【実施例】
【0059】
一般方法。
1Hおよび
13C NMRスペクトルをBruker DRX−500、Bruker AMX−400装置で記録し、化学シフト(δ)を内部標準としての残留CHCl
3、アセトンまたはDMSOに対してppmで表す。プロトン磁気共鳴(
1H NMR)スペクトルを600または500MHzで記録した。炭素磁気共鳴(
13C NMR)スペクトルを150または125MHzで記録した。別段の指示がない限り、NMRの取得は295Kで実施した。略語は、s、一重項;d、二重項;t、三重項;q、四重項;p、五重項;br s、ブロードな一重項である。希釈しない純粋試料としての赤外スペクトルをSmart MIRacle(商標)HATR付属装置を備えたThermoNicolet Avatar 370フーリエ変換赤外分光光度計を使用することによって記録した。融点(mp)をBarnstead Electrothermalデジタル融点装置(モデルIA9300)を使用することによって決定し、補正を行わなかった。GCMSデータを電子衝撃(EI+)モードで操作されるAgilent 5975 C Inert MSDシステムを備えたAgilent 7890A GCシステムで記録した。HPLCをAgilent 1100 SL質量分光光度計(エレクトロスプレー式イオン化、ES)を備えたAgilent 1 lOOLC/MSDで実施し、H
2O中0.1%トリフルオロ酢酸およびCH
3CN中0.05%トリフルオロ酢酸で溶離した。高分解能質量分光光度法をAgilent ES−TOF装置で実施した。すべてのクロマトグラフィーを、指示された溶媒混合物を用いてMerckシリカゲル(40−63μM)を使用することによって実施した。すべての出発材料を、Aldrich、Acros、Fisher、LancasterまたはTCI化学会社から購入し、そのまま使用した。溶媒をFisherまたはAcros化学会社から購入し、そのまま使用した(さらなる乾燥操作、蒸留操作または特殊ハンドリング操作をまったく実施しなかった。)。
【0060】
N−ヨードモルホリン−ヨウ化水素の合成:Koyama,M.;Ohtani,N.;Kai,F.;Moriguchi,I.;Inouye,S.J.Med.Chem.1987、30、552−562を応用した手順。ヨウ素(25.40g、0.10mol)をMeOH(400ml)に溶かした溶液をモルホリン(8.71ml、0.10mol)を滴下して処理した。添加すると、溶液は、暗紫色−茶色から明橙色に速やかに変化し、橙色微細沈殿が生成した。溶液を約45分間攪拌し、次いで、固体をろ過によって単離した。固体を丸底フラスコに移し、真空下で乾燥した。この材料がいったん自由流動コンシステンシー状態に到達したら、プラスチック瓶に入れ、冷蔵庫中に保存した。この手順は、結晶性の橙色粉末としてN−ヨードモルホリン−ヨウ化水素(30.34g、0.09mol、89%)を与え、これをさらなる精製またはキャラクタリゼーションなしで使用した。
【0061】
1−ヨードアルキン−1−ヨード−フェニルアセチレン(1)を合成するための一般手順:フェニルアセチレン(8.17g、80.00mmol)をTHF(200mL)中に溶解し、CuI(0.76g、4.00mmol)およびN−ヨードモルホリン(30.00g、88.00mmol)で処理した。反応混合物を室温で45分間攪拌すると、白色微細沈殿が生成した。懸濁液を中性アルミナパッド(400mL)上に注ぎ、ろ液を真空下で集めた。固相をDCM(4×10OmL)で洗浄し、合わせた有機画分をプールしておき、蒸発で濃縮し、黄色油として1(16.61g、72.82mmol、91%)を得た。この材料をさらなる精製なしで使用した。
【0062】
【化3】
【0063】
1−ヨード−フェニルアセチレン(1)。黄色油;IR(υ[cm
−1])3054、2171、1596、1487、1442、1069、1025、915、751、687;
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ=7.45−7.40(m,J=9.1,3.9,2H)、7.33−7.27(m,3H);
13C NMR(126MHz,CDCl
3)δ=132.5、129.0、128.4、123.6、94.4、6.4。
【0064】
【化4】
【0065】
4−ヨード−2−メチルブタ−3−イン−2−オール(24)。一般手順を使用することによって2−メチルブタ−3−イン−2−オールから合成された。4.3g、20.5mmol、87%;清澄油;IR(υ[cm
−1])3359、2981、2933、2179、1697、1363、1219、1161、956、903、770;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=1.50(s,6H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=99.3、67.0、31.5、−0.4;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+Na]
+ C
5H
7INaOに対する計算値、232.9434;測定値232.9443。
【0066】
【化5】
【0067】
1−(ヨードエチニル)−4−メチルベンゼン(25)。一般手順を使用することによって1−エチニル−4−メチルベンゼンから合成された。19.7g、81.0mmol、89%;低融点固体;IR(υ[cm
−1])3027、2164、1904、1505、1446、1178、1116、1019、706;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=7.32(d,J=8.1,2H)、7.11(d,J=8.0,2H)、2.34(s,3H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=139.2、132.4、129.2、120.5、94.4、21.7、5.2。
【0068】
【化6】
【0069】
(S)−エチル−2−(3−ヒドロキシ−1,5−ジヨードペンタ−1,4−ジイン−3−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート(26)。一般手順を使用することによって(S)−エチル−2−(3−ヒドロキシペンタ−1,4−ジイン−3−イル)ピロリジン−1−カルボキシレートから合成された。1.8g、3.8mmol、84%;白色粉末;mp=124−129℃(分解);IR(υ[cm
−1])2975、2884、2182、1643、1422、1382、1348、1202、1127、1028、786;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=7.28(s,1H)、4.24−4.12(m,3H)、3.65(br s,1H)、3.42−3.32(m,1H)、2.24(dt,J=14.5,7.1,1H)、2.20−2.09(m,1H)、2.09−2.00(m,1H)、1.80−1.69(m,1H)、1.28(t,J=7.1,3H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=159.2、93.0、92.5、72.0、68.1、62.9、48.7、30.1、24.0、14.8、3.6、2.8;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+Na]
+ C
12H
13I
2NNaO
3に対する計算値、495.8877;実測値495.8870。
【0070】
【化7】
【0071】
トリス(3−ヨードプロプ−2−イニル)アミン(27)。一般手順を使用することによってトリプロパルギルアミンから合成された。12.9g、24.0mmol、79%;白色粉末;警告:170℃を超えて加熱すると、試料は爆発する、この化合物を取り扱う時は注意すること;IR(υ[cm
−1])2823、2194、1434、1340、1326、1121、1092、1000、970、943;
1H NMR(600MHz,DMSO)δ=3.46(s,6H);
