特許第5774711号(P5774711)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ▲ホア▼▲ウェイ▼技術有限公司の特許一覧

特許5774711擬似回線ルーティング伝播の方法および装置
<>
  • 特許5774711-擬似回線ルーティング伝播の方法および装置 図000002
  • 特許5774711-擬似回線ルーティング伝播の方法および装置 図000003
  • 特許5774711-擬似回線ルーティング伝播の方法および装置 図000004
  • 特許5774711-擬似回線ルーティング伝播の方法および装置 図000005
  • 特許5774711-擬似回線ルーティング伝播の方法および装置 図000006
  • 特許5774711-擬似回線ルーティング伝播の方法および装置 図000007
  • 特許5774711-擬似回線ルーティング伝播の方法および装置 図000008
  • 特許5774711-擬似回線ルーティング伝播の方法および装置 図000009
  • 特許5774711-擬似回線ルーティング伝播の方法および装置 図000010
  • 特許5774711-擬似回線ルーティング伝播の方法および装置 図000011
  • 特許5774711-擬似回線ルーティング伝播の方法および装置 図000012
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5774711
(24)【登録日】2015年7月10日
(45)【発行日】2015年9月9日
(54)【発明の名称】擬似回線ルーティング伝播の方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04L 12/70 20130101AFI20150820BHJP
   H04L 12/66 20060101ALI20150820BHJP
   H04L 12/751 20130101ALI20150820BHJP
【FI】
   H04L12/70 D
   H04L12/66 E
   H04L12/751
【請求項の数】15
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2013-535249(P2013-535249)
(86)(22)【出願日】2011年6月15日
(65)【公表番号】特表2013-546240(P2013-546240A)
(43)【公表日】2013年12月26日
(86)【国際出願番号】CN2011075749
(87)【国際公開番号】WO2012055247
(87)【国際公開日】20120503
【審査請求日】2013年6月11日
(31)【優先権主張番号】201010526452.5
(32)【優先日】2010年10月26日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】504277388
【氏名又は名称】▲ホア▼▲ウェイ▼技術有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100146835
【弁理士】
【氏名又は名称】佐伯 義文
(74)【代理人】
【識別番号】100140534
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】徐 ▲衛▼平
【審査官】 廣川 浩
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−069621(JP,A)
【文献】 国際公開第2008/139553(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0285089(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2005/0105519(US,A1)
【文献】 今野 幸典,プライベートなインターネットエクスチェンジを実現する経路制御手法の提案,情報処理学会研究報告,日本,社団法人情報処理学会,1997年10月17日,第97巻 第97号,p.7〜12
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 12/00−12/955
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
集約ノード装置によって擬似回線ルート情報を伝播するための方法であって、
アクセス装置によって送信された非ルーティングプロトコルメッセージを受信するステップであって、前記非ルーティングプロトコルメッセージが、前記アクセス装置のポート情報を搬送するレイヤ2管理プロトコルメッセージである、ステップと、
前記非ルーティングプロトコルメッセージにおいて搬送された前記ポート情報に従って、ポート情報とアクセス回線識別子とのあらかじめ構成されたマッピング関係から、前記ポート情報に対応したアクセス回線識別子を検索するステップ、および、前記アクセス回線識別子を、前記アクセス装置のグローバル識別子とプレフィックスと共に、前記アクセス装置の擬似回線ルート情報としての接続個別識別子情報の中にカプセル化するステップと、
前記擬似回線ルート情報に従って、前記擬似回線ルート情報を搬送するルーティングプロトコルメッセージを生成するステップと、
前記ルーティングプロトコルメッセージを交換装置に送信するステップと
を含む方法。
【請求項2】
前記レイヤ2管理プロトコルメッセージが、アクセスノード制御プロトコルメッセージ
である、請求項1に記載の擬似回線ルート情報を伝播するための方法。
【請求項3】
前記ルーティングプロトコルメッセージが、内部ゲートウェイプロトコルメッセージまたはマルチプロトコルボーダーゲートウェイプロトコルメッセージである、請求項1または2に記載の擬似回線ルート情報を伝播するための方法。
【請求項4】
前記アクセス装置の前記ポート情報が、光ネットワークユニットのポート情報、および/または光回線終端装置のポート情報を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の擬似回線ルート情報を伝播するための方法。
【請求項5】
アクセス装置によって送信された非ルーティングプロトコルメッセージを受信するように構成された受信モジュールであって、前記非ルーティングプロトコルメッセージが、ポート情報を搬送するレイヤ2管理プロトコルメッセージである、受信モジュールと、
前記受信モジュールによって受信された前記非ルーティングプロトコルメッセージに従って、前記アクセス装置の擬似回線ルート情報を取得するように構成された取得モジュールと、
前記取得モジュールによって取得された前記擬似回線ルート情報に従って、前記擬似回線ルート情報を搬送するルーティングプロトコルメッセージを生成するように構成された生成モジュールと、
