(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第2コンテンツに含まれる所定の位置が所定の時間以上表示された場合、又は、前記第2コンテンツがクリックされた場合に、前記第2コンテンツを入稿した入稿元に課金する課金額を算定する算定部
をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の配信装置。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本願に係る配信装置、端末装置、配信方法及び配信プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る配信装置、端末装置、配信方法及び配信プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0011】
〔1.表示処理〕
まず、
図1を用いて、実施形態に係る表示処理の一例について説明する。
図1は、実施形態に係る表示処理の一例を示す図である。
図1では、後述する端末装置10によって、ウェブページW1、広告コンテンツA11及び関連コンテンツA12がウェブブラウザに表示される例を示す。
【0012】
図1に示すように、ウェブページW1は、記事等の各種情報が掲載されるコンテンツである。ここでは、ウェブページW1の縦方向のサイズが、端末装置10の表示画面(例えば、ブラウザ)の縦方向の表示サイズよりも長いものとする。このため、
図1の左側に示すように、端末装置10の初期表示画面には、ウェブページW1のうち、画面に表示される領域である可視領域VA内のコンテンツが表示され、可視領域VA外にあるコンテンツは表示されない。なお、可視領域VA外の領域は、ユーザによって可視領域VAが下方向にスクロールされて可視領域に入った場合に表示される。
【0013】
また、ウェブページW1は、広告表示領域AR11を含む。広告表示領域AR11は、広告枠等と呼ばれ、所定の広告コンテンツが表示される。
図1の例では、広告表示領域AR11は、ウェブページW1の下段の位置に設けられる。このため、広告表示領域AR11は、初期表示画面には表示されず、ユーザによって可視領域VAが下方向にスクロールされて可視領域VAに入った場合に表示される。
【0014】
広告コンテンツA11及び関連コンテンツA12は、静止画像や動画像であり、同一の広告主によって提供される。
図1に示した広告コンテンツA11には、ウサギの全体像の静止画像が含まれる。また、広告コンテンツA11は、広告主によって提供される広告ページへのリンクが張られる。例えば、広告コンテンツA11は、広告主「通信販売会社」によって提供される広告ページへのリンクが張られる。また、
図1に示した関連コンテンツA12は、広告コンテンツA11に関連するコンテンツである。
図1の例では、関連コンテンツA12は、広告コンテンツA11に含まれるウサギの一部分であるウサギの耳の静止画像である。
【0015】
そして、実施形態に係る端末装置10は、
図1の左側に示すように、初期表示画面において、関連コンテンツA12を、ウェブページW1のうち可視領域VA内にあるコンテンツ(例えば、トピックスt1〜t3)とともに表示する。このとき、端末装置10は、可視領域VA内にあるコンテンツと関連コンテンツA12との双方をユーザが視認できるように、可視領域VA内にあるコンテンツと関連コンテンツA12とを重ねて表示する。
図1の例の場合、端末装置10は、可視領域VAの右下側に位置するように関連コンテンツA12を表示する。
【0016】
ここで、ユーザによって可視領域VAがウェブページW1の中段まで下方向にスクロールされたものとする。この場合、端末装置10は、
図1の中央に示すように、可視領域VAのスクロールと同期させて関連コンテンツA12を移動して表示する。そして、端末装置10は、可視領域VA内にあるウェブページW1のコンテンツ(例えば、トピックスt4〜t7)とともに、関連コンテンツA12を表示する。
【0017】
さらに、ユーザによって可視領域VAがウェブページW1の下段まで下方向にスクロールされたものとする。この場合、端末装置10は、可視領域VAのスクロールと同期させて関連コンテンツA12を移動して表示する。そして、端末装置10は、可視領域VAがスクロールされて広告コンテンツA11が表示された場合に、関連コンテンツA12を非表示にする。具体的には、
図1の右側に示すように、端末装置10は、関連コンテンツA12を非表示にして可視領域VA内にあるウェブページW1のコンテンツ(例えば、トピックスt8)とともに、広告コンテンツA11を表示する。
【0018】
このように、実施形態に係る端末装置10は、関連コンテンツA12を可視領域VA内にあるウェブページW1のコンテンツと重ねて表示し、可視領域VAのスクロールと同期させて関連コンテンツA12を移動して表示する。これにより、端末装置10は、広告表示領域AR11へユーザを誘導することができるので、広告コンテンツA11の広告効果を向上させることができる。
【0019】
具体的には、端末装置10は、
図1のように表示する関連コンテンツA12によって広告表示領域AR11に表示される広告コンテンツA11まで可視領域VAをスクロールさせることを誘導することができる。例えば、広告表示領域AR11に広告コンテンツA11が表示されるだけでは、ユーザの視界に広告表示領域AR11が入らない限り、広告コンテンツA11はユーザに注目されにくい。しかし、端末装置10は、ユーザの視界に広告表示領域AR11が入らない場合であっても、広告コンテンツA11の一部分である関連コンテンツA12が表示されるので、ユーザを広告コンテンツA11へ誘導させることができる。特に、
図1の例の場合、端末装置10は、広告コンテンツA11の一部分である関連コンテンツA12を表示するので、関連コンテンツA12の下部に対するユーザの好奇心を刺激し、関連コンテンツA12から広告コンテンツA11へユーザの注目を誘導させることができる。このようなことから、端末装置10は、広告コンテンツA11の広告効果を向上させることができる。
【0020】
以下、上述した広告表示処理を実現する端末装置10等について説明する。なお、上記では説明を省略したが、上述したウェブページW1には、ウェブページW1、広告コンテンツA11及び関連コンテンツA12の表示態様を制御する制御情報が含まれる。そして、端末装置10は、制御情報に従って上述した広告表示処理を行う。このような制御情報については後述する。
【0021】
〔2.広告配信システムの構成〕
次に、
図2を用いて、実施形態に係る広告配信システムの構成について説明する。
図2は、実施形態に係る広告配信システム1の構成例を示す図である。
図2に示すように、広告配信システム1は、端末装置10と、広告主端末20と、広告装置30と、配信装置100とを含む。端末装置10、広告主端末20、広告装置30及び配信装置100は、ネットワークNを介して有線又は無線により通信可能に接続される。なお、
図2に示す広告配信システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の広告主端末20や、複数台の広告装置30や、複数台の配信装置100が含まれてもよい。
【0022】