13C NMR(151MHz,DMSO)δ=88.1、43.2、10.1;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
9H
7I
3Nに対する計算値、509.7707;実測値509.7708。
【0072】
【化8】
【0073】
2−フルオロ−4−(3−ヨードプロプ−2−イニルオキシ)−6−(1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−1,3,5−トリアジン。2,4−ジフルオロ−6−(1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−1,3,5−トリアジン(0.75g、3.82mmol)をアセトニトリル(10ml)に溶解し、3−ヨードプロプ−2−イン−1−オール
3(0.626g、3.44mmol)およびDIPEA(0.666ml、3.82mmol)で順次処理した。試料を室温で25分間攪拌すると、沈殿が生成し、それをろ過によって単離した。固体をヘキサンで洗浄し、真空下で乾燥して、白色固体として26を得た、1.31g、3.66mmol、96%;mp=155−158℃;IR(υ[cm
−1])3119、2983、2191、1593、1525、1433、1096、986、857、755;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=7.45(dd,J=3.9,1.5,1H)、6.91(s,1H)、6.22(dd,J=3.8,2.5,1H)、5.18(s,2H)、4.09(s,3H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=171.3(dd,J=328.6,15.5)、171.3、169.8、133.1、127.9、121.6、109.9、87.6、57.5、38.9、6.1;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
11H
9FIN
4に対する計算値、358.9800;実測値358.9796。
【0074】
【化9】
【0075】
4−(3−ヨードプロプ−2−イニルオキシ)−3−メトキシベンズアルデヒド。一般手順を使用することによって、3−メトキシ−4−(プロプ−2−イニルオキシ)ベンズアルデヒドから合成された、1.43g、4.52mmol、86%;黄色固体;mp=121−127℃;IR(υ[cm
−1])3003、2849、2206、1686、1584、1506、1280、1157、1027、982、803、733、663;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=9.85(s,1H)、7.44(dd,J=8.2,1.5,1H)、7.40(s,1H)、7.09(d,J=8.2,1H)、4.96(s,2H)、3.92(d,J=14.3,3H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=191.1、152.3、150.1、131.1、126.6、112.6、109.6、88.1、58.2、56.2、6.8;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
11H
10IO
3に対する計算値、316.9669;実測値316.9677。
【0076】
【化10】
【0077】
5−(4,5−ジブロモ−2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)−1−(3−ヨードプロプ−2−イニル)ピロリジン−2−オン。一般的手順を使用することによって、5−(4,5−ジブロモ−2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)−1−(プロプ−2−イニル)ピロリジン−2−オン
5から合成された、1.21g、2.55mmol、89%;ろう状固体;IR(υ[cm
−1])2980、2191、1729、1375、1241、1048、824、685;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=6.10(d,J=7.6,1H)、4.36(d,J=17.8,1H)、3.91(d,J=17.8,1H)、2.92−2.84(m,1H)、2.65−2.58(m,1H)、2.54−2.39(m,2H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=174.29、126.4、86.7、73.1、32.4、28.6、25.5、1.0。;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
9H
8Br
2IN
4Oに対する計算値、472.8104;実測値472.8095。
【0078】
【化11】
【0079】
3−ヨード−N,N−ジメチルプロパルギルアミン。一般的手順を使用することによって、N,N−ジメチルプロパルギルアミンから合成された、3.77g、18.04mmol、75%;白色固体;mp=135℃(分解);IR(υ[cm
−1])2975、2944、2876、2787、2162、1471、1326、1040、958、809;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=3.40(s,2H)、2.27(s,6H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=89.0、49.9、44.3、0.01;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
5H
9INに対する計算値、209.9774;実測値209.9781。
【0080】
【化12】
【0081】
3−(ヨードエチニル)チオフェン。一般的手順を使用することによって、3−エチリルチオフェンから合成された、0.985g、4.21mmol、91%;茶色油;IR(υ[cm
−1])3100、2174、1570、1355、1222、1160、1078、945、767、688;
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ=7.56−7.55(m,1H)、7.34(dd,J=5.0,2.9,1H)、7.21−7.18(m,1H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=130.5、130.2、125.4、122.7、89.4、6.2。
【0082】
【化13】
【0083】
(ヨードエチニル)シクロプロパン。一般的手順を使用することによって、エチニルシクロプロパンから合成された、2.39g、12.45mmol、82%;黄色油;IR(υ[cm
−1])3091、3009、2974、2186、1681、1615、1448、1377、1220、1053、1026、962、773;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=1.39−1.31(m,1H)、0.79−0.68(m,4H)。;
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=97.4、8.4、1.8、−11.5。
【0084】
CuI−TEA−5−ヨード−4−フェニル−1−(3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール(3)を使用することによって5−ヨードトリアゾールを合成するための一般的手順:化合物1(0.23g、1.00mmol)および2(0.20g、1.00mmol)をTHF(5mL)中に溶解した。その溶液をCuI(9.52mg、0.05mmol)およびTEA(0.28ml、2.00mmol)で順次処理し、次いで、室温で6時間攪拌放置した。次いで10%NH
4OH溶液1mLを添加することによって、反応を停止させた。蒸発によって揮発性成分を除去し、生成残渣を水およびジエチルエーテル中に懸濁させた。激しく攪拌すると沈殿が生成し、これをろ過によって単離し、白色微細粉末として3(0.39g、0.90mmol、90%)を得た。
【0085】