交換装置が前記擬似回線ルート情報を伝播するように、前記生成モジュールによって生成された前記ルーティングプロトコルメッセージを前記交換装置に送信するように構成された送信モジュールと
を含む集約ノード装置であって、
前記取得モジュールが、
前記非ルーティングプロトコルメッセージにおいて搬送された前記ポート情報に従って、ポート情報とアクセス回線識別子とのあらかじめ構成されたマッピング関係から、前記ポート情報に対応したアクセス回線識別子を検索するように構成された検索ユニットと、
前記アクセス回線識別子を、前記アクセス装置のグローバル識別子とプレフィックスと共に、前記アクセス装置の前記擬似回線ルート情報の中にカプセル化するように構成されたカプセル化ユニットと
を含む、
集約ノード装置。
【請求項6】
前記レイヤ2管理プロトコルメッセージが、アクセスノード制御プロトコルメッセージである、請求項5に記載の集約ノード装置。
【請求項7】
前記ルーティングプロトコルメッセージが、内部ゲートウェイプロトコルメッセージまたはマルチプロトコルボーダーゲートウェイプロトコルメッセージである、請求項5または6に記載の集約ノード装置。
【請求項8】
前記アクセス装置の前記ポート情報が、パッシブ光ネットワークにおける光ネットワークユニットのポート情報、および/または前記パッシブ光ネットワークにおける光回線終端装置のポート情報を含む、請求項5から7のいずれか一項に記載の集約ノード装置。
【請求項9】
集約ノード装置によって擬似回線ルート情報を伝播するための方法であって、
アクセス装置によって送信された非ルーティングプロトコルメッセージを受信するステップであって、前記非ルーティングプロトコルメッセージが、前記アクセス装置の擬似回線ルート情報を搬送するレイヤ2管理プロトコルメッセージであり、前記アクセス装置の前記擬似回線ルート情報が、アクセス回線識別子、ならびに前記アクセス装置のグローバル識別子およびプレフィックスを示す、ステップと、
前記非ルーティングプロトコルメッセージに従って、前記アクセス装置の前記擬似回線ルート情報を取得するステップと、
前記擬似回線ルート情報に従って、前記擬似回線ルート情報を搬送するルーティングプロトコルメッセージを生成するステップ、および、交換装置が前記擬似回線ルート情報を伝播するように、前記ルーティングプロトコルメッセージを前記交換装置に送信するステップと
を含む方法。
【請求項10】
モバイル通信用グローバルシステムプロトコルが、前記レイヤ2管理プロトコルメッセージとして採用される、請求項9に記載の擬似回線ルート情報を伝播するための方法。
【請求項11】
前記ルーティングプロトコルメッセージが、内部ゲートウェイプロトコルメッセージまたはマルチプロトコルボーダーゲートウェイプロトコルメッセージである、請求項9または10に記載の擬似回線ルート情報を伝播するための方法。
【請求項12】
前記アクセス装置のポート情報が、パッシブ光ネットワークにおける光ネットワークユニットのポート情報、および/または前記パッシブ光ネットワークにおける光回線終端装置のポート情報を含む、請求項9から11のいずれか一項に記載の擬似回線ルート情報を伝播するための方法。
【請求項13】
アクセス装置によって送信された非ルーティングプロトコルメッセージを受信するように構成された受信モジュールであって、前記非ルーティングプロトコルメッセージが、前記アクセス装置の擬似回線ルート情報を搬送するレイヤ2管理プロトコルメッセージであり、前記アクセス装置の前記擬似回線ルート情報が、アクセス回線識別子、ならびに前記アクセス装置のグローバル識別子およびプレフィックスを示す、受信モジュールと、
前記受信モジュールによって受信された前記非ルーティングプロトコルメッセージに従って、前記アクセス装置の前記擬似回線ルート情報を取得するように構成された取得モジュールと、
前記取得モジュールによって取得された前記擬似回線ルート情報に従って、前記擬似回線ルート情報を搬送するルーティングプロトコルメッセージを生成するように構成された生成モジュールと、
前記生成モジュールによって生成された前記ルーティングプロトコルメッセージを交換装置に送信するように構成された送信モジュールと
を含む集約ノード装置。
【請求項14】
前記レイヤ2管理プロトコルメッセージが、アクセスノード制御プロトコルメッセージであり、
前記ルーティングプロトコルメッセージが、内部ゲートウェイプロトコルメッセージまたはマルチプロトコルボーダーゲートウェイプロトコルメッセージである、請求項13に記載の集約ノード装置。
【請求項15】
前記アクセス装置のポート情報が、パッシブ光ネットワークにおける光ネットワークユニットのポート情報、および/または前記パッシブ光ネットワークにおける光回線終端装置のポート情報を含む、請求項13または14に記載の集約ノード装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、その全体において参照により本明細書に組み込まれる、2010年10月26日に中国特許庁に出願され、「METHOD, SYSTEM AND AGGREGATION NODE EQUIPMENT FOR DIFFUSING PSEUDOWIRE ROUTE」と題された、中国特許出願第201010526452.5号の優先権を主張するものである。
【0002】
本発明は、通信技術の分野に関し、詳細には、擬似回線ルートを伝播するための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0003】
擬似回線(Pseudo Wire, PW)は、パケット交換ネットワーク(Packet Switching Network, PSN)を通して、プロバイダエッジ(Provider Edge, PE)から、別の1つまたは複数のPEに、エミュレーションサービスのキー要素を搬送するメカニズムである。ほとんどのケースでは、シングルセグメント擬似回線(Single-Segment Pseudo Wire, SS-PW)が、搬送要件を満たすことができる。しかしながら、2つのPEの間でシグナリング接続またはトンネルの確立に失敗する、または2つのPE上のシグナリングが異なるケースでは、マルチセグメント擬似回線(Multi-Segment Pseudo Wire, MS-PW)が、搬送を完了するのに必要とされる。マルチセグメントPWが確立されるとき、デジタル加入者線アクセスマルチプレクサ(Digital Subscriber Line Access Multiplexer, DSLAM)などのアクセス装置が、ネットワークにおける各ノード装置にPWルートを伝播する必要があり、その結果、アクセス装置(DSLAMなど)および交換装置(Switching PE, S-PE)は、ルーティング情報に従って自動的に宛先ノード装置を見つけ、それにより、データ交換を完了することができる。
【0004】
