換器を構成する、フィルタ16を備えたジオメトリーコンバータ18が配置されている。また、遮光仕切体14の内部には、ジオメトリーコンバータ18の上方に、光センサ22、エタロン24、フェースプレート26から構成される検出部20が配置され、回路基板4の回路部の受信回路に電気的に接続している。検出部20は回路基板4に取り付けられ、ジオメトリーコンバータ18は遮光仕切体14に保持されている。ジオメトリーコンバータ18及び検出部20は遮光仕切体14により光源の光の横からの影響を受けないように構成されている。
【0011】
ジオメトリーコンバータ18を通過した光は、検出部20の表面積と一致する細い線になる。検出部20は、多色又は「白色」光を、それを構成しているスペクトルに変換する「デジタルプリズム」の役目を果たしており、スペクトルには350nmから750nmの間の波長の可視スペクトル(VIS)白色光、750nmから1500nmの間の波長の近赤外(NIR)光、1500nm波長より上の遠赤外線(IR)、及び350nm波長より下の紫外(UV)光が含まれる。検出部20を構成する組立体には、次の3大副構成要素が組み込まれている。
【0012】
1つは感光性を有するフォトダイオードの光検出器アレイからなる光センサ22であって関心対象の波長領域と一致していて、直線状のアレイ、又は光検出器サイトの行が長軸を成し列が短軸を成す略矩形のグループに配列された複数の光検出器サイトで構成されている。光センサ22はフォトダイオード以外に光トランジスタ、又は他の類似のその様な光検出回路からなるセンサで構成しても良い。2つ目は、合成干渉被覆層の厚さが縁と縁の間で変化し、楔に似た形状が光検出器アレイの長軸に沿ってサブミクロンの規模で形成されように塗布された多数の帯域通過フィルター被覆層で形成されているエタロン24である。
【0013】
エタロン24は、各通過帯域の中心波長は被覆厚さの関数なので、フィルタの所与の点を通して伝送されるピーク波長は、フィルタ被覆楔の方向即ちセンサの長軸方向に略直線状に変化する。3つ目は5ミクロンから100ミクロン規模の直径で、中心から中心までの間隔が同じで低い開口数の、光学的に透明なプラスチック又はガラス製の光ファイバー要素のアレイを、或る割合の壁外吸収性(EMA)材料と組み合わせて備えているか、又は、EMA型材料のような光吸収性材料の同様のモノリシックプレートであって、直径が5から100ミクロン規模で、中心から中心までの間隔が同じである穴又は毛細管のアレイが吸光プレートにエッチング、穿光、又は別のやり方で切られている、プレートを備えている、コリメート用フェースプレート26である。
【0014】
コリメート用フェースプレート26において、光ファイバーか毛細管か何れのアレイ設計であろうと、フェースプレート26の目的は、干渉フィルター被覆に入射する光をコリメートして、被覆面に対して20度より大きい入射角度の光を拒絶し、半角20度以下の一連の円錐が重なり合って、その重なり面積が光検出器のアレイに重ね置かれている被覆層の全区域に概ね均一な照射レベルを提供するのに十分な形で出現するようにすることである。
【0015】
上記した構成において、光源6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6hからの光はレンズ12を通過し、個々で矢印Aの方向に集光され、カバー8の開口部を出て、被測定物10の表面に当たる。被測定物10の表面に当たり、それにより矢印Bの方向に生じた反射光はジオメリーコンバータ18を通過し、検出部20に入光して、反射光が光センサ22により検出され、被測定物10の表面のスペクトル反射率が検出される。光センサ22の検出信号は回路基板4に設けられた色測定回路により反射光の色を数量的に表す色測定数値データに変換され、本実施形態の分光光度計が測色器として使用される。
【0016】
次に、本発明の他の実施形態を図4を参照して詳細に説明する。
回路基板4に発光ダイオードからなる光源6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6hが複数個、図3に示すように円周上に、等間隔で配列して取り付けられている。複数個の光源6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6hは、カバー28内のチャンバーに照射方向を下向きにして回路基板4の下面から突出して配置されている。各光源6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6hの下側には屈曲自在で柔軟性のある細長状の光照射光路用導光体30が配置され、各導光体30は、カバー28の底壁に形成された孔32から外部に導かれている。
【0017】
光照射光路用各導光体30は、カバー28に保持され、各導光体30の一端部は、対応する光源6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6hにそれぞれに接触もしくは適切な距離をもって対向配置されている。回路基板4にはその下面に下方向に突出して筒状の遮光仕切体14が設けられ、該遮光仕切体14の内部には、被測定物10から反射された光の光路上に位置してフィルタ16を備えたジオメトリーコンバータ18と、検出部20とが配置され、検出部20は回路基板4に設けられた対応する受信回路に電気的に接続している。