【化14】
【0086】
5−ヨード−4−フェニル−1−(3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール(3).mp=193−195℃(分解);IR(υ[cm
−1])3132、1329、1165、1118、1076、767、697;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=7.96−7.90(m,2H)、7.62(s,1H)、7.59(d,J=7.5,1H)、7.51−7.42(m,4H)、7.41−7.37(m,1H)、5.71(s,2H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=150.6、135.5、131.6(q,J=32.7)、131.4、130.2、129.8、129.0、128.8、127.6、125.7(q,J=3.7)、125.0(q,J=3.8)、123.9(q,J=272.4)、76.6、54.0;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
16H
12F
3IN
3に対する計算値、430.0023;実測値430.0026。
【0087】
【化15】
【0088】
4−フェニル−1−(3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール(4)。当初の触媒スクリーニングからの副生物として単離された;mp=126−127℃;IR(υ[cm
−1])3073、1323、1153、1075、773、699;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=7.81−7.76(m,2H)、7.70(s,1H)、7.61(d,J=7.7,1H)、7.57(s,1H)、7.50(t,J=7.7,1H)、7.46(d,J=7.8,1H)、7.39(t,J=7.6,2H)、7.34−7.29(m,1H)、5.62(s,2H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=148.8、135.9、131.8(q,J=32.5)、131.5、130.4、130.0、129.1、128.6、126.0、125.9(q,J=3.8)、124.9(q,J=3.7)、123.9(q,J=272.8)、119.7、53.8;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
16H
13F
3N
3に対する計算値、304.1056;実測値304.1059。
【0089】
【化16】
【0090】
4−フェニル−5−(フェニルエチニル)−1−(3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール(5)。当初の触媒スクリーニングからの副生物として単離された;mp=115−118℃;IR(υ[cm
−1])2963、2219、1504、1453、1328、1161、1071、773、690;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=8.17(d,J=7.4,2H)、7.71(s,1H)、7.59(d,J=7.7,1H)、7.55(d,J=7.7,1H)、7.51−7.34(m,9H)、5.71(s,2H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=148.5、135.8、131.8、131.7、131.5(q,J=32.5)、130.3、130.1、129.8、129.0、128.9、128.7(q,J=165.0)、126.4、125.7(q,J=3.6)、125.2(q,J=3.7)、124.9、123.1、121.3、117.4、103.0、75.4、52.6、1.2;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
24H
17F
3N
3に対する計算値、404.1369;実測値404.1372。
【0091】
【化17】
【0092】
5−ヨード−4−フェニル−1−(3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール(3)に対する化学位置の割り当て:ヨードトリアゾール3を還元して対応する5−プロト−トリアゾール4(経路A)を得た。平行して、確立されているCuAACプロトコル(経路B)を使用することによって5−プロト−トリアゾール4の正確な試料を合成した。両方の経路を介して得られた試料の物理的および分光学的な特徴を比較し、同一であることを知った。
【0093】
経路A:Pd(OAc)
2(0.449g、2.000mmol)を、MeOH(10ml)に3(0.858g、2mmol)およびTEA(0.281ml、2.000mmol)を溶かした溶液に添加した。試料を55℃まで4時間加温し、LC−MSによって追跡した。出発材料を消費してしまったら、試料を冷却し、真空下で揮発性成分を除去した。次いで、粗残渣をカラムクロマトグラフィー(9:1 ヘキサン:EtOAc−4:1 ヘキサン:EtOAc)によって精製して白色固体として4(0.59g、1.945mmol、収率97%)を得た。
【0094】
経路B:フェニルアセチレン(0.409g、4mmol)および3−(トリフルオロメチル)ベンジルアジド(0.805g、4.00mmol)を4:1 t−BuOH/H
2O(25ml)中に溶かし、次いで、CuSO
4(0.200ml、0.200mmol)の1M水溶液および固体アスコルビン酸ナトリウム(0.079g、0.400mmol)で順次処理した。試料を室温で4時間攪拌し、その間に沈殿が生成した。試料を10%NH
4OH水溶液10mLで急冷し、固体をろ過によって単離した。固体を水で洗浄し、真空下で乾燥し、白色固体として4(1.112g、3.67mmol、収率92%)を得た。
【0095】
【化18】
【0096】
1−(2−(1,3−ジオキソラン−2−イル)エチル)−5−ヨード−4−フェニル−1H−1,2,3−トリアゾール(6)。一般的手順を使用することによって、1−ヨード−フェニルアセチレンおよび2−(2−アジドエチル)−1,3−ジオキソランから合成された、3.64g、9.80mmol、98%;白色粉末;mp=118−121℃(分解);IR(υ[cm
−1])3052、2885、1446、1400、1222、1133、1048、900、769、714;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=7.94−7.88(m,2H)、7.44(t,J=7.6,2H)、7.38(t,J=7.4,1H)、5.01(t,J=4.2,1H)、4.61−4.55(m,2H)、4.05−3.96(m,2H)、3.93−3.84(m,2H)、2.40−2.31(m,2H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=150.0、130.5、128.8、128.7、127.7、101.7、76.6、65.4、46.3、33.8;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
13H
15IN
3Oに対する計算値、372.0203;実測値372.0203。
【0097】
【化19】
【0098】
1−(4−クロロ−1,3,3−トリメチル−2−チアビシクロ[2.2.2]オクタン−7−イル)−5−ヨード−4−フェニル−1H−1,2,3−トリアゾール(7)。一般的手順を使用することによって、1−ヨード−フェニルアセチレンおよび7−アジド−4−クロロ−1,3,3−トリメチル−2−チアビシクロ[2.2.2]オクタンから合成された、0.153g、0.323mmol、73%;mp=157−159℃(分解);IR(υ[cm
−1])2979、2103、1447、1387、1326、1240、1160、985、772、712;