先行技術におけるPWルート伝播のための方法は、図1に示す通りである。ここで、アクセス装置(DSLAM1など)は、内部ゲートウェイプロトコル(Interior Gateway Protocol, IGP)メッセージ、またはマルチプロトコルボーダーゲートウェイプロトコル(Multiple Protocol Border Gateway Protocol, MP-BGP)メッセージを採用して、アクセス装置のPWルートを交換装置S-PEに送信する。同様に、集約ノード装置(ルータRouter1など)もまた、IGPプロトコルメッセージまたはMP-BGPプロトコルメッセージを採用して、集約ノード装置のPWルートを交換装置S-PEに伝播する。PWルートを受信した後で、交換装置S-PEは、IGPプロトコルメッセージまたはMP-BGPプロトコルメッセージを採用して、PWルートを、ネットワークにおける他のノード装置(ルータRouter2およびアクセス装置DSLAM2など)に伝播し、1つまたは複数の他のノード装置(Router2およびアクセス装置DSLAM2など)は、IGPプロトコルメッセージまたはMP-BGPプロトコルメッセージからPWルートを抽出して、それにより、ネットワークにおけるPWルートの伝播を完了する。
【0005】
アクセス装置は、一般に、レイヤ2装置である。しかしながら、マルチセグメントPWシナリオでは、PWルートの伝播をサポートするために、アクセス装置は、制御プレーンをレイヤ3にアップグレードする必要があり、これは、アクセス装置の複雑性を増大させるだけでなく、アクセス装置の負担もまた増大させる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の実施形態において解決すべき技術的課題は、アクセス装置の複雑性を低減するために、擬似回線ルートを伝播するための方法、システム、および集約ノード装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態は、擬似回線ルートを伝播するための方法を提供し、方法は、
アクセス装置によって送信された非ルーティングプロトコルメッセージを受信するステップであって、非ルーティングプロトコルメッセージが、アクセス装置のポート情報を搬送するレイヤ2管理プロトコルメッセージである、ステップと、
非ルーティングプロトコルメッセージにおいて搬送されたポート情報に従って、ポート情報とアクセス回線識別子とのあらかじめ構成されたマッピング関係において、ポート情報に対応したアクセス回線識別子を検索するステップ、および、アクセス回線識別子を、アクセス装置のグローバル識別子とプレフィックスと共に、アクセス装置の擬似回線ルートとしての接続個別識別子情報の中にカプセル化するステップと、
擬似回線ルートに従って、擬似回線ルートを搬送するルーティングプロトコルメッセージを生成するステップと
ルーティングプロトコルメッセージを交換装置に送信するステップと
を含む。
【0008】
それに応じて、本発明の実施形態は、集約ノード装置をさらに提供し、集約ノード装置は、
アクセス装置によって送信された非ルーティングプロトコルメッセージを受信するように構成された受信モジュールであって、非ルーティングプロトコルメッセージが、ポート情報を搬送するレイヤ2管理プロトコルメッセージである、受信モジュールと、
受信モジュールによって受信された非ルーティングプロトコルメッセージに従って、アクセス装置の擬似回線ルートを取得するように構成された取得モジュールと、
取得モジュールによって取得された擬似回線ルートに従って、擬似回線ルートを搬送するルーティングプロトコルメッセージを生成するように構成された生成モジュールと
生成モジュールによって生成されたルーティングプロトコルメッセージを交換装置に送信するように構成された送信モジュールと
を含み、
取得モジュールが、
非ルーティングプロトコルメッセージにおいて搬送されたポート情報に従って、ポート情報とアクセス回線識別子とのあらかじめ構成されたマッピング関係において、ポート情報に対応したアクセス回線識別子を検索するように構成された検索ユニットと、
アクセス回線識別子を、アクセス装置のグローバル識別子とプレフィックスと共に、アクセス装置の擬似回線ルートの中にカプセル化するように構成されたカプセル化ユニットと
を含む。
【0009】
本発明の実施形態は、擬似回線ルートを伝播するための方法をさらに提供し、方法は、
アクセス装置によって送信された非ルーティングプロトコルメッセージを受信するステップであって、非ルーティングプロトコルメッセージが、アクセス装置の擬似回線ルートを搬送するレイヤ2管理プロトコルメッセージであり、アクセス装置の擬似回線ルートが、アクセス回線識別子、ならびにアクセス装置のグローバル識別子およびプレフィックスを示す、ステップと、
非ルーティングプロトコルメッセージに基づいて、アクセス装置の擬似回線ルートを取得するステップと、
擬似回線ルートに従って、擬似回線ルートを搬送するルーティングプロトコルメッセージを生成するステップ、および、交換装置が擬似回線ルートを伝播するように、ルーティングプロトコルメッセージを交換装置に送信するステップと
を含む。
【0010】
本発明の実施形態は、集約ノード装置をさらに提供し、集約ノード装置は、
アクセス装置によって送信された非ルーティングプロトコルメッセージを受信するように構成された受信モジュールであって、非ルーティングプロトコルメッセージが、アクセス装置の擬似回線ルートを搬送するレイヤ2管理プロトコルメッセージであり、アクセス装置の擬似回線ルートが、アクセス回線識別子、ならびにアクセス装置のグローバル識別子およびプレフィックスを示す、受信モジュールと、
受信モジュールによって受信された非ルーティングプロトコルメッセージに従って、アクセス装置の擬似回線ルートを取得するように構成された取得モジュールと、
取得モジュールによって取得された擬似回線ルートに従って、擬似回線ルートを搬送するルーティングプロトコルメッセージを生成するように構成された生成モジュールと
生成モジュールによって生成されたルーティングプロトコルメッセージを交換装置に送信するように構成された送信モジュールと
を含む。
【0011】
本発明の実施形態において、集約ノード装置は、アクセス装置によって送信された非ルーティングプロトコルメッセージを受信し(ここで、非ルーティングプロトコルメッセージは、擬似回線ルートを搬送する、またはアクセス装置のポート情報を搬送する)、非ルーティングプロトコルメッセージに従って擬似回線ルートを取得し、擬似回線ルートを搬送するルーティングプロトコルメッセージを生成し、交換装置が擬似回線ルートを伝播するように、ルーティングプロトコルメッセージを交換装置に送信する。これにより、アクセス装置にルーティングプロトコルメッセージを送信させないようにし、アクセス装置が、アクセス装置の擬似回線ルートのみを保持すればよいようにし、それにより、レイヤ2ネットワークにおける擬似回線ルートの伝送を実装して、アクセス装置の複雑性を低減する。
【0012】
