【文献】
LG Electronics,Downlink/uplink scheduling assignment,3GPP TSG-RAN WG1#48,3GPP,2007年 2月16日,R1-070924
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【0008】
以下は、1つ以上の実施形態についての基本的な理解を可能にすることを目的としてこれらの実施形態の単純化された概要を示すものである。この概要は、すべての企図される実施形態を広範囲にわたって概説したものではなく、さらに全実施形態の主要な又は極めて重要な要素を識別すること及びいずれかの又はすべての実施形態の適用範囲を詳細に説明することのいずれも意図されていない。以下の説明の唯一の目的は、後述される発明を実施するための形態の準備段階として1つ以上の実施形態の幾つかの概念を単純な形で提示することである。
【0009】
1つ以上の実施形態及び対応するその開示により、制御チャネルにおける資源ブロック割り当ての柔軟なシグナリングの採用を容易にすることに関係させて様々な側面が説明される。アップリンク又はダウンリンクチャネルと関連づけられた資源ブロックは、複数のグループに分割することができ、グループ固有シグナリング制約事項をこれらのグループの各々とともに利用することができる。例えば、前記グループ固有シグナリング制約事項は、各々のグループ内において資源ブロックを割り振ることを示す割り当て表示を送るために利用される最小資源ブロック割り振り単位、シグナリング構造(例えば、ビットマップ構造、連続割り振り構造、ツリーに基づく構造)、等に関連することができる。さらに、アクセス端末は、前記グループ固有シグナリング制約事項に関して共通の理解を有することができる。従って、受信された割り当て表示は、前記グループ固有シグナリング制約事項を利用することによって前記アクセス端末によって解読することができる。
【0010】
関連する側面により、無線通信環境においてチャネルの資源ブロックを割り振るのを容易にする方法がここにおいて説明される。前記方法は、ダウンリンクを介して複数の資源ブロックグループに関するグループ固有シグナリング制約事項に関連する情報を送信することを含むことができる。さらに、前記方法は、前記グループのうちの1つ以上からの資源ブロックをアクセス端末に割り当てることを備えることができる。さらに、前記方法は、前記グループ固有シグナリング制約事項を用いて前記割り当てられた資源ブロックを前記アクセス端末にシグナリングすることを含むことができる。
【0011】
他の側面は、無線通信装置に関連する。前記無線通信装置は、少なくとも部分的にグループ固有シグナリング制約事項に基づいて1つ以上の資源ブロックグループからの資源ブロックをアクセス端末に割り振ること、及び前記グループ固有シグナリング制約事項を用いて前記資源ブロック割り振りの表示を前記アクセス端末に転送することに関連する命令を保持するメモリを含むことができる。さらに、前記無線通信装置は、前記メモリに結合されて前記メモリ内に保持される前記命令を実行するように構成されたプロセッサを含むことができる。
【0012】
さらに他の側面は、無線通信環境において柔軟な資源ブロック割り当てシグナリング方式を利用するのを可能にする無線通信装置に関連する。前記無線通信装置は、複数の資源ブロックグループに関するグループ固有シグナリング制約事項に関連する情報を送信するための手段を含むことができる。さらに、前記無線通信装置は、少なくとも1つのグループからの資源ブロックをアクセス端末に割り振るための手段を含むことができる。さらに、前記無線通信装置は、前記グループ固有シグナリング制約事項を用いて前記割り振られた資源ブロックに対応する表示を前記アクセス端末に送信するための手段を含むことができる。
【0013】
さらに他の側面は、コンピュータによって読み取り可能な媒体を備えることができるコンピュータプログラム製品に関連する。前記コンピュータによって読み取り可能な媒体は、複数の資源ブロックグループに関するグループ固有シグナリング制約事項に関連する情報を転送するための符号を含むことができる。さらに、前記コンピュータによって読み取り可能な媒体は、少なくとも1つのグループからの資源ブロックをアクセス端末に割り振るための符号を備えることができる。さらに、前記コンピュータによって読み取り可能な媒体は、前記グループ固有シグナリング制約事項を用いて前記割り振られた資源ブロックに対応する表示を前記アクセス端末に送信するための符号を含むことができる。
【0014】
他の側面により、無線通信システムにおける装置は、プロセッサを含むことができ、前記プロセッサは、少なくとも部分的にグループ固有シグナリング制約事項に基づいて1つ以上の資源ブロックグループからの資源ブロックをアクセス端末に割り振るように構成することができる。さらに、前記プロセッサは、前記グループ固有シグナリング制約事項を用いて制御チャネルを通じて前記資源ブロック割り振りの表示を前記アクセス端末に転送するように構成することができる。
【0015】
その他の側面により、無線通信環境において資源ブロック割り当てを入手するのを容易にする方法がここにおいて説明される。前記方法は、複数の資源ブロックグループに関するグループ固有シグナリング制約事項に関連する情報を基地局から受信することを含むことができる。さらに、前記方法は、前記グループ固有シグナリング制約事項を利用して前記基地局から転送された割り当てメッセージを受信することを備えることができる。さらに、前記方法は、前記グループ固有シグナリング制約事項に基づいて前記割り当てメッセージを解読することによって割り振られた資源ブロックを決定することを備えることができる。
【0016】
さらに他の側面は、制御チャネルを介してグループ固有シグナリング制約事項を利用して基地局から転送された割り当てメッセージを入手すること、及び前記グループ固有シグナリング制約事項を有する前記割り当てメッセージを解析することによって1つ以上の資源ブロックグループからの割り当てられた資源ブロックを決定することに関連する命令を保持するメモリを含むことができる無線通信装置に関連する。さらに、前記無線通信装置は、前記メモリに結合されて前記メモリ内に保持される前記命令を実行するように構成されたプロセッサを備えることができる。
【0017】
他の側面は、無線通信環境において柔軟シグナリング方式を介して割り当てられた資源ブロックを採用するのを可能にする無線通信装置に関連する。前記無線通信装置は、2つ以上の資源ブロックグループに関するグループ固有シグナリング制約事項に関連する情報を基地局から入手するための手段を含むことができる。さらに、前記無線通信装置は、前記グループのうちの1つ以上からの1つ以上の資源ブロックの割り当てを示す表示を入手するための手段を備えることができ、前記表示は、前記グループ固有シグナリング制約事項を用いて通信される。さらに、前記無線通信装置は、前記グループ固有シグナリング制約事項を用いて前記表示を評価して前記割り当てられた1つ以上の資源ブロックを認識するための手段を含むことができる。
【0018】
さらに他の側面は、コンピュータによって読み取り可能な媒体を備えることができるコンピュータプログラム製品に関連する。前記コンピュータによって読み取り可能な媒体は、ブロードキャストチャネルを介して2つ以上の資源ブロックグループに関するグループ固有シグナリング制約事項に関連する情報を基地局から受信するための符号を含むことができる。前記コンピュータによって読み取り可能な媒体は、前記グループのうちの1つ以上からの1つ以上の資源ブロックの割り当てを示す表示を受信するための符号を含むこともでき、前記表示は、制御チャネルを介して前記グループ固有シグナリング制約事項を用いて通信される。さらに、前記コンピュータによって読み取り可能な媒体は、前記グループ固有シグナリング制約事項を用いて前記表示を評価して前記割り当てられた1つ以上の資源ブロックを認識するための符号を含むことができる。
【0019】
他の側面により、無線通信システムにおける装置は、プロセッサを含むことができ、前記プロセッサは、制御チャネルを介してグループ固有シグナリング制約事項を利用して基地局から転送された割り当てメッセージを受信し、及び前記グループ固有シグナリング制約事項を有する前記割り当てメッセージを解析することによって1つ以上の資源ブロックグループからの割り当てられた資源ブロックを決定するように構成することができる。
【0020】
関連する側面により、無線通信環境においてチャネルの資源ブロックを割り当てるのを容易にする方法がここにおいて説明される。前記方法は、1つ以上の資源ブロックがアクセス端末に割り振られる1つ以上のグループの明示を含む資源割り振り割り当てメッセージを生成することを含むことができる。さらに、前記方法は、前記資源割り振り割り当てメッセージを前記アクセス端末に送信することを含むことができる。
【0021】
他の側面は、無線通信装置に関連する。前記無線通信装置は、1つ以上の資源ブロックがアクセス端末に割り振られる1つ以上のグループの明示を含む資源割り振り割り当てメッセージを生成すること及び前記資源割り振り割り当てメッセージを前記アクセス端末に送信することに関連する命令を保持するメモリを含むことができる。さらに、前記無線通信装置は、前記メモリに結合されて前記メモリ内に保持される前記命令を実行するように構成されたプロセッサを含むことができる。
【0022】
さらに他の側面は、無線通信環境において資源ブロック割り当てをシグナリングするのを可能にする無線通信装置に関連する。前記無線通信装置は、1つ以上の資源ブロックがアクセス端末に割り振られる1つ以上のグループの明示を含む割り当てメッセージを生成するための手段と、前記割り当てメッセージを前記アクセス端末に転送するための手段と、を含むことができる。
【0023】
さらに他の側面は、コンピュータによって読み取り可能な媒体を備えることができるコンピュータプログラム製品に関連する。前記コンピュータによって読み取り可能な媒体は、1つ以上の資源ブロックがアクセス端末に割り振られる1つ以上のグループの明示を含む資源割り当てメッセージを生成するための符号を含むことができる。さらに、前記コンピュータによって読み取り可能な媒体は、前記割り当てメッセージを前記アクセス端末に転送するための符号を含むことができる。
【0024】
他の側面により、無線通信システムにおける装置は、プロセッサを含むことができ、前記プロセッサは、1つ以上の資源ブロックがアクセス端末に割り振られる1つ以上のグループの明示を含む資源割り振り割り当てメッセージを生成し及び/又は前記資源割り振り割り当てメッセージを前記アクセス端末に送信するように構成することができる。
【0025】
その他の側面により、無線通信環境において資源ブロック割り当てを受信するのを容易にする方法がここにおいて説明される。前記方法は、割り当てられる1つ以上の資源ブロックの割り当て源である1つ以上のグループの明示を含む資源割り当てメッセージを受信することを含むことができる。さらに、前記方法は、前記資源割り振り割り当てメッセージを解読することによって前記1つ以上の割り当てられた資源ブロックを決定することを含むこともできる。
【0026】
さらに他の側面は、割り当てられる1つ以上の資源ブロックの割り当て源である1つ以上のグループの明示を含む資源割り振り割り当てメッセージを入手すること及び資源割り振り割り当てメッセージを解読することによって前記1つ以上の割り当てられた資源ブロックを認識することに関連する命令を保持するメモリを含むことができる無線通信装置に関連する。さらに、前記無線通信装置は、前記メモリに結合されて前記メモリ内に保持される前記命令を実行するように構成されたプロセッサを備えることができる。
【0027】
他の側面は、無線通信環境において割り振られた資源ブロックを採用するのを可能にする無線通信装置に関連する。前記無線通信装置は、割り当てられる1つ以上の資源ブロックの割り当て源である1つ以上のグループの明示を含む割り当てメッセージを入手するための手段を含むことができる。さらに、前記無線通信装置は、前記割り当てメッセージを評価して前記1つ以上の割り当てられた資源ブロックを識別するための手段を備えることができる。
【0028】
さらに他の側面は、コンピュータによって読み取り可能な媒体を備えることができるコンピュータプログラム製品に関連する。前記コンピュータによって読み取り可能な媒体は、割り当てられる1つ以上の資源ブロックの割り当て源である1つ以上のグループの明示を含む割り当てメッセージを入手するための符号を含むことができる。さらに、前記コンピュータによって読み取り可能な媒体は、前記割り当てメッセージを評価して前記1つ以上の割り当てられた資源ブロックを識別するための符号を備えることができる。
【0029】
他の側面により、無線通信システムにおける装置は、プロセッサを含むことができ、前記プロセッサは、割り当てられる1つ以上の資源ブロックの割り当て源である1つ以上のグループの明示を含む資源割り振り割り当てメッセージを受信し及び前記資源割り振り割り当てメッセージを解読することによって前記1つ以上の割り当てられた資源ブロックを決定するように構成することができる。
【0030】
上記の目的及び関連する目的を完遂させるために、前記1つ以上の前記実施形態は、以下において十分に説明され、請求項において特に強調される特徴を備える。以下の説明及び添付図面は、前記1つ以上の実施形態の一定の例示的側面を詳述するものである。しかしながら、これらの側面は、様々な実施形態の原理を採用することができる様々な方法のうちのほんのわずかを示しており、前記説明される実施形態は、これらのすべての側面及びその同等の側面を含むことが意図されている。
【発明を実施するための形態】
【0032】
次に、図面を参照して様々な実施形態が説明され、同一の要素については全図面に渡って同一の参照数字が用いられる。以下では、説明の目的上、1つ以上の実施形態について徹底的に理解できるようにするために数多くの具体的な詳細が示される。しかしながら、該実施形態は、これらの具体的な詳細なしで実践できることが明確であろう。その他の事例においては、1つ以上の実施形態に関する説明を容易にするためによく知られた構造及びデバイスがブロック図形で示される。
【0033】
本出願において用いられる「構成要素」、「モジュール」、「システム」、等の用語は、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア、実行中のソフトウェアのいずれであるかにかかわらず、コンピュータに関連するエンティティを指すことが意図される。例えば、構成要素は、プロセッサ上で実行中のプロセス、プロセッサ、オブジェクト、エクセキュータブル、実行スレッド、プログラム、及び/又はコンピュータであることができるが、これらに限定されない。一例として、計算デバイスにおいて実行中のアプリケーション及びその計算デバイスの両方が構成要素であることができる。プロセス及び/又は実行スレッド内には1つ以上の構成要素が常駐することができ、構成要素は、1つのコンピュータ上に局在化する及び/又は2つ以上のコンピュータ間で分散させることができる。さらに、これらの構成要素は、様々なデータ構造が格納されている様々なコンピュータによって読み取り可能な媒体から実行可能である。これらの構成要素は、ローカル及び/又は遠隔プロセスによって、例えば1つ以上のデータパケット(例えば、ローカルシステム又は分散型システム内の他の構成要素と、及び/又はインターネット等のネットワークを通じて信号を用いてその他のシステムと、対話中の構成要素からのデータ)を有する信号に従って通信することができる。
【0034】
ここにおいて説明される技法は、様々な無線通信システム、例えば、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、単搬送波−周波数分割多元接続(SC−FDMA)、及びその他のシステム等、に関して用いることができる。用語“システム”及び“ネットワーク”は、しばしば互換可能な形で用いられる。CDMAシステムは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、CDMA2000、等の無線技術を実装することができる。UTRAは、広帯域−CDMA(W−CDMA)と、CDMAのその他の変形と、を含む。CDMA2000は、IS−2000、IS−95及びIS−856基準を網羅する。TDMAシステムは、グローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))等の無線技術を実装することができる。OFDMAシステムは、Evolved UTRA(E−UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash−OFDM、等の無線技術を実装することができる。UTRA及びE−UTRAは、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)の一部である。3GPPロング・ターム・エボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用し、ダウンリンクにおいてOFDMA及びアップリンクにおいてSC−FDMAを採用する、近い将来リリースされる予定のUMTSである。