1H NMR(CDCl3,600MHz,)δ 7.94−7.92(m,2H)、7.48−7.46(m,2H)、7.42−7.39(m,1H)、5.25(ddd,J=11.2,4.8,2.1,1H)、3.11(ddd,J=11.7,11.2,3.2,1H)、2.73(dd,J=12.7,5.3,1H)、2.75−2.60(m,1H)、2.45−2.39(m,1H)、1.93−1.88(m,1H)、1.82(s,3H)、1.77(s,3H)、1.52(s,3H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=149.6、130.4、128.9、128.8、127.9、79.4、76.9、72.4、72.4、68.8、65.7、42.5、37.1、36.4、30.9、30.5、19.8;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
18H
22ClIN
3Sに対する計算値、474.0262;実測値474.0266。
【0099】
【化20】
【0100】
3−(5−ヨード−4−フェニル−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−1−フェニルピロリジン−2,5−ジオン(8)。一般的手順を使用することによって、1−ヨード−フェニルアセチレンおよび3−アジド−1−フェニルピロリジン−2,5−ジオンから合成された、0.443g、0.997mmol、76%;mp=164−169℃(分解);IR(υ[cm
−1])2933、1792、1719、1497、1379、1149、786、694;
1H NMR(CDCl
3,600MHz,)δ 7.93−7.92(m,2H)、7.52−7.47(m,4H)、7.45−7.42(m,2H)、7.39−7.37(m,2H)、5.91(dd,J=9.4,5.8,1H)、3.71(dd,J=18.3,5.8,1H)、3.58(dd,J=18.3,9.8,1H);
13C NMR(CDCl
3,150MHz)δ 172.4、170.8、151.6、131.9、130.4、130.25、130.1、129.9、129.5、128.5、127.2、78.7、58.4、36.3;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
18H
14IN
4O
2に対する計算値、445.0156;実測値445.0159。
【0101】
【化21】
【0102】
N−シクロプロピル−2−(5−ヨード−4−フェニル−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)アセトアミド(9)。一般的手順を使用することによって、1−ヨード−フェニルアセチレンおよび2−アジド−N−シクロプロピルアセトアミドから合成された、0.364g、0.989mmol、90%;mp=197−198℃(分解);IR(υ[cm
−1])3287、3071、2971、1661、1557、1407、1269、1129、985、952、769、686;
1H NMR(DMSO−d
6,600MHz,)δ 8.53(d,J=3.6,1H)、7.88−7.87(m,2H)、7.50−7.48(m,2H)、7.41−7.39(m,1H)、5.09(s,2H)、2.68−2.63(m,1H)、0.64(dt,J=7.0,5.0,2H)、0.45(dt,J=6.9,4.3,2H);
13C NMR(DMSO−d
6,150MHz)δ 167.1、149.7、131.9、130.0、129.6、128.1、84.1、53.8、23.7、6.9;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
13H
14IN
4Oに対する計算値、369.0207;実測値369.0209。
【0103】
【化22】
【0104】
1−アダマンチル−5−ヨード−4−フェニル−1H−1,2,3−トリアゾール(10)。一般的手順を使用することによって、1−ヨード−フェニルアセチレンおよび1−アジド−アダマンタンから合成された;0.278g、0.686mmol、46%、mp=224−225℃(分解);IR(υ[cm
−1])2912、2849、1466、1444、1317、1247、1153、1018、983、767、692;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=7.78−7.74(m,2H)、7.43(t,J=7.5,2H)、7.38(t,J=7.4,1H)、2.59(d,J=2.5,6H)、2.29(s,3H)、1.83−1.74(m,6H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=152.0、130.9、129.0、128.6、128.5、69.8、64.4、41.6、36.0、30.0;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
18H
21IN
3に対する計算値、406.0775;実測値406.0771。
【0105】
【化23】
【0106】
trans−2−(5−ヨード−4−フェニル−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−1,2−ジフェニルエタノール(11)。一般的手順を使用することによって、1−ヨード−フェニルアセチレンおよびtrans−2−アジド−1,2−ジフェニルエタノールから合成された;0.196g、0.419mmol、96%;mp=152−154℃(分解);IR(υ[cm
−1])3296、2971、1493、1380、1325、1159、1105、950、770、744;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=7.83−7.79(m,2H)、7.41(t,J=7.6,2H)、7.37−7.34(m,1H)、7.33−7.22(m,10H)、5.86(dd,J=5.6,2.4,1H)、5.66(d,J=5.7,1H)、3.75(br s,1H,OH);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=149.4、139.3、134.1、130.1、129.2、129.0、128.9、128.7、128.6、128.5、128.5、127.7、126.9、78.5、75.6、71.4;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
22H
19IN
3Oに対する計算値、468.0567;実測値468.0571。
【0107】
【化24】
【0108】
tert−ブチル5−ヨード−4−フェニル−1H−1,2,3−トリアゾール−1−カルボキシレート(12)。一般的手順を使用することによって、1−ヨード−フェニルアセチレンおよびtert−ブチルカルバモイルアジドから合成された、試料をカラムクロマトグラフィーによって精製した(4:1 ヘキサン:EtOAc);0.208g、0.560mmol、77%;mp=87−90℃;IR(υ[cm
−1])2984、1774、1468、1394、1342、1287、1142、959、847、752、693;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=7.95−7.91(m,2H)、7.48−7.43(m,3H)、1.69(s,9H);
13C NMR(150MHz,CDCl
3)δ=153.0、145.0、130.1、128.8、128.5、128.5、96.3、88.0、28。;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+Na]
+ C
13H
14IN
3NaO
2に対する計算値、394.0023;実測値394.0024。
【0109】
【化25】
【0110】
2−(ビス(5−ヨード−4−フェニル−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)イミダゾ[1,2−α]ピリジン(13)。一般的手順を使用することによって、1−ヨード−フェニルアセチレンおよび2−(ジアジドメチル)イミダゾ[1,2−α]ピリジンから合成された;0.618g、0.922mmol、84%;mp=183−185℃(分解);IR(υ[cm