端末装置10は、ウェブページを閲覧するユーザによって利用される情報処理装置である。例えば、端末装置10は、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。また、端末装置10は、ユーザによる操作に従って、配信装置100からウェブページを取得し、取得したウェブページを表示する。また、端末装置10は、ウェブページに後述する広告取得命令が含まれる場合には、広告装置30から広告コンテンツを取得し、取得した広告コンテンツをウェブページとともに表示する。
【0023】
広告主端末20は、広告主によって利用される情報処理装置である。例えば、広告主端末20は、デスクトップ型PCや、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA等である。また、広告主端末20は、広告主による操作に従って、広告コンテンツを広告装置30に入稿する。例えば、広告主端末20は、広告コンテンツとして、静止画像や、動画像や、テキストデータや、広告主が管理する広告主サーバによって配信される広告ページにアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)などを広告装置30に入稿する。
【0024】
なお、広告主は、広告コンテンツの入稿を代理店に依頼する場合がある。この場合、広告装置30に広告コンテンツを入稿するのは代理店となる。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であり、「広告主端末」といった表記は、広告主端末20だけでなく代理店によって利用される代理店装置を含む概念であるものとする。
【0025】
広告装置30は、広告主端末20から入稿された広告コンテンツを配信するサーバ装置である。例えば、広告装置30は、端末装置10からアクセスされた場合に、広告コンテンツを端末装置10に配信する。
【0026】
配信装置100は、端末装置10にウェブページを配信するウェブサーバ等である。例えば、配信装置100は、ニュースサイト、オークションサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関する各種ウェブページを配信する。
【0027】
配信装置100によって配信されるウェブページは、例えば、HTML(HyperText Markup Language)により記述されたHTMLファイルや、XML(Extensible Markup Language)により記述されたXMLファイル等により形成される。そして、配信装置100によって配信されるウェブページには、ウェブページ及び広告コンテンツの表示態様を制御する制御情報が含まれる。この制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)やCSS(Cascading Style Sheets)等のスクリプト言語により、ウェブページを形成するHTMLファイル等に記述される。
【0028】
また、配信装置100によって配信されるウェブページには、広告取得命令が含まれる。例えば、ウェブページを形成するHTMLファイル等には、広告装置30のURL等が広告取得命令として記述される。この場合、端末装置10は、HTMLファイル等に記述されているURLにアクセスすることで、広告装置30から広告コンテンツを取得する。
【0029】
なお、配信装置100から端末装置10に配信される各種データは、実際にはウェブページを形成するHTMLファイルや画像等であるが、以下では、配信装置100から端末装置10に配信される各種データを「ウェブページ」と表記する場合がある。
【0030】
〔3.広告装置の構成〕
次に、
図3を用いて、実施形態に係る広告装置30の構成について説明する。
図3は、実施形態に係る広告装置30の構成例を示す図である。
図3に示すように、広告装置30は、通信部31と、広告コンテンツ記憶部32と、制御部33とを有する。
【0031】
通信部31は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部31は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、端末装置10や広告主端末20や配信装置100との間で情報の送受信を行う。
【0032】
広告コンテンツ記憶部32は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。そして、広告コンテンツ記憶部32は、広告主端末20から入稿された広告コンテンツに関する各種情報を記憶する。
【0033】
ここで、
図4に、実施形態に係る広告コンテンツ記憶部32の一例を示す。
図4に示した例では、広告コンテンツ記憶部32は、「広告主ID」、「広告コンテンツ」、「関連コンテンツ」、「入札価格」、「CTR(Click Through Rate)」といった項目を有する。
【0034】
「広告主ID」は、広告主又は広告主端末20を識別するための識別情報を示す。「広告コンテンツ」は、広告主端末20から入稿された広告コンテンツを示す。この「広告コンテンツ」は、広告表示領域に表示される広告枠用の広告コンテンツを示す。「関連コンテンツ」は、広告表示領域に表示される広告コンテンツへ誘導するための広告コンテンツに関連する誘導用のコンテンツを示す。この「関連コンテンツ」は、広告主端末20から広告コンテンツとともに入稿される。なお、
図4では「広告コンテンツ」及び「関連コンテンツ」に「A11」や「A12」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、静止画像や動画像やテキストデータやURL、又は、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納される。
【0035】
なお、
図1に示した例の場合、関連コンテンツA12は、広告コンテンツA11に含まれるキャラクタの一部分である例を示したが、キャラクタの一部分でなくてもかまわない。具体的には、関連コンテンツA12は、広告コンテンツA11に含まれるキャラクタの全体像であってもよい。また、関連コンテンツA12は、広告コンテンツA11へ誘導させるものであれば、広告コンテンツA11の一部分でなくてもかまわない。具体的には、関連コンテンツA12には、広告コンテンツA11へ誘導する文言が記載されたテキストであってもよい。例えば、広告コンテンツA11がオンラインショッピングサイトの広告の静止画像である場合、関連コンテンツA12は、「タイムセール開催中」と記載されたテキストなどであってもよい。また、関連コンテンツは、1つのコンテンツに限らず複数のコンテンツであってもよい。
【0036】
「入札価格」は、広告主が広告コンテンツを入稿する際に指定する広告料金を示す。例えば、「入札価格」は、広告コンテンツが端末装置10に1回表示された際や、広告コンテンツがユーザに1回クリックされた際に広告主から広告配信者(例えば、広告装置30又は配信装置100の管理者)に支払われる単価に該当する。
【0037】
「CTR」は、広告コンテンツがクリックされた回数を広告コンテンツの表示回数によって除算した値を示す。
