【実施例】
【0019】
(第1実施例)
図1を参照し、蓄電装置100の構造を説明する。蓄電装置100は、ケース18と、電極組立体52と、正極端子2と、負極端子30と、電流遮断装置50を備えている。ケース18は、金属製であり、略直方体形状である。ケース18は、蓋部18aと本体部18bを備えている。ケース18の内部には、電極組立体52と電流遮断装置50が収容されている。電極組立体52は、正極と負極を備えている(図示省略)。正極タブ16が正極に固定されており、負極タブ20が負極に固定されている。ケース18の内部には、電解液が注入されている。
【0020】
正極端子2と負極端子30が、ケース18の内外を通じている。正極端子2と負極端子30は、ケース18の一方向に配置されている。すなわち、正極端子2と負極端子30の双方が、電極組立体52に対して同じ方向(蓋部18aが設けられている側)に配置されている。正極端子2は、ボルト部8を備えている。ボルト部8とは、正極端子2のうち、ナット10を締結するためにねじ切りされている部分のことである。正極端子2は、ボルト部8にナット10を係合することにより、ケース18に固定されている。正極端子2の一端はケース18の外部に位置しており、他端はケース18の内部に位置している。同様に、負極端子30は、ボルト部36を備えている。ボルト部36とは、負極端子30のうち、ナット38を締結するためにねじ切りされている部分のことである。負極端子30は、ボルト部36にナット38を係合することにより、ケース18に固定されている。負極端子30の一端はケース18の外部に位置しており、他端はケース18の内部に位置している。
【0021】
正極端子2に、正極リード14が接続されている。正極リード14は、正極タブ16に接続されている。正極端子2は、正極リード14を介して、正極タブ16に電気的に接続されている。すなわち、正極端子2は、電極組立体52の正極に電気的に接続されている。正極リード14は、絶縁シート12によってケース18から絶縁されている。正極端子2及びナット10は、絶縁部材58によってケース18から絶縁されている。ケース18内において、正極端子2とケース18の間に絶縁性のシール部材56が配置されている。正極端子2とケース18の隙間は、シール部材56によってシールされている。なお、バスバー4が、バスバーボルト6によって、正極端子2に固定されている。
【0022】
電流遮断装置50は、負極端子30に接続されている。電流遮断装置50は、金属製の接続部材26を介して、負極リード24に接続されている。電流遮断装置50の詳細は後述する。負極端子30は、負極リード24を介して、負極タブ20に電気的に接続されている。すなわち、負極端子30は、電極組立体52の負極に電気的に接続されている。負極リード24は、絶縁シート22によってケース18から絶縁されている。負極端子30及びナット38は、絶縁部材28によってケース18から絶縁されている。ケース18内において、負極端子30とケース18の間に絶縁性のシール部材42が配置されている。負極端子30とケース18の隙間は、シール部材42によってシールされている。シール部材42は、絶縁性のOリングである。なお、バスバー32が、バスバーボルト34によって、負極端子30に固定されている。
【0023】
蓄電装置100では、ケース18内の圧力が所定値以下のときは、負極端子30と負極タブ20が、電流遮断装置50を介して電気的に接続している。すなわち、負極端子30と負極の間が導通している。ケース18内の圧力が所定値を超えると、電流遮断装置50が、負極端子30と負極タブ20の導通を遮断し、蓄電装置100に電流が流れることを防止する。
【0024】
図2を参照し、電流遮断装置50について説明する。電流遮断装置50は、負極端子30と、破断板88と、第1変形部材80と、第2変形部材93を備えている。負極端子30,破断板88,第1変形部材80及び第2変形部材93は、金属製である。ケース18内において、負極端子30に拡径部37が設けられている。すなわち、拡径部37は、負極端子30の一部であり、ケース18に固定されている。拡径部37(負極端子30)は、第1通電部材の一例である。拡径部37の破断板88側に、ケース18の外側に向かって凹である溝92と窪み86が設けられている。窪み86は、溝92の内側(負極端子30の中心軸側)に設けられている。拡径部37の破断板88側の端面に、対向面35が設けられている。対向面35は、破断板88に対向しており、負極端子30の中心軸に向かって窪んでいる。具体的には、対向面35は、端部から中央に向かうに従って(負極端子30の中心軸に向かうに従って)、破断板88から離れるように傾斜している。なお、対向面35とは、拡径部37の破断板88に対向する面のうち、第1変形部材80が固定されていない面のことを意味する。
【0025】
破断板88は、拡径部37と間隔をおいて拡径部37に対向する位置に配置されている。破断板88は、第2通電部材の一例である。破断板88の拡径部37側に、ケース18の内側(電極組立体52が配置されている側)に向かって凹である溝96が設けられている(
図1も参照)。溝96は、溝92に対向する位置に形成されている。破断板88には、接続部材26が固定されている。破断板88は、接続部材26,負極リード24を介して、負極タブ20と導通している(