−1])3080、1500、1474、1444、1330、1128、982、809、754、739、693;
1H NMR(DMSO−d
6,600MHz,)δ 8.60−8.59(m,1H)、8.46(br s,1H)、8.00(br s,1H)、7.92−7.90(m,4H)、7.60(br s,1H)、7.53−7.50(m,4H)、7.45−7.43(m,2H)、7.35−7.32(m,1H)、6.99−6.96(m,1H);
13C NMR(DMSO−d
6,150MHz)δ 150.4、131.2、130.1、130.05、128.9、128.4、127.4、118.4、114.3、84.0、73.4;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
24H
17I
2N
8に対する計算値、670.9660;実測値670.9657。
【0111】
【化26】
【0112】
2−フルオロ−4−((5−ヨード−1−(3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メトキシ)−6−(1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−1,3,5−トリアジン(14)。一般的手順を使用することによって、2−フルオロ−4−(3−ヨードプロプ−2−イニルオキシ)−6−(1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−1,3,5−トリアジンおよび3−トリフルオロメチル−ベンジルアジドから合成された;0.311g、0.556mmol、80%;mp=185−187℃(分解);IR(υ[cm
−1])3130、3059、1595、1555、1418、1357、1173、1104、1056、911、803、756;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=7.61−7.58(m,2H)、7.50−7.41(m,3H)、6.90(s,1H)、6.21(dd,J=3.9,2.5,1H)、5.64(s,2H)、5.56(s,2H)、4.09(s,3H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=171.5(dd,J=361.1,15.4)、171.3、169.8、135.0、133.0、131.6(q,J=32.8)、131.5、129.9、125.9(q,J=3.6)、125.1(q,J=3.7)、123.9(q,J=272.4)、121.5、81.6、61.7、54.0、39.0;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
18H
15F
4IN
7Oに対する計算値、560.0313;実測値560.0311。
【0113】
【化27】
【0114】
2−(5−ヨード−1−(3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)プロパン−2−オール(15)。一般的手順を使用することによって、4−ヨード−2−メチルブタ−3−イン−2−オールおよび3−トリフルオロメチル−ベンジルアジドから合成された;3.82g、9.30mmol、93%;mp=77−80℃;IR(υ[cm
−1])3385、2981、2938、1326、1170、1120、1074、763、699;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=7.58−7.57(m,2H)、7.48−7.45(m,1H)、7.42−7.41(m,1H)、5.62(s,2H)、1.66(s,6H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=156.4、135.4、131.5(q,J=33.2)、131.4、129.8、125.7(q,J=3.7)、125.1(q,J=3.8)、123.9(q,J=272.4)、74.2、69.7、53.8、30.1;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
13H
14F
3IN
3Oに対する計算値、412.0128;実測値412.0126。
【0115】
【化28】
【0116】
5−ヨード−4−(チオフェン−3−イル)−1−(3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール(16)。一般的手順を使用することによって、3−(ヨードエチニル)チオフェンおよび3−トリフルオロメチル−ベンジルアジドから合成された;0.994g、2.284mmol、99%;mp=153−158℃(分解);IR(υ[cm
−1])3121、1326、1194、1163、1096、1075、853、792、702;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=7.97−7.93(m,1H)、7.75(d,J=5.0,1H)、7.59(d,J=7.7,2H)、7.58(s,1H)、7.47(t,J=7.7,1H)、7.45−7.38(m,2H)、5.69(s,2H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=147.5、135.4、131.6(q,J=32.7)、131.3、131.0、129.8、126.7、126.2、125.7(q,J=3.7)、124.9(q,J=3.8)、123.9(q,J=272.4)、123.5、76.0、53.9;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
14H
10F
3IN
3Sに対する計算値、435.9587;実測値435.9586。
【0117】
【化29】
【0118】
4−((5−ヨード−1−(3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メトキシ)−3−メトキシベンズアルデヒド(17)。一般的手順を使用することによって、4−(3−ヨードプロプ−2−イニルオキシ)−3−メトキシベンズアルデヒドおよび3−トリフルオロメチル−ベンジルアジドから合成された;0.398g、0.769mmol、97%;mp=130−134℃(分解);IR(υ[cm
−1])3123、1702、1689、1588、1506、1329、1262、1133、1123、994、792;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=9.83(s,1H)、7.59(d,J=7.6,1H)、7.56(s,1H)、7.47(t,J=7.7,1H)、7.41(dd,J=15.8,6.7,2H)、7.39(s,1H)、7.21(d,J=8.1,1H)、5.62(s,2H)、5.27(s,2H)、3.88(s,3H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=191.2、153.1、150.5、147.5、135.0、131.6、131.6(q,J=32.7)、131.1、129.9、126.7、125.9(q,J=3.6)、125.1(q,J=3.7)、123.9(q,J=272.4)、113.5、109.7、81.2、62.9、56.3、54.0;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
19H
16F
3IN
3O
3に対する計算値、518.0183;実測値518.0186。
【0119】
【化30】
【0120】
1−(5−ヨード−1−(3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−N,N−ジメチルメタンアミン(18)。一般的手順を使用することによって、3−ヨード−N,N−ジメチルプロパルギルアミンおよび3−トリフルオロメチル−ベンジルアジドから合成された、試料をカラムクロマトグラフィーによって精製した(30:1 CHCl