本発明の実施形態に従った、または先行技術における技術的なソリューションをより明確に示すために、以下では、実施形態で使用されることになる添付の図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の説明における添付の図面は、本発明のいくつかの実施形態であるにすぎず、当業者は、創造的な取り組みなしに、添付の図面から他の図面を引き出すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】先行技術においてマルチセグメント擬似回線の擬似回線ルートを配信する概略図である。
図2】本発明の実施形態1に従ってPWルートを伝播する概略図である。
図3】本発明の実施形態1に従って擬似回線ルートを伝播するための方法の流れ図である。
図4】本発明の実施形態2に従って擬似回線ルートを伝播するための方法の流れ図である。
図5】本発明の実施形態2に従ったANCP拡張フィールドの概略構造図である。
図6】本発明の実施形態2に従ったETH OAM拡張フィールドの概略構造図である。
図7】本発明の実施形態3に従って擬似回線ルートを伝播するための方法の流れ図である。
図8】本発明の実施形態4に従った集約ノード装置の概略構造図である。
図9】本発明の実施形態5に従って擬似回線ルートを伝播するためのシステムの概略構造図である。
図10】本発明の実施形態5に従って擬似回線ルートを伝播するための別のシステムの概略構造図である。
図11】本発明の実施形態5に従って擬似回線ルートを伝播するためのさらに別のシステムの概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の実施形態における技術的なソリューションを、本発明の実施形態における添付の図面を参照して、以下で明確かつ完全に説明する。説明される実施形態は、本発明の実施形態のすべてではなく、その一部のみであることは明らかである。本発明の実施形態に基づいて、創造的な取り組みなしに当業者によって取得されるすべての他の実施形態は、本発明の保護範囲内に入るものとする。
【0015】
本発明の実施形態は、アクセス装置の複雑性および負担を低減するために、擬似回線ルートを伝播するための方法、システム、および集約ノード装置を提供する。実施形態を、それぞれ、以下において詳細に説明する。
【0016】
実施形態1
図2を参照すると、アクセス装置DSLAM1から集約ノード装置Router1までのセグメント、およびアクセス装置DSLAM2から集約ノード装置Router2までのセグメントが、一般に、アクセスセグメントと呼ばれる。アクセスセグメントでは、非ルーティングプロトコルをメッセージ伝送のために採用することができる。たとえば、アクセス装置の特定の構成プロトコルを介したPWルートの配信により、アクセス装置の複雑性および負担を低減することができる。
【0017】
たとえば、DSLAM1およびDSLAM2などのアクセス装置は、アクセス装置のPWルートの伝播を実装するために、アクセスノード制御プロトコル(Access Node Control Protocol, ANCP)、またはイーサネット(登録商標)運用、管理および保守(Ethernet(登録商標) Operation, Administration and Maintenance, ETH OAM)プロトコルなどの、特定の構成プロトコルを採用することができる。一般に、ANCPプロトコルは、デジタル加入者線(Digital Subscriber Line, DSL)アクセスシナリオ、またはイーサネット(登録商標)アクセスシナリオで使用され、ETH OAMプロトコルは、ギガビット対応パッシブ光ネットワーク(Gigabit-Capable PON, GPON)アクセスシナリオで使用される。しかしながら、他のケースも排除しない。たとえば、ETH OAMプロトコルがまた、DSLアクセスシナリオ、イーサネット(登録商標)アクセスシナリオ、またはイーサネット(登録商標)パッシブ光ネットワーク(Ethernet(登録商標) Passive Optical Network, EPON)アクセスシナリオで使用されてもよい。
【0018】
図3は、本発明の第1の実施形態に従って擬似回線ルートを伝播するための方法の基本プロセスを示しており、ここで、この実施形態に従って擬似回線ルートを伝播するための方法は、以下を含む。
【0019】
ステップ301:集約ノード装置が、アクセス装置から発生した非ルーティングプロトコルメッセージを受信し、ここで、非ルーティングプロトコルメッセージは、擬似回線ルートを搬送する、またはアクセス装置のポート情報を搬送する。
【0020】
オプションのやり方で、アクセス装置は、擬似回線ルーティングテーブルを保持することができる。アクセス装置は、擬似回線ルートを搬送する非ルーティングプロトコルメッセージを、集約ノード装置に送信することができる。
【0021】
別のオプションのやり方では、アクセス装置は、それ自体の擬似回線ルーティングテーブルを保持せず、代わりに、集約ノード装置が、擬似回線ルーティングテーブルを保持する。アクセス装置は、アクセス装置のポート情報を搬送する非ルーティングプロトコルメッセージを、集約ノード装置に送信する。
【0022】
本発明の実施形態において、上述した非ルーティングプロトコルメッセージは、レイヤ2管理プロトコルメッセージであり、とりわけ、ANCPプロトコルメッセージまたはETH OAMプロトコルメッセージである。
【0023】
ステップ302:集約ノード装置は、非ルーティングプロトコルメッセージに従って、擬似回線ルートを取得する。
【0024】
オプションのやり方で、集約ノード装置によって受信された非ルーティングプロトコルメッセージが、擬似回線ルートを搬送する場合、集約ノード装置は、非ルーティングプロトコルメッセージから擬似回線ルートを直接取得する。
【0025】
オプションのやり方で、集約ノード装置によって受信された非ルーティングプロトコルメッセージが、アクセス装置のポート情報(ここで、ポート情報は、アクセスループ識別子または回線識別子であってよい)を搬送する場合、集約ノード装置は、ポート情報に従って、ポート情報とアクセス回線識別子(Access Circuit Identifier, AC ID)とのあらかじめ構成されたマッピング関係において、ポート情報に対応したAC IDを検索し、AC IDを、アクセス装置のグローバル識別子(Global ID)とプレフィックス(Prefix)と共に、接続個別識別子(Attachment Individual Identifier, AII)情報、すなわち、擬似回線ルートの中に、カプセル化することができる。
【0026】
ステップ303:集約ノード装置は、擬似回線ルートに従ってルーティングプロトコルメッセージを生成し、交換装置が擬似回線ルートを伝播するように、ルーティングプロトコルメッセージを交換装置に送信する。
【0027】