【0035】
単搬送波周波数分割多元接続(SC−FDMA)は、単搬送波変調及び周波数領域等化を利用する。SC−FDMAは、OFDMAシステムと同様の性能及び基本的に同じ全体的複雑さを有する。SC−FDMA信号は、本質的に単搬送波構造であることに起因してより低いピーク対平均電力比(PAPR)を有する。SC−FDMAは、例えば、より低いPAPRのほうが送信電力効率の点でアクセス端末にとって非常に有益であるアップリンク通信において用いることができる。従って、SC−FDMAは、3GPPロングタームエボリューション(LTE)又はEvolved UTRAにおけるアップリンク多元接続方式として実装することができる。
【0036】
さらに、様々な実施形態がここにおいてアクセス端末と関係させて説明される。アクセス端末は、システム、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザー端末、端末、無線通信デバイス、ユーザーエージェント、ユーザーデバイス、又はユーザー装置(UE)と呼ぶことも可能である。アクセス端末は、携帯電話、コードレスフォン、セッション開始プロトコル(SIP)フォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、無線接続能力を有するハンドヘルドデバイス、計算デバイス、又は無線モデムに接続されたその他の処理デバイスであることができる。さらに、ここにおいては様々な実施形態が基地局と関係させて説明される。基地局は、アクセス端末と通信するために利用することができ、アクセスポイント、ノードB、Evolved NodeB(eNodeB)、又はその他の用語で呼ぶことも可能である。
【0037】
さらに、ここにおいて説明される様々な側面又は特徴は、標準的なプログラミング及び/又はエンジニアリング技法を用いて製造方法、製造装置、又は製造品として実装することができる。ここにおいて用いられる“製造品”という表現は、コンピュータによって読み取り可能なデバイス、キャリヤ、又は媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを包含することが意図される。例えば、コンピュータによって読み取り可能な媒体は、磁気記憶装置(例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ)と、光学ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD))と、スマートカードと、フラッシュメモリデバイス(例えば、EPROM、カード、スティック、キードライブ)と、を含むことができるが、これらに限定されない。さらに、ここにおいて説明される様々な記憶媒体は、情報を格納するための1つ以上のデバイス及び/又はその他の機械によって読み取り可能な媒体を表すことができる。“機械によって読み取り可能な媒体”という表現は、限定されることなしに、無線チャネル及び命令及び/又はデータを格納、内蔵、及び/又は搬送することができるその他の様々な媒体を含むことができる。
【0038】
今度は
図1に関して、ここにおいて提示される様々な実施形態による無線通信システム100が示される。システム100は、複数のアンテナグループを含むことができる基地局102を備える。例えば、1つのアンテナグループは、アンテナ104と106とを含むことができ、他のグループは、アンテナ108と110とを含むことができ、追加のグループは、アンテナ112と114とを含むことができる。各アンテナグループに関して2本のアンテナが示される。しかしながら、各グループに関してそれより多い又は少ないアンテナを利用することができる。当業者によって明確に理解されるように、基地局102は、送信機チェーンと受信機チェーンとをさらに含むことができ、これらの各々は、信号の送信及び受信と関連する複数の構成要素(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、アンテナ、等)を備えることができる。
【0039】
基地局102は、1つ以上のアクセス端末、例えばアクセス端末116及びアクセス端末122、と通信することができる。しかしながら、基地局102は、アクセス端末116及び122に類似する実質上あらゆる数のアクセス端末と通信できることが明確に理解されるべきである。アクセス端末116及び122は、例えば、携帯電話、スマートフォン、ラップトップ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルド計算デバイス、衛星無線、全地球測位システム、PDA、及び/又は無線通信システム100を通じて通信するためのその他の適切なデバイスであることができる。描かれるように、アクセス端末116は、アンテナ112及び114と通信し、アンテナ112及び114は、順方向リンク118を通じてアクセス端末116に情報を送信し、逆方向リンク120を通じてアクセス端末116から情報を受信する。さらに、アクセス端末122は、アンテナ104及び106と通信し、アンテナ104及び106は、順方向リンク124を通じてアクセス端末122に情報を送信し、逆方向リンク126を通じてアクセス端末122から情報を受信する。周波数分割複信(FDD)システムにおいては、順方向リンク118は、逆方向リンク120によって用いられるのとは異なる周波数帯域を利用することができ、順方向リンク124は、例えば逆方向リンク126によって採用されるのとは異なる周波数帯域を採用することができる。さらに、時分割複信(TDD)システムにおいては、順方向リンク118及び逆方向リンク120は、共通の周波数帯域を利用することができ、順方向リンク124及び逆方向リンク126は、共通の周波数帯域を利用することができる。
【0040】
各アンテナグループ及び/又はこれらのアンテナが通信するように指定されているエリアは、基地局102のセクターと呼ぶことができる。例えば、アンテナグループは、基地局102によって網羅されたエリアのセクター内のアクセス端末に通信するように設計することができる。順方向リンク118及び124における通信においては、基地局102の送信アンテナは、アクセス端末116及び122に関する順方向リンク118及び124の信号対雑音比を向上させるためにビーム形成を利用することができる。さらに、基地局102は、関連するカバレッジ全体にわたって無作為に散在するアクセス端末116及び122に送信するためにビーム形成を利用する一方で、近隣セル内のアクセス端末は、単一のアンテナを通じて全アクセス端末に送信する基地局と比較してより少ない干渉を受けるようになることができる。
【0041】
システム100は、アクセス端末116及び122に各々割り振られた資源(例えば、資源ブロック)の柔軟なシグナリングを用いる。例えば、基地局102は、ダウンリンク制御チャネル、例えば、物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、においてこの柔軟シグナリング方式を利用し、ダウンリンク及び/又はアップリンクチャネル(例えば、物理的ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、物理的アップリンク共有チャネル(PUSCH)、...)と関連づけられた資源ブロック割り振りを示すことができる。従って、ここにおいて説明される柔軟シグナリング方式は、従来のシグナリング技法と比較して性能を向上させる柔軟性を基地局102(例えば、いずれの資源ブロックをいずれのアクセス端末116、122、...に割り振るかを判断する基地局102と関連づけられたスケジューラ)に提供する一方で低減されたオーバーヘッドを利用することができる。この柔軟シグナリング方式は、システム100が(例えば、LTE、E−UTRA、等と関連づけられた)大きな周波数帯域にわたって動作時に採用することができる。
【0042】
柔軟シグナリング方式は、システム100が動的スケジューリングモードにおいて動作時に利用することができる。システム100によって用いられる柔軟シグナリング方式は、1つ以上の資源ブロックグループを採用することができる。さらに、各グループは、その所定のグループに属する資源ブロックに関する各々のシグナリング制約事項と関連づけることができる。異なる資源ブロックグループに関するシグナリング制約事項は、同様であること及び/又は異なることができる。2つの資源ブロックグループがシステム100によって利用される例により、これらのグループの各々にそれぞれ関連するシグナリング制約事項の部分組は同じであることができ、他方、これらのグループの各々にそれぞれ関連するシグナリング制約事項の残りの部分は異なることができる。しかしながら、該例においては、すべてのシグナリング制約事項が2つのグループに関して異なることができ又は実質的に同じであることができることも企図される。
【0043】
資源ブロックのグループ分け及びこれらの資源ブロックグループの各々に関して用いられる各々のシグナリング制約事項は、基地局102及びアクセス端末116及び122の両方によって知ることができる。一例として、基地局102は、資源ブロックをグループに分けること及び/又はシグナリング制約事項を資源ブロックグループのうちの1つ以上に適用することができる。従って、この例により、基地局102は、グループ及び/又は適用されたシグナリング制約事項に関連する情報をアクセス端末116及び122に行き渡らせることができる。例えば、該情報は、ブロードキャストチャネル(例えば、ブロードキャストチャネル(BCH),、...)を通じて送信することができる。他の例により、予め決められた情報、例えば、資源ブロックグループ及び/又はこれらの資源ブロックグループのうちの1つ以上と関連づけられたシグナリング制約事項、は、基地局102及びアクセス端末116及び122の両方によって用いることができる。従って、該予め決められた情報の転送を基地局102によって実行する必要がない。さらに、予め決められた情報は、基地局102及びアクセス端末116及び122の各々のメモリ内に保持できることが明確に理解されるべきである。さらに、予め決められた情報は、基地局102のメモリ内に格納し、ダウンリンクを介してアクセス端末116及び122のうちの1つ以上に送信できることが企図される。さらに、例えば、資源ブロックグループ及び/又はシグナリング制約事項は、予め設定された機能に基づいて基地局102及び/又はアクセス端末116及び122によって決定することができる。
【0044】
資源ブロックグループ及びシグナリング制約事項が基地局102及びアクセス端末116及び122の両方によって知られた時点で、基地局102は、1つのアクセス端末ごとに資源ブロック割り当てを生成及び/又はシグナリングすることができる。従って、例えば、所定のアクセス端末(例えば、アクセス端末116、アクセス端末122、...)に関する割り当ては、グループ及びその所定のアクセス端末に割り振られたグループ内の資源ブロックを指定することができる。該シグナリング方式の使用は、資源ブロック割り振りをアクセス端末116及び122に通知するために用いられるビット数を少なくし、その一方で(例えば異なるグループが異なるシグナリング制約事項を用いることができるため)柔軟性を基地局102に提供することができる。
【0045】
次に、
図2に関して、無線通信環境において資源割り当ての柔軟なシグナリングを採用するシステム200が示される。システム200は、LTEに基づく無線通信システム及び/又はE−UTRA に基づく無線通信システムであることができる。さらに加えて又は代替として、システム200は、OFDMに基づく構造を利用してアップリンク及びダウンリンクを介しての通信を可能にすることができる。システム200は、基地局202とアクセス端末204とを含む。しかしながら、示されていないが、システム200は、あらゆる数の基地局を含むことができ、これらの基地局の各々は、基地局202と同様であることができ、及び/又はあらゆる数のアクセス端末を含むことができ、これらのアクセス端末の各々は、アクセス端末204と同様であることができることが明確に理解されるべきである。基地局202は、ダウンリンクを介して情報、信号、データ、命令、コマンド、ビット、シンボル、等をアクセス端末204に転送することができる。さらに、アクセス端末204は、アップリンクを介して情報、信号、データ、命令、コマンド、ビット、シンボル、等を基地局202に転送することができる。
【0046】
基地局202は、全周波数帯域幅を1つ以上の副帯域(例えば、Sの副帯域、Sのグループ、等であり、ここでSは実質上あらゆる整数であることができる)に分割する帯域幅セグメンタ206を含むことができる。帯域幅セグメンタ206による作業が行われる全周波数帯域幅は、Rの資源ブロックを含むことができ、ここで、Rは、実質的にあらゆる整数であることができる。総資源ブロック数は、(例えば、E−UTRAにおけるような)大きな動的範囲を有することができる。例えば、資源ブロック数の公称範囲は、6乃至100であることができ、1.25MHz乃至20MHzにそれぞれ対応することができる。他の例により、資源ブロック数に関する範囲は、6乃至170であることができる。しかしながら、請求される主題は、上記の範囲に限定されないことが明確に理解されるべきである。
【0047】
各資源ブロックは、時間/周波数資源である。さらに、ここにおいて利用される用語資源ブロックは、仮想資源ブロック(VRB)、物理資源ブロック(PRB)、等を意味することができることが企図される。例えば、仮想資源ブロック割り振りは、基地局202によって(例えば、PDCCH、等を介して)アクセス端末204にシグナリングすることができ、物理資源ブロックへの仮想資源ブロックのマッピングは別の場所において提供される(例えば、S−BCH)。従って、第1の仮想資源ブロックは、システム200によって用いられる周波数帯域幅内の第1の位置(例えば、第1の物理資源ブロック)には必ずしも対応しない。
【0048】
帯域幅セグメンタ206は、総資源ブロック数を1つ以上のグループに分割する。一例として、帯域幅セグメンタ206は、総資源ブロック数を2つのグループに分割することができ、これらのグループの各々は、等しい数の資源ブロックを含むことができる。この例により、帯域幅セグメンタ206によってRの資源ブロックを各々が等しい数の資源ブロックを有するSのグループに分割することができ、従ってSのグループの各々は、R/Sの資源ブロックを含むことができる。他の例により、帯域幅セグメンタ206は、異なる数の資源ブロックを含むグループを生成することができる。さらなる例により、帯域幅セグメンタ206は、同じ資源ブロック数を含む2つ以上のグループ及び同じ資源ブロック数を有するこれらの2つ以上のグループと比較して異なる資源ブロック数を含む少なくとも1つの異種のグループを生成することができる。さらに、帯域幅セグメンタ206によって生成された各グループと関連づけられた周波数は重なり合っておらず、従って、2つ以上の資源ブロックグループが帯域幅セグメンタ206によって生成時に所定の資源ブロックが1つのグループ内に含められる。さらに、帯域幅セグメンタ2006によって生成されたグループは、副帯域のスケジューリング、周波数選択式スケジューリング、等を考慮する。さらに、帯域幅セグメンタ2006を使用した結果生じる副帯域は、チャネル品質インジケータ(CQI)報告粒度(granularity)との関係を有さないことができる。
【0049】
基地局202は、帯域幅セグメンタ206によって生成された各グループ内における資源ブロック割り振りを示すためのグループ固有シグナリング制約事項を選択することができるグループシグナリング制約イニシャライザ208をさらに含むことができる。さらに加えて又は代替として、グループシグナリング制約イニシャライザ208は、グループ固有シグナリング制約事項に関連する情報をアクセス端末204に送信することができる。一例により、グループシグナリング制約イニシャライザ208は、第1の資源ブロックグループと併用される第1の組のシグナリング制約事項、第2の資源ブロックグループと併用される第2の組のシグナリング制約事項、等に関連する情報を決定すること及び/又はダウンリンクを介して転送することができる。さらに、例えば、第1のグループとともに利用される1つ以上のシグナリング制約事項は、第2のグループとともに用いられる1つ以上のシグナリング制約事項と同じであることができる。さらに加えて又は代替として、第1のグループとともに用いられる1つ以上のシグナリング制約事項は、第2のグループとともに採用される1つ以上のシグナリング上の制約事項と異なることができる。