3:MeOH);0.391g、0.953mmol、80%;mp=117−119℃(分解);IR(υ[cm
−1])2973、2827、1455、1326、1164、1118、1020、757;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=7.57(d,J=7.7,1H)、7.52(s,1H)、7.45(t,J=7.7,1H)、7.39(d,J=7.7,1H)、5.63(s,2H)、3.54(s,2H)、2.29(s,6H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=149.1、135.5、131.5(q,J=32.6)、131.3、129.9、125.7(q,J=3.7)、124.9(q,J=3.7)、123.9(q,J=272.5)、81.0、53.9(d,J=37.0)、45.3、30.3;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
13H
15F
3IN
4に対する計算値、411.0288;実測値411.0287。
【0121】
【化31】
【0122】
4−シクロプロピル−5−ヨード−1−(3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール(19)。一般的手順を使用することによって、(ヨードエチニル)シクロプロパンおよび3−トリフルオロメチル−ベンジルアジドから合成された;0.589g、1.498mmol、96%;mp=129−134℃(分解);IR(υ[cm
−1])3087、3011、1453、1325、1165、1122、1074、777、701;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=7.57−7.56(m,2H)、7.45(t,J=7.7,1H)、7.39(d,J=7.7,1H)、5.57(s,2H)、1.78−1.72(m,1H)、1.06−1.01(m,2H)、0.99−0.93(m,2H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=153.8、135.6、131.7(q,J=32.6)、131.4、129.7、125.6(q,J=3.7)、125.0(q,J=3.9)、124.0(q,J=272.3)、77.9、53.7、7.8、7.5;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+Na]
+ C
13H
11F
3IN
3Naに対する計算値、415.9847;実測値415.9847。
【0123】
【化32】
【0124】
5−(4,5−ジブロモ−2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)−1−((5−ヨード−1−(3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)ピロリジン−2−オン(20)。一般的手順を使用することによって、5−(4,5−ジブロモ−2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)−1−(3−ヨードプロプ−2−イニル)ピロリジン−2−オンおよび3−トリフルオロメチル−ベンジルアジドから合成された、0.663g、0.982mmol、93%;mp=105−110℃(分解);IR(υ[cm
−1])3002、2104、1696、1415、1327、1166、1123、1074、921、829、753、702;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=7.59(d,J=7.8,1H)、7.56(s,1H)、7.48(t,J=7.7,1H)、7.40(d,J=7.7,1H)、6.16(d,J=7.6,1H)、5.59(d,J=3.3,2H)、4.88(d,J=15.7,1H)、3.92(d,J=15.7,1H)、2.95−2.86(m,1H)、2.65−2.56(m,1H)、2.49(dd,J=17.1,9.9,1H)、2.43−2.36(m,1H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=175.0、147.0、135.1、131.6(m)、131.5、129.9、126.1、125.8(m)、125.1(m)、123.9(m)、79.6、78.3、53.9、36.4、28.6、25.6;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
17H
14Br
2F
3IN
7Oに対する計算値、673.8618;実測値673.8613。
【0125】
【化33】
【0126】
トリス((5−ヨード−1−(3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)アミン(21)。一般的手順を使用することによって、トリス(3−ヨードプロプ−2−イニル)アミンおよび3−トリフルオロメチル−ベンジルアジドから合成された、試料をMeCNと一緒に粉砕した;0.391g、0.352mmol、81%;mp=171−173℃(分解);IR(υ[cm
−1])3072、1445、1328、1162、1123、1095、756;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=7.62(s,3H)、7.59(d,J=7.7,3H)、7.51(d,J=7.6,3H)、7.44(t,J=7.7,3H)、5.48(s,6H)、3.64(s,6H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=149.4、135.4、132.3、131.6(q,J=32.7)、129.8、125.9(q,J=3.6)、125.8(q,J=3.5)、123.8(q,J=272.5)、81.2、53.6、48.2;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
33H
25F
9I
3N
10に対する計算値、1112.9249;実測値1112.9249。
【0127】
【化34】
【0128】
(S)−エチル−2−(ヒドロキシビス(5−ヨード−1−(3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(22)。一般的手順を使用することによって、(S)−エチル 2−(3−ヒドロキシ−1,5−ジヨードペンタ−1,4−ジイン−3−イル)ピロリジン−1−カルボキシレートおよび3−トリフルオロメチル−ベンジルアジドから合成された、試料をカラムクロマトグラフィーによって精製した(2:1 ヘキサン:EtOAc);0.408g、0.466mmol、73%;mp=185−189℃(分解);IR(υ[cm
−1])3537、3075、2978、1675、1453、1328、1159、1111、1077、701;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=7.55(d,J=5.4,3H)、7.50−7.36(m,5H)、6.60(br s,1H,OH)、5.74−5.50(m,4H)、5.21(dd,J=8.5,4.0,1H)、4.07(br s,2H)、3.46(br s,1H)、2.99(br s,1H)、2.38(br s,1H)、2.35−2.23(m,J=8.3,1H)、1.61(br s,1H)、1.19(br s,3H)、1.13(br s,1H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=159.1、153.2、150.4、133.1(m)、131.5(m)、129.7、129.6、125.6(m)、125.9(m)、124.6(m,J=3.7)、124.2(m)、79.8、79.7、75.6、65.2、62.2、53.8、53.7、48.2、29.0、23.9、15.0;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