集約ノード装置は、MP-BGPプロトコルまたはIGPプロトコルを介して、擬似回線ルートを搬送するメッセージをS-PEに伝送し、次いでS-PEは、MP-BGPプロトコルまたはIGPプロトコルを介して、1つまたは複数の他のノード装置に擬似回線ルートを伝播する。
【0028】
本発明の実施形態において、集約ノード装置は、アクセス装置から発生した非ルーティングプロトコルメッセージを受信し(ここで、非ルーティングプロトコルメッセージは、擬似回線ルートを搬送する、またはアクセス装置のポート情報を搬送する)、非ルーティングプロトコルメッセージに従って擬似回線ルートを取得し、擬似回線ルートを搬送するルーティングプロトコルメッセージを生成し、交換装置が擬似回線ルートを伝播するように、ルーティングプロトコルメッセージを交換装置に送信する。これにより、アクセス装置にルーティングプロトコルメッセージを送信させないようにし、アクセス装置が、アクセス装置の擬似回線ルートのみを保持すればよいようにし、それにより、レイヤ2ネットワークにおける擬似回線ルートの伝送を実装して、アクセス装置の複雑性を低減する。
【0029】
実施形態2
図4は、本発明の実施形態2に従って擬似回線ルートを伝播するための方法の流れ図である。この実施形態では、ANCPプロトコルまたはETH OAMプロトコルなどの特別に構成された非ルーティングプロトコルを採用して、アクセス装置(DSLAMなど)のPWルートの伝播を実装する。この実施形態に従ってPWルートを伝播する概略図は、図2と同じである。一般に、ANCPプロトコルは、DSLアクセスシナリオまたはイーサネット(登録商標)アクセスシナリオで使用され、ETH OAMプロトコルは、GPONアクセスシナリオで使用される。しかしながら、他のケースも排除しない。たとえば、ETH OAMプロトコルがまた、DSLアクセスシナリオ、イーサネット(登録商標)アクセスシナリオ、またはEPONアクセスシナリオで使用されてもよい。
【0030】
以下では、DSLアクセスシナリオを例として使用し、擬似回線ルートを伝播するための方法の特定のステップは、以下である。
【0031】
ステップ401:アクセス装置DSLAM1は、PWルーティング機能を有効にし、アクセス装置DSLAM1のGlobal IDおよびPrefix、ならびにAC IDを、AII情報、すなわちPWルートの中にカプセル化する。
【0032】
ステップ402:アクセス装置DSLAM1は、AII情報(すなわち、PWルート)を搬送する、ANCPプロトコルメッセージまたはETH OAMプロトコルメッセージなどの特に構成された非ルーティングプロトコルメッセージを介して、集約ノード装置Router1に報告する。
【0033】
ANCPプロトコルは、モバイル通信用グローバルシステム(Global System for Mobile Communications, GSM(登録商標))プロトコルを採用して、トポロジー発見、回線構成、ならびに運用、管理、および保守(Operation, Administration and Maintenance, OAM)機能を実装する。GSM(登録商標)バージョン3プロトコルに基づいて、ANCPプロトコルに拡張フィールド(ここで、拡張フィールドは、タイプ、長さ、値(Type, Length, Value, TLV)フォーマットを採用する)を追加することができ、拡張フィールドは、トポロジー発見、回線構成、およびOAM機能を実装するために使用されてよく、新たに追加される機能のためにさらに使用されてもよい。拡張フィールドのフォーマットは、図5に示される通りである。この実施形態では、拡張フィールドが、ANCPプロトコルメッセージにおけるAII情報(すなわち、PWルート)の伝送を実装するために使用される。本発明の内容を実装するために、Message Typeが、新しいtypeとして定義され、たとえば、新しいtypeは、PWルートtypeと名付けられてよい。TLV属性は、拡張可能な長さでAII情報を搬送するために提供される。
【0034】
ETH OAMプロトコルメッセージの基本構造は、図6に示す通りであり、ここで、装置供給者によって定義されてよいcodeの値は0xFEであり、codeは、特別な機能をサポートする。codeフィールドは、ETH OAMプロトコルメッセージにおけるAII情報(すなわち、PWルート)の伝送を実装するために使用される。本発明を実装するために、新しい組織的に一意の識別子(Organizationally Unique Identifier, OUI)が定義されて、たとえば、PWルーティングOUIと名付けられてよく、これは、TLV属性を有し、可変長によるAII情報を搬送する。
【0035】
ステップ403:集約ノード装置Router1が、AII情報(すなわち、PWルート)を搬送するANCPプロトコルメッセージまたはETH OAMプロトコルメッセージを受信する。
【0036】
ステップ404:集約ノード装置Router1は、ANCPプロトコルメッセージまたはETH OAMプロトコルメッセージからAII情報(すなわち、PWルート)を抽出し、AII情報(すなわち、PWルート)を搬送するMP-BGPプロトコルメッセージまたはIGPプロトコルメッセージを生成する。
【0037】
オプションのやり方で、ANCPプロトコルメッセージまたはETH OAMプロトコルメッセージからAII情報(すなわち、PWルート)を抽出した後で、集約ノード装置Router1は、AII情報(すなわち、PWルート)に従って、ローカルなルーティングテーブルを更新することができる。
【0038】
ステップ405:集約ノード装置Router1は、MP-BGPプロトコルメッセージまたはIGPプロトコルメッセージを介して、AII情報(すなわち、PWルート)を、交換装置S-PEに送信する。プロトコル効率を改善するために、実際の要件に従って、IPエッジ装置は、複数のAII情報をグループにまとめ、AII情報のグループを単一のメッセージの中に一律にカプセル化し、メッセージをS-PEに送信することができる。
【0039】
ステップ406:交換装置S-PEは、受信したメッセージに従ってAII情報(すなわち、PWルート)を取得し、PWルーティングテーブルをAII情報(すなわち、PWルート)で更新する。
【0040】
ステップ407:交換装置S-PEは、AII情報(すなわち、PWルート)を搬送するMP-BGPプロトコルメッセージまたはIGPプロトコルメッセージを、集約ノード装置Router2に送信する。
【0041】
ステップ408:集約ノード装置Router2は、AII情報(すなわち、PWルート)を搬送するMP-BGPプロトコルメッセージまたはIGPプロトコルメッセージを受信する。
【0042】
ステップ409:集約ノード装置Router2は、MP-BGPプロトコルメッセージまたはIGPプロトコルメッセージからAII情報(すなわち、PWルート)を取得し、AII情報(すなわち、PWルート)に従って、AII情報(すなわち、PWルート)を搬送するANCPプロトコルメッセージ(特別に構成された非ルーティングプロトコルメッセージ)を生成する。