【0050】
あらゆる種類のグループ固有シグナリング制約事項をグループシグナリング制約イニシャライザ208によって生成することができる。例えば、グループシグナリング制約イニシャライザ208によって制御されるシグナリング制約事項は、所定のグループにおいて利用される最小資源ブロック割り振り単位に関連することができる(例えば、最小割り振り単位は、Mの資源ブロックであることができ、ここでMは実質上あらゆる整数であることができる)。従って、最小資源ブロック割り振り単位の違いは、異種の資源ブロックグループに関して異なる粒度を生み出すことが可能であり、これは、用途(例えば、音声、映像、メッセージ送信、等)の要求に基づくスケジューリングを可能にすることができる。さらなる例として、グループシグナリング制約イニシャライザ208によって実装されるシグナリング制約事項は、特定のグループに関して利用されるシグナリング構造であることができる。一例により、グループに関するシグナリング構造は、ビットマップ構造、連続割り振り構造(例えば、開始点と資源ブロック数、開始点と終了点、等)、ツリーに基づく構造(例えば、バイナリツリー、非バイナリツリー、例えばツリーの集合)、等であることができる。しかしながら、請求主題は、グループシグナリング制約イニシャライザ208によって1つのグループごとに割り振ることができるシグナリング制約事項の上例に限定されないことが明確に理解されるべきである。
【0051】
さらに、基地局202は、アクセス端末204(及び/又はあらゆる異種のアクセス端末(示されない))によって用いられる1つ以上のグループにおいて資源ブロックを割り当てるスケジューラ210を含むことができる。スケジューラ210は、グループシグナリング制約イニシャライザ208によって説明されるように各グループと関連づけられたシグナリング制約事項を採用することによってアクセス端末204に該割り当てをシグナリングすることができる。2つの資源ブロックグループが用いられる例により、スケジューラ210は、アクセス端末204によって採用される第1のグループからの資源ブロック及び/又は第2のグループからの資源ブロックを割り振ることができる。さらに、スケジューラ210は、第1のグループからの資源ブロックの割り振りをシグナリングするための第1のグループと関連づけられたシグナリング制約事項及び/又は第2のグループからの資源ブロックの割り振りをシグナリングするための第2のグループと関連づけられたシグナリング制約事項を利用することができる。しかしながら、請求主題は、上記の説明に限定されない。
【0052】
アクセス端末204は、シグナリング制約モニタ212と、割り当て評価器214とをさらに含むことができる。シグナリング制約モニタ212(及び/又はアクセス端末204)は、帯域幅セグメンタ206によって生成された資源ブロックグループ数に関連する情報を入手することができる。さらに、シグナリング制約モニタ212は、資源ブロックグループの各々と併用されるシグナリング制約事項に関連する情報を受信することができる。従って、シグナリング制約モニタ212は、基地局202のグループシグナリング制約イニシャライザ208によって送信されたSのグループのシグナリング制約事項(例えば、グループ1シグナリング制約事項216、...、グループSシグナリング制約事項218)に関連する情報を入手することができる。例えば、シグナリング制約モニタ212は、ブロードキャストチャネル(例えば、動的ブロードキャストチャネル(BCH)、等)を介して該シグナリング制約関連情報を受信することができる。
【0053】
さらに、シグナリング制約モニタ212によって決定されたグループ固有シグナリング制約事項216乃至218は、基地局202によって(例えば、スケジューラ210、等を介して)送信された受信された割り当てメッセージ(例えば、資源割り振り割り当てメッセージ、等)を解読するために割り当て評価器214によって利用することができる。例えば、割り当て評価器214は、1つ以上のグループにおける資源ブロックをアクセス端末204に割り振る共通割り当てメッセージを評価することができる。さらに、該評価に基づいて、アクセス端末204は、ダウンリンクを介して(例えば、PDSCHを通じて送信された)データを受信すること及び/又はアップリンクを介して(例えば、PUSCHを通じて)データを送信することができる。
【0054】
一例により、資源ブロック表示(例えば、割り当てメッセージ、資源割り振り割り当てメッセージ、等)は、基地局202によって(例えば、スケジューラ210によって)PDCCHにおいて送信することができる。さらに、資源ブロック表示は、システム帯域幅に依存することができ(例えば、低帯域幅の場合は、ビットマップ構造及び1つの資源ブロックの最小割り振りを用いることができ、大きい帯域幅の場合は、2つの資源ブロックの最小割り振り及びシグナリングオーバーヘッドを低減させるためのその他のシグナリング制約事項を利用することができる)。シグナリング制約事項(例えば、スケジューリング制限)は、グループシグナリング制約イニシャライザ208による決定に従ってグループに基づくことができ、ここで、グループは、(例えば、帯域幅セグメンタ206、等によって生成された)一組の資源ブロックを意味する。従って、アクセス端末204及び/又は異種のアクセス端末は、複数のグループにおける資源を割り振ることができ、各グループに関して幾つかの制限を有する。異なるグループに関する制限は、異なること及び/又は同じであることができる。各グループにおける制限例は、ツリーに基づく構造、連続仮想資源構造、ビットマップ構造、等の使用であることができる。連続する(物理的)資源のサポートは、アップリンク許可に関して適切であることができ及びダウンリンク割り当てに関してもサポートすることができる。ダウンリンク割り当ては、単なる連続資源よりも柔軟であることができる。例えば、各グループにおいて連続構造、ビットマップ構造、又はツリーに基づく構造を有することが可能な、上述されるグループに基づく制限を用いることができる。さらに、Mの値(例えば、最小割り振りにおける資源ブロック数)を動的BCHにおいてシグナリングすることができる。
【0055】
次に
図3に関して、無線通信環境において格納されたグループ固有シグナリング制約事項を利用することによる柔軟シグナリングを採用するシステム300が示される。システム300は、基地局202と、アクセス端末204と、を含む。さらに、示されていないが、システム300は、基地局202と類似するあらゆる数の異種基地局及び/又はアクセス端末204と類似するあらゆる数の異種のアクセス端末を含むことができる。さらに、上述されるように、基地局202は、スケジューラ210を含むことができ、アクセス端末204は、割り当て評価器214を含むことができる。
【0056】
さらに、基地局202は、Sの資源ブロックグループに関するシグナリング制約事項を保持することができるメモリ302を備えることができる。従って、メモリ302は、グループ1シグナリング制約事項304、...、グループSシグナリング制約事項306を含むことができる。グループ固有シグナリング制約事項304乃至306は、割り当てメッセージを生成、転送、等のときにスケジューラ210によって採用することができる。例えば、スケジューラ210がグループ1の資源ブロックをアクセス端末204に割り振るときには、グループ1シグナリング制約事項304(例えば、特定のシグナリング構造、特定の最小資源ブロック割り振り単位、等)を利用して該割り振りを通信することができる。
【0057】
さらに、アクセス端末204は、基地局202によって利用されるSの資源ブロックグループに関連するシグナリング制約事項を保持することができるメモリ308を含むこともできる。メモリ308は、グループ1シグナリング制約事項310、...、グループSシグナリング制約事項312を含むことができる。割り当て評価器214は、基地局202から入手された受信された割り当てメッセージを解読するためにメモリ308内に保持されるグループ固有シグナリング制約事項310乃至312を利用することができる。その後は、アクセス端末204は、データを送信及び/又は受信するために受信された割り当てメッセージにおいて示される割り振られた資源ブロックを利用することができる。
【0058】
基地局202のメモリ302内に格納されるシグナリング制約事項304乃至306は、アクセス端末204のメモリ308内に保持されるシグナリング制約事項310乃至312と実質的に同様であることができることが明確に理解されるべきである。さらに、アクセス端末204のメモリ308は、異種の基地局(示されていない)によって利用される異種のグループ固有シグナリング制約事項をさらに含むことができる。これらの異種のグループ固有シグナリング制約事項は、アクセス端末204が該異種の基地局から割り当てメッセージを入手する場合に用いることができる。
【0059】
一例により、グループ固有シグナリング制約事項304乃至306は、基地局202のメモリ302内に格納することができる。さらに、基地局202は、グループ固有シグナリング制約事項304乃至306と関連づけられた情報をアクセス端末204に通信することができ、アクセス端末204は、この入手された情報をグループ固有シグナリング制約事項310乃至312としてメモリ308内に保持することができる。例えば、該情報は、
図2のグループシグナリング制約イニシャライザ208によって送信することができる。しかしながら、請求される主題は、そのようには限定されない。他の例により、グループ固有シグナリング制約事項304乃至306は、ほとんど何時でも(例えば、アクセス端末204が基地局202の付近に移動した時点で、基地局202とアクセス端末204との間における通信が開始した時点で、基地局202がグループ固有シグナリング制約事項304乃至306のうちの1つ以上を生成及び/又は修正した時点で)アクセス端末204に転送することができる。さらに、例えば、アクセス端末204が基地局202の地理上の付近から離れて基地局202との通信が切断されたときに、メモリ308は、基地局202と関連づけられたグループ固有シグナリング制約事項310乃至312を保持し続けることができる(ただし、異種のグループ固有シグナリング制約事項は異種の基地局から入手された受信された割り当てメッセージを解析するために利用することができる)。
【0060】
他の例(示されない)により、メモリ302及び/又はメモリ308は、各々のグループ固有シグナリング制約事項304乃至306及び310乃至312を生成するのを可能にする命令を含むことができる。例えば、命令は、グループ固有シグナリング制約事項を基地局202が通信するアクセス端末数(アクセス端末204を含む)、実行中の用途のタイプ(例えば、音声、ストリーミング映像、テキストメッセージ送信、電子メール、ウェブブラウジング、等)、利用可能帯域幅、トラフィック、サービス品質(OoS)、資源ブロック割り当てを通信するために用いられる総ビット数、等の関数として生成するために(例えば、基地局202及び/又はアクセス端末204と関連づけられたプロセッサによって)利用することができる。しかしながら、主張される主題は、上例には限定されないことが明確に理解されるべきである。一例として、基地局202のメモリ302は、上記の命令を含むことができ、従って、グループ固有シグナリング制約事項304乃至306をそこから導き出すことができる。さらに、基地局202は、その後に、グループ固有シグナリング制約事項304乃至306に関連する情報をアクセス端末204に転送することができ、アクセス端末204は、該情報をメモリ308において保持することができる。代替として、基地局202及びアクセス端末204の両方が、各々のメモリ302及び308に格納することができる上記の命令に基づいてグループ固有シグナリング制約事項を決定することができる。
【0061】
次に
図4に関して、様々な側面により副帯域に分割される周波数帯域例400が示される。周波数帯域400は、Sの副帯域に分割することができ、示されるように、Sは3に等しい(例えば、副帯域402、副帯域404、及び副帯域406)。その一方で、各基地局は、実質的にあらゆるS値を利用することができる。さらに、周波数帯域400は、Rの資源ブロックを含む。示されるように、副帯域402乃至406は、各々、等しい資源ブロック数(例えば、R/S)を含むことができるが、異なるサイズの副帯域を使用可能であることも企図される。
【0062】
一例により、S値は、基地局によってシグナリングすることができる(例えば、基地局が交信するアクセス端末に送信することができる)。さらに加えて又は代替として、基地局は、各割り当てに関してこの情報を提供することができる。一側面においては、S値は、1回提供することができ、及び、アクセス端末がその基地局を通信のために用いる間はアクセス端末によって維持することができる。基地局は、各副帯域402乃至406に関する開始点を提供することもできる。開始点は、各副帯域に関して異なることができ、ネットワーク内の各基地局は、異なるS値を用いることができる。さらに、S値は、動的に修正することができる。
【0063】
さらに、示されるように、各副帯域402乃至406は、各々のツリーに基づく構造(例えば、ツリーに基づく構造408、ツリーに基づく構造410、及びツリーに基づく構造412)を資源ブロック割り当てのシグナリングに関して用いることができる。従って、各副帯域402乃至406は、各々のサブツリーフォーマットで提供することができる。他の側面においては、近隣基地局のS値をアクセス端末によって受信及び維持することができる。
【0064】
図5乃至8関して、主題開示の様々な側面による柔軟シグナリング方式例が示される。説明を単純化する目的上、これらの例の各々は、24の資源ブロックを含む周波数帯域を描く。しかしながら、請求される主題と関係させて利用される周波数帯域にはあらゆる数の資源ブロックを含むことができることが企図される。さらに、これらの例は、これらの24の資源ブロックの様々なグループ及びこれらのグループの各々に関して利用することができるシグナリング制約事項を示す。
図5乃至8は、例示することを目的として提供され、開示される主題は、これらの例の適用範囲に限定されないことが明確に理解されるべきである。これらの例は、異なる周波数帯域、該周波数帯域内の資源ブロックグループ、シグナリング制約事項(例えば、最小割り振り単位、シグナリング構造、等)、割り振り単位割り当て、等を含むシステムにいかに拡大可能であるかを当業者は明確に理解すべきである。
【0065】
次に
図5に関して、24の資源ブロックを含む周波数帯域502に適用される柔軟シグナリング方式例500が示される。周波数帯域502の24の資源ブロックは、3つのグループ、すなわち、12の資源ブロックを含むグループ1 504、6つの資源ブロックを含むグループ2 506、及び6つの資源ブロックを含むグループ3 508、に分割される。各グループ504乃至508は、各々のシグナリング制約事項が割り振られる。より具体的には、シグナリング構造及び最小資源ブロック割り振り単位は、各グループ504乃至508に割り振ることができる。示されるように、グループ504乃至508は、各々、ビットマップシグナリング構造を採用し、従って、各割り振り単位がアクセス端末に割り振られるかどうかは、転送可能な各々のビットを介して示すことができる(例えば、グループ504乃至508における各割り振り単位は、対応するビットと関連づけられる)。さらに、各グループ504乃至508は、用途上の要求に基づいた異なるスケジューリングを考慮することができる異なる粒度を有する(例えば、音声上の用途は、ストリーミング映像上の用途と比較してより少ない資源ブロックを割り振ることができる)。描かれるように、グループ1 504内の最小割り振り単位は、4つの資源ブロックであり、グループ2 506内の最小割り振り単位は、2つの資源ブロックであり、グループ3 508内の最小割り振り単位は、1つの資源ブロックである。
【0066】