図1も参照)。破断板88の中央部88aの厚みは、端部88bの厚みより薄い。また、中央部88aには、破断溝90が設けられている。破断溝90は、中央部88aで連続的に一巡している。破断板88の拡径部37とは反対側に、窪み89が設けられている。窪み89は、破断板88の端部88bに設けられている。
【0026】
第1変形部材80は、拡径部37と破断板88の間に配置されている。第1変形部材80は、金属性のダイアフラムである。第1変形部材80の端部80bは、拡径部37に固定されている。より具体的には、第1変形部材80の外周縁が拡径部37の窪み86の側壁に当接した状態で、第1変形部材80の端部80bが拡径部37に溶接されている。第1変形部材80の中央部80aが、拡径部37から離れるように突出している。換言すると、第1変形部材80は、端部80bから中央部80aに向かうに従って、破断板88に近づいている。中央部80aは、第1中央部の一例である。中央部80aは、破断溝90の内側で、破断板88に固定されている。より具体的には、中央部80aは、破断溝90に囲まれた範囲で、破断板88に溶接されている。
【0027】
第2変形部材93は、破断板88に対して、第1変形部材80とは反対側に配置されている。すなわち、破断板88は、第1変形部材80と第2変形部材93の間に配置されている。第2変形部材93は、金属製のダイアフラムである。第2変形部材93の端部93bが、破断板88に固定されている。より具体的には、第2変形部材93の外周縁が破断板88の窪み89の側壁に当接した状態で、第2変形部材93の端部93bが破断板88に溶接されている。
【0028】
第2変形部材93は、端部93bから中央部93aに向かうに従って、破断板88から離れている。中央部93aは、第2中央部の一例である。第2変形部材93自体は、全体として破断板88から離れる側(電極組立体52が配置されている側)に突出した形状である。中央部93aには、破断板88側に向かって突出している突出部93cが形成されている。より具体的には、第2変形部材93の中央部93aを破断板88に向けて塑性変形することにより、中央部93aに突出部93cが形成されている。突出部93cは、塑性変形部の一例である。すなわち、第2変形部材93は、端部93bから中央部93aに向かうに従って破断板88との距離が大きくなる。しかしながら、中央部93aにおいては突出部93cが形成されていることにより、破断板88との距離が小さくなっている。突出部93cは、破断板88側に位置する端部である頂部93dと、頂部93dとは反対側の端部である底部93eを有している。頂部93dは平坦である。突出部93cを平面視すると、頂部93dの幅が、突出部93cの底部の幅より大きい。より具体的には、突出部93cは、底部93eから中間部(頂部93dと底部93eの間)まではほぼ一定の幅であり、頂部93dの幅が局所的に大きくなっている。
【0029】
突出部93cは、破断板88の中央部88aに対向している。より具体的には、電流遮断装置50を平面視したときに、突出部93cが、破断溝90で囲まれた範囲内に位置している。上記したように、第2変形部材93は、端部93bから突出部93cに向かうに従って、破断板88から離れるように突出している。そのため、突出部93cと破断板88の間には隙間が設けられている。
【0030】
突出部93cに、絶縁性のキャップ97が取り付けられている。キャップ97の形状は、突出部93cの形状に沿っている。具体的には、キャップ97は、突出部93cの頂部93dから中間部(頂部93dと底部93eの間)の形状に沿っている。キャップ97には、鍔部97aが設けられている。そのため、キャップ97は、頂部93dを覆う部分の幅が広く、頂部93d以外の突出部93cを覆う部分の幅が狭い。すなわち、キャップ97は、突出部93cの頂部93d側の幅が底部93e側の幅より大きい。鍔部97aは、突出部93cの中間部に位置している。
【0031】
ここで、
図3を参照し、第2変形部材93に突出部(塑性変形部)93cを形成する方法の一例を説明する。フロー91は、突出部93c形成方法の概略を示している。まず、(a)に示す平坦な金属板(第2変形部材)93を準備する。次に、(b)に示すように、第2変形部材93をプレス加工し、中央部93aに突出部93cを形成する。このときに、中央部93aが端部93bに対して突出部93cとは反対側に凸になるように形成する。次に、(c)に示すように、突出部93cの頂部93dにプレスで力を加え、頂部93dをつぶして平坦に加工する。なお、工程(b)においては、プレス加工に代えて、曲げ加工により突出部93cを形成してもよい。
【0032】
電流遮断装置50の説明を続ける。
図2に示すように、支持部材78が、負極端子30の拡径部37と破断板88を支持している。支持部材78は、金属製の外側部72と、絶縁性の第1内側部74と、絶縁性の第2内側部75を備えている。第1内側部74は、外側部72の内側に配置されており、第2内側部75の上方(ケース18側)に配置されている。第2内側部75は、外側部72の内側に配置されており、第1内側部74の下方(電極組立体52側)に配置されている。外側部72によって、拡径部37と破断板88が位置決めされている。具体的には、第1内側部74と第2内側部75を所定の位置に配置した後、外側部72をかしめることによって、破断板88を拡径部37に固定している。なお、内側部74,75は、拡径部37と破断板88を絶縁している。