【0043】
実際には、集約ノード装置は、AII情報(すなわち、PWルート)がローカルなPWサービスで使用できるようにしてもよいことに留意されたい。したがって、AII情報に対応したルーティングテーブルエントリはまた、ローカルなPWルーティングテーブルにおいて生成されてもよい。
【0044】
オプションのやり方で、AII情報(すなわち、PWルート)を抽出した後で、集約ノード装置Router2は、AII情報(すなわち、PWルート)に従って、ローカルなルーティングテーブルを更新することができる。
【0045】
ステップ410:集約ノード装置Router2は、AII情報(すなわち、PWルート)を搬送するANCPプロトコルメッセージを、アクセス装置DSLAM2に送信する。
【0046】
ステップ411:AII情報(すなわち、PWルート)を搬送するANCPプロトコルメッセージを受信した後で、アクセス装置DSLAM2は、ANCPプロトコルメッセージからAII情報を抽出し、PWルーティングテーブルを更新し、PWルートの次のホップが交換装置S-PEであることを指定する。
【0047】
上述したステップは、ネットワーク上の各ノード間で擬似回線ルートの伝播を実装する、ネットワーク上のそれぞれの交換装置、アクセス装置、および集約ノード装置において繰り返される。
【0048】
本発明の実施形態2において、集約ノード装置Router1は、交換装置S-PEから発生した第2のルーティングプロトコルメッセージ(IGPプロトコルメッセージまたはMP-BGPプロトコルメッセージなど)をさらに受信することができ、ここで、第2のルーティングプロトコルメッセージは、第2のアクセス装置DSLAM2の第2の擬似回線ルートを搬送する。集約ノード装置Router1は、上述した第2のルーティングプロトコルメッセージに従って、第2の擬似回線ルートを取得し、取得した第2の擬似回線ルートに基づいて、第2の擬似回線ルートを搬送する第2の非ルーティングプロトコルメッセージ(ANCPプロトコルメッセージまたはETH OAMプロトコルメッセージなどの、レイヤ2管理プロトコルメッセージ)を生成することができる。集約ノード装置Router1は、第2の非ルーティングプロトコルメッセージを、アクセス装置DSLAM2に送信することができる。
【0049】
本発明の実施形態において、集約ノード装置は、アクセス装置によって送信された非ルーティングプロトコルメッセージを受信し(ここで、非ルーティングプロトコルメッセージは、擬似回線ルートを搬送する、またはアクセス装置のポート情報を搬送する)、非ルーティングプロトコルメッセージに従って擬似回線ルートを取得し、擬似回線ルートを搬送するルーティングプロトコルメッセージを生成し、交換装置が擬似回線ルートを伝播するように、ルーティングプロトコルメッセージを交換装置に送信する。これにより、アクセス装置にルーティングプロトコルメッセージを送信させないようにし、アクセス装置が、アクセス装置の擬似回線ルートのみを保持すればよいようにし、それにより、レイヤ2ネットワークにおける擬似回線ルートの伝送を実装して、アクセス装置の複雑性を低減する。
【0050】
実施形態3
実施形態2では、アクセス装置のPWルーティングは、アクセス装置によって保持され、配信される必要がある。たとえば、DSLAM1のPWルートは、DSLAM1によって保持され、配信される必要があり、PWルーティングテーブルは、DSLAM1に保持されている。この実施形態では、集約ノード装置が、アクセス装置のPWルートを保持するためのエージェントとしての役割をする。集約ノード装置とアクセス装置との間で、集約ノード装置によるアクセス装置のPWルートの保持が、既存の構成プロトコル(ANCPプロトコルまたはETH OAMプロトコルなど)を介して、制御される。
【0051】
この実施形態では、集約ノード装置Router1が、DSLAM1のPWルートを保持し、Router1のPWルートもまた保持する。ANCPプロトコルまたはETH OAMプロトコルが、DSLAM1のPWルートの伝播を実装するために以下で採用される。一般に、ANCPプロトコルは、DSLまたはイーサネット(登録商標)アクセスシナリオで使用され、ETH OAMプロトコルは、EPONアクセスシナリオで使用されてよい。しかしながら、他のケースも排除しない。たとえば、ETH OAMプロトコルがまた、DSL、イーサネット(登録商標)、またはGPONアクセスシナリオで使用されてもよい。
【0052】
図7は、この実施形態に従って擬似回線ルートを伝播するための方法の流れ図であり、ここで、擬似回線ルートを伝播するための方法は、以下のステップを含む。
【0053】
ステップ701:アクセス装置のポート情報とAC IDとのマッピング関係を、集約ノード装置において事前に構成する。
【0054】
アクセス装置のポート情報とAC IDとのマッピング関係は、集約ノード装置における構成ファイルリストの形式で、事前にオペレーション要員によって手動で構成されてよい。
【0055】
アクセス装置のポート情報は、DSLもしくは光ネットワークユニット(Optical Network Unit, ONU)のポート情報、および/または光回線終端装置(Optical Line Terminal, OLT)のポート情報を含むことができる。AC IDは、ポート情報であってもよく、またはポート情報の論理番号であってもよい。DSLまたはONUのポート情報は、アクセスループ識別子(Access Loop Identifier, ALI)、または回線ID(Circuit ID)であってよい。例を示す。
【0056】
ネットワークの回線の伝送が、非同期転送モード(Asynchronous Transfer Mode, ATM)プロトコルに基づいているとき、「DSLまたはONUのポート情報」は、DSLAMまたはONU ID atm slot2/port2:vpi.vciとして構成される。
【0057】
ネットワークの回線の伝送がETHプロトコルに基づいているとき、「DSLまたはONUのポート情報」は、DSLAMまたはONU ID eth slot2/port2[:vlan-id]として構成される。
【0058】
上述したOLTのポート情報は、Access-Node-Identifier slot1/port1[:vlan-id]であってよい。
【0059】
Access-Node-Identifierは、OLTの識別子であり、slot1/port1は、OLT上での、シャーシ(chassis)番号、ラック(rack)番号、フレーム(frame)番号、スロット(slot)番号、サブスロット(sub-slot)番号、およびポート(port)番号の組み合わせまたは複数の組み合わせである。ONU IDは、ONUの識別子であり、slot2/port2は、ONU上での、シャーシ(chassis)番号、ラック(rack)番号、フレーム(frame)番号、スロット(slot)番号、サブスロット(sub-slot)番号、およびポート(port)番号の組み合わせまたは複数の組み合わせであり、vpi.vciは、DSL回線上での仮想経路識別子および仮想チャネル識別子であり、VLAN IDは、仮想ローカルエリアネットワーク識別子である。