図4の例では、「CTR」は、広告枠用の広告コンテンツにおけるCTRを示すものとする。なお、端末装置10に配信されたことがない広告コンテンツのCTRには、予め決められている固定値や、全ての広告コンテンツにおけるCTRの平均値や、同一の広告カテゴリ(例えば、車、旅行)に属する全ての広告コンテンツにおけるCTRの平均値などが記憶される。また、「CTR」には、CTRの予測モデル等から予測される予測CTRが記憶されてもよい。このような予測CTRは、例えば、広告コンテンツの種別や、広告コンテンツが表示されるウェブページの種別等によって予測される。
【0038】
すなわち、
図4では、広告主ID「B10」によって識別される広告主が、入札価格「100」を指定するとともに、広告枠用の広告コンテンツ「A11」と、広告コンテンツ「A11」と関連するコンテンツとして関連コンテンツ「A12」を入稿した例を示している。また、
図4では、広告コンテンツ「A11」のCTRが「0.02」である例を示している。
【0039】
制御部33は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、広告装置30内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部33は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0040】
図3に示すように、制御部33は、入稿受付部34と、要求受付部35と、抽出部36と、配信部37と、算定部38とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部33の内部構成は、
図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部33が有する各処理部の接続関係は、
図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0041】
入稿受付部34は、広告主端末20から広告コンテンツ及び関連コンテンツの入稿を受け付ける。具体的には、入稿受付部34は、入札価格の指定とともに、広告表示領域に表示させる広告枠用の広告コンテンツと、かかる広告コンテンツに関連する関連コンテンツとを受け付ける。このとき、入稿受付部34は、広告コンテンツ及び関連コンテンツの双方を対応付けて入稿させる。そして、入稿受付部34は、入稿元の広告主に対応する広告主IDに対応付けて、入札価格と、広告コンテンツと、関連コンテンツとを広告コンテンツ記憶部32に格納する。例えば、
図1に示した例の場合、入稿受付部34は、広告コンテンツA11と、関連コンテンツA12とを広告主端末20から受け付ける。
【0042】
要求受付部35は、端末装置10から広告コンテンツ及び関連コンテンツの取得要求を受け付ける。例えば、要求受付部35は、広告コンテンツ及び関連コンテンツの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。なお、実施形態に係る要求受付部35は、広告枠用の広告コンテンツ及び誘導用の関連コンテンツの取得要求を受け付ける。
【0043】
抽出部36は、要求受付部35によって広告コンテンツ及び関連コンテンツの取得要求が受け付けられた場合に、配信候補の広告コンテンツ及び関連コンテンツを広告コンテンツ記憶部32から抽出する。例えば、抽出部36は、広告コンテンツ記憶部32に記憶されている広告コンテンツのうち、入札価格又はCTRが高い広告コンテンツや、入札価格及びCTRの双方が高い広告コンテンツを優先して抽出する。また、抽出部36は、抽出した広告コンテンツに対応する関連コンテンツを抽出する。このとき、抽出部36は、広告枠用の広告コンテンツ及び誘導用の関連コンテンツを広告コンテンツ記憶部32から抽出する。
【0044】
配信部37は、広告コンテンツ記憶部32に記憶されている広告コンテンツ及び関連コンテンツを配信する。具体的には、配信部37は、広告コンテンツ及び関連コンテンツの取得要求を送信した端末装置10に対して、抽出部36によって抽出された広告枠用の広告コンテンツ及び誘導用の関連コンテンツを配信する。
【0045】
算定部38は、広告主に広告配信料として課金する課金額や、ウェブページを制作している各種サイトを運営している情報提供者に広告表示料として支払う支払額を算定する。例えば、算定部38は、広告コンテンツ記憶部32に記憶されている入札価格と、広告コンテンツや関連コンテンツがウェブページに表示された回数とに基づいて、広告主に請求する課金額を算出する。ただし、この例に限られず、算定部38は、広告コンテンツがユーザにクリックされた回数に基づいて課金額を算出してもよい。また、例えば、算定部38は、広告コンテンツを広告装置30に配信した回数に基づいて、情報提供者に支払う支払額を算定する。
【0046】
〔4.配信装置の構成〕
次に、
図5を用いて、実施形態に係る配信装置100の構成について説明する。
図5は、実施形態に係る配信装置100の構成例を示す図である。
図5に示すように、配信装置100は、通信部110と、コンテンツ記憶部120と、制御部130とを有する。
【0047】
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、端末装置10や広告装置30との間で情報の送受信を行う。
【0048】
コンテンツ記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。そして、コンテンツ記憶部120は、コンテンツの一例であるウェブページを記憶する。例えば、コンテンツ記憶部120は、ウェブページを形成するHTMLファイルや、ウェブページに表示される静止画像や動画像を記憶する。
【0049】
コンテンツ記憶部120に記憶されるウェブページには、広告枠用の広告コンテンツ及び誘導用の関連コンテンツを取得するための広告取得命令が含まれる。また、コンテンツ記憶部120に記憶されるウェブページには、JavaScript(登録商標)やCSS等のスクリプト言語によりに記述される制御情報が含まれる。この制御情報は、ウェブページ及び広告コンテンツの表示態様を制御する。具体的には、実施形態に係る制御情報は、広告枠用の広告コンテンツの表示位置と、誘導用の関連コンテンツの表示位置とを制御する。例えば、制御情報は、ウェブページに含まれる広告表示領域に広告枠用の広告コンテンツを表示するよう制御する。また、制御情報は、誘導用の関連コンテンツをウェブページと重ねて表示するよう制御する。また、制御情報は、誘導用の関連コンテンツを可視領域のスクロールと同期して移動させて表示するよう制御する。このとき、制御情報は、広告表示領域以外のウェブページの領域と、誘導用の関連コンテンツとを重ねて表示するよう制御する。
【0050】
制御部130は、例えば、CPUやMPU等によって、配信装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(配信プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0051】
図5に示すように、制御部130は、受付部131と、配信部132とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、
図5に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、
図5に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0052】