【0033】
シール部材84が、拡径部37と破断板88の間に配置されている。シール部材84は、絶縁性のOリングである。シール部材84は、拡径部37と破断板88を絶縁するとともに、電流遮断装置50の内部を気密に保っている。すなわち、シール部材84は、拡径部37と破断板88をシールして、電流遮断装置50の内部の空間を、電流遮断装置50の外部の空間(ケース18内の空間)と遮断している。
【0034】
絶縁部材94が、拡径部37(負極端子30)と破断板88の間に配置されている。絶縁部材94は、拡径部37と破断板88の間隔を維持している。すなわち、絶縁部材94は拡径部37と破断板88が接触し、両者が直接導通することを防止している。絶縁部材94の両端部が、溝92,96内に位置している。そのため、絶縁部材94は、第1変形部材80及びシール部材84に向けて移動することが規制されている。また、絶縁部材94の移動が規制されているので、シール部材84が第1変形部材80側に移動しようとしても、シール部材84が絶縁部材94に接触し、それ以上内側に移動することがない。
【0035】
ケース18の内圧が所定値以下のときは、負極端子30は、第1変形部材80,破断板88,接続部材26,負極リード24,負極タブ20を介して、負極と導通している。ケース18の内圧が所定値以下のときは、キャップ97と破断板88の間には隙間が設けられている。
【0036】
例えば、蓄電装置100が過充電状態になると、ケース18の内圧が上昇し、所定値を超えることがある。ケース18の内圧が所定値を超えると、電流遮断装置50の内部と外部に圧力差が生じる。その結果、第2変形部材93が、破断板88に向かって変形する。すなわち、中央部93aが、破断板88の中央部88aに向けて移動する。換言すると、第2変形部材93が、端部93bを支点として反転する。すると、突出部93cが破断板88に接触し、破断板88が破断溝90を起点として破断する。突出部93cは、キャップ97を介して、破断板88に間接的に接触する。第1変形部材80と破断板88が分離し、破断板88と第1変形部材80が非導通となる。負極端子30と負極が非導通になるので、正極端子2と負極端子30(
図1も参照)の間に電流が流れることを防止することができる。
【0037】
なお、破断板88が破断すると、第1変形部材80の中央部80aが、破断板88側から拡径部37側に向けて移動する。換言すると、第1変形部材80が反転する。なお、上記したように、拡径部37の対向面35が窪んでいるので、第1変形部材80の反転が拡径部37(負極端子30)に妨げられることはない。破断板88が破断した後に、第1変形部材80と破断板88が再導通することを防止することができる。すなわち、ケース18内の圧力が上昇して電流遮断装置50が作動した後に、正極端子2と負極端子30の間に再度電流が流れることを防止することができる。
【0038】
また、第2変形部材93が反転すると、突出部93cの一部が、破断板88の上方に位置する。換言すると、突出部93cが、破断板88の中央部88aを通過する。突出部93cは、第1変形部材80が下方(破断板88側)に移動することを規制する。そのため、第1変形部材80と破断板88が再導通することをより確実に防止することができる。
【0039】
第2変形部材93が反転した後に、第1変形部材80と突出部93cが接触、あるいは、第1変形部材80が破断板88の中央部88aを介して突出部93cと接触し続けることがある。このような場合であっても、絶縁性のキャップ97が突出部93cを覆っているので、第1変形部材80と破断板88が再導通することを防止することができる。
【0040】
蓄電装置100の利点を説明する。突出部93cは、第2変形部材93自身を塑性変形させることにより形成される。すなわち、突出部93cは、第2変形部材93の一部である。従来の電流遮断装置のように第2変形部材とは別部品の突起を第2変形部材に固定する必要がないので、突出部93cが第2変形部材93から外れることはない。また、第2変形部材93の特性が変化することも防止することができる。ケース18内の圧力が所定値を超えたときに、確実に第2変形部材93が変形し、破断板88を破断することができる。
【0041】
蓄電装置100の他の利点を説明する。突出部93cの頂部93dの幅が、底部の幅より大きい。キャップ97の鍔部97aが頂部93dに引っかかるので、キャップ97が突出部93cから外れにくい。また、上記したように、突出部93cの頂部93dが平坦である。そのため、突出部93cが破断板88に接するときに、両者の接触面積が大きくなり、破断板88を確実に判断することができる。
【0042】
なお、上記実施例では、突出部93cの頂部93dの幅が、突出部93cの他の部分に比べ局所的に大きくなっている形態について説明した。しかしながら、本明細書で開示する技術は、突出部の頂部が局所的に大きくなっていない形態にも適用することができる。第2変形部材に設けられている突出部が、第2変形部材自身が塑性変形したものであればよい。例えば、突出部は、底部から頂部に向かうに従って、幅が狭くなっていてもよい。