【0060】
「DSLまたはONUのポート情報」はまた、ポートの固有のクラスの情報:ATMセル、時分割多重(Time Division Multiplex, TDM)タイムスロット、イーサネット(登録商標)(ETH)フレーム、またはネットワークプロトコル(Internet Protocol, IP)パケットであってよい。たとえば、ONUのポート情報は、ATMの仮想経路識別子(Virtual Path Identifier, VPI)および仮想チャネル識別子(Virtual Channel Identifier, VCI)、TDMタイムスロット番号、メディアアクセスコントロール(Media Access Control, MAC)アドレス、仮想ローカルエリアネットワークID(Virtual Local Area Network ID, VLAN ID)、イーサネット(登録商標)優先度、IPアドレス、および差別化サービスコードポイント(Differentiated Services Code Point, DSCP)を含むことができる。
【0061】
ステップ702:アクセス装置(DSLAM1など)は、ポート情報を搬送するANCPプロトコルメッセージまたはETH OAMプロトコルメッセージを介して、集約ノード装置に報告する。
【0062】
ステップ703:集約ノード装置(Router1など)は、受信したポート情報に従って、ポート情報とAC IDとのあらかじめ構成されたマッピング関係をクエリして、ポート情報に対応したAC IDを取得し、AC IDを、アクセス装置のGlobal IDとPrefixと共に、AII情報(すなわち、PWルート)の中にカプセル化する。
【0063】
ステップ704:集約ノード装置は、生成されたAII情報に従って、PWルーティングテーブルを更新する。
【0064】
ステップ705:集約ノード装置は、MP-BGPプロトコルメッセージまたはIGPプロトコルメッセージを介して、AII情報(すなわち、PWルート)を交換装置S-PEに伝送する。プロトコル効率を改善するために、実際の要件に従って、集約ノード装置は、複数のAII情報をグループにまとめ、情報のグループをS-PEに送信することができる。
【0065】
ステップ706:交換装置S-PEは、受信したメッセージに従ってAII情報を取得し、PWルーティングテーブルを更新する。
【0066】
ステップ707:交換装置S-PEは、MP-BGPプロトコルメッセージまたはIGPプロトコルメッセージを介して、AII情報(すなわち、PWルート)を集約ノード装置Router2に送信する。
【0067】
ステップ708:集約ノード装置Router2は、受信したMP-BGPプロトコルメッセージまたはIGPプロトコルメッセージからAII情報(すなわち、PWルート)を抽出し、PWルーティングテーブルを更新する。
【0068】
ステップ709:集約ノード装置Router2は、AII情報(すなわち、PWルート)を搬送するANCPプロトコルメッセージまたはETH OAMプロトコルメッセージを、アクセス装置DSLAM2に送信し、アクセス装置DSLAM2は、AII情報(すなわち、PWルート)を抽出し、PWルーティングテーブルを更新する。
【0069】
集約ノード装置および交換装置は、PWルートのルーティングテーブルを保持し、上述したステップを繰り返して、ネットワークにおける擬似回線ルートの伝播を完了する。
【0070】
本発明の実施形態3において、集約ノード装置Router1は、交換装置S-PEによって送信された第2のルーティングプロトコルメッセージ(IGPプロトコルメッセージまたはMP-BGPプロトコルメッセージなど)をさらに受信することができ、ここで、第2のルーティングプロトコルメッセージは、第2のアクセス装置DSLAM2の第2の擬似回線ルートを搬送する。第2のルーティングプロトコルメッセージに従って、集約ノード装置Router1は、第2の擬似回線ルートを取得することができる。集約ノード装置Router1は、取得した第2の擬似回線ルートに従って、第2の擬似回線ルートを搬送する第2の非ルーティングプロトコルメッセージ(ANCPプロトコルメッセージまたはETH OAMプロトコルメッセージなどの、レイヤ2管理プロトコルメッセージ)を生成し、第2の非ルーティングプロトコルメッセージをアクセス装置DSLAM2に送信することができる。
【0071】
本発明の実施形態において、集約ノード装置は、アクセス装置から発生した非ルーティングプロトコルメッセージを受信し(ここで、非ルーティングプロトコルメッセージは、擬似回線ルートを搬送する、またはアクセス装置のポート情報を搬送する)、非ルーティングプロトコルメッセージに従って擬似回線ルートを取得し、擬似回線ルートを搬送するルーティングプロトコルメッセージを生成し、交換装置が擬似回線ルートを伝播するように、ルーティングプロトコルメッセージを交換装置に送信する。これにより、アクセス装置にルーティングプロトコルメッセージを送信させないようにし、アクセス装置が、アクセス装置の擬似回線ルートのみを保持すればよいようにし、それにより、レイヤ2ネットワークにおける擬似回線ルートの伝送を実装して、アクセス装置の複雑性を低減する。
【0072】
実施形態4
図8を参照すると、図8は、上述した実施形態に従って擬似回線ルートを伝播するための方法を実装するための、本発明の実施形態に従った集約ノード装置の概略構造図である。集約ノード装置は、
アクセス装置によって送信された非ルーティングプロトコルメッセージを受信するように構成された受信モジュール11であって、非ルーティングプロトコルメッセージが、擬似回線ルートを搬送する、またはアクセス装置のポート情報を搬送する、受信モジュール11と、
受信モジュール11によって受信された非ルーティングプロトコルメッセージに従って、擬似回線ルートを取得するように構成された取得モジュール12と、
取得モジュール12によって取得された擬似回線ルートに従って、擬似回線ルートを搬送するルーティングプロトコルメッセージを生成するように構成された生成モジュール13と、
交換装置が擬似回線ルートを伝播するように、生成モジュール13によって生成されたルーティングプロトコルメッセージを交換装置に送信するように構成された送信モジュール14と
を含むことができる。
【0073】
上述した非ルーティングプロトコルメッセージは、ANCPプロトコルメッセージまたはETH OAMプロトコルメッセージなどの、レイヤ2管理プロトコルメッセージであってよい。
【0074】
オプションの実施形態において、上述した取得モジュール12は、