受付部131は、端末装置10からウェブページの取得要求を受け付ける。例えば、受付部131は、ウェブページの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。
【0053】
配信部132は、受付部131によってウェブページの取得要求が受け付けられた場合に、ウェブページ及び制御情報を端末装置10に配信する。具体的には、配信部132は、コンテンツ記憶部120から取得要求対象のウェブページを取得し、取得したウェブページを端末装置10に配信する。上記の通り、コンテンツ記憶部120に記憶されているウェブページには制御情報が含まれるので、配信部132は、ウェブページ及び制御情報を配信することとなる。
【0054】
なお、上述したコンテンツ記憶部120は、制御情報を含むウェブページではなく、ウェブページと制御情報とを個別に記憶してもよい。例えば、コンテンツ記憶部120は、ウェブページを形成するHTMLファイルと、制御情報が記述されたファイルとを対応付けて記憶してもよい。この場合、配信部132は、ウェブページ及び制御情報の双方を端末装置10に配信する。
【0055】
〔5.端末装置の構成〕
次に、
図6を用いて、実施形態に係る端末装置10の構成について説明する。
図6は、実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。
図6に示すように、端末装置10は、通信部11と、入力部12と、出力部13と、制御部14とを有する。
【0056】
通信部11は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部11は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、広告装置30や配信装置100との間で情報の送受信を行う。
【0057】
入力部12は、ユーザから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部12は、キーボードやマウスや操作キー等によって実現される。出力部13は、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、出力部13は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、端末装置10にタッチパネルが採用される場合には、入力部12と出力部13とは一体化される。
【0058】
制御部14は、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(表示プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、ウェブブラウザと呼ばれるアプリケーションプログラムに該当する。また、制御部14は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0059】
図6に示すように、制御部14は、要求部15と、受付部16と、表示制御部40とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部14の内部構成は、
図6に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部14が有する各処理部の接続関係は、
図6に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0060】
要求部15は、入力部12を用いたユーザ操作に従って、配信装置100にウェブページの取得要求を送信する。また、要求部15は、受付部16によって受け付けられたウェブページに広告取得命令が含まれる場合に、広告枠用の広告コンテンツ及び誘導用の関連コンテンツの取得要求を広告装置30に送信する。
【0061】
受付部16は、ウェブページと広告コンテンツと関連コンテンツとを受け付ける。具体的には、受付部16は、要求部15によって送信されたウェブページの取得要求に応答した配信装置100から、広告表示領域を含むウェブページを受け付ける。このとき、受付部16は、ウェブページに広告取得命令が含まれる場合には、広告コンテンツの取得要求を送信するよう要求部15に指示する。そして、受付部16は、要求部15によって送信された広告コンテンツの取得要求に応答した広告装置30から、広告枠用の広告コンテンツ及び誘導用の関連コンテンツを受け付ける。
【0062】
表示制御部40は、受付部16によって受け付けられたウェブページに含まれる制御情報に従って、ウェブページと広告コンテンツと関連コンテンツを出力部130に表示制御する。かかる表示制御部40は、
図6に示すように、判定部41、表示部42と、検知部43とを有する。判定部41、表示部42及び検知部43は、例えば、CPUやMPU等によって、ウェブページに含まれる制御情報がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。すなわち、判定部41は、上述した判定手順により実現され、表示部42は、上述した表示手順により実現され、検知部43は、上述した検知手順により実現される。
【0063】
判定部41は、ウェブページの広告表示領域に表示される広告コンテンツが、端末装置10において実行される表示プログラムであって、ウェブページを表示する表示プログラムによって特定された可視領域内に位置するか否かを判定する。例えば、
図1の例では、判定部41は、広告表示領域があるウェブページの下段まで可視領域がスクロールされた場合に、広告コンテンツが可視領域内に位置すると判定する。他の例では、判定部41は、広告コンテンツの所定の部分(例えば、中心)が端末装置10の表示画面に所定の時間以上表示されたか否かを判定する。
【0064】
表示部42は、受付部16によって受け付けられたウェブページに含まれる制御情報に従って、ウェブページと広告コンテンツと関連コンテンツを出力部13に表示する。具体的には、表示部42は、ウェブページを表示する。また、表示部42は、判定部41によって広告コンテンツが可視領域内に位置しないと判定された場合に、広告表示領域へ誘導する誘導用の関連コンテンツをウェブページとともに表示する。このとき、表示部42は、広告表示領域以外のウェブページの領域と、誘導用の関連コンテンツとを重ねて表示する。
【0065】
また、表示部42は、後述の検知部43によって検知される移動操作で可視領域がスクロールされた場合に、かかるスクロールと同期させて誘導用の関連コンテンツを移動して表示する。なお、実施形態に係る表示部42は、ウェブページの領域にあるトピックと誘導用の関連コンテンツが重なった場合には、誘導用の関連コンテンツをトピックの文字が読めるように透過させて表示する。また、表示部42は、判定部41によってウェブページに含まれる広告表示領域が可視領域内に位置すると判定された場合に、広告表示領域に広告枠用の広告コンテンツを表示する。
【0066】
また、表示部42は、広告コンテンツが表示された場合に、関連コンテンツを非表示にする。具体的には、表示部42は、関連コンテンツを非表示にして可視領域内にあるウェブページの広告表示領域に広告コンテンツを表示する。
【0067】
検知部43は、表示部42によって表示されているウェブページを移動させる移動操作を検知する。実施形態に係る検知部43は、移動操作の一例として、ウェブページに対するスクロール操作を検知する。