さらに、周波数帯域502からの資源ブロックは、シグナリング制約事項により1つ以上のアクセス端末に割り当てることができる。示されるように、資源ブロックの部分組をアクセス端末1(AT1)に割り振ることができる。ビットマップシグナリング構造は本質的に柔軟であることに起因して、1つ以上のグループからの様々な資源ブロックをAT1に割り当てることができる。従って、グループ1 504からの2つの割り振り単位(各々が4つの資源ブロックに対応)、グループ2 506からの2つの割り振り単位(各々が2つの資源ブロックに対応)、及びグループ3 508からの3つの割り振り単位(各々が1つの資源ブロックに対応)をAT1に割り振ることができる。さらに、該割り振りは、AT1にシグナリングすることができる。方式例500においてはビットマップ構造が用いられるため、グループ内のあらゆる位置からAT1(又はあらゆる異種のアクセス端末)に1つ以上の割り振り単位を割り当てることができる(例えば、所定のアクセス端末に割り当てられた特定のグループ内の第1の割り振り単位は、その特定のグループ内の第2の割り振り単位に隣接すること及び/又は隣接しないことができる)。
【0067】
(例えば、グループ固有シグナリング制約事項を有する複数の資源ブロックグループが存在しない)従来のビットマップ手法においては、資源ブロック割り振りを示すために用いられるビット数は、資源ブロック数と等しいことができる。従って、従来のビットマップ方式に関して24の資源ブロックが用いられる例により、割り当てをシグナリングするために24ビットを用いることができる。従って、資源ブロック割り当てをシグナリングするために用いられるビット数は、帯域幅の増大に直接相関する(例えば、従来のビットマップ方式は、1.08MHzの帯域幅に関する資源ブロック割り振りを示すために6ビット、4.5MHzの帯域幅に関して25ビット、9MHzに関して50ビット、18MHzに関して100ビット、25.5MHzに関して170ビットを用いることができる)。
【0068】
ビットマップシグナリング構造は、スケジューラに柔軟性を提供することができる。例えば、LTE環境において、OFDM波形を用いるダウンリンクシグナリングに関して柔軟性を提供することができ、その一方で、ローカル化された単搬送波波形を用いることができるアップリンクスケジューリングに関しては存在しないことができる。他の例により、アップリンク及びダウンリンクの両方に関してOFDM波形が用いられるアップリンク及びダウンリンクの両方のスケジューリングに関して柔軟性を提供することができる。しかしながら、PDCCHにおいて許容される総ビット数は非常に少数(例えば、50ビット未満)であることができ、その理由は、このチャネルは、厳しいカバレッジ要件を対象にして設計できるためである。従って、従来のビットマップ技法は柔軟であることができる一方で、関連づけられたPDCCHオーバーヘッドは、大きい帯域幅に関しては許容不能になる可能性がある。
【0069】
以下は、共通ビットマップ手法の追加の側面を説明する。しかしながら、請求される主題は以下の例及び説明に限定されないことが明確に理解されるべきである。大きい帯域幅の動作の場合は、最小割り振り単位を変更することによってビットマップ手法を修正することができる。該手法は、ビットマップシグナリング方式に関連するオーバーヘッドを低減することができる。例えば、最小割り振りは、12トーンからM
*12トーンに変更することができる。該手法は、ビットマップ手法に関連するオーバーヘッドをM倍分だけ低減させることができる。しかしながら、Mが大きくなるのに従い、小さいパケットに関するパディングオーバーヘッドが増大する。さらに、最小割り振り単位に関して12トーンを使用することは、ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)、等のリアルタイム(RT)サービスに関する短いパケットに基づくことができる。この観点から、最小割り振りをM
*12トーンに変更することは、ベストエフォート(BE)とリアルタイムのトラフィックの組み合わせに関してVoIP容量及びシステム性能に対して直接的な影響を有する可能性がある。他の例により、大きい帯域幅の動作に関して、ビットマップ手法は、可変の最小割り振りによって修正することができ、RTユーザーは1つの資源ブロックの増分ずつ割り当てられ、BEユーザーはMの資源ブロックの増分ずつ割り当てられる。従って、RTのユーザーに割り当てられる資源ブロック数はNrに等しく、BEのユーザーに割り当てられる資源ブロック数は、Nb=N−Nrに等しいと仮定することができる。従って、PDCCHにおいて用いられる総ビット数は、Nr+ceil(Nb/M)=Nr
*(1−(1/M)+(N/M)であることができる。上例により、RTユーザーに割り振られる6つの資源ブロックを含む合計25の資源ブロックがユーザーに割り振られるときには、M=4のときにはPDCCHにおけるシグナリングに関して11ビットを用いることができ、M=6のときにはシグナリングに関して10ビットを用いることができる。さらに、RTユーザーに割り振られる12の資源ブロックを含む合計50の資源ブロックがユーザーに割り振られるときには、M=4のときにはPDCCHにおけるシグナリングに関して22ビットを用いることができ、M=6のときにはシグナリングに関して19ビットを用いることができる。さらに、RTユーザーに割り振られる25の資源ブロックを含む合計100の資源ブロックがユーザーに割り振られるときには、M=4のときにはPDCCHにおけるシグナリングに関して44ビットが用いられ、M=6のときにはシグナリングに関して38ビットが用いられる。従って、大きい帯域幅の場合は、ビット数がかなり多い可能性がある。このため、該手法は、許容可能なオーバーヘッドを提供できない可能性がある。さらに、VoIP容量は、Nbの資源ブロックの一部が用いられる場合は多くてもNrの資源ブロック及びパディングオーバーヘッドを用いるという制限に起因して直接的な影響を受ける可能性がある。従って、方式500は、従来の技法の上記の欠陥のうちの1つ以上に対処することができる。
【0070】
図6に関して、24の資源ブロックを含む周波数帯域602とともに利用される他の柔軟シグナリング方式例600が示される。周波数帯域602の資源ブロックは、4つのグループ(例えば、グループ1 604、グループ2 606、グループ3 608、及びグループ4 610)に分離され、これらのグループの各々は、6つの資源ブロックを含む。各グループ604乃至610のシグナリング制約事項は、実質的にほぼ同じであることができる。すなわち、最小資源ブロック割り振り単位は、各グループ604乃至610に関する1つの資源ブロックであることができる。さらに、1つのグループ604乃至610ごとに連続割り振り構造を用いることができ、アクセス端末に関する各グループ604乃至610内での割り振りは、連続する幾つかの資源ブロックであることができる。従って、3つの連続する割り振り単位をグループ1 604からAT1に割り当てることができ、2つの連続する割り振り単位をグループ2 606からAT1に割り当てることができ、2つの連続する割り振り単位をグループ3 608からAT1に割り当てることができ、4つの連続する割り振り単位をグループ4 610からAT1に割り当てることができる。
【0071】
資源ブロック割り振りの連続割り振りシグナリングは、開始点及び資源ブロック数を示すことによって行うことができる。例えば、(描かれるように.4つのグループ604乃至610ではなく)1つのグループを有する周波数帯域の場合は、シグナリングのために必要な総ビット数は、ceil(log2(N
*(N+1)/2))であることができる。従って、この例により、開始点及び割り当てられた資源ブロック数を注記時には、1.08MHzの帯域幅に関する資源ブロック割り振りを示すために5ビットを用いることができ、
4.5MHzの帯域幅に関しては9ビットを利用することができ、9MHzの帯域幅に関しては11ビットを利用することができ、25.5MHzの帯域幅に関しては14ビットを用いることができ、以下同様である。従って、帯域幅が大きくなるのに従い、上述されるように従来のビットマップ手法を用いるのと比較して、開始点及び資源ブロック数の手法を用いることによって資源ブロック割り振りに関して用いられるビット数を大幅に減少させることができる。
【0072】
周波数帯域内における1つのグループの使用を説明する上例とは対照的に、柔軟シグナリング方式600は、複数の副帯域(例えば、複数のグループ)に関して(例えば、1つのグループごとの)1つの副帯域ごとの連続割り振りを用いる。従って、この構造においては、開始点及び資源ブロック数の両方が1つの副帯域ごとにシグナリングされる。さらに、用いられるビット数(N
b)は次のように決定することができる。
【数1】
【0073】
一例により、1つの資源ブロックの最小割り振り単位(M)を用いることができる。従って、5つの副帯域(S)が採用される場合は、4.5MHzの帯域幅に関する資源ブロック割り当てをシグナリングするために20ビットを用いることができ、9MHzの帯域幅に関する割り当てをシグナリングするために30ビットを用いることができ、18MHzの帯域幅に関する割り当てをシグナリングするために40ビットを利用することができ、以下同様である。さらに、5つの副帯域を維持しながら最小割り振り単位を2つの資源ブロックに変更することは、9MHzの帯域幅に関する資源ブロック割り当てをシグナリングするために20ビット、18MHzの帯域幅に関する資源ブロック割り当てをシグナリングするために30ビットを用いることができることになる。
【0074】
図7に関して、24の資源ブロックを含む周波数帯域702と併用される他の柔軟シグナリング方式例700が示される。周波数帯域702の資源ブロックは、3つのグループ(例えば、グループ1 704、グループ2 706、及びグループ3 708)に分離される。グループ1 704は、12の資源ブロックを含み、グループ2 706は、6つの資源ブロックを含み、グループ3 708は、6つの資源ブロックを含む。さらに、グループ1 704における最小割り振り単位は、2つの資源ブロックであり、他方、グループ2 706及びグループ3 708の両方とも最小割り振り単位は1つの資源ブロックである。さらに、柔軟シグナリング方式700では1つのグループごとのツリーに基づく構造を利用することができる。従って、グループ1 704に関してはツリー基づく構造710を用いることができ、グループ2 706に関してはツリー基づく構造712を用いることができ、グループ3 708に関してはツリー基づく構造714を利用することができる。さらに、ツリーに基づく構造710乃至714のうちの1つ以上のツリーに基づく構造内の特定のノードをAT1に関して選択することができ、従って、対応する割り振り単位をAT1に割り当てることができる。従って、例示されるノード選択は、AT1に割り振るためのグループ1 704からの4つの割り振り単位、グループ2 706からの2つの割り振り単位、及びグループ3 708からの4つの割り振り単位を生成する。
【0075】
シグナリング方式700は、1つの副帯域ごとに資源ブロックツリーノードがシグナリングされる1つの副帯域ごとのツリーに基づく割り振り例に関連する。(描かれる異なるサイズのグループ704乃至708ではなく)等しい数の資源ブロックが各副帯域に含まれる例により、シグナリングに関して用いられるビット数は、次のように決定ことができる。
【数2】
【0076】
一例により、1つの資源ブロックの最小割り振り単位(M)を用いることができる。従って、5つの副帯域(S)が採用され及び(M−aryのツリー、ツリーの集合、等とは対照的に)各々のバイナリツリーが5つの副帯域のうちの各々と併用される場合は、4.5MHzの帯域幅に関する資源ブロック割り当てをシグナリングするために17ビットを用いることができ、9MHzの帯域幅に関する割り当てをシグナリングするために22ビットを用いることができ、18MHzの帯域幅に関する割り当てをシグナリングするために27ビットを利用することができ、以下同様である。さらに、各々が各々のバイナリツリーと関連づけられた、5つの副帯域を維持しながら最小割り振り単位を2つの資源ブロックに変更することは、その結果として、9MHzの帯域幅に関する資源ブロック割り当てをシグナリングするために22ビット、18MHzの帯域幅に関する資源ブロック割り当てをシグナリングするために22ビットを用いることができることになり、以下同様である。例えば、複数の資源ブロックグループに関して用いられるツリーに基づくシグナリング構造は、PDCCHオーバーヘッドを低減させることを可能にし、その一方で非連続資源ブロックをシグナリングする能力を依然として保持することができる。基地局及びアクセス端末がこれらの構造に関して共通の理解を有するかぎりはあらゆるタイプのツリーに基づく構造(例えば、バイナリ、非バイナリ)を利用可能であることが明確に理解されるべきである。
【0077】
次に
図8に関して、周波数帯域802と併用されるさらなる柔軟シグナリング方式例800が示される。周波数帯域802は、3つのグループ(例えば、グループ1 804、グループ2 806、及びグループ3 808)に分離される24の資源ブロックを含む。グループ1 804は、12の資源ブロックを含み、グループ2 806は、6つの資源ブロックを含み、グループ3 808は、6つの資源ブロックを含む。さらに、グループ1 804内の最小割り振り単位は、2つの資源ブロックであり、他方、グループ2 806及びグループ3 808に関しては1つの資源ブロックの最小割り振り単位が用いられる。さらに、シグナリング構造の組み合わせが描かれる。すなわち、グループ1 804に関してはビットマップシグナリング構造が用いられ、グループ2 806に関しては第1のツリーに基づくシグナリング構造810が用いられ、グループ3 808に関しては第2のツリーに基づくシグナリング構造812が用いられる。従って、示されるように、グループ1 804からは4つの割り振り単位をビットマッピング方式でAT1に割り当てることができ、第1のツリーに基づくシグナリング構造810からのノード選択に基づいてグループ2 806からの2つの割り振り単位をAT1に割り当てることができ、及び第2のツリーに基づくシグナリング構造812からのノード選択に基づいてグループ3 808からの4つの割り振り単位をAT1に割り当てることが可能である。
【0078】
一例により、ダウンリンク割り当てに関する資源ブロックシグナリングは、ツリーに基づくシグナリング構造を用いることができ、アップリンク割り当てに関する資源ブロックシグナリングは、連続割り振りシグナリング構造を用いることができる。ダウンリンク割り当ての場合は、(S,M)の値はS−BCHにおいて示すことができる。さらに、資源ブロックツリーノードはPDCCHにおいて示すことができる。さらに、アップリンク割り当ての場合は、Sは、(例えば、アップリンクに関して利用される単一の波形に起因して)LTEに基づく環境においては1であることができる。さらに、資源ブロック開始点及び資源ブロック数をPDCCHにおいて示すことができる。その後は、アクセス端末は、ダウンリンク割り当てに関する(S,M)に従ってPDCCHを復号してコーディングされたビットを解釈することができる。
【0079】
図9乃至12に関して、無線通信環境において制御チャネルにおける柔軟シグナリング方式を利用することに関連する方法が示される。説明を単純化することを目的として、これらの方法は一連の行為として示されて説明される一方で、幾つかの行為は、1つ以上の実施形態により、ここにおいて示されて説明される順序と異なる順序で及びその他の行為と同時並行して生じることができるため、これらの方法は行為の順序によって限定されないことが理解及び評価されるべきである。例えば、方法は例えば状態図内におけるように一連の相互に関連する状態又はイベントとして代替で表すことが可能であることを当業者は理解及び評価するであろう。さらに、1つ以上の実施形態に従って方法を実装するためにすべての例示される行為が要求されるわけではない。
図9に関して、無線通信環境においてチャネルの資源ブロックを割り振るのを容易にする方法900が示される。902において、複数の資源ブロックグループに関するグループ固有シグナリング制約事項に関連する情報をダウンリンクを介して送信することができる。例えば、あらゆる総数の利用可能資源ブロックを含む周波数帯域を利用することができる(例えば、Rの資源ブロックであり、ここでRは実質上あらゆる整数であることができる)。さらに、資源ブロックは、アップリンクチャネル(例えば、物理的アップリンク共有チャネル(PUSCH)、...)及び/又はダウンリンクチャネル(例えば、物理的ダウンリンク共有チャネル(PDSCH),...)と関連づけることができる。周波数帯域内の利用可能資源ブロックの総数は、複数のグループ(例えば、副帯域)に分割することができる。利用可能資源ブロックの各々は、複数のグループのうちの1つに含められる(例えば、資源ブロックは、2つ以上のグループに含めることはできない)。一例として、利用可能資源ブロック総数が分割されるグループ数は、(例えば、予め設定された命令、交信中のアクセス端末の数及び型、実行中のアプリケーション、各基地局に特有のプロパティ、時間、等に基づいて)決定することができる。他の例により、グループ数は、予め決める(例えば、メモリ内に保持する)ことができる。さらに、利用可能資源ブロック総数は、あらゆる方法でグループ間で分割することができる(例えば、グループ間での資源ブロックの分割は、予め設定し、予め設定された命令、交信中のアクセス端末の数及び型、実行中のアプリケーション、各基地局に特有のプロパティ、時間、等に基づいて動的に決定することができる)。例えば、2つ以上のグループ又は全グループに等しい数の資源ブロックを含めることができ及び/又は2つ以上のグループ又は全グループに異なる数の資源ブロックを含めることができる。例えば、グループ数及び/又は複数のグループ間での資源ブロックの分割に関連する情報、近隣のアクセス端末に送信する(例えば、ダイナミックブロードキャストチャネル(BCH)を介してシグナリングする)ことができる。