【0018】
検出部20は回路基板4に取り付けられ、ジオメトリーコンバータ18は遮光仕切体14に保持されている。ジオメトリーコンバータ18の下方には、光反射光路用導光体34の一端が配置され、該導光体34はカバー28に保持されカバー28の底壁に形成された孔32から外部に導かれている。カバー28から外部に所定長さ導かれた光照射光路用の導光体30と光反射光路用の導光体34の各先端は先端カバー36の上部壁に形成された孔を通じて、下部が開放された先端カバー36の内部に導かれ、各導光体30,34は、先端カバー36に保持されている。各導光体30,34は図では説明の便宜のため分離して記載されているが、実際の製品では複数の導光体が纏められコードの形態に被覆されており、自由に屈曲が可能な状態になっている。
【0019】
先端カバー36の内部には中心に空洞38aが形成された集光用のレンズ38が配置され、該レンズ38は先端カバー36に保持されている。レンズ38は本実施形態ではフレネルレンズを用いている。レンズ38の平面形状は、図2に示すレンズ12の平面形状と同一である。光照射光路用の導光体30の各先端は、レンズ38の空洞38aを中心とする同心円線上に等間隔で対向配置され、光反射光路用の導光体34の先端は、レンズ38の空洞部38aの直上に配置されている。光照射光路用の導光体30の先端はレンズ12に接触している。なお適切な距離をもって対向配置しても良い。
【0020】
上記した構成において、光源6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6hからの光は導光体30及びレンズ38を通過し、ここで矢印Aの方向に集光され、先端カバー36の下部開口部を出て被測定物10の表面に当たる。被測定物10の表面に当たり矢印Bの方向に生じた反射光は、導光体34の中を通って、ジオメトリーコンバータ18の下に導かれ導光体34の上端を出る。導光体34を出た反射光は、ジオメトリーコンバータ18を通過し、ここで集束され、検出部20に入光し、被測定物の表面のスペクトル反射率が検出される。尚、図では記載していないが、導光体30,34の境界に仕切を設けて導光体34に反射光だけが入るようにしても良い。
【0021】
本実施形態では、分光光度計2の本体側カバー28とは別体の先端カバー36内にレンズ38を配置し、このレンズ38に光源6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6hの光を導光体30を介して導き、レンズ38を通過した光を被測定物10に当て、反射光を導光体34を介して、本体側カバー28内に導くようにしたので、装置本体に設けたLEDや検出部(受光部)の直径に比べ、導光体の集合による直径分だけの大きさで構成できるので、装置先端部分での径を小さくすることができ、そこに小径の穴あきレンズを使用することで、先端の径を小さくする事と導光体から測定物までの距離を小さくすることができるので、光の減衰が少なく装置先端の作業部の小型化が可能となる。そのため小型化した先端カバー36を任意のせまい場所に移動させることができ特殊なせまい場所の反射光の検出ができ、測色が可能となる。
【0022】
上記実施形態において、光源は、アレイ状に配列された複数のLEDを備えており、各LEDは該LEDの出力強度を変化させるために個別に調整可能に通電されるように構成され、各LEDはパルス幅変調信号により、個別に調整可能に通電される。
また、各LEDは、異なる中心波長を有する所定のスペクトル帯域幅を有しており、全LEDのスペクトル帯域幅は、組み合わされると白色光を作り出す。この白色光は、色測定の目的で被測定物を照射するのに使用する。様々なLEDを光源として使用する分光光度計は、光源のLEDの内の少なくとも1つを紫外線放射を発する形式とすることで、印刷用媒体及び着色剤のような他の材料内の蛍光の状態を検査するのに使用することができる。
また、波長域の違う複数のLEDは個々に選択され、波長域の違う組み合わせにすれば測定する目的に応じた解析に使用できる。
本発明は光源の光を被測定物の表面に集光して照射し、その反射光を検出して適当な電子回路でそれを測定する光度計、照度計、測色計等の測光装置に用いることが可能であり、実施形態として説明した上記分光光度計に特に限定されるものではない。
【符号の説明】
【0023】
2 分光光度計
4 回路基板
6a 光源
6b 光源
6c 光源
6d 光源
6e 光源
6f 光源
6g 光源
6h 光源
8 カバー
10 被測定物
12a 空洞
14 遮光仕切体
16 フィルタ
18 ジオメトリーコンバータ
20 検出部
22 光センサ
24 エタロン
26 フェースプレート
28 カバー
30 導光体
32 孔
34 導光体
36 先端カバー
38a 空洞
38 レンズ
図1
図2
図3
図4