28H
26F
6I
2N
7O
3に対する計算値、876.0085;実測値876.0083。
【0129】
【化35】
【0130】
1−((2R,4S,5S)−4−(4−(3−(5−((1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル)−5−(2,4−ジフルオロフェニル)オキサゾリジン−3−イル)フェニル)−5−ヨード−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−5−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロフラン−2−イル)−5−メチルピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン(T.O.C.グラフィック)
一般的手順を使用することによって、5−((1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル)−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(3−(ヨードエチニル)フェニル)オキサゾリジン(0.90g,1.83mmol)およびアジドチミジン(0.49、1.83mmol)から合成された、試料をBiotage KP−NH官能化シリカゲル上でカラムクロマトグラフィーによって精製した(EtOAc−10:1 EtOAc:MeOH)、ジアステレオマーの1:1混合物として単離した;1.18g、1.55mmol、85%;mp=201−210℃(分解);IR(υ[cm
−1])3300、3061、3011、2930、2859、1686、1608、1500、1473、1272、1102、964、852、692;H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=9.76(s,1H)、8.08(s,1H)、7.75(s,1H)、7.47(s,1H)、7.36(dd,J=15.1,8.6,1H)、7.31−7.24(m,2H)、7.01(s,1H)、6.87−6.81(m,1H)、6.81−6.76(m,1H)、6.52(d,J=7.6,1H)、6.34(t,J=6.8,1H)、5.55−5.49(m,1H)、5.14(s,1H)、4.95(s,1H)、4.64(dd,J=76.3,14.6,2H)、4.49(d,J=3.0,1H)、4.30(s,1H)、4.03−3.95(m,2H)、3.85(d,J=10.2,1H)、3.67(d,J=9.0,1H)、3.05−2.96(m,1H)、2.96−2.86(m,1H)、2.12(s,1H)、2.01(s,1H)、1.86(s,3H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=171.4、164.2、164.0(d,J=12.1)、162.3(d,J=12.1)、160.0(d,J=11.8)、158.4(d,J=11.9)、151.4、150.8、150.1、145.1、144.6、138.4、131.0、129.8、128.7−128.2(m)、123.7−123.4(m)、118.0、113.9、112.6、111.9(d,J=21.1)、111.4、104.8(t,J=25.9)、89.6、85.7、83.2(d,J=3.6)、81.4、78.2(d,J=2.6)、62.3、60.8、55.4、54.7(d,J=5.3)、37.5、14.4、12.7;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
30H
28F
2IN
9O
5に対する計算値、760.1299;実測値760.1293。
【0131】
N−ヨードモルホリンおよびCuI−TTTA−1−ベンジル−5−ヨード−4−p−トリル−1H−1,2,3−トリアゾール(28)を使用して5−ヨードトリアゾールを合成するためのワンポット/二段手順:4−メチル−フェニルアセチレン(0.5g、4.30mmol)をTHF(15ml)に溶かし、N−ヨードモルホリン(2.201g、6.46mmol)、次いでCuI(0.041g、0.215mmol)で処理した。試料をGC−MSで追跡した。45分後、反応は完結し、白色微細沈殿が生成した。懸濁液を中性アルミナのパッド(約25mL)上に流し込み、溶液を真空下で集めた。次いで、パッドをTHF(4.50ml)で3回洗浄した(元の反応液を含めて、最終容積約30mL)。この溶液にベンジルアジド(0.573g、4.30mmol)、次いでTTTA(0.092g、0.215mmol)、最後にCuI(0.041g、0.215mmol)を装入した。この反応液を3時間攪拌し、次いで、溶媒を圧縮空気流下で除去し、残渣をMeCN/Et
2Oと一緒に粉砕した。生成物をろ過によって単離し、白色固体(1.26g、3.36mmol、78%)として28を得た。
【0132】
【化36】
【0133】
1−ベンジル−5−ヨード−4−p−トリル−1H−1,2,3−トリアゾール(28)。mp=119−120℃(分解);IR(υ[cm
−1])3033、1541、1497、1357、1229、1079、984、819、695;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=7.75(d,J=8.1,2H)、7.31−7.26(m,3H)、7.25−7.22(m,2H)、7.19(d,J=8.1,2H)、5.59(s,2H)、2.32(s,3H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=150.5、138.7、134.6、129.4、129.1、128.7、128.0、127.5、76.3、54.5、21.6;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
16H
15IN
3に対する計算値、376.0305;実測値376.0307。
【0134】
【化37】
【0135】
5−ヨード−4−(チオフェン−3−イル)−1−ベンジル−1H−1,2,3−トリアゾール(29)。ワンポット/2段の一般的手順を使用することによって、3−(ヨードエチニル)チオフェンおよびベンジルアジドから合成された、1.24g、3.38mmol、81%;mp=125−127℃(分解);IR(υ[cm
−1])3025、1496、1455、1354、1318、1230、1211、1072、1008、783、717;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=7.94(d,J=I.6,1H)、7.75(d,J=4.7,1H)、7.39(dd,J=4.7,3.0,1H)、7.36−7.29(m,3H)、7.29−7.25(m,2H)、5.64(s,2H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=147.3、134.5、131.2、129.1、128.7、127.9、126.8、126.1、122.9、76.0、54.5;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
13H
11IN
3Sに対する計算値、367.9713;実測値367.9713。
【0136】
【化38】
【0137】
4−シクロプロピル−5−ヨード−1−ベンジル−1H−1,2,3−トリアゾール(30)。ワンポット/2段の一般的手順を使用することによって、(ヨードエチニル)シクロプロパンおよびベンジルアジドから合成された、0.843g、2.59mmol、69%;mp=114−116℃(分解);IR(υ[cm
−1])3028、1544、1495、1451、1421、1359、1333、1290、1217、1145、1074、1033、724;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=7.31−7.25(m,3H)、7.22−7.18(m,2H)、5.49(s,2H)、1.72(dq,J=8.4,5.0,1H)、1.01−0.97(m,2H)、0.91(ddd,J=10.8,6.5,4.1,2H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=153.4、134.7、129.0、128.5、127.9、77.9、54.2、7.7、7.4;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