【0080】
さらに、グループ固有シグナリング制約事項を複数のグループの各々に関して選択することができる。各グループは、その特定のグループにおける資源ブロックの割り振りを示すことに関する一組の対応するシグナリング制約事項を有することができる。例えば、グループ固有シグナリング制約事項は、所定のグループにおいて利用される最小資源ブロック割り振り単位であることができる(例えば、最小割り振り単位はMの資源ブロックであることができ、ここでMは実質上あらゆる整数であることができる)。他のグループ固有シグナリング制約事項は、特定のグループに関して用いられるシグナリング構造であることができる。シグナリング構造例は、ビットマップ構造、連続割り振り構造、ツリーに基づく構造、等であることができる。一例として、第1の資源ブロック数を含む第1のグループは、第1の最小割り振り単位及び第1のシグナリング構造と関連づけることができ、第2の資源ブロック数を含む第2のグループは、第2の最小割り振り単位及び第2のシグナリング構造と関連づけることができ、以下同様である。第1の資源ブロック数及び第2の資源ブロック数は、同じであること又は異なることができ、第1及び第2の最小割り振り単位は、同じであること又は異なることができ、及び/又は第1の及び第2のシグナリング構造は、同じであること又は異なることができる。さらに、グループ固有シグナリング制約事項は、資源ブロックグループの選択に関連する情報を含むことができる(例えば、グループ内に含めるために選択される資源ブロックであり、資源ブロックグループは明示することができ、1つ以上の異種のシグナリング制約事項をグループ内において利用することができる)。さらに、これらのグループの各々と関連づけられたグループ固有シグナリング制約事項に関連する情報を、(例えば、動的BCHにおいて)近隣のアクセス端末に送信することができる。従って、無線通信環境内においてグループ固有シグナリング制約事項についての共通の理解を持つことができる。代替として、近隣のアクセス端末は、該グループ固有シグナリング制約事項を命令の関数として決定すること及び/又は各々のメモリから取り出すことができる。
【0081】
904において、資源ブロックは、1つ以上のグループからアクセス端末に割り当てることができる。この割り当ては、各グループに関するグループ固有シグナリング制約事項に従って生成される(例えば、連続割り振りシグナリング構造を用いるグループにおいて隣接する資源ブロックを割り振る、グループにおいて1つ以上の最小割り振り単位を割り振る、等)。さらに、1つ以上のグループから資源ブロックを割り振ることによって周波数選択式スケジューリングを行うことができる。一例により、資源ブロックがアクセス端末に割り振られる特定のグループは、実行中の用途(例えば、音声、ストリーミングデータ、メッセージ送信、等)、交信中のアクセス端末数、等の関数であることができる。
【0082】
906において、割り当てられた資源ブロックは、グループ固有シグナリング制約事項を用いてアクセス端末にシグナリングすることができる。例えば、資源ブロック割り振りは、制御チャネル(例えば、物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、等)を介して示すことができる。各々がグループ固有シグナリング制約事項を有する複数のグループを利用することによって、資源ブロックのスケジューリング/割り当てに関する柔軟性をアクセス端末に提供しながら資源ブロック割り当てのシグナリングに用いられるビット数を減らすことができる。さらに、割り当てられた資源ブロックを介して通信されたデータは、アクセス端末に送信する及び/又はアクセス端末から受信することができる。
【0083】
次に
図10に関して、無線通信環境において資源ブロック割り当てを入手するのを容易にする方法1000が示される。1002において、複数の資源ブロックグループに関するグループ固有シグナリング制約事項に関連する情報を基地局から受信することができる。資源ブロックは、アップリンクチャネル(例えば、物理的アップリンク共有チャネル(PUSCH)及び/又はダウンリンクチャネル(例えば、物理的ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)と関連づけることができる。例えば、情報は、所定のグループにおいて利用される最小資源ブロック割り振り単位に関係することができる(例えば、最小割り振り単位はMの資源ブロックであることができ、ここでMは実質上あらゆる整数であることができる)。さらに加えて又は代替として、情報は、特定のグループに関して用いられるシグナリング構造(例えば、ビットマップ構造、連続割り振り構造、ツリーに基づく構造、等)に関連することができる。さらに、情報は、幾つかの資源ブロックグループ、各グループ内の幾つかの資源ブロック、各グループ内に含めるために選択された特定の資源ブロック、等に関連することができる。情報は、例えば、ブロードキャストチャネルを介して受信することができる。この情報が受信された時点で、グループ固有シグナリング制約事項をメモリに格納することができる。異種の基地局(又は2つ以上の基地局)によって送信される異種のグループ固有シグナリング制約事項に関連する異種の情報も同様に入手できる及び/又はメモリ内において保持できることも企図される。
【0084】
1004において、グループ固有シグナリング制約事項を利用して基地局から転送された割り当てメッセージを受信することができる。割り当てメッセージは、制御チャネル(例えば、物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、...)を介して入手することができる。1006において、割り振られた資源ブロックは、グループ固有シグナリング制約事項に基づいて割り当てメッセージを解読することによって決定することができる。例えば、割り振られた資源ブロックは、利用可能な全資源ブロックの部分組であることができる。さらに、割り振られた資源ブロックは、複数のグループのうちの1つ以上からの資源ブロックであることができる。さらに、割り当てメッセージを解読した時点で、割り振られた資源ブロックは、データを送信するために(例えば、アップリンクに関連する場合)又はデータを受信するために(例えば、ダウンリンクに関連する場合)利用することができる。
【0085】
図11に関して、無線通信環境においてチャネルの資源ブロックを割り当てるのを容易にする方法100が示される。1102において、1つ以上の資源ブロックがアクセス端末に割り振られる1つ以上のグループの明示を含む資源割り振り割り当てメッセージを生成することができる。例えば、これらの1つ以上のグループの各々に関して各々のグループ固有シグナリング制約事項を利用して割り振られた1つ以上の資源ブロックのシグナリングを行うことができる。以下は、資源割り振り割り当てメッセージの生成と関連づけられたさらなる側面を説明する。タイプ1の資源割り振りにおいては、|N
RBDL/P|のビットサイズは、Pの資源ブロック部分組のうちの1つからの物理資源ブロック(PRB)の組(例えば、資源ブロック、,,,)からのPRBをスケジューリングされたアクセス端末に示す。さらに、Pは、システム帯域幅と関連づけられた資源ブロックグループサイズである。選択された資源ブロックグループ(RBG)部分組内のPRBにアドレッシングするために用いられるビットマップ部分は、サイズN
RBTYPE1を有し、
【数3】
【0086】
であると定義することができ、ここで、|N
RBDL/P|は、全体的ビットマップサイズであり、
【数4】
【0087】
は、PのRBG部分組のうちの1つを選択するために必要な最小ビット数である。さらに、選択されたRBG部分組のアドレッシング可能PRBが左寄せ又は右寄せ(例えば、右シフト)されているかどうかを示すために1つの追加ビットが用いられ、ここで、RBG部分組内のPRG数はN
RBTYPE1<|N
RBDL/P|によって示されるビットマップのPRBアドレッシング部分よりも大きいため、シフトは、搬送波内のすべてのPRBの全資源ブロック粒度アドレッシング可能性に関して用いられる。ビットマップのPRBアドレッシング部分内の各ビットは、左端のアドレッシング可能PRBから開始して選択されたRBG部分組内の単一のアドレッシング可能PRBにアドレッシングする。1104において、資源割り振り割り当てメッセージをアクセス端末に送信することができる。
【0088】
次に
図12に関して、無線通信環境において資源ブロック割り当てを受信するのを容易にする方法1200が示される。1202において、割り当てられる1つ以上の資源ブロックの割り当て源である1つ以上の資源ブロックグループの明示を含む資源割り振り割り当てメッセージを受信することができる。一例として、資源割り振り割り当てメッセージは、グループ固有シグナリング制約事項を利用して基地局から転送することができる。1204において、1つ以上の割り当てられた資源ブロックは、資源割り振り割り当てメッセージを解読することによって決定することができる。例えば、タイプ1の資源割り振りにおいては、|N
RBDL/P|のビットマップサイズは、割り当てることができるPの資源ブロック部分組のうちの1つからの一組の物理資源ブロック(PRB)(例えば、資源ブロック、,,,)の組からのPRBを示す。さらに、Pは、システム帯域幅と関連づけられた資源ブロックグループサイズである。ビットマップのうちで選択された資源ブロックグループ(RBG)部分組内のPRBをアドレッシングするために用いられる部分は、サイズN
RBTYPE1を有し、
【数5】
【0089】
であると定義することができ、ここで、|N
RBDL/P|は、全体的ビットマップサイズであり、
【数6】
【0090】
は、PのRBG部分組のうちの1つを選択するために必要な最小ビット数である。さらに、選択されたRBG部分組のアドレッシング可能PRBが左寄せ又は右寄せ(例えば、右シフト)されているかどうかを示すために1つの追加ビットが用いられ、ここで、RBG部分組内のPRG数はN
RBTYPE1<|N
RBDL/P|によって示されるビットマップのPRBアドレッシング部分よりも大きいため、シフトは、搬送波内のすべてのPRBの全資源ブロック粒度アドレッシング可能性に関して用いられる。ビットマップのPRBアドレッシング部分内の各ビットは、左端のアドレッシング可能PRBから開始して選択されたRBG部分組内の単一のアドレッシング可能PRBにアドレッシングする。
【0091】
ここにおいて説明される1つ以上の側面により、資源ブロックの柔軟なシグナリングを採用することに関しても推論を行えることが明確に理解されるべきである。ここにおいて用いられる“推論する”又は“推論”という表現は、一般的には、システム、環境、及び/又はユーザーの状態をイベント及び/又はデータを介して取得された一組の観察事項から推量するか又は推論するプロセスを指す。推論は、特定の状況又は行動を識別するために採用することができるか、又は例えば状態に関する確率分布を生成することができる。推論は、確率論的、すなわち、データ及びイベントの考慮に基づいた対象状態に関する確率分布の計算であることができる。推論は、より高いレベルのイベントを一組のイベント及び/又はデータから組み立てるために採用される技法を指すこともできる。該推論の結果として、新しいイベント又は行動が一組の観察されたイベント及び/又は格納されたイベントデータから構築されることになり、これらのイベントが時間的に接近した形で相互に関連しているかどうか、及びこれらのイベント及びデータが1つ又は幾つかのイベント及びデータ源からのものであるかどうかを問わない。
【0092】
一例により、上記の1つ以上の方法は、所定の資源ブロックグループに関して使用するシグナリング制約事項を決定することに関する推論を行うことを含むことができる。さらなる例により、ダウンリンク制御チャネルを通じて資源ブロック割り当てを送信するために基地局によって用いられるシグナリング制約事項を決定することに関連する推論を行うことができる。上例は例示的な性質を有すること及び行うことができる推論数又は該推論がここにおいて説明される様々な実施形態及び/又は方法と関係させて行われる方法を限定することは意図されないことが明確に理解されるべきである。
【0093】
図13は、無線通信システムにおいて資源ブロック割り当てを入手及び/又は利用するアクセス端末1300を示す。アクセス端末1300は、例えば受信アンテナ(示されていない)から信号を受信する受信機1302を備え、受信された信号に対して典型的動作(例えば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバージョン、等)を行い、コンディショニングされた信号をデジタル化してサンプルを入手する。受信機1302は、例えばMMSE受信機であることができ、及び、受信されたシンボルを復調してこれらのシンボルをチャネル推定のためにプロセッサ1306に提供することができる復調器1304を備えることができる。プロセッサ1306は、受信機1302によって受信された情報を解析すること及び/又は送信機1316による送信に関する情報を生成することを専用とするプロセッサ、アクセス端末1300の1つ以上の構成要素を制御するプロセッサ、及び/又は受信機1302によって受信された情報を解析し、送信機1316による送信のための情報を生成し、及びアクセス端末1300の1つ以上の構成要素を制御するプロセッサであることができる。
【0094】
アクセス端末1300は、プロセッサ1306に動作可能な形で結合され及び送信されるべきデータ、受信されたデータ、及びここにおいて説明される様々な動作及び機能を実行することに関連するその他の適切な情報を格納することができるメモリ1308をさらに備えることができる。例えば、メモリ1308は、1つ以上の基地局によって採用されるグループ固有シグナリング制約事項を格納することができる。メモリ1308は、資源ブロック割り当てを通信するために用いられるシグナリング制約事項を特定すること及び/又は該シグナリング制約事項を採用して受信された割り当てメッセージを解析することと関連づけられたプロトコル及び/又はアルゴリズムをさらに格納することができる。
【0095】
ここにおいて説明されるデータ記憶装置(例えば、メモリ1308)は、揮発性メモリ又は非揮発性メモリであることができ、又は揮発性及び非揮発性の両メモリを含むことができることが明確に理解されるべきである。一例として、及び制限することなしに、非揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、又はフラッシュメモリを含むことができる。揮発性メモリは、外部キャッシュメモリとして動作するランダムアクセスメモリ(RAM)を含むことができる。一例として及び制限することなしに、RAMは、同期RAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、同期DRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、及びダイレクトランバスRAM(DRRAM(登録商標))、等の数多くの形態で利用可能である。主題のシステム及び方法のメモリ1308は、制限されることなしに、これらの及びその他の適切な型のメモリを備えることが意図される。
【0096】
受信機1302は、シグナリング制約モニタ1310及び/又は割り当て評価器1312に動作可能な形でさらに結合され、これらは、それぞれ、
図2のシグナリング制約モニタ212及び