【0068】
〔6.広告配信システムの処理フロー〕
次に、
図7を用いて、実施形態に係る広告配信システム1による配信処理の手順について説明する。
図7は、実施形態に係る広告配信システム1による配信処理手順を示すシーケンス図である。
【0069】
図7に示すように、端末装置10は、ユーザ操作に従って、ウェブページの取得要求を配信装置100に送信する(ステップS101)。そして、配信装置100は、ウェブページの取得要求に応じて、制御情報を含むウェブページを端末装置10に配信する(ステップS102)。なお、配信装置100によって配信されるウェブページには、広告装置30のURL等である広告取得命令が含まれる。
【0070】
続いて、端末装置10は、ウェブページに含まれる広告取得命令に基づいて、広告コンテンツ及び関連コンテンツの取得要求を広告装置30に送信する(ステップS103)。そして、広告装置30は、広告コンテンツ及び関連コンテンツの取得要求に応じて、広告コンテンツ及び関連コンテンツを端末装置10に配信する(ステップS104)。
【0071】
そして、端末装置10は、ステップS102において受信したウェブページに含まれる制御情報に従って、ウェブページとステップS104において受信した広告コンテンツと関連コンテンツとを表示する表示処理を行う(ステップS105)。
【0072】
〔7.端末装置の処理フロー〕
次に、
図8を用いて、実施形態に係る端末装置10による処理の手順について説明する。
図8は、実施形態に係る端末装置10による処理手順を示すフローチャートである。
【0073】
図8に示すように、端末装置10は、ユーザからウェブページの表示操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS201)。このとき、端末装置10は、表示操作を受け付けていない場合には(ステップS201;No)、表示操作を受け付けるまで待機する。
【0074】
一方、端末装置10は、表示操作を受け付けた場合には(ステップS201;Yes)、ウェブページの取得要求を配信装置100に送信する(ステップS202)。続いて、端末装置10は、配信装置100からウェブページを受信したか否かを判定する(ステップS203)。このとき、端末装置10は、ウェブページを受信していない場合には(ステップS203;No)、ウェブページを受信するまで待機する。
【0075】
一方、端末装置10は、配信装置100からウェブページを受信した場合には(ステップS203;Yes)、ウェブページに含まれる広告取得要求に従って、広告装置30に広告コンテンツ及び関連コンテンツの取得要求を送信する(ステップS204)。続いて、端末装置10は、広告装置30から広告コンテンツ及び関連コンテンツを受信したか否かを判定する(ステップS205)。このとき、端末装置10は、広告コンテンツ及び関連コンテンツを受信していない場合には(ステップS205;No)、広告コンテンツ及び関連コンテンツを受信するまで待機する。
【0076】
一方、端末装置10は、広告装置30から広告コンテンツ及び関連コンテンツを受信した場合には(ステップS205;Yes)、広告表示領域が可視領域内に位置するか否かを判定する(ステップS206)。このとき、端末装置10は、広告表示領域が可視領域内に位置すると判定した場合には(ステップS206;Yes)、広告コンテンツを広告表示領域に表示して処理を終了する(ステップS212)。
【0077】
一方、端末装置10は、広告表示領域が可視領域内に位置しないと判定した場合には(ステップS206;No)、ウェブページと関連コンテンツとを重ねて表示する(ステップS207)。
【0078】
続いて、端末装置10は、ウェブページを移動させるスクロール操作が行われたか否かを判定する(ステップS208)。このとき、端末装置10は、スクロール操作が行われていない場合には(ステップS208;No)、スクロール操作が行われるまで待機する。
【0079】
一方、端末装置10は、スクロール操作が行われた場合には(ステップS208;Yes)、ステップS207において表示した関連コンテンツをウェブページのスクロールと同期させて移動して表示する(ステップS209)。
【0080】
また、端末装置10は、広告表示領域が可視領域内に位置するか否かを判定する(ステップS210)。このとき、端末装置10は、広告表示領域が可視領域内に位置しないと判定した場合には(ステップS210;No)、スクロール操作が行われるまで待機する。
【0081】
一方、端末装置10は、広告表示領域が可視領域内に位置すると判定した場合には(ステップS210;Yes)、関連コンテンツを非表示にする(ステップS211)とともに、広告コンテンツを広告表示領域に表示する(ステップS212)。
【0082】
〔8.変形例〕
上述した実施形態に係る広告配信システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、広告配信システム1の他の実施形態について説明する。なお、以下に説明する端末装置10は、ウェブページに含まれる制御情報に従って、広告コンテンツの表示処理を行う。
【0083】
〔8−1.関連コンテンツ(1)〕
上述してきた端末装置10は、関連コンテンツを可視領域の右下の位置に限らず、任意の位置に表示してもよい。また、端末装置10は、関連コンテンツを透過させた状態で表示させてもよい。この点について
図9を用いて説明する。
【0084】
図9は、変形例に係る表示処理の一例を示す図である。
図9に示した関連コンテンツA12は、透過させた状態で表示される。具体的には、端末装置10は、関連コンテンツA12をウェブページW1よりも透過性の高い状態で表示する。
図9の例では、端末装置10は、関連コンテンツA12をウェブページW1よりも透過性の高い状態で表示しているので、関連コンテンツA12と重なるウェブページW1のコンテンツ(例えば、トピックスt3)の内容をユーザに理解させることができる。これにより、誘導用の関連コンテンツとウェブページとの双方が視認可能となるので、端末装置10は、ウェブページW1の閲覧を害することなく関連コンテンツA12を表示することができる。
【0085】
また、
図9の左側の例では、端末装置10は、ウェブページW1の初期表示画面において、関連コンテンツA12を可視領域の左下の位置に表示する。そして、ユーザによって可視領域VAがウェブページW1の中段まで下方向にスクロールされたものとする。この場合、端末装置10は、
図9の中央に示すように、可視領域VAのスクロールと同期させて関連コンテンツA12を広告コンテンツA11の方向に移動して表示する。言い換えれば、端末装置10は、関連コンテンツA12を右斜め下方向に移動して表示する。そして、端末装置10は、可視領域VA内にあるウェブページW1のコンテンツ(例えば、トピックスt4〜t7)とともに、関連コンテンツA12を透過性の高い状態で表示する。
【0086】
さらに、ユーザによって可視領域VAがウェブページW1の下段まで下方向にスクロールされたものとする。この場合、端末装置10は、可視領域VAのスクロールと同期させて関連コンテンツA12を広告コンテンツA11の方向に移動して表示する。そして、端末装置10は、可視領域VAがスクロールされて広告コンテンツA11が表示された場合に、関連コンテンツA12を非表示にする。具体的には、