受信モジュール11によって受信された非ルーティングプロトコルメッセージがポート情報を搬送するとき、非ルーティングプロトコルメッセージにおいて搬送されたポート情報に従って、ポート情報とアクセス回線識別子とのあらかじめ構成されたマッピング関係から、ポート情報に対応したアクセス回線識別子を検索するように構成された検索ユニット121と、
検索ユニット121よって見出されたアクセス回線識別子を、アクセス装置のグローバル識別子とプレフィックスと共に、アクセス装置の擬似回線ルートの中にカプセル化し、図9に示すように、擬似回線ルートを生成モジュール13に出力するように構成されたカプセル化ユニット122と
を含むことができる。
【0075】
別のオプションの実施形態において、上述した取得モジュール12は、
受信モジュール11によって受信された非ルーティングプロトコルメッセージが擬似回線ルートを搬送するとき、非ルーティングプロトコルメッセージから擬似回線ルートを直接抽出し、図10に示すように、擬似回線ルートを生成モジュール13に出力するように構成された取得ユニット123
を含むことができる。
【0076】
オプションで、受信モジュール11は、交換装置によって送信された第2のルーティングプロトコルメッセージを受信するようにさらに構成されてもよく、ここで、第2のルーティングプロトコルメッセージは、第2のアクセス装置の第2の擬似回線ルートを搬送する。
【0077】
それに応じて、取得モジュール12は、受信モジュール11によって受信された第2のルーティングプロトコルメッセージに従って、第2の擬似回線ルートを取得するようにさらに構成されてもよい。
【0078】
それに応じて、生成モジュール13は、取得モジュール12によって取得された第2の擬似回線ルートに従って、第2の擬似回線ルートを搬送する第2の非ルーティングプロトコルメッセージを生成するようにさらに構成されてもよい。
【0079】
それに応じて、送信モジュール14は、生成モジュール13によって生成された第2の非ルーティングプロトコルメッセージを、上述したアクセス装置に送信するようにさらに構成されてもよい。
【0080】
第2の非ルーティングプロトコルメッセージは、ANCPプロトコルメッセージまたはETH OAMプロトコルメッセージなどの、レイヤ2管理プロトコルメッセージであってよい。
【0081】
本発明の実施形態において、受信モジュール11がアクセス装置によって送信された非ルーティングプロトコルメッセージを受信し(ここで、非ルーティングプロトコルメッセージは、擬似回線ルート、またはアクセス装置のポート情報を搬送する)、非ルーティングプロトコルメッセージに従って、取得モジュール12が擬似回線ルートを取得し、生成モジュール13が擬似回線ルートを搬送するルーティングプロトコルメッセージを生成し、交換装置が擬似回線ルートを伝播するように、送信モジュール14がルーティングプロトコルメッセージを交換装置に送信する。これにより、アクセス装置にルーティングプロトコルメッセージを送信させないようにし、アクセス装置が、アクセス装置の擬似回線ルートのみを保持すればよいようにし、それにより、レイヤ2ネットワーク上の擬似回線ルートの伝送を実装して、アクセス装置の複雑性を低減する。
【0082】
実施形態5
図11を参照すると、図11は、上述した実施形態に従って擬似回線ルートを伝播するための方法を実装するために、本発明の実施形態に従って擬似回線ルートを伝播するためのシステムの概略構造図である。擬似回線ルートを伝播するためのシステムは、
非ルーティングプロトコルメッセージを集約ノード装置2に送信するように構成されたアクセス装置1であって、非ルーティングプロトコルメッセージが、擬似回線ルートまたはアクセス装置1のポート情報を搬送する、アクセス装置1と、
アクセス装置1によって送信された非ルーティングプロトコルメッセージを受信し、非ルーティングプロトコルメッセージに従って、アクセス装置1の擬似回線ルートを抽出し、擬似回線ルートに従って、擬似回線ルートを搬送するルーティングプロトコルメッセージを生成し、ルーティングプロトコルメッセージを交換装置3に送信するように構成された集約ノード装置2と、
集約ノード装置2によって送信されたルーティングプロトコルメッセージを受信し、擬似回線ルートを抽出し、擬似回線ルートを、1つもしくは複数の他のアクセス装置または集約ノード装置に伝播するように構成された交換装置3と
を含む。
【0083】
上述した非ルーティングプロトコルメッセージは、ANCPプロトコルメッセージまたはETH OAMプロトコルメッセージなどの、レイヤ2管理プロトコルメッセージであってよい。
【0084】
本発明の実施形態において、集約ノード装置2は、アクセス装置1によって送信された非ルーティングプロトコルメッセージを受信し(ここで、非ルーティングプロトコルメッセージは、擬似回線ルート、またはアクセス装置1のポート情報を搬送する)、非ルーティングプロトコルメッセージに従って擬似回線ルートを取得し、擬似回線ルートを搬送するルーティングプロトコルメッセージを生成し、ルーティングプロトコルメッセージを交換装置3に送信する。これにより、アクセス装置1にルーティングプロトコルメッセージを送信させないようにし、アクセス装置1が、アクセス装置1の擬似回線ルートのみを保持すればよいようにし、それにより、レイヤ2ネットワークにおける擬似回線ルートの伝送を実装して、アクセス装置1の複雑性を低減する。
【0085】
本発明の実施形態に従った方法のステップのすべて、または一部は、関連のハードウェアに命令するプログラムによって実装されてよいことを、当業者であれば理解することができる。プログラムは、コンピュータ可読記録媒体に記憶されていてよい。記録媒体は、フラッシュディスク、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory, ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory, RAM)、磁気ディスク、または光学ディスクを含むことができる。
【0086】
本発明の実施形態に従った、擬似回線ルートを伝播するための方法、システム、および集約ノード装置を上で詳細に紹介した。本発明の原理および実装形態は、特定の例を通して本明細書で説明されている。上述した実施形態についての説明は、本発明の方法および核となる概念の理解を促進するために使用されるにすぎない。当業者は、本発明の概念に従った特定の実装方法および応用範囲の観点から、本発明に対する変形形態および修正形態を行うことができる。したがって、この明細書の内容は、本発明における限定として解釈されるべきではない。
【符号の説明】
【0087】
1 アクセス装置
2 集約ノード装置
3 交換装置
11 受信モジュール
12 取得モジュール
13 生成モジュール
14 送信モジュール
121 検索ユニット
122 カプセル化ユニット
123 取得ユニット
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11