図2の割り当て評価器214と実質的に同様であることができる。シグナリング制約モニタ1310は、1つ以上の基地局の各々によってそれぞれ採用されるグループ固有シグナリング制約事項について理解するためにこれらの1つ以上の基地局から情報を受信し及び/又は受信された情報を評価することができる。例えば、シグナリング制約モニタ1310は、ブロードキャストチャネルを介して該情報を入手することができる。一例として、グループ固有シグナリング制約事項を決定した時点で、シグナリング制約モニタ1310は、グループ固有シグナリング制約事項をメモリ1308に格納するのを可能にすることができる。さらに、割り当て評価器1312は、グループ固有シグナリング制約事項を用いて受信された資源ブロック割り当てメッセージを解析することができる。従って、割り当て評価器1312は、アクセス端末1300に割り振られた資源ブロックを認識することができ、これらの割り振られた資源ブロックを利用することによってデータを送信及び/又は受信することができる。アクセス端末1300は、変調器1314と、例えば基地局、他のアクセス端末、等に信号を送信する送信機1316と、をさらに備える。シグナリング制約モニタ1310、割り当て評価器1312及び/又は変調器1314は、プロセッサ1306とは別個に描かれているが、プロセッサ1306又は幾つかのプロセッサ(示されていない)の一部であることができることが明確に理解されるべきである。
【0097】
図14は、無線通信環境において柔軟シグナリング方式を採用することを介して資源ブロックをアクセス端末に割り振るのを容易にするシステム1400を示す。システム1400は、複数の受信アンテナ1406を通じて1つ以上のアクセス端末1404から信号を受信する受信機1410、及び送信アンテナ1408を通じて1つ以上のアクセス端末1404に送信する送信機1422を有する基地局1402(例えば、アクセスポイント、等)を備える。受信機1410は、受信アンテナ1406から情報を受信することができ、受信された情報を復調する復調器1412と動作可能な形で関連づけられる。復調されたシンボルは、
図13に関して上述されるプロセッサと類似であることができ及びアクセス端末1404(又は異種の基地局(示されていない))に送信されるべき又はアクセス端末1404(又は異種の基地局(示されていない))から受信されるべきデータ及び/又はここにおいて説明される様々な動作及び機能を実行することに関連するその他の適切な情報を格納するメモリ1416に結合されるプロセッサ1414によって解析される。プロセッサ1414は、グループ固有シグナリング制約事項を実装する及び/又は該グループ固有シグナリング制約事項と関連づけられた情報をアクセス端末1404に送信するグループシグナリング制約イニシャライザ1418にさらに結合される。グループシグナリング制約イニシャライザ1418は、グループ固有シグナリング制約事項を用いて1つ以上のグループからの各々の資源ブロックを1つ以上のアクセス端末1404に割り当てるスケジューラ1420に動作可能な形で結合することができる。グループ固有シグナリング制約事項を採用してスケジューラ1420によって1つ以上のアクセス端末1404に表示を送信することができる。グループシグナリング制約イニシャライザ1418は、
図2のグループシグナリング制約イニシャライザ208と実質的に同様であることができ及び/又はスケジューラ1420は、
図2のスケジューラ210と実質的に同様であることができることが企図される。さらに、グループシグナリング制約イニシャライザ1418及び/又はスケジューラ1420は、送信されるべき情報を変調器1422に提供することができる。変調器1422は、送信機1426によってアンテナ1408を通じてアクセス端末1404に送信するためにフレームを多重化することができる。グループシグナリング制約イニシャライザ1418、スケジューラ1420及び/又は変調器1422は、プロセッサ1414とは別個に描かれているが、プロセッサ1414又は幾つかのプロセッサ(示されていない)の一部であることができることが明確に理解されるべきである。
【0098】
図15は、無線通信システム例1500を示す。無線通信システム1500は、説明を簡潔にすることを目的として、1つの基地局1510及び1つのアクセス端末1550を描く。しかしながら、システム1500は、2つ以上の基地局及び/又は2つ以上のアクセス端末を含むことができ、追加の基地局及び/又はアクセス端末は、後述される基地局例1510及びアクセス端末例1550と実質的に同様であるか又は異なることができることが明確に理解されるべきである。さらに、基地局1510及び/又はアクセス端末1550は、それらの間における無線通信を容易にするためにここにおいて説明されるシステム(
図1乃至3、13及び14、及び16及び19)及び/又は方法(
図9及び10)を採用できることが明確に理解されるべきである。
【0099】
基地局1510において、幾つかのデータストリームに関するトラフィックデータがデータ源1512から送信(TX)データプロセッサ1514に提供される。一例により、各データストリームは、各々のアンテナを通じて送信することができる。TXデータプロセッサ1514は、コーディングされたデータを提供するためにトラフィックデータストリームに関して選択された特定のコーディング方式に基づいてそのデータストリームをフォーマット化、コーディング、及びインターリービングする。
【0100】
各データストリームに関するコーディングされたデータは、直交周波数分割多重(OFDM)技法を用いてパイロットデータと多重化することができる。さらに加えて又は代替で、パイロットシンボルは、周波数分割多重化(FDM)、時分割多重化(TDM)、又は符号分割多重化(CDM)することができる。パイロットデータは、典型的には、既知の方法で処理される既知のデータパターンであり、チャネル応答を推定するためにアクセス端末1550において用いることができる。各データストリームに関する多重化されたパイロット及びコーディングされたデータは、変調シンボルを提供するためにそのデータストリームに関して選択された特定の変調方式(例えば、二位相偏移変調(BPSK)、四位相偏移変調(QPSK)、M位相偏移変調(M−PSK)、M−直交振幅変調(M−QAM)、等)に基づいて変調する(例えば、シンボルマッピングする)ことができる。各データストリームに関するデータレート、コーディング、及び変調は、プロセッサ1530によって実行又は提供される命令によって決定することができる。
【0101】
データストリームに関する変調シンボルは、TX MIMOプロセッサ1520に提供することができ、TX MIMOプロセッサ1520は、(例えば、OFDMに関する)変調シンボルをさらに処理することができる。次に、TX MIMOプロセッサ1520は、N
Tの変調シンボルストリームをN
Tの送信機(TMTR)1522a乃至1522tに提供する。様々な実施形態においては、TX MIMOプロセッサ1520は、データストリームのシンボルに対して及びシンボルを送信中であるアンテナに対してビーム形成重みを適用する。
【0102】
各送信機1522は、各々のシンボルストリームを受信及び処理して1つ以上のアナログ信号を提供し、これらのアナログ信号をさらにコンディショニング(例えば、増幅、フィルタリング、及びアップコンバージョン)してMIMOチャネルで送信するのに適する変調された信号を提供する。さらに、送信機1522a乃至1522tからのN
Tの変調された信号がN
Tのアンテナ1524a乃至1524tからそれぞれ送信される。
【0103】
アクセス端末1550において、送信された変調された信号がN
Rのアンテナ1552a乃至1552rによって受信され、各アンテナ1552からの受信された信号は、各々の受信機(RCVR)1554a乃至1554rに提供される。各受信機1554は、各々の信号をコンディショニング(例えば、フィルタリング、増幅、及びダウンコンバージョン)し、コンディショニングされた信号をデジタル化してサンプルを提供し、これらのサンプルをさらに処理して対応する“受信された”シンボルストリームを提供する。
【0104】
RXデータプロセッサ1560は、特定の受信機処理技法に基づいてN
Rの受信機1554からのN
Rの受信されたシンボルストリームを受け取り及び処理してN
Tの“検出された”シンボルストリームを提供する。RXデータプロセッサ1560は、各検出されたシンボルストリームを復調、デインターリービング、及び復号してデータストリームに関するトラフィックデータを復元する。RXデータプロセッサ1560による処理は、基地局1510におけるTX MIMOプロセッサ1520及びTXデータプロセッサ1514によって行われる処理を補完するものである。
【0105】
プロセッサ1570は、上述されるようにいずれの利用可能な技術を利用すべきかを周期的に決定することができる。さらに、プロセッサ1570は、行列インデックス部分と順位値部分とを備える逆方向リンクメッセージを作成することができる。
【0106】
逆方向リンクメッセージは、通信リンク及び/又は受信されたデータストリームに関する様々なタイプの情報を備えることができる。逆方向リンクメッセージは、幾つかのデータストリームに関するトラフィックデータもデータ源1536から受け取るTXデータプロセッサ1538によって処理し、変調器1580によって変調し、送信機1554a乃至1554rによってコンディショニングし、基地局に送信して戻すことができる。
【0107】
基地局1510において、アクセス端末1550からの変調された信号は、アンテナ1524によって受信され、受信機1522によってコンディショニングされ、復調器1540によって復調され、RXデータプロセッサ1542によって処理され、アクセス端末1550によって送信された逆方向リンクメッセージが抽出される。さらに、プロセッサ1530は、抽出されたメッセージを処理し、いずれのプリコーディング行列をビーム形成重みの決定のために用いるべきかを決定することができる。
【0108】
プロセッサ1530及び1570は、基地局1510及びアクセス端末1550における動作を指示(例えば、制御、調整、管理)することができる。各々のプロセッサ1530及び1570は、プログラムコード及びデータを格納するメモリ1532及び1572と関連づけることができる。プロセッサ1530及び1570は、アップリンク及びダウンリンクに関する周波数及びインパルス応答推定値を導き出すための計算をそれぞれ行うこともできる。
【0109】
一側面においては、論理チャネルは、制御チャネル及びトラフィックチャネルに分類される。論理制御チャネルは、システム制御情報をブロードキャストするためのDLチャネルである、ブロードキャスト制御チャネル(BCCH)を含むことができる。さらに、論理制御チャネルは、ページング情報を転送するDLチャネルである、ページング制御チャネル(PCCH)を含むことができる。さらに、論理制御チャネルは、1つの又は幾つかのMTCHに関するマルチメディアブロードキャスト及びマルチキャストサービス(MBMS)スケジューリング及び制御情報を送信するために用いられるポイント・ツー・マルチポイントDLチャネルである、マルチキャスト制御チャネル(MCCH)を備えることができる。一般的には、無線資源制御(RRC)接続を確立後は、このチャネルは、MBMS(例えば、旧MCCH+MSCH)を受信するUEのみによって用いられる。さらに、論理制御チャネルは、専用制御情報を送信し及びRRC接続を有するUEによって用いることができるポイント・ツー・ポイント双方向チャネルである、専用制御チャネル(DCCH)を含むことができる。一側面においては、論理トラフィックチャネルは、ユーザー情報転送のための1つのUE専用のポイント・ツー・ポイント双方向チャネルである、専用トラフィックチャネル(DTCH)を備えることができる。さらに、論理トラフィックチャネルは、トラフィックデータを送信するためのポイント・ツー・マルチポイントDLチャネルに関するマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)を含むことができる。
【0110】
一側面においては、トランスポートチャネルがDL及びULに分類される。DLトランスポートチャネルは、ブロードキャストチャネル(BCH)と、ダウンリンク共有データチャネル(DL−SDCH)と、ページングチャネル(PCH)と、を備える。PCHは、セル全体にブロードキャストし及びその他の制御/トラフィックチャネルに関して用いることができる物理層(PHY)資源にマッピングすることによってUE節電をサポートすることができる(例えば、ネットワークによってUEに不連続受信(DRX)サイクルを示すことができる)。ULトランスポートチャネルは、ランダムアクセスチャネル(RACH)と、要求チャネル(REQCH)と、アップリンク共有データチャネル(UL−SDCH)と、複数のPHTチャネルと、を備えることができる。
【0111】
PHYチャネルは、一組のDLチャネルとULチャネルを含むことができる。例えば、DL PHYチャネルは、共通パイロットチャネル(CPICH)、同期化チャネル(SCH)、共通制御チャネル(CCCH)、共有DL制御チャネル(SDCCH)、マルチキャスト制御チャネル(MCCH)、共有UL割り当てチャネル(SUACH)、肯定応答チャネル(ACKCH)、 DL物理的共有データチャネル(DL−PSDCH)、UL電力制御チャネル(UPCCH)、ページングインジケータチャネル(PICH)、及び/又はロードインジケータチャネル(LICH)を含むことができる。さらなる例として、UL PHYチャネルは、物理的ランダムアクセスチャネル(PRACH)、チャネル品質インジケータチャネル(CQICH)、肯定応答チャネル(ACKCH)、アンテナ部分組インジケータチャネル(ASICH)、共有要求チャネル(SREQCH)、UL物理的共有データチャネル(UL−PSDCH)、及び/又はブロードバンドパイロットチャネル(BPICH)を含むことができる。
【0112】
ここにおいて説明される実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、又はそのいずれかの組み合わせにおいて実装できることが理解されるべきである。ハードウェアにおいて実装する場合は、処理ユニットは、ここにおいて説明される機能を果たすように設計された1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルロジックアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、その他の電子ユニット、又はその組み合わせ内に実装することができる。
【0113】
これらの実施形態がソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、プログラムコード又はコードセグメントにおいて実装されるときには、機械によって読み取り可能な媒体、例えば記憶構成要素、に格納することができる。コードセグメントは、手順、関数、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェアパッケージ、クラス、又は命令、データ構造、又はプログラム文の組み合わせを表すことができる。コードセグメントは、情報、データ、引数、パラメータ、又はメモリ内容を渡す及び/又は受け取ることによって他のコードセグメント又はハードウェア回路と結合させることができる。情報、引数、パラメータ、データ、等は、メモリを共有する、メッセージを渡す、トークンを渡す、ネットワーク送信、等を含むあらゆる適切な手段を用いて渡す、転送する、又は送信することができる。
【0114】
ソフトウェア内に実装する場合は、ここにおいて説明される技法は、ここにおいて説明される機能を果たすモジュール(例えば、手順、関数、等)とともに実装することができる。ソフトウェアコードは、メモリユニットに格納してプロセッサによって実行することができる。メモリユニットは、プロセッサ内に又はプロセッサの外部に実装することができ、プロセッサの外部に実装する場合は、当業において知られる様々な手段を通じて通信可能な形でプロセッサに結合させることが可能である。
【0115】
図16に関して、無線通信環境において資源ブロック割り当てをシグナリングするための柔軟な方式を利用するのを可能にするシステム1600が示される。例えば、システム1600は、少なくとも部分的に基地局内に常駐することができる。システム1600は、プロセッサ、ソフトウェア、又はその組合せ(例えばファームウェア)によって実装される機能を表す機能ブロックであることができる機能ブロックを含むものとして表されることが明確に理解されるべきである。システム1600は、連携して動作することができる電気的構成要素から成る論理グループ1602を含む。例えば、論理グループ1602は、複数の資源ブロックグループに関するグループ固有シグナリング制約事項に関連する情報を送信するための電気的構成要素1604を含むことができる。例えば、この情報は、ブロードキャストチャネル(例えば、ダイナミックブロードキャストチャネル(BCH)、...)を通じて転送することができる。さらに、この情報は、グループ固有最小割り振り単位、グループ固有シグナリング構造、グループ数、各々のグループ内の資源ブロック数、等に関連することができる。さらに、論理グループ1602は、少なくとも1つのグループからの資源ブロックをアクセス端末に割り振るための電気的構成要素1606を含むことができる。さらに、論理グループ1602は、グループ固有シグナリング制約事項を用いて割り振られた資源ブロックに対応する表示をアクセス端末に送信するための電気的構成要素1608を備えることができる。例えば、この表示は、制御チャネル(例えば、物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、...)を通じて転送することができる。さらに、システム1600は、電気的構成要素1604、1606、及び1608と関連づけられた機能を実行するための命令を保持するメモリ1610を含むことができる。電気的構成要素1604、1606、及び1608は、メモリ1610の外部の電気的構成要素として示されている一方で、該電気的構成要素のうちの1つ以上がメモリ1610内に存在できることが理解されるべきである。