12H
13IN
3に対する計算値、326.0149;実測値326.0151。
【0138】
1,4,5−トリアリールトリアゾール−1−(4−メトキシフェニル)−4−フェニル−5−p−トリル−1H−1,2,3−トリアゾール(31)を合成するためのワンポット、3段手順:フェニルアセチレン(0.511g、5mmol)をTHF(20ml)に溶かし、N−ヨードモルホリン(2.56g、7.50mmol)、次いでCuI(0.048g、0.250mmol)で処理した。試料を45分間攪拌し、GC−MSで追跡した。次いで、懸濁液を中性アルミナのパッド(約30mL)上に流し込み、溶液を真空下で集めた。次いで、パッドをTHF(7.5ml)で3回洗浄した(元の反応液を含めて、最終容積約42mL)。この溶液に4−メトキシフェニルアジド(0.746g、5.00mmol)、次いでTTTA(0.107g、0.250mmol)、最後にCuI(0.048g、0.250mmol)を装入した。この反応液を2時間攪拌し、LC−MSで追跡した。ここで、出発材料を消費し尽くした。次いで、この反応にp−トリルボロン酸(1.360g、10.00mmol)およびTEA(2.108ml、15.00mmol)を装入し、次いで、65℃まで加温した。次いで、Pd(OAc)
2(0.022g、0.100mmol)を添加し、反応液を4時間攪拌した。ここで、揮発性成分を真空下で除去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(4:1 ヘキサン:EtOAc)で精製した。これによって白色固体(1.25g、3.65mmol、73%)として31を得た。
【0139】
【化39】
【0140】
1−(4−メトキシフェニル)−4−フェニル−5−p−トリル−1H−1,2,3−トリアゾール(31)。mp=162−166℃(分解);IR(υ[cm
−1])2967、1512、1484、1253、1182、994、832、780、697;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=7.59(d,J=7.9,2H)、7.31−7.25(m,3H)、7.21(d,J=8.6,2H)、7.09(dd,J=45.5,7.6,4H)、6.85(d,J=8.6,2H)、3.80(s,3H)、2.35(s,3H)。;
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=160.0、144.6、139.5、134.1、131.3、130.2、129.9、129.9、128.7、128.0、127.5、126.8、124.9、114.4、55.7、21.6;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
22H
20N
3Oに対する計算値、342.1601;実測値342.1601。
【0141】
【化40】
【0142】
5−(4−メトキシフェニル)−1−フェニル−4−p−トリル−1H−1,2,3−トリアゾール(32)。ワンポット/3段の一般的手順を使用することによって、4−メチル−フェニルアセチレン、フェニルアジド、N−ヨードモルホリンおよび4−メトキシ−フェニルボロン酸から合成された、1.22g、3.55mmol、71%;mp=172−174℃(分解);IR(υ[cm
−1])3064、2922、1611、1523、1499、1250、1177、995、847、820、760、687;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=7.49(d,J=8.0,2H)、7.38−7.33(m,3H)、7.32−7.27(m,2H)、7.10(dd,J=13.0,8.2,4H)、6.85(d,J=8.5,2H)、3.80(s,3H)、2.32(s,3H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=160.4、144.9、137.8、136.9、133.4、131.7、129.4、129.3、129.0、128.3、127.4、125.4、119.9、114.7、55.5、21.5;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
22H
20N
3Oに対する計算値、342.1601;実測値342.1600。
【0143】
【化41】
【0144】
4−(4−メトキシフェニル)−5−フェニル−1−p−トリル−1H−1,2,3−トリアゾール(33)。ワンポット/3段の一般的手順を使用することによって、4−メトキシ−フェニルアセチレン、4−メチル−フェニルアジド、N−ヨードモルホリンおよびフェニルボロン酸から合成された、1.19g、3.50mmol、70%;mp=192−195℃(分解);IR(υ[cm
−1])3019、2937、1619、1517、1481、1370、1247、1177、1027、997、842、820、747;
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ=7.50(d,J=8.4,2H)、7.39−7.30(m,3H)、7.20−7.11(m,6H)、6.83(d,J=8.5,2H)、3.78(s,3H)、2.34(s,3H);
13C NMR(151MHz,CDCl
3)δ=159.5、144.8、139.2、134.3、133.1、130.4、129.9、129.4、129.2、128.8、128.2、125.2、123.6、114.1、55.4、21.4;HRMS(ESI−TOF)(m/z):[M+H]
+ C
22H
20N
3Oに対する計算値、342.1601;実測値342.1605。
【0145】
本発明を説明する文脈における(特に、以下の特許請求の範囲の文脈において)用語「a」および「an」および「the」および類似の指示語の使用は、別段の指示のない限り、また文脈上明らかに矛盾しない限り、単数、複数いずれをも含む。用語「含む」、「有する」、「含む」および「含有する」は、別段の指示のない限り、制約がない用語(すなわち、「含む」が、それに限定されないことを意味する)と見なされるべきである。本明細書において数値範囲を記載する場合、別段の指示のない限り、その範囲内にあるそれぞれ独立の値を個別に記載する代わりの簡便な方法として機能することが意図されており、それぞれ独立の値は、個別に記載されたように、本明細書中に組込まれている。本明細書に記載の方法はすべて、別段の指示のない限り、また文脈上明確な矛盾のない限り、任意の適切な順序で実施することができる。本明細書に記載の任意の例およびすべての例または例示的な用語(例えば、「などの」)の使用は、別段の記載のない限り、本発明をより明確にするためのものであり、本発明の範囲に制限を加えるものではない。本明細書中のいかなる用語も、特許請求されていない要素を本発明の実施に必須なものであると主張するために用いるべきでない。
【0146】
本発明の好ましい実施形態は、本発明を実施するための本発明者にとって公知のベストモードを含めて、本明細書に記載されている。前述の説明を読んだ当業者にとっては、こうした好ましい実施形態の変形形態は、明白である。当業者なら、本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書に具体的に記載された以外の、本発明を実施するのに適切である変形形態を用いることができる。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲に記載の主題の全ての改変形態および等価物を含むものであり、これは当該法に許可されている。さらに、すべての可能な変形形態中の上記の要素の任意の組合せは、別段の指示のない限り、また文脈上明らかに矛盾しない限り、本発明によって包含されるものである。