図9の右側に示すように、端末装置10は、関連コンテンツA12を非表示にして可視領域VA内にあるウェブページW1のコンテンツ(例えば、トピックスt8)とともに、広告コンテンツA11を表示する。
【0087】
このように、実施形態に係る端末装置10は、関連コンテンツを透過させた状態で可視領域の任意の位置に表示する。これにより、端末装置10は、ユーザの関連コンテンツへの注目を惹きつけるので、広告コンテンツA11の広告効果を向上させることができる。また、端末装置10は、関連コンテンツを透過させた状態で表示するので、ウェブページW1の閲覧を害することなく関連コンテンツA12を表示することができる。
【0088】
〔8−2.関連コンテンツ(2)〕
上述してきた端末装置10は、関連コンテンツが選択される操作をされた場合に、かかる操作に応じて広告コンテンツに関する情報を表示してもよい。この点について
図10を用いて説明する。
【0089】
図10は、変形例に係る表示処理の一例を示す図である。
図10に示した関連コンテンツA12は、例えば、クリックされた場合に、メッセージA13を表示する。具体的には、端末装置10は、ユーザによってマウスポインタPが移動され関連コンテンツA12の上にある状態でクリックされた場合に、「下にお得な情報があるよ!」と記載された吹き出しのメッセージA13を表示する。
【0090】
このように、実施形態に係る端末装置10は、関連コンテンツA12がクリックされた場合に、メッセージA13を表示する。これにより、端末装置10は、広告コンテンツA11がウェブページW1の下段にあることをユーザに通知することができるので、広告コンテンツA11の広告効果を向上させることができる。
【0091】
なお、関連コンテンツのクリックに限らず、各種の操作が実行された場合に、広告コンテンツに関する情報を表示してもよい。例えば、端末装置10は、関連コンテンツの位置にマウスポインタが重ねられた場合に、広告コンテンツに関する情報を表示する。また、広告コンテンツに関する情報は、メッセージの表示に限らず、関連コンテンツを変動させて表示してもよい。例えば、端末装置10は、関連コンテンツがクリックされた場合に、関連コンテンツのキャラクタを飛び跳ねさせて表示する。
【0092】
〔8−3.関連コンテンツ(3)〕
上述してきた端末装置10は、可視領域と広告表示領域との位置関係に応じて表示対象の関連コンテンツを変動させて表示してもよい。この点について
図11を用いて説明する。
【0093】
図11は、変形例に係る表示処理の一例を示す図である。
図11に示した広告コンテンツA11には、関連するコンテンツとして関連コンテンツA12及び関連コンテンツA14があるものとする。関連コンテンツA14は、静止画像や動画像であり、広告コンテンツA11及び関連コンテンツA12と同一の広告主によって提供される。
図11の例では、関連コンテンツA14は、広告コンテンツA11に含まれるウサギの一部分であるウサギの足の静止画像である。また、
図11の例では、ウェブページW2には、ウェブページW2の中段に広告表示領域AR12が設けられている。
【0094】
図11の左側の例では、端末装置10は、ウェブページW2の初期表示画面において、関連コンテンツA12を可視領域VAの右下の位置に表示する。そして、ユーザによって可視領域VAがウェブページW2の中段まで下方向にスクロールされ広告コンテンツA11が表示されたものとする。この場合、端末装置10は、
図11の中央に示すように、広告コンテンツA11を広告表示領域AR12に表示し、関連コンテンツA12を非表示にする。
【0095】
さらに、ユーザによって可視領域VAがウェブページW2の下段まで下方向にスクロールされたものとする。この場合、端末装置10は、可視領域VAのスクロールと同期させて関連コンテンツA12を広告コンテンツA11の方向に移動して表示する。そして、端末装置10は、可視領域VAが広告表示領域AR12を通り過ぎて広告コンテンツA11が表示されなくなった場合に、関連コンテンツA14を可視領域VAの右上の位置に表示する。
【0096】
このように、実施形態に係る端末装置10は、可視領域VAが広告表示領域AR12を通り過ぎて広告コンテンツA11が表示されなくなった場合に、関連コンテンツA14を可視領域VA内に表示する。これにより、端末装置10は、可視領域VAが広告表示領域AR12を通り過ぎて広告コンテンツA11が表示されなくなった後もユーザの関心を関連コンテンツに惹きつけることができるので、広告コンテンツA11の広告効果を向上させることができる。
【0097】
なお、端末装置10は、広告コンテンツが表示された後に、可視領域が上方向に移動されて広告コンテンツが表示されなくなった場合に、関連コンテンツを再表示してもよい。この点について
図11を用いて説明する。
【0098】
図11の中央に示すように、可視領域VAがウェブページW2の中段にあって広告コンテンツA11が広告表示領域AR12に表示されているものとする。なお、関連コンテンツA12は、非表示にされているものとする。そして、ユーザによって可視領域VAがウェブページW2の上段まで上方向にスクロールされたものとする。この場合、
図11の左側に示すように、端末装置10は、可視領域VAのスクロールと同期させて関連コンテンツA12を上方向に移動して再表示する。
【0099】
これにより、端末装置10は、広告コンテンツが表示された後に、可視領域が上方向に移動されて広告コンテンツが表示されなくなった場合にも関連コンテンツを表示してユーザの関心を関連コンテンツに惹きつけることができるので、広告コンテンツA11の広告効果を向上させることができる。
【0100】
〔8−4.関連コンテンツ(4)〕
上述してきた端末装置10は、可視領域VAが広告表示領域から離れる方向に移動した場合に、関連コンテンツを継続して表示してもよい。この点について
図12を用いて説明する。
【0101】
図12は、変形例に係る表示処理の一例を示す図である。
図12の左側の例では、端末装置10は、可視領域VAの右下の位置に関連コンテンツA12を表示する。そして、ユーザによって可視領域VAがウェブページW1の上段まで上方向にスクロールされたものとする。この場合、端末装置10は、
図12の右側に示すように、可視領域VAのスクロールと同期させて関連コンテンツA12を移動して表示する。すなわち、端末装置10は、関連コンテンツA12を上方向に移動して継続して表示する。
【0102】
なお、端末装置10は、上下方向のスクロールに限らず、左右方向に画面がスクロールされた場合に、画面のスクロールの方向に同期して関連コンテンツA12を移動して継続して表示してもよい。
【0103】
このように、実施形態に係る端末装置10は、可視領域VAが広告表示領域AR11から離れる方向に移動した場合に、関連コンテンツを継続して表示する。これにより、可視領域VAが広告表示領域AR11から離れる方向に移動した場合にも関連コンテンツにユーザの関心を継続して惹きつけることができるので、広告コンテンツA11の広告効果を向上させることができる。
【0104】
〔8−5.関連コンテンツ(5)〕
上述してきた端末装置10は、広告コンテンツに含まれる所定の位置が所定の時間以上表示されたことが検知された場合に、かかる関連コンテンツを非表示にしてもよい。この点について