【0116】
図17に関して、無線通信環境において柔軟シグナリング方式を介して割り当てられた資源ブロックを採用するのを可能にするシステム1700が示される。システム1700は、例えばアクセス端末内に常駐することができる。描かれるように、システム1700は、プロセッサ、ソフトウェア、又はその組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実装される機能を表すことができる機能ブロックを含む。システム1700は、連携して動作することができる電気的構成要素から成る論理グループ1702を含む。論理グループ1702は、2つ以上の資源ブロックグループに関するグループ固有シグナリング制約事項に関連する情報を基地局から入手するための電気的構成要素1704を含むことができる。さらに、論理グループ1702は、これらのグループのうちの1つ以上からの1つ以上の資源ブロックの割り当ての表示を入手するための電気的構成要素1706を含むことができ、表示は、グループ固有シグナリング制約事項を用いて通信することができる。さらに、論理グループ1702は、グループ固有シグナリング制約事項を用いて表示を評価して割り当てられた1つ以上の資源ブロックを認識するための電気的構成要素1708を含むことができる。さらに、システム1700は、電気的構成要素1704、1706、及び1708と関連づけられた機能を実行するための命令を保持するメモリ1710を含むことができる。電気的構成要素1704、1706、及び1708は、メモリ1710の外部の電気的構成要素として示されている一方で、該電気的構成要素はメモリ1710内に存在できることが理解されるべきである。
【0117】
図18に関して、無線通信環境において資源ブロック割り当てをシグナリングするのを可能にするシステム1800が示される。例えば、システム1800は、少なくとも部分的に基地局内に常駐することができる。システム1800は、プロセッサ、ソフトウェア、又はその組合せ(例えばファームウェア)によって実装される機能を表す機能ブロックであることができる機能ブロックを含むものとして表されることが明確に理解されるべきである。システム1800は、連携して動作することができる電気的構成要素から成る論理グループ1802を含む。例えば、論理グループ1802は、1つ以上の資源ブロックがアクセス端末に割り振られる1つ以上のグループの明示を含む割り当てメッセージを生成する電気的構成要素1804を含むことができる。さらに、論理グループ1802は、割り当てメッセージをアクセス端末に転送するための電気的構成要素1806を含むことができる。さらに、システム1800は、電気的構成要素1804及び1806と関連づけられた機能を実行するための命令を保持するメモリ1808を含むことができる。電気的構成要素1604及び1606は、メモリ1808の外部の電気的構成要素として示されている一方で、該電気的構成要素のうちの1つ以上がメモリ1808内に存在できることが理解されるべきである。
【0118】
図19に関して、無線通信環境において割り振られた資源ブロックを採用するのを可能にするシステム1900が示される。システム1900は、例えばアクセス端末内に常駐することができる。描かれるように、システム1900は、プロセッサ、ソフトウェア、又はその組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実装される機能を表すことができる機能ブロックを含む。システム1900は、連携して動作することができる電気的構成要素から成る論理グループ1902を含む。論理グループ1902は、割り当てられる1つ以上の資源ブロックの割り当て源である1つ以上のグループの明示を含む割り当てメッセージを入手するための電気的構成要素1904を含むことができる。さらに、論理グループ1902は、割り当てメッセージを評価して1つ以上の割り当てられた資源ブロックを識別するための電気的構成要素1906を含むことができる。さらに、システム1900は、電気的構成要素1904及び1906と関連づけられた機能を実行するための命令を保持するメモリ1908を含むことができる。電気的構成要素1904及び1906は、メモリ1908の外部の電気的構成要素として示されている一方で、該電気的構成要素はメモリ1908内に存在できることが理解されるべきである。
【0119】
上述されていることは、1つ以上の実施形態の例を含む。当然のことであるが、上記の実施形態を説明することを目的として構成要素又は方法の考えられるあらゆる組み合わせを説明することは可能ではないが、様々な実施形態のさらに数多くの組み合わせ及び置換が可能であることを当業者は認識することができる。従って、説明される実施形態は、添付された請求項の精神又は適用範囲内にあるあらゆる変更、修正及び変形を包含することが意図されている。さらに、発明を実施するための形態又は請求項の範囲において“含む”という表現が用いられている限りにおいて、該表現は、“備える”という表現が請求項において移行語として採用されたときの解釈と同様の包含性を有することが意図されている。
以下に本件出願当初の特許請求の範囲を付記する。
[C1]
無線通信環境においてチャネルの資源ブロックを割り振るのを容易にする方法であって、
ダウンリンクを介して複数の資源ブロックグループに関するグループ固有シグナリング制約事項に関連する情報を送信することと、
前記グループのうちの1つ以上からの資源ブロックをアクセス端末に割り当てることと、
前記グループ固有シグナリング制約事項を用いて前記割り当てられた資源ブロックを前記アクセス端末にシグナリングすること、とを備える、方法。
[C2]
前記資源ブロックは、物理的アップリンク共有チャネル(PUSCH)と関連づけられるC1に記載の方法。
[C3]
前記資源ブロックは、物理的ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)と関連づけられるC1に記載の方法。
[C4]
前記資源ブロックを前記複数のグループに分割することをさらに備え、前記資源ブロックの各々は、前記複数のグループのうちの1つに含められるC1に記載の方法。
[C5]
前記複数のグループの各々に関する前記グループ固有シグナリング制約事項を選択することをさらに備えるC1に記載の方法。
[C6]
前記グループ固有シグナリング制約事項は、前記複数のグループの各々に関する各々の最小資源ブロック割り振り単位を含むC1に記載の方法。
[C7]
前記グループ固有シグナリング制約事項は、前記複数のグループの各々に関する各々のシグナリング構造を含むC1に記載の方法。
[C8]
前記各々のシグナリング構造の各々は、ビットマップ構造、連続割り振り構造、又はツリーに基づく構造のうちの1つであるC7に記載の方法。
[C9]
前記グループ固有シグナリング制約事項は、前記複数のグループの各々に含まれる資源ブロックの各々の明示を含むC1に記載の方法。
[C10]
ブロードキャストチャネルを介して前記グループ固有シグナリング制約事項に関連する前記情報を近隣のアクセス端末に送信することをさらに備えるC1に記載の方法。
[C11]
前記複数のグループの各々に関する前記グループ固有シグナリング制約事項に従って前記資源ブロックを割り当てることをさらに備えるC1に記載の方法。
[C12]
物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を介して前記割り当てられた資源ブロックをシグナリングすることをさらに備えるC1に記載の方法。
[C13]
無線通信装置であって、
グループ固有シグナリング制約事項に少なくとも部分的に基づいて1つ以上の資源ブロックグループからの資源ブロックをアクセス端末に割り振ること、及び前記グループ固有シグナリング制約事項を用いて前記資源ブロック割り振りの表示を前記アクセス端末に転送することに関連する命令を保持するメモリと、
前記メモリに結合されて前記メモリ内に保持された前記命令を実行するように構成されたプロセッサと、を備える、無線通信装置。
[C14]
前記メモリは、チャネルと関連づけられた総資源ブロック数を複数のグループに分割することに関連する命令をさらに保持し、前記資源ブロックの各々は前記複数のグループのうちの1つに含められるC13に記載の無線通信装置。
[C15]
前記メモリは、前記資源ブロックの複数のグループに関する前記グループ固有シグナリング制約事項に関連する情報をブロードキャストチャネルを介して近隣の少なくとも1つのアクセス端末に転送することに関連する命令をさらに保持するC13に記載の無線通信装置。
[C16]
前記資源ブロックは、アップリンクデータチャネルと関連づけられるC13に記載の無線通信装置。
[C17]
前記資源ブロックは、ダウンリンクデータチャネルと関連づけられるC13に記載の無線通信装置。
[C18]
前記メモリは、前記グループ固有シグナリング制約事項を決定することに関連する命令をさらに保持するC13に記載の無線通信装置。
[C19]
前記グループ固有シグナリング制約事項は、複数の資源ブロックグループの各々に関する各々の最小資源ブロック割り振り単位を含むC13に記載の無線通信装置。
[C20]
前記グループ固有シグナリング制約事項は、複数の資源ブロックグループの各々に関する各々のシグナリング構造を含み、前記各々のシグナリング構造の各々は、ビットマップ構造、連続割り振り構造、又はツリーに基づく構造のうちの1つであるC13に記載の無線通信装置。
[C21]
前記グループ固有シグナリング制約事項は、前記複数のグループの各々に関する資源ブロックの選択の各々の明示を含むC13に記載の無線通信装置。
[C22]
前記メモリは、制御チャネルを介して前記資源ブロック割り振りの前記表示を転送することに関連する命令をさらに保持するC13に記載の無線通信装置。
[C23]
無線通信環境において柔軟な資源ブロック割り当てシグナリング方式を利用するのを可能にする無線通信装置であって、
複数の資源ブロックグループに関するグループ固有シグナリング制約事項に関連する情報を送信するための手段と、
少なくとも1つのグループからの資源ブロックをアクセス端末に割り振るための手段と、
前記グループ固有シグナリング制約事項を用いて前記割り振られた資源ブロックに対応する表示を前記アクセス端末に送信するための手段と、を備える、無線通信装置。
[C24]
前記資源ブロックを前記複数のグループに分離するための手段をさらに備えるC23に記載の無線通信装置。
[C25]
前記複数のグループの各々に関する前記グループ固有シグナリング制約事項を決定するための手段をさらに備えるC23に記載の無線通信装置。
[C26]
前記グループ固有シグナリング制約事項は、前記複数のグループの各々に関する各々の最小資源ブロック割り振り単位を含むC23に記載の無線通信装置。
[C27]
前記グループ固有シグナリング制約事項は、前記複数のグループの各々に関する各々のシグナリング構造を含み、前記各々のシグナリング構造の各々は、ビットマップ構造、連続割り振り構造、又はツリーに基づく構造のうちの1つであるC23に記載の無線通信装置。
[C28]
第1のグループは、第2のグループと関連づけられた第2のシグナリング構造と異なる第1のシグナリング構造と関連づけられるC27に記載の無線通信装置。
[C29]
前記グループ固有シグナリング制約事項は、前記複数のグループの各々に含まれる資源ブロックの各々の明示を含むC23に記載の無線通信装置。
[C30]
制御チャネルを介して前記割り振られた資源ブロックに対応する前記表示を送信するための手段をさらに備えるC23に記載の無線通信装置。
[C31]
コンピュータブロック製品であって、
複数の資源ブロックグループに関するグループ固有シグナリング制約事項に関連する情報を転送するための符号と、
少なくとも1つのグループからの資源ブロックをアクセス端末に割り振るための符号と、
前記グループ固有シグナリング制約事項を用いて前記割り振られた資源ブロックに対応する表示を前記アクセス端末に送信するための符号と、を備えるコンピュータによって読み取り可能な媒体を備える、コンピュータプログラム製品。
[C32]
前記コンピュータによって読み取り可能な媒体は、前記資源ブロックを前記複数のグループに分離するための符号をさらに備えるC31に記載のコンピュータプログラム製品。
[C33]
前記コンピュータによって読み取り可能な媒体は、前記複数のグループの各々に関する前記グループ固有シグナリング制約事項を決定するための符号をさらに備えるC31に記載のコンピュータプログラム製品。
[C34]
前記グループ固有シグナリング制約事項は、前記複数のグループの各々に関する各々の最小資源ブロック割り振り単位を含むC31に記載のコンピュータプログラム製品。
[C35]
前記グループ固有シグナリング制約事項は、前記複数のグループの各々に関する各々のシグナリング構造を含み、前記各々のシグナリング構造の各々は、ビットマップ構造、連続割り振り構造、又はツリーに基づく構造のうちの1つであるC31に記載のコンピュータプログラム製品。
[C36]
前記グループ固有シグナリング制約事項は、前記複数のグループの各々に含まれる資源ブロックの選択に関する各々の明示の情報を含むC31に記載のコンピュータプログラム製品。
[C37]
前記コンピュータによって読み取り可能な媒体は、物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を介して前記割り振られた資源ブロックに対応する前記表示を送信するための符号をさらに備えるC31に記載のコンピュータプログラム製品。
[C38]
無線通信システムにおいて、装置であって、
グループ固有シグナリング制約事項に少なくとも部分的に基づいて1つ以上の資源ブロックグループからの資源ブロックをアクセス端末に割り振り、及び
制御チャネルを通じて前記グループ固有シグナリング制約事項を用いて前記資源ブロック割り振りの表示を前記アクセス端末に転送するように構成されたプロセッサを備える、装置。
[C39]
無線通信環境において資源ブロック割り当てを入手するのを容易にする方法であって、 複数の資源ブロックグループに関するグループ固有シグナリング制約事項に関連する情報を基地局から受信することと、
前記グループ固有シグナリング制約事項を利用して前記基地局から転送された割り当てメッセージを受信することと、
前記グループ固有シグナリング制約事項に基づいて前記割り当てメッセージを解読することによって割り振られた資源ブロックを決定すること、とを備える、方法。
[C40]
前記資源ブロックは、アップリンクチャネルと関連づけられるC39に記載の方法。
[C41]
前記資源ブロックは、ダウンリンクチャネルと関連づけられるC39に記載の方法。
[C42]
前記グループ固有シグナリング制約事項は、前記複数のグループの各々に関する最小資源ブロック割り振り単位に関連するC39に記載の方法。
[C43]
前記グループ固有シグナリング制約事項は、前記複数のグループの各々に関するシグナリング構造に関連するC39に記載の方法。
[C44]
前記シグナリング構造の各々は、ビットマップ構造、連続割り振り構造、又はツリーに基づく構造のうちの1つであるC43に記載の方法。
[C45]
前記グループ固有シグナリング制約事項は、前記複数のグループの各々に関する資源ブロックの選択に関連するC39に記載の方法。
[C46]
前記複数のグループのうちの幾つか又は前記複数のグループの各々における幾つかの資源ブロックのうちの少なくとも1つに関連する情報をさらに受信するC39に記載の方法。
[C47]
前記グループ固有シグナリング制約事項をメモリに格納することをさらに備えるC39に記載の方法。
[C48]
異種のグループ固有シグナリング制約事項に関連する異種の情報を異種の基地局から受信することと、
前記異種のグループ固有シグナリング制約事項をメモリに格納することと、