【0043】
また、突出部93cの頂部93dの幅が他の部分に比べ局所的に大きくなっている場合、キャップの形状は、突出部93cの形状に沿っていなくてもよい。キャップの鍔部が頂部93dに引っかかる形状であれば、鍔部を設ける位置は任意に変更することができる。例えば、鍔部は、突出部の中間部ではなく、突出部の底部に位置していてもよい。キャップは突出部に嵌る形状であればよく、鍔部が設けられていなくてもよい。
【0044】
また、上記実施例では、電流遮断装置が接続部材を介して負極リードに接続されている形態について説明した。しかしながら、接続部材と負極リードは一体の部品であってもよい。すなわち、電流遮断装置が、負極タブに接続されている部材(負極リード)に直接接続されていてもよい。また、電流遮断装置が正極端子と正極の間に配置されている場合、電流遮断装置が、正極タブに接続されている部材(正極リード)に直接接続されていてもよい。
【0045】
上記したように、蓄電装置は、第2変形部材に設けられている突出部が、第2変形部材自身が塑性変形したものであればよい。そのため、電流遮断装置の構造、及び、蓄電装置を構成する部品の材料は様々なものを使用することができる。以下に、蓄電装置の一例であるリチウムイオン二次電池について、蓄電装置を構成する部品の材料を例示する。
【0046】
電極組立体について説明する。電極組立体は、正極と、負極と、正極と負極の間の位置に介在しているセパレータを備えている。正極は、正極用金属箔と、正極用金属箔上に形成されている正極活物質層を有する。正極タブは、正極活物質層が塗布されていない正極用金属箔に相当する。負極は、負極用金属箔と、負極用金属箔上に形成されている負極活物質層を有する。負極タブは、負極活物質層が塗布されていない負極用金属箔に相当する。なお、活物質層に含まれる材料(活物質、バインダ、導電助剤等)には特に制限がなく、公知の蓄電装置等の電極に用いられる材料を用いることができる。
【0047】
正極用金属箔として、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、ステンレス鋼又はそれらの複合材料を用いることができる。特に、アルミニウム又はアルミニウムを含む複合材料であることが好ましい。また、正極リードの材料として、正極用金属箔と同様の材料を用いることができる。
【0048】
正極活物質は、リチウムイオンが侵入及び脱離可能な材料であればよく、Li
2MnO
3、Li(NiCoMn)
0.33O
2、Li(NiMn)
0.5O
2、LiMn
2O
4、LiMnO
2、LiNiO
2、LiCoO
2、LiNi
0.8Co
0.15Al
0.05O
2、Li
2MnO
2、LiMn
2O
4等を使用することができる。また、正極活物質としてリチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、あるいは、硫黄などを用いることもできる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用して用いてもよい。正極活物質は、必要に応じて導電材,結着剤等とともに正極用金属箔に塗布される。
【0049】
負極用金属箔として、アルミニウム、ニッケル、銅(Cu)等、又はそれらの複合材料等を使用することができる。特に、銅又は銅を含む複合材料であることが好ましい。また、負極リードの材料として、負極用金属箔と同様の材料を用いることができる。
【0050】
負極活物質として、リチウムイオンが侵入及び脱離可能な材料を用いる。リチウム(Li)、ナトリウム(Na)等のアルカリ金属、アルカリ金属を含む遷移金属酸化物、天然黒鉛、メソカーボンマイクロビーズ、高配向性グラファイト、ハードカーボン、ソフトカーボン等の炭素材料、シリコン単体又はシリコン含有合金又はシリコン含有酸化物を使用することができる。なお、負極活物質は、電池容量を向上させるため、リチウム(Li)を含まない材料であることが特に好ましい。負極活物質は、必要に応じて導電材,結着剤等とともに負極用金属箔に塗布される。
【0051】
セパレータは、絶縁性を有する多孔質を用いる。セパレータとして、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、あるいは、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる織布または不織布を使用することができる。
【0052】
電解液は、非水系の溶媒に支持塩(電解質)を溶解させた非水電解液であることが好ましい。非水系の溶媒として、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)等の鎖状エステルを含んでいる溶媒、酢酸エチル、プロピロン酸メチルなどの溶媒、又はこれらの混合液を使用することができる。また、支持塩(電解質)として、例えば、LiPF
6、LiBF
4、LiAsF
6等を使用することができる。
【0053】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。