図13を用いて説明する。
【0105】
図13は、変形例に係る表示処理の一例を示す図である。
図13の左側の例では、端末装置10は、可視領域VAの右下の位置に関連コンテンツA12を表示する。そして、ユーザによって可視領域VAがウェブページW1の下段まで下方向にスクロールされたものとする。この場合、端末装置10は、
図13の中央に示すように、可視領域VAのスクロールと同期させて関連コンテンツA12を移動して表示する。そして、端末装置10は、広告コンテンツA11の中心部が所定の時間以上表示されたか否かを判定する。ここで、端末装置10は、広告コンテンツA11の中心部が所定の時間以上表示されていないと判定された場合には、関連コンテンツA12を非表示にせず、所定の時間が経過するまで継続して関連コンテンツA12を表示する。一方、端末装置10は、広告コンテンツA11の中心部が所定の時間以上表示されたと判定された場合には、
図13の右側に示すように、関連コンテンツA12を非表示にする。
【0106】
このように、実施形態に係る端末装置10は、広告コンテンツA11の所定の部分が所定の時間以上表示されるまで継続して関連コンテンツA12を表示するので、広告コンテンツA11が瞬間的にしか表示されなかった場合でも、ユーザの関心を継続して惹きつけることができる。これにより、端末装置10は、広告コンテンツA11の広告効果を向上させることができるとともに、広告主の満足度を向上させることができる。
【0107】
〔8−6.関連コンテンツ(6)〕
上述してきた端末装置10は、関連コンテンツが広告コンテンツ内の所定の位置に表示された場合に、関連コンテンツを非表示にしてもよい。この点について
図14を用いて説明する。
【0108】
図14は、変形例に係る表示処理の一例を示す図である。
図14の左側の例では、端末装置10は、可視領域VAの右下の位置に関連コンテンツA12を表示する。ここで、関連コンテンツA12は、
図14に示すように、広告コンテンツA11に含まれるウサギの全体像の画像である。
【0109】
そして、ユーザによって可視領域VAがウェブページW1の中段まで下方向にスクロールされたものとする。この場合、端末装置10は、
図14の中央に示すように、可視領域VAのスクロールと同期させて関連コンテンツA12を下方向に移動して表示する。
【0110】
さらに、ユーザによって可視領域VAがウェブページW1の下段まで下方向にスクロールされたものとする。この場合、端末装置10は、可視領域VAのスクロールと同期させて関連コンテンツA12を広告コンテンツA11の下方向に移動して表示する。そして、端末装置10は、可視領域VAがスクロールされて関連コンテンツA12が広告コンテンツA11に描写されたウサギの位置に重なって表示された場合に、関連コンテンツA12を非表示にする。具体的には、
図14の右側に示すように、端末装置10は、関連コンテンツA12を非表示にして可視領域VA内にあるウェブページW1のコンテンツ(例えば、トピックスt8)とともに、広告コンテンツA11を表示する。
【0111】
このように、実施形態に係る端末装置10は、関連コンテンツA12が広告コンテンツA11の一部分の位置に表示された場合に、関連コンテンツA12を非表示にするので、関連コンテンツA12が広告コンテンツA11に吸い込まれるように消える。これにより、端末装置10は、ユーザの関心を広告コンテンツA11により惹きつけることができるので、広告コンテンツA11の広告効果を向上させることができる。
【0112】
〔8−7.装置構成〕
また、上記実施形態では、広告配信システム1に、広告装置30と配信装置100とが含まれる例を示したが、広告装置30と配信装置100とは1個の装置として形成されてもよい。この場合、
図5に示した配信装置100は、例えば、
図3に示した広告コンテンツ記憶部32、入稿受付部34及び抽出部36を有する。そして、配信装置100は、端末装置10からウェブページの取得要求を受け付けた場合に、広告コンテンツ記憶部32から抽出した広告コンテンツ及び関連コンテンツとともに、広告取得命令を含まないウェブページを端末装置10に配信する。
【0113】
また、上記実施形態では、広告装置30から端末装置10に広告コンテンツ及び関連コンテンツが配信される例を示したが、配信装置100が、広告装置30から広告コンテンツや関連コンテンツを取得してもよい。この場合、広告装置30の要求受付部35は、配信装置100から広告コンテンツ及び関連コンテンツの取得要求を受け付ける。また、広告装置30の配信部37は、配信装置100に広告コンテンツ及び関連コンテンツを配信する。また、配信装置100の配信部132は、広告装置30から取得した広告コンテンツ及び関連コンテンツとともに、広告取得命令を含まないウェブページを端末装置10に配信する。
【0114】
〔8−8.課金額の算定〕
また、上記実施形態では、広告装置30の算定部38は、広告コンテンツの表示に基づいて、広告配信料として広告主に課金する課金額を算定してもよい。この点について、
図15を用いて説明する。
【0115】
図15は、変形例に係る算定処理の一例を示す図である。
図15に示すように、端末装置10は、ユーザによってスクロール操作が行われ広告コンテンツが表示された場合に、表示情報を配信装置100に送信する(ステップS301)。具体的には、端末装置10の検知部43は、可視領域内に広告表示領域が入り広告コンテンツが表示されことを検知した場合に、表示情報を配信装置100に送信する。この送信処理は、検知部43によって行われてもよいし、
図6に図示しない送信部によって行われてもよい。
【0116】
続いて、
図15に示すように、配信装置100は、端末装置10から受信した表示情報を広告装置30に送信する(ステップS302)。そして、広告装置30の算定部38は、配信装置100から受信した表示情報に基づいて、広告主への課金額を算定する(ステップS303)。例えば、算定部38は、広告コンテンツが表示された時間が長いほど、課金額を高く算定する。
【0117】
このように、算定部38は、スクロール回数やスクロール時間を用いることで、広告効果と直結する公平な課金額を算定することができる。
【0118】
なお、上述してきた例では、広告コンテンツの表示に基づいて、課金額を算定する例を示したが、広告コンテンツのクリック回数に基づいて、課金額を算定してもよい。
【0119】
また、上述してきた例では、広告コンテンツの表示に基づいて、課金額を算定する例を示したが、関連コンテンツの表示やクリック回数に基づいて、課金額を算定してもよい。
【0120】
また、上述してきた例では、広告装置30が課金額を算定する例を示したが、配信装置100が課金額を算定してもよい。この場合、配信装置100は、
図3に示した算定部38を有する。
【0121】
〔8−9.その他〕
また、上記実施形態では、広告コンテンツやウェブページのリンク領域を選択するユーザ操作を「クリック」と表記したが、かかるユーザ操作は、マウスを用いたクリック操作に限られない。例えば、上述してきた「クリック」は、指によって広告コンテンツ等をタップする操作や、視線によって広告コンテンツ等を選択する操作であってもよい。
【0122】
また、上記実施形態では、ウェブページに誘導用の関連コンテンツが重ねて表示される例を示したが、誘導用の関連コンテンツと重ねて表示されるコンテンツは、ウェブページに限られない。例えば、携帯電話ゲーム等の画面に広告表示領域が含まれる場合、上述してきた誘導用の関連コンテンツは、ゲーム画面等と重ねて表示されてもよい。