前記異種の基地局から入手された異種の割り当てメッセージを解読時に前記異種のグループ固有シグナリング制約事項を利用すること、とをさらに備えるC47に記載の方法。
[C49]
制御チャネルを介して前記割り当てメッセージを受信することをさらに備えるC39に記載の方法。
[C50]
前記割り振られた資源ブロックは、前記複数のグループのうちの1つ以上からの資源ブロックであるC39に記載の方法。
[C51]
無線通信装置であって、
制御チャネルを介してグループ固有シグナリング制約事項を利用して基地局から転送された割り当てメッセージを入手すること、及び前記グループ固有シグナリング制約事項を有する前記割り当てメッセージを解析することによって1つ以上の資源ブロックグループからの割り当てられた資源ブロックを決定することに関連する命令を保持するメモリと、前記メモリに結合されて前記メモリ内に保持される前記命令を実行するように構成されたプロセッサと、を備える、無線通信装置。
[C52]
前記メモリは、前記基地局からの複数の資源ブロックグループに関する前記グループ固有シグナリング制約事項に関連する情報を入手することに関連する命令をさらに保持するC51に記載の無線通信装置。
[C53]
前記メモリは、前記割り当てメッセージを転送時に前記基地局によって利用される前記グループ固有シグナリング制約事項を導き出すことに関連する命令をさらに保持するC51に記載の無線通信装置。
[C54]
前記グループ固有シグナリング制約事項は、前記複数のグループの各々に関する最小資源ブロック割り振り単位に関連するC51に記載の無線通信装置。
[C55]
前記グループ固有シグナリング制約事項は、前記複数のグループの各々に関するシグナリング構造に関連し、前記シグナリング構造の各々は、ビットマップ構造、連続割り振り構造、又はツリーに基づく構造のうちの1つであるC51に記載の無線通信装置。
[C56]
前記グループ固有シグナリング制約事項は、前記複数のグループの各々に含まれる資源ブロックの選択に関連するC51に記載の無線通信装置。
[C57]
前記メモリは、前記複数のグループのうちの幾つか又は前記複数のグループの各々における幾つかの資源ブロックのうちの少なくとも1つに関連する情報を受信することに関連する命令をさらに保持するC51に記載の無線通信装置。
[C58]
前記メモリは、前記グループ固有シグナリング制約事項を格納することに関連する命令をさらに保持するC51に記載の無線通信装置。
[C59]
無線通信環境において柔軟シグナリング方式を介して割り当てられる資源ブロックを採用するのを可能にする無線通信装置であって、
2つ以上の資源ブロックに関するグループ固有シグナリング制約事項に関連する情報を基地局から入手するための手段と、
前記グループのうちの1つ以上からの1つ以上の資源ブロックの割り当ての表示を入手するための手段であって、前記表示は、前記グループ固有シグナリング制約事項を用いて通信される手段と、
前記グループ固有シグナリング制約事項を用いて前記表示を評価して前記割り当てられた1つ以上の資源ブロックを認識するための手段と、を備える、無線通信装置。
[C60]
前記グループ固有シグナリング制約事項は、前記2つ以上のグループの各々に関する最小資源ブロック割り振り単位に関連するC59に記載の無線通信装置。
[C61]
前記グループ固有シグナリング制約事項は、前記2つ以上のグループの各々に関するシグナリング構造に関連し、前記シグナリング構造の各々は、ビットマップ構造、連続割り振り構造、又はツリーに基づく構造のうちの1つであるC59に記載の無線通信装置。
[C62]
前記グループ固有シグナリング制約事項は、前記2つ以上のグループの各々に含まれる資源ブロックの選択に関連するC59に記載の無線通信装置。
[C63]
幾つかのグループ又は前記グループの各々における幾つかの資源ブロックのうちの少なくとも1つに関連する情報を入手するための手段をさら備えるC59に記載の無線通信装置。
[C64]
前記グループ固有シグナリング制約事項をメモリ内に保持することをさらに備えるC59に記載の無線通信装置。
[C65]
コンピュータプログラム製品であって、
ブロードキャストチャネルを介して2つ以上の資源ブロックグループに関するグループ固有シグナリング制約事項に関連する情報を基地局から受信するための符号と、
前記グループのうちの1つ以上からの1つ以上の資源ブロックの割り当ての表示を受信するための符号であって、前記表示は、制御チャネルを介して前記グループ固有シグナリング制約事項を用いて通信される符号と、
前記グループ固有シグナリング制約事項を用いて前記表示を評価して前記割り当てられた1つ以上の資源ブロックを認識するための符号と、を備えるコンピュータによって読み取り可能な媒体を備える、コンピュータプログラム製品。
[C66]
前記グループ固有シグナリング制約事項は、前記2つ以上のグループの各々に関する最小資源ブロック割り振り単位に関連するC65に記載のコンピュータプログラム製品。
[C67]
前記グループ固有シグナリング制約事項は、前記2つ以上のグループの各々に関するシグナリング構造に関連し、前記シグナリング構造の各々は、ビットマップ構造、連続割り振り構造、又はツリーに基づく構造のうちの1つであるC65に記載のコンピュータプログラム製品。
[C68]
前記グループ固有シグナリング制約事項は、前記2つ以上のグループの各々に含まれる資源ブロックの選択に関連するC65に記載のコンピュータプログラム製品。
[C69]
前記コンピュータによって読み取り可能な媒体は、幾つかのグループ又は前記グループの各々における幾つかの資源ブロックのうちの少なくとも1つに関連する情報を受信するための符号をさら備えるC65に記載のコンピュータプログラム製品。
[C70]
前記コンピュータによって読み取り可能な媒体は、前記グループ固有シグナリング制約事項をメモリ内に保持するための符号をさらに備えるC65に記載のコンピュータプログラム製品。
[C71]
無線通信システムにおいて、装置であって、
制御チャネルを介してグループ固有シグナリング制約事項を利用して基地局から転送された割り当てメッセージを受信し、及び
前記グループ固有シグナリング制約事項を有する前記割り当てメッセージを解析することによって1つ以上の資源ブロックグループからの割り当てられた資源ブロックを決定するように構成されたプロセッサを備える、装置。
[C72]
無線通信環境においてチャネルの資源ブロックを割り当てるのを容易にする方法であって、
1つ以上の資源ブロックがアクセス端末に割り振られる1つ以上のグループの明示を含む資源割り振り割り当てメッセージを生成することと、
前記資源割り振り割り当てメッセージを前記アクセス端末に送信すること、とを備える、方法。
[C73]
前記1つ以上のグループの各々に関する各々のグループ固有シグナリング制約事項を利用して割り振られる前記1つ以上の資源ブロックをシグナリングすることをさらに備えるC72に記載の方法。
[C74]
ビットマップサイズに基づいて選択された資源ブロックグループに含まれる一組の物理資源ブロックからの物理資源ブロックを示すことをさらに備えるC72に記載の方法。
[C75]
前記選択された資源ブロックグループ内の物理資源ブロックをアドレッシングするために前記ビットマップのアドレッシング部分を利用することをさらに備え、前記ビットマップの前記アドレッシング部分内の各ビットは、前記選択された資源ブロックグループ内の単一のアドレッシング可能物理資源ブロックをアドレッシングするC74に記載の方法。
[C76]
無線通信装置であって、
1つ以上の資源ブロックがアクセス端末に割り振られる1つ以上のグループの明示を含む資源割り振り割り当てメッセージを生成すること及び前記資源割り振り割り当てメッセージを前記アクセス端末に送信することに関連する命令を保持するメモリと
前記メモリに結合されて前記メモリ内に保持された前記命令を実行するように構成されたプロセッサと、を備える、無線通信装置。
[C77]
前記メモリは、前記1つ以上のグループの各々に関して各々のグループ固有シグナリング制約事項を利用して割り振られる前記1つ以上の資源ブロックをシグナリングすることに関連する命令をさらに保持するC76に記載の無線通信装置。
[C78]
前記メモリは、ビットマップサイズに基づいて選択された資源ブロックグループ内に含まれる一組の物理資源ブロックからの物理資源ブロックを示すことに関連する命令をさらに保持するC76に記載の無線通信装置。
[C79]
前記メモリは、前記選択された資源ブロックグループ内の物理資源ブロックをアドレッシングするために前記ビットマップのアドレッシング部分を用いることに関連する命令をさらに保持し、前記ビットマップの前記アドレッシング部分内の各ビットは、前記選択された資源ブロックグループ内の単一のアドレッシング可能物理資源ブロックをアドレッシングするC78に記載の無線通信装置。
[C80]
無線通信環境において資源ブロック割り当てをシグナリングするのを可能にする無線通信装置であって、
1つ以上の資源ブロックがアクセス端末に割り振られる1つ以上のグループの明示を含む割り当てメッセージを生成するための手段と、
前記割り当てメッセージを前記アクセス端末に転送するための手段と、を備える、無線通信装置。
[C81]
前記1つ以上のグループの各々に関して各々のグループ固有シグナリング制約事項を利用して割り振られる前記1つ以上の資源ブロックをシグナリングするための手段をさらに備えるC80に記載の無線通信装置。
[C82]
ビットマップサイズに基づいて選択された資源ブロックグループ内に含まれる一組の物理資源ブロックからの物理資源ブロックを示すための手段をさらに備えるC80に記載の無線通信装置。
[C83]
前記選択された資源ブロックグループ内の物理資源ブロックをアドレッシングするために前記ビットマップのアドレッシング部分を用いるための手段をさらに備え、前記ビットマップの前記アドレッシング部分内の各ビットは、前記選択された資源ブロックグループ内の単一のアドレッシング可能物理資源ブロックをアドレッシングするC82に記載の無線通信装置。
[C84]
コンピュータプログラム製品であって、
1つ以上の資源ブロックがアクセス端末に割り振られる1つ以上のグループの明示を含む割り当てメッセージを生成するための符号と、
前記割り当てメッセージを前記アクセス端末に転送するための符号と、を備えるコンピュータによって読み取り可能な媒体を備える、コンピュータプログラム製品。
[C85]
前記コンピュータによって読み取り可能な媒体は、前記1つ以上のグループの各々に関して各々のグループ固有シグナリング制約事項を利用して割り当てられる前記1つ以上の資源ブロックをシグナリングするための符号をさらに備えるC84に記載のコンピュータプログラム製品。
[C86]
前記コンピュータによって読み取り可能な媒体は、ビットマップサイズに基づいて選択された資源ブロックグループ内に含まれる一組の物理資源ブロックからの物理資源ブロックを示すための符号をさらに備えるC84に記載のコンピュータプログラム製品。
[C87]
前記コンピュータによって読み取り可能な媒体は、前記選択された資源ブロックグループ内の物理資源ブロックをアドレッシングするために前記ビットマップのアドレッシング部分を採用するための符号をさらに備え、前記ビットマップの前記アドレッシング部分内の各ビットは、前記選択された資源ブロックグループ内の単一のアドレッシング可能物理資源ブロックをアドレッシングするC86に記載のコンピュータプログラム製品。
[C88]
無線通信システムにおいて、装置であって、
1つ以上の資源ブロックがアクセス端末に割り振られる1つ以上のグループの明示を含む資源割り振り割り当てメッセージを生成し、及び
前記資源割り振り割り当てメッセージを前記アクセス端末に転送するように構成されたプロセッサを備える、装置。
[C89]
無線通信環境において資源ブロック割り当てを受信するのを容易にする方法であって、 割り当てられる1つ以上の資源ブロックの割り当て源である1つ以上のグループの明示を含む資源割り振り割り当てメッセージを受信することと、
前記資源割り振り割り当てメッセージを解読することによって前記1つ以上の割り当てられた資源ブロックを決定すること、とを備える、方法。
[C90]
前記資源割り振り割り当てメッセージは、グループ固有シグナリング制約事項を利用して基地局から転送されるC89に記載の方法。
[C91]
ビットマップサイズに基づいて選択された資源ブロックグループ内に含まれる一組の物理資源ブロックからの物理資源ブロックを認識することをさらに備えるC89に記載の方法。
[C92]
前記ビットマップのアドレッシング部分は、前記選択された資源ブロックグループ内の物理資源ブロックをアドレッシングし、前記ビットマップの前記アドレッシング部分内の各ビットは、前記選択された資源ブロックグループ内の単一のアドレッシング可能物理資源ブロックをアドレッシングするC91に記載の方法。
[C93]
無線通信装置であって、
割り当てられる1つ以上の資源ブロックの割り当て源である1つ以上のグループの明示を含む資源割り振り割り当てメッセージを入手すること及び前記資源割り振り割り当てメッセージを解読することによって前記1つ以上の割り当てられた資源ブロックを認識することに関連する命令を保持するメモリと、
前記メモリに結合されて前記メモリ内に保持された前記命令を実行するように構成されたプロセッサと、を備える、無線通信装置。
[C94]
前記資源割り振り割り当てメッセージは、グループ固有シグナリング制約事項を利用して基地局から転送されるC93に記載の無線通信装置。
[C95]
前記メモリは、ビットマップサイズに基づいて選択された資源ブロックグループ内に含まれる一組の物理資源ブロックからの物理資源ブロックを認識することに関連する命令をさらに保持するC93に記載の無線通信装置。
[C96]
前記ビットマップのアドレッシング部分は、前記選択された資源ブロックグループ内の物理資源ブロックをアドレッシングし、前記ビットマップの前記アドレッシング部分内の各ビットは、前記選択された資源ブロックグループ内の単一のアドレッシング可能物理資源ブロックをアドレッシングするC95に記載の無線通信装置。
[C97]
無線通信環境において割り振られた資源ブロックを採用するのを可能にする無線通信装置であって、
割り当てられる1つ以上の資源ブロックの割り当て源である1つ以上のグループの明示を含む割り当てメッセージを入手するための手段と、
前記割り当てメッセージを評価して前記1つ以上の割り当てられた資源ブロックを識別するための手段と、を備える、無線通信装置。
[C98]
前記割り当てメッセージは、グループ固有シグナリング制約事項を利用して基地局から転送されるC97に記載の無線通信装置。
[C99]
ビットマップサイズに基づいて選択された資源ブロックグループ内に含まれる一組の物理資源ブロックからの物理資源ブロックを認識するための手段をさらに備えるC97に記載の無線通信装置。
[C100]
前記ビットマップのアドレッシング部分は、前記選択された資源ブロックグループ内の物理資源ブロックをアドレッシングし、前記ビットマップの前記アドレッシング部分内の各ビットは、前記選択された資源ブロックグループ内の単一のアドレッシング可能物理資源ブロックをアドレッシングするC99に記載の無線通信装置。
[C101]
コンピュータプログラム製品であって、
割り当てられる1つ以上の資源ブロックの割り当て源である1つ以上のグループの明示を含む割り当てメッセージを入手するための符号と、
前記割り当てメッセージを評価して前記1つ以上の割り当てられた資源ブロックを識別するための符号と、を備えるコンピュータによって読み取り可能な媒体を備える、コンピュータプログラム製品。
[C102]
前記割り当てメッセージは、グループ固有シグナリング制約事項を利用して基地局から転送されるC101にコンピュータプログラム製品。
[C103]
前記コンピュータによって読み取り可能な媒体は、ビットマップサイズに基づいて選択された資源ブロックグループ内に含まれる一組の物理資源ブロックからの物理資源ブロックを認識するための符号をさらに備えるC101に記載のコンピュータプログラム製品。
[C104]
前記ビットマップのアドレッシング部分は、前記選択された資源ブロックグループ内の物理資源ブロックをアドレッシングし、前記ビットマップの前記アドレッシング部分内の各ビットは、前記選択された資源ブロックグループ内の単一のアドレッシング可能物理資源ブロックをアドレッシングするC103に記載のコンピュータプログラム製品。
[C105]
無線通信システムにおいて、装置であって、
割り当てられる1つ以上の資源ブロックの割り当て源である1つ以上のグループの明示を含む資源割り振り割り当てメッセージを受信し、及び
前記資源割り振り割り当てメッセージを解読することによって前記1つ以上の割り当てられた資源ブロックを決定するように構成されたプロセッサを備える、装置。