【0123】
また、上記実施形態では、広告コンテンツを例に挙げて説明したが、ウェブページに表示されるコンテンツは、広告目的の広告コンテンツに限られない。例えば、上述してきた広告コンテンツは、天気情報や震災情報などを通知するためのコンテンツであってもよい。
【0124】
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0125】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、
図6に示した要求部15及び受付部16は統合されてもよい。
【0126】
また、上述してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。例えば、
図10に示した実施形態と、
図9、
図11〜14に示した実施形態とを組み合わせることができる。例えば、端末装置10は、
図11に示した誘導用の関連コンテンツA12がクリックされた場合に、
図10に示したメッセージA13を表示する。
【0127】
〔8−10.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る端末装置10及び配信装置100は、例えば
図16に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、配信装置100を例に挙げて説明する。
図16は、配信装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0128】
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0129】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、通信網50(
図2に示したネットワークNに対応)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを通信網50を介して他の機器へ送信する。
【0130】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0131】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0132】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る配信装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、コンテンツ記憶部120内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網50を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0133】
また、例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る端末装置10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部14の機能を実現する。
【0134】
〔9.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る配信装置100は、配信部132を有する。配信部132は、制御情報とともにウェブページ(第1コンテンツの一例)を端末装置10に配信する。制御情報は、ウェブページに含まれる広告表示領域(表示領域の一例)に表示される広告コンテンツ(第2コンテンツの一例)が端末装置10において実行される表示プログラムであって、ウェブページを表示する表示プログラムによって特定された可視領域内に位置するか否かを判定する判定手順と、判定手順によって広告コンテンツが可視領域内に位置していないと判定された場合に、ウェブページと関連コンテンツ(第3コンテンツの一例)とを重ねて表示する表示手順と、を端末装置に実行させる。
【0135】
これにより、実施形態に係る配信装置100は、広告表示領域AR11へユーザを誘導することができるので、広告コンテンツA11の広告効果を向上させることができる。
【0136】
また、実施形態に係る配信装置100において、制御情報は、表示手順によって表示されているウェブページを移動させるスクロール操作(移動操作の一例)を検知する検知手順をさらに備える。表示手順は、検知手順によって検知されたスクロール操作に応じて関連コンテンツを表示する。
【0137】
また、実施形態に係る配信装置100において、表示手順は、検知手順によって検知されたスクロール操作によるウェブページの移動と同期して関連コンテンツの表示位置を移動させて表示する。
【0138】
また、実施形態に係る配信装置100において、検知手順は、広告コンテンツに含まれる所定の位置が所定の時間表示されたか否かを検知する。表示手順は、検知手順によって広告コンテンツに含まれる所定の位置が所定の時間以上表示されたことが検知された場合に、関連コンテンツを非表示にする。
【0139】
また、実施形態に係る配信装置100において、検知手順は、スクロール操作に応じて関連コンテンツが広告コンテンツ内の所定の位置に表示されたか否かを検知する。表示手順は、検知手順によって関連コンテンツが所定の位置に表示されたことが検知された場合に、関連コンテンツを非表示にする。
【0140】
また、実施形態に係る配信装置100において、表示手順は、関連コンテンツを非表示にした後に、判定手順によって広告コンテンツが可視領域内に位置していないと判定された場合に、関連コンテンツをウェブページと重ねて再表示する。
【0141】
また、実施形態に係る配信装置100において、表示手順は、関連コンテンツがクリック(選択される操作の一例)された場合に、クリックに応じて広告コンテンツに関する情報を表示する。
【0142】
また、実施形態に係る配信装置100において、表示手順は、可視領域と広告表示領域との位置関係に応じて表示対象の関連コンテンツを変動させて表示する。
【0143】
また、実施形態に係る配信装置100において、表示手順は、ウェブページと、関連コンテンツとして広告コンテンツの一部分とを重ねて表示する。
【0144】
また、実施形態に係る配信装置100において、表示手順は、関連コンテンツをウェブページよりも透過性の高い状態で表示する。
【0145】
また、実施形態に係る配信装置100において、表示手順は、ウェブページと、広告コンテンツに関連する関連コンテンツとを重ねて表示する。
【0146】
これにより、実施形態に係る配信装置100は、広告コンテンツの広告効果を向上させることができる。
【0147】
また、実施形態に係る配信装置100は、広告コンテンツに含まれる所定の位置が所定の時間以上表示された場合、又は、広告コンテンツがクリックされた場合に、広告コンテンツを入稿した入稿元に課金する課金額を算定する算定部をさらに有する。
【0148】
これにより、実施形態に係る配信装置100は、広告効果と直結する公平な課金額を算定することができる。
【0149】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。